JP6724628B2 - Stapler - Google Patents
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Description
本発明は、ステープラに関する。 The present invention relates to staplers.
一般に、複数枚の用紙を綴じる器具としてはステープラが広く使用されている。ステープラでは、クリンチャガイドの前端部上に用紙束を載置し、ハンドルを押し下げてマガジン内に装填されたステープルをドライバにより下方に打ち出すことでステープルの脚部を綴じ用紙に貫通させ、その後、貫通させたステープルの脚部をクリンチャにより内側に折り曲げる、という一連の工程により用紙束の綴じ処理を行っている。 Generally, a stapler is widely used as a device for binding a plurality of sheets. In the stapler, a bundle of sheets is placed on the front end of the clincher guide, the handle is pushed down, and the staple loaded in the magazine is ejected downward by the driver to make the leg of the staple penetrate the binding sheet, and then the staple sheet is penetrated. The binding process of the bundle of sheets is performed by a series of steps of bending the leg portions of the staple thus made inward with a clincher.
ところで、綴じ処理を行う用紙の枚数は、2、3枚の場合もあれば、30、40枚の場合もある。一般的なステープルのマガジンは、その基端部の側を支点として回動する構成となっているため、綴じ枚数が変化すると、ステープルのマガジンからの打ち出し角度が変化し、クリンチャ溝内におけるステープルの脚部の先端が当接する位置も変化する。例えば、綴じ枚数が多い場合にはステープルの脚部がクリンチャ溝の底面部の短手方向においてマガジンの先端部側であるステープラの前方側に位置する。一方、綴じ枚数が少ない場合には、ステープルの脚部がクリンチャ溝の底面部の短手方向においてマガジンの基端部側であるステープラの後方側に位置する。 By the way, the number of sheets to be bound may be 2, 3 or 30, 40. Since a general staple magazine is configured to rotate about the base end side as a fulcrum, when the number of stapled sheets changes, the ejection angle from the staple magazine changes, and the staples in the clincher groove are changed. The position where the tips of the legs come into contact also changes. For example, when the number of stapled sheets is large, the leg portion of the staple is located on the front side of the stapler, which is the leading end side of the magazine in the lateral direction of the bottom surface portion of the clincher groove. On the other hand, when the number of stapled sheets is small, the leg portion of the staple is located on the rear side of the stapler which is the proximal end portion side of the magazine in the lateral direction of the bottom surface portion of the clincher groove.
そこで、様々な用紙の綴じ枚数に対応するために、以下のような技術が提案されている。例えば、特許文献1には、クリンチャ溝の底面の前後幅方向における後側を、ステープルの打ち出し方向に対して略垂直な平面とし、底面の前後幅方向における前側を、前高後低となるように傾斜して平面と連なる傾斜面部として形成したステープラのクリンチャ溝が記載されている。また、特許文献2には、湾曲形状の底面と、左右に円弧状の壁面と、前後に傾斜面状の壁面とを有するクリンチャ溝を備えたステープラが記載されている。
Therefore, the following techniques have been proposed in order to deal with various numbers of sheets to be bound. For example, in
しかしながら、上記特許文献1および2等に記載のステープラでは以下のような問題がある。すなわち、特許文献1および2に記載のクリンチャ溝の場合、ステープラの線材の太さに比して前後幅が幅広の構成となっているので、綴じ枚数が少なくなるとステープルの脚部が貫通している綴じ用紙の厚さによって、ステープルの脚部を案内することができなくなる。これにより、綴じた後のステープルの脚部の綴じ形状がハの字形状になったり、綴じ動作の過程でステープルが綴じ用紙に対して前後方向に傾いて角度をなすようにステープルが転んでルーズクリンチが生じたりするという問題がある。また、特許文献1のステープラのように、傾斜面を設けた場合でも、クリンチ中にステープルの脚部が流れたり、用紙束が動いたりすると、傾斜面ではステープルの脚部の移動を抑えきれず、ステープルが転んでルーズクリンチ等が生じたりしてしまう場合がある。
However, the staplers described in
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、綴じ枚数の少ない用紙束から綴じ枚数の多い用紙束を正確かつ高精度に綴じることが可能なステープルを提供することにある。 Therefore, the present invention has been made in view of the above problems, and an object thereof is to provide a staple capable of accurately and highly accurately binding a sheet bundle having a large number of sheets to a sheet bundle having a small number of sheets to be bound. It is in.
