JP6721872B2 - 集積回路、回路アセンブリおよびその動作方法 - Google Patents

集積回路、回路アセンブリおよびその動作方法 Download PDF

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Description

本発明は、少なくとも1つの電源電圧端子、音声信号に対応するアナログ入力信号を受信する少なくとも1つの入力端子、および少なくとも1つの出力端子を備える集積回路に関し、ここでこの集積回路は、この入力端子で受信された音声信号を増幅し、そしてこれに対応した増幅された信号を、少なくとも1つの出力端子に出力するように構成されている。さらに本発明は、1つの信号源、1つの信号処理デバイス、およびこの信号源とこの信号処理デバイスとの間に配設された1つの増幅器回路を備える回路アセンブリに関する。さらに本発明は、1つの信号源、1つの増幅器、および1つの信号処理デバイスを備える回路アセンブリを動作させるための方法に関する。
集積回路、回路アセンブリ、およびこれらの動作に適合した方法は、一般的に信号処理の分野で知られている。具体的には、このような回路構成は、マイクロフォンまたはこれと類似の変換器から出力される信号を増幅するためのアナログ段で使用することができる。
多くのアプリケーションにおいては、大きなダイナミックレンジを有する信号の処理が必要とされている。たとえば音響的演奏または音響・映像的演奏を可搬装置を用いて録音する場合には、この演奏の静かなパッセージおよび大音量のパッセージが、高音質で録音されなければならない。しかしながら、特にバッテリー駆動のモバイル機器を用いた場合には、処理デバイスのダイナミックレンジはしばしば制限されている。たとえば、その後のデジタル信号処理デバイスのために、アナログ音声信号を変換するために用いられるアナログデジタル変換器のダイナミックレンジは、このバッテリーから得られる電源電圧によって制限され得る。全信号領域に渡って充分な解像度を維持するために、何らかの形態の信号の前処理が使用され得る。たとえば、マイクロフォンから出力されるアナログ信号は、自動利得制御回路を有する増幅器を用いて前段増幅されてよい。このようにして演奏の静かなパッセージを大きな増幅率設定を用いて増幅することができ、より大きな信号振幅となり、一方大音量の演奏部分は、小さな増幅率設定を用いて増幅することができる。
この観点から特許文献1は、本願の図4に示す信号処理ユニットSPUを含むアセンブリを開示している。1つの信号経路SLがアナログ信号入力部INAからアナログ信号出力部OUTAに繋がっている。この信号経路SL内において、1つの増幅器LNAがこのアナログ信号入力部INAに供給されるアナログ信号を増幅するために配設されており、そしてこの増幅された信号をこのアナログ信号出力部OUTAに導いているこの信号経路SLおよび増幅器LNAには、この増幅器LNAの利得を制御する1つの自動利得制御部AGCがカップリングされている。現在の利得に関する利得情報は、この自動利得制御部AGCからデジタルまたはアナログ信号として出力され、この信号は利得情報出力部DGIに供給される。こうして上記の信号処理ユニットSPUは、1つのアナログ信号出力部OUTAを備え、そしてさらに上記の利得情報出力部DGIを備える。
上記の利得情報出力部DGIに出力される情報は、ここで上記の信号処理ユニットSPUの感度に関する情報が必要となる、上記の増幅されたアナログ信号のさらなる処理のために有用である。しかしながら特許文献1に開示された回路アセンブリは、上記の利得情報を出力するための追加端子を準備することを必要としている。特に高度に集積された回路および微細化された回路設計においては、この追加端子の準備は問題となり得る。さらにこのような回路アセンブリは、上記の必要とする利得情報を供給するための追加端子を準備することができない既存のチップパッケージあるいは回路構成においては、使用することができない。
米国特許出願公開第20140185832A1号明細書
したがって、本発明の課題は代替のデバイス、システム、および方法を提供することであり、これらは大きなダイナミックレンジを有する信号処理を可能とし、そして既存の回路構成と互換性があるものである。好ましくは、これらは、公知の集積化された増幅器回路の端子の数および形式で与えられるような既存の接続構成と互換性がなければならない。
本発明の第1の態様によれば、1つの集積回路が提供される。この集積回路は、この集積回路の動作用の電源電圧を受け取るように構成されている少なくとも1つの電源電圧端子を備える。この集積回路は、音声信号に対応するアナログ入力信号を受信するように構成された少なくとも1つの入力端子、およびアナログ出力信号を出力するように構成されている少なくとも1つの出力端子を備える。さらにこの集積回路は、この少なくとも1つの入力端子に供給されるアナログ入力信号の信号強度を検出するように構成されている1つの信号強度検出器を備える。この集積回路は、検出された信号強度に基づいて上記の音声信号を増幅し、そしてこれに対応する増幅された信号を上記の少なくとも1つの出力端子に出力するように構成されている。さらにこの集積回路は、上記の少なくとも1つの電源電圧端子または上記の少なくとも1つの出力端子で、この集積回路の増幅率設定を示すように構成されている、1つの信号送信回路を備える。
信号強度検出器を用いて信号強度を検出することによって、音声信号を増幅するために使用される集積回路は、入力信号の信号強度に合わせて設定することができる。この集積回路の内部設定は、たとえば信号処理デバイスのような外部ユニットに、この集積回路の既存の端子、具体的には上記の出力端子または上記の電源電圧端子を用いた信号送信回路によって、信号送信することができる。このようにして追加の端子を準備することを避けることができ、一方音声信号の大きなダイナミックレンジを可能とすることができる。
