JP6701528B2 - 通信装置、通信方法、及び、プログラム - Google Patents

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Description

本技術は、通信装置、通信方法、及び、プログラムに関し、特に、例えば、電界通信のセキュリティを、容易に向上させることができるようにする通信装置、通信方法、及び、プログラムに関する。
電界を利用した電界通信としては、人体を通信媒体とする人体通信がある。かかる人体通信を行う人体通信システムでは、例えば、ユーザが、人体通信を行う人体通信装置を携帯して、他の人体通信装置に接触すると、ユーザが携帯する人体通信装置と、他の人体通信装置との間で、通信が開始される。
すなわち、ユーザが、他の人体通信装置に接触すると、ユーザの人体通信装置(ユーザが携帯する人体通信装置)と、他の人体通信装置との間に、ユーザの人体による通信路が形成される。そして、その通信路の形成をトリガとして、ユーザの人体通信装置と、他の人体通信装置との間で、通信が開始される。
以上のように、人体通信システムでは、人体通信装置を携帯するユーザが、他の人体通信装置に接触すると、通信が開始される。したがって、ユーザが、通信を行う意思がないのにも関わらず、誤って、又は、無意識のうちに、他の人体通信装置に接触した場合であっても、ユーザの人体通信装置と、他の人体通信装置との間で、通信が開始される。
ユーザが、通信を行う意思がないのにも関わらず、ユーザの人体通信装置と、他の人体通信装置との間で、通信が開始される場合、ユーザの人体通信装置に、例えば、ユーザの個人情報が記憶されているときには、その個人情報が、ユーザの知らない間に読み出されるおそれがある。ユーザの個人情報、すなわち、例えば、ユーザの氏名や、連絡先、住所、パスワード等が、ユーザの知らない間に読み出されることは、セキュリティの観点から好ましいことではない。
そこで、装置の動作変化を検知し、その動作変化が認証情報と一致している場合に、電界通信が実行可能状態となる携帯用電界通信装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2010-074608号公報
装置の動作変化と認証情報との一致によって、電界通信を実行可能状態とする場合には、複雑な動作変化を、認証情報として登録すると、その認証情報として登録された動作変化を再現することが面倒であり、また、その動作変化を、ユーザが忘れることがある。
一方、簡単な動作変化を、認証情報として登録すると、第三者が、容易に、認証情報としての動作変化を推測するおそれがあり、セキュリティの観点から好ましくない。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、電界通信のセキュリティを、容易に向上させることができるようにするものである。
本技術の通信装置は、電界を利用した電界通信を行う電界通信部と、ユーザの行動に応じて、前記ユーザの生体情報を検出するセンサと、前記生体情報に基づいて、前記電界通信部による電界通信を制御する制御部とを備え、前記制御部は、通信相手との間にユーザの人体による通信路が形成されることにより送信されてくるビーコン信号を取得し、前記ビーコン信号に応じて、前記センサで前記ユーザの生体情報が検出されるように、前記ユーザの行動を促し、前記ユーザが行動をとることで取得される前記生体情報を用いて、前記ユーザの認証を行い、前記ユーザの認証に成功した場合に、前記電界通信部に、前記電界通信を開始させる通信装置である。
本技術の通信方法は、電界を利用した電界通信を行う電界通信部と、ユーザの行動に応じて、前記ユーザの生体情報を検出するセンサとを備える通信装置が、前記生体情報に基づいて、前記電界通信部による電界通信を制御し、通信相手との間にユーザの人体による通信路が形成されることにより送信されてくるビーコン信号を取得し、前記ビーコン信号に応じて、前記センサで前記ユーザの生体情報が検出されるように、前記ユーザの行動を促し、前記ユーザが行動をとることで取得される前記生体情報を用いて、前記ユーザの認証を行い、前記ユーザの認証に成功した場合に、前記電界通信部に、前記電界通信を開始させるステップを含む通信方法である。
本技術のプログラムは、電界を利用した電界通信を行う電界通信部と、ユーザの行動に応じて、前記ユーザの生体情報を検出するセンサとを備える通信装置を制御するコンピュータに、前記生体情報に基づいて、前記電界通信部による電界通信を制御し、通信相手との間にユーザの人体による通信路が形成されることにより送信されてくるビーコン信号を取得し、前記ビーコン信号に応じて、前記センサで前記ユーザの生体情報が検出されるように、前記ユーザの行動を促し、前記ユーザが行動をとることで取得される前記生体情報を用いて、前記ユーザの認証を行い、前記ユーザの認証に成功した場合に、前記電界通信部に、前記電界通信を開始させるステップを実行させるためのプログラムである。
