JP6704206B2 - 舵取機及びこれを備えた船舶、並びに舵取機の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、舵取機及びこれを備えた船舶、並びに舵取機の制御方法に関する。
従来から、船舶の舵板に連結された舵軸を油圧ポンプにより駆動する舵取機が知られている(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。
特許文献1に開示される舵取機は、舵軸のひずみ値から舵板に作用する負荷を検出し、舵板に作用する負荷が低い場合は単一の油圧ポンプで舵軸を駆動し、舵板に作用する負荷が高い場合は2台の油圧ポンプで舵軸を駆動するものである。
特許文献2に開示される舵取機は、2組の油圧系統のそれぞれに第1および第2のポンプを設け、2組の油圧系統のそれぞれにおいて2台の油圧ポンプを同時に使用した操舵と1台の油圧ポンプのみの操舵とを行うものである。
実公平7−22397号公報 特公平3−30558号公報
船舶の通常の航行中においては、操舵指令により入力される目標舵角と、操舵指令が入力された時点での実際の舵角(基準位置に対する舵板の舵角:以下、現在舵角という。)との差分(以下、舵角偏差という。)は、5°程度の範囲内に収まるのがほとんどである。また、操舵指令は、例えば1時間に10〜15回程度の比較的低い頻度で入力されることが一般的である。
そのため、5°程度の舵角偏差の分だけ舵軸を回動するために使用する油圧ポンプの駆動エネルギー(例えば、油圧ポンプを駆動する電動機の電力消費量)が大きいと、船舶の航行中に舵取機が消費する総エネルギー消費量が増大してしまう。
特許文献1の舵取機によれば、舵板に作用する負荷が低い場合に駆動する油圧ポンプを1台のみとすることができる。しかしながら、舵角偏差が5°程度の範囲内に収まる場合であっても、舵板に作用する負荷が高い場合に2台の油圧ポンプを駆動するため、船舶の航行中に舵取機が消費する総エネルギー消費量が増大してしまう。また、舵板に作用する負荷が低い場合に駆動する油圧ポンプ自体の駆動エネルギーが大きい場合にも、総エネルギー消費量の増大が避けられない。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、舵角偏差が所定角度未満の場合に舵軸の回動に必要とされるエネルギー消費量を低減しつつ、舵角偏差が所定角度以上の場合の適切な舵軸の回動を可能とした舵取機及びこれを備えた船舶、並びに舵取機の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を採用する。
本発明の一態様の舵取機は、船舶の舵板に連結された舵軸を回動する舵取機であって、作動流体を吸入して吐出することにより前記舵軸を回動するための動力を発生する複数のポンプと、前記舵板の現在舵角を検知する検知部と、前記舵板の目標舵角を設定する設定部と、前記現在舵角と前記目標舵角との差分である舵角偏差に基づいて、前記現在舵角から前記目標舵角へ向けて前記舵板が回動するように前記複数のポンプを制御する制御部と、を備え、前記複数のポンプは、該複数のポンプの各々の最大動力の合計の50%未満を最大動力とした第1ポンプと該第1ポンプの最大動力よりも最大動力が大きい第2ポンプとを少なくとも含み、前記制御部は、前記舵角偏差が所定角度未満である場合は前記第1ポンプのみを動作させ、前記舵角偏差が前記所定角度以上である場合は合計の最大動力が前記第1ポンプの最大動力を上回るように前記第2ポンプを動作させるとともに前記第1ポンプの動作を停止させるよう前記複数のポンプを制御する。
本発明の一態様の舵取機によれば、舵角偏差が所定角度未満である場合に、舵取機が備える複数のポンプの各々の最大動力の合計の50%未満を最大動力とした第1ポンプのみが動作する。これにより、舵角偏差が所定角度未満の場合に舵軸の回動に必要とされるエネルギー消費量が十分に低減する。また、舵角偏差が所定角度以上である場合に、第1ポンプの最大動力よりも最大動力が大きい第2ポンプが動作するため、舵角偏差が所定角度以上の場合の適切な舵軸の回動が可能となる。
