JP6715290B2 - 弁開度計 - Google Patents

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Description

本発明は、弁の開閉状態又は開度を表示するための弁開度計に関する。
例えば発電プラント等の各種プラントには、多くの弁が設置されている。これらの弁のうち、電動モータで開閉駆動される電動弁、及び、大口径の手動弁では、その多くが、弁開度を表示するための開度計を備えている。しかし、小口径の手動弁では、開度計が設置されていないものが多い。これら小口径の手動弁では、その外観から開閉の状態を判別するのが困難である場合が多い。
このような小口径弁には、その開閉操作後に、開弁又は閉弁を示す表示プレートをぶら下げるような対応がなされている。しかし、この方法では、表示プレートの変更を忘れたり、弁の開閉状態の誤認識の問題がある。さらに、開閉弁の誤操作に起因する弁の開閉状態の変化に気づかないというおそれもある。
弁の開度表示装置としては、特開2013−024402号公報、特開2013−210038号公報等に提案されているものが知られている。しかし、例えば、これら従来の開度表示装置を既設の弁に設置しようとすれば、取り付け対象の弁の改造を要したり、開閉表示装置自体が大がかりな装置になったりする。
特開2013−024402号公報 特開2013−210038号公報
本発明は、上記した現況に鑑みてなされたものである。本発明は、新規に製造される弁に対してはもちろんのこと、既設の弁に対しても容易に設置することが可能であり、構造が簡素で安価な弁開度計を提供することを目的としている。
本発明に係る弁開度計は、
開閉用のハンドルを有する弁の開度又は開閉状態を表示する弁開度計であって、
上記ハンドル又はこのハンドルと一体で回転する部分に取り付けられる本体と、
上記ハンドルの回転角度に相当する情報を取得する回転角センサと、
上記ハンドルの回転操作に伴って上記回転角センサが検出したハンドルの回転角度に相当する情報に基づき、弁の開度データを出力する開度出力部と、
この開度出力部の出力に基づいて、弁の開度又は開閉状態を表示する開度表示部とを備えており、
上記回転角センサ、開度出力部及び開度表示部が、上記本体に取り付けられており、
上記回転角センサが、磁気センサ及び加速度センサの少なくとも一方から構成されている。
好ましくは、上記開度出力部が、ハンドルの回転角度に応じた弁開度を演算するマイクロコンピュータを有している。また、上記開度表示部が、ハンドルの回転角度に応じて発光しうる、発光色の異なる複数の発光器を有しているのも好ましい。
好ましくは、上記本体に取り付けられたトリガー部を備えており、
このトリガー部が照度センサを有しており、
この照度センサが外部からの光照射を受けることにより、上記回転角センサ、上記開度出力部及び上記開度表示部が起動するように構成されている。
好ましくは、上記本体に取り付けられたデータ通信部を備えており、
このデータ通信部が、開度出力部が出力した弁開度のデータを、外部の受信部に送信しうるように構成されている。
好ましくは、上記本体が、取付用ナット部を有しており、
この取付用ナット部が、手動弁のハンドルを弁棒に固定するための固定ナットの代わりに、上記弁棒に螺着されうるように構成されている。
本発明に係る弁は、開閉用のハンドルと、このハンドル又はこのハンドルと一体で回転する部分に取り付けられた弁開度計とを備えており、この弁開度計が、前述したうちのいずれかの弁開度計から構成されている。
本発明によれば、弁開度計が簡素な構造となり、しかも、既存の弁に対しても容易に取り付けることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る弁開度計が取り付けられた小口径の手動弁の一例を示す一部断面正面図である。 図2は、図1の弁をII−II線に沿って見た一部切り欠き側面図である。 図3は、図1の弁に取り付けられる開度計を示す一部断面正面図である。 図4(a)は、磁気センサを用いた弁の開度を検出する方法を説明するためのグラフであり、図4(b)は、加速度センサを用いた弁の開度を検出する方法を説明するためのグラフである。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1及び図2には、本発明の一実施形態に係る開度計1が設置されうる手動弁(単に弁ともいう)2が示されている。図1は、弁2の一部断面正面図であり、図2はこの弁2の一部切り欠き側面図である。