JP6701232B2 - マニピュレータシステムとその駆動方法 - Google Patents

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Description

本発明は、マニピュレータシステムとその駆動方法に関するものである。
従来、マニピュレータの関節に光ファイバセンサを配置し、光ファイバセンサの曲げに関する情報と運動学的なモデルに関する情報とを基に、マニピュレータの運動学的な形状情報、すなわち、マニピュレータの関節角度に関する情報を出力する方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
米国特許第7720322号明細書
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、低侵襲化のために細径化が求められるマニピュレータの先端部に光ファイバセンサを搭載するスペースが必要なため、マニピュレータの先端部の細径化が妨げられ、低侵襲化の実現が困難になるという問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、マニピュレータを含む挿入部の細径化を図りつつ、マニピュレータの操作性を向上することができるマニピュレータシステムおよびその駆動方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の第1態様は、可撓性を有し、長手方向に貫通するルーメンを有するチューブ部材と、該チューブ部材の前記ルーメンに挿脱可能に挿入されて、該ルーメンの形状を検出可能な可撓性を有する形状センサと、該形状センサに代えて、前記ルーメン内に挿入可能な可撓性を有するマニピュレータと、前記形状センサにより検出された前記ルーメンの形状に基づいて、前記マニピュレータを制御する制御パラメータを更新し、更新された前記制御パラメータに基づいて、前記マニピュレータを制御する制御部とを備えるマニピュレータシステムである。
本態様によれば、ルーメン内に形状センサを挿入したチューブ部材を体腔内に挿入していくと、チューブ部材および形状センサが体腔の形状に倣って湾曲する。チューブ部材の先端を処置の目的部位近傍に配置すると、チューブ部材のルーメンの形状が形状センサによって検出される。その後、ルーメン内から形状センサを抜き去り、これに代えてマニピュレータをルーメン内に挿入していくと、マニピュレータがルーメンの形状に倣って湾曲し、先端が目的部位に到達する。
この場合において、マニピュレータの湾曲形状はルーメンの湾曲形状と等しく、ルーメンの湾曲形状は形状センサにより予め検出されているので、制御部はマニピュレータの湾曲形状に合わせて適正な制御を行うことができる。また、形状センサとマニピュレータをチューブ部材のルーメン内に交互に挿入することで、チューブ部材にこれら形状センサとマニピュレータの2本分を挿入可能なスペースを確保しなくて済む。
したがって、マニピュレータやチューブ部材の細径化を図りつつ、マニピュレータの操作性を向上することができる。
上記態様においては、前記マニピュレータが、細長い軟性部と、該軟性部の先端に設けられた可動部と、前記軟性部の基端に設けられ前記可動部を駆動する駆動部と、前記可動部と前記駆動部とを接続する張力伝達部材とを備え、前記制御部が前記駆動部を制御することとしてもよい。
このように構成することで、体腔内に挿入されたチューブ部材のルーメン内にマニピュレータを挿入すると、ルーメンの形状に倣ってマニピュレータの軟性部および張力伝達部材の形状が変化することにより、張力伝達部材の形状に応じた摩擦力によって、可動部を駆動するのに必要な張力伝達部材の張力が変化する。
この場合において、形状センサにより検出されたチューブ部材のルーメンの形状に基づいて制御部により駆動部を制御することで、チューブ部材の形状に関わらずマニピュレータの可動部を精度よく駆動させることができる。
上記態様においては、前記ルーメンと該ルーメン内に収容される前記形状センサとを挿入方向に位置合わせる位置合わせ部を備えることとしてもよい。
このように構成することで、位置合わせ部により、チューブ部材のルーメンと形状センサとを長手方向に位置合わせして、チューブ部材のルーメンの湾曲形状をより精度よく検出することができる。これにより、マニピュレータの操作性をより向上することができる。
上記態様においては、前記ルーメン内に収容される前記形状センサの中心軸回りの傾きを規制する傾き規制部を備えることとしてもよい。
このように構成することで、傾き規制部により、チューブ部材のルーメンの中心軸回りの傾きと形状センサの中心軸回りの傾きとを対応付けて、チューブ部材のルーメンの湾曲形状をより精度よく検出することができる。これにより、マニピュレータの操作性をより向上することができる。
