添付図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図1は、本実施携帯の携帯端末100を含んだ通信システムシステム構成を示す図である。図1に示されるとおり、この通信システムは、携帯端末100、固定端末150、無線タグ200、およびサービスサーバ300から構成されている。なお、携帯端末100、固定端末150および無線タグ200は、一般的に複数ある。
携帯端末100は、無線タグ200から発信される電波をスキャンすることにより、当該携帯端末100の周囲の無線タグ200の存在を検出することができる。携帯端末100は、ネットワーク(移動体通信網や無線LANなど)を介して、サービスサーバ300やその他の管理サーバと通信可能に構成されており、スキャンしたスキャン結果(装置IDとタグID)を管理サーバに送信する。これにより、携帯端末100の周囲に存在する無線タグ200を管理サーバ側で把握することができる。例えば、無線タグ200を子供や老人、ペットなどに持たせることで、どこにいるのかを管理サーバは把握することができる。このような携帯端末100は、一般ユーザが所持しているものである。
また、固定端末150も同様に無線タグ200の電波をスキャンすることができる。固定端末150は、一般的には、商用電源から電力を得ているため、電力消費を低減する必要性は、携帯端末100ほどない。このような固定端末150は、商業施設に配置されており、予め緯度経度などの位置情報が管理サーバやサービスサーバ300に記憶されている。
ここで、サービスサーバ300は、携帯端末100または固定端末150のスキャン結果に基づいて、各携帯端末100のスキャン間隔を決定し、その制御を行なうことができる。このサービスサーバ300の処理については、後述する。
図2は、本実施形態の携帯端末100の機能構成を示すブロック図である。図2に示されるとおり、携帯端末100は、近距離無線通信部101、スキャン結果記憶部102、無線通信部103、通信制御部104、判断部105、位置測位部106、加速度センサ107、およびタイマ108を含んで構成されている。
図3は、携帯端末100のハードウェア構成図である。図2に示される携帯端末100は、物理的には、図3に示すように、一または複数のプロセッサ1001、主記憶装置であるメモリ1002、ハードディスクまたは半導体メモリ等のストレージ1003、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスである通信装置1004、入力装置1005、ディスプレイ等の出力装置1006などを含むコンピュータシステムとして構成されている。図2における各機能は、図3に示すメモリ1002等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、プロセッサ1001の制御のもとで入力装置1005、出力装置1006、通信装置1004を動作させるとともに、メモリ1002やストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
以下、図2に示す機能ブロックに基づいて、各機能ブロックを説明する。
近距離無線通信部101は、近距離無線通信を行なう部分である。本実施形態においては、近距離無線通信部101は、Bluetooth通信を行なう部分であり、無線タグ200から発せられるアドバタイズ信号を予め定められたスキャン間隔でスキャンすることで、当該無線タグ200から発生された電波に含まれるタグIDを取得する。
スキャン結果記憶部102は、近距離無線通信部101によりスキャンされた無線タグ200のタグIDを、そのスキャンした日時(年月日時分秒)と対応付けて記憶する部分である。
図4は、スキャン結果記憶部102に記憶されている検出結果テーブルの具体例を示す図である。図に示されるとおり、タグIDと、スキャン日時とが対応付けて記憶されている。スキャンは所定周期ごとに行なわれるため、同じタグIDが繰り返し検出される場合があり、そのたびにスキャン結果記憶部102は、記憶する。
無線通信部103は、移動体通信網であるネットワークとアクセス可能に構成されており、当該ネットワークを介して、サービスサーバ300または管理サーバと通信可能に構成されている。無線通信部103は、スキャン結果をサービサーバまたは管理サーバに送信する。
通信制御部104は、近距離無線通信部101および無線通信部103における通信制御を行なう部分である。特に、この通信制御部104は、近距離無線通信部101に対してスキャン間隔を設定し、当該スキャン間隔でスキャン処理を行なうよう近距離無線通信部101を制御する。