本発明に係るステープラは、用紙を綴じるステープルを打ち出すドライバ部と、前記ドライバ部によって打ち出されて前記用紙を貫通した前記ステープルの脚部を折り曲げるクリンチャ溝を有するクリンチャ部とを備えたステープラであって、前記クリンチャ溝は、当該クリンチャ溝の長手方向の両端部の側に設けられて、当該クリンチャ溝の短手方向の幅が第1の幅からなる第1の領域と、前記第1の領域よりも内側であって前記クリンチャ溝の前記長手方向の中央部に設けられて、前記短手方向の幅が前記第1の幅よりも狭い第2の幅からなり、前記ステープルの折り曲げられた脚部の先端部が前後方向にずれないように案内する第2の領域と、を有し、前記第2の領域の左右方向の長さは、少なくとも2枚の用紙を貫通して折り曲げられた前記ステープルの脚部の先端部の間隔よりも長いものである。
A stapler according to the present invention is a stapler including a driver unit for ejecting staples for binding sheets, and a clincher unit having clincher grooves for bending leg portions of the staples ejected by the driver unit and penetrating the sheet. The clincher groove is provided on both end sides in the longitudinal direction of the clincher groove, and the clincher groove has a first region whose width in the lateral direction is a first width, and the clincher groove is larger than the first region. provided at the center of the longitudinal direction of the clincher grooves even inner side, wherein Ri width in the lateral direction Do from said narrower than the first width a second width, bent of said staple possess a second region distal portion of the legs you guided so as not to shift in the longitudinal direction, a length in the horizontal direction of the second region is bent through at least two sheets In addition, the distance is longer than the distance between the tips of the legs of the staple .
前記第2の領域は、少なくとも2枚の用紙を貫通して折り曲げられた前記ステープルの脚部の先端部が位置する領域を含んで前記第1の領域側に一定の長さを有することができる。 The second area may have a certain length on the side of the first area including an area in which the tip ends of the leg portions of the staple bent through at least two sheets are located. ..
前記第2の領域は、前記クリンチャ溝を囲む周縁部のうち、前記短手方向に配設される壁部の少なくとも一方が対向する他方の壁部に向かって突出した位置に設けることができる。 The second region may be provided at a position where at least one of the wall portions arranged in the lateral direction projects toward the other wall portion of the peripheral portion surrounding the clincher groove.
前記壁部の少なくとも一方は、前記クリンチャ溝の前記第1の領域から前記第2の領域に向かって前記短手方向の幅が変化する変化面を有することができる。 At least one of the wall portions may have a changing surface in which the width in the lateral direction changes from the first region to the second region of the clincher groove.
前記第1の領域の前記第1の幅は、前記第2の領域の前記第2の幅の少なくとも2倍以上とすることができる。 The first width of the first region may be at least twice the second width of the second region.
本発明によれば、クリンチャ溝の長手方向の両端部の側に第1の幅の第1の領域を設け、その内側に第1の幅よりも狭い第2の幅の第2の領域を設けるので、綴じ枚数が少ない場合は、クリンチャ溝で折り曲げられるステープルの脚部を第1の領域の第1の幅よりも狭い第2の幅の第2の領域によって案内し、綴じ枚数が多い場合は、クリンチャ溝で折り曲げられるステープルの脚部を第1の領域によって受容するので、綴じ枚数の少ない用紙束から綴じ枚数の多い用紙束までを正確かつ高精度に綴じることができる。 According to the present invention, the first region having the first width is provided on both sides of the clincher groove in the longitudinal direction, and the second region having the second width narrower than the first width is provided inside thereof. Therefore, when the number of stapled sheets is small, the leg portion of the staple bent at the clincher groove is guided by the second area having the second width narrower than the first width of the first area, and when the number of stapled sheets is large. Since the leg portion of the staple that is bent at the clincher groove is received by the first region, it is possible to accurately and accurately bind a sheet bundle with a small number of sheets to a sheet bundle with a large number of sheets.
