JP6710883B1 - 美容促進装置、美容促進システム、美容促進方法、および美容促進プログラム - Google Patents

美容促進装置、美容促進システム、美容促進方法、および美容促進プログラム Download PDF

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Abstract

本発明に係る美容促進装置は、ユーザの顔を撮像した撮像データから、顔の骨格に依存して特定される少なくとも1つの固定点、および顔の筋肉および脂肪に依存して特定される少なくとも1つの可動点それぞれの位置を認識する頂点認識部と、頂点認識部が位置を認識した各頂点同士を周縁部に含む幾何形状を画定する幾何形状画定部と、幾何形状の長さ又は面積を示す特徴量を算出する特徴量算出部と、特徴量算出部が算出した特徴量と、幾何形状と対応する値として既知の基準値と、を比較する特徴量比較部と、を備えている。

Description

本発明は、美容促進装置、美容促進システム、美容促進方法、および美容促進プログラムに関する。
従来、画像処理技術を用いて、ユーザに対して美容を促進するシステムが知られている。
例えば、特許文献1には、ユーザを撮影した撮影データから、ユーザの肌または頭皮の状態を評価する美容促進システムが開示されている。
特開2018−97899号公報
しかしながら従来の美容促進システムでは、ユーザの肌または頭皮の状態として、局所的な状態を評価しており、経年劣化による顔のプロポーションの変化を評価していなかった。このため、顔のプロポーションを定量的に評価して、美容促進に資することに改善の余地があった。
そこで本発明は、経年劣化および改善対策による顔のプロポーションの変化を定量的に評価して、美容促進に資することができる美容促進装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る美容促進装置は、ユーザの顔を撮像した撮像データから、顔の骨格に依存して特定される少なくとも1つの固定点、および顔の筋肉および脂肪に依存して特定される少なくとも1つの可動点それぞれの位置を認識する頂点認識部と、頂点認識部が位置を認識した各頂点同士を周縁部に含む幾何形状を画定する幾何形状画定部と、幾何形状の長さ又は面積を示す特徴量を算出する特徴量算出部と、特徴量算出部が算出した特徴量と、幾何形状と対応する値として既知の基準値と、を比較する特徴量比較部と、を備えている。
また、本発明に係る美容促進装置は、ユーザの顔を撮像した撮像データから、顔の骨格に依存して特定される2つの固定点、および顔の筋肉および脂肪に依存して特定される1つの可動点それぞれの位置を認識する頂点認識部と、頂点認識部が位置を認識した各頂点同士を結んだ直線により、三角形状をなす画定領域を画定する領域画定部と、画定領域の面積を算出する面積算出部と、面積算出部が算出した画定領域の面積と、画定領域と対応する領域の面積として既知の基準面積と、を比較する面積比較部と、を備えている。
また、面積比較部により、画定領域の面積と、基準面積と、を比較した比較結果を示す情報を出力する表示処理部を備えてもよい。
また、領域画定部は、顔の正中線を基準にして、左右一対の画定領域を画定してもよい。
また、頂点認識部は、2つの固定点として、深鼻点とこめかみの頂点とにより特定される各頂点を認識し、1つの可動点として、頬上の頂点を認識してもよい。
また、頂点認識部は、撮像データを3次元的に評価して、顔の鼻根部のうち、最も窪んだ部分を深鼻点として認識し、顔のこめかみ部分のうち、最も窪んだ部分をこめかみの頂点として認識し、顔の頬の上部のうち、瞳の外側の垂直線上付近において最も隆起した部分を頬上の頂点として認識してもよい。
また、領域画定部は、顔の上下方向に間隔をあけて、2種類の画定領域を画定してもよい。
また、頂点認識部は、2つの固定点として、鼻下点と耳下点とにより特定される各頂点を認識し、1つの可動点として、頬下の頂点を認識してもよい。
また、頂点認識部は、撮像データを3次元的に評価して、顔の鼻下部のうち、最も窪んだ部分を鼻下点として認識し、顔のうち、耳の下に位置する部分のうち、最も窪んだ部分を耳下点として認識し、顔の頬の下部のうち、瞳の外側の垂直線上付近における、口角の横の膨らみにおいて、最も隆起した部分を頬下の頂点として認識してもよい。
また、面積比較部は、基準面積として、撮像データの撮像時から一定期間前の時点でのユーザにおける画定領域の面積を用いてもよい。
また、また、面積比較部は、基準面積として、ユーザが望む顔としての理想モデルにおける画定領域の面積を用いてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る美容促進システムは、前述したいずれかの美容促進装置と、ユーザの顔を撮像する撮像部、および撮像部が撮像した撮像データを美容促進装置に送信する送信部を備えた撮像装置と、を備え、美容促進装置は、さらに前記撮像データを受信する受信部を備える。
また、美容促進システムは、内部に前記撮像部が内蔵されるとともに、表示面が鏡面加工された装置側表示部を備え、前記装置側表示部が、前記表示面に向かい合うユーザの顔を撮像した撮像データを、前記表示面に表示可能なスマートミラーであってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る美容促進方法は、ユーザの顔を撮像した撮像データから、顔の骨格に依存して特定される2つの固定点、および顔の筋肉および脂肪に依存して特定される1つの可動点それぞれの位置を認識する頂点認識ステップと、頂点認識ステップにより位置が認識された各頂点同士を結んだ直線により、三角形状をなす画定領域を画定する領域画定ステップと、画定領域の面積を算出する面積算出ステップと、面積算出ステップにより算出した画定領域の面積と、画定領域と対応する領域の面積として既知の基準面積と、を比較する面積比較ステップと、を備えている。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る美容促進プログラムは、コンピュータに、ユーザの顔を撮像した撮像データから、顔の骨格に依存して特定される2つの固定点、および顔の筋肉および脂肪に依存して特定される1つの可動点それぞれの位置を認識する頂点認識機能と、頂点認識機能により位置が認識された各頂点同士を結んだ直線により、三角形状をなす画定領域を画定する領域画定機能と、画定領域の面積を算出する面積算出機能と、面積算出機能により算出した画定領域の面積と、画定領域と対応する領域の面積として既知の基準面積と、を比較する面積比較機能と、を実現させる。
本発明の美容促進装置では、頂点認識部が、ユーザの顔を撮像した撮像データから、顔の骨格に依存して特定される2つの固定点、および顔の筋肉および脂肪に依存して特定される1つの可動点それぞれの位置を認識する。
次に、領域画定部が、特定された各頂点を結んだ直線により、三角形状をなす画定領域を画定し、面積算出部が画定領域の面積を算出する。そして、面積比較部が、画定領域の面積と基準面積とを比較する。これにより、経年劣化および改善対策による顔のプロポーションの変化を定量的に評価して、美容促進に資することができる。
