JP6710313B2 - 空気調和システム - Google Patents

空気調和システム Download PDF

Info

Publication number
JP6710313B2
JP6710313B2 JP2019501038A JP2019501038A JP6710313B2 JP 6710313 B2 JP6710313 B2 JP 6710313B2 JP 2019501038 A JP2019501038 A JP 2019501038A JP 2019501038 A JP2019501038 A JP 2019501038A JP 6710313 B2 JP6710313 B2 JP 6710313B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
unit
compressor
air
air conditioners
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019501038A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018154853A1 (ja
Inventor
永登 齋藤
永登 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2018154853A1 publication Critical patent/JPWO2018154853A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6710313B2 publication Critical patent/JP6710313B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/30Control or safety arrangements for purposes related to the operation of the system, e.g. for safety or monitoring
    • F24F11/32Responding to malfunctions or emergencies
    • F24F11/38Failure diagnosis
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F2140/00Control inputs relating to system states
    • F24F2140/50Load

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

本発明は、非常用電源の使用時に使用電力を抑制する空気調和システムに関する。
一般に、ビル用マルチエアコン等の空気調和システムは、建物外に配置された熱源機である室外機と、建物内に配置された複数の室内機とが接続され、通常は商用電源から供給される電力によって冷房または暖房等の運転を行う。このような空気調和システムにおいて、さらに、非常用電源として無停電装置または非常用発電機等を有し、常用電源である商用電源が停止した場合に非常用電源からの電力により運転を行うものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、圧縮機と、室内機送風機と、商用電源遮断を検知する手段と、商用電源遮断を検知したときに圧縮機回転数および室内機送風機風量の両方または一方の能力を抑制する手段と、を備えた空気調和システムが開示されている。特許文献1の空気調和システムは、例えば、圧縮機を最低周波数で運転し、かつ室内機送風機の風量を抑制するといった抑制運転モードを有しており、商用電源の停電時に抑制運転モードが実施される構成となっている。
特開2007−24431号公報
しかしながら、特許文献1の空気調和システムでは、非常用電源の供給電力に関わらず圧縮機の周波数および室内機送風機の風量が設定される。そのため、例えば圧縮機が最低周波数に設定される場合に、空気調和システムは、供給電力の上限まで余力があるにも関わらず、最低限の空調能力しか発揮することができず、空調負荷に対して能力が不足する場合があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、常用電源が停電し、非常用電源から電力が供給される場合に、供給電力が抑制された状態でも最大限の空調運転を実施する空気調和システムの提供を目的としている。
本発明に係る空気調和システムは、通常時には常用電源から電力供給を受けて稼動し、前記常用電源の停電時には非常用電源により電力供給を受けて稼動する一または複数の空気調和機を備えた空気調和システムにおいて、一または複数の前記空気調和機はそれぞれ、冷媒を圧縮する圧縮機と室外機送風機とを有し、一または複数の前記空気調和機の前記圧縮機及び前記室外機送風機を制御し、運転を制御する運転制御部と、前記常用電源の停電を検知する停電判定部と、前記停電判定部により停電が検知された場合に、一または複数の前記空気調和機が使用する電力を予め設定された上限電力に基づいて制限する電力制限運転を実施する運転指令部と、を備え、前記運転制御部は、前記運転指令部により前記電力制限運転が実施されているときには、一または複数の前記空気調和機の全体の使用電力が前記上限電力以下となる範囲で、一または複数の前記空気調和機の運転を制御し、前記運転指令部は、前記電力制限運転において、一または複数の前記空気調和機のうち一の前記空気調和機のみが運転中であるときには、前記上限電力での前記圧縮機の周波数および前記室外機送風機の回転数を算出し、前記運転制御部に、算出された前記周波数および前記回転数を上限として、運転中の前記空気調和機の前記圧縮機および前記室外機送風機を制御させるものである。
また、本発明に係る空気調和システムは、通常時には常用電源から電力供給を受けて稼動し、前記常用電源の停電時には非常用電源により電力供給を受けて稼動する一または複数の空気調和機を備えた空気調和システムにおいて、一または複数の前記空気調和機はそれぞれ、冷媒を圧縮する圧縮機を有し、一または複数の前記空気調和機の前記圧縮機を制御し、運転を制御する運転制御部と、前記常用電源の停電を検知する停電判定部と、前記停電判定部により停電が検知された場合に、一または複数の前記空気調和機が使用する電力を予め設定された上限電力に基づいて制限する電力制限運転を実施する運転指令部と、を備え、前記運転制御部は、前記運転指令部により前記電力制限運転が実施されているときには、一または複数の前記空気調和機の全体の使用電力が前記上限電力以下となる範囲で、一または複数の前記空気調和機の除霜運転を制御するものである。
本発明に係る空気調和システムによれば、常用電源の停電時に、予め設定された上限電力に基づいて一または複数の空気調和機が使用する電力が制限される。つまり、本発明に係る空気調和システムは、電力が上限電力で制限される構成であり、運転制御部は上限電力の範囲内で運転を制御することができる。したがって、従来のような抑制運転モードに比べ、非常用電源の使用時における運転効率が改善される。例えば、上限電力が非常用電源の供給電力である場合には、空気調和システムは、供給電力の範囲において最大限の空調能力で運転を実施することができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの空気調和機の回路構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの制御を示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの単独運転時の電力制限運転の制御を示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和システムの電力制限運転時の除霜運転の制御を示すフローチャート図である。
