JP6704303B2 - リアクションフィン装置 - Google Patents

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Description

本開示は、リアクションフィン装置に関する。
複数のリアクションフィンを有するリアクションフィン装置は、船体が前進する場合において、プロペラの回転方向とは反対方向に回転する予旋回流を生成するための装置である。この生成された予旋回流がプロペラに流入することで、プロペラ後流におけるエネルギの回収効率が高まり、船体の推進効率が向上する。
一般にリアクションフィンは、プロペラの回転方向を考慮して配置される。例えば、特許文献1には、右回り方向に回転するプロペラ軸における中心線に対して左側を左舷側とし右側を右舷側としたときに、左舷側に3枚のリアクションフィンを45度間隔で配置し、接線速度相殺(Tangential Velocity Cancellation)が相対的に必要以上に大きくなる右舷側に、左舷側のリアクションフィンよりコード長よりコード長が短い2枚のリアクションフィンを配置することが開示されている。
特許5081455号公報
しかしながら、特許文献1に記載のリアクションフィン装置は、左舷側と右舷側との流体の流れ特性の違いに着目して左舷側と右舷側とで非対称にリアクションフィンを配置しているものの、左舷側内における流体の旋回方向、及び流体の主流方向の速度分布については十分に考慮されずに構成されている。このため、船体の推進効率を向上させる効果が低いものであった。
本発明の少なくとも幾つかの実施形態は、上述の問題点に鑑みなされたものであり、プロペラ後流におけるエネルギの回収効率を高め、船体の推進効率をより向上可能なリアクションフィン装置を提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係るリアクションフィン装置は、
船体の推進力を生成するプロペラの前方に配置される複数のリアクションフィンを有するリアクションフィン装置であって、
前記プロペラの中心位置に対して鉛直上方を0度とし、前記プロペラの回転方向と反対方向に向かって角度が増加するように角度位置を定義した場合に、
前記複数のリアクションフィンは、
前記角度位置が10度以上90度未満の範囲に配置される第1リアクションフィンと、
前記角度位置が10度以上90度未満の範囲に配置され、且つ、前記第1リアクションフィンの迎角よりも小さい迎角を有する第2リアクションフィンと、を含み、
前記第2リアクションフィンのコード長は、前記第1リアクションフィンのコード長よりも長い。
本発明者らの知見によれば、プロペラの前方であって、角度位置が10度以上90度未満の範囲における流体の旋回方向は、プロペラの回転方向と略同一方向となっている。よって、上記(1)の構成によれば、このような角度範囲に2つのリアクションフィンを配置して角度位置が10度以上90度未満の範囲における流体に対してプロペラの回転方向と反対方向の旋回力を付与することで、プロペラ後流におけるエネルギの回収効率を効果的に高めることができる。
また、本発明者らの知見によれば、角度位置が10度以上90度未満の範囲における流体の主流方向(船体の進行方向と反対方向)の速度は、角度位置が90度以上180度未満の範囲における流体の主流方向の速度と比べて小さい。よって、上記(1)の構成のように、このような角度範囲に2つのリアクションフィンを配置しても、船体に作用する流体の抵抗はそれほど大きくならない。
また、本発明者らの知見によれば、角度位置が10度以上90度未満の範囲内においても、その流体の主流方向の速度にはバラつきがある。したがって、上記(1)の構成によれば、例えば、流体の主流方向の速度が比較的遅い角度位置に、迎角が大きい第1リアクションフィンを配置し、流体の主流方向の速度が比較的速い角度位置に、迎角が小さく且つコード長の長い第2リアクションフィンを配置することで、船体に作用する流体の抵抗を抑えつつ、プロペラ後流におけるエネルギの回収効率を効果的に高めることができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記第2リアクションフィンの角度位置は、前記第1リアクションフィンの角度位置より大きい。
