JP6718296B2 - 流動層燃焼炉 - Google Patents

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本開示は流動層燃焼炉に関する。
固形燃料(例えばバイオマス燃料等)を流動化させて燃焼させるための流動層燃焼炉が知られている。
例えば、特許文献1には、炉内に設けられた流動媒体(流動材)及び固形燃料(都市ごみ)を含む混合層に、下方から流動化用のガスを噴出することにより流動層を形成し、該流動層にて燃焼対象物を燃焼する流動層燃焼装置が記載されている。
特開昭56−42009号公報
ところで、流動層燃焼炉においては、流動層を形成する流動材に比べ粗大な固形燃料の粒子が流動層の下部に沈降し、粗大粒子が炉底部に偏在することになる。炉底部に偏在する粗大粒子が燃焼すると、反応熱によって、炉底部にホットスポットが形成される。そうすると、燃焼により生成する灰がホットスポットを含む炉底部において溶融し、クリンカが形成される場合がある。
炉底部においてクリンカが形成されると、炉底部から流動層に吹き込まれる流動化ガスの流れが乱されて流動層の流動状態が悪化し、粗大粒子の偏在が助長され、ホットスポットが形成されやすくなり、クリンカの発生リスクがさらに高まる。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、炉底部におけるクリンカの生成を抑制可能な流動層燃焼炉を提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る流動層燃焼炉は、
流動材及び固形燃料が流動化された流動層部と、
前記流動層部の上方に位置するフリーボード部と、を備え、
前記流動層部は、前記流動層部と前記フリーボード部との境界位置である第1位置よりも下方の第2位置において、前記第1位置における前記流動層部の第1断面積Aよりも大きい第2断面積Aを有する。
上記(1)の構成によれば、第1位置よりも下方の第2位置における断面積(第2断面積A)は、第1位置における断面積(第1断面積A)よりも大きいため、流動層部において上下方向に流れる流動化ガスの流速は、第2位置において第1位置よりも小さい。このため、流動化ガスの流速が比較的小さい第2位置においては、流動材粒子のかさ密度が比較的大きい状態が維持されやすくなっている。
また、流動層部において、加熱による揮発成分の揮発や燃焼反応が進むに従い、固形燃料粒子において細孔が形成され、細孔部分を考慮した固形燃料粒子の密度が減少する。
このため、固形燃料粒子の沈降中における燃焼反応の進行に伴って形成される細孔部分を考慮した固形燃料粒子の密度が、第2位置における流動材粒子のかさ密度に比べて小さくなりやすい。よって、固形燃料粒子が第2位置付近の流動材粒子の層を通過して炉底部へ到達しにくくなり、炉底部におけるクリンカの生成を抑制することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、前記流動層部は、1.09≦A/A≦1.74を満たす。
上記(2)の構成によれば、流動層部がA/A≦1.74を満たすので、流動層部における第2位置近傍における流速をある程度確保して、流動化状態を安定して維持できる。一方、流動層部が1.09≦A/Aを満たすので、流動層部における第2位置において流動材粒子のかさ密度が比較的大きい状態を維持しやすくなる。よって、上記(2)の構成によれば、流動層を十分に流動化しながら、炉底部におけるクリンカの生成を抑制することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)の構成において、前記流動層部内において、少なくとも前記第2位置において、前記流動材の非流動状態における粒子かさ密度の50%以上のかさ密度を有する領域である粒子濃厚層が形成される。
粒子濃厚層は、流動材の非流動状態における粒子かさ密度の50%以上のかさ密度を有する領域であり、流動層部において、気泡の存在する量が比較的少なくかさ密度が比較的大きい領域である。
上記(3)の構成によれば、流動層部内において、第1位置よりも下方の第2位置においてかさ密度が比較的大きい粒子濃厚層が形成されるので、比較的密度が小さい固形燃料粒子が、少なくとも第2位置に形成された粒子濃厚層を通過しにくくなり、固形燃料粒子の炉底部への到達を阻害することができる。よって、炉底部におけるクリンカの生成を抑制することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(3)の何れかの構成において、
