JP6708105B2 - 情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理方法に係り、特にドキュメント読み取りの処理を実行する情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理方法に関する。
従来から、文書や画像を印刷可能な複合機(Multifunctional Peripheral, MFP)等の画像形成装置が存在する。
一方、特許文献1を参照すると、コンピュータネットワークに接続された、省電力モードを有する複数のプリンターによる分散処理を管理するサーバーのダイナミックジョブスケジューラ(DJS)により、それらプリンターの機器情報及び動作状況を取得し、機器情報および動作状況に基づき、分散処理の対象機器を選択して、分散処理の要求元であるクライアントPCのタスクマネージャ(TM)に通知するシステムが記載されている。
特許文献1の技術は、機器の省電力モードおよび省電力モードへの移行を考慮した分散処理を行うことができる。
特開2006−343955号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、省電力処理のため、ジョブの分散処理を行う技術であった。
このため、ドキュメント読取装置により読み取られたドキュメントのデータについての一連のタスクであるワークフローの実行においては、効率的に分散処理させることができなかった。結果として、ワークフローのタスクの実行完了までの待ち時間が長くなっていた。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであって、上述の問題点を解消する画像形成装置を提供することを課題とする。
本発明の情報処理装置は、ドキュメント読取装置との間でデータを送受信可能な情報処理装置であって、前記ドキュメント読取装置の性能や機能に関する情報であり、使用可能であるか否かについての情報を含む性能情報を取得する性能情報取得部と、前記性能情報取得部により取得された前記性能情報に対応して、前記ドキュメント読取装置により読み取られたドキュメントのデータについての一連のタスクであるワークフローについての処理の流れの設定を含むワークフロー情報を、自装置及び前記ドキュメント読取装置のいずれかで実行させるか判断して分担させるタスク分担部と、前記タスク分担部にて、前記ワークフロー情報と取得された前記性能情報とを参照し、前記ドキュメント読取装置が前記ワークフローに含まれる各前記タスクの実行が可能であるか否か、当該タスクの少なくとも実行時間について判断し、該判断の結果により、前記自装置で実行すると判断された前記タスクを前記自装置で実行させ、前記ドキュメント読取装置で実行すると判断された前記タスクを前記ドキュメント読取装置で実行させ、一連の前記タスクとして処理させるタスク実行制御部とを備えることを特徴とする。
本発明の情報処理装置は、前記タスク分担部は、前記性能情報により、前記ドキュメント読取装置に搭載されていない又は実行スピードが前記自装置より遅い前記タスクを前記自装置で実行させ、前記ドキュメント読取装置に搭載された機能に対応する前記タスクを前記ドキュメント読取装置に実行させ、前記ドキュメント読取装置に搭載されているものの、前記機能が使用不可能である場合、一時的に使用可能にした上で、前記機能に対応する前記タスクを前記ドキュメント読取装置に実行させるよう判断することを特徴とする。
本発明の情報処理システムは、ドキュメント読取装置と、該ドキュメント読取装置との間でデータを送受信可能な情報処理装置とを含む情報処理システムであって、前記ドキュメント読取装置は、前記情報処理装置からの要求に対応して、性能や機能に関する情報であり、使用可能であるか否かについての情報を含む性能情報を送信する性能情報送信部を備え、前記情報処理装置は、前記ドキュメント読取装置の前記性能情報を取得する性能情報取得部と、前記性能情報取得部により取得された前記性能情報に対応して、前記ドキュメント読取装置により読み取られたドキュメントのデータについての一連のタスクであるワークフローについての処理の流れの設定を含むワークフロー情報を、前記情報処理装置及び前記ドキュメント読取装置のいずれかで実行させるか判断して分担させるタスク分担部と、前記タスク分担部にて、前記ワークフロー情報と取得された前記性能情報とを参照し、前記ドキュメント読取装置が前記ワークフローに含まれる各前記タスクの実行が可能であるか否か、当該タスクの少なくとも実行時間について判断し、該判断の結果により、前記情報処理装置で実行すると判断された前記タスクを前記情報処理装置で実行させ、前記ドキュメント読取装置で実行すると判断された前記タスクを前記ドキュメント読取装置で実行させ、前記ワークフロー情報を処理させるタスク実行制御部とを備えることを特徴とする。
本発明の情報処理方法は、ドキュメント読取装置との間でデータを送受信可能な情報処理装置により実行される情報処理方法であって、前記情報処理装置に、前記ドキュメント読取装置の性能や機能に関する情報であり、使用可能であるか否かについての情報を含む性能情報を取得させ、取得された前記性能情報に対応して、前記ドキュメント読取装置により読み取られたドキュメントのデータについての一連のタスクであるワークフローについての処理の流れの設定を含むワークフロー情報を、自装置及び前記ドキュメント読取装置のいずれかで実行させるか判断して分担させ、前記ワークフロー情報と取得された前記性能情報とを参照し、前記ドキュメント読取装置が前記ワークフローに含まれる各前記タスクの実行が可能であるか否か、当該タスクの少なくとも実行時間について判断し、該判断の結果により、前記自装置で実行すると判断された前記タスクを前記自装置で実行させ、前記ドキュメント読取装置で実行すると判断された前記タスクを前記ドキュメント読取装置で実行させ、一連の前記タスクとして処理させることを特徴とする。