本発明者らの知見によれば、プロペラの前方であって、角度位置が10度以上90度未満の範囲における流体の主流方向の速度は、角度位置が大きくなるほど速くなる。すなわち、同一半径位置において、角度位置が10度から90度に向かうにつれて、流体の主流方向の速度が速くなっている。上記(2)の構成によれば、迎角が小さく且つコード長の長い第2リアクションフィンは、迎角が大きい第1リアクションフィンと比べて、流体の主流方向の速度が比較的速い角度位置に配置される。そのため、船体に作用する流体の抵抗を抑えつつ、プロペラ後流におけるエネルギの回収効率を効果的に高めることができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)のいずれか1構成において、
前記複数のリアクションフィンは、前記角度位置が90度以上135度未満の範囲に設けられる第3リアクションフィンを有する。
本発明者らの知見によれば、プロペラの前方であって、角度位置が90度以上135度未満の範囲における流体の旋回方向は、プロペラの回転方向と少なからず同一方向となっている。すなわち、角度位置が90度以上135度未満の範囲における流体の旋回方向は、角度位置が10度以上90度未満の範囲における流体の旋回方向ほどにはプロペラの回転方向に沿っているとは言えないが、おおよそプロペラの回転方向と同一方向となっている。上記(3)の構成によれば、このような角度位置に第3リアクションフィンが配置される。そのため、角度位置が90度以上135度未満の範囲における流体に対してプロペラの回転方向と反対方向の旋回力をさらに付与することで、プロペラ後流におけるエネルギの回収効率をさらに効果的に高めることができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(3)の構成において、
前記第3リアクションフィンのコード長は、前記第1リアクションフィンのコード長より短く、且つ、前記第2リアクションフィンのコード長より短い。
本発明者らの知見によれば、プロペラの前方であって、角度位置が90度以上135度未満の範囲における流体の主流方向の速度は、角度位置が10度以上90度未満の範囲における流体の主流方向の速度より速い。上記(4)の構成によれば、第3リアクションフィンのコード長は、第1リアクションフィンのコード長よりも短く、且つ、第2リアクションフィンのコード長より短い。そのため、船体に作用する流体の抵抗を抑えつつ、プロペラ後流におけるエネルギの回収効率を効果的に高めることができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)から(4)のいずれか1構成において、
前記複数のリアクションフィンは、前記角度位置が270度以上350度未満の範囲に設けられる第4リアクションフィンを含む。
本発明者らの知見によれば、プロペラの前方であって、且つ、角度位置が270度以上350度未満の範囲において、流体の旋回方向はプロペラの回転方向とおおよそ反対方向であるが、流体の旋回方向の流速は角度位置が135度以上270度未満の範囲における流体の旋回方向の流速と比較して遅い。上記(5)の構成によれば、このような角度位置に第4リアクションフィンは配置される。そのため、船体に作用する流体の抵抗を抑えつつ、角度位置が270度以上350度未満の範囲における流体に対してプロペラの回転方向と反対方向の旋回力をさらに付与することで、プロペラ後流におけるエネルギの回収効率をさらに効果的に高めることができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)から(5)のいずれか1構成において、
前記複数のリアクションフィンそれぞれの前縁における翼根から翼先端までのスパン長をHl、
前記複数のリアクションフィンそれぞれの前縁において、翼根から翼先端に向かって所定のスパン方向位置におけるスパン長をhl1、
前記複数のリアクションフィンそれぞれの前縁において、翼根から翼先端に向かってhl1とは異なるスパン方向位置におけるスパン長をhl2、
前記複数のリアクションフィンそれぞれの後縁における翼根から翼先端までのスパン長をHr、
前記複数のリアクションフィンそれぞれの後縁において、翼根から翼先端に向かって所定のスパン方向位置におけるスパン長をhr1、
前記複数のリアクションフィンそれぞれの後縁において、翼根から翼先端に向かってhr1とは異なるスパン方向位置におけるスパン長をhr2、と定義した場合に、
hl1/Hlはhr1/Hrと等しく、hl2/Hlはhr2/Hrと等しく、
前記複数のリアクションフィンそれぞれは、
前縁においてスパン長がhl1の位置と、後縁においてスパン長がhr1の位置とを通る第1基準線が存在する第1断面と、
前縁においてスパン長がhl2の位置と後縁においてスパン長がhr2の位置とを通り、且つ、スパン方向から視認した場合に前記第1基準線と交差する第2基準線が存在する第2断面と、を含むように構成される。
