JP6719543B2 - 房掛 - Google Patents

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Description

本発明は、カーテンを束ねるタッセルを係止するための房掛に関する。
特許文献1に示すように、カーテンを束ねるタッセルを引っ掛けるための房掛は固定的なものが一般的である。また、特許文献2に示すように、カーテンが強制的に引かれた際に確実に房掛を自己解除する構成がある。また、特許文献3に示すように、どのような角度にカーテンの房紐が引掛けられていても、カーテンが強制的に引かれた際に確実に房掛を自己解除する構成がある。また、特許文献4に示すように、カーテンがどの方向から引かれた場合でも確実に房掛を自己解除する構成がある。また、特許文献5示すように、タッセルの留め外しを簡単にできるようにしたクリップ式ふきかけがある。
特開平11−169284号公報 特開2007−275207号公報 特開2007−252459号公報 特開2008−35980号公報 特開2008−284323号公報
しかしながら、上記文献記載の従来技術は、以下の点で改善の余地を有していた。
第一に、特許文献1に記載の房掛では、タッセルの保持部が固定的で強い力が掛かっても外れることがない。そのため、この房掛にタッセルを掛けた場合に、タッセルがループ状の構造を形成すると、そのループ状の構造に異物が引っ掛かって安全上問題となる可能性がある。
第二に、特許文献2〜3に記載の房掛では、カーテンが強制的に引かれた際にバネ式で房掛の引掛部材が回転してタッセルの一端は外れるが、回転規制があるために引掛部材の回転角度が小さいので、タッセルの他の一端の外れが防止される。また、特許文献4に記載の房掛では、カーテンがどの方向から引かれた場合でもバネまたはウレタンなどの弾性部材によって房掛の引掛部材が回転してタッセルの一端は外れるが、タッセルの他の一端は引掛部材の分岐した腕によってその腕の内側の空間に残ったままにされる。そのため、この房掛からタッセルの一端が外れたとしても、他の一端で房掛にぶら下がっているタッセルにループ状の構造が存在すると、そのループ状の構造に異物が引っ掛かって安全上問題となる可能性がある。
第三に、特許文献5に記載の房掛では、可動側クリップと非可動側クリップ兼基盤を挟持させるためにバネを用いるか、または弾力性を有する樹脂・ゴム・金属製の一体型クリップとしており、回転用樹脂ヒンジなどの構造は設けられていないため、クリップの回転角は小さく規制されている。そのため、この房掛のクリップにタッセルの両端に設けられたタッセルループを引っ掛けた場合には、タッセルに所定の荷重がかかったとしても、タッセルループが外れることはない。そのため、この房掛にタッセルを掛けた場合に、タッセルがループ状の構造を形成すると、そのループ状の構造に異物が引っ掛かって安全上問題となる可能性がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、所定の荷重でタッセルが下方に抜け落ちる、安全性に優れた房掛を提供することを目的とする。
本発明によれば、カーテンを束ねるタッセルを係止するための房掛が提供される。この房掛は、房掛の構造を変位させる変位機構を備える。そして、この変位機構は、タッセルを介して房掛にかかる荷重が所定値を超えると房掛の構造を変位させてタッセルの係止を解除し、かつ係止が解除された後に変位を元に戻して再度タッセルを房掛に係止可能に構成されている。
この構成によれば、タッセルを介して房掛にかかる荷重が所定値を超えると房掛の構造を変位させてタッセルの係止を解除するため、所定の荷重でタッセルが下方に抜け落ちる、安全性に優れた房掛が得られる。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記房掛は、固定立設面に固定される台座と、フック部を有する回転フックとを備え、前記変位機構は、前記タッセルを介して前記回転フックにかかる荷重が所定値を超えると前記回転フックが前記台座に対して相対回転して前記タッセルを脱落させるように構成されている。
好ましくは、前記変位機構は、前記台座に設けられ且つ前記回転フックを挿込可能な開口孔と、前記台座の開口孔に設けられ且つ前記回転フックを回転可能に支持する回転機構とを有する。
好ましくは、前記変位機構は、前記タッセルの脱落後に前記回転フックを逆方向に回転させるように前記回転フックを付勢する付勢手段をさらに備える。
好ましくは、前記付勢手段は、前記回転フックに設けられた錘部であり、前記回転フックは、前記フック部と前記錘部の間に設けられた回転軸を中心に回転するように構成される。
好ましくは、前記付勢手段は、前記台座内に収容され、前記回転フックの回転と前記付勢手段のスライド移動又は伸縮が、ラック・アンド・ピニオン機構によって相互変換される。
好ましくは、前記変位機構は、前記フック部にかかる荷重が所定値以下である場合に前記回転フックの回転を規制する回転規制機構を備える。
好ましくは、前記回転規制機構は、前記回転フックに設けられた回転フック側係止部と、前記フック部にかかる荷重が所定値以下である状態で前記回転フック側係止部に当接して前記回転フックの回転を規制する台座側係止部とを備える。
好ましくは、前記回転フック側係止部は、前記台座側係止部に当接するヘッドを有する係止部材を備え、前記係止部材は、前記ヘッドの突出量が増大する方向に付勢されている。
好ましくは、前記回転フック側係止部は、前記台座側係止部に弾性的に係合するヘッドが一体に設けられている。
好ましくは、前記回転フックは、上方に延びる上側フック部と、下方の延びる下側フック部を備え、前記変位機構は、前記タッセルを介して前記下側フック部にかかる荷重が所定値を超えると前記回転機構において前記回転フックを回転させて前記タッセルを脱落させるように構成されている。
好ましくは、前記房掛は、固定立設面に固定される台座と、前記台座から突出する突出軸と、前記突出軸に支持され且つ前記タッセルを引っ掛けるための引掛部とを備え、前記変位機構は、前記突出軸および前記引掛部を接続するヒンジ部と、前記突出軸および前記引掛部を前記ヒンジ部において所定の範囲の角度を形成するように保持する弾性手段とを有し、前記変位機構は、前記タッセルを介して前記引掛部にかかる荷重が所定値を超えると前記ヒンジ部において前記角度が拡大して前記タッセルを脱落させるように構成されている。
好ましくは、前記変位機構は、前記台座および前記突出軸を接続するヒンジ部と、前記台座よび前記突出軸を前記ヒンジ部において所定の範囲の角度を形成するように保持する弾性手段とをさらに有する。
好ましくは、前記弾性手段は、板バネまたはトーションバネを有する。
好ましくは、前記弾性手段は、エラストマーからなる弾性体を有する。
好ましくは、前記ヒンジ部は、前記ヒンジ部が接続する一方の部材に設けられている固定軸と、前記ヒンジ部が接続する他方の部材に設けられている軸受とを有し、前記弾性手段は、前記軸受に設けられているスナップ部と、前記固定軸の外周面に軸に並行して設けられている凹凸条とを有する。
好ましくは、前記房掛は、固定立設面に固定される台座と、前記台座から突出する保持突出軸と、前記保持突出軸に回動可能に支持され且つ前記タッセルを引っ掛けるための引掛部とを備え、前記変位機構は、前記引掛部および前記台座を隔離した状態で連結する突出軸と、前記引掛部と前記突出軸の間に設けられる連結部を有し、前記変位機構は、前記タッセルを介して前記引掛部にかかる荷重が所定値を超えると、前記連結部での連結が解除されることによって前記保持突出軸と前記引掛部の間の角度が拡大して前記タッセルを脱落させるように構成されている。
好ましくは、前記房掛は、前記タッセルの荷重が前記回転フックに加わる作用点が前記回転フックの回転軸の真上の位置よりも前記フック部に寄った位置にあるように構成されている。
好ましくは、前記台座と前記回転フックの少なくとも一方は、前記作用点に向かって低くなる傾斜面を有する。
好ましくは、前記回転フックは、その回転可能範囲内での回転軌跡が前記固定立設面に接触しないように構成される。
好ましくは、前記回転フックが所定の角度位置を超えて相対回転することを規制する解除角規制手段を備え、前記回転フックの重心は、前記解除角規制手段によって前記回転フックの相対回転が規制されている状態において、前記回転フックの復帰方向への回転トルクを前記回転フックに対して与える位置に設けられている。
好ましくは、前記突出軸は、前記保持突出軸に並行して設けられており、前記突出軸の一端は、前記引掛部にスナップ結合されており、前記突出軸の他端は、前記台座に固定されている。
好ましくは、前記引掛部は、前記保持突出軸と前記引掛部の間の角度が拡大する方向に付勢されている。
好ましくは、前記突出軸と前記引掛部の間の連結を維持する連結維持部をさらに備え、前記連結維持部は、前記タッセルにかかる荷重が所定値を超えると、前記突出軸と前記引掛部の間の連結を解除可能に構成されている。
好ましくは、前記房掛は、固定立設面に固定される台座と、前記台座に設けられている挟持部とを備え、前記変位機構は、前記タッセルを介して前記挟持部にかかる荷重が所定値を超えると前記挟持部において隙間が拡大して前記タッセルを脱落させるように構成されている。
好ましくは、前記房掛は、前記挟持部において挟持され且つ前記タッセルが引っ掛けられる引掛部材をさらに備え、前記変位機構は、前記タッセルを介して前記引掛部材にかかる荷重が所定値を超えると前記挟持部において隙間が拡大して前記引掛部材及び前記タッセルを脱落させるように構成されている。
好ましくは、前記台座と前記引掛部材とを連結する連結部材をさらに備える。
好ましくは、前記房掛は、固定立設面に固定される台座と、分離フックとを備え、前記変位機構は、前記タッセルを介して前記分離フックにかかる荷重が所定値を超えると前記分離フックが前記台座から分離されて前記タッセルを脱落させるように構成されている。
好ましくは、前記台座は、本体部と、前記本体部から突出する突出軸を備え、前記分離フックは、前記突出軸に係合可能であり、且つ前記分離フックに加わる荷重が所定を超えると前記分離フックと前記突出軸の間の係合が解除されて前記分離フックが前記突出軸の軸方向に沿って前記突出軸から分離される。
好ましくは、前記房掛は、固定立設面に固定される台座と、前記台座に正対して前後方向に延びる回転軸芯を中心にして回転可能な回転フックを備え、前記変位機構は、前記タッセルを介して前記回転フックにかかる荷重が所定値を超えると前記回転フックが前記回転軸芯を中心に回転して前記タッセルを脱落させるように構成されている。
好ましくは、前記房掛は、取付孔を有する回転フックを備え、前記回転フックは、前記取付孔に挿通させたビスを固定立設面に一定トルクでねじ込むことによって前記固定立設面に回転可能に支持され、前記変位機構は、前記タッセルを介して、前記ビスを緩める方向に前記回転フックにかかる荷重が所定値を超えると前記回転フックが前記ビスを中心に回転して前記タッセルを脱落させるように構成されている。
好ましくは、前記固定立設面に対する前記房掛の固定強度は、前記房掛の構造を変位させて前記タッセルを脱落させるのに必要な荷重よりも大きい。
本発明によれば、所定の荷重でタッセルが下方に抜け落ちる、安全性に優れた房掛が得られる