本発明の第1実施形態に係る美容促進システムの構成例を示す模式図である。 図1に示す美容促進装置の構成例を示すブロック図である。 図2に示す頂点認識部によって認識する各頂点の一例を示す図であって、撮像データの(a)正面図、(b)側面図である。 図1に示す携帯端末の構成例を示すブロック図である。 美容促進装置における処理フローを示す図である。 頂点認識部が、頬上の頂点を認識する処理における模式図である。 表示処理部による表示内容の一例を示す図である。 表示処理部による表示内容の他の例を示す図である。 変形例に係る美容促進装置の構成例を示すブロック図である。 変形例1において、頂点認識部によって認識する各頂点の一例を示す図であって、撮像データの(a)正面図、(b)側面図である。 変形例に係る美容促進装置における処理フローを示す図である。 変形例2において、頂点認識部によって認識する各頂点の一例を示す図であって、撮像データの(a)正面図、(b)側面図である。 変形例3において、頂点認識部によって認識する各頂点の一例を示す図であって、撮像データの(a)正面図、(b)側面図である。 本発明の第2実施形態に係る美容促進システムの使用状態を説明する図である。 第2実施形態に係る美容促進装置の構成例を示すブロック図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る美容促進システム1ついて、図1から図8を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る美容促進システム1の構成例を示す模式図である。美容促進システム1は、ユーザ50の美容促進に資するために、ユーザ50の顔を撮像した撮像データに対してデータ処理を行い、ユーザ50の顔の状態を定量的に評価するエイジングマネジメント向け(経年劣化の管理と対策)の美容促進システムである。
図1に示すように、美容促進システム1は、ネットワーク20を介して互いに接続された撮像装置10、および美容促進装置30を備えている。また、図示の例では、ネットワーク20にユーザ50の携帯端末40が接続されている。ユーザ50の携帯端末40は、ネットワーク20に接続されていなくてもよい。
ここで、本発明の美容促進システム1は、エステサロン等の美容関連サービスを提供する店舗において、ユーザ50の顔を撮像して定量的に評価した結果を示し、例えばユーザ50が自身の顔の状態を維持、改善するために今後取り組むべき施策を提案するために用いられる。
なお、使用に際しては、図1に示すように、店舗のオペレータ60の操作のもとで行われてもよいし、ユーザ50自身が操作を行ってもよい。
撮像装置10は、ユーザ50の顔を撮像して撮像データを取得できる装置であれば、特に限定されない。撮像装置10は、例えばCMOSやCCD等の撮像素子を有する撮像部を備えている。また、撮像装置10は、撮像部が撮像した撮像データを美容促進装置に送信する送信部を備えている。
撮像装置10が取得する撮像データは、2Dデータであっても3Dデータであってもよい。本実施形態では撮像部が3Dデータとしての撮像データを取得する構成について説明する。
すなわち、撮像装置10は、図1では簡略化して図示しているが、例えば撮像部が間隔をあけて複数配置された3Dカメラであってもよいし、1つの撮像部と距離センサとを備えている構成であってもよい。
ネットワーク20は、撮像装置10、美容促進装置30、および携帯端末40の間を相互に接続させるためのネットワークであり、例えば、無線ネットワークや有線ネットワークである。
具体的には、ネットワーク20は、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)や広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ISDNs(integrated service digital networks)、無線LANs、LTE(long term evolution)、LTE−Advanced、第4世代(4G)、第5世代(5G)、CDMA(code division multiple access)、WCDMA(登録商標)、イーサネット(登録商標)などである。
また、ネットワーク20は、これらの例に限られず、例えば、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)やブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、ブルートゥースローエナジー(Bluetooth Low Energy)、光回線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線、衛星通信網などであってもよく、どのようなネットワークであってもよい。
また、ネットワーク20は、例えば、NB−IoT(Narrow Band IoT)や、eMTC(enhanced Machine Type Communication)であってもよい。なお、NB−IoTやeMTCは、IoT向けの無線通信方式であり、低コスト、低消費電力で長距離通信が可能なネットワークである。
また、ネットワーク20は、これらの組み合わせであってもよい。また、ネットワーク20は、これらの例を組み合わせた複数の異なるネットワークを含むものであってもよい。例えば、ネットワーク20は、LTEによる無線ネットワークと、閉域網であるイントラネットなどの有線ネットワークとを含むものであってもよい。
次に、図2を用いて、美容促進装置30の構成について説明する。図2は、美容促進装置30の構成例を示すブロック図である。
美容促進装置30は、装置側通信部31、データ記憶部32、装置処理部33、および装置側表示部34を備えている。美容促進装置30は、ユーザ50の顔を撮像した撮像データからユーザ50の顔の状態を解析する情報処理装置であって、一例として、本実施形態では、パソコンが用いられる。
装置側通信部31は、ネットワーク20を介して、各種のデータを送受信する通信インターフェースである。各種のデータとして、撮像データ、比較結果を示すデータが含まれる。すなわち装置側通信部31は、撮像装置10の送信部から送信された撮像データを受信する受信部として機能する。
データ記憶部32は、装置処理部33が動作するうえで必要とする各種の制御プログラムや、装置側通信部31が外部から受信した各種のデータを記憶する機能を有する。また、データ記憶部32は、少なくとも一つ以上の基準面積データを記憶している。
データ記憶部32は、例えば、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。
データ記憶部32に記憶された制御プログラムを実行することで、装置処理部33が、美容促進システム1として実現すべき各機能を実現する。ここでいう各機能とは、頂点認識機能、領域画定機能、面積算出機能、面積比較機能、および結果表示機能を含んでいる。
装置側表示部34は、美容促進装置30の操作の内容や処理の結果を表示するモニタ装置である。
装置処理部33は、美容促進装置30の各部を制御するコンピュータであり、例えば、中央処理装置(CPU)やマイクロプロセッサ、ASIC、FPGAなどであってもよい。
なお、装置処理部33は、これらの例に限られず、美容促進装置30の各部を制御するコンピュータであれば、どのようなものであってもよい。