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。 Hereinafter, preferred embodiments of the present disclosure will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[ステープラ1の構成例]
まず、本発明に係るステープラ1の構成について説明する。本発明に係るステープラ1は、所定の線径およびコ字形状を有したステープルの脚部を所定の綴じ力に基づいてフラットに折り曲げるフラットクリンチ機能付きのステープラである。
[Structure example of stapler 1]
First, the structure of the
図1は、本発明の一実施の形態に係るステープラ1の断面構成の一例を示している。図2はステープラ1の上部側の構成の一例を示す分解斜視図であり、図3はステープラ1の下部側の構成の一例を示す分解斜視図である。なお、図1〜図3において、紙面左側をクリンチャ20Aの前方とし、紙面右側をクリンチャ20Aの後方とする。
FIG. 1 shows an example of a sectional configuration of a
図1〜図3に示すように、ステープラ1は、マガジン機構2と、ドライバアーム3と、クリンチャアーム5と、ハンドルアーム6と、軸支機構70とを備えている。マガジン機構2は、マガジン9と、プッシャ10と、ステープルカバー11と、プッシャガイド21とを有している。マガジン9は、上端側が開口された箱体により構成され、多数のステープルを収容することが可能となっている。また、マガジン9は、クリンチャアーム5の後端部に設けられた軸支機構70に回動可能に取り付けられると共に、クリンチャアーム5との間に介挿された圧縮バネ46によってその先端部が上方側に付勢されている。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
マガジン9の上端側には、その開口部を覆うようにステープルカバー11が配設されている。マガジン9の前端部には、ステープルを用紙束に向けて打ち出す打出口8が設けられている。マガジン9の後端部には、バックカバー35が取り付けられている。
A
プッシャガイド21は、プッシャ10のガイドやステープルの置き台として機能するものであり、マガジン9内に取り付けられている。プッシャガイド21とマガジン9との間には、引張バネ10bが配設されている。プッシャ10は、プッシャガイド21にスライド可能に取り付けられると共に、引張バネ10bによりマガジン9の前方側に付勢されている。プッシャバンド10aは、一端部がプッシャ10に取り付けられ、他端部がステープルカバー11に取り付けられている。マガジン9内に装填されたステープルは、プッシャガイド21に沿ってスライドするプッシャ10により打出口8まで押し出される。
The
ドライバアーム3は、軸支機構70を介してクリンチャアーム5に回動可能に取り付けられると共に、圧縮バネ45によってマガジン機構2に対して先端部が上方側に付勢されている。ドライバアーム3は、マガジン9の打出口8に対向して配置された略L字状をなすドライバ13を有している。ドライバ13は、ドライバアーム3の回動に伴って、マガジン9内に装填された先頭のステープルを綴じ用紙に向けて打ち出すように構成されている。
The
ハンドルアーム6は、ドライバアーム3の上方側に配置され、その後端部が軸支機構70に回動可能に取り付けられている。ハンドルアーム6の両側面部および上面部は、ハンドルカバー36によって被覆されている。ハンドルカバー36には、予備のステープルを収容するためのステープル収容部37が設けられている。また、ハンドルカバー36には、ステープル収容部37を開閉するためのカバー部材38が取り付けられている。
The handle arm 6 is arranged above the
軸支機構70は、クリンチャアーム5の後端部内側に設けられた主ピン41から構成されている。主ピン41は、支持軸をなし、ドライバアーム3や、マガジン機構2、クリンチャアーム5のそれぞれを回動可能に支持する。
The
クリンチャアーム5は、断面コ字形状からなる箱体から構成され、軸支機構70を介してハンドルアーム6に対して相対的に回動可能に取り付けられている。クリンチャアーム5の両側面部および下面部は、アームカバー15によって被覆されている。アームカバー15は、クリンチャアーム5に一体的に組み付けられている。また、クリンチャアーム5の後端部には、リムーバ部5hが設けられている。リムーバ部5hは、用紙束に打ち込まれたステープルの除針処理時に使用される。
The clincher arm 5 is composed of a box-shaped body having a U-shaped cross section, and is rotatably attached to the handle arm 6 via a
クリンチャアーム5は、フラットクリンチ機能を実現するクリンチ機構4を備えている。クリンチ機構4は、クリンチャ20Aと、クリンチャガイド18と、スライド部材19とを有している。
The clincher arm 5 includes a clinching mechanism 4 that realizes a flat clinching function. The clincher mechanism 4 has a
クリンチャ20Aは、用紙束を貫通したステープルの脚部を支持してフラットに折り曲げるものであり、クリンチャアーム5の前端部に配設されると共にアームカバー15との間に介装された圧縮バネ22により上方のマガジン9側に付勢されている。なお、クリンチャ20Aの詳細については後述する。
The
