JP6703981B2 - 空気圧式支持体 - Google Patents

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Description

本発明は、請求項1の前文に記載の空気圧式支持体に関する。
上記種類の空気圧式支持体は公知であり、国際公開第01/73245号に記載の円筒形の基本形状に基づいている。この基本形状は、国際公開第2005/007991号に記載の紡錘形状支持体を作成するために開発されたものである。このような空気圧式支持体の利点は、膨張可能な本体を折り畳むことができ、張力部材をロープとして構成することができるので、その重量が軽く且つ輸送量も非常に小さいことである。このような空気圧式支持体の欠点は、空気圧式支持体が単位面積当たりの高荷重(支持体の長さにわたって分散された荷重)を支持できるにも関わらず、空気圧式支持体が、単位面積当りの可能な荷重と比較して非対称な荷重に対する限られた範囲だけに適合されていることであり、特に橋としての使用を決定的に妨げる軸方向集中負荷に関してそうであり、特に、例えば、橋の上を進むローリーの軸は、この点で特に好ましくない事例を構成する。
圧縮部材には、実質的な弱点がであり、スリムなロッドは座屈の危険に晒される。しかし、空気圧の概念の利点が最小限に抑えられてしまうので、より厚みを持たせた方法では構成することが出来ない。
図1は、従来技術による紡錘形の空気圧式支持体1を概略的に示している。ここでは、明確にするために、誇張された厚さを備えている。弾性材料から成る膨張可能な本体2は、作動圧力で、張力部材4から作動距離にある圧縮部材3を保持し、明確にするために、圧縮部材3の上に厚板5が示され、この厚板は支持体1によって形成された橋上の移動を可能にする。支持体の機能性については、次のような概念で説明することができる。
荷重6が、厚板5及び従って圧縮部材3に作用する場合、これは作動圧で膨張した本体2によって支持されるが、その一部分は、張力部材4にかかり、従って、実際には張力部材4は、荷重6を支持している。その結果、張力部材4が下方に向けて下がろうとするが、圧縮部材3が共通の端部ノード7及び8と共に張力部材4の端部を相互にある距離に維持するので、これは不可能である。圧縮部材3及び張力部材4が相互に動作可能に接続される領域を端部ノードと呼ぶ。
その結果、張力部材4には本質的に軸方向の張力がかけられるだけであり、圧縮部材3には、本質的に軸方向の圧力が負荷されるだけである。つまり張力部材4はロープとして構成することができ、圧縮部材3は薄いロッドとして構成することができる。但し、圧力下のロッドは座屈する危険性があり、その結果、圧縮部材3の座屈限界が支持体1の荷重能力を決定する。
矢印6の方向に作用し且つ支持体の長さにわたって対称的に分散される単位面積当りの荷重の場合には、例えば屋根構造の場合のように、荷重方向での座屈は本体2に当接している圧縮部材3によって減少すると共に、荷重作用とは逆の方向での座屈は荷重自体によって減少されるので、座屈のリスクが低減されている。
しかしながら、非対称的な荷重の場合、圧縮部材は、負荷がかかった場所でより大きな範囲で本体2に沈み込み、そのため異なる地点で上向きに歪み、本体2の支承面にわたって外側に反れ、そこから外れて持ち上がる傾向を伴い、座屈の危険性を増大させ、これらに関連して支持体1の負荷能力を低下させてしまう。
図2aは、純粋な張力部材11として構成され、垂直に(すなわち荷重方向及び支持体10の長手方向軸に垂直な方向に)配置された連結要素を備えた国際公開第2005/042880号による改良型紡錘形支持体10を示している。張力部材11の距離aは、実用の際に当業者によって最適化されるべきである。
張力部材11は、圧縮部材3が、無負荷位置で本体2から外れて持ち上がるのを防ぎ、かつ、ある程度、非対称的な荷重の場合に座屈することを防ぐのに適している。垂直の張力部材11は、圧縮部材と張力部材がほぼ等しく(同様の曲線)で変形することを意味するに過ぎず、垂直の張力部材は屈曲の最大量を縮小するのには適していない。しかしながら、張力部材11の締結点12の位置で圧縮部材3にかなりの荷重(例えば追加の曲げモーメント)が生じてしまう、これは望ましいものではない。
図2bは、国際公開第2005/042880号による支持体10’の張力部材11の可能な構成を示しており、当業者によって決定されるように、複数の張力部材11が相互に距離を置いて束状に配置されており、何れも共通の締結点13から開始して相互に関わって対称的な配置で構成されている。このような構成は張力部材11の作用が締結点13の反対側の小さな伸長部に分散されるので、上記望ましくない圧縮部材3における荷重を低減するのに適しているように見える。但し、低減は単に局所的である。
当業者は、圧縮部材3の座屈の危険性が低いために、相互に距離aを置いて配置された張力部材11が、非対称荷重の場合に、支持体1の荷重支持能力を有利に増加させることを、国際公開第2005/042880号の記載から認識することになる。(図2bの張力部材4’は同様にビーム(梁)として構成されるので、従って下から作用する荷重6’を支持することもでき、よって圧縮部材3は張力荷重の影響を受けることになることを、この時点で付け加えることができる。)