そして装置処理部33は、頂点認識部33A、領域画定部33B、面積算出部33C、面積比較部33D、および表示処理部33Eを備えている。
頂点認識部33Aは、ユーザ50の顔を撮像した撮像データから、2つの固定点Pfおよび1つの可動点Pmそれぞれの位置を認識する。
ここで固定点Pfとは、顔の骨格に依存して特定される頂点である。固定点Pfは、顔の骨格に依存して特定されるため、時間の経過による位置の変化はわずかである。
なお、ここでいう固定という意味は、位置がまったく変化しないという意味ではなく、後述する可動点Pmと比較して、変化の量が極めて少ないという意味である。
一方、可動点Pmとは、顔の筋肉および脂肪に依存して特定される頂点であり、例えば加齢とともに顔の筋肉が弱くなったり、顔に脂肪がついたりすることで、下側に向けて位置が変化する。
また可動点Pmは、顔の筋肉に刺激を与えることで、顔の筋肉が強くなったり、顔の脂肪量が少なくなったりすることで、上側に向けて位置が変化する。このような可動点Pmの位置の変化により顔のプロポーションが変化して、顔が相手に与える印象に大きく左右する。
ここで、本実施形態における頂点認識部33Aが認識する各頂点について、図3を参照して説明する。
図3は、頂点認識部33Aによって認識する各頂点を示す図であって、撮像データの(a)正面図、(b)側面図である。なお、この内容はあくまで一例であり、頂点認識部33Aが認識する各頂点は、任意に変更することができる。すなわち、ユーザ50の骨格の構造や、筋肉の付き方等を考慮して、認識しやすい顔の頂点を、評価に用いることができる。
図3に示すように、頂点認識部33Aは、1つの画定領域に対して、2つの固定点Pfと1つの可動点Pmを認識する。2つの固定点Pfとして、深鼻点P1とこめかみの頂点P2とにより特定される各頂点を認識し、1つの可動点Pmとして、頬上の頂点P3を認識する。なお、深鼻点P1は左右一対の画定領域で共有している。各頂点の具体的な特定手法については後述する。
本実施形態では、深鼻点P1およびこめかみの頂点P2それぞれの上下方向の位置は、互いに同等となっている。頬上の頂点P3は、深鼻点P1およびこめかみの頂点P2のよりも下側に位置している。
また、頂点認識部33Aは、2つの固定点Pfとして、鼻下点P4と耳下点P5とにより特定される各頂点を認識し、1つの可動点Pmとして、頬下の頂点P6を認識する。なお、鼻下点P4は左右一対の画定領域で共有している。各頂点の具体的な判別手法については後述する。
本実施形態では、鼻下点P4および耳下点P5それぞれの上下方向の位置は、互いに同等となっている。頬下の頂点P6は、鼻下点P4および耳下点P5のよりも下側に位置している。
頂点認識部33Aにおける各頂点の認識手段としては、撮像データに対して設けられた空間座標に対する絶対座標を特定する方法であってもよいし、画定領域を画定する3つの各頂点のうちのいずれかを基準とした相対座標を特定する方法であってもよい。
本実施形態では、撮像データが3Dデータであるため、座標値も3次元的に表現されることとなる。
領域画定部33Bは、頂点認識部33Aが位置を認識した各頂点同士を結んだ直線により、三角形状をなす画定領域を画定する。また、領域画定部33Bは、顔の正中線O1を基準にして、左右一対の画定領域を画定する。
なお、領域画定部33Bが画定する画定領域は、2次元的な領域でもよいし、3次元的な領域であってもよい。本実施形態では画定領域は、3次元的な領域となっている。
本実施形態では、領域画定部33Bは、顔の上下方向に間隔をあけて、2種類の画定領域を画定する。ここで、上側に位置する画定領域を上側画定領域A1とし、下側に位置する画定領域を下側画定領域A2とする。
すなわち、領域画定部33Bは、上側画定領域A1および下側画定領域A2それぞれを、左右一対画定することとなる。
なお、上側画定領域A1および下側画定領域A2が上下方向に間隔をあけるとは、顔全体を、上下方向の全域にわたって、上側画定領域A1および下側画定領域A2により評価の精度を上げるという意図である。このため、上側画定領域A1および下側画定領域A2の一部同士が、互いに重なっていても問題はない。
面積算出部33Cは、画定領域の面積を算出する。画定領域の面積の算出にあたっては、領域画定部33Bが特定した各頂点の座標データを用いて、画定領域内の面積を算出する。
面積比較部33Dは、面積算出部33Cが算出した画定領域の面積と、画定領域と対応する領域の面積として既知の基準面積と、を比較する。
面積比較部33Dは、例えば基準面積として、撮像データの撮像時から一定期間前、すなわち過去に撮像したユーザ50の撮像データから画定した画定領域の面積を用いることができる。
また、面積比較部33Dは、基準面積として、ユーザ50が望む顔としての理想モデルにおける画定領域の面積を用いることができる。このように基準面積としては、現時点での画定領域の面積と比較できるものであれば、任意に設定することができる。
ここで、ユーザ50が望む顔としての理想モデルの作成方法の一例について説明する。
理想モデルは、過去の撮像データを用いて作成する。過去の撮像データに対して、理想となる画定領域を目視で指定した元データを100個ほど準備する。この元データを用い、ディープラーニング(深層学習)処理を行うことで、理想モデルを作成することができる。
次に、各面積を比較する際の指針について、前回測定した際の面積を基準面積とした場合を例に挙げて説明する。本実施形態の上側画定領域A1では、可動点Pmである頬上の頂点P3が、固定点Pfである深鼻点P1およびこめかみの頂点P2よりも下側に位置している。
また、下側画定領域A2においても、可動点Pmである頬下の頂点P6が、鼻下点P4および耳下点P5よりも下側に位置している。
このため、可動点Pmである頬上の頂点P3、および頬下の頂点P6が下側に移動すると、上側画定領域A1および下側画定領域A2はそれぞれ、面積が大きくなることとなる。
一方、可動点Pmである頬上の頂点P3、および頬下の頂点P6が上側に移動すると、上側画定領域A1および下側画定領域A2はそれぞれ、面積が小さくなることとなる。
すなわち本実施形態のように、可動点Pmの位置を固定点Pfの位置よりも下側に配置している構成では、画定領域の面積が、前回測定した際の面積である基準面積よりも小さくなっている場合には、可動点Pmが上側に移動したこととなる。
すなわち、顔の筋肉が強くなったか、又は顔の脂肪が少なくなったことで、顔のプロポーションが改善したことを意味する。
一方、画定領域の面積が、前回測定した際の面積である基準面積よりも大きくなっている場合には、可動点Pmが下側に移動したこととなる。
すなわち、顔の筋肉が弱くなったか、又は顔の脂肪が多くなったことで、顔のプロポーションが悪化したことを意味する。
このようにユーザ50は、画定領域の変化量を確認することで、定量的に顔のプロポーションが改善に向かっているのか悪化しているのかを把握することができる。
なお、本実施形態では、上側画定領域A1および下側画定領域A2のそれぞれについて、可動点Pmの位置を固定点Pfの位置よりも下側に配置している構成について説明したが、このような態様に限られない。可動点Pmの位置は、固定点Pfの位置よりも上側に位置してもよい。
