JP6708795B2 - ウェーブパイプライン型論理回路走査システム - Google Patents

ウェーブパイプライン型論理回路走査システム Download PDF

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Description

本開示は、概して回路システムに関し、具体的には、ウェーブパイプライン型論理回路走査システムに関する。
ウェーブパイプラインは、フリップフロップまたはラッチを介さずに複数のビットを単一の論理経路に沿って伝播可能な論理設計の一形態である。このような回路はフリップフロップやラッチを含まないため、ウェーブパイプラインに関して制御性や可観測性の実現が困難となり得る。典型的な走査フリップフロップまたはラッチは、パイプラインがこれらの要素間を一度に1クロックずつ進むときには、それらの入力を監視してそれらの出力を制御することができるが、ウェーブパイプラインセマンティクス(semantics)は組み合わせよりも逐次的であるため、これらのデバイスはウェーブパイプラインを適切に制御ないし監視することができない。システムの状態全体を保存するとともに、後で復元して実行を再開することができる診断スキームが一般的には望ましく、この診断スキームにより、十分な制御可能性および可観測性の点ですべての論理障害を診断することが可能となる。
一例の実施形態は、回路システムを含む。回路システムは、入力ノードと少なくとも1つの出力ノードとの間に少なくとも1つの論理ゲートを含むウェーブパイプライン型組合せ論理回路を含む。ウェーブパイプライン型組合せ論理回路は、前記入力ノードにおいて受信したデータシーケンスに対する論理演算を実行するように構成されたウェーブパイプライン型組合せ論理回路を含む。また、回路システムは、前記入力ノードに接続された走査経路を含む。走査経路は、前記入力ノードから走査経路出力に前記データシーケンスを伝播して、前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に供給された前記データシーケンスの値をシリアルデータストリームとして取り込むように構成された少なくとも1つの遅延素子を含む。また、回路システムは、入力データと走査データのうちの一方を通常動作モードと走査モードのうちの対応する一方において前記入力ノードを介して前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路と前記走査経路とに前記データシーケンスとして送るように構成された走査点デバイスを含む。
別の例において、回路システムのデータを監視する方法が提供される。方法は、複数のデータシーケンスの各々を、複数の走査点デバイスのそれぞれを介して、複数の走査経路の対応する1つとウェーブパイプライン型組合せ論理回路のそれぞれの入力とに供給することを含む。前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路は、入力ノードと少なくとも1つの出力ノードとの間に少なくとも1つの論理ゲートを含み、前記入力ノードにおいて受信したデータシーケンスに対する論理演算を実行するように構成されている。また、方法は、前記複数のデータシーケンスの各々に対する論理演算を前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路によって実行することを含む。また、方法は、モード信号に応答して前記複数の走査点デバイスの各々を通常動作モードから走査モードに切り替えることを含む。また、方法は、前記複数のデータシーケンスに対応するシリアルデータストリームを、前記複数の走査経路の各々に前記回路システムのシステム走査出力から前記複数の走査点デバイスの対応する1つを介して伝播させることを含む。方法はさらに、前記システム走査出力に接続された論理監視システムを介した前記シリアルデータストリームに基づいて、クロック信号の所与のクロックサイクルにおける前記複数のデータシーケンスの値を分析することを含む。
さらに別の例において、レシプロカル量子論理(RQL)回路システムが供給される。RQL回路システムは、複数の入力ノードのうちの1つと少なくとも1つの出力ノードとの間に少なくとも1つのRQL論理ゲートを含むウェーブパイプライン型組合せ論理回路を含む。ウェーブパイプライン型組合せ論理回路は、前記入力ノードにおいて受信した単一磁束量子(SFQ)パルスのデータシーケンスに対する論理演算を実行するように構成されている。また、RQL回路システムは、複数の走査経路を含む。複数の走査経路の各々は、前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に関連付けられた前記複数の入力ノードのうちの対応する1つに接続されている。複数の走査経路の各々は、ACクロック信号に基づいて前記データシーケンスを伝播するように構成された複数のジョセフソン伝送線路(JTL)を含む。RQL回路システムはさらに、入力データと走査データのうちの一方を通常動作モードと走査モードのうちの対応する一方において前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路と前記複数の走査経路とに前記データシーケンスとして供給するように構成された複数の走査点デバイスを含む。前記複数の走査経路は、前記複数の走査点デバイスを介して前記走査モードで直列に結合されて前記回路システムに関連付けられたシステム走査入力とシステム走査出力との間に走査チェーンを形成し、当該走査チェーンは、前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路の前記複数の入力ノードの各々に供給された前記データシーケンスに対応するシリアルデータストリームを前記回路システム内で伝播して前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に供給された前記データシーケンスの値を取り込むように構成されている。
回路システムの一例を示す図。 ウェーブパイプライン走査システムの一例を示す図。 回路システムの別の例を示す図。 回路システムのさらに別の例を示す図。 ウェーブパイプライン走査システムのさらに別の例を示す図。 回路システムでデータを監視する方法の一例を示す図。
本開示は、概して回路システムに関し、具体的には、ウェーブパイプライン型論理回路走査システムに関する。ウェーブパイプライン型論理回路走査システムは、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路を含む回路システムで実現され得る。ウェーブパイプライン型組合せ論理回路は、入力ノードと出力ノードとの間に、ウェーブパイプライン中のデータストリームに対する論理演算を実行する少なくとも1つの論理ゲートを含む。したがって、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路は、回路構成要素群による1つまたは複数のウェーブパイプラインを含む。また、回路システムは、複数の走査経路を含む。各走査経路の入力は、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に関連付けられた対応する入力に接続されている。各走査経路は、データストリームを(例えば、クロック信号に基づいて)伝播する一連の直列接続された遅延素子を含み、これにより走査経路は、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に所与のクロックサイクルで供給されたデータストリームの値を取り込む。また、回路システムは、複数の走査点デバイスを含む。各走査点デバイスは、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路(例えば、対応する入力に)と、対応する1つの走査経路に、対応するデータストリームを供給する。走査点デバイスは、通常動作モードおよび走査モードのうちの対応する一方において、入力データ(例えば、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路から供給される)または走査データ(例えば、走査経路から供給される)をデータストリームとして供給し得る。したがって、走査モードにおいて、走査点デバイスは、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路へのデータストリームの値を回路のフルスピードで復元する。