実施形態1に係る房掛を既存のタッセルと一緒に使う場合の使用態様について説明するための図面である。 既存のタッセルの構造について説明するための構造図である。 実施形態1に係る房掛のバランス型の変位機構について説明するための構造図である。 実施形態1に係る房掛のバランス型の変位機構の変形例1について説明するための構造図である。 実施形態2に係る房掛のヒンジ式の変位機構について説明するための構造図である。 実施形態2に係る房掛を既存のタッセルと一緒に使う場合の使用態様について説明するための図面である。 実施形態2に係る房掛のヒンジ式の変位機構の変形例1について説明するための構造図である。 実施形態2に係る房掛のヒンジ式の変位機構の変形例1について説明するための構造図である。 実施形態2に係る房掛のヒンジ式の変位機構の変形例2について説明するための構造図である。 実施形態2に係る房掛のヒンジ式の変位機構の変形例3について説明するための構造図である。 実施形態2に係る房掛のヒンジ式の変位機構の変形例4について説明するための構造図である。 実施形態3に係る房掛に所定の引張力により分離可能な分離部を突出軸および引掛部の間に設ける構成について説明するための図面である。 実施形態3に係る房掛に所定の引張力により分離可能な分離部を突出軸および引掛部の間に設ける構成について説明するための図面である。 実施形態3に係る房掛に所定の引張力により分離可能な分離部を突出軸および引掛部の間に設ける構成について説明するための図面である。 実施形態4に係る房掛のすり抜け式の変位機構について説明するための構造図である。 実施形態4に係る房掛のすり抜け式の変位機構の変形例1について説明するための構造図である。 実施形態4に係る房掛のすり抜け式の変位機構の変形例の使用状態について説明するための図面である。 実施形態1の変形例2の房掛の構成を示す断面図であり、(a)は回転フック203に閾値を超える荷重が加わる前、(b)は回転フック203に閾値を超える荷重が加わった後、(c)は回転フック203への荷重が取り除かれた後の状態を示す。 実施形態1の変形例2の台座202の構成を示し、(a)は背面図、(b)は(a)中のA−A断面図、(c)は正面図、(d)は底面図である。 実施形態1の変形例2の回転フック203の構成を示し、(a)は背面図、(b)は左側面図、(c)は正面図である。 実施形態1の変形例2において、台座202に回転フック203を取り付けた状態の背面図である。 実施形態1の変形例3の房掛の構成を示す断面図であり、(a)は回転フック203に閾値を超える荷重が加わる前、(b)は回転フック203に閾値を超える荷重が加わった後の状態を示す。 実施形態1の変形例4の房掛の構成を示す斜視図であり、(a)は回転フック203に閾値を超える荷重が加わる前、(b)は回転フック203に閾値を超える荷重が加わった後の状態を示す。 (a)〜(b)は、実施形態1の変形例4において、台座202から回転フック203を外した状態を示す斜視図である。 (a)は、実施形態1の変形例4において、回転フック203から係止部材31a,31b及びコイルスプリング35を取り外した状態を示す斜視図であり、(b)は、実施形態1の変形例4の房掛の背面図である。 実施形態1の変形例4の係止部材31a,31bの斜視図である。 実施形態1の変形例5の房掛の構成を示す斜視図であり、(a)は回転フック203に閾値を超える荷重が加わる前、(b)は回転フック203に閾値を超える荷重が加わった後の状態を示す。 実施形態1の変形例5の房掛の回転フック203に閾値を超える荷重が加わる前の状態を示し、(a)は斜視図、(b)は斜視断面図、(c)は回転軸227近傍の拡大図である。 実施形態1の変形例5の房掛の回転フック203に閾値を超える荷重が加わった後の状態を示し、(a)は斜視図、(b)は斜視断面図、(c)は回転軸227近傍の拡大図である。 実施形態5の房掛の構成を示す斜視図であり、(a)は分離フック201に閾値を超える荷重が加わる前、(b)は分離フック201に閾値を超える荷重が加わった後の状態を示す。 実施形態5の分離フック201の分解斜視図である。 実施形態5の外筒付きフック216の構成を示し、(a)及び(c)は斜視図であり、(b)は断面図である。 実施形態5の分離フック201の断面図であり、(a)はコイルスプリング77が伸びた状態、(b)はコイルスプリング77が縮められた状態を示す。 実施形態5の房掛の構成を示す断面図であり、分離フック201に閾値を超える荷重が加わる前、(b)は分離フック201に閾値を超える荷重が加わった後の状態を示す。 実施形態5において、分離フック201が台座202から分離された後の状態を示す。 実施形態1の変形例8を示す図である。回転フック203に閾値を超える荷重が加わる前であり、(a)は斜視図、(b)は背面図、(c)は側面図である。 実施形態1の変形例8を示す図である。回転フック203に閾値を超える荷重が加わった後であり、(a)(b)は斜視図、(c)は側面図、(d)は正面図である。 実施形態3の変形例1を示す側面図(一部断面図)である。(a)はトリガー(204)に閾値を超える荷重が加わる前であり、(b)はトリガー(204)に閾値を超える荷重が加わった後である。 実施形態6を示し、(a)は平面図、(b)は台座202の内部構造を示す平面図(一部断面図)、(c)は左側面図、(d)は正面図、(e)は台座202の内部構造を示す正面図(一部断面図)である。 実施形態6の房掛を示す図であり、(a)は回転フック203に閾値を超える荷重が加わる前であり、(b)(c)は回転フック203に閾値を超える荷重が加わわった後の状態を示す。 実施形態7を示す図である。(a)は平面図、(b)は、回転フック203及びスペーサー402を固定立設面400に固定する前の状態を示すA−A断面図、(c)は回転フック203に閾値を超える荷重が加わる前の正面図である。(d)回転フック203に閾値を超える荷重が加わった後の正面図である。 実施形態3の変形例2を示す側面図(一部断面図)である。(a)は引掛部206の背面図、(b)は連結維持部204aに閾値を超える荷重が加わる前であり、(c)は連結維持部204aにタッセルコードが当接しスナップ部の変形を許容し始めた状態である。 実施形態4の変形例1を示す。(a)は1本のタッセルの両端のタッセルコードを引っ掛けている状態、(b)はタッセルコード1本を掛けている状態であり閾値を超える荷重が加わる前であり、(c)はタッセルコードに閾値を超える荷重が加わった後の状態を示す。 実施形態5の変形例1を示す。(a)はタッセルコードを掛けている状態の側面図、(b)はタッセルコードからの房掛への閾値を超える荷重が加わる前であり、(c)は房掛に閾値を超える荷重が加わった後の状態を示す。 実施形態5の変形例2を示す。(a)は側面図及び1つの突出軸204の斜視図、(b)はタッセルコードからの房掛への閾値を超える荷重が加わる前であり、(c)は房掛に閾値を超える荷重が加わった後の状態を示す。 実施形態5の変形例2であり、(a)は房掛に閾値を超える荷重が加わった後の引掛部206が保持されている状態を示す、(b)は復帰方法を示す図である。 実施形態5の変形例3を示す。(a)はタッセルコードからの房掛への閾値を超える荷重が加わる前であり、(b)は房掛に閾値を超える荷重が加わった後の状態を示す。 実施形態1の変形例6を示す。(a)(b)(c)はタッセルコードからの房掛への閾値を超える荷重が加わる前であり、(e)は房掛に閾値を超える荷重が加わった後の状態を示す。(d)は台座202の正面図である。 実施形態2の変形例5を示す。(a)(b)はタッセルコードからの房掛への閾値を超える荷重が加わる前であり、(c)(d)は房掛に閾値を超える荷重が加わった後の状態を示す。 実施形態2の変形例6を示す。(a)(b)(c)はタッセルコードからの房掛への閾値を超える荷重が加わる前であり、(d)は房掛に閾値を超える荷重が加わった後の状態を示す。 実施形態1の変形例7を示す。(a)(b)(c)(d)はタッセルコードからの房掛への閾値を超える荷重が加わる前であり、(e)(f)は房掛に閾値を超える荷重が加わった後の状態を示す。(d)は側面図、(c)は背面図、(b)は台座202の正面図である。 実施形態1の変形例9の房掛200を示す斜視図であり、(b)は(a)の分解図である。 実施形態1の変形例9の房掛200を別の角度から見た斜視図であり、(b)は(a)の分解図である。 実施形態1の変形例9の房掛200を背面側から見た斜視図であり、(b)は(a)の分解図である。 実施形態1の変形例9の房掛200を底面側から見た斜視図であり、(b)は(a)の分解図である。 実施形態1の変形例9の房掛200において、回転フック203を台座202に係合させる方法を説明するための斜視図である。 実施形態1の変形例9の房掛200の使用状態を示す断面図であり、(a)は通常使用時の状態、(b)は、タッセルコード310bが台座202の受部237a上に載せられた状態、(c)は回転フック203に閾値を超える荷重が加わった後の状態を示す。 実施形態1の変形例10の房掛200を示す斜視図である。 実施形態1の変形例11の房掛200を示す斜視図であり、(b)は(a)の分解図である。 (a)は、実施形態1の変形例11の房掛200を示す斜視図であり、(b)〜(c)は、この変形例の台座202を背面側から見た斜視図である。 実施形態1の変形例11の房掛200の使用状態を示す断面図であり、(a)は通常使用時の状態、(b)は回転フック203に閾値を超える荷重が加わった後の状態を示す。 実施形態1の変形例11の房掛200の回転フック203の回転軌跡を示す断面図である。 実施形態1の変形例12の房掛200を示す斜視図であり、(b)は(a)の分解図である。 実施形態1の変形例12の房掛200を別の角度から見た斜視図であり、(b)は(a)の分解図である。 (a)は、実施形態1の変形例12の房掛200の台座202を背面側から見た斜視図であり、(b)は、細径のタッセルコードが房掛200に引っ掛けられている状態を示す側面図である。 (a)〜(b)は、実施形態1の変形例13の房掛200を示す斜視図である。 (a)〜(b)は、図64の房掛200を背面側から見た斜視図であり、(c)は、この房掛200の台座202を背面側からみた斜視図である。 図64の房掛200の分解斜視図である。 実施形態1の変形例13の房掛200の使用状態を示す断面図であり、(a)は通常使用時の状態、(b)は、タッセルコード310bが台座202の受部237a上に載せられた状態、(c)は回転フック203に閾値を超える荷重が加わった後の状態を示す。 実施形態1の変形例14の房掛200を示す斜視図である。 実施形態1の変形例12Aの房掛200の通常使用時の状態を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)はA−A断面図である。 実施形態1の変形例12Aの房掛200の回転フックに閾値を超える荷重が加わった後の状態を示し、(a)は正面図、(b)はA−A断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
<実施形態1:回転フック式セーフティ房掛>
図1は、本実施形態に係る房掛200を既存のタッセル300と一緒に使う場合の使用態様について説明するための図面である。図1(a)に示すように、この房掛200は、カーテン(不図示)を束ねるタッセル300を係止するための房掛200である。また、この房掛200は壁などの固定立設面400に固定されている。また、この房掛200は、固定立設面400に固定される台座202と、回転フック203と、を備えている。
また、この房掛200には、カーテン(不図示)を束ねるためのタッセル300が係止されている。このタッセル300は、一方のループ状のタッセルコード310bが回転フック203に引っ掛かっている。そして、タッセル300自体が全体として2つのループ状の構造をとって、房掛200に係止している。
この状態で、例えばタッセル300に居住者等が引っ掛かった場合には、図1(a)に示すように、タッセル300の一方の端部に設けられているタッセルコード310bに引張力500が加わる。その結果、タッセルコード310bを介して回転フック203にかかる荷重が所定値(例えば、2kgf)を超えると、図1(b)に示すように、房掛200の構造が変位(変位の方向702)してタッセル300の係止が解除(係止の解除の方向704)されてタッセル300が床に向かって脱落する。
図2は、既存のタッセルの構造について説明するための構造図である。タッセル300の両端部には環状部(ループ状のタッセルコード310a、310b)が設けられている。そして、タッセル300の中央部にはタッセルコードの310a、310bの結び目304が設けられている。また、タッセル300の中央部の結び目304の下には垂れ飾り305が設けられている。このタッセル300を用いてカーテン(不図示)を束ねて止めるためには、他方のタッセルコード310aも房掛200の回転フック203に引っ掛ける。そうすることによって、タッセル300全体で一つのループ状の構造を形成してカーテン(不図示)を房掛200に止めることができる。
