JP6719589B2 - スイッチングを制御する装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、包括的には、ハーフブリッジ構成において負荷に電流を提供する第1のパワー半導体スイッチ及び第2のパワー半導体スイッチのスイッチングを制御する方法及び装置に関する。
今日、電力変換装置のスイッチング周波数は上昇している。例えば、GaN及びSiCなどのようなワイドバンドギャップデバイスは、従来の技術より高速のスイッチング能力を提供する。
例えばハーフブリッジを構成するパワー半導体デバイスのスイッチングは、高い時間精度で行う必要がある。
実際には、ハーフブリッジ構成では、一方のパワー半導体スイッチが、他方のパワー半導体スイッチがオフになる前にオンとなる場合、すなわち、クロスコンダクション(cross-conduction)の場合、スイッチを流れる高電流が、スイッチのうちの少なくとも一方において高レベルの電力損失をもたらす。
クロスコンダクションを回避する1つのあり得る方法は、デッドタイムを導入すること、すなわち、一方のスイッチのターンオンを、他方のスイッチのターンオフに対して遅延させて、両スイッチが短期間オフであるようにすることである。デッドタイムは、通常、最悪のシナリオに基づいて規定される。
デッドタイムの間、電流は、逆導通モードでパワー半導体スイッチのうちの一方を通って流れ、そのパワー半導体スイッチに高レベルの損失をもたらす可能性があり、又は、そのパワー半導体スイッチに損傷を与える可能性がある。
さらに、デッドタイムにより、見かけのデューティサイクルを変更することによってハーフブリッジの制御可能性が低減する可能性がある。
ワイドバンドギャップデバイス技術の未熟性に関する別の問題は、ボディダイオードの導通によるMOSFETの劣化である。
さらに別の問題は、パルス幅変調方式における低周波数の高調波の導入であり、それは通常、デッドタイムを補償するための高価な電流センサーによって打ち消される。
本発明は、ハーフブリッジ構成の、例えば、ワイドバンドギャップデバイス、シリコンデバイス、MOSFET又はIGBTのようなパワー半導体スイッチのスイッチング中において、クロスコンダクション及びデッドタイムの両方を防止することを目的とする。
本発明は、ハーフブリッジ構成において負荷に電流を提供する第1のパワー半導体スイッチ及び第2のパワー半導体スイッチのスイッチングを制御する装置であって、
−第1のスイッチの導通状態から非導通状態へのスイッチングの直前に、この第1のスイッチ又は負荷を流れる第1の電流値を取得する手段と、
−第1のスイッチの導通状態から非導通状態へのスイッチングの直前に、この第1のスイッチ又は負荷を流れる第1の電流値を取得する手段と、
−第2のスイッチの非導通状態から導通状態へのスイッチングの間に、取得された第1の電流値を使用して、この第2のスイッチのゲート信号を変更することにより、この第2のスイッチを流れる電流を制限する手段と、
−第2のスイッチの導通状態から非導通状態へのスイッチングの直前に、この第2のスイッチ又は負荷を流れる第2の電流値を取得する手段と、
−第1のスイッチの非導通状態から導通状態へのスイッチングの間に、取得された第2の電流値を使用して、この第1のスイッチのゲート信号を変更することにより、この第1のスイッチを流れる電流を制限する手段と、
を備えることを特徴とする装置に関する。
本発明は、また、ハーフブリッジ構成において負荷に電流を提供する第1のパワー半導体スイッチ及び第2のパワー半導体スイッチのスイッチングを制御する方法であって、
−第1のスイッチの導通状態から非導通状態へのスイッチングの直前に、この第1のスイッチ又は負荷を流れる第1の電流値を取得するステップと、
−取得された第1の電流値を使用して、第2のスイッチの非導通状態から導通状態へのスイッチングの間に、この第2のスイッチのゲート信号を変更することにより、この第2のスイッチを流れる電流を制限するステップと、
−第2のスイッチの導通状態から非導通状態へのスイッチングの直前に、この第2のスイッチ又は負荷を流れる第2の電流値を取得するステップと、
−取得された第2の電流値を使用して、第1のスイッチの非導通状態から導通状態へのスイッチングの間に、この第1のスイッチのゲート信号を変更することにより、この第1のスイッチを流れる電流を制限するステップと、
を含むことを特徴とする方法に関する。
したがって、例えば、第2のスイッチのターンオン及び第1のスイッチのターンオフ中、並びに第1のスイッチのターンオン及び第2のスイッチのターンオフ中、クロスコンダクション電流を防止することができる。
特定の特徴によれば、第1のスイッチを流れる電流を制限する手段は、第2の電流値から導出される第1の基準値を提供する基準モジュールと、第1のスイッチの導通の間にこの第1のスイッチを流れる電流値を検知する電流検知手段と、第1の基準値と第1のスイッチのスイッチング中にこの第1のスイッチを流れる検知された電流値とを結合する第1の比較及び結合モジュールと、整流中にフィードバックを可能とするイネーブルモジュールと、第1のスイッチに提供されるゲート信号に対して第1の比較及び結合モジュールの出力を減じる結合及び増幅モジュールとから構成されている。