また、船舶の通常の航行中における舵角偏差は所定角度(例えば、5°程度)未満に収まるのがほとんどであるため、通常の航行中におけるほとんどの舵軸の回動が第1ポンプにより行われることとなる。そのため、船舶の通常の航行中に舵取機が消費する総エネルギー消費量が低減する。
本発明の参考例の舵取機において、前記制御部は、前記舵角偏差が前記所定角度以上である場合に前記第1動力発生部と前記第2動力発生部の双方を動作させるよう制御するものであってもよい。
このようにすることで、舵角偏差が所定角度以上である場合に発生する最大動力が第1動力発生部の最大動力より大きいものとなり、舵角偏差が所定角度以上である場合の舵軸の回動をより適切に行うことができる。また、通常の航行中における舵角偏差は所定角度(例えば、5°程度)以上となることがほとんどないため、船舶の通常の航行中に舵取機が消費する総エネルギー消費量の増加量が抑制される。
本発明の一態様の舵取機において、前記第2ポンプの最大動力は、前記第1ポンプの最大動力よりも大きい。
このようにすることで、舵角偏差が所定角度以上である場合に発生する最大動力が第1ポンプの最大動力より大きいものとなり、舵角偏差が所定角度以上である場合の舵軸の回動をより適切に行うことができる。また、通常の航行中における舵角偏差は所定角度(例えば、5°程度)以上となることがほとんどないため、船舶の通常の航行中に舵取機が消費する総エネルギー消費量の増加量が抑制される。
本発明の一態様の舵取機前記第1ポンプを駆動する第1電動機と前記第2ポンプを駆動する第2電動機を有するものであってもよい。
このようにすることで、ポンプとそれを駆動する電動機とを有する舵取機において、舵角偏差が所定角度未満の場合に舵軸の回動に必要とされる電動機の消費電力量が低減する。
また、本発明の一態様の船舶は、前述した舵取機を備える。
前述した舵取機を備えるため、舵角偏差が所定角度未満の場合に舵軸の回動に必要とされるエネルギー消費量を低減しつつ、舵角偏差が所定角度以上の場合の適切な舵軸の回動を可能とした船舶を提供することができる。
また、本発明の一態様の舵取機の制御方法は、作動流体を吸入して吐出することにより船舶の舵板に連結された舵軸を回動するための動力を発生する複数のポンプを備える舵取機の制御方法であって、前記複数のポンプは、該複数のポンプの各々の最大動力の合計の50%未満を最大動力とした第1ポンプと該第1ポンプの最大動力よりも最大動力が大きい第2ポンプとを少なくとも含み、前記舵板の現在舵角を検知する検知工程と、前記舵板の目標舵角を設定する設定工程と、前記現在舵角と前記目標舵角との差分である舵角偏差に基づいて、前記現在舵角から前記目標舵角へ向けて前記舵板が回動するように前記複数のポンプを制御する制御工程と、を備え、前記制御工程は、前記舵角偏差が所定角度未満である場合は前記第1ポンプのみを動作させ、前記舵角偏差が前記所定角度以上である場合は合計の最大動力が前記第1ポンプの最大動力を上回るように前記第2ポンプを動作させるとともに前記第1ポンプの動作を停止させるよう前記複数のポンプを制御する。
このようにすることで、舵角偏差が所定角度未満の場合に舵軸の回動に必要とされるエネルギー消費量を低減しつつ、舵角偏差が所定角度以上の場合の適切な舵軸の回動を可能とした舵取機の制御方法を提供することができる。
本発明によれば、舵角偏差が所定角度未満の場合に舵軸の回動に必要とされるエネルギー消費量を低減しつつ、舵角偏差が所定角度以上の場合の適切な舵軸の回動を可能とした舵取機及びこれを備えた船舶、並びに舵取機の制御方法を提供することができる。
舵取機の一実施形態を示す構成図である。 図1に示す制御部により実行される舵角制御の処理を示すフローチャートである。 図1に示す制御部により実行される舵角制御の制御モードと油圧ポンプの動作状態の関係の第1実施例を示す図である。 図1に示す制御部により実行される舵角制御の制御モードと油圧ポンプの動作状態の関係の第2実施例を示す図である。
本発明の一実施形態の舵取機100について、図面を参照して説明する。
図1は、舵取機100の一実施形態を示す構成図である。