上記態様においては、前記傾き規制部が、前記ルーメンおよび前記形状センサの一方に設けられたキー溝と、前記ルーメンおよび前記形状センサの他方に設けられたキーであることとしてもよい。
このように構成することで、チューブ部材のルーメンおよび形状センサのキー溝とキーとを合わせるだけの簡易な操作で、形状センサの中心軸回りの傾きを容易かつ正確に規制することができる。
上記態様においては、前記ルーメンの中心軸と該ルーメン内の前記形状センサの中心軸とを略一致させる軸合わせ部を備えることとしてもよい。
チューブ部材のルーメン内に挿入された形状センサの中心軸がルーメンの中心軸と異なると、形状センサにより検出されるルーメンの形状と実際のルーメンの形状とに誤差が生じ易い。軸合わせ部を設けることにより、ルーメンと形状センサの径寸法が大きく異なる場合でも、ルーメンと形状センサの中心軸を略一致させてルーメンの形状を精度よく検出することができる。
上記態様においては、前記軸合わせ部が、前記ルーメンと前記形状センサとの径方向の隙間を周方向の全域に亘り略均等に埋める補填部材であることとしてもよい。
このように構成することで、ルーメンと形状センサとの径方向の隙間に補填部材を埋めるだけの簡易な構成で、ルーメンの中心軸と形状センサの中心軸とを略一致させることができる。
上記態様においては、前記制御部が、前記形状センサにより前記ルーメンの形状を検出して前記マニピュレータの制御パラメータを更新する検出更新モードと、前記ルーメンの形状検出および前記制御パラメータの更新を行わない非検出更新モードとを切り替え可能なこととしてもよい。
このように構成することで、形状センサによるチューブ部材のルーメンの形状検出と、マニピュレータによる体腔内の目的部位の処置とをモードにより切り替えて実行することができる。
上記態様においては、前記検出更新モードと前記非検出更新モードとを切り替えるユーザからの指示を前記制御部に入力する入力部を備えることとしてもよい。
このように構成することで、マニピュレータを変更した場合や処置を施す体内の部位を変更した場合など、入力部により、ユーザが所望のタイミングで検出更新モードと非検出更新モードとを切り替えることができる。これにより、マニピュレータの制御パラメータを適宜更新して、マニピュレータを精度よく駆動することができる。
上記態様においては、前記制御部が、前記検出更新モードと前記非検出更新モードとを自動的に切り替えるモード切替部を備えることとしてもよい。
このように構成することで、ユーザが手動でモードを切り替えなくて済み、操作を簡便化することができる。
上記態様においては、前記モード切替部が、前記ルーメン内に前記形状センサが挿入されたことを検出する検出センサと、前記形状センサが挿入されたことを前記検出センサにより検出された場合に前記非検出更新モードから前記検出更新モードに切り替える切替実行部とを備えることとしてもよい。
このように構成することで、チューブ部材のルーメン内に形状センサが挿入されたことを検出センサによって検出されると、切替実行部により非検出更新モードから検出更新モードに自動的に切り替えられるので、マニピュレータの制御パラメータを迅速に更新することができる。
本発明の第2態様は、可撓性を有する細長いチューブ部材のルーメンに挿入された形状センサによって、前記ルーメンの形状を検出する形状検出ステップと、該形状検出ステップにより検出された前記ルーメンの形状に基づき、マニピュレータを制御する制御パラメータを更新するパラメータ更新ステップと、前記形状センサに代えて前記ルーメンに挿入された前記マニピュレータを、前記パラメータ更新ステップにより更新された前記制御パラメータに基づいて制御する制御ステップとを含むマニピュレータシステムの駆動方法である。
本態様によれば、形状検出ステップにおいて、形状センサによりチューブ部材のルーメンの形状が検出され、パラメータ更新ステップにおいて、形状センサにより検出されたルーメンの形状に合わせてマニピュレータの制御パラメータが更新されることで、制御ステップにおいて、ルーメン内に形状センサに代えて挿入されたマニピュレータが適正な制御パラメータで駆動される。
この場合において、チューブ部材のルーメン内に形状センサとマニピュレータとを交互に挿入することにより、ルーメンに形状センサとマニピュレータの2本分のスペースを設けなくて済むので、チューブ部材やマニピュレータが細径化されたマニピュレータシステムにおいて、ルーメンの形状に関わらず、ルーメン内に挿入したマニピュレータを高精度に操作することができる。