本技術の通信装置、通信方法、及び、プログラムにおいては、ユーザの行動に応じて、ユーザの生体情報が検出され、その生体情報に基づいて、電界通信部による電界通信が制御される。そして、通信相手との間にユーザの人体による通信路が形成されることにより送信されてくるビーコン信号が取得され、ビーコン信号に応じて、センサでユーザの生体情報が検出されるように、ユーザの行動が促され、ユーザが行動をとることで取得される生体情報を用いて、ユーザの認証が行われ、ユーザの認証に成功した場合に、電界通信部に、電界通信が開始される。
なお、通信装置は、独立した装置であっても良いし、1つの装置を構成している内部ブロックであっても良い。
また、プログラムは、伝送媒体を介して伝送することにより、又は、記録媒体に記録して、提供することができる。
本技術によれば、例えば、電界通信のセキュリティを、容易に向上させることができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
人体を通信媒体とする人体通信を説明する図である。 人体通信システムの使用例を示す図である。 本技術を適用したウェアラブルデバイスの一実施の形態の構成例を示す平面図と断面図である。 本体41の電気的構成例を示すブロック図である。 ウェアラブルデバイス40の使用例を示す図である。 ウェアラブルデバイス40と、通信相手となる人体通信装置100との処理の例を説明するフローチャートである。 本体41の他の電気的構成例を示すブロック図である。
<人体通信>
図1は、人体を通信媒体とする人体通信を説明する図である。
すなわち、図1は、人体通信を行う人体通信システムの構成例を示す図である。
図1において、人体通信システムは、電界通信送信部10及び電界通信受信部20を有する。
電界通信送信部10は、2極(個)の電極11及び12を有し、電界を利用した電界通信により、データを送信する。
電界通信受信部20は、2極の電極21及び22を有し、電界を利用した電界通信により、データを受信する。
以上のように構成される人体通信システムでは、電界通信送信部10が有する2極の電極11及び12のうちの一方である電極11が、通信媒体としての人体に接触している。同様に、電界通信受信部20が有する2極の電極21及び22のうちの一方である電極21が、通信媒体としての人体に接触している。
電界通信送信部10は、送信対象のデータに対応する電圧を、電極11と12との2極の間に印加する。電極11と12との間に印加された電圧に従って、人体は帯電する。
人体が帯電すると、その帯電によって、送信対象のデータに対応した電界が生じる。この電界によって、電界通信受信部20の電極21と22との2極の間に、電圧(電位差)が生じる。
電界通信受信部20は、電極21と22との2極の間の電圧を検出して増幅し、その電圧の判定を行うことで、データを復元する。
図2は、人体通信システムの使用例を示す図である。
ユーザは、例えば、腕時計型のウェアラブルデバイスであるリストバンド31を、腕に装着している。ウェアラブルデバイス31は、電界通信送信部10及び電界通信受信部20を有する図1の人体通信システムと同様の人体通信システムを搭載している。
据え置き型装置32は、ウェアラブルデバイス31と同様に、電界通信送信部10及び電界通信受信部20を有する図1の人体通信システムと同様の人体通信システムを搭載しており、所定の場所に設置されている(据え置かれている)。
リストバンド31を装着したユーザ(の指等)が、据え置き型装置32に接触すると、リストバンド31(の人体通信システム)と、据え置き型装置32(の人体通信システム)との間に、ユーザの人体による通信路が形成される。
いま、通信路の形成をトリガとして、リストバンド31と、据え置き型装置32との間で、人体通信(人体を通信媒体とする電界通信)を開始することとする。この場合、ユーザが、通信を行う意思がないのにも関わらず、誤って、又は、無意識のうちに、据え置き型装置32に接触したときであっても、ユーザのリストバンド31と、据え置き型装置32との間で、人体通信が開始される。
以上のように、ユーザが、通信を行う意思がないのにも関わらず、ユーザのリストバンド31と、据え置き型装置32との間で、人体通信が開始される場合、ユーザのリストバンド31に、例えば、ユーザの個人情報が記憶されているときには、その個人情報が、ユーザの知らない間に読み出されるおそれがある。ユーザの個人情報が、ユーザの知らない間に読み出されることは、セキュリティの観点から好ましいことではない。
そこで、例えば、リストバンド31に、人体通信を制御するボタン等の操作部を設け、操作部が、人体通信を行うように操作された場合に、人体通信を開始することで、ユーザが意図しない人体通信が行われることを防止することができる。
しかしながら、リストバンド31に、人体通信を制御する操作部を設ける方法では、第三者が、操作部を操作した場合であっても、人体通信が行われる。このように、第三者による操作をトリガとして、人体通信が行われることは、セキュリティの観点から好ましくない。
<本技術を適用したウェアラブルデバイスの一実施の形態>
図3は、本技術を適用したウェアラブルデバイスの一実施の形態の構成例を示す平面図と、右側面の断面図である。