クリンチャガイド18は、その後端部の係合爪23がクリンチャアーム5の開口24の縁部に係合されて揺動可能に支持され、バネ25により上方に一定範囲だけ回動するように付勢されている。クリンチャガイド18の先端部には、開口部17が形成されている。開口部17には、クリンチャ20Aがクリンチャガイド18に対して上下方向に揺動可能に挿通されている。
The
スライド部材19は、クリンチャガイド18とクリンチャアーム5との間に配設され、圧縮バネ29によってクリンチャアーム5の前方側に付勢されている。スライド部材19は、クリンチャアーム5の前部側に位置するときクリンチャガイド18を上方位置で支持し、クリンチャアーム5の後部側に位置するときクリンチャガイド18の先端部を下方向へ揺動可能な状態とする。
The
リンク部材30は、略L字形状からなり、その一端部がドライバアーム3に設けられた軸部31に回動可能に支持され、その他端部がスライド部材19に係合可能に設けられている。また、リンク部材30の略中央の折り曲げ部は、ステープルカバー11の上面部にスライド可能に係合している。リンク部材30は、ドライバアーム3のマガジン機構2に対する相対的な回動に応じてその折り曲げ部を支点として回動し、スライド部材19を前後方向に移動させることでクリンチャガイド18を上下方向に移動可能な構成としている。
The
本実施の形態では、ハンドルアーム6およびクリンチャアーム5の基端軸を構成する凸状の基端軸5d,5eからその先端部(ステープル打出口方向)に至る途中にドライバアーム3を押下する作用点qが設定されている。この作用点qには、ハンドルアーム6とドライバアーム3とを自在に係合する作用点用のピン(以下作用ピン43という)が設けられる。
In the present embodiment, the action of pressing the
このように、マガジン9およびドライバアーム3が共有する主ピン41の位置よりも基端軸5d,5eの位置を上方に設定すると、ハンドルアーム6およびハンドルカバー36の先端部を力点pとしたとき、この基端軸5d,5eが支点となって、作用点qでドライバアーム3を押下すると共にこの作用点qとハンドルカバー36の力点pとで、少ない押下力でステープルを綴じることができる(倍力機構)。
As described above, when the positions of the
[ステープラ1の動作例]
次に、本発明に係るステープラ1の動作例について説明する。図4、図5、図6、図7は、本発明に係るステープラ1の動作の一例を説明するための図である。なお、図4、図5、図6、図7においては、説明を簡略化するため、アームカバー15、ハンドルアーム6およびマガジン9の内部の各構成要素を省略して図示している。また、図4〜図7において、紙面左側をクリンチャ20Aの前方とし、紙面右側をクリンチャ20Aの後方とする。
[Operation example of stapler 1]
Next, an operation example of the
図4に示すように、ステープラ1の待機時では、リンク部材30の他端部30bとスライド部材19との間に所定の離隔距離S1が設定されている。また、クリンチャガイド18は、その下面部がスライド部材19により支持されているため、上方位置で停止している。
As shown in FIG. 4, when the
綴じ処理が行われる場合、用紙束40は、上方位置で停止しているクリンチャガイド18の前端上面部に載置される。次に、ユーザーによりハンドルアーム6が押下操作されると、ドライバアーム3が軸支機構70を支点として回動し、圧縮バネ46の弾性力に抗してマガジン機構2が回動する。これにより、マガジン9の下面部とクリンチャガイド18の上面部との間で用紙束40が挟持される。
When the binding process is performed, the
続けて、図5に示すように、ハンドルアーム6の押圧操作により、マガジン機構2の回動が停止する一方でドライバアーム3がさらに回動することでドライバ13によってマガジン9内に装填された先頭のステープルが用紙束40に打ち出される。これにより、ステープルの脚部が用紙束40を厚み方向に貫通し、ステープルの脚部の先端部がクリンチャ20Aに当接する。また、ステープルの脚部が用紙束40を貫通すると、リンク部材30の他端部30bがスライド部材19と当接することで、スライド部材19が圧縮バネ29の弾性力に抗して後方側に移動し始める。
Subsequently, as shown in FIG. 5, the pressing operation of the handle arm 6 stops the rotation of the
続けて、図6に示すように、クリンチャ20Aは、ステープルの脚部がクリンチャ溝20に当接すると、ステープルの下方への押圧力により圧縮バネ22の弾性力に抗して押し下げられる。なお、この時点でステープルの脚部は折り曲げられていない。
Subsequently, as shown in FIG. 6, when the staple legs come into contact with the clincher groove 20, the
続けて、図7に示すように、ドライバアーム3のさらなる押下操作によって、ドライバアーム3が回動し、スライド部材19がクリンチャガイド18の下方側の領域から移動すると(外れると)、マガジン9と共にクリンチャガイド18が下方側に移動する。これにより、クリンチャ20Aに当接しているステープルの脚部が一気に内側に折り曲げられ、用紙束40がステープルにより綴じられる。本実施の形態では、このような一連の動作により、用紙束40の綴じ処理が実施される。
Subsequently, as shown in FIG. 7, when the
[クリンチャ20Aの構成例]
次に、本発明に係るクリンチャ20Aの構成の一例について説明する。図8は、クリンチャ20Aの構成の一例を示す斜視図である。図9は、クリンチャ20Aの構成の一例を示す平面図である。図10は、図9に示すクリンチャ溝210において、用紙束40を貫通したステープルの脚部の先端がクリンチャ溝210の底面部220と当接する位置と、綴じ動作で折り曲げられたステープルの脚部の先端部の位置の一例を示す図である。なお、図10では、ステープルの当接する位置等はクリンチャ溝210の左右で略対称となるため、一方の側のみを図示している。また、図10において、破線は2枚の用紙束を綴じる場合を示し、一点鎖線は10枚の用紙束を綴じる場合を示し、二点鎖線は20枚の用紙束を綴じる場合を示し、太線は30枚の用紙束を綴じる場合を示している。また、図8〜図10において、紙面下側をクリンチャ20Aの前方とし、紙面上側をクリンチャ20Aの後方とする。
[Configuration example of
Next, an example of the configuration of the