図3は、本実施形態に係る房掛200のカウンターバランス式の変位機構800について説明するための構造図である。この房掛200は、房掛200の構造を変位させるバランス型の変位機構800を備える。この変位機構800は、タッセル300を介して房掛200にかかる荷重が所定値(例えば、2kgf)を超えると房掛200の構造を変位させてタッセル300の係止を解除するように構成されている。また、この変位機構800は、係止が解除された後に変位を元に戻して再度タッセル300を房掛200に係止可能に構成されている。
この変位機構800は、図3(a)の斜視図、図3(b)の側面図、図3(c)の背面図に示すように、回転フック203の一端に設けられているフック部213と、回転フック203の他端に設けられている付勢手段(錘部209)と、を備える。また、この変位機構800は、台座202に設けられており、回転フック203を挿込可能な開口孔207を有する。この開口孔207の幅は、回転フック203の幅よりも大きい。また、この変位機構800は、台座202の開口孔207に設けられており、フック部213および付勢手段(錘部209)の間で回転フック203を回転可能に支持する回転機構215を有する。
この回転機構215は、図3(d)の台座の背面図、図3(e)の回転フックの側面図、図3(f)の回転フックの背面図に示すように、台座202の開口孔207に設けられている軸受217a、217bと、回転フック203のフック部213および付勢手段(錘部209)の間に設けられている回転軸227a、227bと、を有する。
これらの軸受217a、217bは、台座202の側壁に対向するように設けられている。また、台座202に回転フック203を取付る際には、回転フック203を台座202の背面側から回転フック203の軸を開口孔207に垂直にした状態で回転フック203の先端の錘部209を挿入し、回転フック203の軸を90度回転させて、回転軸227a、227bを軸受217a、217bに係合させる。
この房掛200は、上記のような構成を有しているため、図1に示すように、通常は錘部209によりフック部213が立ち上がった状態を維持し、タッセル300を介してフック部213にかかる下向きの荷重が閾値(例えば、2kgf)を越えて作用した場合に、回転機構215において回転タッセル203を回転させてフック部213が下向きに変移し、タッセル300がフック部213から外れて床に向かって脱落する。そのため、このようにシンプルな構成によって、所定の荷重でタッセル300が下方に抜け落ちる、非常時の安全性に優れた房掛200が得られる。
また、この房掛200の変位機構800は、タッセル300の係止が解除された後に自動的に変位を元に戻して再度タッセル300を房掛200に係止可能である。そのため、この房掛200は、ただ単に非常時の安全性に優れているだけではなくて、非常時のトラブルを未然に防いだ後にも、元の状態に戻して何度も繰り返し使うことができる利点も有する。
<実施形態1の変形例1:突起(かかり)239aの設置>
図4は、実施形態に係る房掛のバランス型の変位機構の変形例1について説明するための構造図である。この変形例1では、図4(a)に示すように、台座202のうちタッセルコード310bに接触する受部237aにタッセルコード310bの断面外周に沿う形のRが形成されており、回転フック203のフック部213の受け部237bにもタッセルコード310bの断面外周に沿う形のRが形成されている。従って、タッセルコード310bを垂下した状態で略半分の荷重を受部237aが受けることが可能である。
また、図4(b)に示すように、受部237aのRの下端にはさらに突起(かかり)239aを設けてもよい。このような形状とすればさらにタッセルコード310bが引っ掛かるようになる。通常時にタッセル300の荷重を台座202の受部237aおよび突起(かかり)239aで半分以上受けることができる。一方、図4(c)に示すように、錘部209の下部には突起239bが設けられ、台座202に設けられた開口孔207の下端に錘部209の突起239bが引っ掛かるようになっている。
この変形例は、タッセルコード310bの受部237a、237bでの保持状態を維持するための改良構造となっている。すなわち、タッセル300を介して房掛200に加わる荷重が所定値(例えば、2kgf)を超えるまでは、変位機構800が回転フック203を回転させることなくタッセル300の係止をしっかりと維持する構成となっている。
<実施形態1の変形例2:台座のベース部に突起を設置>
次に、図16〜図19を用いて、実施形態1の変形例2について説明する。この変形例2は、上記の実施形態1の変形例1に類似した構成を有しており、以下、相違点を中心に説明を進める。
変形例2では、房掛200は、台座202と回転フック203とで構成されており、回転フック203の両側面に設けた回転軸227a、227bが、台座202の側壁に対向するように設けた一対の軸受217a、217bによって支持されることによって、回転フック203が台座202に回転可能に支持されている。台座202は、ビス(不図示)を取付孔219a、219bに挿通させた後に固定立設面400にねじ込む等の方法によって固定立設面400に固定される。
台座202の底壁17には、突起13が設けられており、回転フック203の錘部209の下部に設けた突起239bが突起13と当接することによって、フック部213にかかる下向きの荷重が閾値以下である場合に、回転フック203が回転することが妨げられる。一方、図16(a)に示すようにタッセルコード310bに矢印X方向の力が加わると、タッセルコード310bがフック部213に加える分力によって、回転軸227a、227bを回転中心とするトルクがフック部213に加えられ、これによって、矢印Y1方向のトルクが錘部209に加わる。このトルクによって突起239bと突起13の間の係合が解除されると、図16(b)に示すように回転フック203が回転して、タッセルコード310bがフック部213から外れる。なお、本実施形態では、底壁17には突起13の両側にスリット15を設け、これによって突起13の下方向移動に必要な力を低減し、回転フック203の回転開始に必要な荷重の閾値を下げている。この閾値は、底壁17の肉厚を変えたり、突起13,239bの形状を変えたりすることによっても適宜設定することができ、スリット15は必ずしも必要ではない。
図16(b)の状態からタッセルコード310bが外れるとフック部213に加わっていた荷重がなくなり、錘部209の自重によって回転フック203は矢印Y2方向に回転し、図16(c)に示すように突起239bが突起13に当接した状態で回転が止まる。この状態から、指などで図16(c)の矢印Z方向にフック部213を押圧すると、突起239bが突起13を乗り越えて、図16(a)の状態に復帰する。
<実施形態1の変形例3:ラック・アンド・ピニオン機構>
次に、図20を用いて、実施形態1の変形例3について説明する。この変形例3は、上記の実施形態1に類似した構成を有しているが、ラック・アンド・ピニオン機構によって錘部209を上下させる点が主な相違点であり、以下、相違点を中心に説明を進める。
変形例3では、房掛200は、台座202と回転フック203とで構成されている。台座202には、ピニオンと呼ばれる円形歯車21が回転可能に支持され、ラックと呼ばれる平板歯23がスライド可能に支持されており、円形歯車21と平板歯23は互いに噛み合っており、円形歯車21の回転が平板歯23のスライド移動に変換され、平板歯23のスライド移動が円形歯車21の回転に変換されるようになっている。円形歯車21の回転軸227には、回転フック203が取着されており、円形歯車21は、回転フック203と一体回転する。
図20(a)に示すようにタッセルコード310bに矢印X方向の力が加わると、タッセルコード310bが受部237aの斜面に沿ってフック部213に向かって移動してフック部213に当接することによって、回転軸227を回転中心とするトルクがフック部213に加えられる。このトルクによって円形歯車21が矢印Y1方向に回転して、平板歯23が錘部209と共に上昇して、図20(b)の状態になる。
図20(b)の状態からタッセルコード310bが外れるとフック部213に加わっていた荷重がなくなり、錘部209の自重によって平板歯23が下降することによって円形歯車21が矢印Y2方向に回転し、図20(a)の状態に復帰する。
なお、台座202内に錘部209を設ける代わりに、コイルスプリングなどの別の付勢手段を設けてもよい
<実施形態1の変形例4:係止部材を用いた変位機構>
次に、図21〜図24を用いて、実施形態1の変形例4について説明する。この変形例4は、上記の実施形態1に類似した構成を有しているが、係止部材を用いた回転規制機構を備えている点が主な相違点であり、以下、相違点を中心に説明を進める。
変形例4では、図21に示すように、房掛200は、台座202と回転フック203とで構成されている。図22〜図23に示すように、回転フック203の両側壁32a,32bに回転軸227a、227bが設けられており、回転軸227a、227bが、台座202の側壁に対向するように設けた一対の軸受217a、217bによって支持されることによって、回転フック203が台座202に回転可能に支持される。図21(a)に示す通常使用時の状態では、台座202と受部237bとの間に隙間がないように設計されており、タッセルコード310bが引っかからないようにしている。
また、図23(a)に示すように、回転フック203の両側壁32a,32bには貫通穴37a,37bが設けられており、貫通穴37a,37bには係止部材31a,31bのヘッド45a,45bが挿通されている。図24に示すように、係止部材31a,31bは、ベース41a,41bと、ベース41a,41bから突出し且つ先端が略半球形状であるヘッド45a,45bを備える。ベース41a,41bは筒状となっており、係止部材31a,31bの間に配置されるコイルスプリング35の両端をベース41a,41b内に保持可能になっている。コイルスプリング35は、図23(b)に示すように、係止部材31a,31bのヘッド45a,45bを貫通穴37a,37bに挿通させた状態で、係止部材31a,31bを側壁32a,32bに対して押し付けるように係止部材31a,31bを付勢する。ベース41a,41bは、貫通穴37a,37bよりもサイズが大きいので、ベース41a,41bが側壁32a,32bに押し付けられることによって係止部材31a,31bが回転フック203に保持される。
係止部材31a,31bのヘッド45a,45bは、図23(b)に示すように係合凹部33a,33b内に収容されており、回転フック203に荷重が加わらないときに回転フック203が回転することを阻止する。
図21(a)に示すようにタッセルコード310bに矢印X方向の力が加わると、タッセルコード310bが受部237bの斜面に沿ってフック部213に向かって移動して(ただし、この移動を伴うことは希である。普通はタッセル300の自重により237bとフック部213との谷にタッセルコード310bが落ち込んで位置するが便宜上上記のように説明を進める。)フック部213に当接することによって(但し、普通は直ぐにフック部213に荷重が掛かる。)、回転軸227a、227bを回転中心とするトルクがフック部213に加えられる。係止部材31a,31bのヘッド45a,45bの先端は略半球状であるので、ヘッド45a,45bが係合凹部33a,33bの内壁面に当接することによって係止部材31a,31bにはコイルスプリング35を縮める方向(図23(b)の矢印Z方向)の力が加わる。このため、フック部213に加わるトルクが閾値を超えると、ヘッド45a,45bと係合凹部33a,33bの間の係合が解除されて、図21(b)に示すように回転フック203が図21(a)に示す矢印Y1方向に回転して、タッセルコード310bがフック部213から外れる。
タッセルコード310bが外れた後は、回転フック203を逆方向に回転させてコイルスプリング35による付勢力に逆らって、ヘッド45a,45bを再度、係合凹部33a,33bに係合させることによって図21(a)に示す状態に復帰させることができる。