本発明者らの知見によれば、流体の流入方向は半径方向位置によって異なる。このため、翼根から翼先端までの迎角が同じリアクションフィンの場合には、翼根側または翼先端側の少なくともいずれかにおいてリアクションフィンの面上に不可避的に剥離が生ずる。上記(6)の構成によれば、複数のリアクションフィンそれぞれは、各々のスパン方向位置において異なる迎角を有する、いわゆるひねり形状を有するように構成される。そのため、各々のスパン方向位置において流体の流入方向に応じた適切な迎角を有するようなひねり形状とすることで、リアクションフィンの面上に生じる剥離が生ずるのを抑制することができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(6)の構成において、
前記第1断面及び前記第2断面は、前記複数のリアクションフィンそれぞれのスパン方向における翼中央位置から翼先端位置の範囲内に含まれるように構成される。
本発明者らの知見によれば、剥離が生じた場合における船体の推進効率に与える影響は、翼中央から翼先端において剥離が生じた場合の方が、翼根から翼中央において剥離が生じた場合よりも大きい。上記(7)の構成によれば、複数のリアクションフィンそれぞれは、翼中央から翼先端にかけての少なくとも一部においてひねり形状を有するように構成される。そのため、翼中央から翼先端にかけての少なくとも一部において、流体の流入方向に応じた適切なひねり形状とすることで、リアクションフィンの面上に剥離が生ずるのを抑制でき、プロペラ後流におけるエネルギの回収効率をさらに効果的に高めることができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(1)から(7)のいずれか1構成において、
前記複数のリアクションフィンは、前記角度位置が0度以上10度未満、及び350度以上360度未満のいずれの範囲内にも配置されない。
本発明者らの知見によれば、プロペラの前方であって、角度位置が0度以上10度未満、及び350度以上360度未満のいずれの範囲内において、流体の旋回方向はプロペラの回転方向とおおよそ同一である。しかしながら、リアクションフィン装置の前方にスケグが設けられていることの影響により、流体の主流方向の速度は、プロペラの回転方向と反対方向の旋回力を十分に付与できるほどには速くない。そのため、上記(8)の構成によれば、十分な旋回力を生成できない角度位置にはリアクションフィンを配置しないことで、経済的なリアクションフィン装置を提供することができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、プロペラ回転による回転流のエネルギを効果的に回収し、船体の推進効率向上が可能である。
一実施形態に係るリアクションフィン装置を備える船体の船尾を左舷側から見た概略側面図である。 図1に係る船体を船尾方向から見た概略背面図である。 プロペラの前方を流れる流体の主流方向の速度分布、及び流体の旋回方向とその速度分布を示す流速分布図である。 一実施形態に係るリアクションフィン装置におけるリアクションフィンの配置位置を示す第1配置図である。 図4aのリアクションフィンのスパン方向と直交する方向における断面を示す断面図である。 一実施形態に係るリアクションフィン装置におけるリアクションフィンの配置位置を示す第2配置図である。 図5aのリアクションフィンのスパン方向と直交する方向における断面を示す断面図である。 一実施形態に係るリアクションフィン装置におけるリアクションフィンの配置位置を示す第3配置図である。 一実施形態に係るリアクションフィン装置におけるリアクションフィンのひねり形状を説明するための説明図である。 比較形態に係るリアクションフィンにおいて剥離が生じる領域を示した側面図であり、(a)は負圧面側を、(b)は圧力面側を示している。 一実施形態に係るリアクションフィンにおいて剥離が生じる領域を示した側面図であり、(a)は負圧面側を、(b)は圧力面側を示している。 一実施形態に係るリアクションフィン装置を備える2軸船の船体を船尾方向から見た図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
なお、船体の重力方向を鉛直下方とし、重力方向と反対方向を鉛直上方とする。
