JP6707980B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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Description
この場合、DC/DC変換部は、太陽光発電パネル又は蓄電池から入力された電圧を、高周波のスイッチングにより、必要とする交流の波高値以上の一定電圧まで昇圧してDCバスに出力する。インバータは、この一定電圧を高周波のスイッチングにより交流波形に変換して出力する。
本開示は、物としての一表現によれば、交流電路に接続された負荷と直流電源との間に設けられる電力変換装置であって、前記交流電路の交流電圧を検出する電圧センサと、前記負荷とDCバスとの間に設けられたAC/DC変換部と、前記DCバスに接続されたコンデンサと、前記DCバスと前記直流電源との間に設けられ、直流リアクトル、並びに、前記直流リアクトルと前記DCバスの高電位側電路との間に設けられた、並列ダイオードを有するハイサイドスイッチ、及び、前記直流リアクトルと前記DCバスの低電位側電路との間に設けられた、並列ダイオードを有するローサイドスイッチ、を含むDC/DC変換部と、前記直流リアクトルに流れる電流を検出する電流センサと、前記直流電源の両端電圧を直流電源電圧として検出する電圧センサと、前記交流電圧に基づく交流電圧目標値の絶対値と前記直流電源電圧に基づく直流電圧目標値とを互いに比較し、その大小関係に基づいて、前記AC/DC変換部及び前記DC/DC変換部のいずれか一方を主体としたスイッチング動作により昇圧を行わせる期間と、他方を主体としたスイッチング動作により降圧を行わせる期間とが交互に出現する制御方式を実行し、かつ、前記DC/DC変換部内で前記直流リアクトルの一方向にのみ通電経路を確保した状態では電流が不連続になる期間が発生する場合、少なくとも当該期間は、前記DC/DC変換部内で前記直流リアクトルの双方向に通電経路を確保する制御部と、を備えている電力変換装置である。
本発明の実施形態の要旨としては、少なくとも以下のものが含まれる。
前記直流電源から出力させ、前記DC/DC変換部を昇圧動作させない場合の前記制御部は、前記不連続になる期間が発生しないときは前記ハイサイドスイッチ及び前記ローサイドスイッチを共にオフに保持し、前記不連続になる期間が発生するときは前記ハイサイドスイッチをオン、前記ローサイドスイッチをオフに保持する。
この場合、直流電源放電時の電力変換装置の出力電力と指令値との差を縮小することができる。
前記DC/DC変換部を降圧動作させずに前記直流電源を充電する場合の前記制御部は、前記不連続になる期間が発生しないときは前記ハイサイドスイッチをオン、前記ローサイドスイッチをオフに保持し、前記不連続になる期間が発生するときも前記ハイサイドスイッチをオン、前記ローサイドスイッチをオフに保持する。
この場合、直流電源充電時の電力変換装置への入力電力と指令値との差を縮小することができる。
なお、所定値より大きい電流が流れるとき、とは、不連続になる期間が発生しないときの一例であり、所定値より小さい電流が流れるとき、とは、不連続になる期間が発生するときの一例である。すなわち、所定値は、不連続になるかならないかの境界に設定すればよい。
前記蓄電池を放電させ、前記DC/DC変換部を昇圧動作させない場合の前記制御部は、前記直流リアクトルに前記所定値より大きい電流が流れるときは前記ハイサイドスイッチ及び前記ローサイドスイッチを共にオフに保持し、前記直流リアクトルに前記所定値より小さい電流が流れるときは前記ハイサイドスイッチをオン、前記ローサイドスイッチをオフに保持する。
この場合、蓄電池放電時の電力変換装置の出力電力と指令値との差を縮小することができる。
前記DC/DC変換部を降圧動作させずに前記蓄電池を充電する場合の前記制御部は、前記直流リアクトルに前記所定値より大きい電流が流れるときは前記ハイサイドスイッチをオン、前記ローサイドスイッチをオフに保持し、前記直流リアクトルに前記所定値より小さい電流が流れるときも前記ハイサイドスイッチをオン、前記ローサイドスイッチをオフに保持する。
この場合、蓄電池充電時の電力変換装置への入力電力と指令値との差を縮小することができる。
<充放電システム>
図1は、本発明の一実施形態に係る電力変換装置を備えた充放電システムの一例を示す単線接続図である。図において、電力変換装置1の一端には直流電源2が接続され、他端には交流電路3が接続されている。直流電源2は例えば蓄電池である(以下、蓄電池2という。)。この充放電システムは、交流電路3から供給される交流電力を電力変換装置1により直流電力に変換し、蓄電池2に充電する運転を行う。また、その逆に、蓄電池2を放電させて、その直流電力を電力変換装置1により交流電力に変換し、交流電路3に給電することができる。