第1の態様の第1の実施形態によれば、上記の信号送信回路は、1つの信号発生器を備え、そして上記の少なくとも1つの出力端子に接続されている。この信号送信回路は、所定の第1の周波数信号を生成するように、そして、もし上記の集積回路が第1の増幅率設定で動作している場合には、上記の増幅された信号にこの所定の第1の周波数信号を重畳するように構成されている。さらに、この信号送信回路は、もし上記の集積回路が第2の増幅率設定で動作している場合には、上記の増幅された信号に上記の所定の第1の周波数信号を重畳しないように、すなわち上記の増幅された信号に所定の第2の周波数信号を重畳するように構成されている。この実施形態においては、上記の増幅率設定を示すために、上記の集積回路において内部的に生成された追加の周波数信号を供給することを用いることができる。
好ましくは、上記の少なくとも1つの第1の入力端子で受信された上記のアナログ入力信号は、所定の信号帯域幅を有し、そして上記の所定の第1の周波数信号は、この所定の信号帯域幅の外側の周波数、具体的にはこの所定の信号帯域幅の上限より上の周波数を有する。たとえば、上記のアナログ入力信号が20Hz〜20kHzの領域の音声信号を表す場合、上記の第1の所定の信号は、超音波の領域の音声信号、すなわち20kHzより上の音声信号であってよい。
上記の第1の態様の1つの第2の実施形態によれば、上記の信号送信回路は、少なくとも1つの電気的負荷を備え、そして上記の少なくとも1つの電源電圧端子に接続されている。上記の信号送信回路は、もし上記の集積回路が第1の増幅率設定で動作している場合には、1つの所定の第1の電気的負荷を有効にし、そして、もし上記の集積回路が第2の増幅率設定で動作している場合には、この所定の第1の電気的負荷を有効とはせず、すなわち1つの所定の第2の負荷を有効とするように構成されている。この実施形態においては、上記の集積回路の増幅率設定は、インピーダンスの低下あるいはこの集積回路に供給される電源電圧の電圧降下を用いて信号送信することができる。
上記の第1の態様の1つの第3の実施形態によれば、上記の信号送信回路は、1つのオフセット電圧発生器を備え、そして上記の少なくとも1つの信号出力端子に接続されている。この信号送信回路は、1つの所定の第1のオフセット電圧を生成するように、そして、もし上記の集積回路が上記の第1の増幅率設定で動作している場合、上記の増幅された信号にこの所定の第1のオフセット電圧を重畳するように構成されている。もし上記の集積回路が上記の第2の増幅率設定で動作している場合、上記の増幅された信号には、上記の所定の第1のオフセット電圧は重畳されず、すなわち1つの所定の第2のオフセット電圧が重畳されるようになっている。上記の少なくとも1つの出力端子を介して出力されるオフセット電圧は、ハイパスフィルタによって容易に検出およびフィルタリングすることができる。このような、上記の集積回路の増幅率設定の信号送信は、上記のアナログ出力信号を大きく乱すことなく行うことができる。
1つの代替の実施形態によれば、上記の信号送信回路は、上記の集積回路が第1の増幅率設定を用いる動作モードに切り替えられている第1の所定の期間に、この第1の増幅率設定を示す第1の制御信号を出力するように構成されており、そして、上記の集積回路が第2の増幅率設定を用いる動作モードに切り替えられている第2の所定の期間に、この第2の増幅率設定を示す第2の制御信号を出力するように構成されている。第2の代替の実施形態によれば、上記の信号送信回路は、上記の集積回路が第1の増幅率設定を用いて動作している限り、この第1の増幅率を示す上記の第1の制御信号を出力するように構成されており、そして、上記の集積回路が第2の増幅率設定を用いて動作している限り、この第1の制御信号を出力せず、すなわち上記の第2の増幅率を示す第2の制御信号を出力するように構成されている。上記の集積回路が第1または第2の増幅率設定を用いて動作している限り、第1の制御信号および任意に追加として第2の制御信号を生成することによって、上記の集積回路の現在の増幅率設定をいつでも検出することができる。しかしながら、不要な電気エネルギーの消費を制限し、あるいは出力信号の乱れを抑えるために、第1および第2の制御信号は、上記の集積回路の動作モードが以前の状態から変化した時にのみ出力されるようになっていてよい。
上記で説明したように、上記の集積回路は、2つの所定の動作モードの1つで動作してよい。代替として、上記の集積回路は、さらに大きなダイナミックレンジを達成するために、1つの調整可能な増幅器の複数の異なる利得設定の内の1つ、および/または1つのバイアス電圧発生器の複数の異なるマイクロフォンバイアス電圧の内の1つを用いて動作させられてよい。
上記の信号強度検出器は、上記の音声信号の音圧レベルを測定するように構成されていてよい。上記の集積回路は、差動信号源の入力部として構成されている、1つの第1の入力端子および1つの第2の入力端子を備えてよい。さらにこの集積回路は、差動信号処理デバイス用の信号出力部として構成されている、1つの第1の出力端子および1つの第2の出力端子を備えてよい。
