JP6715080B2 - 重合体粒子 - Google Patents
重合体粒子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6715080B2 JP6715080B2 JP2016101247A JP2016101247A JP6715080B2 JP 6715080 B2 JP6715080 B2 JP 6715080B2 JP 2016101247 A JP2016101247 A JP 2016101247A JP 2016101247 A JP2016101247 A JP 2016101247A JP 6715080 B2 JP6715080 B2 JP 6715080B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- structural unit
- container
- distance
- polymer particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 0 C*(c1ccccc1)OCCC(C)(C)OC(C=C)=O Chemical compound C*(c1ccccc1)OCCC(C)(C)OC(C=C)=O 0.000 description 3
- ZTYLNDHWJGIZCU-UHFFFAOYSA-N CC(c1ccccc1)OCCC(C)(C)OC(C=C)=O Chemical compound CC(c1ccccc1)OCCC(C)(C)OC(C=C)=O ZTYLNDHWJGIZCU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
また特許文献2には、スチレン、エチレングリコールジメタクリレート、ジビニルベンゼンを用いた重合体粒子が記載されており、この重合体粒子は、溶媒中の分散安定性や、溶媒乾燥後の分散性が良好であることが記載されている。
[1]下記式(1)で表される構造単位を70質量%以上の割合で有する重合体粒子。
[2]式(1)で表される構造単位として、少なくともnが2以上である構造単位を含む[1]に記載の重合体粒子。
[3]式(1)で表される構造単位として、少なくともnが3以上である構造単位を含む[1]又は[2]に記載の重合体粒子。
[4]架橋性単量体に由来する構造単位を有する[1]〜[3]のいずれかに記載の重合体粒子。
[5]前記架橋性単量体に由来する構造単位での架橋点間距離が、原子の数で10以下である[1]〜[4]のいずれかに記載の重合体粒子。
[6]架橋性単量体に由来する構造単位を有さない[1]〜[3]のいずれかに記載の重合体粒子。
[7]重合性基がアルキレン単位を介して結合している架橋性単量体に由来する構造単位を、重合体粒子100質量%中、8質量%以下の割合で有する[1]〜[5]のいずれかに記載の重合体粒子。
[8]下記測定法によって決定される流動連続時間が5秒以上である[1]〜[7]のいずれかに記載の重合体粒子。
[流動連続時間測定法]
1)内径5.5cm、高さ7.0cmの円筒状ポリプロピレン製容器に、重合体粒子50gを入れ、容器開放部をステンレス鋼製のバットで蓋をする。
2)前記容器及びバットを、重合体粒子がこぼれないように反転させ、容器の開放部が底面となるよう水平面に設置する。
3)5秒間静置した後、ポリプロピレン製容器を上方向に持ち上げる。
4)ポリプロピレン製容器による支えを失った重合体粒子が、崩れ始め、崩壊が停止するまで放置し、容器持ち上げ開始から崩壊停止までの時間を流動連続時間とする。
[9]下記測定法によって求められる圧縮回復率が、40%以上である[1]〜[8]のいずれかに記載の重合体粒子。
[圧縮回復率測定法]
1)内径4.2cmの円筒状ポリプロピレン製容器に、重合体粒子20gを入れ、厚さ2mm、直径4.2cmのポリテトラフルオロエチレンシートを被せる。
2)ポリテトラフルオロエチレンシートの上に直径2.5cmの円筒状のスペーサーを置き、20Nの試験力で圧縮し、その時点におけるポリテトラフルオロエチレンシートの容器底面からの距離を試験開始距離Aとする。
3)次に、200Nの試験力で圧縮し、5秒間保持した時点におけるポリテトラフルオロエチレンシートの容器底面からの距離を圧縮距離Bとする。
4)さらに、試験力を0Nに戻した状態におけるポリテトラフルオロエチレンシートの容器底面からの距離を試験終了距離Cとする。
5)下記式によって求められる値を圧縮回復率とする。
圧縮回復率(%)=(試験終了距離C−圧縮距離B)/(試験開始距離A−圧縮距離B)×100
[10]体積平均粒子径が、0.1μm以上、10mm以下である[1]〜[9]のいずれかに記載の重合体粒子。
[11]粒子径の変動係数が、70%以下である[1]〜[10]のいずれかに記載の重合体粒子。
R2のアルキレン基としては、1種又は2種以上の組合せであってもよく、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基が挙げられる。R2が有していてもよい置換基としては、ヒドロキシ基等が挙げられる。