図1には、上端に開度計1が取り付けられた弁2が示されている。この弁2は、弁箱3、弁箱3に固定された円筒状のボンネット(蓋部材)4、ボンネット4に螺着されたヨーク5、ボンネット4内に挿通された弁棒6、弁棒6に外嵌され且つボンネット4内に順に装着された弁棒ガイド7、グランドパッキン8及びパッキン押さえ9、アイボルト22及びナット24(図2)によってパッキン押さえ9を下方に押圧するためのパッキン押さえ板10、並びに、弁棒6の上端近傍に装着された操作用のハンドル11を備えている。上記ボンネット4は、弁箱3の雌ねじ3aに螺着された上で、溶接によって弁箱3に固着されている。上記弁棒6の下端近傍は弁体12を構成している。
弁箱3の内部には、流体の入口13から弁座14の部分を経由して出口15に至る流路16が形成されている。弁座14の内径は、弁体12の外径より小さくされている。上記弁座14に弁体12が圧接されることにより、流路16が閉止される。図1には、全閉状態の弁2が示されている。
図2に示されるように、ヨーク5の下部の外周には、180°間隔に一対のボルト支持部21が突設されている。このボルト支持部21にはそれぞれ、アイボルト22がピン23によって回動自在に枢支されている。上記パッキン押さえ板10のU字状の切り欠き開口10aには、このアイボルト22が挿通されている。アイボルト22にはナット24が螺着されている。このナット24を締め付けることにより、パッキン押さえ板10を介してパッキン押さえ9が下方に押し下げられる。これにより、グランドパッキン8が押圧され、弁2の内部と外部とが液密且つ気密にシールされうる。
上記弁棒ガイド7は、ボンネット4の雌ねじ4aに螺着されている。ヨーク5の上端には、スリーブ17が固定されている。弁棒6の上部に形成された雄ねじ6aが、このスリーブ17の雌ねじ17aに螺合されている。従って、ハンドル11が回転させられると、弁棒6がハンドル11と一体で回転しながら上下動する。弁棒ガイド7の内径側には段差7aが形成されている。弁棒6の下端近傍にも段差6bが形成されている。弁棒6が上昇すると、これら段差6b、7a同士が当接し、弁2は全開状態(図示せず)となる。逆に、弁棒6が下降すると、弁体12が弁座14に当接し、弁2は全閉状態となる。全閉から全開までは、弁2のリフト(図1中の符号L)と呼ばれる。
弁棒6の上端近傍には、四角形断面の係合部18が形成されている。ハンドル11の中央のボス部19には四角形の貫通孔19aが形成されている。このハンドル11の貫通孔19aに弁棒6の係合部18が挿通されることにより、両者6、11が一体で回転可能となる。図2に示されるように、弁棒6の上端には雄ねじ6cが形成されており、この雄ねじ6cにナット20が螺着されることにより、ハンドル11が弁棒6に固定される。図示のごとく、このナット20を外して、弁棒6の雄ねじ6cに上記開度計1を取り付けることができる(図1)。この雄ねじ6cに取り付けられた開度計1は、ハンドル11及び弁棒6と一体で回転しうる。開度計1を設置するために、弁2にわずかな改造すら加える必要はない。
図3には開度計1が示されている。この開度計1は、本体28と取付用ナット29とを備えている。取付用ナット29は、本体28を装着対象の弁2の弁棒6の雄ねじ6cに取り付けるためのものである。取付用ナット29には、前述した弁棒6の上端の雄ねじに螺合しうる雌ねじ29aが形成されている。本体28は、後述の機能部品を収容するための本体容器30を備えている。本体容器30は、その底部を構成するとともに上記取付用ナット29に接続する台座部31を備えている。
本体容器30は、実質的に有底円筒状を呈している。本体容器30は、液密にシールされた防水構造を有している。本体容器30は、透明又は半透明の材料から形成されている。台座部31の下面には、雄ねじ32aが形成された接続用凸部32が突設されている。この接続用凸部32は、前述した取付用ナット29の雌ねじ29aに螺しうる。この螺合により、本体容器30が取付用ナット29と一体化される。
本実施形態では、取付用ナット29の雌ねじ29a、及び、接続用凸部32の雄ねじ32aは、対象弁2の弁棒6の上端の雄ねじ6cと同一サイズにされている。しかし、接続用凸部32の雄ねじ32aのサイズは、対象弁2の弁棒6の雄ねじ6cのサイズに関わらず、一定にしてもよい。この場合は、取付用ナット29の雌ねじ29aは、同軸上の上下で異なるサイズにする必要が生じうる。例えば、接続用凸部32の雄ねじ32aのサイズをM8で一定にし、M12の雄ねじを有する弁棒に取り付ける場合、取付用ナット29の雌ねじ29aを、上部40%程度の範囲をM8とし、下部60%程度をM12とすることができる。
