JP6699511B2 - 湿度計測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載されてなる湿度計測装置に関する。
従来、湿度計測装置の一例として、特許文献1に開示された技術がある。特許文献1の湿度計測装置は、内燃機関の吸入空気の湿度を計測する湿度計測装置であって、湿度を検出する湿度センサのセンサ素子の表面に水滴が付着しているか否かを、吸入空気の湿度と温度の変化に基づいて判定する水滴付着判定部を有している。
また、水滴付着判定部は、絶対水分量が、吸入空気の圧力に応じて設定される基準値よりも大きく変化しているか否かを判断し、基準値よりも大きく変化している場合には、湿度センサのセンサ素子の表面に水滴が付着していると判定する。
国際公開第2015/87644号
しかしながら、湿度センサのセンサ素子の表面に水滴が付着しているか否かは、吸入空気の圧力だけでは正しく判定できないという問題がある。また、上記湿度計測装置では、湿度が100%付近であることを示す信号を出力するまで水滴が付着していることを判定できないため応答性が低いという問題がある。
本開示は、上記問題点に鑑みなされたものであり、誤検出を抑制しつつ、高応答で水付着を検出できる湿度計測装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本開示は、
車両に設けられ、空気の湿度を検出するための湿度センシング部(21b)を備えた湿度計測装置であって、
湿度センシング部で検出された湿度の時間的な変動量、又は、湿度の時間的な変動量に相関する情報である湿度情報を取得する湿度情報取得部(S10、S11)と、
車両の運転状態を示す情報、及び湿度センシング部の搭載環境の情報の少なくとも一つを含む車両情報を取得する車両情報取得部(S12)と、
取得した車両情報に基づいて、湿度センシング部に水が付着しているか否かを判定するための閾値を設定する閾値設定部(S13)と、
湿度情報と閾値とを比較して、湿度情報が閾値に達した場合に、湿度センシング部に水が付着していると判定する付着判定部(S14)と、を備え
車両情報取得部は、車両情報として車両の車速、又は車速の時間変化を取得し、
閾値設定部は、車両情報取得部が車両情報として車速を取得した場合、車速が遅い場合より早い場合の方が閾値を大きな値とし、車両情報取得部が車両情報として車速の時間変化を取得した場合、車速の時間変化が小さい場合より大きい場合の方が閾値を大きな値とすることを特徴とする。
このように、本開示は、取得した車両情報に基づいて閾値を設定して、湿度情報が閾値に達した場合に、湿度センシング部に水が付着していると判定する。このため、本開示は、湿度が100%付近になるよりも先に、湿度センシング部に水が付着していると判定することができる。よって、本開示は、湿度センシング部に水が付着していることを高応答で検出できる。また、本開示は、湿度センシング部に水が付着しているか否かを判定するための閾値を、上記のような車両情報に応じて設定しているため誤検出を抑制できる。
なお、特許請求の範囲、及びこの項に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態におけるエアフロメータの概略構成を示す斜視図である。 第1実施形態におけるエアフロメータの取り付け状態を示す断面図である。 第1実施形態における湿度センサ装置の概略構成を示す透視斜視図である。 第1実施形態における湿度センサチップの概略構成を示す断面図である。 第1実施形態におけるエアフロメータを含むシステムの概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態における湿度処理部の処理動作を示すフローチャートである。 第1実施形態における湿度変動量の時間変位を示すグラフである。 相対湿度の時間変位を示すグラフである。 高速走行時と低速走行時の相対湿度の時間変位を示すグラフである。 第1実施形態における湿度変動量と、閾値との関係を示すグラフである。 第2実施形態における湿度処理部の処理動作を示すフローチャートである。 第2実施形態における各種車両情報と閾値との関係を示す表である。 第2実施形態における各種車両情報と閾値との関係を示す表である。
以下において、図面を参照しながら、発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において、先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において、構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を参照し適用することができる。ステップ番号に関しても同様に、先行して説明した他の形態を参照し適用することができる。
(第1実施形態)
本実施形態では、一例として、本発明を湿度センサ装置20に適用して例を採用する。また、この湿度センサ装置20は、図1などに示すように、エアフロメータ100に取り付けられている。よって、エアフロメータ100は、湿度測定機能付のエアフロメータと言える。
エアフロメータ100は、内燃機関(以下、エンジン)を備えた車両に搭載される。そして、エアフロメータ100は、エンジンの吸気システムに適用されるものである。エアフロメータ100は、エンジンの気筒に吸入される吸入空気(以下、吸気)の流量を測定する熱式の空気流量測定機能を有している。エアフロメータ100は、ダクト1内を流れる吸気の流量及び吸気の湿度に対応したセンサ出力信号を、外部装置であるエンジン制御装置200に対して出力する。なお、外部装置とは、エアフロメータ100と別体に設けられた装置であり、エアフロメータ100と電気的に接続された装置である。以下においては、吸気の流量を吸気流量、吸気の湿度を吸気湿度、エンジン制御装置を制御装置とも称する。
