JP6715138B2 - 地震計 - Google Patents

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Description

本発明は、地震計に関するものである。
特許文献1には、地震動の初期微動(P波)探知方法が開示されている。このP波探知方法では、地動を常時観測し、観測した地動の水平動と上下動とを使って地震動の危険度判定指標値を算出し、また一方で観測した地震動の水平動のみを使って地震動の危険度判定指標値を算出し、これらの差が所定値以上となった場合に地震動のP波と判定する。そして、地震動がP波である間に、地震動の危険度判定指標値が警報レベル(所定の閾値)を超えた場合に警報を出力する。
特許文献2には、震央距離及びマグニチュードの推定方法が開示されている。この推定方法は、B−Δ法と呼ばれる方法である。このB−Δ法では、地震計から得られるP波の波形形状の特徴に注目し、数個のパラメータを含む簡易な関数でフィッティングすることによりこの波形形状を定量化し、得られたパラメータから震央距離及びマグニチュードを推定する。
特許文献3には、直下型地震発生検出システムが開示されている。このシステムでは、上下動と水平動とを含む振動を検出し、その振動に含まれる上下動が、所定時間内に所定の閾値に達し、且つ、その振動の上下動と水平動の比が所定の設定値を超えることにより、その振動が直下型地震特有の振動であると判断されて、警報が出力される。
特開2006−10664号公報 特開2002−277557号公報 特開2006−234480号公報
地震発生時における安全性確保のために、P波の情報から、後に到達するS波の大きさを推定し、これに基づいてS波が到達する前に警報を発することが望ましい。そこで、例えば特許文献1〜3に記載された方法が提案されている。
しかしながら、特許文献1に記載のP波探知方法では、所定の閾値を適正に定めることが難しい。また、特許文献2に記載の推定方法では、P波の情報を検出してから震央距離及びマグニチュードを推定するまでに3秒以上の時間を要すると推測される。このようにP波の情報を検出してからS波の情報を推定するまでに数秒の時間を要する場合、P波が到達してからすぐにS波が到達してしまう直下型地震に対応することが難しい。また、特許文献3に記載の直下型地震発生検出システムでは、直下型地震特有の振動を検出するシステムなので、様々な到達形態の地震に対応することが難しい。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、様々なP波の到達形態の地震に対して、S波の大きさを速やかに推定することができる地震計を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の地震計は、観測地点において地動を観測し、地動の地震動を検出する計測部と、過去に発生した地震データのS波の加速度の最大値と、P波が到達してから連続する複数の予測期間における地震データのP波の加速度の最大値との相関関係が、各予測期間ごとに記録された記録部と、各予測期間における相関関係と、計測部により計測された地震動のP波の加速度の最大値とを用いて、観測地点に到達する地震動のS波の加速度の最大値を各予測期間が経過するごとに推定する演算部と、を備える。
本発明の地震計では、複数の予測期間のうち少なくとも一部の予測期間は、地震動のP波が到達してからS波が到達するまでのP波の継続期間に含まれる。したがって、演算部31は、地震動のP波の継続期間が経過するまで待つことなく、地震動のS波の加速度の最大値を速やかに推定することができる。これにより、本実施形態による地震計10は、P波が到達してからすぐにS波が到達してしまう直下型地震、及び、P波の波形が数十秒かけて成長するような遠方の地震といった様々なP波の到達形態の地震に対して対応することができる。
また、本発明の地震計では、複数の予測期間はS波が到達するまでの期間であってもよい。本発明の地震計では、地震動のP波が到達してからS波が到達するまでの予測期間に地震動のS波の加速度の最大値が推定されることが好適である。
