JP6711744B2 - サセプタ及びサセプタの製造方法 - Google Patents

サセプタ及びサセプタの製造方法 Download PDF

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Description

本発明はサセプタおよびサセプタの製造方法に関し、特に、反りが抑制された、気相成長装置に用いられるサセプタおよびサセプタの製造方法に関する。
半導体基板を載置するザグリを有する気相成長用サセプタには、目的や用途に応じた多様な形態があるが、半導体基板の大型化と高い製膜均一性の要求に対応するものとして、例えば、気相成長法等によって、高純度の炭化ケイ素単体で形成したサセプタが知られている。
この高純度の炭化ケイ素単体で形成したサセプタは、製造コストが高く、しかも前記サセプタにスリットや孔等を多数形成する場合には、製作が困難である。
また、半導体基板を載置するザグリ部を有する気相成長用サセプタとして、炭素等の無機材料からなる基体表面を炭化ケイ素等の薄膜でコーティングしたサセプタが知られている。このサセプタは、前記した炭化ケイ素単体で形成したサセプタに比べて、製造コストが安価であり、スリットや孔等を多数形成する場合にも、その製作が容易であるというメリットがある。
ところで、半導体基板上に成膜する際、より高い製膜均一性を確保するためには、サセプタ自身の反りの低減を図る必要がある。前記した基体表面を薄膜でコーティングしたサセプタに関し、サセプタの反りを低減する提案が、例えば、特許文献1、特許文献2においてなされている。
具体的には、特許文献1において、絶縁被膜で覆った半導体基板の表面上に気相成長法により厚い多結晶成長膜を堆積する誘電体分離基板の支持基板の製造に使用する縦型の気相成長装置において、反応炉中に水平に配置したサセプタが炭素基体の表面にSiC膜を形成したものであって、かつサセプタの上面側の膜厚に比較して下面側の膜厚が1.1〜1.5倍になっている気相成長装置が提案されている。
そして、この特許文献1には、サセプタの下面側のSiC膜が上面側のSiC膜よりも厚いため、サセプタの周辺部が下向きにそることが阻止される。そのため、サセプタの上面は常に平坦に保持でき、ウェーハを良好な状態で処理できると、記載されている。
また特許文献2には、SiC被覆カーボン材からなるワーク処理用サセプタであって、ワーク載置面側はフラット状であり、裏面側は中央部が外周部よりも厚くなるように段差が設けられた凸型円盤状であり、前記ワーク載置面側のSiC被覆膜は、外周部における膜厚が、中央部における膜厚の0.6倍以上0.9倍以下であるサセプタが提案されている。
そして、この特許文献2には、サセプタのワーク載置面側のSiC被覆膜は、外周部における膜厚が中央部における膜厚の0.6倍以上0.9倍以下であるため、載置されるワークの面内均熱伝導性が向上され、サセプタに載置するウェーハ等のワークへの成膜、熱処理等の各種処理におけるスループットの向上を図ることができる、と記載されている。
特許第2566796号公報 特開2004−296778号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載の発明を適用しても、大口径で、かつ肉厚が薄く、基体表面を薄膜でコーティングした(被覆膜を有する)サセプタにあっては、サセプタの反りの抑制(制御)が困難であるという技術的課題があった。
具体的には、サセプタの最大径をD、サセプタの厚さをTとしたとき、200mm≦D≦500mm、2mm≦T≦6mm、および40≦D/T≦120のような、大口径で、かつ肉厚が薄く、基体表面を薄膜でコーティングした(被覆膜を有する)サセプタの反りの抑制は、困難であった。
本発明者らは、上記技術的課題を解決するために、大口径で、かつ肉厚が薄く、基体表面を薄膜でコーティングした(被覆膜を有する)サセプタの反りについて鋭意研究した。
その結果、いわゆる大口径で、かつ肉厚が薄いサセプタにあっては、単に、一の主面と他の主面の膜厚差を制御(調整)するのみではサセプタの反りを抑制することができず、半導体基板を載置する一の主面(表の面)と前記一の主面(表の面)と対向する他の主面(裏の面)との表面積差が影響していることを知見した。