図3において、ウェアラブルデバイス40は、人体通信としての電界通信が可能な腕時計型のウェアラブルデバイスであり、本体41とベルト(リストバンド)42とから構成される。ウェアラブルデバイス40は、ベルト42を、例えば、ユーザの腕(手首)に巻くことで、ユーザに装着される。
本体41は、送信電極51、基準電極52、受信電極53及び54、並びに、LED(Light Emitting Diode)55等を有する。
なお、図3では、送信電極51ないしLED55の実装の様子を分かりやすくするために、送信電極51ないしLED55のすべてが、正面から見えるように図示されている。
但し、本体41において、送信電極51、基準電極52、及び、受信電極53は、正面から見えないように搭載され、受信電極54及びLED55は、正面から見えるように搭載される。
すなわち、送信電極51及び受信電極53は、ユーザがウェアラブルデバイス40を装着したときに、ユーザの人体に接触するように、本体40の背面側に、露出して設けられている。
なお、送信電極51及び受信電極53は、ユーザがウェアラブルデバイス40を装着したときに、ユーザの人体に、必ずしも接触する必要はない。すなわち、ユーザがウェアラブルデバイス40を装着したときに、送信電極51及び受信電極53それぞれと、ユーザの人体との間には、多少の間隙があっても良い。
基準電極53は、ユーザがウェアラブルデバイス40を装着したときに、ユーザの人体に接触しないように、例えば、本体41の内部に設けられている。
受信電極54は、ユーザが接触する意思をもって、接触しようとしたときに、接触しやすいように、例えば、本体41の正面側に、露出して設けられている。
LED55は、ユーザが見やすいように、例えば、本体41の正面側に、露出して設けられている。
図4は、図3の本体41の電気的構成例を示すブロック図である。
なお、図中、図3の場合と対応する部分については、同一の符号を付してあり、以下では、その説明は、適宜省略する。
本体41は、送信電極51ないしLED55の他、CPU(Central Processing Unit)61、メモリ62、電界通信送信部63、差動アンプ64、HPF(High Pass Filter)65、電界通信受信部66、LPF(Low Pass Filter)67、及び、心電検出部68を有する。
CPU61は、メモリ62に記憶されたプログラムを実行することにより、ウェアラブルデバイス40全体の制御、その他の各種の処理を行うコンピュータとして機能する。
すなわち、例えば、CPU61は、心電検出部68から供給されるユーザの生体情報としての、例えば、ユーザの心電波形に基づいて、電界通信送信部63による電界通信としての人体通信を制御する。
具体的には、CPU61は、心電検出部68から供給されるユーザの生体情報を用いて、ユーザの認証を行い、そのユーザの認証に成功した場合には、電界通信送信部63に、人体通信を開始させる。
そして、CPU61は、人体通信で送信する送信対象のデータを、メモリ62から読み出し、電界通信送信部63に供給する。また、CPU61は、電界通信受信部66から、人体通信で受信されたデータが供給された場合に、そのデータを、メモリ62に供給して記憶させる等の必要な処理を行う。
その他、例えば、CPU61は、ウェアラブルデバイス40との間の人体通信の通信相手となる装置からの信号が、電界通信受信部66から供給された場合に、その信号に応じて、LED55を点灯させる。
すなわち、CPU61は、LED55を点灯させることで、心電検出部68で生体情報としての心電波形が検出されるように、ユーザの行動を促す。CPU61がLED55を点灯させることで、ユーザの行動を促す点についての詳細は、後述する。
なお、CPU61(コンピュータ)が実行するプログラムは、メモリ61にあらかじめ記録しておくこと他、リムーバブル記録媒体に格納(記録)して提供し、ウェアラブルデバイス40にインストールすることができる。リムーバブル記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto Optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリ等を採用することができる。
また、プログラムは、リムーバブル記録媒体からウェアラブルデバイス40にインストールする他、通信網や放送網を介して、ウェアラブルデバイス40にダウンロードしてインストールすることができる。すなわち、プログラムは、例えば、ダウンロードサイトから、ディジタル衛星放送用の人工衛星を介して、ウェアラブルデバイス40に無線で転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、ウェアラブルデバイス40に有線で転送することができる。
メモリ62は、CPU61が実行するプログラムや、CPU61の動作上必要なデータを記憶する。さらに、メモリ62は、CPU61が生体情報を用いて行う認証に必要な情報を記憶する。その他、メモリ62は、必要に応じて、ユーザの氏名等の個人情報を記憶する。
