JP6723769B2 - ワーク洗浄装置、及びワーク洗浄方法 - Google Patents
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Description
このように手作業によらず、効率的に異物を除去する技術として、特許文献1の「エアー洗浄装置」がある。この技術は、ワークを回転させながら、エアーを吹き付けてワークに付着した粉塵を除去するものである。
(2)請求項2に記載の発明では、ワークを保持する保持手段と、ノズルから前記保持したワークに対して洗浄用の流体を吐出する吐出手段と、前記保持したワークの中心部から外周部に向かって、前記中心部の周りの少なくとも一部を周回する経路と、前記吐出した流体により異物が除去される領域内に新たな経路を設定する経路設定手段と、前記流体を吐出させながら前記ノズルを前記設定した経路に沿って移動するノズル移動手段と、異物を検出する検出手段と、を具備し、前記経路設定手段は、前記中心部から最も近い異物に向かう経路を経由して前記周回する経路を設定する、ことを特徴とするワーク洗浄装置を提供する。
(3)請求項3に記載の発明では、前記経路設定手段は、前記吐出した流体により異物が除去される領域内に新たな経路を設定していくことを特徴とする請求項1に記載のワーク洗浄装置を提供する。
(4)請求項4に記載の発明では、前記保持したワークの形状を取得する形状取得手段を具備し、前記経路設定手段は、前記取得したワークの形状から前記中心部と前記外周部を特定することを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載のワーク洗浄装置を提供する。
(5)請求項5に記載の発明では、ワークを保持する保持手段と、ノズルから前記保持したワークに対して洗浄用の流体を吐出する吐出手段と、前記保持したワークの形状を取得する形状取得手段と、前記保持したワークの中心部から外周部に向かって、前記中心部の周りの少なくとも一部を周回する経路を設定する経路設定手段と、前記流体を吐出させながら前記ノズルを前記設定した経路に沿って移動するノズル移動手段と、異物を検出する検出手段と、を具備し、前記経路設定手段は、前記取得したワークの形状から前記中心部と前記外周部を特定し、前記特定した外周部の形状に沿って前記経路を形成し、前記経路設定手段は、前記中心部から最も近い異物に向かう経路を経由して前記周回する経路を設定する、ことを特徴とするワーク洗浄装置を提供する。
(6)請求項6に記載の発明では、ワークを保持する保持手段と、ノズルから前記保持したワークに対して洗浄用の流体を吐出する吐出手段と、前記保持したワークの形状を取得する形状取得手段と、前記取得したワークの形状から前記ワークの中心部と外周部を特定し、前記特定した外周部の形状に沿って、前記保持したワークの前記中心部から前記外周部に向かって、前記中心部の周りの少なくとも一部を周回する経路を設定する経路設定手段と、前記流体を吐出させながら前記ノズルを前記設定した経路に沿って移動するノズル移動手段と、を具備し、前記形状取得手段は、前記ワークの立体形状を更に取得し、前記経路設定手段は、前記取得した立体形状に基づいて、前記保持したワークの表面から一定距離の位置に前記経路を設定する、ことを特徴とするワーク洗浄装置を提供する。
(7)請求項7に記載の発明では、前記吐出手段は、前記取得した立体形状に基づいて、前記ワークの表面に対する前記ノズルの角度を一定に保つことを特徴とする請求項5、又は請求項6に記載のワーク洗浄装置を提供する。
(8)請求項8に記載の発明では、ワークを保持する保持ステップと、前記保持したワークの中心部から最も近い異物に向かう経路を経由し、前記中心部から外周部に向かって、前記中心部の周りの少なくとも一部を周回する経路と、既に通過した前記経路の前記外周部の側に新たな経路を設定する経路設定ステップと、ノズルから前記保持したワークに対して洗浄用の流体を吐出する吐出ステップと、前記流体を吐出させながら前記ノズルを前記設定した経路に沿って移動するノズル移動ステップと、から構成されたことを特徴とするワーク洗浄方法を提供する。