本発明によれば、性能情報に対応して、一連のタスクを自装置とドキュメント読取装置とで分担して実行することで、一連のタスクの実行を効率化し、待ち時間を少なくする情報処理装置を提供することができる。
本発明の画像形成装置の実施の形態に係る情報処理システムのシステム構成図である。 図1に示すサーバーの制御構成を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 図1に示す情報処理システムの機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るタスク分担実行処理のフローチャートである。 図5に示すタスク分担実行処理の実行例の概念図である。 図5に示すタスク分担実行処理の実行例の概念図である。
<実施の形態>
〔情報処理システムXのシステム構成〕
まず、図1〜図3を参照して、情報処理システムXのシステム構成について説明する。
本発明の実施の形態に係る情報処理システムXは、サーバー1と画像形成装置2とが、ネットワーク5で接続されて構成されている。
サーバー1は、画像形成装置2との間で、各種データを送受信可能な情報処理装置である。本実施形態において、サーバー1は、汎用機やPC(Personal Computer)等で構成され、下記で説明するイントラネット等であるネットワーク5内の画像形成装置2の主に原稿(文書、ドキュメント)の読み取り(キャプチャー)の機能を統合する。具体的に、サーバー1は、主に画像形成装置2からキャプチャーされた原稿の画像データについての各種処理を行う。より具体的には、サーバー1は、後述するワークフローとして設定された処理の流れに従い、例えば、画像処理、OCR(Optical Character Recognition)処理、分類処理等を行い、最終的にEメール、共有フォルダー(保存フォルダー、文書ボックス)、又は業務や事務用のDMS(Document Management System)等への送信処理を行うことが可能である。
画像形成装置2は、MFP、ネットワークスキャナー、ドキュメントスキャナー、ネットワークFAX、スキャナー機能付きのプリンター等のドキュメント読取装置である。画像形成装置2は、サーバー1と接続するためのアプリケーションソフトウェア(Application Software、以下、単に「アプリ」という。)を実行してもよい。
ネットワーク5は、本実施形態においては、高速に各種データが送受信可能なイントラネット(Intranet)等であり、LAN(Local Area Network)、専用線等により構成される。また、ネットワーク5は、ルーター(Router)やゲートウェイ(Gateway)等を介して、インターネット(登録商標)や携帯電話網等のWAN(Wide Area Network)等に接続し、いわゆる「クラウド」上の他のサーバー1に接続可能であってもよい。また、ネットワーク5は、VPN(Virtual Private Network)を構成していてもよい。
次に、図2によると、サーバー1は、制御部10、ネットワーク送受信部15、及び記憶部19を含んでいる。
制御部10は、GPP(General Purpose Processor)、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Processor、特定用途向けプロセッサー)等の情報処理手段である。
制御部10は、記憶部19のROMやSSDやHDDに記憶されている制御プログラムを読み出して、この制御プログラムをRAMに展開させて実行することで、後述する機能ブロックの各手段として動作させられる。
ネットワーク送受信部15は、ネットワーク5に接続するためのLANボードや無線送受信機等を含むネットワーク接続手段である。
記憶部19は、一時的でない記録媒体を用いた記憶手段である。記憶部19は、主記憶部として、RAM(Random Access Memory)等を含んでいてもよい。また、記憶部19は、補助記憶部として、ROM(Read Only Memory)、eMMC(embedded Multi Media Card)、SSD(Solid State Drive)等のフラッシュメモリー、及びHDD(Hard Disk Drive)等含んでいてもよい。この場合、記憶部19の補助記憶部には画像形成装置2の動作制御を行うための制御プログラムが記憶されている。
また、記憶部19には、ユーザー毎の文書ボックス(保存フォルダー、共有フォルダー)の領域が含まれていてもよい。また、記憶部19は、サーバー1の性能や機能に関する情報を格納していてもよい。
なお、記憶部19は、各種フラッシュメモリーや光学記録媒体等の外部記憶媒体を含んでいてもよい。
なお、制御部10は、RAMやROMやフラッシュメモリー等を内蔵していてもよい。
次に、図3によると、画像形成装置2は、画像処理部21、原稿読取部22、原稿給送部23、給紙部24、ネットワーク送受信部25、操作パネル部26、画像形成部27(画像形成手段)、FAX送受信部28、及び記憶部29等を含んでいる。各部は、制御部20に接続され、制御部20によって動作制御される。
制御部20は、GPP、CPU、MPU、DSP、GPU、ASIC等の情報処理手段である。