制御部12は例えば、コンピュータを含み、ソフトウェア(コンピュータプログラム)をコンピュータが実行することで、2つの変換部(10,11)に対して必要な制御機能を実現する。ソフトウェアは、制御部12の記憶装置(図示せず。)に格納される。但し、コンピュータを含まないハードウェアのみの回路で制御部12を構成することも可能ではある。
《回路構成》
図2は、電力変換装置1の詳細な回路図の一例である。
図において、電力変換装置1は、蓄電池2と、交流電路3との間に設けられている。交流電路3には、需要家の負荷3L及び、負荷3Lに接続された電力系統(商用電力系統)3Sが含まれている。DC/DC変換部10の低電位側(図の左側)には、電圧センサ14、電流センサ17、及び、平滑用のコンデンサ15が設けられている。電圧センサ14は蓄電池2と並列接続され、蓄電池2の両端電圧を検出する。検出された電圧の情報は、制御部12に提供される。電流センサ17は、DC/DC変換部10の直流リアクトル16に流れる電流を検出する。検出された電流の情報は、制御部12に提供される。
以下、DC/DC変換部10内にあるアーム内上側のスイッチング素子Q1をハイサイドスイッチQ1、アーム内下側のスイッチング素子Q2をローサイドスイッチQ2と称する。
上記のように構成された電力変換装置1は、電力系統3Sの電力により、蓄電池2を充電する動作、及び、蓄電池2の放電電力により、負荷3Lに電力を供給する動作、の双方向動作が可能である。充電・放電いずれの場合も、交流1/2サイクルの間に、AC/DC変換部11及びDC/DC変換部10が交代でスイッチング動作する。
一方、蓄電池2を放電させる場合には、DC/DC変換部10が昇圧を行い、AC/DC変換部11は周期的な極性反転のみを行う状態と、DC/DC変換部10は「スルー」機能を発揮して、AC/DC変換部11が降圧のインバータ機能(極性反転も含む。)を発揮する状態と、がある。
図3は、上記のように構成された電力変換装置1が、例えば、蓄電池2の充電中である場合の動作を概念的に示した電圧波形の図である。
(a)は、交流電圧目標値Vinv*の絶対値(ピーク値約141V,実効値約100V)、及び、直流電圧目標値Vg’(約48V)を示す。交流電圧目標値Vinv*とは、交流電圧Vaに基づいて、理想的にはこれよりも数度位相が遅れた状態を狙った、充電動作時におけるAC/DC変換部11の入力端での電圧となるべき値である。交流リアクトル22のインピーダンスを無視すれば、Vinv*=Vaである。直流電圧目標値Vg’とは、蓄電池電圧Vgに直流リアクトル16の電圧降下を考慮した値である。直流リアクトル16のインピーダンスを無視すれば、Vg’=Vgである。
なお、ここで言う電圧値は一例に過ぎない。制御部12は、これら2つの電圧を比較し、比較結果に基づいてAC/DC変換部11及びDC/DC変換部10を制御する。
(α)時刻t0〜t1,t2〜t3,t4〜t5の期間では、交流電圧目標値Vinv*の絶対値が直流電圧目標値Vg’より小さくなる(又はVg’以下になる)。
(β)また、例えば、時刻t1〜t2,t3〜t4の期間では、交流電圧目標値Vinv*の絶対値が直流電圧目標値Vg’以上となる(又は、Vg’より大きくなる)。
そこで、(α)か(β)かの場合分けにより、主にスイッチング動作する変換部を交代させる。
なお、Vg’=|Vinv*|の場合は、(α)、(β)のいずれか一方に含めればよいので、以下、交流電圧目標値Vinv*の絶対値が直流電圧目標値Vg’より小さい場合と、交流電圧目標値Vinv*の絶対値が直流電圧目標値Vg’より大きい場合とに着目して説明する。
(d)に示す縦縞模様は、実際にはPWMパルス列であり、交流電圧目標値Vinv*の絶対値と直流電圧目標値Vg’との電位差に応じてデューティが異なる。降圧の結果、(e)に示す所望の直流電圧目標値Vg’が得られ、これにより、蓄電池2を充電することができる。
ここで、電力変換装置1における諸量を、以下のように定義する。
Ia*:電力系統3Sからの電流目標値
Iin:DC/DC変換部10の直流電流検出値(電流センサ17)
Iin*:DC/DC変換部10の電流目標値
Iinv*:AC/DC変換部11の交流電流目標値
Ig*:蓄電池2の直流電流目標値
Ic:コンデンサ19に流れる電流
Ica:コンデンサ23に流れる電流
Vg:蓄電池電圧
Vinv*:AC/DC変換部11の交流電圧目標値
Vo*:DC/DC変換部10のDCバス18側での電圧目標値
Pin:蓄電池2への入力電力
PLOSS:電力変換装置1の電力損失
η:電力変換装置1の電力変換効率
〈Pin〉=〈Iin×Vg〉 ・・・(1)