また、本発明の地震計では、演算部は、地震動の水平動の振幅が、地震動の上下動の振幅に1以上の実数である所定の係数を乗じた値よりも大きくなったときに、地震動をS波と判定してもよい。地震動のP波が到達してから地震動のS波が到達するまでの予測期間においては、地震動の上下動の振幅が地震動の水平動の振幅に対して卓越するが、地震動のS波が到達すると、地震動の水平動の振幅が上下動の振幅に対して卓越する特性がある。この特性を利用して、地震動の水平動の振幅と、地震動の上下動の振幅に係数を乗じた値との関係から地震動のS波の到達を精度良く判定することができることを本発明者は見出した。これにより、S波が到達した後の震源距離及び地震動の震度の計算を精度良く行うことができる。
また、本発明の地震計は可搬型であってもよい。1点の観測地点においても本発明の地震計を適用することができるので、本発明の地震計を持ち運び可能な可搬型とすることができる。
また、本発明の地震計は、各予測期間が経過するごとに、地震動の予測震度を更新して表示する表示部を更に備え、予測震度は、各予測期間が経過するごとに推定される地震動のS波の加速度の最大値から演算部により算出されてもよい。ここで、各予測期間のうち少なくとも一部の予測期間は、P波の継続期間に含まれる。したがって、表示部は、地震動のP波の継続期間が経過するまで待つことなく、予測震度を速やかに表示することができる。
また、本発明の地震計は、各予測期間が経過するごとに、地震動の予測震度が所定の設定値以上である場合には警報を発生し、予測震度が設定値未満である場合には警報の発生を解除する警報部を更に備え、予測震度は、各予測期間が経過するごとに推定される地震動のS波の加速度の最大値から演算部により算出されてもよい。ここで、各予測期間のうち少なくとも一部の予測期間は、P波の継続期間に含まれる。したがって、警報部は、地震動のP波の継続期間が経過するまで待つことなく、警報を速やかに発生することができる。
本発明による地震計によれば、様々なP波の到達形態の地震に対して、S波の大きさを速やかに推定することができる。
本発明の一実施形態による地震計の構成例を示すブロック図である。 (a)過去に発生した複数の地震データのS波の加速度の最大値と、P波の到達後から0.50秒経過時までの予測期間における地震データのP波の加速度の最大値との相関関係を示す散布図である。(b)過去に発生した複数の地震データのS波の加速度の最大値と、P波の到達後0.51秒経過時から1.00秒経過時までの予測期間における地震データのP波の加速度の最大値との相関関係を示す散布図である。 (a)過去に発生した複数の地震データのS波の加速度の最大値と、P波の到達後1.01秒経過時から2.00秒経過時までの予測期間における地震データのP波の加速度の最大値との相関関係を示す散布図である。(b)過去に発生した複数の地震データのS波の加速度の最大値と、P波の到達後2.01秒経過時から3.00秒経過時までの予測期間における地震データのP波の加速度の最大値との相関関係を示す散布図である。 (a)過去に発生した複数の地震データのS波の加速度の最大値と、P波の到達後3.01秒経過時から4.00秒経過時までの予測期間における地震データのP波の加速度の最大値との相関関係を示す散布図である。(b)過去に発生した複数の地震データのS波の加速度の最大値と、P波の到達後4.01秒経過時から5.00秒経過時までの予測期間における地震データのP波の加速度の最大値との相関関係を示す散布図である。 地震動のS波の加速度の最大値を推定する方法を説明するためのグラフである。 処理部における処理内容を示すフローチャートである。 地震動のS波の到達を判定する方法を説明するためのグラフである。
以下、添付図面を参照しながら本発明による地震計の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、地震計10の構成例を示すブロック図である。地震計10は、可搬型の装置であって、計測部20と、処理部30と、第1の警報部(警報部)40とを備える。計測部20は、3つの加速度計21と、A/D変換器22とを有する。加速度計21は、観測地点において地動を観測し、地動の地震動を検出する。具体的には、3つの加速度計21が、東西(E−W)方向、南北(N−S)方向、上下(U−D)方向の地震動の加速度を計測する。3つの加速度計21は、上記3方向の地震動の加速度の大きさを示すアナログ信号を、所定のサンプリング周期に同期させてA/D変換器22に出力する。加速度計21は、サーボ加速度計であってもよく、或いは、サーボ加速度計に代えてMEMS(Micro Electro Mechanical System)加速度センサであってもよい。なお、サーボ加速度計或いはMEMS加速度センサを用いることにより、上記3方向の地震動の加速度について所定の精度が得られることが望ましい。また、加速度計21は、上記3方向の加速度の大きさを計測できれば、4つ以上設けられてもよい。
