JP6718692B2 - タイヤ製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤの内面に密封層を形成するタイヤ製造方法に関する。
セルフシールタイヤ(又は、シーラントタイヤ)と呼ばれるタイヤでは、密封剤により、タイヤの内面に密封層が形成されている。タイヤに貫通孔が生じたときには、密封剤により貫通孔が自動的に密封されて、タイヤからの空気の漏れが防止される。このようなタイヤの製造方法として、従来、ストリップ状の密封剤をタイヤの内面に螺旋状に貼り付けて密封層を形成する製造方法が知られている(特許文献1参照)。
図9は、従来のタイヤ製造方法により形成された密封層100の例を示す断面図であり、タイヤの内面に配置された密封剤101の幅方向の断面形状を示している。図9Aは、密封剤101の配置の仕方を模式的に示しており、図9Bは、配置後の密封剤101の断面形状を示している。
図示のように、従来の一般的なタイヤ製造方法では、密封剤101の断面は、矩形状に形成される。また、密封剤101の一部を順に重ねて、ストリップ状の密封剤101をタイヤの内面に螺旋状に配置する(図9A参照)。これにより、タイヤの内面に密封剤101を貼り付けて、密封剤101により密封層100を形成する。
密封剤101をタイヤの内面に配置すると(図9B参照)、軟らかい密封剤101が変形する。その結果、密封剤101同士、及び、密封剤101とタイヤの内面が密着して、密封層100の密封性能が発揮される。ところが、密封剤101同士が重なることで、密封層100の厚みが不均一になり易い。これに伴い、タイヤの内面で、密封層100の厚みが変化して、密封層100の表面102の凹凸が大きくなる虞がある。
密封層100に要求される密封性能を確保するためには、密封層100を最小厚み以上の厚みに形成する必要がある。密封剤101の厚みを増すことで、相対的に薄い部分を含む密封層100の全体で、密封層100の厚みを確保することができる。しかしながら、密封剤101が厚くなるほど、密封剤101の量が増加して、タイヤの重量が増加する。この点に関し、従来のタイヤ製造方法では、密封層100の厚みの変化を容易には抑制できず、密封剤101を薄くするのが難しい。
特開2001−18609号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、タイヤの内面にストリップ状の密封剤により密封層を形成するときに、密封層の厚みの変化を容易に抑制することである。
本発明は、タイヤの内面に、ストリップ状の密封剤により密封層を形成するタイヤ製造方法である。密封剤の幅方向の両側に位置する密封剤の一対の側面は、密封剤のタイヤの内面に貼り付けられる貼付面の縁部とタイヤの内部空間に露出する露出面の縁部の間に位置し、密封剤の厚み方向に対して、密封剤の幅方向の同じ側に傾斜する。密封剤の一方の側面と貼付面の間と他方の側面と露出面の間の2つの鋭角部を有する密封剤を形成するとともに、鋭角部を5°以上15°以下の角度で密封剤に形成する。隣り合う密封剤の側面同士を重ねた状態で、タイヤの内面に密封剤を螺旋状に配置して、密封層を形成する。
本発明によれば、タイヤの内面にストリップ状の密封剤により密封層を形成するときに、密封層の厚みの変化を容易に抑制することができる。
本実施形態のタイヤのタイヤ幅方向の断面図である。 本実施形態のタイヤ製造装置の構成図である。 本実施形態の密封剤の断面図である。 本実施形態の密封剤により形成された密封層を示す断面図である。 本実施形態の密封剤により形成された密封層の他の例を示す断面図である。 従来例の密封剤の断面図である。 比較例の密封剤の断面図である。 比較例の密封剤により形成された密封層を示す断面図である。 従来のタイヤ製造方法により形成された密封層の例を示す断面図である。