本発明によれば、マニピュレータを含む挿入部の細径化を図りつつ、マニピュレータの操作性を向上することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るマニピュレータシステムを示す全体構成図である。 図1の内視鏡、マニピュレータ、形状センサおよびマニピュレータを示す概略構成図である。 オーバーチューブの先端部とその先端部を貫通する内視鏡の先端部およびマニピュレータの先端部を示す概略構成図である。 制御部とマニピュレータの駆動部、可動部およびエンコーダを示すブロック図である。 オーバーチューブに形状センサを挿入する前のこれらの縦断面図である。 オーバーチューブに形状センサを挿入した状態のこれらの縦断面図である。 待機モード、センサ挿入モードおよび処置モードの遷移関係を示す図である。 本発明の一実施形態に係るマニピュレータシステムの駆動方法を示すフローチャートである。 チューブ部材としての内視鏡処置具CHに形状センサを挿入する様子を示す概略図である。 本発明の一実施形態の第1変形例に係るマニピュレータシステムの突き当て部を有する形状センサをオーバーチューブに挿入する前のこれらの縦断面図である。 図9Aの形状センサをオーバーチューブに挿入した状態のこれらの縦断面図である。 本発明の一実施形態の第1変形例に係るマニピュレータシステムの別の突き当て部を有する形状センサをオーバーチューブに挿入する前のこれらの縦断面図である。 図10Aの形状センサをオーバーチューブに挿入した状態のこれらの縦断面図である。 本発明の一実施形態の第1変形例に係るマニピュレータシステムのフォトセンサを有するオーバーチューブに形状センサを挿入する前のこれらの縦断面図である。 図11Aのオーバーチューブに形状センサを挿入した状態のこれらの縦断面図である。 本発明の一実施形態の第1変形例に係るマニピュレータシステムの近接センサを有するオーバーチューブに形状センサを挿入する前のこれらの縦断面図である。 図12Aのオーバーチューブに形状センサを挿入する前のこれらの縦断面図である。 本発明の一実施形態の第1変形例に係るマニピュレータシステムの磁石を有するオーバーチューブにホール素子を有する形状センサを挿入する前のこれらの縦断面図である。 図13Aのオーバーチューブに形状センサを挿入する前のこれらの縦断面図である。 本発明の一実施形態の第1変形例に係るマニピュレータシステムのローラとエンコーダを有するオーバーチューブにホール素子を有する形状センサを挿入する前のこれらの縦断面図である。 図14Aのオーバーチューブに形状センサを挿入する前のこれらの縦断面図である。 本発明の一実施形態の第2変形例に係るマニピュレータシステムの形状センサの一例を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態の第3変形例に係るマニピュレータシステムの傾き規制部を有するオーバーチューブに形状センサを挿入する前のこれらの縦断面図である。 図16Aのオーバーチューブと形状センサを長手方向に見た縦断面図である。 本発明の一実施形態の第3変形例に係るマニピュレータシステムの別の傾き規制部を有するオーバーチューブに形状センサを挿入する前のこれらの縦断面図である。 断面が四角形状に加工されたオーバーチューブと形状センサをそれぞれ長手方向に見た縦断面図である。 断面が三角形状に加工されたオーバーチューブと形状センサをそれぞれ長手方向に見た縦断面図である。 断面がDカット状に加工されたオーバーチューブと形状センサをそれぞれ長手方向に見た縦断面図である。 本発明の一実施形態の第4変形例に係るマニピュレータシステムの補填部材を有するオーバーチューブに形状センサを挿入した状態を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態の第4変形例に係るマニピュレータシステムの補填部材を有する形状センサをオーバーチューブに挿入した状態を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態の第4変形例の参考例としての互いに径寸法が大きく異なるオーバーチューブに形状センサを挿入した状態を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態の第4変形例に係るマニピュレータシステムの中間シースを採用してオーバーチューブに形状センサを挿入する様子を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態の第4変形例に係るマニピュレータシステムのバルーンを採用してオーバーチューブに形状センサを挿入する様子を示す縦断面図である。