まず、図1〜図5を用いて、湿度センサ装置20、及び湿度センサ装置20が取り付けられたエアフロメータ100の構成に関して説明する。
エアフロメータ100は、流量センサ装置10と湿度センサ装置20とハウジング30とを備えている。エアフロメータ100は、図1、図2に示すように、ハウジング30に、流量センサ装置10と湿度センサ装置20とが設けられている。
エアフロメータ100は、図2に示すように、吸気管(吸気ダクト)又はエアクリーナのアウトレットダクト等のダクト1に着脱自在に取り付けられる。エアフロメータ100は、ダクト1の壁面に貫通して形成されたセンサ挿入孔に、一部がダクト1内の主流路1aに配置されるように挿し込まれている。つまり、エアフロメータ100は、ダクト1に取り付けられた状態で、流量センサ装置10の一部と湿度センサ装置20の一部が、吸気が流れる環境に配置されることになる。なお、流量センサ装置10の一部は、後程説明する流量センシング部11を含んでいる。一方、湿度センサ装置20の一部は、後程説明する湿度センシング部21b、温度センシング部21cを含んでいる。
ハウジング30は、一例として、図1、図2に示すように、バイパス部30a、嵌合部30b、Oリング30c、コネクタ部30d、固定部30eを備えた構成を採用する。
バイパス部30aは、主流路1aを流れる吸気の一部が通過するバイパス流路14a及びサブバイパス流路15aを形成している。バイパス流路14aは、バイパス流路入口14bとバイパス流路出口14cとの間の流路である。サブバイパス流路15aは、バイパス流路14aを流れる吸気の一部が、サブバイパス流路入口15bから流入する流路である。
嵌合部30bは、ダクト1のセンサ挿入孔にOリング30cを介して嵌合する部位である。コネクタ部30dは、流量センサ装置10及び湿度センサ装置20と、制御装置200などの外部装置との電気的な接続を行うための端子を囲う部位である。つまり、端子は、流量センサ装置10及び湿度センサ装置20のそれぞれと電気的に接続されており、且つ、制御装置200と電気的に接続可能に構成されている。固定部30eは、エアフロメータ100をダクト1に固定するための部位である。
なお、ここでは、ハウジング30に関して簡単に説明した。このハウジング30は、例えば、特開2016−109625号公報に記載されたハウジングを参照して採用できる。また、エアフロメータ100は、一例として、端子を介して制御装置200と電気的に接続可能に構成されている例を採用したが、制御装置200とセンサ信号などを通信できる構成であればよい。よって、エアフロメータ100は、制御装置200と無線通信できるように構成されていてもよい。
流量センサ装置10は、サブバイパス流路15aを流れる吸気流量に対応したセンサ信号を出力する。この吸気流量に対応したセンサ信号は、流量信号とも称することができる。なお、流量信号は、サブバイパス流路15aを流れる吸気流量を示すセンサ信号とも言える。流量センサ装置10は、図2に示すように、流量センシング部11と、流量処理部12と、流量センシング部11と流量処理部12とを収容する流量センサハウジング13とを備えている。
流量センシング部11は、ハウジング30がダクト1に取り付けられた状態で、サブバイパス流路15aに配置される。流量処理部12は、流量センシング部11と電気的に接続されており、流量センシング部11に対する入出力信号を制御する。また、流量処理部12は、コネクタ部30dの端子と電気的に接続されている。これによって、エアフロメータ100は、流量信号を制御装置200に出力可能となっている。なお、流量センサ装置10は、例えば、特開2015−90338号公報に記載された流量センサを参照して採用できる。
湿度センサ装置20は、主流路1aを流れる吸気湿度に対応したセンサ信号を出力する。さらに、湿度センサ装置20は、主流路1aを流れる吸気の温度(吸気温度)に対応したセンサ信号を出力する。この吸気湿度に対応したセンサ信号は、湿度信号と称すことができる。また、温度に対応するセンサ信号は、温度信号と称することができる。なお、湿度信号は、主流路1aを流れる吸気湿度を示すセンサ信号とも言える。また、温度信号は、主流路1aを流れる吸気温度を示すセンサ信号とも言える。
本実施形態では、湿度センサ装置20として相対湿度を検出する相対湿度を採用する。しかしながら、本発明は、これに限定されず、湿度センサ装置20として重量絶対湿度センサであっても採用できる。つまり、本発明は、湿度センサ装置20として重量絶対湿度センサを採用しても、以下に説明する効果を奏することができる。
湿度センサ装置20は、後程説明する湿度センシング部21bに、結露などにより水が付着した時に、湿度信号の時間変化が閾値Thを超えたとき結露と判断する。この閾値Thは、車速やエンジン回転数、吸気流量などの車両情報に基づいて設定される。この点に関しては、後程説明する。
湿度センサ装置20は、図1に示すように、流量センサ装置10とは異なり、バイパス部30aの外部に設けられている。つまり、湿度センサ装置20は、主流路1aに配置されている。しかしながら、本発明は、これに限定されず、バイパス流路14aやサブバイパス流路15aに湿度センサ装置20が配置されていてもよい。
湿度センサ装置20は、図3に示すように、湿度センサチップ21と、湿度処理部22と、湿度センサ基板23と、ワイヤ24と、端子25と、封止部26とを備えている。なお、図3では、封止部21gの内部構成をわかりやすくするために、封止部21gを点線で示し、封止部21gで封止された構成要素を実線で示している。