前記流動層部の下部に導入されて上方に向かう流動化ガスの前記第2位置における流速Vが、前記流動層部における流動化が開始する最低ガス流速をVとし、前記流動材の非流動状態における粒子かさ密度の50%以上のかさ密度を有する領域である前記流動層部内の粒子濃厚層のかさ密度が500kg/m以上となるガス流速をVthとしたとき、3V≦V<Vthを満たす。
上記(4)の構成によれば、流動化ガスの第2位置における流速Vが3V≦Vを満たすので、流動層部における第2位置近傍における流速をある程度確保して、流動化状態を安定して維持できる。一方、流速VがV<Vthを満たすので、流動層部における第2位置において流動材粒子のかさ密度が比較的大きい状態を維持しやすくなる。よって、上記(4)の構成によれば、流動層を十分に流動化しながら、炉底部におけるクリンカの生成を抑制することができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(4)の何れかの構成において、前記第2位置としての前記流動層部の最下部における前記第2断面積Aが前記第1断面積Aよりも大きい。
上記(5)の構成によれば、流動層部の最下部(炉底部)である第2位置において流動材粒子のかさ密度が比較的大きい状態が維持されやすくなっている。よって、流動層部の第2位置よりも上方において、固形燃料粒子が下降しながら燃焼する領域をできるだけ大きく確保しながら、炉底部におけるクリンカの生成を効果的に抑制することができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(5)の何れかの構成において、前記流動層部の断面積は、前記第1位置において最小となり、前記流動層部の最下部において最大となる。
上記(6)の構成では、流動層部の最上部(フリーボード部との境界位置)である第1位置において断面積が最小であるため、流動層部の最上部において流動化ガスの流速を大きくすることができ、流動層部の最上部付近において流動材及び固形燃料の流動化が促進されて固形燃料の燃焼が進みやすくなり、固形燃料の密度が減少しやすくなる。また、上記(6)の構成では、流動層部の最下部において断面積が最大であるため、流動層部の最下部において流動材粒子のかさ密度が比較的大きい状態が維持されやすくなっている。
よって、上記(6)の構成によれば、固形燃料の密度が減少しやすくなるとともに、流動層部の最下部よりも上方において固形燃料粒子が下降しながら燃焼する領域をできるだけ大きく確保できるため、炉底部におけるクリンカの生成を効果的に抑制することができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(6)の何れかの構成において、
前記流動層部は、前記第1位置よりも下方において段差部を含み、
前記流動層部は、前記段差部の上方領域における断面積よりも、前記段差部の下方領域における断面積の方が大きい。
上記(7)の構成によれば、第1位置よりも下方において段差部を設けることにより、流動層において、段差部の上方領域における断面積よりも、段差部の下方領域における断面積の方を大きくすることができる。よって、比較的容易な施工により、第1位置よりも下方の第2位置における断面積(第2断面積A)を、第1位置における断面積(第1断面積A)よりも大きくすることができ、これにより炉底部におけるクリンカの生成を抑制することができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(7)の構成において、
前記流動層部は、前記第1位置から前記段差部の位置までの高さ範囲において断面積が前記第1断面積Aで一定であり、前記段差部の位置から前記流動層部の最下部の位置までの高さ範囲において断面積が前記第2断面積Aで一定である。
上記(8)の構成によれば、第1位置から段差部の位置までの高さ範囲において断面積が一定であるとともに、段差部の位置から流動層部の最下部の位置までの高さ範囲において断面積が一定であるので、比較的容易な施工により段差部を設けることができる。
また、段差部よりも下方の高さ範囲では、比較的大きい流動層部の第2断面積A2を確保できるため、炉底部側において流動材粒子のかさ密度が大きい領域を積極的に形成することができる。こうして、固形燃料の粗大粒子の炉底部への到達を効果的に阻害することができる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(7)の何れかの構成において、前記流動層部は、下方に向かうにつれて断面積が徐々に増加するテーパ部を含む。
