JP6711161B2 - シュリンクフィルム付き汎用台紙と包装体 - Google Patents

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本発明は、熱収縮することで被包装物を包み込むシュリンクフィルム筒体が取り付けられているシュリンクフィルム付き汎用台紙とこれを用いた包装体に関するものである。
従来、小物の商品を展示販売する際に用いる台紙において、熱を加えることで筒体径方向に熱収縮して被包装物を包み込んで保持する筒状のシュリンクフィルムとこの筒状のシュリンクフィルムが取り付けられた台紙本体とを備えるシュリンクフィルム付き台紙が多く利用されている。
例えば特許文献1に、前面板と後面板とを相対させてなる台紙本体の下部にその前面板と後面板との間を広げる部材を折り入れて、台紙本体の下部を広げて自立できるようにし、前面板の一部分の切り込み部分にシュリンクフィルムが貼り合わされ、そのシュリンクフィルムを貼り合わせた切り込み部分が後面板に貼り合わされている台紙が示されている。この台紙では、被包装物を熱収縮したシュリンクフィルムが保持するとともに、保持された状態の被包装物が前面板から後面板側に入り込んだ位置となり、台紙本体全体も裾広がりして自立するものとなる。
また特許文献2、3には、台紙本体に帯板を連接して、この帯板をシュリンクフィルムの内側に通すことで接着剤を用いること無しにシュリンクフィルムを台紙本体に取り付けるようにした工夫が示されている。そしてこの台紙を利用した包装形態では、被包装物自体の底部側が接地することで包装物全体が起立するようにしているものである。
特許文献4にあっては、台紙本体の下端側を前方に折り曲げた状態にしてその折り出された部分に被包装物を乗せ置き、被包装物と台紙本体とをまとめてシュリンクフィルムの熱収縮による包み込みを行なう包装形態が示されている。そしてこの包装形態では折り出された台紙本体の下端側が底面となり、この部分を設置させることで包装体の自立が可能となるものである。
特許文献5には、スキンパックと称されるタイプの包装を行なう台紙に関するものであり、台紙とスキンパックフィルムとの間に被包装物が位置するように配し、台紙とスキンパックフィルムとの間から空気を真空引きしてスキンパックフィルムを伸展させながら被包装物と台紙とに密着させる包装形態が示されている。
特許文献6には、台紙本体に配されたシュリンクフィルムの外面に、その台紙本体の下端側に位置して折り出し可能とされた対の脚片が貼り付けられていて、シュリンクフィルムの内側に被包装物を配した状態で熱収縮したときに脚片が前に引き寄せされ、台紙本体の下端と折り出された脚片とで自立を行なえるようにしている点が示されている。
特許文献7には、台紙本体の被包装物を配する部分とその被包装物とが共にシュリンクフィルムで包み込まれるようにし、熱収縮したシュリンクフィルムで被包装物の両脇となる台紙本体の一部分が前方に折り出されるようにした包装形態が示されている。
特開2014−141297号公報 特許第4139477号公報 特開2004−136922号公報 実用新案登録第2599384号公報 特開2003−020068号公報 特開2012−254483号公報 実開平06−085247号公報
上記シュリンクフィルムを有する台紙を用いて被包装物を包装した包装体である製品を一般小売店舗などでの陳列販売をするに際し、この製品を起立させると一般の購買者に製品が目に付き易くなり、自立の包装体とすることが購買意欲を高める上で有効である。
しかしながら使用時に自立可能な包装形態となる上記台紙において、特許文献1に示されたものにあっては台紙の構造が複雑である。またシュリンクフィルムの熱収縮前や熱収縮後に、自立のための部材を組み立てたり起こしたりする作業が必要となり、包装体を得るためのコストを引き上げてしまうという問題がある。
特許文献2、3、4に示された包装形態では、被包装物自体の底部が元々平面などに据え置きできる形状であったり、また包装体の底部が平らな接地面でなければならないという制限がある。また、この特許文献2、3にて提案される台紙では、シュリンクフィルムが台紙本体に安定的に止まるようにするために、台紙本体に舌片や係止部を設け、シュリンクフィルムやこのシュリンクフィルムに通した部材を舌片や係止部に引っ掛けるという作業が必要となっている。
さらにシュリンクフィルムは台紙本体に固定されていないため、被包装物の形状によってシュリンクフィルムが回ってしまう可能性がある。