図1は、一実施形態に係るリアクションフィン装置を備える船体の船尾を左舷側から見た概略側面図である。図2は、図1に係る船体の船尾を船尾方向から見た概略背面図である。図1及び図2に示すように、船体2の船尾3は、その船底4が後方に向かうにつれて上方に向かって延びるように構成されている。スケグ5は、船尾3の船底4から下方に向かって突出するとともに、後方へ向かって延びるように設けられる。このスケグ5は、基部5aと基部5aの後端の一部から後方に向かって延びている凸部5bとを含む。凸部5bは、凸部5bから船体2の後方へ向かって延びているプロペラ軸6を支持している。プロペラ軸6の先端には複数の翼8を備えたプロペラ7が設けられており、プロペラ7が回転することで船体2の推進力を生成するように構成されている。
図1に示すように、リアクションフィン装置1は、プロペラ7の前方に配置される複数のリアクションフィン1a、1b、1cを有する。このリアクションフィン装置1は、船底4の下方を流れる流体(水流)にプロペラ7の回転方向と反対方向に旋回せしめる予旋回力を付与することで、プロペラ7の後流におけるエネルギの回収効率を高めるための装置である。
図示した実施形態では、複数のリアクションフィン1a、1b、1cは、凸部5bに固定された固定フィンとして構成されている。ただし、複数のリアクションフィン1a、1b、1cは、固定フィンには限定されない。これら複数のリアクションフィン1a、1b、1cは、スパン方向を中心として回転可能な可動フィンとして構成されてもよい。
また、図示した実施形態では、プロペラ7は、周方向に等間隔に配置された4枚の翼8を備えている。リアクションフィン装置1は、3枚のリアクションフィン1a、1b、1cを備えている。これら3枚のリアクションフィン1a、1b、1cは、プロペラ7の中心位置を通過するスケグ5の中心線O1に対して左舷側に放射状に配置されている。
図3は、プロペラの前方を流れる流体の主流方向の速度分布、及び流体の旋回方向とその速度分布を示す流速分布図である。この図3は、プロペラ7の前方にリアクションフィンを配置していない状態における流速分布を示しており、本発明者らがシミュレーションを行った結果を示したものである。
なお、図3において、色の濃淡は流体の主流方向の速度を意味しており、色が濃いほどに速度が速く、色が薄いほどに速度が遅いことを表している。矢印の向きは流体の旋回方向を意味している。また、矢印の長さは旋回方向の速度の大きさを意味しており、矢印が長いほどに速度が速く、矢印が短いほどに速度が遅いことを表している。また、流体の主流方向とは、船体2の進行方向と反対方向に向かう流体の流れ方向であり、流体の旋回方向とは、船尾方向から見て、プロペラ7の中心位置に対して回転する方向である。
ここで、船体2を船尾方向から見た場合に、プロペラ7の中心位置に対して鉛直上方を0度とし、プロペラ7の回転方向と反対方向(本実施形態では反時計周りの方向)に向かって角度が増加するように角度位置を定義する。
また、図3において、中心点O2から半径方向に所定距離だけ離れた位置を半径方向位置と定義する。
プロペラ7の前方を流れる流体の流れは、船底4やスケグ5の形状の影響を受ける。このため、プロペラ7の前方を流れる流体は、その角度位置によって主流方向の速度、旋回方向、および旋回方向の速度にバラツキが生ずる。したがって、図3に示すように、流体の主流方向の速度、流体の旋回方向及び流体の旋回方向の速度は、角度位置及び半径方向位置によって異なるものとなる。
図3に示すように、流体の主流方向の速度は、角度位置が0度以上180度未満の範囲(左舷側)においては、角度位置が大きくなるほど速くなり、角度位置が180度以上360度未満の範囲においては、角度位置が小さくなるほど速くなっている。これは、プロペラ7の前方にはスケグ5が設けられているため、角度位置の角度が小さいほど(鉛直上方に近い位置にあるほど)、スケグ5の影響によって主流方向の速度が遅くなるためである。
流体の旋回方向は、船尾3の船底4の形状による影響を強く受ける。上述したように、船体2の船尾3は、その船底4が後方に向かうにつれて上方に向かって延びるように構成されている。そのため、プロペラ7の前方を流れる流体は、船底4に沿って上方に向かうように流れる。また、船底4の形状によって、左舷方向又は右舷方向に向かって流れるようになる。
次に、図4a〜図6を参照しながら、複数のリアクションフィンを有するリアクションフィン装置1にかかる幾つかの実施形態について説明する。
図4aは、一実施形態に係るリアクションフィン装置におけるリアクションフィンの配置位置を示す第1配置図である。図4bは、図4aのリアクションフィンのスパン方向と直交する方向における断面を示す断面図である。
図5aは、一実施形態に係るリアクションフィン装置におけるリアクションフィンの配置位置を示す第2配置図である。図5bは、図5aのリアクションフィンのスパン方向と直交する方向における断面を示す断面図である。