制御部20は、記憶部29の補助記憶部に記憶されている制御プログラムを読み出して、この制御プログラムを主記憶部に展開させて実行することで、後述する機能ブロックの各手段として動作させられる。また、制御部20は、図示しない外部の端末や操作パネル部26から入力された所定の指示情報に応じて、装置全体の制御を行う。
画像処理部21は、DSP(Digital Signal Processor)やGPU(Graphics Processing Unit)等の制御演算手段である。画像処理部21は、画像データに対して所定の画像処理を行う手段であり、例えば、白紙ページ検出、拡大縮小回転、濃度調整、階調調整、ノイズ除去、シャープネス、その他の画質改善等の各種画像処理を行う。
画像処理部21は、原稿読取部22で読み取られた画像を、記憶部29に印刷データとして記憶する。この際、画像処理部21は、印刷データをPDFやTIFF等のフォーマットのファイル単位に変換することも可能である。
また、画像処理部21は、OCR機能、OCRの高速化機能等を備えていてもよい。また、画像処理部21は、バーコードやドット画像等を読み取る機能を備えていてもよい。この場合、画像処理部21は、読み取った文字や図形や表やバーコードやドット画像等を、ファイル単位で出力することも可能である。
原稿読取部22は、セットされた原稿を読み取る(スキャン)手段である。また、原稿読取部22は、画像形成装置2の本体部の上部に配設される。
原稿読取部22は、スキャナーと、プラテンガラスと、原稿読取スリットとを備えている。原稿読取部22は、プラテンガラスに載置された原稿を読み取る場合には、スキャナーをプラテンガラスに対向する位置に移動させ、プラテンガラスに載置された原稿を走査しながら読み取って画像データを取得し、取得した画像データを制御部20に出力する。
また、原稿読取部22は、原稿給送部23から給送された原稿を読み取る場合には、スキャナーを、原稿読取スリットと対向する位置に移動させる。そして、原稿読取部22は、原稿読取スリットを介し、原稿給送部23による原稿の搬送動作と同期して原稿を読み取って、画像データを取得する。原稿読取部22は、取得した画像データを、制御部20に出力する。
原稿給送部23は、原稿読取部22で読み取られる原稿を搬送する手段である。原稿給送部23は、原稿読取部22の上部に配設されている。
原稿給送部23は、原稿載置部と、原稿搬送機構とを備えている。原稿給送部23は、原稿載置部に載置された原稿を、原稿搬送機構によって1枚ずつ順に繰り出して、原稿読取部22に給送する。
給紙部24は、記録紙を1枚ずつ画像形成部27に向けて繰り出す手段である。給紙部24は、本体部に備えられている。
ネットワーク送受信部25は、ネットワーク5に接続するためのLANボードや無線送受信機等を含むネットワーク接続手段である。
ネットワーク送受信部25は、データ通信用の回線ではデータを送受信し、音声電話回線では音声信号を送受信する。
操作パネル部26は、ボタンやタッチパネル等の入力部と、LCD(Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイ等の表示部とを備えている。また、操作パネル部26は、画像形成装置2のフロント側に配設されている。
操作パネル部26の入力部のボタンは、テンキー、スタート、キャンセル、動作モードの切り換え、ジョブの実行に係る指示を行うボタン等である。この動作モードは、複写、FAX送信、スキャナー、ネットワークスキャナー等の種類のモードを備えていてもよい。また、ジョブは、選択された文書の印刷、送信、保存、及び記録等の種類であってもよい。操作パネル部26の入力部は、ユーザーによる画像形成装置2の各種ジョブの指示を取得する。また、操作パネル部26から取得したユーザーの指示により、各ユーザーの情報を入力、変更することも可能である。
画像形成部27は、ユーザーの出力指示により、記憶部29に記憶され、原稿読取部22で読み取られ、又は外部の端末から取得されたデータから記録紙への画像形成を行わせる手段である。
画像形成部27は、感光体ドラム、露光部、現像部、転写部、及び定着部等を備えている。画像形成部27は、帯電、露光、現像、転写、定着からなる画像形成プロセスを実行することで記録紙にトナー像を記録する。
FAX送受信部28は、ファクシミリの送受信を行う手段である。FAX送受信部28は、音声回線により、他のFAX装置(図示せず)からファクシミリ受信して、記憶部29に保存し、画像形成部27で画像形成させることが可能である。また、FAX送受信部28は、原稿読取部22で読み取られた原稿や外部の端末から送信されたネットワークFAXのデータを画像データに変換して、他のFAX装置へ音声回線でファクシミリ送信することが可能である。
記憶部29は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の半導体メモリーやHDD(Hard Disk Drive)等の一時的でない記録媒体を用いた記憶手段である。
記憶部29のRAMは、省電力状態であっても、セルフリフレッシュ等の機能により、記憶内容が保持されてもよい。
記憶部29のROMやHDDには画像形成装置2の動作制御を行うための制御プログラムが記憶されている。これに加えて、記憶部29は、ユーザーのアカウント設定も記憶してもよい。また、記憶部29には、ユーザー毎の文書ボックス(保存フォルダー、共有フォルダー)の領域が含まれていてもよい。
なお、画像形成装置2において、制御部20及び画像処理部21は、GPU内蔵CPU等やチップ・オン・モジュールパッケージのように、一体的に形成されていてもよい。
また、制御部20及び画像処理部21は、RAMやROMやフラッシュメモリー等を内蔵していてもよい。
〔情報処理システムXの制御構成〕
ここで、図4を参照し、本発明の実施の形態に係る情報処理システムXの制御構成について説明する。