本発明の一実施形態に係るマニピュレータシステムおよびその駆動方法について図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係るマニピュレータシステム1は、図1および図2に示すように、患者Pの体内に挿入される内視鏡3およびマニピュレータ(処置具)5と、これらを収容可能な長手方向に貫通するルーメン9A,9Bを有するオーバーチューブ(チューブ部材)11と、オーバーチューブ11の形状を検出可能な形状センサ13と、操作者Aにより操作される操作部(入力部)15と、操作部15の操作に基づいてマニピュレータ5を制御する制御部17と、内視鏡3により取得された画像を表示するモニタ19とを備えている。
マニピュレータ5は、図2に示すように、オーバーチューブ11を介して患者Pの体内に挿入される細長い軟性部5Aと、軟性部5Aの先端に配置された可動部5Bと、軟性部5Aの基端側に配置され、ワイヤ等(図示略)の張力伝達部材によって可動部5Bを駆動するモータ等の駆動部5Cとを備えている。
可動部5Bは、図3に示すように、長手方向の最先端に配置され、体内の患部に作用してこれを処置する処置部7Aと、処置部7Aの先端位置および姿勢を変化させる複数の関節7Bとを備えている。これら処置部7Aおよび各関節7Bは、張力伝達部材の牽引力によって駆動されるようになっている。
駆動部5Cには、図4に示すように、駆動量を検出するエンコーダ5Dが備えられている。この駆動部5Cは、制御部17から送られてくる制御信号に基づいて駆動されるとともに、駆動量を検出したエンコーダ5Dの出力がフィードバックされることにより、制御部17の制御信号通りの駆動量が達成されるように制御されるようになっている。
オーバーチューブ11は、図2に示すように、可撓性を有する材質からなる細長いチューブである。このオーバーチューブ11は、先端側に配置されたやや太径の先端側管状部11Aと、先端側管状部11Aの基端から長手方向に延びるやや細径の基端側管状部11Bとを備えている。先端側管状部11Aには、内視鏡3を挿脱可能な内視鏡用ルーメン9Aと、マニピュレータ5を挿脱可能なマニピュレータ用ルーメン9Bとが設けられ、基端側管状部11Bには、先端側管状部11Aから延びるマニピュレータ用ルーメン9Bのみが設けられている。
マニピュレータ用ルーメン9Bは、マニピュレータ5の軟性部5Aの径寸法とほぼ同等に近い径寸法を有している。また、マニピュレータ用ルーメン9Bは、図5Aに示すように、長手方向の先端部の内表面に径方向外方に窪む位置合わせ凹部(位置合わせ部)10を有している。
形状センサ13は、例えば、図2に示すように、可撓性を有する細長い光ファイバセンサや三次元磁気センサである。この形状センサ13は、マニピュレータ5に代えて、オーバーチューブ11の内視鏡用ルーメン9Aに挿脱可能に挿入することができるようになっている。また、形状センサ13は、内視鏡用ルーメン9Aに挿入されて、内視鏡用ルーメン9Aの形状を検出することができるようになっている。
また、形状センサ13は、図5Aに示すように、長手方向の先端部の側面に径方向に伸縮可能な弾性体からなる位置合わせ凸部(位置合わせ部)14を有している。位置合わせ凸部14は、例えば、ばね14Aにより伸縮可能に形成されている。オーバーチューブ11のマニピュレータ用ルーメン9B内に形状センサ13が挿入されて、図5Bに示すように、マニピュレータ用ルーメン9Bの位置合わせ凹部10に形状センサ13の位置合わせ凸部14が収容されることにより、マニピュレータ用ルーメン9Bと形状センサ13とが挿入方向に位置合わせされるようになっている。
制御部17は、図4に示すように、操作部15から指令信号が入力されると、制御パラメータに従い、マニピュレータ5の駆動部5Cを制御するようになっている。制御パラメータは、形状センサ13により検出されたオーバーチューブ11の内視鏡用ルーメン9Aの形状から推定されるマニピュレータ5の形状推定値に基づいて設定されるようになっている。
ここで、オーバーチューブ11の内視鏡用ルーメン9A内にマニピュレータ5を挿入すると、内視鏡用ルーメン9Aの形状に倣ってマニピュレータ5の軟性部5Aの形状が変化する。したがって、マニピュレータ5の湾曲形状は内視鏡用ルーメン9Aの湾曲形状とほぼ等しく、内視鏡用ルーメン9Aの湾曲形状をオーバーチューブ11の湾曲形状と推定することができる。制御パラメータは、形状センサ13により内視鏡用ルーメン9Aの形状が検出される度に制御部17が自動的に更新するようになっている。なお、操作者Aが手動で制御パラメータを更新することしてもよい。
また、制御部17は、図6に示すように、形状センサ13によりマニピュレータ用ルーメン9Bの形状を検出してマニピュレータ5の制御パラメータを更新するセンサ挿入モード(検出更新モード)と、マニピュレータ用ルーメン9Bの形状検出および制御パラメータの更新を行わない待機モードおよび処置モード(いずれも非検出更新モード)とに切り替えられるようになっている。