である。なお、記号〈 〉は、平均値を表すものとする(以下同様)。
また、電力系統3Sからの電流目標値の平均値〈Ia*〉は、
〈Ia*〉=〈Ig*×Vg〉/(η×〈Va〉) ・・・(2)
である。ここで、ηは、電力変換装置1の変換効率を表す定数である。
また、電流目標値Ia*は、
Ia*=(21/2)×〈Ia*〉×sinωt ・・・(3)
である。
Iinv*=Ia* − s CaVa ・・・(4)
である。ここで、「s」は、ラプラス演算子である(以下同様。)。
Vinv*=Va−Za Iinv* ・・・(5)
である。
Vo*=Max(Vg+Z Iin,Vinv*の絶対値) ・・・(6)
とすることができる。なお、「Max」は、( )内の大きい方を表す。Zは、直流リアクトル16のインピーダンスである。ここで、(Vg+Z Iin)は、前述の直流電圧目標値Vg’である。
Iin*=
{(Iinv*×Vinv*)−(s C Vo*)×Vo*} /
(Vg+ZIin) ・・・(7)
である。
Iin*=(Iinv*×Vinv*)/Vg ・・・(8)
図4は、電力変換装置1が、蓄電池2を放電させている場合の動作を概念的に示した電圧波形の図である。
(a)は、交流電圧目標値Vinv*の絶対値(ピーク値約141V,実効値約100V)、及び、直流電圧目標値Vg’(約48V)を示す。交流電圧目標値Vinv*とは、交流電圧Vaに基づいて、理想的にはこれよりも数度位相が進んだ状態を狙った、放電動作時におけるAC/DC変換部11の出力端での電圧となるべき値である。交流リアクトル22のインピーダンスを無視すれば、Vinv*=Vaである。直流電圧目標値Vg’とは、蓄電池電圧Vgに直流リアクトル16の電圧降下を考慮した値である。直流リアクトル16のインピーダンスを無視すれば、Vg’=Vgである。
なお、ここで言う電圧値は一例に過ぎない。制御部12は、これら2つの電圧を比較し、比較結果に基づいてAC/DC変換部11及びDC/DC変換部10を制御する。
この結果、(e)に示す所望の交流波形が得られる。
ここで、充電時と同様に、電力変換装置1における諸量を、以下のように定義する。
Ia*:交流電路3への電流目標値
Iin:DC/DC変換部10の直流電流検出値(電流センサ17)
Iin*:DC/DC変換部10の電流目標値
Iinv*:AC/DC変換部11の交流電流目標値
Ig*:蓄電池2の直流電流目標値
Ic:コンデンサ19に流れる電流
Ica:コンデンサ23に流れる電流
Vg:蓄電池電圧
Vinv*:AC/DC変換部11の交流電圧目標値
Vo*:DC/DC変換部10のDCバス18側での電圧目標値
Pin:蓄電池2からの出力電力(逆の入力電力)
PLOSS:電力変換装置1の電力損失
η:電力変換装置1の電力変換効率
〈Pin〉=〈Iin×Vg〉 ・・・(1’)
また、交流電路3への電流目標値の平均値〈Ia*〉は、
〈Ia*〉=〈Ig*×Vg〉/(η×〈Va〉) ・・・(2’)
である。ここで、ηは、電力変換装置1の変換効率を表す定数である。
また、電流目標値Ia*は、
Ia*=(21/2)×〈Ia*〉×sinωt ・・・(3’)
である。
Iinv*=Ia* + s CaVa ・・・(4’)
である。
Vinv*=Va+Za Iinv* ・・・(5’)
である。
Vo*=Max(Vg−Z Iin,Vinv*の絶対値) ・・・(6’)
とすることができる。なお、「Max」は、( )内の大きい方を表す。Zは、直流リアクトル16のインピーダンスである。ここで、(Vg−Z Iin)は、直流電圧目標値Vg’である。
Iin*=
{(Iinv*×Vinv*)+(s C Vo*)×Vo*} /
(Vg−ZIin) ・・・(7’)
である。
Iin*=(Iinv*×Vinv*)/Vg ・・・(8’)
上記のような制御(充電・放電)は、DC/DC変換部10及びAC/DC変換部11を常時スイッチング動作させず、交互に休止時間を作ることで全体としてスイッチングを減らす、いわば「最小スイッチング変換方式」である。このような電力変換装置1では、AC/DC変換部11及びDC/DC変換部10のいずれか一方により昇圧を行わせる期間と、他方により降圧を行わせる期間とが交互に出現することで、全体としてのスイッチング回数を低減する。これにより、電力変換装置1としてのスイッチング損失を低減し、電力変換の効率を高めることができる。
以下、この脈流を考慮したDC/DC変換部10の制御に関して具体的に説明する。
次に、DC/DC変換部10についての付加的な制御について説明する。
DC/DC変換部10のスイッチング方式としては、一般に、以下の方式がある。なお、以下の(i)、(ii)の方式は、参考例であり、実施形態ではない。