以下では、サーバー1を「自装置」、画像形成装置2を「他装置」(ドキュメント読取装置)として、一連のタスクであるワークフローの処理を行う例について説明する。
サーバー1の制御部10は、性能情報取得部100、タスク分担部110、タスク実行制御部120、及びタスク実行部130を備えている。
記憶部19は、性能情報300及びドキュメントデータ330(ドキュメントのデータ)を格納し、ワークフロー情報310を格納している。
画像形成装置2の制御部20及び画像処理部21は、性能情報送信部200及びタスク実行部240を備えている。
記憶部29は、性能情報300及びドキュメントデータ330(ドキュメントのデータ)を格納している。
性能情報取得部100は、画像形成装置2の性能情報300を取得する。
また、本実施形態においては、性能情報取得部100は、画像形成装置2からドキュメントデータ330を取得して、一時的に記憶部19に格納することも可能である。また、性能情報取得部100は、画像形成装置2から、ワークフローの各タスクの出力データ等を取得して、一時的に記憶部19に格納する。
タスク分担部110は、ワークフロー情報310の設定に対応して、性能情報取得部100により取得された性能情報300に対応して、画像形成装置2により読み取られたドキュメントのデータについての一連のタスクを、サーバー1及び画像形成装置2のいずれかで実行させるか判断して分担させる。すなわち、タスク分担部110は、サーバー1で実行するか、画像形成装置2で実行するか判断して、いずれかにタスクの実行を分担させる。
また、タスク分担部110は、性能情報300により、画像形成装置2に搭載されていない又は実行スピードが自装置より遅いタスクをサーバー1で実行させるよう判断してもよい。また、タスク分担部110は、画像形成装置2に搭載された機能に対応するタスクを画像形成装置2に実行させるよう判断してもよい。
タスク実行制御部120は、タスク分担部110にてサーバー1で実行すると判断されたタスクをタスク実行部130によりサーバー1で実行させる指示を行う。
また、タスク実行制御部120は、タスク分担部110にて画像形成装置2で実行すると判断されたタスクをタスク実行部240により画像形成装置2で実行させる指示を行う。
また、タスク実行制御部120は、サーバー1及び画像形成装置2で実行された各タスクの出力データを取得して、次のタスクの入力データとして受け渡し、一連のタスクであるワークフローとして処理させる。
タスク実行部130は、タスク分担部110にてサーバー1で実行すると判断され、タスク実行制御部120で指示されたタスクを実行する実行ユニットである。
性能情報送信部200は、サーバー1からの要求に対応して、性能情報300をサーバー1に送信する。
また、性能情報送信部200は、記憶部29に格納されたドキュメントデータ330をサーバー1に送信する。
タスク実行部240は、タスク分担部110にて画像形成装置2で実行すると判断され、サーバー1のタスク実行制御部120で指示されたタスクを実行する実行ユニットである。
性能情報300は、画像形成装置2の性能や機能に関する情報である。性能情報300として、例えば、画像処理、OCR処理、分類処理、送信処理の各処理に対応する性能や機能に関する情報が設定される。性能情報300は、画像処理について、例えば、白紙ページのスキップ、ページの分担、デスキュー(deskew、自動傾き補正)、ボーダー消去、コントラスト調整、ノイズ軽減等の処理を実行可能な機能を備えているか否か、その処理能力の性能等の情報を含んでいる。また、性能情報300は、OCR処理について、例えば、文字認識が可能な言語、解像度、手書き文字認識の有無、表や図が認識できるか否か、認識エンジンのバージョン、認識スピード等の情報を含んでいる。また、例えば、性能情報300は、OCR処理として、一次元、二次元、及び/又はカラーのバーコード、ドット画像等が認識できるか否かの情報を含んでいる。また、性能情報300は、分類処理について、例えば、インボイス(invoice)、伝票、請求書等の分類、項目(アイテム)の取得、メタデータの抽出等が可能か否か、可能な場合のその種類等の情報を含んでいる。このうち、メタデータとしては、顧客のID(identification)、企業名、名前、各アイテムの金額、税金等についての情報を取得可能か否か、可能の場合のその種類等の情報を含んでいる。また、性能情報300は、送信処理について、例えば、ユーザーやグループのEメールのアドレス、文書ボックス(保存フォルダー、共有フォルダー)のアドレス、又はDMSのアプリ名やアドレスやアカウントのID等の情報を含んでいる。
なお、性能情報300として、上述の各処理に関して、ハードウェアの状態、ファームウェアのバージョンの違い、アプリのインストールの有無、ライセンス認証等の状態等により、使用可能であるか否かについての情報を含ませることが可能である。すなわち、当該機能をその画像形成装置2の機種自体が備えていても使用可能でない場合には、性能情報300に、その旨の情報を含ませることが可能である。
また、性能情報300として、画像形成装置2の言語設定、機種名、製造番号、設置場所、顧客情報、その他の情報を含んでいてもよい。
ワークフロー情報310は、ユーザーが実行を指示する一連のタスクである「ワークフロー」についての処理の流れの設定を含む情報である。このワークフローは、例えば、原稿のキャプチャーに関するスキャンワークフローの場合、画像処理、OCR処理、分類処理、送信処理のタスクの処理の順番、各タスクのパラメーター等の設定を含んでいる。ワークフロー情報310は、例えば、「マクロ」(macro)やスクリプトのような形式で、これらの設定の記載を含んでいてもよい。