(9)請求項9に記載の発明では、ワークを保持する保持ステップと、前記保持したワークの中心部から最も近い異物に向かう経路を経由し、前記中心部から外周部に向かって、前記中心部の周りの少なくとも一部を周回する経路と、吐出した洗浄用の流体により異物が除去される領域内に新たな経路を設定する経路設定ステップと、ノズルから前記保持したワークに対して前記洗浄用の流体を吐出する吐出ステップと、前記流体を吐出させながら前記ノズルを前記設定した経路に沿って移動するノズル移動ステップと、から構成されたことを特徴とするワーク洗浄方法を提供する。
(10)請求項10に記載の発明では、ワークを保持する保持ステップと、前記保持したワークの形状を取得する形状取得ステップと、異物を検出する検出ステップと、前記取得したワークの形状から前記ワークの中心部と外周部を特定し、前記特定した外周部の形状に沿って、前記保持したワークの中心部から最も近い異物に向かう経路を経由して、外周部に向かって、前記中心部の周りの少なくとも一部を周回する経路を設定する経路設定ステップと、ノズルから前記保持したワークに対して洗浄用の流体を吐出する吐出ステップと、前記流体を吐出させながら前記ノズルを前記設定した経路に沿って移動するノズル移動ステップと、から構成されたことを特徴とするワーク洗浄方法を提供する。
(11)請求項11に記載の発明では、ワークを保持する保持ステップと、前記保持したワークの形状を取得する形状取得ステップと、前記取得したワークの形状から前記ワークの中心部と外周部を特定し、前記特定した外周部の形状に沿って、前記保持したワークの前記中心部から前記外周部に向かって、前記中心部の周りの少なくとも一部を周回する経路を設定する経路設定ステップと、ノズルから前記保持したワークに対して洗浄用の流体を吐出する吐出ステップと、前記流体を吐出させながら前記ノズルを前記設定した経路に沿って移動するノズル移動ステップと、から構成され、前記形状取得ステップは、前記ワークの立体形状を更に取得し、前記経路設定ステップは、前記取得した立体形状に基づいて、前記保持したワークの表面から一定距離の位置に前記経路を設定する、ことを特徴とするワーク洗浄方法を提供する。
洗浄装置1(図1)は、テーブル5に供給されたワーク10をカメラ4で撮影し、画像処理にてワーク10の形状を認識する。
洗浄装置1は、認識した形状からワーク10の外周部を特定し、これからワーク10の中心部の座標値を計算する。
そして、洗浄装置1は、中心部から当該中心部の周りを周回しながら外周部に至る洗浄経路を設定する。
この洗浄経路は、ワーク10の表面から一定距離を保ちつつ、外周部の形状に倣って中心部から徐々に外周部側に接近していく渦巻き型をしている。
洗浄経路の設定後、洗浄装置1は、ノズル3の先端を中心部に移動させた後、エアブローを開始し、洗浄経路に沿って外周部に向けて移動させる。
ワーク10の形状に応じて異物がワーク10の中心部から掃き出されるため、異物を効果的に除去することができる。
図1は、洗浄装置1の構成を説明するための図である。
洗浄装置1は、制御装置2、ノズル3、カメラ4、テーブル5、図示しないワーク供給排出装置などを備えている。
制御装置2は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、記憶装置、ディスプレイ、キーボード、入出力インターフェースなどを備えたコンピュータで構成されており、洗浄装置1の制御を行う。
より詳細には、CPUは、カメラ4で撮影したワーク10の画像によるワーク10の形状の認識、認識した形状に基づく洗浄経路の設定、エアブローの制御、設定した洗浄経路に基づくノズル3の移動などを行う。
RAMは、CPUが各種処理を行う際のワーキングメモリを提供する。CPUが実行するプログラムは、記憶装置からRAMに読み込まれて実行される。
キーボードは、上記パネルのディスプレイの下に設置されており、ディスプレイに表示された画面に従って、担当者がプログラムを呼び出したり、これを編集したり、洗浄装置1に動作を指示するのに用いられる。
