JP6700666B2 - ハイブリッド車両の制御装置及びハイブリッド車両の制御方法 - Google Patents

ハイブリッド車両の制御装置及びハイブリッド車両の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ハイブリッド車両の制御装置及びハイブリッド車両の制御方法に関する。
従来、下記の特許文献1には、水素エンジンの燃料消費を優先する走行モードを備え、燃料残量が所定値以上の時はエンジンの燃料消費を優先する走行モードで走行可能とし、燃料残量が所定値以下の時は、EVモードで走行するハイブリッド車の制御方法が開示されている。
特開2014−108641号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術は、水素エンジンで走行するH2モードで運転を行った場合に、水素が空(エンプティ)になる第2水素残量になった場合にEVモードで走行するため、EVモードで走行してバッテリーの電力が枯渇した場合に、車両が走行できなくなる問題が発生する。
また、一般的なハイブリッド車両ではガソリンよりも電気を優先的に使用して走行するが、ガソリンの給油に比較して、電気的エネルギーの充填には時間を要するため、遠出などをした場合、電気及びガソリンによるエネルギーを充填する際に長時間を要し、移動者にとって目的地までの停車時間が長くなることから、大きなデメリットになる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ガソリン及び電力をエネルギーソースとして使用する車両において、エネルギー補給のための時間を最小限に抑えることが可能な、新規かつ改良されたハイブリッド車両の制御装置及びハイブリッド車両の制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、エンジンの燃料残量が所定値に到達するまで、バッテリーの電力による駆動力ではなくエンジンの駆動力のみを使用する第1のモードで車両を走行させるエンジン制御部と、前記エンジンの燃料残量が前記所定値に到達した場合に警告を発令する警告発令部と、前記エンジンの燃料残量が前記所定値に到達した後、前記バッテリーの電力によるモータの駆動力を使用する第2のモードで車両を走行させる電力走行制御部と、を備え、前記所定値は、前記エンジンの駆動力により所定距離だけ走行可能な燃料残量であり、前記第1のモードでは、前記エンジンが発電機を駆動することによって発電した駆動力のみで前記モータを駆動して車両を走行させ、前記第1のモードでは前記バッテリーの電力を消費することなく車両を走行させ、エンジンの燃料残量が所定値に到達するまでの間に、前記第1のモードと前記第2のモードとが、前記車両のドライバーによって選択可能とされ、前記エンジンの燃料残量が前記所定値に到達した場合、前記バッテリーの電力による前記モータの駆動力を使用して車両を走行させるモード、前記エンジンの駆動力を使用して車両を走行させるモード、及び前記バッテリーの電力によるモータの駆動力と前記エンジンの駆動力の双方を使用して車両を走行させるモードのいずれかが前記ドライバーによって選択可能とされ、前記ドライバーからのモード選択がある場合は、前記モード選択前のモードに拘わらず、前記ドライバーによって選択されたモードにより車両を走行させる、ハイブリッド車両の制御装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、エンジンの燃料残量が所定値に到達するまで、バッテリーの電力による駆動力ではなくエンジンの駆動力のみを使用する第1のモードで車両を走行させるステップと、前記エンジンの燃料残量が前記所定値に到達した場合に警告を発令するステップと、前記エンジンの燃料残量が前記所定値に到達した後、前記バッテリーの電力によるモータの駆動力を使用する第2のモードで車両を走行させるステップと、を備え、前記所定値は、前記エンジンの駆動力により所定距離だけ走行可能な燃料残量であり、前記第1のモードでは、前記エンジンが発電機を駆動することによって発電した駆動力のみで前記モータを駆動して車両を走行させ、前記第1のモードでは前記バッテリーの電力を消費することなく車両を走行させ、エンジンの燃料残量が所定値に到達するまでの間に、前記第1のモードと前記第2のモードとが、前記車両のドライバーによって選択可能とされ、前記エンジンの燃料残量が前記所定値に到達した場合、前記バッテリーの電力による前記モータの駆動力を使用して車両を走行させるモード、前記エンジンの駆動力を使用して車両を走行させるモード、及び前記バッテリーの電力によるモータの駆動力と前記エンジンの駆動力の双方を使用して車両を走行させるモードのいずれかが前記ドライバーによって選択可能とされ、前記ドライバーからのモード選択がある場合は、前記モード選択前のモードに拘わらず、前記ドライバーによって選択されたモードにより車両を走行させる、ハイブリッド車両の制御方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、ガソリン及び電力をエネルギーソースとして使用する車両において、給油又は給電のための時間を最小限に抑えることが可能となる。
