JP6719543B2 - 房掛 - Google Patents
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Description
第一に、特許文献1に記載の房掛では、タッセルの保持部が固定的で強い力が掛かっても外れることがない。そのため、この房掛にタッセルを掛けた場合に、タッセルがループ状の構造を形成すると、そのループ状の構造に異物が引っ掛かって安全上問題となる可能性がある。
好ましくは、前記房掛は、固定立設面に固定される台座と、フック部を有する回転フックとを備え、前記変位機構は、前記タッセルを介して前記回転フックにかかる荷重が所定値を超えると前記回転フックが前記台座に対して相対回転して前記タッセルを脱落させるように構成されている。
好ましくは、前記変位機構は、前記台座に設けられ且つ前記回転フックを挿込可能な開口孔と、前記台座の開口孔に設けられ且つ前記回転フックを回転可能に支持する回転機構とを有する。
好ましくは、前記変位機構は、前記タッセルの脱落後に前記回転フックを逆方向に回転させるように前記回転フックを付勢する付勢手段をさらに備える。
好ましくは、前記付勢手段は、前記回転フックに設けられた錘部であり、前記回転フックは、前記フック部と前記錘部の間に設けられた回転軸を中心に回転するように構成される。
好ましくは、前記付勢手段は、前記台座内に収容され、前記回転フックの回転と前記付勢手段のスライド移動又は伸縮が、ラック・アンド・ピニオン機構によって相互変換される。
好ましくは、前記変位機構は、前記フック部にかかる荷重が所定値以下である場合に前記回転フックの回転を規制する回転規制機構を備える。
好ましくは、前記回転規制機構は、前記回転フックに設けられた回転フック側係止部と、前記フック部にかかる荷重が所定値以下である状態で前記回転フック側係止部に当接して前記回転フックの回転を規制する台座側係止部とを備える。
好ましくは、前記回転フック側係止部は、前記台座側係止部に当接するヘッドを有する係止部材を備え、前記係止部材は、前記ヘッドの突出量が増大する方向に付勢されている。
好ましくは、前記回転フック側係止部は、前記台座側係止部に弾性的に係合するヘッドが一体に設けられている。
好ましくは、前記回転フックは、上方に延びる上側フック部と、下方の延びる下側フック部を備え、前記変位機構は、前記タッセルを介して前記下側フック部にかかる荷重が所定値を超えると前記回転機構において前記回転フックを回転させて前記タッセルを脱落させるように構成されている。
好ましくは、前記房掛は、固定立設面に固定される台座と、前記台座から突出する突出軸と、前記突出軸に支持され且つ前記タッセルを引っ掛けるための引掛部とを備え、前記変位機構は、前記突出軸および前記引掛部を接続するヒンジ部と、前記突出軸および前記引掛部を前記ヒンジ部において所定の範囲の角度を形成するように保持する弾性手段とを有し、前記変位機構は、前記タッセルを介して前記引掛部にかかる荷重が所定値を超えると前記ヒンジ部において前記角度が拡大して前記タッセルを脱落させるように構成されている。
好ましくは、前記変位機構は、前記台座および前記突出軸を接続するヒンジ部と、前記台座よび前記突出軸を前記ヒンジ部において所定の範囲の角度を形成するように保持する弾性手段とをさらに有する。
好ましくは、前記弾性手段は、板バネまたはトーションバネを有する。
好ましくは、前記弾性手段は、エラストマーからなる弾性体を有する。
好ましくは、前記ヒンジ部は、前記ヒンジ部が接続する一方の部材に設けられている固定軸と、前記ヒンジ部が接続する他方の部材に設けられている軸受とを有し、前記弾性手段は、前記軸受に設けられているスナップ部と、前記固定軸の外周面に軸に並行して設けられている凹凸条とを有する。
好ましくは、前記房掛は、固定立設面に固定される台座と、前記台座から突出する保持突出軸と、前記保持突出軸に回動可能に支持され且つ前記タッセルを引っ掛けるための引掛部とを備え、前記変位機構は、前記引掛部および前記台座を隔離した状態で連結する突出軸と、前記引掛部と前記突出軸の間に設けられる連結部を有し、前記変位機構は、前記タッセルを介して前記引掛部にかかる荷重が所定値を超えると、前記連結部での連結が解除されることによって前記保持突出軸と前記引掛部の間の角度が拡大して前記タッセルを脱落させるように構成されている。
好ましくは、前記房掛は、前記タッセルの荷重が前記回転フックに加わる作用点が前記回転フックの回転軸の真上の位置よりも前記フック部に寄った位置にあるように構成されている。