入出力インターフェースは、例えば、洗浄装置1を外部のコンピュータに接続し、CPUとコンピュータを通信させる。これによりコンピュータからプログラムの転送を受けたりなど、洗浄装置1の操作性を向上させることができる。
ノズル3は、先端の開口部(吐出口)を下方に向けて設置されており、テーブル5上に設置されたワーク10の上面にエアをピンポイントで吹き付ける。
そして、エアの風圧によりワーク10に付着している異物が除去される(吹き飛ばされる)。
このように、ノズル3は保持したワーク10に対して洗浄用の流体を吐出する吐出手段として機能している。
ここでは、一例としてノズル3からテーブル5に向かう方向(下方)をz軸とし、水平方向にx軸、y軸を設定してある。
このように、ノズル3の位置や姿勢を変化させる機構は、流体を吐出させながらノズル3を設定した洗浄経路(ノズル3の進路を案内する経路)に沿って移動するノズル移動手段として機能している。
なお、洗浄装置1では、テーブル5に対してノズル3が移動するように構成されているが、ノズル3に対してテーブル5が移動したり、あるいは、両者が移動するなど、ノズル3とテーブル5が相対的に移動すればよい。
カメラ4で撮影された画像は、制御装置2がワーク10の形状とその座標値を認識するのに用いられる。
平板状のワーク10だけを扱い、ワーク10の平面形状だけを認識したい場合には、1台のカメラ4で対応できるが、ワーク10の立体形状も認識したい場合には、複数のカメラ4を設置し、その視差から立体形状を算出するように構成する。
また、カメラ4は、ワーク10の形状把握のほかに、ワーク10に付着した異物を画像により検出するのに用いることもできる。
後述するように、制御装置2は、このようにして取得した形状からワーク10の外周部を特定し、当該外周部に基づいてワーク10の中心部を特定する。
テーブル5には、例えば、チャッキング、磁力、吸引、凍結など、ワーク10に適した方法によりワーク10を固定する固定装置(図示せず)が設けられており、これによりワーク10は、テーブル5に保持される。
このようにテーブル5、及び固定装置は、ワーク10を保持する保持手段として機能している。
以下、図2〜図4を用いて洗浄経路の設定方法について説明する。
なお、この図は、エアのブロー方向(鉛直下方向)に見たワーク10の上面図を表している。
中心部15の座標値は、平面方向(xy座標値)に関しては、外周部40で囲まれた平面形状に対する重心点とし、高さ方向の座標値(z座標値)は、ワーク10の表面位置の値とする。
なお、これは一例であって、他の方法で中心部15の位置を定義してもよい。
このように制御装置2は、保持したワーク10の中心部15から外周部40に向かって、中心部15の周りの少なくとも一部を周回する洗浄経路を設定する経路設定手段を備えている。
まず、洗浄経路30は、ワーク10の中心部15の周囲を周回するに際して、既に通過した洗浄経路30の部分の外周側を通過しながら外周部40に至るように設定される。
このように経路設定手段は、既に通過した洗浄経路の外周部40の側に新たな洗浄経路を設定していき、洗浄経路30は、中心部15から外周部40に至る渦巻き型となる。
図の例では、ワーク10は、円形をしているため、洗浄経路30も円弧で形成され、中心部15を中心として徐々に半径が広がる同心円となる。
このように経路設定手段は、外周部40の形状に沿って洗浄経路を形成する。
このため、洗浄経路30は、周回しながら外周部40に近づく一方、異物を中心部15の方向に戻さないようにするため、エアにより既に異物が除去された領域内をノズル先端20が進行するように形成される。すなわち、エアによる異物の移動可能距離をL1mmとした場合、洗浄経路30は、1周回前の経路からL0(mm)(<L1(mm))だけ外側に離れた経路を進行するように形成される。ここで距離L1は、エアの強さと異物の大きさにより決まる値である。例えば、移動可能距離L1は、吹き出すエアの中心からノズル先端20の半径だけ離れた地点に存在し、想定される最大の異物がエアにより外側に移動する距離である。