本発明の各実施形態に係る車両を示す模式図である。 シリーズハイブリッド車両において、ガソリンと電力が消費される様子を示す模式図である。 第1の実施形態の制御を示す模式図である。 本実施形態の制御に加え、通常のシリーズハイブリッド車両の制御、EVモードの制御、シリーズハイブリッド車両の制御とEVモードの制御を併用した制御、を比較のために示す模式図である。 第1の実施形態の制御装置で行われる処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態の制御を示す模式図である。 第2の実施形態の制御装置で行われる処理を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
1.第1の実施形態
まず、図1を参照して、本発明の各実施形態に係る車両1000の構成について説明する。図1は、各実施形態に係る車両1000を示す模式図である。図1に示すように、車両1000は、前輪100,102、後輪104,106、後輪104,106を駆動する駆動力発生装置(モータ)108、エンジン110、発電機112、バッテリー114、BMS(Battery Management System)116、充電器118、充電口120、燃料タンク122、燃料センサ124、給油口126、モード選択スイッチ128、表示部130、ECU200を有して構成されている。
本実施形態に係る車両1000は、ガソリンをエネルギーソースとしたエンジン110と、電気をエネルギーソースとしたモータ108備えたハイブリッド車両である。特に、本実施形態に係る車両1000は、エンジン110が発電機112を駆動することにより発生させた電力によりモータ108を駆動する、いわゆるシリーズハイブリッド車両として構成されている。モータ108は、発電機112が発電した電力、バッテリー114に充電された電力によって駆動される。発電によって得られた電力はバッテリー114に充電される。モータ108は、バッテリー114の電力によって駆動され、後輪104,106の車軸を駆動させる。このように、本実施形態に係る車両1000は、エンジン110を発電機112による発電のみに使用し、エンジン110の動力によって発電した電力によりモータ108を駆動して後輪104,106を駆動する。
ECU(制御装置)200は、以上のようなシリーズハイブリッド車として構成された車両1000において、図1に示す車両1000の各構成要素を制御する。ECU200には、BMS116、センサ124から各検出値が入力される。また、エンジン110を制御するエンジン制御部202と、モータ108を制御するモータ制御部(電力走行制御部)204を有している。本実施形態において、エンジン制御部202は、エンジン110の燃料残量が所定値に到達するまで、バッテリー114の電力による駆動力よりもエンジン110の駆動力を優先的に使用して車両1000を走行させる。また、モータ制御部(電力走行制御部)204は、燃料残量が所定値に到達した後、バッテリー114の電力によるモータ108の駆動力を使用して車両1000を走行させる。
図1において、BMS116は、バッテリー114の充電状態(SOC)を検出するセンサである。充電口120には、EVステーション等の給電所においてバッテリー114の充電を行う際に、外部から充電のためのプラグが接続される。充電器118は、充電項120に充電のためのプラグが接続されると、外部から供給された電力によってバッテリー114を充電する。
燃料タンク122には、ガソリンが貯留される。給油口126には、ガソリンスタンド等の給油所において給油を行う際に、給油ノズルが挿入される。センサ124は、燃料タンク122内のガソリンの残量を検出するセンサである。
車両1000は、エンジン110とモータ108の駆動に応じて、異なるモードで走行することができる。モードの選択は、ドライバーがモード選択スイッチ128を操作することによって行う。表示部130には、選択された走行モードが表示される。ここで、エンジン110が発電機112を駆動することによって発電した電力を主に用いてモータ108を駆動して走行するモードを「SHEVモード」と称し、バッテリー114に充電された電力でモータを駆動して走行するモードを「EVモード」と称する。また、エンジン110が発電機112を駆動することによって発電した電力と、バッテリー114に充電された電力の双方を用いて走行するモードを「SHEV+EVモード」と称する。