また、ワークフロー情報310は、アプリにより又はサーバー1から、画像形成装置2の管理者又はサーバー1の管理者等が設定可能である。
ドキュメントデータ330は、ワークフローにおける各種処理の対象となるデータである。本実施形態においては、ドキュメントデータ330は、画像形成装置2の原稿読取部22により読み取られた原稿(ドキュメント)の画像データである例について記載する。この画像データは、例えば、BMP等のビットマップデータ(bitmap data)、TIFFやjpg等の圧縮されたビットマップデータ、PDF(Portable Document Format)データ等であってもよい。また、ドキュメントデータ330は、ページ単位の画像データの集合であってもよく、上述の各タスクの処理の進行程度に対応して、各種文字データや中間データが付加されてもよい。なお、ドキュメントデータ330は、単独のファイルではなく、複数のファイルの集合であってもよい。また、ドキュメントデータ330は、画像形成装置2又はサーバー1のユーザーの文書ボックス内に、以前に保存されたり、図示しない端末等から取得されたりしたPDFデータ等であってもよい。
ここで、サーバー1の制御部10は、記憶部19に記憶された制御プログラムを実行することで、性能情報取得部100、タスク分担部110、タスク実行制御部120、及びタスク実行部130として機能させられる。
また、画像形成装置2の制御部20は、記憶部29に記憶された制御プログラムを実行することで、性能情報送信部200及びタスク実行部240として機能させられる。
また、上述のサーバー1及び画像形成装置2の各部は、本発明の画像形成方法を実行するハードウェア資源となる。
〔情報処理システムXによるタスク分担実行処理〕
次に、図5を参照して、本発明の実施の形態に係る情報処理システムXによるタスク分担実行処理の説明を行う。
本実施形態のタスク分担実行処理では、サーバー1により、画像形成装置2の性能情報300を取得する。そして、取得された性能情報300に対応して、画像形成装置2により読み取られたドキュメントデータ330についてのワークフローの各タスクについて、サーバー1で実行するか画像形成装置2で実行するか判断して分担する。その後、サーバー1で実行すると判断されたタスクをサーバー1で実行させ、画像形成装置2で実行すると判断されたタスクを画像形成装置2で実行させ、一連のタスクとして処理させる。
本実施形態のタスク分担実行処理は、主に制御部10が記憶部19に記憶されたプログラムを、制御部20及び画像処理部21が記憶部29に記憶されたプログラムを、各部と協働し、ハードウェア資源を用いて実行する。
以下で、図5のフローチャートを参照して、タスク分担実行処理の詳細をステップ毎に説明する。
(ステップS100)
まず、画像形成装置2の性能情報送信部200が、ワークフロー開始処理を行う。
ここでは、画像形成装置2の操作パネル部26又は図示しない端末から、ユーザーによるワークフローの実行の指示を取得した場合、サーバー1に、ワークフローの実行コマンドを送信する。
また、画像形成装置2でキャプチャーを行う場合、原稿読取部22にて、原稿(ドキュメント)のキャプチャーが行われ、ビットマップデータのドキュメントデータ330として、一旦、記憶部29に格納される。なお、このキャプチャーは、下記で説明するタスクの実行と平行して行われてもよい。
(ステップS101)
次に、サーバー1の性能情報取得部100、及び画像形成装置2の性能情報送信部200が、性能情報取得処理を行う。
サーバー1の性能情報取得部100は、ワークフローの実行コマンドを取得すると、画像形成装置2の性能情報送信部200に性能情報300の送信を指示する。
画像形成装置2の性能情報送信部200は、この指示を取得すると、記憶部29に格納された性能情報300を、サーバー1に送信する。
サーバー1の性能情報取得部100は、画像形成装置2の性能情報送信部200から送信された性能情報300を取得して、記憶部19に格納する。
(ステップS102)
次に、サーバー1のタスク分担部110が、サーバー1で各タスクを実行させるか否かを判定する。タスク分担部110は、ワークフロー情報310と取得された性能情報300を参照して、各タスクについて、画像形成装置2のワークフロー上の各タスクの実行が可能であるか否か、当該タスクの実行時間や規模や種類の程度について判断し、自装置と他装置のどちらで実行するのが良いか判断する。この際、タスク分担部110は、この分担の際に、サーバー1及び画像形成装置2の性能、ネットワーク5を介したデータの送受信スピード等を考慮してもよい。
この際、タスク分担部110は、性能情報300により、画像形成装置2に搭載されていない又は実行スピードがサーバー1より遅いタスクをサーバー1で実行させるよう判断してもよい。具体的には、タスク分担部110は、例えば、画像処理、OCR処理、及び送信処理に関するタスクについて、画像形成装置2が当該タスクを実行可能な機能を備えておらず、又は、その機能を備えていても使用不可能である場合に、自装置で実行すると判断する。また、タスク分担部110は、処理性能やデータの送受信スピードやサーバー1の性能等の程度により、当該タスクをサーバー1で実行する方が、合計の処理時間や処理効率が高くなる場合には、自装置で実行すると判断してもよい。
また、タスク分担部110は、画像形成装置2に搭載された機能に対応するタスクを画像形成装置2に実行させるよう判断してもよい。具体的には、タスク分担部110は、例えば、画像処理、OCR処理、及び送信処理に関するタスクについて、画像形成装置2が当該タスクを実行可能な機能を備えており、使用可能である場合に、他装置で実行すると判断する。