本発明の第2の態様によれば、1つの回路アセンブリが開示される。この回路アセンブリは、第1のアナログ信号を供給する1つの信号源と、第2のアナログ信号を処理するように構成されている1つの信号処理デバイスと、1つの信号強度検出器および1つの信号送信回路を備える1つの増幅器回路と、を備える。この増幅器回路は、この信号源とこの信号処理デバイスとの間の信号経路に配設されている。上記の信号強度検出器は、上記の第1のアナログ信号の信号強度を検出するように構成されている。上記の増幅器回路は、この検出された信号強度に基づいて、上記の第1のアナログ信号を増幅するように構成されており、そして上記の第2のアナログ信号に含まれる上記の第1のアナログ信号の増幅されたものを出力するように構成されている。上記の信号送信回路は、上記の第2のアナログ信号に含まれている制御信号を出力することによって、あるいは上記の増幅器回路の電力消費を変更することによって、上記の増幅器回路の増幅率設定を示すように構成されている。
上記の第2の態様による回路アセンブリは、増幅器回路に追加の端子を準備することなく、あるいはこの増幅器回路と信号処理デバイスとの間の追加の接続を準備することなく、信号処理デバイスに増幅率設定を示すことを可能とする。
1つの実施形態によれば、上記の回路アセンブリは、1つの負荷検出回路を備え、この負荷検出回路は外部に、上記の増幅器回路の上記の少なくとも1つの電源電圧端子で接続されている。この負荷検出回路は、上記の増幅器回路の増幅率設定を示す制御信号を上記の信号処理デバイスに供給するように構成されている。外部の負荷検出回路を用いることによって、上記の増幅器回路の電源電圧の電圧降下を検出することができる。このようにして上記の増幅率設定を示す適切な制御信号を、この回路アセンブリの他の部品に供給することができる。
少なくとも1つの実施形態によれば、上記の信号源は、大きなダイナミックレンジのアナログマイクロフォンを備える。少なくとも1つの実施形態によれば、上記の信号処理デバイスは、アナログデジタル変換器,アナログ信号プロセッサ,マイクロコントローラ,デジタル信号プロセッサ,オーディオCODEC,および電力増幅器、の内の少なくとも1つを備える。
本発明の第3の態様によれば、1つの信号源,1つの増幅器回路,および1つの信号処理デバイスを備える回路アセンブリを動作させるための方法が提供される。この方法は、以下のステップを備える。
−上記の信号源によって供給された信号の信号強度を検出するステップ。
−この検出された信号強度に基づいて、増幅率設定を選択するステップ。
−この増幅率設定に基づいて、上記の供給された信号を増幅し、そしてこの増幅された信号を上記の信号処理デバイスに供給するステップ。
−上記の信号処理デバイスに供給された上記の増幅された信号を変更することによって、あるいは上記の増幅器回路の電力消費を変更することによって、上記の増幅率設定を上記の信号処理デバイスに信号送信するステップ。
上記のステップを用いることによって、追加の端子を準備すること無しに、増幅器回路の増幅率設定を信号処理デバイスに信号送信することができる。
以下の段落では、一組の有利な態様が開示される。各々の態様には、他の態様の中の1つの態様の特徴を参照することを容易にするために番号が付与される。それぞれの態様から生じる特徴は、それらが関係する特定の態様に関連しているだけではなく、それら自身が関連する態様においても関係している。
1.(態様1)集積回路の動作用の電源電圧を受け取るように構成された少なくとも1つの電源電圧端子と、音声信号に対応するアナログ入力信号を受信するように構成された少なくとも1つの入力端子と、アナログ出力信号を出力するように構成された少なくとも1つの出力端子と、少なくとも1つの入力端子に供給されるアナログ入力信号の信号強度を検出するように構成された1つの信号強度検出器であって、集積回路が、検出された当該信号強度に基づいて音声信号を増幅し、そしてこれに対応する増幅された信号を少なくとも1つの出力端子に出力するように構成されている信号強度検出器と、を備え、集積回路が、少なくとも1つの電源電圧端子または少なくとも1つの出力端子で、集積回路の増幅率設定を示すように構成されている、1つの信号送信回路を備える、ことを特徴とする集積回路。
2.(態様2)態様1に記載の集積回路において、信号送信回路は、1つの信号発生器を備え、そして少なくとも1つの出力端子に接続されており、信号送信回路は、所定の第1の周波数信号を生成するように、そして、もし集積回路が第1の増幅率設定で動作している場合には、増幅された信号に当該所定の第1の周波数信号を重畳するように構成されており、そして、もし集積回路が第2の増幅率設定で動作している場合には、増幅された信号に所定の第1の周波数信号を重畳しないように、すなわち増幅された信号に所定の第2の周波数信号を重畳するように構成されている、ことを特徴とする集積回路。
3.(態様3)態様2に記載の集積回路において、少なくとも1つの第1の入力端子で受信されたアナログ入力信号は、所定の信号帯域幅を有し、そして所定の第1の周波数信号は、当該所定の信号帯域幅の外側の周波数、具体的には当該所定の信号帯域幅の上限より上の周波数を有することを特徴とする集積回路。
4.(態様4)態様1に記載の集積回路において、信号送信回路は、少なくとも1つの電気的負荷を備え、そして少なくとも1つの電源電圧端子に接続されており、信号送信回路は、もし集積回路が第1の増幅率設定で動作している場合には、1つの所定の第1の電気的負荷を有効にし、そして、もし上記の集積回路が第2の増幅率設定で動作している場合には、この所定の第1の電気的負荷を有効とはせず、すなわち1つの所定の第2の負荷を有効とするように構成されている、ことを特徴とする集積回路。
5.(態様5)態様1に記載の集積回路において、信号送信回路は、1つのオフセット電圧発生器を備え、そして少なくとも1つの信号出力端子に接続されており、信号送信回路は、1つの所定の第1のオフセット電圧を生成するように、そして、もし集積回路が第1の増幅率設定で動作している場合には、増幅された信号に当該所定の第1のオフセット電圧を重畳するように構成されており、そして、もし集積回路が第2の増幅率設定で動作している場合には、増幅された信号には、所定の第1のオフセット電圧は重畳されず、すなわち1つの所定の第2のオフセット電圧が重畳されるようになっている、ことを特徴とする集積回路。