図6は、一実施形態に係るリアクションフィン装置におけるリアクションフィンの配置位置を示す第3配置図である。
一実施形態では、図4a、図5a、図6に示すように、リアクションフィン装置1は、第1リアクションフィン11及び第2リアクションフィン12を有している。これら第1リアクションフィン11及び第2リアクションフィン12は、角度位置が10度以上90度未満の範囲に配置されている。そして、図4bに示すように、第2リアクションフィン12の迎角a2は、第1リアクションフィン11の迎角a1より小さい。また、第2リアクションフィン12のコード長c2は、第1リアクションフィン11のコード長c1より長い。
なお、これら迎角a1、a2、及びコード長c1、c2は、第1リアクションフィン11と第2リアクションフィン12において、互いにスパン全長に対するスパン長の比が等しい位置(例えば、プロペラ軸心位置を中心として、プロペラ半径方向の等値断面)において比較する。
ここで迎角a1、a2、a3とは、図4b、図5bに示すように、流体の主流方向とリアクションフィンの前縁11a、12a、13aと後縁11b、12b、13bとを通過する直線(基準線)L1、L2、L3とのなす角度として定義される。迎角a1、a2、a3は主流方向に対して垂直に向かうにつれて、船体2に作用する流体の抵抗を大きくする。
また、コード長c1、c2、c3とは、図4bに示すように、前縁11a、12a、13aと後縁11b、12b、13bとの直線距離として定義される。コード長c1、c2、c3は長くなるにつれて、流体に付与する旋回力を大きくする。
図3に示すように、角度位置が10度以上90度未満の範囲に注目すると、流体の旋回方向は、プロペラ7の回転方向と略同一方向となっている。そのため、このような角度位置に第1リアクションフィン11及び第2リアクションフィン12を配置することで、角度位置が10度以上90度未満の範囲における流体に対してプロペラ7の回転方向と反対方向の旋回力を付与し、プロペラ7の後流におけるエネルギの回収効率を効果的に高めることができる。
また、図3に示すように、流体の主流方向の速度は、同一半径方向位置において、角度位置の角度が90度以上180度未満の範囲における流体の主流方向の速度と比べて小さい。そのため、このような角度範囲に第1リアクションフィン11及び第2リアクションフィン12を配置しても、船体2に作用する流体の抵抗はそれほど大きくならない。
また、図3に示すように、角度位置が10度以上90度未満の範囲内においても、その流体の主流方向の速度にはバラつきがある。したがって、例えば、流体の主流方向の速度が比較的遅い角度位置に、迎角が大きい第1リアクションフィン11を配置し、流体の主流方向の速度が比較的速い角度位置に、迎角が小さく且つコード長の長い第2リアクションフィン12を配置することで、船体2に作用する流体の抵抗を抑えつつ、プロペラ7の後流におけるエネルギの回収効率を効果的に高めることができる。
幾つかの実施形態では、図4a、図5a、図6に示すように、第2リアクションフィン12は、第1リアクションフィン11よりも角度位置が大きい位置に配置されている。
図3に示すように、プロペラ7の前方であって、角度位置が10度以上90度未満の範囲における流体の主流方向の速度は、角度位置が大きくなるほど速くなる。すなわち、同一半径位置において、角度位置が10度から90度に向かうにつれて、流体の主流方向の速度が速くなっている。上記実施形態によれば、迎角が小さく且つコード長の長い第2リアクションフィン12は、迎角が大きい第1リアクションフィン11と比べて、流体の主流方向の速度が比較的速い角度位置に配置される。そのため、船体2に作用する流体の抵抗を抑えつつ、プロペラ7の後流におけるエネルギの回収効率を効果的に高めることができる。
幾つかの実施形態では、図5a、図6に示すように、リアクションフィン装置1は、角度位置が90度以上135度未満の範囲に設けられる第3リアクションフィン13を含む。この第3リアクションフィン13のコード長c3は、図5bに示すように、第1リアクションフィン11のコード長c1より短く、且つ、第2リアクションフィン12のコード長c2より短い。
また、図5bに示すように、第3リアクションフィン13の迎角a3は、第1リアクションフィン11の迎角a1より小さく、且つ、第2リアクションフィン12の迎角a2より小さくしてもよい。