好ましくは、前記台座と前記回転フックの少なくとも一方は、前記作用点に向かって低くなる傾斜面を有する。
好ましくは、前記回転フックは、その回転可能範囲内での回転軌跡が前記固定立設面に接触しないように構成される。
好ましくは、前記回転フックが所定の角度位置を超えて相対回転することを規制する解除角規制手段を備え、前記回転フックの重心は、前記解除角規制手段によって前記回転フックの相対回転が規制されている状態において、前記回転フックの復帰方向への回転トルクを前記回転フックに対して与える位置に設けられている。
好ましくは、前記突出軸は、前記保持突出軸に並行して設けられており、前記突出軸の一端は、前記引掛部にスナップ結合されており、前記突出軸の他端は、前記台座に固定されている。
好ましくは、前記引掛部は、前記保持突出軸と前記引掛部の間の角度が拡大する方向に付勢されている。
好ましくは、前記突出軸と前記引掛部の間の連結を維持する連結維持部をさらに備え、前記連結維持部は、前記タッセルにかかる荷重が所定値を超えると、前記突出軸と前記引掛部の間の連結を解除可能に構成されている。
好ましくは、前記房掛は、固定立設面に固定される台座と、前記台座に設けられている挟持部とを備え、前記変位機構は、前記タッセルを介して前記挟持部にかかる荷重が所定値を超えると前記挟持部において隙間が拡大して前記タッセルを脱落させるように構成されている。
好ましくは、前記房掛は、前記挟持部において挟持され且つ前記タッセルが引っ掛けられる引掛部材をさらに備え、前記変位機構は、前記タッセルを介して前記引掛部材にかかる荷重が所定値を超えると前記挟持部において隙間が拡大して前記引掛部材及び前記タッセルを脱落させるように構成されている。
好ましくは、前記台座と前記引掛部材とを連結する連結部材をさらに備える。
好ましくは、前記房掛は、固定立設面に固定される台座と、分離フックとを備え、前記変位機構は、前記タッセルを介して前記分離フックにかかる荷重が所定値を超えると前記分離フックが前記台座から分離されて前記タッセルを脱落させるように構成されている。
好ましくは、前記台座は、本体部と、前記本体部から突出する突出軸を備え、前記分離フックは、前記突出軸に係合可能であり、且つ前記分離フックに加わる荷重が所定を超えると前記分離フックと前記突出軸の間の係合が解除されて前記分離フックが前記突出軸の軸方向に沿って前記突出軸から分離される。
好ましくは、前記房掛は、固定立設面に固定される台座と、前記台座に正対して前後方向に延びる回転軸芯を中心にして回転可能な回転フックを備え、前記変位機構は、前記タッセルを介して前記回転フックにかかる荷重が所定値を超えると前記回転フックが前記回転軸芯を中心に回転して前記タッセルを脱落させるように構成されている。
好ましくは、前記房掛は、取付孔を有する回転フックを備え、前記回転フックは、前記取付孔に挿通させたビスを固定立設面に一定トルクでねじ込むことによって前記固定立設面に回転可能に支持され、前記変位機構は、前記タッセルを介して、前記ビスを緩める方向に前記回転フックにかかる荷重が所定値を超えると前記回転フックが前記ビスを中心に回転して前記タッセルを脱落させるように構成されている。
好ましくは、前記固定立設面に対する前記房掛の固定強度は、前記房掛の構造を変位させて前記タッセルを脱落させるのに必要な荷重よりも大きい。
図1は、本実施形態に係る房掛200を既存のタッセル300と一緒に使う場合の使用態様について説明するための図面である。図1(a)に示すように、この房掛200は、カーテン(不図示)を束ねるタッセル300を係止するための房掛200である。また、この房掛200は壁などの固定立設面400に固定されている。また、この房掛200は、固定立設面400に固定される台座202と、回転フック203と、を備えている。
図4は、実施形態に係る房掛のバランス型の変位機構の変形例1について説明するための構造図である。この変形例1では、図4(a)に示すように、台座202のうちタッセルコード310bに接触する受部237aにタッセルコード310bの断面外周に沿う形のRが形成されており、回転フック203のフック部213の受け部237bにもタッセルコード310bの断面外周に沿う形のRが形成されている。従って、タッセルコード310bを垂下した状態で略半分の荷重を受部237aが受けることが可能である。
次に、図16〜図19を用いて、実施形態1の変形例2について説明する。この変形例2は、上記の実施形態1の変形例1に類似した構成を有しており、以下、相違点を中心に説明を進める。