本変形例の構成では、回転フック203の回転が開始される閾値は、コイルスプリング35の強さを変更することによって容易に調節することができる。また、変形例2のように、突起239bと突起13との係合によって閾値を設定する場合、繰り返しの使用時に突起の摩耗などによって閾値が変化する恐れがあるが、本変形例は、略半球状のヘッド45a,45bを係合凹部33a,33b内にコイルスプリング35の付勢力で押し付ける構成であるので、摩耗による閾値の変化が生じにくい。
なお、回転フック203は、後述する実施形態2の変形例1のようにトーションバネで付勢してもよい。この場合、係止部材31a,31bを除くことができる。
<実施形態1の変形例5:下側にフック部を有する構成>
次に、図25〜図27を用いて、実施形態1の変形例5について説明する。この変形例5は、上記の変形例2に類似した構成を有しているが、上側フック部213aと下側フック部213bを備える点を主な相違点であり、以下、相違点を中心に説明を進める。
変形例5では、図25に示すように、房掛200は、台座202と回転フック203とで構成されており、回転フック203は、上側フック部213aと下側フック部213bを備える。タッセル300は、タッセルコード310aとタッセルコード310bを有しており、タッセルコード310bは、常時、下側フック部213bに係止させておき、タッセルコード310aは、カーテンを束ねるときには上側フック部213aに係止させ、カーテンを広げるときには上側フック部213aから取り外す。タッセルコード310aを上側フック部213aに引っ掛ける際に、図25(a)の矢印F方向に閾値を超える荷重を加えてしまった場合、実施形態1やその変形例1〜4の構成の場合は回転フック203が回転してしまうので、それを元の状態に復帰させるという作業が必要になってしまう。これに対して、本変形例では、上側フック部213aに対して矢印F方向に強い荷重を加えても回転フック203が回転することはないので、タッセルコード310aを上側フック部213aに着脱する際には回転フック203が不意に回転することがない。一方、タッセルコード310aが上側フック部213aに係止されているか否かに関わらず、タッセルコード310bに矢印X方向の閾値を超える荷重が加わると、図25(b)に示すように、回転フック203が回転軸227を中心にして回転し、これによって、台座202と下側フック部213bの間に隙間ができて、タッセルコード310bが脱落する。
タッセルコード310bに閾値を超える荷重が加わっていないときに、回転フック203が不意に回転してしまうことを防ぐために、図26(c)に示すように、台座202の開口孔207の内面には突部13が設けられており、回転フック203の略卵型の軸受部20aの突部203bが突部13に当接することによって、回転フック203の回転が規制されている。一方、タッセルコード310bに閾値を超える荷重が加わると、図27(c)に示すように、突部203bが突部13を乗り越え、回転フック203が回転され、台座202と下側フック部213bの間に隙間ができて、タッセルコード310bが脱落する。
タッセルコード310bの脱落後、下側フック部213bの自重により回転フック203が逆方向に回転しようとするが、図27(c)に示すように突部203bが突部13に当接することにより、この逆方向回転が規制され、台座202と下側フック部213bの間の隙間が維持される。そして、タッセルコード310bを台座202と下側フック部213bの間に挟んだ状態で下側フック部213bを図27(a)の矢印Y方向に押圧することによって突部203bが突部13を乗り越えて、図26(a)に示す状態に復帰する。
<実施形態1の変形例6>
図46に示す通りであり、引掛部206に閾値を超える荷重が作用した場合、スナップ部245a、245bが弾性変形して保持位置から外れ、台座202の正面の曲面に沿って引掛部206がスライドしながら回動するようにタッセルコード310aを保持できない位置に変位する。
<実施形態1の変形例7>
図49に示す通りであり、閾値を超える荷重が作用してスナップ部が解除されると、タッセルコード310aによる下向きの力を利用して引掛軸が回転するようラック431とピニオン(回転軸227に刻設)を台座202に設けている。この構成により、速やかに引掛部206が図49(e)(f)に示す状態に下方に向けて回転する。また、ラック431及びスライド溝430が2列が左右対称に設けられているため、タッセルコード310aによる下向きの力の左右方向のバランスの崩れにより時計回り又は反時計回りの双方向へ回転可能である。
<実施形態1の変形例8:ヘッドと回転フックを一体構成>
次に、図34〜図35を用いて、実施形態1の変形例8について説明する。この変形例は、上記の変形例4に類似した構成を有しているが、ヘッド45a,45bを回転フック203に一体に設け、弾性的に係合凹部33a,33bに係合する点が主に相違している。
上記変形例4と同様に、回転フック203に荷重が加わらないときは、ヘッド45a,45bが係合凹部33a,33bに係合することによって、回転フック203の回転が阻止される。一方、回転フック203に対して閾値を超える荷重が加わると、ヘッド45a,45bに対して図34(b)の矢印Z方向の力が加わることによって、ヘッド45a,45bを支持するアーム46a,46bが矢印Z方向に弾性変形する。これによって、ヘッド45a,45bと係合凹部33a,33bの間の係合が解除されて、回転フック203が図34(a)に示す矢印Y1方向に回転して、図35(c)に示す状態となって、タッセルコード310bがフック部213から外れる。
タッセルコード310bが外れた後は、回転フック203を逆方向に回転させてヘッド45a,45bを再度、係合凹部33a,33bに係合させることによって図34(a)に示す状態に復帰させることができる。
<実施形態1の変形例9:前方から係合>
次に、図50〜図55を用いて、実施形態1の変形例9について説明する。この変形例は、上記の変形例8に類似した構成を有しているが、台座202に対して回転フック203を前方から係合させることができる点、及び両面粘着シート307を用いて台座202を固定立設面400に固定可能である点が主な相違点である。以下、相違点を中心に説明を進める。
変形例8では、図35(b)に示すように、溝状の軸受217a,217bは、台座202の背面側(固定立設面400に取り付ける側)にまで延びており、回転フック203の回転軸227a,227bを、台座202の背面側から軸受217a,217b内に挿入することによって、回転フック203を台座202に係合させている。
これに対して、本変形例では、台座202の基部343から、回転フック203側に向かって突出する側壁32a,32bを樹脂材料などで成形し弾性的に押し広げ可能とし回転軸227a、227bを前方から挿入可能とした。さらに、回転フック203の基部413に設けられた回転軸227a,227bが下側に向かって突出量が小さくなるようにテーパー面327a,327bを有しており、かつ台座202の側壁32a,32bの内面が回転フック203側に広がるテーパー面332a,332bとなっている。このような構成によって、図54に示すように、回転フック203の下側を台座202の方向に向けながら、回転フック203を台座202の側壁32a,32bの間に挿入すると、テーパー面327a,327bがテーパー面332a,332bに当接して回転フック203の基部413の側壁を弾性的に回転フック203の幅方向内側に変形させることによって、回転軸227a,227bを軸受217a,217bに容易に係合させることができる。
このように、本変形例によれば、台座202の前方側から、回転フック203を台座202に係合させることができる。このため、本実施形態では、図52に示すように、台座202の背面側に開口孔207を設ける必要がなく、台座202の背面の略全体に両面粘着シート307を配置することができる。
本変形例の房掛200は、図55に示すように、予め房掛に設けた両面粘着シート307を介して固定立設面400に固定させることができる。図55(a)に示すように、この房掛200に保持されているタッセルコード310a,310b(どちらか一方でもよい)に対して、矢印Xで示すように閾値を超える荷重が加わると、ヘッド45a,45bと係合凹部33a,33bの間の係合が解除されて、図55(c)に示すように、回転フック203が回転されて、タッセルコード310a,310bが脱落する。なお、タッセルコード310a,310bに加わった荷重が回転フック203に伝達される作用点Sは、回転軸227a,227bの真上の位置よりもフック部213側に寄った位置にあるので、タッセルコード310a,310bに加わった荷重が確実に回転フック203の回転トルクに変換される。また、図55(b)に示すように、タッセルコード310bは、台座202の受部237a上に配置される可能性があり、この状態では、タッセルコード310bに加わった荷重が回転フック203に伝達されない。しかし、受部237aは、回転フック203に向かって低くなる斜面になっているので、タッセルコード310bに荷重が加わると、直ちに、タッセルコード310bが受部237aの斜面に沿って図55(a)に示す位置にまで移動する。このため、タッセルコード310bに加わった荷重が回転フック203に伝達されないという問題は生じ得ない。また、図55(a)の状態では、当接点P1において、回転フック203の基部413の、台座202側の端部413aが台座202に当接しているので、この状態よりも回転フック203のフック部213を台座202側に向かって回転させることはできない。尚、解除閾値を設定するにあたり矢印X方向は任意に設定でき、例えば鉛直方向から45度傾斜させた状態での閾値を設定しても良い。本構成ではフック203の基端部にRを取っているため、タッセルコードが鉛直方向に対し手前方向に傾斜させた方向に荷重を受けても回転フック203の基端部はタッセルコードとの接線に対し垂直方向の力を受けることができるので確実に回転トルクに変換される。
また、図51(b)及び図55(c)に示すように、台座202の基部343の下端近傍には、回転フック203の回転時に回転フック203の右下角部と基部343とが当接して回転フック203の回動を妨げないようにするための退避部343cが設けられている。そして、図55(c)の状態では、当接点P2において、回転フック203と基部413とが当接しているので、この状態よりも回転フック203のフック部213をさらに回転させることはできない。このように、回転フック203は、当接点P1で当接する状態から当接点P2で当接する範囲内で回転可能である。このような構成により、回転フック203の回転時に、回転フック203が固定立設面400に当接することを避けることができる。
両面粘着シート307の粘着強度は、回転フック203の係合を解除して回転させるのに必要な荷重よりも大きくなっている。より一般的に表現すると、房掛200と固定立設面400の間の連結強度は、房掛200を変形させてタッセルを脱落させるのに必要な荷重よりも大きくなっている。このために、回転フック203に荷重が加わった時に、回転フック203が回転する前に、房掛200が固定立設面400から分離されることがない。
ところで、回転フック203のフック部213の略先端には、台座202の方向に突出する凸部308が設けられており、これによって、通常のカーテン使用時には房掛200に保持されているタッセルコード310a,310bが意図せずに外れ難くしている。また、この凸部308には、フック部213の基端側に向かって突出量が小さくなる緩やかなテーパー面308aが設けられており、これによって、解除時にタッセルコード310a,310bが凸部308に引っかかることなく、スムーズにフック部213から脱落するようになっている。フック203のデザインを直線状とする場合に適する。
<実施形態1の変形例10:1本リブ>
次に、図56を用いて、実施形態1の変形例10について説明する。この変形例は、上記の変形例9に類似した構成を有しているが、凸部308の構成が異なっているので、以下、この点を中心に説明を進める。
