JP6716823B2 - 編み物用マーカー - Google Patents

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Description

本発明は、編み作業の途中等において編み糸等に目印として掛け止めるための編み物用マーカーに関する。
編み作業において、たとえば編み物に目印を付けるために編み物用マーカーが用いられる(たとえば、特許文献1を参照)。編み物用マーカーは、たとえば所定の段数ごとに編み方を変える模様編みを行う場合、段数を数えやすくするために用いられる。
特許文献1に開示された編み物用マーカーは、ベース部と、ベース部の適所から棒状に延びる糸掛け部とを有する。糸掛け部は、ベース部につながる基端部から自由端である先端部にかけて緩やかなループ状に湾曲している。上記従来の編み物用マーカーを使用する際には、糸掛け部の先端部と、ベース部との間の糸通し用の開口を通じて当該先端部で編み目(編み糸)を掬い、糸掛け部の内側に編み糸を通す。そして、糸掛け部の先端部を、ベース部に設けられた係合部に係合させることで、閉じたロープが形成される。これにより、編み物用マーカーの脱落が防止される。
編み物用マーカーの使用に際しては、たとえば僅かな時間だけ目印として付けておきたい場合、あるいは短いスパンで付け外しを繰り返したい場合などがある。このような使用態様においては、作業性の観点から、係合部によるロックをせずに使用することが要請される。しかしながら、係合部のロックをせずに使用すると、糸掛け部が編み糸から滑り落ちる場合があった。
意匠登録第1531753号公報
本発明はこのような事情のもとで考え出されたものであって、使い勝手のよい編み物用マーカーを提供することを主たる課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明によって提供される裁縫用クリップは、基端部から自由端である先端部にかけて全体としてループ状に湾曲し、上記先端部と上記基端部との間に糸通し用の開口を有する糸掛け部、を備えた編み物用マーカーであって、上記糸掛け部は、波形状に屈曲する屈曲領域を有することを特徴としている。
好ましい実施の形態においては、上記屈曲領域を含んだ上記糸掛け部全体が所定の面内に沿う。
好ましい実施の形態においては、上記屈曲領域は、上記糸掛け部全体の湾曲における外側に凸となる円弧が連続する形状である。
好ましい実施の形態においては、上記糸掛け部は、上記先端部から上記屈曲領域に至るまでの間が屈曲していない非屈曲領域を有する。
好ましい実施の形態においては、上記糸掛け部の上記基端部につながり、当該糸掛け部を含む面内方向に延びる板状のベース部をさらに備え、上記糸掛け部は、弾性変形可能であり、かつ自然状態において上記先端部と上記ベース部との間に上記開口が形成されており、上記ベース部には、弾性変形させた上記糸掛け部の上記先端部を係合させるための係合部が設けられており、上記先端部が上記係合部に係合するとき、上記糸掛け部と上記ベース部とが閉じたループを形成する。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明に係る編み物用マーカーの一例を示す正面図である。 図1に示す編み物用マーカーの左側面図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 編み物用マーカーの使用状態を説明するための正面図である。 図4のV−V線に沿う断面図である。 編み物用マーカーの使用状態を説明するための正面図である。 本発明に係る編み物用マーカーの他の例を示す正面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図3は、本発明に係る編み物用マーカーの一実施形態を示している。図1および図2に表れているように、本実施形態の編み物用マーカーA1は、ベース部1と、糸掛け部2とを備えており、たとえば編み作業の途中等において編み糸に掛け止めて使用するものである。
糸掛け部2は、ベース部1から延びるように形成されており、編み糸に掛け止める部分である。より具体的には、糸掛け部2は、基端部21から先端部22にかけて全体として湾曲しており、弾性変形可能な棒状を呈している。糸掛け部2の横断面は、概略円形状とである。糸掛け部2はまた、屈曲領域23および非屈曲領域24を有する。本実施形態において、糸掛け部2は、所定の平面(図1においては紙面の面内方向)に沿うように形成されている。