したがって、整流中、第1の基準値と第1のスイッチを流れる電流値との差が、第1のスイッチSaのゲート電圧にフィードバックされ、第1のスイッチSaを流れる電流は、第1の基準値によって規定される値に制限される。
特定の特徴によれば、第2のスイッチを流れる電流を制限する手段は、第1の電流値から導出される基準値を提供する基準モジュールと、第2のスイッチの導通の間にこの第2のスイッチを流れる電流値を検知する電流検知手段と、第2の基準値と第2のスイッチの導通中にこの第2のスイッチを流れる検知された電流値とを結合する第2の比較及び結合モジュールと、第2のスイッチに提供されるゲート信号に対して第2の比較及び結合モジュールの出力を減じる結合及び増幅モジュールとから構成されている。
したがって、第2の基準値と第2のスイッチを流れる電流値との差が、第2のスイッチSbのゲート電圧にフィードバックされ、第2のスイッチSbを流れる電流は、第2の基準値によって規定される値に制限される。
特定の特徴によれば、第1の基準値は、パワー半導体Sbの導通状態の全持続時間の0.1%〜5%の間に含まれる、このパワー半導体Sbがオン状態からオフ状態に切り替わる前の時点における、このパワー半導体Sbを流れる電流のイメージ(image(像または形))であり、第2の基準値は、パワー半導体Saの導通状態の全持続時間の0.1%〜5%の間に含まれる、このパワー半導体Saがオン状態からオフ状態に切り替わる前の時点における、このパワー半導体Saを流れる電流のイメージ(image(像または形))である。
したがって、第1の基準値は、第1のスイッチのターンオン中の負荷電流のイメージであり、第2の基準値は、第2のスイッチのターンオン中の負荷電流のイメージである。
第1のスイッチ及び第2のスイッチが導通状態から非導通状態に切り替わる直前に、第1のスイッチを流れる第1の電流値及び第2のスイッチを流れる第2の電流値を取得することにより、基準値は高い精度を有する。
例えば、第1のスイッチの導通中、負荷における電流は、例えば、1アンペア/ミリ秒の割合で10Aから20Aまで増大する可能性がある。第2の基準値は、Saのターンオフの0.1%前の時点での電流のイメージである場合、Sbのターンオン中の負荷電流の正確な推定に基づいて正確に生成される(10ns、10mA誤差)。第1の電流及び第2の電流が、パワー半導体Saの導通状態の全持続時間の5%より早く、例えば10%で取得される場合、基準値は正確でない(1μs、1A誤差)。
特定の特徴によれば、第1の電流値は、第1のスイッチの導通状態から非導通状態へのスイッチングの直前にこの第1のスイッチ又は負荷を流れる電流値を検知することによって取得され、第2の電流値は、第2のスイッチの導通状態から非導通状態へのスイッチングの直前にこの第2のスイッチ又は負荷を流れる電流値を検知することによって取得される。
したがって、電流センサーにより、第1の電流値及び第2の電流値を取得することができる。
特定の特徴によれば、第1の基準値は、第1のサンプルホールドデバイスを用いて第2の電流値から導出され、第2の基準値は、第2のサンプルホールドデバイスを用いて第1の電流値から導出される。
したがって、第1の基準値及び第2の基準値は、単純かつ低コストのデバイスで生成される。必要な処理労力は低い。
特定の特徴によれば、第1の電流値は、第2のスイッチの導通の間にこの第2のスイッチ又は負荷を流れる少なくとも2つの電流値を検知することによって取得され、第2の電流値は、第1のスイッチの導通の間にこの第1のスイッチ又は負荷を流れる少なくとも2つの電流値を検知することによって取得される。
したがって、第1の電流値及び第2の電流値は、Sb及びSaのターンオン中の負荷における電流値をより正確に表している。
特定の特徴によれば、第1の基準値は、少なくとも2つの電流値を検知することによって取得される第2の電流値から導出され、第2の基準値は、少なくとも2つの電流値を検知することによって取得される第1の電流値から導出される。
したがって、第1の基準値及び第2の基準値は、より高い精度で推定される。
本発明の特徴は、例示の実施形態の以下の説明を読むことによってより明らかになる。この説明は、添付図面に関して作成されたものである。
本発明によるハーフブリッジのパワー半導体のスイッチングを制御するシステムのアーキテクチャの一例を表す図である。 本発明によるハーフブリッジのパワー半導体のスイッチングを制御するシステムの結合及び増幅モジュールのアーキテクチャの第1の例を表す図である。 本発明によるハーフブリッジのパワー半導体のスイッチングを制御するシステムの結合及び増幅モジュールのアーキテクチャの第2の例を表す図である。 本発明によるハーフブリッジのパワー半導体のスイッチングを制御するシステムの結合及び増幅モジュールのアーキテクチャの第3の例を表す図である。 本発明によるハーフブリッジのパワー半導体のスイッチングを制御するシステムの結合及び増幅モジュールのアーキテクチャの第4の例を表す図である。 本発明によるハーフブリッジのパワー半導体のスイッチングを制御するシステムの第1の基準モジュールのアーキテクチャの第1の例を表す図である。 本発明によるハーフブリッジのパワー半導体のスイッチングを制御するシステムの第2の基準モジュールのアーキテクチャの具現化の第1の例を表す図である。 本発明によるハーフブリッジのパワー半導体のスイッチングを制御するシステムの基準モジュールのアーキテクチャの具現化の第2の例を表す図である。 具現化の第2の例による第1の基準値を決定し転送する基準モジュールによって実行されるアルゴリズムの一例の図である。 具現化の第2の例による第2の基準値を決定し転送する基準モジュールによって実行されるアルゴリズムの一例の図である。