上記(9)の構成によれば、急激な断面積変化を伴う燃焼炉の形状を採用する場合に比べて、流動層部の断面積変化部周辺におけるガス流れの乱れや流動状態の低下といった問題が起きにくい。
(10)幾つかの実施形態では、上記(9)の構成において、
前記流動層部は、前記第1位置から該第1位置よりも下方の第3位置までの高さ範囲において断面積が前記第1断面積Aで一定であり、前記第3位置から前記流動層部の最下部の位置までの高さ範囲において前記テーパ部を有する。
上記(10)の構成によれば、比較的狭い第1断面積Aの領域が第1位置から第3位置までの高さ範囲に形成され、この領域におけるガス流速を比較的大きくし、この領域において流動化された固形燃料の燃焼反応を促進することができる。こうして、主として燃焼反応に寄与する燃焼空間を、流動層部の上方領域(第1位置〜第3位置の高さ範囲の領域)に積極的に形成することで、固形燃料の粗大粒子がこの領域よりも下方に沈降しにくくすることができる。また、ガス流速が比較的大きい燃焼空間を比較的広く確保しやすいため、固形燃料粒子の個体差に起因した密度のばらつきが大きい場合であっても、固形燃料の粗大粒子の炉底部への沈降を妨げやすくなる。
(11)幾つかの実施形態では、上記(9)の構成において、
前記流動層部は、前記第1位置から該第1位置よりも下方の第4位置までの高さ範囲において断面積が下方に向かうにつれて前記第1断面積Aから徐々に増加する前記テーパ部を有し、前記第4位置から前記流動層部の最下部の位置までの高さ範囲において断面積が一定である。
上記(11)の構成によれば、第4位置よりも下方の高さ範囲では、比較的大きい流動層部の断面積を確保できるため、炉底部側において流動材粒子のかさ密度が大きい領域を積極的に形成することができる。こうして、固形燃料の粗大粒子の炉底部への到達を効果的に阻害することができる。
また、上記(11)の構成によれば、第1位置よりも下方の第4位置から流動層部の最下部の位置までの高さ範囲において断面積が一定であるので、比較的施工が容易である。
(12)幾つかの実施形態では、上記(9)乃至(11)の何れかの構成において、前記テーパ部は、水平方向に対する傾斜角θ[°]が40≦θ≦80を満たす。
上記(12)の構成によれば、テーパ部の水平方向に対する傾斜角θを40度以上に設定することで、第2断面積A2の第1断面積A1に対する比が過大になることを防止し、第2位置におけるガス流速の流動化開始速度に対する尤度を確保しやすくなる。また、傾斜角θを80度以下に設定することで、第2断面積A2の第1断面積A1に対する比をある程度大きくして第2位置におけるガス流速を比較的小さくし、固形燃料の粗大粒子の炉底部への到達を効果的に阻害することができる。
(13)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(12)の何れかの構成において、前記流動層部は、1m以上の流動層高を有する。
上記(13)の構成によれば、流動層部の流動層高さが1m以上であるので、流動層部の上部から供給された固形燃料の粒子が、流動層部内を沈降する過程で、固形燃料粒子において燃焼が十分に進んで固形燃料粒子の密度(細孔部分を考慮した密度)が減少する。このため、固形燃料粒子が、比較的大きなかさ密度を有する第2位置付近の流動材粒子の層を通過しにくくなり、固形燃料の粗大粒子の炉底部への到達を阻害することができる。よって、炉底部におけるクリンカの生成を抑制することができる。
(14)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(13)の何れかの構成において、前記固形燃料は、バイオマスを含む。
上記(14)の構成によれば、バイオマスを含む固形燃料を燃焼する流動層燃焼炉において、炉底部におけるクリンカの生成を抑制することができる。また、バイオマスの粒子密度は比較的小さいため、炉底部側における流動材粒子のかさ密度との間に有意な密度差を実現することができ、バイオマス粒子の炉底部への到達を上記(1)で述べた構成により効果的に阻害することができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、炉底部におけるクリンカの生成を抑制可能な流動層燃焼炉が提供される。
一実施形態に係る流動層燃焼炉が適用された燃焼設備の概略構成図である。 一実施形態に係る流動層燃焼炉の概略構成図である。 一実施形態に係る流動層燃焼炉の概略構成図である。 一実施形態に係る流動層燃焼炉の概略構成図である。 一実施形態に係る流動層燃焼炉の概略構成図である。 流動化ガスの流速と流動材かさ密度との相関関係を模式的に示すグラフである。 一般的な流動層燃焼炉の構成の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