この場合には、画定領域の面積と基準面積との比較結果が、前述した説明と反対となる。すなわち、画定領域の面積が基準面積よりも大きくなった場合に、顔のプロポーションが改善に向かっていることとなり、画定領域の面積が基準面積よりも小さくなった場合に、顔のプロポーションが悪化に向かっていることとなる。
また、ユーザ50が望む顔としての理想モデルにおける画定領域の面積を、基準面積とする場合には、基準面積にどの程度近づいたかを確認することで、顔のプロポーションが改善しているかどうかを把握することができる。
表示処理部33Eは、面積比較部33Dにより、画定領域の面積と、基準面積と、を比較した比較結果を装置側表示部34、および携帯端末40の後述する端末側表示部45に表示する。表示処理部33Eが表示する表示内容の具体例については後述する。
次に、図4を用いて、携帯端末40の構成について説明する。図4は、携帯端末40の構成例を示すブロック図である。
携帯端末40は、端末側通信部41、端末記憶部42、端末処理部43、カメラ44、および端末側表示部45を備えている。携帯端末40は、いわゆるスマートフォンやタブレット等のユーザが携帯して使用する端末装置である。
端末側通信部41は、ネットワーク20を介して、各種のデータを送受信する通信インターフェースである。各種のデータとして、撮像データ、比較結果を示すデータが含まれる。すなわち、端末側通信部41は、各種の情報を美容促進装置30から受信する。
端末記憶部42は、端末処理部43が動作するうえで必要とする各種の制御プログラムや各種データを記憶する機能を有する。端末記憶部42は、例えば、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。
端末記憶部42に記憶された制御プログラムを実行することで、端末処理部43が、美容促進システム1として実現すべき各機能のうちの少なくとも一部を実現してもよい。
端末処理部43は、携帯端末40の各部を制御するコンピュータであり、例えば、中央処理装置(CPU)やマイクロプロセッサ、ASIC、FPGAなどであってもよい。なお、端末処理部43は、これらの例に限られず、携帯端末40の各部を制御するコンピュータであれば、どのようなものであってもよい。
端末処理部43は、受付部43Aを備えている。受付部43Aは、美容促進装置30から送信されてきた撮像データや比較結果を受付けて、端末側表示部45に表示する。
カメラ44は、ユーザ50の操作により、撮像を行うことができる。本実施形態に係る撮像装置10に代えて、携帯端末40のカメラ44により、撮像データを取得して、美容促進装置30に送信してもよい。
端末側表示部45は、美容促進装置30により処理された比較結果を示す情報を表示するモニタ装置である。端末側表示部45は、比較結果とともに、撮像データを表示することができる。
次に、図5から図6を用いて、美容促進システム1の制御フロー、および美容促進システム1における処理の内容について説明する。
図5は、美容促進システム1における処理フローを示す図であり、図6は、頂点認識部33Aが、頬上の頂点P3を認識する処理における模式図である。
図5に示すように、本実施形態に係る美容促進方法では、まず撮像装置10により、ユーザ50の顔を撮像する撮像ステップ(S501)を行う。撮像ステップでは、ユーザ50の顔の表情による変化を抑えるために、例えば奥歯を軽く噛合わせる等をして、常に同じ表情とすることが望ましい。
本実施形態では、撮像装置10は3Dデータを取得する。3Dデータは、3Dカメラで撮像することで取得することができる。
次に、頂点認識部33Aが、撮像装置10から送信された撮像データを用いて各頂点を認識する頂点認識ステップ(S502)を行う。
頂点認識ステップでは、1つの画定領域を構成する3つの頂点として、2つの固定点Pfおよび1つの可動点Pmそれぞれの位置を認識する。ここで、各頂点の具体的な判別手法の一態様について説明する。なお、あくまでこの説明は一例であり、他の手法により各頂点を判別してもよい。
図3に示すように、頂点認識部33Aは、撮像データを3次元的に評価して、各頂点を認識する。まず、上側画定領域A1を構成する3つの頂点のうち、一方の固定点Pfをなす深鼻点P1については、顔の鼻根部のうち、最も窪んだ部分を特定し、深鼻点P1として認識する。
次に、他方の固定点Pfをなすこめかみの頂点P2については、顔のこめかみ部分のうち、最も窪んだ部分をこめかみの頂点P2として認識する。なお、こめかみの頂点P2は、正面視における顔の左右方向の外端部のうち、深鼻点P1と瞳の中心、または目頭とを結ぶ直線が通過する部分としてもよい。
さらに、3つの頂点のうち、可動点Pmをなす頬上の頂点P3については、顔の頬の上部のうち、瞳の外側の垂直線上付近において最も隆起した部分を頬上の頂点P3として認識する。この際、図6に示すように、撮像データに等高線を投影することで、最も隆起した部分を頬上の頂点P3として認識する場合もある。
この処理を左右両側で行うことで、左右一対の上側画定領域A1を構成する各頂点が認識される。
次に、図3に示すように、下側画定領域A2を構成する3つの頂点のうち、一方の固定点Pfをなす深鼻点P1については、顔の鼻下部のうち、最も窪んだ部分を鼻下点P4として認識する。
次に、他方の固定点Pfをなす耳下点P5については、顔のうち、耳の下に位置する部分のうち、最も窪んだ部分を耳下点P5として認識する。
さらに、3つの頂点のうち、可動点Pmをなす頬下の頂点P6については、顔の頬の下部のうち、瞳の外側の垂直線上付近における、口角の横の膨らみにおいて、最も隆起した部分を頬下の頂点P6として認識する。頬下の頂点P6を認識する際にも、撮像データに等高線を投影することで、最も隆起した部分を頬下の頂点P6として認識する場合もある。
この処理を左右両側で行うことで、左右一対の下側画定領域A2を構成する各頂点が認識される。
なお、前述した各頂点の認識方法を採用せずに、例えば予め登録された複数の人の顔のデータにおける各頂点の位置と、撮像した撮像データと、を比較することで、それぞれの画定領域を構成する各頂点を識別するような画像処理を行ってもよい。
また、最新の撮像データを、過去の撮像データと重ね合わせることで、各頂点の位置を特定してもよい。また、オペレータ60が、各頂点として適切な箇所を撮像データ上で選択することで、各頂点の位置を特定してもよい。
次に、領域画定部33Bが、頂点認識ステップにより特定された各頂点データを用いて、画定領域を画定する領域画定ステップ(S503)を行う。
領域画定ステップでは、各頂点同士を結んだ直線により、三角形状をなす画定領域を画定する。
次に、面積算出部33Cが、領域画定ステップにより画定された画定領域の面積を算出する面積算出ステップ(S504)を行う。
面積算出ステップでは、画定領域の面積を、各頂点の座標データを用いて算出する。
次に、面積比較部33Dが、面積算出ステップが算出した画定領域の面積を基準面積と比較する面積比較ステップ(S505)を行う。
面積比較ステップでは、画定領域の面積と、この画定領域と対応する領域の面積として既知の基準面積と、を比較する。この説明では、過去の測定結果で得られた画定領域の面積を、基準面積として設定している。