走査経路は、走査モードで直列に配置されて、単一の集約走査経路に対応する走査チェーンを形成する。単一の集約走査経路は、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に供給されるデータストリームに対応したシリアルデータストリームを伝播する。したがって、走査モードでは、シリアルデータストリームの全体が回路システムから(例えば、システム走査出力を介して)供給され、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路の論理演算を分析などするために論理監視システムによって分析される。例えば、シリアルデータストリームは、所与のクロックサイクルにおけるデータストリームの値が分析されるように読み出される。一例として、論理ウェーブパイプラインの同じ時点などにおいて個々の試験ベクトルをデータストリームに供給することにより、個々のウェーブパイプライン型組合せ論理回路の性能を試験する(例えば、縮退故障または他の様々な故障条件を判断する)ためのアルゴリズム(例えば、経路感知アルゴリズム)を実現することができる。シリアルデータストリームが走査モードで回路システムに読み戻されることにより、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路へのデータストリームの値を所与のクロックサイクルの値に復元することができる。そして、回路システムは、走査モードから通常動作モードに少なくとも1クロックサイクルの間にわたって切り替えられた後、走査モードに戻されてシリアルデータストリームが再び回路システムから走査される。したがって、シリアルデータストリームが分析されることにより、クロックサイクルの間に発生した論理演算の結果が判定される。
パイプライン走査システムを含む回路システムは、様々な異なる種類の回路で実現され得る。一例では、回路システムは、レシプロカル量子論理(RQL)回路システムとして実現される。RQL回路システムにおいて、パイプライン型組合せ論理回路は、単一磁束量子(SFQ)パルスのシーケンスの有無として供給されるデータストリームに基づいて論理演算を実行するRQLゲートシステムを含む。このRQL回路システムの走査経路内の遅延素子は、ACクロック信号(例えば、直交クロック信号)に基づいてSFQパルスのデータストリームを伝播するジョセフソン伝送線路(JTL)として構成され得る。そして、RQL回路システムの動作がパイプライン走査システムに基づいて試験される。
図1は、回路システム10の一例を示す。回路システム10は、様々な異なる種類の古典的演算回路または量子演算回路とすることができる。一例として、回路システム10は集積回路(IC)チップまたはその一部として実現され、他の例として、回路システム10はレシプロカル量子論理(RQL)回路として構成される。回路システム10は、個別の入力を介して供給されたデータストリームに対する論理演算を実行するウェーブパイプライン型組合せ論理回路12を含む。本明細書に記載の「ウェーブパイプライン型組合せ論理回路」という用語は、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路12の入力と出力との間における組合せウェーブパイプライン構成に1つまたは複数の論理ゲートを含むウェーブパイプライン組合せ論理回路の一例を表す。ウェーブパイプライン型組合せ論理回路12は、回路システム10の1つまたは複数のシステムデータ入力と回路システム10の1つまたは複数のシステムデータ出力との間に配置され、データ処理能力を提供する。したがって、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路12は、1つまたは複数のデータ入力に供給されたシステム入力データDTINに応答して1つまたは複数のデータ出力にシステム出力データDTOUTを供給する。
また、回路システム10は、複数の走査経路14を含む。各走査経路14は、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路12の対応する入力に供給されたデータストリームを伝播して、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路12により処理される対応するデータストリームに与える値を格納する。一例として、各走査経路14は、データストリームを順次伝播する少なくとも1つの遅延素子を含む。各走査経路14内の遅延素子は、既知の遅延(例えば、クロック信号CLKの1つまたは複数のクロックサイクルに対応する遅延)を有するクロック型または非クロック型の遅延素子である。さらに、回路システム10は、複数の走査点デバイス16を含む。各走査点デバイス16は、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路12および走査経路14の対応する入力と出力に接続されている。各走査点デバイス16は、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路12の対応する入力と、対応する1つの走査経路14とにデータストリームを供給する。走査点デバイス16は、例えばマルチプレクサを含む。マルチプレクサは、システム入力データDTINまたはウェーブパイプライン型組合せ論理回路12の出力(例えば、システム出力データDTOUTを与えるシステム出力を含む)から供給されたデータなどに対応する入力データを、回路システム10の通常動作モードにおけるデータストリームとして供給することを選択する。例えば回路システム10がRQL回路システムの場合、走査経路14は、クロック信号CLK(例えば、ACクロック信号)を介して制御されるジョセフソン伝送線路(JTL)として構成された遅延素子を含む。
各走査経路14は、そのソースの走査点デバイス16の出力からそのソースの走査点デバイス16の出力に接続されるとともにロジックを介して到達可能な最遠の走査点デバイス16のデータ入力までの遅延の長さと少なくとも同じ長さ(遅延素子によって定義される)を有する。したがって、各走査経路14の遅延素子の数は、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路12に関連付けられたクロックサイクルにおける少なくとも最長経路長さに対応する。また、走査点デバイス16は、システム走査入力データSCINおよび走査経路14の1つから供給された走査データのうちの1つなどに対応する走査データを、回路システム10の走査モード中にデータストリームとして供給する。一例として、回路システム10は、すべての走査点デバイス16の走査モードを同時にイネーブルにするモード信号SC_ENにより、通常動作モードと走査モードとを切り替える。
したがって、走査モードでは、すべての走査経路14が走査点デバイス16により互いに直列に配置されることで、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路12に関連付けられたデータストリームを伝播する集約走査経路に対応する走査チェーンを形成し、クロック信号CLKによる回路システム10のフルスピード動作でシステム走査出力データSCOUTを回路システム10からの単一のシリアルデータストリームとして供給する。そして、システム走査出力データSCOUTがクロック信号CLKの所与のクロックサイクルなどの所与の時間に取り込まれることにより、各ウェーブパイプライン型組合せ論理回路12に供給されるデータストリームの値が取り込まれる。したがって、システム走査出力データSCOUTに対応するシリアルデータストリームで供給されたデータストリームの取り込み値を分析することにより回路システム10の性能を(例えば、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路12の論理演算を介して)試験等することができる。一例では、論理ウェーブパイプラインの同じ時点などにおいて個々の試験ベクトルをデータストリームに供給することにより、個々のウェーブパイプライン型組合せ論理回路の性能を試験して縮退故障または他の様々な故障条件を判断等するためのアルゴリズム(例えば、経路感知アルゴリズム)を実現することができる。
図1の例において、システム走査出力データSCOUTは単一のシリアルデータストリームとして論理監視システム18に提供される。なお、論理監視システム18は、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせとして実現されることにより本明細書に記載される機能を提供する。一例として、論理監視システム18は、走査チェーンの単一のシリアルデータストリーム内の位置および長さに応じてデータストリームの所与の1つを走査点デバイス16と関連付ける所定のマッピングシステムに基づいて、システム走査出力データSCOUTにおいて各走査経路14と関連付けられているデータストリーム(したがって、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路12の対応する入力)を識別し、そのデータストリームを分析することで、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路12の正しい動作を決定する。図1の例では、論理監視システム18は、モード信号SC_ENを供給することにより、回路システム10を通常動作モードまたは走査モードのいずれかに設定する。
図1の例において、論理監視システム18は、回路システム10を走査モードに設定してシステム走査出力データSCOUTを単一のシリアルデータストリームとして各走査点デバイス16により供給し、そのシステム走査出力データSCOUTをクロック信号CLKの所与のクロックサイクルで取り込むことにより、各ウェーブパイプライン型組合せ論理回路12に供給するデータストリームの値を取り込む。したがって、システム走査出力データSCOUTに対応するシリアルデータストリームで供給されたデータストリームの取り込み値が論理監視システム18によって分析されることにより回路システム10の性能が(例えば、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路12の論理演算を介して)試験される。データストリームに対応する試験ベクトルを単一のシリアルデータストリーム内で識別することにより、個々のウェーブパイプライン型組合せ論理回路12の性能を試験して縮退故障または他の様々な故障条件を判断等するためのアルゴリズム(例えば、図4の例においてより詳細に説明する経路感知アルゴリズム)を実現することができる。例えば、論理監視システム18は、システム走査出力データSCOUTに関連付けられた単一のシリアルデータストリームを受信した際に、その単一のシリアルデータストリームをシステム走査入力データSCINとして回路システム10に戻すことで、データストリームが取り込まれた所与のクロックサイクルでウェーブパイプライン型組合せ論理回路12を介して供給されるデータシーケンスに対応するデータストリームの値を復元する。