昇圧動作時は、ハイサイドスイッチQ1がオフに保持され、ローサイドスイッチQ2がPWM制御によりオン・オフを繰り返す。
降圧動作時は、ローサイドスイッチQ2がオフに保持され、ハイサイドスイッチQ1がPWM制御によりオン・オフを繰り返す。
昇圧動作・降圧動作共に、2つのスイッチQ1,Q2がPWM制御によりオン・オフを繰り返し、ハイサイドスイッチQ1がオンのときローサイドスイッチQ2がオフ、ハイサイドスイッチQ1がオフのときローサイドスイッチQ2がオン、となる常時相補動作を行う。
具体的には、制御部12の制御により、直流リアクトル16に所定値より大きい電流が流れるときはDC/DC変換部10内で直流リアクトル16の一方向に通電経路を確保する。一方、直流リアクトル16に所定値より小さい電流が流れるときはDC/DC変換部10内で直流リアクトル16の双方向に通電経路を確保する。通電経路には、ハイサイドスイッチQ1及びその並列ダイオードd1、並びに、ローサイドスイッチQ2が関与する。なお、所定値より大きい電流が流れるとき、とは、直流リアクトル16に流れる電流が不連続になる期間が発生しないときの一例であり、所定値より小さい電流が流れるとき、とは、不連続になる期間が発生するときの一例である。すなわち、所定値は、不連続になるかならないかの境界に設定すればよい。
そこで、必要な場合にのみ、相補的スイッチングを行う切り替え方式が好適であるとの結論に至った。
また、蓄電池2を放電させ、DC/DC変換部10を昇圧動作させない場合の制御部12は、直流リアクトル16に所定値より大きい電流が流れるときはハイサイドスイッチQ1及びローサイドスイッチQ2を共にオフに保持し、直流リアクトル16に所定値より小さい電流が流れるときはハイサイドスイッチQ1をオン、ローサイドスイッチQ2をオフに保持する。
この場合、蓄電池放電時の電力変換装置1の出力電力と指令値との差を縮小することができる。
また、DC/DC変換部10を降圧動作させずに蓄電池2を充電する場合の制御部12は、直流リアクトル16に所定値より大きい電流が流れるときはハイサイドスイッチQ1をオン、ローサイドスイッチQ2をオフに保持し、直流リアクトル16に所定値より小さい電流が流れるときもハイサイドスイッチQ1をオン、ローサイドスイッチQ2をオフに保持する。
この場合、蓄電池充電時の電力変換装置1への入力電力と指令値との差を縮小することができる。
図5は、電力変換装置1を含む計測システムの概略構成を示す図である。この計測システムにより、例えば蓄電池2を放電させる場合の、指令値と出力電力との関係を調べることができる。図において、電力変換装置1は、その出力電力(例えば1kW)が負荷3L(1kW)で全て消費され電力系統3Sに逆潮流させないよう、制御されている。計測ユニット6は、電流センサ5による電流検出に基づいて逆潮流を監視している。計測ユニット6は、電力変換装置1と、通信線を介して通信し、計測データを取得すると共に、出力電力を指令することができる。計測ユニット6への運転指令は、パソコン7から近距離無線通信等で与えることができる。蓄電池2の充電時は、電流が逆方向となり、電力系統3Sから電力変換装置1を介して充電が行われる。
この場合の出力電力(平均)は、2008Wであった。
この場合の出力電力(平均)は、2009Wであった。
この場合の出力電力(平均)は、2009Wであった。
この場合の出力電力(平均)は、392Wであった。
この場合の出力電力(平均)は、361Wであった。
この場合の出力電力(平均)は、361Wであった。
電力の指令値が2000Wという大電力の指令値の際は、3方式ともに、2008W若しくは2009Wという指令値に近い値が出ている。一方、電力の指令値が200Wという小電力の指令値の際は、3方式とも誤差が出るが、(i)の方式に比べて、常時相補スイッチング方式及び、本実施形態の切り替え方式は、誤差が小さくなり、指令値に近づいている。常時相補スイッチング方式と、本実施形態の切り替え方式とでは、数値に差が無いが、図10の(d)と図11の(d)との比較によっても明らかなように、本実施形態の切り替え方式は、スイッチング回数が少ない。従って、常時相補スイッチング方式よりもスイッチング損失が低減され、駆動電力が低減される。
なお、上記実施形態では、直流電源2は蓄電池であるとして説明したが、直流電源2は蓄電池以外であってもよい。例えば、直流電源が太陽光発電パネルであってもよい。その場合、電力変換装置1は、充電方向への変換動作をすることはできないが、太陽光発電パネルの出力を交流に変換して負荷3Lに供給し、また、負荷3Lに供給してもなお余る電力は、電力系統3と系統連系して売電することができる。そして、この場合も、上述の切り替え方式により、電力変換の制御精度を高めることができる。なお、直流リアクトル16の双方向通電を確保した場合、太陽光発電パネル自体には電流の流入はないが、この場合の電流は、コンデンサ15に流すことができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