以下に、本発明の空気調和システム100について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの空気調和機の回路構成を示す回路図である。図1に基づいて、空気調和機1について説明する。空気調和機1は、例えば、対象空間を暖房または冷房する空気調和装置として利用される。空気調和機1は、通常時には商用電源等の常用電源から供給される電力によって稼動しているが、常用電源からの電力供給が遮断された場合には、非常用電源により電力供給がなされる。非常用電源とは、例えば無停電装置または非常用発電機等をいう。
<空気調和機1の構成>
空気調和機1は、室外機10および2台の室内機50a、50b等で構成される。空気調和機1は、冷媒を循環させる冷凍サイクルを有しており、各室内機50a、50bは、運転モードとして冷房運転モードあるいは暖房運転モードを選択することができる。具体的には、空気調和機1は、室外機10に搭載された流路切替装置13により、各室内機50a、50bの運転モードを冷房運転モードまたは暖房運転モードにすることができる。
室外機10と各室内機50a、50bとは、冷媒配管4および冷媒配管5で接続されている。また、図1には、2台の室内機50a、50bが、1台の室外機10に対して並列に接続されている場合を例に示しているが、室外機10および室内機50の台数は、特にこれに限定されない。
なお、以下の説明において、室内機50aと室内機50bとを特に区別する必要がない場合には、室内機50aと室内機50bのそれぞれを室内機50として説明するものとする。また、室内機50aおよび室内機50bにそれぞれ搭載されている各構成についても各符号の末尾に「a」、「b」を付記して図示するが、特に区別する必要がない場合には「a」、「b」を省略して説明するものとする。
(室外機10)
室外機10は、主に屋外に設置され、室内機50に冷熱または温熱を供給する機能を有する。室外機10は、圧縮機11、逆止弁12、流路切替装置13、室外機熱交換器14、およびアキュムレータ16等を有している。また室外機10には、室外機送風機15が搭載されている。
圧縮機11は、アキュムレータ16を介して流入してきた冷媒を、圧縮して高温高圧のガス冷媒として吐出するものである。圧縮機11は、例えば、ロータリ圧縮機、スクロール圧縮機、スクリュー圧縮機、または往復圧縮機等で構成することができる。また圧縮機11は、容量制御可能なインバータ圧縮機で構成するとよい。
逆止弁12は、圧縮機11の吐出側に設けられ、冷媒の流れを一方向のみに許容するものである。
流路切替装置13は、逆止弁12を介して圧縮機11の吐出側に設けられ、冷房運転モードと暖房運転モードとにおいて冷媒の流れを切り替えるものである。流路切替装置13は、例えば、二方弁または三方弁の組み合わせ、あるいは四方弁等で構成することができる。冷房運転時には、流路切替装置13は圧縮機11の吐出側と室外機熱交換器14とを接続し、圧縮機11から吐出された冷媒が室外機熱交換器14へ送られる。一方、暖房運転時には、流路切替装置13は圧縮機11の吐出側と冷媒配管4とを接続し、圧縮機11から吐出された冷媒が冷媒配管4を介して室内機50へ送られる。なお、空気調和機1が冷房専用機または暖房専用機である場合には、流路切替装置13を設ける必要はない。
室外機熱交換器14は、暖房運転時には蒸発器として作用し、冷房運転時には凝縮器として作用し、室外機送風機15等の流体搬送装置から供給される空気等の熱交換流体と冷媒との間で熱交換を行なうものである。室外機熱交換器14は、例えば、フィン・アンド・チューブ型熱交換器、マイクロチャネル熱交換器、シェルアンドチューブ式熱交換器、ヒートパイプ式熱交換器、二重管式熱交換器、またはプレート熱交換器等で構成することができる。なお、実施の形態1では、室外機熱交換器14がフィン・アンド・チューブ型熱交換器である場合を例に説明する。
室外機送風機15は、流体搬送装置の一例であり、室外機熱交換器14に空気を供給するものである。室外機送風機15は、例えば、複数の翼を有するプロペラファンで構成することができる。室外機送風機15は、室外機熱交換器14に空気を供給することができる場所に設置されていれば、どこに設置されてもよい。なお、室外機熱交換器14のタイプに応じた流体搬送装置が選択されるとよい。例えば、熱交換流体が水またはブライン等である場合、空気調和機1は、室外機送風機15の代わりに例えばポンプを搭載すればよい。
アキュムレータ16は、圧縮機11の吸入側に設けられ、暖房運転時と冷房運転時の違いによる余剰冷媒、過渡的な運転の変化に対する余剰冷媒、あるいは負荷条件によって発生した余剰冷媒を貯留するものである。過渡的な運転の変化とは、例えば、室内機50の運転台数が変化した場合等をいう。アキュムレータ16は、液冷媒とガス冷媒とを分離し、ガス冷媒のみを圧縮機11に供給する。
室外機10には、さらに、空気調和機1を統括制御する制御装置70が搭載されている。制御装置70には各アクチュエータ(駆動部品)が接続され、制御装置70は各アクチュエータの動作を制御する。アクチュエータとしては、例えば、圧縮機11、流路切替装置13、室外機送風機15、並びに、後述する絞り装置52および室内機送風機53等が含まれる。また制御装置70は、常用電源の停電を検知し、検知信号を、後述する集中管理コントローラ80等(図2参照)の通信可能な機器に送信する構成となっている。
また制御装置70は、図示しない各種センサー(以下、センサ群60という)からの検出値に基づき、各アクチュエータの動作を制御する。センサ群60としては、例えば、圧縮機11の吐出側に設けられ、圧縮機11から吐出される冷媒の圧力を検出する圧力センサ、および、各室内機50に設置され、温度を検出する温度センサ等が含まれる。制御装置70は、回路デバイスのようなハードウェアで構成してもよく、あるいは、マイコン等により構成してもよい。
なお、図1には、制御装置70が室外機10に搭載されている場合を例に示しているが、制御装置70の搭載場所を特に限定するものではない。さらに、室内機50にも制御装置を備え、室内機50の制御装置と制御装置70とを通信可能に接続してもよい。この場合、図示しないリモコン等からの指示は、室内機50の制御装置を介して制御装置70に入力される。
(室内機50)
室内機50は、例えば屋内等に設置され、室外機10から供給される冷熱または温熱により、空調対象空間を冷房または暖房する機能を有する。各室内機50は、室内機熱交換器51、絞り装置52および室内機送風機53等を備えている。
室内機熱交換器51は、暖房運転時には凝縮器として作用し、冷房運転時には蒸発器として作用するものである。室内機熱交換器51は、室内機送風機53等の流体搬送装置から供給される空気等の熱交換流体と冷媒との間で熱交換を行ない、空調対象空間に供給する暖房用空気あるいは冷房用空気を生成する。室内機熱交換器51は、例えば、フィン・アンド・チューブ型熱交換器、マイクロチャネル熱交換器、シェルアンドチューブ式熱交換器、ヒートパイプ式熱交換器、二重管式熱交換器、またはプレート熱交換器等で構成することができる。なお、実施の形態1では、室内機熱交換器51がフィン・アンド・チューブ型熱交換器である場合を例に説明する。
室内機送風機53は、流体搬送装置の一例であり、室内機熱交換器51に空気を供給するものである。室内機送風機53は、例えば、複数の翼を有するプロペラファンで構成することができる。室内機送風機53は、室内機熱交換器51に空気を供給できる場所に設置されていればどこに配置されてもよい。また、室内機熱交換器51のタイプに応じて流体搬送装置が選択されればよい。例えば、熱交換流体が水またはブラインなどの場合には、流体搬送装置として、室内機送風機53の代わりにポンプが室内機50に搭載される。