このように、経路設定手段は、吐出した流体により異物が除去される領域内に新たな経路を設定していく。
この場合、制御装置2は、カメラ4で撮影した画像により、ワーク10の外周部40を四角形と認識し、その中心に中心部15を設定する。
制御装置2は、ノズル先端20を中心部15の上に所定のクリアランスを隔てて位置させた後、エアをブローしながら洗浄経路30に沿ってノズル先端20をクリアランスを一定に保ちながら移動させる。
この場合、制御装置2は、カメラ4で撮影した画像により、ワーク10の外周部40を三角形と認識し、その中心に中心部15を設定する。
そして、制御装置2は、中心部15から外周部40に沿いながら(即ち、外周部40の三角形の辺と平行な)徐々に外周部40に向かう渦状の洗浄経路30を設定する。
制御装置2は、ノズル先端20を中心部15の上に所定のクリアランスを隔てて位置させた後、エアをブローしながら洗浄経路30に沿ってクリアランスを一定に保ちながらノズル先端20を移動させる。
図4(a)は、ワーク10の表面にテーパ面(斜面)がある場合の洗浄経路の設定方法を説明するための図である。
この図は、ワーク10を水平方向に見た断面図を表している。ワーク10の表面は、水平な水平面部50を有するほか、角度θだけ傾いた斜面部51を有している。
そして、制御装置2は、水平方向(x軸方向、y軸方向)には、中心部15の周りを周回しながら外周部40に至りつつ、高さ方向(z軸方向)には、ワーク10の表面の高さの変化に沿った洗浄経路(図示せず)を設定する。
図の例では、洗浄経路は、水平面部50では、高さが一定で、斜面部51では、テーパ面と共に高さが徐々に変化する。
図の例では、斜面部51がθだけ傾いており、制御装置2は、θ軸とφ軸を制御することによりノズル3を斜面方向にθだけ傾けて斜面部51を直角にブローする。
このように、経路取得手段は、取得した立体形状に基づいて、保持したワーク10の表面から一定距離の位置に洗浄経路を設定している。
そして、吐出手段は、取得した立体形状に基づいて、ワーク10の表面に対するノズル3の角度を一定に保っている。
ワーク10は、表面に段差部52a、52b、52c(以下、区別しない場合は段差部52)を有しており、制御装置2は、カメラ4による画像からこれら段差部52を認識する。
制御装置2は、水平方向には渦型とし、高さ方向には段差部52と共に高さが変化する洗浄経路を設定する。
周回の過程でノズル先端20が段差部52を通過する際には、制御装置2は、段差部52に合わせてノズル先端20を上下動させる。
制御装置2は、ワーク10に付着した異物を発見すると、中心部15から直近の異物55まで直行し、その後、中心部15の周囲を周回しながら外周部40に至る洗浄経路を設定する。
このように、経路設定手段は、中心部15から最も近い異物55に向かう経路を経由して中心部15の周りを周回する洗浄経路を設定する。
これに対して、カメラ4による検査を行うことで、異物を完全に除去できているかを確認するようにしてもよい。この場合、除去できていないことが確認された場合、再度の洗浄を行うことで、完全に除去できるまで洗浄を繰り返す。
これにより、中心部15付近の異物55が無い領域のエアブローを省略することができ、作業時間を短縮することができる。
以下の処理は、制御装置2のCPUが記憶装置に記憶されたプログラムに従って行うものである。
まず、制御装置2は、ワーク供給排出装置を制御して、テーブル5にワーク10を設置する(ステップ3)。
次に、制御装置2は、カメラ4によりワーク10を撮影して、ワーク10の外周部40の形状や立体形状などの形状を認識する(ステップ5)。
次に、制御装置2は、中心部15から外周部40に至る洗浄経路30を設定する(ステップ15)。
そして、制御装置2は、ノズル先端20からエアを吐出させ(ステップ25)、洗浄経路30に沿ってノズル3を移動させて洗浄を実行する(ステップ30)。
次に、制御装置2は、全てのワーク10を洗浄したかなどの所定の条件によって、次のワーク10の洗浄を継続するか否かを判断し(ステップ40)、継続しない場合は(ステップ40;N)、洗浄処理を終了し、継続する場合は(ステップ40;Y)、ステップ3に戻る。