判断部105は、近距離無線通信部101がスキャンを行なう必要があるか否かを判断する部分であり、スキャン結果記憶部102、位置測位部106、加速度センサ107およびタイマ108のそれぞれにおいて記憶された結果、検出した結果、または現在の日時に基づいて、スキャンの要否の判断を行なう。例えば、判断部105は、予め定められた地域、時間帯、または移動状態である場合には、スキャンは不要と判断することができる。なお、予め定められた地域、時間帯、または移動状態、並びにスキャン結果のいずれか一つに基づいて判断してもよいし、それぞれ組み合わせたもので判断するようにしてもよい。
また、判断部105は、過去のスキャン結果に基づいて、スキャンが必要となる地域、場所、または移動状態を随時更新するようにしてもよい。例えば、スキャン結果記憶部102において、位置情報または移動状態をも合わせて記憶しておく。そして判断部105は、スキャン結果記憶部102に記憶されている位置情報に基づいた所定範囲、スキャン日時に基づいた所定時間帯、または移動状態であるときには、スキャンを必要と判断する。これら情報は、携帯端末100の過去のスキャン結果に基づくものであるが、この携帯端末100以外の他の携帯端末のスキャン結果を別途取得しておき、その情報に基づいたものとしてもよい。
位置測位部106は、携帯端末100の現在位置を測位する部分であり、例えばGPSによる測位や、移動体通信網において用いられる基地局測位により測位を行なう。また、移動体通信網における在圏セルのセルIDまたは無線LAN網におけるアクセスポイントの識別子によって場所を特定するようにしてもよい。また、取得した緯度経度情報から地域メッシュコードを取得し、これを上述の判断処理に利用させてもよい。
加速度センサ107は、携帯端末100の移動の有無を判断するための加速度を検出するセンサである。
タイマ108は、現在日時を計時する部分である。
[位置情報等に基づいた判断処理]
このように構成された携帯端末100の処理について説明する。図5は、携帯端末100のスキャン間隔を決定するための処理を示すフローチャートである。まず、位置測位部106、加速度センサ107、またはタイマ108の少なくともいずれか一つの値が、判断部105により取得される(S11)。そして、判断部105により、取得された位置情報が予め定めた地域内にあるものか否か、タイマ108の日時が予め定めた時間帯であるか否か、加速度センサ107のセンサ値が所定のセンサ値であるか否かに基づいて、スキャンが必要であるか否かが判断される(S12)。
ここで、スキャンが必要でないと判断されると、スキャン間隔が長くなるように、通信制御部104に設定される(S13)。そして、近距離無線通信部101により、設定されたスキャン間隔でスキャン処理が行なわれ(S14)、そのスキャン結果がスキャン結果記憶部102に記憶される(S15)。
また、スキャンが必要であると判断されると、スキャン間隔を変更することなく、現状維持に設定される(S16)。
このような処理によって、予め定められた地域、移動状態または時間帯に応じて、スキャンが必要であるか否かが判断される。例えば、人がいない地域においては、スキャンは必要ないと判断することができ、そのスキャン間隔を長くまたはスキャンを停止することで、電力消費を低減することができる。また、人がいない時間帯である場合においても同様である。また、加速度センサなどで高速に移動していると判断できる場合においても、スキャンは不要と判断することで、電力消費を低減することができる。
なお、上述の処理は、携帯端末100の処理であるが、アドバタイザである無線タグ200も同様の処理をしてよい。すなわち、所定の位置、時間帯、または移動状態である場合には、電波を発信しないようにするように構成してもよい。
[過去のスキャン結果に基づいた判断処理]
図6は、携帯端末100における、過去のスキャン結果に基づいてスキャン間隔を決定するための処理を示すフローチャートである。
判断部105により、予め定めた日時になったと判断されると、スキャン結果記憶部102に記憶されている検出結果テーブルから、直近の所定時間におけるタグ検出数が読み出される(S101)。ここでは、同じタグIDはタグ検出数として数えないようにしてもよい。
そして、判断部105により、タグ検出数に応じたスキャン間隔が決定される。ここでは予めタグ検出数とスキャン間隔との対応関係が記憶されており、タグ検出数に応じたスキャン間隔が読み出され、決定されたスキャン間隔が通信制御部104に設定される(S102)。なお、タグ検出数が多ければスキャン間隔を短く、タグ検出数が少なければ、スキャン間隔を長く設定するように、その対応が決められていることが好ましい。