特許文献5のスキンパックを用いた台紙のように、ストレッチフィルムを用いて真空引きして被包装物を覆った状態で台紙本体に密着するようにした台紙では、ストレッチフィルムなどの伸縮性の高いフィルムが高価であって、素材コストを引き上げてしまう。またストレッチフィルムと台紙本体とが密着しているため、分別廃棄が難しいという問題がある。さらに台紙本体の材料となる紙は通常は通気性の良い紙が良好であるが、一方ではその通気性の良い紙は印刷適性が低いことから、台紙本体とする紙の種類が限定されるという不具合もある。
特許文献6に示された台紙にあっては、シュリンクフィルムを台紙本体の正面の部分に接着させるとともに、そのシュリンクフィルムを脚片にも接着しておく必要があってシュリンクフィルムの取り付けに手間を要するものとなっている。
特許文献7に示された台紙にあっても、上記特許文献4のものと同様に被包装物と台紙本体の被包装物を配した部分とを胴巻き状に包むものであり、台紙本体とシュリンクフィルムとがそれぞれ固定されていないため、被包装物をセットするときにシュリンクフィルムの位置決めや被包装物の位置決めが難しいという不具合がある。
さらに上記各特許文献で示された台紙を含めて一般的なシュリンクフィルム付きの台紙は、大きさにある程度の限度を設定した被包装物を包装する部材としては安価で有用ではあるが、被包装物の大きさに合わせて、シュリンクフィルムの折り径(筒状とされたシュリンクフィルムを扁平状態にしたときの幅寸法)や台紙本体の寸法を変えているのが現状であり、台紙で包装しようとする被包装物が小ロッドで多品種に及ぶ場合には、コストメリットを出ないという問題がある。
そこで本発明は上記事情に鑑み、熱収縮したシュリンクフィルムで被包装物を適正に保持して自立する包装体となるシュリンクフィルム付きの台紙を、被包装物の大きさが変わったとしてもシュリンクフィルムの寸法を変える必要が無いものとすることを課題とし、多品種の被包装物を包装する用途に適してコストメリットの高いシュリンクフィルム付きの台紙を提供することを目的とするものである。
(請求項1の発明)
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、前面板と後面板とが貼り合わされ、前記前面板に縦方向にして切り込み形成された被包装物配置台紙板が前記後面板から離間可能に重ね合わされている台紙本体と、筒体径方向での熱収縮により前記被包装物配置台紙板に配される被包装物を保持可能なシュリンクフィルム筒体とを備え、
前記被包装物配置台紙板は前記シュリンクフィルム筒体に通されて、被包装物配置台紙板の下部がシュリンクフィルム筒体から下方に表出しており、
前記シュリンクフィルム筒体は、前記被包装物配置台紙板と後面板との間に挟み込みされ、かつ後面板における前記被包装物配置台紙板が相対する部分に設けられた接着手段を介して後面板に取り付けられていて、
前記シュリンクフィルム筒体から表出する被包装物配置台紙板の下部には、前記後面板の下部より下方に向けて張り出る対の接地部が設けられており、
前記被包装物配置台紙板に配した被包装物をシュリンクフィルム筒体が熱収縮して保持したときに、被包装物配置台紙板の下部が湾曲変形して前方に移動する前記対の接地部と台紙本体の下部とで、台紙本体を後傾状態で自立させる自立手段が形成可能な構成を有することを特徴とするシュリンクフィルム付き汎用台紙を提供して、上記課題を解消するものである。
(請求項2の発明)
そして本発明において、台紙本体の上記被包装物配置台紙板は、上記前面板の高さ方向に切り入れた一対の切れ線と、この切れ線の上端の間に渡る折り罫とで囲んでなる板材であり、被包装物配置台紙板が前面板に前記折り罫を介して連続しているものであることが良好である。
(請求項3の発明)
また本発明において、台紙本体の上記後面板における被包装物配置台紙板が相対する部分に、上記接着手段を設けた位置を通る縦方向にして分断線が設けられており、上記シュリンクフィルム筒体の接着手段に貼着した部分に、前記分断線と重なる位置にしてフィルム分断線が設けられていることが良好である。
(請求項4の発明)
またもう一つの発明は、請求項1から3の何れか一項に記載のシュリンクフィルム付き汎用台紙に被包装物を取り付けてなる包装体であって、上記被包装物配置台紙板に配されて上記シュリンクフィルム筒体に保持されている被包装物の重心からの垂線の位置が、上記台紙本体の下部とシュリンクフィルム筒体の熱収縮による被包装物配置台紙板の湾曲変形で前方に移動した上記接地部との間にあることを特徴とする包装体であり、この包装体を提供して上記課題を解消するものである。