本発明のタイヤ製造方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のタイヤ製造方法では、タイヤの内面に、ストリップ状の密封剤(シーラント)により密封層を形成して、密封層を有するタイヤを製造する。従って、タイヤは、セルフシールタイヤ(シーラントタイヤ)であり、種々の車両のリムに装着される。また、タイヤは、チューブレスの空気入りタイヤであり、内部に空気が充填された状態で使用される。
図1は、本実施形態のタイヤ1のタイヤ幅方向Fの断面図である。
図示のように、タイヤ1は、複数のタイヤ構成部材により、周知の構造に形成される。具体的には、タイヤ1は、路面に接地する環状のトレッド部2と、トレッド部2のタイヤ半径方向Sの内側に位置する一対のビード部3と、トレッド部2の端部とビード部3の間に位置する一対のサイドウォール部4を備えている。また、タイヤ1は、カーカス10、インナーライナ11、ベルト12、ベルト補強層13、ビードコア14、ビードフィラ15、トレッドゴム16、及び、密封層17を備えている。トレッドゴム16には、種々のトレッドパターンが形成される。
生タイヤの加硫後に、ストリップ状の密封剤20により、密封層17がタイヤ1の内面5に形成されて、タイヤ1が製造される。密封剤20は、貫通孔に対する密封性能を有しており、タイヤ1の密封層17の形成部分に釘等により貫通孔が生じたときに、タイヤ1の貫通孔を自動的に密封する。これにより、タイヤ1からの空気の漏れが防止されて、タイヤ1のパンクが抑制される。
密封層17の形成時には、ストリップ状の密封剤20を、タイヤ幅方向F(密封剤20の幅方向H)に次第に変位させつつ、タイヤ1の内面5にタイヤ周方向に沿って配置する。これにより、密封剤20が、タイヤ1の内面5に螺旋状に配置されて、タイヤ幅方向Fに並列する。密封剤20は、粘着性を有しており、タイヤ1の内面5への配置により、タイヤ1の内面5に貼り付けられる。タイヤ1の内面5にはインナーライナ11が位置しており、密封剤20はインナーライナ11に配置される。密封剤20は、粘着性により、タイヤ1の内面5(インナーライナ11)に貼り付けられて、内面5に密着する。また、タイヤ幅方向Fに隣り合う密封剤20は、粘着性により、互いに密着して貼り合わされる。
密封剤20は、タイヤ1の内面5に連続して配置されて、タイヤ1の内面5に並列する。密封剤20により、タイヤ1の内面5の少なくとも一部が覆われて、タイヤ1の内面5に並列する密封剤20により、密封層17が形成される。密封層17は、少なくともトレッド部2の内面を含むタイヤ1の内面5に形成される。ここでは、密封剤20がトレッド部2の内面のみに配置されて、密封層17がトレッド部2の内面のみに形成される。
図2は、本実施形態のタイヤ製造装置30の構成図であり、タイヤ製造装置30の一部を模式的に示している。また、図2では、タイヤ製造装置30に配置されたタイヤ1を切断して、タイヤ1のタイヤ幅方向Fの断面を示している。
図示のように、タイヤ製造装置30は、密封層17の形成装置であり、タイヤ1の回転装置40と、密封剤20の配置装置50と、制御装置31を備えている。制御装置31は、タイヤ製造装置30の全体、及び、タイヤ製造装置30による密封層17の形成動作を制御する。
回転装置40は、回転可能な複数の円筒状のローラ41と、ローラ41を回転させる駆動装置42を有する。複数のローラ41は、タイヤ1のトレッド部2に接触して、タイヤ1を回転可能に支持する。タイヤ1は、複数のローラ41の間に配置されて、軸線を水平にした状態で、軸線周りに回転する。駆動装置42は、1つのローラ41に連結され、モータ(例えば、サーボモータ)により、1つのローラ41を回転させる。ローラ41の回転に伴い、ローラ41に接触するタイヤ1が回転する。回転装置40は、タイヤ1の回転速度と回転角度を制御して、タイヤ1を所定速度で回転させる。