近距離無線通信部101により、通信制御部104に設定されたスキャン間隔でスキャン処理が行なわれ(S103)、そのスキャン結果であるタグIDがスキャン結果記憶部102に記憶される(S104)。そして、予め定めた日時ごとに、これら処理が繰り返し行なわれる。
このように、直近における無線タグの存在数(検出数)に応じて、スキャンの必要性を判断して、そのスキャン間隔を決める。これにより、無線タグの検出数が多い場合には、そこに人が多く存在すると判断することができ、スキャンが必要であると判断することができる。逆に、検出数が少ない場合には、人が少ないと判断することができ、そのような場合には、無駄にスキャンを行なうということを防止することができる。
[過去のスキャン結果に基づいた判断処理]
つぎに、その変形例について説明する。図7は、変形例における携帯端末100のスキャン間隔を決定するための処理を示すフローチャートである。この変形例においては、検出したタグ数が規定個以下であった場合に、一旦スキャン処理を停止するものである。
判断部105により、予め定めた日時になったと判断されると、スキャン結果記憶部102に記憶されている検出結果テーブルから、直近の所定時間におけるタグ検出数が読み出される(S201)。ここでは、同じタグIDはタグ検出数として数えないようにしてもよい。
そして、判断部105により、タグ検出数が予め定めた規定個以上であるか否かが判断される(S202)。タグ検出数が規定個以上であると判断されると、判断部105により、タグ検出数に応じたスキャン間隔が決定される。ここでは予めタグ検出数とスキャン間隔との対応関係が記憶されており、タグ検出数に応じたスキャン間隔が読み出され、決定されたスキャン間隔が通信制御部104に設定される(S203)。なお、タグ検出数が多ければスキャン間隔を短く、タグ検出数が少なければ、スキャン間隔を長く設定するように、その対応が決められていることが好ましい。
通信制御部104により、設定されたスキャン間隔でスキャン処理が行なわれ(S204)、そのスキャン結果であるタグIDがスキャン結果記憶部102に記憶される(S205)。そして、予め定めた日時ごとに、繰り返し行なわれる。
また、S202において、タグ検出数が規定個以上ではないと判断されると(S202:NO)、近距離無線通信部101によるスキャンが予め定めた規定時間、停止される(S206)。そして、予め定めた規定距離を携帯端末100が移動したか否かが、判断部105により判断される(S207)。ここでは、位置測位部106による測位結果に基づいて移動距離を判断することができる。すなわち、スキャン停止した時点における位置に基づいて、定期的に位置測位が行なわれることで、移動距離を判断することができる。
そして、規定距離移動したと判断されると、設定されたスキャン間隔においてスキャン処理が再開される(S204)。また、規定距離移動するか、または規定時間が経過するまではスキャンは行なわれない。なお、S206において、規定時間が経過すると、S204の進み、設定されたスキャン間隔でのスキャン処理が再開される。
[無線タグの存在傾向に基づく判断処理]
つぎに、さらに別の変形例について説明する。図8は、その別の変形例における携帯端末100のスキャン間隔を決定する処理を示すフローチャートである。図8における処理は、タグ検出数が増加傾向にあるのか、減少傾向にあるのか、その傾向に応じてスキャン間隔を設定するための処理である。
判断部105により、予め定めた日時になったと判断されると、スキャン結果記憶部102に記憶されている検出結果テーブルから、直近の所定時間T1において検出した一または複数のタグIDを示すタグ検出情報X1が読み出される(S301)。ここでは、同じタグIDはタグ検出数として数えないようにしてもよい。
また、判断部105により、スキャン結果記憶部102に記憶されている検出結果テーブルから、直近の所定時間T2(T2>T1)において検出した一または複数のタグIDを示すタグ検出情報X2が読み出される(S301)。ここでは、同じタグIDはタグ検出数として数えないようにしてもよい。
そして、タグ検出情報X2のうち、タグ検出情報X1のものと重複しないタグIDのタグ数Nが、判断部105により演算され(S303)、このタグ数Nに応じたスキャン間隔が設定される(S304)。例えば、タグ数Nが所定値以上である場合には、無線タグ数は減少傾向にあると判断し、スキャン間隔を長くするように設定される。また、タグ数Nが所定値未満である場合には、無線タグ数は減少傾向にはないと判断し、そのスキャン間隔は現状維持するように設定される。さらに、タグ数Nが0である場合には、無線タグ数は増加傾向にあると判断し、そのスキャン間隔を長くするように設定するようにしてもよい。