しかしながら、国際公開第2005/042880号による構成の欠点は、以前と同様に、空気圧システムが荷重の下で激しく変形することにある。ロープとして構成される張力部材(但し、張力部材は細長いロッドとしても構成される)及び空気圧式本体2は、特に、もし負荷がより広い範囲の領域における負荷であって且つ非対称的に作用する負荷の場合、例えばこれが距離を移動し続ける橋の場合には、十分な負荷能力にも関らず、支持体の大きな変形をもたらす動作を許容してしまう。国際公開第2005/042880号に記載の張力部材11は、圧縮部材3、4’の座屈を抑制するにも関わらず、張力部材4が局部的に外れて持ち上げられ、支持体10’全体の変形を助長し、最終的には圧縮部材3の座屈に関して所望の効果を再び減少させる。このような支持体10、10’の変形または屈曲は、あたかも可撓性の有るロンドンのミレニアム橋の場合と同様に、少なくとも横揺れの危険性に起因して特に橋(または例えば暴風の場合の屋根)のような構造の場合に問題点を表出する。このような場合、一般的には、例えば支持体によって支持される橋の厚板張りや車道または構造物の場合のように、隣接する構造体を対応する動作に関わって設計する必要はないので、荷重に適応する橋または支持体が有利に可能な限り堅固に構成されていることは、自明である。それとは対照的にミレニアム橋の例で言及したように、意図した目的に本質的に満足な負荷能力にも関わらず、支持体の過度の柔軟性によって使用不能になる恐れがある。
従って、本発明の目的は、改善された剛性を有する空気圧式支持体を提供することにある。
この目的は、請求項1に記載の特徴を有する支持体によって達成される。
本発明によれば、接続要素は、何れも複数の接続点を介して圧縮部材と張力部材との間をジグザグ状にのびているので、圧力を張力部材内(接続要素は張力部材として構成されているけれども)に導くことができ、二重Tガーダーのウェブにおける剪断応力と同様に圧縮部材と引張部材との間の剪断応力を吸収することができる。
本発明による構成は、シミュレーション計算に基づいて以下に示されるように、例えば空気圧式支持体を5倍、関連する非対称荷重の場合には10倍に匹敵する剛性を提供する。本発明は、添付図面に基づいてより詳細に説明される。
従来技術による紡錘形の支持体を示す概略図。 垂直張力部材を備えた図1の支持体を示す概略図。 空気圧式支持体の一部分が従来技術による張力部材の構成を示す概略図。 本発明による支持体の実施形態を示す概略図。 モジュールを構成する本発明による支持体のさらなる実施形態を示す概略図。 モジュールを構成する本発明による支持体のさらなる実施形態を示す概略図。 接続部材を圧縮部材または張力部材に固定するための実施形態を示す概略図。 接続部材を圧縮部材または張力部材に固定するための実施形態を示す概略図。 車両用の移動可能な橋として特に適した別の実施形態を示す縦断面図。 図6aの線A−Aによる拡大断面図。 図6aによる実施形態の弾性部分と剛性部分との間の接続部分を示す概略図。 比較計算に使用される従来技術による空気圧式支持体を示す概略図。 比較計算に使用される本発明による空気圧式支持体を示す概略図。 従来技術による空気支持体と本発明による空気支持体における圧縮部材及び引張部材の変形を比較した4つのグラフに、対称的に作用する1回1荷重及び非対称的に作用する1回1荷重を支持体別に示す。
図3は、本発明による支持体20の実施形態を概略的に示している。端部ノード21、22は、端部ノード21と22との間に多数の空気圧体23を備え、圧縮部材24と張力部材25との間に作動接続を形成し、圧縮部材24と張力部材25がその長さに沿って空気圧体23の対向する側面に当接している。作動圧で、空気圧体23は、圧縮部材24と張力部材25とを動作可能な状態で相互にある距離に維持する。端部ノード21及び22によって達成される圧縮部材24と張力部材25との間の接続により、圧縮部材24に作用する圧縮力が張力部材25に伝達され得るようになり、逆もまた同様である。
実施形態では、接続要素26が、端部ノード21から端部ノード22まで切れ目なく圧縮部材24及び張力部材25の少なくとも複数の接続点27、27’、27”を通ってジグザグ状にのびるように、接続要素26は、圧縮部材24、張力部材25、同様に端部ノード21、22上の複数の位置で接続点27、27’、27”を用いて動作可能な状態に固定されている。
同様に、示された好ましい実施形態では、別の接続要素28は、支持部20、好ましくは端部ノード21から端部ノード22まで、別の複数の接続点29を通ってジグザグ状にのびている。複数の接続要素26、28の使用は、圧縮部材24の座屈荷重が大きくなるという利点を伴って、張力部材25または圧縮部材24のそれぞれに対応する接続点27〜27”と接続点29との間の距離をより短くし、そのために決定される長さは、接続点27、29の距離によって与えられる。好ましくは、接続要素26及び28は相互に中心をずらして配置され、図示されるように、すなわち、張力部材25または圧縮部材24のそれぞれに割り当てられた接続点27〜27”及び29が、何れも相互に対向するように配置されている。
端部ノード21、22は、剛性の構造体であり、例えば地下または別の構成要素など外部構造上に支持されている。2つの端部ノードは、その高さが隣接する空気圧体23の高さに一致するよう図示実施形態では大きく構成されている。