まず、図1を参照して、幾つかの実施形態に係る流動層燃焼炉が適用される燃焼設備について説明する。図1は、一実施形態に係る流動層燃焼炉が適用された燃焼設備の概略構成図である。同図に示すように、燃焼設備100は、粒子状の固形燃料を燃焼させるための流動層燃焼炉1を含む。流動層燃焼炉1は、燃焼部5と、燃焼部5の下方に設けられる風箱4と、燃焼部5と風箱4との間に設けられた多孔板3とを含む。
風箱4には、ブロワから燃焼用空気(流動化ガス)8が供給されるようになっている。風箱4に流入した燃焼用空気8は、風箱4の上方に設けられた多孔板3の細孔2を介して、多孔板3の上方に位置する燃焼部5に供給される。
燃焼部5には、流動燃料供給管17内を介して、不図示の燃料供給設備より粒子状の固形燃料6が供給されるとともに、不図示の流動材供給設備より粒子状の流動材7が供給されるようになっている。固形燃料6と流動材7は、搬送用空気19によって搬送される間に混合され、多孔板3の上方に流動燃料20として供給される。
幾つかの実施形態において、固形燃料6は、流動材7よりも密度が小さい固形燃料であってもよい。幾つかの実施形態では、固形燃料6は、バイオマス又は褐炭を含んでいてもよい。
幾つかの実施形態において、流動材7は、砂又は石灰石を含んでいてもよい。
燃焼部5に供給された流動燃料20(流動材7及び固形燃料6)は、下方から上方に向かって燃焼部5に吹きこまれる燃焼用空気(流動化ガス)8により流動化されて、流動層部9を形成する。また、燃焼部5において、流動層部9の上方には、流動材7が充填されていないフリーボード部21が形成される。
すなわち、流動層燃焼炉1は、流動材7及び固形燃料6が流動化された流動層部9と、流動層部9の上方に位置するフリーボード部21とを備える。
流動層部9においては、固形燃料6と燃焼用空気8とが撹拌混合されて、固形燃料6が燃焼する。
次に、図2〜図5を参照して、幾つかの実施形態に係る流動層燃焼炉1についてより詳細に説明する。図2〜図5は、それぞれ、一実施形態に係る流動層燃焼炉1の概略構成図である。なお、図2〜図5においては、多孔板3に設けられる抜き出し管10(図1参照)の図示を省略している。
幾つかの実施形態では、流動層燃焼炉1では、流動層部9は、流動層部9とフリーボード部21との境界位置である第1位置22よりも下方の第2位置24において、第1位置22における流動層部9の第1断面積Aよりも大きい第2断面積Aを有する。すなわち、A及びAは、A<Aを満たす。なお、第1位置22及び第2位置24は、上下方向(鉛直方向)における位置のことである。
なお、図2〜図4に示す実施形態では、第2位置24は流動層部9の最下部(炉底部26)と同じ位置である。また、図5に示す実施形態では、流動層部9の最上部である第1位置22と最下部(炉底部26)との間において、流動層部9の径が拡大した所定の範囲(上下方向における範囲)が第2位置24である。
なお、第2位置24が上下方向における範囲にわたって存在する場合、第2位置24における第2断面積Aは、上下方向の該範囲において一定であってもよいし、変化するようになっていてもよい。
ここで、図7は、一般的な流動層燃焼炉の構成の一例を示す図である。図7に示す流動層燃焼炉101では、流動層部9は、流動層部9とフリーボード部21との境界位置である第1位置22よりも下方の第2位置24において、第1位置22における流動層部9
における第1断面積Aよりも小さい第2断面積Aを有する。すなわち、A及びAは、A>Aを満たす。また、流動層部9の断面積は、第1位置22から下方の炉底部26に近づくに従い減少し、炉底部26(流動層部9の最下部)において最小となっている。
従来、流動層部の形状を、例えば図7に示すような、下方(炉底部)に近づくに従い断面積が減少するテーパ形状とすることによって、流動層の下部領域における流動化ガスの流速を大きくして炉底部の流動状態を良くすることにより、炉底部におけるクリンカの形成を抑制していた。
これに対し、本発明の幾つかの実施形態では、炉底部26周辺において拡径部を設けて、炉底部26付近における流動化ガスの流速を比較的小さくすることにより、流動材粒子のかさ密度が比較的大きい状態が維持されやすくしている。このような状態では、流動層における燃焼を経て比較的小さな密度を有する固体燃料粒子は、かさ密度が比較的大きい流動材粒子の層に入り込みにくく、炉底部26付近まで沈降しにくい。