電界通信送信部63は、CPU61から供給される送信対象のデータに応じた電圧を、送信電極51と基準電極52との間に印加することで、送信対象のデータを、人体通信としての電界通信によって送信する。
具体的には、電界通信送信部63は、例えば、送信対象のデータを、ベースバンドマンチェスター符号に変換し、そのベースバンドマンチェスター符号に応じた電圧を、送信電極51と基準電極52との間に印加する。
ここで、ベースバンドマンチェスター符号は、送信対象のデータとしての2値のデータである0と1に対して、立ち下がりエッジと立ち上がりエッジを、それぞれ割り当てる符号である。かかるベースバンドマンチェスター符号は、信号スペクトルに、直流分がなく、復号(復元)に、差動復号回路を使用することで、信号に重畳された低周波雑音を低減することが可能であるという特徴を有する。
ベースバンドマンチェスター符号を採用した人体通信方式は、"Close Capacitive Coupling Communication"システムとして、ECMA-401及びISO/IEC 17982で標準化されている。
電界通信送信部63が、送信対象のデータに応じた電圧を、送信電極51と基準電極52との間に印加することで、送信電極51が接触しているユーザの人体が帯電する。ユーザの人体が帯電することにより、そのユーザの人体を通信媒体として、送信対象のデータが送信される。
差動アンプ64は、受信電極53と基準電極52との間の電圧や、受信電極53と54との間の電圧を増幅し、HPF65及びLPF67に供給する。
HPF65は、差動アンプ64からの電圧をフィルタリングすることで、その電圧の高域の信号を抽出し、電界通信受信部66に供給する。
電界通信受信部66は、HPF65からの信号を、元のデータに復号し、CPU61に供給する。
LPF67は、差動アンプ64からの電圧をフィルタリングすることで、その電圧の低域の信号を抽出し、心電検出部68に供給する。
心電検出部68は、LPF67からの信号から、ユーザの生体情報の1つである心電波形を検出し、CPU61に供給する。
ここで、ユーザが、ウェアラブルデバイス40の通信相手となる人体通信装置に接触し、その人体通信装置から、電界通信送信部63と同様にして、データが送信される場合には、そのデータに応じて、ユーザの人体は帯電し、電界が生じる。そして、この電界によって、ユーザの人体に接触している受信電極53と、接触していない基準電極52との間に、電圧(電位差)が生じる。
受信電極53と基準電極52との間の電圧は、差動アンプ64で増幅され、HPF65でフィルタリングされることにより、高域の信号が抽出される。電界通信受信部66では、HPF65で抽出される高域の信号が、通信相手の人体通信装置が送信した元のデータに復号される。
また、例えば、ウェアラブルデバイス40を、右腕及び左腕のうちの一方の腕に装着しているユーザが、他方の腕の指で、受信電極54に接触した場合、差動アンプ64には、受信電極53と54との間に生じる電圧が供給される。すなわち、一方の腕に接触している受信電極53と、他方の腕の指が接触した受信電極54との間に生じる電圧が、差動アンプ64に供給される。
受信電極53と54との間の電圧は、差動アンプ64で増幅され、LPF67でフィルタリングされることにより、低域の信号が抽出される。心電検出部68では、LPF67で抽出される低域の信号から、ユーザの生体情報としての心電波形が検出される。
なお、図4の本体41において、送信電極51、基準電極52、受信電極53、電界通信送信部63、差動アンプ64、HPF65、及び、電界通信受信部66が、人体通信としての電界通信を行う電界通信部71を構成している。
また、本体41において、受信電極53及び54、差動アンプ64、LPF67、及び、心電検出部68が、ユーザの生体情報の1つである心電波形を検出するセンサ72を構成している。
センサ72では、ユーザが、受信電極54に接触する行動をとった場合に、ユーザの心電波形が検出されるので、センサ72は、ユーザの行動(受信電極54に接触する行動)に応じて、生体情報としての心電波形を検出するセンサであるということができる。
図5は、ウェアラブルデバイス40の使用例を示す図である。
図5では、ユーザは、腕時計型のウェアラブルデバイス40を、左腕に装着している。そして、ユーザは、ウェアラブルデバイス40を装着している方の左腕の手で、人体通信としての電界通信が可能な据え置き型の人体通信装置100に接触している。
ユーザが、左腕の手で、人体通信装置100に接触することにより、ウェアラブルデバイス40と、人体通信装置100との間には、ユーザの人体による通信路が形成される。
図2では、リストバンド31と据え置き型装置32との間に、ユーザの人体による通信路が形成されたことをトリガとして、リストバンド31と据え置き型装置32とは、人体通信を開始するが、ウェアラブルデバイス40は、人体通信装置100との間にユーザの人体による通信路が形成されただけでは、人体通信を開始しない。
ウェアラブルデバイス40では、人体通信装置100との間にユーザの人体による通信路が形成されると、CPU61が、LED55を点灯させることで、センサ72で生体情報としての心電波形が検出されるように、ユーザの行動を促す。
