JP6717670B2 - タイムコード送信装置、タイムコード受信装置、映像信号送信装置及び映像信号受信装置 - Google Patents

タイムコード送信装置、タイムコード受信装置、映像信号送信装置及び映像信号受信装置 Download PDF

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本発明は、放送システムまたは映像システムに用いるタイムコードを伝送するタイムコード送信装置、タイムコード受信装置、映像信号送信装置及び映像信号受信装置に関する。
従来、ハイビジョン(登録商標)の高精細度TV(HDTV)方式による放送が行われている。このハイビジョン放送では、フレーム周波数30Hzまたは25Hz、フィールド周波数60Hzまたは50Hzの動画像の映像信号が用いられる。この高精細映像のフレーム番号を管理するためには、映像信号のフレームの時間情報を符号化したタイムコード信号が用いられる。タイムコード信号の仕様は、所定の規格により定められている(非特許文献1〜3を参照)。
図17は、非特許文献2(SMPTE ST12−2)の規格に記載されたタイムコード信号を説明する図である。図17(1)は、ADF(補助データフラグ)を除くタイムコード信号の構造を示す図であり、図17(2)は、タイムコード信号を示す図である。
図17(2)に示すように、このタイムコード信号は、3ワード長のADF(補助データフラグ)、1ワード長のDID(データ識別ワード)、1ワード長のSDID(第2データ識別ワード)、1ワード長のDC(データカウントワード)、16ワード長のUDW(ユーザデータワード)及び1ワード長のCS(チェックサム)により構成される。
ADF領域には、タイムコード信号の先頭を示す固定のデータ(260h)が格納される。DID領域には、タイムコード信号を示す識別情報(260h、図17(1)を参照)が格納される。
SDID領域には、タイムコード信号の種類を示す識別子が格納される。非特許文献2(SMPTE ST12−2)の規格に記載されたタイムコード信号の場合は、識別子として260h(図17(1)を参照)が格納され、後述する非特許文献3(SMPTE ST12−3)の規格に記載されたタイムコード信号の場合は、識別子として161hが格納される。このSDID領域に格納された識別子に基づいて、タイムコード信号の種類が認識される。
DC領域には、固定のデータカウント(110h)が格納される。UDWの領域には、DBB1、DBB2、UDWペイロード(タイムコードデータ)及びパリティ等の各データが格納され、このうちのUDWペイロードには、映像信号のフレーム番号及び時刻であるタイムコード等が格納される。図17(1)に示した各データにADFが付加されることで、図17(2)に示したタイムコード信号が生成される。
図18は、非特許文献2(SMPTE ST12−2)の規格に記載されたUDWペイロードのビット割り当てを示す図である。UDWペイロードは、図17(1)に示したように、タイムコード信号を構成するUDW領域(1〜16番目(ワード目)のUDWの領域、UDW1〜16)のうち、4ビット目〜7ビット目(b4〜b7)の領域に割り当てられている。UDWペイロードのUDW1のb4〜b7及びUDW3のb4,b5には、0〜29のフレーム番号が格納される。
図18に示すように、UDWペイロードのビット割り当てによれば、UDW1のb4〜b7及びUDW3のb4,b5にて、0から29までの30個のフレーム番号を表すことができる。つまり、このUDWペイロードのビット割り当ては、30個のフレームに対応し、フレーム周波数30Hzまでの映像信号に適用することができる。
そこで、タイムコード信号を60個のフレームに対応させ、フレーム周波数60Hzまでの映像信号に適用させるために、非特許文献2(SMPTE ST12−2)の規格では、タイムコード信号を構成するDBB1及びUDWペイロードのフラグ(フィールドマークフラグ)も追加して用いることが規定されている(非特許文献2の7.2項を参照)。UDWペイロードのフラグ(フィールドマークフラグ)は、UDW7のb7に格納される。
これにより、タイムコード信号は、0から59までの60個のフレーム番号を表すことができ、60個のフレームに対応することができる。つまり、図17に示したタイムコード信号は、フレーム周波数60Hzの高精細映像の映像信号に適用することができる。
ところで、近年、ハイビジョンの高精細映像を上回る解像度を持つ超高精細度TV(UHDTV)方式による超高精細映像システムの研究開発が進められている。この超高精細映像システムでは、フレーム周波数が最大120Hzまで規定されている(非特許文献4を参照)。
この超高精細映像のフレーム番号(0〜199)に対応するタイムコード信号の仕様は、所定の規格により定められている(非特許文献5を参照)。この非特許文献5(SMPTE ST12−3)の規格によるタイムコード信号の形式は、フレーム周波数60Hzを超える映像信号に適用することができ、図17及び図18に示した構造及び割り当てと基本的に同じである。
タイムコード信号を120個のフレームに対応させ、フレーム周波数120Hzまでの映像信号に適用させるために、非特許文献5(SMPTE ST12−3)の規格では、フレーム番号を表す領域が拡大されている。フレーム番号は、非特許文献2(SMPTE ST12−2)の規格にて定められた領域に加え、さらにUDWペイロードのフラグ(図18を参照して、UDW11のb7等)を用いて表される。
フレーム周波数60Hzの映像信号に適用する非特許文献2(SMPTE ST12−2)の規格によるタイムコード信号の形式と、フレーム周波数60Hzを超える映像信号に適用する非特許文献5(SMPTE ST12−3)の規格によるタイムコード信号の形式とを比較すると、タイムコード信号の種類を示すSDID領域に格納される識別子(SDID)が異なっており、両者間で互換性がない。非特許文献2(SMPTE ST12−2)の規格によるタイムコード信号のSDIDは260hであるのに対し(図17(1)を参照)、非特許文献5(SMPTE ST12−3)の規格によるタイムコード信号のSDIDは161hである。
SMPTE ST12−1 SMPTE ST12−2 ARIB STD−B4 ARIB STD−B56 SMPTE ST12−3
タイムコード信号を伝送する方式については、非特許文献2(SMPTE ST12−2)等に規定されている。この伝送方式には、アナログ音声形式(LTC形式)と、HD−SDI信号の補助データ領域に多重して伝送する方式(ANC_VITC形式)とがある。
LTC形式において、タイムコード信号を伝送することが可能な1秒あたりの上限数は30個であるため、フレーム周波数30Hzまでの映像信号に適用することができる。また、ANC_VITC形式において、その上限数は60個であるため、フレーム周波数60Hzまでの映像信号に適用することができる。
LTC形式またはANC_VITC形式のいずれの形式を用いたとしても、フレーム周波数60Hzを超える映像信号に適用することができない。つまり、LTC形式またはANC_VITC形式では、フレーム周波数60Hzを超える映像信号のタイムコード信号を伝送することができない。
このように、フレーム周波数60Hzを超える映像信号に適用する非特許文献5(SMPTE ST12−3)の規格に記載されたタイムコード信号の伝送方式については、何ら規定されておらず、明らかにされていない。
そこで、本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、フレーム周波数60Hzを超える映像信号に適用するタイムコード信号を伝送可能なタイムコード送信装置、タイムコード受信装置、映像信号送信装置及び映像信号受信装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1のタイムコード送信装置は、UHDTV用の映像信号のフレーム番号及び時刻を含むUHDTV用タイムコード信号を生成し、前記UHDTV用タイムコード信号を、前記映像信号に同期したHD−SDI信号に多重し、前記HD−SDI信号を送信するタイムコード送信装置であって、前記映像信号のフレーム番号及び時刻を生成するタイムコード生成部と、前記タイムコード生成部により生成された前記フレーム番号及び前記時刻を所定領域に格納し、前記UHDTV用タイムコード信号を生成するタイムコード信号生成部と、前記タイムコード信号生成部により生成された前記UHDTV用タイムコード信号が前記映像信号の所定のライン番号の領域に格納されるタイミングに間に合うように、前記UHDTV用タイムコード信号を、前記HD−SDI信号の予め設定されたライン番号の領域に格納し、前記HD−SDI信号を生成するHD−SDI信号生成部と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2のタイムコード送信装置は、映像信号のフレーム番号及び時刻を含むタイムコード信号を生成し、前記タイムコード信号を、前記映像信号に同期したHD−SDI信号に多重し、前記HD−SDI信号を送信するタイムコード送信装置であって、UHDTV用の映像信号のフレーム番号及び時刻を生成すると共に、HDTV用の映像信号のフレーム番号及び時刻を生成するタイムコード生成部と、前記タイムコード生成部により生成された前記UHDTV用のフレーム番号及び時刻を所定領域に格納し、UHDTV用タイムコード信号を生成する第1のタイムコード信号生成部と、前記タイムコード生成部により生成された前記HDTV用のフレーム番号及び時刻を所定領域に格納し、HDTV用タイムコード信号を生成する第2のタイムコード信号生成部と、前記第1のタイムコード信号生成部により生成された前記UHDTV用タイムコード信号が前記映像信号の所定のライン番号の領域に格納されるタイミングに間に合うように、前記UHDTV用タイムコード信号を、前記HD−SDI信号の予め設定された第1ライン番号の領域に格納すると共に、前記UHDTV用タイムコード信号及び前記第2のタイムコード信号生成部により生成された前記HDTV用タイムコード信号を、前記HD−SDI信号の予め設定された第2ライン番号の領域に格納し、前記HD−SDI信号を生成するHD−SDI信号生成部と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項3のタイムコード送信装置は、請求項1または2に記載のタイムコード送信装置において、前記HD−SDI信号生成部により前記UHDTV用タイムコード信号が格納される領域の予め設定されたライン番号を、前記UHDTV用タイムコード信号が前記映像信号に格納されるときの前記映像信号における所定のライン番号のタイミングを基準として、当該基準のタイミングに対応するHD−SDI信号のライン番号よりも早いライン番号とする、ことを特徴とする。
