JP6710866B2 - シャッター巻取装置及びシャッター装置 - Google Patents
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Description
図5の(a)(b)に示すように、シャッター102の巻き取り及び繰り出しのいずれかを行う際に、シャッター102を巻取・繰出する中心軸であるシャフト103に嵌着されて、このシャフト103に対して回転自在に設けられたシャフト103の両端のプーリ104、104と、これらのプーリ104、104の回転を互いに追随及び同期させるように、2つのプーリ104、104間に掛け渡されたリンク棒105と、プーリ104、104がシャフト103の軸方向へ摺動するのを阻止するようにシャフト103に固定されたストッパー106と、このストッパー106の移動を阻止するようにシャフト103に固定されているストッパーピン109と、この一方のストッパー106と一方のプーリ104との間のシャフト103の周面上に設けられたプーリ摺動領域103aとを備えている。
また、錆なども含め経年変化を生じて大きく湾曲したスプリングをさらに強制的に巻くと、動きそのものがぎこちなく、また、シャッター巻取繰出装置の寿命を著しく縮めるものであった。
以下、本発明の第1の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に示すシャッター巻取繰出装置に係るリンク棒の概略図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)に示すA部の拡大断面図である。
図2は、本発明の第1の実施形態に示すシャッター巻取繰出装置に係るプーリ、リンク棒及びその周辺を示す概略図であり、(a)は正面断面図、(b)は(a)に示すB部の拡大断面図である。
図1の(a)(b)及び図2の(a)(b)に示すように、シャッター巻取繰出装置1は、シャッター2の巻き取り及び繰り出しのいずれかを行う際に、シャッター2を巻き取り、繰り出しする中心軸であるシャフト3に嵌着されて、互いに離間して配置され、シャフト3に対して回転自在に設けられた2つのプーリ4、4と、これら2つのプーリ4、4の回転を互いに追随及び同期させるように、2つのプーリ4、4間に掛け渡された1本のリンク棒5とを備えたシャッター巻取繰出装置1において、リンク棒5は、互いに摺動可能な内筒5aと外筒5bを備え、長手方向へ伸縮可能に形成されたリンク棒であり、リンク棒5の両端の端部5c、5cに嵌設されたグリスキャップ5f、5gと、リンク棒5が長手方向に伸縮するときにリンク棒5の内部の空気を押し出すポンプ構造7とを備え、リンク棒5が伸縮することでグリスキャップ5f、5gからグリスdが押し出されてシャフト3上にグリスdが滴下される。
なお、2つのプーリ4、4及び1本のリンク棒5は、3つのプーリ4、4、4及び2〜3本のリンク棒5、5、5など、さらに適宜、増やしても構わない。
シャッター巻取繰出装置1においては、シャッター2は複数のスラット2a、2a・・を連結して構成されている。そして、シャッター2の巻き取り及び繰り出しのいずれかを行う際のシャフト3が設けられており、シャフト3の両端がブラケット10によって床面に対して水平に支持されている。ブラケット10は枠体11に固定されており、枠体11にはシャッターケース12が取り付けられて、シャッター巻取繰出装置1の全体をカバーしている。
シャッター2を巻き取り・繰り出しする中心軸であるシャフト3の両端には、シャフト3に対して回転自在に設けられた複数のプーリ4、4が設けられている。これら少なくとも2つのプーリ4、4にリンク棒5が掛け渡されており、プーリの回動を互いに追随及び同期させるようになっている。また、プーリ4、4がシャフト3の軸方向へ摺動するのを阻止するようにシャフト3に固定されたストッパー6と、このストッパー6の移動を阻止するようにシャフト3に固定されているストッパーピン9とが設けられている。
シャフト3には圧縮コイル式のバネ13が伸縮自在に挿通されている。このバネ13の一端はバネ端末固定具13aによってシャフト3に固定され、他端はプーリ4の端部に当接している。
また、プーリ4のバネ13側とは反対側にダンパー8としてのバネが挿通されている。このダンパー8の一方はプーリ4に当接し、他方はストッパー6に当接している。つまり、プーリ4とストッパー6との間に有って、それらの間隔を維持するように付勢している。これによって、バネ13が引き伸ばされてプーリ4がダンパー8側に摺動して来ると、それを押し戻すようにダンパー8が働く。
また、図5の(c)に示すように、シャッター巻取繰出装置1において、リンク棒5は、互いに摺動可能な内筒5aと外筒5bを備え、長手方向へ伸縮可能に形成されたリンク棒5であり、内筒5aと外筒5bとが互いに摺動するスライド機構を形成している。外筒5bにはグリス注入孔5cが設けられている。
このように、プーリ4、4間に掛け渡されたリンク棒5が、互いに摺動可能な内筒と外筒によるスライド機構を備えたことによって、リンク棒5の長手方向へ伸縮が可能となり、プーリ摺動領域を効果的にすることができる。