A/D変換器22は、3つの加速度計21に電気的に接続されている。A/D変換器22は、アナログ信号をデジタル信号(加速度データ)に変換する。A/D変換器22は、従来の1秒ごとに加えて例えば10ミリ秒ごとに、加速度データを生成する。A/D変換器22は、加速度データを所定のデータに細分化したのち処理部30に出力する。
処理部30は、演算部31と、入出力部32と、CPU部33と、表示部35と、操作部36と、時刻校正部37と、電源部38と、内部バッテリ39とを有する。演算部31は、A/D変換器22に電気的に接続されている。演算部31には、A/D変換器22から出力された加速度データが入力される。演算部31は、地震動の発生を監視する。具体的には、演算部31は、加速度データから地震動のP波の到達を判定する。演算部31は、地震動のP波が到達したと判定した後(すなわち地震発生後)、加速度データの解析処理を行う。具体的には、演算部31は、地震動のP波が到達したと判定した時刻(トリガ時刻)以降の加速度データから、地震動のP波の加速度の最大値を、トリガ時刻以降の連続する複数の予測期間ごとに抽出する。演算部31は、各予測期間における地震動のP波の加速度の最大値、及び、過去に発生した地震データのP波の加速度の最大値とS波の加速度の最大値との相関関係を示す関係式を用いて、複数の予測期間が経過するごとに、のちに観測地点に到達する地震動のS波の加速度の最大値を推定する。上記の相関関係を示す関係式、及び地震動のS波の加速度の最大値を推定する具体的な方法については後述する。
演算部31は、各予測期間が経過するごとに推定される地震動のS波の加速度の最大値から、地震動の予測震度、S波が到達するまでの予測時間、マグニチュード、震央距離、震央方位、及び震源深さを示す推定データを、各予測期間が経過するごとに算出する。演算部31は、推定データを入出力部32に出力する。予測震度は、震度計算アルゴリズムによって算出される。震度計算アルゴリズムは、気象庁により制定された、震度計が満たすべき性能の技術基準に基づいて定められている。演算部31は、予測震度が、操作部36により設定されるS波の警報レベル(設定値)以上であるか否かについて、各予測期間が経過するごとに判定する。予測震度がS波の警報レベル以上である場合には、演算部31は入出力部32に警報発生信号を出力する。予測震度がS波の警報レベル未満である場合には、演算部31は入出力部32に警報解除信号を出力する。
また、演算部31は、加速度データから地震動のS波の到達を判定する。演算部31は、S波が到達したと判定した時刻以降の加速度データから、地震動の震度、SI(Spectrum Intensity)値、及び合成加速度を示す実測データを算出する。演算部31は、実測データを入出力部32に出力する。震度は、予測震度と同様に、上記の震度計算アルゴリズムによって算出される。SI値は、地震動の強度の尺度として利用されており、次の式で表される。

hは減衰定数、Svは速度応答スペクトル、Tは固有周期を表している。SI値は速度応答スペクトルSvの平均値である。減衰定数h=20%(0.2)、及び固有周期T=0.1秒〜2.5秒において、演算部31は、加速度データから地震動の変位応答、速度応答、及び加速度応答を算出したのち、速度応答スペクトルSvを算出する。速度応答スペクトルSvは、水平動(E−W方向及びN−S方向)成分の合成値である。演算部31は、(1)式を用いてSI値を算出する。