さらに、請求項4の映像信号送信装置は、UHDTV用の映像信号を入力すると共に、前記映像信号に同期したHD−SDI信号を入力し、前記HD−SDI信号に多重されたUHDTV用タイムコード信号を取り出し、前記UHDTV用タイムコード信号を前記映像信号に多重し、前記UHDTV用タイムコード信号を含む前記映像信号を送信する映像信号送信装置であって、前記UHDTV用タイムコード信号が多重された前記HD−SDI信号を入力し、前記HD−SDI信号の予め設定されたライン番号の領域から、前記UHDTV用タイムコード信号を取り出すタイムコード信号取り出し部と、前記映像信号の画素を所定の有効映像領域に格納すると共に、前記タイムコード信号取り出し部により取り出された前記UHDTV用タイムコード信号を、前記映像信号のベーシックストリームにおける所定の補助データ領域の予め設定された多重位置のライン番号の領域に格納し、前記UHDTV用タイムコード信号を含む映像信号を生成する生成部と、を備え、前記タイムコード信号取り出し部が、前記UHDTV用タイムコード信号が前記映像信号のベーシックストリームに格納されるタイミングに間に合うように、前記HD−SDI信号から前記UHDTV用タイムコード信号を取り出す、ことを特徴とする。
さらに、請求項5の映像信号受信装置は、UHDTV用タイムコード信号が多重されたUHDTV用の映像信号を受信し、前記映像信号から前記UHDTV用タイムコード信号を取り出し、前記UHDTV用タイムコード信号を、前記映像信号に同期したHD−SDI信号に多重し、前記HD−SDI信号を送信する映像信号受信装置であって、前記映像信号の所定のライン番号の領域から、前記UHDTV用タイムコード信号を取り出すタイムコード信号取り出し部と、前記タイムコード信号取り出し部により前記UHDTV用タイムコード信号が前記映像信号から取り出されたときの前記映像信号の所定のライン番号のタイミングよりも遅くなるように、前記UHDTV用タイムコード信号を、前記HD−SDI信号の予め設定されたライン番号の領域に格納し、前記HD−SDI信号を生成するHD−SDI信号生成部と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項6の映像信号受信装置は、請求項5に記載の映像信号受信装置において、前記HD−SDI信号生成部により前記UHDTV用タイムコード信号が格納される領域の予め設定されたライン番号を、前記UHDTV用タイムコード信号が前記映像信号から取り出されたときの前記映像信号の所定のライン番号のタイミングを基準として、当該基準のタイミングに対応するHD−SDI信号のライン番号よりも遅いライン番号とする、ことを特徴とする。
さらに、請求項7のタイムコード受信装置は、UHDTV用の映像信号に同期したHD−SDI信号を入力し、前記HD−SDI信号からUHDTV用タイムコード信号を取り出し、前記UHDTV用タイムコード信号から前記映像信号のフレーム番号及び時刻を復元するタイムコード受信装置であって、前記UHDTV用タイムコード信号が前記映像信号から取り出されたときの前記映像信号の所定のライン番号のタイミングを基準として、当該基準のタイミングに対応するHD−SDI信号のライン番号よりも遅いライン番号が、HD−SDI信号の多重位置のライン番号として予め設定されており、前記UHDTV用タイムコード信号が多重された前記HD−SDI信号を入力し、前記HD−SDI信号の前記予め設定されたライン番号の領域から、前記UHDTV用タイムコード信号を取り出すタイムコード信号取り出し部と、前記タイムコード信号取り出し部により取り出された前記UHDTV用タイムコード信号の所定領域から前記フレーム番号及び前記時刻を抽出し、前記映像信号に同期した前記フレーム番号及び前記時刻を復元するタイムコード復元部と、を備えたことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、フレーム周波数60Hzを超える映像信号に適用するタイムコード信号を伝送することができる。
本発明の実施形態によるタイムコード送信装置、映像信号送信装置、映像信号受信装置及びタイムコード受信装置を含む映像信号送受信システムの全体構成例を示す概略図である。 タイムコード送信装置の構成例を示すブロック図である。 映像信号送信装置の構成例を示すブロック図である。 映像信号受信装置の構成例を示すブロック図である。 タイムコード受信装置の構成例を示すブロック図である。 タイムコード送信装置の他の構成例を示すブロック図である。 タイムコード送信装置及びタイムコード受信装置を含むタイムコード送受信システムの全体構成例を示す概略図である。 HD−SDI信号及び映像信号(ベーシックストリーム)におけるライン番号の時間の対応関係を説明する図である。 タイムコード送信装置において、HD−SDI信号に多重されるタイムコード信号の位置の一例を示す図である。 映像信号送信装置において、映像信号(ベーシックストリーム)に多重されるタイムコード信号の位置の一例を示す図である。 映像信号受信装置において、HD−SDI信号に多重されるタイムコード信号の位置の一例を示す図である。 フレーム周波数60Hz,120Hzの映像信号に対応するタイムコード信号の関係を説明する図である。 タイムコード送信装置において、HD−SDI信号に多重される2種類のタイムコード信号の位置の一例を示す図である。 タイムコード送信装置において、HD−SDI信号に多重される2種類のタイムコード信号の位置の他の例を示す図である。 映像信号(ベーシックストリーム)のフレーム構造を示す図である。 HD−SDI信号のフレーム構造を示す図である。 非特許文献2(SMPTE ST12−2)の規格に記載されたタイムコード信号を説明する図である。 非特許文献2(SMPTE ST12−2)の規格に記載されたUDWペイロードのビット割り当てを示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。
〔映像信号送受信システム〕
まず、タイムコード信号を含む映像信号を送受信する映像信号送受信システムについて説明する。図1は、本発明の実施形態によるタイムコード送信装置、映像信号送信装置、映像信号受信装置及びタイムコード受信装置を含む映像信号送受信システムの全体構成例を示す概略図である。この映像信号送受信システムは、タイムコード送信装置1、映像信号送信装置2、映像信号受信装置3及びタイムコード受信装置4を備えて構成される。
タイムコード送信装置1は、フレーム周波数60Hzを超える映像信号に同期したタイムコード(フレーム番号及び時刻)を生成し、タイムコードを含むタイムコード信号を生成する。そして、タイムコード送信装置1は、タイムコード信号を、HD−SDI信号内の所定のライン番号の領域に格納し、HD−SDI信号を生成する。タイムコード送信装置1は、フレーム周波数60Hzを超える映像信号に同期し、かつタイムコード信号が多重されたHD−SDI信号を映像信号送信装置2へ送信する。
フレーム周波数60Hzを超える映像信号とHD−SDI信号とが同期しているとは、当該映像信号の所定数のフレームと、時間長が1/30秒であるHD−SDI信号の1フレームとの間で、時間のタイミングが一致していることを意味する。
タイムコード送信装置1が送信するHD−SDI信号において、タイムコード信号が格納される所定のライン番号は、タイムコード信号の多重位置を示し、予め設定されている。HD−SDI信号の所定のライン番号は、後の処理にてタイムコード信号が映像信号(ベーシックストリーム)に格納されるときの映像信号のライン番号(格納先のライン番号)のタイミングを基準として、そのタイミングに対応する位置(番号)よりも早い番号である。つまり、タイムコード信号は、当該タイムコード信号が映像信号における所定のライン番号の領域に格納される処理に間に合うように、HD−SDI信号における所定のライン番号の領域に格納される。詳細については後述する。
例えば、HD−SDI信号の所定のライン番号は、後述する図9に示すように、2,283,564,845である。また、この場合、後述する映像信号送信装置2において、UHDTV用の映像信号(ベーシックストリーム)に対しタイムコード信号が格納される所定のライン番号は、後述する図10に示すように、それぞれ9である。
HD−SDI信号の所定のライン番号2,283,564,845は、後の処理にてタイムコード信号が映像信号に格納されるときの映像信号のライン番号9のタイミングを基準として、そのタイミングに対応する位置(ライン番号2.25,283.5,564.7,846)よりも早い番号である。詳細については後述する。
映像信号送信装置2は、フレーム周波数60Hzを超える映像信号を入力すると共に、タイムコード送信装置1から、タイムコード信号が多重され映像信号に同期したHD−SDI信号を入力する。そして、映像信号送信装置2は、HD−SDI信号における所定のライン番号の領域からタイムコード信号を取り出し、タイムコード信号を映像信号(ベーシックストリーム)における所定のライン番号の領域に格納し、10Gリンク信号を生成する。映像信号送信装置2は、10Gリンク信号を映像信号受信装置3へ送信する。これにより、タイムコード信号が多重された映像信号が生成され、映像信号送信装置2へ送信される。