即ち、大口径で、かつ肉厚が薄く、基体表面を薄膜でコーティングした(被覆膜を有する)サセプタの反りを制御(調整)するには、一の主面(表の面)と前記一の主面(表の面)と対向する他の主面(裏の面)に形成される薄膜の体積差を考慮する必要があることを知見し、本発明を想到するに至った。
本発明は、上記技術的課題を解決するためになされたものであり、大口径で、かつ肉厚が薄く、薄膜で被覆されたサセプタにおいて、変形(反り)が抑制されたサセプタおよびサセプタの製造方法を提供することを目的とする。
上記技術的課題を解決するためになされた本発明にかかるサセプタは、第一の無機材料からなる基体の全面が第二の無機材料からなる薄膜で被覆され、ザグリが形成された一の主面および前記一の主面と対向する他の主面を有し、かつ前記一の主面に対して垂直方向の回転軸を有するサセプタであって、前記サセプタの最大径をD、前記サセプタの厚さをTとしたとき、200mm≦D≦500mm、2mm≦T≦6mm、および40≦D/T≦120の範囲内にあるサセプタにおいて、前記一の主面と他の主面との間で最小寸法を有する位置において、前記最小寸法の中間点を通り、前記回転軸と垂直な仮想平面を設定し、前記仮想平面から上方の基体上に形成された前記薄膜の総体積をVs、前記仮想平面から下方の基体上に形成された前記薄膜の総体積をVbとしたとき、0.8≦Vs/Vb≦1.2であり、かつ、前記サセプタの側面に形成された薄膜の厚さが、前記側面と平行な方向において前記一の主面または前記他の主面から離れるに従い減少するように形成されていることを特徴としている。
本発明は、いわゆる大口径で、かつ肉厚が薄く、薄膜で被覆されたサセプタにおいて、一の主面側(サセプタの上側)および他の主面側(サセプタの下側)に形成される薄膜の体積バランスを制御することにより、基体の反りを抑制するものである。
即ち、サセプタの厚さ方向において、単位断面当たりのサセプタの一の主面と他の主面の薄膜の膨張量が互いに打ち消し合う。そして、これがサセプタの一の主面側(サセプタの上側)で積算した膨張量と、他の主面側(サセプタの下側)で積算した膨張量との差が、サセプタの反りとして現れる。本発明にあっては、薄膜の体積バランスを制御し、前記膨張量の差を抑制することにより、基体の反りを抑制するものである。
尚、前記した特許文献1に記載のサセプタにあっては、膜厚比のみ考慮され体積比につては考慮されていない。サセプタの一の主面上に形成される薄膜の総体積と、他の主面上に形成される薄膜の総体積との体積比は、サセプタの一の主面と他の主面の表面積比の影響を受けるため、前記膜厚比と体積比は一致しない場合が多い。
本発明は、表面上に形成される薄膜の総体積Vsと、裏面上に形成される薄膜の総体積Vbとの体積比(Vs/Vb)でサセプタの厚さ方向の応力差が決定され、サセプタ全体の反りもこれに応じたものとなる。
本発明にあっては、いわゆる大口径で厚さの薄い、薄膜で被覆されたサセプタ全体の反り量を抑制できる。特に、サセプタに細かいスリットや溝、細かい貫通孔等が形成されている場合においても、0.8≦Vs/Vb≦1.2としているため、サセプタ全体の反り量を抑制できる。
尚、前記仮想平面から上方の基体上に形成された前記薄膜の総体積をVs、前記仮想平面から下方の基体上に形成された前記薄膜の総体積をVbとしたとき、Vs/Vbが0.8未満である場合には、下に凸形状の反りとなり好ましくない。また、Vs/Vbが1.2を超える場合には、上に凸形状の反りとなり好ましくない。より好ましくは、Vs/Vbが、0.9≦Vs/Vb≦1.0である。
ここで、仮想平面から上方の基体上に形成された薄膜の総体積Vsとは、サセプタの表の面上、及び仮想平面から上方の基体側面上に形成された薄膜の総体積をいう。
例えば、サセプタの一の主面に形成されたザグリ部上の薄膜の体積、一の主面に形成された溝の側面及び溝の底面の薄膜の体積も含まれる。また、サセプタの一の主面と他の主面を貫通する貫通孔の内周面に形成された薄膜は、仮想平面から上方に形成された薄膜の体積が含まれる。
また、仮想平面から下方の基体上に形成された他の主面に形成された薄膜の総体積Vbとは、サセプタの裏の面上、及び仮想平面から下方の基体側面上に形成された薄膜の総体積をいう。