基端部21は、ベース部1に連結されている。その一方、先端部22は自由端とされており、自然状態において、先端部22とベース部1との間には開口3が形成されている。先端部22は、後述の係合部13に係合させられる部分であり、先細り状となっている。
屈曲領域23は、波形状に屈曲する部分であり、基端部21と先端部22との間に設けられている。ここで、波形状とは、たとえば、正弦波形状、矩形波形状、三角波形状、台形波形状、鋸波形状など、単位波形が繰り返し連続する形状のことである。図1によく表れているように、本実施形態において、屈曲領域23は、糸掛け部2全体の湾曲における外側に凸となる単位円弧231が連続する形状である。当該単位円弧231の数は特に限定されるものではないが、たとえば3〜5個程度である。図1に示した屈曲領域23では、単位円弧の数は4個である。
本実施形態においては、屈曲領域23についても、上記した所定の平面(糸掛け部2全体が沿う平面で、図1において紙面の面内方向)に沿っている。
非屈曲領域24は、屈曲していない部分であり、先端部22から屈曲領域23に至るまでの間にある。本地市形態において、非屈曲領域24は緩やかに湾曲している。
ベース部1は、板状部11と、周縁部12と、係合部13とを有する。板状部11は、所定の厚みを有しており、ベース部1の主要部分を構成する。周縁部12は、板状部11のうち糸掛け部2と向かい合う内側部分とは反対側の外側部分の周縁に沿って形成されており、厚みが相対的に大きくされた部分である(図3参照)。この厚みが大きくされた周縁部12に、上記糸掛け部2の基端部21がつながっている。
係合部13は、上記糸掛け部2の基端部21がつながる部分から離れた位置に設けられている。係合部13は、弾性変形させた糸掛け部2の先端部22を係合させるためのものであり、起立部131および延出部132を含んで構成されている。起立部131は、ベース部1(板状部11)の周縁において当該ベース部1の一方の面1a(図1における紙面上側の面)から厚さ方向に立ち上がっている。延出部132は、起立部131の先端から糸掛け部2の基端部21側(図1における図中上側)に延びている。
ベース部1(板状部11)には、係合部13の近傍において孔14が形成されている。孔14は、正面視において延出部132と重なっており、ベース部1の厚さ方向に貫通している。なお、本実施形態において、ベース部1(板状部11)の適所には突起や凹み、あるいは孔などが形成されており、正面視において編み物用マーカーA1全体が羊を模したデザインとされている。
上記したベース部1および糸掛け部2を含んで構成される編み物用マーカーA1は、たとえばポリアセタール樹脂などの所定の強度を有する合成樹脂により一体形成される。
次に、本実施形態の編み物用マーカーA1の作用について説明する。
編み物用マーカーA1を使用する際には、図4に表れているように、ベース部1と糸掛け部2の先端部22との間の開口3を通じて先端部22で編み目(編み糸Y1)を掬い、糸掛け部2の内側に編み糸Y1を通す。そして、糸掛け部2を、図4において仮想線で表す自然状態から弾性変形させて係合部13に係合させる。ここで、図4において実線で示すように、糸掛け部2とベース部1とにより閉じたループが形成される。
編み物用マーカーA1の使用時には、糸掛け部2と係合部13とが閉じたループを形成する。これにより、編み物用マーカーA1が編み目(編み糸Y1)から脱落するのを防止することができる。
糸掛け部2は、波形状に屈曲する屈曲領域23を有する。糸掛け部2は、屈曲領域23を含んだ当該糸掛け部2全体が所定の面内に沿っており、屈曲領域23は、糸掛け部2全体の湾曲における外側に凸となる単位円弧231が連続する形状である。このような構成によれば、編み物用マーカーA1を編み目に付けた時、上記の外側に凸となる単位円弧231が編み地の隙間に入り込んでフィットする。これにより、編み目が引き伸ばされ難くなり、編み目の乱れを防止することができる。
係合部13は、板状部11から立ち上がる起立部131と、この起立部131の先端から糸掛け部2の基端部21側に延びる延出部132とを含む。図4、図5を参照すると理解されるように、糸掛け部2を係合部13に係合させるときには、糸掛け部2の弾性復元力が図中右側に向けて作用する。上記した係合部13の構成によれば、糸掛け部2の先端部22は、板状部11、起立部131および延出部132によって囲まれているので、当該先端部22が係合部13から意図せずに外れるといった不具合を適切に回避することができる。