論理監視システム18は、各データストリームの値が各対応するウェーブパイプライン型組合せ論理回路12を介して戻されることに基づいて回路システム10の状態が完全に回復したことをクロック信号CLKの所定のクロックサイクル数で識別する。そして、論理監視システム18は、クロック信号CLKの所定のクロックサイクル数の間にわたって回路システム10を通常動作モードに戻すように切り替えた後、回路システム10を再度切り替えて走査モードに戻す。回路システム10を切り替えて走査モードに戻すと、システム走査出力データSCOUTに関連付けられた単一のシリアルデータストリームが各走査点デバイス16により供給されて論理監視システム18に戻され、クロック信号CLKの他の所与のクロックサイクル(例えば、次のクロックサイクル)でシステム走査出力データSCOUTが再び取り込まれることにより、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路12に供給するデータストリームの値が取り込まれる。したがって、データストリームの取り込み値の2つのセットがデータの「前」および「後」の断片として論理監視システム18により分析されることで、回路システム10の性能が(例えば、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路12の論理演算を介して)試験される。言い換えれば、論理監視システム18は、データストリームの2つのセット間の差を分析して、クロックサイクル数の差におけるウェーブパイプライン型組合せ論理回路12の論理演算を決定することで、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路12の性能を試験する。
さらに、図1の例では、論理監視システム18は、走査入力データSCINとしてシステム走査入力に供給される所定のシリアル試験ストリームを生成する自動試験パターン発生器(ATPG)20を含む。したがって、所定のシリアル試験ストリームは、走査モード中にウェーブパイプライン型組合せ論理回路12の動作を試験するための所定の試験ベクトルから導出される。図1の例では、論理監視システム18は、試験ベクトルを定義するデータに関連付けられた入力に対応する信号TV(例えば、VerilogまたはVHDLなどの外部ソフトウェアを介して生成される)を受信する。さらに、図1の例では、回路システム10は、通常動作モードにおける回路システム10の動作中に取得される通常動作モードにおけるデータを記憶するメモリ22を含む。例えば、回路システム10が走査モードに切り替えられることに応答しておよび/または回路システム10の試験中にメモリ22がディセーブルにされることにより、記憶されたデータの状態が走査モードの間にわたって保持される。その結果、メモリ22は、記憶されたデータの状態を走査モード中において維持する一方、論理監視システム18は、走査モードの間に供給された論理試験に対する応答を記憶することができる。したがって、ATPG20は、走査モード中に論理監視システム18を介して走査出力データSCOUTを分析することなどに基づいて、回路システム10に供給されるシーケンスを走査入力データSCINとして構成することができる。
さらに、論理監視システム18に関する試験ベクトルおよびその関連する応答は、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路12の試験動作に追加の情報を提供し得る。例えば、試験ベクトルおよび応答は、入力された単一のシリアルデータストリームSCINの試験ベクトルを試験対象のウェーブパイプライン型組合せ論理回路12の対応する論理に供給するのに必要なクロックサイクル数に対応するSCAN_IN動作の期間を決定し得る。別の例として、試験ベクトルおよび応答は、システム走査出力データSCOUTを走査経路14から完全に出力するのに必要なクロックサイクル数に対応するSCAN_OUT動作のクロック期間を決定し得る。また、別の例として、試験ベクトルおよび応答は、(例えば入力のいずれかの変化または入力のすべての変化で)連続的に供給された試験ベクトルについて通常動作モードで動作するウェーブパイプライン型組合せ論理回路12の論理ゲートの論理演算のクロックサイクル数および/または試験ベクトルが各走査点デバイス16を介してシステム走査出力データSCOUTとして供給されるクロックサイクル数に対応するRUN動作のクロック期間を決定し得る。したがって、論理監視システム18は、入力された単一のシリアルデータストリームSCINおよび走査出力データSCOUTを分析することに基づいて様々な情報を提供することができる。
図2は、ウェーブパイプライン走査システム50の一例を示す。ウェーブパイプライン走査システム50は、図1の例の回路システム10に関連付けられ得る。このため、以下の図2の例の説明では、図1の例を参照する。
ウェーブパイプライン走査システム50は、複数(Y個)の走査点デバイス52を含む。各走査点デバイス52は実質的に同一に構成されており、データストリームDT〜DTと走査データSC〜SCをそれぞれ受信するように構成されている。図2の例では、Y番目の走査点デバイス52は、データストリームDTと走査データSCのうち選択された1つをノード58に供給するモード信号SC_ENに基づいて、ウェーブパイプライン走査システム50に関連付けられたデータストリームDTと走査データSCとの間の選択を行うマルチプレクサとして示されている。図2の例では、モード信号SC_ENは、回路システム10の各走査点デバイス16と関連付けられており、すべての走査点デバイス16、したがって回路システム10を走査モードと通常動作モードとの間で切り替える。各走査点デバイス52は、対応するデータストリームDTおよび走査データSCのうちの一方を、対応するデータストリームDSとして出力ノードに供給する。したがって、図2の例では、Y番目の走査点デバイス52は、データストリームDTおよび走査データSCのうちの一方をデータストリームDSとして、Y番目の走査点デバイス52の出力に対応するノード58に供給する。
各走査点デバイス52の出力ノードは、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路60の対応する入力と、複数(Y個)の走査経路62のうちの1つの入力とにも対応する。したがって、図2の例では、ノード58がウェーブパイプライン型組合せ論理回路60の入力とY番目の走査経路62とに対応することにより、データストリームDSがウェーブパイプライン型組合せ論理回路60とY番目の走査経路62とに供給される。図2の例では、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路60は複数(Y個)の入力を含み、各入力がデータストリームDS〜DSのうちの対応する1つを受信する。したがって、図2の例では、データストリームDSはY番目の入力に供給される。例えば、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路60は、データストリームDS〜DSに対する論理演算を実行するウェーブパイプライン構成の論理デバイス(例えば、ウェーブパイプライン型論理ゲート)を含む。したがって、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路60は、データストリームDS〜DSに対する論理演算を実行して出力データストリームDTを1つまたは複数のそれぞれの出力に供給する。一例として、出力データストリームDTは、他のウェーブパイプライン走査システムに供給される入力データに対応し、1つまたは複数の追加の走査点デバイスは、モード信号SC_ENに応答してその出力データストリームDTと他の走査データとの間の選択を行う。
図2の例では、Y番目の走査経路62は、複数(N個)の遅延素子64を含む。遅延素子64は、データストリームDSの各ビットを順次伝播する種々の回路デバイスのうちのいずれかとして構成され得る。図2の例では、データストリームDSの伝播の時間シーケンスにおける最初のビットはビットXによって表され、各遅延素子60は、ノード58におけるデータストリームDSの現在のビットを代表するものとしてシーケンス内の次のビットからビットXまで供給する。一例として、遅延素子64は、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路60によって変更される「処理中」のデータストリームDSのビットX〜Xの時間方向シーケンスとしてデータストリームDSを順次クロッキングする。したがって、Y番目の走査経路62は、データストリームDSを伝播して走査データSCを供給する。一例として、走査データSCは、他のウェーブパイプライン走査システムに供給される走査データに対応し、他の走査点デバイスは、モード信号SC_ENに応答して入力データ(例えばデータDT)と走査データSCとの間の選択を行う。