次に、本発明の第2の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図3は、本発明の第2の実施形態に示すシャッター巻取繰出装置に係るリンク棒の概略図であり、(a)はリンク棒の概略断面図、(b)は(a)に示すリンク棒の構造を詳細に示す拡大断面図である。
図4は、本発明の第2の実施形態に示すシャッター巻取繰出装置に係るプーリ、リンク棒及びその周辺を示す概略図であり、(a)は正面断面図、(b)は(a)に示すC部の拡大断面図である。
本発明の第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点はリンク棒の構造に関する点であり、第1の実施形態で用いた符号と同一符号に関してはその重複説明を省略する。
2 シャッター
2a スラット
3 シャフト
3a プーリ摺動領域
4 プーリ
4a 係止板
5 リンク棒
5a 内筒
5aa 小径部
5ab 大径部
5ac 支柱、接続部材
5ad ピストン
5ada パッキン
5ae バネ
5af 端部
5b 外筒
5ba 円盤状部材
5baa 貫通孔(円盤状部材の中心に設けられた)
5bb ピン(円盤状部材5baの固定用)
5c 端部
5f グリスキャップ
5fa グリス滴下孔
5g グリスキャップ
5ga グリス滴下孔
5h プーリ固定部
6 ストッパー(スラストベアリング付)
7 ポンプ構造
8 ダンパー
9 ストッパーピン
10 ブラケット
11 枠体
12 シャッターケース
13 バネ
13a バネ端末固定具
14 グリスカップ
14a グリス
15 リンク棒
15a 内筒
15aa 空気孔
15aaa 第2の貫通孔
15ac 第1の接続部材
15ad 第1のピストン
15ada パッキン
15af 端部
15b 外筒
15ba 円盤状部材
15baa 第1の貫通孔
15bb ピン
15bc 第2の接続部材
15bd 第2のピストン
15bda パッキン
15be 空気孔
15c 端部
15f グリスキャップ
15fa 滴下孔
15g グリスキャップ
15ga 滴下孔
15h プーリ固定部
17 ポンプ構造
21 シャッター巻取繰出装置
Claims (4)
- シャッターを巻き取る中心軸となるシャフトと、
互いに離間して配置され、前記シャフトに対して回転可能に設けられた2つのプーリと、
前記2つのプーリを連結し、伸縮可能なリンク棒と、を備え、
前記リンク棒が、該リンク棒の伸縮に伴い前記シャフト上に潤滑剤を滴下するポンプ部を有するシャッター巻取装置。 - 請求項1記載のシャッター巻取装置において、
前記リンク棒が、互いに摺動可能な内筒及び外筒を有し、
前記ポンプ部が、前記内筒に接続され前記外筒の内部を長手方向に摺動し、前記潤滑剤を押し出すピストンを有するシャッター巻取装置。 - 請求項1記載のシャッター巻取装置において、
前記リンク棒が、互いに摺動可能な内筒及び外筒を有し、
前記ポンプ部が、前記内筒に接続され前記外筒の内部を長手方向に摺動し、前記リンク棒の一端部から前記潤滑剤を押し出す第1のピストンと、
前記外筒に接続され前記内筒の内部を長手方向に摺動し、前記リンク棒の他端部から前記潤滑剤を押し出す第2のピストンと、を有するシャッター巻取装置。 - シャッターと、
前記シャッターを巻き取る中心軸となるシャフトと、
互いに離間して配置され、前記シャフトに対して回転可能に設けられた2つのプーリと、
前記2つのプーリを連結し、伸縮可能なリンク棒と、を備え、
前記リンク棒が、該リンク棒の伸縮に伴い前記シャフト上に潤滑剤を滴下するポンプ部を有するシャッター装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017185490A JP6710866B2 (ja) | 2017-09-26 | 2017-09-26 | シャッター巻取装置及びシャッター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017185490A JP6710866B2 (ja) | 2017-09-26 | 2017-09-26 | シャッター巻取装置及びシャッター装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019060133A JP2019060133A (ja) | 2019-04-18 |
JP2019060133A5 JP2019060133A5 (ja) | 2020-03-12 |
JP6710866B2 true JP6710866B2 (ja) | 2020-06-17 |
Family
ID=66176363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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- 2017-09-26 JP JP2017185490A patent/JP6710866B2/ja active Active
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