絞り装置52は、室内機熱交換器51または室外機熱交換器14を経由した冷媒を膨張させて減圧するものである。図1において絞り装置52は、室外機熱交換器14と各室内機熱交換器51との間にそれぞれ設けられている。絞り装置52は、例えば、冷媒の流量を調整可能な電動膨張弁等で構成するとよい。なお、絞り装置52としては、電動膨張弁を採用する替わりに、受圧部にダイアフラムを採用した機械式膨張弁、またはキャピラリーチューブ等が採用されてもよい。
<空気調和機1が実行する運転モード>
次に、空気調和機1が実行する運転モードについて、冷媒の流れとともに説明する。空気調和機1は、例えば室内機50からの指示に基づいて、室内機50で冷房運転あるいは暖房運転ができるよう構成されている。実施の形態1では、空気調和機1は、接続されている室内機50a、50bの全部で冷房運転または暖房運転の同一運転を実行することができる。
(冷房運転モード)
まず、空気調和機1が実行する冷房運転モードについて説明する。図1には、冷房運転モード時の冷媒の流れが破線矢印で示されている。以下、熱交換流体が空気であり、被熱交換流体が冷媒である場合を例に、空気調和機1の冷房運転モードについて説明する。
空気調和機1が冷房運転モードを実行する場合、室外機10では、圧縮機11から吐出された冷媒の流路を、室外機熱交換器14を経由し、室内機熱交換器51へ流入させるように、流路切替装置13により切り替える。
圧縮機11では、低温低圧の冷媒が圧縮され、高温高圧のガス冷媒となって吐出される。圧縮機11から吐出された高温高圧のガス冷媒は、逆止弁12および流路切替装置13を経由して、室外機熱交換器14に流入する。室外機熱交換器14に流入した冷媒は、室外機送風機15により供給される空気と熱交換され、高温高圧の液冷媒となって室外機熱交換器14から流出する。
室外機熱交換器14から流出した高温高圧の液冷媒は、冷媒配管5を通って室内機50に流入する。室内機50に流入した高温高圧の液冷媒は、室内機50に設けられた絞り装置52によって低温低圧の液冷媒または二相冷媒となり、室内機熱交換器51に流入する。室内機熱交換器51に流入した冷媒は、室内機送風機53により供給される空気と熱交換され、低温低圧のガス冷媒となって室内機熱交換器51から流出する。室内機熱交換器51において冷媒が空気から吸熱することで、空調対象空間である室内が冷房される。
室内機熱交換器51から流出した冷媒は、冷媒配管4を通り、室外機10に流入する。室外機10に流入した冷媒は、流路切替装置13およびアキュムレータ16を介して圧縮機11へ再度吸入される。その後、上記のサイクルが繰り返される。
(暖房運転モード)
次に、空気調和機1が実行する暖房運転モードについて説明する。図1には、暖房運転モード時の冷媒の流れが実線矢印で示されている。以下、熱交換流体が空気であり、被熱交換流体が冷媒である場合を例に、空気調和機1の暖房運転モードについて説明する。
空気調和機1が暖房運転モードを実行する場合、室外機10では、圧縮機11から吐出された冷媒の流路を、室外機熱交換器14を経由せずに、室内機熱交換器51へ流入させるように、流路切替装置13により切り替える。
圧縮機11では、低温低圧の冷媒が圧縮され、高温高圧のガス冷媒となって吐出される。圧縮機11から吐出された高温高圧のガス冷媒は、逆止弁12および流路切替装置13を経由して、室内機熱交換器51に流入する。室内機熱交換器51に流入した冷媒は、室内機送風機53により供給される空気と熱交換され、高温高圧の液冷媒となって室内機熱交換器51から流出する。室内機熱交換器51において冷媒が空気に放熱することで、室内が暖房される。
室内機熱交換器51から流出した高温高圧の液冷媒は、各室内機50に設けられた絞り装置52によって低温低圧の液冷媒または二相冷媒となり、室外機10の室外機熱交換器14に流入する。室外機熱交換器14に流入した冷媒は、室外機送風機15により供給される空気と熱交換され、低温低圧のガス冷媒となって室外機熱交換器14から流出する。
室外機熱交換器14から流出した冷媒は、流路切替装置13およびアキュムレータ16を介して圧縮機11へ再度吸入される。その後、上記のサイクルが繰り返される。
<空気調和システム100の構成>
図2は、本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの概略構成を示すブロック図である。空気調和システム100は、一または複数の上記の空気調和機1と、集中管理コントローラ80等とを有している。ここでは、空気調和システム100が複数の空気調和機1A、1B、1Cを含む場合について説明する。以下、空気調和機1Aと空気調和機1Bと空気調和機1Cとを特に区別する必要がない場合には、空気調和機1Aと空気調和機1Bと空気調和機1Cのそれぞれを空気調和機1として説明する。また、空気調和機1A、空気調和機1Bおよび空気調和機1Cにそれぞれ搭載されている各構成についても、特に区別しない場合には符号の末尾のアルファベットを省略して説明する。集中管理コントローラ80は、複数の空気調和機1A、1B、1Cを管理する制御装置である。図2では、それぞれ2台の室内機50と1台の室外機10とを含む3つの空気調和機1A、1B、1Cが、1台の集中管理コントローラ80に対して並列に接続された場合を例に示しているが、空気調和機1および室内機50の接続台数は特にこれに限定されない。
集中管理コントローラ80には、複数の空気調和機1が、通信配線または無線により通信できるように接続されている。具体的には、集中管理コントローラ80に複数の制御装置70a、70b、70cが接続されている。そして集中管理コントローラ80は、複数の制御装置70a、70b、70cを介して複数の室外機10a、10b、10cおよび複数の室内機50a、50b、50c、50d、50e、50fから情報を取得し、管理している。また集中管理コントローラ80は、非常時には、制御装置70に空気調和機1の制御に関する運転指令を送信し、運転指令を優先して実施させることができる。
図3は、本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの機能構成を示す機能ブロック図である。図3に基づき、集中管理コントローラ80および制御装置70の機能について説明する。なお、図3には、集中管理コントローラ80と、空気調和機1Aの制御装置70aのみが示されているが、制御装置70bおよび制御装置70cについても、制御装置70aと同様に、集中管理コントローラ80と接続されているものとする。
制御装置70aは、停電判定部71と運転制御部72とを有している。停電判定部71は、常用電源の停電を検知するものである。例えば、停電判定部71は常用電源からの入力電源を常時モニターしており、入力電源の欠相を検出することで停電を検知する構成となっている。停電判定部71は、常用電源の停電を検知した場合に、集中管理コントローラ80に停電信号を送信する。また停電判定部71は、常用電源からの入力電源が停電から復帰した場合に、集中管理コントローラ80にリセット信号である復帰信号を送信する。
運転制御部72は、通常運転モードでは、リモコンから入力された情報およびセンサ群60から取得した情報等に基づき、空気調和機1Aの各アクチュエータを制御する。運転制御部72は、圧縮機11の駆動周波数、流路切替装置13の切り替え、室外機送風機15の回転数、並びに、各室内機50の絞り装置52の開度および室内機送風機53の回転数等を制御する。また運転制御部72は、集中管理コントローラ80に室内機50および室外機10の情報を送信し、集中管理コントローラ80から運転指令を受信する。具体的には、運転制御部72は、各室内機50の運転および空調設定に関する情報、並びに、室外機10の制御情報等を、集中管理コントローラ80に送信する。運転制御部72は、集中管理コントローラ80から運転指令を受信した場合には、受信した運転指令に基づいて空気調和機1Aを制御する。