図3は、回路システム100の別の例を示す。回路システム100は、図2の例のウェーブパイプライン走査システム50とそれぞれ実質的に同様に構成され得る複数のウェーブパイプライン走査システム102を含む。一例として、回路システム100は、図1の例の回路システム10に対応する。このため、以下の図3の例の説明では、図1および図2の例を参照する。
各ウェーブパイプライン走査システム102は、モード信号(例えば、モード信号SC_EN)に基づいて入力データと走査データとの間の選択を行う走査点デバイス(SPD)104を含む。上記したように、モード信号SC_ENは、回路システム100内のすべての走査点デバイス104と関連付けられており、すべての走査点デバイス104、したがって回路システム100の全体を走査モードと通常動作モードとの間で切り替える。したがって、走査点デバイス104は、入力データおよび走査データのうちの選択された一方をデータストリームDS〜DSで示されるデータストリームDSとして走査点デバイス104の出力に対応するノード106に提供する。図3の例では、回路システム100は、ノード106を介してデータストリームDS〜DSをそれぞれの入力で受信して図2の例の出力データストリームDTと同様に1つまたは複数の出力を供給するウェーブパイプライン型組合せ論理回路108を含む。
また、各ウェーブパイプライン走査システム102は、対応するノード106に接続された走査経路110を含む。ここでは、走査点デバイス104および走査経路110には1からZまでの番号が付けられている。なお、図3の例では一連のウェーブパイプライン走査システム102を示すが、種々の追加構成のうちの任意の構成で回路システム100全体に走査点デバイス104を分散させて単一の直列走査チェーンを同様に提供することもできる。例えば、走査点デバイス104は、メモリデバイス(例えば、キャッシュ、レジスタファイル、および/または様々な他の種類のいずれかのメモリ)の各入力および各出力に設けられ、それらの入力を制御してそれらの出力を監視する。また、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路108は、各入力および各出力に関連付けられた走査点デバイス104を有し、各走査点デバイス104は対応する走査経路110にデータストリームを供給する。
図3の例では、走査経路1を含む第1のパイプライン走査システム102は、回路システム100を含むICチップに供給される入力として、システム入力データDTINおよびシステム走査入力データSCINを受信する。例えば、システム入力データDTINは、回路外部の別個の装置から供給されてもよい。システム走査入力データSCINは、パイプライン型組合せ論理回路108の論理演算などに関して回路を試験するように実装された論理監視デバイス18から供給される。第1のパイプライン走査システム102の走査経路110は走査データSCを供給し、この走査データSCは走査経路2を含む第2のパイプライン走査システム102の走査点デバイス104に供給される。
図3の例では、走査経路2を含む第2のウェーブパイプライン走査システム102は、入力データDTおよび走査データSCを受信する。一例として、入力データDTは、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路108の出力からの入力データに対応する。第2のウェーブパイプライン走査システム102の走査経路110は走査データSCを供給し、この走査データSCは走査経路3を含む第3のウェーブパイプライン走査システム102の走査点デバイス104に供給される。したがって、複数のウェーブパイプライン走査システム102は、走査経路Zを含み入力データDTおよび走査データSCを受信する最後のウェーブパイプライン走査システム102まで同様に構成されている。一例として、入力データDTは、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路108の出力から供給される入力データに対応する。最後のウェーブパイプライン走査システム102の走査経路110は、回路出力走査データSCOUTを、例えば回路システム100から論理監視システム18への単一のシリアルデータストリームとして供給する。
したがって、図3の例において、各ウェーブパイプライン走査システム102は、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路108の1つの入力または出力に関連付けられている。図3の例では、走査経路110は、ウェーブパイプライン走査システム102に関して(例えば、図示された1〜Zの順序で)順に示されている。各走査経路110内の遅延素子の数は、その走査経路自身の入力とウェーブパイプライン型組合せ論理回路108のいずれかの出力との間の最大規定経路長に関連付けられたクロックサイクル数以上であり、これはその走査経路の入力に依存し得る。
したがって、走査点デバイス104が(例えば、モード信号SC_ENにより)走査モードに設定されると、ウェーブパイプライン走査システム102の各々の走査経路110はそれら走査点デバイス104を介して互いに直列に配置されて走査チェーンを形成する。そして、走査経路110は、各ウェーブパイプライン型組合せ論理回路108に関連付けられたデータストリームDSを伝播して、回路システム100から論理監視システム18にシステム走査出力データSCOUTを単一のシリアルデータストリームとして供給する。したがって、システム走査出力データSCOUTがクロック信号CLKの所与のクロックサイクルなどの所与の時間に取り込まれることで、各ウェーブパイプライン型組合せ論理回路108に供給されるデータストリームの値が取り込まれる。各走査経路110の配置が、対応するウェーブパイプライン型組合せ論理回路108に対して予め既知とされることで、システム走査出力データSCOUTに対応する取り込まれた単一シリアルデータストリーム内の特定のデータストリームDSの識別が可能となる。したがって、システム走査出力データSCOUTに対応するシリアルデータストリームで供給されたデータストリームDSの取り込み値が分析されることにより回路システム100の性能が(例えば、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路108の論理演算を介して)試験される。
図4は、回路システム150のさらに別の例を示す。一例として、回路システム150は、図2の例におけるウェーブパイプライン走査回路50に対応し得る。回路システム150は、第1の走査点デバイス152と、第2の走査点デバイス154と、第3の走査点デバイス156とを含む。第1の走査点デバイス152は、入力データDTY1と走査データSCY1との間の選択を(例えばモード信号SC_ENにより)行って第1のデータストリームDSA1を供給する。第2の走査点デバイス154は、入力データDTY2と走査データSCY2との間の選択を(例えばモード信号SC_ENにより)行って第2のデータストリームDSA2を供給する。第3の走査点デバイス156は、入力データDTY3と走査データSCY3との間の選択を(例えばモード信号SC_ENにより)行って第3のデータストリームDSA3を供給する。データストリームDSA1,DSA2,DSA3はウェーブパイプライン型組合せ論理回路158に供給される。ウェーブパイプライン型組合せ論理回路158は、第1および第3のデータストリームDSA1,DSA3を受信してデータBを供給する第1のANDゲート160と、第1および第2のデータストリームDSA1,DSA2を受信してデータBを供給する第2のANDゲート162と、第2および第3のデータストリームDSA2,DSA3を受信してデータBを供給する第3のANDゲート164とを含む。また、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路158は、データB,Bを受信してデータCを供給する第1のXORゲート166と、データBを受信してデータCを供給するバッファ168と、データB,Bを受信してデータCを供給する第2のXORゲート170とを含む。ウェーブパイプライン型組合せ論理回路158はさらに、データC,C,Cを受信して出力データDTZ1を供給する出力ANDゲート172と、データC,C,Cを受信してデータDTZ2を供給する出力ORゲート174とを含む。出力データDTZ1,DTZ2はそれぞれ走査点デバイス176,178に供給される。走査点デバイス176は、データDTZ1または走査データSCZ1に基づいてデータストリームDSD1を供給し、走査点デバイス178は、データDTZ2または走査データSCZ2に基づいてデータストリームDSD2を供給する。