6.(態様6)態様1乃至5のいずれか1つに記載の集積回路において、信号送信回路は、集積回路が第1の増幅率設定を用いる動作モードに切り替えられている第1の所定の期間に、当該第1の増幅率設定を示す第1の制御信号を出力するように構成されており、そして、集積回路が第2の増幅率設定を用いる動作モードに切り替えられている第2の所定の期間に、当該第2の増幅率設定を示す第2の制御信号を出力するように構成されている、ことを特徴とする集積回路。
7.(態様7)態様1乃至5のいずれか1つに記載の集積回路において、信号送信回路は、集積回路が第1の増幅率設定を用いて動作している限り、当該第1の増幅率を示す第1の制御信号を出力するように構成されており、そして、集積回路が第2の増幅率設定を用いて動作している限り、当該第1の制御信号を出力せず、すなわち当該第2の増幅率を示す第2の制御信号を出力するように構成されている、ことを特徴とする集積回路。
8.(態様8)態様1乃至7のいずれか1つに記載の集積回路において、複数の異なる利得設定の内の1つを用いて動作するように構成されている、1つの調整可能な増幅器をさらに備えることを特徴とする集積回路。
9.(態様9)態様1乃至7のいずれか1つに記載の集積回路において、複数の異なるマイクロフォンバイアス電圧の内の1つを用いて動作するように構成されている1つのバイアス電圧発生器をさらに備えることを特徴とする集積回路。
10.(態様10)態様1乃至9のいずれか1つに記載の集積回路において、複数信号強度検出器は、音声信号の音圧レベルを測定するように構成されていることを特徴とする集積回路。
11.(態様11)態様1乃至10のいずれか1つに記載の集積回路において、複数差動信号源の入力部として構成されている、1つの第1の入力端子および1つの第2の入力端子を備えることを特徴とする集積回路。
12.(態様12)態様1乃至5のいずれか1つに記載の集積回路において、複数差動信号処理デバイス用の信号出力部として構成されている、1つの第1の出力端子および1つの第2の出力端子を備えることを特徴とする集積回路。
13.(態様13)回路アセンブリであって、第1のアナログ信号を供給する1つの信号源と、第2のアナログ信号を処理するように構成されている1つの信号処理デバイスと、1つの信号強度検出器、および1つの信号送信回路を備え、信号源と信号処理デバイスとの間の信号経路に配設されている、1つの増幅器回路と、を備え、信号強度検出器は、第1のアナログ信号の信号強度を検出するように構成されており、増幅器回路は、検出された信号強度に基づいて、第1のアナログ信号を増幅するように構成されており、そして第2のアナログ信号に含まれる第1のアナログ信号の増幅されたものを出力するように構成されており、信号送信回路は、第2のアナログ信号に含まれている制御信号を出力することによって、あるいは増幅器回路の電力消費を変更することによって、増幅器回路の増幅率設定を示すように構成されている、ことを特徴とする回路アセンブリ。
14.(態様14)態様13に記載の回路アセンブリにおいて、1つの負荷検出回路をさらに備え、負荷検出回路は外部に、増幅器回路の少なくとも1つの電源電圧端子で接続されており、負荷検出回路は、増幅器回路の増幅率設定を示す制御信号を信号処理デバイスに供給するように構成されている、ことを特徴とする回路アセンブリ。
15.(態様15)態様13又は14に記載の回路アセンブリにおいて、信号源は、大きなダイナミックレンジのアナログマイクロフォンを備えることを特徴とする、請求項13または14に記載の回路アセンブリ。
16.(態様16)態様13乃至15のいずれか1つに記載の回路アセンブリにおいて、信号処理デバイスは、アナログデジタル変換器,アナログ信号プロセッサ,マイクロコントローラ,デジタル信号プロセッサ,オーディオCODEC,および電力増幅器、の内の少なくとも1つを備えることを特徴とする回路アセンブリ。
17.(態様17)1つの信号源,1つの増幅器回路,および1つの信号処理デバイスを備える回路アセンブリを動作させるための方法であって、信号源によって供給された信号の信号強度を検出するステップと、検出された信号強度に基づいて、増幅率設定を選択するステップと、増幅率設定に基づいて、供給された信号を増幅し、そして増幅された当該信号を信号処理デバイスに供給するステップと、信号処理デバイスに供給された増幅された信号を変更することによって、あるいは増幅器回路の電力消費を変更することによって、増幅率設定を信号処理デバイスに信号送信するステップと、を備えることを特徴とする方法。
さらなる本発明の有利な実施形態(複数)は、添付の特許請求の範囲およびここに示す好ましい実施形態の以下の詳細な説明で開示される。
本発明の様々な実施形態が、添付した図を参照して以下に説明される。ここでは、異なる実施形態の同様な特徴に関しては、同じ参照記号が用いられている。特に記載が無ければ、1つの実施形態に関して記載される個々の特徴の説明は、これに対応する他の実施形態の特徴に対しても同様に適用されるものである。
第1の実施形態による1つの第1の回路アセンブリの概略図を示す。 図1Aに示す回路アセンブリ用の第1の信号送信の概略図を示す。 図1Aに示す回路アセンブリ用の第2の信号送信の概略図を示す。 第2の実施形態による1つの第2の回路アセンブリの概略図を示す。 図2Aに示す回路アセンブリ用の信号送信の概略図を示す。 第3の実施形態による1つの第3の回路アセンブリの概略図を示す。 図3Aに示す回路アセンブリ用の信号送信の概略図を示す。 従来技術による1つの信号処理ユニットを示す。