湿度センサチップ21と湿度処理部22とは、湿度センサ基板23を介して電気的に接続されている。湿度センサ基板23は、例えば、絶縁性の基材に導電性の配線が形成されている。そして、湿度センサチップ21と湿度処理部22とは、この配線を介して電気的に接続されている。よって、湿度処理部22は、湿度センサチップ21に設けられた湿度センシング部21bから出力される湿度信号と、湿度センサチップ21に設けられた温度センシング部21cから出力される温度信号とを得ることができる。
湿度センサ基板23は、リードフレームの一部に実装されている。また、湿度センサ基板23は、リードフレームにおける他の一部である端子25とワイヤ24を介して電気的に接続されている。また、封止部26は、端子25の先端が露出した状態で、他の構成要素21〜25に密着しつつ、他の構成要素21〜25を覆っている。よって、湿度センサ装置20は、封止部26によって他の構成要素21〜25が保護されている。
端子25は、封止部26から露出した部分が、コネクタ部30dの端子と電気的に接続されている。これによって、湿度処理部22は、センサ基板23とワイヤ24と端子25を介して、コネクタ部30dの端子と電気的に接続されている。このため、エアフロメータ100(湿度処理部22)は、湿度信号と温度信号とを制御装置200に出力可能となっている。さらに、湿度処理部22は、制御装置200から各種センサ信号を取得可能に構成されている。
湿度センサチップ21は、図4に示すように、基板21aと、電極21dと、接合材21eと、ワイヤ21fと、封止部21gとを備えている。図4は、図3のIII−III線に沿う、湿度センサチップ21の断面図である。
基板21aは、湿度センシング部21bと温度センシング部21cとが形成されている。湿度センシング部21bは、吸気湿度を検出する部位である。温度センシング部21cは、吸気温度を検出する部位である。このように、湿度センシング部21bと温度センシング部21cは、一つの基板21aに設けられている。よって、温度センシング部21cは、湿度センシング部21bが湿度を検出している場所と同じ場所の温度を検出することができる。なお、湿度センシング部21bと温度センシング部21cは、隣り合って設けられている、又は、近傍に設けられていると言える。このため、温度信号は、湿度センサ装置20の温度を示すセンサ信号、すなわちセンサ温度とも言える。
湿度センシング部21bは、例えば結露などによって水が付着することがある。湿度センシング部21bは、水が付着してしまうと、適切に吸気湿度を検出することができない。そこで、湿度処理部22は、湿度センシング部21bに水が付着しているか否かを判定する。この点に関しては、後程詳しく説明する。
なお、基板21aは、接合材21eを介して台座に接合されている。この台座は、例えば、電極21dを含むリードフレームにおけるダイパッドなどを採用できる。
また、基板21aは、湿度センシング部21bと温度センシング部21cのそれぞれに電気的に接続された電極を備えており、この電極にワイヤ21fの一部が電気的に接続されている。このワイヤ21fは、他の一部が電極21dに電気的に接続されている。よって、基板21aは、湿度センシング部21bと温度センシング部21cのそれぞれが、ワイヤ21fを介して電極21dと電気的に接続されている。
封止部21gは、湿度センシング部21bと電極21dの一部が露出した状態で、他の構成要素21a〜21fに密着しつつ、他の構成要素21a〜21fを覆っている。よって、湿度センサチップ21は、封止部21gによって他の構成要素21a〜21fが保護されている。なお、湿度センサチップ21は、電極21dにおける封止部21gから露出した部分と、湿度センサ基板23の配線とが、はんだなどの導電性の接続部材を介して電気的に接続されている。
本実施形態では、温度センシング部21cを備えて湿度センサ装置20を採用している。しかしながら、本発明は、これに限定されず、温度センシング部21cを備えていない湿度センサ装置20であっても採用できる。
また、図5に示すように、エアフロメータ100は、制御装置200に電気的に接続されている。制御装置200は、エアフロメータ100に加えて、車速センサ310、スロットル開度センサ320、クランク角センサ330、外気温センサ340、大気圧センサ350などと電気的に接続されている。さらに、制御装置200は、制御対象400としてのエンジンと電気的に接続されており、エンジン制御を行う。
車速センサ310は、車両の走行速度である車速を示すセンサ信号を出力する。スロットル開度センサ320は、車両のスロットル開度を示すセンサ信号を出力する。クランク角センサ330は、エンジン回転数を示すセンサ信号を出力する。外気温センサ340は、車両の外気の温度(外気温度)を示すセンサ信号を出力する。大気圧センサ350は、車両の外気の気圧を示すセンサ信号を出力する。
車速を示すセンサ信号、スロットル開度を示すセンサ信号、エンジン回転数を示すセンサ信号、及び上記流量信号のそれぞれは、閾値Thを設定するための車両情報として用いることができる。本実施形態では、閾値Thを設定するための車両情報の一例として、車速を示すセンサ信号を採用する。
このため、湿度処理部22は、車速を示すセンサ信号を得ることが可能に構成されていればよく、スロットル開度を示すセンサ信号、エンジン回転数を示すセンサ信号、流量信号を得ることが可能に構成されていなくてもよい。つまり、湿度処理部22は、車速を示すセンサ信号、スロットル開度を示すセンサ信号、エンジン回転数を示すセンサ信号、及び流量信号のうち、閾値Thを設定するのに必要なセンサ信号を得ることが可能に構成されていればよい。
また、閾値Thを設定するための車両情報としては、車速の時間変化、スロットル開度の時間変化、エンジン回転数の時間変化、吸気流量の時間変化のそれぞれを採用することができる。この場合、湿度処理部22は、これらの時間変化を得ることができる構成とする。例えば、車速の時間変化を採用する場合、湿度処理部22は、車速の時間変化を得ることができる構成とされる。また、湿度処理部22は、各センサから出力されたセンサ信号に基づいて、自身で各時間変化を得る構成であってもよいし、制御装置200などから各時間変化を取得する構成であってもよい。さらに、湿度処理部22は、上記センサ信号と同様に、閾値Thを設定するのに必要な時間変化を得ることが可能に構成されていればよい。