最後に、表示処理部33Eが、比較結果を示す情報を出力する表示処理ステップ(S506)を行う。
表示処理ステップでは、面積比較部33Dにより比較された画定領域の面積と、基準面積と、の比較結果を、装置側表示部34および端末側表示部45に表示する。また、比較結果には、今回の結果に対する知見や、今後ユーザ50が取り組む施策(顔のマッサージ等)を提案する情報が含まれていてもよい。なお、端末側表示部45には比較結果を表示しなくてもよい。
次に、図7および図8を用いて、美容促進システム1による評価の結果と、その効果について説明する。
図7は、表示処理部33Eによる表示内容の一例を示す図であり、(a)2か月前の撮像データ、(b)評価時の撮像データである。また、図8は、表示処理部33Eによる表示内容の他の例を示す図であり、(a)2か月前の撮像データ、(b)評価時の撮像データである。
図7に示す比較結果の一例では、2か月前と比較して、上側画定領域A1の面積が約23%、下側画定領域A2の面積が約33%減少した。これにより、若々しいふっくら感がでており、見た目の印象が向上していることが認められる。
図8に示す比較結果の他の例では、2か月前と比較して、上側画定領域A1の面積が約21.5%、下側画定領域A2の面積が約25%減少した。これにより、若々しいふっくら感がでて見た目の印象が向上していることが認められる。これにより、バランスが良く、たおやかな表情となっており、見た目の印象が向上していることが認められる。
以上説明したように、本実施形態に係る美容促進システム1によれば、頂点認識部33Aが、ユーザ50の顔を撮像した撮像データから、顔の骨格に依存して特定される2つの固定点Pf、および顔の筋肉および脂肪に依存して特定される1つの可動点Pmそれぞれの位置を認識する。
次に、領域画定部33Bが、特定された各頂点を結んだ直線により、三角形状をなす画定領域を画定し、面積算出部33Cが画定領域の面積を算出する。そして、面積比較部33Dが、画定領域の面積と基準面積とを比較する。これにより、経年劣化および改善対策による顔のプロポーションの変化を定量的に評価して、美容促進に資することができる。
またこの際、2つの固定点Pfと、1つの可動点Pmにより画定領域が画定されるので、例えば、2つ又は3つの可動点Pmにより画定領域が画定される構成と比較して、認識が難しい可動点Pmの位置の特定のばらつきを抑制し、正確な評価を行うことができる。
そして、画定領域の面積を評価することで、例えば可動点Pmの位置を固定点Pfからの距離で評価する場合よりも、扱う数値を大きくして、変化量を大きくすることができる。
これにより、仮に顔のプロポーションの変化が、一定期間の経過前後において、撮像データで確認してもわかりにくいような違いしか無いような場合であっても、ユーザ50が、顔の変化の程度を認識しやすくなり、美容促進に対する動機づけを得ることができる。
また、既存の顔のプロポーション分析では、骨格に依存したものがほとんど(いわゆる顔の黄金比率など)で、先天的な要因でどうにもできず、整形外科以外の美容への意欲を高めることは難しかった。一方、美容促進システム1では、骨格のみに依存せず、セルフケアによって改善の見込みがある、経年劣化による筋肉や脂肪の変化を評価するものであるため、ユーザの美容への意欲を高めることができる。
また、美容促進システム1は、画定領域の面積と基準面積とを比較した比較結果を示す情報を出力する表示処理部33Eを備えているので、定量的に評価した結果を、例えばユーザ50の携帯端末40に表示することで、評価結果を容易に確認することができる。
また、領域画定部33Bが、顔の正中線O1を基準にして、左右一対の画定領域を画定するので、左右に均整のとれた顔のプロポーションの実現に向けた美容促進を行うことができる。
また、領域画定部33Bが、深鼻点P1とこめかみの頂点P2とにより特定される2つの固定点Pf、および頬上の頂点P3により特定される1つの可動点Pmにより、画定領域を画定する。
このため、顔の頬の上部周辺のプロポーションを定量的に評価して、例えば加齢とともに気になりやすい頬上部のたるみ(例えば、ほうれい線と頬骨との間に形成されるゴルゴライン等)の変化を確認することができる。
また、頂点認識部33Aが撮像データを3次元的に評価して、深鼻点P1、こめかみの頂点P2、および頬上の頂点P3を認識する。このため、ユーザ50の顔の造形によらず、各頂点を容易に認識することができる。
また、領域画定部33Bが、顔の上下方向に間隔をあけて、2種類の画定領域を画定するので、顔の上側と下側とをそれぞれ評価することで、顔全体のプロポーションを定量的に評価することができ、より一層効果的に、美容促進を行うことができる。
また、領域画定部33Bが、鼻下点P4と耳下点P5とにより特定される2つの固定点Pf、および頬下の頂点P6により特定される1つの可動点Pmにより、画定領域を画定するので、顔の頬の下部周辺のプロポーションを定量的に評価して、例えば加齢とともに気になりやすい頬の下部のたるみの変化を確認することができる。
また、頂点認識部33Aが、撮像データを3次元的に評価して、鼻下点P4、耳下点P5、および頬下の頂点P6を認識するので、ユーザ50の顔の造形によらず、各頂点を容易に認識することができる。
また、面積比較部33Dが、基準面積として、前記撮像データの撮像時から一定期間前の時点でのユーザ50における画定領域の面積を用いる場合には、顔のプロポーションの時間の経過とともに変化する様子を定量的に評価することができる。これにより、美容効果を正確に把握することができる。
また、面積比較部33Dが、基準面積として、ユーザ50が望む顔としての理想モデルにおける画定領域の面積を用いる場合には、目標に対してどの程度近づいたのかを定量的に確認することができる。これにより、ユーザ50の美容に対するモチベーションを維持して、効果的な美容促進を行うことができる。
また、美容促進システム1は、美容促進装置30と、顔の撮像を行う撮像装置10と、を備えているので、容易にユーザ50の顔の撮像データを取得して、美容促進装置30により撮像データを評価することができる。
(変形例)
次に、図9から図13を用いて、第1実施形態に係る美容促進システム1の各種変形例について説明する。なお、ここで説明する複数の変形例では、頂点認識部が認識する頂点の数、および評価に用いる画定領域(幾何形状)が、第1実施形態と異なっている。
各変形例の説明では、第1実施形態との相違点についてのみ説明し、共通する構成、および共通する効果については、その説明を省略する。
(変形例1)
図9は、変形例に係る美容促進装置30の構成例を示すブロック図である。図10は、変形例1において、頂点認識部33Fによって認識する各頂点の一例を示す図であって、図10(a)は、撮像データの正面図、図10(b)は、撮像データの側面図である。
変形例1では、頂点認識部33Fが認識する頂点の数と、それに基づいて認識される幾何形状が、第1実施形態と異なっている。
図9および図10に示すように、変形例1では、頂点認識部33Fが、ユーザの顔を撮像した撮像データから、顔の上半分で、正中線を中心に、顔の左側と右側とのそれぞれで、1つの固定点(P1)および1つの可動点(P3)それぞれの位置を認識する。
そして、幾何形状画定部33Gは、頂点認識部33Fが位置を認識した各頂点同士を周縁部に含む幾何形状を画定する。