映像信号受信装置3は、映像信号送信装置2から10Gリンク信号を受信し、10Gリンク信号から元の映像信号を復元し、フレーム周波数60Hzを超える映像信号として出力する。また、映像信号受信装置3は、映像信号(ベーシックストリーム)における所定のライン番号の領域からタイムコード信号を取り出し、タイムコード信号をHD−SDI信号における所定のライン番号の領域に格納する。そして、映像信号受信装置3は、タイムコード信号が多重されたHD−SDI信号をタイムコード受信装置4へ送信する。
映像信号受信装置3が送信するHD−SDI信号において、タイムコード信号が格納される所定のライン番号は、タイムコード信号の多重位置を示し、予め設定されている。HD−SDI信号の所定のライン番号は、以前の処理にてタイムコード信号が映像信号(ベーシックストリーム)に格納された(から取り出された)ときの映像信号のライン番号(格納元のライン番号)のタイミングを基準として、そのタイミングに対応する位置(番号)よりも遅い番号である。つまり、タイムコード信号は、当該タイムコード信号が映像信号における所定のライン番号の領域から取り出される処理よりも遅くなるように、HD−SDI信号における所定のライン番号の領域に格納される。詳細については後述する。
例えば、タイムコード信号が格納されている映像信号の所定のライン番号は、後述する図10及び図11に示すように、それぞれ9である。また、この場合のタイムコード信号が格納されるHD−SDI信号の所定のライン番号は、後述する図11に示すように、9,290,571,852である。
HD−SDI信号における所定のライン番号9,290,571,852は、以前の処理にてタイムコード信号が映像信号に格納された(から取り出された)ときの映像信号のライン番号9のタイミングを基準として、そのタイミングに対応する位置(ライン番号2.25,283.5,564.7,845)よりも遅い番号である。詳細については後述する。
タイムコード受信装置4は、映像信号受信装置3からタイムコード信号が多重されたHD−SDI信号を入力し、HD−SDI信号における所定のライン番号の領域からタイムコード信号を取り出す。そして、タイムコード受信装置4は、タイムコード信号からタイムコード(フレーム番号及び時刻)を復元する。これにより、フレーム周波数60Hzを超える映像信号に同期したタイムコード(フレーム番号及び時刻)が復元される。
〔HD−SDI信号及び映像信号(ベーシックストリーム)のライン番号の対応関係〕
次に、HD−SDI信号のライン番号と映像信号(ベーシックストリーム)のライン番号との間の対応関係について説明する。
図15は、映像信号(ベーシックストリーム)のフレーム構造を示す図である。このベーシックストリームのフレームは、EAV、LN、CRCC、補助データ、SAV、有効映像領域(ベーシックイメージ)等により構成され、1〜1125のライン番号及び0〜2199のサンプル番号の領域からなる。
ベーシックストリームのフレームは、ベーシックストリームのラインを複数(1125ライン(ライン番号1〜1125))組み合わせることにより構成される。映像信号は、ベーシックイメージから取り出された画素のラインデータとして、有効映像領域に格納される。
タイムコード信号は、有効映像領域よりも早いライン番号1〜41及び補助データが格納される領域(補助データ領域)であるサンプル番号1928〜2195のいずれかの領域に格納される。ARIB規格(ARIB STD−B58,B68)では、タイムコード信号をライン番号9の領域に格納するように推奨している。
映像信号のフレーム周波数が120Hzの場合、ベーシックストリームの1フレームの時間長は1/120秒である。時間長が1/30秒であるHD−SDI信号の1フレームに対し、ベーシックストリームは4フレームが対応する。
尚、EAV等の制御データは既知であるから、ここでは説明を省略する。ベーシックストリームのフレーム構造の詳細については、ARIB規格(ARIB STD−B58)を参照されたい。また、図15に示した映像信号のフレーム構造が用いられる4K/8Kの映像信号のフォーマットは、ARIB規格(ARIB STD−B58,B68)にて定められており、最大のフレーム周波数は120Hzである。
図16は、HD−SDI信号のフレーム構造を示す図である。このHD−SDI信号のフレームは、EAV、LN、CRCC、補助データ、SAV等により構成され、1〜1125のライン番号及び0〜2199のサンプル番号の領域からなる。HD−SDI信号の1フレームの時間長は1/30秒である。
HD−SDI信号は、フレーム周波数30Hzに対応した信号であり、フレーム周波数60Hzの映像信号の2フレームを、ライン番号41〜557,603〜1120の有効映像領域に格納する構造となっている。サンプル番号1928〜2195の領域には、補助データ領域が付加されている。
タイムコード信号は、補助データが格納される領域(補助データ領域)であるサンプル番号1928〜2195のいずれかの領域に格納される。非特許文献2(SMPTE ST12−2)の規格では、タイムコード信号をANC_VITC形式としてライン番号9,571の領域に格納するように推奨している。
尚、EAV等の制御データは既知であるから、ここでは説明を省略する。HD−SDI信号のフレーム構造の詳細については、ARIB規格(BTA S−005)を参照されたい。
図8は、HD−SDI信号及び映像信号(ベーシックストリーム)におけるライン番号の時間の対応関係を説明する図である。図8の右側に示すフレーム周波数120Hzの映像信号のフレームにおいて、タイムコード信号は、映像信号の各フレームのライン番号9に格納されるものとし、これを基準とする。タイムコード信号の多重位置をライン番号9とすることは、ARIB規格(ARIB STD−B58,B68)にて推奨されている。また、映像信号とHD−SDI信号とが同期し、ベーシックストリームの4フレームのタイミングと、HD−SDI信号の1フレームのタイミングとが一致しているものとする。
タイムコード信号が格納される映像信号のライン番号9を基準とすると、各フレームのライン番号9に対応するHD−SDI信号のライン番号は、それぞれ2.25,283.5,564.7,846である。つまり、映像信号の4フレームについて、時間軸上で、最初のフレームのライン番号1から4番目のフレームのライン番号1125までライン番号毎に順番に処理及び伝送され、これに対応するHD−SDI信号の1フレームについて、時間軸上で、ライン番号1からライン番号1125までライン番号毎に順番に処理及び伝送されるものとする。この場合、映像信号の各フレームのライン番号9のタイミングと、HD−SDI信号のライン番号2.25,283.5,564.7,846のタイミングは同じである。
また、映像信号の各フレームのライン番号42(有効映像領域の最初のライン番号42)に対応するHD−SDI信号のライン番号は、それぞれ10.5,294,575.2,856.5である。また、図8には示してないが、映像信号の各フレームの先頭のライン番号1に対応するHD−SDI信号のライン番号は、それぞれ1,281.5,562.7,844である。
図1に示したタイムコード送信装置1において、タイムコード信号は、映像信号に格納されるライン番号9のタイミングを基準として、そのタイミングに対応するHD−SDI信号のライン番号2.25,283.5,564.7,846よりも早いライン番号であって、かつ映像信号の各フレームの先頭のライン番号1に対応するHD−SDI信号のライン番号1,281.5,562.7,844よりも遅いライン番号の領域(図8のα0,α1,α2,α3の領域)に格納される。後述する図9の例では、タイムコード信号は、HD−SDI信号のライン番号2,283,564,845の領域に格納される。
図1に示した映像信号受信装置3において、後述する図11に示すように、タイムコード信号は、映像信号に格納されるライン番号9のタイミングを基準として、そのタイミングに対応するHD−SDI信号のライン番号2.25,283.5,564.7,846よりも遅いライン番号であって、かつ映像信号の有効映像領域の先頭のライン番号42に対応するHD−SDI信号のライン番号10.5,294,575.2,856.5よりも早いライン番号の領域(図8のβ0,β1,β2,β3の領域)に格納される。後述する図11の例では、タイムコード信号は、HD−SDI信号のライン番号9,290,571,852の領域に格納される。
したがって、図1に示した映像信号送受信システムにて用いるHD−SDI信号の1フレームにおいて、タイムコード信号が格納される位置は8箇所である。HD−SDI信号の補助データ領域のうち8箇所のライン番号の領域が、タイムコード信号の多重位置として使用される。
以下の実施形態では、映像信号のフレーム周波数を120Hzとして説明する。つまり、タイムコード送信装置1は、映像信号のフレーム周波数120Hzに同期したタイムコード信号を生成し、タイムコード信号をHD−SDI信号に多重する。映像信号送信装置2は、フレーム周波数120Hzの映像信号にタイムコード信号を多重して送信し、映像信号受信装置3は、当該映像信号からタイムコード信号を取り出してHD−SDI信号に多重する。タイムコード受信装置4は、HD−SDI信号からタイムコード信号を取り出し、フレーム周波数120Hzの映像信号に同期したタイムコードを復元する。
〔タイムコード送信装置1〕
次に、図1に示したタイムコード送信装置1について詳細に説明する。図2は、タイムコード送信装置1の構成例を示すブロック図である。このタイムコード送信装置1は、タイムコード生成部10、タイムコード信号生成部11、HD−SDI信号生成部12、表示形式変換部13及び表示部14を備えている。