また、回路システム150は、第1の走査点デバイス152からデータストリームDSA1を受信する第1の走査経路180と、第2の走査点デバイス154からデータストリームDSA2を受信する第2の走査経路182と、第3の走査点デバイス156からデータストリームDSA3を受信する第3の走査経路184とを含む。各走査経路180,182,184は複数(N個)の遅延素子186を含む。例えば、N個の遅延素子は、関連する回路内のウェーブパイプライン型組合せ論理回路の最大規定経路長に関連付けられたクロックサイクル数に対応する。別の例として、あるビットがDSA1からDTZ1,DTZ2のさらに先に伝播するのに30クロックサイクルかかるが、他の入力DSA2,DSA3からは3サイクルのみである場合、走査経路180の数Nは少なくとも30である必要がある。遅延素子186は、データストリームDSA1,DSA2,DSA3の各ビットを順次伝搬する種々の回路デバイスのうちのいずれかとして構成することができる。一例として、走査経路180,182,184の遅延素子186は、それぞれデータストリームDSA1,DSA2,DSA3を順次クロッキングして一連のビットとして伝播するデータラッチであり、この一連のビットは走査経路180からはデータストリームDSA1に対応する走査データSCA1として供給され、走査経路182からはデータストリームDSA2に対応する走査データSCA2として供給され、走査経路184からはデータストリームDSA3に対応する走査データSCA3として供給される。一例として、走査データSCA1,SCA2,SCA3のセットは、他の1つまたは複数のウェーブパイプライン走査システムに供給される。
一例として、走査点デバイス152,154,156は、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路158の論理演算性能を試験するために(例えば、モード信号SC_ENにより)走査モードに設定される。一例として、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路158は、ANDゲート160,162,164と、XORゲート166,170と、バッファ168と、出力ANDゲート172と、出力ORゲート174とを含み、この論理回路158内の各論理素子は、1クロックサイクルの遅延を有する。例えば、データストリームDSA1の第1ビットは論理1に設定され、データストリームDSA3の第1ビットは論理0に設定され、データストリームDSA2の第1ビットがXである。ここで、Xは変数(論理0または論理1)である。一例として、走査データSCA1,SCA2,SCA3を含む単一のシリアルデータストリームを受信する関連する論理監視システムは、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路158の論理演算を試験するための経路感知アルゴリズムを実装する。一例として、経路感知アルゴリズムは、変数X(またはその補数)がウェーブパイプライン型組合せ論理回路158の経路に沿った各ノードに現れるようにウェーブパイプライン型組合せ論理回路を制御する。変数X(またはその補数)が経路の終端で観察された場合、論理監視システムは経路全体が縮退故障を含まないと判定する。
例えば、各データストリームDSA1,DSA2,DSA3のビットに対応するビットを有する3つの試験ベクトル1X0,0X1,X01は、パイプライン型組合せ論理回路158を完全に診断可能な5つの試験ベクトル100,110,001,011,101をもたらす。図4の例では、パイプライン型組合せ論理回路158が各走査点デバイス152,154,156から各走査点デバイス176,178まで同じ経路長、すなわち3を有すると仮定する。さらに、走査点デバイス176,178に接続された走査チェーンの長さも3以上の長さを有すると仮定する。3つの試験ベクトルが走査モードで順に走査され、次いで、回路システム150が3クロックサイクルの間、実行モードに切り替えられることで、走査点デバイス176,178の遅延チェーンにその結果が記録される。その後、回路システム158が切り替えられて走査モードに戻されることで、試験結果が回路システム150から送出される。
図5は、ウェーブパイプライン走査システム250の別の例を示す。一例として、回路システム250は、図2の例のウェーブパイプライン走査回路50に対応し得る。図6の例では、ウェーブパイプライン走査システム250は、RQL回路システムに関連付けられている。
ウェーブパイプライン走査システム250は、ウェーブパイプライン走査システム250に関連付けられた入力データDTと走査データSCとの間の選択をモード信号SC_ENに基づいて行う走査点デバイス252を含む。一例として、入力データDTおよび走査データSCはRQLデータであり、一連のSFQパルスとして供給される(例えば、論理1の場合は所与のクロックサイクルでSFQパルスが存在し、論理2の場合は所与のクロックサイクルでSFQパルスが存在しない)。走査点デバイス252は、走査点デバイス252の出力に対応するノード254において、入力データDTおよび走査データSCのうちの一方をデータストリームDSとして供給する。
また、ノード254は、RQLウェーブパイプライン型組合せ論理回路256の1つの入力と走査経路258の入力とに対応する。したがって、データストリームDSは、RQLウェーブパイプライン型組合せ論理回路256と、走査経路258の各々とに提供される。図5の例では、RQLウェーブパイプライン型組合せ論理回路256は、データストリームDSに対する論理演算を組み合わせ方式にて実行する少なくとも1つのRQL論理ゲートのウェーブパイプライン構成を含む。したがって、RQLウェーブパイプライン型組合せ論理回路256は、データストリームDSに対する論理演算をRQL論理ゲートにより実行することで1つまたは複数のそれぞれの出力に出力データDTを提供する。一例として、各データストリームDTは他のウェーブパイプライン走査システムに供給される入力データに対応し、他の走査点デバイスはモード信号SC_ENに応答してそのデータストリームDTと他の走査データとの間の選択を行う。
図5の例では、走査経路258は、複数(N個)の遅延素子262を含む(Nは正の整数である)。図5の例では、遅延素子262は、直交クロック信号ACに基づいてデータストリームDSの各ビット(例えば、SFQパルス)を順次伝搬するJTLとして示されている。図5の例では、データストリームDSの伝播の時間シーケンスにおける最初のビットはビットXによって表され、各遅延素子60は、ノード258におけるデータストリームDSの現在のビットを代表するものとしてシーケンス内の次のビットからビットXまで供給する。図5の例では、N番目の遅延素子262が拡大図においてJTL264として示されている。一例として、すべての遅延素子262は、JTL264と実質的に同様(例えば、実質的に同一)に構成されている。
図5の例では、JTL264に供給されるクロック信号ACは、同相クロック信号ACおよび直交位相クロック信号ACを含むものとして示されている。JTL264は、第1の変圧器T、第1のインダクタL、第2のインダクタL、および第1のジョセフソン接合Jを含む。また、JTL264は、第2の変圧器T、第3のインダクタL、第4のインダクタL、および第2のジョセフソン接合Jを含む。また、JTL264は、第3の変圧器T、第5のインダクタL、第6のインダクタL、および第3のジョセフソン接合Jを含む。JTL264はさらに、第4の変圧器T、第7のインダクタL、第8のインダクタL、および第4のジョセフソン接合Jを含む。変圧器T,Tはそれぞれ同相クロック信号ACが流れる一次巻線L1_1,L1_3を含み、変圧器T,Tはそれぞれ直交位相クロック信号ACが流れる一次巻線L1_2,L1_4を含む。変成器T,Tは同相クロック信号ACをJTL264に誘導結合し、変成器T,Tは直交位相クロック信号ACをJTL264に誘導結合する。したがって、同相クロック信号ACに応答して、第1の変圧器Tは二次巻線L2_1を介してバイアス電流IB1を生成し、第3の変圧器Tは二次巻線L2_3を介してバイアス電流IB3を生成する。同様に、直交位相クロック信号ACに応答して、第2の変圧器Tは二次巻線L2_2を介してバイアス電流IB2を生成し、第4の変圧器Tは二次巻線L2_4を介してバイアス電流IB4を生成する。
したがって、各遅延素子262がJTL264として配置されることに基づいて、走査経路258はデータストリームDSを伝播して走査データSCを供給する。一例として、走査データSCは、他のウェーブパイプライン走査システムに供給される走査データに対応し、他の走査点デバイスは、モード信号SC_ENに応答して入力データ(例えば、データDT)と走査データSCとの間の選択を行う。一例として、データストリームの走査は、本明細書に記載されるRQL回路にて実質的に同様に実行される。
なお、ウェーブパイプライン走査システム250を図5の例に限定することは意図していない。例えば、ウェーブパイプライン走査システム250は、JTL264として構成される遅延素子262を示しているが、受動伝送線路(PTL)デバイス、RQL_Dフリップフロップ、バッファ(例えば、循環バッファ)、または他の任意の様々な種類の遅延デバイスなど、他の種類の遅延素子とすることもできる。また、JTL264は、トランジスタT〜Tの構成に基づいてバイアスされることに限定されず、他のバイアス構成(例えばデルタ形またはY形バイアス構成)を使用することもできる。したがって、ウェーブパイプライン走査システム250は様々な方法で構成することができる。
