JP6703752B2 - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム、並びに記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム、並びに記録媒体 Download PDF

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Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム、並びに記録媒体に関し、特に、再生対象の画像の少なくともビット数を変換することができるようにした情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム、並びに記録媒体に関する。
BDA(ブルーレイディスクアソシエーション)は、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)に関する規格を策定した。BDには、主映像、音声、BD-J(Blu-ray Disc Java(登録商標))と呼ばれるナビゲーションプログラムなどを記録することができる(例えば、特許文献1参照)。再生装置は、BD-Jを実行することにより、BDに記録された主映像や音声の再生を制御したり、メニューボタンやゲームなどの画像であるグラフィックスを生成して表示させたりすることができる。
現在、BDAは、UHD(Ultra High Definition) BD規格を策定中である。UHD BD規格では、以下の7種類のビデオフォーマットが導入されることが検討されている。
(1)AVC 1920×1080 BT.709 SDR 8bit
(2)HEVC 1920×1080 BT.709 SDR 10bit
(3)HEVC 1920×1080 BT.2020 SDR 10bit
(4)HEVC 1920×1080 BT.2020 HDR 10bit
(5)HEVC 3840×2160 BT.709 SDR 10bit
(6)HEVC 3840×2160 BT.2020 SDR 10bit
(7)HEVC 3840×2160 BT.2020 HDR 10bit
なお、上記(1)乃至(7)では、各ビデオフォーマットの符号化方式、解像度、色域の規格、ダイナミックレンジ、ビット数を順に記載している。
即ち、(1)乃至(7)のビデオフォーマットでは、符号化方式としてAVC(Advanced Video Coding)方式またはHEVC(High Efficiency Video Coding)方式が採用される。また、解像度として1920×1080画素または3840×2160画素が採用され、色域としてBT.709またはBT.2020が採用される。さらに、ダイナミックレンジとしてSDRまたはHDRが採用され、ビット数として8ビットまたは10ビットが採用される。
特開2012-085206号公報
しかしながら、BD-Jを実行することにより生成されるグラフィックスのダイナミックレンジは、SDR(sRGB)であり、ビット数は8ビットである。従って、主映像のビデオフォーマットが上述した(2)乃至(7)である場合、再生装置は、少なくともビット数を変換する必要がある。
本開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、再生対象の画像の少なくともビット数を変換することができるようにするものである。
本開示の第1の側面の情報処理装置は、再生対象の画像の少なくともビット数を変換する変換式を示す変換式情報の設定値を、前記設定値の設定を指示するJavaのAPIのクラスを用いたJavaプログラムを実行することにより取得して前記変換式情報に設定する設定部と、前記設定部により設定された前記変換式情報が示す変換式を用いて、前記再生対象の画像の少なくともビット数を変換する変換部とを備える情報処理装置である。
本開示の第1の側面の情報処理方法およびプログラムは、本開示の第1の側面の情報処理装置に対応する。
本開示の第1の側面においては、再生対象の画像の少なくともビット数を変換する変換式を示す変換式情報の設定値が、前記設定値の設定を指示するJavaのAPIのクラスを用いたJavaプログラムを実行することにより取得して前記変換式情報に設定され、設定された前記変換式情報が示す変換式を用いて、前記再生対象の画像の少なくともビット数が変換される。
本開示の第1の側面によれば、画像を変換することができる。また、本開示の第1の側面によれば、再生対象の画像の少なくともビット数を変換することができる。
また、本開示の第2の側面によれば、画像を変換させることができる。また、本開示の第2の側面によれば、再生対象の画像の少なくともビット数を変換させることができる。
さらに、本開示の第3の側面によれば、ファイルを生成することができる。また、本開示の第3の側面によれば、再生対象の画像の少なくともビット数を変換する変換式を示す変換式情報の設定を指示する情報を含むファイルを生成することができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本開示を適用した記録再生システムの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 図1の光ディスクに記録されるファイルの管理構造の例を示す図である。 BDJOファイルのシンタクスの例を示す図である。 TerminalInfoのシンタクスの例を示す図である。 TerminalInfoに含まれる初期値を表す値の例を示す図である。 画面を構成するプレーンを説明する図である。 BD-JのAPI(Application Programming Interface)のクラスの拡張を説明する図である。 拡張されたBD-JのAPIのクラスによる効果を説明する図である。 図1の再生装置の構成例を示すブロック図である。 変換設定部の構成例を示すブロック図である。 図9の変換部によるグラフィックスの変換処理を説明する図である。 図9の再生装置の再生処理を説明するフローチャートである。 コンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
以下、本開示を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1実施の形態:記録再生システム(図1乃至図12)
2.第2実施の形態:コンピュータ(図13)
<第1実施の形態>
(記録再生システムの一実施の形態の構成例)
図1は、本開示を適用した記録再生システムの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図1の記録再生システムは、記録装置1、再生装置2、および表示装置3から構成され、上述した7種類のビデオフォーマット(以下、UHDフォーマットという)の画像を扱うことが可能になっている。再生装置2と表示装置3はHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)ケーブル4を介して接続される。再生装置2と表示装置3が他の規格のケーブルを介して接続されるようにしてもよいし、無線による通信を介して接続されるようにしてもよい。
記録装置(情報処理装置)1は、UHDフォーマットの主映像、音声、BD-Jなどのコンテンツを記録し、再生装置2(情報処理装置)は、BD-Jを実行することにより、主映像や音声を再生したり、グラフィックスや背景画像を生成したりする。背景画像に関する処理は、グラフィックスに関する処理と同様であるため、説明は適宜省略する。
記録装置1から再生装置2に対するコンテンツの提供は、記録装置1および再生装置2に装着される光ディスク11を用いて行われる。光ディスク11は、例えばBD-ROM(Read Only Memory)フォーマットに準ずるフォーマットで、コンテンツが記録されたディスクである。
光ディスク11に対するコンテンツの記録がBD-R,-REなどの他のフォーマットに準ずるフォーマットで行われるようにしてもよい。また、記録装置1から再生装置2に対するコンテンツの提供が、フラッシュメモリを搭載したメモリカードなどの、光ディスク以外のリムーバブルメディアを用いて行われるようにしてもよい。