これらのモードに加えて、本実施形態では、エンジン110が発電機112を駆動することによって発電した電力のみでモータ108を駆動して走行する「エンジン優先制御モード」を備えている。「エンジン優先制御モード」では、バッテリー114の電力を消費することなく、車両1000を走行させることができる。
図2は、シリーズハイブリッド車両において、燃料タンク122内のガソリンとバッテリー114に充電された電力が消費される様子を示す模式図である。図2に示すように、初期状態では、燃料タンク122が満タンとされ、バッテリー114も満充電状態とされる。一般的なシリーズハイブリッド車両の制御では、燃費を優先するためにバッテリー114の電力を最初に消費するため、EVモードにより走行が行われる。EVモードで車両1000が走行すると、図2中の「EV制御」の図に示すように、燃料タンク122の燃料は消費されずに、バッテリー114の電力が優先的に消費される。
バッテリー114の電力が消費されると、EVステーション等においてバッテリー114の充電が行われる。しかしながら、バッテリー114の電力が多く消費されてしまうと、バッテリー114の充電に非常に時間がかかってしまう。また、充電中は走行することができない。特に、遠出をして長距離を走行する場合等においては、長時間の充電を行うことは実質的に困難である。
一方、図2中の「本実施形態」の図に示すように、本実施形態では「エンジン優先制御モード」で走行することにより、バッテリー114の電力よりも燃料タンク122のガソリンを優先的に使用して車両1000の走行を行う。ガソリンが消費された場合、ガソリンスタンド等の給油所はEVステーションよりも圧倒的に多く設置されており、またガソリン給油は短時間で行うことができる。このため、ガソリンの給油はバッテリー114の充電よりも極めて容易に行うことができる。従って、電力よりもガソリンを優先して使用することで、エネルギー補充に要する時間を短縮することができ、エネルギー補充を容易に行うことができる。また、図2に示す「本実施形態」の制御では、ガソリンを優先的に使用することで、バッテリー114の電力消費は最小限に抑えられる。従って、バッテリー114を充電する場合も、充電時間を最小限に抑えることができ、短時間でバッテリー114の充電を行うことができる。
次に、図3に基づいて、本実施形態に係るガソリンを優先的に消費する制御を詳細に説明する。図3は、本実施形態の制御を示す模式図である。図3において、縦軸はバッテリー114の充電残量を示しており、横軸は燃料タンク122内のガソリンの残量を示している。図3に示すように、本実施形態の制御では、バッテリー114がほぼ満充電であり且つ燃料タンク122内のガソリンが満タンである状態(図3中のP1点)から、エンジン制御部202がエンジン110を制御することにより、ガソリンが優先的に消費される。そして、エンジン110の駆動によって発電した電力によって車両1000が走行する。これにより、図3中に実線の矢印で示すように、バッテリー114はほぼ満充電の状態を保ったまま、ガソリンの残量が低下していく。
ガソリンの残量が所定値に到達すると(図3中のP2点)、以降はガソリンを消費せずに、バッテリー114の電力でモータ108を駆動して車両1000を駆動する。すなわち、ガソリンの残量が所定値に到達するとエンジン制御部202はエンジン110を停止させ、モータ制御部204がバッテリー114の電力でモータ108を駆動することでEVモードによる走行を行う。また、ガソリンの残量が所定値に到達すると、表示パネル130に警告が表示される。警告は、音声により行っても良い。ここで、所定値は、残ったガソリンにより次の給油所まで走行できる程度の量とする。上述したように、ガソリンの給油所はEVステーション等の給電所よりも圧倒的に多く設置されており、ガソリン残量が少なくなった場合であっても、通常は50km程度走行すれば給油所に到達することができる。従って、一例として所定値は50km分のガソリンとし、50km分のガソリンを残した状態で、ガソリンで発電した電力による駆動からバッテリー114に充電された電力による駆動に切り換えることで、仮にその後にバッテリー114の電力が枯渇した場合であっても、再度エンジン110を駆動して発電することで、次のガソリン給油所に到達することができる。また、バッテリー114に充電された電力による駆動に切り換えた後、バッテリー114の電力により走行中に給油所に到達した場合は、給油を行うことができる。従って、所定値のガソリンを残した状態でEVモードによる走行を行うことで、バッテリー114の枯渇による走行不能を確実に回避することができる。