配置装置50は、密封剤20を供給する供給装置60と、密封剤20を吐き出すノズル51と、ノズル51を移動させる移動装置53を有する。供給装置60は、密封剤20(ストリップ状の密封剤20の形成に用いられる材料)を収容する容器61と、容器61内に配置される加熱部材62と、密封剤20を加圧する加圧装置63と、加熱部材62に接続された供給ポンプ64と、密封剤20の供給管65を有する。
加熱部材62は、円盤状のプラテンであり、容器61内の密封剤20を加熱する。加圧装置63は、ピストン・シリンダ機構であり、加熱部材62を容器61内に押し込んで、容器61内の密封剤20を加圧する。密封剤20は、加圧装置63により加圧された状態で、供給ポンプ64により送り出される。供給管65は、供給ポンプ64とノズル51に接続されている。供給ポンプ64により、密封剤20は、供給管65を通してノズル51に送り出される。供給装置60は、密封剤20をノズル51に連続して供給する。
ノズル51は、ストリップ状の密封剤20を形成する形成部であり、密封剤20の吐出口52を有する。吐出口52は、ノズル51の先端に位置しており、ノズル51は、供給装置60から供給された密封剤20を吐出口52から吐き出す。また、ノズル51は、密封剤20を所定の断面形状に形成するダイ(口金)であり、吐出口52は、ノズル51に形成された開口部である。
ノズル51に設けられたシャッターが開くことで、密封剤20が、吐出口52から吐き出されて、吐出口52の開口形状に対応した断面形状に形成される。ノズル51は、吐出口52から所定の断面形状の密封剤20を連続して吐き出して、ストリップ状の密封剤20を形成する。ノズル51のシャッターが閉じることで、吐出口52からの密封剤20の吐き出し、及び、ノズル51による密封剤20の形成が停止する。
移動装置53は、アーム54を有する産業用ロボットである。ノズル51は、アーム54の先端に取り付けられて、アーム54の可動範囲内で移動する。アーム54は、多関節アームであり、移動装置53は、少なくとも3軸の自由度を有する。移動装置53により、ノズル51は、任意の位置に移動して、任意の向き及び状態に配置される。移動装置53により、ノズル51がタイヤ1内に配置されて、ノズル51の吐出口52が下方に向けて配置される。移動装置53は、吐出口52がタイヤ1の内面5に対向する状態で、ノズル51をタイヤ1内で移動させる。
移動装置53により、ノズル51は、タイヤ幅方向Fとタイヤ半径方向Sに移動する。また、移動装置53は、タイヤ半径方向Sに対するノズル51の配置角度(ノズル51による密封剤20の吐出方向)を変更して、ノズル51(密封剤20の吐出方向)をタイヤ半径方向Sに対して傾斜させる。ノズル51は、移動装置53により、タイヤ1の内面5に沿って移動して、吐出口52からタイヤ1の内面5に向かってストリップ状の密封剤20を吐き出す。
タイヤ製造装置30によるタイヤ1の製造時には、加硫済みのタイヤ1を回転装置40に配置し、移動装置53により、ノズル51をタイヤ1内に配置する。また、回転装置40により、タイヤ1を回転させて、ノズル51をタイヤ周方向に沿って相対的に移動させる。移動装置53により、ノズル51は、タイヤ1の内面5に向けて配置されて、タイヤ幅方向Fに次第に移動する。その際、供給装置60により、密封剤20をノズル51に供給し、ノズル51の吐出口52から密封剤20を吐き出す。ノズル51により、ストリップ状の密封剤20が形成される。
密封剤20は、ノズル51の吐出口52からタイヤ1の内面5に向かって吐き出されて、タイヤ1の内面5に螺旋状に配置される。ストリップ状の密封剤20は、ノズル51の吐出口52により所定の断面形状に形成されて、タイヤ1の内面5に螺旋状に貼り付けられる。タイヤ製造装置30により、密封剤20は、タイヤ1の内面5に隙間なく配置されて、タイヤ1の内面5に所定の状態で並列する。
タイヤ製造装置30は、密封剤20により、タイヤ1の内面5に密封層17を形成する。密封層17の形成が完了したときに、ノズル51の吐出口52からの密封剤20の吐き出しを停止する。これにより、ノズル51による密封剤20の形成を停止して、密封剤20のタイヤ1の内面5への配置を終了する。その後、回転装置40によるタイヤ1の回転を停止し、移動装置53により、ノズル51をタイヤ1外に移動させる。