本発明の種々の態様による方法は、上記の構造的および機能的な特徴を考慮して、図6を参照することによりさらに理解され得る。説明を簡単にするために、図6の方法を順番に実行するものとして図示し説明するが、本発明は例示された順序に限定されるものではなく、いくつかの態様は、本発明に従って、図示し説明するものとは異なる順序でおよび/または図示し説明するものとは別の態様と同時に生じ得る。さらに、本発明の一態様による方法を実施するために、例示されたすべての特徴が必要とされるわけではない。
図6は、回路システム(例えば、回路システム10)内のデータを監視するための方法300の一例を示す。302において、複数のデータシーケンスの各々(例えば、入力データDTおよび走査データSC)は、複数の走査点デバイス(例えば、走査点デバイス16)のそれぞれを介して複数の走査経路のうちの1つ(例えば、走査経路14)とウェーブパイプライン型組合せ論理回路(例えば、ウェーブパイプライン型組合せ論理回路12)のそれぞれの入力とに供給される。ウェーブパイプライン型組合せ論理回路は、入力ノード(例えば、入力ノード58)と少なくとも1つの出力ノードとの間に少なくとも1つの論理ゲートを含み、入力ノードにおいて受信したデータシーケンスに対する論理演算を実行するように構成されている。304において、複数のウェーブパイプライン型組合せ論理回路の各々により複数のデータシーケンスの各々に対する論理演算が実行される。306において、複数の走査点デバイスの各々がモード信号(例えば、モード信号SC_EN)に応答して通常動作モードから走査モードに切り替えられる。308において、複数のデータシーケンスに対応するシリアルデータストリーム(例えば、データストリームDS)が複数の走査経路の各々に回路システムの走査出力から複数の走査点デバイスの各々を介して伝播される。310において、クロック信号の所与のクロックサイクルにおける複数のデータシーケンスの値が、走査出力に接続された論理監視システム(例えば、論理監視システム18)によりシリアルデータストリームに基づいて分析される。
本明細書に開示されるシステムおよび方法の一部は、上記した構造的および機能的な説明を考慮して、方法、データ処理システム、または非一時的コンピュータ可読媒体などのコンピュータプログラム製品として具現化することができる。したがって、本明細書に開示されるアプローチのこれらの部分は、完全にハードウェアとする実施形態、完全にソフトウェアとする実施形態(例えば、非一時的機械可読媒体)、またはソフトウェアとハードウェアとを組み合わせた実施形態を取り得る。さらに、本明細書に開示されるシステムおよび方法の一部は、媒体上にコンピュータ可読プログラムコードを有するコンピュータが使用可能な記憶媒体上のコンピュータプログラム製品であり得る。コンピュータ可読媒体としては、静的および動的記憶デバイス、ハードディスク、光記憶デバイス、ならびに磁気記憶デバイスを含むがこれらに限定されない任意の適切なコンピュータ可読媒体を利用することができる。
本明細書では、方法、システム、およびコンピュータプログラム製品のブロック図を参照して特定の実施形態を説明している。図示したブロックおよびブロックの組み合わせは、コンピュータ実行可能命令によって実施することができる。これらのコンピュータ実行可能命令は、汎用コンピュータ、特殊用途コンピュータ、または他のプログラム可能データ処理装置(または、デバイスと回路との組み合わせ)の1つまたは複数のプロセッサに供給されて、その1つまたは複数のプロセッサによって実行する命令が1つまたは複数のブロックで指定された機能を実現するように機械を作動させる。
これらのコンピュータ実行可能命令は、コンピュータまたは他のプログラム可能データ処理装置を特定の方法で機能させることができるコンピュータ可読メモリに記憶することもでき、そのコンピュータ可読メモリに格納された命令によりフローチャートブロックまたはブロック群で指定された機能を実現することができる。また、コンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは他のプログラム可能データ処理装置にロードされ、そのコンピュータまたは他のプログラム可能装置に一連の演算ステップを実行させて、コンピュータによる処理を生じさせることにより、コンピュータまたは他のプログラム可能装置上で実行する命令により、フローチャートブロックまたはブロック群で指定された機能を実現するためのステップを提供してもよい。
上記の説明は本発明の例である。当然のことながら、本発明を説明する目的で構成要素または方法の考えられるすべての組み合わせを説明することは不可能であるが、当業者は本発明の多くのさらなる組み合わせおよび置換が可能であることを認識し得る。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲を含む本出願の範囲内に含まれるすべてのそのような変更、修正、および変形を包含することが意図されている。
本開示に含まれる技術的思想を以下に記載する。
(付記1)
回路システムであって、
入力ノードと少なくとも1つの出力ノードとの間に少なくとも1つの論理ゲートを含み、前記入力ノードにおいて受信したデータシーケンスに対する論理演算を実行するように構成されたウェーブパイプライン型組合せ論理回路と、
前記入力ノードに接続され、前記入力ノードから走査経路出力に前記データシーケンスを伝播して、前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に供給された前記データシーケンスの値をシリアルデータストリームとして取り込むように構成された少なくとも1つの遅延素子を含む走査経路と、
入力データと走査データのうちの一方を通常動作モードと走査モードのうちの対応する一方において前記入力ノードを介して前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路および前記走査経路に前記データシーケンスとして送るように構成された走査点デバイスと、
を備える回路システム。
(付記2)
前記走査経路は、前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路の対応する入力に接続された複数の走査経路のうちの第1の走査経路であり、前記複数の走査経路の各々は少なくとも1つの遅延素子を含み、前記走査点デバイスは、前記複数の走査経路を前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に相互接続する複数の走査点デバイスであり、前記複数の走査経路は前記複数の走査点デバイスのそれぞれを介して前記走査モードで直列に配置されて走査チェーンを形成し、当該走査チェーンを介して前記シリアルデータストリームが前記回路システムに関連付けられたシステム走査入力とシステム走査出力との間で伝播されることにより前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に提供された前記データシーケンスの値が取り込まれる、付記1に記載の回路システム。
(付記3)
前記複数の走査経路の各々は、前記入力ノードから前記少なくとも1つの出力ノードのうちの1つまでの最大パイプライン段数以上の数を満たす複数の遅延素子を含む、付記2に記載の回路システム。
(付記4)
前記複数の走査点デバイスの各々は、前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路の出力に接続されて前記入力データを受信するように構成された第1入力と、前記複数の走査経路のうちの1つの走査経路出力に接続されて前記走査データを受信するように構成された第2入力とを含むマルチプレクサであって、モード信号の値に基づいて、前記通常動作モードで前記データシーケンスを前記入力データとして供給し、前記走査モードで前記データシーケンスを前記走査データとして供給するように構成されたマルチプレクサを含む、付記2に記載の回路システム。
(付記5)
前記複数の走査経路の各々における前記少なくとも1つの遅延素子の各々は、クロック信号の約1クロックサイクルに関する遅延を有し、前記複数の走査経路の各々は、前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路の対応する入力に供給された対応するデータシーケンスの値を所与のクロックサイクルで取り込むように構成されている、付記2に記載の回路システム。
(付記6)
前記回路システムにクロック信号が連続的に供給され、前記回路システムは、前記クロック信号を中断することなく前記通常動作モードと前記走査モードとを切り替えて前記回路システムの走査をフルスピードで行うように構成されている、付記2に記載の回路システム。
(付記7)
前記シリアルデータストリームは、前記システム走査出力から論理監視システムに出力され、前記論理監視システムは、前記シリアルデータストリームを評価するように構成されており、前記システム走査入力は、前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路の対応する入力に供給される前記データシーケンスの値を所与のクロックサイクルで復元するべく、前記論理監視システムから供給された前記シリアルデータストリームを受信するように構成されている、付記2に記載の回路システム。
(付記8)