図1Aに示す本発明の1つの第1の実施形態によれば、1つの追加の高周波数信号が増
幅器回路の1つの出力信号に重畳されている。
図1Aは、1つの信号源110,1つの増幅器を搭載する1つの特定用途向け集積回路(ASIC)120,および1つの信号処理デバイス190を備える、1つの回路アセンブリ100を示す。ここに示す実施形態においては、この信号源110は、1つの差動マイクロフォン112から成っている。このマイクロフォン112は、2つの入力端子122および124を用いてASIC120に接続されている。たとえば第1の入力端子122は、1つの差動信号ラインの正の入力端子であってよく、そして第2の入力端子124は、負の入力端子であってよい。これらの入力端子122および124を介して供給されるアナログ信号は、1つの増幅器126で増幅され、そしてこの増幅器126の出力信号が、1つの差動信号出力部の2つの出力端子132および134に出力される。
ここに記載する実施形態においては、増幅器126は、2つの異なる利得設定を有する1つの前段増幅器である。この利得設定は、音圧モニター136で構成された信号強度検出器によって生成される制御信号High_SPLに基づいて設定される。もし上記の入力端子122および124で検出された音圧が、所定の閾値を越える場合、この制御信号High_SPLが上記の増幅器126に供給される。もしこの音圧レベルがこの所定の閾値レベルより下であれば、これに対応してこの制御信号は供給されない。この制御信号High_SPLは、1つの論理回路138にも供給され、クロック発生器140によって供給される高周波数クロック信号をマスキングするためのマスキング信号として用いられる。たとえば、このクロック発生器140は、25kHzの周波数を有する固定周波数信号を供給することができる。もしこの制御信号High_SPLが上記の論理回路138に供給されると、このクロック発生器140によって生成される信号が、1つのスイッチ142を動作させるために用いられる。このスイッチ142は、負の出力端子134を、1つの内部抵抗Rを介して、ASIC120を電気的なグラウンド電位146に接続するための1つの端子144に接続する。このようにして上記のクロック発生器140によって生成されるクロック信号の周波数を有する追加の信号が、上記のASIC120によって出力される出力信号に重畳される。
ここで説明する実施形態においては、信号処理デバイス190は、1つのアナログデジタル変換器192ならびに1つのデジタルCODEC194を備える。このCODEC194によって行われる周波数スペクトル分析に基づいて、上記のASIC120の信号送信回路によって生成された追加の信号を検出することができる。このようにしてこの信号処理デバイス190は、上記の増幅器126の増幅率設定を認識することができ、そしてこれに応じて上記の増幅された信号を処理することができる。
図1Bは、上記の制御信号High_SPLの時間に対する信号レベルを、上記のASIC120の周波数応答と共に示す。図1Bの下側部分から分るように、t1とt2との間の期間には、音圧モニター136によって大きな音圧レベルが検出されており、周波数f1を有する追加の高周波数信号が出力されている。図1Bを参照して説明する実施形態においては、上記の追加の信号は、上記の制御信号High_SPLがhighになっている限り出力される。上記の出力される信号の周波数f1は、マイクロフォン112から出力される音声信号の帯域幅より高くなっており、この信号はASIC190によって増幅される。このようにして、上記の追加の信号を出力することは、信号処理デバイス190に供給される有効な信号を妨害しない。
図1Cはもう1つの実施形態による1つの代替の信号送信の概略図を示す。この実施形態においては、同様に上記の制御信号High_SPLがクロック発生器140に供給される。この制御信号High_SPLに応じて、クロック発生器140は、異なる周波数である、第1の周波数または第2の周波数を有するクロック信号を生成し、それぞれ第1の周波数f1または第2の周波数f2を有する追加の音信号を生じる。さらに、この実施形態による論理回路138は、上記の制御信号High_SPLが変化した後の所定の期間のみ、このクロック信号を通過させるように構成されている。これに応じて、時間t2での大音圧に対する低利得設定への切り替え後、周波数f1を有する音信号が、所定の期間上記の出力信号に重畳される。時間t3での小音圧用の高利得設定への切り替え後、周波数f2を有する音信号が、所定の期間上記の出力信号に重畳される。上記の制御信号High_SPLが安定している期間、たとえば時刻t1およびt4においては、追加の音信号は上記の出力信号に全く重畳されない。
代替として、不図示の1つの実施形態においては、以前に用いられた同じ周波数を有する1つの第2の音信号が、上記の増幅器126を高利得設定に切り替え戻した後に上記の出力信号に重畳される。この実施形態においては、ASIC120は、起動の際に所定の正常モード、たとえば高利得設定で動作開始し、そしてこの後、増幅率設定の切り替え毎に、同じ周波数数、たとえば周波数f1を有する1つの音信号を上記の出力信号に重畳する。
図2Aに示す本発明の1つの第2の実施形態によれば、1つの電流信号が、増幅器回路の通常の消費電流に重畳されている。さらに、調整可能な増幅器の代わりに、この増幅器の増幅率を変更するために、調整可能なバイアス電圧発生器が用いられる。