なお、各時間変化は、対応するセンサ信号に相関する情報と言える。例えば、車速の時間変化は、車速に相関する情報である。
制御装置200は、CPU、ROMとRAMを含むメモリ、入力部、出力部、電源回路など含むマイクロコンピュータを備えている。制御装置200は、エアフロメータ100から出力された流量信号や湿度信号と、各センサ310〜350から出力されたセンサ信号を取得可能に構成されている。
制御装置200は、取得した流量信号、湿度信号、各種センサ信号などを用いて、空燃比制御、燃料噴射制御などのエンジン制御を行う。例えば、制御装置200は、取得した流量信号や湿度信号に基づいて、インジェクタの噴孔からエンジン400に噴射供給する燃料噴射量を演算する。そして、制御装置200は、この演算した燃料噴射量に応じてインジェクタの通電時間(開弁期間)を可変制御する。
近年では、低燃費化を図るという目的で、周囲の環境(天候等)に対応した高度なエンジン制御が求められている。このため、エンジン制御では、エアクリーナを通ってエンジン400の気筒に供給される吸気流量だけでなく、吸気流量以外の物理量である湿度等も高応答で高精度に計測することが求められている。エアフロメータ100は、このような要求に対応するために、流量センサ装置10に加えて、湿度センサ装置20が設けられており、流量信号と湿度信号を制御装置200に出力している。
ここで、図6〜図10を用いて、湿度センサ装置20の処理動作に関して説明する。湿度センサ装置20は、車両のイグニッションスイッチがオンの間や、車両が走行している間に、湿度処理部22が図6のフローチャートに示す処理を実行する。
ステップS10では、湿度データを取得する(湿度情報取得部)。湿度処理部22は、湿度センシング部21bから湿度データを取得する。つまり、湿度処理部22は、湿度変動量を演算するために、湿度センシング部21bから出力される湿度信号を逐次取得する。
ステップS11では、湿度変動量(ΔRH/Δtime)を演算する(湿度情報取得部)。湿度処理部22は、ステップS10で取得した湿度信号の時間的な変動量を演算する。
ステップS12では、車両情報を取得する(車両情報取得部)。湿度処理部22は、制御装置200から車両情報として車速を示すセンサ信号を取得する。つまり、湿度処理部22は、閾値Thを設定するために、制御装置200から出力される車速を示すセンサ信号を逐次取得する。
ステップS13では、閾値Thを設定する(閾値設定部)。湿度処理部22は、湿度センシング部21bに水が付着しているか否かを判定する際に、湿度変動量(ΔRH/Δtime)と比較するための閾値Thを設定する。
車両は、車速が早いと環境の変化が早くなるため外気湿度の変化も早くなる。つまり、相対湿度は、図9の一点鎖線で示すように車両が低速走行中の場合よりも、図9の実線で示すように車両が高速走行中の場合の方が、変化が早くなる。
よって、湿度処理部22は、図10に示すように、車速が早い場合の閾値Th1を、車速が遅い場合の閾値Th2よりも大きな値とする。つまり、湿度処理部22は、車速が早くなるにつれて、閾値Thとして大きな値を設定する。なお、閾値Thは、水付着判定閾値と称することもできる。
このように、湿度処理部22は、車速が遅い場合よりも早い場合に閾値を上げることで、実湿度変動による結露の誤検出を抑制できる。つまり、湿度処理部22は、湿度が高いだけで、湿度センシング部21bに水が付着していない場合に、湿度センシング部21bに水が付着していると誤検出することを抑制できる。また、湿度処理部22は、閾値Thを適切な値に設定することができると言える。
なお、湿度処理部22は、閾値Thを設定するための車両情報として車速の時間変化を採用した場合も同様に、時間変化が大きい場合の閾値Th1を、時間変化が小さい場合の閾値Th2よりも大きな値とする。
ステップS14では、湿度変動量(ΔRH/Δtime)>閾値Thであるか否かを判定する。湿度処理部22は、湿度変動量が閾値を超えていない場合、湿度センシング部21bに水が付着していないと判定してステップS10、S12へ戻る。一方、湿度処理部22は、湿度変動量が閾値Thを超えていた場合、湿度センシング部21bに水が付着していると判定してステップS15へ進む。湿度変動量は、湿度情報に相当する。ステップS14は、付着判定部に相当する。
また、湿度処理部22は、湿度変動量が閾値Thを超えた場合、瞬時に、湿度センシング部21bに水が付着していると判定すると好ましい。つまり、湿度処理部22は、湿度変動量が閾値Thを超えている状態が所定時間継続した場合や、湿度変動量が閾値Thを超えた回数が所定回数に達した場合に付着と判定するのではなく、湿度変動量が閾値Thを超えたタイミングで付着と判定すると好ましい。これによって、湿度処理部22は、湿度センシング部21bに水が付着している状態を、いち早く検出できる。
ステップS15では、フェールセーフモードへ移行する。湿度処理部22は、フェールセーフモードへ移行した場合、湿度センシング部21bで検出された湿度信号のかわりに、予め設定された固定値を出力する。この固定値は、例えば、制御装置200が湿度信号を用いてエンジン制御を行う際に、走行機能や排ガスに障害が発生しないような値を採用できる。これによって、湿度センサ装置20は、車両の誤作動を抑制できる。なお、湿度処理部22は、湿度センシング部21bに水が付着していないと判定した場合、湿度センシング部21bで検出された湿度信号を出力する。