例えば、ノズル3の周回の際にノズル3を外周部40の側に傾けるように構成することも可能である。
また、外周部40に近づくにつれてノズル3の角度を外周部40の側に徐々に傾けていくように構成することもできる。
この場合には、カメラ4が不要となり、制御装置2は、担当者の入力からワーク10の形状を取得することになる。
但し、より確実に粉塵を除去するためにカメラ4の使用を組み合わせるようにしてもよい。すなわち、ワークの形状に対応して担当者が選択したプログラムにおいて、プログラムに対応して予め登録されている形状と、カメラ4で撮影した実際のワークの形状とを比較し両者に差異が認められた場合、差異が生じた箇所を粉塵等と認識する。そして、認識した粉塵箇所(差異箇所)を重点的に洗浄するようにしてもよい。この場合の重点的な洗浄として、例えば、当該箇所での洗浄時間を長くする、洗浄の圧を高くする、当該箇所と洗浄ノズルとの距離を近くする、洗浄ノズルの角度を変更する、などの少なくとも1の方法を実行する。
これにより、粉塵をより確実に除去することができる。
(1)ワークの形状を把握して、エア噴き付け用のノズルを、ワーク中心部から外周部に向かって移動させながらエアを吹き付けることができる。
(2)板状のワークでは、ワーク中心部に粉塵がたまりやすいが、ワークの形状に応じてエアを吹き付けるため、ワークの形状によらず、粉塵を除去することができる。
(3)板状のワークでは、エア吹き付け用のノズルを、ワーク中心部から外周部に向かって移動させながらエアを吹き付けることで、ワーク中心部に粉塵がたまらないようにすることができる。
2 制御装置
3 ノズル
4 カメラ
5 テーブル
10 ワーク
15 中心部
20 ノズル先端
30 洗浄経路
40 外周部
50 水平面部
51 斜面部
52 段差部
55 異物
Claims (11)
- ワークを保持する保持手段と、
ノズルから前記保持したワークに対して洗浄用の流体を吐出する吐出手段と、
前記保持したワークの中心部から外周部に向かって、前記中心部の周りの少なくとも一部を周回する経路と、既に通過した前記経路の前記外周部の側に新たな経路を設定する経路設定手段と、
前記流体を吐出させながら前記ノズルを前記設定した経路に沿って移動するノズル移動手段と、
異物を検出する検出手段と、を具備し、
前記経路設定手段は、前記中心部から最も近い異物に向かう経路を経由して前記周回する経路を設定する、
ことを特徴とするワーク洗浄装置。 - ワークを保持する保持手段と、
ノズルから前記保持したワークに対して洗浄用の流体を吐出する吐出手段と、
前記保持したワークの中心部から外周部に向かって、前記中心部の周りの少なくとも一部を周回する経路と、前記吐出した流体により異物が除去される領域内に新たな経路を設定する経路設定手段と、
前記流体を吐出させながら前記ノズルを前記設定した経路に沿って移動するノズル移動手段と、
異物を検出する検出手段と、を具備し、
前記経路設定手段は、前記中心部から最も近い異物に向かう経路を経由して前記周回する経路を設定する、
ことを特徴とするワーク洗浄装置。 - 前記経路設定手段は、前記吐出した流体により異物が除去される領域内に新たな経路を設定していくことを特徴とする請求項1に記載のワーク洗浄装置。
- 前記保持したワークの形状を取得する形状取得手段を具備し、
前記経路設定手段は、前記取得したワークの形状から前記中心部と前記外周部を特定することを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載のワーク洗浄装置。 - ワークを保持する保持手段と、
ノズルから前記保持したワークに対して洗浄用の流体を吐出する吐出手段と、
前記保持したワークの形状を取得する形状取得手段と、
前記保持したワークの中心部から外周部に向かって、前記中心部の周りの少なくとも一部を周回する経路を設定する経路設定手段と、
前記流体を吐出させながら前記ノズルを前記設定した経路に沿って移動するノズル移動手段と、