入出力部32は、演算部31、表示部35、操作部36、時刻校正部37、第1の警報部40、第2の警報部41、及び外部表示部50といった機器間で通信を行うための通信インターフェイスである。入出力部32は、これらの機器間の通信に用いられる通信プロトコルの変換、及びこれらの機器に入出力する信号を論理レベル変換する機能を有する。入出力部32は、演算部31に電気的に接続されている。入出力部32は、演算部31により入力された推定データ及び実測データを、CPU部33の指示に従って表示部35、操作部36、及び外部表示部50に出力する。また、入出力部32は、演算部31により入力される警報発生信号又は警報解除信号を、CPU部33の指示に従って、第1の警報部40及び第2の警報部41に出力する。CPU部33は、入出力部32に接続されている。CPU部33は、CPUが組み込まれた集積回路である。CPUは、プログラムの実行により様々な数値計算や情報処理、及び上記の機器の制御を行う機能を有する。
記録部34は、CPU部33に含まれる。記録部34としては、例えばCFカードが用いられる。記録部34は、例えばP波の加速度の最大値を記録したログ情報、上述した相関関係(すなわち、過去に発生した地震データのP波の加速度の最大値とS波の加速度の最大値との相関関係)を示す関係式、上述した推定データ及び実測データを記録する。相関関係を示す関係式は、各予測期間ごとに記録されている。なお、ログ情報、相関関係を示す関係式、推定データ、及び実測データといった記録部34に記録されるデータは、例えばパソコンを用いて閲覧が可能なフォーマットにて記録される。ここで、相関関係、及び相関関係を示す関係式について詳細に説明する。
相関関係は、過去に発生した複数の地震データのS波の加速度の最大値と、地震データのP波が到達してから連続する複数の予測期間における地震データのP波の加速度の最大値との相関関係である。なお、過去に発生した複数の地震データは、例えば国立研究開発法人防災科学技術研究所(NIED)が所有する国内地震の地震データである。図2(a)、図2(b)、図3(a)、図3(b)、図4(a)、及び図4(b)は、地震データのS波の加速度の最大値と、複数の予測期間T〜Tにおける地震データのP波の加速度の最大値との相関関係を示す散布図である。図2(a)はP波の到達後から0.50秒経過時までの予測期間T、図2(b)はP波の到達後0.51秒経過時から1.00秒経過時までの予測期間T、図3(a)はP波の到達後1.01秒経過時から2.00秒経過時までの予測期間T、図3(b)はP波の到達後2.01秒経過時から3.00秒経過時までの予測期間T、図4(a)はP波の到達後3.01秒経過時から4.00秒経過時までの予測期間T、図4(b)はP波の到達後4.01秒経過時から5.00秒経過時までの予測期間Tである。これらの散布図において、横軸はP波の加速度の最大値(単位:Gal(ただし1Gal=0.01m/s))の対数値を表し、縦軸はS波の加速度の最大値(単位:Gal)の対数値を表している。グラフG10〜G15は、これらの散布図の直線近似式である。これらの散布図に示されるように、地震データのS波の加速度の最大値Yと、複数の予測期間T〜Tにおける地震データのP波の加速度の最大値Xとの間に有意な相関関係があることを本発明者は見出した。
相関関係を示す関係式は、例えばこれらの散布図において、グラフG10〜G15に示される直線近似式である。関係式は、次の数式のように表される。

係数a及びbは、地震データのS波の加速度の最大値YとP波の加速度の最大値Xとを直線近似したときに得られる係数である。なお、これらの散布図に示されるように、地震データのP波が到達してから、予測期間Tに近づくほど、相関関係は収束している。すなわち、地震データのP波が到達してから時間が経過するほど、地震データのS波の加速度の最大値Yを精度よく求めることができる。演算部31は、加速度データから抽出された地震動のP波の加速度の最大値を、(2)式の地震データのP波の加速度の最大値Xに当て嵌めることにより、のちに観測地点に到達する地震動のS波の加速度の最大値を推定することができる。