光ディスク11がBD-ROMのディスクである場合、記録装置1は例えばコンテンツのオーサが使う装置となる。以下、適宜、記録装置1によってコンテンツが記録された光ディスク11が再生装置2に提供されるものとして説明するが、実際には、記録装置1によりコンテンツが記録されたマスター盤に基づいて光ディスクが複製され、その一つである光ディスク11が再生装置2に提供される。
記録装置1に対しては、UHDフォーマットの主映像、音声、BD-Jなどのコンテンツが入力される。記録装置1は、UHDフォーマットの主映像と音声を符号化し、多重化して、1本のTS(Transport Stream)であるAVストリームを生成する。記録装置1(生成部)は、生成されたAVストリーム、BD-J等を光ディスク11に記録する。
再生装置2は、ドライブを駆動し、光ディスク11に記録されたAVストリームを読み出す。再生装置2は、AVストリームを、主映像のAVストリームと音声のAVストリームに分離して復号する。再生装置2は、BD-Jを実行することにより、ダイナミックレンジがSDRであり、ビット数が8ビットであるグラフィックスを生成する。なお、ここでは、生成されるグラフィックスのダイナミックレンジとビット数以外のフォーマットは、主映像のUHDフォーマットと同一であるものとする。
再生装置2は、主映像のUHDフォーマットのダイナミックレンジがHDRであるか、または、ビット数が10ビットである場合、グラフィックスのダイナミックレンジやビット数を変換し、主映像と同一のダイナミックレンジおよびビット数にする。再生装置2は、復号して得られた主映像と、主映像と同一のUHDフォーマットのグラフィックスとを合成し、合成画像を表示装置3に送信する。また、再生装置2は、復号して得られた音声を表示装置3に送信する。
表示装置3は、再生装置2から送信された合成画像を受信し、図示せぬモニタに表示する。また、表示装置3は、再生装置2から送信されてきた音声を受信し、図示せぬスピーカから出力させる。
(ディレクトリ構造)
図2は、図1の光ディスク11に記録されるファイルの管理構造の例を示す図である。
光ディスク11に記録される各ファイルはディレクトリ構造により階層的に管理される。光ディスク11上には1つのrootディレクトリが作成される。
rootディレクトリの下には、BDMVディレクトリ、CERTIFICATEディレクトリ等が置かれる。
BDMVディレクトリの下には、「Index.bdmv」の名前が設定されたファイルであるIndexファイルと、「MovieObject.bdmv」の名前が設定されたファイルであるMovie Objectファイルが格納される。
Indexファイルには、例えば、光ディスク11に記録されているタイトルの番号の一覧と、そのタイトルの番号に対応して実行されるオブジェクトの種類および番号が記述される。オブジェクトの種類としては、ムービーオブジェクト(Movie Object)とBD-Jオブジェクト(BD-J Object)の2種類がある。
ムービーオブジェクトは、PlayListの再生等に用いられるコマンドであるナビゲーションコマンドが記述されるオブジェクトである。BD-Jオブジェクトは、BD-Jが記述されるオブジェクトである。Movie Objectファイルには、ムービーオブジェクトが記述される。
BDMVディレクトリの下にはまた、PLAYLISTディレクトリ、CLIPINFディレクトリ、STREAMディレクトリ、BDJOファイル、JARファイル等が設けられる。
PLAYLISTディレクトリには、AVストリームの再生を管理するための再生管理情報として用いられるPlayListを記述したPlayListファイルが格納される。各PlayListファイルには、5桁の数字と拡張子「.mpls」を組み合わせた名前が設定される。図2に示す1つのPlayListファイルには「00000.mpls」のファイル名が設定されている。
CLIPINFディレクトリには、所定の単位のAVストリームに関する情報がClip Informationファイルとして格納される。各Clip Informationファイルには、5桁の数字と拡張子「.clpi」を組み合わせた名前が設定される。図2の3つのClip Informationファイルには、それぞれ、「01000.clpi」、「02000.clpi」、「03000.clpi」のファイル名が設定されている。
STREAMディレクトリには、所定の単位のAVストリームがストリームファイルとして格納される。各ストリームファイルには、5桁の数字と拡張子「.m2ts」を組み合わせた名前が設定される。図2の3つのストリームファイルには、それぞれ、「01000.m2ts」、「02000.m2ts」、「03000.m2ts」のファイル名が設定されている。
同じ5桁の数字がファイル名に設定されているClip Informationファイルとストリームファイルが1つのClipを構成するファイルとなる。そして、1つのClipを構成する「01000.m2ts」のファイル名のストリームファイルの再生時には、そのClipを構成する「01000.clpi」のファイル名のClip Informationファイルが用いられる。
BDJOファイルは、静的なデータベースファイルであり、対応するタイトルで最初に起動するBD-Jのクラスや、対応するタイトルのJARファイルを特定する情報等を記述する。JARファイルは、BD-Jのファイル等が複数内蔵される圧縮ファイルである。
再生装置2は、Indexファイルを参照して、再生対象のタイトルのオブジェクトを特定する。再生装置2は、再生対象のタイトルのオブジェクトがBD-Jオブジェクトである場合、そのBD-JオブジェクトのBDJOファイルを読み出し、そのBDJOファイルで特定されるJARファイルに内蔵されるBD-Jのファイルを実行する。これにより、再生装置2は、グラフィックスの生成および表示、PlayListにしたがう主映像や音声の再生、ネットワーク接続、ストレージアクセス等を行う。
CERTIFICATEディレクトリの下には、Jarファイルに付された署名の確かさを証明する証明書がCERTIFICATEファイル(図示せず)として格納される。
(BDJOファイルのシンタクスの例)
図3は、BDJOファイルのシンタクスの例を示す図である。
図3に示すように、BDJOファイル(xxxxx.bdjo)には、対応するタイトルの画面に関する情報の初期値等を含むTerminalInfoが記述される。
(TerminalInfoのシンタクスの例)
図4は、TerminalInfoのシンタクスの例を示す図であり、図5は、TerminalInfoに含まれる初期値を表す値の例を示す図である。
図4に示すように、TerminalInfoには、対応するタイトルの画面の解像度の初期値を表す4ビットのinitial_HAVi_configuration_idが記述される。
図5のAに示すように、initial_HAVi_configuration_idは、1920×1080画素のFHD(Full High Definition)を初期値として表す場合1であり、960×540画素のQHD(Quarter High Definition)を初期値として表す場合6である。また、3840×2160画素の4k解像度を初期値として表す場合、initial_HAVi_configuration_idは7である。
また、TerminalInfoには、対応するタイトルの画面のダイナミックレンジの初期値を表す1ビットのinitial_dynamic_rangeが記述される。図5のBに示すように、initial_dynamic_rangeは、SDRを初期値として表す場合0であり、HDRを初期値として表す場合1である。
さらに、TerminalInfoには、対応するタイトルの画面のビット数の初期値を表す1ビットのinitial_bitdepthが記述される。図5のCに示すように、initial_bitdepthは、8ビットを初期値として表す場合0であり、10ビットを初期値として表す場合1である。ここでは、とり得るビット数にinitial_bitdepthの値を割り当てるようにするが、initial_bitdepthをfieldとして定義し、ビット数そのものをinitial_bitdepthの値にするようにしてもよい。
また、TerminalInfoには、対応するタイトルの画面の色域の初期値を表す1ビットのinitial_color_spaceが記述される。図5のDに示すように、initial_color_spaceは、BT.709を初期値として表す場合0であり、BT.2020を初期値として表す場合1である。
