JP6720682B2 - コーヒーメーカー - Google Patents

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Description

本願発明は、コーヒーメーカーに関し、特に、抽出用液体(主としてお湯)の上方に蒸気圧を作用させて、蒸気圧で一気にコーヒーを抽出するコーヒーメーカーに関する。
一般に、コーヒーの抽出方式として、お湯を、フィルターに入れたコーヒー粉末に注いで抽出するドリップ式、蒸気圧の差を利用して上方に移動したお湯をコーヒー粉末に注いで抽出するサイフォン式、コーヒー粉末を入れたフィルターに沸騰水を加圧状態で濾して抽出するエスプレッソ式、コーヒー粉末とお湯との混合物に空気圧を作用させて抽出するフレンチプレス式又はエアロプレス式が知られている。
そして、例えば上記エアロプレス式のものは、抽出スピードを早くすることによりコーヒーの雑味が出る前に抽出を終えることができるため、雑味が少なくすっきりとした味わいのコーヒーを得ることができ、手で空気圧を加える手動式もの、又はエアポンプで空気圧を加えるエアポンプ式のものが知られている。
図6に自動販売機に用いられるエアポンプを用いたエアロプレス式のコーヒーメーカーの一例を示す。図に示す抽出装置1は、混合液タンク2、抽出タンク3及びフィルタ4aを備えたフィルタ部4を有する。
前記混合液タンク2及び前記抽出タンク3は中央が絞られた一体で且つ上下動可能のもので、中央の絞り部には別途上下動が可能な開閉弁5を有する。
また、前記抽出タンク3の上方の側壁部には、エアポンプ6が介在するエア導入管7が連通し、前記フィルタ部4の下端には、管開閉機構8を有する導出管9が連通し、前記管開閉機構8は、カム10、押圧部材11及び可撓管12からなる。
そして、混合液タンク2には、予め所定量のお湯と所定量のコーヒー粉末との混合液13が入れられており、自動販売機のスイッチがオンされるコーヒー抽出時には、開閉弁5及び管開閉機構8が所定時間開放し、まずは、所定量の混合液13を抽出タンク3に導入する。
次いでエアポンプ6が作動し、加圧エアを抽出タンク3内の混合液13の上方に作用する。その結果、抽出タンク3内の混合液13は、加圧エアで押され短時間でフィルタ4aを通過し、雑味の少ないコーヒーを抽出する。
抽出されたコーヒーは、導出管9より外部に導出し、所定時間経過すると、開閉弁5及び管開閉機構8は閉鎖し、エアポンプ6は停止する。管開閉機構8の閉鎖は、カム10が回動し、押圧部材11が下動し、可撓管12がつぶれて閉鎖することによりなされる(特許文献1参照)。
ところで、上記従来のものは、エアポンプを用いるものであり、装置全体が大型化するとともに、エアポンプを用いる分、コストが高騰する。
また、単にエアポンプから決められた量の加圧空気を供給するだけのものであり、例えばコーヒー粉末の量が変わった場合、同じコーヒー味を抽出できないという問題を有している。
また、上記した手動のエアロプレス式のものは、エアポンプを用いない分、小型化で且つ低コストであるが、抽出時のお湯の温度や加圧の仕方でコーヒー味のバラツキが多くなるという問題を有している。
また、上記エアロプレス式のものは、混合液を上方から加圧するものであり、どうしても加圧エア導入時に液体とコーヒー粉末とが攪拌されて濁り、その結果渋みが増すという問題を有している。
特開平11−4768号公報
本願発明の目的は、このような問題をなくすことで、小型且つ低コストで、雑味及び渋みが少なく、且つほぼ一定の味とともにいろいろなコーヒー味を抽出し得るコーヒーメーカーを提供することである。
上記目的を達成するため、本願発明は以下の構成を採用する。