モードの切り替えは、操作者Aが操作部15を操作することにより行われるようになっている。例えば、起動時は待機モードに設定されるようになっている。待機モードでは、マニピュレータ用ルーメン9Bに形状センサ13が挿入される場合にセンサ挿入モードに切り替えられ、体内の処置部位を変更せずに再起動された場合に処置モードに切り替えられる。センサ挿入モードでは、マニピュレータ用ルーメン9Bの形状が検出されて制御パラメータが更新された場合に処置モードに切り替えられ、非常時には待機モードに切り替えられる。処置モードでは、非常時や処置終了時に待機モードに切り替えられ、処置部位が変更された場合にセンサ挿入モードに切り替えられる。
また、本実施形態に係るマニピュレータシステムの駆動方法は、図7のフローチャートに示すように、オーバーチューブ11の内視鏡用ルーメン9Aに形状センサ13を挿入して、内視鏡用ルーメン9Aの形状を検出する形状検出ステップS2と、形状検出ステップS2により検出された内視鏡用ルーメン9Aの形状に基づき、マニピュレータ5を制御する制御パラメータを更新するパラメータ更新ステップS3と、形状センサ13に代えて内視鏡用ルーメン9Aにマニピュレータ5を挿入し、パラメータ更新ステップS3により更新された制御パラメータに基づいて、マニピュレータ5の駆動部5Cを制御する処置ステップ(制御ステップ)S6とを含んでいる。
このように構成されたマニピュレータシステムおよびその駆動方法の作用について説明する。
本実施形態に係るマニピュレータシステム1を用いて患者Pの体腔内の患部を処置するには、まず、操作者Aは、制御部17を待機モードからセンサ挿入モードに切り替え、患者Pの体外でオーバーチューブ11の内視鏡用ルーメン9A内に形状センサ13を挿入する(ステップS1)。このとき、マニピュレータ用ルーメン9Bの位置合わせ凹部10に形状センサ13の位置合わせ凸部14が収容されることで、マニピュレータ用ルーメン9Bと形状センサ13とを挿入方向に位置合わせすることができる。
次いで、操作者Aは、形状センサ13を収容したオーバーチューブ11を患者Pの体腔内に挿入する。形状センサ13を収容したオーバーチューブ11を体腔内に挿入していくと、可撓性を有するオーバーチューブ11および形状センサ13が患者Pの体腔の形状に倣って湾曲する。
次いで、操作者Aによりオーバーチューブ11の先端が処置の目的部位近傍に配置され、形状センサ13によりオーバーチューブ11の内視鏡用ルーメン9Aの形状が検出される(形状検出ステップS2)。そして、制御部17により、形状センサ13により検出されたオーバーチューブ11の内視鏡用ルーメン9Aの形状に基づいて、マニピュレータ5を制御する制御パラメータが更新される(パラメータ更新ステップS3)。
次いで、操作者Aは、制御部17をセンサ挿入モードから処置モードに切り替え、患者Pの体内にオーバーチューブ11を残した状態で、オーバーチューブ11の内視鏡用ルーメン9A内から形状センサ13を抜去する(ステップS4)。そして、形状センサ13に代えて、マニピュレータ5を内視鏡用ルーメン9A内に挿入する(ステップS5)。マニピュレータ5は、軟性部5Aが内視鏡用ルーメン9Aの形状に倣って湾曲し、先端の可動部5Bが患者Pの目的の患部に到達する。
次いで、操作者Aは操作部15を操作して処置を開始する。すると、操作部15から送られてくる指令信号に基づき制御部6が作動し、制御部6により、更新された制御パラメータに従ってマニピュレータ5の駆動部5Cが制御されて可動部5Bが駆動する(制御ステップS6)。
この場合において、オーバーチューブ11の内視鏡用ルーメン9Aの形状に倣ってマニピュレータ5の軟性部5Aおよび張力伝達部材の形状が変化することにより、張力伝達部材の形状に応じた摩擦力によって、可動部5Bを駆動するのに必要な張力伝達部材の張力が変化する。本実施形態においては、形状センサ13により予め検出された内視鏡用ルーメン9Aの形状に基づいて制御部17により駆動部5Cが制御されることで、オーバーチューブ11の形状に関わらず、マニピュレータ5の可動部5Bを精度よく駆動させることができる。
このように、本実施形態に係るマニピュレータシステム1およびその駆動方法によれば、マニピュレータ5の湾曲形状と等しいオーバーチューブ11のマニピュレータ用ルーメン9Bの湾曲形状を形状センサ13によりを予め検出してマニピュレータ5の制御パラメータを設定することで、制御部17はマニピュレータ5の湾曲形状に合わせて適正な制御を行うことができる。また、形状センサ13とマニピュレータ5をオーバーチューブ11のマニピュレータ用ルーメン9B内に交互に挿入することで、オーバーチューブ11にこれら形状センサ13とマニピュレータ5の2本分を挿入可能なスペースを確保しなくて済む。したがって、マニピュレータ5やオーバーチューブ11の細径化を図りつつ、マニピュレータ5の操作性を向上することができる。