図3に示すように、角度位置の角度が90度以上135度未満の範囲に注目すると、流体の旋回方向は、プロペラ7の回転方向と少なからず同一方向となっている。すなわち、角度位置が90度以上135度未満の範囲における流体の旋回方向は、角度位置が10度以上90度未満の範囲における流体の旋回方向ほどにはプロペラ7の回転方向に沿っているとは言えないが、おおよそプロペラ7の回転方向と同一方向となっている。上記実施形態では、このような角度位置に第3リアクションフィン13が配置される。そのため、プロペラ7の回転方向と反対方向の旋回力をさらに付与し、プロペラ7の後流におけるエネルギの回収効率をさらに効果的に高めることができる。
また、図3に示すように、プロペラ7の前方であって、角度位置が90度以上135度未満の範囲における流体の主流方向の速度は、角度位置が10度以上90度未満の範囲における流体の主流方向の速度より速い。上記実施形態では、第3リアクションフィン13のコード長c3は、第1リアクションフィン11のコード長c1よりも短く、且つ、第2リアクションフィン12のコード長c2より短い。そのため、船体2に作用する流体の抵抗を抑えつつ、プロペラ7の後流におけるエネルギの回収効率を効果的に高めることができる。
幾つかの実施形態では、図6に示すように、リアクションフィン装置1は、角度位置が270度以上350度未満の範囲に配置される第4リアクションフィン14を有している。
また、図6に示すように、第4リアクションフィン14のコード長c4は、第1リアクションフィン11のコード長c1、第2リアクションフィン12のコード長c2、及び第3リアクションフィン13のコード長c3より短くしてもよい。また、第4リアクションフィン14の迎角a4は、第1リアクションフィン11の迎角a1、第2リアクションフィン12の迎角a2、及び第3リアクションフィン13の迎角a3より、小さくしてもよい。
図3に示すように、角度位置の角度が270度以上350度未満の範囲に注目すると、流体の旋回方向はプロペラ7の回転方向とおおよそ反対方向であるが、流体の旋回方向の流速は角度位置の角度が135度以上270度未満の範囲における流体の旋回方向の流速と比較して遅い。上記実施形態では、このような角度位置に第4リアクションフィン14は配置される。そのため、船体2に作用する流体の抵抗を抑えつつ、角度位置が270度以上350度未満の範囲における流体に対してプロペラ7の回転方向と反対方向の旋回力をさらに付与することで、プロペラ7の後流におけるエネルギの回収効率をさらに効果的に高めることができる。
幾つかの実施形態では、図4a、図5a、図6に示したように、リアクションフィン装置1には、角度位置が0度以上10度未満、及び350度以上360度未満のいずれの範囲内にもリアクションフィンは配置されない。
図3に示すように、角度位置の角度が0度以上10度未満、及び350度以上360度未満の範囲に注目すると、流体の旋回方向はプロペラ7の回転方向とおおよそ同一である。しかしながら、リアクションフィン装置1の前方にスケグ5が設けられていることの影響により、流体の主流方向の速度は、プロペラ7の回転方向と反対方向の旋回力を十分に付与できるほどには速くない。そのため、上記実施形態によれば、十分な旋回力を生成できない角度位置にリアクションフィンを配置しないことで、経済的なリアクションフィン装置1を提供することができる。
また、いくつかの実施形態では、図4a、図5a、図6に示したように、リアクションフィン装置1には、角度位置が135度以上270度未満の範囲内にリアクションフィンは配置されない。
図3に示すように、角度位置の角度が135度以上270度未満の範囲に注目すると、流体の旋回方向は、プロペラ7の回転方向とおおよそ反対方向になっているとともに、その旋回方向の流速も十分な速度を有している。さらに、流体の主流方向の速度は、非常に速い。このような角度位置にリアクションフィンを配置しても、プロペラ7の後流におけるエネルギの回収効率を効果的に高めることができないばかりか、船体2に作用する流体の抵抗が非常に大きくなってしまう。よって、このような角度位置にリアクションフィンを配置しないことで、経済的なリアクションフィン装置1を提供することができる。
図7は、一実施形態に係るリアクションフィン装置におけるリアクションフィンのひねり形状を説明するための説明図である。図7の(a)において、符号A〜Dはリアクションフィン10をスパン方向から見たときの断面形状を示しており、Aは翼根位置Lb、Rbにおける断面形状、Bは第1位置L11、R21における断面形状、Cは第2位置L12、R22における断面形状、Dは翼先端位置Lu、Ruにおける断面形状である。図7の(b)は、リアクションフィン10をスパン方向と直交する方向から見た図である。
幾つかの実施形態では、図7に示すように、リアクションフィン10は、翼根から翼先端にかけての少なくとも一部において、ひねり形状を有している。