編み物用マーカーA1の使用に際しては、たとえば短時間だけ編み目に付けておきたい場合がある。このような使用態様においては、図6に示すように、糸掛け部2を編み目(編み糸Y1)に通した後、上記係合部13によるロックをせずに開口3が開いたままにする。本実施形態においては、上記のように糸掛け部2は、波形状に屈曲する屈曲領域23を有する。このような構成によれば、波形状に細かく屈曲する部分によって、糸掛け部2が編み糸Y1から滑り落ちるといった不都合が防止される。
糸掛け部2は、先端部22から屈曲領域23に至るまでの間が屈曲していない非屈曲領域24とされている。このように、糸掛け部2が、先端部22から一定範囲において非屈曲領域24を有する構成によれば、糸掛け部2(先端部22)を編み糸Y1に通す作業をスムーズに行うことができる。
上記のように、糸掛け部2は、屈曲領域23を含んだ当該糸掛け部2全体が所定の面内に沿っており、屈曲領域23は、糸掛け部2全体の湾曲における外側に凸となる単位円弧231が連続する形状である。このような構成によれば、糸掛け部2全体の湾曲における外側を指で摘むときに単位円弧231より引っ掛かり易く、滑りが防止される。したがって、糸掛け部2を係合部13に係合させ、あるいは当該係合を解除する際の糸掛け部2の開閉操作について、作業性がよい。
以上、本発明の具体的な実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の思想から逸脱しない範囲内で種々な変更が可能である。本発明に係る編み物用マーカーの具体的な形状や材質なども、上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態においては、ベース部1を備える場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、ベース部を具備しない構成であってもよい。図7は、ベース部を具備しない編み物用マーカーの一例を示している。図7に示した編み物用マーカーA2は、上記実施形態の編み物用マーカーA1における糸掛け部2と同様の糸掛け部2を備えるが、屈曲領域23は、5個の単位円弧231を含む。また、編み物用マーカーA2においては、糸掛け部2の先端部22と基端部21との間が糸通し用の開口3とされている。
図7に示した編み物用マーカーA2においても、上記の編み物用マーカーA1における屈曲領域23や非屈曲領域24に関して上述した作用と同様の作用を奏する。
なお、上記実施形態において、屈曲領域23は、糸掛け部2全体が湾曲する面内に沿う形状とされていが、これに限定されない。たとえば、屈曲領域23は、糸掛け部2全体が湾曲する面内方向に対して交差するようにジグザグに屈曲する構成としてもよい。
A1,A2 編み物用マーカー
Y1 編み糸
1 ベース部
11 板状部
12 周縁部
13 係合部
131 起立部
132 延出部
14 孔
2 糸掛け部
21 基端部
22 先端部
23 屈曲領域
231 単位円弧
24 非屈曲領域
3 開口

Claims (3)

  1. 基端部から自由端である先端部にかけて全体としてループ状に湾曲し、上記先端部と上記基端部との間に糸通し用の開口を有する糸掛け部、を備えた編み物用マーカーであって、
    上記糸掛け部は、波形状に屈曲する屈曲領域を有し、
    上記屈曲領域を含んだ上記糸掛け部全体が所定の面内に沿っており、
    上記屈曲領域は、上記糸掛け部全体の湾曲における外側に凸となる円弧が連続する形状であることを特徴とする、編み物用マーカー。
  2. 上記糸掛け部は、上記先端部から上記屈曲領域に至るまでの間が屈曲していない非屈曲領域を有する、請求項1に記載の編み物用マーカー。
  3. 上記糸掛け部の上記基端部につながり、当該糸掛け部を含む面内方向に延びる板状のベース部をさらに備え、
    上記糸掛け部は、弾性変形可能であり、かつ自然状態において上記先端部と上記ベース部との間に上記開口が形成されており、
    上記ベース部には、弾性変形させた上記糸掛け部の上記先端部を係合させるための係合部が設けられており、上記先端部が上記係合部に係合するとき、上記糸掛け部と上記ベース部とが閉じたループを形成する、請求項1または2に記載の編み物用マーカー。
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