すなわち、図2〜図5に示す実施形態によれば、第1位置22よりも下方の第2位置24における断面積(第2断面積A)は、第1位置22における断面積(第1断面積A)よりも大きいため、流動層部9において下方から上方へ向かって流れる流動化ガスの流速は、第2位置24において第1位置22よりも小さい。このため、流動化ガスの流速が比較的小さい第2位置24においては、流動材粒子のかさ密度が比較的大きい状態が維持されやすくなっている。
また、流動層部9において、加熱による揮発成分の揮発や燃焼反応が進むに従い、固形燃料粒子において細孔が形成され、細孔部分を考慮した固形燃料粒子の密度が減少する。
このため、固形燃料粒子の沈降中における燃焼反応の進行に伴って形成される細孔部分を考慮した固形燃料粒子の密度が、第2位置24における流動材粒子のかさ密度に比べて小さくなりやすい。よって、固形燃料粒子が第2位置24付近の流動材粒子の層を通過して炉底部26へ到達しにくくなり、炉底部26におけるクリンカの生成を抑制することができる。
幾つかの実施形態では、流動層部9内における少なくとも第2位置24において、流動材7の非流動状態における粒子かさ密度の50%以上のかさ密度を有する領域である粒子濃厚層が形成される。
ここで、粒子濃厚層は、流動材7の非流動状態における粒子かさ密度の50%以上のかさ密度を有する領域であり、流動層部9において、気泡の存在する量が比較的少なくかさ密度が比較的大きい領域である。
流動層部9内において、第1位置22よりも下方の第2位置24においてかさ密度が比較的大きい粒子濃厚層が形成されるので、比較的密度が小さい固形燃料粒子が、少なくとも第2位置24に形成された粒子濃厚層を通過しにくくなり、固形燃料粒子の炉底部26への到達を阻害することができる。よって、炉底部26におけるクリンカの生成を抑制することができる。
なお、流動状態における流動層中の粒子かさ密度は、例えば、レーザーを流動層中に照射した際のレーザーの回折光及び反射光の強度をセンサにより測定することで求めることができる。つまり、本計測により得られる波形データから、粒子濃厚層と気泡層の信号強度の違いを利用することにより、気泡相の存在を検知し、この流動層中の気泡相の存在空間割合を気泡相の検知時間と計測時間の比として算出される。そして、気泡相の存在空間割合から、気泡相の占める体積及び粒子濃厚層の体積についてそれぞれ計算できる。また、粒子濃厚層の粒子重量は、流動層の圧力損失と流動層の断面積の積により計算できる。この流動層の圧力損失は、流動層最下部と流動層最上部の差圧に相当する。さらに、この粒子濃厚層の体積と粒子濃厚層の粒子重量から粒子濃厚層のかさ密度について計算できる。なお、流動状態における流動層中のかさ密度は、レーザー計測だけでなく、流動状態を撮像して画像処理することにより計測することもできる。画像処理においても、粒子濃厚層と気泡層とでは強度に差がでるため、この強度差に基づいて、流動状態における流動層中の粒子かさ密度を求めることができる。
粒子かさ密度と流動化ガスの流速との間には相関関係があるため、流動層部9において所定の粒子かさ密度(例えば、流動材7の非流動状態における粒子かさ密度の50%以上のかさ密度)を得るためには、該相関関係に応じた所定のガス流速で流動化ガスを流せばよい。
この点に関して、幾つかの実施形態では、流動層部9の下部に導入されて上方に向かう流動化ガスの第2位置24における流速Vは、3V≦V<Vthを満たす。ここで、Vは、流動層部9における流動化が開始する最低ガス流速であり、Vthは、流動層部9内の粒子濃厚層(すなわち流動材7の非流動状態における粒子かさ密度の50%以上のかさ密度を有する領域)のかさ密度が500kg/m以上となるガス流速である。
ここで、第2位置24における流動化ガスの流速Vは、第2位置24における流動化ガスの流量を、第2位置における流動層部9の断面積で除した値、すなわち第2位置24における流動化ガスの平均流速のことである。
流動化ガスの第2位置24における流速Vが3V≦Vを満たせば、流動層部9における第2位置24近傍における流速をある程度確保して、流動化状態を安定して維持できる。また、流速VがV<Vthを満たせば、流動層部9における第2位置24において流動材粒子のかさ密度が比較的大きい状態を維持しやすくなる。
よって、流動化ガスの第2位置24における流速Vを上述の範囲内とすることで、流動層を十分に流動化しながら、炉底部26におけるクリンカの生成を抑制することができる。
ここで、図6を用いて、ガス流速Vの上限値を規定する流速値として、粒子濃厚層のかさ密度が500kg/m以上となるガス流速を採用する理由について説明する。図6は、流動化ガスの流速と流動材かさ密度との相関関係を模式的に示すグラフである。
図6のグラフに示すように、流動化ガスの流速と流動材かさ密度とは相関関係があり、ガス流速が大きいほど流動材かさ密度は小さい傾向がある。よって、例えば上述した粒子濃厚層のように、所定値以上の流動材かさ密度を得たい場合には、図6のグラフに示すような相関関係に基づいて、当該流動材かさ密度に対応するガス流速以下のガス流速で流動化ガスを流通させる。
また、本発明者らの鋭意検討の結果、典型的な燃焼装置においては、流動層部9において、固形燃料粒子の沈降速度と燃焼速度を両立させるのに適した流動材かさ密度は、概ね500kg/mであることが見出された。
よって、上述の流動化ガスの流速Vの上限を規定する流速値として、流動材かさ密度が500kg/mであるときのガス流速Vth(図6参照)を採用している。
幾つかの実施形態では、流動層部9は、第2位置における第2断面積Aの、第1位置における第1断面積Aに対する比A/Aは、1.09≦A/A≦1.74を満たす。
流動層部9がA/A≦1.74を満たせば、流動層部9における第2位置24近傍におけるガス流速をある程度確保して、流動化状態を安定して維持できる。一方、流動層部9が1.09≦A/Aを満たせば、流動層部9における第2位置24において流動材粒子のかさ密度が比較的大きい状態を維持しやすくなる。これにより、流動層部9を十分に流動化しながら、炉底部26におけるクリンカの生成を抑制することができる。
例えば、ある所定範囲内の流動層部9の高さ(炉底部26に対する第1位置22の高さ)を有する流動層燃焼炉1において、第2断面積Aの第1断面積Aに対する比A/Aを上述の範囲内に調節することにより、上述の効果が得られる。
幾つかの実施形態では、図2〜図4に示すように、流動層部9の最下部(炉底部26)が第2位置24であり、流動層部9の最下部(炉底部26)における第2断面積Aが第1位置22における第1断面積Aよりも大きい。
この場合、流動層部9の最下部(炉底部26)である第2位置24において流動材粒子のかさ密度が比較的大きい状態が維持されやすくなり、流動層部9の第2位置24よりも上方において、固形燃料粒子が下降しながら燃焼する領域をできるだけ大きく確保しながら、炉底部26におけるクリンカの生成を効果的に抑制することができる。
幾つかの実施形態では、図2〜図4に示すように、流動層部9の断面積は、第1位置22において最小となり、流動層部9の最下部(炉底部26)において最大となっている。
このように、流動層部9の最上部(フリーボード部との境界位置)である第1位置22において断面積が最小であるため、流動層部9の最上部において流動化ガスの流速を大きくすることができ、流動層部9の最上部付近において流動材7及び固形燃料6の流動化が促進されて固形燃料6の燃焼が進みやすくなり、固形燃料6の密度が減少しやすくなる。また、流動層部9の最下部(炉底部26)において断面積が最大であるため、流動層部9の最下部(炉底部26)において流動材粒子のかさ密度が比較的大きい状態が維持されやすくなっている。
よって、固形燃料6の密度が減少しやすくなるとともに、流動層部9の最下部(炉底部26)よりも上方において固形燃料粒子が下降しながら燃焼する領域をできるだけ大きく確保できるため、炉底部26におけるクリンカの生成を効果的に抑制することができる。
図1に示す例示的な実施形態では、流動層部9は、第1位置22よりも下方において段差部32を含む。そして、流動層部9は、段差部32の上方領域23における断面積よりも、段差部32の下方領域38における断面積の方が大きい。
このように、第1位置22よりも下方において段差部32を設けることにより、流動層部9において、段差部32の上方領域23における断面積よりも、段差部32の下方領域38における断面積の方を大きくすることができる。よって、比較的容易な施工により、第1位置22よりも下方の第2位置24における断面積(第2断面積A2)を、第1位置22における断面積(第1断面積A1)よりも大きくすることができ、これにより炉底部26におけるクリンカの生成を抑制することができる。
また、図1に示す例示的な実施形態では、流動層部9は、第1位置22から段差部32の位置までの高さ範囲(上方領域23)において断面積が前記第1断面積Aで一定であり、段差部32の位置から流動層部9の最下部(炉底部26)の位置までの高さ範囲(下方領域38)において断面積が前記第2断面積Aで一定である。