変形例9では、図52に示すように、凸部308は、フック部213の略先端に設けられた、略U字形状の凸部であるが、本変形例では、図56に示すように、凸部308は、フック部213の全体に渡って設けられた1本リブ状になっている。フック部213の略先端に、基端側に向かって突出量が小さくなる緩やかなテーパー面308aが設けられている点は変形例9と同じである。本実施形態によれば、凸部308が1本リブ状になっているので、フック部213の強度が向上する。
<実施形態1の変形例11:バランス式、上面開口>
次に、図57〜図59を用いて、実施形態1の変形例11について説明する。この変形例は、上記の変形例2に類似した構成を有しているが、台座202の受部237aに開口部337が設けられている点が主な相違点である。以下、相違点を中心に説明を進める。
上記変形例2では、受部237aに開口部が設けられておらず、図16(b)に示すように回転フック203が回転したときに錘部209が受部237aに当接して回転フック203の回転が妨げられることがないように、台座202の、固定立設面400からの突出量を大きくする必要があった。そして、その結果、房掛200の、固定立設面400からの突出量も大きくなってしまい、美観上好ましくなかった。一方、本変形例では、回転フック203が回転したときに、図59(b)に示すように、受部237aに設けた開口部237から錘部209がはみ出すように構成されている。そして、この構成により、台座202の厚さを抑えて美観を向上させつつ、回転フック203に荷重が加わった時の、回転フック203の回転角を十分に広くすることができる。なお、開口孔207と開口部337の間には側壁32a,32bを連結するブリッジ338が設けられており、これによって、側壁32a,32b間の間隔が容易に変化しないようになっている。
なお、タッセルコード310bは、台座202の受部237a上に配置されており、受部237aは、回転フック203に向かって低くなる斜面になっているので、タッセルコード310bに荷重が加わると、その分力がフック部213に加えられて、フック部213に回転トルクが与えられる。図59(a)の状態では、当接点P1において、錘部209の、回転軸227a,227bよりもフック部213に近い位置の上面がブリッジ338に当接しているので、この状態よりも回転フック203のフック部213を台座202側に向かって回転させることはできない。
また、図59(b)の状態では、当接点P2において、錘部209の、回転軸227a,227bよりもフック部213から離れた位置の上面がブリッジ338に当接しているので、この状態よりも回転フック203のフック部213をさらに回転させることはできない。また、図60に示すように、図59(a)の状態から図59(b)の状態に至るまでの回転フック203の回転軌跡において、回転フック203と固定立設面の間に隙間Xが設けられ、回転フック203が固定立設面400に当たることが無いように構成されている。
また、本実施形態では、図59(a)に示すように、フック部213は、先端に近づくにつれて徐々に台座202に近づくように湾曲している。さらに、台座202の、フック部213に対向する面202aも、フック部213と同様に湾曲している。このため、フック部213と面202aの間のタッセル保持部313は、フック部213と面202aの間の距離Pを略一定に保ちつつ緩やかに湾曲している(より詳しくは面202aの曲率は、台座202の上端に近づくにつれて少しずつ大きくなっているので、距離Pも少しずつ大きくなっている。)。このため、タッセル保持部313は、タッセルコード310a,310bを引っ掛けやすく、かつタッセルコード310a,310bが意図せずに外れにくい。また、タッセル保持部313の深さDは、タッセル保持部313に保持されるタッセルコードの直径の3倍以上(好ましくは4倍以上)となっており、これによって、タッセルコード310a,310bが意図せずに外れることを抑制している。
<実施形態1の変形例12:バランス式、台座側に回転軸>
次に、図61〜図63を用いて、実施形態1の変形例12について説明する。この変形例は、上記の変形例11に類似した構成を有しているが、台座202側に回転軸227a,227bが設けられ、回転フック203側に軸受217a,217bが設けられている点が主な相違点である。
図62(b)及び図63(a)に示すように、回転軸227a,227bには、台座202の背面側に向かって突出量が小さくなるようにテーパー面327a,327bが設けられている。回転フック203を台座202の背面側から開口孔207内に挿入して、回転軸227a,227bを軸受217a,217bに係合させる際には、回転フック203の両側面がテーパー面327a,327bに当接した状態で回転フック203が台座202の開口孔207内に押し込まれることによって、台座202の側壁32a,32b間の距離が弾性的に広げられて、回転軸227a,227bが軸受217a,217bに係合される。また、変形例11では、側壁32a,32bを連結するブリッジ338が設けられていたが、本変形例では、側壁32a,32b間の距離を広げやすくするために、スリット338cを挟んで対向するようにブリッジ状の突出片338a,338bが設けられている。
さらに、図61(b)及び図62(b)に示すように、回転フック203には、フック部213の基端に台座202側に向かって突出する当接片339が設けられている。当接片339は、通常使用時には、ブリッジ状の突出片338a,338bに当接される。これによって、フック部213と台座202の間に十分な間隔を設けつつ、且つフック部213とブリッジ状の突出片338a,338bの間に隙間ができないようにすることができる。この間に隙間があると、図63(b)に示すように、細径のタッセルコードのタッセルを使用する際にタッセルコード310bが隙間に入り込んでしまう問題が生じうるが、本変形例ではそのような問題の発生を防ぐことができる。
さらに、図61(a)に示すように、台座202の底壁17が、側壁32a,32bからはみ出すように設けられ、回転フック203の前面203aと底壁17の先端面17aが連なるようになっており、台座202が回転フック203を安定的に支持すると共に、房掛200の美観を向上させている。
また、本変形例では、回転フック203は亜鉛ダイキャストなどの比較的高い剛性を有する材料で形成することができ、台座202は、樹脂などの弾性変形しやすい材料で形成することができる。
<実施形態1の変形例12A:バランス式、台座側に回転軸>
次に、図69〜図70を用いて、実施形態1の変形例12Aについて説明する。この変形例は、寸法が変更された箇所があるものの、変形例12と実質的に同様の構成を有している。
図69は、本変形例の房掛200の通常使用時の状態を示し、図70は、房掛200の回転フック203に対して閾値を超える荷重が加わって回転フック203が回転した状態を示す。
通常使用時には、当接点P1において当接片339が突出片338a,338bに当接し、且つ当接点P3において突起239bが突起13に当接するので、回転フック203のフック部213は、矢印R1,R2のどちらの方向に回転せず、図69に示す状態が保持される。
一方、突起239bと突起13の係合の保持力を超える荷重が回転フック203に加わると、突起239bが突起13を乗り越えることによって、回転フック203が回転して、図70に示す状態になる。
図70に示す状態では、突起239bが、当接点P3において、台座202の開口孔207の上面207aに当接することによって、回転フック203がこれ以上回転しないようになっている(解除角規制手段)。この状態では、錘部209の上面209aと突出片338a,338bの間には隙間があるので、錘部209が突出片338a,338bに衝突して、突出片338a,338bを破損させることがない。また、この状態では、回転フック203の重心Gが、回転軸227aの中心を通る鉛直線Lよりも固定立設面400側に位置しているので、回転フック203に加わる荷重が除去されると、回転フック203は自重によって、矢印R1方向に回転して、突起239bが突起13に当接する状態になる。この状態から、フック部213を台座202側に向かって押し込むと、突起239bが突起13を乗り越えて、図69の状態になる。このように、重心Gが回転軸の鉛直線Lよりも固定立設面400側にある位置で回転フック203のさらなる回転が規制されるので、荷重が除去されると自重によりR1方向(復帰方向)の回転トルクが生じ回転フック203が自動的に復帰方向に回転する。従って荷重が加わった後の状態の房掛200を通常使用時の状態に復帰させることが容易である。
<実施形態1の変形例13:トーションバネ>
次に、図64〜図67を用いて、実施形態1の変形例13について説明する。この変形例は、上記の変形例2に類似した構成を有しているが、回転フック203の付勢手段としては、実施形態2の変形例1のようにトーションバネ336を使用している。
回転フック203は、基部413と、基部413から立ち上がるフック部213を備える。基部413には、回転軸238を挿入するための軸受孔217cと、トーションバネ336を収容するためのバネ収容部413bが設けられている。トーションバネ336は、図66に示すように、一対のアーム234a,234bと、その間のコイル236を備える。台座202は、基部343と、基部343から回転フック203方向に突出する一対の側壁32a,32bとを備える。側壁32a,32bには、回転軸238を挿入するための軸受孔217dが設けられている。当たり面の間にクッションを設けている。側壁32a,32bの間には、クッション341を配置するクッション収容部343aが設けられている。基部343の背面側には、取付プレート342に係合する取付プレート係合部343bが設けられている。取付プレート342は、本体部342aと、本体部342aから幅方向外側に突出する係合凸部342b及び保持凸部342cと、ピン用孔342dを備える。ピン用孔は、斜め方向に延びる貫通孔であり、石膏クギを用いて取付プレート342を石膏ボードに固定するために用いることができる。
房掛200の組み立て時には、まず、クッション341をクッション収容部343aに貼り付ける。次に、トーションバネ336の一方のアーム234aがバネ収容部413b内に入るようにトーションバネ336を配置し、回転フック203の基部413を、台座202の側壁32a,32bの間に挿入した状態で、回転軸238を軸受孔217d,217c及びコイル236に挿入する。以上により、取付プレート342以外の部材を一体化させることができる。また、建物への施工時には、図67に示すように、取付プレート342を固定立設面400にビス又は石膏クギ固定し、その後、台座202の取付プレート係合部343bと取付プレート342を、台座202を取付プレート342の上側からスライドさせて係合させることによって、房掛200を固定立設面400に固定することができる。以上の工程の順序は、適宜変更可能である。なお、台座202は、取付プレート係合部343bの上壁343dが取付プレート342に当接するまで、スライドさせ、上壁343dが取付プレート342に当接した状態で位置決めされる。また、この状態では、図65に示すように、係合凸部342bが、取付プレート係合部343b内の段差343eに係合することによって、台座202が上方向に抜けないようになっている。さらに、保持凸部342cが取付プレート係合部343bの側壁343fに対して押し付けられるので、台座202が取付プレート342に対して抵抗を付与している。
図67(a)に示すように、回転フック203によって保持されているタッセルコード310a,310bに対して閾値を超える荷重が加わると、トーションバネ236による付勢力に抗して回転フック203が回転して図67(b)に示す状態になり、タッセルコード310a,310bが回転フック203から脱落する。この後、回転フック203は、トーションバネ236の復元力によって図67(b)の矢印R方向に回転して図67(a)に示す状態に戻ろうとする。この際に、回転の勢いによって、回転フック203の基部413の、台座202への対向面413aが台座202に衝突して衝突音が発生し、ユーザーを不快にさせる場合がある。そこで、本変形例では、対向面413aと台座202の間にクッション341を配置して衝突音の発生を抑制している。