集中管理コントローラ80は、情報管理部81と操作部82と運転指令部83等とを有している。情報管理部81は、各制御装置70a、70b、70cを介して取得した各室外機10および各室内機50の情報を管理する。室外機10の情報とは、例えばアクチュエータの制御情報を含み、室内機50の情報とは、例えば、運転モード、運転あるいは停止といった運転状態、および設定温度等の情報を含む。情報管理部81は、このような情報を、一括または個別に送信することができる。さらに、情報管理部81は、非常用電源の電力情報、および、各空気調和機1に対する優先度の情報を管理している。電力情報とは、例えば、非常用電源から空気調和システム100に供給できる電力として予め設定された設定電力Ps、および、空気調和システム100に割り振ることができる電力量等が含まれる。また優先度とは、常用電源の停電時に運転を継続させる優先度である。優先度は、例えば据え付け時等に、操作部82等から予め設定されてもよく、あるいは、各空気調和機1の運転時の運転情報等に基づいて運転指令部83により設定されるものであってもよい。
操作部82は、空気調和システム100の管理者等により指令または設定が入力されるものであり、例えば液晶画面を有するタッチパネル、あるいは、表示部とキーボード等で構成される。入力された設定は情報管理部81に反映され、入力された指令は必要に応じて運転指令部83により実施される。
運転指令部83は、集中管理コントローラ80に接続されている複数の空気調和機1A、1B、1Cの運転を管理する。通常運転モードにおいて、各空気調和機1は、リモコンからの入力、設定された情報およびセンサ群60等からの情報に基づき、各制御装置70により運転が制御されている。運転指令部83は、停電判定部71から停電信号を受信し、常用電源が停電している場合には、運転モードを通常運転モードから電力制限運転モードに切り替える。電力制限運転モードとは、接続されている空気調和機1が使用する電力を、予め設定された設定電力Psに基づいて制限する運転モードである。電力制限運転時に、運転指令部83は、必要に応じて制御装置70に運転指令を送信し、運転制御部72に運転指令に基づいて空気調和機1を制御させる。具体的には、運転指令部83は、接続されている一または複数の空気調和機1A、1B、1Cの全体の使用電力Puが設定電力Ps以下となる範囲で、運転制御部72に、一または複数の空気調和機1の運転を制御させる。また運転指令部83は、復帰信号を受信したときに電力制限運転を終了する。
<電力制限運転>
図4は、本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの制御を示すフローチャート図である。以下、空気調和システム100において、集中管理コントローラ80および制御装置70が行う制御について説明する。
空気調和システム100が運転を開始すると、通常運転が実施される(ステップST101)。停電判定部71は、常用電源からの入力電源をモニターしており、通常運転時には、常用電源の停電が検知されたか否かを判定する(ステップST102)。そして停電判定部71により常用電源の停電が検知されると(ステップST102:YES)、集中管理コントローラ80に停電信号が送信される。集中管理コントローラ80が停電信号を受信すると、運転指令部83により電力制限運転が開始される(ステップST103)。一方、停電判定部71により停電が検知されない場合には(ステップST102:NO)、通常運転が続行され(ステップST101)、所定時間ごとにステップST102の停電判定が繰り返される。
電力制限運転において、運転指令部83は、空気調和システム100の使用電力が非常用電源により供給される電力以内となるように制限する。まず運転指令部83は、使用電力Puが設定電力Psより大きいか否かを判定する電力判定を行う(ステップST104)。このとき運転指令部83は、各制御装置70a、70b、70cに空気調和機1の電力を通知するよう要求信号を送信する。制御装置70は要求信号を受信すると、運転制御部72が、圧縮機11の運転周波数と室外機送風機15の回転数等とから電力量を算出し、算出した電力量を集中管理コントローラ80に通知する。運転指令部83は、通知された各空気調和機1A、1B、1Cの電力量を集計し、集計して得た使用電力Puと、情報管理部81に設定されている設定電力Psとを比較する。
運転指令部83は、電力判定において使用電力Puが設定電力Ps以下であると判定された場合には(ステップST104:NO)、空気調和機1の運転を抑制する必要がないため、現在の各空気調和機1A、1B、1Cの運転状態が維持される。一方、使用電力Puが設定電力Psより大きいと判定された場合には(ステップST104:YES)、運転指令部83は、さらに、運転中である空気調和機1が複数存在するか否かを判定する(ステップST105)。そして、運転指令部83は、一の空気調和機1のみが運転中である場合に(ステップST105:NO)、単独運転時の電力制限運転を開始する(ステップST201)。
一方、複数の空気調和機1が運転中である場合には(ステップST105:YES)、運転指令部83は、運転中である複数の空気調和機1のうち最も優先度の低い空気調和機1の運転を停止する(ステップST106)。このとき、運転指令部83は、情報管理部81に格納された各空気調和機1の優先度を参照し、最も低い優先度が設定されている空気調和機1の運転を停止する運転指令を、制御装置70に送信する。具体的には、空気調和機1A、空気調和機1Bおよび空気調和機1Cに対してそれぞれ優先度「高」、「中」または「低」が設定されている場合、優先度「低」が設定されている空気調和機1Cの運転を停止する運転指令が送信される。そして、空気調和機1Cの制御装置70cは、運転指令に基づいて空気調和機1Cの各アクチュエータを停止する。一方、空気調和機1Aおよび空気調和機1Bの運転は続行される。
ステップST106の後、あるいはステップST104の電力判定により現在の各空気調和機1A、1B、1Cの運転状態が維持されているとき、停電復帰判定が行われる(ステップST107)。停電判定部71は、常用電源からの入力電源が戻った場合に停電が復帰したと判定し(ステップST107:YES)、集中管理コントローラ80に復帰信号を送信する。運転指令部83は、停電判定部71から復帰信号を受信した場合には電力制限運転を終了する(ステップST108)。その後、通常運転が実施される(ステップST101)。一方、停電判定部71から復帰信号が送信されない場合には(ステップST107:NO)、運転指令部83はステップST104の電力判定を再度行う。そして、集中管理コントローラ80で復帰信号を受信するまで、ステップST104〜ステップST107までの処理が繰り返される。例えば、2回目の電力判定(ステップST104)にて集計された全体の使用電力Pu2は、空気調和機1Cが停止されているため、前回の電力判定時の使用電力Pu1よりも少なくなっている。また、空気調和機1Cが停止された後であっても、使用電力Pu2が設定電力Psを上回る場合には、2回目のステップST106において、2番目に低い優先度が設定されている空気調和機1Bが停止される。
<単独運転時の電力制限運転>
図5は、本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの単独運転時の電力制限運転の制御を示すフローチャート図である。以下に、一つの空気調和機1Aのみが運転中である場合の電力制限運転について説明する。単独運転時の電力制限運転は、運転中の空気調和機1の消費電力が設定電力Ps以下となるように制限するものである。