すなわち、図7の(b)に示すように、リアクションフィン10の前縁10aにおける翼根から翼先端までのスパン方向の長さ(スパン長)をHl、リアクションフィン10の前縁10aにおいて、翼根から翼先端に向かって所定のスパン方向位置におけるスパン長をhl1、リアクションフィン10の前縁10aにおいて、翼根から翼先端に向かってhl1とは異なるスパン方向位置におけるスパン長をhl2、と定義する。また、リアクションフィン10の後縁10bにおける翼根から翼先端までのスパン長をHr、リアクションフィン10の後縁10bにおいて、翼根から翼先端に向かって所定のスパン方向位置におけるスパン長をhr1、リアクションフィン10の後縁10bにおいて、翼根から翼先端に向かってhr1とは異なるスパン方向位置におけるスパン長をhr2、と定義する。このとき、hl1/Hlはhr1/Hrと等しく、hl2/Hlはhr2/Hrと等しい。そして、リアクションフィン10は、前縁においてスパン長がhl1の位置と、後縁においてスパン長がhr1の位置とを通る第1基準線b1が存在する第1断面Bと、前縁においてスパン長がhl2の位置と後縁においてスパン長がhr2の位置とを通り、且つ、スパン方向から視認した場合に第1基準線b1と交差する第2基準線b2が存在する第2断面Cと、を含むように構成される。
図7に示した実施形態では、リアクションフィン10は、翼根から翼先端にかけて連続するひねり形状を有している。
図3に示すように、同じ角度位置であっても、流体の流れ方向(流体の主流方向ベクトルと旋回方向ベクトルとを合成したベクトル方向)は半径方向位置によって異なる。このため、翼根から翼先端までの迎角が同じリアクションフィンの場合には、翼根側または翼先端側の少なくともいずれかにおいてリアクションフィンの面上に不可避的に剥離が生ずる。
図8は、比較形態に係るリアクションフィンにおいて剥離が生じる領域を示した側面図である。図8の(a)は負圧面側を、(b)は圧力面側を示している。この比較形態に係るリアクションフィン10´は、翼根から翼先端までの迎角が同じように構成されており、ひねり形状を有していない。このようなリアクションフィン10´の場合には、図8に示すように、負圧面側における翼先端側に大きな剥離領域Ra1が発生している。また、圧力面側におけるリアクションフィン10´の翼根側にも相対的に小さな剥離領域Ra2が生じている。
図9は、一実施形態に係るリアクションフィンにおいて剥離が生じる領域を示した側面図であり、図9の(a)は負圧面側を、(b)は圧力面側を示している。この一実施形態に係るリアクションフィン10は、翼根から翼先端にかけての少なくとも一部において、ひねり形状を有している。このようなリアクションフィン10の場合には、例えば翼の先端側において流体の流入方向に応じた適切な迎角を有するようなひねり形状とすることで、図9に示すように、負圧面側における翼先端側に剥離が生ずるのを抑制することが出来る。
幾つかの実施形態では、図7に示すように、第1断面B及び第2断面Cは、リアクションフィン10のスパン方向における翼中央位置Lc、Rcから翼先端位置Lu、Ruの範囲内に含まれるように構成される。つまり、上述した第1位置L11、R21、及び第2位置L12、R22は、翼根よりも翼先端に近い位置にある。
本発明者らの知見によれば、剥離が生じた場合における船体2の推進効率に与える影響は、翼中央から翼先端において剥離が生じた場合の方が、翼根から翼中央において剥離が生じた場合よりも大きい。上記実施形態によれば、リアクションフィン10は、翼中央から翼先端にかけての少なくとも一部においてひねり形状を有するように構成される。そのため、翼中央から翼先端にかけての少なくとも一部において、流体の流入方向に応じた適切なひねり形状とすることで、リアクションフィン10の面上に剥離が生ずるのを抑制でき、プロペラ7の後流におけるエネルギの回収効率をさらに効果的に高めることができる。
以上、本発明の好ましい形態について説明したが、本発明は上記の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲での種々の変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、1つのプロペラ7を有する1軸船を例にして説明したが、本開示に係るリアクションフィン装置1はこれに限定されない。図10に示すように、2つのプロペラ27a、27bを有する2軸船にも適用可能である。図示した実施形態では、船体2を船尾方向から見て、左舷側に配置される第1プロペラ27aは時計回り方向に回転し、右舷側に配置される第2プロペラ27bは反時計回りに回転する、いわゆる内回り船となっている。また、図示しないが、第1プロペラ27aは反時計回りに回転し、第2プロペラ27bは時計回りに回転する、いわゆる外回り船にも適用可能である。本開示のリアクションフィン装置1を内回り船、外回り船に適用する場合、第1プロペラ27aの前方に配置されるリアクションフィン装置1Aと、第2プロペラ前方に配置されるリアクションフィン装置1Bとは、船体2の中心線O3を中心として鏡映対称に配置される。