張力部材25または圧縮部材24が、張力部材25または圧縮部材24の一方を通して各他方へ圧縮又は張力を伝達することできるように、2つの端部ノードが圧縮部材24を張力部材25に接続する端部ノードの各幾何学的構造が重要であり、かつ、独立している。従って、以下に説明する図面、又は図1にも示すように、2つの端部ノードは、例えば圧縮部材の端部に張力部材が直接作用するよう小型に構成することができる。その結果、圧縮部材に作用する圧縮が引張部材に伝達され、張力部材に作用する張力が圧縮部材に伝達されるように、圧縮部材と張力部材が直接的または他の任意の幾何学的に構成された端部要素を介して相互に接続されていれば、端部ノードが存在し、結果的に、張力が張力部材に生じ、圧縮力が圧縮部材に生じる。
張力部材24は、本質的に軸方向の圧力を伝達し、またそれに対応して圧縮ロッドとして構成される一方で、引張部材25は、軸方向の張力を伝達し、従って例えばロープのような可撓性を有するもので構成することができる。勿論、張力部材25をロッドとして構成することも可能であるが、張力部材25は作動中に生じる張力荷重に耐えることができるようにされている。従って、引張部材25は、圧力をかけることができるよう構成することができるので、支持体20は、下方からの荷重を吸収することもでき、また上からの荷重Pと、荷重Pとは反対方向の下からの荷重との両側から、負荷を受けることができる。
相互に隣接する空気圧体23は、作動圧で、その左右の面30、31を介して互いに当接するので、全長にわたって端部ノード21から端部ノード22まで連続してのびる単一の空気圧体の効果が得られ、またこのような空気圧体も同様に本発明によって得られる。図示された複数の空気圧体23は取付け取外しが可能であり、以下に示すように、複数の支持モジュールから組み立てられる支持体20は、輸送及び保管のための利点を有することができる。さらに空気圧体23は、休止状態において、また支持体に負荷Pが作用している場合に、圧縮部材24及び張力部材25を相互にある距離を開けて動作可能に維持する。
図示された空気圧体の種類は、当業者にはそれ自体公知であり、例えば織物様式で構成され、気密性のコーティングを備えていてもよい。
上記したように、接続要素26は、接続点27から接続点27(または27’、27”)まで、さらに別の接続要素例えば接続要素28が存在する場合、接続点29から接続点29まで、支持体20の全長にわたってジグザグ状にのびている。好ましくは、支持体を介してジグザグ状にのびる複数の接続要素が設けられ、そのため、これらの接続要素はそれぞれ、それ自体の固定点で作用する。
接続要素26、28は、空気圧体23の作動圧によってプレテンションがかけられており、従って、張力部材であり、かつ、それに対応して可撓性を有し、好ましくはロープとして構成することができる。さらに接続要素26、28は、好ましくは、連続的な張力部材(ロープまたはチェーンなど)として構成される。しかし、同様に本発明によれば、1つの接続点27(または27’、27”)または29(圧縮部材24または張力部材25上にある)から、異なる接続点27(または27’、27”)または29(張力部材25または圧縮部材24上にある)にのびる個々のセクション32を備えている。従って、同様に、本発明によれば、例えばロープまたは(張力)ロッドのような可撓性のあるもので上記セクション32を構成するようにされている。その結果は、接続要素26、28は、個々のセクション32に分割することができるというものであり、個々のセクション32は、いずれの場合も、圧縮部材24上の固定点27、29から張力部材25上の関連する固定点27、29までのびている(またはその逆も然り)。
好ましくは、接続点27、29は、接続要素26、28(またはその個々のセクション32)が圧縮部材24または張力部材25に直接固定されるような方法で構成されている。しかし、以下でより詳細に説明するように、作動圧で、空気圧体23によって生じた接続要素26、28におけるプレテンションが、本発明による効果を生む理由から、固定が空気圧体23上で行われることも考えられる。
好ましくは、接続点27、29は、動作中、セクション32または連続的に構成された接続要素26、28の対応するセクションの長手方向軸が、圧縮部材24及び張力部材25の領域(好ましくは中立軸上)で実質的に交わるように構成されている。少なくともロープとして構成された張力部材25の場合には、取付けられた支持体20の公差及びシフトによって必ずしも正確に適用されない場合があり、しかし、さもないと本来支持体20の達成可能な剛性を完全に実現することができないので、これは努力すべきである。そのため、同じ接続点27、29に作用する2つの接続要素26、28の長手方向軸は、圧縮部材及び/または張力部材の内部で、特に好ましくはその中立軸上で、交わる。
空気圧体23が作動圧にある場合、上記のように接続要素26、28はプレテンションされる。このプレテンションは、例えば、接続点27’の位置で作用する負荷Pの作用下で、対応して低減された張力のみが反対側の接続点27”に伝達されるように関連接続点27’の位置で低減される。これは、接続点27”の位置で、張力部材25が、空気圧体23’の内圧によって生じる力をより大きく吸収しなければならず、従って、それに作用する軸方向の張力が増加するという結果をもたらす。