単独運転時の電力制限運転が開始すると(ステップST201)、運転指令部83は、予め設定された設定電力Psで運転する場合の圧縮機11の周波数Fsおよび室外機送風機15の回転数Nsを算出する(ステップST202)。そして、運転指令部83は、運転中の空気調和機1Aに対し、算出した周波数Fsを圧縮機11の上限周波数として設定し、算出した回転数Nsを室外機送風機15の上限回転数として設定する(ステップST203)。このとき運転指令部83は、設定した上限周波数および上限回転数を、情報管理部81に反映するとともに、制御装置70aに運転指令として送信する。そして、運転制御部72は、運転指令に基づき、周波数Fsおよび回転数Nsを上限として運転中の空気調和機1Aの圧縮機11および室外機送風機15を制御する。ステップST203の設定が終わると、停電復帰判定が行われる(ステップST204)。停電判定部71は、常用電源からの入力電源が戻った場合に停電が復帰したと判定し(ステップST204:YES)、集中管理コントローラ80に復帰信号を送信する。運転指令部83は、停電判定部71から復帰信号を受信した場合に、電力制限運転を終了する(ステップST205)。その後、通常運転が実施される(ステップST101)。一方、停電判定部71から復帰信号を受信しない場合には(ステップST204:NO)、設定された上限周波数および上限回転数に基づいて電力制限運転が続行される。その後、集中管理コントローラ80で復帰信号を受信するまで、ステップST204の停電復帰判定が繰り返される。
以上のように、実施の形態1において、空気調和システム100は、運転制御部72と、停電判定部71と、運転指令部83と、を備える。運転指令部83は、停電判定部71により停電が検知された場合に、一または複数の空気調和機1A、1B、1Cが使用する電力を上限電力(設定電力Ps)に基づいて制限する電力制限運転を実施する。運転制御部72は、運転指令部83により電力制限運転が実施されているときには、一または複数の空気調和機1A、1B、1Cの全体の使用電力Puが上限電力(設定電力Ps)以下となる範囲で、一または複数の空気調和機1の運転を制御する。
これより、常用電源の停電時に、予め設定された上限電力(設定電力Ps)に基づいて全体の消費電力が制限されるが、運転制御部72は、上限電力の範囲内で運転を制御することができる。例えば、上限電力として非常用電源の供給電力が設定されている場合には、空気調和システム100は、供給電力の範囲において最大限の空調能力で運転を実施することができる。したがって、従来のように設定された抑制運転モードに比べ、非常用電源の使用時における制御の自由度が増すとともに、全体の使用電力Puが上限電力(設定電力Ps)以下に制限されることでシステム全体の運転が停止することを回避できる。つまり、空気調和システム100は、供給電力が制限された場合でも設定電力Psに見合った運転を継続することができる。
また、停電判定部71は、常用電源の欠相を検出した場合に停電を検知するものである。これより、入力電源の異常状態が早い段階で検知されるため、メンテナンスまたは非常用電源への切り替えを行うことで、空気調和システム100は安定運転を行うことができる。
また、空気調和システム100は、一または複数の空気調和機1A、1B、1Cを管理する集中管理コントローラ80をさらに備え、運転指令部83は、集中管理コントローラ80に含まれるものである。これより、空気調和システム100は、集中管理コントローラ80が管理する一または複数の空気調和機1A、1B、1Cの運転情報を用いて、電力制限運転を実施する、あるいは運転指令を送信することができる。
また、運転指令部83は、停電判定部71により停電が検知された場合であって、一または複数の空気調和機1A、1B、1Cの全体の使用電力Puが上限電力(設定電力Ps)より大きい場合に、電力制限運転を実施する。
これより、空気調和システム100は、通常電源の停電時に、供給電力が不足する場合には全体の使用電力Puを制限して運転を続ける一方で、全体の使用電力Puが設定電力Psとなるまでは例えば通常運転を実施して高効率な運転を行うことができる。
また、運転指令部83は、電力制限運転時に複数の空気調和機1A、1B、1Cが運転中であるときには、運転制御部72に、運転中の複数の空気調和機1のうち優先度が低い空気調和機(例えば空気調和機1C)の運転を停止させる。
これより、電力制限運転時に複数の空気調和機1A、1B、1Cが運転している場合には、優先度に基づいて全体の使用電力Puが制限される。そのため、空気調和システム100は、優先させたい空気調和機(例えば空気調和機1A)について、非常時においても運転を継続することができる。
また、一または複数の空気調和機1A、1B、1Cはそれぞれ、圧縮機11および室外機送風機15を有している。運転制御部72は、圧縮機11および室外機送風機15を制御する。運転指令部83は、電力制限運転において、一または複数の空気調和機1A、1B、1Cのうち一の空気調和機(空気調和機1A)のみが運転中であるときには、上限電力(例えば設定電力Ps)での圧縮機11の周波数および室外機送風機15の回転数を算出する。そして運転指令部83は、運転制御部72に、算出された周波数Fsおよび回転数Nsを上限として、運転中の空気調和機1Aの圧縮機11および室外機送風機15を制御させる。
これより、運転制御部72は、電力制限運転において、設定電力Psでの周波数Fsおよび回転数Nsを上限として、圧縮機11および室外機送風機15を任意に制御できる。したがって、従来のように設定された圧縮機の周波数および室内機送風機の回転数で運転する抑制運転モードに比べ、空気調和システム100は、非常用電源の使用時においても設定された範囲内で高効率の空調を提供することができる。
なお、本発明の実施の形態は上記実施の形態に限定されず、種々の変更を行うことができる。例えば、実施の形態1において、複数の空気調和機1A、1B、1Cがそれぞれ制御装置70を備え、集中管理コントローラ80が複数の空気調和機1A、1B、1Cを管理するものとして説明したが、このような構成に限定されない。空気調和システム100が一の空気調和機1で構成される場合には、集中管理コントローラ80の機能を制御装置70が備えるものとしてもよい。
また、冷凍サイクルは図1の回路構成に限定されず、例えば、室外機10は室内機50ごとに冷媒流れを切替える機構を有していてもよい。
また、集中管理コントローラ80に、制御装置70の機能の一部または全部を備えたり、あるいは、集中管理コントローラ80の機能の一部または全部を制御装置70に備える構成にしてもよい。例えば、制御装置70の代わりに集中管理コントローラ80にて停電あるいは停電復帰が判定される構成であってもよい。
また、ステップST104において、運転指令部83は、各制御装置70に空気調和機1の使用電力を通知するよう要求信号を送信するものとしたが、既に取得した情報が用いられてもよい。運転指令部83は、情報管理部81に格納された直近の運転情報に基づき、各空気調和機1の使用電力および全体の使用電力Puを算出する構成であってもよい。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係る空気調和システムの電力制限運転時の除霜運転の制御を示すフローチャート図である。実施の形態2において、各空気調和機1A、1B、1Cは、上述した暖房運転および冷房運転の他に除霜運転を行う。各空気調和機1A、1B、1Cは、センサ群60としてさらに冷媒温度センサを備えている。冷媒温度センサは、室外機熱交換器14に配置されており、室外機熱交換器14を流れる冷媒の温度を検出する。空気調和機1において、暖房運転モードの実施中に室外機熱交換器14の着霜量が多くなると、霜を溶かす除霜運転が行われる。