すなわち、CPU61が、LED55を点灯させることで、ユーザが、受信電極54に接触する行動とるように、ユーザの行動を促す。
ユーザが、LED55の点灯によって促され、受信電極54に接触しようとする場合、ユーザは、ウェアラブルデバイス40を装着している左腕ではない方の右腕の指で、受信電極54に接触する。
すなわち、ユーザは、左腕に、ウェアラブルデバイス40を装着しており、また、左腕の手で、人体通信装置100に接触しているので、左腕で、ウェアラブルデバイス40の受信電極54に接触することは難しい。
そのため、ユーザは、ウェアラブルデバイス40を装着している左腕ではない方の右腕の指で、受信電極54に接触する。
ウェアラブルデバイス40が装着されている左腕に接触している受信電極53と、他方の右腕の手が接触している受信電極54との間に生じた電圧は、差動アンプ64で増幅され、LPF67でフィルタリングされる。そして、LPF67のフィルタリングで得られる低域の信号は、LPF67から心電検出部68に供給され、心電検出部68では、LPF67からの低域の信号から、ユーザの心電波形が検出される。
心電検出部68で検出された心電波形は、CPU61に供給される。
CPU61は、心電検出部68から供給されるユーザの生体情報を用いて、ユーザの認証を行う。
すなわち、例えば、メモリ62には、ウェアラブルデバイス40の所有者であるユーザの生体情報としての心電波形(例えば、心電波形そのもの、又は、心電波形の特徴量)が、ユーザの認証に用いる認証情報として記憶されている。
メモリ62への認証情報の登録(記憶)は、例えば、ウェアラブルデバイス40の初期設定時等において、ユーザに、受信電極54に接触してもらうことによって行われる。
CPU61は、心電検出部68からの心電波形と、メモリ62に記憶された認証情報としての心電波形との特徴が一致する場合、ユーザの認証が成功したとして、電界通信部71の電界通信送信部63に、人体通信を開始させる。
一方、心電検出部68からの心電波形と、メモリ62に記憶された認証情報としての心電波形との特徴が一致しない場合、ユーザの認証に失敗したとして、電界通信送信部63に、人体通信を開始させない。
したがって、ウェアラブルデバイス40では、ユーザが、人体通信装置100に接触し、ウェアラブルデバイス40と、人体通信装置100との間に、ユーザの人体による通信路が形成されただけでは、人体通信は行われない。
すなわち、ウェアラブルデバイス40では、ユーザが、人体通信装置100に接触しても、ウェアラブルデバイス40の受信電極54に接触するという行動をとらなければ、人体通信は行われない。
その結果、ユーザが、人体通信を行う意思がないのにも関わらず、人体通信装置100に接触することにより、ウェアラブルデバイス40と人体通信装置100との間で、人体通信が行われ、メモリ62に記憶された個人情報が読み出されることを防止することができる。
また、ウェアラブルデバイス40では、ユーザが、人体通信装置100に接触し、ウェアラブルデバイス40の受信電極54に接触しても、その受信電極54の接触によって検出される心電波形を用いたユーザの認証が成功しなければ、人体通信は行われない。
したがって、第三者がウェアラブルデバイス40を装着し、受信電極54に接触しても、ウェアラブルデバイス40と人体通信装置100との間で、人体通信は行われないので、メモリ62に記憶された個人情報が読み出されることを防止することができる。
以上のように、ウェアラブルデバイス40では、正当なユーザ(ユーザの認証に成功するユーザ)が、ウェアラブルデバイス40を装着し、受信電極54に接触するという行動をとらない限りは、人体通信が行われないので、人体通信のセキュリティを、容易に向上させることができる。
ここで、ウェアラブルデバイス40は、心電検出部68で生体情報としての心電波形が検出されるように、ユーザの行動を促す行動促進処理として、LED55を点灯させる処理を行う。この行動促進処理としてのLED55の点灯によって、ユーザは、受信電極54に接触する行動(以下、接触行動ともいう)とるが、この接触行動によって、ユーザの心電波形が検出され、その心電波形を用いた認証の成功により、人体通信が開始される。
したがって、接触行動は、ユーザが、人体通信を行う意思があることを表す意思表示であると捉えることができる。
なお、心電波形については、心臓を跨ぐような2点の位置に、電極を接触させて検出(計測)する方が、心臓を跨がない2点の位置に、電極を接触させて検出するよりも、検出精度が高い。ウェアラブルデバイス40では、受信電極53が、ウェアラブルデバイス40を装着している方の腕に接触し、受信電極54が、他方の腕で接触されるので、受信電極53及び54が、心臓を跨ぐ2点の位置に接触される。したがって、精度の良い心電波形を検出することができる。
図6は、図5のウェアラブルデバイス40と、通信相手となる人体通信装置100との処理の例を説明するフローチャートである。