この作用は、セクション32’、32”を介して接続点27”に圧力が伝達される場合と同じである。従って、接続要素26またはそのセクション32’、32”は、最終的には張力要素として構成された圧縮ストラットであり、支持体20に作用する横方向の力すなわち対応する剪断力を吸収するので、支持体20は固くなる。例えば、接続要素26の作用は二重Tガーダーのウェブの作用に一致する、これは荷重によってかなりの剪断荷重がかかり、そのため二重Tガーダーにその剛性を与える。
先行技術による空気圧支持体は、この剪断を吸収することができず、従って可撓性を有し、負荷を受けると対応する変形を示す(以下、本発明による支持体の変形と従来技術による支持体の変形との比較を示す図9a〜9cを参照されたい)。
これはまた、可撓性のある長手方向ウェブを有する国際公開第2007/071101号に記載の支持体に適用され、そのウェブは垂直であるが、水平にプレテンションされてなく、ウェブの内圧で生じるプレテンションの水平要素は存在しない。もし、水平力要素が生じたとしても、ウェブは対応する斜め荷重(セクション32の方向)を受ける間に歪み、その結果、ウェブからの剪断を吸収することができなくなる。これは、示された織物状ウェブの糸の必要な垂直方向及び水平方向の配置によって確認され、斜め方向では、糸によって形成される正方形のメッシュが平行四辺形状のメッシュに歪むために、ウェブは完全に可撓性を有する。
仮に、単純化のために、ウェブの体積要素がさらに詳細に考慮すると、二重Tガーダーにおける横方向の力によって生じる剪断応力は、依然として体積要素に垂直方向の剪断を引き起こす。体積要素が平衡状態のままであるとき、剪断応力も同様に水平方向に作用し、その結果、これらの剪断力は、支持体20の垂直方向または長手軸方向に対して45度に傾いた体積要素の対角線上にあり、荷重Pは、それに垂直に作用する。
その結果、接続要素26、28のセクション32は、好ましくは、支持体20の長手方向軸に対して45度の角度で傾斜され、横方向の力によって吸収された剪断が最適に吸収されるので、支持体20は最大限に剛性化される。
言い換えれば、2つの割り当てられた固定点27’、27”の間で少なくとも1つの接続部材26のセクション32が、好ましくは、支持体20の長手方向軸に対して本質的に45度で傾斜しているということである。当業者は、垂直方向に作用しない負荷の場合、それに応じてセクション32の傾斜を最適化することができる。
接続要素26、28の完全な効果は、薄いワイヤーロープの場合のように、接続要素が最小限の可撓性すなわち剛性を有して構成されることを必要とする。従って、本発明による目的は、上記のように、輸送または保管に対して最小限の容積でほとんど重量を持たないが、非対称的にまたは点状に作用する例外的に大きな荷重を、比較で10%またはそれ以下まで低減された変形率で吸収することができるパーツから成る本発明による空気圧式支持体によって達成される。これに関しては、図9a〜9cの説明を参照されたい。
従って、空気圧式支持体は、一般的に、圧力下に置くことができる。例えば膨張させることができ、作動圧で実質的にその全長にわたってのびる圧縮部材と、同様にその全長にわたってのびる張力部材とを動作可能な状態で相互に距離を置いて保持する本体を有し、圧縮部材と張力部材との間にのびる少なくとも1つの張力接続要素のために、圧縮部材上及び張力部材上に複数の接続点を設けていて、圧縮部材の領域及び張力部材の領域の両方を複数の接続点を介してそれぞれにジグザグ状に縫うように圧縮部材と張力部材との間を接続要素がのびている。好ましくは、少なくとも1つの接続要素は、圧力下に置くことができ、領域の全長にわたって支持体を介して連続的にのびる。そうでない場合には、空気圧式支持体の一部の領域のみが本発明によって剛性化されるので、例えば、局所的に区切られた可撓性のある位置で形成される関節部を支持体にもたらし、移動する構造体に接続する必要がある場合に役立つ。しかしながら、このような関節部は、もはや最適ではなく、支持体全体の特性でコストが嵩むため、当業者は不本意に提供するものになる。
さらに、空気圧式支持体20の圧縮部材24上の固定点27、27’、29及び張力部材25上の固定点29、27”は一定の距離を有し、接続要素26、28が膨張可能な本体に沿って規則的なジグザグ状のラインでのびるように、それぞれ距離の半分だけ相互に間隔を置いてオフセットされていることが、図3に示す実施形態から見ることができる。
図4aは、支持体33の実施形態を概略的に示し、図4bは、支持体38の縦断面に変形を加えたものを示す。支持体33は、紡錘状に構成されている。従って、支持体33の直径はその長さにわたって変化する、その結果、支持体33の長手方向軸線に対して45度の傾斜を維持するために、接続要素26、28の接続点27、29の距離も同様に変化する。これは、支持体38の場合も同様である。その湾曲した長手方向軸のおかげで円弧状に広がり、それに対応してその下に位置する領域の屋根を形成するのに適している。
図5aは、連続的に構成された接続要素26、28(図3)のための接続点27、29の好ましい設計図を示す。片割れ部片40は、実線で示されているボルト41を用いて基部42に接続され、接続要素26、28を固定位置に保持している。その縦軸44は破線で示されており、上記したように、圧縮部材24(または張力部材25)の位置で交差している。基部42は、空気圧体23(図3)とは反対側の保持板43を介して気密状態で固定されているが、図面を明白にするため記載は省略する。図5bは、図5aの接続点27、28を通る断面図を示す。