請求項1に係る発明では、蒸気発生装置と、抽出装置とを有するコーヒーメーカーであって、前記蒸気発生装置は、蒸気発生手段及び蒸気検知手段を有し、前記抽出装置は、加熱手段を有する抽出用液タンクと、フィルターユニットとを有するとともに、電磁弁(V3)を有する経路(43)を介して前記蒸気発生装置と連通し、前記電磁弁(V3)は、前記蒸気検知手段の信号に基づいて開閉制御し、前記抽出用液タンクの下方には、他の電磁弁(V4)を有し、前記他の電磁弁(V4)の下方には、前記フィルターユニットを有し、前記抽出用液タンクの底部と、前記他の電磁弁(V4)と、前記フィルターユニットの上部とは、上下方向に伸びる他の経路(44)を介して連通し、コーヒー抽出時、前記他の電磁弁(V4)が開し、前記抽出用液タンクの加熱液体は、前記蒸気発生装置で発生する蒸気により上方から押され、前記抽出用液タンクの底部から前記他の経路(44)を流下して前記フィルターユニットに至る構成。
請求項2に係る発明では、蒸気発生装置と、抽出装置と、液体タンクと、流量計とを有するコーヒーメーカーであって、前記蒸気発生装置は、蒸気発生手段及び蒸気検知手段を有し、前記抽出装置は、加熱手段を有する抽出用液タンクと、フィルターユニットとを有するとともに、電磁弁(V3)を有する経路(43)を介して前記蒸気発生装置と連通し、前記電磁弁(V3)は、前記蒸気検知手段の信号に基づいて開閉制御し、前記液体タンクは、前記流量計及び更なる他の電磁弁(V1、V2)を有する更なる他の経路(31、32)を介して前記蒸気発生装置と前記抽出用液タンクとに連通し、前記液体タンク内の液体は、前記蒸気発生装置と前記抽出用液タンクとに、それぞれ所定量ずつ別々に供給され、コーヒー抽出時、前記抽出用液タンクの加熱液体は、前記蒸気発生装置で発生する蒸気により上方から押されて前記フィルターユニットに至る構成。
請求項3に係る発明では、排水タンク及び更なる他の電磁弁(V5)を有し、コーヒー抽出後、前記更なる他の電磁弁(V5)が開し、前記蒸気発生装置内の残りの液体は、前記排水タンクに排出される構成。
本願発明は、従来例のようにエアポンプを用いない分、小型化できるとともに、コストを低減することができる。
また、混合液ではなく抽出用液体(液体なら何でもよいが、主としてお湯)を加圧するものであり、混合液を加圧するものに比べてコーヒーの渋みを低減することができる。
また、一定圧の加圧蒸気を供給することができるため、コーヒーの雑味のないほぼ均一な味のコーヒーを得ることができる。
また、例えば電磁弁の開度時期及び開度時間を可変して加圧蒸気圧及び加圧蒸気量を調整することができるため、濃さの異なるいろいろな味のコーヒーを得ることができる。
また、液体タンクを設けることにより、蒸気発生装置である蒸気発生用タンク及び抽出用液タンクに個別に水を供給する手間を省くことができる。
本願発明のコーヒーメーカーの全体概略断面図 本願発明のコーヒーメーカーの制御ブロック図 本願発明のフィルターユニットの分解斜視図 本願発明のフィルターユニットの組立断面図 本願発明の各部材のタイムチャート図 従来のエア加圧式のコーヒーメーカーの断面図
図1はコーヒーメーカーの全体概略断面図を示し、図2はコーヒーメーカーの制御ブロック図を示し、図3及び図4はフィルターユニットの分解及び組立図を示し、図5は各部材のタイムチャート図を示す。
コーヒーメーカー20は、平面視矩形状の筒状で且つ金属製の本体ケース21を外郭にし、内部に、液体タンク30、蒸気発生用タンク35、抽出用液タンク40、サーバー45、排水タンク50、フィルターユニット60及び制御装置100を有するものである。
本体ケース21の内部は、水平な上部区画部材22及び下部区画部材23により、上部室24と、下部室25と、底部室26とに区画されており、上部室24には、液体タンク30と、抽出用液タンク40と、制御装置100とが配置され、下部室25には、蒸気発生用タンク35と、サーバー45と、フィルターユニット60とが配置され、底部室26には、排水タンク50が配置される。