(請求項1の発明の効果)
請求項1の発明によれば、シュリンクフィルムの熱収縮により自立手段が形成されるようにしていることから、被包装物自体が自立しない形状であってもその被包装物を被包装物配置台紙板に配してシュリンクフィルム筒体に保持した自立可能な包装体が得られ、自立させるに際して台紙本体に対する折り込み作業などが不要となる。
またシュリンクフィルムの熱収縮により自立手段が形成されるようにしているものであることから、台紙としての構造が簡単で安価なものとすることが可能である。さらに被包装物配置台紙板を、ある程度の広さを有する面板材と構成することができるので、この被包装物配置台紙板と被包装物とを一緒にシュリンクフィルム筒体で包み込むこととなって、被包装物の形状にシュリンクフィルムの包装形態が左右され難くなり、多品種の被包装物に対応する汎用性が高いものとなる。
またシュリンクフィルムが後面板に接着手段を介して取り付けられてシュリンクフィルム筒体と台紙本体とが事前に一体となっているので、被包装物を配置する際にシュリンクフィルム筒体を台紙本体に位置合わせする手間を不要とする。
(請求項2の発明の効果)
請求項2の発明によれば、被包装物配置台紙板の構造が頗る簡単であって、台紙の作製に際して被包装物配置台紙板を捲り上げてシュリンクフィルム筒体を通すだけでよく、このシュリンクフィルム筒体の取付に手間を要することが無いという効果を奏する。
(請求項3の発明の効果)
請求項3の発明によれば、後面板の分断線を切ることでシュリンクフィルム筒体のフィルム分断線も切られるようになる。そのためシュリンクフィルム筒体が被包装物を保持している時点で後面板の分断線を切るようにすれば、シュリンクフィルム筒体がフィルム分断線の位置で切られて、被包装物の取り出しが簡単になる。
(請求項4の発明の効果)
請求項4の発明によれば、熱収縮したシュリンクフィルム筒体で保持された被包装物の重心からの垂線の位置が台紙本体の下部と接地部との間にあるので、包装体の起立状態が頗る安定するという効果がある。
本発明に係るシュリンクフィルム付き汎用台紙の実施例を示す説明図である。 実施例の台紙本体を展開した状態で示す説明図である。 実施例を台紙本体とシュリンクフィルム筒体とに分けた状態を示すもので、(A)はシュリンクフィルム筒体を示す説明図、(B)は一部を切り欠いた台紙本体を示す説明図である。 包装体の一例を示す説明図である。 包装体を側方から見た状態で示す説明図である。
つぎに本発明を図1から図5に示す実施例に基づいて詳細に説明する。図中1は本発明に係るシュリンクフィルム付き汎用台紙であり、このシュリンクフィルム付き汎用台紙1は、紙製の面板からなる台紙本体2と、加熱により径方向に熱収縮する透明フィルムを筒状としたシュリンクフィルム筒体3とを備えてなるものである。
(台紙本体)
上記台紙本体2は、図2に示すように前面板4の側辺に折り部を介して連接されている後面板5を折り部から前面板4の背面側に折り重ねて貼り合わせることで略薄板状とされているものである。台紙本体2の前面板4にはこの前面板4の縦方向にして被包装物配置台紙板6切り込み形成されている。
被包装物配置台紙板6は被包装物を配置する面板材であって、前面板4の上辺側から下辺に達する位置までにしてこの前面板4の高さ方向に入れられた一対の切れ線7と、前記切れ線7の上端の間に渡る折り罫8とで囲まれていて、被包装物配置台紙板6の上端となる折り罫8を介してこの被包装物配置台紙板6が前面板4に連続している。
上記被包装物配置台紙板6自体は後面板5に対して貼り合わされておらず、後面板5との関係においては後面板5から離間可能に重ね合わされるものである。そしてこの被包装物配置台紙板6がシュリンクフィルム筒体3の上部から内部に通されていて、そのシュリンクフィルム筒体3が熱収縮するときに撓み易くなるように、上記切れ線7それぞれの上端側が、被包装物配置台紙板6の中心側に向けて傾斜した線形状としており、被包装物配置台紙板6の上端となる折り罫8の幅が、被包装物配置台紙板6の胴部の幅より小とされている。
(シュリンクフィルム筒体)
シュリンクフィルム筒体3は熱収縮することで被包装物配置台紙板6に配される被包装物をその被包装物配置台紙板6と一緒に保持可能とするものであって、図1に示すように筒体中心軸方向を台紙本体2の縦方向に揃えて台紙本体2の前面側に位置し、上述したようにその内部に被包装物配置台紙板6が通されている。