なお、本発明は、制御装置200が図6のフローチャートに示す処理を実行するものであってもよい。この場合、湿度計測装置は、湿度センサ装置20に加えて、制御装置200の一部、すなわち、制御装置200における上記湿度処理部22の処理を行う部位を含むことになる。
さらに、本発明は、図6のフローチャートに示す処理を実行する部位が、エアフロメータ100における湿度センサ装置20とは別に設けられていてもよい。この場合、湿度計測装置は、湿度センサ装置20に加えて、エアフロメータ100の一部、すなわち、エアフロメータ100における上記湿度処理部22の処理を行う部位を含むことになる。
ここで、比較例の湿度計測装置を用いつつ、湿度センサ装置20の効果に関して説明する。比較例の湿度計測装置は、湿度が100%付近である場合に、湿度センシング部に水が付着していると判定するものとする。
図8に示すように、比較例の湿度計測装置では、タイミングt0で結露が生じた場合、タイミングt1になるまで水が付着していると判定できない。つまり、このような湿度計測装置は、応答性が低い。これに対して、湿度センサ装置20は、図7に示すように、タイミングt0で湿度センシング部21bに水が付着していると判定できる。
このように、湿度センサ装置20は、湿度変動量に基づいて、湿度センシング部21bに水が付着しているか否かを判定しているため、湿度センシング部21bに水が付着していることを迅速に判定できる。すなわち、湿度センサ装置20は、湿度センシング部21bに水が付着していることを高応答で検出できる。
また、湿度センサ装置20は、湿度変動量に基づいて湿度センシング部21bに水が付着しているか否かを判定しているため、応答遅れによる検出誤差が無くなり湿度センシング部21bに水が付着していることを高感度に検出できる。つまり、湿度センサ装置20は、湿度センシング部21bに水が付着していることを、早く正しく水が付着していると判定できる。
さらに、湿度センサ装置20は、上記のように湿度センシング部21bに水が付着しているか否かを判定するための閾値Thを車両情報(車速)に応じて設定しているため誤検出を抑制できる。
なお、本実施形態では、閾値Thと比較する値として湿度変動量を採用している。しかしながら、本発明は、これに限定されず、湿度と温度の変化比率など湿度変動量に相関する情報であっても採用できる。この場合、湿度処理部22は、ステップS10、S11のかわりに、湿度変動量に相関する情報を取得する処理を行ってもよい。また、本発明は、湿度変動量に相関する情報を採用した場合であっても、湿度変動量を採用した場合と同様の効果を奏することができる。湿度変動量に相関する情報は、湿度情報に相当する。
ここで、閾値Thを設定するための車両情報として、車速以外のセンサ信号を用いた場合について説明する。
エンジン回転数を用いて閾値Thを設定する場合に関して説明する。車両は、仮に同じスロットル開度であれば、エンジン回転数が早いほど、吸入空気量が多くなる。ダクト1内は、吸入空気量が多くなると、外気における湿度環境の変化に応じて湿度変化も早くなる。このため、湿度処理部22は、エンジン回転数が早い場合の閾値Th1を、エンジン回転数が遅い場合の閾値Th2よりも大きな値とする。これによって、湿度処理部22は、実湿度変動による結露の誤検出を抑制できる。なお、湿度処理部22は、車両情報としてエンジン回転数の時間変化を採用した場合も同様に、時間変化が大きい場合の閾値Th1を、時間変化が小さい場合の閾値Th2よりも大きな値とする。
吸気流量を用いて閾値Thを設定する場合に関して説明する。上記のように、ダクト1内は、吸入空気量が多くなると、外気における湿度環境の変化に応じて湿度変化も早くなる。このため、湿度処理部22は、吸気流量が多い場合の閾値Th1を、吸気流量が少ない場合の閾値Th2よりも大きな値とする。これによって、湿度処理部22は、実湿度変動による結露の誤検出を抑制できる。なお、湿度処理部22は、車両情報として吸気流量の時間変化を採用した場合も同様に、時間変化が大きい場合の閾値Th1を、時間変化が小さい場合の閾値Th2よりも大きな値とする。
スロットル開度を用いて閾値Thを設定する場合に関して説明する。車両は、スロットル開度が大きくなると、吸入空気量が多くなる。上記のように、ダクト1内は、吸入空気量が多くなると、外気における湿度環境の変化に応じて湿度変化も早くなる。このため、湿度処理部22は、スロットル開度が大きい場合の閾値Th1を、スロットル開度が小さい場合の閾値Th2よりも大きな値とする。これによって、湿度処理部22は、実湿度変動による結露の誤検出を抑制できる。なお、湿度処理部22は、車両情報としてスロットル開度の時間変化を採用した場合も同様に、時間変化が大きい場合の閾値Th1を、時間変化が小さい場合の閾値Th2よりも大きな値とする。
なお、上記のように、閾値Thを設定するための車両情報は、車両の走行状態を示す情報や、車両の運転状態を示す情報などと言い換えることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、上記実施形態に何ら制限されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。
(第2実施形態)
図11〜図13を用いて、本実施形態における湿度センサ装置20の処理動作に関して説明する。
上記実施形態では、閾値Thを設定するための車両情報として、車両の走行情報を示す情報を採用した。しかしながら、本発明は、閾値Thを設定するための車両情報として、センサ温度に関する情報であっても採用できる。
図13(a)に示すように、閾値Thを設定するためのセンサ温度に関する情報としては、センサ温度の時間変化を採用することができる。この場合、湿度処理部22は、このセンサ温度の時間変化を得ることができる構成とする。また、湿度処理部22は、センサ温度を示すセンサ信号から、自身でセンサ温度の時間変化を得る構成であってもよいし、制御装置200からセンサ温度の時間変化を取得する構成であってもよい。