この場合、第1位置22から段差部32の位置までの高さ範囲(上方領域23)において断面積が一定であるとともに、段差部32の位置から流動層部9の最下部(炉底部26)の位置までの高さ範囲(下方領域38)において断面積が一定であるので、比較的容易な施工により段差部を設けることができる。
また、段差部32よりも下方の高さ範囲(下方領域38)では、比較的大きい流動層部9の第2断面積Aを確保できるため、炉底部26側において流動材粒子のかさ密度が大きい領域を積極的に形成することができる。こうして、固形燃料6の粗大粒子の炉底部26への到達を効果的に阻害することができる。
図3及び図4に示す例示的な実施形態では、流動層部9は、下方に向かうにつれて断面積が徐々に増加するテーパ部34を含む。
この場合、急激な断面積変化を伴う燃焼炉の形状を採用する場合に比べて、流動層部9の断面積変化部周辺におけるガス流れの乱れや流動状態の低下といった問題が起きにくい。
図3に示す例示的な実施形態では、流動層部9は、第1位置22から該第1位置22よりも下方の第3位置25までの高さ範囲27において断面積が第1断面積Aで一定であり、第3位置25から流動層部9の最下部(炉底部26)の位置までの高さ範囲28においてテーパ部34を有する。
この場合、比較的狭い第1断面積Aの領域が第1位置22から第3位置25までの高さ範囲27に形成され、この領域におけるガス流速を比較的大きくし、この領域において流動化された固形燃料6の燃焼反応を促進することができる。こうして、主として燃焼反応に寄与する燃焼空間を、流動層部9の上方領域(第1位置22〜第3位置25の高さ範囲27の領域)に積極的に形成することで、固形燃料6の粗大粒子がこの領域よりも下方に沈降しにくくすることができる。また、ガス流速が比較的大きい燃焼空間を比較的広く確保しやすいため、固形燃料粒子の個体差に起因した密度のばらつきが大きい場合であっても、固形燃料6の粗大粒子の炉底部への沈降を妨げやすくなる。
図4に示す例示的な実施形態では、流動層部9は、第1位置22から該第1位置22よりも下方の第4位置29までの高さ範囲において断面積が下方に向かうにつれて前記第1断面積Aから徐々に増加するテーパ部34を有し、第4位置29から流動層部9の最下部(炉底部26)の位置までの高さ範囲33において断面積が一定である。
この場合、第4位置29よりも下方の高さ範囲33では、比較的大きい流動層部9の断面積を確保できるため、炉底部26側において流動材粒子のかさ密度が大きい領域を積極的に形成することができる。こうして、固形燃料6の粗大粒子の炉底部26への到達を効果的に阻害することができる。
また、この場合、第1位置22よりも下方の第4位置29から流動層部9の最下部(炉底部26)の位置までの高さ範囲33において断面積が一定であるので、比較的施工が容易である。
幾つかの実施形態において、傾斜角θ[°]は、40≦θ≦80を満たすθであってもよい。ここで、テーパ部34の傾斜角θ[°]は、図3及び図4に示すように、テーパ部34の水平方向に対する傾斜角θ[°]である。
この場合、テーパ部34の水平方向に対する傾斜角θを40度以上に設定することで、第2断面積Aの第1断面積Aに対する比が過大になることを防止し、第2位置24におけるガス流速の流動化開始速度に対する尤度を確保しやすくなる。また、傾斜角θを80度以下に設定することで、第2断面積Aの第1断面積Aに対する比をある程度大きくして第2位置24におけるガス流速を比較的小さくし、固形燃料6の粗大粒子の炉底部26への到達を効果的に阻害することができる。
幾つかの実施形態では、流動層部9は、1m以上の流動層高Hを有する。なお、流動層高さHは、図2〜図5に示すように、流動層部9の最下部(炉底部26)から最上部(第1位置22)までの高さのことである。
この場合、流動層部9の流動層高Hが1m以上であるので、流動層部9の上部から供給された固形燃料6の粒子が、流動層部内を沈降する過程で、固形燃料粒子において燃焼が十分に進んで固形燃料粒子の密度(細孔部分を考慮した密度)が減少する。このため、固形燃料粒子が、比較的大きなかさ密度を有する第2位置24付近の流動材粒子の層を通過しにくくなり、固形燃料6の粗大粒子の炉底部への到達を阻害することができる。よって、炉底部26におけるクリンカの生成を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
本明細書において、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
また、本明細書において、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
