JP6720801B2 - 基板保持治具 - Google Patents
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Description
本発明は、複数の信号端子が立設されるユニットに組みつけられる基板保持治具に関する。
従来、このような分野の技術として、実開昭64−50647号公報がある。この公報に記載されたコネクタの抜け止め機構は、給電用のコネクタの両側に係合抜け止め部を設けておき、コネクタを配線基盤に挿入しながら、基板側に形成されている係止部に対して、係合抜け止め部を係合させる。これにより、基板の運搬中の振動などによってコネクタが基板から外れることを防止できる。
近年、センサやアクチュエータに近い部位に基板が配置され、その基板とセンサ等を直接繋ぐコネクタが開発されている。また、基板を着脱可能にすることによって修理単位を分割することで、修理が必要となった際に、修理が必要な基板のみを輸送することが可能となり、修理負担を軽減することができる。このような基板に用いられるコネクタは、占有面積の観点から狭ピッチに基板実装される場合が多い。
前述したような従来のコネクタの抜け止め機構は、コネクタを基板上の端子に差し込まれた状態で、一対の係止部を用いて抜けを防止する機構である。ここで、作業者がコネクタを基板から脱着させる際に、工具を用いてコネクタの引き抜くときにかかる力にはバラツキがあり、斜めに力が加わることがある。より具体的には、一対のロック部により基板上にコネクタをロックしている場合に、ロック部の一方だけが先に抜けた場合などに、図6に示すように、信号端子に斜めに力が加わりやすく、コネクタや信号端子が破損するおそれがある。
したがって、本発明は、コネクタ及び信号端子の破損を防止した基板保持治具を提供するものである。
したがって、本発明は、コネクタ及び信号端子の破損を防止した基板保持治具を提供するものである。
本発明にかかる基板保持治具は、ユニットに立設された複数の信号端子が貫通して延出する穴部を有し、ロック部を有するコネクタが、前記穴部を貫通した前記信号端子と当接した状態でロック状態となることで、前記信号端子と電気的に接続される基板を保持する基板保持治具であって、前記基板を保持した状態において、前記コネクタに対応する位置に形成された孔と、前記孔の周縁から、少なくとも一部の前記信号端子の前記コネクタが配置された側の延長線上まで延出するストッパーと、を備え、前記延長線上において、前記コネクタにおける前記ストッパーに対向する側の端部から、前記ストッパーまでの距離は、前記信号端子が前記基板から延出する距離より短い。
これにより、コネクタがロックから解除される際に、コネクタがストッパーに当接することにより、コネクタが端子から抜けることを防止する。
これにより、コネクタがロックから解除される際に、コネクタがストッパーに当接することにより、コネクタが端子から抜けることを防止する。
これにより、コネクタ及び信号端子の破損を防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に示すように、基板保持システム100は、基板保持治具1と、基板保持治具1により保持される基板2と、動作時に基板2が組みつけられるユニット3と、を備える。基板保持治具1は、ユニット3に連結された基板を把持するように、ユニット3との間に基板2を挟みこんだ状態にして、基板2の保持を行う。なお以下では、基板保持治具1と基板2とユニット3と、が並んだ方向をZ方向とし、特に断り書きが無い場合、ユニット3が下方に配置され、基板保持治具1が上方に配置されるものとして説明する。また、Z方向に対して垂直かつ水平方向で、互いに垂直な方向をX方向及びY方向として説明する。
基板保持治具1は、XY方向に延びる板状の治具本体部11と、治具本体部11をZ方向に貫通する孔12と、孔12の上方を通過するように形成されたストッパー13と、基板2を把持する把持部14(図示せず)と、後述するユニット3に立設された位置決めピン32が挿入されるカラー部15と、作業者が基板保持治具1を持つための持ち手部16と、カラー部15と動方向に延在する支持部17と、が形成されている。
基板2は、後述する信号端子31が貫通している穴部21を備える。なお、基板2はユニット3上に配置されているときに、ユニット3とボルトにより締結されている。
ユニット3には、筐体内に電子ユニットが搭載されている。ユニット3には信号端子31が立設され、基板2に向けて延在している。信号端子31は、基板2に設けられている穴部21を貫通し、穴部21を貫通した先端部にコネクタ4が係合することで、基板2に対して電気的に接続される。これにより、ユニット3と基板2は電気的に接続される。またユニット3には、Z方向上方に延びる位置決めピン32が立設されている。なお典型的には、ユニット3には蓋が設けられており、ユニット3に基板2が連結された状態で利用されているときには、基板2を保護するために蓋がされている。