図2Aは、1つの増幅器回路および1つの負荷検出回路280を搭載する1つの特定用途向け集積回路(ASIC)220を備える1つの回路アセンブリ200を示す。この目的とする機能は、上記の第1の実施形態によるASIC120と同様である。しかしながら、図2Aに示す実施形態においては、シングルエンドトランスデューサ(不図示)から出力される信号が、1つの単一入力端子222に供給され、増幅器126によって増幅され、そしてこの後の信号処理デバイス(不図示)用に、1つの単一の出力端子232に出力される。
さらにASIC220は、入力端子222に接続されたマイクロフォン(図2Aには不図示)用のバイアス電圧を発生するための1つのバイアス電圧発生器228を備える。マイクロフォンのタイプに依存して、このバイアス電圧は、図2Aに示すようにバイアス電圧端子230を用いて分離して供給することができ、あるいは入力信号に重畳することができ、入力端子222を介して供給することができる。増幅器126の増幅率を直接変更する代わりに、この実施形態においては、バイアス電圧発生器228によって供給されるバイアス電圧が、大音圧レベルを示す制御信号High_SPLに対応して変更される。もし大音圧レベルが検出される場合、低いバイアス電圧がマイクロフォンに供給されて、小さな増幅率設定が生じ、そして小音圧レベルが検出される場合、高いバイアス電圧がマイクロフォンに供給されて、大きな増幅率設定が生じる。
ここで説明する実施形態においては、電源電圧Vddは、電源電圧端子262を用いて、ASIC220に供給される。電源電圧端子262に供給されるこの電源電圧Vddは、特に、バイアス電圧発生器228,増幅器126,および音圧モニター136に電源供給するために用いられる。図2Aに示す実施形態においては、音圧モニター136によって決定される制御信号High_SPLがバイアス電圧発生器228および論理回路264に供給されている。この制御信号High_SPLに依存して、選択的に第1のスイッチ266または第2のスイッチ268が閉じる。この第1のスイッチ266を閉じることによって、第1の内部抵抗R1が、電源電圧端子262に接続される。この第2のスイッチ268を閉じることによって、第2の内部抵抗R2が、電源電圧端子262に接続される。
負荷検出回路280は、1つの検出抵抗Rextを備える。この検出抵抗Rextに渡る電圧降下に基づいて、ASIC220を通る電流Iddが決定される。さらに、もしこのASIC220が負荷R1およびR2が機能していない場合の消費電流Idd0を知っていれば、負荷検出回路280によって、検出された電流Iddに基づいて、これらの負荷R1およびR2の稼働を検出することができる。図2Aには示されていないが、この負荷検出回路280は、ASIC220の増幅率設定の情報を必要とするこれ以降のどの処理デバイスに対しても、対応する制御信号を供給する。
図2Aに示す回路アセンブリ200の動作は、図2Bの信号送信の概略図を用いて最も良く理解することができる。ここで高増幅率を有するモードから低増幅率を有するモードへ遷移した直後、すなわち上記の制御信号High_SPLがローレベルからハイレベルに遷移した直後に、第1の負荷R1の稼働に対応する第1のピークの動作電流Idd1が、ASIC220の入力電流特性に所定の時間幅で示されている。この所定時間経過後、第1の負荷R1は、論理回路264によって、第1のスイッチ266を用いて遮断されて、ASIC220の電流は、その通常電流Idd0に復帰する。これに続く、高温圧レベルの状態から低音圧レベルの状態への遷移の際には、第2のピークがこのASIC220の電流特性に示されている。この時間幅におけるピーク電流はIdd2に対応する。図2Bに示すように、この第2のピークの振幅は第1のピークのものと異なっているので、正確な増幅率設定が負荷検出回路280に伝えられてよい。代替として、上記の第1の実施形態について説明したように、周期的なモード変更あるいはモード切り替えをコーディングするために、上記の第2のピークは、上記の第1のピークと同じ振幅を有してよい。これらの追加の負荷R1およびR2は、比較的短時間のみ稼働されるので、これらはこの回路アセンブリ200のエネルギー効率に大きな影響を及ぼさない。
もちろん上記の追加の負荷R1は、増幅器126が第1の増幅率設定で動作している全期間に対し、有効とされてもよい。この場合第1の増幅率信号を示すために、追加の負荷は全く必要でない。好ましくは信号源110の特性が知られているならば、ASIC220のエネルギー効率を改善するために、この増幅器があまり使用されない動作モードにおいて上記の追加の負荷が稼働される。
図3Aに示す本発明の第3の実施形態によれば、DCレベルシフトが増幅器回路の出力信号に加えられる。
図3Aは、1つの信号源110と、1つの増幅器回路および1つの信号処理デバイスを搭載する1つの特定用途向け集積回路(ASIC)320と、を備える1つの回路アセンブリ300を示す。この目的とする機能は、上記の第1の実施形態によるASIC120と同様である。
図3Aに示すASIC320は、1つの差動マイクロフォン112に接続されている。調整可能な増幅器126の増幅率設定を信号送信するために、DCレベルシフトがこのASIC320の出力端子132および134でのコモンモード出力電圧に強制的に加えられる。典型的には、この増幅器回路の出力電圧の中心値は、ミッドレイル電圧となっており、たとえば1.8Vの電源電圧Vddを有するASIC320に対しては0.9V付近となっている。上記の出力端子132および134のDC成分をレベルシフトするために、音圧モニタ136は、制御信号High_SPLをDCレベルシフタ372に供給する。ここで説明する実施形態においては、たとえば0.4Vのバイアス電圧が、出力端子132および134での増幅された出力信号に重畳されている。