また、本明細書において、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
1 流動層燃焼炉
2 細孔
3 多孔板
4 風箱
5 燃焼部
6 固形燃料
7 流動材
8 燃焼用空気
9 流動層部
10 抜き出し管
11a バルブ
11b バルブ
12 ホッパ
17 流動燃料供給管
19 搬送用空気
20 流動燃料
21 フリーボード部
22 第1位置
23 上方領域
24 第2位置
25 第3位置
26 炉底部
27 高さ範囲
28 高さ範囲
29 第4位置
32 段差部
33 高さ範囲
34 テーパ部
38 下方領域
100 燃焼設備
101 流動層燃焼炉
第1断面積
第2断面積
H 流動層高さ
θ 傾斜角

Claims (12)

  1. 流動材及び固形燃料が流動化された流動層部と、
    前記流動層部の上方に位置するフリーボード部と、を備え、
    前記流動層部は、前記流動層部と前記フリーボード部との境界位置である第1位置よりも下方の第2位置において、前記第1位置における前記流動層部の第1断面積Aよりも大きい第2断面積Aを有し、
    前記流動層部は、前記第1位置よりも下方において段差部を含み、
    前記流動層部は、前記段差部の上方領域における断面積よりも、前記段差部の下方領域における断面積の方が大きく、
    前記流動層部の下部に導入されて上方に向かう流動化ガスの前記第2位置における流速Vが、前記流動層部における流動化が開始する最低ガス流速をV とし、前記流動材の非流動状態における粒子かさ密度の50%以上のかさ密度を有する領域である前記流動層部内の粒子濃厚層のかさ密度が500kg/m 以上となるガス流速をV th としたとき、3V ≦V<V th を満たすことを特徴とする流動層燃焼炉。
  2. 前記流動層部は、1.09≦A/A≦1.74を満たすことを特徴とする請求項1に記載の流動層燃焼炉。
  3. 前記流動層部内において、少なくとも前記第2位置において、前記流動材の非流動状態における粒子かさ密度の50%以上のかさ密度を有する領域である粒子濃厚層が形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の流動層燃焼炉。
  4. 前記第2位置としての前記流動層部の最下部における前記第2断面積Aが前記第1断面積Aよりも大きいことを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の流動層燃焼炉。
  5. 前記流動層部の断面積は、前記第1位置において最小となり、前記流動層部の最下部において最大となることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の流動層燃焼炉。
  6. 前記流動層部は、前記第1位置から前記段差部の位置までの高さ範囲において断面積が前記第1断面積Aで一定であり、前記段差部の位置から前記流動層部の最下部の位置までの高さ範囲において断面積が前記第2断面積Aで一定であることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の流動層燃焼炉。
  7. 前記流動層部は、下方に向かうにつれて断面積が徐々に増加するテーパ部を含むことを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の流動層燃焼炉。
  8. 前記流動層部は、前記第1位置から該第1位置よりも下方の第3位置までの高さ範囲において断面積が前記第1断面積Aで一定であり、前記第3位置から前記流動層部の最下部の位置までの高さ範囲において前記テーパ部を有することを特徴とする請求項に記載の流動層燃焼炉。
  9. 前記流動層部は、前記第1位置から該第1位置よりも下方の第4位置までの高さ範囲において断面積が下方に向かうにつれて前記第1断面積Aから徐々に増加する前記テーパ部を有し、前記第4位置から前記流動層部の最下部の位置までの高さ範囲において断面積が一定であることを特徴とする請求項に記載の流動層燃焼炉。
  10. 前記テーパ部は、水平方向に対する傾斜角θ[°]が40≦θ≦80を満たすことを特徴とする請求項7乃至9の何れか一項に記載の流動層燃焼炉。
  11. 前記流動層部は、1m以上の流動層高を有することを特徴とする請求項1乃至1の何れか一項に記載の流動層燃焼炉。
  12. 前記固形燃料は、バイオマスを含むことを特徴とする請求項1乃至1の何れか一項に記載の流動層燃焼炉。
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