図6aは、橋として構成される本発明による支持体50のさらなる実施形態の縦断面図を示す。支持体50は、本質的に真直ぐな圧縮部材51(座屈荷重に関して有益である)と円弧状の張力部材52とを備えた紡錘状の構造のものである。2つの接続要素57、58は、支持体50を通って一方の端部ノード59から他方の端部ノード60まで長手方向にのび、接続点55、56の間に位置するそれらのセクションは、張力ロッドとして構成することができる。3つの空気圧体61、62、63は、右側面65、66及び左側面67、68を介して互いに当接している。一方で、空気圧体63の右側面64及び空気圧体61の左側面69は、端部ノード59、60と当接していない。
圧縮部材51は、セグメント73、74、75を有する張力部材52と同様に、相互に取外し可能なセグメント70、71、72から構成されている。全てのセグメント70〜75は、それぞれに割り当てられた加圧部材61、62、63の長さにわたってのびているので、本発明による本質的に剛性のある支持モジュール76、77、78がそれぞれにもたらされる(ここで、端部側支持モジュール76、78は当然ながらその端部ノード59、60から同様に取外すことができる)。
従って、支持体50は、複数のすなわち2つ、3つ、または図面に例示された3つの支持モジュール76〜78以上を有し、そこから解体可能でありまたその中に組込可能であって、保管、輸送、取付け及び取外しに関わる利点をもたらす。
圧縮部材55の各セグメント70〜72と張力部材52の各セグメント73〜75とが、接続点80〜87を介して動作可能な状態で相互に固定されているように、個々のモジュールは接続されている。これは、単純なねじ接続によってまたは相互に関わってセグメントの旋回を可能にし、しかも圧縮及び張力を伝達する例えば関節接合など、当業者によって決定される異なる方法を用いて行うことができる。同様に、端部側支持モジュール76、78は、割り当てられた端部ノード59、60に接続されている。ここで、圧縮部材51に作用する圧縮力と張力部材52に作用する張力が、それぞれもう一方の部材52、51に導入され得るような状態で、端部ノード59は、接続点80、84を介して割り当てられたセグメント70、73を互いに接続し、また端部ノード60は、接続点83、87を介して割り当てられたセグメント72、75を互いに接続する。さらに端部ノード59、60は、関連するセグメント70、73及び72、75で接続点80、84及び83、87を介して関節接合することもできる。
上記のように、取付け状態で、空気圧体61〜63は、その面で相互に当接し、それが1つの連続した空気圧体の作用を形成している。
本発明による連続的に剛性を有する支持体50は、取付け状態で、セグメント70〜72(圧縮部材)とセグメント73〜75(張力部材)との確実な接続によってもたらされる。モジュラー構造を持たない支持体と比較しても、支持体の曲げ剛性はモジュラー構造によって弱められることはない。好ましくは、接続要素57、58は、それらがモジュール76〜78のうちの1つを越えて広がらないようにセクションを分割する。そこで、接続要素57、58の対応する2つのセクションはそれぞれ2つの支持モジュール76、77または77、78に割り当てられた接続点81、82、85、86に作用する。一方で、当然ながら接続要素は、複数の接続要素を使用しまたは多数のセクションから成る場合でも連続して構成することができ、どちらの場合も単に一方の接続点からもう一方の接続点に到達する。
図示実施形態に基づいた結果として、要約すると、本発明による空気圧式支持体は、別個のモジュラー支持モジュール76〜78(またはこのような支持モジュールは本発明による支持体に設けることができる)として構成することができる。前記支持モジュール76〜78は、別の(このような)支持モジュール76〜86と接続可能であり、これらは、相互に接続され、圧縮部材(図中:一体化された圧縮部材51のセグメント70〜72)と張力部材(図中:一体化された張力部材52のセグメント73〜75)の接続点80〜87が、同時に、接続要素の固定点55及び56を形成する。端部側に位置する支持モジュールの圧縮部材及び張力部材は、端部ノードに接続されている。これに関しては、図3の端部ノード21、22の記載を参照されたい。
この場合、図示されていない空気圧式支持体の一実施形態によれば、支持モジュール(76〜78)は、支持体(20)を折り畳むことができるように関節式に相互に接続されている。剛性セクションの一方の端部で、圧縮部材は隣接する剛性セクションの圧縮部材に関節接合され、また剛性セクションのもう一方の端部で、張力部材は他の隣接する剛性セクションの張力部材上に関節接合され、また隣接する剛性セクションの他の圧縮部材及び張力部材のそれぞれは互いに取外し可能に接続することができる。このような空気圧式支持体の1つは、支持モジュールに分解することはできないにもかかわらず、ジグザグ状に折り畳むことはできる。