ここで、地震動のS波の加速度の最大値を推定する具体的な方法について説明する。図5は、地震動のS波の加速度の最大値を推定する方法を説明するためのグラフである。図5において、横軸は時間(単位:秒)を表し、縦軸は地震動のP波及びS波の加速度(単位:Gal)を表している。Tは、地震動のP波が到達した時刻であり、Tは、地震動のS波が到達した時刻である。SMAXは、地震動のS波の加速度の最大値を示す。図5において、時刻Tから時刻Tの間には、連続する複数の予測期間T〜Tが含まれる。すなわち、各予測期間T〜Tは、地震動のP波が到達してから地震動のS波が到達するまでのP波の継続期間に含まれる。図5に示されるように、地震動のS波の加速度の最大値SMAXに対して、各予測期間T〜Tにおける地震動のP波の加速度の最大値は、それぞれa1倍、b1倍、c1倍、d1倍である。a1、b1、c1、d1は互いに異なる。したがって、各予測期間T〜Tに対応する(2)式をそれぞれ用いることにより、地震動のS波の加速度の最大値を推定することができる。具体的には、各予測期間T〜Tに対応する(2)式に、各予測期間T〜Tにおける地震動のP波の加速度の最大値Xをそれぞれ代入することによって、各予測期間T〜Tごとに地震動のS波の加速度の最大値Yを推定することができる。
再び図1を参照する。表示部35は、入出力部32に電気的に接続されている。表示部35は、入出力部32により推定データが入力されるまで、待機画面を表示する。表示部35は、入出力部32により推定データが入力されると、推定データを表示する。このとき、表示部35は、各予測期間が経過するごとに、推定データを更新して表示する。これにより、各予測期間のいずれかにおいて、加速度データ(正確には、加速度計21により出力される前述したアナログ信号)にノイズが含まれる場合に、そのノイズが、ノイズフィルタによって排除できないような地震動以外の要因(例えば、列車の振動)に基づくものであるか否かについて、利用者は判断することができる。表示部35は、入出力部32により実測データが入力されると、実測データを表示する。なお、表示部35は、保守運用のための表示及びエラー画面の表示も行う。
操作部36は、入出力部32に電気的に接続されている。操作部36は、カラー液晶ディスプレイとタッチパネルとを含む。タッチパネルは、カラー液晶ディスプレイの表示画面を視認可能な状態にて、カラー液晶ディスプレイに取り付けられる。タッチパネルは、利用者のタッチ操作を受け付ける。タッチパネルがタッチ操作されることにより、カラー液晶ディスプレイの表示画面の操作が行われる。具体的には、保守運用の操作、上述した警報解除信号の出力、画面表示のクリア、及び、例えば推定データや実測データを含む地震情報の一覧の表示といった操作が行われる。保守運用の操作は、P波のトリガレベル、P波及びS波の警報レベルの設定、本実施形態による地震計10の動作テスト、及び、上述したログ情報の収集である。
時刻校正部37は、入出力部32に電気的に接続されている。時刻校正部37には、時刻を管理する高精度時計が内蔵されている。屋外に設置されているGPSレシーバから1秒ごとに出力されるパルス信号によって、高精度時計の校正処理が自動的に行われる。3つの加速度計21のサンプリング周期は、高精度時計に同期している。サンプリング周期の同期は、3つの加速度計21に対して同時に行われる。
電源部38は、入出力部32に電気的に接続されている。電源部38は、商用電源(例えばAC100V)から出力される所定の直流電源電圧を、入出力部32に供給する。直流電源電圧は、入出力部32により、演算部31、CPU部33、表示部35、操作部36、時刻校正部37、計測部20、及び第1の警報部40に供給される。内部バッテリ39及び外部バッテリ60は、停電対策用の電源である。内部バッテリ39及び外部バッテリ60は、電源部38に電気的に接続されている。内部バッテリ39及び外部バッテリ60は、電源部38から直流電源電圧が供給されることにより、直流電源電圧を蓄電(充電)する。
第1の警報部40は、専用の接続ケーブルにて入出力部32に接続されている。第1の警報部40は、回転灯及び警報音により警報を発生する機能を有する。第2の警報部41は、例えば利用者の携帯機器であり、携帯機器を無線通信により入出力部32に接続して、警報を発生する機能を有する。この第2の警報部41の機能は、利用者によって追加される。第1の警報部40及び第2の警報部41は、各予測期間が経過するごとに、入出力部32により入力される上述した警報発生信号或いは警報解除信号に従って、警報を発生するか、或いは警報の発生を解除する。第1の警報部40及び第2の警報部41は、警報発生信号が入力された場合に、警報を発生する。第1の警報部40及び第2の警報部41は、警報解除信号が入力された場合に、警報の発生を解除する。