図1は、本発明によるハーフブリッジのパワー半導体のスイッチングを制御するシステムのアーキテクチャの一例を表す。
ハーフブリッジのパワー半導体のスイッチングを制御するシステムは、1つの分離及び調整モジュール110と、2つの結合及び増幅モジュール100a及び100bと、2つの比較及び結合モジュール101a及び101bと、2つの起動モジュール105a及び105bと、パワー半導体Sa及びSbのスイッチングを制御する2つの基準モジュール102a及び102bとを備える。
分離及び調整モジュール110は、1つの入力信号IN、例えば、パルス幅変調信号を受け取る。分離及び調整モジュール110は、2つの信号INa及びINbを生成する。分離及び調整モジュール110は、入力信号INから信号INa及び/又はINbを分離し、又は、入力信号INのレベルシフトを実行することができる。
分離及び調整モジュールは、信号INa及び相補的な信号INbを提供するために、例えば入力信号INの反転のような、入力信号INの調整を実行することができる。したがって、必要なのは単一の入力電圧INであり、外部でデッドタイムを生成する必要はない。
結合及び増幅モジュール100aは、ハーフブリッジのスイッチSaに提供するべき増幅信号を提供するために、入力信号INaと比較及び結合モジュール101aによって提供される誤差信号とを結合する。結合モジュール100aの例は、図2〜図5に関して開示する。
増幅の目的は、パワー半導体スイッチSaを高速で駆動するのに十分な強度の信号を生成することである。
2つの信号、すなわち、入力信号及び増幅された誤差信号は、パワー半導体スイッチSaのゲートを駆動するために、結合され増幅される必要がある。
入力信号及び誤差信号の結合は、種々の方法で実施することができる。
比較及び結合モジュール101aは、スイッチSaを流れる電流のイメージIhighを、基準モジュール102aによって提供される第1の基準値に結合する。
イメージIhighは、図1には図示しない電流センサーによって提供される。電流センサーは、パワー半導体Saが導通しているとき、パワー半導体Saを流れる電流を取り込む。パワー半導体スイッチSaを流れる電流の測定は、高周波数電流測定手段によって具現化される。実施態様の例としては、例えば、電流変圧器、シャント抵抗器、電流ミラー、及び10MHz〜10GHzで動作することができるロゴスキーコイルが挙げられる。
イメージIlowは、電流センサーにより、パワー半導体Sb及び負荷電流Iloadを通して間接的に提供することができる。すなわち、Ilow=Ihigh−Iloadである。
比較及び結合モジュール101aは、測定された電流と第1の基準値との誤差に比例する信号を生成する。比較及び結合モジュール101aは、パワー半導体スイッチのターンオン中に過電流が発生しているか否かを検出することができる。
比較及び結合モジュール101aは、通常、少なくとも1つの数学演算(例えば、差分、加算)を行って、2つの入力信号を結合し、一定のオフセット又は利得を適用することができる。比較及び結合モジュール101aは、離散した出力信号を提供するブール演算子を定義するだけではない。例えば、比較及び結合モジュール101aは、差動演算増幅器とすることができる。差動演算増幅器の出力は、測定された電流値のスケーリングされたイメージと、以下の制御法則によって基準モジュール102aの値によって提供される第1の基準値との差に比例する信号である。
Vgatea=Ka(abs(Ithh)−Ihigh)
Ithhは第1の基準値であり、Vgateaは、比較及び結合モジュール101aの出力における電圧であり、Kaは、差動演算増幅器の利得である。Kaは、全体的なフィードバックループの利得がパワー半導体スイッチの相互コンダクタンスより大きく、例えば、10倍〜50倍大きいが、安定した遷移を維持するのに十分低い、というものである。
制御関数を実行するために単純な利得項で十分であるが、ゲート回路における寄生を補償するために、制御ループに積分項又は微分項を追加することができる。
結合は、少なくとも1つの加算段によって完了することができる。段の例は、インバーター段又は利得段である。
比較及び結合モジュール101aは、起動モジュール105aによる整流中にイネーブルされる。
起動モジュール105aは、信号INaの立ち上がりエッジを検出し、比較及び結合モジュール105に起動信号を送出する。整流が終了した後、例えば、10ns〜1μsに含まれる時間の後、起動モジュール105aは、比較及び結合モジュール101aにディスエーブル信号を送出する。
基準モジュール102aは、比較及び結合モジュール101aに第1の基準値Ithhを提供する。基準モジュール102aの例は、図6a及び図7に関して開示する。