ユーザが、ウェアラブルデバイス40を装着し、人体通信装置100に接触すると、ウェアラブルデバイス40と人体通信装置100との間には、ユーザの人体による通信路が形成される。
ウェアラブルデバイス40と人体通信装置100との間にユーザの人体による通信路が形成されると、人体通信装置100は、ステップS21において、ビーコン信号を送信する。
ビーコン信号は、ステップS11において、ユーザの人体を介して、ウェアラブルデバイス40で受信される。
すなわち、ウェアラブルデバイス40において、ビーコン信号は、基準電極52及び受信電極53、差動アンプ64、及び、HPF65を介して、電界通信受信部66で受信され、CPU61に供給される。
CPU61は、電界通信受信部66から、ビーコン信号が供給されると、ステップS12において、LED55を点灯させることで、接触行動をとるように、ユーザの行動を促す。
ユーザが、LED55の点灯に対応して、接触行動をとると、すなわち、ユーザが、受信電極54に接触すると、ステップS13において、受信電極53と受信電極54との間に生じた電圧が、差動アンプ64、及び、LPF67を介して、心電検出部68に供給され、ユーザの心電波形が検出される。
心電検出部68で検出された心電波形は、CPU61に供給される。
CPU61は、ステップS14において、心電検出部68からのユーザの心電波形と、メモリ62に記憶された認証情報としての心電波形とを比較することで、ユーザの認証を行う。
そして、ステップS15において、CPU61は、ユーザの認証に成功したかどうかを判定する。
ステップS15において、ユーザの認証に成功しなかったと判定された場合、すなわち、心電検出部68からのユーザの心電波形と、メモリ62に記憶された認証情報としての心電波形との特徴が一致しない場合、ウェアラブルデバイス40は、処理を終了する。
この場合、ウェアラブルデバイス40と人体通信装置100との間では、以降の人体通信は行われない。
一方、ステップS15において、ユーザの認証に成功したと判定された場合、すなわち、心電検出部68からのユーザの心電波形と、メモリ62に記憶された認証情報としての心電波形との特徴が一致する場合、処理は、ステップS16に進む。
ステップS16では、CPU61は、電界通信送信部63を制御することにより、人体通信を行うことを要求する通信要求信号を、人体通信により、人体通信装置100に送信する。
人体通信装置100は、ステップS22において、ウェアラブルデバイス40の電界通信送信部63から送信されてくる通信要求信号を受信する。
通信要求信号を送信したウェアラブルデバイス40と、その通信要求信号を受信した人体通信装置100は、ステップS17において、人体通信が可能な状態となって、人体通信を開始する。
以上のように、ウェアラブルデバイス40では、ユーザが、人体通信装置100に接触し、さらに、受信電極54に接触する接触行動をとって、人体通信を行う意思がある意思表示がされると、人体通信が可能になる。
したがって、ウェアラブルデバイス40では、ユーザが、人体通信を行う意思があることを確認した上で、人体通信を行うことができる。
さらに、ウェアラブルデバイス40では、ユーザの接触行動によって検出される心電波形を用いたユーザの認証が成功した場合に、人体通信が可能になる。
したがって、人のなりすまし等の悪用を防ぐことができる。
また、ウェアラブルデバイス40では、ユーザが、ウェアラブルデバイス40を装着しているときに、受信電極53が、ユーザの人体に接触しており、ユーザが、受信電極54に接触すると、ユーザに接触している受信電極53と54との間に生じる電圧から、心電波形が検出され、ユーザの認証が行われる。
したがって、ユーザが、ウェアラブルデバイス40を装着していないときには、ユーザが、受信電極54に接触しても、心電波形は検出されず、ユーザの認証も行われないから、人体通信が行われることを防止することができる。
さらに、ウェアラブルデバイス40では、ビーコン信号を受信すると、そのビーコン信号に応じて、LED55を点灯することにより、センサ72で心電波形が検出されるように、ユーザが接触行動をとることを促す。
したがって、ユーザは、LED55の点灯によって、接触行動をトリガとして、人体通信が開始されることを認識することができる。
なお、図4では、センサ72において、心電波形を検出することとしたが、センサ72としては、心電波形以外の筋電波形を検出するセンサを採用し、そのセンサで検出される筋電波形を、ユーザの認証に用いることができる。
さらに、センサ72としては、例えば、体温や、発汗量、血圧等の、筋電波形以外の生体情報を検出するセンサを採用し、そのセンサで検出される生体情報を、ユーザの認証に用いることができる。
さらに、センサ72で検出する生体情報は、1種類の生体情報に限定されるものではない。すなわち、センサ72では、複数種類の生体情報を検出し、その複数種類の生体情報を、ユーザの認証に用いることができる。
また、センサ72としては、ユーザの生体情報を検出するセンサとともに、ユーザの音声を検出するマイクや、顔画像を撮影するカメラを採用し、ユーザの生体情報と音声や画像とを、ユーザの認証に用いることができる。
