JP4455388B2 - 乾式分離装置 - Google Patents
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また、前記多孔板の構成が簡単なので、前記沈降物の滞留を抑制する機能を既存の乾式分離装置に容易に追加できる。
また、前記多孔板の構成が簡単なので、前記被分離対象物の滞留を抑制する機能を既存の乾式分離装置に容易に追加できる。
また、前記多孔板の構成が簡単なので、前記被分離対象物の滞留を抑制する機能を既存の乾式分離装置に容易に追加できる。
また、前記流動層において、前記粉体の移動速度が十分な領域のみを選択的に利用できるので、分離効率を向上できる。
図2は本発明の第1実施形態に係る乾式分離装置の分離槽の部分斜視図である。
分離槽1の一端上方には、分離槽1内に流動層10を形成するために前記粉体を適宜供給する粉体供給ホッパー2(粉体供給手段)が設けられている。
分離槽1の一端上方であって粉体供給ホッパー2の近傍には、分離槽1へ被分離対象物Wを供給(投入)する被分離対象物供給ホッパー3(被分離対象物供給手段)が設けられている。
ここで、本実施形態における被分離対象物Wは、塩化ビニルと非塩化物等とからなる。流動層10を形成する前記粉体の見掛け密度(詳しくは後述する)に比して、前者の密度は大であり、後者の密度は小である。
風箱5に供給される空気の供給量は、それぞれ独立した空気供給手段(不図示)によって調整されるように構成されている。
多孔板20aの傾斜角は、大きく設定されることが好ましく、少なくとも通気性板1aの傾斜角よりも大とする。ただし、被分離対象物供給ホッパー3から供給される被分離対象物Wを供給直後から流動層10によくなじませるために、被分離対象物Wの供給地点において多孔板20aが、少なくとも流動層10から露出されないよう、好ましくは流動層10の上面からある程度離隔されるよう、留意して前記傾斜角は設定される。
ここで、通気性板1aの有する孔の大きさは、通気性が確保され、かつ前記粉体を通過させない程度に決められている。一方、多孔板20aの有する孔の大きさは、流動層10の流動性を妨げない程度に決められており、少なくとも前記粉体よりも大であって、被分離対象物Wよりも小であれば良い。すなわち孔の大きさは上述の範囲であれば特に限定されないが、孔径が3mmから10mmの範囲内が好適に利用できる。
多孔板20aの有する孔の形状は、円形でも十字形でも矩形でも菱形でも三角形でもよく、自由に選択することができる。
また、流動層10の流動性の観点から、多孔板20a全体に対して該孔の占める割合である有孔率は、なるべく大きい方がよく、前記割合が20%以上であることが好ましい。
この多孔板20bの有する孔の大きさや形状、および材質などは多孔板20aと同様に選択される。多孔板20aの厚みは、好ましくは10ミリ以下が良い。また、多孔板20bと該側面との距離は2cm以上有ればよいが、流動状態が中心部とほぼ同じ状態となる4cm以上で有ればなおさら良い。また、前記距離があまり長くなると分離槽1の有効利用幅が小さくなることから、前記距離は分離槽全幅の10%以内であることが望ましいが、これに限らず適宜選択することができる。
一方、分離槽1の他端の底部に設けられた沈降物排出口1bより、前記粉体が沈降物搬送コンベヤ30sの搬送ベルト上に排出されている。
また、分離槽1の上端傾斜部1dより、前記粉体が浮揚物搬送コンベヤ30fの搬送ベルト上に排出されている。
このように分離槽1から排出されて、沈降物搬送コンベヤ30sと浮揚物搬送コンベヤ30fにより搬送される粒子は、適宜設けられた個別の振動ふるい(不図示)により混在する異物等(被分離対象物W等)が取り除かれ、適宜設けられた搬送コンベヤ(不図示)により粉体供給ホッパー2へ供給される。このとき、飛散等により失われた粉体の量に応じて、適宜設けられた粉体補充ホッパー(不図示)により粉体が補充されてもよい。
前述の壁面効果は、乾式分離装置においても同様のことが言える。