図示の例では、顔の上半分で、正中線を中心に、顔の左側と右側とのそれぞれで、周縁部に含む幾何形状として直線L1を画定する。幾何形状画定部33Gは、第1実施形態における領域画定部33Bと同様の機能を発揮する。
そして、幾何形状画定部33Gは、顔の正中線を基準にして、左右一対の幾何形状を画定する。すなわち、幾何形状画定部33Gは、左右一対の直線L1を画定している。
また、頂点認識部33Fは、ユーザの顔を撮像した撮像データから、顔の下半分で、正中線を中心に、顔の左側と右側とのそれぞれで、1つの固定点(P4)および1つの可動点(P6)それぞれの位置を認識する。
そして、幾何形状画定部33Gは、顔の上下方向に間隔をあけて、2種類の幾何形状を画定する。すなわち、幾何形状画定部33Gは、周縁部に含む幾何形状として、顔の下半分で、正中線を中心に、顔の左側と右側とのそれぞれで、直線L2を画定する。幾何形状画定部33Gは、左右一対の直線L2を画定している。
そして、変形例1では、特徴量算出部33Hが、幾何形状の長さを示す特徴量を算出する。ここで、特徴量算出部33Hは、第1実施形態における面積算出部33Cと同様の機能を発揮する。
すなわち、特徴量算出部33Hは、幾何形状が直線である場合には、直線の長さを算出し、図形である場合には、その面積を算出する。図示の例では、幾何形状が直線L1、L2であるため、それぞれの長さを算出する。
そして、特徴量比較部33Iは、特徴量算出部33Hが算出した特徴量と、幾何形状と対応する値として既知の基準値と、を比較する。すなわち、特徴量比較部33Iは、第1実施形態における面積比較部33Dと同様の機能を発揮する。
ここで、データ記憶部32は、第1実施形態において記憶していた基準面積に代えて、基準値を記憶している。基準値とは、第1実施形態における基準面積の概念を直線にまで拡張した概念であり、直線の長さ又は領域の面積を示す。
すなわち、第1実施形態と同様に、特徴量比較部33Iは、撮像データの撮像時から一定期間前の時点でのユーザにおける特徴量を既知の基準値として用いたり、ユーザが望む顔としての理想モデルにおける特徴量を、既知の基準値として用いたりすることができる。
その結果は、表示処理部33Eが装置側表示部34および端末側表示部45に表示する。
次に、図11を用いて、このような変形例1に係る美容促進システム1の処理フローについて説明する。図11は、変形例に係る美容促進装置30における処理フローを示す図である。
図11に示すように、まず撮像装置10により、ユーザ50の顔を撮像する撮像ステップ(S601)を行う。
次に、頂点認識部33Fが、撮像装置10から送信された撮像データを用いて各頂点を認識する頂点認識ステップ(S602)を行う。
次に、幾何形状画定部33Gが、頂点認識ステップにより特定された各頂点データを用いて、幾何形状を画定する幾何形状画定ステップ(S603)を行う。
この変形例における幾何形状画定ステップでは、前述した通り、幾何形状画定部33Gが、直線L1、L2を左右一対ずつ画定する。
次に、特徴量算出部33Hが、幾何形状画定ステップにより画定された幾何学形状の長さを算出する特徴量算出ステップ(S604)を行う。
変形例1における特徴量算出ステップでは、幾何形状である直線L1、L2の長さを、各頂点の座標データを用いて算出する。
次に、特徴量比較部33Iが、特徴量算出ステップが算出した幾何形状の特徴量を、既知の基準値と比較する特徴量比較ステップ(S605)を行う。
特徴量比較ステップでは、特徴量の値と、既知の基準値と、を比較する。この説明では、過去の測定結果で得られた直線L1、L2の長さを、基準値として設定している。
最後に、表示処理部33Eが、比較結果を示す情報を出力する表示処理ステップ(S606)を行う。
表示処理ステップでは、特徴量比較部33Iにより比較された幾何形状の特徴量と、基準値と、の比較結果を、装置側表示部34および端末側表示部45に表示する。また、比較結果には、今回の結果に対する知見や、今後ユーザ50が取り組む施策(顔のマッサージ等)を提案する情報が含まれていてもよい。なお、端末側表示部45には比較結果を表示しなくてもよい。
そして、このような比較を行うことにより、前述した第1実施形態と同様に、経年劣化および改善対策による顔のプロポーションの変化を定量的に評価して、美容促進に資することができる。
(変形例2)
次に、図12を用いて、変形例2に係る美容促進システム1について説明する。図12は、変形例2において、頂点認識部33Fによって認識する各頂点の一例を示す図であって、図12(a)は、撮像データの正面図、図12(b)は、撮像データの側面図である。
図12に示すように、変形例2では、頂点認識部33Fが、ユーザの顔を撮像した撮像データから、4つの固定点(P1、P2,P4、P5)および1つの可動点(P6)それぞれの位置を認識する。
そして、幾何形状画定部33Gは、頂点認識部33Fが位置を認識した各頂点同士を周縁部に含む幾何形状を画定する。ここで、図示の例では、幾何形状として、各頂点同士を結んだ五角形A1の領域を画定している。この変形例では、顔全体から左右一対の五角形A1の幾何形状を画定している。
そして、特徴量算出部33Hは、特徴量の算出として、幾何形状としての五角形A1の面積を算出する。すなわち、特徴量算出部33Hは、幾何形状が直線である場合には、長さを特徴量とし、幾何形状が図形である場合には、面積を特徴量として算出する。
そして、特徴量比較部33Iは、特徴量算出部33Hが算出した特徴量と、幾何形状と対応する値として既知の基準値と、を比較する。
なお、上記の説明では、可動点が一つである構成を示したが、五角形A1を画定する際に、頂点認識部33Fが、可動点を二つ以上認識してもよい。また、幾何形状画定部33Gは、顔の上半分と下半分とで、異なる五角形を画定してもよい。
(変形例3)
次に、図13を用いて、変形例3に係る美容促進装置30について説明する。図13は、変形例3において、頂点認識部33Fによって認識する各頂点の一例を示す図であって、図13(a)は、撮像データの正面図、図13(b)は、撮像データの側面図である。
図13に示すように、変形例3では、頂点認識部33Fが、ユーザの顔を撮像した撮像データから、2つの固定点(P2、P5)、および1つの可動点(P6)それぞれの位置を認識する。
そして、幾何形状画定部33Gは、頂点認識部33Fが位置を認識した各頂点同士を周縁部に含む幾何形状として、円C1の領域を画定している。幾何形状画定部33Gは、顔全体から左右一対の円C1を画定する。
そして、特徴量算出部33Hが、円の面積を算出し、特徴量比較部33Iは、特徴量算出部33Hが算出した特徴量と、幾何形状と対応する値として既知の基準値と、を比較する。
なお、上記の説明では、可動点が一つである構成を示したが、円C1を画定する際に、頂点認識部33Fが、可動点を二つ認識してもよい。また、幾何形状画定部33Gは、顔の上半分と下半分とで、異なる円を画定してもよい。
このように、評価する幾何形状は直線、円、多角形のいずれであってもよい。
(第2実施形態)
次に、図14および図15を用いて、第2実施形態に係る美容促進システムについて説明する。図14は、本発明の第2実施形態に係る美容促進システム1Bの使用状態を説明する図である。図15は、第2実施形態に係る美容促進装置30Bの構成例を示すブロック図である。