また、ガソリンの残量が所定値に到達した後に初めてバッテリー114の電力が使用されるため、バッテリー114の電力の消費量を最小限に抑えることができる。従って、バッテリー114を充電する場合は、短時間で充電を行うことができ、充電にかかる時間、手間を最小限に抑えることが可能となる。これにより、遠出をした場合であっても安心して走行を行うことができる。
図4は、本実施形態の制御(実線)に加え、一般的なシリーズハイブリッド車両の制御(破線、SHEVモード)、エンジン110を駆動せずにバッテリー114の電力のみで駆動を行うEVモードの制御(一点鎖線)、一般的なシリーズハイブリッド車両の制御とEVモードの制御を併用した制御(SHEV+EVモード)、を比較のため共に示している。本実施形態では、基本的に図4中に実線で示す制御(エンジン優先制御モード)を行うが、ドライバーがモード選択スイッチ128を操作してSHEVモード、SHEV+EVモード、EVモードのいずれかを選択した場合において、ガソリン、およびバッテリー114の充電量が低下した場合であっても、最後までガソリンは上述した所定値だけ残すようにする。これにより、ガソリン、充電量の双方が低下した場合であっても、給油所に到達させるための必要最小限のガソリンが常に確保されることになり、ガソリン給油によりエネルギーソースを復活させることができる。従って、車両1000が走行不能となることを確実に抑止することができる。
以上のように、本実施形態では、ガソリンを優先的に使用し、ガソリンが所定値に到達するとバッテリー114の電力により車両1000を駆動する。これにより、ガソリン残量が少なくなった場合の最終的なエネルギーソースをガソリン側で保有するようにしておくことができ、万が一バッテリー114が枯渇した場合であっても、所定値だけ残されたガソリンにより確実に給油所に到達することができ、車両1000が走行不能となることを確実に抑止できる。また、ガソリンを優先的に使用することで、バッテリー114の充電量が低下することによるバッテリー114の充電機会を確実に抑えることができる。バッテリー114の充電はEVステーションなどの設備が限られており、バッテリー114の電力を大きく消費した場合は充電に時間もかかる。一方で、ガソリンの給油所は豊富に存在し、給油も短時間で手軽に行うことができる。従って、本実施形態によれば、特に旅行などの遠出をするような場合にバッテリー114の充電に長時間を要することがなく、遠出の際も安心して車両を給油所、または給電所に到達させることができる。
図5は、本実施形態の制御装置200で行われる処理を示すフローチャートである。先ず、ステップS10では、エンジン優先制御モードによる制御を行い、ガソリンを優先的に消費して車両1000を走行させる。次のステップS12では、ガソリンの残量が50km走行可能な量に到達したか否かを判定する。そして、ガソリンの残量が50km走行可能な量に到達した場合は、次のステップS14へ進む。
ステップS14では、表示パネル130に警告を表示し、警告発令を行う。次のステップS16では、エンジン110を停止してガソリンの消費を停止させ、EVモードによる制御を行う。これにより、バッテリー114に充電された電力により車両1000が走行する。ステップS16の後は処理を終了する(END)。
また、ステップS12でガソリンの残量が50km走行可能な量に到達していない場合は、ステップS18へ進む。ステップS18では、ステップS10のエンジン優先制御モードによる制御を引き続き行う。
以上説明したように第1の実施形態によれば、ガソリンを優先的なエネルギーソースとして、エンジン110の駆動力で発電した電力により車両1000の走行を行い、ガソリンの残量が給油所に到達可能な所定値に到達した場合に、バッテリー114の電力により車両1000を走行させる。これにより、仮にバッテリー114の充電量が枯渇した場合であっても、残存させたガソリンを使用して車両1000を給油所に到達させることが可能となる。ガソリンの燃料補給はバッテリー114の充電よりも短時間で簡単に行うことができるため、ガソリンを優先して使用することで遠出の場合であっても安心して走行することが可能となる。また、ガソリンを所定値だけ残存させてバッテリー114の電力による走行を行うことで、バッテリー114の充電が枯渇した場合であっても車両1000が走行不能となってしまうことを確実に抑止することができる。
2.第2の実施形態