本実施形態の舵取機100は、船舶の舵板(図示略)に連結された舵軸10を油圧による動力を用いて回動することによって船舶を操舵する装置である。
図1に示すように、本実施形態の舵取機100は、舵軸10と、チラー20と、油圧アクチュエータ30と、第1動力発生部40と、第2動力発生部50と、第3動力発生部60と、切替機構70と、舵角検知部80と、制御部90とを備える。
舵軸10は、下端部において舵板と連結されており、上端部においてチラー20に連結されている。チラー20は舵軸10を中心に回転する部材であり、切欠部21が設けられている。
油圧アクチュエータ30は、ラム31と、一対のシリンダ32,33とを備える。油圧アクチュエータ30は、シリンダ32,33に供給される作動油(作動流体)の油圧によってラム31を移動させることにより舵軸10を回動させる。舵軸10が油圧アクチュエータ30により回動すると、それに伴って舵軸10の下端部に連結された舵板が舵軸10回りの回転方向に回転する。
ラム31は、円柱形状の軸部材であり、中心軸に沿った方向(図1の左右方向)に移動可能である。ラム31の中央部には中心軸に交差する方向に突出したラムピン31aが設けられている。ラムピン31aは、チラー20の切欠部21の挿入した状態で組み付けられている。ラム31は、後述するように、油圧により中心軸に沿って移動する。ラムピン31aは、ラム31の移動に伴って、舵軸10を中心とした時計回り方向または反時計回り方向にチラー20を回動させる。ラムピン31aは、ラム31の移動に伴ってチラー20の切欠部21をスライドするように移動する。
第1動力発生部40,第2動力発生部50,第3動力発生部60は、それぞれ舵軸10を回動するための動力を発生する装置である。
第1動力発生部40は、油タンク(図示略)から作動油を吸入して吐出する第1油圧ポンプ41と、第1油圧ポンプ41を駆動する第1電動機42とを有する。第2動力発生部50は、油タンク(図示略)から作動油を吸入して吐出する第2油圧ポンプ51と、第2油圧ポンプ51を駆動する第2電動機52とを有する。第3動力発生部60は、油タンク(図示略)から作動油を吸入して吐出する第3油圧ポンプ61と、第3油圧ポンプ61を駆動する第3電動機62とを有する。
第1動力発生部40,第2動力発生部50,第3動力発生部60の油圧ポンプとして、各種のものを採用することができる。例えば、電動機により斜板を回転させてシリンダブロックから突出するピストンを往復動させることによりシリンダブロックから油を吐出する斜板式ピストンポンプを採用することができる。斜板式ピストンポンプは、斜板の角度を調整することにより電動機の単位回転数当たりに吐出される油量を調整可能な容量可変ポンプである。
第1動力発生部40から吐出される油は、油配管L1から逆止弁V1を経由して油配管L4に導かれる。第2動力発生部50から吐出される油は、油配管L2から逆止弁V2を経由して油配管L4に導かれる。第3動力発生部60から吐出される油は、油配管L3から逆止弁V3を経由して油配管L4に導かれる。逆止弁V1,V2,V3により、油配管L4に導かれた油は、油配管L1,L2,L3に向けて逆流することがない。
切替機構70は、油配管L4に導かれた油を油配管L5からシリンダ32へ伝達するか、油配管L6からシリンダ33へ伝達するかを切り替える機構である。油配管L4の油をシリンダ32とシリンダ33のいずれへ供給するかの供給状態は、制御部90からの制御指令により切り替えられる。切替機構70は、制御部90から油配管L4の油をシリンダ32へ供給する旨の制御指令を受信した場合は、油配管L4と油配管L5を接続するように内部の流路を切り替える。一方、切替機構70は、制御部90から油配管L4の油をシリンダ33へ供給する旨の制御指令を受信した場合は、油配管L4と油配管L6を接続するように内部の流路を切り替える。
舵角検知部80は、舵軸10の下端部に連結される舵板の基準位置に対する変位角である現在舵角θpを検出する装置である。ここで、基準位置とは、船舶を直進させる場合の舵板の位置をいう。舵取機100により操舵可能な基準位置からの最大舵角θmax(例えば、35°)は予め定まっている。舵角検知部80は、−θmax以上かつ+θmax以下の範囲の現在舵角θpを検知し、制御部90へ出力する。