また、センサ72としては、ユーザの生体情報を検出するセンサとともに、ユーザの動きを検出するセンサを採用し、ユーザの生体情報と動きとを、ユーザの認証に用いることができる。すなわち、ユーザの生体情報及び動きが、認証情報としてあらかじめ登録された生体情報及び動きとそれぞれ一致する場合に、人体通信を開始することができる。
さらに、ウェアラブルデバイス40では、LED55を点灯させることにより、ユーザに、接触行動をとるように促すこととしたが、ユーザに、接触行動をとるように促す手段は、LED55を点灯させることに限定されるものではない。
すなわち、ユーザに、接触行動をとるように促す手段としては、LED55を点灯させることの他、所定の音の出力や、接触行動をとることを促すメッセージを、画像や音声で出力すること等を採用することができる。
<本体41の他の構成例>
図7は、ウェアラブルデバイス40の本体41の他の電気的構成例を示すブロック図である。
なお、図中、図4の場合と対応する部分については、同一の符号を付してあり、以下では、その説明は、適宜省略する。
図7の本体41は、基準電極52、受信電極54、LED55、CPU61ないし心電検出部68を有する点で、図4の場合と共通する。
但し、図7の本体41は、送信電極51及び受信電極53に代えて、共用電極111が設けられているとともに、スイッチ112が新たに設けられている点で、図4の場合と相違する。
図7では、共用電極111が、図4の送信電極51及び受信電極53の両方を兼ねている。共用電極111は、スイッチ112が切り替わることで、送信電極51又は受信電極53として機能する。
スイッチ112は、共用電極111に接続されている。スイッチ112の端子aは、電界通信送信部63に接続されており、スイッチ112の端子bは、差動アンプ64に接続されている。
スイッチ112は、CPU61の制御に従い、端子a又はbを選択するように切り替わる。
スイッチ112が端子aを選択している場合、共用電極111は、スイッチ112を介して、電界通信送信部63に接続される。また、スイッチ112が端子bを選択している場合、共用電極111は、差動アンプ64に接続される。
以上のように構成される本体41では、人体通信によりデータを送信する場合には、スイッチ112が、端子aに切り替えられる。スイッチ112が端子aに切り替えられることにより、共用電極111と電界通信送信部63とが、スイッチ112を介して接続され、これにより、共用電極111は、図4の送信電極51として機能する。
一方、人体通信によりデータを受信する場合、及び、生体情報としての心電波形を検出する場合には、スイッチ112が、端子bに切り替えられる。スイッチ112が端子bに切り替えられることにより、共用電極111と差動アンプ54とが、スイッチ112を介して接続され、これにより、共用電極111は、図4の受信電極53として機能する。
なお、ウェアラブルデバイス40において、共用電極111は、図3の送信電極51及び受信電極53と同様に、ユーザがウェアラブルデバイス40を装着したときに、ユーザに接触する位置に設けられる。
ここで、本明細書において、コンピュータ(CPU61)がプログラムに従って行う処理は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に行われる必要はない。すなわち、コンピュータがプログラムに従って行う処理は、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含む。
また、プログラムは、1のコンピュータにより処理されるものであっても良いし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであっても良い。
さらに、本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
また、本技術は、人体を通信媒体とする電界通信である人体通信の他、電界を利用する電界通信に適用することができる。
さらに、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、他の効果があってもよい。
なお、本技術は、以下の構成をとることができる。
<1>
電界を利用した電界通信を行う電界通信部と、
ユーザの行動に応じて、前記ユーザの生体情報を検出するセンサと、
前記生体情報に基づいて、前記電界通信部による電界通信を制御する制御部と
を備える通信装置。
<2>
前記制御部は、前記生体情報を用いて、前記ユーザの認証を行い、前記ユーザの認証に成功した場合に、前記電界通信部に、前記電界通信を開始させる
<1>に記載の通信装置。
<3>
前記センサは、筋電波形を検出する
<1>又は<2>に記載の通信装置。
<4>
前記センサは、心電波形を検出する
<3>に記載の通信装置。
<5>
前記センサは、前記ユーザの動きを、さらに検出し、
前記制御部は、前記生体情報と、前記ユーザの動きとに基づいて、前記電界通信部による電界通信を制御する
<1>ないし<4>のいずれかに記載の通信装置。
<6>