前記論理監視システムは、前記複数の走査点デバイスの各々に供給されるモード信号を供給するように構成されており、前記論理監視システムは、前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に供給された前記データシーケンスの値が復元されたことに応答して少なくとも1クロックサイクルの間にわたり前記回路システムを前記モード信号によって前記走査モードから前記通常動作モードに切り替え、その後、前記少なくとも1クロックサイクルの間にわたる前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路の動作後に、前記回路システムを前記モード信号によって前記通常動作モードから前記走査モードに切り替え、前記シリアルデータストリームを前記論理監視システムに戻して前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に供給される前記データシーケンスの値を取り込むことによって論理試験を支援するように構成されている、付記7に記載の回路システム。
(付記9)
前記論理監視システムは、前記システム走査入力に供給する所定のシリアル試験ストリームを生成して、前記走査モード中に前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に前記所定のシリアル試験ストリームを前記データシーケンスとして供給するように構成されている、付記7に記載の回路システム。
(付記10)
前記回路システムは、モード信号によって前記走査モード中にディセーブルにされる少なくとも1つの内部メモリデバイスを含む、付記2に記載の回路システム。
(付記11)
前記回路システムはレシプロカル量子論理(RQL)回路として構成されている、付記1に記載の回路システム。
(付記12)
回路システムにおけるデータを監視する方法をコンピュータによる実行時に実現するように構成されたコンピュータ可読媒体であって、当該方法が、
複数のデータシーケンスの各々を、複数の走査点デバイスのそれぞれを介して、複数の走査経路の対応する1つとウェーブパイプライン型組合せ論理回路のそれぞれの入力とに供給することであって、前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路は、入力ノードと少なくとも1つの出力ノードとの間に少なくとも1つの論理ゲートを含み、前記入力ノードにおいて受信したデータシーケンスに対する論理演算を実行するように構成されている、前記複数のデータシーケンスの各々を供給すること、
前記複数のデータシーケンスの各々に対する論理演算を実行すること、
モード信号に応答して前記複数の走査点デバイスの各々を通常動作モードから走査モードに切り替えること、
前記複数のデータシーケンスに対応するシリアルデータストリームを、前記複数の走査経路の各々に前記回路システムのシステム走査出力から前記複数の走査点デバイスの対応する1つを介して伝播させること、
クロック信号の所与のクロックサイクルにおける前記複数のデータシーケンスの値を前記システム走査出力に接続された論理監視システムにより前記シリアルデータストリームに基づいて分析すること、
を備える、コンピュータ可読媒体。
(付記13)
前記シリアルデータストリームを前記論理監視システムから前記回路システムのシステム走査入力に供給して前記複数のデータシーケンスの値を所与のクロックサイクルにおける前記複数のデータシーケンスの値に復元することをさらに備える、付記12に記載のコンピュータ可読媒体。
(付記14)
前記モード信号に応答して前記複数の走査点デバイスの各々を前記走査モードから前記通常動作モードに切り替えること、
前記クロック信号の少なくとも後続の1クロックサイクル後に前記モード信号に応答して前記複数の走査点デバイスの各々を前記通常動作モードから前記走査モードに切り替えること、
前記クロック信号に基づいて、前記シリアルデータストリームを前記複数の走査経路の各々に前記回路システムのシステム走査出力から前記複数の走査点デバイスの対応する1つを介して伝播させること、
前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に関連付けられた前記データシーケンスの値を前記論理監視システムにより分析すること、
を備える、付記13に記載のコンピュータ可読媒体。
(付記15)
前記回路システムに関連付けられたメモリを前記走査モードでディセーブルにすること、
前記メモリに関連付けられた所定の試験データに少なくとも一部が対応する所定のシリアル試験ストリームを生成すること、
前記所定のシリアル試験ストリームを前記回路システムのシステム走査入力に供給して前記走査モード中に前記所定のシリアル試験ストリームを前記データシーケンスとして前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に供給すること、
を備える、付記12に記載のコンピュータ可読媒体。
(付記16)
前記複数の走査経路の各々は、前記入力ノードから前記少なくとも1つの出力ノードのうちの対応する1つまでの最大パイプライン段数以上の数を満たす複数の遅延素子を含む、付記12に記載のコンピュータ可読媒体。
(付記17)
前記回路システムは、レシプロカル量子論理(RQL)回路として構成されており、
前記複数の走査経路の各々における遅延素子群として構成された複数のジョセフソン伝送線路(JTL)の各々にACクロック信号を供給することをさらに備える、付記12に記載のコンピュータ可読媒体。
(付記18)
レシプロカル量子論理(RQL)回路システムであって、
複数の入力ノードのうちの1つと少なくとも1つの出力ノードとの間に少なくとも1つのRQL論理ゲートを含み、前記入力ノードにおいて受信した単一磁束量子(SFQ)パルスのデータシーケンスに対する論理演算を実行するように構成されたウェーブパイプライン型組合せ論理回路と、
複数の走査経路であって、前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に関連付けられた前記複数の入力ノードのうちの対応する1つに各々接続された複数の走査経路と、
入力データと走査データのうちの一方を通常動作モードと走査モードのうちの対応する一方において前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路と前記複数の走査経路とに前記データシーケンスとして供給するように構成された複数の走査点デバイスであって、前記複数の走査経路は、前記複数の走査点デバイスを介して前記走査モードで直列に結合されて前記回路システムに関連付けられたシステム走査入力とシステム走査出力との間に走査チェーンを形成し、当該走査チェーンは、前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路の前記複数の入力ノードの各々に供給された前記データシーケンスに対応するシリアルデータストリームを前記回路システム内で伝播して前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に供給された前記データシーケンスの値を取り込むように構成されている、前記複数の走査点デバイスと、
を備えるレシプロカル量子論理(RQL)回路システム。
(付記19)
前記シリアルデータストリームは、前記システム走査出力から論理監視システムに出力され、前記論理監視システムは、前記シリアルデータストリームを評価するように構成されており、前記システム走査入力は、前記複数の走査点デバイスのうちの第1の走査点デバイスに関連付けられており、前記論理監視システムから供給される前記シリアルデータストリームを受信して前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に供給される前記データシーケンスの値を前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に供給される前記データシーケンスの値に復元するように構成されている、付記18に記載のRQL回路システム。
(付記20)
前記論理監視システムは、前記複数の走査点デバイスの各々に供給されるモード信号を供給するように構成されており、前記論理監視システムは、前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に供給された前記データシーケンスの値が復元されたことに応答して少なくとも1クロックサイクルの間にわたり前記回路システムを前記モード信号によって前記走査モードから前記通常動作モードに切り替え、その後、前記少なくとも1クロックサイクルの間にわたる前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路の動作後に、前記回路システムを前記モード信号によって前記通常動作モードから前記走査モードに切り替え、前記シリアルデータストリームを前記論理監視システムに戻して前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に供給される前記データシーケンスの値を取り込むことによって論理試験を支援するように構成されている、付記19に記載のRQL回路システム。

Claims (15)

  1. 回路システムであって、
    入力ノードと少なくとも1つの出力ノードとの間に少なくとも1つの論理ゲートを含み、前記入力ノードにおいて受信したデータシーケンスに対する論理演算を実行するように構成されたウェーブパイプライン型組合せ論理回路と、