なお、本願のコーヒーメーカー20は、業務用としても家庭用としても使用可能である。以下においては、液体として水を用い、約4人分のコーヒーが抽出可能なものとして説明するが、それ以外であってもよい。
前記液体タンク30は、抽出用の水をあらかじめ入れておく樹脂製で且つ円筒状のタンクであり、約600ccの水を入れることができる。なお、液体タンク30はなくてもよいがその場合は、蒸気発生用タンク35及び抽出用液タンク40のそれぞれにあらかじめ水を入れておく必要がある。しかしながら、液体タンク30を設けることにより、そのような手間をなくすることができる。
前記蒸気発生用タンク35は、蒸気発生装置に相当する蒸気を発生させるためのステンレス製で且つ筒状のタンクであり、例えば1000ccの容量で、内部に蒸気ヒーター36を入れるとともに、圧力センサ37及び安全弁38を配置してなるものである。
そして、蒸気ヒーター36は、蒸気発生手段に相当する例えば円板状のシーズヒーターで、例えば1000Wのものであり、圧力センサ37は、蒸気検知手段に相当する蒸気圧を検知する公知のもので、例えば0.2MPaを検知すると、その信号を制御装置100に送り、制御装置100は、後記の第3電磁弁V3等を開する。
また、安全弁38は、蒸気発生用タンク35の蒸気圧が異常に高くなると開して異常な蒸気圧を大気に逃がすもので、例えば、0.3MPa(約3気圧)になると開するように設定されている。
なお、安全弁38を設けることにより、圧力センサ37や第3電磁弁V3等の故障時に蒸気発生用タンク35が爆発する等の危険を低減する。
そして、蒸気発生用タンク35には、液体タンク30より、例えば約100ccの水が導入され、蒸気ヒーター36により蒸気化され、所定の蒸気圧になると抽出用液タンク40に送られる。
前記抽出用液タンク40は、水をお湯にするためのステンレス製で且つ略円筒状のタンクであり、その外周に加熱手段に相当する湯ヒーター41が貼設され、内部に温度センサ42を有する。なお、抽出用液タンク40は、フィルターユニット60とともに本願の抽出装置に相当する。
前記湯ヒーター41は、平板状のシーズヒーターで例えば蒸気ヒーター36より低出力の400Wのものであり、水を加熱して本願の加熱液体に相当するお湯にする。
また、前記温度センサ42は、お湯の温度を検知する公知のものであり、例えば80℃を検知すると、その信号を制御装置100に送り、制御装置100は後記の第4電磁弁V4を開してお湯をフィルターユニット60に送る。なお、お湯の温度は、コーヒー豆の種類や好みに合わせて自在に設定することができる。
前記サーバー45は、抽出されたコーヒーを貯留するもので、本体ケース21に対して水平方向に取り出し可能とされており、抽出時にはフィルターユニット60の下方にセットすることになる。
前記排水タンク50は、底部室26に配置される樹脂製のタンクであり、コーヒー抽出後に蒸気発生用タンク35に残ったお湯を廃棄するもので、底部室26の側部から取り出して内部のお湯を捨て、再度セットされることになる。
そして、排水タンク50は、配水管51を介して蒸気発生用タンク35の底部と連通するとともに、配水管51には、第5電磁弁V5が介在する。この第5電磁弁V5は、開閉式のもので、抽出終了後に、制御装置100により開され、蒸気発生用タンク35内の残りの熱湯を排水タンク50に送る。
前記フィルターユニット60は、コーヒー粉末を入れる一種の容器ユニットであり、コーヒー粉末を入れる容器状の部材とフィルターとを有する。一例について説明するが、この例以外のもので、例えば、家庭用として使われる陶器製の容器であって縦断面V字形で多数の穴を有する容器部材と、その内部に入れるフィルターとからなるものであってもよい。