制御装置70の運転制御部72は、例えば、冷媒温度センサで検出された冷媒の温度が設定温度以下になった場合に除霜運転を開始するように制御する。また運転制御部72は、除霜運転の開始から、設定されている除霜時間Tdefが経過したときに、除霜運転を終了して暖房運転を再開するように制御する。除霜運転において、運転制御部72は、設定されている除霜周波数Fdefで圧縮機11を運転するように制御する。なお、除霜運転の開始条件は、上記冷媒の温度による判定に限定されない。例えば、圧縮機11の吸入側に低圧圧力センサを配置し、低圧圧力センサにより検出された冷媒の圧力が設定圧力以下になった場合に除霜運転が開始されてもよい。
ここで、除霜時間Tdefは、除霜運転1回あたりの実行時間である。除霜周波数Fdefおよび除霜時間Tdefとしては、各空気調和機1A、1B、1Cの制御装置70a、70b、70cに、自機の室外機熱交換器14の除霜に必要な熱量により決定された設定値が予め記憶されている。以下、空気調和機1Aの制御装置70aには、除霜周波数Fdefの設定値として設定周波数Fdef1が記憶され、除霜時間Tdefの設定値として設定除霜時間Tdef1が記憶されているものとする。
集中管理コントローラ80は、上述した除霜周波数Fdefおよび除霜時間Tdefの各設定値を取得し、取得したこれらの設定値は、室外機10の情報として情報管理部81により管理される。
(除霜運転)
制御装置70が空気調和機1で除霜運転を実行する場合、流路切替装置13を冷房運転モード時の流路に切り替え、室外機送風機15および室内機送風機53を停止するように制御する。また制御装置70は、圧縮機11を、設定されている除霜周波数Fdefで運転するように制御する。例えば、通常時において、除霜周波数Fdefは、短時間で霜を溶かすために圧縮機11の最大周波数に設定されている。
除霜運転が実行されているとき、圧縮機11では、低温低圧の冷媒が圧縮され、高温高圧のガス冷媒となって吐出される。圧縮機11から吐出された高温高圧のガス冷媒は、逆止弁12および流路切替装置13を経由して、室外機熱交換器14に流入する。室外機熱交換器14に流入した冷媒は、放熱することで霜を溶かし、液冷媒となって室外機熱交換器14から流出する。
室外機熱交換器14から流出した液冷媒は、冷媒配管5を通って室内機50に流入する。室内機50に流入した液冷媒は、室内機50に設けられた絞り装置52を通過して室内機熱交換器51に流入する。室内機熱交換器51に流入した冷媒は、配管の熱により蒸発して一部または全てがガス冷媒となって室内機熱交換器51から流出する。室内機熱交換器51から流出した冷媒は、冷媒配管4を通って室外機10に流入する。室外機10に流入した冷媒は、流路切替装置13およびアキュムレータ16を介して圧縮機11へ再度吸入される。その後、除霜運転が終了するまで上記のサイクルが繰り返される。
ところで、従来の空気調和システムでは、圧縮機を一律に最低周波数に設定することで使用電力が抑制される。また、実施の形態1の単独運転時の電力抑制運転では、圧縮機11の運転周波数の上限が周波数Fsに制限される。そのため、通常時の除霜周波数Fdefよりも小さい周波数で圧縮機11が駆動される電力抑制運転モードでは、通常時の除霜時間Tdefの除霜運転が実行されても、十分に霜を溶かすことができない場合がある。
そこで、実施の形態2では、電力制限運転において除霜運転が実行される場合に室外機熱交換器14の除霜に必要な除霜時間Tdefが算出され、算出された除霜時間Tdefの除霜運転が実行される。以下、図6に基づき、一例として、図5の単独運転時の電力制限運転が実施されているときに除霜運転が実行される場合の制御について説明する。ここで、空気調和機1Aのみが運転中であり、図5のステップST204の停電復帰判定が繰り返される間、空気調和機1Aは暖房運転を実施しているものとする。空気調和機1Aにおいて除霜運転の開始条件が成立し、運転制御部72が除霜運転を実行するときに、図6の制御が開始される。
まず、運転指令部83は、予め設定された設定電力Psで運転する場合の圧縮機11の除霜周波数Fs2を算出する(ステップST301)。そして運転指令部83は、空気調和機1Aにおいて、算出された除霜周波数Fs2で圧縮機11を駆動して除霜運転が実行される場合の必要除霜時間Tsを算出する(ステップST302)。
ここで、必要除霜時間Tsの算出方法について説明する。空気調和機1Aの室外機熱交換器14の除霜に必要な熱量Qは、通常時の除霜運転で設定されている設定除霜時間Tdef1を用いて以下の式1で表される。
[数1]
Q=Gr×Tdef1×ΔH (式1)
Gr:冷媒流量
ΔH:熱交前後のエンタルピー差
上記の式1の冷媒流量Grは、通常時の除霜運転で設定されている設定周波数Fdef1を用いて以下の式2で表される。
[数2]
Gr=V×ηv×Fdef1×ρ (式2)
V:圧縮機11の押しのけ量
ηv:体積効率
ρ:冷媒密度
つまり、空気調和機1Aの室外機熱交換器14の除霜に必要な熱量Qを得るためには、除霜周波数Fdefと除霜時間Tdefとの積が一定であればよい。つまり、以下の式3の関係が成立する。
[数3]
Fdef1×Tdef1=Fs2×Ts (式3)
したがって、電力制限運転の除霜運転時に圧縮機11が除霜周波数Fs2で駆動される場合の必要除霜時間Tsは、以下の式4により算出される。
[数4]
Ts=(Fdef1×Tdef1)/Fs2 (式4)
ステップST302の後、運転指令部83は、空気調和機1Aの制御装置70aに運転指令を送信し、制御装置70aの運転制御部72は、運転指令部83から受信した運転指令に基づき除霜運転を実行する(ステップST303)。このとき、運転制御部72は、流路切替装置13を冷房運転モード時の流路に切り替え、室外機送風機15を停止するよう制御するとともに、運転指令に基づき、圧縮機11を算出された除霜周波数Fs2で運転するように制御する。そして運転制御部72は、除霜運転の開始から必要除霜時間Tsが経過したときに、除霜運転を終了する。このとき運転制御部72は、流路切替装置13を暖房運転モード時の流路に切り替え、暖房運転を再開するように制御する。
そして、運転制御部72は、暖房運転の実行中、周波数Fsを上限として圧縮機11の運転周波数を制御し、回転数Nsを上限として室外機熱交換器14の回転数を制御する。その後、図5のステップST204の停電復帰判定が繰り返される間、運転制御部72は、除霜運転の開始条件が成立したときには暖房運転を中断し、図6のステップST303の除霜運転を実行する。
なお、上述したように単独運転時の電力制限運転中に除霜運転が実行される構成では、ステップST301を省略し、ステップST302において上限の周波数Fsでの必要除霜時間が算出されてもよい。
また、単独運転時の電力制限運転について説明したが、電力制限運転時に複数の空気調和機(例えば空気調和機1Aと空気調和機1B)が運転中である場合にも、図5および図6の制御により、設定電力Ps以下で効率的な運転を実施することができる。この場合、例えば、運転指令部83は、運転が維持されている複数の空気調和機1A、1Bに対して、全体の使用電力Puが設定電力Ps以下となるように使用可能な電力を各空気調和機1A、1Bにそれぞれ割り当てるとよい。そして運転指令部83は、図5のステップST202では、割り当てられた電力での圧縮機11の周波数Fsと室外機送風機15の回転数Nsとを算出し、図6のステップST301では、割り当てられた電力での圧縮機11の除霜周波数Fs2を算出する。ここで、各空気調和機1A、1Bに割り当てられる電力は、設定電力Psを、運転が維持されている複数の空気調和機1A、1Bの台数で除算して決定されてもよい。このような構成により、電力制限運転において複数の空気調和機1A、1Bが運転中であっても、それぞれに割り当てられた電力の範囲内で効率的に冷房運転、暖房運転および除霜運転を実施することができる。