湿度センシング部21bは、センサ温度変化がプラス側に大きい程結露しやすい。そこで、湿度処理部22は、プラス側におけるセンサ温度の時間変化が小さい場合の閾値Th1を、センサ温度の時間変化が大きい場合の閾値Th2よりも大きな値とする。これによって、湿度処理部22は、結露の判定感度、すなわち水付着の判定感度を高くできる。
さらに、図12(b)、図13(b)に示すように、閾値Thを設定するためのセンサ温度に関する情報としては、センサ温度と外気温度との温度差や、その温度差の時間変化を採用することができる。この場合、湿度処理部22は、この温度差や、温度差の時間変化を得ることができる構成とする。また、湿度処理部22は、吸気温度を示すセンサ信号と外気温度を示すセンサ信号とから、自身で温度差を得る構成であってもよいし、制御装置200から温度差を取得する構成であってもよい。さらに、湿度処理部22は、上記のようにして得た温度差から、自身で温度差の時間変化を得る構成であってもよいし、制御装置200から温度差の時間変化を取得する構成であってもよい。
湿度センシング部21bは、(センサ温度−外気温度)が低い程、結露しやすい。また、湿度センシング部21bは、(センサ温度−外気温度)の時間変化がマイナス側に大きい程、結露しやすい。そこで、湿度処理部22は、温度差が大きい場合の閾値Th1を、温度差が小さい場合の閾値Th2よりも大きな値とする。また、湿度処理部22は、車両情報として温度差の時間変化を採用した場合も同様に、時間変化が大きい場合の閾値Th1を、時間変化が小さい場合の閾値Th2よりも大きな値とする。これによって、湿度処理部22は、結露の判定感度、すなわち水付着の判定感度を高くできる。
本実施形態の湿度センサ装置20は、車両のイグニッションスイッチがオンの間や、車両が走行している間に、湿度処理部22が図11のフローチャートに示す処理を実行する。
ステップS20では、車両情報を取得する(判定情報取得部)。湿度センサ装置20は、湿度センシング部21bに水が付着しているか否かの判定に移行するか否かを判定するために、車両情報を取得する。ここでの車両情報は、湿度信号やセンサ温度に関する情報を採用できる。
ステップS21では、判定に移行するか否かを判定する(移行判定部)。湿度処理部22は、ステップS20で取得した車両情報と判定移行閾値Th0と比較して、湿度センシング部21bに水が付着しているか否かの判定に移行するか否かを判定する。そして、湿度処理部22は、移行すると判定した場合はステップS10、S11に進み、移行すると判定しなかった場合はステップS20へ戻る。
判定移行閾値Th0は、例えば、図12(a)に示すように、センサ温度を採用できる。この場合、湿度処理部22は、センサ温度が判定移行閾値Th0を超えている場合、ステップS21でNO判定することになり、湿度センシング部21bに水が付着しているか否かの判定を行わない。一方、湿度処理部22は、センサ温度が判定移行閾値Th0を超えていない場合、ステップS21でYES判定することになり、湿度センシング部21bに水が付着しているか否かの判定を行う。このように、湿度処理部22は、センサ温度が判定移行閾値Th0に達していない場合に限って、湿度センシング部21bに水が付着しているか否かの判定を行う。
なお、判定移行閾値Th0は、例えば、図13(a)に示すように、センサ温度の時間変化を採用できる。この場合、湿度処理部22は、センサ温度の時間変化が判定移行閾値Th0に達していない場合、ステップS21でNO判定することになり、湿度センシング部21bに水が付着しているか否かの判定を行わない。一方、湿度処理部22は、センサ温度の時間変化が判定移行閾値Th0を超えている場合、ステップS21でYES判定することになり、湿度センシング部21bに水が付着しているか否かの判定を行う。このように、湿度処理部22は、センサ温度の時間変化が判定移行閾値Th0を超えている場合に限って、湿度センシング部21bに水が付着しているか否かの判定を行う。
また、判定移行閾値Th0は、例えば、図12(b)に示すように、センサ温度と外気温度との温度差を採用できる。この場合、湿度処理部22は、温度差が判定移行閾値Th0を超えている場合、ステップS21でNO判定することになり、湿度センシング部21bに水が付着しているか否かの判定を行わない。一方、湿度処理部22は、温度差が判定移行閾値Th0を超えていない場合、ステップS21でYES判定することになり、湿度センシング部21bに水が付着しているか否かの判定を行う。このように、湿度処理部22は、温度差が判定移行閾値Th0に達していない場合に限って、湿度センシング部21bに水が付着しているか否かの判定を行う。
なお、判定移行閾値Th0は、例えば、図12(a)に示すように、センサ温度と外気温度との温度差の時間変化を採用できる。湿度処理部22は、温度差の場合と同様に、温度差の時間変化が判定移行閾値Th0を超えている場合、ステップS21でNO判定することになり、温度差が判定移行閾値Th0を超えていない場合、ステップS21でYES判定することになる。
さらに、判定移行閾値Th0は、例えば、図12(b)に示すように、湿度(湿度信号)を採用できる。この場合、湿度処理部22は、湿度が判定移行閾値Th0に達していない場合、ステップS21でNO判定することになり、湿度センシング部21bに水が付着しているか否かの判定を行わない。一方、湿度処理部22は、湿度が判定移行閾値Th0を超えている場合、ステップS21でYES判定することになり、湿度センシング部21bに水が付着しているか否かの判定を行う。このように、湿度処理部22は、湿度が判定移行閾値Th0に達している場合に限って、湿度センシング部21bに水が付着しているか否かの判定を行う。