制御部90は、舵取機100が備える各部を制御するものである。制御部90は、ポンプ制御部91と、目標舵角設定部92とを有する。
ここで、制御部90は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体等から構成されている。そして、各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラムの形式で記憶媒体等に記憶されており、このプログラムをCPUがRAM等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。
目標舵角設定部92は、船舶の操舵方向を示す操舵指令に基づいて目標舵角θtを設定する。操舵指令としては、−θmax以上かつ+θmax以下の範囲の任意の値が入力される。目標舵角設定部92が設定した目標舵角θtは、ポンプ制御部91に伝達される。
ここで、操舵指令は、予め定められた航路情報に基づいて制御部90が自動的に生成するものであっても、船舶の操舵者から直接的に入力されるものであってもよい。
ポンプ制御部91は、第1電動機42,第2電動機52,第3電動機62へ制御指令を送信することにより、第1動力発生部40,第2動力発生部50,第3動力発生部60をそれぞれ制御する。ポンプ制御部91は、舵角検知部80から入力される現在舵角θpと目標舵角設定部92により設定される目標舵角θtから、現在舵角θpと目標舵角θtの差分である舵角偏差θdを算出する。ポンプ制御部91は、算出した舵角偏差θdに基づいて、現在舵角θpから目標舵角θtへ向けて舵板が回動するように第1動力発生部40,第2動力発生部50,第3動力発生部60をそれぞれ制御する。また、ポンプ制御部91は、舵板が適切な目標舵角θtへ向けた適切な方向(舵軸10回りの時計回り方向または反時計回り方向)に回動するように、切替機構70へ制御指令を送信する。
次に、図2〜図4を参照して、制御部90により実行される舵角制御の処理を説明する。
舵取機100の制御部90は、記憶部(図示略)に記憶された制御プログラムを読み出して実行することにより、図2に示される各処理を実行する。
図2に示される処理が開始されると、ステップS201で、制御部90は、目標舵角設定部92により目標舵角θtが設定されたかどうかを判定し、目標舵角θtが設定されたと判定した場合にステップS202へ処理を進める。
ステップS202で、制御部90は、舵角検知部80から入力される現在舵角θpを検出する。
ステップS203で、制御部90は、現在舵角θpから目標舵角θtを減算して舵角偏差θdを算出する。
以下のステップS204〜S214に示す処理は、舵角偏差θdの絶対値に応じて第1動力発生部40,第2動力発生部50,第3動力発生部60の制御モードを、第1制御モード,第2制御モード,第3制御モード,第4制御モードのいずれかとする処理である。
制御部90は、舵角偏差θdがA1未満である場合に第1制御モードとし、舵角偏差θdがA1以上かつA2未満である場合に第2制御モードとする。また、制御部90は、舵角偏差θdがA2以上かつA3未満である場合に第3制御モードとし、舵角偏差θdがA3以上である場合に第4制御モードとする。
A1,A2,A3は、例えば、5°,10°,20°とすることができるが、他の数値としてもよい。
ステップS204で、制御部90は、算出した舵角偏差θdの絶対値がA1未満であるかどうかを判定し、YESであればステップS205に処理を進める。
ステップS205で、制御部90は、第1制御モードにより第1動力発生部40,第2動力発生部50,第3動力発生部60を制御する。なお、制御部90は、第1制御モードの実行中に、舵角検知部80から入力される現在舵角θpを逐次検出するものとする。第1制御モードの詳細については後述する。
ステップS206で、制御部90は、逐次に検出される現在舵角θpが目標舵角θtに到達したかどうかを判定し、YESであれば図2に示す処理を終了する。制御部90は、NOと判定する場合は第1制御モードの実行を継続する。