タイムコード生成部10は、当該タイムコード送信装置1の内部時計を用いて、図1に示した映像信号送信装置2が入力する映像信号に同期した時刻(時、分及び秒)を生成すると共に、映像信号のフレーム番号を生成する。そして、タイムコード生成部10は、フレーム番号及び時刻を含む時間情報のタイムコードを生成する。タイムコード生成部10は、タイムコードをタイムコード信号生成部11及び表示形式変換部13に出力する。
映像信号のフレーム周波数が120Hzの場合、映像信号送信装置2は、1秒毎に120枚のフレームの映像信号を入力する。このため、タイムコード生成部10は、フレーム周波数120Hzの映像信号に対応して、フレーム周波数120Hzの映像信号に同期した時刻を生成すると共に、1秒毎に0〜119のフレーム番号を生成する。
タイムコード信号生成部11は、タイムコード生成部10からタイムコードを入力し、タイムコードからフレーム番号及び時刻を抽出する。そして、タイムコード信号生成部11は、非特許文献5(SMPTE ST12−3)の規格に従い、フレーム番号及び時刻のビットデータを所定領域に格納することで、10ビット単位のタイムコード信号を生成する。タイムコード信号生成部11は、タイムコード信号をHD−SDI信号生成部12に出力する。
これにより、フレーム周波数120Hzの映像信号に同期したタイムコードを含み、非特許文献5(SMPTE ST12−3)の規格に従ったタイムコード信号が生成され出力される。
HD−SDI信号生成部12は、タイムコード信号生成部11からタイムコード信号を入力する。そして、HD−SDI信号生成部12は、後述する映像信号送信装置2によりタイムコード信号が映像信号の所定のライン番号に格納されるタイミングに間に合うように、タイムコード信号を、HD−SDI信号の補助データ領域における予め設定されたライン番号及びサンプル番号の領域に格納する。これにより、タイムコード信号がHD−SDI信号に多重される。そして、HD−SDI信号生成部12は、タイムコード信号が多重されたHD−SDI信号を映像信号送信装置2へ送信する。
予め設定されたライン番号は、タイムコード信号が映像信号に格納されるときの映像信号のライン番号9のタイミングを基準として、そのタイミングに対応するHD−SDI信号のライン番号2.25,283.5,564.7,846よりも早い番号である(図8を参照)。
図9は、タイムコード送信装置1において、HD−SDI信号に多重されるタイムコード信号の位置の一例を示す図である。前述のとおり、映像信号の4フレームがHD−SDI信号の1フレームに対応する。このため、HD−SDI信号の1フレームには、4個のタイムコード信号が多重される。
図9に示すように、フレーム番号0のタイムコード信号は、HD−SDI信号のライン番号2.25よりも早いライン番号2の領域に格納される。フレーム番号1のタイムコード信号は、HD−SDI信号のライン番号283.5よりも早いライン番号283の領域に格納される。フレーム番号2のタイムコード信号は、HD−SDI信号のライン番号564.7よりも早いライン番号564の領域に格納される。フレーム番号3のタイムコード信号は、HD−SDI信号のライン番号846よりも早いライン番号845の領域に格納される。
また、タイムコード信号は、23ワード長のデータであり(図17(2)を参照)、図16に示したサンプル番号1928〜2195の補助データ領域のうち、23ワード長のいずれかの領域に格納される。尚、図9では、タイムコード信号の格納位置を、サンプル番号1928(CRCCの直後のサンプル番号)から23ワード長としているが、補助データ領域内にタイムコード信号が格納されるのであれば、格納開始位置はどこでもよい。
したがって、HD−SDI信号生成部12がタイムコード信号を多重するHD−SDI信号の位置である予め設定されたライン番号は、2,283,564,845である。
このように、タイムコード信号がHD−SDI信号のライン番号2,283,564,845に格納されることで、映像信号送信装置2は、映像信号のライン番号9にタイムコード信号を格納することができる。つまり、映像信号送信装置2によるタイムコード信号の多重処理のタイミングに、間に合わせることができる。
図2に戻って、表示形式変換部13は、タイムコード生成部10からタイムコードを入力し、タイムコードからフレーム番号及び時刻を抽出し、フレーム番号及び時刻を表示データに変換し、表示データを表示部14に出力する。
表示部14は、表示形式変換部13から表示データを入力し、表示データを表示する。これにより、フレーム番号及び時刻が画面等に表示される。
以上のように、本発明の実施形態のタイムコード送信装置1によれば、HD−SDI信号生成部12は、タイムコード信号を、HD−SDI信号の予め設定されたライン番号(当該タイムコード信号が映像信号に格納されるライン番号9のタイミングを基準として、そのタイミングに対応するHD−SDI信号のライン番号2.25,283.5,564.7,846よりも早いライン番号2,283,564,845)の領域に多重し、フレーム周波数120Hzの映像信号と同期したHD−SDI信号を映像信号送信装置2へ送信する。
これにより、映像信号送信装置2は、フレーム周波数120Hzの映像信号と同期したHD−SDI信号からタイムコード信号を取り出し、タイムコード信号を、映像信号のライン番号9の領域に格納することができる。
つまり、タイムコード送信装置1は、映像信号送信装置2によるタイムコード信号の多重処理のタイミングに間に合うように、タイムコード信号を多重したHD−SDI信号を生成して送信することができる。そして、映像信号送信装置2は、タイムコード信号を映像信号に多重するタイミングに間に合うように、タイムコード送信装置1からHD−SDI信号を受信し、タイムコード信号を取り出して映像信号のライン番号9の領域に格納することができる。したがって、フレーム周波数60Hzを超える映像信号に適用するタイムコード信号を伝送することができる。
また、本発明の実施形態では、タイムコード信号をHD−SDI信号に多重するようにした。タイムコード信号をアナログ音声形式にて伝送する方式(LTC形式)では、タイムコード信号を伝送することが可能な上限数が1秒あたり30個に限定されているが、本発明の実施形態では、上限数が30個に限定されることがなく、フレーム周波数60Hzを超える映像信号に適用することができる。
従来のアナログ音声形式にて伝送する方式(LTC形式)は、タイムコード信号の伝送可能な上限数が1秒あたり30個であり、1つのタイムコード信号を読み取るまでに33.33m秒を必要とする。そのため、映像信号及びタイムコード信号を受信する受信側の装置では、タイムコードを映像に合わせるために、タイムコードが連続して送信されていることを前提としてタイムコード信号を1つ分先読みしている場合がある。この場合、例えば送信側の装置が、タイムコード信号の送信を一時停止して同じタイムコードの値を送信すると、受信側の装置は、タイムコード信号を先読みすることにより、1つ先の値となったタイムコードを読み取ってしまう。その結果、映像に対して誤ったタイムコードが対応してしまう。本発明の実施形態では、タイムコード信号を先読みする必要がないから、映像に対して誤ったタイムコードが対応するという問題は生じない。
〔映像信号送信装置2〕
次に、図1に示した映像信号送信装置2について詳細に説明する。図3は、映像信号送信装置2の構成例を示すブロック図である。この映像信号送信装置2は、サブイメージ生成部20、ベーシックイメージ生成部21、タイムコード信号取り出し部22、ベーシックストリーム生成部23及びリンク信号生成部24を備えている。
サブイメージ生成部20は、フレーム周波数120Hzの映像信号を入力し、映像信号を構成する色信号コンポーネント毎に、1フレームのソースイメージを分割して複数のサブイメージを生成し、サブイメージをベーシックイメージ生成部21に出力する。
ベーシックイメージ生成部21は、サブイメージ生成部20からサブイメージを入力し、サブイメージ毎に、当該サブイメージを分割して複数のベーシックイメージを生成し、ベーシックイメージをベーシックストリーム生成部23に出力する。
タイムコード信号取り出し部22は、タイムコード送信装置1からタイムコード信号が多重されたHD−SDI信号を入力し、HD−SDI信号の予め設定されたライン番号2,283,564,845の領域からタイムコード信号を取り出す。そして、タイムコード信号取り出し部22は、10ビット単位のタイムコード信号を12ビット単位のタイムコード信号に変換し、変換後のタイムコード信号をベーシックストリーム生成部23に出力する。尚、10ビット単位のタイムコード信号を12ビット単位のタイムコード信号に変換する処理は既知であるから、ここでは説明を省略する。
この場合、タイムコード信号取り出し部22は、後述のベーシックストリーム生成部23がタイムコード信号をベーシックストリームに格納するタイミングに間に合うように、HD−SDI信号を入力し、HD−SDI信号からタイムコード信号を取り出し、タイムコード信号をベーシックストリーム生成部23に出力する。
ベーシックストリーム生成部23は、タイムコード信号取り出し部22からベーシックイメージを入力すると共に、タイムコード信号取り出し部22からタイムコード信号を入力する。そして、ベーシックストリーム生成部23は、ベーシックイメージから画素のラインデータを順次取り出し、取り出した画素のラインデータを、ベーシックストリームの有効映像領域に格納する。また、ベーシックストリーム生成部23は、所定の制御データ(タイミング基準、ライン番号等)を、ベーシックストリームの所定領域に格納する。
ベーシックストリーム生成部23は、入力したタイムコード信号を、ベーシックストリームの補助データ領域における予め設定されたライン番号及びサンプル番号の領域に格納する。これにより、タイムコード信号が多重されたベーシックストリームが生成される。そして、ベーシックストリーム生成部23は、ベーシックストリームをリンク信号生成部24に出力する。