前記制御部は、通信相手となる装置からの信号に応じて、前記センサで前記ユーザの生体情報が検出されるように、前記ユーザの行動を促す
<1>ないし<5>のいずれかに記載の通信装置。
<7>
前記電界通信部は、人体を通信媒体とする前記電界通信である人体通信を行う
<1>ないし<6>のいずれかに記載の通信装置。
<8>
ウェアラブルデバイスである
<1>ないし<7>のいずれかに記載の通信装置。
<9>
電界を利用した電界通信を行う電界通信部と、
ユーザの行動に応じて、前記ユーザの生体情報を検出するセンサと
を備える通信装置が、
前記生体情報に基づいて、前記電界通信部による電界通信を制御する
ステップを含む通信方法。
<10>
電界を利用した電界通信を行う電界通信部と、
ユーザの行動に応じて、前記ユーザの生体情報を検出するセンサと
を備える通信装置を制御するコンピュータに、
前記生体情報に基づいて、前記電界通信部による電界通信を制御する
ステップを実行させるためのプログラム。
10 電界通信送信部, 11,12 電極, 20 電界通信受信部, 21,22 電極, 31 リストバンド, 32 据え置き型装置, 40 ウェアラブルデバイス, 41 本体, 42 ベルト, 51 送信電極, 52 基準電極, 53,54 受信電極, 55 LED, 61 CPU, 62 メモリ, 63 電界通信送信部, 64 差動アンプ, 65 HPF, 66 電界通信受信部, 67 LPF, 68 心電検出部, 71 電界通信部, 72 センサ, 100 人体通信装置, 111 共用電極, 112 スイッチ

Claims (9)

  1. 電界を利用した電界通信を行う電界通信部と、
    ユーザの行動に応じて、前記ユーザの生体情報を検出するセンサと、
    前記生体情報に基づいて、前記電界通信部による電界通信を制御する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    通信相手との間にユーザの人体による通信路が形成されることにより送信されてくるビーコン信号を取得し、
    前記ビーコン信号に応じて、前記センサで前記ユーザの生体情報が検出されるように、前記ユーザの行動を促し、
    前記ユーザが行動をとることで取得される前記生体情報を用いて、前記ユーザの認証を行い、
    前記ユーザの認証に成功した場合に、前記電界通信部に、前記電界通信を開始させる
    通信装置。
  2. 前記センサは、筋電波形を検出する
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記センサは、心電波形を検出する
    請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記センサは、前記ユーザの動きを、さらに検出し、
    前記制御部は、前記生体情報と、前記ユーザの動きとに基づいて、前記電界通信部による電界通信を制御する
    請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記制御部は、点灯部を点灯させることで、ユーザが受信電極に接触する行動とるようにユーザの行動を促す
    請求項1に記載の通信装置。
  6. 前記電界通信部は、人体を通信媒体とする前記電界通信である人体通信を行う
    請求項1に記載の通信装置。
  7. ウェアラブルデバイスである
    請求項1に記載の通信装置。
  8. 電界を利用した電界通信を行う電界通信部と、
    ユーザの行動に応じて、前記ユーザの生体情報を検出するセンサと
    を備える通信装置が、
    前記生体情報に基づいて、前記電界通信部による電界通信を制御し、
    通信相手との間にユーザの人体による通信路が形成されることにより送信されてくるビーコン信号を取得し、
    前記ビーコン信号に応じて、前記センサで前記ユーザの生体情報が検出されるように、前記ユーザの行動を促し、
    前記ユーザが行動をとることで取得される前記生体情報を用いて、前記ユーザの認証を行い、
    前記ユーザの認証に成功した場合に、前記電界通信部に、前記電界通信を開始させる
    ステップを含む通信方法。
  9. 電界を利用した電界通信を行う電界通信部と、
    ユーザの行動に応じて、前記ユーザの生体情報を検出するセンサと
    を備える通信装置を制御するコンピュータに、
    前記生体情報に基づいて、前記電界通信部による電界通信を制御し、
    通信相手との間にユーザの人体による通信路が形成されることにより送信されてくるビーコン信号を取得し、
    前記ビーコン信号に応じて、前記センサで前記ユーザの生体情報が検出されるように、前記ユーザの行動を促し、
    前記ユーザが行動をとることで取得される前記生体情報を用いて、前記ユーザの認証を行い、
    前記ユーザの認証に成功した場合に、前記電界通信部に、前記電界通信を開始させる
    ステップを実行させるためのプログラム。
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