前記フィルターユニット60は、図3及び図4に示すように、本体部材61とキャップ部材62を有する。そして、前記本体部材61は、その上壁部に上方に立設する一体で筒状の筒体61aを有する下方開放で金属製の筒状部材で、筒体61aの内周には雌ねじ61bを有し、本体部材61の下端部近傍の外周には雄ねじ61cを有する。
前記キャップ部材62は、その下壁部に下方に垂下する一体で筒状の注出管62aを有する上方開放で金属製の筒状部材で、キャップ部材62の内周には雌ねじ62bを有する。
本体部材61の筒体61aの雌ねじ61bは、後記第3管路44の下端部近傍の外周に形成される図示しない雄ねじに螺合され、フィルターユニット60が第3管路44に取り付けられることになる。なお、その取り付けは、第3管路44の外周にOリングを取り付け、そのOリングに本体部材61の筒体61aの内周を圧入するような取り付けであってもよい。
いずれにしても、上記のような取り付け形態にすることにより、第3管路44に対するフィルターユニット60の取り付けが容易になり、以後のフィルターユニット60の掃除及びコーヒー粉末の交換が容易になる。
また、本体部材61の下端部近傍外周の雄ねじ61cには、キャップ部材62の内周の雌ねじ62bが螺合されて、キャップ部材62が本体部材61に固定される。
そして、本体部材61とキャップ部材62との間には、上方から下方に向かってOリング63、フィルタ部材64、コーヒー粉末65、フィルタ部材64、Oリング63及びスペーサー66が順次配置される。
前記2個のOリング63、63は、同じもので、お湯及びコーヒーがフィルタ部材64、64のそれぞれの外周から漏れないようにシールするものであり、断熱性のもの、例えば、シリコンゴム製のものである。
前記2枚のフィルタ部材64、64は、同じもので、複数の細孔を有する金属製の円板状平板であり、それらの間には必要な量、例えば、一人分乃至複数人分のコーヒー粉末65が入れられる。
前記スペーサー66は、円筒形の樹脂製部材であり、本体部材61にキャップ部材62が螺合されると、下部のフィルタ部材64を下部のOリング63とともに上方に押し上げ、2枚のフィルタ部材64、64間にあらかじめ入れられたコーヒー粉末65を所定量圧縮する。
コーヒー粉末は、間に空気層の空間があるとお湯が均等に通らなくなり、全コーヒー粉末から適正な抽出が行われ難くなる。本願のフィルターユニット60は、そのような弊害を低減することができるものであり、人数分のコーヒー粉末に対応する高さの異なるスペーサー66があらかじめ複数個用意されており、使用時には人数分に適した高さのもの、例えば、一人分の場合は高さの高い一人用のものが使用され、複数人分の場合は人数が増えるほど高さの低いものが使われる。なお、スペーサーの代わりにばね材(例えば、コイルばね又は板ばね等)を用いてもよい。その場合には、人数分に適したばね力を有するばね材を複数用意することになる。
いずれにしても、どのスペーサー66であっても、コーヒー粉末を圧縮する力は同じにされており、全コーヒー粉末内にお湯が均等に流れるようにされる。その結果、例え、コーヒー粉末の量が変わったとしても、全コーヒー粉末からの適正な抽出が行われるようになり、濃い味の均一なコーヒーを抽出できるようになる。
前記制御装置100は、図2に示すように、圧力センサ37、温度センサ42、流量計33からの信号を受け、蒸気ヒーター36、湯ヒーター41、ポンプP、第1電磁弁V1乃至第5電磁弁V5を制御するものであり、例えば液体タンク30の近傍に設けられる。
液体タンク30近傍は大気温に近いため、制御装置100に対する熱的な悪影響を低減することができる。なお、制御装置100は、底部室26又は温度の低い本体ケース21の外壁部に設けてもよく、同様に熱的な悪影響を低減することができる。
経路等について説明する。液体タンク30と蒸気発生用タンク35とは、経路に相当する第1管路31で連通するとともに、第1管路31には、流量計33、ポンプP及び第1電磁弁V1が配置される。そして、水は黒塗りの矢印の方向に流れる。