なお、タスク分担部110は、当該タスクを実行可能な機能を画像形成装置2が備えているものの、その機能が使用不可能である場合、一時的に使用可能にした上で、画像形成装置2で実行すると判断してもよい。すなわち、タスク分担部110は、当該機能に対応する画像形成装置2のアプリに一時的なライセンスを与えたり、アプリ自体を一時的にインストールしたりして、使用可能にしてもよい。この上で、タスク分担部110は、当該機能が使用可能になった場合には、画像形成装置2で実行すると判断する。
ここで、タスク分担部110は、当該タスクをサーバー1で実行すると判断した、すなわちサーバー1に分担させることを決定した場合に、Yesと判定する。また、タスク分担部110は、それ以外の場合には、Noと判定する。
Yesの場合、タスク分担部110は、処理をステップS103に進める。
Noの場合、タスク分担部110は、処理をステップS104に進める。
(ステップS103)
自装置で実行させると判断されたタスクの場合、タスク分担部110が、自装置実行指示処理を行う。
タスク分担部110は、タスク実行制御部120に対して、当該タスクをサーバー1で実行するよう指示する。具体的には、例えば、タスク分担部110は、当該タスクをサーバー1で実行するためのタスクのコマンドのマクロやスクリプト等を設定する。この際、タスク分担部110は、ワークフロー情報310に含まれる各種パラメーターに対応した入力データ及び出力データの設定、自装置で実行する旨の設定を含めた上で、このマクロやスクリプトを設定してもよい。また、この際、タスク分担部110は、マクロやスクリプトの設定として、ワークフローに対応して、入力データと出力データとが順番に入出力されるような「パイプ」を設定してもよい。
(ステップS104)
他装置で実行させると判断されたタスクの場合、タスク分担部110が、他装置実行指示処理を行う。
タスク分担部110は、タスク実行制御部120に対して、当該タスクを画像形成装置2で実行するよう指示する。この処理においても、ワークフロー情報310に含まれる各種パラメーターに対応した入力データ及び出力データの設定、他装置で実行する旨の設定を含めた上で、マクロやスクリプトやパイプを設定してもよい。
(ステップS105)
次に、タスク分担部110が、全てのタスクについて、自装置又は他装置への分担が決定したか否かを判定する。タスク分担部110は、全てのタスクの分担が決定された場合に、Yesと判定する。タスク分担部110は、それ以外の場合には、Noと判定する。
Yesの場合、タスク分担部110は、処理をステップS106に進める。
Noの場合、タスク分担部110は、処理をステップS102に戻して、ワークフローの残りのタスクを自装置又は他装置で実行させるために分担させる。
なお、これら、ステップS102〜S105の処理が、本実施形態のタスク分担処理となる。
(ステップS106)
ここで、タスク実行制御部120が、タスク実行制御処理を行う。
タスク実行制御部120は、タスク分担部110にて自装置又は他装置で実行すると判断されたタスクを、それぞれの装置で実行させる指示を行う。具体的には、例えば、タスク実行制御部120は、上述のマクロやスクリプトのコマンドを、ワークフロー情報310の設定の順番に発行して、サーバー1又は画像形成装置2に振り分けて実行させる。たとえば、タスク実行制御部120は、タスク分担部110にてサーバー1で実行すると判断されたタスクのコマンドを発行し、タスク実行部130により自装置で実行させる。また、例えば、タスク実行制御部120は、タスク分担部110にて画像形成装置2で実行すると判断されたタスクのコマンドを発行し、タスク実行部240により画像形成装置2で実行させる。
これにより、ドキュメントデータ330が加工されたり、サーバー1と画像形成装置2との間で、入力データ及び出力データとしてやりとりされたりする。この際、タスク実行制御部120は、上述のパイプに対応して、各タスクの実行の結果となる出力データを取得して、次のタスクの入力データとして受け渡してもよい。結果として、タスク実行制御部120は、各タスクを、一連のタスクであるワークフローとして処理させる。なお、タスク実行制御部120は、この入力データ及び出力データとして一時ファイルを作成して送受信したり、ドキュメントデータ330のページ等の特定単位でデータを送受信したりしてもよい。
以上により、本発明の実施の形態に係るタスク分担実行処理を終了する。
〔タスク分担実行処理の例〕
ここで、図6〜図7を参照して、本発明の実施の形態に係るタスク分担実行処理の具体例について説明する。
図6は、ワークフロー情報310に含まれる各タスクT1〜タスクT5について、サーバー1(自装置)と、画像形成装置2a(他装置)とで、ワークフロー情報310の一連のタスクを分担して実行した例を示している。
この例では、画像形成装置2aは、画像処理とOCR処理の各機能が使用可能な、高機能の装置である。このため、画像処理に関する白紙ページスキップのタスクT1、OCR処理に関するバーコード読み取りのタスクT2、OCRのタスクT3が、順に画像形成装置2aのタスク実行部240で実行される。なお、この場合、タスクT2とタスクT3とは、マルチタスク等にて、同時に実行されてもよい。
画像形成装置2aでのタスクT1〜タスクT3の実行が完了すると、この結果の出力ファイルがサーバー1のタスク実行部130に受け渡される。そして、分類処理に関するメタデータ抽出のタスクT4、共有フォルダー送信のタスクT5が、順に、サーバー1のタスク実行部130で実行される。
これにより、一覧のワークフローが、サーバー1と、高機能な画像形成装置2aとを用いて、それぞれ単独で実行するよりも、処理スピードや効率を高めて実行可能となる。
図7は、図6と同様のワークフロー情報310に含まれる各タスクT1〜T5について、サーバー1(自装置)と、画像形成装置2b(他装置)とで、ワークフロー情報310の一連のタスクを分担して実行した例を示している。
この例では、画像形成装置2bは、画像処理とOCR処理の各機能を備えていない、画像形成装置2aより低機能の装置である。このため、画像処理に関する白紙ページスキップのタスクT1のみが画像形成装置2bで実行された後、出力された画像データ等がサーバー1のタスク実行部130に受け渡される。そして、残りのタスクT2〜タスクT5が、順に、サーバー1のタスク実行部130で実行される。
これにより、低機能な画像形成装置2bであっても、一覧のワークフローをサーバー1と分担しつつ、処理スピードや効率を高めて実行可能となる。
以上のように構成することで、以下のような効果を得ることができる。
従来、特許文献1のシステムは、省電力のための分散処理を行っていたため、ジョブの実行の実質的な待ち時間が長くなっていた。
一方、典型的な技術では、ワークフローの全てのタスクをサーバー又は画像形成装置で実行することしかできず、実行の待ち時間が長くなっていた。
これに対して、本発明の実施の形態に係る情報処理システムXは、ドキュメント読取装置である画像形成装置2と、当該画像形成装置2との間でネットワーク5を介してデータを送受信可能な情報処理装置であるサーバー1とを含む。また、画像形成装置2は、サーバー1からの要求に対応して、性能情報300を送信する性能情報送信部200を備えている。また、サーバー1は、画像形成装置2の性能情報300を取得する性能情報取得部100と、性能情報取得部100により取得された性能情報300に対応して、画像形成装置2により読み取られたドキュメントのデータについての一連のタスクを、自装置で実行するか画像形成装置2で実行するか判断して分担するタスク分担部110と、タスク分担部110にて、自装置で実行すると判断されたタスクを自装置で実行させて、画像形成装置2で実行すると判断されたタスクを画像形成装置2で実行させ、一連のタスクとして処理させるタスク実行制御部120とを備えている。
このように構成することで、一連のタスクの実行を効率化し、待ち時間を少なくすることができる。具体的には、ワークフローの全タスクの実行時間を、サーバー1又は画像形成装置2単独で実行するより速くしたり、画像形成装置2及びサーバー1の処理負荷を軽減したりすることができる。すなわち、画像形成装置2の性能をサーバー1に送信し、画像形成装置2の性能に滞欧して、ワークフローのタスクを画像形成装置2のタスクとサーバー1のタスクに分担して実行することが可能となる。これにより、ネットワーク5上の画像形成装置2及びサーバー1の全体の稼働率を向上させることが可能となる。
また、OCRのタスクをサーバー1で実行させることによりOCR機能を非内蔵の画像形成装置2でもOCRを含むワークフローを実行させることが可能となる。
また、本発明の実施の形態に係るサーバー1は、タスク分担部110は、性能情報300により、画像形成装置2に搭載されていない又は実行スピードが自装置より遅いタスクをサーバー1で実行させ、画像形成装置2に搭載された機能に対応するタスクを画像形成装置2に実行させるよう判断することを特徴とする。
このように構成することで、一連のタスクの実行を効率化し、サーバー1又は画像形成装置2単独で実行させるより速くし、処理負荷を軽減することができる。
〔他の実施の形態〕
なお、本発明の実施の形態においては、自装置と他装置とで一連のタスクを分担するように記載したものの、他装置の性能等によっては、いずれかの装置で一連のタスクの全てを実行してもよい。すなわち、画像処理に関する機能として、白紙ページスキップ等の機能も備えていないような低機能の画像形成装置やネットワークスキャナー等では、サーバーで一連のタスクの全てを実行してもよい。また、画像処理、OCR処理、分類処理、送信処理のすべての機能が実行可能であり、高速に実行可能であるような高機能の画像形成装置2では、この画像形成装置2で一連のタスクを全て実行してもよい。
このように構成することで、自装置と他装置の環境に対応して、一連のタスクを最適な効率と速度とで実行することができる。
また、上述の実施の形態では、サーバー1を自装置として、画像形成装置2を他装置として記載したものの、これに限られない。すなわち、画像形成装置2を自装置として、サーバー1を他装置として性能情報300を取得して、画像形成装置2がタスクを分担するような構成であってもよい。
このように構成することで、柔軟にタスクを分担して効率的に処理することが可能となる。
また、本発明は、画像形成装置2以外のドキュメント読取装置にも適用できる。また、ネットワーク5を用いずに、ドキュメント読取装置と情報処理装置とが直接接続されたような構成であってもよい。すなわち、ネットワークスキャナー、スキャナーをUSB等で別途接続したサーバー等を用いる構成であってもよい。
このように構成することで、画像形成装置以外のドキュメント読取装置においても、タスクを分担して高速で効率的に処理させることが可能となる。
また、上述の実施の形態では、原稿のキャプチャーに関するスキャンワークフローの各タスクの分担について記載したものの、これ以外の種類のワークフローにも対応可能である。また、画像処理、OCR処理、分類処理、送信処理以外のタスクも分担可能である。
このように構成することで、柔軟にタスクを分担して、高速化、効率化して実行可能となる。