これにより、流動層10内での前記粉体の移動速度が不十分である領域、すなわち、分離槽1の底部および側面部(近傍)へ被分離対象物Wが移動(沈降を含む)するのを抑制できるので、壁面効果等に起因して起こる被分離対象物Wの滞留を抑制できる。
また、これら多孔板20aや多孔板20bの構成が簡単なので、前記被分離対象物の滞留を抑制する機能を既存の乾式分離装置に容易に追加することができる。
また、前記流動層10において、前記粉体の移動速度が十分な領域のみを選択的に利用できるので、分離効率を向上できる。
ここでは、第2の実施形態と第1の実施形態との相違点のみを説明することとする。
また、前記多孔板20aの構成が簡単なので、沈降物Wsが前記分離槽1sの底部で滞留するのを抑制する機能を既存の乾式分離装置に容易に追加できる。
ここでは、第3の実施形態と第1の実施形態との相違点のみを説明することとする。
また、前記多孔板20bの構成が簡単なので、被分離対象物Wが前記分離槽1tの側面部(近傍)で滞留するのを抑制する機能を既存の乾式分離装置に容易に追加できる。
本分離試験においては、流動層10の粉体として、見掛け密度が1.21g/cm3である珪砂を用いた。また、流動層10の流動化条件(Uo/Umf)を1.2とした。浮揚物搬送コンベヤ30f等を経て回収された上部回収物と、沈降物搬送コンベヤ30s等を経て回収された下部回収物と、いずれにおいても回収されなかった流動層内滞留物と、の重量(粉体を除く)を計測し、その結果を表2に示す。また、上部回収物の中に占める塩化ビニルの重量から換算された塩素濃度(上部回収物中塩素濃度)も表2に示す。
1a 通気性板
10 流動層
20a 多孔板
20b 多孔板
100 乾式分離装置
Claims (2)
- 粉体の下から気体を供給して前記粉体を流動化させることにより流動層を形成させ、
前記流動層に被分離対象物を投入し、
前記被分離対象物のうち、
前記流動層の見掛け密度より密度の小さい物体を浮揚させ、
前記流動層の見掛け密度より密度の大きい物体を沈降させて、
両物体を分離する前記流動層での比重分離法に使用される乾式分離装置であって、
分離槽と、
前記分離槽内に前記流動層を形成するために前記粉体を供給する粉体供給手段と、
前記粉体の供給される位置より離れるにつれて低くなるように配置され、前記分離槽の底面をなす通気性板と、
前記通気性板の下方から前記通気性板を通して前記分離槽内へ気体を供給する粉体流動化気体供給手段と、
前記分離槽内に前記被分離対象物が滞留するのを抑制する被分離対象物滞留抑制手段と、を備え、
前記被分離対象物滞留抑制手段は、
複数の孔を有し、下端が前記通気性板に接続された状態で前記分離槽の側面よりも内側に設けられる多孔板であり、
前記多孔板の有する孔の径は、前記粉体の径よりも大であることを特徴とする、乾式分離装置。 - 粉体の下から気体を供給して前記粉体を流動化させることにより流動層を形成させ、
前記流動層に被分離対象物を投入し、
前記被分離対象物のうち、
前記流動層の見掛け密度より密度の小さい物体を浮揚させ、
前記流動層の見掛け密度より密度の大きい物体を沈降させて、
両物体を分離する前記流動層での比重分離法に使用される乾式分離装置であって、
分離槽と、
前記分離槽内に前記流動層を形成するために前記粉体を供給する粉体供給手段と、
前記粉体の供給される位置より離れるにつれて低くなるように配置され、前記分離槽の底面をなす通気性板と、
前記通気性板の下方から前記通気性板を通して前記分離槽内へ気体を供給する粉体流動化気体供給手段と、
前記分離槽内に前記被分離対象物が滞留するのを抑制する被分離対象物滞留抑制手段と、を備え、
前記被分離対象物滞留抑制手段は、
複数の孔を有し、前記通気性板よりも傾斜して前記分離槽内に設けられる第1多孔板と、
複数の孔を有し、下端が前記第1多孔板に接続された状態で前記分離槽の側面よりも内側に設けられる第2多孔板とからなり、
前記それぞれの多孔板の有する孔の径は、前記粉体の径よりも大であることを特徴とする、乾式分離装置。
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