さらに、TerminalInfoには、対応するタイトルの画面の少なくともビット数を変換する変換式を示す変換式情報の初期値を表す1ビットのinitial_EOTFが記述される。変換式情報は、具体的には、画面の少なくともビット数を変換する変換式の生成に用いられる画面のEOTF(Electro-Optical Transfer Function)の種類を示す情報である。EOTFの種類としては、例えば、Gammma,PQなどがある。
図5のEに示すように、initial_EOTFは、Gammmaを初期値として表す場合0であり、PQを初期値として表す場合1である。また、initial_EOTFは、GammmaおよびPQ以外のEOTFの種類であるEOTF#1を表す場合2である。このように、EOTFの種類はGammmaおよびPQ以外にも存在するが、以下では、説明の便宜上、EOTFの種類はGammmaおよびPQの2種類であるものとする。
また、TerminalInfoには、対応するタイトルの画面の最大輝度を示す最大輝度情報の初期値を表す1ビットのinitial_diffuse whiteが記述される。最大輝度情報は、例えば、HDRの最大輝度に対する画面の最大輝度の割合(%)であり、図5のFに示すように、initial_diffuse whiteは、0から100までの値をとり得る。
(プレーンの説明)
図6は、BD-Jのファイルを実行することにより生成される画面を構成するプレーンを説明する図である。
BD-Jのファイルを実行することにより生成される画面は、HScreenと呼ばれ、HScreenは、図6に示すように、BDJ Graphics Plane、Video Plane、およびBackground Planeからなる。
BDJ Graphics Planeは、1画面分のグラフィックスからなり、Video Planeは、1画面分の主映像からなり、Background Planeは、1画面分の背景画像からなる。
UHDフォーマットの画像を扱うことができない記録再生システムでは、BDJ Graphics Planeの再生は、BD-Jのファイルのorg.blurayx.uhd.ui#HGraphicsDeviceクラス、org.blurayx.uhd.ui#HGraphicsConfigurationクラス、およびorg.blurayx.uhd.ui#HGraphicsConfigurationTemplateクラスを用いて制御される。
具体的には、BDJ Graphics Planeの解像度、BDJ Graphics Planeが2D画像であるかまたは3D画像であるかを表す情報等が、それぞれ、org.blurayx.uhd.ui#HGraphicsConfigurationTemplateクラスを用いたBD-Jを実行することにより設定される。そして、設定された情報が、org.blurayx.uhd.ui#HGraphicsConfigurationクラスを用いたBD-Jを実行することにより、BDJ Graphics Planeの再生に関する情報としてまとめられる。そして、まとめられた情報が、org.blurayx.uhd.ui#HGraphicsDeviceクラスを用いたBD-Jを実行することにより、BDJ Graphics Planeの再生に関する情報として設定される。
Video Planeの再生は、BDJ Graphics Planeの再生と同様に、BD-Jのファイルのorg.blurayx.uhd.ui#HVideoDeviceクラス、org.blurayx.uhd.ui#HVideoConfigurationクラス、およびorg.blurayx.uhd.ui#HVideoConfigurationTemplateクラスを用いたBD-Jを実行することにより制御される。また、Background Planeの再生は、BDJ Graphics Planeの再生と同様に、org.blurayx.uhd.ui#HBackgroundDeviceクラス、org.blurayx.uhd.ui#HBackgroundConfigurationクラス、およびorg.blurayx.uhd.ui#HBackgroundConfigurationTemplateクラスを用いたBD-Jを実行することにより制御される。
一方、UHDフォーマットの画像を扱うことのできる図1の記録再生システムでは、再生装置2は、グラフィックスや背景画像の少なくともビット数を変換する必要がある。しかしながら、上述したクラスでは、再生装置2に変換に必要な変換式情報や最大輝度情報を設定したり、取得したりする処理を実行させることはできない。従って、これらの処理を実行させるために必要なBD-Jのクラスが拡張される。
(BD-Jのクラスの拡張)
図7は、図1の記録再生システムにおけるBD-JのAPIのクラスの拡張を説明する図である。
図7に示すように、図1の記録再生システムにおけるBD-JのAPIのクラスとしては、新たに変換式情報が示すEOTFの種類を表現するorg.blurayx.uhd.ui#EOTFクラスが定義される。このorg.blurayx.uhd.ui#EOTFクラスは、EOTFの種類がGammaであるか、または、PQであるかを表現するクラスである。org.blurayx.uhd.ui#EOTF#Gammaは、EOTFがGammaであることを表し、org.blurayx.uhd.ui#EOTF#PQは、EOTFがPQであることを表す。
また、図1の記録再生システムにおけるBD-JのAPIのクラスとしては、新たにorg.blurayx.uhd.ui#HGraphicsConfigurationTemplateUHDクラスが定義される。このorg.blurayx.uhd.ui#HGraphicsConfigurationTemplateUHDクラスは、org.blurayx.uhd.ui#HGraphicsConfigurationTemplateクラスの機能のほか、変換式情報と最大輝度情報を設定および取得させるクラスである。
即ち、org.blurayx.uhd.ui#HGraphicsConfigurationTemplateUHDクラスは、org.blurayx.uhd.ui#HGraphicsConfigurationTemplateクラスの機能を有する(継承する)。そして、org.blurayx.uhd.ui#HGraphicsConfigurationTemplateUHDクラスでは、新たにorg.blurayx.uhd.ui#EOTFがプロパティとして記述可能であり、setPreference(EOTF,EOTF#Gamma/#PQ,REQUIRED)関数とgetPreference(EOTF)関数が記述可能である。
setPreference(EOTF,EOTF#Gamma/#PQ,REQUIRED)関数のうちの「EOTF#Gamma/#PQ」は、対応する再生対象のプレーンの設定値がGammaまたはPQであることを表している。また、「setPreference(EOTF,...,REQUIRED)」は、その設定値に、再生対象のプレーンの変換式情報を設定することを指示する記述である。
getPreference(EOTF)関数は、対応する再生対象のプレーンの、現在設定されている変換式情報を表すorg.blurayx.uhd.ui#EOTF#Gammaまたはorg.blurayx.uhd.ui#EOTF#PQを取得することを指示する記述である。
また、org.blurayx.uhd.ui#HGraphicsConfigurationTemplateUHDクラスでは、setDiffuseWhite(float diffusewhite)関数とgetDiffuseWhite()関数が記述可能である。setDiffuseWhite(float diffusewhite)のうちの「float diffusewhite」は、対応する再生対象のプレーンの最大輝度情報の設定値である。また、「setDiffuseWhite」は、その設定値を設定することを指示する記述である。例えば、最大輝度情報の設定値として73を設定することを指示する記述は、setDiffuseWhite(0.73f)となる。
getDiffuseWhite()関数は、対応する再生対象のプレーンの、現在設定されている最大輝度情報を取得することを指示する記述である。