R2としては、エチレン基、プロピレン基等の炭素数2〜3のアルキレン基;ヒドロキシプロピレン基等の炭素数2〜3のヒドロキシアルキレン基;が好ましく、エチレン基、プロピレン基がより好ましい。
R3の環状炭化水素基に含まれる−CH2−が−O−に置き換わった基としては、テトラヒドロフリル基等が挙げられる。
R3の環状炭化水素基の炭素数は5以上であることが好ましく、より好ましくは6以上であり、12以下であることが好ましく、より好ましくは8以下である。
前記架橋性単量体は、重合性基を2個以上有する単量体であり、1分子中に含まれる重合性基の個数は、2〜6であることが好ましく、より好ましくは2〜3、さらに好ましくは2である。重合性基としては、エテニル基、1−プロペン−2−イル基、(メタ)アクリロイル基等の二重結合含有基;ケイ素原子に結合している加水分解性基(以下、「ケイ素結合性加水分解性基」という場合がある);等が挙げられる。
なお、前記加水分解性基は、加水分解によりケイ素原子に結合するヒドロキシ基(シラノール基)を与えるものであればよく、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等の炭素数1〜4のアルコキシ基が好ましい。
二重結合含有基が2価以上の炭化水素基を介して結合している単量体(2A−1)としては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、1,10−デカンジオールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレンジ(メタ)アクリレート等のアルカンジオールジ(メタ)アクリレート;
ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、デカエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタデカエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタコンタヘクタエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリテトラメチレングリコールジ(メタ)アクリレート等のポリアルキレングリコールジ(メタ)アクリレート; トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート等のトリ(メタ)アクリレート;
ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート等のテトラ(メタ)アクリレート;
ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等のヘキサ(メタ)アクリレート; アリル(メタ)アクリレート;ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレン、及びそれらの誘導体等のジビニル芳香族炭化水素モノマー;N,N−ジビニルアニリン、ジビニルエーテル、ジビニルスルフィド、ジビニルスルホン酸等のジビニル芳香族複素モノマー;等が挙げられる。
架橋性単量体(2B)としては、ジメチルジビニルシラン、メチルトリビニルシラン、テトラビニルシラン等の2つ以上の二重結合含有基を有するシラン単量体;3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等のエポキシ基を有するジ又はトリアルコキシシラン;3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン等のアミノ基を有するジ又はトリアルコキシシラン;テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトライソプロポキシシラン、テトラブトキシシラン等の4つのケイ素結合性加水分解性基を有するシラン単量体;メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン等の3つのケイ素結合性加水分解性基を有するシラン単量体;ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン等のジアルキルシラン等の2つのケイ素結合性加水分解性基を有するシラン単量体;等が挙げられる。
スチレン系単官能単量体としては、スチレン;o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−t−ブチルスチレン等のアルキルスチレン類;o−クロロスチレン、m−クロロスチレン、p−クロロスチレン等のハロゲン基含有スチレン類等が挙げられる。
[流動連続時間測定法]
1)内径5.5cm、高さ7.0cmの円筒状ポリプロピレン製容器に、重合体粒子50gを入れ、容器開放部をステンレス鋼製のバットで蓋をする。