第1の基準値Ithhは、ターンオン中のパワー半導体スイッチSaを流れると予期される電流の最大絶対レベルを規定する。第1の基準値Ithhは、固定値ではなく、ハーフブリッジの動作中に動的に変更/更新される値である。
本発明の具現化の特定のモードによれば、第1の基準値Ithhは、パワー半導体Sbがオン状態からオフ状態に切り替わる直前の、パワー半導体Sbを流れる電流のイメージである。より具体的には、第1の基準値Ithhは、電流が測定されるパワー半導体Sbの導通状態の全持続時間の0.1%〜5%の間に含まれる、パワー半導体Sbがオン状態からオフ状態に切り替わる前の時点での、パワー半導体Sbを流れる電流のイメージである。
結合及び増幅モジュール100bは、ハーフブリッジのスイッチSbに増幅信号を提供するために、入力信号INbと比較及び結合モジュール101bによって提供される誤差信号とを結合する。結合モジュール100aの例は、図2〜図5に関して開示する。
増幅の目的は、パワー半導体スイッチSbを高速で駆動するために十分な強度の信号を生成することである。
2つの信号、すなわち、入力信号及び増幅された誤差信号は、パワー半導体スイッチSbのゲートを駆動するために結合され増幅される必要がある。
入力信号及び誤差信号の結合は種々の方法で実施することができる。
比較及び結合モジュール101bは、スイッチSbによりハーフブリッジの出力に接続された負荷に提供される電流のイメージIlowを、基準モジュール102bによって提供される第2の基準に結合する。
イメージIlowは、図1に図示しない電流センサーによって提供される。
電流センサーは、パワー半導体Saが導通しているときにパワー半導体Saを流れる電流を取り込む。パワー半導体スイッチSbを流れる電流の測定は、高周波数電流測定手段によって具現化される。実施態様の例としては、例えば、電流変圧器、シャント抵抗器、電流ミラー、及び10MHz〜10GHzの範囲で動作することができるロゴスキーコイルが挙げられる。
イメージIhighは、電流センサーにより、パワー半導体Sb及び負荷電流Iloadを通して間接的に提供することができる。すなわち、Ihigh=Ilow+Iloadである。
比較及び結合モジュール101bは、通常、2つの入力信号を結合するために、少なくとも1つの数学演算(例えば、差分、加算)を行い、一定のオフセット又は利得を適用することができる。したがって、比較及び結合モジュール101bは、離散した出力信号を提供するブール演算子を定義するだけではない。例えば、比較及び結合モジュール101bは、測定された電流と第2の基準値との誤差に比例する信号を生成する。比較及び結合モジュール101bは、パワー半導体スイッチSbのターンオン中に過電流が発生しているか否かを検出することができる。
比較及び結合モジュール101bは、差動演算増幅器とすることができる。この差動演算増幅器の出力は、測定された電流値のスケーリングされたイメージと、以下の制御法則によって基準モジュール102bの値によって提供される第2の基準値との差に比例する信号である。
Vgateb=Kb(abs(Ithl)−Ilow)
Ithlは第2の基準値であり、Vgatebは、比較及び結合モジュール101bの出力における電圧であり、Kbは、差動演算増幅器の利得である。Kbは、全体的なフィードバックループの利得がパワー半導体スイッチの相互コンダクタンスより大きく、例えば、10倍〜50倍大きいが、安定した遷移を維持するのに十分低い、というものである。制御関数を実行するために単純な利得項が十分であるが、ゲート回路における寄生を補償するために、制御ループに積分項又は微分項を追加することができる。
結合は、少なくとも1つの加算段によって完了することができる。段の例は、インバーター段又は利得段である。
比較及び結合モジュール101bは、起動モジュール105bによる整流中にイネーブルされる。
起動モジュール105bは、信号INbの立ち上がりエッジを検出し、比較及び結合モジュール101bにイネーブル信号を送出する。整流が終了した後、例えば、10ns〜1μsの範囲に含まれる時間の後、起動モジュール105bは、比較及び結合モジュール101bにディスエーブル信号を送出する。
基準モジュール102bは、比較及び結合モジュール101bに基準値Ithlを提供する。基準モジュール102bの例は、図6b及び図7に関して開示する。
第2の基準値Ithhは、ターンオン中のパワー半導体スイッチSbを流れると予期される電流の最大絶対レベルを規定する。基準値Ithlは、固定値ではなく、ハーフブリッジの動作中に動的に変更/更新される値である。
本発明の具現化の特定のモードによれば、第2の基準値Ithlは、パワー半導体Saがオン状態からオフ状態に切り替わる直前の、パワー半導体Saを流れる電流のイメージである。より詳細には、第2の基準値Ithlは、電流が測定されるパワー半導体Saの導通状態の全持続時間の0.51%〜5%の間に含まれる、パワー半導体Saがオン状態からオフ状態に切り替わる前の時点での、パワー半導体Saを流れる電流のイメージである。
パワー半導体スイッチSaのドレインは、正電源V+に接続されており、パワー半導体スイッチSaのソースは、パワー半導体スイッチSbのドレインに接続され、かつ、ハーフブリッジの出力OUTに接続されている。