同様に、図1の記録再生システムにおけるBD-JのAPIのクラスとして、Video Planeの変換式情報と最大輝度情報を設定および取得させるg.blurayx.uhd.ui#HVideoConfigurationTemplateUHDクラス、および、Background Planeの変換式情報と最大輝度情報を設定および取得させるorg.blurayx.uhd.ui#HBackgroundConfigurationTemplateUHDクラスが新たに定義される。
(拡張されたクラスによる効果)
図8は、図7に示したように拡張されたBD-JのAPIのクラスによる効果を説明する図である。
図1の再生装置2は、org.blurayx.uhd.ui#HGraphicsConfigurationTemplateクラスの代わりにorg.blurayx.uhd.ui#HGraphicsConfigurationTemplateUHDクラスを用いたBD-Jを実行することにより、BDJ Graphics Planeの再生を制御する。
具体的には、再生装置2は、org.blurayx.uhd.ui#HGraphicsConfigurationTemplateUHDクラスを用いた記述にしたがって、BDJ Graphics Planeの解像度、BDJ Graphics Planeが2D画像であるかまたは3D画像であるかを表す情報、BDJ Graphics Planeの変換式情報および最大輝度情報等を設定する。そして、再生装置2は、org.blurayx.uhd.ui#HGraphicsConfigurationUHDクラスを用いた記述にしたがって、設定された情報を、再生対象のBDJ Graphics Planeの再生に関する情報としてまとめる。
そして、再生装置2は、org.blurayx.uhd.ui#HGraphicsDeviceクラスを用いた記述にしたがって、再生対象のBDJ Graphics Planeの再生に関する情報としてまとめられた情報を設定する。再生装置2は、再生対象のBDJ Graphics Planeの再生に関する情報に基づいて、BDJ Graphics Planeの再生を制御する。
同様に、再生装置2は、org.blurayx.uhd.ui#HVideoConfigurationTemplateUHDクラス、org.blurayx.uhd.ui#HBackgroundConfigurationTemplateUHDクラスを用いたBD-Jを実行することにより、Video Plane,Background Planeの再生を制御する。
これにより、再生対象のBDJ Graphics PlaneのダイナミックレンジがHDRであり、ビット数が10ビットである場合、再生装置2は、設定された再生対象のBDJ Graphics Planeの変換式情報および最大輝度情報に基づいて、ダイナミックレンジがHDRであり、ビット数が10ビットであるBDJ Graphics Planeを生成することができる。同様に、再生対象のBackground PlaneのダイナミックレンジがHDRであり、再生装置2は、ビット数が10ビットであるBackground Planeを生成することができる。
その結果、再生装置2は、図8に示すように、ダイナミックレンジがHDRであり、ビット数が10ビットである、BDJ Graphics Plane、Video Plane、およびBackground Planeからなる画面を表示させることができる。
また、再生対象のBDJ Graphics PlaneのダイナミックレンジがSDRであり、ビット数が8ビットである場合、再生装置2は、BD-Jを実行することにより生成された、ダイナミックレンジがSDRであり、ビット数が8ビットであるグラフィックスを、そのまま用いてBDJ Graphics Planeを生成する。同様に、再生装置2は、再生対象のBackground PlaneのダイナミックレンジがSDRであり、ビット数が8ビットであるグラフィックスであるBackground Planeを生成する。
その結果、再生装置2は、図8に示すように、ダイナミックレンジがSDRであり、ビット数が8ビットである、BDJ Graphics Plane、Video Plane、およびBackground Planeからなる画面を表示させることができる。
なお、本技術は、画像に関する技術であるため、以下では、音声に関する技術の説明は省略する。
(再生装置の構成例)
図9は、図1の再生装置2の構成例を示すブロック図である。
再生装置2は、コントローラ51、ディスクドライブ52、メモリ53、ローカルストレージ54、ネットワークインタフェース55、操作入力部56、ビデオデコーダ57、グラフィックス処理部58、変換部59、合成部60、およびHDMI通信部61から構成される。
コントローラ51は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などより構成される。コントローラ51は、所定のプログラムを実行し、操作入力部56からの操作信号などに応じて再生装置2の全体の動作を制御する。
コントローラ51のCPUは、例えば光ディスク11のBDJOファイルと、そのBDJOファイルで特定されるJARファイルを読み出し、JARファイルに内蔵されたBD-Jのファイルを実行するBD-J実行部51Aとして機能する。
BD-J実行部51Aは、BDJOファイルのTerminalInfoに基づいて、再生対象の画面の各プレーンの再生に関する情報の初期値を設定し、メモリ53に供給して記憶させる。例えば、BD-J実行部51Aは、TerminalInfoに含まれるinitial_ETOFを、再生対象の画面の各プレーンの変換式情報の初期値として設定し、メモリ53に供給して記憶させる。このように、initial_ETOFは、再生対象の画面の各プレーンの変換式情報の初期値として設定されるので、initial_ETOFは、再生対象の画面の各プレーンの変換式情報の初期値の設定を指示する情報であるといえる。
また、BD-J実行部51Aは、TerminalInfoに含まれるinitial_diffuse_whiteを、再生対象の画面の各プレーンの最大輝度情報の初期値として設定し、メモリ53に供給して記憶させる。このように、initial_diffuse_whiteは、再生対象の画面の各プレーンの最大輝度情報の初期値として設定されるので、initial_diffuse_whiteは、再生対象の画面の各プレーンの最大輝度情報の初期値の設定を指示する情報であるといえる。
本明細書では、再生対象の画面を構成するBDJ Graphics Plane、Video Plane、およびBackground Planeの再生に関する情報の設定値は同一であるものとする。従って、メモリ53は、その設定値を、現在設定されている再生対象の画面の設定値として記憶するが、プレーンごとに記憶するようにしてもよい。
BD-J実行部51Aはまた、BD-Jのファイルを実行することにより、再生対象の画面の変換式情報や最大輝度情報の設定値をメモリ53に供給し、記憶されている変換式情報や最大輝度情報を変更させる。また、BD-J実行部51Aは、BD-Jのファイルを実行することにより、ディスクドライブ52から供給されるPlayListとClip Informationに基づいてAVストリームの再生を制御したり、ダイナミックレンジがSDRであり、ビット数が8ビットであるグラフィックスを生成したりする。
さらに、BD-J実行部51Aは、BD-Jのファイルを実行することにより、ローカルストレージ54へアクセスしたり、ネットワークインタフェース55をインターネットなどのネットワークに接続させたりする。
ディスクドライブ52は、BD-J実行部51Aの制御にしたがって、光ディスク11からBD-Jのファイルを再生して取得し、BD-J実行部51Aに出力する。また、ディスクドライブ52は、読み出されたBD-Jのファイルを実行するBD-J実行部51Aの制御にしたがって、光ディスク11からPlayListとClip Informationを読み出し、BD-J実行部51Aに出力する。また、ディスクドライブ52は、BD-J実行部51Aの制御にしたがって、光ディスク11から再生対象の主映像のAVストリームを読み出し、ビデオデコーダ57に出力する。
メモリ53は、BD-J実行部51Aから供給される再生対象の画面の変換式情報および最大輝度情報などの再生に関する情報の初期値などの、コントローラ51が各種の処理を実行する上において必要なデータなどを記憶する。また、メモリ53は、記憶している変換式情報や最大輝度情報を、BD-J実行部51Aから供給される再生対象の画面の変換式情報や最大輝度情報の設定値に変更する。