2 直流電源(例えば蓄電池)
3 交流電路
3L 負荷
3S 電力系統
5 電流センサ
6 計測ユニット
7 パソコン
10 DC/DC変換部
11 AC/DC変換部
12 制御部
14 電圧センサ
15 コンデンサ
16 直流リアクトル
17 電流センサ
18 DCバス
21 フィルタ回路
22 交流リアクトル
23 コンデンサ
24 電流センサ
25 電圧センサ
26 電流センサ
d1〜d6 ダイオード
Q1 スイッチング素子/ハイサイドスイッチ
Q2 スイッチング素子/ローサイドスイッチ
Q3〜Q6 スイッチング素子
Claims (8)
- 交流電路に接続された負荷と直流電源との間に設けられる電力変換装置であって、
前記交流電路の交流電圧を検出する電圧センサと、
前記負荷とDCバスとの間に設けられたAC/DC変換部と、
前記DCバスに接続されたコンデンサと、
前記DCバスと前記直流電源との間に設けられ、直流リアクトル、並びに、前記直流リアクトルと前記DCバスの高電位側電路との間に設けられた、並列ダイオードを有するハイサイドスイッチ、及び、前記直流リアクトルと前記DCバスの低電位側電路との間に設けられた、並列ダイオードを有するローサイドスイッチ、を含むDC/DC変換部と、
前記直流リアクトルに流れる電流を検出する電流センサと、
前記直流電源の両端電圧を直流電源電圧として検出する電圧センサと、
前記交流電圧に基づく交流電圧目標値の絶対値と前記直流電源電圧に基づく直流電圧目標値とを互いに比較し、その大小関係に基づいて、前記AC/DC変換部及び前記DC/DC変換部のいずれか一方のみのスイッチング動作により昇圧を行わせる期間と、他方のみのスイッチング動作により降圧を行わせる期間とが交互に出現する制御方式を実行する制御部と、を備え、
前記制御方式により前記DC/DC変換部がスイッチング動作を休止すべき期間であっても前記DC/DC変換部内で前記直流リアクトルの一方向にのみ通電経路を確保した状態では電流が不連続になる期間が発生する場合、当該期間は、前記制御部は、前記DC/DC変換部内で前記直流リアクトルの双方向に通電経路を確保し、
前記直流電源から出力させ、前記DC/DC変換部を昇圧動作させる場合の前記制御部は、前記不連続になる期間が発生しないときは前記ハイサイドスイッチをオフに保持して前記ローサイドスイッチを動作させ、前記不連続になる期間が発生するときは前記ハイサイドスイッチ及び前記ローサイドスイッチを相補的に動作させ、
前記直流電源から出力させ、前記DC/DC変換部を昇圧動作させない場合の前記制御部は、前記不連続になる期間が発生しないときは前記ハイサイドスイッチ及び前記ローサイドスイッチを共にオフに保持し、前記不連続になる期間が発生するときは前記ハイサイドスイッチをオン、前記ローサイドスイッチをオフに保持する、電力変換装置。 - 交流電路に接続された負荷と直流電源との間に設けられる電力変換装置であって、
前記交流電路の交流電圧を検出する電圧センサと、
前記負荷とDCバスとの間に設けられたAC/DC変換部と、
前記DCバスに接続されたコンデンサと、
前記DCバスと前記直流電源との間に設けられ、直流リアクトル、並びに、前記直流リアクトルと前記DCバスの高電位側電路との間に設けられた、並列ダイオードを有するハイサイドスイッチ、及び、前記直流リアクトルと前記DCバスの低電位側電路との間に設けられた、並列ダイオードを有するローサイドスイッチ、を含むDC/DC変換部と、
前記直流リアクトルに流れる電流を検出する電流センサと、
前記直流電源の両端電圧を直流電源電圧として検出する電圧センサと、
前記交流電圧に基づく交流電圧目標値の絶対値と前記直流電源電圧に基づく直流電圧目標値とを互いに比較し、その大小関係に基づいて、前記AC/DC変換部及び前記DC/DC変換部のいずれか一方のみのスイッチング動作により昇圧を行わせる期間と、他方のみのスイッチング動作により降圧を行わせる期間とが交互に出現する制御方式を実行する制御部と、を備え、
前記制御方式により前記DC/DC変換部がスイッチング動作を休止すべき期間であっても前記DC/DC変換部内で前記直流リアクトルの一方向にのみ通電経路を確保した状態では電流が不連続になる期間が発生する場合、当該期間は、前記制御部は、前記DC/DC変換部内で前記直流リアクトルの双方向に通電経路を確保し、