本実施例でのシュリンクフィルム付き汎用台紙1において、被包装物配置台紙板6に配置される後述の被包装物17は、この被包装物配置台紙板6の中央に配置したときに被包装物配置台紙板6の上部位置や下部位置を越えて食み出り、側部位置を越えて側方に食み出る大きさのものが想定されているわけではなく、被包装物配置台紙板6の上部と下部と側部とから食み出ない大きさのものである(図4参照)。
そして、未収縮のシュリンクフィルム筒体3を被包装物配置台紙板6に対して取り付ける範囲は、被包装物配置台紙板6の下端まで及ぶものではなく、被包装物配置台紙板への事前に設定された部分に配置された前記被包装物の下部を覆うことができる部分までとされている。
(被包装物配置台紙板の接地部)
このようにシュリンクフィルム筒体3は被包装物配置台紙板6の下部側を覆うものとはされていないことから、シュリンクフィルム筒体3の上部から内部に通した被包装物配置台紙板6の下部9がシュリンクフィルム筒体から下方に表出している。そしてシュリンクフィルム筒体3から表出する被包装物配置台紙板6の下部9には、接地部10が設けられている。
図1に示されているように被包装物配置台紙板6の下部9は、この被包装物配置台紙板6の中間部より幅広としているとともに、該被包装物配置台紙板6の縦方向での中心線を間にして対称となる部分から対になって下方に向けて尖頭状に張り出る上記接地部10が設けられており、この接地部10は後面板5の下部(即ち、台紙本体2の下部)の位置より下方となる高さ位置にある。そしてこの対の接地部10が後述する自立手段の一部を構成する部分である。
(シュリンクフィルム筒体の固定)
本実施例のシュリンクフィルム付き汎用台紙1において、シュリンクフィルム筒体3は台紙本体2に固定されているものであって、上記被包装物配置台紙板6を内部に通すことでその被包装物配置台紙板6と後面板5との間に挟み込みされている。さらに後面板5において、前記被包装物配置台紙板6が相対する部分に、接着剤を台紙本体2の高さ方向に沿って帯状に塗布してなる接着手段11が設けられており、シュリンクフィルム筒体3は前記接着手段11を介して後面板5に取り付けられている。
(自立手段)
上述したようにシュリンクフィルム筒体3は、被包装物配置台紙板6と後面板5とに挟み込まれているとともに、後面板5に接着手段11を介して取り付けられてその接着手段11に対応する部分が後面板5のみに接着されている。そしてシュリンクフィルム筒体3は被包装物配置台紙板6に被包装物17を配した状態で熱収縮すると、被包装物配置台紙板6を撓ませながら被包装物の前面側に被さるようにしてその被包装物と被包装物配置台紙板6とを胴巻き状に包み込むこととなる(図4)。
被包装物配置台紙板6に配した被包装物17をシュリンクフィルム筒体3が熱収縮して保持したときには、被包装物配置台紙板6は前面に被包装物を位置させた状態のまま横断面がC字状となるように撓んで両側部が前方へと曲がり出る形状となる。そしてシュリンクフィルム筒体3に覆われていない被包装物配置台紙板6の下部9も湾曲変形して横断面がC字状に撓んだ曲がり形状を呈し、上記対の接地部10それぞれが前面板4より前方に位置することとなる。
図4と図5に示すように上記被包装物配置台紙板6の湾曲変形で前方に移動した対の接地部10は、台紙本体2における上下方向での高さ位置がその台紙本体2の下部12の高さ位置より下位にあるものとなる。そして前方に移動した前記対の接地部10と台紙本体2の下部12とが、被包装物17を保持した状態のシュリンクフィルム付き汎用台紙1を棚などの平面板上に縦置きする際に接地する箇所となり、前記対の接地部10と台紙本体2の下部12とで、被包装物17を保持した側への台紙本体2の前傾を規制してこの台紙本体2を後傾状態で自立させる自立手段13を構成し、この自立手段13を有する包装体14が得られる。
(分断線)
上記後面板5の被包装物台紙板6に対応する部分には、図2に示されているように分断線15が後面板5の縦方向にして配置されていて、必要に応じて後面板5がこの分断線15の位置で切断できるものである。実施例のシュリンクフィルム付き汎用台紙1において、後面板5の分断線15は上記接着手段11を設けた位置を通る平行な二条にして設けられており、それぞれが接着手段11の側辺の位置を通る線上に位置し、分断線15の間を端部側から捲り上げるようにすることで 後面板5が切断されるものとされている。