ローカルストレージ54は、例えばHDD(Hard Disk Drive)により構成される。ローカルストレージ54は、例えば、BD-J実行部51Aから供給されるデータなどを記録したり、記録しているデータを読み出してBD-J実行部51Aに供給したりする。
ネットワークインタフェース55は、BD-J実行部51Aの制御にしたがって、インターネットなどのネットワークと接続する。ネットワークインタフェース55は、接続したネットワークを介してサーバと通信を行い、サーバからダウンロードしたデータをBD-J実行部51Aに供給する。このデータは、例えば、ローカルストレージ54に供給され、記録される。
ビデオデコーダ57は、ディスクドライブ52から供給される、現在設定されている再生対象の画面の再生に関する情報からなるUHDフォーマットの主映像のAVストリームを復号する。ビデオデコーダ57は、復号の結果生成される主映像を合成部60に出力する。
グラフィックス処理部58(生成部)は、BD-J実行部51Aの制御にしたがって、ダイナミックレンジがSDR(sRGB)であり、ビット数が8ビットであるグラフィックスを生成する。グラフィックス処理部58は、生成されたグラフィックスを変換部59に出力する。
変換部59は、BD-J実行部51Aから再生対象の画面の変換式情報と最大輝度情報を取得する。変換部59は、再生対象の画面のビット数が8ビットではなく、かつ、ダイナミックレンジがSDRではない場合、変換式情報が示すビット数とダイナミックレンジを変換する変換式を用いて、変換後のグラフィックスの輝度が、最大輝度情報が示す輝度を超えないように、グラフィックス処理部58から供給されるグラフィックスのビット数とダイナミックレンジを変換する。変換部59は、変換後のグラフィックスを、合成部60に供給する。
一方、再生対象の画面のビット数が8ビットではないが、再生対象の画像のダイナミックレンジがSDRである場合、変換部59は、変換式情報が示すビット数を変換する変換式を用いて、変換後のグラフィックスの輝度が、最大輝度情報が示す輝度を超えないように、グラフィックス処理部58から供給されるグラフィックスのビット数のみを変換し、合成部60に供給する。
また、再生対象の画面のビット数が8ビットであり、かつ、再生対象の画像のダイナミックレンジがSDRである場合、変換部59は、グラフィックス処理部58から供給されるグラフィックスをそのまま合成部60に供給する。
合成部60は、ビデオデコーダ57から供給される主映像と、グラフィックス処理部58から供給されるグラフィックスとを合成する。合成部60は、合成の結果得られる合成画像をHDMI通信部61に出力する。
HDMI通信部61は、HDMIケーブル4を介して表示装置3との間で通信を行う。例えば、HDMI通信部61は、合成部60から供給される合成画像を図1の表示装置3に出力する。
(変換設定部の構成例)
図10は、図9のBD-J実行部51Aが実現する、再生対象のBD-J Graphics Planeの変換式情報と最大輝度情報を設定する変換設定部の構成例を示すブロック図である。
図10に示すように、変換設定部80は、取得部81と設定部82により構成される。
取得部81は、BD-Jのファイルにorg.blurayx.uhd.ui#HGraphicsConfigurationTemplateUHDクラスを用いて記述されたgetPreference(EOTF)関数を実行することにより、メモリ53に記憶されている再生対象のBD-J Graphics Planeの変換式情報が示すEOTFの種類を、org.blurayx.uhd.ui#EOTFクラスの表現で取得する。取得部81は、取得されたorg.blurayx.uhd.ui#EOTF#Gammmaまたはorg.blurayx.uhd.ui#EOTF#PQが示すEOTFの種類を示す変換式情報を、変換部59に供給する。
また、取得部81は、BD-Jのファイルにorg.blurayx.uhd.ui#HGraphicsConfigurationTemplateUHDクラスを用いて記述されたgetDiffuseWhite()関数を実行することにより、メモリ53に記憶されている再生対象のBD-J Graphics Planeの最大輝度情報を取得する。取得部81は、取得された最大輝度情報を変換部59に供給する。
設定部82は、再生対象のタイトルのBDJOファイルのTerminalInfoに含まれるinitial_EOTFを取得し、そのinitial_EOTFが表す初期値を、再生対象のBD-J Graphics Planeの変換式情報に設定する。また、設定部82は、BD-Jのファイルにorg.blurayx.uhd.ui#HGraphicsConfigurationTemplateUHDクラスを用いて記述されたsetPreference(EOTF,EOTF#Gamma/#PQ,REQUIRED)関数を実行することにより、「EOTF#Gamma/#PQ」が表す設定値を取得し、再生対象のBD-J Graphics Planeの変換式情報に設定する。
また、設定部82は、再生対象のタイトルのBDJOファイルのTerminalInfoに含まれるinitial_diffuse_whiteを取得し、そのinitial_diffuse_whiteが表す初期値を、再生対象のBD-J Graphics Planeの最大輝度情報に設定する。さらに、設定部82は、BD-Jのファイルにorg.blurayx.uhd.ui#HGraphicsConfigurationTemplateUHDクラスを用いて記述されたsetDiffusewhite(float diffusewhite)関数を実行することにより、「float diffusewhite」を取得し、再生対象のBD-J Graphics Planeの最大輝度情報に設定する。設定部82は、設定された再生対象のBD-J Graphics Planeの変換式情報および最大輝度情報をメモリ53に供給し、記憶させる。
(グラフィックスの変換処理の説明)
図11は、図9の変換部59によるグラフィックスの変換処理を説明する図である。
なお、図11の例では、再生対象のBD-J Graphics Planeのビット数が10ビットであり、ダイナミックレンジがHDRである。
ダイナミックレンジがSDR(sRGB)であり、ビット数が8ビットである画像の画素値と輝度の関係は、例えば、図11のグラフ101に示すようになる。なお、グラフ101において、横軸は、ダイナミックレンジがSDR(sRGB)であり、ビット数が8ビットである画像の画素値(SDR(sRGB) 8bit Code Value)を表し、縦軸は、輝度(Luminance)を表している。グラフ101に示すように、SDRにおける最大輝度は100nitである。
また、ダイナミックレンジがHDRであり、ビット数が10ビットである画像の画素値と輝度の関係は、グラフ102に示すようになる。なお、グラフ102において、横軸は、ダイナミックレンジがHDRであり、ビット数が10ビットである画像の画素値(HDR 10bit Code Value)を表し、縦軸は、輝度を表している。図11の例では、HDRにおける最大輝度は、10000nitになっているが、これに限定されるものではない。
変換部59は、グラフ101の関係を有するグラフィックスを、グラフ102の関係を有するグラフィックスに変換する。このとき、変換部59は、再生対象のBD-J Graphics Planeの最大輝度情報として、再生対象のBD-J Graphics Planeの最大輝度LmaxをHDRにおける最大輝度である10000nitで除算し、100を乗算した値((Lmax/10000)*100)を取得する。
そして、変換部59は、再生対象のBD-J Graphics Planeの変換式情報が示す種類のEOTFを用いて生成される変換式を用いて、変換前のグラフィックスの画素値の最大値である255が、変換後のグラフィックスの最大輝度Lmaxに対応する画素値Cmaxになるように、グラフィックスを変換する。
即ち、変換式における変換前のグラフィックスの画素値と変換後のグラフィックスの画素値の関係は、グラフ103に示すようになる。なお、グラフ103において、横軸は、変換前のグラフィックスの画素値であり、縦軸は、変換後のグラフィックスの画素値である。例えば、最大輝度情報が73である場合、最大輝度Lmaxは7300nitになり、変換前の輝度が100nitであるグラフィックスの画素の輝度は、変換後に7300nitになる。