例えば、サセプタの他の主面に形成された溝の側面及び溝の底面の薄膜の体積も含まれる。また、サセプタの一の主面と他の主面を貫通する貫通孔の内周面に形成された薄膜は、仮想平面から下方に形成された薄膜の体積が含まれる。
また、前記サセプタの側面に形成された薄膜の厚さが、前記側面と平行な方向において
前記一の主面または前記他の主面から離れるに従い減少するように形成されている。
このように、前記サセプタの側面に形成された薄膜の厚さが、前記側面と平行な方向に
おいて前記一の主面または前記他の主面から離れるに従い減少するように形成することに
よって、サセプタの側面に形成された薄膜による、サセプタの反りの影響をより少なくす
ることができる。
また、前記ザグリの平均深さをTdとしたとき、2≦T/Td≦4.5であることが望ましい。
ザグリの平均深さが全体厚さTの半分以上を取ると、ウェーハへの影響が大きくなる懸念がある。例えば、ウェーハ外周部の成膜レートが遅くなる、また熱処理中の温度分布が付きやすくなる、またザグリが深いため、ウェーハ脱着が困難になる等が挙げられる。よって、2≦T/Tdが望ましい。
次に、例えば、ザグリ平均深さが1mmとし、Tが5.5mmの場合、薄型サセプタではなくなり、基材の剛性の影響が無視できなくなり、薄膜での反り量制御が困難になる。そのため、T/Td≦4.5が望ましい。
更に、前記サセプタが枚葉タイプであることが望ましい。
前記サセプタが枚葉タイプである場合には、サセプタの反りが単純化し、反り形状をより改善することができる。
上記技術的課題を解決するためになされた本発明にかかるサセプタの製造方法は、第一の無機材料からなる基体の全面が第二の無機材料からなる薄膜で被覆され、ザグリが形成された一の主面および前記一の主面と対向する他の主面を有し、かつ前記一の主面に対して垂直方向の回転軸を有するサセプタであって、前記サセプタの最大径をD、前記サセプタの厚さをTとしたとき、200mm≦D≦500mm、2mm≦T≦6mm、および40≦D/T≦120の範囲内にあるサセプタの製造方法において、第一の無機材料を成形してザグリが形成された一の主面、及び前記一の主面と対向する他の主面を有する基体を作製する基体作製工程と、前記基体の全面を第二の無機材料からなる薄膜で被覆する被覆工程と、を少なくとも含み、前記被覆工程の途中もしくは終了後に、前記一の主面と他の主面との間で最小寸法を有する位置において、前記最小寸法の中間点を通り、前記回転軸と垂直な仮想平面を設定し、前記仮想平面から上方の基体上に形成された前記薄膜の総体積をVs、前記仮想平面から上方の基体上に形成された前記薄膜の総体積をVbとしたとき、0.8≦Vs/Vb≦1.2となるように前記薄膜の厚さを調節する工程が挿入されることを特徴としている。
このような工程を有する本発明にかかるサセプタの製造方法によれば、仮想平面から上方の基体上に形成された前記薄膜の総体積をVs、前記仮想平面から上方の基体上に形成された前記薄膜の総体積をVbとしたとき、0.8≦Vs/Vb≦1.2となるように前記薄膜の厚さを調節することができ、いわゆる大口径で厚さの薄い、薄膜で被覆されたサセプタ全体の反り量を抑制できる。
特に、サセプタに細かいスリットや溝、細かい貫通孔等が形成されている場合においても、0.8≦Vs/Vb≦1.2としているため、サセプタ全体の反り量を抑制できる。
本発明によれば、大口径で、かつ肉厚が薄く、薄膜で被覆されたサセプタにおいて、変形(反り)が抑制されたサセプタおよびサセプタを得ることができる。
図1は、本発明における実施形態にかかるサセプタの断面図である。 図2は、実施形態の第1の変形例であるサセプタの断面図である。 図3は、実施形態の第2の変形例であるサセプタの断面図である。 図4は、実施形態の第3の変形例であるサセプタを示す図であって、(a)は平面図、(b)は断面図である。 図5は、実施形態の第4の変形例であるサセプタの断面図である。 図6は、実施形態の第5の変形例であるサセプタを示す図であって、(a)は平面図、(b)は断面図である。 図7は、サセプタの外周側面に形成される薄膜の厚さを説明するための要部断面図である。 図8は、面取り部が形成されたサセプタにおける、外周側面に形成される薄膜の厚さを説明するための要部断面図である。 図9は、実施形態の変形例であって、ザグリ部が複数形成されたサセプタを示す平面図である。