前記DC/DC変換部を降圧動作させ、前記直流電源を充電する場合の前記制御部は、前記不連続になる期間が発生しないときは前記ローサイドスイッチをオフに保持して前記ハイサイドスイッチを動作させ、前記不連続になる期間が発生するときは前記ハイサイドスイッチ及び前記ローサイドスイッチを相補的に動作させ、
前記DC/DC変換部を降圧動作させずに前記直流電源を充電する場合の前記制御部は、前記不連続になる期間が発生しないときは前記ハイサイドスイッチをオン、前記ローサイドスイッチをオフに保持し、前記不連続になる期間が発生するときも前記ハイサイドスイッチをオン、前記ローサイドスイッチをオフに保持する、電力変換装置。 - 電力系統及び電力系統に接続された負荷と蓄電池との間に設けられる電力変換装置であって、
前記電力系統の交流電圧を検出する電圧センサと、
前記負荷とDCバスとの間に設けられたAC/DC変換部と、
前記DCバスに接続されたコンデンサと、
前記DCバスと前記蓄電池との間に設けられ、直流リアクトル、並びに、前記直流リアクトルと前記DCバスの高電位側電路との間に設けられた、並列ダイオードを有するハイサイドスイッチ、及び、前記直流リアクトルと前記DCバスの低電位側電路との間に設けられた、並列ダイオードを有するローサイドスイッチ、を含むDC/DC変換部と、
前記直流リアクトルに流れる電流を検出する電流センサと、
前記蓄電池の両端電圧を蓄電池電圧として検出する電圧センサと、
前記交流電圧に基づく交流電圧目標値の絶対値と前記蓄電池電圧に基づく直流電圧目標値とを互いに比較し、その大小関係に基づいて、前記AC/DC変換部及び前記DC/DC変換部のいずれか一方のみのスイッチング動作により昇圧を行わせる期間と、他方のみのスイッチング動作により降圧を行わせる期間とが交互に出現する制御方式を実行する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記直流リアクトルに所定値より大きい電流が流れるときは前記DC/DC変換部内で前記直流リアクトルの一方向に通電経路を確保し、
前記制御方式により前記DC/DC変換部がスイッチング動作を休止すべき期間であっても前記直流リアクトルに前記所定値より小さい電流が流れるときは前記DC/DC変換部内で前記直流リアクトルの双方向に通電経路を確保し、
前記蓄電池を放電させ、前記DC/DC変換部を昇圧動作させる場合の前記制御部は、前記直流リアクトルに前記所定値より大きい電流が流れるときは前記ハイサイドスイッチをオフに保持して前記ローサイドスイッチを動作させ、前記直流リアクトルに前記所定値より小さい電流が流れるときは前記ハイサイドスイッチ及び前記ローサイドスイッチを相補的に動作させ、
前記蓄電池を放電させ、前記DC/DC変換部を昇圧動作させない場合の前記制御部は、前記直流リアクトルに前記所定値より大きい電流が流れるときは前記ハイサイドスイッチ及び前記ローサイドスイッチを共にオフに保持し、前記直流リアクトルに前記所定値より小さい電流が流れるときは前記ハイサイドスイッチをオン、前記ローサイドスイッチをオフに保持する、電力変換装置。 - 電力系統及び電力系統に接続された負荷と蓄電池との間に設けられる電力変換装置であって、
前記電力系統の交流電圧を検出する電圧センサと、
前記負荷とDCバスとの間に設けられたAC/DC変換部と、
前記DCバスに接続されたコンデンサと、
前記DCバスと前記蓄電池との間に設けられ、直流リアクトル、並びに、前記直流リアクトルと前記DCバスの高電位側電路との間に設けられた、並列ダイオードを有するハイサイドスイッチ、及び、前記直流リアクトルと前記DCバスの低電位側電路との間に設けられた、並列ダイオードを有するローサイドスイッチ、を含むDC/DC変換部と、
前記直流リアクトルに流れる電流を検出する電流センサと、
前記蓄電池の両端電圧を蓄電池電圧として検出する電圧センサと、
前記交流電圧に基づく交流電圧目標値の絶対値と前記蓄電池電圧に基づく直流電圧目標値とを互いに比較し、その大小関係に基づいて、前記AC/DC変換部及び前記DC/DC変換部のいずれか一方のみのスイッチング動作により昇圧を行わせる期間と、他方のみのスイッチング動作により降圧を行わせる期間とが交互に出現する制御方式を実行する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記直流リアクトルに所定値より大きい電流が流れるときは前記DC/DC変換部内で前記直流リアクトルの一方向に通電経路を確保し、
前記制御方式により前記DC/DC変換部がスイッチング動作を休止すべき期間であっても前記直流リアクトルに前記所定値より小さい電流が流れるときは前記DC/DC変換部内で前記直流リアクトルの双方向に通電経路を確保し、