    前記入力ノードに接続され、前記入力ノードから走査経路出力に前記データシーケンスを伝播して、前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に供給された前記データシーケンスの値をシリアルデータストリームとして取り込むように構成された少なくとも1つの遅延素子を含む走査経路と、
    入力データと走査データのうちの一方を通常動作モードと走査モードのうちの対応する一方において前記入力ノードを介して前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路および前記走査経路に前記データシーケンスとして送るように構成された走査点デバイスと、
    を備える回路システム。
  2. 前記走査経路は、前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路の対応する入力に接続された複数の走査経路のうちの第1の走査経路であり、前記複数の走査経路の各々は少なくとも1つの遅延素子を含み、前記走査点デバイスは、前記複数の走査経路を前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に相互接続する複数の走査点デバイスであり、前記複数の走査経路は前記複数の走査点デバイスのそれぞれを介して前記走査モードで直列に配置されて走査チェーンを形成し、当該走査チェーンを介して前記シリアルデータストリームが前記回路システムに関連付けられたシステム走査入力とシステム走査出力との間で伝播されることにより前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に提供された前記データシーケンスの値が取り込まれる、請求項1に記載の回路システム。
  3. 前記複数の走査経路の各々は、前記入力ノードから前記少なくとも1つの出力ノードのうちの1つまでの最大パイプライン段数以上の数を満たす複数の遅延素子を含む、請求項2に記載の回路システム。
  4. 前記複数の走査点デバイスの各々は、前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路の出力に接続されて前記入力データを受信するように構成された第1入力と、前記複数の走査経路のうちの1つの走査経路出力に接続されて前記走査データを受信するように構成された第2入力とを含むマルチプレクサであって、モード信号の値に基づいて、前記通常動作モードで前記データシーケンスを前記入力データとして供給し、前記走査モードで前記データシーケンスを前記走査データとして供給するように構成されたマルチプレクサを含む、請求項2に記載の回路システム。
  5. 前記複数の走査経路の各々における前記少なくとも1つの遅延素子の各々は、クロック信号の約1クロックサイクルに関する遅延を有し、前記複数の走査経路の各々は、前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路の対応する入力に供給された対応するデータシーケンスの値を所与のクロックサイクルで取り込むように構成されている、請求項2に記載の回路システム。
  6. 前記回路システムにクロック信号が連続的に供給され、前記回路システムは、前記クロック信号を中断することなく前記通常動作モードと前記走査モードとを切り替えて前記回路システムの走査をフルスピードで行うように構成されている、請求項2に記載の回路システム。
  7. 前記シリアルデータストリームは、前記システム走査出力から論理監視システムに出力され、前記論理監視システムは、前記シリアルデータストリームを評価するように構成されており、前記システム走査入力は、前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路の対応する入力に供給される前記データシーケンスの値を所与のクロックサイクルで復元するべく、前記論理監視システムから供給された前記シリアルデータストリームを受信するように構成されている、請求項2に記載の回路システム。
  8. 前記論理監視システムは、前記複数の走査点デバイスの各々に供給されるモード信号を供給するように構成されており、前記論理監視システムは、前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に供給された前記データシーケンスの値が復元されたことに応答して少なくとも1クロックサイクルの間にわたり前記回路システムを前記モード信号によって前記走査モードから前記通常動作モードに切り替え、その後、前記少なくとも1クロックサイクルの間にわたる前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路の動作後に、前記回路システムを前記モード信号によって前記通常動作モードから前記走査モードに切り替え、前記シリアルデータストリームを前記論理監視システムに戻して前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に供給される前記データシーケンスの値を取り込むことによって論理試験を支援するように構成されている、請求項7に記載の回路システム。
  9. 前記論理監視システムは、前記システム走査入力に供給する所定のシリアル試験ストリームを生成して、前記走査モード中に前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に前記所定のシリアル試験ストリームを前記データシーケンスとして供給するように構成されている、請求項7に記載の回路システム。
  10. 前記回路システムはレシプロカル量子論理(RQL)回路として構成されている、請求項1に記載の回路システム。
  11. 回路システムにおけるデータを監視する方法をコンピュータによる実行時に実現するように構成されたコンピュータ可読媒体であって、当該方法が、
    複数のデータシーケンスの各々を、複数の走査点デバイスのそれぞれを介して、複数の走査経路の対応する1つとウェーブパイプライン型組合せ論理回路のそれぞれの入力とに供給することであって、前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路は、入力ノードと少なくとも1つの出力ノードとの間に少なくとも1つの論理ゲートを含み、前記入力ノードにおいて受信したデータシーケンスに対する論理演算を実行するように構成されている、前記複数のデータシーケンスの各々を供給すること、
    前記複数のデータシーケンスの各々に対する論理演算を実行すること、
    モード信号に応答して前記複数の走査点デバイスの各々を通常動作モードから走査モードに切り替えること、
    前記複数のデータシーケンスに対応するシリアルデータストリームを、前記複数の走査経路の各々に前記回路システムのシステム走査出力から前記複数の走査点デバイスの対応する1つを介して伝播させること、
    クロック信号の所与のクロックサイクルにおける前記複数のデータシーケンスの値を前記システム走査出力に接続された論理監視システムにより前記シリアルデータストリームに基づいて分析すること、
    を備える、コンピュータ可読媒体。
  12. 前記シリアルデータストリームを前記論理監視システムから前記回路システムのシステム走査入力に供給して前記複数のデータシーケンスの値を所与のクロックサイクルにおける前記複数のデータシーケンスの値に復元すること
    前記モード信号に応答して前記複数の走査点デバイスの各々を前記走査モードから前記通常動作モードに切り替えること、
    前記クロック信号の少なくとも後続の1クロックサイクル後に前記モード信号に応答して前記複数の走査点デバイスの各々を前記通常動作モードから前記走査モードに切り替えること、
    前記クロック信号に基づいて、前記シリアルデータストリームを前記複数の走査経路の各々に前記回路システムのシステム走査出力から前記複数の走査点デバイスの対応する1つを介して伝播させること、
    前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に関連付けられた前記データシーケンスの値を前記論理監視システムにより分析すること、
    を備える、請求項11に記載のコンピュータ可読媒体。
  13. 前記回路システムに関連付けられたメモリを前記走査モードでディセーブルにすること、
    前記メモリに関連付けられた所定の試験データに少なくとも一部が対応する所定のシリアル試験ストリームを生成すること、
    前記所定のシリアル試験ストリームを前記回路システムのシステム走査入力に供給して前記走査モード中に前記所定のシリアル試験ストリームを前記データシーケンスとして前記ウェーブパイプライン型組合せ論理回路に供給すること、
    を備える、請求項11に記載のコンピュータ可読媒体。
  14. 前記複数の走査経路の各々は、前記入力ノードから前記少なくとも1つの出力ノードのうちの対応する1つまでの最大パイプライン段数以上の数を満たす複数の遅延素子を含む、
    請求項11に記載のコンピュータ可読媒体。
  15. 前記回路システムは、レシプロカル量子論理(RQL)回路として構成されており、
    前記複数の走査経路の各々における遅延素子群として構成された複数のジョセフソン伝送線路(JTL)の各々にACクロック信号を供給することをさらに備える、請求項11に記載のコンピュータ可読媒体。
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