2)前記容器及びバットを、重合体粒子がこぼれないように反転させ、容器の開放部が底面となるよう水平面に設置する。
3)5秒間静置した後、ポリプロピレン製容器を上方向に持ち上げる。
4)ポリプロピレン製容器による支えを失った重合体粒子が、崩れ始め、崩壊が停止するまで放置し、容器持ち上げ開始から崩壊停止までの時間を流動連続時間とする。
[圧縮回復率測定法]
1)内径4.2cmの円筒状ポリプロピレン製容器に、重合体粒子20gを入れ、厚さ2mm、直径4.2cmのポリテトラフルオロエチレンシートを被せる。
2)ポリテトラフルオロエチレンシートの上に直径2.5cmの円筒状のスペーサーを置き、20Nの試験力で圧縮し、その時点におけるポリテトラフルオロエチレンシートの容器底面からの距離を試験開始距離Aとする。
3)次に、200Nの試験力で圧縮し、5秒間保持した時点におけるポリテトラフルオロエチレンシートの容器底面からの距離を圧縮距離Bとする。
4)さらに、試験力を0Nに戻した状態におけるポリテトラフルオロエチレンシートの容器底面からの距離を試験終了距離Cとする。
5)下記式によって求められる値を圧縮回復率とする。
圧縮回復率(%)=(試験終了距離C−圧縮距離B)/(試験開始距離A−圧縮距離B)×100
重合体粒子の変動係数は、コールター原理を使用した精密粒度分布測定装置により測定することができる。
前記変動係数は、重合体粒子の体積平均粒子径と、粒子径の標準偏差とから、下記式に基づいて求めることができる。
変動係数(%)=100×(粒子径の標準偏差/体積平均粒子径)
前記重合体粒子の製造方法としては、乳化重合法、懸濁重合法、分散重合法、シード重合法、ゾルゲルシード重合法等が採用できる。製造容易性の観点からは、乳化重合法、懸濁重合法、分散重合法が好ましく、得られる重合体粒子の粒度分布を小さくすることができる観点からは、シード重合法、ゾルゲルシード重合法が好ましい。
また一般にシード重合法とは、シード粒子に単量体を吸収させて重合する方法であり、本明細書では、シード粒子がビニル重合体等の有機材料からなる場合をシード重合法、シード粒子がポリシロキサンを含む場合をゾルゲルシード重合法と称する。ゾルゲルシード重合法では、加水分解性シリル基を有するシラン単量体の加水分解・重縮合反応(ゾル−ゲル反応)を行ってポリシロキサンを含むシード粒子を調製した後、このシード粒子に単量体を吸収させ重合することにより、重合体粒子を製造できる。
本発明の実施例における測定法は下記の通りである。
重合体粒子0.1部に、乳化剤であるポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルアンモニウム塩(第一工業製薬株式会社製「ハイテノール(登録商標)N−08」)の1%水溶液20部を加え、超音波で10分間分散させた分散液を測定試料として、粒度分布測定装置(ベックマンコールター社製「コールターマルチサイザーIII型」)により30000個の粒子の粒子径(μm)を測定し、体積平均粒子径を求めた。さらに、下記式に基づいて粒子径の変動係数(CV値)を算出した。
粒子径の変動係数(%)=100×(粒子径の標準偏差/体積平均粒子径)
1)内径5.5cm、高さ7.0cmの円筒状ポリプロピレン製容器に、重合体粒子50gを入れ、容器開放部をステンレス鋼製のバットで蓋をした。
2)前記容器及びバットを、重合体粒子がこぼれないように反転させ、容器の開放部が底面となるよう水平面に設置した。
3)5秒間静置した後、ポリプロピレン製容器を上方向に持ち上げた。
4)ポリプロピレン製容器による支えを失った重合体粒子が、崩れ始め、崩壊が停止するまで放置し、容器持ち上げ開始から崩壊停止までの時間を流動連続時間とした。
松浪硝子工業(株)社製スライドガラス S1111の上に直径2.5cmの円となるよう1.0gの粒子を置いた。直径2.4cm、重さ66.7gの鉄球を60cmの高さから粒子の上へ落下させた。スライドガラスが破損しなかった場合を「○」、破損した場合を「×」と評価した。
1)内径4.2cmの円筒状ポリプロピレン製容器に、重合体粒子20gを入れ、厚さ2mm、直径4.2cmのポリテトラフルオロエチレンシートを被せた。
2)ポリテトラフルオロエチレンシートの上に直径2.5cmの円筒状のスペーサーを置き、20Nの試験力で圧縮し、その時点におけるテフロンシートの容器底面からの距離を試験開始距離Aとした。
3)次に、200Nの試験力で圧縮し、5秒間保持した時点におけるポリテトラフルオロエチレンシートの容器底面からの距離を圧縮距離Bとした。
4)さらに、試験力を0Nに戻した状態におけるポリテトラフルオロエチレンシートの容器底面からの距離を試験終了距離Cとした。
5)下記式によって求められる値を圧縮回復率とした。
圧縮回復率(%)=(試験終了距離C−圧縮距離B)/(試験開始距離A−圧縮距離B)×100
なお実施例の重合体粒子は、いずれも試験力を0Nに戻すとすぐに体積を回復した。