ステップS207で、制御部90は、算出した舵角偏差θdの絶対値がA1以上かつA2未満であるかどうかを判定し、YESであればステップS208に処理を進める。
ステップS208で、制御部90は、第2制御モードにより第1動力発生部40,第2動力発生部50,第3動力発生部60を制御する。なお、制御部90は、第2制御モードの実行中に、舵角検知部80から入力される現在舵角θpを逐次検出するものとする。第2制御モードの詳細については後述する。
ステップS209で、制御部90は、逐次に検出される現在舵角θpが目標舵角θtに到達したかどうかを判定し、YESであれば図2に示す処理を終了する。制御部90は、NOと判定する場合は第2制御モードの実行を継続する。
ステップS210で、制御部90は、算出した舵角偏差θdの絶対値がA2以上かつA3未満であるかどうかを判定し、YESであればステップS211に処理を進める。
ステップS211で、制御部90は、第3制御モードにより第1動力発生部40,第2動力発生部50,第3動力発生部60を制御する。なお、制御部90は、第3制御モードの実行中に、舵角検知部80から入力される現在舵角θpを逐次検出するものとする。第3制御モードの詳細については後述する。
ステップS212で、制御部90は、逐次に検出される現在舵角θpが目標舵角θtに到達したかどうかを判定し、YESであれば図2に示す処理を終了する。制御部90は、NOと判定する場合は第3制御モードの実行を継続する。
ステップS213で、制御部90は、舵角偏差θdの絶対値がA3以上であることから、第4制御モードにより第1動力発生部40,第2動力発生部50,第3動力発生部60を制御する。なお、制御部90は、第4制御モードの実行中に、舵角検知部80から入力される現在舵角θpを逐次検出するものとする。第4制御モードの詳細については後述する。
ステップS214で、制御部90は、逐次に検出される現在舵角θpが目標舵角θtに到達したかどうかを判定し、YESであれば図2に示す処理を終了する。制御部90は、NOと判定する場合は第4制御モードの実行を継続する。
次に、図2で説明した各制御モードの詳細と、第1動力発生部40,第2動力発生部50,第3動力発生部60についての実施例を説明する。
なお、以下で説明する第1実施例と第2実施例は、第1動力発生部40,第2動力発生部50,第3動力発生部60のそれぞれが発生可能な最大動力の組み合わせが異なっている。また、各制御モードにおいて第1動力発生部40,第2動力発生部50,第3動力発生部60のいずれを動作させるかの組み合わせが異なっている。
なお、以下の説明においては、船級規則により定められる舵角制御の要件を満たす動力を必要動力Pnとして説明する。ここで、船級規則により定められる必要動力Pnは、28秒以内に65°(片舷35°から反対舷30°までの角度)の角度範囲で舵板を回動させるのに要する動力である。
また、以下の説明においては、第1動力発生部40,第2動力発生部50,第3動力発生部60のそれぞれが発生可能な最大動力を、それぞれ最大動力Pmax1,最大動力Pmax2,最大動力Pmax3として説明する。
また、以下の第1実施例と第2実施例のいずれにおいても、最大動力Pmax1,最大動力Pmax2,最大動力Pmax3の合計が必要動力Pn以上となっている。これは、船級規則により定められる舵角制御の要件を満たすようにするためである。
また、第1電動機42の消費電力Pc1,第2電動機52の消費電力Pc2,第3電動機62の消費電力Pc3は、最大動力Pmax1,最大動力Pmax2,最大動力Pmax3に応じて定まるものである。すなわち、Pmax1<Pmax2<Pmax3となる場合、Pc1<Pc2<Pc3となる。同様に、Pmax1=Pmax2=Pmax3となる場合、Pc1=Pc2=Pc3となる。
このように、最大動力Pmaxの値が小さいほど動力発生部の消費電力Pcが小さくなる。
〔第1実施例〕
図3に示すように、第1実施例は、最大動力Pmax1,最大動力Pmax2,最大動力Pmax3をそれぞれ、以下のように定めた例である。
Pmax1=0.3・Pn (1)
Pmax2=0.5・Pn (2)
Pmax3=0.7・Pn (3)