1、1A、1B リアクションフィン装置
2 船体
3 船尾
4 船底
5 スケグ
6 プロペラ軸
7 プロペラ
8 翼
10 リアクションフィン
10a 前縁
10b 後縁
11 第1リアクションフィン
12 第2リアクションフィン
13 第3リアクションフィン
14 第4リアクションフィン
B 第1断面
C 第2断面
a1、a2、a3、a4 迎角
b1 第1基準線
b2 第2基準線
c1、c2、c3、c4 コード長
hl1、hl2、hr1、hr2 スパン長

Claims (8)

  1. 船体の推進力を生成するプロペラの前方に配置される複数のリアクションフィンを有するリアクションフィン装置であって、
    前記プロペラの中心位置に対して鉛直上方を0度とし、前記プロペラの回転方向と反対方向に向かって角度が増加するように角度位置を定義した場合に、
    前記複数のリアクションフィンは、
    前記角度位置が10度以上90度未満の範囲に配置される第1リアクションフィンと、
    前記角度位置が10度以上90度未満の範囲に配置され、且つ、前記第1リアクションフィンの迎角よりも小さい迎角を有する第2リアクションフィンと、を含み、
    前記第2リアクションフィンのコード長は、前記第1リアクションフィンのコード長よりも長いリアクションフィン装置。
  2. 前記第2リアクションフィンの角度位置は、前記第1リアクションフィンの角度位置より大きい請求項1に記載のリアクションフィン装置。
  3. 前記複数のリアクションフィンは、前記角度位置が90度以上135度未満の範囲に設けられる第3リアクションフィンを有する請求項1又は2に記載のリアクションフィン装置。
  4. 前記第3リアクションフィンのコード長は、前記第1リアクションフィンのコード長より短く、且つ、前記第2リアクションフィンのコード長より短い請求項3に記載のリアクションフィン装置。
  5. 前記複数のリアクションフィンは、前記角度位置が270度以上350度未満の範囲に設けられる第4リアクションフィンを含む請求項1から4のいずれか1項に記載のリアクションフィン装置。
  6. 前記複数のリアクションフィンそれぞれの前縁における翼根から翼先端までのスパン長をHl、
    前記複数のリアクションフィンそれぞれの前縁において、翼根から翼先端に向かって所定のスパン方向位置におけるスパン長をhl1、
    前記複数のリアクションフィンそれぞれの前縁において、翼根から翼先端に向かってhl1とは異なるスパン方向位置におけるスパン長をhl2、
    前記複数のリアクションフィンそれぞれの後縁における翼根から翼先端までのスパン長をHr、
    前記複数のリアクションフィンそれぞれの後縁において、翼根から翼先端に向かって所定のスパン方向位置におけるスパン長をhr1、
    前記複数のリアクションフィンそれぞれの後縁において、翼根から翼先端に向かってhr1とは異なるスパン方向位置におけるスパン長をhr2、と定義した場合に、
    hl1/Hlはhr1/Hrと等しく、hl2/Hlはhr2/Hrと等しく、
    前記複数のリアクションフィンそれぞれは、
    前縁においてスパン長がhl1の位置と、後縁においてスパン長がhr1の位置とを通る第1基準線が存在する第1断面と、
    前縁においてスパン長がhl2の位置と後縁においてスパン長がhr2の位置とを通り、且つ、スパン方向から視認した場合に前記第1基準線と交差する第2基準線が存在する第2断面と、を含むように構成される請求項1から5のいずれか1項に記載のリアクションフィン装置。
  7. 前記第1断面及び前記第2断面は、前記複数のリアクションフィンそれぞれのスパン方向における翼中央位置から翼先端位置の範囲内に含まれるように構成される請求項6に記載のリアクションフィン装置。
  8. 前記複数のリアクションフィンは、前記角度位置が0度以上10度未満、及び350度以上360度未満のいずれの範囲内にも配置されない請求項1から7のいずれか1項に記載のリアクションフィン装置。
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