図6aは支持体50の概略図を示し、図6bは図6aの線A−Aに沿った支持モジュール77の断面図を示す。空気圧体62は、弾性側部セクション90、91と、上部92及び下部93のセクションとで構成されており、作動圧において、図面から見ることができるように、上部及び下部セクション92、93は、ここでは剛性を持ちつつ、本発明によれば低いが(勿論存在している)支持体50の荷重変形に耐えることができるのに十分な弾性を有する。上部セクション92は、圧縮部材51のセグメント71を支持し、下部セクション93は張力部材52のセグメント74を支持する。それらのセグメント71、74は、例えば薄い金属シートから形成することができ、このような方法で、車道または適切な厚板張り用の少なくとも1つの支持体を形成する。
側部セクション90、91と上部セクション92及び下部セクション93との間の接続部95は気密性を有し、図7により詳細に示されている。
空気圧体62の内部には、4組の接続要素57、58が並び、その経路は点線で示され、交差地点95(接続要素57)及び96(接続要素58)は線A−Aに沿った断面で見ることができる。
例えば図5aによれば、接続要素57、58は、符号番号56、57で示された接続点に固定されている。
特に図面から見ることができるように、複数組の接続要素57、58は、互いに横方向に隣り合って案内することができ、余分に広い支持体50を構成することが可能である。 これは、例えば橋は、相互に隣接する2つの支持体が設けられるべきであり、その中間空間は厚板張りによって覆われなければならない場合に有利である:図6bのように構成された断面を有する支持体50の場合には、2つの支持体を備えた従来の構造に対し、保管、輸送及び取付けの経費を有利に下げることができる。
また、好ましくは、当業者であれば、セグメント70〜72及び73〜75(図6a)は気密性を有して構成することが可能であり、上部92及び下部93を省略することができる、よって空気圧体61〜63は、弾性縁部90、91と(剛性)セグメント70〜72及び73〜75とを有する。或いは、張力部材52の下部セグメント73〜75は、当然ロープとして構成されてもよく、ロープは図示された実施形態に従って、相互に隣り合う4つの部分でのび、それぞれが接続要素57、58の割り当てられた1組に作動状態で接続されることになる。
図7は、弾性縁部91と上部92との間の接続位置95を概略的に示しており、弾性縁部はクランプ点97によって保持されている。好ましくは、クランプ点97は、上部92(ここでは剛性である)上にカウンター板99を固定する符号番号98で示されたボルトを備えている。弾性縁部91の長手方向縁部100は、弾性部91の端部102によって肥厚し、ロープ101に巻き付けられているので、もはやクランプ点97を通って滑り戻ることは不可能であって、しかもクランプによって気密状態で固定される。当業者であれば、このようにまたは異なる適切な方法ですべての接続位置95を構築可能である。
図8aは、空気圧体106と、その中にのびまた相互に一定の距離aを置いて配置される垂直張力部材107とを備えた従来技術による支持体105を示す。端部ノード108、109は、圧縮部材110を動作可能な状態で張力部材111に接続する。
図8bは、ジグザグ状に連続してのびるそれらの接続部材116、117を介して支持体105(図8a)とは異なる空気圧体122を備えた本発明による支持体115の一実施形態を示す。端部ノード118、119は、圧縮部材120を動作可能な状態で張力部材121に接続する。
両方の支持体105、115の変形に対する出願人のシミュレーションは、先ず中心に作用する荷重Pmについて、次に横方向に作用する荷重Psについて行われ、その結果は、図9a〜9cのグラフに示されている。
両支持体105、115は、比較変形計算のために同じ寸法を有している:
・長さL=20m、高さH=2m、荷重Pm及び荷重Ps=200kN
・圧縮部材110、120及び張力部材111、121は、何れも、
慣性モーメントI=2x107mm4、断面積F=7000mm2、幅b=1.0m
・空気圧体の内圧P=50kN/m2、
そこから圧縮部材110、120及び張力部材111、121にかかる垂直方向の力
q=Pa=50kN/m2
・垂直方向の張力部材107及び接続部材116、117は、何れも、
断面積D=900mm2
・支持体105、115の左端ノード108から、
距離10mで荷重Pm、距離6mで荷重Psの作用点とする
荷重Pmの計算された変形δの数値結果は、次のとおりである。
Figure 0006703981
さらに、荷重Psの計算された変形δの数値結果は、次のとおりである。
Figure 0006703981
図9は、それらの圧縮部材110、120またはそれらの張力部材120、121の変形(曲げ線)に基づいた支持体105、115の変形δに対応するグラフ120から123を示している。この比較は、先ず中央に作用する荷重Pmについて(グラフ120及び121を参照)、次に非対称に作用する荷重Psについて(グラフ122及び123を参照)成されている。ここで、圧縮部材110、120の曲げ線(グラフ120、122)または張力部材111、121の曲げ線(グラフ121、123)の何れかを1つのグラフに示している。