パワー半導体スイッチSbのソースは、負電源V−に接続されている。
半導体Sa及びSbは、シリコンデバイス、炭化ケイ素デバイス又は窒化ガリウムデバイスとすることができる。例は、電界効果トランジスタ(FET)又はIGBTである。半導体は、通常、固有に逆導通型である(例えば、ボディダイオード)か、又は、外部の逆並列ダイオードの追加により逆導通型である。図1の例では、ダイオードは表されていないが、必然的に含まれている。
図2は、本発明によるハーフブリッジのパワー半導体のスイッチングを制御するシステムの結合及び増幅モジュールのアーキテクチャの第1の例を表す。
結合及び増幅モジュール100a及び100bは同一である。
図2において、結合は、抵抗器R20によって行われる。
入力信号INは、増幅器Am20によって前置増幅される。増幅器Am20の出力は、抵抗器R20の第1の端子に接続されており、その値は、増幅器Am21の出力インピーダンスより大きい。抵抗器20の第2の端子は、トランジスタT20及びT21のベースに接続されている。
代替的に、結合は、増幅器Am20の出力インピーダンスRoutAm20と増幅器Am21の出力インピーダンスRoutAm21とによって、R20なしに行われる。例えば、増幅器Am20は、10オームの出力インピーダンスを有し、増幅器Am21は、0.1オームの出力インピーダンスを有することができる。
いずれの場合も、関係R20+RoutAm20>>RoutAm21である。
比較及び結合モジュール101によって提供される誤差信号は、増幅器Am21によって前置増幅される。増幅器Am21の出力は、プッシュプル構成であるトランジスタT20及びT21のベースに接続されている。NPNトランジスタT20のコレクタは、正電源Vddに接続されている。トランジスタT20のエミッタは、PNPトランジスタT21のエミッタに接続されており、トランジスタSに接続されている結合及び増幅モジュール100の出力である。
トランジスタT21のコレクタは、負電源Vssに接続されている。
図3は、本発明によるハーフブリッジのパワー半導体のスイッチングを制御するシステムの結合及び増幅モジュールのアーキテクチャの第2の例を表す。
結合及び増幅モジュール100a及び100bは同一である。
入力信号INは、増幅器Am30によって前置増幅される。増幅器Am20の出力は、P型MOSFETトランジスタT30及びT31のゲートに接続されている。
比較及び結合モジュール101によって提供される誤差信号は、NPNバイポーラトランジスタT32によって増幅されるために、トランジスタT32のベースに提供される。トランジスタT32のエミッタは、低ゲート電源Vssに接続されている。
トランジスタT32のコレクタは、トランジスタT30及びT31のドレインに接続されている。
PMOSトランジスタT30のソースは、高ゲート電源Vddに接続されている。トランジスタT30のドレインは、トランジスタT31のドレインに接続されており、トランジスタSに接続されている結合及び増幅モジュール100の出力である。
トランジスタT31のソースは、負電源Vssに接続されている。
図4は、本発明によるハーフブリッジのパワー半導体のスイッチングを制御するシステムの結合及び増幅モジュールのアーキテクチャの第3の例を表す。
結合及び増幅モジュール100a及び100bは同一である。
入力信号INは、通常10Ω〜100Ωの範囲の抵抗器R40の第1の端子に接続されている。抵抗器R40の第2の端子は、増幅器Am40の入力に接続され、かつ、NPNバイポーラトランジスタT40のコレクタに接続されている。
比較及び結合モジュール101によって提供される誤差信号は、NPNバイポーラトランジスタT40によって前置増幅されるために、トランジスタT40のベースに提供される。トランジスタT40のエミッタは、低ゲート電源Vssに接続されている。
増幅器T40の出力は、トランジスタSに接続されている結合及び増幅モジュール100の出力である。
図5は、本発明によるハーフブリッジのパワー半導体のスイッチングを制御するシステムの結合及び増幅モジュールのアーキテクチャの第4の例を表す。
結合及び増幅モジュール100a及び100bは同一である。
図5において、結合は、抵抗器R50及びダイオードD50によって行われる。
入力信号INは、増幅器Am50によって前置増幅される。増幅器Am20の出力は、抵抗器R50の第1の端子に接続されている。抵抗器R50の第2の端子は、ダイオードD50のアノードに接続されており、トランジスタSに接続されている結合及び増幅モジュール100の出力である。
結合は、増幅器Am50及びAm51の出力インピーダンスによりR50なしに行うことができる。例えば、増幅器Am50は10オームの出力インピーダンスを有し、増幅器Am51は0.1オームの出力インピーダンスを有することができる。
いずれの場合も、関係R50+RoutAm50>>RoutAm51である。
ダイオードD50のカソードは、増幅器Am51の出力に接続されている。ダイオードD50はスイッチとして作用し、すなわち、増幅器Am51は、ゲート電圧を引き下げることのみが可能である。
比較及び結合モジュール101によって提供される誤差信号は、増幅器Am21によって増幅される。