なお、第2実施形態では、装置全体としての構成が、第1実施形態と異なっている。第2実施形態の説明では、第1実施形態との相違点についてのみ説明し、共通する構成、および共通する効果については、その説明を省略する。
図13に示すように、第2実施形態に係る美容促進システム1Bは、撮像した内容を鏡面加工された表示面に表示することで、鏡の機能とディスプレイの機能とを併せ持つスマートミラーであり、撮像部を有する撮像装置10が、美容促進システム1Bを構成する美容促進装置30Bの内部に内蔵されている。
撮像装置10の撮像部は、装置側表示部34における表示面の上部から、ユーザが位置する前面を撮像している。
美容促進装置30Bの装置側表示部34は、表示面が鏡面加工されている。
このため、表示面に何も表示していないときには、装置側表示部34は鏡として使用することができる。
そして、装置側表示部34が、表示面に向かい合うユーザの顔を撮像した撮像データを、表示面に表示可能する機能を有する。このため、撮像装置10が撮像したユーザの顔の撮像データや、撮像データを用いて装置処理部33が行ったプロポーションの変化の評価結果を、鏡を見るようにしてユーザが確認することができる。
これにより、ユーザが身だしなみを整えるタイミングで、顔のプロポーションの変化を確認することができ、ユーザの利便性を確保することができる。
また、美容促進装置30Bの使用態様としては、顔の左右半分の一方側を鏡として使用し、他方側で撮像データを表示してもよいし、前面を鏡として使用しながら、その表示面に評価結果を上書きしてもよい。また、理想的な顔のプロポーションに加工したデータを、重ねて表示してもよい。
なお、美容促進システム1は、上記実施形態に限定されるものではなく、他の手法により実現されてもよいことは言うまでもない。以下、各種変形例について説明する。
例えば、上記実施形態の制御プログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、制御プログラムを記憶可能である。記憶媒体は、HDDやSDDなどの任意の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。なお、記憶媒体はこれらの例に限られず、制御プログラムを記憶可能であれば、どのようなデバイスまたは媒体であってもよい。
また、美容促進システム1は、例えば、記憶媒体に記憶された制御プログラムを読み出し、読み出した制御プログラムを実行することによって、実施形態に示す各機能を実現することができる。
また、当該制御プログラムは、任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、美容促進システム1に実装されるアプリケーションプログラムであってもよい。美容促進システム1は、例えば、インターネット等を介してダウンロードした制御プログラムを実行することにより、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現する。
また、当該制御プログラムは、例えば、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective―C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装してもよい。
美容促進システム1における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよい。また、美容促進システム1の各機能部は、上記実施形態に示した機能を実現する1または複数の回路によって実現されてもよく、1の回路により複数の機能部の機能が実現されることとしてもよい。
また、本開示の実施形態を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、各実施形態に示す構成を適宜組み合わせることとしてもよい。
(付記)
本発明の美容促進方法は、コンピュータが、ユーザの顔を撮像した撮像データから、前記顔の骨格に依存して特定される少なくとも1つの固定点、および前記顔の筋肉および脂肪に依存して特定される1つの可動点それぞれの位置を認識する頂点認識ステップと、前記頂点認識ステップにより位置を認識した各頂点同士を周縁部に含む幾何形状を確定する幾何形状画定ステップと、前記幾何形状の長さ又は面積を示す特徴量を算出する特徴量算出ステップと、前記特徴量算出ステップが算出した前記特徴量と、前記幾何形状と対応する値として既知の特徴量と、を比較する特徴量比較ステップと、を実行する。
また、前記頂点認識ステップでは、2つの前記固定点と、1つの前記可動点と、を認識し、前記幾何形状画定ステップは、前記頂点認識ステップが位置を認識した各頂点同士を結んだ直線により、三角形状をなす画定領域を画定する領域画定ステップであり、前記特徴量算出ステップは、前記画定領域の面積を算出する面積算出ステップであり、前記特徴量比較ステップは、前記面積算出ステップが算出した前記画定領域の面積と、前記画定領域と対応する領域の面積として既知の基準面積と、を比較する面積比較ステップであってもよい。
本発明の美容促進プログラムは、コンピュータに、ユーザの顔を撮像した撮像データから、前記顔の骨格に依存して特定される少なくとも1つの固定点、および前記顔の筋肉および脂肪に依存して特定される1つの可動点それぞれの位置を認識する頂点認識機能と、前記頂点認識機能が位置を認識した各頂点同士を周縁部に含む幾何形状を確定する幾何形状画定機能と、前記幾何形状の長さ又は面積を示す特徴量を算出する特徴量算出機能と、前記特徴量算出機能が算出した前記特徴量と、前記幾何形状と対応する値として既知の特徴量と、を比較する特徴量比較機能と、を実現させる。
また、前記頂点認識機能では、2つの前記固定点と、1つの前記可動点と、を認識し、前記幾何形状画定機能は、前記頂点認識機能が位置を認識した各頂点同士を結んだ直線により、三角形状をなす画定領域を画定する領域画定機能であり、前記特徴量算出機能は、前記画定領域の面積を算出する面積算出機能であり、前記特徴量比較機能は、前記面積算出機能が算出した前記画定領域の面積と、前記画定領域と対応する領域の面積として既知の基準面積と、を比較する面積比較機能であってもよい。
1 美容促進システム
10 撮像装置
20 ネットワーク
30 美容促進装置
40 携帯端末
50 ユーザ
60 オペレータ

Claims (15)

  1. ユーザの顔を撮像した撮像データから、前記顔の骨格に依存して特定される少なくとも1つの固定点、および前記顔の筋肉および脂肪に依存して特定される少なくとも1つの可動点それぞれの位置を認識する頂点認識部と、
    前記頂点認識部が位置を認識した各頂点同士を周縁部に含む幾何形状を画定する幾何形状画定部と、
    前記幾何形状の長さ又は面積を示す特徴量を算出する特徴量算出部と、
    前記特徴量算出部が算出した前記特徴量と、前記幾何形状と対応する値として既知の基準値と、を比較して、ユーザの顔のプロポーションの経時的な変化を定量的に評価する特徴量比較部と、を備え
    前記幾何形状画定部は、前記顔の上下方向に間隔をあけて、2種類の前記幾何形状を画定し、