予め設定されたライン番号は、図8に示したとおり、例えばARIB規格(ARIB STD−B58,B68)にて推奨されている9である。
図10は、映像信号送信装置2において、映像信号(ベーシックストリーム)に多重されるタイムコード信号の位置の一例を示す図である。前述のとおり、映像信号の4フレームがHD−SDI信号の1フレームに対応する。このため、映像信号の1フレームに、1個のタイムコード信号が多重される。つまり、HD−SDI信号の1フレームから取り出された4個のタイムコード信号は、映像信号の4フレームに多重される。
図10に示すように、HD−SDI信号のライン番号2の領域から取り出されたタイムコード信号は、映像信号の4フレームのうち最初のフレーム(例えばフレーム番号0)のライン番号9の領域に格納される。HD−SDI信号のライン番号283の領域から取り出されたタイムコード信号は、映像信号の4フレームのうち2番目のフレーム(例えばフレーム番号1)のライン番号9の領域に格納される。HD−SDI信号のライン番号564の領域から取り出されたタイムコード信号は、映像信号の4フレームのうち3番目のフレーム(例えばフレーム番号2)のライン番号9の領域に格納される。HD−SDI信号のライン番号845の領域から取り出されたタイムコード信号は、映像信号の4フレームのうち4番目のフレーム(例えばフレーム番号3)のライン番号9の領域に格納される。
また、タイムコード信号は、23ワード長のデータであり(図17(2)を参照)、図15に示したサンプル番号1928〜2195の補助データ領域のうち、23ワード長のいずれかの領域に格納される。尚、図10では、タイムコード信号の多重位置を、サンプル番号1928(CRCCの直後のサンプル番号)から23ワード長としているが、補助データ領域内にタイムコード信号が格納されるのであれば、格納開始位置はどこでもよい。
図3に戻って、リンク信号生成部24は、ベーシックストリーム生成部23からベーシックストリームを入力し、複数のベーシックストリームに対して多重化処理等を施し、所定伝送速度の10Gリンク信号を生成する。そして、リンク信号生成部24は、10Gリンク信号を映像信号受信装置3へ送信する。
これにより、タイムコード信号が多重された映像信号である10Gリンク信号が、シリアルデータストリームとして1本のケーブルの伝送路を介して映像信号受信装置3へ送信される。
尚、サブイメージ生成部20、ベーシックイメージ生成部21、ベーシックストリーム生成部23及びリンク信号生成部24の処理の詳細については、映像信号のみを送受信する手法が記載されたARIB規格(ARIB STD−B58)を参照されたい。
以上のように、本発明の実施形態の映像信号送信装置2によれば、タイムコード信号取り出し部22は、タイムコード送信装置1からHD−SDI信号を受信し、HD−SDI信号の予め設定されたライン番号2,283,564,845の領域からタイムコード信号を取り出す。そして、ベーシックストリーム生成部23は、タイムコード信号を、映像信号の補助データ領域における予め設定されたライン番号9の領域に多重する。リンク信号生成部24は、タイムコード信号が多重された映像信号から10Gリンク信号を生成し、映像信号受信装置3へ送信する。
これにより、映像信号送信装置2は、タイムコード信号を映像信号に多重するタイミングに間に合うように、タイムコード送信装置1からHD−SDI信号を受信することができ、タイムコード信号を所定の領域に多重することができる。したがって、フレーム周波数60Hzを超える映像信号に適用するタイムコード信号を伝送することができる。
〔映像信号受信装置3〕
次に、図1に示した映像信号受信装置3について詳細に説明する。図4は、映像信号受信装置3の構成例を示すブロック図である。この映像信号受信装置3は、ベーシックストリーム復元部30、ベーシックイメージ復元部31、サブイメージ復元部32、ソースイメージ復元部33、タイムコード信号取り出し部34及びHD−SDI信号生成部35を備えている。
ベーシックストリーム復元部30は、映像信号送信装置2から10Gリンク信号を受信し、図2に示したリンク信号生成部24の逆の処理により、10Gリンク信号に対して復号処理等を施し、ベーシックストリームを復元する。そして、ベーシックストリーム復元部30は、ベーシックストリームをベーシックイメージ復元部31及びタイムコード信号取り出し部34に出力する。
ベーシックイメージ復元部31は、ベーシックストリーム復元部30からベーシックストリームを入力し、図2に示したベーシックストリーム生成部23の逆の処理により、ベーシックイメージを復元し、ベーシックイメージをサブイメージ復元部32に出力する。
サブイメージ復元部32は、ベーシックイメージ復元部31からベーシックイメージを入力し、図2に示したベーシックイメージ生成部21の逆の処理により、サブイメージを復元し、サブイメージをソースイメージ復元部33に出力する。
ソースイメージ復元部33は、サブイメージ復元部32からサブイメージを入力し、図2に示したサブイメージ生成部20の逆の処理により、ソースイメージを復元し、元の映像信号として出力する。
タイムコード信号取り出し部34は、ベーシックストリーム復元部30からベーシックストリームを入力し、ベーシックストリームの予め設定されたライン番号9の領域からタイムコード信号を取り出す。そして、タイムコード信号取り出し部34は、12ビット単位のタイムコード信号を10ビット単位のタイムコード信号に変換し、変換後のタイムコード信号をHD−SDI信号生成部35に出力する。尚、12ビット単位のタイムコード信号を10ビット単位のタイムコード信号に変換する処理は既知であるから、ここでは説明を省略する。
HD−SDI信号生成部35は、タイムコード信号取り出し部34からタイムコード信号を入力する。そして、HD−SDI信号生成部35は、タイムコード信号取り出し部34により当該タイムコード信号が映像信号から取り出されたときの(映像信号送信装置2により当該タイムコード信号が映像信号に格納されたときの)映像信号のライン番号9のタイミングよりも遅くなるように、タイムコード信号を、HD−SDI信号の補助データ領域における予め設定されたライン番号及びサンプル番号の領域に格納する。これにより、タイムコード信号がHD−SDI信号に多重される。そして、HD−SDI信号生成部35は、タイムコード信号を含むHD−SDI信号をタイムコード受信装置4へ送信する。
予め設定されたライン番号は、タイムコード信号が映像信号から取り出された(に格納された)ときの映像信号のライン番号9のタイミングを基準として、そのタイミングに対応するHD−SDI信号のライン番号2.25,283.5,564.7,846よりも遅い番号である(図8を参照)。
図11は、映像信号受信装置3において、HD−SDI信号に多重されるタイムコード信号の位置の一例を示す図である。前述のとおり、映像信号の4フレームがHD−SDI信号の1フレームに対応する。このため、HD−SDI信号の1フレームには、4個のタイムコード信号が多重される。
図11に示すように、映像信号の4フレームのうち最初のフレーム(例えばフレーム番号0)のライン番号9の領域から取り出されたタイムコード信号は、HD−SDI信号のライン番号2.25よりも遅いライン番号9の領域に格納される。映像信号の4フレームのうち2番目のフレーム(例えばフレーム番号1)のライン番号9の領域から取り出されたタイムコード信号は、HD−SDI信号のライン番号283.5よりも遅いライン番号290の領域に格納される。映像信号の4フレームのうち3番目のフレーム(例えばフレーム番号2)のライン番号9の領域から取り出されたタイムコード信号は、HD−SDI信号のライン番号564.7よりも遅いライン番号571の領域に格納される。映像信号の4フレームのうち4番目のフレーム(例えばフレーム番号3)のライン番号9の領域から取り出されたタイムコード信号は、HD−SDI信号のライン番号846よりも遅いライン番号852の領域に格納される。
また、タイムコード信号は、23ワード長のデータであり(図17(2)を参照)、図16に示したサンプル番号1928〜2195の補助データ領域のうち、23ワード長のいずれかの領域に格納される。尚、図11では、タイムコード信号の格納位置を、サンプル番号1928(CRCCの直後のサンプル番号)から23ワード長としているが、補助データ領域内にタイムコード信号が格納されるのであれば、格納開始位置はどこでもよい。
したがって、HD−SDI信号生成部35がタイムコード信号を多重するHD−SDI信号の位置である予め設定されたライン番号は、9,290,571,852である。
尚、ベーシックストリーム復元部30、ベーシックイメージ復元部31、サブイメージ復元部32及びソースイメージ復元部33の処理の詳細については、映像信号のみを送受信する手法が記載されたARIB規格(ARIB STD−B58)を参照されたい。
以上のように、本発明の実施形態の映像信号受信装置3によれば、タイムコード信号取り出し部34は、映像信号の予め設定されたライン番号9の領域からタイムコード信号を取り出す。そして、HD−SDI信号生成部35は、タイムコード信号を、HD−SDI信号の予め設定されたライン番号(当該タイムコード信号が映像信号から取り出された(に格納された)ときのライン番号9のタイミングを基準として、そのタイミングに対応するHD−SDI信号のライン番号2.25,283.5,564.7,846よりも遅いライン番号9,290,571,852)の領域に格納し、HD−SDI信号をタイムコード受信装置4へ送信する。
これにより、フレーム周波数120Hzの映像信号と同期した、所定のライン番号9,290,571,852の領域に格納されたタイムコード信号を含むHD−SDI信号が、タイムコード受信装置4へ送信される。したがって、フレーム周波数60Hzを超える映像信号に適用するタイムコード信号を伝送することができる。
〔タイムコード受信装置4〕