信号処理デバイス390においては、上記のDCレベルシフトを検出するために1つのDCレベル検出器396が用いられてよい。さらにこれに続く減算ユニット398は、たとえば出力端子132および134に出力される信号が従来システムにおける同じような方法で処理することができるように、DCレベルシフタ372から出力されるどのようなDC成分も自動的に相殺する。
図3Bに示すように、このDCレベルシフトは、1つの増幅率設定から別の増幅率設定に遷移した後の短期間に対してのみ供給されてよい。たとえば小音圧レベル用に適した増幅率設定から大音圧レベル用に適した増幅率設定に変更する場合、負のDCレベルシフトVo1が所定の期間に対して供給されてよい。この逆に、以前の増幅率設定に戻し切り替えする場合、DC電圧レベルシフトVo2が供給されてよい。代替として、上述したように、「切り替え」信号が、増幅率設定の変更の際に正または負のオフセットのみを用いて供給されてよく、あるいは特定の増幅率設定が増幅器126によって使用されている間は、これに対応する信号送信が行われてよい。
本発明は、2つの異なる増幅率設定、すなわち2つの異なる利得値またはバイアス電圧レベルのみを有する増幅器回路について説明されているが、本発明は、複数のレベルを有する、信号強度検出器およびこれに対応する自動利得回路または自動バイアス制御器にも適用することができる。たとえば各々の増幅率設定は、それぞれ対応する周波数、それぞれ対応する電流信号、またはそれぞれ対応するDCレベルシフト、の音を用いて伝えられてよい。さらにアナログの利得設定あるいはマイクロフォンバイアス電圧変更さえも、それぞれ対応する重畳された制御信号、それぞれ対応する電流信号、あるいはそれぞれ対応するDCオフセットの周波数、に基づいて指示されてよい。
上記の実施形態は、ASIC120,220,および320を参照して説明されたが、他の集積回路または回路構成が上記の増幅器回路を搭載するために用いられてよい。このような回路のいずれも、1つの電源電圧端子、1つのグラウンド電位端子、1つまたは2つの入力端子、および1つまたは2つの出力端子を備えることのみが必要とされる。こうして4〜6個の出力ピンを有する従来のチップパッケージを、本発明に従って使用することができる。
100 : 回路アセンブリ
110 : 信号源
112 : マイクロフォン
120 : ASIC(増幅器回路)
122,124 : 入力端子
126 : 増幅器
132,134 : 出力端子
136 : 音圧モニター
138 : 論理回路
140 : クロック発生器
142 : スイッチ
144 : グラウンド端子
146 : グラウンド端子
190 : 信号処理デバイス
192 : アナログデジタル変換器(ADC)
194 : CODEC
200 : 回路アセンブリ
220 : ASIC(増幅器回路)
222 : 入力端子
228 : バイアス電圧発生器
230 : バイアス電圧端子
232 : 出力端子
262 : 電源電圧端子
264 : 論理回路
266 : スイッチ
268 : スイッチ
280 : 負荷検出回路
300 : 回路アセンブリ
320 : ASIC(増幅器回路)
372 : DCレベルシフタ
390 : 信号処理デバイス
396 : DCレベルシフタ
398 : 減算ユニット

Claims (15)

  1. 集積回路であって、
    前記集積回路の動作用の電源電圧(Vdd)を受け取るように構成された少なくとも1つの電源電圧端子(262)と、
    音声信号に対応するアナログ入力信号を受信するように構成された少なくとも1つの入力端子(122,124)と、
    アナログ出力信号を出力するように構成された少なくとも1つの出力端子(132,134)と、
    前記少なくとも1つの入力端子(122,124)に供給される前記アナログ入力信号の信号強度を検出するように構成された1つの信号強度検出器であって、前記集積回路が、検出された当該信号強度に基づいて前記音声信号を増幅し、そしてこれに対応する増幅された信号を前記少なくとも1つの出力端子(132,134)に出力するように構成されている信号強度検出器と、
    を備え、
    前記集積回路が、前記少なくとも1つの出力端子(132,134)で、前記増幅された信号に付加信号を重畳することにより、前記集積回路の増幅率設定を示すように構成されている、1つの信号送信回路を備える、
    ことを特徴とする集積回路。
  2. 請求項1に記載の集積回路において、
    前記信号送信回路は、1つの信号発生器を備え、そして前記少なくとも1つの出力端子(132,134)に接続されており、
    前記信号送信回路は、所定の第1の周波数信号を生成するように、そして、もし前記集積回路が第1の増幅率設定で動作している場合には、前記増幅された信号に当該所定の第1の周波数信号を重畳するように構成されており、そして、もし前記集積回路が第2の増幅率設定で動作している場合には、前記増幅された信号に前記所定の第1の周波数信号を重畳しないように、すなわち前記増幅された信号に所定の第2の周波数信号を重畳するように構成されている、
    ことを特徴とする集積回路。
  3. 請求項2に記載の集積回路において、
    前記少なくとも1つの第1の入力端子(122,124)で受信された前記アナログ入力信号は、所定の信号帯域幅を有し、そして前記所定の第1の周波数信号は、当該所定の信号帯域幅の外側の周波数、具体的には当該所定の信号帯域幅の上限より上の周波数を有することを特徴とする集積回路。
  4. 請求項1に記載の集積回路において、
    前記信号送信回路は、1つのオフセット電圧発生器を備え、そして前記少なくとも1つの信号出力端子(132,134)に接続されており、