以下、「試験終了距離C−圧縮距離B」を回復変位量、「試験開始距離A−圧縮距離B」を圧縮変位量という場合がある。
冷却管、温度計、滴下口を備えた四つ口フラスコに、乳化剤としてポリオキシエチレンスチレン化フェニルエーテル硫酸エステルアンモニウム塩(第一工業製薬社製、「ハイテノール(登録商標)NF−08」)の20%水溶液10部をイオン交換水600部で溶解した溶液に、P−200A95部、16HX5部と、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(和光純薬工業社製、「V−65」)2部を溶解した溶液を加え、懸濁させて単量体成分の懸濁液を調製した。得られた懸濁液を窒素雰囲気下、65℃まで昇温させて2時間保持し、単量体成分のラジカル重合を行った。ラジカル重合後の懸濁液を固液分離し、得られたケーキをイオン交換水、メタノールで洗浄した後、120℃で2時間真空乾燥させて重合体粒子1を得た。
単量体の種類と使用量、分散剤の種類と樹脂粒子の乾燥温度を表2に示す通りに変更し、適宜撹拌回転数を調整したこと以外は実施例1と同様にして、重合体粒子2〜10、12、16〜21を得た。
冷却管、温度計、滴下口を備えた四つ口フラスコに、イオン交換水160部と、25%アンモニア水2.4部、メタノール80部を入れ、攪拌下、滴下口からMPTMS(信越化学工業社製、「KBM503」)10部を添加して、MPTMSの加水分解、縮合反応を行って、メタクリロイル基を有するシード粒子としてのポリシロキサン粒子(重合性ポリシロキサン粒子)の乳濁液を調製した。
次いで、乳化剤としてポリオキシエチレンスチレン化フェニルエーテル硫酸エステルアンモニウム塩(第一工業製薬社製、「ハイテノール(登録商標)NF−08」)の20%水溶液2.5部をイオン交換水100部で溶解した溶液に、P−200Aを100部と、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(和光純薬工業社製、「V−65」)1.1部を溶解した溶液を加え、乳化分散させて単量体成分の乳化液を調製した。
反応開始から2時間撹拌した後、ポリシロキサン粒子の乳濁液に単量体成分の乳化液を投入した。1時間撹拌した後、ポリオキシエチレンスチレン化フェニルエーテル硫酸エステルアンモニウム塩(第一工業製薬社製、「ハイテノール(登録商標)NF−08」)の20%水溶液5.5部とイオン交換水500部を加え、窒素雰囲気下で反応液を65℃まで昇温させて2時間保持し、単量体成分のラジカル重合を行った。ラジカル重合後の乳濁液を固液分離し、得られたケーキをイオン交換水、メタノールで洗浄した後、120℃で2時間真空乾燥させて重合体粒子11を得た。
イオン交換水、メタノール、アンモニア水の量を適宜変更しポリシロキサン粒子(シード粒子)を作製し、単量体の種類と使用量を表2に示す通りに変更したこと以外は実施例11と同様にして、重合体粒子13〜15を得た。
大日精化社製「ダイミックスビーズUCN−5150D」を、比較例10の重合体粒子22として用いた。
表2中、乾燥粒子の性状が「凝集粉体」であるとは、個々の重合体粒子が独立して存在しつつ、互いに弱く凝集して存在していることを意味し、「ブロック片」であるとは、重合体粒子集合体中に、重合体粒子のブロッキングによる塊状体が存在していることを意味し、「粉体」であるとは、個々の重合体粒子が独立して存在していることを意味する。なお乾燥粒子の性状が「ブロック片」である場合も、メチルエチルケトン等の溶剤に分散することで、個々の重合体粒子に分離することが可能であることを確認した。
Claims (11)
- 下記式(1)で表される構造単位を70質量%以上の割合で有する重合体乾燥粒子。
- 式(1)で表される構造単位として、少なくともnが2以上である構造単位を含む請求項1に記載の重合体乾燥粒子。
- 式(1)で表される構造単位として、少なくともnが3以上である構造単位を含む請求項1又は2に記載の重合体乾燥粒子。
- 架橋性単量体に由来する構造単位を有する請求項1〜3のいずれかに記載の重合体乾燥粒子。
- 前記架橋性単量体に由来する構造単位での架橋点間距離が、原子の数で10以下である請求項1〜4のいずれかに記載の重合体乾燥粒子。
- 架橋性単量体に由来する構造単位を有さない請求項1〜3のいずれかに記載の重合体乾燥粒子。
- 重合性基がアルキレン単位を介して結合している架橋性単量体に由来する構造単位を、重合体乾燥粒子100質量%中、8質量%以下の割合で有する請求項1〜5のいずれかに記載の重合体乾燥粒子。
- 下記測定法によって決定される流動連続時間が5秒以上である請求項1〜7のいずれかに記載の重合体乾燥粒子。
[流動連続時間測定法]
1)内径5.5cm、高さ7.0cmの円筒状ポリプロピレン製容器に、重合体乾燥粒子50gを入れ、容器開放部をステンレス鋼製のバットで蓋をする。
2)前記容器及びバットを、重合体乾燥粒子がこぼれないように反転させ、容器の開放部が底面となるよう水平面に設置する。
3)5秒間静置した後、ポリプロピレン製容器を上方向に持ち上げる。
