JP6707066B2 - 冷蔵庫 - Google Patents
冷蔵庫 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6707066B2 JP6707066B2 JP2017206808A JP2017206808A JP6707066B2 JP 6707066 B2 JP6707066 B2 JP 6707066B2 JP 2017206808 A JP2017206808 A JP 2017206808A JP 2017206808 A JP2017206808 A JP 2017206808A JP 6707066 B2 JP6707066 B2 JP 6707066B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer plate
- flange portion
- frame member
- adhesive
- door
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Refrigerator Housings (AREA)
Description
図1に示すように、冷蔵庫1は、冷蔵室2、製氷室3、切替室(上段冷凍室、急速冷凍室)4、下段冷凍室5および、野菜室6を備えている。なお、図1において一点鎖線で示すラインは、後記する反応型ホットメルト接着剤70,70Aを塗布する位置を示している。
図2に示すように、断熱扉2aは、断熱扉2aの表面に設けられたガラス製の外板10と、外板10の周縁に設けられた扉枠20と、外板10の裏面に配置された真空断熱材30と、外板10と扉枠20とで形成された空間40に真空断熱材30を介在させて充填された発泡断熱材50(図3参照)と、扉枠20の裏面(背面)に設けられた内板60と、を備えて構成されている。
図3に示すように、枠部材21の係合溝21aは、外板10の右側縁部が挿入される凹状溝から成る。また、枠部材23,24の外板10の上側縁部および下側縁部が係合する係合溝についても、係合溝21aと同様に、外板10の上側縁部および下側縁部が挿入される凹状溝から成る。
図4に示すように、フランジ部22aは、外板10に平行に沿って延びる断面視において板状の部材である。また、フランジ部22aは、図4の紙面に直交する方向に延びて形成されている(図2参照)。また、フランジ部22aには、外板10側の面に、外板10に向けて突出するリブ22dが形成されている。このリブ22dは、フランジ部22aの基端側に位置している。
図5に示すように、枠部材22は、表面側において外板10の裏面に沿ってフランジ部22aが形成されている。また、枠部材22は、フランジ部22aよりも裏面側においてフランジ部22aと平行に突出して形成される補強リブ22c,22c,22cを有している。それぞれの補強リブ22cは、基端から先端22c1までの長さが略同じに形成されている。枠部材22は、フランジ部22aの先端22a1と補強リブ22cの先端22c1とが差L2を有するように構成されている。すなわち、フランジ部22aは、各補強リブ22cよりも長く形成されている。
図6に示すように、ガラス製の外板10の裏面には、隠蔽性を持たせるための有色の塗料層80が塗布されている(形成されている)。これにより、裏面側の発泡断熱材50(図3参照)が正面側から見えないように処理されるので、外観性の優れた断熱扉2a(図3参照)を得ることができる。なお、外板10の裏面には、塗料層80に替えて鏡面処理が施されていてもよい。
図7(a)に示すように、接着剤70をフランジ部22aに塗布する場合には、フランジ部22aの基端22a3から接着剤70の外側の端部70aまでの距離をs1とし、フランジ部22aの先端22a1から接着剤70の内側の端部70bまでの距離をs2とした場合、s1<s2に設定することが好ましい。つまり、外板10が力Fで押圧されると、フランジ部22aの先端側では撓みが大きくなり、スプリングバックによって押された分だけ跳ね返るので、安定した接着力を得にくくなる(例えば、外板10とフランジ部22aとが剥がれたり、また接着剤70に空気が入る)。そこで、本実施形態では、接着剤70の塗布位置をs1<s2に設定することで、換言すると接着剤70の塗布位置をフランジ部22aの基端側に設定することで、スプリングバックが少なくなり、安定した接着が可能になる。
ところで、外板10を扉枠20に固定する製造工程では、扉枠20を寝かせ、外板10を水平にした状態で行われる。ホットメルトの固化直後の接着剤は、せん断方向の力に弱く、接着後に扉枠20をウレタン発泡するために縦向きにすると、外板10の自重によってずれるおそれがある。
図9および図10に示すように、引出式の断熱扉3aは、回転式の断熱扉2a(図1参照)と同様に、ガラス製の外板10A(図9参照)と、扉枠20Aと、内板60A(図10参照)と、を備えて構成されている。
図12に示すように、扉枠20Aは、垂直方向(上下方向)に延びる枠部材21Aと、水平方向(左右方向)に延びる枠部材23Aと、とが組み合わされて構成されている。また、扉枠20Aは、枠部材23Aの右端と枠部材21Aの上端とが突き合わされ、正面視において、L字状の継ぎ目26が形成されるように構成されている。
図14(b)に示す比較例は、前記した段差部21d(図13参照)を設けずに、枠部材21Aの上端面と突出部23cの先端面(下端面)とが対向して突き合わさるように構成した場合である。このような突き合わせ状態で、治具110を扉枠20Aの裏面側に当てる。そして、接着剤70Aが継ぎ目120を跨ぐように塗布され、外板10が押圧される。このとき、図14(b)において太い矢印で示すように、接着剤70Aが継ぎ目120の隙間を通って、枠部材21A,23Aの裏面側に漏れ出ることで、接着剤70Aが治具110に付着することになる。
図15に示す比較例は、補強板部材65を反応型ホットメルト接着剤で固定するものではなく、リベット固定したものである。すなわち、内板160には、実施形態でのねじ孔61(図10参照)の他に、リベット固定用の孔161,161が形成されている。補強板部材65は、リベット162,162が孔161,161を介して固定されている。
2a,3a 断熱扉
10,10A 外板
10a 面取部
20,20A 扉枠
21A 枠部材(垂直枠部材)
21c フランジ部
22 枠部材
22a フランジ部
22a1 先端
22a3 基端
22c 補強リブ
22d リブ
23A 枠部材(水平枠部材)
23b フランジ部
25a,25b 突き当てリブ(固定手段)
26 継ぎ目
30 真空断熱材
40 空間
50 発泡断熱材
60,60A 内板
70,70A 反応型ホットメルト接着剤
80 塗料層
90 飛散防止フィルム
S 隙間
Claims (5)
- 断熱扉の表面に設けられた外板と、
前記外板の周縁に設けられた扉枠と、
を備えた冷蔵庫であって、
前記外板の裏側と前記扉枠とが反応型ホットメルトの接着剤を用いて接着され、
前記扉枠は、前記外板に沿って形成されるフランジ部を有し、
前記フランジ部は、当該フランジ部の前記外板側の面に、前記外板の裏面に向けて突出するリブを有し、
前記外板と前記扉枠とを接着した状態において、前記外板と前記リブとの間に隙間が形成されていることを特徴とする冷蔵庫。 - 前記扉枠は、前記フランジ部よりも背面側に補強リブを有し、
前記補強リブは、前記フランジ部よりも短く形成されていることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。 - 前記フランジ部の基端から前記接着剤の一端までの距離が、当該フランジ部の先端から前記接着剤の他端までの距離よりも短く形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