本発明にかかるサセプタの一実施形態について、図1乃至図9に基づいて説明する。図は模式的または概念的なものであり、各部位の厚みと幅との関係、部位間の大きさの比率等は、正確に図示されていない。
図1に示すように、サセプタ1は、第一の無機材料からなる円板上の基体2を有している。この基体2は円板状に形成され、前記基体2の全面が第二の無機材料からなる薄膜3で被覆されている。
即ち、この薄膜3は、サセプタ1の表の面である一の主面F1を被覆する第二の無機材料からなる薄膜3Fと、一の主面F1と対向する裏の面である他の主面F2を被覆するは第二の無機材料からなる薄膜3Bと、また基体2の外周面Sを被覆する第二の無機材料からなる薄膜3Sとから構成されている。
また、このサセプタ1は、サセプタ1の一の主面F1に半導体基板を載置する一つの凹形状のザグリ部4が形成された、いわゆる枚葉タイプのサセプタである。
前記ザグリ部4は平面視上円形に形成され、中央が最も凹んだ湾曲形状に形成されている。また、このサセプタ1は、回転軸Lとした円対称性を有し、前記ザグリ部4の中心Oが、一の主面F1と他の主面F2との間で最小寸法となるように形成されている。
更に、ザグリ部4における最深部(中心)の深さをToとすると、平均深さTdは、To/2となる。
そして、前記サセプタ1の厚さTと前記平均深さTdとの比(T/Td)が、2≦T/Td≦4.5となることが好ましい。即ち、前記サセプタ1の厚さTと前記最深部(中心)の深さToとの比(T/To)が1≦T/To≦2.25となることが好ましい。
このように、サセプタ1の厚さTと前記平均深さTdとの比(T/Td)が、2≦T/Td≦4.5となるように、ザグリ部4が形成されるため、反り抑制の効果を得ることができる。
ここで、前記サセプタ1の厚さTと前記平均深さTdとの比(T/Td)が、2未満である場合には、ザグリが深すぎることでウェーハの外周成膜が不良となる可能性があり好ましくない。また、前記サセプタ1の厚さTと前記平均深さTdとの比(T/Td)が4.5を超える場合には、サセプタが厚肉化し、基材の剛性の影響が無視できなくなり、薄膜での反り量制御が困難になるため、好ましくない。
前記基体2としては、半導体用サセプタとして適用できる公知の材料(第一の無機材料)を用いることができる。
例えば、第一の無機材料として、炭素材料、酸化ほう素、窒化ほう素、窒化ケイ素、炭化ケイ素等が挙げられるが、加工性の良さやコスト、純度の確保容易性から、炭素材料を用いることが望ましい。
また、第二の無機材料からなる薄膜3は、第一の無機材料からなる基体2の全面に形成されるもので、基体2からの発塵、不純物の外方拡散を防止、あるいは基体2の全面を保護すると共に、基体2の反りを抑制する役割を有する。
この第二の無機材料は、第一の無機材料とは異なる材料、正確には、第一の無機材料とは熱膨張係数の異なる無機材料が用いられる。
この第二の無機材料からなる薄膜3によって、サセプタ1の反り(基体2の反り)が制御されるため、第二の無機材料の熱膨張係数と、第一の無機材料の熱膨張係数が同一の場合には、熱膨張係数の差による、基体2の反り修正作用を得ることができないため、好ましくない。
このサセプタ1は、サセプタの最大径をD、サセプタの厚さをTとしたとき、200mm≦D≦500mm、2mm≦T≦6mm、および40≦D/T≦120の範囲内にあるサセプタ、いわゆる大口径で、かつ肉厚が薄く、薄膜で被覆されたサセプタである。
このように、いわゆる大口径で、かつ肉厚が薄く、薄膜で被覆されたサセプタにあっては、薄膜3の膜厚のみの調整では反りを抑制することが困難であり、膜厚の体積を考慮する必要があるためである。
次に、この薄膜3の体積について説明する。
まず、図1に示すように、一の主面F1と他の主面F2との間で最小寸法を有する、一の主面側位置P1と他の主面側位置P2の中間点P3を通り、前記回転軸Lと垂直な仮想平面Mを設定する。
そして、前記仮想平面Mから上方の基体2上に形成された前記薄膜3の総体積をVs、前記仮想平面Mから下方の基体2上に形成された前記薄膜3の総体積をVbとしたとき、0.8≦Vs/Vb≦1.2になるように薄膜3が形成されている。
このように、前記総体積Vsと前記総体積Vbとの体積比(Vs/Vb)が、0.8≦Vs/Vb≦1.2となるように構成されている場合には、サセプタの反り量を抑制できる。