図6aは、本発明によるハーフブリッジのパワー半導体のスイッチングを制御するシステムの第1の基準モジュールのアーキテクチャの第1の例を表す。
第1の基準値Ithhは、ターンオンの間のみパワー半導体スイッチSaを流れると予期される電流の最大絶対値を規定する。基準値は、固定値ではなく、ハーフブリッジの動作中に動的に変更/更新される値である。
第1の基準値Ithhは、スイッチング事象の直前にサンプリングされる、ターンオフ直前の他方のパワー半導体スイッチSbにおける電流のスケーリングされた値の絶対値として規定される。
具現化の第1の例によれば、第1の基準値Ithhは、パワー半導体Sbがオン状態からオフ状態に切り替わる直前にパワー半導体Sbを流れる電流のイメージである。より詳細には、第1の基準値Ithhは、電流が測定されるパワー半導体Sbの導通状態の全持続時間の0.1%〜5%の間に含まれる、パワー半導体Sbがオン状態からオフ状態に切り替わる前の時点での、パワー半導体Sbを流れる電流のイメージである。
第1の基準値を規定する手段は、サンプルホールドデバイスによって実施することができる。サンプルホールドデバイスの入力信号は、例えば、パワー半導体スイッチSbを流れる電流のスケーリングされた値である。サンプルホールドデバイスのクロック信号は、信号INaの立ち上がりエッジ、又はINbの立ち下りエッジである。
ここで、入力INaによる基準モジュール102aのサンプリング時間は、結合及び増幅モジュール100aにおける入力INaとSaへの信号との間の伝播時間より低い、ということに留意しなければならない。
図6bは、本発明によるハーフブリッジのパワー半導体のスイッチングを制御するシステムの第2の基準モジュールのアーキテクチャの第1の例を表す。
第2の基準値Ithlは、スイッチング事象の直前にサンプリングされる、ターンオフ直前の他方のパワー半導体スイッチSaにおける電流のスケーリングされた値の絶対値として規定される。第2の基準値を規定する手段は、サンプルホールドデバイスによって実施することができる。サンプルホールドデバイスの入力信号は、例えば、パワー半導体スイッチSaを流れる電流のスケーリングされた値である。サンプルホールドデバイスのクロック信号は、信号INbの立ち上がりエッジ(又は、INaの立ち下りエッジ)である。
より詳細には、第2の基準値Ithlは、電流が測定されるパワー半導体Saの導通状態の全持続時間の0.1%〜5%の間に含まれる、パワー半導体Saがオン状態からオフ状態に切り替わる前の時点での、パワー半導体Saを流れる電流のイメージである。
ここで、入力INaによる基準モジュール102bのサンプリング時間は、結合及び増幅モジュール100aにおける入力INaとSaへの信号との間の伝播時間より低い、ということに留意しなければならない。
図7は、本発明によるハーフブリッジのパワー半導体のスイッチングを制御するシステムの基準モジュールのアーキテクチャの第2の例を表す。
図7の例では、基準モジュールは、単一モジュールに結合される。
基準モジュール102は、例えば、バス701によって互いに接続されたコンポーネントと、図8に開示されるようなプログラムによって制御されるプロセッサ700とに基づくアーキテクチャを有する。
バス701は、プロセッサ700を、読み出し専用メモリROM702、ランダムアクセスメモリRAM703、及び入出力インターフェースI/O IF705にリンクする。
メモリ703は、変数と、図8に開示されるようなアルゴリズムに関連したプログラムの命令とを収容するように意図されたレジスタを含む。
プロセッサ700は、入出力I/O IF705を通して、少なくとも1つの検知された電流Ihigh及び/又はIlow又は負荷電流、すなわち入力信号Ina及びInbを受け取り、第1の基準値を比較及び結合モジュール101aに転送し、第2の基準値を比較及び結合モジュール101bに転送する。
読み出し専用メモリ、又は場合によっては、フラッシュメモリ702は、図8に開示されるような、基準モジュール102に電源が投入されると、ランダムアクセスメモリ703に対するアルゴリズムに関連したプログラムの命令を含む。
基準モジュール102は、PC(パーソナルコンピューター)、DSP(デジタル信号プロセッサ)又はマイクロコントローラー等のプログラマブルコンピューティングマシンによる一組の命令又はプログラムの実行によってソフトウェアで実施することもできるし、それ以外にFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)又はASIC(特定用途向け集積回路)等のマシン又は専用コンポーネントによってハードウェアで実施することもできる。
言い換えれば、基準モジュール102は、基準モジュール102に、図8に開示するようなアルゴリズムに関連するプログラムを実行させる、回路、又は回路を含むデバイスを含む。プロセッサ800は、ハーフブリッジの動作状態に関する利用可能な情報(例えば、電圧、周波数、電流値)に基づいて、第1の基準値及び第2の基準値を生成することができる。プロセッサ800は、それぞれのパワー半導体スイッチのターンオン中の負荷における電流の値を推定することができ、それに従って目標値を生成する。
図8aは、具現化の第2の例による第1の基準値を決定し転送する基準モジュールによって実行されるアルゴリズムの一例である。