4)ポリプロピレン製容器による支えを失った重合体乾燥粒子が、崩れ始め、崩壊が停止するまで放置し、容器持ち上げ開始から崩壊停止までの時間を流動連続時間とする。 - 下記測定法によって求められる圧縮回復率が、40%以上である請求項1〜8のいずれかに記載の重合体乾燥粒子。
[圧縮回復率測定法]
1)内径4.2cmの円筒状ポリプロピレン製容器に、重合体乾燥粒子20gを入れ、厚さ2mm、直径4.2cmのポリテトラフルオロエチレンシートを被せる。
2)ポリテトラフルオロエチレンシートの上に直径2.5cmの円筒状のスペーサーを置き、20Nの試験力で圧縮し、その時点におけるポリテトラフルオロエチレンシートの容器底面からの距離を試験開始距離Aとする。
3)次に、200Nの試験力で圧縮し、5秒間保持した時点におけるポリテトラフルオロエチレンシートの容器底面からの距離を圧縮距離Bとする。
4)さらに、試験力を0Nに戻した状態におけるポリテトラフルオロエチレンシートの容器底面からの距離を試験終了距離Cとする。
5)下記式によって求められる値を圧縮回復率とする。
圧縮回復率(%)=(試験終了距離C−圧縮距離B)/(試験開始距離A−圧縮距離B)×100 - 体積平均粒子径が、0.1μm以上、10mm以下である請求項1〜9のいずれかに記載の重合体乾燥粒子。
- 粒子径の変動係数が、70%以下である請求項1〜10のいずれかに記載の重合体乾燥粒子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016101247A JP6715080B2 (ja) | 2016-05-20 | 2016-05-20 | 重合体粒子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016101247A JP6715080B2 (ja) | 2016-05-20 | 2016-05-20 | 重合体粒子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017206642A JP2017206642A (ja) | 2017-11-24 |
JP6715080B2 true JP6715080B2 (ja) | 2020-07-01 |
Family
ID=60416909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016101247A Active JP6715080B2 (ja) | 2016-05-20 | 2016-05-20 | 重合体粒子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6715080B2 (ja) |
-
2016
- 2016-05-20 JP JP2016101247A patent/JP6715080B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017206642A (ja) | 2017-11-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Sondi et al. | Encapsulation of nanosized silica by in situ polymerization of tert-butyl acrylate monomer | |
Xiong et al. | Superamphiphobic diblock copolymer coatings | |
Fielding et al. | All-acrylic film-forming colloidal polymer/silica nanocomposite particles prepared by aqueous emulsion polymerization | |
JP5245011B2 (ja) | 重合体微粒子、導電性微粒子および異方性導電材料 | |
Bai et al. | Synthesis and characterization of core–shell polysilsesquioxane-poly (styrene-butyl acrylate-fluorinated acrylate) hybrid latex particles | |
JP5000613B2 (ja) | 有機粒子含有組成物 | |
JP5634031B2 (ja) | 重合体粒子およびそれを用いた重合体粒子含有組成物 | |
Lü et al. | Fabrication of self-cross-linking fluorinated polyacrylate latex particles with core-shell structure and film properties | |
Xiong et al. | Bifunctional core–shell–corona particles for amphiphobic coatings | |