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図6は、第2の実施形態の制御を示す模式図である。図3と同様に、図6の縦軸はバッテリー114の残量を示しており、横軸は燃料タンク122内のガソリンの残量を示している。第2の実施形態の制御では、第1の実施形態と同様に、バッテリー114がほぼ満充電であり且つ燃料タンク122内のガソリンが満タンである状態(図6中のP1点)から、ガソリンが優先的に消費される。そして、エンジン110の駆動によって発電した電力によって車両1000が走行する。これにより、図6中に実線の矢印で示すように、バッテリー114の残量はほぼ満充電の状態を保ったまま、ガソリンの残量が低下していく。
第1の実施形態と同様に、ガソリンの残量が所定値(図6中のP2点)に到達すると、表示パネル130に警告が表示される。第1の実施形態と同様に、所定値は、残ったガソリンにより次の給油所まで走行できる程度の量とする。
そして、第2の実施形態では、ガソリンの残量が所定値に到達した際に、ドライバーがモード選択スイッチ128を操作してモードを選択することができる。ドライバーによるモード選択スイッチ128の操作はECU200に送られ、ECU200は操作に応じてエンジン制御部202、モータ制御部204によりエンジン114、モータ108の駆動を制御する。具体的には、ドライバーは、給油・給電地まで安心して移動できるSHEV+EVモード(図6中に一点鎖線で示す)と、給油・給電時間を最短にできるエンジン優先制御モード(図6中に破線で示す)のいずれかを選択することができる。
SHEV+EVモードでは、警告後にエンジン110が発電機112を駆動することによって発電した電力と、バッテリー114に充電された電力の双方を用いてハイブリッド走行を行う。これにより、燃費を最小限に抑えることができ、警告後の車両1000の移動可能距離を最大限に長くすることができる。従って、ドライバーは安心して給油所・給電所を探すことができる。
エンジン優先制御モードでは、警告後もエンジン110の駆動力を積極的に使い、エンジン110が発電機112を駆動することによって発電した電力のみでモータ108を駆動して走行する。これにより、バッテリー114の電力消費を最小限に抑えることができる。上述したように、ガソリンを給油する場合は、バッテリー114の充電に比べて短時間で給油を行うことができる。従って、エンジン優先制御モードによれば、次に給油または給電をする際に給油・給電時間を最短にすることができる。エンジン優先制御モードで燃料タンク122が空になるまで走行したとしても、その後EVモードに切り替えて走行することが可能であり、空になった燃料タンク122は短時間で給油できる。従って、エネルギー充填時間を最短にすることができる。
なお、上述した例では、警告後にハイブリッド走行を行うSHEV+EVモードと、警告後もエンジン110の駆動力を積極的に使うエンジン優先制御モードとのいずれかを選択できるようにしたが、警告後にバッテリー114の電力のみを使用するEVモード(第3のモード)など他のモードを選択できるようにしても良い。警告後にEVモードを選択した場合は、第1の実施形態と同様の制御が行われる(図6中に実線で示す)。
また、バッテリー114の充電時間を短くするため、給電所の充電設備による充電と、エンジン110の駆動力による充電を組み合わせたモードを設定し、警告後にこのモードを選択するようにしても良い。給電時にガソリンが残っていれば、エンジン110により発電し、給電所による給電をアシストすることができる。
図7は、第2の実施形態の制御装置200で行われる処理を示すフローチャートである。先ず、ステップS20では、エンジン優先制御モードによる制御を行い、ガソリンを優先的に消費して車両1000を走行させる。次のステップS22では、ガソリンの残量が50km走行可能な量に到達したか否かを判定する。そして、ガソリンの残量が50km走行可能な量に到達した場合は、次のステップS24へ進む。
ステップS24では、表示パネル130に警告を表示し、警告発令を行う。次のステップS26では、ドライバーがモード選択スイッチ128を操作して上述したSHEV+EVモード、エンジン優先制御モード、EVモードのいずれかを選択する。次のステップS28では、EVモードが選択されたか否かを判定し、EVモードが選択された場合はステップS30へ進む。ステップS30では、警告後にバッテリー114の電力のみを使用し、モータ108により車両1000を駆動する。すなわち、この場合は第1の実施形態と同様の制御となる。一方、ステップS28で第3のモードが選択されていない場合は、ステップS32へ進む。
ステップS32では、SHEV+EVが選択されたか否かを判定し、第2のモードが選択された場合はステップS34へ進む。ステップS34では、警告後にエンジン110の駆動力とバッテリー114の電力による駆動力の双方を使用したハイブリッド制御を行う。一方、ステップS32で第2のモードが選択されていない場合は、ステップS36へ進む。