本アルゴリズムは、プロセッサ700によって実行される一例で開示する。
次のステップS80において、プロセッサ700は、INaの立ち上がりエッジが発生したか否かを判断する。
INaの立ち上がりエッジが発生した場合、プロセッサ700はステップS81に進む。そうでない場合、プロセッサ700はステップS80に戻る。
ステップS81において、プロセッサ700は、スイッチSaの導通の間、電流Ihighの少なくとも2つの値を取得する。例えば、第1の電流は、スイッチSaの導通時間の最初の1/4の間に取得され、第2の電流は、スイッチSaの導通時間の第2の1/4の間に取得される。
ステップS82において、プロセッサ700は、電流Ihighの第1の値及び第2の値から、パワー半導体Saがオン状態からオフ状態に切り替わる直前のパワー半導体Sbを流れる電流を決定する。より詳細には、プロセッサ700は、電流が測定されるパワー半導体Saの導通状態の全持続時間の0.1%〜5%の間に含まれる、パワー半導体Sbがオン状態からオフ状態に切り替わる瞬間に近い時点での、パワー半導体Sbを流れる電流のイメージとして、第1の基準値Ithhを決定する。
プロセッサ700は、決定した第1の基準値Ithhを記憶する。
次のステップS83において、プロセッサ700は、INbの立ち上がりエッジが発生したか否かを判断する。
INbの立ち上がりエッジが発生した場合、プロセッサ700はステップS83に進む。そうでない場合、プロセッサ700はステップS82に戻る。
ステップS84において、プロセッサ700は、第1の基準値Ithhを比較及び結合モジュール101bに転送し、ステップS80に戻る。
ここで、転送された第1の基準値Ithhが、本アルゴリズムの先行する反復において決定された値である可能性があることに留意しなければならない。
図8bは、具現化の第2の例による第2の基準値を決定し転送する基準モジュールによって実行されるアルゴリズムの一例である。
本アルゴリズムは、プロセッサ700によって実行される一例で開示する。
次のステップS85において、プロセッサ700は、INbの立ち上がりエッジが発生したか否かを判断する。
INbの立ち上がりエッジが発生した場合、プロセッサ700はステップS86に進む。そうでない場合、プロセッサ700はステップS85に戻る。
ステップS86において、プロセッサ700は、スイッチSbの導通の間、電流Ilowの少なくとも2つの値を取得する。例えば、第1の電流は、スイッチSbの導通時間の最初の1/4の間に取得され、第2の電流は、スイッチSbの導通時間の第2の1/4の間に取得される。
ステップS87において、プロセッサ700は、電流Ihighの第1の値及び第2の値から、パワー半導体Saがオン状態からオフ状態に切り替わる直前のパワー半導体Saを流れる電流を決定する。より詳細には、プロセッサ700は、電流が測定されるパワー半導体Sbの導通状態の全持続時間の0.1%〜5%の間に含まれる、パワー半導体Saがオン状態からオフ状態に切り替わる瞬間に近い時点での、パワー半導体Saを流れる電流のイメージとして、第2の基準値Ithlを決定する。
プロセッサ700は、決定した第2の基準値Ithlを記憶する。
次のステップS88において、プロセッサ700は、INaの立ち上がりエッジが発生したか否かを判断する。
INaの立ち上がりエッジが発生した場合、プロセッサ700はステップS89に進む。そうでない場合、プロセッサ700はステップS88に戻る。
ステップS89において、プロセッサ700は、第2の基準値Ithlを比較及び結合モジュール101aに転送し、ステップS85に戻る。
ここで、転送された第2の基準値Ithlが、本アルゴリズムの先行する反復において決定された値である可能性があることに留意しなければならない。
当然のことながら、本発明の範囲から逸脱することなく、上記で説明した本発明の実施形態に対して多くの変更を行うことができる。

Claims (9)

  1. ハーフブリッジ構成において負荷に電流を提供する第1のパワー半導体スイッチ及び第2のパワー半導体スイッチのスイッチングを制御する装置であって、
    前記第1のパワー半導体スイッチの導通状態から非導通状態へのスイッチングの直前に、該第1のパワー半導体スイッチ又は前記負荷を流れる第1の電流値を取得する手段と、
    前記第2のパワー半導体スイッチの導通状態から非導通状態へのスイッチングの直前に、該第2のパワー半導体スイッチ又は前記負荷を流れる第2の電流値を取得する手段と、
    前記第1のパワー半導体スイッチの非導通状態から導通状態へのスイッチングの間に、前記第1のパワー半導体スイッチを流れる電流値と前記直前に取得された前記第2の電流値との誤差を使用して、該第1のパワー半導体スイッチのゲート信号を変更することにより、該第1のパワー半導体スイッチを流れる電流を制限する手段と、
    前記第2のパワー半導体スイッチの非導通状態から導通状態へのスイッチングの間に、前記第2のパワー半導体スイッチを流れる電流値と前記直前に取得された前記第1の電流値との誤差を使用して、該第2のパワー半導体スイッチのゲート信号を変更することにより、該第2のパワー半導体スイッチを流れる電流を制限する手段と、