上記機能部品は、回転角センサ34、開度出力部35、開度表示部36、データ通信部37、トリガー部38及び電源39である。回転角センサ34は、上記ハンドル11の回転角度に相当する情報を検出する。開度出力部35は、回転角センサ34が検出したこの情報に基づいて、ハンドル11の回転角度及び弁の開度を演算してこれを出力する。開度出力部35による弁開度の出力に基づいて、開度表示部36による弁2の開閉状態の本体容器30への表示がなされる。また、データ通信部37により、開度出力部35が出力した開度データが、外部の受信部であるパソコン等に無線送信される。トリガー部38は、外部信号により、上記機能部品を起動させる。これは、常時は、節電を目的として、各機能部品に対する電源39がオフにされていることによるものである。この電源39は、機能部品に対し、必要な電力を供給する駆動電源である。
回転角センサ34として、磁気センサ40及び加速度センサ41の少なくとも一方が採用されうる。これらのセンサ40、41としては、例えば、市販の電子コンパス、3軸磁気センサ、3軸加速度センサ等が採用されうる。磁気センサ40は磁気強度を時系列に検出することができる。加速度センサ41は重力加速度を時系列に検出することができる。地磁気の強度及び方向、並びに、重力加速度の大きさ及び方向は、いずれも一定している。地磁気の方向と重力加速度の方向とは、互いに異なっている。重力加速度の方向は鉛直方向であり、地磁気の方向は鉛直に対して傾斜した方向である。磁気センサ40の検出部がホール素子から構成されている場合、ホール素子は、そこを通過する磁束の大きさに応じた電気(素量)を生じる。磁気センサ40の検出面が、その回転に伴って地磁気を連続して横切る。これにより、地磁気を横切る検出面の傾きの変化に応じて、測定される地磁気の大きさは一定サイクルで変化する。加速度センサ41の検出部が圧電素子及び錘から構成されている場合、圧電素子は、そこに加わった錘の重力に比例した電気(素量)を生じる。加速度センサ41は、その検出面が回転に伴って重力を連続して横切る。これにより、重力を横切る検出面の傾きの変化に応じて、測定される重力加速度の大きさは一定サイクルで変化する。
磁気センサ40及び加速度センサ41のうちの一方を採用する場合、磁気センサ40を選択するのが好ましい。なぜなら、加速度センサ41では、弁棒の軸が鉛直を向くように設置された弁では、その機能を発揮することが困難だからである。重力は鉛直方向に作用しているが、弁は、その弁棒が鉛直を向くように設置されることが多いからである。従って、鉛直軸回りに回転する加速度センサ41では、重力加速度の検出値に変化が生じない。一方、磁気センサ40であれば、弁棒の軸が鉛直を向くように設置された弁であっても、回転に伴って検出する地磁気の検出値に変化が生じる。
一方、弁棒の軸が地磁気の方向を向くように設置された弁の場合、磁気センサ40ではその機能を発揮することが困難である。しかし、弁がこのような姿勢で設置されることは希有である。このような姿勢の弁であっても、加速度センサ41であれば、回転に伴って検出する加速度の大きさに変化が生じる。以上のとおり、磁気センサ40及び加速度センサ41は、互いの不感帯域を補完し合っているといえる。弁の設置姿勢が決定されている場合は、この姿勢に応じて採用するセンサを決定すればよい。この場合は、いずれか一方のセンサで事足りる。本実施形態の開度計1では、安全を期して、磁気センサ40及び加速度センサ41の両方が設置されている。
図4に示されるように、ハンドル11の回転に伴い、開度計1が弁棒6の軸回りに回転すると、磁気センサ40による地磁気の検出値は、360°回転毎に正弦波状に周期的に変化する(図4(a))。また、加速度センサ41による重力加速度の検出値も、360°回転毎に周期的に変化する(図4(b))。図4のグラフの横軸は回転角度を表し、縦軸は地磁気の検出値(図4(a))及び重力加速度の検出値(図4(b))を表す。この検出値の周期的な変化により、ハンドル11の回転角度及び回転数が求められる。このハンドル11の回転角度及び回転数から、弁棒6の移動距離、すなわち弁2の開度が求められうる。予め、ハンドルを全閉から全開へ回転させることにより、ハンドルの回転角度と地磁気又は加速度の検出値との関係、全閉位置と全開位置との回転角度差、全閉位置及び全開位置それぞれにおける地磁気又は加速度の検出値等を記録しておく。この地磁気の検出値又は加速度の検出値と弁開度との関係の求め方の詳細は、以下のとおりである。