前記薄膜3の総体積Vsと、前記薄膜の総体積Vbとの体積比(Vs/Vb)で、サセプタの厚さ方向の応力差が決定され、サセプタ全体の反りもこれに応じたものとなる。そして、体積比(Vs/Vb)を0.8≦Vs/Vb≦1.2とすることにより、サセプタの反り量を抑制できる。
尚、0.8>Vs/Vbの場合は、下に凸形状の反りであるため好ましくない。また、Vs/Vb>1.1の場合は、上に凸形状の反りであるため好ましくない。
より好ましくは、体積比(Vs/Vb)が、0.9≦Vs/Vb≦1.0である。体積比(Vs/Vb)が、0.9≦Vs/Vb≦1.0である場合には、サセプタの反り量をより抑制することができる。
本発明においては、薄膜3の厚さは、特に限定されるものではないが、薄すぎる場合には、薄膜3の体積比(Vs/Vb)による調整が困難になること、接触やエッチングによる膜の消耗で基体の露出が懸念される。一方、厚すぎる場合には、薄膜自身に基体との熱膨張係数差に起因するクラックが発生しやすくなる懸念があり、好ましくない。
これらを考慮すれば、本発明における薄膜3の厚さは、好適には20μm以上250μm以下、さらに好ましくは50μm以上150μm以下である。
また、前記ザグリ部4の形状は、図1に示すような断面形状が湾曲形状である必要はなく、図2に示すように、前記ザグリ部4が円柱状の凹部4aであっても良い。
このとき、ザグリ部4の深さをToとすると、平均深さTdは、To/2となる。
そして、前記サセプタ1の厚さTと前記平均深さTdとの比(T/Td)が、2≦T/Td≦4.5であることが好ましい。前記サセプタ1の厚さTと前記深さToとの比(T/To)が1≦T/To≦2.25であることが好ましい。
このように、サセプタ1の厚さTと前記平均深さTdとの比(T/Td)が、2≦T/Td≦4.5となるように、ザグリ部4が形成されるため、前記したように反り抑制の効果を得ることができる。
また、前記ザグリ4の形状は、図3示すように、二つの径の異なる円柱状の凹部4a,4bを備え、ザグリ部4の断面形状が段状に形成されていても良い。
また、ザグリ部4における深さをToとすると、平均深さTdは、To/2となる。そして、前記サセプタ1の厚さTと前記平均深さTdとの比(T/Td)が、2≦T/Td≦4.5となることが好ましい。前記サセプタ1の厚さTと前記深さToとの比(T/To)が1≦T/To≦2.25であることが好ましい。尚、凹部4a,4bの深さを同一にし、平均深さTdを凹部4aの深さとしても良い。
このように、サセプタ1の厚さTと前記平均深さTdとの比(T/Td)が、2≦T/Td≦4.5となるように、ザグリ部4が形成されるため、前記したように、反り抑制の効果を得ることができる。
図2、図3に示す場合においても、一の主面F1と他の主面F2との間で最小寸法を有する、一の主面側位置P1と他の主面側位置P2の中間点P3を通り、前記回転軸Lと垂直な仮想平面Mを設定し、記仮想平面Mから上方の基体上に形成された前記薄膜の総体積をVs、前記仮想平面Mから下方の基体2上に形成された前記薄膜の総体積をVbとしたとき、0.8≦Vs/Vb≦1.2になるように薄膜が形成されている。
更に、図4に示すように、図2のザグリ部4の底面にリング状の溝部5を形成したものであっても良い。また、ザグリ部4における前記溝部5の深さをToとすると、平均深さTdは、To/2となる。
ザグリ部4における平均深さをTdとしたとき、前記厚さTと前記平均深さTdとの比(T/Td)が、2≦T/Td≦4.5となることが好ましい。
この場合、一の主面F1と他の主面F2との間で最小寸法は、前記溝部5の底面位置P1と他の主面側位置P2にある。そして、前記溝部5の底面位置P1と他の主面側位置P2の中間点P3を通り、前記回転軸Lと垂直な面を仮想平面Mとすると、前記仮想平面Mから上方の基体上に形成された前記薄膜の総体積をVs、前記仮想平面Mから下方の基体2上に形成された前記薄膜の総体積をVbとしたとき、0.8≦Vs/Vb≦1.2になるように薄膜が形成されている。
尚、前記溝部5の幅、深さを変えることにより、仮想平面Mから上方の基体の表面積及び仮想平面Mから下方の基体の表面積の比を0.8以上1.2以下とし、前記薄膜を一定の膜厚にして、体積Vs、体積Vbを、0.8≦Vs/Vb≦1.2としても良い。