次に、図20を用いて、実施形態1の変形例3について説明する。この変形例3は、上記の実施形態1に類似した構成を有しているが、ラック・アンド・ピニオン機構によって錘部209を上下させる点が主な相違点であり、以下、相違点を中心に説明を進める。
次に、図21〜図24を用いて、実施形態1の変形例4について説明する。この変形例4は、上記の実施形態1に類似した構成を有しているが、係止部材を用いた回転規制機構を備えている点が主な相違点であり、以下、相違点を中心に説明を進める。
次に、図25〜図27を用いて、実施形態1の変形例5について説明する。この変形例5は、上記の変形例2に類似した構成を有しているが、上側フック部213aと下側フック部213bを備える点を主な相違点であり、以下、相違点を中心に説明を進める。
図46に示す通りであり、引掛部206に閾値を超える荷重が作用した場合、スナップ部245a、245bが弾性変形して保持位置から外れ、台座202の正面の曲面に沿って引掛部206がスライドしながら回動するようにタッセルコード310aを保持できない位置に変位する。
図49に示す通りであり、閾値を超える荷重が作用してスナップ部が解除されると、タッセルコード310aによる下向きの力を利用して引掛軸が回転するようラック431とピニオン(回転軸227に刻設)を台座202に設けている。この構成により、速やかに引掛部206が図49(e)(f)に示す状態に下方に向けて回転する。また、ラック431及びスライド溝430が2列が左右対称に設けられているため、タッセルコード310aによる下向きの力の左右方向のバランスの崩れにより時計回り又は反時計回りの双方向へ回転可能である。
次に、図34〜図35を用いて、実施形態1の変形例8について説明する。この変形例は、上記の変形例4に類似した構成を有しているが、ヘッド45a,45bを回転フック203に一体に設け、弾性的に係合凹部33a,33bに係合する点が主に相違している。
次に、図50〜図55を用いて、実施形態1の変形例9について説明する。この変形例は、上記の変形例8に類似した構成を有しているが、台座202に対して回転フック203を前方から係合させることができる点、及び両面粘着シート307を用いて台座202を固定立設面400に固定可能である点が主な相違点である。以下、相違点を中心に説明を進める。
次に、図56を用いて、実施形態1の変形例10について説明する。この変形例は、上記の変形例9に類似した構成を有しているが、凸部308の構成が異なっているので、以下、この点を中心に説明を進める。
次に、図57〜図59を用いて、実施形態1の変形例11について説明する。この変形例は、上記の変形例2に類似した構成を有しているが、台座202の受部237aに開口部337が設けられている点が主な相違点である。以下、相違点を中心に説明を進める。
次に、図61〜図63を用いて、実施形態1の変形例12について説明する。この変形例は、上記の変形例11に類似した構成を有しているが、台座202側に回転軸227a,227bが設けられ、回転フック203側に軸受217a,217bが設けられている点が主な相違点である。
また、本変形例では、回転フック203は亜鉛ダイキャストなどの比較的高い剛性を有する材料で形成することができ、台座202は、樹脂などの弾性変形しやすい材料で形成することができる。
次に、図69〜図70を用いて、実施形態1の変形例12Aについて説明する。この変形例は、寸法が変更された箇所があるものの、変形例12と実質的に同様の構成を有している。
通常使用時には、当接点P1において当接片339が突出片338a,338bに当接し、且つ当接点P3において突起239bが突起13に当接するので、回転フック203のフック部213は、矢印R1,R2のどちらの方向に回転せず、図69に示す状態が保持される。
一方、突起239bと突起13の係合の保持力を超える荷重が回転フック203に加わると、突起239bが突起13を乗り越えることによって、回転フック203が回転して、図70に示す状態になる。
次に、図64〜図67を用いて、実施形態1の変形例13について説明する。この変形例は、上記の変形例2に類似した構成を有しているが、回転フック203の付勢手段としては、実施形態2の変形例1のようにトーションバネ336を使用している。
次に、図68を用いて、実施形態1の変形例14について説明する。この変形例は、上記の変形例13に類似した構成を有しているが、トーションバネ336を保護する立ち上がり部343gが台座202に設けられている点が主な相違点である。