    前記信号送信回路は、1つの所定の第1のオフセット電圧を生成するように、そして、もし前記集積回路が前記第1の増幅率設定で動作している場合には、前記増幅された信号に当該所定の第1のオフセット電圧を重畳するように構成されており、そして、もし前記集積回路が前記第2の増幅率設定で動作している場合には、前記増幅された信号には、前記所定の第1のオフセット電圧は重畳されず、すなわち1つの所定の第2のオフセット電圧が重畳されるようになっている、
    ことを特徴とする集積回路。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の集積回路において、
    前記信号送信回路は、前記集積回路が第1の増幅率設定を用いる動作モードに切り替えられている第1の所定の期間に、当該第1の増幅率設定を示す第1の制御信号を出力するように構成されており、そして、前記集積回路が第2の増幅率設定を用いる動作モードに切り替えられている第2の所定の期間に、当該第2の増幅率設定を示す第2の制御信号を出力するように構成されている、
    ことを特徴とする集積回路。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の集積回路において、
    前記信号送信回路は、前記集積回路が第1の増幅率設定を用いて動作している限り、当該第1の増幅率を示す前記第1の制御信号を出力するように構成されており、そして、前記集積回路が第2の増幅率設定を用いて動作している限り、当該第1の制御信号を出力せず、すなわち当該第2の増幅率を示す第2の制御信号を出力するように構成されている、
    ことを特徴とする集積回路。
  7. 複数の異なる利得設定の内の1つを用いて動作するように構成されている、1つの調整可能な増幅器(126)をさらに備えることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の集積回路。
  8. 複数の異なるマイクロフォンバイアス電圧の内の1つを用いて動作するように構成されている1つのバイアス電圧発生器をさらに備えることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の集積回路。
  9. 前記信号強度検出器は、前記音声信号の音圧レベルを測定するように構成されていることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の集積回路。
  10. 差動信号源(110)の入力部として構成されている、1つの第1の入力端子(122)および1つの第2の入力端子(124)を備えることを特徴とする、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の集積回路。
  11. 差動信号処理デバイス(190、390)用の信号出力部として構成されている、1つの第1の出力端子(132)および1つの第2の出力端子(132,134)を備えることを特徴とする、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の集積回路。
  12. 回路アセンブリ(100,300)であって、
    第1のアナログ信号を供給する1つの信号源(110)と、
    第2のアナログ信号を処理するように構成されている1つの信号処理デバイス(190,390)と、
    1つの増幅器回路(120、320)と、を備え、
    前記1つの増幅器回路(120、320)は、1つの信号強度検出器、および1つの信号送信回路を備え、前記信号源(110)と前記信号処理デバイス(190)との間の信号経路に配設され、
    記信号強度検出器は、前記第1のアナログ信号の信号強度を検出するように構成されており、
    前記増幅器回路は、検出された前記信号強度に基づいて、前記第1のアナログ信号を増幅するように構成されており、そして前記第2のアナログ信号に含まれる前記第1のアナログ信号の増幅されたものを出力するように構成されており、
    前記信号送信回路は、前記第2のアナログ信号に含まれている制御信号を出力することによって、前記増幅器回路の増幅率設定を示すように構成されている、
    ことを特徴とする回路アセンブリ。
  13. 前記信号源(110)は、大きなダイナミックレンジのアナログマイクロフォン(112)を備えることを特徴とする、請求項12に記載の回路アセンブリ。
  14. 前記信号処理デバイス(190,390)は、アナログデジタル変換器(192),アナログ信号プロセッサ,マイクロコントローラ,デジタル信号プロセッサ,オーディオCODEC(194),および電力増幅器、の内の少なくとも1つを備えることを特徴とする、請求項12又は13に記載の回路アセンブリ。
  15. 1つの信号源(110),1つの増幅器回路,および1つの信号処理デバイス(190,390)を備える回路アセンブリ(100,300)を動作させるための方法であって、
    前記信号源(110)によって供給された信号の信号強度を検出するステップと、
    検出された前記信号強度に基づいて、増幅率設定を選択するステップと、
    前記増幅率設定に基づいて、前記供給された信号を増幅し、そして増幅された当該信号を前記信号処理デバイス(190,390)に供給するステップと、
    前記信号処理デバイス(190,390)に供給された増幅された前記信号に重畳することによって、前記増幅率設定を前記信号処理デバイス(190,390)に信号送信するステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
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