ステップS36では、第1のモードが選択されたか否かを判定し、第1のモードが選択された場合はステップS38へ進む。ステップS38では、警告後もエンジン110の駆動力を積極的に使って車両1000の走行を行う。
また、ステップS22でガソリンの残量が50km走行可能な量に到達していない場合は、ステップS38へ進む。ステップS38では、ステップS10と同様のエンジン優先制御を引き続き行う。ステップS30,S34,S36,S38の後は処理を終了する。
以上説明したように第2の実施形態によれば、ガソリンを優先的なエネルギーソースとして、エンジン110の駆動力で発電した電力により車両1000の走行を行い、ガソリンの残量が給油所に到達可能な所定値に到達した場合に、ドライバーがエンジン優先制御モード、SHEV+EVモード、EVモードなどの各種モードを選択できるようにした。これにより、ドライバーは、警告が発令された時点の状況に応じて最適なモードを選択することが可能となる。
なお、上述した各実施形態では、シリーズハイブリッド車両を例に挙げたが、エンジンとモータを備え、エンジンの駆動力で直接車輪を駆動する通常のハイブリッド車両に本発明を適用することも可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
110 エンジン
114 バッテリー
130 表示部
200 制御装置
202 エンジン制御部
204 モータ制御部
1000 車両

Claims (2)

  1. エンジンの燃料残量が所定値に到達するまで、バッテリーの電力による駆動力ではなくエンジンの駆動力のみを使用する第1のモードで車両を走行させるエンジン制御部と、
    前記エンジンの燃料残量が前記所定値に到達した場合に警告を発令する警告発令部と、
    前記エンジンの燃料残量が前記所定値に到達した後、前記バッテリーの電力によるモータの駆動力を使用する第2のモードで車両を走行させる電力走行制御部と、
    を備え、
    前記所定値は、前記エンジンの駆動力により所定距離だけ走行可能な燃料残量であり、
    前記第1のモードでは、前記エンジンが発電機を駆動することによって発電した駆動力のみで前記モータを駆動して車両を走行させ、
    前記第1のモードでは前記バッテリーの電力を消費することなく車両を走行させ、
    エンジンの燃料残量が所定値に到達するまでの間に、前記第1のモードと前記第2のモードとが、前記車両のドライバーによって選択可能とされ
    前記エンジンの燃料残量が前記所定値に到達した場合、前記バッテリーの電力による前記モータの駆動力を使用して車両を走行させるモード、前記エンジンの駆動力を使用して車両を走行させるモード、及び前記バッテリーの電力によるモータの駆動力と前記エンジンの駆動力の双方を使用して車両を走行させるモードのいずれかが前記ドライバーによって選択可能とされ、
    前記ドライバーからのモード選択がある場合は、前記モード選択前のモードに拘わらず、前記ドライバーによって選択されたモードにより車両を走行させることを特徴とする、ハイブリッド車両の制御装置。
  2. エンジンの燃料残量が所定値に到達するまで、バッテリーの電力による駆動力ではなくエンジンの駆動力のみを使用する第1のモードで車両を走行させるステップと、
    前記エンジンの燃料残量が前記所定値に到達した場合に警告を発令するステップと、
    前記エンジンの燃料残量が前記所定値に到達した後、前記バッテリーの電力によるモータの駆動力を使用する第2のモードで車両を走行させるステップと、
    を備え、
    前記所定値は、前記エンジンの駆動力により所定距離だけ走行可能な燃料残量であり、
    前記第1のモードでは、前記エンジンが発電機を駆動することによって発電した駆動力のみで前記モータを駆動して車両を走行させ、
    前記第1のモードでは前記バッテリーの電力を消費することなく車両を走行させ、
    エンジンの燃料残量が所定値に到達するまでの間に、前記第1のモードと前記第2のモードとが、前記車両のドライバーによって選択可能とされ
    前記エンジンの燃料残量が前記所定値に到達した場合、前記バッテリーの電力による前記モータの駆動力を使用して車両を走行させるモード、前記エンジンの駆動力を使用して車両を走行させるモード、及び前記バッテリーの電力によるモータの駆動力と前記エンジンの駆動力の双方を使用して車両を走行させるモードのいずれかが前記ドライバーによって選択可能とされ、
    前記ドライバーからのモード選択がある場合は、前記モード選択前のモードに拘わらず、前記ドライバーによって選択されたモードにより車両を走行させることを特徴とする、ハイブリッド車両の制御方法。
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