次に、図1に示したタイムコード受信装置4について詳細に説明する。図5は、タイムコード受信装置4の構成例を示すブロック図である。このタイムコード受信装置4は、タイムコード信号取り出し部40、タイムコード復元部41、表示形式変換部42及び表示部43を備えている。
タイムコード信号取り出し部40は、映像信号受信装置3からタイムコード信号が多重されたHD−SDI信号を受信し、HD−SDI信号の予め設定されたライン番号9,290,571,852の領域からタイムコード信号を取り出す。そして、タイムコード信号取り出し部40は、タイムコード信号をタイムコード復元部41に出力する。
タイムコード復元部41は、タイムコード信号取り出し部40からタイムコード信号を入力し、タイムコード信号の所定領域からフレーム番号及び時刻のビットデータを取り出す。そして、タイムコード復元部41は、フレーム番号のビットデータからフレーム番号を生成すると共に、時刻のビットデータから時刻を生成し、フレーム番号及び時刻を含む時間情報のタイムコードを復元する。タイムコード復元部41は、タイムコードを表示形式変換部42等に出力する。
表示形式変換部42は、タイムコード復元部41からタイムコードを入力し、タイムコードからフレーム番号及び時刻を抽出し、フレーム番号及び時刻を表示データに変換し、表示データを表示部43に出力する。
表示部43は、表示形式変換部42から表示データを入力し、表示データを表示する。これにより、フレーム番号及び時刻が画面等に表示される。
以上のように、本発明の実施形態のタイムコード受信装置4によれば、タイムコード信号取り出し部40は、HD−SDI信号の予め設定されたライン番号9,290,571,852の領域からタイムコード信号を取り出す。そして、タイムコード復元部41は、タイムコード信号からフレーム番号及び時刻を抽出し、フレーム番号及び時刻を含むタイムコードを復元する。
これにより、フレーム周波数120Hzの映像信号と同期したHD−SDI信号からタイムコード信号を取り出し、元の映像信号に対応したフレーム番号及び時刻を含むタイムコードを復元することができる。したがって、フレーム周波数60Hzを超える映像信号に適用するタイムコード信号を伝送することができる。
〔タイムコード送信装置1の他の例〕
次に、図1に示したタイムコード送信装置1の他の例について詳細に説明する。図6は、タイムコード送信装置1の他の構成例を示すブロック図である。このタイムコード送信装置1’は、タイムコード生成部15、タイムコード信号生成部16,17、HD−SDI信号生成部18、表示形式変換部19及び表示部50を備えている。タイムコード送信装置1’は、フレーム周波数120Hzの映像信号に同期した非特許文献5(SMPTE ST12−3)の規格に従ったタイムコード信号に加え、フレーム周波数60Hzの映像信号に同期した非特許文献2(SMPTE ST12−2)の規格に従ったタイムコード信号をHD−SDI信号に多重する。
以下、フレーム周波数120Hzの映像信号に同期した非特許文献5(SMPTE ST12−3)の規格に従ったタイムコード信号を、フレーム周波数120Hzのタイムコード信号という。また、フレーム周波数60Hzの映像信号に同期した非特許文献2(SMPTE ST12−2)の規格に従ったタイムコード信号を、フレーム周波数60Hzのタイムコード信号という。
ここで、フレーム周波数120Hzのタイムコード信号とフレーム周波数60Hzのタイムコード信号との関係について説明する。図12は、これらのタイムコード信号の関係を説明する図である。図12の上側に、フレーム周波数60Hzのタイムコード信号のタイミングを示し、下側に、フレーム周波数120Hzのタイムコード信号のタイミングを示す。
HD−SDI信号の1フレーム分の時間(1/30秒)において、フレーム周波数60Hzのタイムコード信号は、2フレームの映像信号のフレーム番号に対する信号(最初のHD−SDI信号ではフレーム番号0,1に対する信号、その次のHD−SDI信号ではフレーム番号2,3に対する信号)である。また、フレーム周波数120Hzのタイムコード信号は、4フレームの映像信号のフレーム番号に対する信号(最初のHD−SDI信号ではフレーム番号0,1,2,3に対する信号、その次のHD−SDI信号では4,5,6,7に対する信号)に対する信号である。
したがって、1秒間において、フレーム周波数60Hzのタイムコード信号の数は60であり、これらのフレーム番号は0〜59である。また、フレーム周波数120Hzのタイムコード信号の数は120であり、これらのフレーム番号は0〜119である。
図6に戻って、タイムコード生成部15は、当該タイムコード送信装置1’の内部時計を用いて、図示しないフレーム周波数120Hzの映像信号に同期したフレーム番号及び時刻を生成すると共に、フレーム周波数60Hzの映像信号に同期したフレーム番号及び時刻を生成する。そして、タイムコード生成部15は、フレーム周波数120Hzのフレーム番号及び時刻を含む時間情報のタイムコードを生成すると共に、フレーム周波数60Hzのフレーム番号及び時刻を含む時間情報のタイムコードを生成する。
タイムコード生成部15は、フレーム周波数120Hzのタイムコードをタイムコード信号生成部16に出力すると共に、フレーム周波数60Hzのタイムコードをタイムコード信号生成部17に出力する。また、タイムコード生成部15は、フレーム周波数120Hzのタイムコード及びフレーム周波数60Hzのタイムコードを表示形式変換部19に出力する。
タイムコード信号生成部16は、図2に示したタイムコード信号生成部11と同様の処理を行う。すなわち、タイムコード信号生成部16は、タイムコード生成部15からフレーム周波数120Hzのタイムコードを入力し、タイムコードからフレーム番号及び時刻を抽出する。そして、タイムコード信号生成部16は、非特許文献5(SMPTE ST12−3)の規格に従い、フレーム番号及び時刻のビットデータを所定領域に格納することで、フレーム周波数120Hzのタイムコード信号を生成する。タイムコード信号生成部16は、フレーム周波数120Hzのタイムコード信号をHD−SDI信号生成部18に出力する。
これにより、フレーム周波数120Hzの映像信号に同期したタイムコードを含み、非特許文献5(SMPTE ST12−3)の規格に従ったタイムコード信号が生成され出力される。この場合、タイムコード信号のSDID領域には、非特許文献5(SMPTE ST12−3)の規格に従ったタイムコード信号であることを識別するための161hが設定される。
タイムコード信号生成部17は、タイムコード生成部15からフレーム周波数60Hzのタイムコードを入力し、タイムコードからフレーム番号及び時刻を抽出する。そして、タイムコード信号生成部17は、非特許文献2(SMPTE ST12−2)の規格に従い、フレーム番号及び時刻のビットデータを所定領域に格納することで、フレーム周波数60Hzのタイムコード信号を生成する。タイムコード信号生成部17は、フレーム周波数60Hzのタイムコード信号をHD−SDI信号生成部18に出力する。
これにより、フレーム周波数60Hzの映像信号に同期したタイムコードを含み、非特許文献2(SMPTE ST12−2)の規格に従ったタイムコード信号が生成され出力される。この場合、タイムコード信号のSDID領域には、非特許文献2(SMPTE ST12−2)の規格に従ったタイムコード信号であることを識別するための260hが設定される。タイムコード信号生成部16により生成されたタイムコード信号と、タイムコード信号生成部17により生成されたタイムコード信号とは、SDIDの値が異なる。したがって、タイムコード信号のSDIDにより、タイムコード信号がフレーム周波数120Hz用であるか、またはフレーム周波数60Hz用であるかを識別することができる。
HD−SDI信号生成部18は、タイムコード信号生成部16からフレーム周波数120Hzのタイムコード信号を入力すると共に、タイムコード信号生成部17からフレーム周波数60Hzのタイムコード信号を入力する。
HD−SDI信号生成部18は、フレーム周波数120Hzのタイムコード信号を、HD−SDI信号の補助データ領域における予め設定された第1のライン番号及びサンプル番号の領域に格納する。また、HD−SDI信号生成部18は、同じフレーム周波数120Hzのタイムコード信号を、HD−SDI信号の補助データ領域における予め設定された第2のライン番号及びサンプル番号の領域に重複して格納する。
また、HD−SDI信号生成部18は、フレーム周波数60Hzのタイムコード信号を、HD−SDI信号の補助データ領域における予め設定された第2のライン番号(フレーム周波数120のタイムコード信号が格納される同じ第2のライン番号)及びサンプル番号の領域に格納する。
これにより、フレーム周波数120Hzのタイムコード信号及びフレーム周波数160Hzのタイムコード信号がHD−SDI信号に多重される。HD−SDI信号生成部18は、これらのタイムコード信号が多重されたHD−SDI信号を、映像信号送信装置2へ送信すると共に、タイムコード受信装置4へ送信する。
図13は、タイムコード送信装置1’において、HD−SDI信号に多重される2種類のタイムコード信号(フレーム周波数120Hzのタイムコード信号及びフレーム周波数160Hzのタイムコード信号)の位置の一例を示す図である。前述の図12に示したとおり、HD−SDI信号の1フレーム分の時間(1/30秒)において、フレーム周波数120Hzのタイムコード信号は、4個のフレームのフレーム番号に対応してHD−SDI信号に格納される。また、フレーム周波数60Hzのタイムコード信号は、2個のフレーム番号に対応して格納される。つまり、HD−SDI信号の1フレームには、フレーム周波数120Hzの4個のタイムコード信号が多重され、フレーム周波数60Hzの2個のタイムコード信号が多重される。