図5は、本実施形態に係る房掛200のヒンジ式の変位機構800について説明するための構造図である。この房掛200は、固定立設面400に固定される台座202と、台座202から突出する突出軸204と、突出軸204に支持され、タッセル300を引っ掛けるための引掛部206と、を備える。また、この房掛200は、房掛200の構造を変位させる板バネ式の変位機構800を備える。
図7および図8は、本実施形態に係る房掛200のヒンジ式の変位機構800の変形例について説明するための構造図である。この変形例では、図7(a)の側面図、図7(b)の正面図に示すように、弾性手段として、板バネ229を用いる代わりにトーションバネを用いている。トーションバネは、別名ねじりコイルバネとも呼ばれ、コイル236に2本のアーム234a、234bを有している。
図9は、本実施形態に係る房掛200のヒンジ式の変位機構800の変形例について説明するための構造図である。この変形例では、図9(a)の側面図、図9(d)の斜視図に示すように、弾性手段として、板バネ229を用いる代わりにヒンジ部235をエラストマー弾性体で形成している。
図10は、本実施形態に係る房掛200のヒンジ式の変位機構800の変形例について説明するための構造図である。この変形例では、変位機構800は、上記の実施形態2の構成に加えて、台座202および突出軸204を接続するヒンジ部235bと、台座202および突出軸204をヒンジ部235bにおいて所定の範囲の角度を形成するように保持する弾性手段(板バネ229b)と、をさらに有する。すなわち、この変形例では、変位機構800は、突出部と垂直部、突出部と台座を板バネにより直角を保持し2箇所に回転箇所を設けてもよい。
図11は、本実施形態に係る房掛200のヒンジ式の変位機構800の変形例について説明するための構造図である。この変形例では、上記の実施形態のバネ式のヒンジ部235の代わりに、凹凸条247を有する固定軸241およびスナップ部245を有するインデックス式のヒンジ部235を用いている。
図47に示す通りであり、第1屈曲部421、第2屈曲部422を有し略S字状の形状を特徴としている。取付台230は硬質材料であるが、取付台230以外の台座202から引掛部までがゴムやエラストマー等の弾性体で形成されている。引掛部206に閾値を超える荷重が作用した場合、図47(c)に示すように主に第1屈曲部421の弾性で突出軸204が下方に傾斜するとともにヒンジ部(弱弾性部)235にタッセルコード310aの支点が移動する。その後、第2屈曲部422の弾性(主にヒンジ部(弱弾性部)235の弾性変形)によりタッセル300を保持できない位置まで変位する。また、引掛部206に閾値を超える荷重が無くなると第1屈曲部421、第2屈曲部422の弾性により原位置(図47(a))の状態に戻る。
図48に示す通りであり実施形態2の変形例5の第1屈曲部421、第2屈曲部422に加え、第3屈曲部423を設けることにより、下方への変形量を大きくしている。
図12−1は、本発明の実施形態に係る房掛200に所定の引張力により分離可能な連結部114を突出軸204および引掛部206の間に設ける構成について説明するための図面である。本実施形態のカーテンアクセサリー1000は、房掛200を備えており、連結機構として、房掛200を引張力によって複数の部分に分離する連結部114を有する。
実施形態3の変形例1として、図36に示すように、トーションバネ236を回転軸に設け、引掛部206が開方向に回動するように付勢してもよい。トリガー204に所定の閾値以上の下方への荷重が作用したとき速やかに全開角度まで開かせることができる。
実施形態3の変形例2として、図40(b)に示すように、突出軸204が弾性変形しないように保持して突出軸204と引掛部206の間の連結を維持する連結維持部(トリガー)204aをさらに設け、連結維持部204aは、タッセルが当接したときに、図40(c)に示すように、突出軸204の保持を解除して、突出軸204と引掛部206の間の連結を解除可能にしてもよい。
図13は、本実施形態に係る房掛のすり抜け式(ボール)の変位機構について説明するための構造図である。この房掛200は、固定立設面400に固定される台座202と、台座202に設けられている挟持部255と、を備える。また、この房掛200は、房掛200の構造を変位させるすり抜け式の変位機構800を備える。
図14は、本実施形態に係る房掛のすり抜け式の変位機構の変形例について説明するための構造図である。この変形例では、上記の実施形態のすり抜け式(ボール)の変位機構800の代わりに、すり抜け式(引掛棒)の変位機構800を用いている。