前記DC/DC変換部を降圧動作させ、前記蓄電池を充電する場合の前記制御部は、前記直流リアクトルに前記所定値より大きい電流が流れるときは前記ローサイドスイッチをオフに保持して前記ハイサイドスイッチを動作させ、前記直流リアクトルに前記所定値より小さい電流が流れるときは前記ハイサイドスイッチ及び前記ローサイドスイッチを相補的に動作させ、
前記DC/DC変換部を降圧動作させずに前記蓄電池を充電する場合の前記制御部は、前記直流リアクトルに前記所定値より大きい電流が流れるときは前記ハイサイドスイッチをオン、前記ローサイドスイッチをオフに保持し、前記直流リアクトルに前記所定値より小さい電流が流れるときも前記ハイサイドスイッチをオン、前記ローサイドスイッチをオフに保持する、電力変換装置。 - 交流電路に接続された負荷と直流電源との間に設けられる電力変換装置であって、
前記交流電路の交流電圧を検出する電圧センサと、
前記負荷とDCバスとの間に設けられたAC/DC変換部と、
前記DCバスに接続されたコンデンサと、
前記DCバスと前記直流電源との間に設けられ、直流リアクトル、並びに、前記直流リアクトルと前記DCバスの高電位側電路との間に設けられた、並列ダイオードを有するハイサイドスイッチ、及び、前記直流リアクトルと前記DCバスの低電位側電路との間に設けられた、並列ダイオードを有するローサイドスイッチ、を含むDC/DC変換部と、
前記直流リアクトルに流れる電流を検出する電流センサと、
前記直流電源の両端電圧を直流電源電圧として検出する電圧センサと、
前記交流電圧に基づく交流電圧目標値の絶対値と前記直流電源電圧に基づく直流電圧目標値とを互いに比較し、その大小関係に基づいて、前記AC/DC変換部及び前記DC/DC変換部のいずれか一方を主体としたスイッチング動作により昇圧を行わせる期間と、他方を主体としたスイッチング動作により降圧を行わせる期間とが交互に出現する制御方式を実行し、かつ、前記DC/DC変換部内で前記直流リアクトルの一方向にのみ通電経路を確保した状態では電流が不連続になる期間が発生する場合、少なくとも当該期間は、前記DC/DC変換部内で前記直流リアクトルの双方向に通電経路を確保する制御部と、を備え、
前記直流電源から出力させ、前記DC/DC変換部を昇圧動作させる場合の前記制御部は、前記不連続になる期間が発生しないときは前記ハイサイドスイッチをオフに保持して前記ローサイドスイッチを動作させ、前記不連続になる期間が発生するときは前記ハイサイドスイッチ及び前記ローサイドスイッチを相補的に動作させ、
前記直流電源から出力させ、前記DC/DC変換部を昇圧動作させない場合の前記制御部は、前記不連続になる期間が発生しないときは前記ハイサイドスイッチ及び前記ローサイドスイッチを共にオフに保持し、前記不連続になる期間が発生するときは前記ハイサイドスイッチをオン、前記ローサイドスイッチをオフに保持する、電力変換装置。 - 交流電路に接続された負荷と直流電源との間に設けられる電力変換装置であって、
前記交流電路の交流電圧を検出する電圧センサと、
前記負荷とDCバスとの間に設けられたAC/DC変換部と、
前記DCバスに接続されたコンデンサと、
前記DCバスと前記直流電源との間に設けられ、直流リアクトル、並びに、前記直流リアクトルと前記DCバスの高電位側電路との間に設けられた、並列ダイオードを有するハイサイドスイッチ、及び、前記直流リアクトルと前記DCバスの低電位側電路との間に設けられた、並列ダイオードを有するローサイドスイッチ、を含むDC/DC変換部と、
前記直流リアクトルに流れる電流を検出する電流センサと、
前記直流電源の両端電圧を直流電源電圧として検出する電圧センサと、
前記交流電圧に基づく交流電圧目標値の絶対値と前記直流電源電圧に基づく直流電圧目標値とを互いに比較し、その大小関係に基づいて、前記AC/DC変換部及び前記DC/DC変換部のいずれか一方を主体としたスイッチング動作により昇圧を行わせる期間と、他方を主体としたスイッチング動作により降圧を行わせる期間とが交互に出現する制御方式を実行し、かつ、前記DC/DC変換部内で前記直流リアクトルの一方向にのみ通電経路を確保した状態では電流が不連続になる期間が発生する場合、少なくとも当該期間は、前記DC/DC変換部内で前記直流リアクトルの双方向に通電経路を確保する制御部と、を備え、
前記DC/DC変換部を降圧動作させ、前記直流電源を充電する場合の前記制御部は、前記不連続になる期間が発生しないときは前記ローサイドスイッチをオフに保持して前記ハイサイドスイッチを動作させ、前記不連続になる期間が発生するときは前記ハイサイドスイッチ及び前記ローサイドスイッチを相補的に動作させ、