前記流量計33は、例えば、羽を回転させて水の流量を計量する公知のもので、その信号は制御装置100に送られる。例えば、液体タンク30の水を100cc検知すると、その信号は制御装置100に送られ、制御装置100は第1電磁弁V1を閉鎖する。なお、第2電磁弁V2乃至第5電磁弁V5はその間閉のままである。
前記ポンプPは、液体タンク30の水を蒸気発生用タンク35又は抽出用液タンク40に送る公知のもので、例えば、ダイヤフラム式のものが用いられる。
前記第1電磁弁V1は、常閉式の開閉弁で、その開閉時期及び開閉時間は、制御装置100により制御され、所定時期に所定量の水を蒸気発生用タンク35に送る。この場合、上記したように、例えば液体タンク30の水100ccを蒸気発生用タンク35に送るように開閉制御される。
また、ポンプPと第1電磁弁V1との間の第1管路31には、やはり経路に相当する第2管路32の一端が連通するとともに、第2管路32の他端は、抽出用液タンク40の上部でもある上面に連通し、更に第2管路32には、第2電磁弁V2が配置される。そして、第1電磁弁V1が閉し、第2電磁弁V2が開すると水は黒塗りの矢印の方向に流れる。
前記第2電磁弁V2は、常閉式の開閉弁で、その開閉時期及び開閉時間は、制御装置100により制御され、所定時期に所定量の水を抽出用液タンク40に送る。この場合、例えば液体タンク30の残りの水500ccを抽出用液タンク40に送るように開閉制御される。
なお、液体タンク30及び流量計33を設けることにより、蒸気発生用タンク35及び抽出用液タンク40への所定量の水の分配を自動で行うことが出るため、それらがないものに比べて大幅に手間を省くことができるようになる。
また、蒸気発生用タンク35の上部である上面と抽出用液タンク40の上部である上面とは、蒸気管路43で連通するとともに、蒸気管路43には、第3電磁弁V3が配置される。そして、蒸気は白塗りの矢印の方向に流れる。
前記第3電磁弁V3は、常閉式の開閉弁で、その開閉時期及び開閉時間は、制御装置100により制御され、所定時期に所定量の蒸気を抽出用液タンク40の上方に送るように開閉制御される。
また、抽出用液タンク40の下方には、第3管路44が垂下する。この第3管路44には、上方から第4電磁弁V4、及び上記したフィルターユニット60が介在し、フィルターユニット60の下方に垂下する注出管62aの先端は、前記サーバー45に対向し、抽出したコーヒーをサーバー45内に注出する。
前記第4電磁弁V4は、常閉式の開閉弁で、その開閉時期及び開閉時間は、制御装置100により制御され、所定時期に所定量のお湯をフィルターユニット60に送るように開閉制御される。
なお、第5電磁弁V5は、常閉式の開閉弁で、抽出終了後に開されて、蒸気発生用タンク35の残りの熱湯を排水タンク50に送る。
作用について、図5のタイムチャートに基づいて説明する。まず、液体タンク30に水をあらかじめ600cc入れておき、図示しないスタートスイッチを押すと、制御装置100によりポンプPが駆動(オン)し、第1電磁弁V1が開する。
すると、液体タンク30の水は、第1管路31を通って蒸気発生用タンク35に流れる。流れる水量は、流量計33で計測されており、100ccが検知されると第1電磁弁V1が閉して、第2電磁弁V2が開する。なお、第1電磁弁V1は、その後、閉のままである。
すると、液体タンク30の残りの水、例えば500ccは、第2管路32を通って全て抽出用液タンク40に流れる。残り全量が流れたかは、流量計33で空検知がなされたかで判定される。