また、図5に示すように、一の主面F1にザグリ部4を形成し、他の主面F2にリング状の溝部6を形成したものであっても良い。
この場合、一の主面F1と他の主面F2との間で最小寸法は、ザグリ部4の底面と前記溝部6の底面の間にある。そして、一の主面F1と他の主面F2との間で最小寸法を有する位置P1、P2において、前記最小寸法の中間点P3を通り、前記回転軸Lと垂直な仮想平面Mを設定し、前記仮想平面Mから上方の基体上に形成された前記薄膜の総体積をVs、前記仮想平面Mから下方の基体2上に形成された前記薄膜の総体積をVbとしたとき、0.8≦Vs/Vb≦1.2になるように薄膜が形成されている。
尚、前記溝部6の幅、深さを変えることにより、仮想平面Mから上方の基体の表面積及び仮想平面Mから下方の基体の表面積の比を0.8以上1.2以下とし、前記薄膜を一定の膜厚にして、体積Vs、体積Vbを、0.8≦Vs/Vb≦1.2としても良い。
また、図6に示すように、一の主面F1にザグリ部4を形成し、前記ザグリ部4の底面と他の主面F2に貫通する貫通孔7を形成したものであっても良い。そして、この貫通孔7の内周面に薄膜3が形成されている。この内周面に形成された薄膜3に、符号3Nを付する。
この場合においても、図6に示すように、一の主面F1と他の主面F2との間で最小寸法を有する、一の主面側位置P1と他の主面側位置P2の中間点P3を通り、前記回転軸Lと垂直な仮想平面Mを設定する。そして、前記仮想平面Mから上方の基体2上に形成された前記薄膜3の総体積をVs、前記仮想平面Mから下方の基体2上に形成された前記薄膜3の総体積をVbとしたとき、0.8≦Vs/Vb≦1.2になるように薄膜3が形成されている。
また、ザグリ部4における平均深さをTdとしたとき、前記厚さTと前記平均深さTdとの比(T/Td)が、2≦T/Td≦4.5となることが好ましい。
この場合、ザグリ部4における平均深さTdは、最外周の一番高い面から、貫通穴の上面(ザグリ部4の底面)までの高さの平均とする。
また、前記薄膜3は、サセプタの全面において均一な膜厚で形成されているのが好ましいが、前特許文献2に示されるように、膜厚がサセプタの内周部と外周部で異なり、あるいは一の主面F1と他の主面F2で異なっていても良い。
また、図7に示すように、サセプタ1の外周側面Sに形成された薄膜3Sの厚さが、前記外周側面Sと平行な方向において、前記一の主面F1または前記他の主面F2から離れるに従い減少するように形成されていても良い。
また、図8に示すように、基体2の側面に面取り部2aが形成されている。そして、この基体2の側面の面取り部2aに形成された薄膜3Sの膜厚が厚く形成されていても良い。
尚、前記サセプタ1は、図9に示すように、複数の凹形状のザグリ部4が形成されたサセプタ1にも適用することができる。ザグリ部の数および形状は、図9に示されたものに限定されるものではない。
次に、このサセプタの製造方法について説明する。
まず、第一の無機材料を成形してザグリが形成された一の主面、及び前記一の主面と対向する他の主面を有する基体を作製する。
このとき、サセプタの最大径をD、前記サセプタの厚さをTとしたとき、200mm≦D≦500mm、2mm≦T≦6mm、および40≦D/T≦120となるように形成する。
続いて、気相成長法により、前記基体の全面を第二の無機材料からなる薄膜で被覆する。この被覆工程において、前記一の主面と他の主面との間で最小寸法を有する位置において、前記最小寸法の中間点を通り、前記回転軸と垂直な仮想平面を設定し、前記仮想平面から上方の基体上に形成された前記薄膜の総体積をVs、前記仮想平面から下方の基体上に形成された前記薄膜の総体積をVbとしたとき、0.8≦Vs/Vb≦1.2となるように前記薄膜の厚さが設定され、その厚さに被覆される。
また、前記被覆工程において薄膜を形成し、被覆工程の終了後に、0.8≦Vs/Vb≦1.2となるように前記薄膜の厚さを調節しても良い。
尚、上記製造方法において、薄膜を被覆する際、膜厚を変化させて、前記体積比にしても良い。また、一方、基体を作製する際に、一の主面と他の主面との間で最小寸法を有する位置において、前記最小寸法の中間点を通り、前記回転軸と垂直な仮想平面を設定し、前記仮想平面から上方の基体上に形成された前記基体の表面積Esと、前記仮想平面から上方の基体上に形成された前記基体の表面積Ebが、0.8≦Es/Eb≦1.2となるように形成し、一定の薄膜を形成しても良い。