以上のように、実施の形態2において、運転制御部72は、運転指令部83により電力制限運転が実施されているときには、一または複数の空気調和機1A、1B、1Cの全体の使用電力Puが上限電力(設定電力Ps)以下となる範囲で除霜運転を制御する。これにより、運転中の空気調和機1で除霜運転が実施される場合でも、全体の使用電力Puを上限電力(設定電力Ps)以下に制限しつつ、運転制御部72により上限電力の範囲内で運転を制御することができる。
また運転制御部72は、除霜運転時に、圧縮機11を予め設定された設定周波数Fdef1で運転するように制御する。運転指令部83は、電力制限運転において空気調和機1Aのみが運転中であり、空気調和機1Aが除霜運転を実行するときに、上限電力(設定電力Ps)での圧縮機11の除霜周波数Fs2を算出する。そして運転指令部83は、運転制御部72に、算出された除霜周波数Fs2で圧縮機11を運転するように制御させる。これにより、電力制限運転において供給される電力の範囲内であり、かつ上限電力で圧縮機11を駆動して除霜運転が実行されるため、電力制限運転時であっても供給される電力の範囲内で効率良く室外機熱交換器14の除霜を行うことができる。
また運転制御部72は、設定除霜時間Tdef1の除霜運転を実行して終了するように制御する。運転指令部83は、電力制限運転において一の空気調和機1Aのみが運転中である場合に、空気調和機1Aが除霜運転を行うときには、運転制御部72に、設定除霜時間Tdef1よりも長い必要除霜時間Tsの除霜運転を実行するように制御させる。これにより、電力制限運転時には通常時よりも長く除霜運転が実行されるので、電力制限運転において圧縮機11の運転周波数が制限されている場合でも、室外機熱交換器14の霜を溶かし、着霜による熱交換効率の低下を抑制することができる。
また運転指令部83は、設定周波数Fdef1と設定除霜時間Tdef1との積を、算出された除霜周波数Fs2で除算することにより必要除霜時間Tsを算出する。これにより、室外機熱交換器14の除霜に必要な熱量Qを確保して霜を確実に溶かすことができる。
1(1A、1B、1C) 空気調和機、4 冷媒配管、5 冷媒配管、10(10a、10b、10c) 室外機、11 圧縮機、12 逆止弁、13 流路切替装置、14 室外機熱交換器、15 室外機送風機、16 アキュムレータ、50(50a、50b、50c、50d、50e、50f) 室内機、51(51a、51b) 室内機熱交換器、52(52a、52b) 絞り装置、53(53a、53b) 室内機送風機、60 センサ群、70(70a、70b、70c) 制御装置、71 停電判定部、72 運転制御部、80 集中管理コントローラ、81 情報管理部、82 操作部、83 運転指令部、100 空気調和システム、Fdef 除霜周波数、Fdef1 設定周波数、Fs 周波数、Fs2 算出された除霜周波数、Ns 回転数、Ps 設定電力、Pu、Pu1、Pu2 使用電力、Q 熱量、Tdef 除霜時間、Tdef1 設定除霜時間、Ts 必要除霜時間。

Claims (11)

  1. 通常時には常用電源から電力供給を受けて稼動し、前記常用電源の停電時には非常用電源により電力供給を受けて稼動する一または複数の空気調和機を備えた空気調和システムにおいて、
    一または複数の前記空気調和機はそれぞれ、冷媒を圧縮する圧縮機と室外機送風機とを有し、
    一または複数の前記空気調和機の前記圧縮機及び前記室外機送風機を制御し、運転を制御する運転制御部と、
    前記常用電源の停電を検知する停電判定部と、
    前記停電判定部により停電が検知された場合に、一または複数の前記空気調和機が使用する電力を予め設定された上限電力に基づいて制限する電力制限運転を実施する運転指令部と、を備え、
    前記運転制御部は、前記運転指令部により前記電力制限運転が実施されているときには、一または複数の前記空気調和機の全体の使用電力が前記上限電力以下となる範囲で、一または複数の前記空気調和機の運転を制御し、
    前記運転指令部は、前記電力制限運転において、一または複数の前記空気調和機のうち一の前記空気調和機のみが運転中であるときには、前記上限電力での前記圧縮機の周波数および前記室外機送風機の回転数を算出し、前記運転制御部に、算出された前記周波数および前記回転数を上限として、運転中の前記空気調和機の前記圧縮機および前記室外機送風機を制御させる
    空気調和システム。
  2. 通常時には常用電源から電力供給を受けて稼動し、前記常用電源の停電時には非常用電源により電力供給を受けて稼動する一または複数の空気調和機を備えた空気調和システムにおいて、
    一または複数の前記空気調和機はそれぞれ、冷媒を圧縮する圧縮機を有し、
    一または複数の前記空気調和機の前記圧縮機を制御し、運転を制御する運転制御部と、
    前記常用電源の停電を検知する停電判定部と、
    前記停電判定部により停電が検知された場合に、一または複数の前記空気調和機が使用する電力を予め設定された上限電力に基づいて制限する電力制限運転を実施する運転指令部と、を備え、
    前記運転制御部は、前記運転指令部により前記電力制限運転が実施されているときには、一または複数の前記空気調和機の全体の使用電力が前記上限電力以下となる範囲で、一または複数の前記空気調和機の除霜運転を制御する
    空気調和システム。
  3. 前記運転制御部は、前記運転指令部により前記電力制限運転が実施されているときには、一または複数の前記空気調和機の前記全体の使用電力が前記上限電力以下となる範囲で、一または複数の前記空気調和機の除霜運転をを制御する請求項1に記載の空気調和システム。
  4. 一または複数の前記空気調和機はそれぞれ、前記圧縮機からの冷媒の流路を切り替える流路切替装置と、冷媒と熱交換流体とを熱交換させる室外機熱交換器とを有し、
    前記運転制御部は、前記除霜運転時に、前記室外機熱交換器に前記圧縮機の吐出側を接続するように前記流路切替装置を制御し、前記圧縮機を予め設定された設定周波数で運転するように制御し、
    前記運転指令部は、前記電力制限運転において、一または複数の前記空気調和機のうち一の前記空気調和機のみが運転中であり、運転中の前記空気調和機が前記除霜運転を行う場合に、前記上限電力での前記圧縮機の除霜周波数を算出し、前記運転制御部に、算出された前記除霜周波数で前記圧縮機を運転するように制御させる請求項2又は3に記載の空気調和システム。
  5. 前記運転制御部は、予め設定された設定除霜時間、前記除霜運転を実行して終了するように制御し、
    前記運転指令部は、前記電力制限運転において、一または複数の前記空気調和機のうち一の前記空気調和機のみが運転中であり、運転中の前記空気調和機が前記除霜運転を行う場合に、前記運転制御部に、前記設定除霜時間よりも長い必要除霜時間、前記除霜運転を実行するように制御させる請求項4に記載の空気調和システム。
  6. 前記運転指令部は、前記設定周波数と前記設定除霜時間との積を、算出された前記除霜周波数で除算することにより前記必要除霜時間を算出する請求項5に記載の空気調和システム。
  7. 前記停電判定部は、前記常用電源の欠相を検出した場合に停電を検知する請求項1〜6のいずれか一項に記載の空気調和システム。
  8. 一または複数の前記空気調和機を管理する集中管理コントローラをさらに備え、
    前記運転指令部は、前記集中管理コントローラに含まれるものである請求項1〜7のいずれか一項に記載の空気調和システム。