即ち、流量計33で空検知がなされると、ポンプPを停止(オフ)して、第2電磁弁V2を閉する。その後、ポンプPは停止したままで、第2電磁弁V2は閉したままである。第2電磁弁V2を閉する理由は、抽出用液タンク40内に送られた蒸気の流出を防止するため、即ち、抽出用液タンク40内に送られた蒸気が第2管路32を経て液体タンク30方向に流出しないようにするためである。
そして、流量計33で空検知がなされると、蒸気ヒーター36及び湯ヒーター41がオンし、蒸気発生用タンク35及び抽出用液タンク40内の水を加熱する。この場合、蒸気ヒーター36は例えば1000Wで、湯ヒーター41は400Wと、蒸気ヒーター36の方の出力が大きいため、蒸気発生用タンク35の水は早急に蒸気になり、その蒸気圧は、圧力センサ37で検知されることになる。
また、抽出用液タンク40の水はお湯になり、その温度は、温度センサ42で検知されることになる。なお、後記するように、抽出時に抽出用液タンク40のお湯が80℃になると、抽出用液タンク40内に蒸気発生用タンク35から蒸気が導入するため、抽出用液タンク40は暖められ、内部の温度は下がることはない。
そして、蒸気ヒーター36は、蒸気発生用タンク35内の蒸気圧が所定値、例えば0.2MPaになるまでオン状態を維持するが、抽出用液タンク40のお湯の温度が所定値、例えば、80℃未満の場合には、蒸気発生用タンク35内の蒸気圧が0.2MPaになるとオフされ、その後、蒸気圧が0.2MPaより下がると再度オンされるというように、オンオフを繰り返す。
その後、抽出用液タンク40のお湯の温度が所定値、例えば、80℃に達すると、蒸気ヒーター36は、オン状態を維持するとともに、直ちに後記の蒸らし工程が行われる。そして、この蒸らし工程の終了後に0.2MPaが検知されると、蒸気ヒーター36はオフされ、その状態が維持される。
前記湯ヒーター41は、ポンプPが停止後にオンし、そのままの状態が維持され、お湯の温度が80℃になったらオフされてそのままの状態が維持される。なお、湯ヒーター41がオフしてからの抽出工程までの時間は僅かであり、お湯の温度は蒸気の作用もあり所定温度である80℃に維持される。
そして、お湯の温度が80℃になったら直ちに蒸らし工程が行われる。蒸らし工程は、コーヒー粉末をふくらませる工程であり、まずは少量のお湯をコーヒー粉末にかけ、且つその状態をしばらく維持してコーヒー粉末をじっくり蒸らす工程であり、以後のコーヒーの抽出が必要且つ十分に行われる。
その蒸らし工程は、抽出用液タンク40のお湯の温度が80℃になったら第4電磁弁V4を例えば10秒間開して約20ccのお湯を供給し、その後閉して例えば約20秒間維持することにより行われる。尚、それら時間は、コーヒー粉末量に応じて可変してもよい。
そして、蒸らし工程後に蒸気圧が0.2MPaを検知すると、第3電磁弁V3及び第4電磁弁V4を開し、蒸気ヒーター36をオフする。
その結果、蒸気発生用タンク35の蒸気は、蒸気管路43を介して抽出用液タンク40の上方から抽出用液タンク40内に導入し、導入した蒸気は、抽出用液タンク40内のお湯を上方から押し下げる。すると、抽出用液タンク40内のお湯は、第3管路44を介してフィルターユニット60に押し出される。
押し出されたお湯は、フィルターユニット60内でコーヒー粉末から均一にコーヒーを抽出し、抽出した味の濃いコーヒーは、注出管62aよりサーバー45に流出して、サーバー45内に貯留される。
そして、上記第3電磁弁V3及び第4電磁弁V4の開度時期及び開度時間は、自由に設定可能なものであり、それらをコーヒーの種類及び量に応じて調整する、即ち、供給する蒸気の圧力及び量をコーヒーに適したものに調整することにより、常時最適な味のコーヒーを抽出することができるようになる。
即ち、コーヒー味は、お湯の温度が高いほど抽出速度を速くし、お湯の温度が低いほど抽出速度を遅くする方がよいが、抽出速度を決める媒体を蒸気にするとともに、電磁弁を介在することにより、その調整を容易に行うことができる。