図8および図9に示すように、クリンチャ20Aは、偏平な略直方体からなるクリンチャ本体200を有している。クリンチャ本体200の上端部には、クリンチャ溝210の短手方向である前後方向の前方側に設けられた前壁部212および前後方向の後方側に設けられた後壁部214と、クリンチャ溝210の長手方向である左右方向の両側部に設けられた側壁部216,218と、底面部220とによって囲まれたクリンチャ溝210が形成されている。クリンチャ溝210は、平面的に見て左右方向に細長に延びる凹部により構成されている。
As shown in FIGS. 8 and 9, the
前壁部212は、クリンチャ溝210の凹部の内面側の左右方向における中央部が後壁部214側に略山型に突出している。後壁部214は、クリンチャ溝210の凹部の内面側が略平坦で構成されている。これにより、本実施の形態では、クリンチャ溝210の左右方向の端部における前後方向の幅が幅広で構成され、クリンチャ溝210の左右方向の中央部における前後方向の幅が幅狭で構成される。以下では、クリンチャ溝210の端部における幅広の領域を第1の幅からなる第1の領域の一例としての幅広部230,232と呼び、クリンチャ溝210の中央部における幅狭の領域を第2の幅からなる第2の領域の一例としての幅狭部240と呼ぶ。
In the
幅広部230,232は、用紙束の綴じ処理時に用紙束を貫通してクリンチャ溝210内に入りこんで底面部220と当接するステープルの脚部を拾い込むための領域であり、クリンチャ溝210の前後方向に一定の幅W1で設けられる。これは、図9および図10に示すように、例えば、2枚の用紙束を綴じる場合には用紙束を貫通したステープルの脚部が幅広部230の底面部220の位置P1aに当接し、10枚の用紙束を綴じる場合には用紙束を貫通したステープルの脚部が幅広部230の底面部220の位置P2aに当接し、20枚の用紙束を綴じる場合には用紙束を貫通したステープルの脚部が幅広部230の底面部220の位置P3aに当接し、30枚の用紙束を綴じる場合には用紙束を貫通したステープルの脚部が幅広部230の底面部220の位置P4aに当接し、綴じ枚数に応じてステープルの脚部の当接位置が前後方向にそれぞれ異なるからである。そこで、本実施の形態では、少ない綴じ枚数から多い綴じ枚数まで様々な枚数の用紙束を貫通するステープルの脚部をクリンチャ溝210内で確実に拾い込むために、位置P1a,P2a,P3a,P4aを含む領域よりも広い領域で幅広部230,232を構成している。幅W1は、例えば1.81mmである。
The
幅狭部240は、幅広部230,232の前後方向の幅W1よりも狭く、かつ、使用されるステープルの線材の太さの前後方向の幅よりも若干広い幅W2で構成されている。本実施の形態では、ステープルの太さの公差を考慮して、幅狭部240の幅W2を規定している。この幅狭部240は、綴じ枚数が少ない場合であって折り曲げられるステープルの脚部が長くなる場合に、折り曲げられるステープルの脚部の先端部が前後方向にずれないように案内する。図10に示すように、例えば、2枚の用紙束を綴じる場合には折り曲げられるステープルの脚部の先端部は位置P1bに位置し、10枚の用紙束を綴じる場合には折り曲げられるステープルの脚部の先端部の位置P2bに位置するので、当該位置に幅狭部240を設けることでステープルの脚部を適切な折り曲げ方向に案内できる。幅W2は、例えば0.6mmである。
The
また、図9および後述する図13Bに示すように、最小枚数(例えば2枚)の用紙束をステープルにより綴じる場合において、最小枚数の用紙束を貫通して折り曲げられたステープルの脚部の先端部の位置P1b,P1b間の隙間L1と、幅狭部240の左右方向の長さL2とは以下のような関係(1)を満たしている。
L1<L2・・・(1)
Further, as shown in FIG. 9 and FIG. 13B described later, when binding a minimum number of sheet bundles (for example, two sheets) by stapling, the tip portions of the legs of the staples that are bent through the minimum number of sheet bundles. The gap L1 between the positions P1b and P1b and the lateral length L2 of the
L1<L2...(1)
つまり、幅狭部240は、少なくとも最小枚数の用紙束を貫通して折り曲げられたステープルの脚部の先端部が位置する各位置P1b,P1bの領域を含むようにクリンチャ溝210の左右方向の中央部から両端側に向かって一定の長さで設けられている。本実施の形態では、幅狭部240は、変化面の一例としての変化面212aの縁部212dと変化面の一例としての変化面212bの縁部212fとの間に亘って設けられる。これにより、折り曲げられるステープルの脚部の折り曲げが完了するまで幅狭部240によりステープルの先端部を確実に案内できる。
That is, the
なお、本実施の形態では、クリンチャ溝210の中央部の全体を幅狭部240として構成しているが、これに限定されることはない。上述したように、幅狭部240は、少なくとも綴じ動作で折り曲げられる際のステープルの脚部の先端部を案内することができれば良い。そのため、最小枚数の用紙束を貫通させて折り曲げたステープルの脚部の先端部が位置する各位置P1b,P1bよりも左右方向の内側の領域は、幅狭部240の幅W2よりも幅広で構成することもできる。
In addition, in the present embodiment, the entire central portion of the
また、クリンチャ溝210の幅広部230,232の前後方向の幅W1と、幅狭部240の前後方向の幅W2とは以下の関係(2)を満たすのが好ましい。
W1:W2=3:1・・・(2)
Further, it is preferable that the front-rear width W1 of the
W1:W2=3:1 (2)
このように、クリンチャ溝210が上述した関係(2)を満たすことで、綴じ枚数が少ない場合から綴じ枚数が多い場合まで、様々な綴じ枚数の用紙束に対して、ステープルの脚部を確実に拾い込みつつ、折り曲げ時の脚部の前後方向のずれも防止することができる。特に、30枚程度までの用紙を綴じる場合に有効である。
As described above, the
また、前壁部212には、図9に示すように、幅広部230に位置する前壁部212の縁部212cから幅狭部240に位置する前壁部212の縁部212dに向かって短手方向である前後方向の幅が変化する変化面212aが設けられている。また、幅広部232に位置する前壁部212の縁部212eから幅狭部240に位置する前壁部212の縁部212fに向かって短手方向である前後方向の幅が変化する変化面212bが設けられている。