外部表示部50は、入出力部32に電気的に接続されている。外部表示部50は、上述した地震情報を表示する機能を有する。この機能は、利用者によって追加される。外部表示部50は、処理部30が設置されている場所とは異なる場所に設置され、地震動のS波が到達するまで予測データを表示する早期地震表示盤であってもよく、或いは、観測地点から離れた場所に設置され、地震情報を表示する遠隔表示盤であってもよい。
次に、地震計10の動作を説明する。まず、電源部38は、計測部20、処理部30、第1の警報部40に直流電源電圧を供給する。その後、加速度計21は、所定のサンプリング周期に同期させて地震動の加速度の大きさを計測する。そして、加速度計21は、地震動の加速度の大きさを示すアナログ信号をA/D変換器22に出力する。その後、A/D変換器22は、加速度データを例えば10ミリ秒ごとに処理部30の演算部31に出力する。図6は、処理部30における処理内容を示すフローチャートである。図6に示されるように、まず、演算部31は、加速度データからSTA(短時間移動平均)/LTA(長時間移動平均)の値を算出し、この値が上述したP波のトリガレベルを超えたか否かによって、地震動のP波の到達を判定する(ステップS1)。演算部31は、STA/LTAの値がP波のトリガレベルを超えない場合には、地震動のP波が到達していないと判定し、再びステップS1の動作を繰り返す。演算部31は、STA/LTAの値がP波のトリガレベルを超えた場合には、地震動のP波が到達したと判定し、当該予測期間における加速度データから地震動のP波の加速度の最大値を抽出する。次に、演算部31によって抽出された地震動のP波の加速度の最大値は、上述したログ情報として記録部34に記録される(ステップS2)。
次に、演算部31は、地震動のP波が到達したと判定した時刻から当該予測期間が経過したか否かについて判定する(ステップS3)。演算部31は、当該予測期間が経過しないと判定した場合には、再びステップS2から動作を繰り返す。演算部31は、当該予測期間が経過したと判定した場合には、次のステップS4に示される動作を実行する。
次のステップS4では、当該予測期間における地震動のP波の加速度の最大値と、当該予測期間に対応する(2)式とを用いて、のちに観測地点に到達する地震動のS波の加速度の最大値を推定する(ステップS4)。地震動のS波の加速度の最大値を推定する具体的な方法については、上述した通りである。その後、演算部31は、地震動のS波の加速度の最大値から上述した推定データを算出する。
次に、演算部31は、入出力部32を介して推定データを表示部35及び外部表示部50に出力し、表示部35及び外部表示部50は、予測震度を含む推定データを表示する(ステップS5)。
次に、演算部31は、予測震度が前述したS波の警報レベル以上であるか否かについて判定する(ステップS6)。演算部31は、予測震度がS波の警報レベル未満である場合には、上述した警報解除信号を入出力部32に出力したのち、再びステップS2から動作を繰り返す。演算部31は、予測震度がS波の警報レベル以上である場合には、上述した警報発生信号を入出力部32に出力する。次に、入出力部32は、警報発生信号を第1の警報部40及び第2の警報部41に出力する(ステップS7)。
次に、演算部31は、加速度データを用いて、地震動のS波の到達を判定する(ステップS8)。ここで、演算部31が地震動のS波の到達を判定する方法について具体的に説明する。図7は、地震動のS波の到達を判定する方法を説明するためのグラフである。図7において、横軸は時間(単位:秒)を表しており、縦軸は、最上段のグラフが加速度データの上下動(U−D方向)の上下動振幅Z(単位:Gal)、次段のグラフが加速度データの水平動(E−W方向)の水平動振幅E(単位:Gal)、次段のグラフが加速度データの水平動(N−S方向)の水平動振幅N(単位:Gal)、最下段のグラフが加速度データの上下動の上下動振幅Zの総和に係数cを乗じた値から水平動の水平動合成振幅総和値を差し引いた値(単位:Gal)を表している。水平動合成振幅は、E−W方向の水平動振幅EとN−S方向の水平動振幅Nとの合成値である。TP1は、地震動のP波が到達したと判定された時刻であり、TS1は、地震動のS波が到達したと判定された時刻である。係数cは、1以上の実数であり、例えば観測地点に応じて定められる。図7において、係数cは1である。ここで、上下動振幅Zの総和は、次の式で表されるように、時刻TP1から所定時間が経過するまでの期間において上下動振幅Z〜Zを総和した値である。