治具本体部11は、上面視した場合に略長方形であり、基板保持治具1により基板2を保持した場合に、基板2を覆うように配置される板である。治具本体部11は、基板2を把持した際に、基板2上に配置される部品に接触しないように凹凸が形成されている。
孔12は、治具本体部11において、コネクタ4を接続させる信号端子31に対応する位置に形成されている。
ストッパー13は、孔12の周縁から、少なくとも一部の信号端子31のコネクタ4が接続される方向の延長線上に延出している。また、基板2を基板保持治具1が保持している状態で、信号端子31の延長線上において、ストッパー13と、コネクタ4のストッパー13側の端部との距離は、信号端子31が基板2から治具本体部11側に延出する距離より短くなるように形成されている。これにより、ストッパー13がコネクタ4の上方に配置された状態で、後述するメスコネクタ4bのロックを外して信号端子31から引き抜くように上方に力を加えた場合に、メスコネクタ4bの上側端部がストッパー13に当接することにより、メスコネクタ4bが信号端子31の先端から引き抜かれずに停止する。
把持部14は、治具本体部11上において、基板2が配置される方向に延びるように形成されている。把持部14は、先端側が基板2に当接し、作業者の操作に応じて基板2を把持する。
カラー部15は、治具本体部11の頂点に形成されている。カラー部15は、中空の円筒状であり、基板2が配置される方向と逆方向に延びるように形成されている。また、カラー部15は、ユニットに立設された位置決めピンに対応する位置に形成されている。
持ち手部16は、上面視した場合に長方形である治具本体部11の2つの短辺の近傍に形成されている。カラー部15にユニット3の位置決めピンが挿入された状態で、作業者が持ち手部16を持って基板保持治具1をZ方向に上下動させることにより、XY方向へのずれを抑制した状態で、基板保持治具1を上下動させることができる。
支持部17は、治具本体部11の頂点であって、カラー部15が配置されていない頂点の近傍に形成されている。支持部17はカラー部15と同方向に、略同じ長さで延在している。なお、基板保持治具1は、カラー部15及び支持部17の先端部を接地させることで、安定して接地した状態になる。
図2(a)及び図2(b)に示すように、穴部21は、ユニット3に立設された信号端子31が貫通する穴である。すなわち、基板2の下方から上方に向けて信号端子31が挿入される。
コネクタ4は、基板2を貫通する穴部21を通過した信号端子31の先端部に連結される。より具体的には、ハンダ付けにより基板2にオスコネクタ4aが固定されており、メスコネクタ4bが、信号端子31を挟んでオスコネクタ4aと係合することで、信号端子31と基板2は電気的に接続状態となる。
より具体的には、図3(a)に示すように、オスコネクタ4aは、左右及び後方側の3方向が壁状に形成された箱状であり、前方側及び上方が開口している。オスコネクタ4aは、後方側の壁面において、内側方向に突起するオスコネクタ側ロック部4cと、左右の壁面において内側方向に突出して設けられたオスコネクタ側係止部4dと、を有する。図3(b)に示すように、オスコネクタ4aとメスコネクタ4bは、信号端子31と接触しながら係合することでロック状態となる。これにより、コネクタ4を介して基板2に信号端子31が電気的に接続された状態となる。また図3(c)に示すように、メスコネクタ4bがオスコネクタ4aから引き抜かれることで、ロックが解除された状態になる。
メスコネクタ4bは、箱状に形成されたオスコネクタ4a内に挿入されて係合する。メスコネクタ4bは、後方側の面上に形成され、後方側に突出した突起を有するメスコネクタ側ロック部4eと、左右方向の面から突出する突起状のメスコネクタ側係止部4fと、を有する。図4に示すように、メスコネクタ側ロック部4eは、オスコネクタ側ロック部4cと鍵形状に重なり合うようにして係合することで、コネクタ4をロック状態にする。また、図2(a)及び図2(b)に示すように、メスコネクタ側係止部4fは、メスコネクタ側ロック部4eとオスコネクタ側ロック部4cのロックが外れて、メスコネクタ4bが上方に移動した際に、オスコネクタ側係止部4dに接触することにより、メスコネクタ4bの移動を停止させる。
なお典型的には、図5(a)及び図5(b)に示すようにメスコネクタ側ロック部4eが工具により挟み込まれた際に、オスコネクタ側ロック部4cと係合している突起の箇所が前後方向に動作することで、ロックが外れやすくなるように形成されている。
次に、基板保持治具1を利用して、基板2をユニット3から脱着して輸送する際の手順について説明する。
手順について説明する。
手順について説明する。
最初に、ユニット3の蓋を取り除き、作業者によって基板2を目視できる状態にする。
筐体に位置決めピン32を立設する。位置決めピン32を立設する箇所は、使用する基板保持治具1のカラー部15の配置によって決定する。