図4に示されるように、例えば弁2の全閉時点を基準にし、この全閉時の回転角度を0°と決定する。全閉時点から、ハンドル11を開弁方向(反時計方向)に回転させつつ、磁気強度を測定する。弁2の全閉位置から全開位置まで、磁気強度の測定値がハンドル11の回転角度と対応させられて時系列に記録される。全閉時点における地磁気の検出値(初期値)T0が、回転角度=0°に対応付けられている。
以上の予備測定結果の記録により、以下のことが判る。全閉時点から任意の回転角度θ1における地磁気の検出値はT1である。この検出値T1から、開弁方向への回転角θ1が特定できる。この回転角度θ1の位置からハンドル11を回転させて、検出値がT1より増加すれば、ハンドル11は開弁方向に回転されていることが判る。逆に、検出値がT1より減少すれば、ハンドル11は閉弁方向に回転されていることが判る。全閉から全開までの如何なる位置においても、地磁気の検出値の変化によってハンドル11の回転方向が識別できる。そして、検出値T1の位置から開弁方向に任意の角度だけハンドルを回転させたときの検出値T2から、全閉時からの回転角θ2を特定することができる。全閉から全開までの回転角と地磁気との時系列の対応データによれば、検出された地磁気の大きさから弁開度、すなわち全開リフトLに対する開度の割合(1/4L、1/16L等)、が把握されうる。加えて、弁棒6の雄ねじ6aのねじピッチも既知であるから、このデータからも、ハンドル11の回転角度と弁棒6の移動距離(例えばmm単位)とを対応づけることができる。加速度センサ41による場合も、上記と同じ結果が得られる。従って、加速度センサ41による検出値G0、G1、G2に基づいた開度検出の説明は省略される。
開度出力部35としては、CPU、メモリ等を含んだマイクロコンピュータ42を採用しうる。マイクロコンピュータ42は、磁気センサ40及び/又は加速度センサ41が検出した時系列の地磁気及び/又は重力加速度の各大きさに基づき、前述したとおり弁2の開度を演算する。マイクロコンピュータ42では、弁2の全閉から全開に至るまでの、地磁気及び/又は重力加速度の各大きさと弁開度との関係が得られている。従って、全閉から全開に至るまでの定量的な開度情報を出力することが可能である。
開度出力部35の出力に基づいて出力表示を行う前述の開度表示部36としては、発光色の異なる複数の発光器(LED)43を採用してもよい。この複数のLED43は、マイクロコンピュータ42から出力された弁開度情報に応じて、異なる色彩及び/または異なる輝度の光を発しうる。例えば、全開時は青色LEDが点灯し、全閉時は赤色LEDが点灯し、中間開度(全開および全閉以外)時は白色LEDが点灯するようにしてもよい。また、全開、中間開度、全閉それぞれを、輝度の異なる同一色によって表示してもよい。または、光の輝度と色彩との組み合わせにより、全開、中間開度、全閉のそれぞれを表示してもよい。開度表示部36として、このLEDに代えて、開度を定量的に示す電光表示板が用いられてもよい。
データ通信部37としては、例えば、市販の無線通信モジュールが採用されうる。このデータ通信部37は、開度出力部35による弁開度情報を、図示しない外部のパソコン等に送信する。この場合の弁開度情報としては、マイクロコンピュータ42で演算された全閉から全開に至るまでの定量的な開度データである。外部のパソコンでは、この開度データから、開度のパーセント、全閉時から全開方向への弁棒6の移動距離等が演算され、また、全開、中間開度、全閉の3種類の状態が区別され得る。又は、マイクロコンピュータ42から、全開、中間開度、全閉の各状態を示す3種類の信号、開度のパーセント表示、全閉時から全開方向への弁棒6の移動距離等を示す信号を出力することも可能である。
電源39としては、市販の小型のいわゆるボタン型のアルカリ電池、リチウム電池、酸化銀電池等が採用されうる。この電池に対して半導体部品を活用することにより、省電力効果が期待できる。さらなる節電のために、常時は、この電源39をオフの状態にしておくことも可能である。この場合、ハンドル操作に先立って開度計1を起動するために、下記のトリガー部38を必要とする。
上記トリガー部38としては、光ダイオード等の半導体を含んだ照度センサ44が採用されうる。この照度センサ44は、外部からの信号である所定値以上の照度を検知したときに通電して検知信号を発する。この検知信号により、磁気センサ40、加速度センサ41、マイクロコンピュータ42、LED43が起動する。上記所定の照度(基準照度)を調節することは可能である。外部からの信号としては、レーザーポインター、LEDランプ等からの照射光が該当する。使用者が、レーザーポインター、LEDランプ等によって開度計1に光を照射する起動アクションをとることにより、開度計1が起動する。