なお、ここでは、無線タグ数が増加傾向にあると判断する基準として、タグ数Nが0であるとしているが、これに限るものではなく、タグ数Nを3段階に分けて、所定範囲にある場合には、現状維持と判断し、その所定値範囲未満である場合には、無線タグ数が増加傾向にあると判断するようにしてもよい。
通信制御部104により、設定されたスキャン間隔でスキャン処理が行なわれ(S305)、そのスキャン結果であるタグIDがスキャン結果記憶部102に記憶される(S306)。そして、予め定めた日時ごとに、これら処理が繰り返し行なわれる。
なお、ここでは、検出されたタグ数Nに基づいた処理を記載したが、判断部105は、直近の所定時間T2で検出したタグIDが、それ以前の時間帯において検出されたか否かに基づいて、新しいタグIDを検出する可能性が高いか否かを判断し、それによってスキャンの必要性を判断して、スキャン間隔を延ばすか否かを判断するようにしてもよい。
[外的環境に基づく判断]
つぎに、サービスサーバ300を用いて携帯端末100のスキャン間隔を決定する処理について説明する。上述の実施形態においては、携帯端末100が、過去におけるスキャン結果を記憶しており、そのスキャン結果に基づいてスキャン間隔を決定していたが、本変形例においては、サービスサーバ300が、携帯端末100の周囲に他の携帯端末100が存在しているか否かの外的環境に基づいて、各携帯端末100のスキャン間隔を決定しようとするものである。
図9は、そのサービスサーバ300の機能を示すブロック図である。このサービスサーバ300は、携帯端末100のスキャン結果を収集して無線タグの位置を管理するためのものであるが、以下の通り、各携帯端末100のスキャン間隔を管理するための機能を含む。
受信部301は、ネットワークを介して、携帯端末100から携帯端末100の識別情報およびスキャン結果(または位置情報)を受信する部分である。
スキャナ情報記憶部302は、受信部301により受信された携帯端末100の識別情報およびスキャン結果(または位置情報)を記憶する部分である。
スキャン間隔決定部303は、グループに分けされた携帯端末100の群のうち、一の携帯端末100と他の携帯端末とのスキャン間隔を区別して決定する部分である。すなわち、スキャン間隔決定部303は、予め定めたタイミング、または複数の携帯端末からそのスキャン結果等を受信すると、各携帯端末100のスキャン結果に基づいて、同じスキャン結果を送信した携帯端末100同士を同じグループとなるように、各携帯端末100を一または複数のグループに分類する。そして、そのグループに分類された各携帯端末100のうちの代表となる携帯端末100とそれ以外の他の携帯端末100とを決定する。なお、一部異なったスキャン結果であったとしても、予め定めた誤差の範囲であれば同じスキャン結果と判断してもよい。
また、代表となる携帯端末100は、他の携帯端末100より電池残量が多いなど、予め定めた条件に従ったものとしてもよいし、任意に定めたものとしてもよい。また、グループ分けは、携帯端末100同士に分けているが、固定端末150を含めてグループ分けしてもよい。その場合、代表となる端末としては、固定端末150を選択することが好ましい。
そして、代表となる一の携帯端末100に対して予め定めたスキャン間隔を決定し、他の携帯端末100に対しては、そのスキャン間隔を無限大(すなわちスキャン停止とする)または長くなるように決定する。なお、代表となる携帯端末100に対しては、改めてスキャン間隔を決定することなく、そのスキャン間隔を現状維持とするようにしてもよい。
通知部304は、決定された代表となる携帯端末100に対してそのスキャン間隔を通知する。また、スキャン間隔を無限大または長く決定された他の携帯端末100に対しては、そのそれぞれにおいてスキャン間隔を通知し、またはスキャンの停止を通知する。
図10は、サービスサーバ300と携帯端末100との間の処理を示すシーケンス図である。この図では携帯端末100として、携帯端末Aと携帯端末Bとを示す。
携帯端末A(携帯端末100相当)において、近距離無線通信部101によるスキャン処理が行なわれ(S401)、判断部105によりスキャン結果に基づいたスキャン間隔が決定される(S402)。ここでのスキャン間隔の決定は、上述したとおりである。そして、携帯端末Aからサービスサーバ300に対して、その装置IDとともに、スキャン結果(タグIDおよびスキャン日時)に加えて位置情報が通知される(S403)。