図3は、本実施形態の密封剤20の断面図であり、密封剤20の幅方向Hと厚み方向Rとを含む断面(密封剤20の長さ方向に直交する断面)における密封剤20の断面形状を示している。また、図3は、ノズル51の吐出口52を示す正面図でもあり、密封剤20の吐出方向からみた吐出口52の開口形状を示している。
図示のように、ノズル51の吐出口52は、密封剤20の断面形状に対応した開口形状に形成されている。また、吐出口52の開口寸法は、密封剤20の厚み方向Rよりも密封剤20の幅方向Hに広くなっている。ここでは、吐出口52は、平行四辺形状に形成されている。
密封剤20の幅方向Hと厚み方向Rとを含む断面において、密封剤20の断面は、吐出口52により、平行四辺形状に形成される。また、密封剤20の一対の側面21は、密封剤20の厚み方向Rに対して、密封剤20の幅方向Hの同じ側に傾斜する。即ち、一対の側面21は、厚み方向Rに対して幅方向Hの一方側に傾斜する傾斜面であり、密封剤20の幅方向H(タイヤ幅方向F)の両側に位置する。また、一対の側面21は、平滑な平面状に形成され、厚み方向Rに対して、互いに同じ角度で傾斜する。
ストリップ状の密封剤20は、一対の側面21に加えて、タイヤ1の内面5に貼り付けられる貼付面22と、露出面23と、4つの角部(2つの鋭角部24、2つの鈍角部25)を有する。密封剤20の露出面23は、貼付面22の反対側の面であり、タイヤ1の内部空間に露出する。貼付面22と露出面23は、平滑な平面状に形成され、密封剤20の厚み方向Rの両側に位置する。側面21は、貼付面22の縁部と露出面23の縁部の間に位置する。鋭角部24と鈍角部25は、側面21と貼付面22(又は、側面21と露出面23)の間の角部である。
密封剤20の断面において、2つの鋭角部24は、鋭角に形成されて、密封剤20の一方の対角線の両端部に位置する。また、2つの鋭角部24は、互いに密封剤20の幅方向Hの反対側に位置し、幅方向Hの外側に向かって突出する。2つの鈍角部25は、鈍角に形成されて、密封剤20の他方の対角線の両端部に位置する。鋭角部24と鈍角部25の角度は、密封剤20の断面において、側面21と貼付面22のなす角度と、側面21と露出面23のなす角度である。ここでは、鋭角部24の角度Gは、5°以上15°以下である。従って、密封剤20の角部のうちの鋭角な角部の角度は、全て、5°以上15°以下である。
図4は、本実施形態の密封剤20により形成された密封層17を示す断面図であり、タイヤ1の内面5に配置された密封剤20の幅方向Hの断面形状を示している。
図示のように、密封層17の形成時には、隣り合う密封剤20の側面21の位置を合わせて、側面21を重ねて配置する。側面21同士を重ねた状態で、タイヤ1の内面5にストリップ状の密封剤20を螺旋状に配置して、密封剤20により密封層17を形成する。密封層17内で、幅方向H(タイヤ幅方向F)に隣り合う密封剤20の側面21は、互いに密着して、隙間なく貼り合わされる。
密封剤20の貼付面22は、タイヤ1の内面5に密着して貼り付けられる。また、貼付面22側と露出面23側のそれぞれにおいて、隣り合う密封剤20の鋭角部24の位置と鈍角部25の位置を合わせて、鋭角部24と鈍角部25を重ねて配置する。その状態で、密封剤20の側面21同士を順に重ねつつ、密封剤20を螺旋状に配置する。これにより、複数列の密封剤20の露出面23が、同一面をなすように配置されて、密封層17の表面18となる。密封層17の表面18は、タイヤ1の内部空間に露出する。
図5は、本実施形態の密封剤20により形成された密封層17の他の例を示す断面図である。