(再生装置の処理の説明)
図12は、図9の再生装置1の再生処理を説明するフローチャートである。
図12のステップS31において、ディスクドライブ52は、コントローラ51の制御にしたがって、光ディスク11から再生対象のタイトルのBDJOファイルを読み出し、BD-J実行部51Aに出力する。
ステップS32において、BD-J実行部51Aは、ディスクドライブ52から供給されるBDJOファイルのTerminalInfoに基づいて、再生対象の画面の各プレーンの再生に関する情報の初期値を設定し、メモリ53に供給して記憶させる。
例えば、BD-J実行部51Aの設定部82(図10)は、TerminalInfoに含まれるinitial_EOTFが表す初期値を、再生対象のBD-J Graphics Planeの変換式情報に設定し、メモリ53に供給して記憶させる。また、設定部82は、TerminalInfoに含まれるinitial_diffuse_whiteが表す初期値を、再生対象のBD-J Graphics Planeの最大輝度情報に設定し、メモリ53に供給して記憶させる。
ステップS33において、ディスクドライブ52は、BD-J実行部51AのBDJOファイルに基づく制御にしたがって、光ディスク11から再生対象のタイトルのJARファイルを読み出し、BD-J実行部51Aに出力する。
ステップS34において、BD-J実行部51Aの設定部82は、JARファイルに内蔵されるBD-Jのファイルにしたがって、再生対象のBD-J Graphics Planeの変換式情報を変更するかどうかを判定する。具体的には、設定部82は、BD-Jのファイルの現在の実行対象が、setPreference(EOTF,EOTF#Gamma,REQUIRED)関数またはsetPreference(EOTF,EOTF#PQ,REQUIRED)関数であるかどうかを判定する。なお、最初のステップS34の処理では、BD-Jのファイルの現在の実行対象は、BD-Jのファイルの先頭の記述とされる。
BD-Jのファイルの現在の実行対象が、setPreference(EOTF,EOTF#Gamma,REQUIRED)関数またはsetPreference(EOTF,EOTF#PQ,REQUIRED) 関数である場合、設定部82は、ステップS34において、再生対象のBD-J Graphics Planeの変換式情報を変更すると判定する。そして、処理はステップS35に進む。
ステップS35において、設定部82は、BD-Jのファイルの現在の実行対象を実行することにより、再生対象のBD-J Graphics Planeの変換式情報を変更する。
具体的には、設定部82は、BD-Jのファイルの現在の実行対象が、setPreference(EOTF,EOTF#Gamma,REQUIRED) 関数である場合、メモリ53に記憶されている変換式情報を、Gammmaを表す0に変更する。一方、BD-Jのファイルの現在の実行対象が、setPreference(EOTF,EOTF#PQ,REQUIRED) 関数である場合、設定部82は、メモリ53に記憶されている変換式情報を、PQを表す1に変更する。変換式情報の変更後、現在の実行対象は次の記述に移動され、処理はステップS36に進む。
一方、BD-Jのファイルの現在の実行対象が、setPreference(EOTF,EOTF#Gamma,REQUIRED) 関数およびsetPreference(EOTF,EOTF#PQ,REQUIRED) 関数ではない場合、ステップS35において、設定部82は、再生対象のBD-J Graphics Planeの変換式情報を変更しないと判定する。そして、処理はステップS36に進む。
ステップS36において、設定部82は、BD-Jのファイルにしたがって、再生対象のBD-J Graphics Planeの最大輝度情報を変更するかどうかを判定する。具体的には、設定部82は、BD-Jのファイルの現在の実行対象が、setDiffusewhite(float diffusewhite)関数であるかどうかを判定する。
BD-Jのファイルの現在の実行対象が、setDiffusewhite(float diffusewhite)関数である場合、設定部82は、ステップS36において、再生対象のBD-J Graphics Planeの最大輝度情報を変更すると判定する。そして、処理はステップS37に進む。
ステップS37において、設定部82は、BD-Jのファイルの現在の実行対象を実行することにより、再生対象のBD-J Graphics Planeの最大輝度情報を「float diffusewhite」に変更する。最大輝度情報の変更後、現在の実行対象は次の記述に移動され、処理はステップS38に進む。
一方、BD-Jのファイルの現在の実行対象が、setDiffusewhite(float diffusewhite) 関数ではない場合、ステップS36において、設定部82は、再生対象のBD-J Graphics Planeの最大輝度情報を変更しないと判定する。そして、処理はステップS38に進む。
ステップS38において、ディスクドライブ52は、現在の実行対象を実行するBD-J実行部51Aの制御にしたがって、光ディスク11から再生対象のPlayListとClip Informationを読み出し、BD-J実行部51Aに出力する。BD-J実行部51Aは、ディスクドライブ52から供給されるPlayListとClip Informationに基づいて、AVストリームの再生を制御する。そして、BD-J実行部51Aは、BD-Jのファイルの現在の実行対象を次の記述に移動する。
ステップS39において、ディスクドライブ52は、BD-J実行部51Aの制御にしたがって、光ディスク11から再生対象のAVストリームを読み出し、ビデオデコーダ57に出力する。
ステップS40において、ビデオデコーダ57は、ディスクドライブ52から供給される、再生対象のVideo Planeの再生に関する情報からなるUHDフォーマットの主映像のAVストリームを復号し、その結果得られる主映像を合成部60に出力する。
ステップS41において、グラフィックス処理部58は、BD-Jのファイルの現在の実行対象を実行するBD-J実行部51Aの制御にしたがって、ダイナミックレンジがSDRであり、ビット数が8ビットであるグラフィックスを生成し、変換部59に出力する。そして、BD-Jのファイルの現在の実行対象は、次の記述に移動する。
ステップS41において、BD-J実行部51Aは、BD-Jのファイルの現在の実行対象を実行することにより、再生対象のBD-J Graphics Planeの再生に関する情報を取得し、変換部59に供給する。
例えば、BD-J実行部51Aの取得部81(図10)は、BD-Jのファイルの現在の実行対象であるgetPreference(EOTF)関数を実行することにより、メモリ53に記憶されている再生対象のBD-J Graphics Planeの変換式情報が示すEOTFの種類を示すorg.blurayx.uhd.ui#EOTF#Gammmaまたはorg.blurayx.uhd.ui#EOTF#PQを取得する。そして、取得部81は、取得されたorg.blurayx.uhd.ui#EOTF#Gammmaまたはorg.blurayx.uhd.ui#EOTF#PQが示すEOTFの種類を示す変換式情報を、変換部59に供給し、BD-Jのファイルの現在の実行対象は、次の記述に移動される。
また、取得部81は、BD-Jのファイルの現在の実行対象であるgetDiffuse()関数を実行することにより、メモリ53に記憶されている再生対象のBD-J Graphics Planeの最大輝度情報を取得する。そして、取得部81は、最大輝度情報を変換部59に供給し、BD-Jのファイルの現在の実行対象は、次の記述に移動される。
ステップS43において、変換部59は、ステップS42で取得された再生に関する情報のうちのダイナミックレンジがSDRであり、かつ、ビット数が8ビットであるかどうかを判定する。
ステップS43で、ダイナミックレンジがSDRではないか、または、ビット数が8ビットではないと判定された場合、処理はステップS44に進む。
ステップS44において、変換部59は、取得された再生に関する情報のうちの変換式情報が示す種類のEOTFを用いて生成される変換式を用いて、変換後のグラフィックスの輝度が、最大輝度情報が示す輝度を超えないように、グラフィックスのビット数やダイナミックレンジを変換する。変換部59は、変換の結果得られる主映像のUHDフォーマットのグラフィックスを合成部60に供給し、処理をステップS45に進める。
一方、ステップS43でダイナミックレンジがSDRであり、かつ、ビット数が8ビットであると判定された場合、変換部59は、グラフィックス処理部58から供給されるグラフィックスをそのまま主映像のUHDフォーマットのグラフィックスとして、合成部60に供給する。そして、処理はステップS45に進む。
ステップS45において、合成部60は、ビデオデコーダ57から供給される主映像と、変換部59から供給されるグラフィックスとを合成し、合成画像を生成する。ステップS46において、合成部60は、合成画像を、HDMI通信部61を介して表示装置3に出力する。
ステップS47において、BD-J実行部51Aは、BD-Jのファイルの実行が終了したかどうか、即ち、BD-Jのファイルの最後の記述を実行対象としたかどうかを判定する。ステップS47でまだBD-Jのファイルの実行が終了していないと判定された場合、BD-Jのファイルの現在の実行対象が次の記述に移動され、処理はステップS34に戻される。そして、BD-Jのファイルの実行が終了するまで、ステップS34乃至S47の処理が繰り返される。
一方、ステップS47でBD-Jのファイルの実行が終了したと判定された場合、処理は終了する。
なお、図12の再生処理では、BD-Jのファイルにおいて、変換式情報や最大輝度情報の変更を指示する記述が、PlayListにしたがう再生を指示する記述の前に行われ、変換式情報や最大輝度情報の取得を指示する記述が、PlayListにしたがう再生を指示する記述の後に行われる。しかしながら、再生対象の画面の変換式情報および最大輝度情報の変更や取得を指示する記述の位置は、これに限定されず、コンテンツのオーサの所望の位置にすることができる。
以上のように、再生装置2は、再生対象のBD-J Graphics Planeの変換式情報を設定し、設定された変換式情報が示す変換式を用いて、グラフィックスの少なくともビット数を変換することができる。これにより、再生装置2は、再生対象のBD-J Graphics Planeの少なくともビット数を切り替えることができる。また、変換式情報が、ビット数とダイナミックレンジを変換する変換式を表す情報である場合、再生装置2は、ビット数だけでなくダイナミックレンジも変換することができる。
さらに、再生装置2は、再生対象のBD-J Graphics Planeの最大輝度情報を設定し、設定された最大輝度情報を、グラフィックスの変換に用いる。これにより、変換後のグラフィックスの最大輝度を、コンテンツのオーサの所望の輝度にすることができる。
<第2実施の形態>
(本開示を適用したコンピュータの説明)
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
図13は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータ200において、CPU(Central Processing Unit)201,ROM(Read Only Memory)202,RAM(Random Access Memory)203は、バス204により相互に接続されている。
バス204には、さらに、入出力インタフェース205が接続されている。入出力インタフェース205には、入力部206、出力部207、記憶部208、通信部209、及びドライブ210が接続されている。
入力部206は、キーボード、マウス、マイクロフォンなどよりなる。出力部207は、ディスプレイ、スピーカなどよりなる。記憶部208は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる。通信部209は、ネットワークインタフェースなどよりなる。ドライブ210は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブルメディア211を駆動する。
以上のように構成されるコンピュータ200では、CPU201が、例えば、記憶部208に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース205及びバス204を介して、RAM203にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ200(CPU201)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア211に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
コンピュータ200では、プログラムは、リムーバブルメディア211をドライブ210に装着することにより、入出力インタフェース205を介して、記憶部208にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部209で受信し、記憶部208にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM202や記憶部208に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータ200が実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、他の効果があってもよい。
また、本開示の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、第1および第2実施の形態では、ビット数の種類は8ビットと10ビットの2種類であったが、3種類以上であってもよい。同様に、色域の種類も、BT.709とBT.2020の2種類ではなく、3種類以上であってもよい。
また、変換式情報や最大輝度情報の初期値は、予め決められており、TerminalInfoに記述されないようにしてもよい。さらに、変換式情報と最大輝度情報のいずれか一方のみを設定したり、取得したりするようにしてもよい。この場合、他方は予め決められた固定値である。
また、コンテンツの提供は、放送波やネットワークを介して行われるようにすることもできる。この場合、本開示は、放送波を受信するセットトップボックスやテレビジョン受像機、ネットワークを介してデータを送受信するパーソナルコンピュータなどに適用することができる。
なお、本開示は、以下のような構成もとることができる。
(1)
再生対象の画像の少なくともビット数を変換する変換式を示す変換式情報を設定する設定部と、
前記設定部により設定された前記変換式情報が示す変換式を用いて、前記再生対象の画像の少なくともビット数を変換する変換部と
を備える情報処理装置。
(2)
前記変換式は、前記再生対象の画像のビット数とダイナミックレンジを変換する変換式であり、
前記変換部は、前記再生対象の画像のビット数とダイナミックレンジを変換する
ように構成された
前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記設定部は、前記変換式情報の初期値を取得し、設定する
ように構成された
前記(1)または(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記設定部は、前記変換式情報の設定値を取得し、設定する
ように構成された
前記(1)乃至(3)のいずれかに記載の情報処理装置。
(5)
前記設定部は、前記設定値の設定を指示するBD-J(Blu-ray Disc Java)のAPI(Application Programming Interface)のクラスを用いたBD-Jを実行することにより、前記設定値を設定する
前記(4)に記載の情報処理装置。
(6)
前記クラスは、HGraphicsConfigurationTemplateクラスの機能を有する
ように構成された
前記(5)に記載の情報処理装置。
(7)
前記設定部により設定された前記変換式情報の取得を指示するBD-J(Blu-ray Disc Java)のAPI(Application Programming Interface)のクラスを用いたBD-Jを実行することにより、前記設定部により設定された前記変換式情報を取得する取得部