異物を検出する検出手段と、を具備し、
前記経路設定手段は、前記取得したワークの形状から前記中心部と前記外周部を特定し、前記特定した外周部の形状に沿って前記経路を形成し、
前記経路設定手段は、前記中心部から最も近い異物に向かう経路を経由して前記周回する経路を設定する、
ことを特徴とするワーク洗浄装置。 - ワークを保持する保持手段と、
ノズルから前記保持したワークに対して洗浄用の流体を吐出する吐出手段と、
前記保持したワークの形状を取得する形状取得手段と、
前記取得したワークの形状から前記ワークの中心部と外周部を特定し、前記特定した外周部の形状に沿って、前記保持したワークの前記中心部から前記外周部に向かって、前記中心部の周りの少なくとも一部を周回する経路を設定する経路設定手段と、
前記流体を吐出させながら前記ノズルを前記設定した経路に沿って移動するノズル移動手段と、を具備し、
前記形状取得手段は、前記ワークの立体形状を更に取得し、
前記経路設定手段は、前記取得した立体形状に基づいて、前記保持したワークの表面から一定距離の位置に前記経路を設定する、
ことを特徴とするワーク洗浄装置。 - 前記吐出手段は、前記取得した立体形状に基づいて、前記ワークの表面に対する前記ノズルの角度を一定に保つことを特徴とする請求項5、又は請求項6に記載のワーク洗浄装置。
- ワークを保持する保持ステップと、
前記保持したワークの中心部から最も近い異物に向かう経路を経由し、前記中心部から外周部に向かって、前記中心部の周りの少なくとも一部を周回する経路と、既に通過した前記経路の前記外周部の側に新たな経路を設定する経路設定ステップと、
ノズルから前記保持したワークに対して洗浄用の流体を吐出する吐出ステップと、
前記流体を吐出させながら前記ノズルを前記設定した経路に沿って移動するノズル移動ステップと、
から構成されたことを特徴とするワーク洗浄方法。 - ワークを保持する保持ステップと、
前記保持したワークの中心部から最も近い異物に向かう経路を経由し、前記中心部から外周部に向かって、前記中心部の周りの少なくとも一部を周回する経路と、吐出した洗浄用の流体により異物が除去される領域内に新たな経路を設定する経路設定ステップと、
ノズルから前記保持したワークに対して前記洗浄用の流体を吐出する吐出ステップと、
前記流体を吐出させながら前記ノズルを前記設定した経路に沿って移動するノズル移動ステップと、
から構成されたことを特徴とするワーク洗浄方法。 - ワークを保持する保持ステップと、
前記保持したワークの形状を取得する形状取得ステップと、
異物を検出する検出ステップと、
前記取得したワークの形状から前記ワークの中心部と外周部を特定し、前記特定した外周部の形状に沿って、前記保持したワークの中心部から最も近い異物に向かう経路を経由して、外周部に向かって、前記中心部の周りの少なくとも一部を周回する経路を設定する経路設定ステップと、
ノズルから前記保持したワークに対して洗浄用の流体を吐出する吐出ステップと、
前記流体を吐出させながら前記ノズルを前記設定した経路に沿って移動するノズル移動ステップと、
から構成されたことを特徴とするワーク洗浄方法。 - ワークを保持する保持ステップと、
前記保持したワークの形状を取得する形状取得ステップと、
前記取得したワークの形状から前記ワークの中心部と外周部を特定し、前記特定した外周部の形状に沿って、前記保持したワークの前記中心部から前記外周部に向かって、前記中心部の周りの少なくとも一部を周回する経路を設定する経路設定ステップと、
ノズルから前記保持したワークに対して洗浄用の流体を吐出する吐出ステップと、
前記流体を吐出させながら前記ノズルを前記設定した経路に沿って移動するノズル移動ステップと、から構成され、
前記形状取得ステップは、前記ワークの立体形状を更に取得し、
前記経路設定ステップは、前記取得した立体形状に基づいて、前記保持したワークの表面から一定距離の位置に前記経路を設定する、
ことを特徴とするワーク洗浄方法。
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