    前記特徴量比較部は、前記基準値として、前記撮像データの撮像時から一定期間前の時点での前記ユーザにおける前記特徴量を用いる美容促進装置。
  2. 前記頂点認識部は、2つの前記固定点と、1つの前記可動点と、を認識し、
    前記幾何形状画定部は、前記頂点認識部が位置を認識した各頂点同士を結んだ直線により、三角形状をなす画定領域を画定する領域画定部であり、
    前記特徴量算出部は、前記特徴量として、前記画定領域の面積を算出する面積算出部であり、
    前記特徴量比較部は、前記特徴量と前記既知の基準値との比較として、前記面積算出部が算出した前記画定領域の面積と、前記画定領域と対応する領域の面積として既知の基準面積と、を比較して、ユーザの顔のプロポーションの経時的な変化を定量的に評価する面積比較部であることを特徴とする請求項1に記載の美容促進装置。
  3. 前記特徴量比較部により、前記特徴量と、前記基準値と、を比較した比較結果を示す情報を出力する表示処理部を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の美容促進装置。
  4. 前記幾何形状画定部は、前記顔の正中線を基準にして、左右一対の前記幾何形状を画定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の美容促進装置。
  5. 前記頂点認識部は、
    2つの前記固定点として、深鼻点とこめかみの頂点とにより特定される各頂点を認識し、
    1つの前記可動点として、頬上の頂点を認識することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の美容促進装置。
  6. 前記頂点認識部は、前記撮像データを3次元的に評価して、
    前記顔の鼻根部のうち、最も窪んだ部分を前記深鼻点として認識し、
    前記顔のこめかみ部分のうち、最も窪んだ部分を前記こめかみの頂点として認識し、
    前記顔の頬の上部のうち、瞳の外側の垂直線上付近において最も隆起した部分を前記頬上の頂点として認識することを特徴とする請求項5に記載の美容促進装置。
  7. 前記頂点認識部は、
    2つの前記固定点として、鼻下点と耳下点とにより特定される各頂点を認識し、
    1つの前記可動点として、頬下の頂点を認識することを特徴とする請求項2からのいずれか1項に記載の美容促進装置。
  8. 前記頂点認識部は、前記撮像データを3次元的に評価して、
    前記顔の鼻下部のうち、最も窪んだ部分を前記鼻下点として認識し、
    前記顔のうち、耳の下に位置する部分のうち、最も窪んだ部分を前記耳下点として認識し、
    前記顔の頬の下部のうち、瞳の外側の垂直線上付近における、口角の横の膨らみにおいて、最も隆起した部分を前記頬下の頂点として認識することを特徴とする請求項に記載の美容促進装置。
  9. 前記特徴量比較部は、前記基準値として、前記ユーザが望む顔としての理想モデルにおける前記特徴量を用いることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の美容促進装置。
  10. 前記請求項1からのいずれか1項に記載の美容促進装置と、
    前記ユーザの顔を撮像する撮像部、および前記撮像部が撮像した撮像データを前記美容促進装置に送信する送信部を備えた撮像装置と、を備え、
    前記美容促進装置は、さらに前記撮像データを受信する受信部を備える美容促進システム。
  11. 内部に前記撮像部が内蔵されるとともに、表示面が鏡面加工された装置側表示部を備え、
    前記装置側表示部が、前記表示面に向かい合うユーザの顔を撮像した撮像データを、前記表示面に表示可能なスマートミラーであることを特徴とする請求項10に記載の美容促進システム。
  12. コンピュータが、
    ユーザの顔を撮像した撮像データから、前記顔の骨格に依存して特定される少なくとも1つの固定点、および前記顔の筋肉および脂肪に依存して特定される1つの可動点それぞれの位置を認識する頂点認識ステップと、
    前記頂点認識ステップにより位置を認識した各頂点同士を周縁部に含む幾何形状を確定する幾何形状画定ステップと、
    前記幾何形状の長さ又は面積を示す特徴量を算出する特徴量算出ステップと、
    前記特徴量算出ステップが算出した前記特徴量と、前記幾何形状と対応する値として既知の基準値と、を比較して、ユーザの顔のプロポーションの経時的な変化を定量的に評価する特徴量比較ステップと、を実行し、
    前記幾何形状画定ステップは、前記顔の上下方向に間隔をあけて、2種類の前記幾何形状を画定し、
    前記特徴量比較ステップは、前記基準値として、前記撮像データの撮像時から一定期間前の時点での前記ユーザにおける前記特徴量を用いる美容促進方法。
  13. 前記頂点認識ステップでは、2つの前記固定点と、1つの前記可動点と、を認識し、
    前記幾何形状画定ステップは、前記頂点認識ステップが位置を認識した各頂点同士を結んだ直線により、三角形状をなす画定領域を画定する領域画定ステップであり、
    前記特徴量算出ステップは、前記画定領域の面積を算出する面積算出ステップであり、
    前記特徴量比較ステップは、前記面積算出ステップが算出した前記画定領域の面積と、前記画定領域と対応する領域の面積として既知の基準面積と、を比較して、ユーザの顔のプロポーションの経時的な変化を定量的に評価する面積比較ステップであることを特徴とする請求項12に記載の美容促進方法。
  14. コンピュータに、
    ユーザの顔を撮像した撮像データから、前記顔の骨格に依存して特定される少なくとも1つの固定点、および前記顔の筋肉および脂肪に依存して特定される1つの可動点それぞれの位置を認識する頂点認識機能と、
    前記頂点認識機能が位置を認識した各頂点同士を周縁部に含む幾何形状を確定する幾何形状画定機能と、
    前記幾何形状の長さ又は面積を示す特徴量を算出する特徴量算出機能と、
    前記特徴量算出機能が算出した前記特徴量と、前記幾何形状と対応する値として既知の基準値と、を比較して、ユーザの顔のプロポーションの経時的な変化を定量的に評価する特徴量比較機能と、を実現させ
    前記幾何形状画定機能は、前記顔の上下方向に間隔をあけて、2種類の前記幾何形状を画定し、
    前記特徴量比較機能は、前記基準値として、前記撮像データの撮像時から一定期間前の時点での前記ユーザにおける前記特徴量を用いる美容促進プログラム。
  15. 前記頂点認識機能では、2つの前記固定点と、1つの前記可動点と、を認識し、
    前記幾何形状画定機能は、前記頂点認識機能が位置を認識した各頂点同士を結んだ直線により、三角形状をなす画定領域を画定する領域画定機能であり、
    前記特徴量算出機能は、前記画定領域の面積を算出する面積算出機能であり、
    前記特徴量比較機能は、前記面積算出機能が算出した前記画定領域の面積と、前記画定領域と対応する領域の面積として既知の基準面積と、を比較して、ユーザの顔のプロポーションの経時的な変化を定量的に評価する面積比較機能であることを特徴とする請求項14に記載の美容促進プログラム。
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