本実施形態においては、チューブ部材として、内視鏡3とマニピュレータ5を収容可能なオーバーチューブ11を例示して説明したが、これに代えて、例えば、図8に示すように、マニピュレータ5単体を収容可能なマニピュレータ用の内視鏡処置具CH(チャネル)21を採用することとしてもよい。この場合も、内視鏡処置具CH21のルーメンに形状センサ13とマニピュレータ5とを交互に挿入して、形状センサ13により検出された内視鏡処置具CH21のルーメンの形状に基づいてマニピュレータ5を制御することで、内視鏡処置具チャネル21の細径化を図りつつ、マニピュレータ5の湾曲形状に合わせて適正な制御を行うことができる。
本実施形態は以下のように変形することができる。
本実施形態においては、位置合わせ部として凹凸構造の位置合わせ凹部10および位置合わせ凸部14を例示して説明したが、第1変形例としては、例えば、突き当て部を位置合わせ部として採用することしてもよい。突き当て部は、例えば、図9Aおよび図9Bに示すように、ばね14Aを有する弾性体22であってもよいし、図10Aおよび図10Bに示すように、マニピュレータ用ルーメン9Bの径寸法よりも半径方向外方に大きく広がる鍔部23であってもよい。
これら突き当て部としての弾性体22または鍔部23は、形状センサ13の先端がオーバーチューブ11の先端に到達したときにマニピュレータ用ルーメン9Bの挿入口に突き当たるように、形状センサ13の先端からマニピュレータ用ルーメン9Bの長さ分だけ基端側にずらした位置に配置することとすればよい。
また、位置合わせ部として、例えば、センサ(検出線センサ)を採用することとしてもよい。センサは、例えば、図11Aおよび図11Bに示すようなフォトセンサ25A,25Bであってもよい。この場合、オーバーチューブ11のマニピュレータ用ルーメン9Bの先端の内表面にフォトセンサ25A,25Bを互いに径方向に対向させて配置することとすればよい。そして、マニピュレータ用ルーメン9B内に挿入された形状センサ13によりフォトセンサ25A,25B間で光が遮断されたことを検知した場合に、形状センサ13がマニピュレータ用ルーメン9Bの所定の位置まで挿入されたものとすればよい。
また、センサは、例えば、図12Aおよび図12Bに示すように、近接センサ27A,27Bを採用することとしてもよい。この場合、オーバーチューブ11のマニピュレータ用ルーメン9Bの先端の内表面に近接センサ27Aを配置するとともに、形状センサ13の先端の側面に近接センサ27Bを配置することとすればよい。そして、マニピュレータ用ルーメン9B内に形状センサ13を挿入して、近接センサ27A,27Bどうしが互いに近接したことを検知した場合に、形状センサ13がマニピュレータ用ルーメン9Bの所定の位置まで挿入されたものとすればよい。近接センサ27A,27Bとしては、例えば、誘導形近接センサ、静電容量形近接センサまたは磁気式近接センサ等が挙げられる。
また、センサは、例えば、図13Aおよび図13Bに示すように、磁石29Aとホール素子29Bを採用することとしてもよい。この場合、オーバーチューブ11のマニピュレータ用ルーメン9Bの先端の内表面に磁石29Aを配置するともに、形状センサ13の先端の側面にホール素子29Bを配置することとすればよい。そして、マニピュレータ用ルーメン9B内に形状センサ13を挿入して、磁石29Aによる磁界がホール素子29Bにより検知された場合に、形状センサ13がマニピュレータ用ルーメン9Bの所定の位置まで挿入されたものとすればよい。
また、位置合わせ部として、例えば、図14Aおよび図14Bに示すように、ローラ31Aとエンコーダ31Bを採用してもよい。この場合、ローラ31Aは、例えば、オーバーチューブ11のマニピュレータ用ルーメン9Bの挿入口に、形状センサ13の挿入方向に直交する軸回りに回転可能に配置することとすればよい。また、マニピュレータ用ルーメン9Bに挿入される形状センサ13がローラ31Aに接触することによって回転するローラ31Aの回転量をエンコーダ31Bにより検知して、形状センサ13の挿入量を検出することとすればよい。
本変形例においては、各センサによりマニピュレータ用ルーメン9B内への形状センサ13の挿入が検出された場合に、制御部(モード切替部、切替実行部)17が非検出更新モードから検出更新モードに切り替えることとしてもよい。このようにすることで、マニピュレータ5の制御パラメータを迅速に更新することができる。
第2変形例としては、形状センサ13の長手方向の有効範囲を設定することとしてもよい。この場合、形状センサ13は、例えば、図15に示すように、長手方向に所定の距離間隔で配された複数の検出点33を有すものであればよい。また、オーバーチューブ11のマニピュレータ用ルーメン9Bの全長を予め制御部17により記憶し、形状センサ13の先端からマニピュレータ用ルーメン9Bの全長と同じ範囲に配されている検出点33からのみの検出情報を用いて、マニピュレータ用ルーメン9Bの形状を検出することとすればよい。このようにすることで、オーバーチューブ11の外でマニピュレータ5と形状センサ13が離れて置かれているような場合でも、マニピュレータ用ルーメン9Bの形状を精度よく検出することができる。