なお、タッセルコード310a,310bに加わった荷重が回転フック203に伝達される作用点Sは、回転軸238の真上の位置よりもフック部213側に寄った位置にあるので、タッセルコード310a,310bに加わった荷重が確実に回転フック203の回転トルクに変換される。また、図67(b)に示すように、タッセルコード310bが台座202の受部237a上に配置される可能性があり、この状態では、タッセルコード310bに加わった荷重が回転フック203に伝達されない。しかし、受部237aは、フック部213側に向かって低くなる斜面になっているので、タッセルコード310bに荷重が加わると、直ちに、タッセルコード310bが受部237aの斜面に沿って回転フック203側に移動し、さらに、回転フック203の基部413の上面413cがフック部213側に向かって低くなる斜面になっているので、タッセルコード310bはフック部213側に向かってさらに移動し、図67(a)に示す位置にまで到達する。従って、タッセルコード310bに加わった荷重が回転フック203に伝達されないという問題は生じ得ない。また、図67(a)の状態では、当接点P1において、回転フック203の基部413の対向面413aがクッション341に当接しているので、この状態よりも回転フック203のフック部213を台座202側に向かって回転させることはできない。
また、図67(c)の状態では、当接点P2において、回転フック203の基部413の底面が台座202に当接しているので、この状態よりも回転フック203をさらに回転させることはできない。このような構成により、回転フック203の回転時に、回転フック203が固定立設面400に当接することを避けることができる。
<実施形態1の変形例14:トーションバネ、バネの端部を保護>
次に、図68を用いて、実施形態1の変形例14について説明する。この変形例は、上記の変形例13に類似した構成を有しているが、トーションバネ336を保護する立ち上がり部343gが台座202に設けられている点が主な相違点である。
変形例13では、図64(b)に示すように、トーションバネ336の一方のアーム234bは外部に露出しており、ユーザーが衣服などをアーム234bに引っ掛けてしまう恐れがある。一方、本変形例では、台座202は、アーム234bの両側に立ち上がり部343gを有しており、アーム234bは、一対の立ち上がり部343gの間の溝内に収容可能である。このような構成によって、ユーザーが衣服などをアーム234bに引っ掛けてしまうことを防ぐことができる。
<実施形態2:ヒンジ式セーフティー房掛>
図5は、本実施形態に係る房掛200のヒンジ式の変位機構800について説明するための構造図である。この房掛200は、固定立設面400に固定される台座202と、台座202から突出する突出軸204と、突出軸204に支持され、タッセル300を引っ掛けるための引掛部206と、を備える。また、この房掛200は、房掛200の構造を変位させる板バネ式の変位機構800を備える。
この変位機構800は、図5(a)の側面図、図5(d)の斜視図に示すように、突出軸204および引掛部206を接続するヒンジ部235と、突出軸204および引掛部206をヒンジ部235において所定の範囲の角度を形成するように保持する弾性手段(板バネ229)と、を有する。
また、この弾性手段(板バネ229)は、図5(b)の側面断面図、図5(c)の側面断面図に示すように、突出軸204の凹部233bに一端が余裕空間231bを残して挿入されており、引掛部206の凹部233aに他端が余裕空間231aを残して挿入されている。このように余裕空間231a、231bを残しておくことによって、ヒンジ部235の角度が大きくなっても、板バネ229の全体が凹部233a、233bに格納されるので、板バネ229がつっかえてヒンジ部235の角度が大きくなれないことがなく、変位機構800の非常時の動作がスムーズになる。
この変位機構800は、タッセルコード310bを介して引掛部206にかかる荷重が所定値(例えば、2kgf)を超えると、図5(f)に示すように、ヒンジ部235において角度が拡大してタッセルコード310bをタッセルコードの移動方向900に滑らせて脱落させるように構成されている。このヒンジ部235の上辺205には、変位した状態では凹んだ箇所がなくタッセルコード310bが引っ掛かって脱落が邪魔されることはない。
図6は、本実施形態に係る房掛200を既存のタッセル300と一緒に使う場合の使用態様について説明するための図面である。一方のループ状のタッセルコード310bが房掛200の引掛部206に引っ掛かっている状態で、例えばタッセル300に居住者が引っ掛かった場合には、図6(a)に示すように、タッセル300の一方の端部に設けられているタッセルコード310bに引張力500が加わる。
その結果、タッセルコード310bを介して房掛200の引掛部206にかかる荷重が所定値(例えば、2kgf)を超えると、図6(b)に示すように、房掛200の構造が変位(変位の方向702)してタッセル300の係止が解除(係止の解除の方向704)されてタッセル300が床に向かって脱落する。
<実施形態2の変形例1:トーションバネ>
図7および図8は、本実施形態に係る房掛200のヒンジ式の変位機構800の変形例について説明するための構造図である。この変形例では、図7(a)の側面図、図7(b)の正面図に示すように、弾性手段として、板バネ229を用いる代わりにトーションバネを用いている。トーションバネは、別名ねじりコイルバネとも呼ばれ、コイル236に2本のアーム234a、234bを有している。
この変形例では、図7(c)の側面断面図に示すように、ヒンジ部235の中心に設けられている回転軸238の周囲にトーションバネのコイル236が巻かれている。そして、トーションバネのアーム234bが引掛部の内部に設けられたアーム収容空間232bに収容されている。一方、トーションバネのアーム234aが突出軸204の内部に設けられたアーム収容空間232aに収容されている。
この変形例では、タッセルコード310bを介して引掛部206にかかる荷重が所定値(例えば、2kgf)を超えると、図7(d)の側面断面図、図7(e)の正面図に示すように、ヒンジ部235において角度が拡大して、タッセルコード310bをタッセルコードの移動方向900に滑らせて脱落させるように構成されている。このヒンジ部235の上辺205には、変位した状態では凹んだ箇所がなくタッセルコード310bが引っ掛かって脱落が邪魔されることはない。
特に、ヒンジ部235においては突出軸204の先端の両腕部と引掛部206の基端縁との間に回転角を確保する為の隙間を設ける必要があるが、その隙間にタッセルコード310bが落ち込むことがないように図8(a)、図8(b)に示すようにテーパ面234a、234bが設けられている。
<実施形態2の変形例2:エラストマー弾性体で形成されたヒンジ部>
図9は、本実施形態に係る房掛200のヒンジ式の変位機構800の変形例について説明するための構造図である。この変形例では、図9(a)の側面図、図9(d)の斜視図に示すように、弾性手段として、板バネ229を用いる代わりにヒンジ部235をエラストマー弾性体で形成している。
この変形例では、タッセルコード310bを介して引掛部206にかかる荷重が所定値(例えば、2kgf)を超えると、図9(b)の側面断面図、図9(d)の側面断面図に示すように、ヒンジ部235において角度が拡大して、タッセルコード310bをタッセルコードの移動方向900に滑らせて脱落させるように構成されている。このヒンジ部235の上辺205には、変位した状態では凹んだ箇所がなくタッセルコード310bが引っ掛かって脱落が邪魔されることはない。
<実施形態2の変形例3:2箇所ヒンジ部>
図10は、本実施形態に係る房掛200のヒンジ式の変位機構800の変形例について説明するための構造図である。この変形例では、変位機構800は、上記の実施形態2の構成に加えて、台座202および突出軸204を接続するヒンジ部235bと、台座202および突出軸204をヒンジ部235bにおいて所定の範囲の角度を形成するように保持する弾性手段(板バネ229b)と、をさらに有する。すなわち、この変形例では、変位機構800は、突出部と垂直部、突出部と台座を板バネにより直角を保持し2箇所に回転箇所を設けてもよい。
この変位機構800は、図10(a)の側面図に示すように、突出軸204および引掛部206を接続するヒンジ部235aと、突出軸204および引掛部206をヒンジ部235aにおいて所定の範囲の角度を形成するように保持する弾性手段(板バネ229a)と、を有する。また、この変位機構800は、台座202および突出軸204を接続するヒンジ部235bと、台座202および突出軸204をヒンジ部235bにおいて所定の範囲の角度を形成するように保持する弾性手段(板バネ229b)と、を有する。この弾性手段は、板バネ229a、229bに限定されるわけではなく、例えばトーションバネなども好適に利用可能である。また、板バネ229a、229bは同一の板バネであってもよく、別々の板バネであってもよい。
また、この弾性手段(板バネ229a、229b)は、図10(b)の側面断面図に示すように、突出軸204の凹部を貫通して、引掛部206の凹部に一端が余裕空間231aを残して挿入されており、台座202の凹部に他端が余裕空間231bを残して挿入されている。このように余裕空間231a、231bを残しておくことによって、ヒンジ部235a、235bの角度が大きくなっても、板バネ229a、229bの全体が凹部に格納されるので、板バネ229a、229bがつっかえてヒンジ部235a、235bの角度が大きくなれないことがなく、変位機構800の非常時の動作がスムーズになる。
この変位機構800は、突出軸204と引掛部206が板バネ229a、229bにより直角を保持し、タッセルコード310bを介して引掛部206にかかる荷重が所定値(例えば、2kgf)を超えると、図10(c)、図10(d)に示すように、ヒンジ部235a、235bを中心にタッセルコード310bのループが抜ける回転角度まで倒れるように構成されている。その結果、タッセルコード310bが、タッセルコードの移動方向900に滑って脱落する。この各ヒンジ部235a、235bの上辺には、変位した状態では凹んだ箇所がなくタッセルコード310bが引っ掛かって脱落が邪魔されることはない。
<実施形態2の変形例4:インデックス式のヒンジ>
図11は、本実施形態に係る房掛200のヒンジ式の変位機構800の変形例について説明するための構造図である。この変形例では、上記の実施形態のバネ式のヒンジ部235の代わりに、凹凸条247を有する固定軸241およびスナップ部245を有するインデックス式のヒンジ部235を用いている。
具体的には、この変位機構800に設けられているヒンジ部235は、図11(a)の側面図、図11(b)の正面図に示すように、ヒンジ部235が接続する一方の部材(この図では突出軸204)に設けられている固定軸241と、ヒンジ部235が接続する他方の部材(この図では引掛部206)に設けられている軸受242と、を有する。
そして、この変形例では、弾性手段として、図11(c)の拡大側面図、図11(d)の反対側の拡大側面図に示すように、上記の実施形態1の板バネ229の代わりに、軸受242に設けられているスナップ部245と、固定軸241の外周面に軸に並行して設けられている凹凸条247と、を有する。この凹凸状247は、例えば8つの凸部を有しているため、突出軸204に固定されている固定軸241の外周断面は略8角に近い形状になる。そのため、引掛部206は、固定軸241の凹凸条247と噛み合うスナップ部245によって弾性的に姿勢を保持されている。
そして、この変位機構800は、図11(e)に示すように、タッセルコード310bを介して閾値(例えば、2kgf)を超えるトルクが固定軸241に対し作用した場合に、引掛部206が固定軸241に対し相対回転する。その結果、その結果、タッセルコード310bが、タッセルコードの移動方向900に滑って脱落する。このヒンジ部235の上辺205には、変位した状態では凹んだ箇所がなくタッセルコード310bが引っ掛かって脱落が邪魔されることはない。
<実施形態2の変形例5>