    を備えることを特徴とする、装置。
  2. 前記第1のパワー半導体スイッチを流れる電流を制限する前記手段は、前記第2の電流値から導出される第1の基準値を提供する第1の基準モジュールと、前記第1のパワー半導体スイッチの導通の間に該第1のパワー半導体スイッチを流れる電流値を検知する第1の電流検知手段と、前記第1の基準値と前記第1のパワー半導体スイッチのスイッチング中に該第1のパワー半導体スイッチを流れる前記検知された電流値とを結合する第1の比較及び結合モジュールと、前記第1のパワー半導体スイッチに提供される前記ゲート信号に対して前記第1の比較及び結合モジュールの出力を減じる第1の結合及び増幅モジュールとから構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 前記第2のパワー半導体スイッチを流れる電流を制限する前記手段は、前記第1の電流値から導出される第2の基準値を提供する第2の基準モジュールと、前記第2のパワー半導体スイッチの導通の間に該第2のパワー半導体スイッチを流れる電流値を検知する第2の電流検知手段と、前記第2の基準値と前記第2のパワー半導体スイッチのスイッチング中に該第2のパワー半導体スイッチを流れる前記検知された電流値とを結合する第2の比較及び結合モジュールと、前記第2のパワー半導体スイッチに提供される前記ゲート信号に対して前記第2の比較及び結合モジュールの出力を減じる第2の結合及び増幅モジュールとから構成されていることを特徴とする、請求項に記載の装置。
  4. 前記第1の基準は、前記第2のパワー半導体スイッチの導通状態の全持続時間の0.1%〜5%の間に含まれる、該第2のパワー半導体スイッチがオン状態からオフ状態に切り替わる前の時点における、該第2のパワー半導体スイッチを流れる電流のイメージであり、前記第2の基準値は、第1のパワー半導体スイッチの導通状態の全持続時間の0.1%〜5%の間に含まれる、該第1のパワー半導体スイッチがオン状態からオフ状態に切り替わる前の時点における、該第1のパワー半導体スイッチを流れる電流のイメージであることを特徴とする、請求項に記載の装置。
  5. 前記第1の電流値は、前記第1のパワー半導体スイッチの導通状態から非導通状態へのスイッチングの直前に該第1のパワー半導体スイッチ又は前記負荷を流れる電流値を検知することによって取得され、前記第2の電流値は、前記第2のパワー半導体スイッチの導通状態から非導通状態へのスイッチングの直前に該第2のパワー半導体スイッチ又は前記負荷を流れる電流値を検知することによって取得されることを特徴とする、請求項4に記載の装置。
  6. 前記第1の基準値は、第1のサンプルホールドデバイスを用いて前記第2の電流値から導出され、前記第2の基準値は、第2のサンプルホールドデバイスを用いて前記第1の電流値から導出されることを特徴とする、請求項5に記載の装置。
  7. 前記第1の電流値は、前記第1のパワー半導体スイッチの導通状態から非導通状態へのスイッチングの直前において、前記第2のパワー半導体スイッチの導通の間に該第2のパワー半導体スイッチ又は前記負荷を流れる少なくとも2つの電流値を検知することによって取得され、前記第2の電流値は、前記第2のパワー半導体スイッチの導通状態から非導通状態へのスイッチングの直前において、前記第1のパワー半導体スイッチの導通の間に該第1のパワー半導体スイッチ又は前記負荷を流れる少なくとも2つの電流値を検知することによって取得されることを特徴とする、請求項4に記載の装置。
  8. 前記第1の基準値は、少なくとも2つの電流値を検知することによって取得される前記第2の電流値から導出され、前記第2の基準値は、少なくとも2つの電流値を検知することによって取得される前記第1の電流値から導出されることを特徴とする、請求項4に記載の装置。
  9. ハーフブリッジ構成において負荷に電流を提供する第1のパワー半導体スイッチ及び第2のパワー半導体スイッチのスイッチングを制御する方法であって、
    前記第1のパワー半導体スイッチの導通状態から非導通状態へのスイッチングの直前に、該第1のパワー半導体スイッチ又は前記負荷を流れる第1の電流値を取得するステップと、
    前記第2のパワー半導体スイッチの導通状態から非導通状態へのスイッチングの直前に、該第2のパワー半導体スイッチ又は前記負荷を流れる第2の電流値を取得するステップと、
    前記第1のパワー半導体スイッチを流れる電流値と前記直前に取得された前記第2の電流値との誤差を使用して、前記第1のパワー半導体スイッチの非導通状態から導通状態へのスイッチングの間に、該第1のパワー半導体スイッチのゲート信号を変更することにより、該第1のパワー半導体スイッチを流れる電流を制限するステップと、
    前記第2のパワー半導体スイッチを流れる電流値と前記直前に取得された前記第1の電流値との誤差を使用して、前記第2のパワー半導体スイッチの非導通状態から導通状態へのスイッチングの間に、該第2のパワー半導体スイッチのゲート信号を変更することにより、該第2のパワー半導体スイッチを流れる電流を制限するステップと、
    を含むことを特徴とする、方法。
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