JP6116818B2 (ja) | 重合体粒子および重合体粒子含有組成物 | |
Yang et al. | Synthesis of polystyrene/polysilsesquioxane core/shell composite particles via emulsion polymerization in the existence of poly (γ-methacryloxypropyl trimethoxysilane) sol | |
Lyu et al. | Preparation and characterization of POSS-containing poly (perfluoropolyether) methacrylate hybrid copolymer and its superhydrophobic coating performance | |
Rong et al. | Poly (styrene‐n‐butyl acrylate‐methyl methacrylate)/silica nanocomposites prepared by emulsion polymerization | |
Zou et al. | Preparation of silica-coated poly (styrene-co-4-vinylpyridine) particles and hollow particles | |
Yang et al. | Surface topography and hydrophobicity of waterborne fluorinated acrylic/silica hybrid coatings | |
Liu et al. | Synthesis of ellipsoidal hematite/silica/polymer hybrid materials and the corresponding hollow polymer ellipsoids | |
Xiong et al. | Simultaneous coating of silica particles by two diblock copolymers | |
JP6715080B2 (ja) | 重合体粒子 | |
Qu et al. | Gradient distribution of fluorine on the film surface of the organic–inorganic hybrid fluoropolymer | |
Qi et al. | Synthesis and characterization of poly (butyl acrylate)/silica and poly (butyl acrylate)/silica/poly (methyl methacrylate) composite particles | |
JP5860689B2 (ja) | 光拡散媒体用有機粒子 | |
Xu et al. | Superhydrophobic polystyrene coating based on phase separation of raspberry structure particle | |
JPWO2010032851A1 (ja) | 親水化微粒子の製造方法および該方法で得られた親水化微粒子 | |
JP2012046562A (ja) | 重合体粒子およびそれを用いた重合体粒子含有組成物 | |
Shao et al. | Preparation and characterization of modified self-crosslinking fluorocarbon acrylate latex |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190206 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20190621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200109 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200121 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200316 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200602 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200608 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6715080 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |