JP6701640B2 - 測色装置、測色システム、および測色方法 - Google Patents

測色装置、測色システム、および測色方法 Download PDF

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Description

本発明は、対象物の色を測定する測色技術に関する。
特許文献1には、色差計と、レーザ距離計や超音波距離計などの距離計とを有するセンサヘッドを備えた測色装置が開示されている。当該測色装置は、センサヘッドを移動させることにより物体表面上の一点(測色ポイント)の色値を色差計によって測定するとともに、センサヘッドから測色ポイントまでの距離を距離計によって測定する。当該測色装置は、物体表面までの距離が基準距離と異なる場合でも精度よく物体表面の色を測定するために、色差計の計測値が基準距離における計測値になるように色差計の計測値を距離計の計測値に基づいて補正する。
特開2006−266959号公報
特許文献1の測色装置は、センサヘッドから物体表面上の一点、すなわち測色ポイントまでの距離のみを距離計によって測定するとともに、色差計によって測色ポイントの色を測定する。当該測色装置によって、表面に凹凸のある物体、若しくは表面が曲面の物体を測色して測定値を補正するためには、センサヘッドを各測定箇所に移動させて距離の測定と測色とを行う必要が有り、測定時間が増大するといった問題がある。
本発明は、こうした問題を解決するためになされたもので、凹凸面の表面や曲面の表面を有する対象物の各部を、短時間で精度良く測色できる技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために第1の態様に係る測色装置は、対象物の表面の三次元形状を表わす形状データを生成する形状測定部と、前記対象物に光を照射する第1光照射部と、前記光が前記対象物から反射された反射光をそれぞれ受光して受光した光量に応じた信号をそれぞれ出力する複数の画素を有する撮像素子とを備え、前記複数の画素の各出力信号に基づいて前記複数の画素に対応する前記対象物の複数の箇所の各色情報を測定する測色部と、前記測色部が測定した色情報の測定値を補正するための補正係数と、前記対象物における当該色情報を測定された箇所までの距離との関係を、前記複数の画素のそれぞれについて表わした係数データを記憶する記憶部と、予め生成されて前記記憶部に記憶された前記係数データと、前記形状測定部が生成した前記形状データとに基づいて、前記複数の画素のそれぞれについて前記対象物の対応箇所の距離に応じた前記補正係数を取得し、取得した各補正係数を用いて前記測色部が測定した前記各色情報の測定値をそれぞれ補正する演算を行う補正演算部と、を備え、前記撮像素子は二次元撮像素子であり、前記形状測定部は、前記対象物にスリット光である形状測定用の光を照射して前記対象物上で走査する第2光照射部を備え、前記撮像素子を前記測色部と共用し、前記形状測定用の光が前記対象物から反射された反射光を、前記撮像素子の前記複数の画素により受光し、受光した光量に応じて前記複数の画素がそれぞれ出力する各出力信号に基づいて前記形状測定用の光の反射光が前記複数の画素の各画素に入射する各時点を特定し特定した各時点において前記形状測定用の光を示す各平面と、当該反射光が前記複数の画素の各画素に入射する各光路を表現する各画素の視線とに基づいて、前記複数の画素に対応する前記対象物の複数の箇所について前記形状データを生成する。
第2の態様に係る測色装置は、対象物の表面の三次元形状を表わす形状データを生成する形状測定部と、前記対象物に光を照射する第1光照射部と、前記光が前記対象物から反射された反射光をそれぞれ受光して受光した光量に応じた信号をそれぞれ出力する複数の画素を有する撮像素子とを備え、前記複数の画素の各出力信号に基づいて前記複数の画素に対応する前記対象物の複数の箇所の各色情報を測定する測色部と、前記測色部が測定した色情報の測定値を補正するための補正係数と、前記対象物における当該色情報を測定された箇所までの距離との関係を、前記複数の画素のそれぞれについて表わした係数データを記憶する記憶部と、予め生成されて前記記憶部に記憶された前記係数データと、前記形状測定部が生成した前記形状データとに基づいて、前記複数の画素のそれぞれについて前記対象物の対応箇所の距離に応じた前記補正係数を取得し、取得した各補正係数を用いて前記測色部が測定した前記各色情報の測定値をそれぞれ補正する演算を行う補正演算部と、を備え、前記撮像素子は二次元撮像素子であり、前記形状測定部は、前記対象物にスリット光である形状測定用の光を照射して前記対象物上で走査する第2光照射部を備え、前記撮像素子を前記測色部と共用し、前記形状測定用の光が前記対象物から反射された反射光を、前記撮像素子の前記複数の画素により受光し、受光した光量に応じて前記複数の画素がそれぞれ出力する各出力信号に基づいて前記形状測定用の光の反射光が前記複数の画素の各画素に入射する各時点を特定し、特定した前記各時点から、当該各時点が前記形状測定用の光の走査方向に沿って一定の増加率で増加する場合の第2の各時点を減算した各減算値に基づいて前記対象物の凹凸を表現する画像の各画素値を前記複数の画素について取得することによって、前記複数の画素に対応する前記対象物の複数の箇所について前記形状データを生成する。

の態様に係る測色システムは、第1または第2の態様に係る測色装置と、校正基準板と、前記校正基準板と前記測色装置との距離が変動する方向に沿って、前記校正基準板を前記測色装置に対して相対的に移動させて複数の位置に配置する移動機構と、を備える。
の態様に係る測色システムは、第の態様に係る測色システムであって、前記複数の位置にそれぞれに配置された前記校正基準板の各距離と、前記複数の位置にそれぞれに配置された前記校正基準板を前記測色部が測定した各色情報とに基づいて、前記係数データを生成する係数データ生成部をさらに備える。
の態様に係る測色システムは、第または第の態様に係る測色システムであって、前記移動機構が前記校正基準板を前記複数の位置にそれぞれ配置した状態で、前記測色部が前記校正基準板の色情報を測定するように、前記移動機構と前記測色装置とのそれぞれの動作を制御する測定制御部をさらに備える。
の態様に係る測色システムは、第から第の何れか1つの態様に係る測色システムであって、前記複数の位置のそれぞれに配置された前記校正基準板について前記形状測定部が生成した各形状データと、前記複数の位置の各距離とに基づいて、前記形状測定部が形状データを生成するためのパラメータを校正する校正部をさらに備える。
第7の態様に係る測色方法は、第1または第2の態様に係る測色装置を用いる測色方法であって、前記測色装置に対して距離が異なる複数の位置に順次に配置される校正基準板の各位置における各色情報を前記測色装置の前記測色部によって順次に測定する係数データ生成用の測定工程と、前記複数の位置にそれぞれに配置された前記校正基準板の各距離と、前記係数データ生成用の測定工程において測定された各色情報とに基づいて、前記係数データを生成する係数データ生成工程と、前記測色装置の前記形状測定部によって対象物の前記形状データを生成する形状データ生成工程と、前記測色装置の前記測色部によって前記測色部の撮像素子の複数の画素に対応した前記対象物の複数の箇所の各色情報を測定する色情報測定工程と、前記係数データと前記形状データとに基づいて、前記複数の画素のそれぞれについて前記対象物の対応箇所の距離に応じた前記補正係数を取得し、取得した各補正係数を用いて、前記色情報測定工程で測定された各色情報の測定値をそれぞれ補正する演算を行う補正演算工程と、を備える。
第1または第2の態様に係る発明によれば、測色装置は、形状測定部が対象物の形状データを生成するとともに、測色部がその撮像素子の複数の画素に対応する対象物の複数の箇所の各色情報を測定する。そして、補正演算部は、色情報の測定値を補正するための補正係数と、当該色情報を測定された箇所までの距離との関係を、当該複数の画素のそれぞれについて表わした係数データと、形状測定部が生成した対象物の形状データとに基づいて、当該複数の画素のそれぞれについて対象物の対応箇所の距離に応じた補正係数を取得し、取得した各補正係数を用いて測色部が測定した各色情報の測定値をそれぞれ補正する演算を行う。従って、凹凸面の表面や曲面の表面を有する対象物の各部を、短時間で精度良く測色できる。
本願明細書に記載の発明によれば、測色装置の形状測定部は、対象物の表面からの光をそれぞれ受光して受光した光量に応じた信号をそれぞれ出力する複数の画素を有する撮像素子を備え、当該複数の画素の各出力信号に基づいて形状データを生成する。従って、対象物の三次元形状を詳細に表わす形状データを取得することができる。
本願明細書に記載の発明によれば、形状測定部が備える撮像素子と、測色部が備える撮像素子とは、同一の撮像素子である。これにより、対象物において、色情報が測定される箇所と、形状データが生成される箇所とを同じ箇所にすることができる。従って、色情報の測定箇所により適した補正係数を取得することができる。
本願明細書に記載の発明によれば、形状測定部は、対象物に形状測定用の光を照射する光照射部をさらに備え、形状測定用の光が対象物から反射された反射光を、撮像素子で受光することにより形状データを生成する。従って、対象物の表面のコントラストの低い場合でも対象物の形状データを生成できる。
の態様に係る発明によれば、測色システムは、校正基準板と、校正基準板を測色装置に対して相対的に移動させて複数の位置に配置する移動機構とを備える。従って、複数の位置に配置された校正基準板の色情報を測定することによって、係数データを生成するために用いられるデータを測定することができる。
の態様に係る発明によれば、測色システムは、複数の位置にそれぞれに配置された校正基準板の各距離と、複数の位置にそれぞれに配置された校正基準板を測色部が測定した各色情報とに基づいて、係数データを生成することができる。
の態様に係る発明によれば、測色システムは、移動機構が校正基準板を複数の位置にそれぞれ配置した状態で、測色部が校正基準板の色情報を測定するように、移動機構と測色装置とのそれぞれの動作を制御することができるので、係数データを生成するために用いられるデータをより短時間で測定することができる。
の態様に係る発明によれば、測色システムは、複数の位置のそれぞれに配置された校正基準板について形状測定部が生成した各形状データと、当該複数の位置の各距離とに基づいて、形状測定部が形状データを生成するためのパラメータを校正する。従って、形状測定部は、より正確な形状データを生成することができる。
の態様に係る発明によれば、測色装置による校正基準板の測定結果に基づいて予め生成された係数データと、形状測定部が生成した対象物の形状データとに基づいて、測色部の撮像素子の複数の画素のそれぞれについて対象物の対応箇所の距離に応じた補正係数を取得し、取得した各補正係数を用いて測色部が測定した各色情報の測定値をそれぞれ補正する演算を行う。従って、凹凸面の表面や曲面の表面を有する対象物の各部を、短時間で精度良く測色できる。
実施形態に係る測定システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 図1の測色装置の測定ヘッド部の要部の概略構成を模式的に示す断面図である。 図1の測色装置の測定ヘッド部の要部の概略構成を模式的に示す断面図である。 図2のフィルター回転板の上面図である。 CIEのXYZ表色系の等色関数を示す図である。 図1の測色システムで実行される動作の全体を例示するフローチャートである。 図1の測色システムの動作の一部を例示するフローチャートである。 図1の測色システムの動作の一部を例示するフローチャートである。 補正係数の距離依存性を近似する近似関数の一例を示す図である。 図1の測色システムの動作の一部を例示するフローチャートである。 図1の測色システムの動作の一部を例示するフローチャートである。 図1の測色システムの動作の一部を例示するフローチャートである。 図1の測色装置の他の実施形態に係る測定ヘッド部の要部の概略構成を模式的に示す断面図である。
<1.測色システムの構成>
図1は、実施形態に係る測定システム200の機能構成の一例を示すブロック図である。図2、図3は、測色システム200が備える測色装置100の測定ヘッド部10の要部の概略構成を模式的に示す断面図である。図2は、測定ヘッド部10の形状測定部11が対象物1の三次元形状を表わす形状データを測定している状態を示し、図3は、測定ヘッド部10の測色部12が対象物1の各部の色情報を測定している状態を示している。
測色システム200は、測色装置100と、校正基準板110と、その移動機構120とを備える。測色装置100は、測定ヘッド部10とコントローラ20とを備える。測定ヘッド部10は、形状測定部11と測色部12とを備える。形状測定部11は、対象物1の表面の三次元形状を表わす形状データを生成する。測色部12は、対象物1の複数の箇所のそれぞれの色情報を測定する。測定ヘッド部10の筐体には、開口部(「測定窓」)15が設けられている。形状測定部11(測色部12)が対象物1に照射する光75(光55)は、開口部15を通って対象物1に照射される。対象物1からの反射光76(反射光56)は、開口部15を通って受光部60に入射する。
移動機構120は、校正基準板110を載置した状態で、測定ヘッド部10に対して移動可能なステージ121と、ステージ121を移動させるステージ移動機構122とを備えている。ステージ移動機構122は、例えば、ステッピングモータと、その出力軸に接続されたボールネジとを備えて構成される。移動機構120におけるステージ121の位置決め精度は、10um以下であることが好ましい。
なお、図1の測定ヘッド部10、校正基準板110、およびステージ121は、測色部12が校正基準板110の測定を行っている状態における側面断面図として模式的に示されている。図1では、校正基準板110は、その主面が水平になるようにステージ121に支持されている。
移動機構120は、コントローラ20の制御に従ってステージ移動機構122がステージ121を移動させることによって、校正基準板110を測色装置100に対して相対的に移動させて複数の位置に配置する。より詳細には、ステージ移動機構122は、校正基準板110が開口部15に対向している状態で校正基準板110が開口部15、すなわち測定ヘッド部10に対して進退するように、ステージ121を移動させる。
校正基準板110は、例えば、セラミックからなる白色の板状部材である。校正基準板110の両主面は、互いに平行な平面である。校正基準板110は、測色装置100の測色部12が測定する色情報を補正するための補正係数を取得するために使用される。校正基準板110の各部の各色情報の値(「基準の色情報」)は、所定の認証を受けた機関の測定装置によって、予め、測定されている。当該基準の色情報は、記憶部40に記憶されて、当該基準の色情報を測定対象であった校正基準板110と組み合わせて使用される。
測定ヘッド部10の形状測定部11は、対象物1に光75を照射する光照射部70と、光75が対象物1の表面から反射された反射光76を受光する受光部60とを備える。
光照射部70は、スリットレーザ光源71と、走査ミラー72とを備える。スリットレーザ光源71は、半導体レーザー素子と、その発振回路と、半導体レーザー素子から照射されるビーム状のレーザ光を、断面が直線状(帯状)のスリット光である光75に変換する光学系とを備えて構成される。走査ミラー72は、ガルバノミラーなどにより構成される。走査ミラー72は、不図示の駆動部に供給される電圧の値に応じて回転軸73を中心に回転する。形状測定部11の測定中は、走査ミラー72は、一定の角速度で一の回転方向に回転する。スリットレーザ光源71から走査ミラー72に照射された光75は、走査ミラー72によって対象物1の表面に当たるように偏向され、走査ミラー72の回転によって、対象物1上で走査される。光75が対象物1の表面で反射された反射光76は、受光部60に向かう。反射光76は、光75が対象物1の表面から各方向に反射される光のうち、光照射部70の受光レンズ61に入射して受光レンズ61によって集光されて受光部60の撮像素子68に結像する反射光である。
受光部60は、受光レンズ61とフィルター回転板62と、撮像素子68とを備えて構成される。受光部60は、測色部12の受光部でもある。形状測定部11が測定しているときは、受光レンズ61は、対象物1から受光レンズ61に入射する反射光76を集光して撮像素子68上に結像させる。反射光76は、光75が対象物1に当たった各位置と、受光レンズ61の主点とを結ぶ方向に存在する撮像素子68の各画素に入射する。受光レンズ61と撮像素子68との間には、フィルター回転板62が設けられている。フィルター回転板62は、形状測定部11の測定時には、反射光76を最も透過させる光学フィルターが撮像素子68に対向する回転位置に位置決めされている。反射光76は、当該フィルターを透過して撮像素子68に到達する。反射光76が赤色のレーザ光である場合には、光学フィルター63xが撮像素子68に対向させられる。
撮像素子68は、複数の画素を備える二次元撮像素子である。撮像素子68の各画素のうち反射光76が当たる各画素は、反射光76、すなわち対象物1の表面からの光をそれぞれ受光して受光した光量に応じた信号をそれぞれ出力する。走査ミラー72によって光75が走査されることにより、反射光76は、撮像素子68上で走査される。撮像素子68の各画素に反射光76が入射する時刻は、撮像素子68が順次に出力する出力信号を不図示の処理回路で処理して各画素の出力信号が最も強い時刻を重心演算で特定することにより決定される。また、各時刻における光75の平面の方程式は、各時刻における走査ミラー72の回転角度により特定される。各画素に対応する対象物1上の各点の三次元座標は、各画素と受光レンズ61の後側主点とを結ぶ各直線と平行であって、受光レンズ61の前側主点をそれぞれ通る各直線(「画素の視線」)と、各画素に反射光76が入射する時刻における光75の平面との交点として精度良く求められる。
各画素に反射光76が入射する各時刻は、対象物1の凹凸によって変動するが、撮像素子68における反射光76の走査方向に沿って、概ね単調に増加する。そこで当該走査方向に沿って一定の増加率で増加する各時刻を、各画素に対して求められた反射光76の入射時刻から減算すれば、減算後の時刻の分布を概ね一様化できるので、対象物1の凹凸に起因する入射時刻の変動をある程度抽出することができる。このように求められた撮像素子68の各画素における各時刻を、各時刻の値に応じた画素値で表現した画像は、「距離画像」とも称される。走査ミラー72が等角速度で回転する場合でも、通常、対象物1における光75の走査速度は、等速ではない。このため、距離画像により表現される対象物1の凹凸、すなわち距離画像が表現する三次元形状は、各画素の視線と、各画素に対応する反射光76の平面との交点として求められる対象物1の三次元形状に比べると精度は低下するが、距離画像は、より高速に生成することができる。形状測定部11が測定する対象物1の形状データとして距離画像を採用してもよい。
上記のように、形状測定部11は、撮像素子68の複数の画素の各出力信号に基づいて対象物1の三次元形状を表わす形状データを生成する。換言すれば、形状測定部11は、対象物1に形状測定用の光75を照射する光照射部70を備え、形状測定用の光75が対象物1から反射された反射光76を、形状測定部11の撮像素子68で受光することにより形状データを生成する。また、形状測定部11が備える撮像素子と、測色部12が備える撮像素子とは、同一の撮像素子68である。形状測定部11が、測色部12の撮像素子とは異なる撮像素子を備えてもよい。
測定ヘッド部10の測色部12は、対象物1の複数の箇所のそれぞれの色情報を測定する。色情報とは、例えば、三刺激値、若しくは分光強度分布などである。
測色部12は、対象物1に光55を照射する光照射部50と、対象物1から反射された反射光56を受光する受光部60とを備える。
光照射部50は、光55を照射する光源51と、バッフル53、54と、光源51が照射した光55を拡散反射して均一化する積分球52とを備える。積分球52は、球状の内部空間を有する球状の部材である。積分球52の内面は、硫酸バリウム(BaSO4)が塗布されている。
光源51は、キセノンランプなどの光源であり、積分球52の外部から積分球52の壁部を貫通して、積分球52に取り付けられている。光源51の先端は、積分球52の内面から積分球52の中心に向けて突出している。光源51は、各方向に光55を照射する。
積分球52の対象物1に対向する部分には、丸孔状の開口が設けられている。当該開口は、測定ヘッド部10の開口部15を成している。積分球52は、その中心に対して開口部15と反対側にも丸孔状の開口を有している。受光部60は、当該開口の中心の近傍に設けられている。受光部60の受光レンズ61と撮像素子68とは、当該開口の中心と開口部15の中心とを結ぶ線上に設けられている。受光レンズ61の光軸は、当該線上に位置する。
光源51が照射した光55は、積分球52の内面で拡散反射されて均一化される。均一化された光55は、開口部15から対象物1に照射される。バッフル53は、積分球52の内面のうち光源51と開口部15との間の部分に設けられている。バッフル53は、光源51の開口部15側の部分を覆うように設けられている。バッフル53は、光源51が照射する光55が積分球52の内面で反射することなく直接、対象物1に照射されることを妨げる。これにより、バッフル53は、光55が均一にされないまま開口部15から照射されることを抑制する。
バッフル54は、積分球52の内面のうち、積分球52の受光部60側の開口と、光源51との間の部分に設けられている。バッフル54は、光源51の受光部60側の部分を覆うように設けられている。バッフル54は、光55が直接、受光レンズ61に入射することを妨げる。
測色部12の受光部60は、上述した形状測定部11の受光部でもある。測色部12の測定動作中において、光源51が光55を照射し、積分球52が光55を均一化して、開口部15から照射する。開口部15から対象物1に照射された光55は、対象物1から反射光56として反射される。反射光56は、光55が対象物1から各方向に反射する光のうち、光照射部70の受光レンズ61に入射して受光レンズ61によって集光されて受光部60の撮像素子68に結像する反射光である。
撮像素子68は、光55が対象物1から反射された反射光56をその複数の画素でそれぞれ受光する。当該複数の画素は、受光した光量に応じた信号をそれぞれ出力する。
受光レンズ61と撮像素子68との間には、上述のように、フィルター回転板62が設けられている。図4は、測定ヘッド部10の受光部60のフィルター回転板62の上面図である。図5は、CIEのXYZ表色系の等色関数を示す図である。
フィルター回転板62は、撮像素子68の法線と平行な回転軸65を中心に回転可能に構成されている。フィルター回転板62には、対象物1からの光を色分解するための光学フィルター63x、63y、63zが固定されている。また、撮像素子68に入射する光を遮断するためのシャッター64もフィルター回転板62に固定されている。
光学フィルター63x、63y、63z、およびシャッター64は、回転軸65を中心とする円周方向に略等間隔に設けられている。フィルター回転板62は、図示省略の駆動モーターによって、光学フィルター63x、63y、63z、およびシャッター64が撮像素子68にそれぞれ対向する各回転位置に順次回転させられる。
光学フィルター63x、63y、63zは、被測定物(11)からの光を色分解する為の光学フィルターであり、求めたい表色系に応じて固有の分光透過率特性を持つフィルタで構成される。図4の例では、CIE(国際照明委員会)のXYZ表色系で色情報(「色度」)を求めるために、光学フィルター63x、63y、63zはそれぞれ図5に示される等色関数x(λ)、y(λ)、z(λ)に相当するか、あるいは類似する分光透過率を持つフィルターで構成されている。より厳密には、光学フィルター63x、63y、63zの分光透過率は、撮像素子68の受光特性と併せて上記等色関数に略一致するようにそれぞれ設定されている。光学フィルター63x、63y、63zは、三刺激値X、Y、Zにそれぞれ対応する。
測色部12は、光学フィルター63x、63y、63zを透過した反射光56を撮像素子68の複数の画素で受光する。測色部12は、当該複数の画素の各出力信号を図示省略の処理回路で処理し、当該複数の画素に対応する対象物1の複数の箇所の各色情報(フィルター回転板62を用いる場合は、三刺激値X、Y、Z)を測定する。
また、シャッター64は、いわゆるダーク補正に使用される。シャッター64が撮像素子68と対向している状態では、シャッター64は、撮像素子68への反射光56の入射を妨げる。従って、この状態の撮像素子68の各画素の出力値を、光学フィルター63x、63y、63zを透過した各反射光56に対応する各測定値から減算することによって、より正確な色情報を得ることができる。なお、このようなダーク補正が行われないとしても本発明の有用性が損なわれるものではない。
測色部12によって、対象物1の色情報として分光強度分布を測定する場合には、フィルター回転板62に代えて、液晶チューナブルフィルター等の素子を採用すればよい。液晶チューナブルフィルターは、印加される電圧に応じて、バンドパスの領域が変動するフィルターである。
コントローラ20は、測定ヘッド部10と移動機構120の各々を制御する。コントローラ20のハードウエアとしての構成は、一般的なコンピュータと同様のものを採用できる。コントローラ20は、例えば、CPU30と、記憶部40と、それぞれ不図示の表示部および入力部とを備えて構成される。これらの要素は、バスラインを介して電気的に接続されている。表示部は、例えば液晶ディスプレイ等を用いて構成されており、測定結果等の種々の情報を表示する。入力部は、例えばキーボードやマウス等を用いて構成されており、コマンドやパラメータ等の入力を受け付ける。
記憶部40は、例えば、それぞれ不図示のROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、およびフラッシュメモリなどの読み書き自在な不揮発性メモリによって構成される。不揮発性メモリに代えて、ハードディスク装置などが採用されても良い。
該ROMは、読出し専用メモリであり、CPU30を動作させる基本プログラムなどを格納している。該RAMは、読み書き自在の揮発性メモリであり、形状測定部11、測色部12の出力信号を一時的に格納する格納部として機能する。また、該RAMは、CPU30の処理情報を一時的に記憶するワークメモリなどとしても機能する。なお、CPU30における後述する各要素の間での情報の授受は、該RAMを介して行なわれる。該不揮発性メモリは、測定ヘッド部10の各種制御パラメータや形状測定部11の形状測定に使用されるパラメータなどの情報を恒久的に記録する。また、予め生成された係数データ42も該不揮発性メモリに記憶されている。係数データ42は、測色部12が測定した色情報の測定値を補正するための補正係数と、対象物1における当該色情報を測定された箇所までの距離との関係を、測色部12の撮像素子68の複数の画素のそれぞれについて表わすデータである。CPU30が各種制御や処理を行うために実行するプログラムも該不揮発性メモリに記憶されている。
CPU30は、記憶部40の不揮発性メモリに記憶されたプログラムを実行することによって、補正演算部31、係数データ生成部32、測定制御部33、校正部34としても動作する。
補正演算部31は、予め生成されて記憶部40に記憶されている係数データ42と、形状測定部11が生成した対象物1の形状データとに基づいて、測色部12の撮像素子68の複数の画素のそれぞれについて、対象物1の対応箇所の距離に応じた補正係数を取得する。補正演算部31は、取得した各補正係数を用いて測色部12が測定した各色情報の測定値をそれぞれ補正する演算を行う。
係数データ生成部32は、複数の位置にそれぞれに配置された校正基準板110の各距離と、複数の位置にそれぞれに配置された校正基準板110を測色部12が測定した各色情報とに基づいて、係数データ42を生成する。係数データ生成部32は、係数データ42として、例えば、反射光の方向依存性を近似する近似関数を求める。
測定制御部33は、移動機構120が校正基準板110を複数の位置にそれぞれ配置した状態で、測色部12が校正基準板110の色情報を測定するように、移動機構120と測色装置100とのそれぞれの動作を制御する。
校正部34は、複数の位置のそれぞれに配置された校正基準板110について形状測定部11が生成した各形状データと、複数の位置の各距離とに基づいて、形状測定部11が形状データを生成するためのパラメータを校正する。当該パラメータの校正は、具体的には、例えば、各形状データの距離と、移動機構120におけるステージ121の移動量から特定されるステージ121の実際の距離とが一致するように最小二乗法などによって当該パラメータの値を調整することによって行われる。当該パラメータは、例えば、受光レンズ61の焦点距離、主点位置、歪曲収差の補正係数、回転軸73の位置、および走査ミラー72の角速度などである。パラメータの各要素の初期値として、例えば、設計値などが採用される。
<2.測色システムの動作>
図6は、測色システム200で実行される動作の全体を例示するフローチャートである。図7、図8、図10〜図12は、測色システム200の動作の一部をそれぞれ例示するフローチャートである。
図6に示される測色システム200の動作が開始されると、測色システム200は、係数データ42を生成するための測定を行う(ステップS10)。この測定は、測色装置100に対して複数の位置に順次に校正基準板110を配置し、各位置における校正基準板110の各色情報を測色装置100の測色部12によって順次に測定することによってなされる。
ステップS10が終了すると、測色システム200は、係数データ42の生成を行う(ステップS20)。測色システム200の係数データ生成部32は、複数の位置にそれぞれに配置された校正基準板110の各距離と、ステップS10において測定された校正基準板110の各色情報とに基づいて、係数データ42を生成する。
ステップS20が終了すると、測色システム200は、形状測定部11によって、対象物1を測定し、対象物1の三次元形状を表す形状データを生成する(ステップS30)。
ステップS30が終了すると、測色システム200は、測色部12によって、撮像素子68の複数の画素に対応した対象物1の複数の箇所の各色情報を測定する(ステップS40)。
ステップS40が終了すると、測色システム200は、係数データ生成部32によって、係数データ42と対象物1の形状データとに基づいて、撮像素子68の複数の画素のそれぞれについて対象物1の対応箇所の距離に応じた補正係数を取得し、補正演算部31が、取得した各補正係数を用いて、ステップS40で測定された各色情報の測定値をそれぞれ補正する演算を行い(ステップS50)、図6の動作を終了する。
図7、図8は、図6のステップS10と、ステップS20について、より詳しい測色システム200の動作を示すフローチャートである。
図7の動作が開始されると、測定制御部33は、測色部12を制御して、光照射部50の光源51を点灯する(ステップS100)。
測定制御部33は、移動機構120のステージ移動機構122を制御して、ステージ121を移動させることにより、校正基準板110を所定の初期位置に移動させる(ステップS110)。
測定制御部33は、フィルター回転板62の図示省略の駆動モーターを制御して、フィルター回転板62を光学フィルター63xが撮像素子68に対向する回転位置(Xフィルター位置)に移動させる(ステップS120)。
測定制御部33は、測色部12の受光部60を制御して校正基準板110の各箇所の色情報を測定し、係数データ生成部32は、測定の結果に基づいて、刺激値X用の補正係数を算出して、記憶部40に記憶する(ステップS130)。補正係数の算出は、係数データ生成部32が、予め記憶部40に格納されている校正基準板110の刺激値X用の基準の色情報を、撮像素子68の各画素について測定した刺激値Xの各測定値で除算した結果を各画素に対する各補正係数として取得することによって行われる。
測定制御部33は、フィルター回転板62の図示省略の駆動モーターを制御して、フィルター回転板62を光学フィルター63yが撮像素子68に対向する回転位置(Yフィルター位置)に移動させる(ステップS140)。
測定制御部33は、測色部12の受光部60を制御して校正基準板110の各箇所の色情報を測定し、係数データ生成部32は、測定の結果に基づいて、刺激値Y用の補正係数を算出して、記憶部40に記憶する(ステップS150)。補正係数の算出は、係数データ生成部32が、予め記憶部40に格納されている校正基準板110の刺激値Y用の基準の色情報を、撮像素子68の各画素について測定した刺激値Yの各測定値で除算した結果を各画素に対する各補正係数として取得することによって行われる。
測定制御部33は、フィルター回転板62の図示省略の駆動モーターを制御して、フィルター回転板62を光学フィルター63zが撮像素子68に対向する回転位置(Zフィルター位置)に移動させる(ステップS160)。
測定制御部33は、測色部12の受光部60を制御して校正基準板110の各箇所の色情報を測定し、係数データ生成部32は、測定の結果に基づいて、刺激値Z用の補正係数を算出して、記憶部40に記憶する(ステップS170)。補正係数の算出は、係数データ生成部32が、予め記憶部40に格納されている校正基準板110の刺激値Z用の基準の色情報を、撮像素子68の各画素について測定した刺激値Zの各測定値で除算した結果を各画素に対する各補正係数として取得することによって行われる。
測定制御部33は、校正基準板110の全ての位置について測定が終了したか否かを判定する(図8のステップS180)。
ステップS180の判定の結果、全ての位置について測定が終了していなければ、測定制御部33は、ステージ移動機構122を制御して、ステージ121を移動することにより、校正基準板110を次の測定位置に移動し(ステップS190)、ステップS120以下の処理を繰り返す。
なお、校正基準板110の各位置は、例えば、測定距離の基準値に対して±10mmの範囲で、2mmステップ若しくは、1mmステップで校正基準板110を移動させた場合のそれぞれの位置のことである。
ステップS180の判定の結果、全ての位置について測定が終了していれば、係数データ生成部32は、三刺激値X,Y,Z用の係数データ42の生成と、生成した係数データ42を記憶部40に記憶し(ステップS120)、図7、図8の動作を終了する。当該動作、すなわち、係数データ42の生成と記憶は、測色装置100のパワーON時に一度行えばよい。ただし、周囲温度が著しく変化した場合には、再度、校正基準板110の測定と係数データ42の生成および記録を行うことが好ましい。
図8のステップS120における係数データ42の生成について、図9を参照して説明する。図9は、補正係数の距離依存性を近似する近似関数の一例として近似関数130を示す図である。
図9に示されるように、色情報の補正係数には、測定距離に対する依存性がある。図9の黒丸印は、撮像素子68の1つの画素について、校正基準板110の5通りの各距離に対して求められた色情報の補正係数の値(例えば、刺激値Xの補正係数の値)である。
三刺激値XYZに対して、係数データ42を生成する場合には、ステップS200の開始直前の測定された測定値の総数は、校正基準板110の位置の数と、撮像素子68の画素数と、X、Y、Zの個数(すなわち、3個)との積により与えられる。
係数データ生成部32は、撮像素子68の各画素ごと、色情報の種類ごとに、補正係数を距離の関数に近似する。すなわち、補正係数の距離依存性を近似する近似関数130を演算する。近似関数130は、色情報の種類のうち着目する色情報(例えば、刺激値X)について撮像素子68の各画素ごとに近似関数130を求めて、全ての近似関数130を係数データ42として記憶部40に記憶する。例えば、測定距離が5cmである場合に、対象物1の凹凸により、距離が1mmずれたとしても係数データ42に基づいて補正係数を演算して使用しない場合は、測定値が許容範囲外となる。なお、校正基準板110の位置を2つのみにした場合には、近似関数130は、直線近似となるが、近似関数130を求めない場合に比べれば、良好な補正係数を取得できる。従って、校正基準板110の位置が2つのみであってもよい。
図10は、図6のステップS30について、より詳しい測色システム200の動作を示すフローチャートである。
先ず、測定制御部33は、フィルター回転板62の図示省略の駆動モーターを制御して、フィルター回転板62を光学フィルター63xが撮像素子68に対向する回転位置(Xフィルター位置)に移動させる(ステップS310)。
測定制御部33は、スリットレーザ光源71を点灯させ、走査ミラー72を回転させてスリット光、すなわち光75の所定方向への走査を開始する(ステップS320)。
測定制御部33は、形状測定部11を制御して、対象物1を測定し、その形状データを生成して記憶部40に記憶する(ステップS330)。
測定制御部33は、スリット光の所定方向への走査が終了したか否かを判定する(ステップS340)。当該判定の結果、走査が終了していなければ、測定制御部33は、ステップS330以下の動作を繰り返し、終了していれば、スリットレーザ光源71を消灯して(ステップS350)、図10の動作を終了する。
図11、図12は、図6のステップS40、S50について、より詳しい測色システム200の動作を示すフローチャートである。
測定制御部33は、測色部12の光源51を点灯させ(ステップS410)、フィルター回転板62の図示省略の駆動モーターを制御して、フィルター回転板62を光学フィルター63xが撮像素子68に対向する回転位置(Xフィルター位置)に移動させる(ステップS420)。
補正演算部31は、記憶部40に記憶された係数データ42と、図10の動作により生成された対象物1の形状データとに基づいて、刺激値X用の補正係数を算出する(ステップS430)。
測定制御部33は、測色部12を制御して対象物1を測定し、撮像素子68の各画素について対象物1の色情報(刺激値X)を測定する(ステップS440)。
補正演算部31は、ステップS430で取得した各画素に対する刺激値X用の補正係数を、ステップS440で測定した各画素についての刺激値Xの測定値に乗算することにより、測定値を補正し、補正後の測定値を記憶部40に記憶する(ステップS450)。
測定制御部33は、ステップS310と同様に、フィルター回転板62を光学フィルター63yが撮像素子68に対向する回転位置(Yフィルター位置)に移動させる(ステップS460)。
補正演算部31は、ステップS430と同様に、刺激値Y用の補正係数を算出し(ステップS470)、ステップS440と同様に、撮像素子68の各画素について対象物1の色情報(刺激値Y)を測定する(ステップS480)。
補正演算部31は、ステップS450と同様に、テップS470で取得した各画素に対する刺激値Y用の補正係数を、ステップS480で測定した各画素についての刺激値Yの測定値に乗算することにより、測定値を補正し、補正後の測定値を記憶部40に記憶する(ステップS490)。
測定制御部33は、ステップS310と同様に、フィルター回転板62を光学フィルター63zが撮像素子68に対向する回転位置(Zフィルター位置)に移動させる(ステップS500)。
補正演算部31は、ステップS430と同様に、刺激値Z用の補正係数を算出し(ステップS510)、ステップS440と同様に、撮像素子68の各画素について対象物1の色情報(刺激値Z)を測定する(ステップS520)。
補正演算部31は、ステップS450と同様に、ステップS510で取得した各画素に対する刺激値Z用の補正係数を、ステップS520で測定した各画素についての刺激値Zの測定値に乗算することにより、測定値を補正し、補正後の測定値を記憶部40に記憶し(ステップS530)、図11、図12の動作を終了する。
<3.他の実施形態>
図13は、測色システム200の他の実施形態に係る測色装置100Aの測定ヘッド部10Aの要部の概略構成を模式的に示す断面図である。
測色装置100Aは、測色装置100の測定ヘッド部10に代えて測定ヘッド部10Aを備えることを除いて測色装置100と同様に構成されている。測定ヘッド部10Aは、測定ヘッド部10の形状測定部11、測色部12に代えて、形状測定部11A、測色部12Aを備えることを除いて測定ヘッド部10と同様に構成されている。
測色部12Aは、測色部12の受光部60に代えて受光部60Aを備えることを除いて、測色部12と同様に構成されている。受光部60Aは、受光部60の撮像素子68に代えて、撮像素子68aを備えている。撮像素子68aは、それぞれ撮像素子68と同様の構成を備える3つの撮像素子を備える3板式の撮像素子である。撮像素子68aに入射する光は、撮像素子68aに入射する前に、図示省略の色分解プリズムによって、例えば、フィルター回転板62の光学フィルター63x、63y、63zを透過した場合と同様の3つの光に分解される。分解された3つの光は、撮像素子68aの3つの撮像素子にそれぞれ入射する。これにより、撮像素子68aは、フィルター回転板62と撮像素子68との組合せと同様の信号を出力できる。従って、測色部12Aは、測色部12と同様に測色を行うことができる。
形状測定部11Aは、受光部60Aを測色部12Aと共有するとともに、形状測定部11の光照射部70に代えて受光部60Bを備える。受光部60Bは、受光レンズ61と撮像素子68bとを備える。撮像素子68bは、撮像素子68と同様の構成を備える単板式の撮像素子である。受光部60Aと受光部60Bとは、ステレオカメラを構成し、対象物1の表面からの光をそれぞれ受光して撮像素子68a、68bによって対象物1の像をそれぞれ撮影する。各画像の画像信号は、形状測定部11Aが備える図示省略の処理回路に供給される。当該処理回路は、各画像間で対応点探索を行い、探索の結果と、形状測定部11Aに規定される形状計測用のパラメータとを用いて対象物1の形状データを生成する。
また、形状測定部による形状データの測定方法は、形状測定部11の光切断法に限られず、例えば、パターン投影法、アクティブステレオ法などの各種の手法が採用され得る。
また、形状測定部11では、フィルター回転板62を用いて、撮像素子68の各画素毎に色情報を得ていたが、通常のデジタルカメラのように、ベイヤ配列のフィルターを有する撮像素子によって、測色を行ってもよい。
また、測色装置のジオメトリは、図2、図3に示される(d/0)に限定されず、(45/0)などの各種のジオメトリを採用することができる。
以上のように構成された本実施形態に係る測色装置によれば、形状測定部11(11A)が対象物1の形状データを生成するとともに、測色部12(12A)がその撮像素子の複数の画素に対応する対象物1の複数の箇所の各色情報を測定する。そして、補正演算部31は、色情報の測定値を補正するための補正係数と、当該色情報を測定された箇所までの距離との関係を、当該複数の画素のそれぞれについて表わした係数データ42と、形状測定部11(11A)が生成した対象物1の形状データとに基づいて、当該複数の画素のそれぞれについて対象物1の対応箇所の距離に応じた補正係数を取得し、取得した各補正係数を用いて測色部12(12A)が測定した各色情報の測定値をそれぞれ補正する演算を行う。従って、凹凸面の表面や曲面の表面を有する対象物1の各部を、短時間で精度良く測色できる。
また、以上のように構成された本実施形態に係る測色装置によれば、形状測定部11(11A)は、対象物1の表面からの光をそれぞれ受光して受光した光量に応じた信号をそれぞれ出力する複数の画素を有する撮像素子68(68a,68b)を備え、当該複数の画素の各出力信号に基づいて形状データを生成する。従って、対象物1の三次元形状を詳細に表わす形状データを取得することができる。
また、以上のように構成された本実施形態に係る測色装置によれば、形状測定部11(11A)が備える撮像素子と、測色部12(12A)が備える撮像素子とは、同一の撮像素子68(68a)である。これにより、対象物1において、色情報が測定される箇所と、形状データが生成される箇所とを同じ箇所にすることができる。従って、色情報の測定箇所により適した補正係数を取得することができる。
また、以上のように構成された本実施形態に係る測色装置によれば、形状測定部11は、対象物1に形状測定用の光75を照射する光照射部70をさらに備え、形状測定用の光75が対象物1から反射された反射光76を、撮像素子68で受光することにより形状データを生成する。従って、対象物1の表面のコントラストの低い場合でも対象物1の形状データを生成できる。
また、以上のように構成された本実施形態に係る測色システムによれば、校正基準板110と、校正基準板110を測色装置100(100A)に対して相対的に移動させて複数の位置に配置する移動機構120とを備える。従って、複数の位置に配置された校正基準板110の色情報を測定することによって、係数データ42を生成するために用いられるデータを測定することができる。
また、以上のように構成された本実施形態に係る測色システムによれば、複数の位置にそれぞれに配置された校正基準板110の各距離と、複数の位置にそれぞれに配置された校正基準板110を測色部12(12A)が測定した各色情報とに基づいて、係数データ42を生成することができる。
また、以上のように構成された本実施形態に係る測色システムによれば、移動機構120が校正基準板110を複数の位置にそれぞれ配置した状態で、測色部12(12A)が校正基準板110の色情報を測定するように、移動機構120と測色装置100(100A)とのそれぞれの動作を制御することができるので、係数データ42を生成するために用いられるデータをより短時間で測定することができる。
また、以上のように構成された本実施形態に係る測色システムによれば、複数の位置のそれぞれに配置された校正基準板110について形状測定部11(11A)が生成した各形状データと、当該複数の位置の各距離とに基づいて、形状測定部11が形状データを生成するためのパラメータを校正する。従って、形状測定部11は、より正確な形状データを生成することができる。
また、以上のような本実施形態に係る測色方法によれば、本実施形態に係る測色装置による校正基準板110の測定結果に基づいて予め生成された係数データ42と、形状測定部11(11A)が生成した対象物1の形状データとに基づいて、測色部12(12A)の撮像素子68(68a)の複数の画素のそれぞれについて対象物1の対応箇所の距離に応じた補正係数を取得し、取得した各補正係数を用いて測色部12(12A)が測定した各色情報の測定値をそれぞれ補正する演算を行う。従って、凹凸面の表面や曲面の表面を有する対象物1の各部を、短時間で精度良く測色できる。
本発明は詳細に示され記述されたが、上記の記述は全ての態様において例示であって限定的ではない。したがって、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
100 測色装置
200 測色システム
1 対象物
10,10A 測定ヘッド部
11 形状測定部
12 測色部
20 コントローラ
30 CPU
31 補正演算部
32 係数データ生成部
33 測定制御部
34 校正部
40 記憶部
42 係数データ
50 光照射部
51 光源
55 光
56 反射光
60,60A,60B 受光部
62 フィルター回転板
68,68a,68b 撮像素子
75 光
76 反射光
110 校正基準板
120 移動機構
121 ステージ
122 ステージ移動機構
130 近似関数

Claims (7)

  1. 対象物の表面の三次元形状を表わす形状データを生成する形状測定部と、
    前記対象物に光を照射する第1光照射部と、前記光が前記対象物から反射された反射光をそれぞれ受光して受光した光量に応じた信号をそれぞれ出力する複数の画素を有する撮像素子とを備え、前記複数の画素の各出力信号に基づいて前記複数の画素に対応する前記対象物の複数の箇所の各色情報を測定する測色部と、
    前記測色部が測定した色情報の測定値を補正するための補正係数と、前記対象物における当該色情報を測定された箇所までの距離との関係を、前記複数の画素のそれぞれについて表わした係数データを記憶する記憶部と、
    予め生成されて前記記憶部に記憶された前記係数データと、前記形状測定部が生成した前記形状データとに基づいて、前記複数の画素のそれぞれについて前記対象物の対応箇所の距離に応じた前記補正係数を取得し、取得した各補正係数を用いて前記測色部が測定した前記各色情報の測定値をそれぞれ補正する演算を行う補正演算部と、
    を備え、
    前記撮像素子は二次元撮像素子であり、
    前記形状測定部は、
    前記対象物にスリット光である形状測定用の光を照射して前記対象物上で走査する第2光照射部を備え、前記撮像素子を前記測色部と共用し、前記形状測定用の光が前記対象物から反射された反射光を、前記撮像素子の前記複数の画素により受光し、受光した光量に応じて前記複数の画素がそれぞれ出力する各出力信号に基づいて前記形状測定用の光の反射光が前記複数の画素の各画素に入射する各時点を特定し、特定した各時点において前記形状測定用の光を示す各平面と、当該反射光が前記複数の画素の各画素に入射する各光路を表現する各画素の視線とに基づいて、前記複数の画素に対応する前記対象物の複数の箇所について前記形状データを生成する、測色装置。
  2. 対象物の表面の三次元形状を表わす形状データを生成する形状測定部と、
    前記対象物に光を照射する第1光照射部と、前記光が前記対象物から反射された反射光をそれぞれ受光して受光した光量に応じた信号をそれぞれ出力する複数の画素を有する撮像素子とを備え、前記複数の画素の各出力信号に基づいて前記複数の画素に対応する前記対象物の複数の箇所の各色情報を測定する測色部と、
    前記測色部が測定した色情報の測定値を補正するための補正係数と、前記対象物における当該色情報を測定された箇所までの距離との関係を、前記複数の画素のそれぞれについて表わした係数データを記憶する記憶部と、
    予め生成されて前記記憶部に記憶された前記係数データと、前記形状測定部が生成した前記形状データとに基づいて、前記複数の画素のそれぞれについて前記対象物の対応箇所の距離に応じた前記補正係数を取得し、取得した各補正係数を用いて前記測色部が測定した前記各色情報の測定値をそれぞれ補正する演算を行う補正演算部と、
    を備え、
    前記撮像素子は二次元撮像素子であり、
    前記形状測定部は、
    前記対象物にスリット光である形状測定用の光を照射して前記対象物上で走査する第2光照射部を備え、前記撮像素子を前記測色部と共用し、前記形状測定用の光が前記対象物から反射された反射光を、前記撮像素子の前記複数の画素により受光し、受光した光量に応じて前記複数の画素がそれぞれ出力する各出力信号に基づいて前記形状測定用の光の反射光が前記複数の画素の各画素に入射する各時点を特定し、特定した前記各時点から、当該各時点が前記形状測定用の光の走査方向に沿って一定の増加率で増加する場合の第2の各時点を減算した各減算値に基づいて前記対象物の凹凸を表現する画像の各画素値を前記複数の画素について取得することによって、前記複数の画素に対応する前記対象物の複数の箇所について前記形状データを生成する、測色装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の測色装置と、
    校正基準板と、
    前記校正基準板と前記測色装置との距離が変動する方向に沿って、前記校正基準板を前記測色装置に対して相対的に移動させて複数の位置に配置する移動機構と、
    を備える測色システム。
  4. 請求項3に記載の測色システムであって、
    前記複数の位置にそれぞれに配置された前記校正基準板の各距離と、前記複数の位置にそれぞれに配置された前記校正基準板を前記測色部が測定した各色情報とに基づいて、前記係数データを生成する係数データ生成部をさらに備える、測色システム。
  5. 請求項3または請求項4に記載の測色システムであって、
    前記移動機構が前記校正基準板を前記複数の位置にそれぞれ配置した状態で、前記測色部が前記校正基準板の色情報を測定するように、前記移動機構と前記測色装置とのそれぞれの動作を制御する測定制御部をさらに備える、測色システム。
  6. 請求項3から請求項5の何れか1つの請求項に記載の測色システムであって、
    前記複数の位置のそれぞれに配置された前記校正基準板について前記形状測定部が生成した各形状データと、前記複数の位置の各距離とに基づいて、前記形状測定部が形状データを生成するためのパラメータを校正する校正部をさらに備える、測色システム。
  7. 請求項1または請求項2に記載の測色装置を用いる測色方法であって、
    前記測色装置に対して距離が異なる複数の位置に順次に配置される校正基準板の各位置における各色情報を前記測色装置の前記測色部によって順次に測定する係数データ生成用の測定工程と、
    前記複数の位置にそれぞれに配置された前記校正基準板の各距離と、前記係数データ生成用の測定工程において測定された各色情報とに基づいて、前記係数データを生成する係数データ生成工程と、
    前記測色装置の前記形状測定部によって対象物の前記形状データを生成する形状データ生成工程と、
    前記測色装置の前記測色部によって前記測色部の撮像素子の複数の画素に対応した前記対象物の複数の箇所の各色情報を測定する色情報測定工程と、
    前記係数データと前記形状データとに基づいて、前記複数の画素のそれぞれについて前記対象物の対応箇所の距離に応じた前記補正係数を取得し、取得した各補正係数を用いて、前記色情報測定工程で測定された各色情報の測定値をそれぞれ補正する演算を行う補正演算工程と、
    を備える、測色方法。
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