また、サーバー1は、制御部10の他にも、OCR処理や分類処理等を高速に実行するための制御演算手段を備えていてもよい。この制御演算手段は、人工ニューラルネットワーク等の特定の演算を高速に実行するためのASICやDSPや外付けのアクセレレーター等であってもよい。
また、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実行することができることは言うまでもない。
1 サーバー
2、2a、2b 画像形成装置
5 ネットワーク
10、20 制御部
19、29 記憶部
15、25 ネットワーク送受信部
21 画像処理部
22 原稿読取部
23 原稿給送部
24 給紙部
26 操作パネル部
27 画像形成部
28 FAX送受信部
100 性能情報取得部
110 タスク分担部
120 タスク実行制御部
130、240 タスク実行部
200 性能情報送信部
300 性能情報
310 ワークフロー情報
330 ドキュメントデータ
T1、T2、T3、T4、T5 タスク
X 情報処理システム

Claims (4)

  1. ドキュメント読取装置との間でデータを送受信可能な情報処理装置であって、
    前記ドキュメント読取装置の性能や機能に関する情報であり、使用可能であるか否かについての情報を含む性能情報を取得する性能情報取得部と、
    前記性能情報取得部により取得された前記性能情報に対応して、前記ドキュメント読取装置により読み取られたドキュメントのデータについての一連のタスクであるワークフローについての処理の流れの設定を含むワークフロー情報を、自装置及び前記ドキュメント読取装置のいずれかで実行させるか判断して分担させるタスク分担部と、
    前記タスク分担部にて、前記ワークフロー情報と取得された前記性能情報とを参照し、前記ドキュメント読取装置が前記ワークフローに含まれる各前記タスクの実行が可能であるか否か、当該タスクの少なくとも実行時間について判断し、該判断の結果により、前記自装置で実行すると判断された前記タスクを前記自装置で実行させ、前記ドキュメント読取装置で実行すると判断された前記タスクを前記ドキュメント読取装置で実行させ、一連の前記タスクとして処理させるタスク実行制御部とを備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記タスク分担部は、
    前記性能情報により、前記ドキュメント読取装置に搭載されていない又は実行スピードが前記自装置より遅い前記タスクを前記自装置で実行させ、前記ドキュメント読取装置に搭載された機能に対応する前記タスクを前記ドキュメント読取装置に実行させ、前記ドキュメント読取装置に搭載されているものの、前記機能が使用不可能である場合、一時的に使用可能にした上で、前記機能に対応する前記タスクを前記ドキュメント読取装置に実行させるよう判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. ドキュメント読取装置と、該ドキュメント読取装置との間でデータを送受信可能な情報処理装置とを含む情報処理システムであって、
    前記ドキュメント読取装置は、
    前記情報処理装置からの要求に対応して、性能や機能に関する情報であり、使用可能であるか否かについての情報を含む性能情報を送信する性能情報送信部を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記ドキュメント読取装置の前記性能情報を取得する性能情報取得部と、
    前記性能情報取得部により取得された前記性能情報に対応して、前記ドキュメント読取装置により読み取られたドキュメントのデータについての一連のタスクであるワークフローについての処理の流れの設定を含むワークフロー情報を、前記情報処理装置及び前記ドキュメント読取装置のいずれかで実行させるか判断して分担させるタスク分担部と、
    前記タスク分担部にて、前記ワークフロー情報と取得された前記性能情報とを参照し、前記ドキュメント読取装置が前記ワークフローに含まれる各前記タスクの実行が可能であるか否か、当該タスクの少なくとも実行時間について判断し、該判断の結果により、前記情報処理装置で実行すると判断された前記タスクを前記情報処理装置で実行させ、前記ドキュメント読取装置で実行すると判断された前記タスクを前記ドキュメント読取装置で実行させ、前記ワークフロー情報を処理させるタスク実行制御部とを備える
    ことを特徴とする情報処理システム。
  4. ドキュメント読取装置との間でデータを送受信可能な情報処理装置により実行される情報処理方法であって、前記情報処理装置に、
    前記ドキュメント読取装置の性能や機能に関する情報であり、使用可能であるか否かについての情報を含む性能情報を取得させ、
    取得された前記性能情報に対応して、前記ドキュメント読取装置により読み取られたドキュメントのデータについての一連のタスクであるワークフローについての処理の流れの設定を含むワークフロー情報を、自装置及び前記ドキュメント読取装置のいずれかで実行させるか判断して分担させ、
    前記ワークフロー情報と取得された前記性能情報とを参照し、前記ドキュメント読取装置が前記ワークフローに含まれる各前記タスクの実行が可能であるか否か、当該タスクの少なくとも実行時間について判断し、
    該判断の結果により、前記自装置で実行すると判断された前記タスクを前記自装置で実行させ、前記ドキュメント読取装置で実行すると判断された前記タスクを前記ドキュメント読取装置で実行させ、一連の前記タスクとして処理させる
    ことを特徴とする情報処理方法。
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