iは、1以上の自然数である。水平動合成振幅総和値は、次の式で表されるように、時刻TP1から所定時間が経過するまでの期間において水平動合成振幅を総和した値である。
地震動のS波の振幅、及び地震動のS波の後に続く表面波(例えばラブ波)の振幅は、地震動のP波の振幅に対して通常一桁異なる特性がある。具体的には、図7に示されるように、時刻TP1から時刻TS1までの期間においては、地震動の上下動の上下動振幅Zが地震動の水平動の水平動振幅E及び水平動振幅Nに対して卓越するが、時刻TS1以降においては、地震動の水平動の水平動振幅E及び水平動振幅Nは上下動の上下動振幅Zに対して卓越する。この特性を利用して、図7の最下段のグラフに示されるように、地震動の上下動の上下動振幅Zの総和に係数cを乗じた値から地震動の水平動の水平動合成振幅総和値を差し引いた値が負に転じた(すなわち、地震動の水平動の水平動合成振幅総和値が地震動の上下動の上下動振幅Zの総和に係数cを乗じた値よりも大きくなった)時刻TS1をもって、地震動のS波が到達したと精度良く判定することができることを本発明者は見出した。したがって、演算部31は、地震動の上下動の上下動振幅Zの総和及び水平動の水平動合成振幅総和値が次の式を満たしたか否かによって、地震動のS波の到達を判定することができる。

なお、本発明の上下動の振幅及び水平動の振幅はそれぞれ、上下動の上下動振幅Zの総和及び水平動の水平動合成振幅総和値であってもよく、或いは、時刻TP1から所定時間が経過するまでの期間における上下動の上下動振幅Zの平均値及び水平動の水平動合成振幅平均値であってもよい。或いは、本発明の上下動の振幅及び水平動の振幅はそれぞれ、所定の時刻における上下動の上下動振幅Z及び水平動の水平動合成振幅であってもよい。
演算部31は、地震動のS波が到達していないと判定した場合には、再びステップS2から動作を繰り返す。演算部31は、地震動のS波が到達したと判定した場合には、推定データの算出を終了する。その後、演算部31は、地震動のS波が到達したと判定した時刻以降の加速度データを用いて、実測データを算出する。
以上の構成を備える本実施形態による地震計10による効果について、以下に説明する。本実施形態では、上述したように、演算部31は、各予測期間における(2)式と地震動のP波の加速度の最大値Xとを用いて、のちに観測地点に到達する地震動のS波の加速度の最大値Yを各予測期間が経過するごとに推定する。ここで、複数の予測期間のうち少なくとも一部の予測期間は、地震動のP波が到達してから地震動のS波が到達するまでのP波の継続期間に含まれる。したがって、演算部31は、地震動のP波の継続期間が経過するまで待つことなく、地震動のS波の加速度の最大値Yを速やかに推定することができる。これにより、本実施形態による地震計10は、P波が到達してからすぐにS波が到達してしまう直下型地震、及び、P波の波形が数十秒かけて成長するような遠方の地震といった様々なP波の到達形態の地震に対して対応することができる。本実施形態による地震計10は、例えば直下型地震に対する防災措置を講じる際に有用である。
また、本実施形態のように、複数の予測期間はS波が到達するまでの予測期間であってもよい。本実施形態による地震計10では、例えば図5に示されるように、地震動のP波が到達する時刻Tから地震動のS波が到達する時刻Tまでに含まれる各予測期間T〜Tごとに、地震動のS波の加速度の最大値が推定されることが好適である。
また、本実施形態のように、演算部31は、図7の最下段のグラフに示されるように、地震動の水平動の水平動合成振幅総和値が地震動の上下動の上下動振幅Zの総和に係数cを乗じた値よりも大きくなったときに、すなわち(5)式を満たしたときに、地震動をS波と判定してもよい。これにより、演算部31は、地震動のS波の到達を精度良く判定することができる。したがって、地震動のS波が到達した後において、実測データの計算を精度良く行うことができる。
また、本実施形態による地震計10は可搬型であってもよい。1点の観測地点においても本実施形態による地震計10を適用することができるので、本実施形態による地震計10を持ち運び可能な可搬型とすることができる。