図13に示すように、フレーム周波数120Hzのフレーム番号0,1,2,3のタイムコード信号は、HD−SDI信号のライン番号2,283,564,845及びサンプル番号1928〜1950の領域にそれぞれ格納される。また、同じタイムコード信号は、HD−SDI信号のライン番号9,290,571,852及びサンプル番号1928〜1950の領域にそれぞれ格納される。また、フレーム周波数60Hzのフレーム番号0,1のタイムコード信号は、HD−SDI信号のライン番号9,571及びサンプル番号1951〜1973の領域にそれぞれ格納される。
尚、図13では、ライン番号9,571において、フレーム周波数120Hz,60Hzのタイムコード信号の格納位置を、サンプル番号1928(CRCCの直後のサンプル番号)から46ワード長としているが、補助データ領域内にタイムコード信号が格納されるのであれば、格納開始位置はどこでもよい。また、ライン番号2,283,290,564,845,852において、フレーム周波数120Hzのタイムコード信号の格納位置を、サンプル番号1928(CRCCの直後のサンプル番号)から23ワード長としているが、補助データ領域内にタイムコード信号が格納されるのであれば、格納開始位置はどこでもよい。
したがって、HD−SDI信号生成部18がフレーム周波数120Hzのタイムコード信号を多重するHD−SDI信号の位置である予め設定されたライン番号は、2,9,283,290,564,571,845,852である。また、HD−SDI信号生成部18がフレーム周波数60Hzのタイムコード信号を多重するHD−SDI信号の位置である予め設定されたライン番号は、9,571である。
フレーム周波数120Hzのタイムコード信号がHD−SDI信号のライン番号2,283,564,845に格納されることで、HD−SDI信号を、図3に示した映像信号送信装置2へ送信して映像信号に多重させることができる。図3に示した映像信号送信装置2により、HD−SDI信号内のライン番号2,283,564,845に格納されたタイムコード信号が取り出されるからである。つまり、当該タイムコード送信装置1’は、図1に示した映像信号送受信システムに適用することができる。
また、フレーム周波数120Hzのタイムコード信号がHD−SDI信号のライン番号9,290,571,852に格納されることで、後述する図7に示すように、HD−SDI信号を当該タイムコード送信装置1’から図5に示したタイムコード受信装置4へ直接送信することができる。図5に示したタイムコード受信装置4により、HD−SDI信号内のライン番号9,290,571,852に格納されたタイムコード信号が取り出されるからである。つまり、当該タイムコード送信装置1’は、後述する図7に示すタイムコード送受信システムに適用することができる。
つまり、図6に示したタイムコード送信装置1’は、図1に示した映像信号送受信システム、及び後述する図7に示すタイムコード送受信システムの両方に適用することができる。
図6に戻って、表示形式変換部19は、タイムコード生成部15からフレーム周波数120Hzのタイムコード及びフレーム周波数60Hzのタイムコードを入力し、それぞれのタイムコードからフレーム番号及び時刻を抽出する。そして、表示形式変換部19は、フレーム周波数120Hzのフレーム番号及び時刻、並びにフレーム周波数60Hzのフレーム番号及び時刻を表示データにそれぞれ変換し、これらの表示データを表示部50に出力する。
表示部50は、表示形式変換部19からフレーム周波数120Hzの表示データ及びフレーム周波数60Hzの表示データを入力し、これらの表示データを表示する。これにより、フレーム周波数120Hzのフレーム番号及び時刻、並びにフレーム周波数60Hzのフレーム番号及び時刻が画面等に表示される。
以上のように、本発明の実施形態におけるタイムコード送信装置1’によれば、HD−SDI信号生成部18は、フレーム周波数120Hzのタイムコード信号を、HD−SDI信号の予め設定されたライン番号2,283,564,845の領域に多重する。また、HD−SDI信号生成部18は、同じフレーム周波数120Hzのタイムコード信号を、HD−SDI信号の予め設定されたライン番号9,290,571,852の領域に重複して多重する。また、HD−SDI信号生成部18は、フレーム周波数60Hzのタイムコード信号を、HD−SDI信号の予め設定されたライン番号9,290,571,852の領域に多重する。そして、HD−SDI信号生成部18は、HD−SDI信号を映像信号送信装置2へ送信すると共に、タイムコード受信装置4へ送信する。
これにより、映像信号送信装置2は、図1に示した映像信号送受信システムと同様に、HD−SDI信号の予め設定されたライン番号2,283,564,845の領域からフレーム周波数120Hzのタイムコード信号を取り出することができる。そして、映像信号送信装置2は、このタイムコード信号を、フレーム周波数120Hzの映像信号に多重して映像信号受信装置3へ送信することができる。
また、タイムコード受信装置4は、映像信号受信装置3またはタイムコード送信装置1’からHD−SDI信号を受信する。タイムコード受信装置4は、図1に示した映像信号送受信システムと同様に、HD−SDI信号の予め設定されたライン番号9,290,571,852の領域からフレーム周波数120Hzのタイムコード信号を取り出すことができる。
したがって、フレーム周波数60Hzを超える映像信号に適用するタイムコード信号を伝送することができる。
〔タイムコード送受信システム〕
次に、タイムコード送受信システムについて説明する。前記実施形態では、タイムコード信号を多重した映像信号を送受信する映像信号送受信システムの例を示した。このタイムコード送受信システムは、タイムコード信号を多重したHD−SDI信号を送受信する例である。
図7は、タイムコード送信装置及びタイムコード受信装置を含むタイムコード送受信システムの全体構成例を示す概略図である。このタイムコード送受信システムは、タイムコード送信装置1’及びタイムコード受信装置4を備えて構成される。
タイムコード送信装置1’は、図6に示した構成例と同じ構成部を備え、同じ処理を行う。タイムコード受信装置4は、図5に示した構成例と同じ構成部を備え、同じ処理を行う。
尚、タイムコード送信装置1’は、図6に示した構成例と同じ構成部を備え、タイムコード生成部15、タイムコード信号生成部16、タイムコード信号生成部17、表示形式変換部19及び表示部50が同じ処理を行い、HD−SDI信号生成部18が異なる処理を行うようにしてもよい。
この場合のタイムコード送信装置1’のHD−SDI信号生成部18は、タイムコード信号生成部16からフレーム周波数120Hzのタイムコード信号を入力すると共に、タイムコード信号生成部17からフレーム周波数60Hzのタイムコード信号を入力する。そして、HD−SDI信号生成部18は、これらのタイムコード信号を、HD−SDI信号の補助データ領域内における予め設定されたライン番号及びサンプル番号の領域にそれぞれ格納する。これにより、フレーム周波数120Hzのタイムコード信号及びフレーム周波数160Hzのタイムコード信号がHD−SDI信号に多重される。HD−SDI信号生成部18は、これらのタイムコード信号が多重されたHD−SDI信号をタイムコード受信装置4へ送信する。
図14は、タイムコード送信装置1’において、HD−SDI信号に多重される2種類のタイムコード信号の位置の他の例を示す図である。HD−SDI信号の1フレームには、フレーム周波数120Hzの4個のタイムコード信号が多重され、フレーム周波数60Hzの2個のタイムコード信号が多重される。
図14に示すように、フレーム周波数120Hzのフレーム番号0,1,2,3のタイムコード信号は、HD−SDI信号のライン番号9,290,571,852及びサンプル番号1928〜1950の領域にそれぞれ格納される。また、フレーム周波数60Hzのフレーム番号0,1のタイムコード信号は、HD−SDI信号のライン番号9,571及びサンプル番号1951〜1973の領域にそれぞれ格納される。
尚、図14では、ライン番号9,571において、フレーム周波数120Hz,60Hzのタイムコード信号の格納位置を、サンプル番号1928(CRCCの直後のサンプル番号)から46ワード長としているが、補助データ領域内にタイムコード信号が格納されるのであれば、格納開始位置はどこでもよい。また、ライン番号290,852において、フレーム周波数120Hzのタイムコード信号の格納位置を、サンプル番号1928(CRCCの直後のサンプル番号)から23ワード長としているが、補助データ領域内にタイムコード信号が格納されるのであれば、格納開始位置はどこでもよい。
したがって、HD−SDI信号生成部18がこれらのタイムコード信号を多重するHD−SDI信号内の位置である予め設定されたライン番号は、9,290,571,852である。
以上のように、本発明の実施形態のタイムコード送信装置1’(図7に示したタイムコード送信装置1’)によれば、HD−SDI信号生成部18は、フレーム周波数120Hzのタイムコード信号を、HD−SDI信号の予め設定されたライン番号9,290,571,852の領域に多重する。また、HD−SDI信号生成部18は、フレーム周波数60Hzのタイムコード信号を、HD−SDI信号の予め設定されたライン番号9,571の領域に多重する。そして、HD−SDI信号生成部18は、HD−SDI信号を生成してタイムコード受信装置4へ送信する。
これにより、タイムコード受信装置4は、タイムコード送信装置1’からHD−SDI信号を直接受信することで、HD−SDI信号内の予め設定されたライン番号9,290,571,852の領域からフレーム周波数120Hzのタイムコード信号を取り出すことができる。つまり、タイムコード送信装置1’から送信されたHD−SDI信号を直接受信可能な装置として、図1に示した映像信号送受信システムに用いる図5のタイムコード受信装置4をそのまま用いることができる。
したがって、フレーム周波数60Hzを超える映像信号に適用するタイムコード信号を伝送することができる。