図47に示す通りであり、第1屈曲部421、第2屈曲部422を有し略S字状の形状を特徴としている。取付台230は硬質材料であるが、取付台230以外の台座202から引掛部までがゴムやエラストマー等の弾性体で形成されている。引掛部206に閾値を超える荷重が作用した場合、図47(c)に示すように主に第1屈曲部421の弾性で突出軸204が下方に傾斜するとともにヒンジ部(弱弾性部)235にタッセルコード310aの支点が移動する。その後、第2屈曲部422の弾性(主にヒンジ部(弱弾性部)235の弾性変形)によりタッセル300を保持できない位置まで変位する。また、引掛部206に閾値を超える荷重が無くなると第1屈曲部421、第2屈曲部422の弾性により原位置(図47(a))の状態に戻る。
<実施形態2の変形例6>
図48に示す通りであり実施形態2の変形例5の第1屈曲部421、第2屈曲部422に加え、第3屈曲部423を設けることにより、下方への変形量を大きくしている。
<実施形態3:突出軸にトリガーが設けられた房掛>
図12−1は、本発明の実施形態に係る房掛200に所定の引張力により分離可能な連結部114を突出軸204および引掛部206の間に設ける構成について説明するための図面である。本実施形態のカーテンアクセサリー1000は、房掛200を備えており、連結機構として、房掛200を引張力によって複数の部分に分離する連結部114を有する。
この房掛200は、図12−1に示すように、壁または窓枠などの固定立設面400に固定される台座202を備える。また、この房掛200は、その台座202から突出する突出軸204を備える。また、この房掛200は、その突出軸204にタッセル300またはタッセル補助部品100のコード111を支持可能であり、タッセル300またはタッセル補助部品100を通常は落下しないように引っ掛けるための引掛部206を備える。そして、上記の分離部114は、突出軸204および引掛部206の間に設けられている。
さらに、図12−1及び図12−2(a)および図12−2(b)に示すように、突出軸204の下方には、台座202から突出して引掛部206を回動可能に支持する保持突出軸740が設けられている。図12−2(a)及び(b)の部分断面図に示すように、引掛部206の下部には、開口凹部752が台座202側の側面及び下端面が開口するように設けられている。開口凹部752には支持軸750が図12−2(a)の左右方向に貫通するよう固定されている。そして、支持軸750は引掛部206に対しても貫通して一対設けられた軸受孔753により軸受けされて保持突出軸740に対し回動可能に支持されるようになっている。
突出軸204は保持突出軸740よりも上下方向に薄く板状に形成されて弾性を有し、タッセル300またはタッセル補助部品100がトリガー(突出軸204)に当接し引張力500をかけることにより、連結部114の連結が解除されるようになっている。
また、図12−2(a)の突出軸204の断面図に示されるように、突出軸204の先端には係止凹部754が設けられ、図12−2(b)に示すように引掛部206の開口凹部752の中央部に設けられた係止凸部751が突出軸204の凹部に嵌合され引掛部206の姿勢を維持する。突出軸204に設けられた係止凹部754は保持突出軸740の幅よりも狭い為、タッセル300またはタッセル補助部品100の前後方向への移動を阻止しない。
この連結部114の保持力は、通常のカーテン1100をタッセル300によって束ねて係止する時にトリガー(突出軸204)に作用する通常の引張力では引掛部206および突出軸204の連結が外れることがないように設定されている。また、トリガー(突出軸204)に通常の引張力を超える所定の値以上の大きな引張力が作用したときに限り、トリガー(突出軸204)が弾性により下方に撓み、突出軸204の係止凹部754から係止凸部751が外れ、引掛部206および突出軸204の連結が外れ、図12−3に示すようにタッセル300またはタッセル補助部品100が突出軸204に引っ掛かることなく抜け落ちることになる。
また、引掛部206が連結部114の連結が解除されたときにも床に落下しないように保持する保持手段として保持突出軸740を備えている為、連結部114の連結が解除されたときにも引掛部206が床に落下しないように保持可能である。そして、連結部114の連結が解除された後、再度引掛部206を保持突出軸740を中心に逆回転させ、突出軸204の係止凹部754に引掛部206の係止凸部751を嵌め込むことにより、容易に復帰させることが可能である。
実施形態3の変形例1として、図36に示すように、トーションバネ236を回転軸に設け、引掛部206が開方向に回動するように付勢してもよい。トリガー204に所定の閾値以上の下方への荷重が作用したとき速やかに全開角度まで開かせることができる。
実施形態3の変形例2として、図40(b)に示すように、突出軸204が弾性変形しないように保持して突出軸204と引掛部206の間の連結を維持する連結維持部(トリガー)204aをさらに設け、連結維持部204aは、タッセルが当接したときに、図40(c)に示すように、突出軸204の保持を解除して、突出軸204と引掛部206の間の連結を解除可能にしてもよい。
<実施形態4:すり抜け式(ボール)>
図13は、本実施形態に係る房掛のすり抜け式(ボール)の変位機構について説明するための構造図である。この房掛200は、固定立設面400に固定される台座202と、台座202に設けられている挟持部255と、を備える。また、この房掛200は、房掛200の構造を変位させるすり抜け式の変位機構800を備える。
この変位機構800は、図13(a)の側面図、図13(b)の正面図に示すように、固定立設面400に固定される台座202と、台座202に設けられた2本の並列するアーム253a、253bを有する。この2本の上下方向に並列するアーム253a、253bは、上から下にかけてアーム253a、253b間の幅が途中で狭くなって再び広くなるように配置されている。
そして、アーム253a、253b間の幅が最も狭くなった箇所の近傍が挟持部255に該当する。この挟持部255によって、先端にボール(すり抜け前)254を取り付けたタッセルコード310bが挟持される。なお、このボール(すり抜け前)254の代わりに、結び目などの装飾(突起物)があるものを好適に使用可能である。また、このボール(すり抜け前)254は、ループ状のタッセルコード310bの途中に取り付けられていてもよい。その場合には、タッセルコード310bに後付のボール(すり抜け前)254をセットしてもよい。
この変位機構800は、図13(c)に示すように、挟持部255の幅狭となった形状により先端にボール(すり抜け前)254を取り付けたタッセルコード310bを挟持することによって、通常時はタッセルコード310bを房掛200に安定的に保持することができる。
そして、この変位機構800は、図13(d)に示すように、タッセルコード310bを介して挟持部255にかかる荷重(引張力500)が所定値(例えば、2kgf)を超えると、2本の並列するアーム253a、253bが(挟持部のアームの変位方向259に)撓んで挟持部255の隙間が拡大してタッセルコード310bの直径よりも大きくなる。その結果、図13(e)に示すように、タッセルコード310bが挟持部255の隙間をすり抜けて脱落することが可能になる。
<実施形態4の変形例1:すり抜け式(引掛棒)>
図14は、本実施形態に係る房掛のすり抜け式の変位機構の変形例について説明するための構造図である。この変形例では、上記の実施形態のすり抜け式(ボール)の変位機構800の代わりに、すり抜け式(引掛棒)の変位機構800を用いている。
具体的には、この変位機構800に設けられている引掛棒261は、図14(a)の側面図、図14(b)の正面図、図14(c)のA−A'の拡大断面図に示すように、挟持部255において、弾性を有する2本の並列するアーム253a、253bによる左右両側から中央への挟持圧力263a、263bで挟持される。
図15は、本実施形態に係る房掛のすり抜け式の変位機構の変形例の使用状態について説明するための図面である。この変形例では、図15(d)、図15(e)に示すように、挟持部255の幅狭となった形状によってループ状のタッセルコード310bが引っ掛けられた引掛棒261を挟持することによって、通常時は引掛棒261およびタッセルコード310bを房掛200に安定的に保持することができる。
そして、この変位機構800は、図15(f)に示すように、タッセルコード310bを介して挟持部255にかかる荷重(引張力500)が所定値(例えば、2kgf)を超えると、2本の並列するアーム253a、253bが(挟持部のアームの変位方向259に)撓んで挟持部255の隙間が拡大する。
その結果、図15(g)に示すように、引掛棒261が挟持部255の隙間をすり抜けて脱落し、引掛棒261に引っ掛かっていたタッセルコード310bも同様に脱落することが可能になる。または、図15(h)に示すように、引掛棒261が前方に倒れこんで挟持部255から外れて脱落することもあり、この場合も引掛棒261に引っ掛かっていたタッセルコード310bも同様に脱落することが可能になる。
なお、図15(d)に示すように、引掛棒261は台座202からチェーン265等で接続し落下を防止してもよい。このようにすれば、引掛棒261の脱落によって床面に傷が付くことを防止でき、引掛棒261の紛失も抑制できる。
また、図41(a)に示すように、引掛棒261及びチェーン265のそれぞれにタッセルコードを掛けている場合は、第1トリガー(引掛棒261)又は第2トリガー(チェーン265)が作動してタッセルコードの保持が解除されることになる。さらに、図41(b)に示すように、第2トリガーだけに一方のタッセルコードが掛けられた状態で、他方のタッセルコードに引っ掛かったとしても、図41(c)に示すように、第2トリガーによりタッセルが外れて安全機能が働く。2つの引掛箇所があっても双方に安全機能があるため確実である。
<実施形態5:伸縮軸式セーフティー房掛>
図28〜図33を用いて、伸縮軸式セーフティー房掛200について説明する。本実施形態の房掛200は、固定立設面400に固定される台座202と、台座202に対して連結可能であり且つ閾値を超える荷重が加わったときに台座202から分離される分離フック201を備える。より具体的には、図28(a)に示すように、分離フック201には、タッセルコード310bが係止されており、タッセルコード310bに対して図28(a)の矢印X方向の閾値を超える荷重が加わると、図28(b)に示すように、分離フック201が台座202から分離される。
図28(b)に示すように、台座202は、本体部202aから突出する突出軸63aを有し、突出軸63aには係合凹部63bが設けられている。
図29は、分離フック201の分解図であり、図30は、外筒付きフック216の詳細図であり、図31は、組み立てた状態での分離フック201の断面図である。図29〜図30に示すように、外筒付きフック216は、フック部213と、フック部213から突出軸63aと同軸方向に延びる外筒65を備え、外筒65は、台座202側から順に大径部65cと、小径部65bと、スプリング収容部65aとを備える。スプリング収容部65aと大径部65cは、それぞれ、直径が小径部65bより大きい。
図29に示すように、中間筒付きヘッド61は、ヘッド部73と、ヘッド部73から突出軸63aと同軸方向に延びる中間筒71を備える。中間筒71には、ボール収容部67が設けられており、その内部には、図31に示すように突出軸63aを収容可能な突出軸収容部71aが設けられている。
分離フック201を組み立てる際には、中間筒71をコイルスプリング77内に挿入し、ボール収容部67内にボール64を配置した状態で、中間筒71をスプリング収容部65a側から外筒65内に挿入してコイルスプリング77の付勢力に逆らって押しこむことによって、中間筒71の先端を外筒65の反対側(台座202側)から飛び出させ、その状態で中間筒71の先端側にワッシャー69を挿入し、ワッシャー69の抜け止め部材(Cリング)70を中間筒71の係合溝71bに係合させることによって図31(b)に示す状態が得られる。なお、ワッシャー69の内面形状は、中間筒71の外面形状と略同一となっている。中間筒付きヘッド61は、コイルスプリング77の付勢力によって図31(a)の矢印Y1方向に飛び出そうとするが、大径部65cと小径部65bの間の段差によってワッシャー69が係止されることによって図31(a)に示す状態で中間筒付きヘッド61が外筒65内に保持される。この状態では、ボール64は、小径部65bに位置している。