式(1)〜(3)に示すように、第1動力発生部40の最大動力Pmax1は、最大動力Pmax1,最大動力Pmax2,最大動力Pmax3の合計である1.5・Pnの20%となっている。
図3に示すように、制御部90は、第1制御モードにおいて、第1動力発生部40を動作させる一方で、第2動力発生部50および第3動力発生部60を停止させたままとする。これは、舵角偏差θdの絶対値がA1未満と小さいため、最も最大動力が小さい第1動力発生部40のみを動作させるからである。このように、第1制御モードは、第1動力発生部40のみを動作させる制御モードであるため、得られる最大動力は0.3・Pnとなる。
図3に示すように、制御部90は、第2制御モードにおいて、第2動力発生部50を動作させる一方で、第1動力発生部40および第3動力発生部60を停止させたままとする。これは、舵角偏差θdの絶対値がA1以上かつA2未満であるため、最大動力が第1動力発生部40の最大動力Pmax1を上回るようにするためである。このように、第2制御モードは、第2動力発生部50を動作させる制御モードであるため、得られる最大動力は0.5・Pnとなる。
図3に示すように、制御部90は、第3制御モードにおいて、第3動力発生部60を動作させる一方で、第1動力発生部40および第2動力発生部50を停止させたままとする。これは、舵角偏差θdの絶対値がA2以上かつA3未満であるため、最大動力が第2動力発生部50の最大動力Pmax2を上回るようにするためである。このように、第3制御モードは、第3動力発生部60を動作させる制御モードであるため、得られる最大動力は0.7・Pnとなる。
図3に示すように、制御部90は、第4制御モードにおいて、第2動力発生部50および第3動力発生部60を動作させる一方で、第1動力発生部40を停止させたままとする。これは、舵角偏差θdの絶対値がA3以上であるため、最大動力の合計が第3動力発生部60の最大動力Pmax2を上回るようにするためである。このように、第4制御モードは、第2動力発生部50および第3動力発生部60を動作させる制御モードであるため、得られる最大動力は1.2・Pnとなる。
なお、以上の第1実施例において、第1動力発生部40の最大動力Pmax1は、最大動力Pmax1,最大動力Pmax2,最大動力Pmax3の合計の20%としたが、他の態様であってもよい。
例えば、第1動力発生部40の最大動力Pmax1は、最大動力Pmax1,最大動力Pmax2,最大動力Pmax3の合計の50%未満の任意の値としてもよい。この場合、最大動力Pmax1は、最大動力Pmax2の値以下かつ最大動力Pmax3の値以下の最小値とする。
第1実施例の舵取機100によれば、舵角偏差θdがA1未満である場合に、第1動力発生部40,第2動力発生部50,第3動力発生部60の各々の最大動力の合計の50%未満を最大動力とした第1動力発生部40のみが動作する。これにより、舵角偏差θdがA1未満の場合に舵軸10の回動に必要とされる第1電動機42の消費電力が十分に低減される。また、舵角偏差θdがA1以上である場合に、第1動力発生部40の最大動力Pmax1以上を最大動力とする第2動力発生部50が動作するため、舵角偏差θdがA1以上の場合の適切な舵軸10の回動が可能となる。
また、船舶の通常の航行中における舵角偏差θdは所定角度(例えば、5°程度)未満に収まるのがほとんどであるため、通常の航行中におけるほとんどの舵軸10の回動が第1動力発生部40により行われることとなる。そのため、船舶の通常の航行中に舵取機100が消費する総エネルギー消費量が低減する。
〔第2実施例〕
図4に示すように、第2実施例は、最大動力Pmax1,最大動力Pmax2,最大動力Pmax3をそれぞれ、以下のように定めた例である。
Pmax1=0.4・Pn (4)
Pmax2=0.4・Pn (5)
Pmax3=0.4・Pn (6)
式(4)〜(6)に示すように、第1動力発生部40の最大動力Pmax1は、最大動力Pmax1,最大動力Pmax2,最大動力Pmax3の合計である1.2・Pnの33.3%となっている。