なお、蒸らし工程を有するものとして説明したが、蒸らし工程はなくてもよい。その場合は、蒸気が所定圧になり、お湯が所定温度になったときに、第3電磁弁V3及び第4電磁弁V4を開して、お湯を一気にフィルターユニット60に供給してコーヒーを抽出することになる。また、抽出すべき材料としてコーヒー粉末を用いるものとして説明したが、紅茶、緑茶等を用いてもよい。
本願発明は、前記実施例の構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能である。
20 コーヒーメーカー 21 本体ケース
22 上部区画部材 23 下部区画部材
24 上部室 25 下部室
26 底部室 30 液体タンク
P ポンプ 31 第1管路
32 第2管路 33 流量計
35 蒸気発生用タンク 36 蒸気ヒーター
37 圧力センサ 38 安全弁
40 抽出用液タンク 41 湯ヒーター
42 温度センサ 43 蒸気管路
44 第3管路 45 サーバー
50 排水タンク 51 配水管
60 フィルターユニット 61 本体部材
61a 筒体 61b 雌ねじ
61c 雄ねじ 62 キャップ部材
62a 注出管 62b 雌ねじ
63 Oリング 64 フィルタ部材
65 コーヒー粉末 66 スペーサー
V1 第1電磁弁 V2 第2電磁弁
V3 第3電磁弁 V4 第4電磁弁
V5 第5電磁弁 100 制御装置

Claims (3)

  1. 蒸気発生装置と、抽出装置とを有するコーヒーメーカーであって、
    前記蒸気発生装置は、蒸気発生手段及び蒸気検知手段を有し、
    前記抽出装置は、加熱手段を有する抽出用液タンクと、フィルターユニットとを有するとともに、電磁弁(V3)を有する経路(43)を介して前記蒸気発生装置と連通し、
    前記電磁弁(V3)は、前記蒸気検知手段の信号に基づいて開閉制御し、
    前記抽出用液タンクの下方には、他の電磁弁(V4)を有し、
    前記他の電磁弁(V4)の下方には、前記フィルターユニットを有し、
    前記抽出用液タンクの底部と、前記他の電磁弁(V4)と、前記フィルターユニットの上部とは、上下方向に伸びる他の経路(44)を介して連通し、
    コーヒー抽出時、前記他の電磁弁(V4)が開し、前記抽出用液タンクの加熱液体は、前記蒸気発生装置で発生する蒸気により上方から押され、前記抽出用液タンクの底部から前記他の経路(44)を流下して前記フィルターユニットに至ることを特徴とするコーヒーメーカー。
  2. 蒸気発生装置と、抽出装置と、液体タンクと、流量計とを有するコーヒーメーカーであって、
    前記蒸気発生装置は、蒸気発生手段及び蒸気検知手段を有し、
    前記抽出装置は、加熱手段を有する抽出用液タンクと、フィルターユニットとを有するとともに、電磁弁(V3)を有する経路(43)を介して前記蒸気発生装置と連通し、
    前記電磁弁(V3)は、前記蒸気検知手段の信号に基づいて開閉制御し、
    前記液体タンクは、前記流量計及び更なる他の電磁弁(V1、V2)を有する更なる他の経路(31、32)を介して前記蒸気発生装置と前記抽出用液タンクとに連通し、
    前記液体タンク内の液体は、前記蒸気発生装置と前記抽出用液タンクとに、それぞれ所定量ずつ別々に供給され、
    コーヒー抽出時、前記抽出用液タンクの加熱液体は、前記蒸気発生装置で発生する蒸気により上方から押されて前記フィルターユニットに至ることを特徴とするコーヒーメーカー。
  3. 排水タンク及び更なる他の電磁弁(V5)を有し、
    コーヒー抽出後、前記更なる他の電磁弁(V5)が開し、前記蒸気発生装置内の残りの液体は、前記排水タンクに排出されることを特徴とする請求項1または2に記載のコーヒーメーカー。
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