また、携帯端末Bにおいて、近距離無線通信部101によるスキャン処理が行なわれ(S404)、判断部105によりスキャン結果に基づいたスキャン間隔が決定される(S405)。ここでのスキャン間隔の決定も、上述したとおりである。そして、携帯端末Bからサービスサーバ300に対して、装置IDとともに、スキャン結果および位置情報が通知される(S406)。
サービスサーバ300において、同じスキャン結果を送信した複数の携帯端末100からスキャン結果および位置情報が送信されると(S403、S406)、スキャン結果に基づいたグループ分けが行なわれ、そして各グループ内における各携帯端末100のスキャン間隔が決定される(S407)。ここでは、他の携帯端末100となる携帯端末Aのスキャン間隔を長くし、代表の携帯端末100となる携帯端末Bのスキャン間隔を短く設定する。これにより、少なくとも携帯端末Aの電池消費を低減することができる。なお、携帯端末Aのみのスキャン間隔を長くする、またはスキャン停止とするようにしてもよい。
そして、このように決定したスキャン間隔の指示が携帯端末Aおよび携帯端末Bにそれぞれ行なわれる(S408、S410)。携帯端末AおよびBのそれぞれにおいては、スキャン間隔の指示を受けると、サービスサーバ300から指示されたスキャン間隔が設定される(S409、S411)。
つぎに、このサービスサーバ300の処理の詳細について説明する。図11は、サービスサーバ300の処理を示すフローチャートである。
各携帯端末100から、装置IDとともに、スキャン結果および位置情報が受信される(S501)。そして、位置情報に基づいて携帯端末100が分類される(S502)。すなわち、同じスキャン結果を送信した携帯端末100同士を同じグループとして分類する。
そして、分類したグループごとにスキャン間隔が決定され(S503)、そのグループのうち代表となる携帯端末100に対して決定したスキャン間隔を通知し、それ以外の他の携帯端末100に対しては、それより長いスキャン間隔を通知する(S504)。なお、他の携帯端末100に対しては、スキャン間隔を長くしてもよいし、スキャン停止とする指示を送ってもよい。
そして、所定時間が経過すると、代表となる各携帯端末および各他の携帯端末は、再度サービスサーバ300に対してスキャン結果および位置情報を送信し、サービスサーバ300においては、そのスキャン結果に応じてグループ分け処理を行い、スキャン間隔の再設定を行なう。
なお、本変形例においては、スキャン結果と位置情報とを送っていたが、スキャン結果のみを送るようにしてもよい。本変形例においては、携帯端末AおよびBが同じスキャン結果を得ていたということは、携帯端末AおよびBにより検出される無線タグの検出範囲は、同じまたは類似しているということを示している。すなわち、携帯端末AおよびBは、類似エリアを形成するということになる。よって、このような類似エリアを形成する携帯端末100同士は、いずれか一方のみスキャン処理を行ない、他方はスキャンをしないまたはその間隔を長くすることで、消費電力を低減することができる。
ただし、無線タグを検出できなかったというスキャン結果である場合には、位置情報に基づいて携帯端末100を分類するようにしてもよい。また、装置IDから位置情報を取得するようにしてもよい。アクセスポイントなど、固定端末である場合には、予めその設定位置(座標)が定められていることから、の設置位置の管理テーブルに基づいて装置IDから位置情報を取得するようにしてもよい。
また、本変形例においても、位置情報に基づいてスキャン間隔を決定するようにしてもよい。すなわち、グループ分けに位置情報を用いることのほか、位置情報に基づいて所定の地域にいると判断できる場合には、予め定めたスキャン間隔を決定するようにしてもよい。
このサービスサーバ300を用いた実施形態においては、グループ分けをして、その代表となる携帯端末100がスキャンを行なうような構成であるが、さらに以下のような処理をしてもよい。
すなわち、サービスサーバ300において、受信部301(ここでは取得部に相当)は一または複数の携帯端末100からスキャン結果を定期的に受信して、スキャナ情報記憶部302は、各携帯端末100におけるスキャンした無線タグのスキャン履歴を記憶する。ここでは、グループ分けをしてもしなくてもよい前提とする。そして、サービスサーバ300において、スキャン間隔決定部303は、携帯端末100のスキャン履歴(無線タグID)から、その組合せ(装置IDとタグID)が変わらないと判断する場合には、その携帯端末のスキャン間隔を、直近のスキャン間隔よりも長く設定する。その組合せが変わらないということは、新たなスキャン対象となる無線タグがないということであり、その場合には無駄なスキャンを行なうことになるためである。例えば、自宅にいて自分の携帯端末100と無線タグとがある場合において、同時に存在はしているが、新しい無線タグを発見する確率は低いため、そのような場合にはスキャン間隔を長くすることがよい。