Further, as shown in FIG. 9, the
変化面212a,212bは、用紙枚数が多い用紙束を綴じる場合であって、用紙束を貫通するステープルの脚部が短くなる場合に、用紙束を貫通して折り曲げられるステープルの脚部の先端部が前壁部212に当接しないようにするための部位である。図10に示すように、例えば、20枚の用紙束を綴じる場合には折り曲げられるステープルの脚部の先端部は位置P3bに位置し、30枚の用紙束を綴じる場合には折り曲げられるステープルの脚部の先端部の位置P4bに位置する。そのため、折り曲げられるステープルの先端部の位置を事前に測定、予測することで、ステープルの脚部の先端部が前壁部212に接触しない変化面212a,212bの最適な角度を設定できる。
The changing
図11はクリンチャ20Aの構成の一例を示す正面図であり、図12AはそのA−A線に沿った断面図であり、図12BはそのB−B線に沿った断面図であり、図12CはそのC−C線に沿った断面図である。なお、図12において、紙面右側をクリンチャ20Aの前方とし、紙面左側をクリンチャ20Aの後方とする。
FIG. 11 is a front view showing an example of the configuration of the
図11および図12に示すように、幅広部230,232に位置する底面部220は、後方側が平坦面224で構成され、前方側が平坦面224に連なり前壁部212に向かって所定の角度で傾斜する傾斜面222で構成されている。これにより、用紙枚数が多い用紙束を綴じる際に、用紙束を貫通したステープルの脚部が斜めに底面部220に当接したとしても、傾斜面222によりステープルの脚部の先端部が前方側に滑らない(逃げない)ようになっている。また、クリンチャ溝210の底面部220は、ステープルの脚部が内側に曲がり易いように、左右方向の中心を基準として左右対称に円弧形状に窪んでいる。
As shown in FIGS. 11 and 12, the
[クリンチャ20Aの機能例]
図13Aおよび図13Bは、用紙束40をステープル300により綴じる場合におけるクリンチャ20Aの機能の一例を説明するための図である。
[Functional example of
13A and 13B are diagrams for explaining an example of the function of the
まず、綴じ処理に使用されるステープル300の構成例について説明する。図13Aに示すように、ステープル300は、直線状に延びるクラウン部310と、クラウン部310の両端部のそれぞれからクラウン部310の延在方向に対して直交する方向に延びる脚部320,330とから構成されている。ステープル300は、綴じる用紙束の厚みに応じて様々な規格がJIS(Japanese Industrial Standard)に規定されている。例えば、JIS−S−6036には、JIS−S−6035に規格されたステープラが使用するステープラ用つづりステープルについて規定されている。
First, a configuration example of the staple 300 used in the binding process will be described. As shown in FIG. 13A, the
ステープルの種類は、寸法に応じて3号、3号Uおよび10号に区分されている。例えば、3号のステープルは、クラウン部310の長さが12.97mm以下に規定され、一対の脚部320,330の内幅が11.55mm以上に規定され、脚部320,330の長さが6.0±0.2mmに規定される。また、10号のステープルは、クラウン部310の長さが9.48mm以下に規定され、一対の脚部320,330の内幅が8.40mm以上に規定され、脚部320,330の長さが4.8±0.2mmに規定される。
The types of staples are classified into No. 3, No. 3 U, and No. 10 according to the size. For example, in No. 3 staple, the length of the
続けて、クリンチャ20Aの機能例について図1、図13A、図13B等を参照して説明する。図1および図13Aに示すように、ドライバアーム3が押下操作されると、マガジン9内に装填された先頭のステープル300のクラウン部310がドライバ13によって押圧され、打出口8からステープル300が打ち出される。ステープル300が打ち出されると、ステープル300の脚部320,330のそれぞれが用紙束40を貫通し、その先端部がクリンチャ溝210の底面部220の幅広部230,232に当接する。本実施の形態では、クリンチャ溝210の左右方向の端部側のステープル300の脚部320,330が当接する位置に幅広部230,232を設けるので、綴じ枚数が少ない場合であっても多い場合であっても、ステープル300の脚部320,330の先端部をクリンチャ溝210内で確実に拾い込むことができる。
Subsequently, a function example of the
続けて、ドライバアーム3がさらに押圧操作されると、図1および図13Bに示すように、ドライバ13によりステープル300のクラウン部310が押圧され、ステープル300の脚部320,330がクリンチャ溝210の左右方向の内側に向けて一気に折り曲げられる。本実施の形態では、クリンチャ溝210の左右方向の中央部に幅狭部240を設けるので、例えば綴じ枚数が少ない場合でも、折り曲げられたステープル300の脚部320,330が前後方向にずれることなく正確に折り曲げることができる。
Subsequently, when the
[クリンチャ20Aの変形例(クリンチャ20B)]
次に、他のクリンチャ20Bの構成例について説明する。なお、以下の説明において、上述したクリンチャ20Aと実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[Modification of
Next, a configuration example of another clincher 20B will be described. In the following description, components having substantially the same functional configuration as those of the