前記DC/DC変換部を降圧動作させずに前記直流電源を充電する場合の前記制御部は、前記不連続になる期間が発生しないときは前記ハイサイドスイッチをオン、前記ローサイドスイッチをオフに保持し、前記不連続になる期間が発生するときも前記ハイサイドスイッチをオン、前記ローサイドスイッチをオフに保持する、電力変換装置。 - 電力系統及び電力系統に接続された負荷と蓄電池との間に設けられる電力変換装置であって、
前記電力系統の交流電圧を検出する電圧センサと、
前記負荷とDCバスとの間に設けられたAC/DC変換部と、
前記DCバスに接続されたコンデンサと、
前記DCバスと前記蓄電池との間に設けられ、直流リアクトル、並びに、前記直流リアクトルと前記DCバスの高電位側電路との間に設けられた、並列ダイオードを有するハイサイドスイッチ、及び、前記直流リアクトルと前記DCバスの低電位側電路との間に設けられた、並列ダイオードを有するローサイドスイッチ、を含むDC/DC変換部と、
前記直流リアクトルに流れる電流を検出する電流センサと、
前記蓄電池の両端電圧を蓄電池電圧として検出する電圧センサと、
前記交流電圧に基づく交流電圧目標値の絶対値と前記蓄電池電圧に基づく直流電圧目標値とを互いに比較し、その大小関係に基づいて、前記AC/DC変換部及び前記DC/DC変換部のいずれか一方を主体としたスイッチング動作により昇圧を行わせる期間と、他方を主体としたスイッチング動作により降圧を行わせる期間とが交互に出現する制御方式を実行し、かつ、前記直流リアクトルに所定値より大きい電流が流れるときは前記DC/DC変換部内で前記直流リアクトルの一方向に通電経路を確保し、前記直流リアクトルに前記所定値より小さい電流が流れるときは前記DC/DC変換部内で前記直流リアクトルの双方向に通電経路を確保する制御部と、を備え
前記蓄電池を放電させ、前記DC/DC変換部を昇圧動作させる場合の前記制御部は、前記直流リアクトルに前記所定値より大きい電流が流れるときは前記ハイサイドスイッチをオフに保持して前記ローサイドスイッチを動作させ、前記直流リアクトルに前記所定値より小さい電流が流れるときは前記ハイサイドスイッチ及び前記ローサイドスイッチを相補的に動作させ、
前記蓄電池を放電させ、前記DC/DC変換部を昇圧動作させない場合の前記制御部は、前記直流リアクトルに前記所定値より大きい電流が流れるときは前記ハイサイドスイッチ及び前記ローサイドスイッチを共にオフに保持し、前記直流リアクトルに前記所定値より小さい電流が流れるときは前記ハイサイドスイッチをオン、前記ローサイドスイッチをオフに保持する、電力変換装置。 - 電力系統及び電力系統に接続された負荷と蓄電池との間に設けられる電力変換装置であって、
前記電力系統の交流電圧を検出する電圧センサと、
前記負荷とDCバスとの間に設けられたAC/DC変換部と、
前記DCバスに接続されたコンデンサと、
前記DCバスと前記蓄電池との間に設けられ、直流リアクトル、並びに、前記直流リアクトルと前記DCバスの高電位側電路との間に設けられた、並列ダイオードを有するハイサイドスイッチ、及び、前記直流リアクトルと前記DCバスの低電位側電路との間に設けられた、並列ダイオードを有するローサイドスイッチ、を含むDC/DC変換部と、
前記直流リアクトルに流れる電流を検出する電流センサと、
前記蓄電池の両端電圧を蓄電池電圧として検出する電圧センサと、
前記交流電圧に基づく交流電圧目標値の絶対値と前記蓄電池電圧に基づく直流電圧目標値とを互いに比較し、その大小関係に基づいて、前記AC/DC変換部及び前記DC/DC変換部のいずれか一方を主体としたスイッチング動作により昇圧を行わせる期間と、他方を主体としたスイッチング動作により降圧を行わせる期間とが交互に出現する制御方式を実行し、かつ、前記直流リアクトルに所定値より大きい電流が流れるときは前記DC/DC変換部内で前記直流リアクトルの一方向に通電経路を確保し、前記直流リアクトルに前記所定値より小さい電流が流れるときは前記DC/DC変換部内で前記直流リアクトルの双方向に通電経路を確保する制御部と、を備え
前記DC/DC変換部を降圧動作させ、前記蓄電池を充電する場合の前記制御部は、前記直流リアクトルに前記所定値より大きい電流が流れるときは前記ローサイドスイッチをオフに保持して前記ハイサイドスイッチを動作させ、前記直流リアクトルに前記所定値より小さい電流が流れるときは前記ハイサイドスイッチ及び前記ローサイドスイッチを相補的に動作させ、
前記DC/DC変換部を降圧動作させずに前記蓄電池を充電する場合の前記制御部は、前記直流リアクトルに前記所定値より大きい電流が流れるときは前記ハイサイドスイッチをオン、前記ローサイドスイッチをオフに保持し、前記直流リアクトルに前記所定値より小さい電流が流れるときも前記ハイサイドスイッチをオン、前記ローサイドスイッチをオフに保持する、電力変換装置。
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