図4に示すように、制御部90は、第1制御モードにおいて、第1動力発生部40を動作させる一方で、第2動力発生部50および第3動力発生部60を停止させたままとする。これは、舵角偏差θdの絶対値がA1未満と小さいため、第1動力発生部40のみを動作させるからである。このように、第1制御モードは、第1動力発生部40のみを動作させる制御モードであるため、得られる最大動力は0.4・Pnとなる。
図4に示すように、制御部90は、第2制御モードおよび第3制御モードにおいて、第1動力発生部40および第2動力発生部50を動作させる一方で、第3動力発生部60を停止させたままとする。これは、舵角偏差θdの絶対値がA1以上かつA2未満、あるいはA2以上かつA3未満であるため、最大動力が第1動力発生部40の最大動力Pmax1を上回るようにするためである。このように、第2制御モードおよび第3制御モードは、第1動力発生部40および第2動力発生部50を動作させる制御モードであるため、得られる最大動力は0.8・Pnとなる。
図4に示すように、制御部90は、第4制御モードにおいて、第1動力発生部40、第2動力発生部50および第3動力発生部60の全てを動作させる。これは、舵角偏差θdの絶対値がA3以上であるため、最大動力が第1動力発生部40の最大動力Pmax1および第2動力発生部50の最大動力Pmax2の合計を上回るようにするためである。このように、第4制御モードは、第1動力発生部40、第2動力発生部50および第3動力発生部60の全てを動作させる制御モードであるため、得られる最大動力は1.2・Pnとなる。
なお、以上の第2実施例において、第1動力発生部40の最大動力Pmax1は、最大動力Pmax1,最大動力Pmax2,最大動力Pmax3の合計の33.3%としたが、他の態様であってもよい。
例えば、第1動力発生部40の最大動力Pmax1は、最大動力Pmax1,最大動力Pmax2,最大動力Pmax3の合計の50%未満の任意の値としてもよい。この場合、最大動力Pmax2,最大動力Pmax3は、最大動力Pmax1と同じかそれ以上とする。
なお、第2実施例は、最大動力Pmax1,最大動力Pmax2,最大動力Pmax3を同一の値である0.4・Pnに設定する例である。したがって、第1動力発生部40,第2動力発生部50,第3動力発生部60は、同一能力を持つ動力発生部となる。第1制御モードは、舵角偏差θdの絶対値がA1未満の場合に実行されるモードであり、他の制御モードと比較して実行される頻度が格段に高い。そのため、第1制御モードにおいて動作する第1動力発生部40の使用頻度が高く、劣化により故障に至る可能性が高い。
そこで、第2実施例の変形例として、以下の態様を採用することができる。
この変形例は、第1動力発生部40、第2動力発生部50および第3動力発生部60それぞれの総稼働時間(電動機により油圧ポンプが駆動された総時間)を記憶部(図示略)に記憶しておき、総稼働時間が最も少ない動力発生部を、前述の第1制御モードにおいて単独で動作させる例である。本変形例によれば、総稼働時間が少ない動力発生部が第1制御モードにおいて優先的に動作するため、特定の動力発生部が劣化により故障に至ることを抑制することができる。
第2実施例の舵取機100によれば、制御部90は、舵角偏差θdがA1以上である場合に第1動力発生部40と第2動力発生部50の双方を動作させるよう制御することができる。
このようにすることで、舵角偏差θdがA1以上である場合に発生する最大動力が第1動力発生部40の最大動力Pmax1より大きいものとなり、舵角偏差θdがA1以上である場合の舵軸10の回動をより適切に行うことができる。また、通常の航行中における舵角偏差θdは所定角度(例えば、5°程度)以上となることがほとんどないため、船舶の通常の航行中に舵取機100が消費する総エネルギー消費量の増加量が抑制される。
第2実施例の舵取機100において、第2動力発生部50の最大動力Pmax2は、第1動力発生部40の最大動力Pmax1よりも大きいものとすることができる。
このようにすることで、舵角偏差θdがA1以上である場合に発生する最大動力が第1動力発生部40の最大動力Pmax1より大きいものとなり、舵角偏差θdがA1以上である場合の舵軸10の回動をより適切に行うことができる。また、通常の航行中における舵角偏差θdは所定角度(例えば、5°程度)以上となることがほとんどないため、船舶の通常の航行中に舵取機100が消費する総エネルギー消費量の増加量が抑制される。