図14はクリンチャ20Bの構成の一例を示す斜視図であり、図15はその平面図である。なお、図14および図15において、紙面下側をクリンチャ20Aの前方とし、紙面上側をクリンチャ20Aの後方とする。
FIG. 14 is a perspective view showing an example of the configuration of the clincher 20B, and FIG. 15 is a plan view thereof. 14 and 15, the lower side of the drawing is the front of the
図14および図15に示すように、クリンチャ20Aは、クリンチャ本体200を有している。クリンチャ本体200の上端部には、クリンチャ溝210の短手方向である前後方向の前方側に設けられた前壁部212および前後方向の後方側に設けられた後壁部214と、クリンチャ溝210の長手方向である左右方向の両側部に設けられた側壁部216,218と、底面部220とによって囲まれたクリンチャ溝210が形成されている。クリンチャ溝210は、平面的に見て左右方向に細長に延びる凹部により構成されている。
As shown in FIGS. 14 and 15, the
前壁部212は、クリンチャ溝210の凹部の内面側の左右方向の中央部が後壁部214側に向かって略山型に突出している。後壁部214は、少ない枚数の用紙束を綴じる場合に折り曲げられるステープルの脚部が後壁部214に乗り上げてしまうこと等を防止するために、クリンチャ溝210の凹部の内面側が前壁部212側に向かって円弧状に湾曲して突出している。これにより、クリンチャ溝210には、クリンチャ溝210の左右方向の端部における前後方向の幅が幅広で構成された幅広部230,232と、クリンチャ溝210の左右方向の中央部における前後方向の幅が幅狭で構成された幅狭部240とが設けられる。また、前壁部212において幅広部230と幅狭部240との間には変化面212aが設けられ、幅広部232と幅狭部240との間には変化面212bが設けられる。
The central portion of the
ここで、図15に示すように、最小枚数の用紙束をステープル300により綴じる場合において、最小枚数の用紙束を貫通して折り曲げられたステープルの脚部の先端部の位置P1b,P1b間の隙間L3と、幅狭部240の左右方向の長さL4とは以下のような関係(3)を満たしている。
L3<L4・・・(3)
Here, as shown in FIG. 15, when binding the minimum number of sheet bundles with the
L3<L4...(3)
また、幅広部230,232のクリンチャ溝210の前後方向の幅は、幅W3で構成されている。幅W3は、例えば2.29mmである。幅狭部240のクリンチャ溝210の前後方向の幅は、幅広部230,232の前後方向の幅W1よりも狭く、かつ、使用されるステープルの前後方向の幅よりも若干広い幅W4で構成されている。幅W4は、例えば0.6mmである。なお、幅W4は、ステープルの公差を考慮して規定している。
The width of the
したがって、クリンチャ溝210の幅広部230,232の前後方向の幅W3と、幅狭部240の前後方向の幅W4とは以下の関係(4)を満たすのが好ましい。
W3:W4=4:1・・・(4)
Therefore, the width W3 of the
W3:W4=4:1...(4)
このように、クリンチャ溝210が上述した関係(4)を満たすことで、綴じ枚数が少ない場合から綴じ枚数が多い場合まで、様々な綴じ枚数の用紙束に対して、ステープル300の脚部を確実に拾い込みつつ、折り曲げ時の脚部の前後方向のずれも防止することができる。特に、40枚程度までの用紙を綴じる場合に有効である。
As described above, the
以上説明したように、本実施の形態によれば、クリンチャ溝210の略中央部に幅狭部240を設けるので、例えば用紙枚数の少ない用紙束40を綴じ処理する場合でも、ステープル300の脚部320,330を幅狭部240を構成する前壁部212および後壁部214により案内することができる。これにより、ステープル300の綴じた後のステープル300の脚部の綴じ形状がハの字形状になったり、ステープル300が転んでルーズクリンチが発生することを防止することができる。
As described above, according to the present embodiment, since the
また、本実施の形態によれば、クリンチャ溝210の端部に幅広部230,232を設けるので、用紙束40の用紙枚数が少ない場合から用紙枚数が多い場合まで、様々な用紙枚数の用紙束40を綴じる場合でも、ステープル300の脚部320,330をクリンチャ溝210内において確実に拾い込むことができる。
Further, according to the present embodiment, since the
また、本実施の形態によれば、前壁部212に変化面212a,212bを設けるので、例えば用紙枚数が多い用紙束40を綴じ処理する場合に、折り曲げられたステープル300の脚部320,330の先端部が前壁部212に接触することを防止することができる。これにより、ステープル300の脚部320,330が前壁部212と干渉せずに、脚部320,330を折り曲げることができる。なお、ステープル300の脚部320,330が変化面212a,212bに当接する場合もあるが、この場合でも幅狭部240と幅広部230,232との間が段差状の壁面で構成されている場合と比べて、綴じた後のステープル300の脚部の綴じ形状がハの字形状等になることを防止できる。
Further, according to the present embodiment, since the
なお、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した実施の形態に記載の範囲には限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能である。 Although the present invention has been described using the embodiments, the technical scope of the present invention is not limited to the scope described in the above embodiments. Various modifications and improvements can be added to the above-described embodiments without departing from the spirit of the present invention.