第3変形例としては、例えば、マニピュレータ用ルーメン9B内に収容される形状センサ13の中心軸回りの傾きを規制する傾き規制部を備えることとしてもよい。傾き規制部は、例えば、図16Aおよび図16Bに示すように、マニピュレータ用ルーメン9Bの内表面に長手方向に沿って形成された溝状のキー溝35Aと、形状センサ13の側面に長手方向に沿って形成された突状のキー35Bであってもよい。
このようにすることで、マニピュレータ用ルーメン9Bのキー溝35Aと形状センサ13のキー35Bとを合わせるだけの簡易な操作で、形状センサ13の中心軸回りの傾きを容易かつ正確に規制することができる。そして、これらキー溝35Aおよびキー35Bにより、マニピュレータ用ルーメン9Bの中心軸回りの傾きと形状センサ13の中心軸回りの傾きとを対応付けて、マニピュレータ用ルーメン9Bの湾曲形状をより精度よく検出することができる。これにより、マニピュレータ5の操作性をより向上することができる。本変形例においては、マニピュレータ用ルーメン9Bの内表面に長手方向に沿って凸状のキー35Bを形成し、形状センサ13の側面に長手方向に沿って溝状のキー溝35Aを形成することとしてもよい。
また、傾き規制部は、形状センサ13の断面形状とマニピュレータ用ルーメン9Bの断面形状をそれぞれ多角形状やDカット状に加工したものであってもよい。例えば、図17および図18Aに示すように、形状センサ13を長手方向に沿って延びる四角柱形状にしたり、図17および図18Bに示すように、形状センサ13を長手方向に沿って延びる三角柱形状にしたり、図17および図18Cに示すように、形状センサ13を長手方向に沿って延びる円柱形状の周方向の一部を長手方向に切除した形状にしたりすることとしてもよい。この場合、マニピュレータ用ルーメン9Bは、形状センサ13の形状に対応する形状に加工したものであればよい。
第4変形例としては、マニピュレータ用ルーメン9Bの中心軸と形状センサ13の中心軸とを略一致させる軸合わせ部を備えることとしてもよい。軸合わせ部は、例えば、マニピュレータ用ルーメン9Bと形状センサ13との径方向の隙間を周方向の全域に亘り略均等に埋める補填部材を採用することとしてもよい。
補填部材は、例えば、図19に示すように、マニピュレータ用ルーメン9Bの長手方向の同位置の内表面に形成された、互いに径方向内方に突出する複数の凸部37Aであってもよい。この場合、径方向に対向する凸部37Aどうしが、形状センサ13の径寸法よりも若干大きい距離だけ離間するように配置すればよい。また、このような凸部37Aの組を長手方向に沿って距離間隔を空けて複数配置することとすればよい。また、補填部材は、例えば、図20に示すように、形状センサ13の周方向の全域に亘り径方向外方に突出する環状の凸部37Bであってもよい。これら凸部37A,37Bは、例えば、内部にばねを有する弾性体であってもよい。
図21に示すように、マニピュレータ用ルーメン9Bの径寸法と形状センサ13の径寸法とが大きく異なるために、マニピュレータ用ルーメン9Bの中心軸と形状センサ13の中心軸とがルーメンの中心軸とが一致しない場合は、形状センサ13により検出されるマニピュレータ用ルーメン9Bの形状と実際のマニピュレータ用ルーメン9Bの形状とに誤差が生じ易い。凸部37A,37Bを設けることにより、マニピュレータ用ルーメン9Bと形状センサ13の径寸法が大きく異なる場合でも、マニピュレータ用ルーメン9Bと形状センサ13の中心軸を略一致させてマニピュレータ用ルーメン9Bの形状を精度よく検出することができる。
また、補填部材は、図22に示すように、マニピュレータ用ルーメン9Bと形状センサ13の径方向の隙間を埋める厚さ寸法を有する筒状の中間シース39であってもよい。また、補填部材は、図23に示すように、形状センサ13またはマニピュレータ用ルーメン9Bの径方向の隙間に配されたバルーン41であってもよい。バルーン41は、マニピュレータ用ルーメン9B内の所望の位置に形状センサ13を挿入したときに膨らませることとすればよい。
このようにすることで、マニピュレータ用ルーメン9Bと形状センサ13との径方向の隙間に補填部材を埋めるだけの簡易な構成で、マニピュレータ用ルーメン9Bの中心軸と形状センサ13の中心軸とを略一致させて、マニピュレータ用ルーメン9Bの形状を精度よく検出することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、本発明を上記各実施形態および変形例に適用したものに限定されることなく、これらの実施形態および変形例を適宜組み合わせた実施形態に適用してもよく、特に限定されるものではない。