以上、実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば前記実施形態では、図9に示したように、タイムコード送信装置1は、タイムコード信号を、HD−SDI信号のライン番号2,283,564,845の領域に格納するようにしたが、他のライン番号の領域に格納するようにしてもよい。要するに、タイムコード信号の多重位置は、映像信号のライン番号9を基準とした場合、これに対応するHD−SDI信号のライン番号2.25等よりも早い番号であればよい。映像信号のライン番号の基準が9以外の場合(タイムコード信号が格納され得る、有効映像領域よりも早いライン番号1〜41の場合)についても、これに対応するHD−SDI信号のライン番号よりも早い番号であればよい。
また、図10に示したように、映像信号送信装置2は、HD−SDI信号から取り出したタイムコード信号を、映像信号のライン番号9の領域に格納するようにしたが、有効映像領域よりも早いライン番号1〜41のいずれかの領域に格納するようにしてもよい。この場合、タイムコード送信装置1は、タイムコード信号を、当該映像信号のライン番号に対応するHD−SDI信号のライン番号よりも早いライン番号に格納する。
また、図11に示したように、映像信号受信装置3は、映像信号から取り出したタイムコード信号を、HD−SDI信号のライン番号9,290,571,852に格納するようにしたが、他のライン番号の領域に格納するようにしてもよい。要するに、タイムコード信号の多重位置は、映像信号のライン番号9を基準とした場合、これに対応するHD−SDI信号の2.25等よりも遅い番号であればよい。映像信号のライン番号の基準が9以外の場合(タイムコード信号が格納され得る、有効映像領域よりも早いライン番号1〜41の場合)についても、これに対応するHD−SDI信号のライン番号よりも遅い番号であればよい。
また、図13及び図14に示したように、タイムコード送信装置1’は、2種類のタイムコード信号を、HD−SDI信号のライン番号9,290,571,852の領域に格納するようにしたが、他のライン番号の領域に格納するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、フレーム周波数120Hz,60Hzの場合を例に挙げて説明したが、本発明は、フレーム周波数120Hz,60Hzの場合だけでなく、他の周波数、例えばフレーム周波数100Hz,50Hzの場合にも適用がある。
1,1’ タイムコード送信装置
2 映像信号送信装置
3 映像信号受信装置
4 タイムコード受信装置
10,15 タイムコード生成部
11,16,17 タイムコード信号生成部
12,18,35 HD−SDI信号生成部
13,19,42 表示形式変換部
43,50 表示部
20 サブイメージ生成部
21 ベーシックイメージ生成部
22,34,40 タイムコード信号取り出し部
23 ベーシックストリーム生成部
24 リンク信号生成部
30 ベーシックストリーム復元部
31 ベーシックイメージ復元部
32 サブイメージ復元部
33 ソースイメージ復元部
41 タイムコード復元部

Claims (7)

  1. UHDTV用の映像信号のフレーム番号及び時刻を含むUHDTV用タイムコード信号を生成し、前記UHDTV用タイムコード信号を、前記映像信号に同期したHD−SDI信号に多重し、前記HD−SDI信号を送信するタイムコード送信装置であって、
    前記映像信号のフレーム番号及び時刻を生成するタイムコード生成部と、
    前記タイムコード生成部により生成された前記フレーム番号及び前記時刻を所定領域に格納し、前記UHDTV用タイムコード信号を生成するタイムコード信号生成部と、
    前記タイムコード信号生成部により生成された前記UHDTV用タイムコード信号が前記映像信号の所定のライン番号の領域に格納されるタイミングに間に合うように、前記UHDTV用タイムコード信号を、前記HD−SDI信号の予め設定されたライン番号の領域に格納し、前記HD−SDI信号を生成するHD−SDI信号生成部と、
    を備えたことを特徴とするタイムコード送信装置。
  2. 映像信号のフレーム番号及び時刻を含むタイムコード信号を生成し、前記タイムコード信号を、前記映像信号に同期したHD−SDI信号に多重し、前記HD−SDI信号を送信するタイムコード送信装置であって、
    UHDTV用の映像信号のフレーム番号及び時刻を生成すると共に、HDTV用の映像信号のフレーム番号及び時刻を生成するタイムコード生成部と、
    前記タイムコード生成部により生成された前記UHDTV用のフレーム番号及び時刻を所定領域に格納し、UHDTV用タイムコード信号を生成する第1のタイムコード信号生成部と、
    前記タイムコード生成部により生成された前記HDTV用のフレーム番号及び時刻を所定領域に格納し、HDTV用タイムコード信号を生成する第2のタイムコード信号生成部と、
    前記第1のタイムコード信号生成部により生成された前記UHDTV用タイムコード信号が前記映像信号の所定のライン番号の領域に格納されるタイミングに間に合うように、前記UHDTV用タイムコード信号を、前記HD−SDI信号の予め設定された第1ライン番号の領域に格納すると共に、前記UHDTV用タイムコード信号及び前記第2のタイムコード信号生成部により生成された前記HDTV用タイムコード信号を、前記HD−SDI信号の予め設定された第2ライン番号の領域に格納し、前記HD−SDI信号を生成するHD−SDI信号生成部と、
    を備えたことを特徴とするタイムコード送信装置。
  3. 請求項1または2に記載のタイムコード送信装置において、
    前記HD−SDI信号生成部により前記UHDTV用タイムコード信号が格納される領域の予め設定されたライン番号を、前記UHDTV用タイムコード信号が前記映像信号に格納されるときの前記映像信号における所定のライン番号のタイミングを基準として、当該基準のタイミングに対応するHD−SDI信号のライン番号よりも早いライン番号とする、ことを特徴とするタイムコード送信装置。
  4. UHDTV用の映像信号を入力すると共に、前記映像信号に同期したHD−SDI信号を入力し、前記HD−SDI信号に多重されたUHDTV用タイムコード信号を取り出し、前記UHDTV用タイムコード信号を前記映像信号に多重し、前記UHDTV用タイムコード信号を含む前記映像信号を送信する映像信号送信装置であって、
    前記UHDTV用タイムコード信号が多重された前記HD−SDI信号を入力し、前記HD−SDI信号の予め設定されたライン番号の領域から、前記UHDTV用タイムコード信号を取り出すタイムコード信号取り出し部と、
    前記映像信号の画素を所定の有効映像領域に格納すると共に、前記タイムコード信号取り出し部により取り出された前記UHDTV用タイムコード信号を、前記映像信号のベーシックストリームにおける所定の補助データ領域の予め設定された多重位置のライン番号の領域に格納し、前記UHDTV用タイムコード信号を含む映像信号を生成する生成部と、を備え、
    前記タイムコード信号取り出し部は、
    前記UHDTV用タイムコード信号が前記映像信号のベーシックストリームに格納されるタイミングに間に合うように、前記HD−SDI信号から前記UHDTV用タイムコード信号を取り出す、ことを特徴とする映像信号送信装置。
  5. UHDTV用タイムコード信号が多重されたUHDTV用の映像信号を受信し、前記映像信号から前記UHDTV用タイムコード信号を取り出し、前記UHDTV用タイムコード信号を、前記映像信号に同期したHD−SDI信号に多重し、前記HD−SDI信号を送信する映像信号受信装置であって、
    前記映像信号の所定のライン番号の領域から、前記UHDTV用タイムコード信号を取り出すタイムコード信号取り出し部と、
    前記タイムコード信号取り出し部により前記UHDTV用タイムコード信号が前記映像信号から取り出されたときの前記映像信号の所定のライン番号のタイミングよりも遅くなるように、前記UHDTV用タイムコード信号を、前記HD−SDI信号の予め設定されたライン番号の領域に格納し、前記HD−SDI信号を生成するHD−SDI信号生成部と、
    を備えたことを特徴とする映像信号受信装置。
  6. 請求項5に記載の映像信号受信装置において、
    前記HD−SDI信号生成部により前記UHDTV用タイムコード信号が格納される領域の予め設定されたライン番号を、前記UHDTV用タイムコード信号が前記映像信号から取り出されたときの前記映像信号の所定のライン番号のタイミングを基準として、当該基準のタイミングに対応するHD−SDI信号のライン番号よりも遅いライン番号とする、ことを特徴とする映像信号受信装置。
  7. UHDTV用の映像信号に同期したHD−SDI信号を入力し、前記HD−SDI信号からUHDTV用タイムコード信号を取り出し、前記UHDTV用タイムコード信号から前記映像信号のフレーム番号及び時刻を復元するタイムコード受信装置であって、
    前記UHDTV用タイムコード信号が前記映像信号から取り出されたときの前記映像信号の所定のライン番号のタイミングを基準として、当該基準のタイミングに対応するHD−SDI信号のライン番号よりも遅いライン番号が、HD−SDI信号の多重位置のライン番号として予め設定されており、
    前記UHDTV用タイムコード信号が多重された前記HD−SDI信号を入力し、前記HD−SDI信号の前記予め設定されたライン番号の領域から、前記UHDTV用タイムコード信号を取り出すタイムコード信号取り出し部と、
    前記タイムコード信号取り出し部により取り出された前記UHDTV用タイムコード信号の所定領域から前記フレーム番号及び前記時刻を抽出し、前記映像信号に同期した前記フレーム番号及び前記時刻を復元するタイムコード復元部と、
    を備えたことを特徴とするタイムコード受信装置。
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