をさらに備える
前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の情報処理装置。
(8)
前記取得部は、複数の前記変換式情報を表現するBD-J(Blu-ray Disc Java)のAPI(Application Programming Interface)のクラスの表現で、前記変換式情報を取得する
ように構成された
前記(7)に記載の情報処理装置。
(9)
前記設定部は、前記変換部により変換された前記再生対象の画像の最大輝度を示す最大輝度情報を設定し、
前記変換部は、前記変換部により変換された前記再生対象の画像の輝度が、前記最大輝度情報が示す輝度を超えないように、前記変換を行う
ように構成された
前記(1)乃至(8)のいずれかに記載の情報処理装置。
(10)
前記設定部は、前記最大輝度情報の初期値を取得し、設定する
ように構成された
前記(9)に記載の情報処理装置。
(11)
前記設定部は、前記最大輝度情報の設定値を取得し、設定する
ように構成された
前記(9)または(10)に記載の情報処理装置。
(12)
前記設定部は、前記設定値の設定を指示するBD-J(Blu-ray Disc Java)のAPI(Application Programming Interface)のクラスを用いたBD-Jを実行することにより、前記設定値を設定する
前記(11)に記載の情報処理装置。
(13)
前記クラスは、HGraphicsConfigurationTemplateクラスの機能を有する
ように構成された
前記(12)に記載の情報処理装置。
(14)
前記設定部により設定された前記最大輝度情報の取得を指示するBD-J(Blu-ray Disc Java)のAPI(Application Programming Interface)のクラスを用いたBD-Jを実行することにより、前記設定部により設定された前記最大輝度情報を取得する取得部
をさらに備える
前記(9)乃至(13)のいずれかに記載の情報処理装置。
(15)
情報処理装置が、
再生対象の画像の少なくともビット数を変換する変換式を示す変換式情報を設定する設定ステップと、
前記設定ステップの処理により設定された前記変換式情報が示す変換式を用いて、前記再生対象の画像の少なくともビット数を変換する変換ステップと
を含む情報処理方法。
(16)
コンピュータを、
再生対象の画像の少なくともビット数を変換する変換式を示す変換式情報を設定する設定部と、
前記設定部により設定された前記変換式情報が示す変換式を用いて、前記再生対象の画像の少なくともビット数を変換する変換部と
して機能させるためのプログラム。
(17)
再生対象の画像の少なくともビット数を変換する変換式を示す変換式情報の設定を指示する情報が記録され、情報処理装置に装着され、再生される記録媒体であって、
前記情報を取得した情報処理装置に、前記再生対象の画像の前記変換式情報を設定させ、設定された前記変換式情報が示す変換式を用いて、前記再生対象の画像の少なくともビット数を変換させる
記録媒体。
(18)
再生対象の画像の少なくともビット数を変換する変換式を示す変換式情報の設定を指示する情報を含むファイルを生成する生成部
を備える情報処理装置。
1 記録装置, 2 再生装置, 11 光ディスク, 59 変換部, 81 取得部, 82 設定部

Claims (15)

  1. 再生対象の画像の少なくともビット数を変換する変換式を示す変換式情報の設定値を、前記設定値の設定を指示するJavaのAPIのクラスを用いたJavaプログラムを実行することにより取得して前記変換式情報に設定する設定部と、
    前記設定部により設定された前記変換式情報が示す変換式を用いて、前記再生対象の画像の少なくともビット数を変換する変換部と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記変換式は、前記再生対象の画像のビット数とダイナミックレンジを変換する変換式であり、
    前記変換部は、前記再生対象の画像のビット数とダイナミックレンジを変換する
    ように構成された
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記設定部は、前記変換式情報の初期値を取得し、設定する
    ように構成された
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記クラスは、HGraphicsConfigurationTemplateクラスの機能を有する
    ように構成された
    請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記設定部により設定された前記変換式情報の取得を指示するJavaのAPIのクラスを用いた前記Javaプログラムを実行することにより、前記設定部により設定された前記変換式情報を取得する取得部
    をさらに備える
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記取得部は、複数の前記変換式情報を表現するJavaのAPIのクラスの表現で、前記変換式情報を取得する
    ように構成された
    請求項に記載の情報処理装置。
  7. 前記設定部は、前記変換部により変換された前記再生対象の画像の最大輝度を示す最大輝度情報を設定し、
    前記変換部は、前記変換部により変換された前記再生対象の画像の輝度が、前記最大輝度情報が示す輝度を超えないように、前記変換を行う
    ように構成された
    請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記設定部は、前記最大輝度情報の初期値を取得し、設定する
    ように構成された
    請求項に記載の情報処理装置。
  9. 前記設定部は、前記最大輝度情報の設定値を取得し、設定する
    ように構成された
    請求項に記載の情報処理装置。
  10. 前記設定部は、前記設定値の設定を指示するJavaのAPIのクラスを用いたJavaプログラムを実行することにより、前記設定値を設定する
    請求項に記載の情報処理装置。
  11. 前記クラスは、HGraphicsConfigurationTemplateクラスの機能を有する
    ように構成された
    請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記設定部により設定された前記最大輝度情報の取得を指示するJavaのAPIのクラスを用いたJavaプログラムを実行することにより、前記設定部により設定された前記最大輝度情報を取得する取得部
    をさらに備える
    請求項に記載の情報処理装置。
  13. 情報処理装置が、
    再生対象の画像の少なくともビット数を変換する変換式を示す変換式情報の設定値を、前記設定値の設定を指示するJavaのAPIのクラスを用いたJavaプログラムを実行することにより取得して前記変換式情報に設定し、
    設定した前記変換式情報が示す変換式を用いて、前記再生対象の画像の少なくともビット数を変換する
    情報処理方法
  14. コンピュータを、
    再生対象の画像の少なくともビット数を変換する変換式を示す変換式情報の設定値を、前記設定値の設定を指示するJavaのAPIのクラスを用いたJavaプログラムを実行することにより取得して前記変換式情報に設定する設定部と、
    前記設定部により設定された前記変換式情報が示す変換式を用いて、前記再生対象の画像の少なくともビット数を変換する変換部と
    して機能させるためのプログラム。
  15. 再生対象の画像の少なくともビット数を変換する変換式を示す変換式情報の設定値の設定を指示するJavaのAPIのクラスを用いたJavaプログラムが記録された記録媒体であって、
    前記Javaプログラムを実行するコントローラを有する情報処理装置、前記再生対象の画像の前記変換式情報の前記設定値を、前記Javaプログラムを実行することにより取得して前記変換式情報に設定し、設定した前記変換式情報が示す変換式を用いて、前記再生対象の画像の少なくともビット数を変換する処理に用いられる
    記録媒体。
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