グラフ120は、荷重Pmによる支持体105、115の圧縮部材110、120の変形を示している。ここでは、先行技術による支持体105の圧縮部材110が、作用荷重Pmの位置で下方に107mm明確に変位しているにも関わらず、本発明による支持体115の圧縮部材120は21mmだけずれている。先行技術による支持体105の圧縮部材110は、次にどのように上方に歪むのかを同様に見ることができる。しかし、本発明による圧縮部材120の歪みは僅かである。
グラフ121は、中央に作用する荷重Pmによる張力部材111、121の変形を示している。その変形はグラフ120による圧縮部材110、120の変形と非常に類似しており、これは一定の距離aで配置された張力部材107の効果に遡ることができる。
何れも場合も、2つの支持体(先行技術及び本発明)の圧縮部材及び張力部材の非常に類似した変形以上に大幅に減少した屈曲が第一に明らかであり、本発明による支持体115は、従来技術による支持体105の屈曲の約20%である。それは、接続要素の本発明による構成の結果であると言える。
グラフ122及び123は、横方向に作用する荷重Psに基づいて、支持部材105(従来技術)及び115(本発明)の圧縮部材110、120及び張力部材111、121の変形を示している。予想されるように、支持部材105の圧縮部材110及び張力部材111は、大きく変形し、荷重Psの位置で落ち込み、それから支持部材105の後半の半分まで歪んでいる。
驚くべきことに、本発明による支持体115の圧縮部材111及び張力部材121の屈曲は、中央に作用する荷重Pmの場合よりもさらに低減されている。接続要素の本発明による構成の結果として、本発明による支持体115の変形は、181mm(従来技術による支持体105)から僅か20mmまで低減されている、すなわち約10%である。
本発明による支持体115は、設定された目的を達成し、また特に、従来技術による空気圧式支持体よりも実質的に高い曲げ剛性を備えていることがグラフ120〜123から見ることができる。このような剛性は、ジグザグ状に途切れることなく支持体全体を案内されている接続部材の広がりの上に生じている。所望の剛性そのものに加えて、圧縮部材120の座屈の危険性がかなり低減され、従来技術の支持体105に比べて、支持体115の荷重能力(または、ある荷重に対する安全係数)が顕著に増加していることを意味している。
上記したように、圧縮部材は空気圧体の荷重作用の側に位置し、張力部材は荷重作用から離れて対向する側に配置されている。さらに、複数組みの接続要素は、互いに隣接して配置することができる(図6b)。しかし、特に、必ずしも正確に均衡が取れていない荷重に対しては、追加の圧縮部材または追加の張力部材を設けることも可能であり、同様に1つの接続要素のための固定点を有し、さらにこの付加的な圧縮部材または引張部材と単一の引張部材または圧縮部材との間をジグザグ状の別の接続要素を設けることも可能である。図6bとは対照的に、数組の接続要素は平行ではなく相互に対して傾斜している。図6bによる構成では、拡幅するように構成された圧縮部材51または張力部材52を、互いに平行にのびる複数の圧縮部材または引張部材に分割することができる。その結果として、(第一の圧縮部材または張力部材に対し)別の圧縮部材及び別の張力部材が、何れも別の接続要素のための固定点を追加的に設けて、この接続要素は別の圧縮部材と別の張力部材との間をジグザグ状にそれらに沿ってのびる。
20;33;38;50 支持体
21;22;59;60 端部ノード
23;23’;61;62;63 空気圧体
24;51 圧縮部材
25;52 張力部材
26;28;57;58 接続要素
27;27’;27”;29;55;56 接続点
30;31;64;65;66;67;68;69 面
32;32’;32” セクション
40 片割れ部片
41 ボルト
42 基部
43 保持板
44 縦軸
70;71;72;73;74;75 セグメント
76;77;78 支持モジュール
80;81;82;83;84;85;86;87 接続点
91 弾性縁部
92 上部
95 接続位置
97 クランプ点
98 ボルト
99 カウンター板
101 ロープ
102 端部
105 支持体
106 空気圧体
107 垂直張力部材
108;109 端部ノード
110 圧縮部材
111 張力部材
115 支持体
116;117 接続部材
118;119 端部ノード
120 圧縮部材
121 張力部材
122 空気圧体
a 距離
δ 変形
P 荷重
Pm 中央に作用する荷重
Ps 非対称に作用する荷重

Claims (16)

  1. 圧力下に置くことができ、また、作動圧で、その長さにわたってのびる圧縮部材(24、51、120)と、同様にその長さにわたってのびる張力部材(25、52、121)とを相互に距離を置いて動作可能な状態で保持する本体(23、61、62、63)を有し、
    圧縮部材(24、51、120)と張力部材(25、52、121)との間にのびる少なくとも1つの張力接続要素(26、28、57、58)のために、圧縮部材(24、51、120)及び張力部材(25、52、121)上に接続点(27、27 '、27 " 、29)を設けている
    空気圧式支持体(20、33、38、50、115)において、
    圧縮部材(24、51、120)の領域及び張力部材(25、52、121)の領域の何れの場合も、
    複数の接続点(27、27 '、27 " 、29)を介して、ジグザグ状に、圧縮部材(24、51、120)と張力部材(25、52、121)との間を上記接続要素(26、28、57、58)がのび、前記接続要素は固定されており、圧縮部材(24、51、120)及び張力部材(25、52、121)が関節接合を有さない
    ことを特徴とする空気圧式支持体。
  2. 少なくとも1つの接続要素(26、28)が、圧力下に置くことができる領域の全長にわたって支持体(20、33、38、50、115)を通って連続的にのびて
    いることを特徴とする請求項1に記載の空気圧式支持体。
  3. 相互に面で固定され、圧縮部材及び張力部材の接続位置(80〜87)が、同時に接続要素(57,58)の固定点(55,56)を形成するように、
    さらに別の支持モジュール(76,77,78)と連結できる支持モジュール(76,77,78)として構成される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の空気圧式支持体。
  4. 接続要素(26、28)が個々のセクション(32、32'、32")に分割され、分割された個々のセクションが圧縮部材(24)上の固定点(27、27')から張力部材(25)上の関連する固定点(27 ")までのびていることを特徴とする
    請求項1に記載の空気圧式支持体。
  5. 接続要素(26、28)が膨張可能な本体(23)に沿って規則的なジグザグ状の線でのびることができるように、
    圧縮部材(25)上の固定点及び張力部材(24)上の固定点が一定の距離を置いて配置され、
    何れも相互に距離の半分をオフセットされて配置されていることを特徴とする
    請求項1に記載の空気圧式支持体。
  6. 同じ接続点(27、27')で作用する2つの接続要素(26、28)の長手方向軸が、圧縮部材(24)の内側で交差する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気圧式支持体。
  7. 同じ接続点(27、27"、29)で作用する2つの接続要素(26、28、32、32'、32")の長手方向軸が、張力部材(25、51、121)の内側で交差する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気圧式支持体。
  8. 接続要素(26,28)が、支持体をジグザグ状に伸びる複数の接続要素(32)を備えていて、
    接続要素(32)が何れもそれら自身の接続点(27、27"、29)で作用する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気圧式支持体。
  9. 2つの割り当てられた固定点(27、27'、27"、29)の間に作用する少なくとも1つの接続部材(26、28)のセクション(32)が、
    支持体の長手方向軸に対して45度傾斜している
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気圧式支持体。
  10. 接続要素(26、28)または接続要素のセクション(32)が、好ましくはロープのような弾性張力部材として構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気圧式支持体。
  11. 張力部材(25、52、121)が、圧力をかけることができるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気圧式支持体。
  12. 空気圧式支持体が、複数の支持モジュール(76、77、78)を有する
    ことを特徴とする請求項3に記載の空気圧式支持体。
  13. 支持体(20)を折り畳むことができるように支持モジュール(76、77、78)が、関節式に相互に接続され、
    剛性セクションの一方の端部で、圧縮部材が、隣接する剛性セクションの圧縮部材上に関節接合され、
    また剛性セクションのもう一方の端部で、張力部材が他の隣接する剛性セクションの張力部材上に関節接合され、
    さらに隣接する剛性セクションの他の圧縮部材及び張力部材のそれぞれが互いに取外し可能に接続され得る
    ことを特徴とする請求項3に記載の空気圧式支持体。
  14. 支持体(20)の長手方向軸が、円弧状に構成されるように湾曲している
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気圧式支持体。
  15. 接続要素のための固定点を備えた圧縮部材または張力部材を追加的に有し、
    さらに別の接続要素が、この追加の圧縮部材または張力部材と単一の張力部材または圧縮部材との間をジグザグ状にのびる
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気圧式支持体。
  16. 別の接続要素のための固定点をそれぞれが備えた別の圧縮部材及び別の張力部材を追加的に有し、
    前記別の接続要素が、前記別の圧縮部材と前記別の張力部材との間をそれらに沿ってジグザグ状にのびる
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気圧式支持体。


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