なお、本実施形態では、閾値Thを設定するための車両情報として、センサ温度に関する情報を採用したが、上記実施形態と同様に、車両の走行情報を示す情報であっても採用できる。
1…ダクト、1a…主流路、10…流量センサ装置、11…流量センシング部、12…流量処理部、13…流量センサハウジング、14a…バイパス流路、14b…バイパス流路入口、14c…バイパス流路出口、15a…サブバイパス流路、15b…サブバイパス流路入口、20…湿度センサ装置、21…湿度センサチップ、21a…基板、21b…湿度センシング部、21c…温度センシング部、21d…電極、21e…接合材、21f…ワイヤ、21g…封止部、22…湿度処理部、23…湿度センサ基板、24…ワイヤ、25…端子、26…封止部、30…ハウジング、30a…バイパス部、30b…嵌合部、30c…Oリング、30d…コネクタ部、30e…固定部、100…エアフロメータ、200…制御装置、310…車速センサ、320…スロットル開度センサ、330…クランク角センサ、340…外気温センサ、350…大気圧センサ

Claims (14)

  1. 車両に設けられ、空気の湿度を検出するための湿度センシング部(21b)を備えた湿度計測装置であって、
    前記湿度センシング部で検出された前記湿度の時間的な変動量、又は、前記湿度の時間的な変動量に相関する情報である湿度情報を取得する湿度情報取得部(S10、S11)と、
    前記車両の運転状態を示す情報、及び前記湿度センシング部の搭載環境の情報の少なくとも一つを含む車両情報を取得する車両情報取得部(S12)と、
    取得した前記車両情報に基づいて、前記湿度センシング部に水が付着しているか否かを判定するための閾値を設定する閾値設定部(S13)と、
    前記湿度情報と前記閾値とを比較して、前記湿度情報が前記閾値に達した場合に、前記湿度センシング部に水が付着していると判定する付着判定部(S14)と、を備え
    前記車両情報取得部は、前記車両情報として前記車両の車速、又は前記車速の時間変化を取得し、
    前記閾値設定部は、前記車両情報取得部が前記車両情報として前記車速を取得した場合、前記車速が遅い場合より早い場合の方が前記閾値を大きな値とし、前記車両情報取得部が前記車両情報として前記車速の時間変化を取得した場合、前記車速の時間変化が小さい場合より大きい場合の方が前記閾値を大きな値とする湿度計測装置。
  2. 車両に設けられ、空気の湿度を検出するための湿度センシング部(21b)を備えた湿度計測装置であって、
    前記湿度センシング部で検出された前記湿度の時間的な変動量、又は、前記湿度の時間的な変動量に相関する情報である湿度情報を取得する湿度情報取得部(S10、S11)と、
    前記車両の運転状態を示す情報、及び前記湿度センシング部の搭載環境の情報の少なくとも一つを含む車両情報を取得する車両情報取得部(S12)と、
    取得した前記車両情報に基づいて、前記湿度センシング部に水が付着しているか否かを判定するための閾値を設定する閾値設定部(S13)と、
    前記湿度情報と前記閾値とを比較して、前記湿度情報が前記閾値に達した場合に、前記湿度センシング部に水が付着していると判定する付着判定部(S14)と、を備え
    前記車両情報取得部は、前記車両情報として前記車両の内燃機関におけるエンジン回転数、又は前記エンジン回転数の時間変化を取得し、
    前記閾値設定部は、前記車両情報取得部が前記車両情報として前記エンジン回転数を取得した場合、前記エンジン回転数が遅い場合より早い場合の方が前記閾値を大きな値とし、前記車両情報取得部が前記車両情報として前記エンジン回転数の時間変化を取得した場合、前記エンジン回転数の時間変化が小さい場合より大きい場合の方が前記閾値を大きな値とする湿度計測装置。
  3. 車両に設けられ、空気の湿度を検出するための湿度センシング部(21b)を備えた湿度計測装置であって、
    前記湿度センシング部で検出された前記湿度の時間的な変動量、又は、前記湿度の時間的な変動量に相関する情報である湿度情報を取得する湿度情報取得部(S10、S11)と、
    前記車両の運転状態を示す情報、及び前記湿度センシング部の搭載環境の情報の少なくとも一つを含む車両情報を取得する車両情報取得部(S12)と、
    取得した前記車両情報に基づいて、前記湿度センシング部に水が付着しているか否かを判定するための閾値を設定する閾値設定部(S13)と、
    前記湿度情報と前記閾値とを比較して、前記湿度情報が前記閾値に達した場合に、前記湿度センシング部に水が付着していると判定する付着判定部(S14)と、を備え
    前記車両情報取得部は、前記車両情報として前記車両の内燃機関における吸入空気流量、又は前記吸入空気流量の時間変化を取得し、
    前記閾値設定部は、前記車両情報取得部が前記車両情報として前記吸入空気流量を取得した場合、前記吸入空気流量が少ない場合より多い場合の方が前記閾値を大きな値とし、前記車両情報取得部が前記車両情報として前記吸入空気流量の時間変化を取得した場合、前記吸入空気流量の時間変化が小さい場合より大きい場合の方が前記閾値を大きな値とする湿度計測装置。
  4. 車両に設けられ、空気の湿度を検出するための湿度センシング部(21b)を備えた湿度計測装置であって、
    前記湿度センシング部で検出された前記湿度の時間的な変動量、又は、前記湿度の時間的な変動量に相関する情報である湿度情報を取得する湿度情報取得部(S10、S11)と、
    前記車両の運転状態を示す情報、及び前記湿度センシング部の搭載環境の情報の少なくとも一つを含む車両情報を取得する車両情報取得部(S12)と、
    取得した前記車両情報に基づいて、前記湿度センシング部に水が付着しているか否かを判定するための閾値を設定する閾値設定部(S13)と、