以下、本発明を実施例に基づき具体的に説明するが、下記に示す実施例は本発明を限定的に解釈するものではない。
サセプタの基体に用いられる第一の無機材料を炭素(C)とし、薄膜に用いられる第二の無機材料を炭化ケイ素(SiC)とした。尚、薄膜(炭化ケイ素)の熱膨張率(4.4×10−6/K)を考慮して、基体(炭素)は熱膨張率が4.6×10−6/Kのものを用いた。これは、炭素の熱膨張率が低すぎると、薄膜に圧縮残留応力が発生せず、成膜から温室に下げた時にクラックが入り、また、熱膨張率が高すぎる場合は、基体と薄膜との剥離が起こることを考慮したためである。
そして、薄膜の成膜温度は、1000℃以上とし、室温25℃に下げたときにサセプタの反り量を測定し、汎用の数値解析ソフトを用いた数値解析により、サセプタにおける反りの変化を比較した。なお、サセプタの反り量は、サセプタの中心と、この中心から外周方向に向かって144mmに位置する任意の1点において、サセプタの裏面(他の主面)の中心を通る水平な平面を基準とした変位量を算出することにより求めた。
(実験1)
まず、図1に示すサセプタを用意した。このサセプタは、直径を380mmとし、厚さを3mmとし、ザグリ部の直径を308mmとし、そのザグリ部の深さを1mmとした。
前記基体の一の主面における薄膜の厚さを50μもしくは130μm(一定)とし、前記基体の他の主面における薄膜の厚さを変化させて、一の主面における薄膜の総体積Vsと、他の主面における薄膜の総体積Vbの体積比(Vs/Vb)を表1に示すように変化させ、サセプタの反り量を測定した。その結果を表1に示す。
Figure 0006711744
上記表中、「−(負)」の場合は、サセプタが凸形状になっており、「正」の場合は、下に凸形状になっていることを意味する。また、膜厚制御で数値計算する都合上、体積比(Vs/Vb)は等間隔になっていない。
(実験2)
まず、図2に示すサセプタを用意した。このサセプタは、直径を380mmとし、厚さを3mmとし、ザグリ部の直径を308mmとし、そのザグリ部の深さを1mmとした。
前記基体の一の主面における薄膜の厚さを50μもしくは130μm(一定)とし、前記基体の他の主面における薄膜の厚さを変化させて、一の主面における薄膜の総体積Vsと、他の主面における薄膜の総体積Vbの体積比(Vs/Vb)を表2に示すように変化させ、サセプタの反り量を測定した。その結果を表2に示す。
Figure 0006711744
上記表中、「−(負)」の場合は、サセプタが凸形状になっており、「正」の場合は、下に凸形状になっていることを意味する。
(実験3)
まず、図3に示すサセプタを用意した。このサセプタは、直径を380mmとし、厚さを3mmとし、ザグリ部の凹部4aの直径を308mm、凹部4bの直径を304mm、そのザグリ部の深さ(T)を1mmとした。
前記基体の一の主面における薄膜の厚さを50μもしくは130μm(一定)とし、前記基体の他の主面における薄膜の厚さを変化させて、一の主面における薄膜の総体積Vsと、他の主面における薄膜の総体積Vbの体積比(Vs/Vb)を表3に示すように変化させ、サセプタの反り量を測定した。その結果を表3に示す。
Figure 0006711744
上記表中、「−(負)」の場合は、サセプタが凸形状になっており、「正」の場合は、下に凸形状になっていることを意味する。
(実験4)
まず、図4示すサセプタを用意した。このサセプタは、直径を380mmとし、厚さを3mmとし、ザグリ部の直径を308mm、そのザグリ部の深さ(溝部の深さ)を0.5mmとした。
前記基体の一の主面における薄膜の厚さを50μもしくは130μm(一定)とし、前記基体の他の主面における薄膜の厚さを変化させて、一の主面における薄膜の総体積Vsと、他の主面における薄膜の総体積Vbの体積比(Vs/Vb)を表4に示すように変化させ、サセプタの反り量を測定した。その結果を表4示す。
Figure 0006711744
上記表中、「−(負)」の場合は、サセプタが凸形状になっており、「正」の場合は、下に凸形状になっていることを意味する。