図示のように、密封剤20の配置位置が幅方向Hにずれたときでも、密封剤20の傾斜した側面21同士を重ねることで、密封層17の表面18に凹凸が生じるのが抑制される。また、例えば、タイヤ1の回転速度の変化、又は、ノズル51の移動速度の変化により、密封層17の表面18に凹凸が生じたとしても、凹凸が大きくなるのが抑制されて、表面18の段差が小さくなる。
以上説明したように、本実施形態のタイヤ製造方法では、タイヤ1の内面5に形成される密封層17の厚みの変化を容易に抑制することができる。その結果、密封層17の性状を安定させつつ、密封層17の厚みの均一性を向上させることができる。また、密封剤20の配置速度を速くして、密封層17の形成効率を向上させることもできる。
ストリップ状の密封剤20の厚みT(図4参照)は、3mm以上4.5mm以下であるのが好ましい。密封剤20の厚みTが3mm未満であるときには、密封層17の密封性能に影響が生じる虞がある。また、密封剤20の厚みTが4.5mmより大きいときには、タイヤ1の重量増加に伴い、重量に関係するタイヤ1の基本性能に影響(転がり抵抗の増加等)が生じることが懸念される。密封剤20の厚みTの増加により、密封剤20の費用が高くなり、タイヤ1の採算性に支障を来すことも懸念される。
これに対し、密封剤20の厚みTが3mm以上4.5mm以下であるときには、密封層17の密封性能を確実に確保することができる。比較的大きな貫通孔がタイヤ1に生じたときでも、密封層17に切れ目が生じることなく、密封剤20により貫通孔を密封することができる。密封層17に切れ目が生じたとしても、密封層17により充分な密封性能が得られる。ただし、切れ目が生じるのを防止することで、密封層17の密封性能を、より向上させることができる。
密封剤20の破断伸度は、600%以上であるのが好ましい。ここでは、密封剤20の破断伸度は、JIS規格(JIS K6251)に準拠して測定した値(破断時伸び)である。密封剤20の試験片の元の長さをL1、引張試験により試験片が破断したときの試験片の長さをL2とする。この場合に、密封剤20の破断伸度は、L1に対するL2の比率((L2/L1)×100)である。
密封剤20の破断伸度が600%未満であるときには、密封層17の密封性能に影響が生じる虞がある。これに対し、密封剤20の破断伸度が600%以上であるときには、密封層17の密封性能を確実に確保することができる。比較的大きな貫通孔がタイヤ1に生じたときでも、密封層17に切れ目が生じることなく、密封剤20により貫通孔を密封することができる。また、密封剤20の破断伸度は、例えば、1500%以下であるのが好ましい。
密封剤20の鋭角部24の角度G(図3参照)は、5°以上15°以下であるのが好ましい。鋭角部24の角度Gが5°未満であるときには、密封剤20に鋭角部24を形成し難くなる。また、ノズル51の吐出口52の鋭角部24に対応する部分で、密封剤20の流れが滞り、鋭角部24に切れ目が生じる虞がある。鋭角部24の角度Gが15°より大きいときには、密封剤20の側面21の幅が短くなり、側面21同士の密着面積が減少する虞がある。これに対し、密封剤20の鋭角部24の角度Gが5°以上15°以下であるときには、密封剤20の鋭角部24を円滑に形成できるとともに、側面21同士をより確実に密着させることができる。
密封層17の形成時間を短縮するため、タイヤ製造装置30(図2参照)に2つの配置装置50を設けて、2つの配置装置50により、2つのストリップ状の密封剤20をタイヤ1の内面5に同時に配置してもよい。この場合には、タイヤ1の内面5をタイヤ幅方向Fに半分に分けて、2つの密封剤20をそれぞれ内面5の半分の部分に配置する。また、2つの密封剤20の配置を内面5の2箇所から開始して、2つの密封剤20をそれぞれ内面5に螺旋状に配置する。その際、一方の密封剤20をトレッド部2のタイヤ幅方向Fの一端部からタイヤ赤道に向かって配置し、他方の密封剤20をトレッド部2のタイヤ幅方向Fの他端部からタイヤ赤道に向かって配置する。或いは、一方の密封剤20をトレッド部2のタイヤ幅方向Fの一端部からタイヤ赤道に向かって配置し、他方の密封剤20をタイヤ赤道からトレッド部2のタイヤ幅方向Fの他端部に向かって配置する。
これに対し、1つの配置装置50により、1つのストリップ状の密封剤20をタイヤ1の内面5に配置してもよい。この場合には、密封剤20をトレッド部2のタイヤ幅方向Fの一端部から他端部に向かって配置する。また、予めストリップ状に形成した密封剤20を用いて、密封層17を形成してもよい。この場合には、密封剤20の露出面23をストリップ状のフィルムに貼り付け、或いは、密封剤20の露出面23をコーティング材(紛体等)でコーティングする。その後、密封剤20の貼付面22をタイヤ1の内面5に貼り付けつつ、密封剤20をタイヤ1の内面5に螺旋状に配置する。
密封剤20の前端部と後端部は、タイヤ1の内面5で、タイヤ周方向の任意の位置に配置することができる。また、タイヤ1の空洞共鳴音を低減するため、密封剤20の粘着性を利用して、密封層17の表面18に多孔質部材(例えば、スポンジ)を配置してもよい。密封層17は、トレッド部2の内面に加えて、トレッド部2以外のタイヤ1の内面5に形成してもよい。密封層17を形成するタイヤ1は、乗用車用タイヤであってもよく、他のタイヤ(例えば、トラック用タイヤ、トラック・バス用タイヤ、二輪車量タイヤ)であってもよい。加硫前のタイヤ1の内面5に密封層17を形成した後に、タイヤ1を加硫するようにしてもよい。
密封剤20としては、密封層17に用いられている周知の密封剤を用いることができる。例えば、密封剤20は、ゴム成分に各種の配合成分(可塑剤、補強性充填材等)を配合したゴム組成物である。具体的には、密封剤20は、ゴム成分として、ブチルゴムとエチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)の少なくとも一方を含む。ブチルゴムは、例えば、ハロゲン化ブチルゴムである。また、密封剤20のゴム成分には、酸化亜鉛、チウラム系加硫促進剤、及び、可塑剤(ここでは、液状ポリブテン又はプロセスオイル)が配合される。
ゴム成分100質量部に対し、酸化亜鉛を2〜10質量部、チウラム系加硫促進剤を1〜10質量部配合する。また、チウラム系加硫促進剤と酸化亜鉛は、(チウラム系加硫促進剤:酸化亜鉛=1:1〜1:3)の比を満たすように、ゴム成分に配合される。チウラム系加硫促進剤は4質量部以下であるのが好ましく、酸化亜鉛は5質量部以下であるのが好ましい。チウラム系加硫促進剤としては、テトラベンジルチウラムジスルフィドを用いるのが好ましい。酸化亜鉛によりチウラム系加硫促進剤が効率的に作用し、チウラム系加硫促進剤と酸化亜鉛の配合量により、密封剤20の流動性又は固着性が調節される。
ゴム成分100質量部に対し、150質量部以上の液状ポリブテン又はプロセスオイルを配合する。また、密封剤20には、粘着剤である熱可塑性樹脂(ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、石油系樹脂等)が配合される。以上の基本的な配合成分に加えて、密封剤20には、通常のゴム組成物に配合される種々の配合成分(補強性充填材、ステアリン酸、老化防止剤等)を配合することができる。配合後のゴム組成物(密封剤20)は、混練機により混練される。混練中に密封剤20を加硫してもよい。この場合には、混練中の密封剤20を110〜140℃に加熱するのが好ましく、密封剤20を120〜135℃に加熱するのがより好ましい。密封剤20の混練を140℃以下の温度で行うことで、可塑剤の揮発が防止される。
(密封層の形成試験)
密封剤20による効果を確認するため、以上説明したように、密封剤20により、タイヤ1の内面5に密封層17を形成した(実施例という)。また、従来の密封剤101(図9参照)により、タイヤ1の内面5に密封層100を形成した(従来例という)。更に、実施例及び従来例との比較のため、密封剤20、101とは異なる断面形状の密封剤により、タイヤ1の内面5に密封層を形成した(比較例という)。