  9. 前記運転指令部は、前記停電判定部により停電が検知された場合であって、前記全体の使用電力が前記上限電力より大きい場合に、前記電力制限運転を実施する請求項1〜のいずれか一項記載の空気調和システム。
  10. 前記運転指令部は、前記電力制限運転において、複数の前記空気調和機が運転中であるときには、前記運転制御部に、運転中の複数の前記空気調和機のうち設定された優先度がより低い前記空気調和機の運転を停止させることにより、前記全体の使用電力を制限する請求項1〜のいずれか一項記載の空気調和システム。
  11. 前記運転指令部は、前記電力制限運転において、一または複数の前記空気調和機のうち複数の前記空気調和機が運転中であるときには、前記全体の使用電力が前記上限電力以下となるように運転中である複数の前記空気調和機に対して使用可能な電力を割り当て、各空気調和機に割り当てられた電力での前記圧縮機の周波数と前記室外機送風機の回転数とを算出し、前記運転制御部に、前記空気調和機ごとに算出された前記周波数および前記回転数を上限として、運転中の各空気調和機の前記圧縮機および前記室外機送風機を制御させる請求項1〜9のいずれか一項に記載の空気調和システム。
JP2019501038A 2017-02-24 2017-10-31 空気調和システム Active JP6710313B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/007138 WO2018154718A1 (ja) 2017-02-24 2017-02-24 空気調和システム
JPPCT/JP2017/007138 2017-02-24
PCT/JP2017/039385 WO2018154853A1 (ja) 2017-02-24 2017-10-31 空気調和システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018154853A1 JPWO2018154853A1 (ja) 2019-11-07
JP6710313B2 true JP6710313B2 (ja) 2020-06-17

Family

ID=63252504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019501038A Active JP6710313B2 (ja) 2017-02-24 2017-10-31 空気調和システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6710313B2 (ja)
WO (2) WO2018154718A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113874661B (zh) * 2019-05-28 2023-03-31 大金工业株式会社 空调系统
JP7351752B2 (ja) * 2020-01-17 2023-09-27 トヨタホーム株式会社 建物
JP7465725B2 (ja) * 2020-05-27 2024-04-11 積水化学工業株式会社 空調システム
WO2022038716A1 (ja) * 2020-08-19 2022-02-24 三菱電機株式会社 集中管理システム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11325539A (ja) * 1998-05-14 1999-11-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機のデマンド制御方法
JP2002013778A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空調機の電力制御方法および装置、コンピュータが読取可能な記録媒体
US20080058997A1 (en) * 2005-04-08 2008-03-06 Powersecure, Inc. System and method for interactive generator and building electric load control
JP4180589B2 (ja) * 2005-07-20 2008-11-12 株式会社Nttファシリティーズ 空気調和システム及びその非常用電源給電時における運転方法
JP5101129B2 (ja) * 2007-02-23 2012-12-19 三菱重工業株式会社 大型冷凍機の制御装置およびその停電検出方法
JP5822551B2 (ja) * 2011-06-16 2015-11-24 三菱電機株式会社 車両用空調システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2018154853A1 (ja) 2019-11-07
WO2018154718A1 (ja) 2018-08-30
WO2018154853A1 (ja) 2018-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6710313B2 (ja) 空気調和システム
CN111033152B (zh) 制冷机
WO2013088482A1 (ja) 空気調和装置
CN109716035B (zh) 用于空气调节和热水供给的系统
CN109716033B (zh) 用于空气调节和热水供给的系统
WO2018025382A1 (ja) 熱源システム
JP5900463B2 (ja) 空気調和システム
US20230304711A1 (en) Refrigeration cycle system
JP6719651B2 (ja) 冷凍サイクルシステムおよび通信トラフィック調整方法
JP6881503B2 (ja) 空調システム
CN113574326B (zh) 装置评价系统和装置评价方法
JP6896054B2 (ja) 熱源システム
WO2021224962A1 (ja) 空気調和装置
CN109790984B (zh) 用于空气调节和热水供给的系统
JP6716024B2 (ja) 空気調和装置
US20240085042A1 (en) Refrigeration cycle device and refrigerant leakage determination system
JP4735557B2 (ja) 冷凍装置
JP2021001718A (ja) ヒートポンプ式温水暖房システム
KR20140091794A (ko) 공기 조화기 및 그 제어 방법
WO2021220651A1 (ja) 空調管理システム及び冷媒回収管理装置
JP6367642B2 (ja) 空気調和機
US20230304709A1 (en) Refrigeration cycle system
JP7233568B2 (ja) 空気調和システムおよびその制御方法
CN109716032B (zh) 用于空气调节和热水供给的系统
JPH0921556A (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190611

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190611

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200428

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200526

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6710313

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250