また、図41(a)に示すように、引掛棒261及びチェーン265のそれぞれにタッセルコードを掛けている場合は、第1トリガー(引掛棒261)又は第2トリガー(チェーン265)が作動してタッセルコードの保持が解除されることになる。さらに、図41(b)に示すように、第2トリガーだけに一方のタッセルコードが掛けられた状態で、他方のタッセルコードに引っ掛かったとしても、図41(c)に示すように、第2トリガーによりタッセルが外れて安全機能が働く。2つの引掛箇所があっても双方に安全機能があるため確実である。
図28〜図33を用いて、伸縮軸式セーフティー房掛200について説明する。本実施形態の房掛200は、固定立設面400に固定される台座202と、台座202に対して連結可能であり且つ閾値を超える荷重が加わったときに台座202から分離される分離フック201を備える。より具体的には、図28(a)に示すように、分離フック201には、タッセルコード310bが係止されており、タッセルコード310bに対して図28(a)の矢印X方向の閾値を超える荷重が加わると、図28(b)に示すように、分離フック201が台座202から分離される。
図42に示すように台座202は円錐状の突出軸204を備え、引掛部(分離フック)206は球状であり、中心に向かって円錐状の突出軸204が入り込む凹部が形成されている。台座202と引掛部206とは伸縮するゴム・スプリング等からなる細長い弾性体410により410a、410bで接続されている。図42(a)〜(b)に示すように、常には弾性体410により引掛部206は円錐状の突出軸204が入り込む状態で保持されている。図42(c)に示すように、閾値を超える荷重が加わると、弾性体410が伸びた状態となりタッセルが解除される。解除された後は弾性体410が縮むことにより自動的に元の状態に戻る。
図43に示す通り、実施形態5の変形例1の弾性体410を伸びの無いワイヤ等の保持コード218とした形態である。突出軸204は3つの同一部材から構成され、図43(a)中の斜視図に示す通り中心部に貫通部224を備え、図43(b)に示す通り保持コード218は3つの突出軸204を貫通して配置される。突出軸204は一端部が円錐台状で、他端部は他の突出軸204の円錐台形状がぴったりと入り込む形状となっている。保持コード218は両端はカシメ220で抜け止めされ、一端が台座202の支持孔229を貫通して保持され、他端はキャップ(挿通部)222を挿通し緩んだ状態で引掛部(分離フック)206に内蔵されている。保持コード218の中間部には保持突起221が固着され引掛部206の内側において係止孔225に押し付けられるよう係止されている。台座202と引掛部206との間で、カシメ220と保持突起221の間の保持コード218がぴんと張った状態で張設されている。このように、閾値を超える荷重が加わらない状態では、タッセル300を保持し、或はカーテンを束ねることが可能となっている。
突出軸204に閾値を超える荷重が作用した場合、図43(c)に示す通り突出軸204が下方に傾き、保持突起221と係止孔225との係合が外れ、保持コード218の緩んだ部分が引掛部206から引き出される。そして、図44(a)に示すように突出軸204及び引掛部206がタッセル300を保持できない形に変位し、タッセルコード310aと突出軸204及び引掛部206との連結が解除される。また、カシメ220がキャップ(挿通部)222に保持され、突出軸204及び引掛部206が落下することを防止される。
図44(a)の状態から元の状態に復帰させるには、図44(b)に示すようにキャップ(挿通部)222を引掛部206の引出孔226から外し保持コード218を引っ張ることにより保持突起221を引掛部206の係止孔225に係止し、引き出された保持コード218を引掛部206内に収容すればよい。
図45に示す通り、実施形態5の変形例2の保持コード218を弾性を有するゴム・スプリング等の弾性体410とした形態である。この実施形態でも、突出軸204に閾値を超える荷重が作用した場合、図45(b)に示す通り、突出軸204及び引掛部(分離フック)206がタッセル300を保持できない形に変位する。
図37(a)(d)に示すように回転フック203の回転軸芯720を台座202に正対して前後方向に設けた房掛である。図37(a)(d)に示す通り、台座202の回転中心から正面視でタッセルコード310aの作用点710を左右方向にずれた位置に設ける。台座202内にはスナップ部245を設け、回転フック203を保持する。この構成により、回転フック203に閾値を超える荷重が加わると、図38(b)(c)に示すように回転フック203が回転しタッセルコード310aが抜け落ちる状態まで変位する。