第1実施例および第2実施例の舵取機100において、第1動力発生部40,第2動力発生部50,第3動力発生部60の各々の最大動力の合計が、28秒内に65°の角度範囲で舵板を回動させるのに要する必要動力Pnより大きい。
このようにすることで、第1動力発生部40,第2動力発生部50,第3動力発生部60の各々の最大動力の合計が舵板を回動させるのに要する必要動力Pnよりも大きいものとなり、船級規則により規定される要件を確実に満たすことができる。
〔他の実施形態〕
以上の説明において、舵取機100は、舵軸10を回動するための動力を発生する動力源として、第1動力発生部40,第2動力発生部50,第3動力発生部60の3つを備えるものとしたが、他の態様であってもよい。例えば、第1動力発生部40,第2動力発生部50の2つ、あるいは4つ以上等、2以上の任意の数の動力発生部を備えるものとしてもよい。
10 舵軸
20 チラー
30 油圧アクチュエータ
31 ラム
32,33 シリンダ
40 第1動力発生部
41 第1油圧ポンプ
42 第1電動機
50 第2動力発生部
51 第2油圧ポンプ
52 第2電動機
60 第3動力発生部
61 第3油圧ポンプ
62 第3電動機
70 切替機構
80 舵角検知部
90 制御部
91 ポンプ制御部
92 目標舵角設定部
100 舵取機
V1,V2,V3 逆止弁
θd 舵角偏差
θp 現在舵角
θt 目標舵角

Claims (4)

  1. 船舶の舵板に連結された舵軸を回動する舵取機であって、
    作動流体を吸入して吐出することにより前記舵軸を回動するための動力を発生する複数のポンプと、
    前記舵板の現在舵角を検知する検知部と、
    前記舵板の目標舵角を設定する設定部と、
    前記現在舵角と前記目標舵角との差分である舵角偏差に基づいて、前記現在舵角から前記目標舵角へ向けて前記舵板が回動するように前記複数のポンプを制御する制御部と、を備え、
    前記複数のポンプは、該複数のポンプの各々の最大動力の合計の50%未満を最大動力とした第1ポンプと該第1ポンプの最大動力よりも最大動力が大きい第2ポンプとを少なくとも含み、
    前記制御部は、前記舵角偏差が所定角度未満である場合は前記第1ポンプのみを動作させ、前記舵角偏差が前記所定角度以上である場合は合計の最大動力が前記第1ポンプの最大動力を上回るように前記第2ポンプを動作させるとともに前記第1ポンプの動作を停止させるよう前記複数のポンプを制御する舵取機。
  2. 前記第1ポンプを駆動する第1電動機と前記第2ポンプを駆動する第2電動機を備える請求項1に記載の舵取機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の舵取機を備えることを特徴とする船舶。
  4. 作動流体を吸入して吐出することにより船舶の舵板に連結された舵軸を回動するための動力を発生する複数のポンプを備える舵取機の制御方法であって、
    前記複数のポンプは、該複数のポンプの各々の最大動力の合計の50%未満を最大動力とした第1ポンプと該第1ポンプの最大動力よりも最大動力が大きい第2ポンプとを少なくとも含み、
    前記舵板の現在舵角を検知する検知工程と、
    前記舵板の目標舵角を設定する設定工程と、
    前記現在舵角と前記目標舵角との差分である舵角偏差に基づいて、前記現在舵角から前記目標舵角へ向けて前記舵板が回動するように前記複数のポンプを制御する制御工程と、を備え、
    前記制御工程は、前記舵角偏差が所定角度未満である場合は前記第1ポンプのみを動作させ、前記舵角偏差が前記所定角度以上である場合は合計の最大動力が前記第1ポンプの最大動力を上回るように前記第2ポンプを動作させるとともに前記第1ポンプの動作を停止させるよう前記複数のポンプを制御する舵取機の制御方法。
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