(実験5)
まず、図5示すサセプタを用意した。このサセプタは、直径を380mmとし、厚さを3mmとし、ザグリ部の直径を308mm、他の主面に形成された溝部の幅5mm、深さ0.8mmとした。
前記基体の一の主面における薄膜の厚さを50μもしくは130μm(一定)とし、前記基体の他の主面における薄膜の厚さを変化させて、一の主面における薄膜の総体積Vsと、他の主面における薄膜の総体積Vbの体積比(Vs/Vb)を表5に示すように変化させ、サセプタの反り量を測定した。その結果を表5示す。
Figure 0006711744
上記表中、「−(負)」の場合は、サセプタが凸形状になっており、「正」の場合は、下に凸形状になっていることを意味する。
裏面にリング状の溝部6があることで、ザグリブ4にかかってサセプタの最薄領域P1P2ができてしまい、反り量が増大したと考えられる。裏面にリング状の溝部6を形成する場合は、サセプタ外周の肉厚Tの部分に形成するのが好ましい。
この実験1乃至実験5の結果から明らかなように、総体積Vsと、総体積Vbとの体積比(Vs/Vb)を0.8以上1.2以下とすることで、サセプタの反り量を150μm以下にすることができ、また、体積比(Vs/Vb)を0.9以上1.0以下にすることで、サセプタの反り量が100μm以下にすることができる。
尚、半導体基板自体に反りが100μm程度あることを考えると、サセプタの反り量を100μm以下にすることが、より好ましい。
1 サセプタ
2 基体
3 薄膜
4 ザグリ
F 一の主面
B 他の主面
D サセプタの直径
T サセプタの厚さ
Vs 薄膜の総体積(仮想平面より上方の一の主面側体積)
Vb 薄膜の総体積(仮想平面より下方の他の主面側体積)

Claims (5)

  1. 第一の無機材料からなる基体の全面が第二の無機材料からなる薄膜で被覆され、ザグリが形成された一の主面および前記一の主面と対向する他の主面を有し、かつ前記一の主面に対して垂直方向の回転軸を有するサセプタであって、
    前記サセプタの最大径をD、前記サセプタの厚さをTとしたとき、200mm≦D≦500mm、2mm≦T≦6mm、および40≦D/T≦120の範囲内にあるサセプタにおいて、
    前記一の主面と他の主面との間で最小寸法を有する位置において、前記最小寸法の中間
    点を通り、前記回転軸と垂直な仮想平面を設定し、前記仮想平面から上方の基体上に形成された前記薄膜の総体積をVs、前記仮想平面から下方の基体上に形成された前記薄膜の総体積をVbとしたとき、0.8≦Vs/Vb≦1.2であり、
    かつ、前記サセプタの側面に形成された薄膜の厚さが、前記側面と平行な方向において前記一の主面または前記他の主面から離れるに従い減少するように形成されていることを特徴とするサセプタ。
  2. 前記Vs/Vbが、0.9≦Vs/Vb≦1.0であることを特徴とする請求項1に記載のサセプタ。
  3. 前記ザグリの平均深さをTdとしたとき、2≦T/Td≦4.5であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサセプタ。
  4. 前記サセプタが枚葉タイプであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のサセプタ。
  5. 前記請求項1乃至請求項4のいずれかに記載されたサセプタの製造方法において、
    第一の無機材料を成形してザグリ部が形成された一の主面、及び前記一の主面と対向する他の主面を有する基体を作製する基体作製工程と、
    前記基体の全面を第二の無機材料からなる薄膜で被覆する被覆工程と、を少なくとも含み、
    前記被覆工程の途中もしくは終了後に、前記一の主面と他の主面との間で最小寸法を有する位置において、前記最小寸法の中間点を通り、前記回転軸と垂直な仮想平面を設定し、前記仮想平面から上方の基体上に形成された前記薄膜の総体積をVs、前記仮想平面から下方の基体上に形成された前記薄膜の総体積をVbとしたとき、0.8≦Vs/Vb≦1.2となるように前記薄膜の厚さを調節する工程が挿入されることを特徴とするサセプタの製造方法。
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