図39に示す通り、回転中心においてビス401で固定した形態である。ビス401は正ネジで固定立設面400に固定され一定トルクで施工される。スペーサー402には壁側と相対回転させない突起を設けられ、壁紙のつぶれを吸収し、回転フック203とスペーサー402とが相対回転するようになっている。回転フック203に閾値を超える荷重が加わると、タッセルコード310aが抜け落ちる状態まで回転フック203が変位する。回転フック203の解除方向はビス401が緩む反時計回りの回転の為容易に回転する。
202 台座
203 回転フック
204 突出軸
205 上辺
206 引掛部
207 開口孔
208 引掛部が外れる方向
209 錘部
210 先端部
213 フック部
215 回転機構
217a、217b 軸受
218 保持コード
219 取付孔
219a、219b 取付孔
220 カシメ部
221 保持突起
222 キャップ(挿通部)
223 収容部
224 貫通部
225 係止孔
226 引出孔
227a、227b 回転軸
228 支持孔
229 板バネ
230 取付台
231a、231b 余裕空間
232 スプリング端挿入口
233a、233b 凹部
234a、234b テーパ面
235 ヒンジ部
237a、237b 受部
239a、239b 突起(かかり)
241 固定軸
242 軸受
243 スリット
245 スナップ部
247 凹凸条
248 スナップ結合
249 凹凸嵌合
250 スナップ部
251 連結部
253a、253b アーム
254 ボール(すり抜け前)
255 ボール(すり抜け中)
257 挟持部
259 挟持部のアームの変位方向
261 引掛棒
263a、263b 挟持圧力
265 チェーン
267 引掛棒の脱落方向
300 タッセル
304 結び目
305 垂れ飾り
310,310a,310b タッセルコード
400 固定立設面
401 ビス
402 スペーサー
421 第1屈曲部
422 第2屈曲部
423 第3屈曲部
410 弾性体
430 スライド溝
431 ラック
500 引張力
600 異物の侵入方向
702 変位の方向
710 作用点
720 回転軸芯
767 回り止め
800 変位機構
900 タッセルコードの移動方向
Claims (4)
- カーテンを束ねるタッセルを係止するための房掛であって、
前記タッセルを係止可能な係止状態と前記タッセルを係止不能な解除状態の間で房掛の構造を変位させる変位機構を備え、
前記変位機構は、前記タッセルを介して前記房掛にかかる荷重が所定値を超えると房掛の構造を前記係止状態から前記解除状態に変位させて前記タッセルの係止を解除し、かつ係止が解除された後に変位を元に戻して再度タッセルを房掛に係止可能に構成されており、
前記変位機構は、前記解除状態が前記房掛に外力を加えることなく維持可能に構成されている、房掛。 - 請求項1に記載の房掛であって、
前記房掛は、固定立設面に固定される台座を備え、
前記台座は、前記台座を前記固定立設面に取り付けるための取付孔を備え、
前記係止状態では、前記固定立設面に垂直な方向から前記房掛を見る正面視において、前記タッセルを係止する部位が前記取付孔の少なくとも一部に重なり、
前記解除状態では、前記正面視において、前記部位が前記取付孔に重ならない、房掛。 - 請求項2に記載の房掛であって、
前記係止状態では、前記正面視において、前記部位が前記取付孔の全体に重なる、房掛。 - カーテンを束ねるタッセルを係止するための房掛であって、
前記タッセルを係止可能な係止状態と前記タッセルを係止不能な解除状態の間で房掛の構造を変位させる変位機構を備え、
前記変位機構は、前記タッセルを介して前記房掛にかかる荷重が所定値を超えると房掛の構造を前記係止状態から前記解除状態に変位させて前記タッセルの係止を解除し、かつ係止が解除された後に変位を元に戻して再度タッセルを房掛に係止可能に構成されており、
前記房掛は、固定立設面に固定される台座を備え、
前記台座は、前記台座を前記固定立設面に取り付けるための取付孔を備え、
前記係止状態では、前記固定立設面に垂直な方向から前記房掛を見る正面視において、前記タッセルを係止する部位が前記取付孔の全体に重なり、
前記解除状態では、前記正面視において、前記部位が前記取付孔に重ならない、房掛。
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