図6は、従来例の密封剤101の断面図であり、図7は、比較例の密封剤110の断面図である。また、図6、図7は、それぞれ密封剤101、110を形成するノズル51の吐出口52の開口形状を示している。
図示のように、密封剤101、110は、吐出口52から吐き出されて、それぞれ吐出口52の開口形状に対応した断面形状に形成される。従来例(図6参照)では、密封剤101の断面を矩形状に形成した。密封剤101の一部を重ねた状態で、密封剤101をタイヤ1の内面5に螺旋状に配置して、従来例の密封層100を形成した(図9参照)。
比較例(図7参照)では、密封剤110の断面を、2つの段部111を有する屈曲形状に形成した。2つの段部111は、互いに密封剤110の幅方向Hの反対側に位置し、それぞれ密封剤110の貼付面112側と露出面113側に形成される。また、2つの段部111は、同じ幅に、かつ、同じ深さ(段差)に形成される。密封剤110の断面において、段部111が形成された部分の密封剤110の厚みは、段部111以外の部分の密封剤110の厚みの半分の厚みである。
図8は、比較例の密封剤110により形成された密封層114を示す断面図である。
図示のように、密封層114の形成時には、隣り合う密封剤110の段部111の位置を合わせて、密封剤110の一部(段部111の部分)を重ねて配置する。その状態で、タイヤ1の内面5にストリップ状の密封剤110を螺旋状に配置して、密封剤110により密封層114を形成した。密封層114内で、幅方向Hに隣り合う密封剤110の段部111同士を組み合わせて、密封剤110をタイヤ1の内面5に並列させた。
密封層114の形成時には、タイヤ1の回転速度が遅くなるほど、配置装置50(図2参照)による密封剤110の配置位置の調節が容易になる。密封剤110の配置位置を調節することで(図8A参照)、密封剤110の段部111同士が正確に組み合わされて、密封剤110が重なる(適正重なりという)。その結果、密封層114の表面115の凹凸が小さくなる。
しかしながら、段部111の位置を正確に合わせるのは難しく、段部111の位置が幅方向Hにずれたときには、密封層114の表面115の凹凸が大きくなる(図8B、図8C参照)。その際、密封剤110の重なり幅が狭くなると(図8B参照)、密封剤110の段部111の部分が窪んで、密封層114の表面115に凹部116が生じる(幅狭重なりという)。また、密封剤110の重なり幅が広くなると(図8C参照)、密封剤110の段部111の部分が盛り上がり、密封層114の表面115に凸部117が生じる(幅広重なりという)。特に、密封層114の形成効率を向上させるために、タイヤ1の回転速度を速くすると、密封剤110の配置位置の調節が困難になる。その結果、密封層114の表面115に凹凸が生じ易くなる。
密封層17、100、114の形成試験では、回転装置40により、所定の回転速度でタイヤ1を回転させて、ストリップ状の密封剤20、101、110をタイヤ1の内面5に配置した。タイヤ1の回転速度は密封剤20、101、110の配置速度であり、タイヤ1の回転速度が速くなるほど、密封剤20、101、110の配置位置が幅方向Hにずれ易くなる。実施例でのタイヤ1の回転速度を100としたときに、従来例では、タイヤ1の回転速度は50であり、実施例における回転速度の半分の回転速度でタイヤ1を回転させた。また、比較例では、タイヤ1の回転速度は100と50であり、各回転速度でタイヤ1を回転させた。
密封層17、100、114の厚みの変化(ばらつき)を判別して、密封層17、100、114の性状を調査した。密封層17、100、114の厚みを測定するため、密封層17、100、114の形成前に、予め、タイヤ1の内面5の形状を、検出センサ(例えば、レーザーセンサ、2Dセンサ)により検出した。タイヤ1の1周分の内面5の形状を検出して、検出した形状を記録した。同様に、密封層17、100、114の形成後に、タイヤ1の1周分の密封層17、100、114の表面18、102、115の形状を検出して、検出した形状を記録した。密封層17、100、114の表面18、102、115の形状とタイヤ1の内面5の形状の差を算出して、密封層17、100、114の各部の厚みを測定した。