突出軸収容部71aの開口面積は、突出軸63aの軸に垂直な断面の断面積と略同一になっており、図31(a)に示す状態では、ボール64が小径部65bに位置していて径方向外側に移動不能であり且つボール64が突出軸収容部71a内に突出しているので、ボール64との干渉によって突出軸63aを突出軸収容部71a内に挿入することができない。一方、ヘッド部73を矢印Y2方向に押し込んで図31(b)の状態にするとボール64が大径部65cに移動して、ボール64が径方向外側に移動可能になるので、突出軸63aを突出軸収容部71aに挿入することができる。
突出軸63aを突出軸収容部71aに挿入し、図32(b)に示すようにボール64が突出軸63aの係合凹部63bに到達した時点で、ヘッド部73に加えていた力を解放すると、コイルスプリング77の付勢力によって外筒付きフック216が図32(a)の矢印Y2方向に移動して、図32(a)に示す状態になる。図32(a)が通常使用時の状態である。この状態では、ボール64は、突出軸63aの係合凹部63b内に収容されており、且つ外筒65の小径部65bに位置している。また、外筒65は、台座202から離れるにつれて下げるように傾けられている。
図32(a)の状態において、フック部213に係止させているタッセルコード310bに矢印X方向に荷重が加わると、その荷重の矢印Y1方向の分力によってコイルスプリング77の付勢力に逆らって外筒付きフック216が突出軸63aの軸方向に沿って矢印Y1方向に移動する。一方、中間筒付きヘッド61は、ボール64を介して係合凹部63bに係合されているので、この時点では動かない。矢印X方向の荷重が閾値を超える大きさである場合には、コイルスプリング77が圧縮されながらボール64が大径部65cに向かって移動して図32(b)の状態になる。ボール64が大径部65cに到達すると、ボール64と係合凹部63bの間の係合が解除され、中間筒付きヘッド61が移動可能となり、図33に示すように分離フック201全体が突出軸63aから分離される。分離された分離フック201は、上述した方法と同じ方法によって再度、台座202に取り付けることができる。
また、分離フック201は、図32(a)の通常使用時の状態において、ヘッド部73を矢印Y2方向に押し込んでボール64を大径部65cに移動させることによって、容易に取り外すことができる。従って、分離フック201は、容易に交換可能である。
<実施形態5の変形例1>(伸縮変位)
図42に示すように台座202は円錐状の突出軸204を備え、引掛部(分離フック)206は球状であり、中心に向かって円錐状の突出軸204が入り込む凹部が形成されている。台座202と引掛部206とは伸縮するゴム・スプリング等からなる細長い弾性体410により410a、410bで接続されている。図42(a)〜(b)に示すように、常には弾性体410により引掛部206は円錐状の突出軸204が入り込む状態で保持されている。図42(c)に示すように、閾値を超える荷重が加わると、弾性体410が伸びた状態となりタッセルが解除される。解除された後は弾性体410が縮むことにより自動的に元の状態に戻る。
<実施形態5の変形例2>(保持コードによる伸縮変位)
図43に示す通り、実施形態5の変形例1の弾性体410を伸びの無いワイヤ等の保持コード218とした形態である。突出軸204は3つの同一部材から構成され、図43(a)中の斜視図に示す通り中心部に貫通部224を備え、図43(b)に示す通り保持コード218は3つの突出軸204を貫通して配置される。突出軸204は一端部が円錐台状で、他端部は他の突出軸204の円錐台形状がぴったりと入り込む形状となっている。保持コード218は両端はカシメ220で抜け止めされ、一端が台座202の支持孔229を貫通して保持され、他端はキャップ(挿通部)222を挿通し緩んだ状態で引掛部(分離フック)206に内蔵されている。保持コード218の中間部には保持突起221が固着され引掛部206の内側において係止孔225に押し付けられるよう係止されている。台座202と引掛部206との間で、カシメ220と保持突起221の間の保持コード218がぴんと張った状態で張設されている。このように、閾値を超える荷重が加わらない状態では、タッセル300を保持し、或はカーテンを束ねることが可能となっている。
突出軸204に閾値を超える荷重が作用した場合、図43(c)に示す通り突出軸204が下方に傾き、保持突起221と係止孔225との係合が外れ、保持コード218の緩んだ部分が引掛部206から引き出される。そして、図44(a)に示すように突出軸204及び引掛部206がタッセル300を保持できない形に変位し、タッセルコード310aと突出軸204及び引掛部206との連結が解除される。また、カシメ220がキャップ(挿通部)222に保持され、突出軸204及び引掛部206が落下することを防止される。
図44(a)の状態から元の状態に復帰させるには、図44(b)に示すようにキャップ(挿通部)222を引掛部206の引出孔226から外し保持コード218を引っ張ることにより保持突起221を引掛部206の係止孔225に係止し、引き出された保持コード218を引掛部206内に収容すればよい。
<実施形態5の変形例3>(弾性体による伸縮変位)
図45に示す通り、実施形態5の変形例2の保持コード218を弾性を有するゴム・スプリング等の弾性体410とした形態である。この実施形態でも、突出軸204に閾値を超える荷重が作用した場合、図45(b)に示す通り、突出軸204及び引掛部(分離フック)206がタッセル300を保持できない形に変位する。
<実施形態6>(固定面と平行でない回転軸による回転式)
図37(a)(d)に示すように回転フック203の回転軸芯720を台座202に正対して前後方向に設けた房掛である。図37(a)(d)に示す通り、台座202の回転中心から正面視でタッセルコード310aの作用点710を左右方向にずれた位置に設ける。台座202内にはスナップ部245を設け、回転フック203を保持する。この構成により、回転フック203に閾値を超える荷重が加わると、図38(b)(c)に示すように回転フック203が回転しタッセルコード310aが抜け落ちる状態まで変位する。
<実施形態7>
図39に示す通り、回転中心においてビス401で固定した形態である。ビス401は正ネジで固定立設面400に固定され一定トルクで施工される。スペーサー402には壁側と相対回転させない突起を設けられ、壁紙のつぶれを吸収し、回転フック203とスペーサー402とが相対回転するようになっている。回転フック203に閾値を超える荷重が加わると、タッセルコード310aが抜け落ちる状態まで回転フック203が変位する。回転フック203の解除方向はビス401が緩む反時計回りの回転の為容易に回転する。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
また、上記実施の形態では、連結機構は、タッセル300を介して房掛200に加わる荷重が所定値である2kgfを超えると、変位機構800が房掛200の構造を変位させてタッセル300の係止を解除する構成としたが、特に限定する趣旨ではない。好ましくは、a)タッセル300の重量に基づく荷重、又はb)カーテンをタッセル300で束ねた状態におけるタッセルコード310aの引張力に基づく上記各実施形態における解除方向への分力、のうちa)またはb)いずれか大きい方の引張力により解除することない保持力を有し、且つタッセル300と想定居住者等の重量和によっては解除される引張力を設定する。この数値は、タッセル重量やカーテン特性(重量、サイズ、反発特性等)によりいくつかの水準を設けても良い。たとえば、タッセル300を介して房掛200に加わる荷重が、2kgf、2.5kgf、3kgf、3.5kgf、4kgf、4.5kgf、5kgfのいずれかの値以上であるか、あるいはいずれかの値を超えると、変位機構800が房掛200の構造を変位させてタッセル300の係止を解除する構成としてもよい。
200 房掛
202 台座
203 回転フック
204 突出軸
205 上辺
206 引掛部
207 開口孔
208 引掛部が外れる方向
209 錘部
210 先端部
213 フック部
215 回転機構
217a、217b 軸受
218 保持コード
219 取付孔
219a、219b 取付孔
220 カシメ部
221 保持突起
222 キャップ(挿通部)
223 収容部
224 貫通部
225 係止孔
226 引出孔
227a、227b 回転軸
228 支持孔
229 板バネ
230 取付台
231a、231b 余裕空間
232 スプリング端挿入口
233a、233b 凹部
234a、234b テーパ面
235 ヒンジ部
237a、237b 受部
239a、239b 突起(かかり)
241 固定軸
242 軸受
243 スリット
245 スナップ部
247 凹凸条
248 スナップ結合
249 凹凸嵌合
250 スナップ部
251 連結部
253a、253b アーム
254 ボール(すり抜け前)
255 ボール(すり抜け中)
257 挟持部
259 挟持部のアームの変位方向
261 引掛棒
263a、263b 挟持圧力
265 チェーン
267 引掛棒の脱落方向
300 タッセル
304 結び目
305 垂れ飾り
310,310a,310b タッセルコード
400 固定立設面
401 ビス
402 スペーサー
421 第1屈曲部
422 第2屈曲部
423 第3屈曲部
410 弾性体
430 スライド溝
431 ラック
500 引張力
600 異物の侵入方向
702 変位の方向
710 作用点
720 回転軸芯
767 回り止め
800 変位機構
900 タッセルコードの移動方向

Claims (4)

  1. カーテンを束ねるタッセルを係止するための房掛であって、
    前記タッセルを係止可能な係止状態と前記タッセルを係止不能な解除状態の間で房掛の構造を変位させる変位機構を備え、
    前記変位機構は、前記タッセルを介して前記房掛にかかる荷重が所定値を超えると房掛の構造を前記係止状態から前記解除状態に変位させて前記タッセルの係止を解除し、かつ係止が解除された後に変位を元に戻して再度タッセルを房掛に係止可能に構成されており、
    前記変位機構は、前記解除状態が前記房掛に外力を加えることなく維持可能に構成されている、房掛。
  2. 請求項1に記載の房掛であって、
    前記房掛は、固定立設面に固定される台座を備え、
    前記台座は、前記台座を前記固定立設面に取り付けるための取付孔を備え、
    前記係止状態では、前記固定立設面に垂直な方向から前記房掛を見る正面視において、前記タッセルを係止する部位が前記取付孔の少なくとも一部に重なり、
    前記解除状態では、前記正面視において、前記部位が前記取付孔に重ならない、房掛。
  3. 請求項2に記載の房掛であって、
    前記係止状態では、前記正面視において、前記部位が前記取付孔の全体に重なる、房掛。
  4. カーテンを束ねるタッセルを係止するための房掛であって、
    前記タッセルを係止可能な係止状態と前記タッセルを係止不能な解除状態の間で房掛の構造を変位させる変位機構を備え、
    前記変位機構は、前記タッセルを介して前記房掛にかかる荷重が所定値を超えると房掛の構造を前記係止状態から前記解除状態に変位させて前記タッセルの係止を解除し、かつ係止が解除された後に変位を元に戻して再度タッセルを房掛に係止可能に構成されており、
    前記房掛は、固定立設面に固定される台座を備え、
    前記台座は、前記台座を前記固定立設面に取り付けるための取付孔を備え、
    前記係止状態では、前記固定立設面に垂直な方向から前記房掛を見る正面視において、前記タッセルを係止する部位が前記取付孔の全体に重なり、
    前記解除状態では、前記正面視において、前記部位が前記取付孔に重ならない、房掛。
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