また、本実施形態による地震計10は、各予測期間が経過するごとに、地震動の予測震度を更新して表示する表示部35を備えてもよい。なお、予測震度は、上述したように、各予測期間が経過するごとに地震動のS波の加速度の最大値から算出される。ここで、複数の予測期間のうち少なくとも一部の予測期間は、上述したP波の継続期間に含まれる。したがって、表示部35は、地震動のP波の継続期間が経過するまで待つことなく、予測震度を速やかに表示することができる。
また、本実施形態による地震計10は、各予測期間が経過するごとに、地震動の予測震度がS波の警報レベル以上である場合には警報を発生し、予測震度がS波の警報レベル未満である場合には警報の発生を解除する第1の警報部40及び第2の警報部41を備えてもよい。ここで、各予測期間のうち少なくとも一部の予測期間は、上述したP波の継続期間に含まれる。したがって、第1の警報部40及び第2の警報部41は、地震動のP波の継続期間が経過するまで待つことなく警報を速やかに発生することができる。
なお、本実施形態による地震計10は、各予測期間が経過するごとに演算部31により地震動のS波の加速度の最大値が推定されるので、各予測期間のいずれかの予測期間における加速度データにノイズが含まれることによって、適正なS波の加速度の最大値が推定されない場合であっても、その予測期間の次の予測期間において加速度データにノイズが含まれずに適正なS波の加速度の最大値が推定される。これにより、ノイズによる悪影響を抑えることができる。
本発明による地震計10は、上述した実施形態に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態は、操作部36と表示部35とが別個に設けられているが、操作部36と表示部35とを兼用する一つの操作部を備えたものであってもよい。また、上記実施形態は、処理部30に演算部31が設けられているが、計測部20に演算部31が設けられてもよい。
10…地震計、20…計測部、21…加速度計、22…A/D変換器、30…処理部、31…演算部、32…入出力部、33…CPU部、34…記録部、35…表示部、36…操作部、37…時刻校正部、38…電源部、39…内部バッテリ、40…第1の警報部、41…第2の警報部、50…外部表示部、60…外部バッテリ。

Claims (6)

  1. 観測地点において地動を観測し、前記地動の地震動を検出する計測部と、
    過去に発生した地震データのS波の加速度の最大値と、P波が到達してから連続する複数の予測期間における前記地震データのP波の加速度の最大値との相関関係が、各予測期間ごとに記録された記録部と、
    各予測期間における前記相関関係と、前記計測部により計測された前記地震動のP波の加速度の最大値とを用いて、前記観測地点に到達する前記地震動のS波の加速度の最大値を各予測期間が経過するごとに推定する演算部と、
    を備える、地震計。
  2. 前記複数の予測期間はS波が到達するまでの期間である、請求項1に記載の地震計。
  3. 前記演算部は、前記地震動の水平動の振幅が、前記地震動の上下動の振幅に1以上の実数である所定の係数を乗じた値よりも大きくなったときに、前記地震動をS波と判定する、請求項1または2に記載の地震計。
  4. 可搬型である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の地震計。
  5. 各予測期間が経過するごとに、前記地震動の予測震度を更新して表示する表示部を更に備え、
    前記予測震度は、各予測期間が経過するごとに推定される前記地震動のS波の加速度の最大値から前記演算部により算出される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の地震計。
  6. 各予測期間が経過するごとに、前記地震動の予測震度が所定の設定値以上である場合には警報を発生し、前記予測震度が前記設定値未満である場合には前記警報の発生を解除する警報部を更に備え、
    前記予測震度は、各予測期間が経過するごとに推定される前記地震動のS波の加速度の最大値から前記演算部により算出される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の地震計。
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