この開度計1は、アラーム機能を有しているのが好ましい。前述のとおり、ハンドル11の回転操作を行う際には、開度計1が起動されていることが重要である。常に、マイクロコンピュータ42が、回転に伴う現時点での開度情報を記憶しておく必要があるからである。従って、もし、レーザーポインター、LEDランプ等による起動アクションをとることなくハンドル操作をした場合は、開度計1がアラーム表示をする。具体的には、この開度計1には、加速度センサの一種からなるモーションセンサ45が装備されている。このモーションセンサ45が、ハンドル11の回転を検知する。このモーションセンサ45の検知信号により、マイクロコンピュータ42からLED43に対して、前述の3段階の開度(全開、全閉、中間開度)を示す光とは異なる光の発光を指示する。例えば、赤色光の点滅、3色の光の点滅等である。このモーションセンサ45は極低消費電力という特徴を有しており、常時通電されてはいるが、上記ボタン型電池39を消耗させるおそれはない。
この開度計1は、データ通信部37により、外部のパソコン等とデータの送受信を可能としてもよい。ICタグ機能により、各弁2のID管理が可能となり、外部のパソコンや情報端末において構築されている弁開度監視システムとの連携が可能となる。この結果、プラントの運転の信頼性向上、運転員のプラント管理業務の労力軽減に寄与しうる。
本実施形態では、開度計1が弁2の弁棒6に装着される。しかし、開度計の装着対象は弁棒6には限定されない。開度計は、ハンドル11に装着されてもよい。このような開度計は、前述の取付用ナット29に代えて、ハンドル11をしっかりと把持するクランプを備えるのが好ましい。ハンドル装着式の開度計は、弁棒がハンドルと一体に回転することのない弁に好適である。このような弁としては、スリーブが、ハンドルと一体で回転し、ヨークに対して上下動不能にされている弁である。このような弁では、ハンドルの回転操作により、弁棒が回転することなく上下動する。
以上説明された弁開度計は、手動弁の開閉状態の確認に有用である。
1・・・開度計
2・・・手動弁
3・・・弁箱
4・・・ボンネット
5・・・ヨーク
6・・・弁棒
7・・・弁棒ガイド
8・・・グランドパッキン
9・・・パッキン押さえ
10・・・パッキン押さえ板
11・・・ハンドル
12・・・弁体
13・・・流体入口
14・・・弁座
15・・・流体出口
16・・・流路
17・・・スリーブ
18・・・(弁棒の)係合部
19・・・(ハンドルの)ボス部
20・・・ナット
21・・・ボルト支持部
22・・・アイボルト
23・・・ピン
24・・・ナット
28・・・本体
29・・・取付用ナット
30・・・本体容器
31・・・台座部
32・・・接続用凸部
34・・・回転角センサ
35・・・開度出力部
36・・・開度表示部
37・・・データ通信装置
38・・・トリガー部
39・・・電源
40・・・磁気センサ
41・・・加速度センサ
42・・・マイクロコンピュータ
43・・・LED
44・・・照度センサ
45・・・モーションセンサ
L・・・(弁の)リフト

Claims (2)

  1. 開閉用のハンドルを有する弁の開度又は開閉状態を表示する弁開度計であって、
    前記ハンドル又は前記ハンドルと一体で回転する部分に取り付けられる本体と、
    前記ハンドルの回転角度に相当する情報を取得する回転角センサと、
    前記ハンドルの回転操作に伴って前記回転角センサが検出した前記ハンドルの回転角度に相当する情報に基づき、前記弁の開度データを出力する開度出力部と、
    外部信号により、電源がオフにされている前記回転角センサ及び前記開度出力部を起動させるトリガー部と
    前記開度出力部の出力に基づいて前記弁の開度又は開閉状態を表示する開度表示部と
    を備えており、
    前記回転角センサ、前記開度出力部前記トリガー部及び前記開度表示部が、前記本体に取り付けられている、弁開度計。
  2. 前記本体に取り付けられたデータ通信部を備えており、
    前記データ通信部が、前記開度出力部が出力した弁開度のデータを、外部の受信部に送信しうるように構成されている、請求項1に記載の弁開度計。

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