さらに上記シュリンクフィルム筒体3の接着手段11に貼着した部分に、上記分断線15と重なる位置にしてフィルム分断線16が設けられている。このようにシュリンクフィルム筒体3が分断線15と重なる位置にしてフィルム分断線16を有していることから、分断線15の位置を切断することでシュリンクフィルム筒体3のフィルム分断線16も同時に切断され、包装体14での分断線15の位置で後面板5を切断することでシュリンクフィルム筒体3も切断され、保持されている被包装物17を簡単に取り出すことができるようになる。
なお、後面板5の分断線15とシュリンクフィルム筒体3のフィルム分断線16とは、両者の位置が重なって分断線15での切断によってフィルム分断線16も切断されてシュリンクフィルム筒体3が分断され、被包装物17の取り出しが行なえ、さらに廃棄処理として分断されたシュリンクフィルム筒体3と紙製である台紙本体2との分別処理が簡単に行えるものであれば、前記分断線15とフィルム分断線16とが接着手段11の内側を通る位置にあってもよい。
図4は、略円筒状とされた被包装物17を上記シュリンクフィルム付き汎用台紙1を用いて、シュリンクフィルム筒体3を熱収縮させて被包装物17を被包装物配置台紙板6とともに胴巻き状に包み込んで保持した包装体14を示している。この包装体14は、上述したように被包装物配置台紙板6の下部9にある対の接地部10と台紙本体2の下部12とからなる自立手段13を有する。
そして包装体14では、保持されている被包装物17の重心からの垂線の位置18が台紙本体2の下部12と接地部10との間にあり、安定した自立を行なえるように設けられている。
1…シュリンクフィルム付き汎用台紙
2…台紙本体
3…シュリンクフィルム筒体
4…前面板
5…後面板
6…被包装物配置台紙板
9…被包装物配置台紙板の下部
10…接地部
11…接着手段
12…台紙本体の下部
13…自立手段
14…包装体
15…分断線
16…フィルム分断線
17…被包装物
18…垂線の位置

Claims (4)

  1. 前面板と後面板とが貼り合わされ、前記前面板に縦方向にして切り込み形成された被包装物配置台紙板が前記後面板から離間可能に重ね合わされている台紙本体と、筒体径方向での熱収縮により前記被包装物配置台紙板に配される被包装物を保持可能なシュリンクフィルム筒体とを備え、
    前記被包装物配置台紙板は前記シュリンクフィルム筒体に通されて、被包装物配置台紙板の下部がシュリンクフィルム筒体から下方に表出しており、
    前記シュリンクフィルム筒体は、前記被包装物配置台紙板と後面板との間に挟み込みされ、かつ後面板における前記被包装物配置台紙板が相対する部分に設けられた接着手段を介して後面板に取り付けられていて、
    前記シュリンクフィルム筒体から表出する被包装物配置台紙板の下部には、前記後面板の下部より下方に向けて張り出る対の接地部が設けられており、
    前記被包装物配置台紙板に配した被包装物をシュリンクフィルム筒体が熱収縮して保持したときに、被包装物配置台紙板の下部が湾曲変形して前方に移動する前記対の接地部と台紙本体の下部とで、台紙本体を後傾状態で自立させる自立手段が形成可能な構成を有することを特徴とするシュリンクフィルム付き汎用台紙。
  2. 上記台紙本体の上記被包装物配置台紙板は、上記前面板の高さ方向に切り入れた一対の切れ線と、この切れ線の上端の間に渡る折り罫とで囲んでなる板材であり、被包装物配置台紙板が前面板に前記折り罫を介して連続しているものである請求項1に記載のシュリンクフィルム付き汎用台紙。
  3. 台紙本体の上記後面板における被包装物配置台紙板が相対する部分に、上記接着手段を設けた位置を通る縦方向にして分断線が設けられており、上記シュリンクフィルム筒体の接着手段に貼着した部分に、前記分断線と重なる位置にしてフィルム分断線が設けられている請求項1または2に記載のシュリンクフィルム付き汎用台紙。
  4. 請求項1から3の何れか一項に記載のシュリンクフィルム付き汎用台紙に被包装物を取り付けてなる包装体であって、上記被包装物配置台紙板に配されて上記シュリンクフィルム筒体に保持されている被包装物の重心からの垂線の位置が、上記台紙本体の下部とシュリンクフィルム筒体の熱収縮による被包装物配置台紙板の湾曲変形で前方に移動した上記接地部との間にあることを特徴とする包装体。
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