つぎに、本実施形態およびその変形例における携帯端末100の作用効果について説明する。携帯端末100の作用効果について説明する。位置情報等に基づいた判断処理を行なう携帯端末100においては、以下の通りの作用効果がある。
この携帯端末100において、近距離無線通信部101は、事前に設定されたスキャン間隔で無線タグ200から発信される電波をスキャンして、その無線タグ200を検出する。そして、判断部105は、無線タグをスキャンする必要性を判断する。ここでは、判断部105は、位置測位部106により測位された位置情報が予め定めた地域内にあるか否か、加速度センサ107により検出されたセンサ値が所定の動作または移動速度で行動しているか否か、タイマ108により計時された日時が所定時間帯であるか否かに応じて、スキャンが必要であるか否かを判断する。そして、判断部105は、無線タグ200をスキャンする必要性がないと判断されると、スキャン間隔を事前に設定された値より長く設定する。なお、スキャン間隔を無限大に設定することで、スキャン処理を停止することもできる。
このようにして、近距離無線通信部101は、設定されたスキャン間隔でスキャン処理を行なうことで、電力消費を低減しつつ効果的にスキャン処理を実現することができる。
なお、上述本実施形態においては、スキャン間隔を長くして電力消費を低減する観点で説明したが、それに限るものではない。本実施形態の携帯端末100においては、その周囲の無線タグが多いなどスキャンする必要性が高い場合には、スキャン間隔を短くすることで、そのスキャン頻度を高めるようにしてもよい。それにより、より高頻度でスキャンをすることができ、より多くの無線タグを検出することができ、無線タグを検出し損ねることを防止することができる。よって、スキャン処理を効果的に行なうことができる。本実施形態においては、スキャンの必要性に応じて、スキャン間隔を長くする、または短くする、少なくともいずれか一方の制御をすればよい。
つぎに、過去のスキャン結果に基づいた判断処理を行なう携帯端末100について説明する。この携帯端末100においては、直近の無線タグ200の数に基づいて、無線タグをスキャンする必要があるか否かを判断することができる。すなわち、スキャン結果記憶部102に記憶されている過去のスキャン結果に基づいて、無線タグ数に応じたスキャン間隔を設定することで、無線タグ数が多ければ、スキャンが必要であると判断して、そのスキャン間隔を短く設定することができる。逆に不要である場合にはスキャン間隔を長く設定することができる。
つぎに、無線タグの存在傾向に基づく判断処理を行なう携帯端末100について説明する。この携帯端末100において、直近の予め定めた時間帯において無線タグを検出する頻度が少なくなる傾向にある場合には、無線タグが存在している可能性が低いと判断する。すなわち、直近の所定時間T1におけるタグ情報X1と直近所定時間T2(>T1)におけるタグ情報X2とを比較し、その重複するタグ数Nに基づいて無線タグが増加傾向にあるのか、減少傾向にあるのかを判断することができる。増加傾向にある場合には、スキャンが必要であると判断し、減少傾向にある場合にはスキャンは不要であると判断し、それに応じたスキャン間隔を設定することができる。
つぎに、サービスサーバ300を用いて、携帯端末100の周囲に他の携帯端末100が存在するか否かに基づいて、そのスキャン間隔を変える作用効果について説明する。
このサービスサーバ300は、受信された複数の携帯端末100のスキャン結果に基づいて、複数の携帯端末100のそれぞれが互いに所定範囲内に入っているもの同士を同じグループとして、一または複数のグループに分類する。そして、スキャン間隔決定部303は、同じグループ内において、複数の携帯端末100のうち一の携帯端末100を除いた他の携帯端末100のスキャン間隔を、一の携帯端末100のスキャン間隔より長く決定し、それを携帯端末100に通知することで、設定することができる。
すなわち、複数の携帯端末100が同一地域にいる場合においては、いずれか一つだけスキャン処理を行なえばよい。したがって、それ以外の携帯端末100においてはスキャン処理を長く設定する。これによって、携帯端末100におけるスキャン処理による電力消費を低減することができる。
一方で、携帯端末100においては、複数の携帯端末がスキャンするスキャン範囲を管理するサービスサーバ300からスキャン間隔を示す指示を受けると、通信制御部104は、当該指示に基づいたスキャン間隔を設定することで、サービスサーバ300において管理している状態(類似エリアを形成する他の携帯端末100など)に応じて定められたスキャン間隔でのスキャンを可能にする。これにより、自装置の環境に応じたスキャン間隔の設定を受けることができ、新しく無線タグ200がはいってきた場合においても迅速にスキャン処理を行なうといった対応を可能にする。
なお、上記実施の形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、本発明の一実施の形態における携帯端末100およびサービスサーバ300などは、本実施形態の携帯端末100およびサービスサーバ300の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図3は、本実施形態に係る携帯端末100およびサービスサーバ300のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の携帯端末100およびサービスサーバ30020は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。携帯端末100およびサービスサーバ300のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
携帯端末100およびサービスサーバ300における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信や、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、通信制御部104および判断部105などは、プロセッサ1001で実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールやデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、携帯端末100およびサービスサーバ300は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施の形態に係る無線通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、上述の近距離無線通信部101および無線通信部103は、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001やメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、携帯端末100およびサービスサーバ300は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
以上、本実施形態について詳細に説明したが、当業者にとっては、本実施形態が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本実施形態は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本実施形態に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
情報等は、上位レイヤ(または下位レイヤ)から下位レイヤ(または上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)によって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。
本明細書で使用する「システム」および「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスで指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的なものではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本明細書で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素(例えば、TPCなど)は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的なものではない。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
「含む(including)」、「含んでいる(including)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本明細書において、文脈または技術的に明らかに1つのみしか存在しない装置である場合以外は、複数の装置をも含むものとする。