作業者は、基板保持治具1の持ち手部16を持ち、位置決めピン32が、基板保持治具1のカラー部15に挿入された状態する。
作業者は、把持部14を操作し、基板保持治具1が基板2を把持した状態にする。
基板2とユニット3のボルトによる締結を解除する。
図2(a),図2(b)及び図5(a),図5(b)に示すように、作業者は、工具を用い、孔12を介してメスコネクタ4bを基板保持治具1の上部から挟み、引き抜き動作を行う。例えば、工具によりメスコネクタ側ロック部4eを挟むことで、オスコネクタ側ロック部4cとのロックを外すための操作を行いながら、メスコネクタ4bを上昇させる。
このとき、上昇したメスコネクタ4bの上面がストッパー13に当接する。したがって、メスコネクタ4bは、所定の距離だけ上昇した状態で停止する。なお典型的には、オスコネクタ側ロック部4cとメスコネクタ側ロック部4eとが外れており、且つオスコネクタ側係止部4dとメスコネクタ側係止部4fとが接触しない距離にて停止する。
作業者は、基板保持治具1の持ち手部16を持って基板保持治具1を引き上げることにより、基板保持治具1に把持された基板2を、ユニット3から離間させる。
その後、基板保持治具1に基板2が保持された状態のまま、梱包を行い、基板2の修理や解析等が行うことができる環境下まで搬送する。なお、基板2において基板保持治具1がカバーしている面以外の箇所は、異物及び静電気対策をして梱包した状態で搬送する。
これにより、信号端子31からコネクタ4を引き抜く際に、斜めに力が加わった場合であっても、コネクタ4はロック部4c,4eによるロックが外れた後に、所定の距離だけ引き抜かれた状態でストッパー13に当接して停止するため、信号端子31から抜け切らない状態となる。これにより、信号端子31の先端からコネクタ4が斜めに引き抜かれることを防止し、コネクタ4のロック部4c,4eが外れた勢いで、信号端子31の一部が斜めに折れ曲がることや、コネクタ4自身が破損することを防止することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、コネクタ4は、オスコネクタ4aが信号端子31の近傍にあらかじめ固定され、メスコネクタ4bが挿入されるものとして説明したが、この構成に限られず、信号端子31の上方に引き抜くことで接続の解除が行われるコネクタであればよい。
把持部14を用いて、基板保持治具1が基板2を保持するものとして説明したが、基板2を基板保持治具1により保持できるものであればよい。
1 基板保持治具
2 基板
3 ユニット
4 コネクタ
4a オスコネクタ
4b メスコネクタ
4c オスコネクタ側ロック部
4d オスコネクタ側係止部
4e メスコネクタ側ロック部
4f メスコネクタ側係止部
11 治具本体部
12 孔
13 ストッパー
14 把持部
15 カラー部
16 手部
17 支持部
21 穴部
31 信号端子
32 位置決めピン
100 基板保持システム
2 基板
3 ユニット
4 コネクタ
4a オスコネクタ
4b メスコネクタ
4c オスコネクタ側ロック部
4d オスコネクタ側係止部
4e メスコネクタ側ロック部
4f メスコネクタ側係止部
11 治具本体部
12 孔
13 ストッパー
14 把持部
15 カラー部
16 手部
17 支持部
21 穴部
31 信号端子
32 位置決めピン
100 基板保持システム
Claims (1)
- ユニットに立設された複数の信号端子が貫通して延出する穴部を有し、ロック部を有するコネクタが、前記穴部を貫通した前記信号端子と当接した状態でロック状態となることで、前記信号端子と電気的に接続される基板を保持する基板保持治具であって、
前記基板を保持した状態において、前記コネクタに対応する位置に形成された孔と、
前記孔の周縁から、少なくとも一部の前記信号端子の前記コネクタが配置された側の延長線上まで延出するストッパーと、を備え、
前記延長線上において、前記コネクタにおける前記ストッパーに対向する側の端部から、前記ストッパーまでの距離は、前記信号端子が前記基板から延出する距離より短い、
基板保持治具。
Priority Applications (1)
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JP2016186621A JP6720801B2 (ja) | 2016-09-26 | 2016-09-26 | 基板保持治具 |
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JP2018055770A JP2018055770A (ja) | 2018-04-05 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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2016
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