例えば、上述した実施の形態では、前壁部212を山型に突出させるように構成することで幅狭部240を形成したが、これに限定されることはない。例えば、後壁部214側を山型に突出させることで幅狭部240を形成しても良いし、前壁部212および後壁部214の両方を山型に突出させることで幅狭部240を形成するようにしても良い。
For example, in the above-described embodiment, the
また、上述した実施の形態では、クリンチャ20Aの幅広部230,232の幅W1と幅狭部240の幅W2を3:1で構成し、クリンチャ20Bの幅広部230,232の幅W3と幅狭部240の幅W4を4:1で構成したが、これに限定されることはない。例えば、綴じる用紙の枚数が少ない場合、具体的には30枚以下を前提とした場合には、クリンチャの幅広部230,232の幅を幅狭部240の幅の2倍以下で構成しても良い。
In the above-described embodiment, the width W1 of the
また、上述した実施の形態では、ステープラ1をユーザーが手動で操作するステープラを用いて説明したが、これに限定されることはない。例えば、本発明に係るステープラ1に代えて画像形成装置(複写機)に接続される後処理装置に内蔵された電動で駆動されるステープラを適用して画像形成装置で画像が形成された用紙束を綴じ処理するようにしても良い。
Further, in the above-described embodiment, the
また、上述した実施の形態では、クリンチャ20Aおよびクリンチャガイド18が上下方向に揺動する構成として用紙束を貫通したステープルの脚部が用紙束の裏面に沿って折り曲げられるステープラ1に適用した例を示したが、これに限定されることはなく、クリンチャ20Aの位置を固定した状態で綴じ処理を行う構成のステープラに適用することもできる。
Further, in the above-described embodiment, an example in which the
1 ステープラ
3 ドライバアーム(ドライバ部)
13 ドライバ(ドライバ部)
20A,20B クリンチャ(クリンチャ部)
40 用紙束
210 クリンチャ溝
212 前壁部
212a,212b 変化面
214 後壁部
230,232 幅広部(第1の領域)
240 幅狭部(第2の領域)
300 ステープル
320,330 脚部
W1 幅(第1の幅)
W2 幅(第2の幅)
W3 幅(第1の幅)
W4 幅(第2の幅)
1
13 Driver (driver part)
20A, 20B clincher (clincher part)
40
240 Narrow part (second area)
300
W2 width (second width)
W3 width (first width)
W4 width (second width)
Claims (5)
前記ドライバ部によって打ち出されて前記用紙を貫通した前記ステープルの脚部を折り曲げるクリンチャ溝を有するクリンチャ部とを備えたステープラであって、
前記クリンチャ溝は、
当該クリンチャ溝の長手方向の両端部の側に設けられて、当該クリンチャ溝の短手方向の幅が第1の幅からなる第1の領域と、
前記第1の領域よりも内側であって前記クリンチャ溝の前記長手方向の中央部に設けられて、前記短手方向の幅が前記第1の幅よりも狭い第2の幅からなり、前記ステープルの折り曲げられた脚部の先端部が前後方向にずれないように案内する第2の領域と、を有し、
前記第2の領域の左右方向の長さは、少なくとも2枚の用紙を貫通して折り曲げられた前記ステープルの脚部の先端部の間隔よりも長い
ことを特徴とするステープラ。 A driver unit that ejects staples for binding sheets,
A stapler comprising: a clincher portion having a clincher groove for bending a leg portion of the staple, which is punched out by the driver portion and penetrates the sheet,
The clincher groove is
A first region which is provided on both end sides in the longitudinal direction of the clincher groove and has a width in the lateral direction of the clincher groove that is a first width;
Wherein said first of said clincher groove a inner side than the region provided at the center portion in the longitudinal direction, the Ri Do from the lateral direction of width of the first narrower than the width the second width, have a, a second region you guide the tip of the bent legs of the staple is not displaced in the longitudinal direction,
The length of the second area in the left-right direction is longer than the distance between the leading end portions of the leg portions of the staple bent through at least two sheets of paper .
ことを特徴とする請求項1に記載のステープラ。 The second area has a certain length on the side of the first area including an area in which the tips of the leg portions of the staple bent through at least two sheets are located. The stapler according to claim 1.
ことを特徴とする請求項1または2に記載のステープラ。 The second region is provided at a position where at least one of the wall portions arranged in the lateral direction of the peripheral portion surrounding the clincher groove projects toward the other opposing wall portion. The stapler according to claim 1 or 2.
ことを特徴とする請求項3に記載のステープラ。 Wherein the at least one wall portion, according to claim 3, characterized in that it comprises a change surface in which the clincher said first from said region towards the second region of the breadth of the groove is changed Stapler.
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のステープラ。 The stapler according to any one of claims 1 to 4, wherein the first width of the first region is at least twice the second width of the second region. ..
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