タイヤ1の大きさ、密封層17、100、114の幅等に基づいて、密封層17、100、114の厚みの側定数を決定した。ここでは、20万箇所以上の厚みを測定して、厚みの範囲Rと厚みの標準偏差σを算出した。厚みの範囲Rは、厚みの最大値と厚みの最小値の差(最大値−最小値)である。厚みの範囲Rと厚みの標準偏差σが小さいほど、密封層17、100、114の厚みの変化が小さいことを示す。従って、厚みの範囲Rと厚みの標準偏差σが小さいほど、密封層17、100、114の表面18、102、115の凹凸が小さく、密封層17、100、114の性状が良好であることを示す。
Figure 0006718692
表1に、密封層17、100、114の形成試験の結果を示す。
従来例では、厚みの範囲Rは3.3であり、厚みの標準偏差σは0.70であった。これに対し、比較例の適正重なりでは、厚みの範囲R(1.1)と厚みの標準偏差σ(0.29)が従来例よりも小さくなった。
ところが、比較例では、タイヤ1の回転速度を速くすると、密封剤110の配置位置の調節が困難になり、密封剤110に幅狭重なりと幅広重なりが生じた。幅狭重なりでは、厚みの範囲R(2.8)と厚みの標準偏差σ(0.48)が適正重なりよりも大きくなった。また、幅広重なりでも、厚みの範囲R(3.3)と厚みの標準偏差σ(0.58)が適正重なりよりも大きくなった。このように、比較例では、密封層114の厚みの変化を容易には抑制できなかった。
実施例では、厚みの範囲R(2.2)と厚みの標準偏差σ(0.36)が従来例よりも小さくなった。これより、実施例では、密封層17の厚みの変化を抑制して、密封層17の性状を向上できることが分かった。
1・・・タイヤ、2・・・トレッド部、3・・・ビード部、4・・・サイドウォール部、5・・・内面、10・・・カーカス、11・・・インナーライナ、12・・・ベルト、13・・・ベルト補強層、14・・・ビードコア、15・・・ビードフィラ、16・・・トレッドゴム、17・・・密封層、18・・・表面、20・・・密封剤、21・・・側面、22・・・貼付面、23・・・露出面、24・・・鋭角部、25・・・鈍角部、30・・・タイヤ製造装置、31・・・制御装置、40・・・回転装置、41・・・ローラ、42・・・駆動装置、50・・・配置装置、51・・・ノズル、52・・・吐出口、53・・・移動装置、54・・・アーム、60・・・供給装置、61・・・容器、62・・・加熱部材、63・・・加圧装置、64・・・供給ポンプ、65・・・供給管。

Claims (3)

  1. タイヤの内面に、ストリップ状の密封剤により密封層を形成するタイヤ製造方法であって、
    密封剤の幅方向の両側に位置する密封剤の一対の側面は、密封剤のタイヤの内面に貼り付けられる貼付面の縁部とタイヤの内部空間に露出する露出面の縁部の間に位置し、密封剤の厚み方向に対して、密封剤の幅方向の同じ側に傾斜し、
    密封剤の一方の側面と貼付面の間と他方の側面と露出面の間の2つの鋭角部を有する密封剤を形成するとともに、鋭角部を5°以上15°以下の角度で密封剤に形成し、
    隣り合う密封剤の側面同士を重ねた状態で、タイヤの内面に密封剤を螺旋状に配置して、密封層を形成するタイヤ製造方法。
  2. 請求項1に記載されたタイヤ製造方法において、
    密封剤の厚みは、3mm以上4.5mm以下であるタイヤ製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載されたタイヤ製造方法において、
    密封剤の破断伸度は、600%以上であるタイヤ製造方法。
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