    前記湿度情報と前記閾値とを比較して、前記湿度情報が前記閾値に達した場合に、前記湿度センシング部に水が付着していると判定する付着判定部(S14)と、を備え
    前記車両情報取得部は、前記車両情報として前記車両のスロットル開度、又は前記スロットル開度の時間変化を取得し、
    前記閾値設定部は、前記車両情報取得部が前記車両情報として前記スロットル開度を取得した場合、前記スロットル開度が小さい場合より大きい場合の方が前記閾値を大きな値とし、前記車両情報取得部が前記車両情報として前記スロットル開度の時間変化を取得した場合、前記スロットル開度の時間変化が小さい場合より大きい場合の方が前記閾値を大きな値とする湿度計測装置。
  5. 車両に設けられ、空気の湿度を検出するための湿度センシング部(21b)を備えた湿度計測装置であって、
    前記湿度センシング部で検出された前記湿度の時間的な変動量、又は、前記湿度の時間的な変動量に相関する情報である湿度情報を取得する湿度情報取得部(S10、S11)と、
    前記車両の運転状態を示す情報、及び前記湿度センシング部の搭載環境の情報の少なくとも一つを含む車両情報を取得する車両情報取得部(S12)と、
    取得した前記車両情報に基づいて、前記湿度センシング部に水が付着しているか否かを判定するための閾値を設定する閾値設定部(S13)と、
    前記湿度情報と前記閾値とを比較して、前記湿度情報が前記閾値に達した場合に、前記湿度センシング部に水が付着していると判定する付着判定部(S14)と、を備え
    前記車両情報取得部は、前記車両情報である前記湿度センシング部の搭載環境の情報として、前記湿度センシング部の温度の時間変化を取得し、
    前記閾値設定部は、前記車両情報取得部が前記車両情報として前記温度の時間変化を取得した場合、前記温度の時間変化がプラス側に小さい場合より大きい場合の方が前記閾値を小さな値とする湿度計測装置。
  6. 車両に設けられ、空気の湿度を検出するための湿度センシング部(21b)を備えた湿度計測装置であって、
    前記湿度センシング部で検出された前記湿度の時間的な変動量、又は、前記湿度の時間的な変動量に相関する情報である湿度情報を取得する湿度情報取得部(S10、S11)と、
    前記車両の運転状態を示す情報、及び前記湿度センシング部の搭載環境の情報の少なくとも一つを含む車両情報を取得する車両情報取得部(S12)と、
    取得した前記車両情報に基づいて、前記湿度センシング部に水が付着しているか否かを判定するための閾値を設定する閾値設定部(S13)と、
    前記湿度情報と前記閾値とを比較して、前記湿度情報が前記閾値に達した場合に、前記湿度センシング部に水が付着していると判定する付着判定部(S14)と、を備え
    前記車両情報取得部は、前記車両情報である前記湿度センシング部の搭載環境の情報として、前記湿度センシング部の温度と大気温度との温度差、又は前記温度差の時間変化を取得し、
    前記閾値設定部は、前記車両情報取得部が前記車両情報として前記温度差を取得した場合、前記温度差が大きい場合より小さい場合の方が前記閾値を小さな値とし、前記車両情報取得部が前記車両情報として前記温度差の時間変化を取得した場合、前記温度の時間変化がマイナス側に小さい場合より大きい場合の方が前記閾値を小さな値とする湿度計測装置。
  7. 前記湿度センシング部は、前記車両の内燃機関における吸入空気が流れる環境に配置され、前記吸入空気の前記湿度を計測する請求項1乃至6のいずれか一項に記載の湿度計測装置。
  8. 前記付着判定部による判定に移行するか否かを判定する移行判定部(S21)と、
    前記移行判定部による判定を行うために、前記湿度センシング部の搭載環境の情報を取得する判定情報取得部(S20)と、を備えており、
    前記移行判定部は、前記判定情報取得部が取得した前記情報に基づいて、前記付着判定部による判定に移行するか否かを判定する請求項1乃至のいずれか一項に記載の湿度計測装置。
  9. 前記判定情報取得部は、前記湿度センシング部の搭載環境の情報として、前記湿度センシング部の温度を取得し、
    前記移行判定部は、前記判定情報取得部が取得した前記温度が所定値を超えていない場合、前記付着判定部による判定に移行すると判定し、前記温度が所定値を超えている場合、前記付着判定部による判定に移行しないと判定する請求項に記載の湿度計測装置。
  10. 前記判定情報取得部は、前記湿度センシング部の搭載環境の情報として、前記湿度センシング部の温度と大気温度との温度差を取得し、
    前記移行判定部は、前記判定情報取得部が取得した前記温度差が所定値を超えていない場合、前記付着判定部による判定に移行すると判定し、前記温度が所定値を超えている場合、前記付着判定部による判定に移行しないと判定する請求項に記載の湿度計測装置。
  11. 前記判定情報取得部は、前記湿度センシング部の搭載環境の情報として、前記湿度センシング部の温度と大気温度との温度差の時間変化を取得し、
    前記移行判定部は、前記判定情報取得部が取得した前記温度差の時間変化が所定値を超えていない場合、前記付着判定部による判定に移行すると判定し、前記温度差の時間変化が所定値を超えている場合、前記付着判定部による判定に移行しないと判定する請求項に記載の湿度計測装置。
  12. 前記付着判定部は、前記湿度情報が前記閾値に達したタイミングで、前記湿度センシング部に水が付着していると判定する請求項1乃至11のいずれか一項に記載の湿度計測装置。
  13. 前記湿度として、相対湿度を検出する請求項1乃至12のいずれか一項に記載の湿度計測装置。
  14. 前記湿度として、重量絶対湿度を検出する請求項1乃至12のいずれか一項に記載の湿度計測装置。
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