1 マニピュレータシステム
5 マニピュレータ
5A 軟性部
5B 可動部
5C 駆動部
9A 内視鏡用ルーメン(ルーメン)
9B マニピュレータ用ルーメン(ルーメン)
10 位置合わせ凹部(位置合わせ部)
11 オーバーチューブ(チューブ部材)
13 形状センサ
14 位置合わせ凸部(位置合わせ部)
15 操作部(入力部)
17 制御部(制御部、切替実行部) 23 突き当て部(位置合わせ部)
25A,25B フォトセンサ(位置合わせ部、検出センサ)
27A,27B 近接センサ(位置合わせ部、検出センサ)
29A 磁石(位置合わせ部、検出センサ)
29B ホール素子(位置合わせ部、検出センサ)
31A ローラ(位置合わせ部、検出センサ)
31B エンコーダ(位置合わせ部、検出センサ)
35A キー溝(傾き規制部)
35B キー(傾き規制部)
37A,37B 凸部(軸合わせ部、補填部材)
S2 形状検出ステップ
S3 パラメータ更新ステップ
S6 処置ステップ(制御ステップ)

Claims (12)

  1. 可撓性を有し、長手方向に貫通するルーメンを有するチューブ部材と、
    該チューブ部材の前記ルーメンに挿脱可能に挿入されて、該ルーメンの形状を検出可能な可撓性を有する形状センサと、
    該形状センサに代えて、前記ルーメン内に挿入可能な可撓性を有するマニピュレータと、
    前記形状センサにより検出された前記ルーメンの形状に基づいて、前記マニピュレータを制御する制御パラメータを更新し、更新された前記制御パラメータに基づいて、前記マニピュレータを制御する制御部とを備えるマニピュレータシステム。
  2. 前記マニピュレータが、細長い軟性部と、該軟性部の先端に設けられた可動部と、前記軟性部の基端に設けられ前記可動部を駆動する駆動部と、前記可動部と前記駆動部とを接続する張力伝達部材とを備え、
    前記制御部が前記駆動部を制御する請求項1に記載のマニピュレータシステム。
  3. 前記ルーメンと該ルーメン内に収容される前記形状センサとを挿入方向に位置合わせる位置合わせ部を備える請求項1または請求項2に記載のマニピュレータシステム。
  4. 前記ルーメン内に収容される前記形状センサの中心軸回りの傾きを規制する傾き規制部を備える請求項1から請求項3のいずれかに記載のマニピュレータシステム。
  5. 前記傾き規制部が、前記ルーメンおよび前記形状センサの一方に設けられたキー溝と、前記ルーメンおよび前記形状センサの他方に設けられたキーである請求項4に記載のマニピュレータシステム。
  6. 前記ルーメンの中心軸と該ルーメン内の前記形状センサの中心軸とを略一致させる軸合わせ部を備える請求項1から請求項5のいずれかに記載のマニピュレータシステム。
  7. 前記軸合わせ部が、前記ルーメンと前記形状センサとの径方向の隙間を周方向の全域に亘り略均等に埋める補填部材である請求項6に記載のマニピュレータシステム。
  8. 前記制御部が、前記形状センサにより前記ルーメンの形状を検出して前記マニピュレータの制御パラメータを更新する検出更新モードと、前記ルーメンの形状検出および前記制御パラメータの更新を行わない非検出更新モードとを切り替え可能な請求項1から請求項7のいずれかに記載のマニピュレータシステム。
  9. 前記検出更新モードと前記非検出更新モードとを切り替えるユーザからの指示を前記制御部に入力する入力部を備える請求項8に記載のマニピュレータシステム。
  10. 前記制御部が、前記検出更新モードと前記非検出更新モードとを自動的に切り替えるモード切替部を備える請求項8に記載のマニピュレータシステム。
  11. 前記モード切替部が、前記ルーメン内に前記形状センサが挿入されたことを検出する検出センサと、前記形状センサが挿入されたことを前記検出センサにより検出された場合に前記非検出更新モードから前記検出更新モードに切り替える切替実行部とを備える請求項10に記載のマニピュレータシステム
  12. 可撓性を有する細長いチューブ部材のルーメンに挿入された形状センサによって、前記ルーメンの形状を検出する形状検出ステップと、
    該形状検出ステップにより検出された前記ルーメンの形状に基づき、マニピュレータを制御する制御パラメータを更新するパラメータ更新ステップと、
    記形状センサに代えて前記ルーメンに挿入された前記マニピュレータを、前記パラメータ更新ステップにより更新された前記制御パラメータに基づいて制御する制御ステップとを含むマニピュレータシステムの駆動方法。
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