- 前記外板の幅方向の左端または右端に少なくとも1つ、および前記外板の高さ方向の上端または下端に少なくとも1つ、当該外板に当接して固定する固定手段が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
- 前記扉枠は、垂直に延びる垂直枠部材と水平に延びる水平枠部材とが組み合わされて構成され、
前記垂直枠部材と前記水平枠部材とが、前記外板の表裏方向において一部がラップしていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017206808A JP6707066B2 (ja) | 2017-10-26 | 2017-10-26 | 冷蔵庫 |
CN201811061777.3A CN109708379B (zh) | 2017-10-26 | 2018-09-05 | 冰箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017206808A JP6707066B2 (ja) | 2017-10-26 | 2017-10-26 | 冷蔵庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019078498A JP2019078498A (ja) | 2019-05-23 |
JP6707066B2 true JP6707066B2 (ja) | 2020-06-10 |
Family
ID=66628772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017206808A Active JP6707066B2 (ja) | 2017-10-26 | 2017-10-26 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6707066B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7475935B2 (ja) | 2020-04-03 | 2024-04-30 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 冷蔵庫用扉および冷蔵庫 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS629084U (ja) * | 1985-07-02 | 1987-01-20 | ||
JPH0792321B2 (ja) * | 1990-03-28 | 1995-10-09 | 三洋電機株式会社 | 冷蔵庫等の扉体 |
JP5978520B2 (ja) * | 2011-12-06 | 2016-08-24 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 断熱箱 |
WO2014103773A1 (ja) * | 2012-12-25 | 2014-07-03 | 株式会社 東芝 | 冷蔵庫、冷蔵庫の断熱箱体、及び冷蔵庫の断熱箱体の製造方法 |
JP2016044816A (ja) * | 2014-08-19 | 2016-04-04 | 株式会社東芝 | 貯蔵庫 |
JP6557859B2 (ja) * | 2014-08-29 | 2019-08-14 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 冷蔵庫 |
JP6469480B2 (ja) * | 2015-03-03 | 2019-02-13 | アクア株式会社 | 冷蔵庫およびその製造方法 |
-
2017
- 2017-10-26 JP JP2017206808A patent/JP6707066B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019078498A (ja) | 2019-05-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6212149B2 (ja) | バッフル又は補強材のリバースモールディング | |
JP6707066B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2020118404A (ja) | 断熱扉及びこれを備えた冷蔵庫 | |
JP2014083904A (ja) | 車両用外装パネル | |
JP7063974B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP6232578B2 (ja) | 断熱扉 | |
JP7177903B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
CN109708379B (zh) | 冰箱 | |
JP2019132507A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2019138536A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2019138533A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP7046851B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2004230834A (ja) | 発泡性充填材の配設構造、および前記発泡性充填材の係合構造 | |
JP7289384B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP3874046B2 (ja) | 断熱箱体 | |
JP7129922B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2019100640A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2005315385A (ja) | 断熱パネル | |
JP2018119691A (ja) | 冷蔵庫 | |
CN110470089B (zh) | 冰箱 | |
JP2006057785A (ja) | 断熱パネル | |
JP7261758B2 (ja) | 扉及びこの製造方法並びに扉を備えた冷蔵庫 | |
JP2005085038A (ja) | 自動販売機の断熱仕切板、及び自動販売機の断熱仕切板の製造方法 | |
JP2002357328A (ja) | 床暖房パネル、及びその製造方法 | |
JP2010208303A (ja) | 中空構造体の補強方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190327 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200310 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200323 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200512 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200519 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6707066 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |