JP6698570B2 - 車両誘導システムおよび車両誘導方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両を誘導するシステムおよび方法に関するものである。
高速道路、サービスエリア、パーキングエリアまたはバスストップなどの有料エリアにおいて、スマートインターチェンジが利用されている。
スマートインターチェンジとは、ETC用のレーンが設けられたインターチェンジである。ETCは電子料金収受システムの略称である。ETCは登録商標である。
特許文献1には、ETC車用の出入り口に誤って進入した一般車を安全に誘導するシステムが開示されている。
このシステムでは、3台の遮断機と4台の車両検知装置とが用いられている。
特許文献1に開示されたシステムでは、車両が2台の遮断機を通過することになるため、運転者にかかるストレスが大きくなる。また、遮断機および車両検知装置の数が多いため、道路事業者にかかる費用負担が大きくなる。
特開2016−173860号公報
本発明は、第1道路(例えば、一般道路)と第2道路(例えば、有料道路)とを連結する連結路に誤って進入した車両を退出路に誘導できるようにすることを目的とする。
本発明の車両誘導システムは、第1道路と第2道路とを連結する連結路と前記連結路から分岐した退出路とが交差する三叉路で前記連結路に進入した進入車両を前記第2道路と前記退出路とのいずれかに誘導するシステムである。
前記車両誘導システムは、
前記三叉路において前記退出路を挟んで位置する2つの区域のうちの前記第2道路に近い方の区域である第2区域に設けられて、前記進入車両との第2距離を計測する第2計測器と、
前記連結路を挟んで前記第2計測器の向かいに設けられて、前記進入車両との第3距離を計測する第3計測器と、
前記第2距離と前記第3距離とに基づいて、前記進入車両が前記第2道路に向かっているか判定する制御装置とを備える。
本発明によれば、第1道路(例えば、一般道路)と第2道路(例えば、有料道路)とを連結する連結路に進入した車両が第2道路に向かっているか判定することができる。そのため、連結路に誤って進入した車両を退出路に誘導することが可能となる。
実施の形態1における車両誘導システム100の構成図。 実施の形態1における制御装置120の構成図。 実施の形態1における三叉路101の構成図。 実施の形態1において進入車両109が三叉路101に到達したときの状況を示す図。 実施の形態1において進入車両109が本線の方へ進んだ場合の状況を示す図。 実施の形態1において進入車両109が退出路103の方へ進んだ場合の状況を示す図。 現行のスマートインターチェンジの構成を示す図。 実施の形態における制御装置120のハードウェア構成図。
実施の形態および図面において、同じ要素または互いに相当する要素には同じ符号を付している。同じ符号が付された要素の説明は適宜に省略または簡略化する。
実施の形態1.
スマートインターチェンジで車両を誘導する形態について、図1から図8に基づいて説明する。
***構成の説明***
図1に基づいて、車両誘導システム100の構成を説明する。
車両誘導システム100は、第1計測器111と第2計測器112と第3計測器113と車両センサ160と制御装置120とを備える。
車両誘導システム100は、さらに、誘導ディスプレイ131と料金収受システム140と通行制御機150とを備える。
料金収受システム140は路側機141を備える。路側機141は路側アンテナ142を備える。具体的には、料金収受システム140はETC(登録商標)である。
図2に基づいて、制御装置120の構成を説明する。
制御装置120は、プロセッサ901とメモリ902と補助記憶装置903と通信装置904といったハードウェアを備えるコンピュータである。これらのハードウェアは、信号線を介して互いに接続されている。
制御装置120は、判定部121とメッセージ制御部122と料金収受制御部123と通行制御部124と記憶部125と通信部126とを機能構成の要素として備える。判定部121とメッセージ制御部122と料金収受制御部123と通行制御部124とはソフトウェアで実現される。
補助記憶装置903には、判定部121とメッセージ制御部122と料金収受制御部123と通行制御部124とを実現する車両誘導プログラムが記憶されている。車両誘導プログラムは、メモリ902にロードされて、プロセッサ901によって実行される。
車両誘導プログラムを実行して得られるデータは、メモリ902、補助記憶装置903、プロセッサ901内のレジスタまたはプロセッサ901内のキャッシュメモリといった記憶装置に記憶される。
メモリ902はデータを記憶する記憶部125として機能する。但し、他の記憶装置が、メモリ902の代わりに、又は、メモリ902と共に、記憶部125として機能してもよい。
通信装置904はデータを通信する通信部126として機能する。
制御装置120は、プロセッサ901を代替する複数のプロセッサを備えてもよい。複数のプロセッサは、車両誘導プログラムの実行を分担する。
車両誘導プログラムは、磁気ディスク、光ディスクまたはフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体にコンピュータ読み取り可能に記憶することができる。不揮発性の記憶媒体は、一時的でない有形の媒体である。
図3に基づいて、進入車両109の誘導が行われる三叉路101の構成を説明する。
実施の形態1において、三叉路101は、スマートインターチェンジに設けられている。
三叉路101は、連結路102と退出路103とが交差する交差点およびその周辺である。
連結路102は、第1道路と第2道路とを連結する道路である。実施の形態1において、第1道路は一般道であり、第2道路は本線である。一般道は有料でない道路であり、本線は有料道路である。
退出路103は、連結路102から分岐した道路であり、一般道に繋がっている。
進入車両109は、連結路102に進入した車両である。進入車両109は、本線と退出路103とのいずれかに誘導される。
三叉路101において退出路103を挟んで位置する2つの区域のうちの一般道に近い方の区域を第1区域104という。また、2つの区域のうちの本線に近い方の区域を第2区域105という。
第1計測器111は、第1区域104において退出路103の脇に設けられて、進入車両109との距離を計測する機器である。第1計測器111によって計測された距離、すなわち、第1計測器111から進入車両109までの距離を第1距離L1という。
第2計測器112は、第2区域105において連結路102と退出路103とが交差する箇所に設けられて、進入車両109との距離を計測する機器である。第2計測器112によって計測された距離、すなわち、第2計測器112から進入車両109までの距離を第2距離L2という。
第3計測器113は、連結路102を挟んで第2計測器112の向かいに設けられて、進入車両109との距離を計測する機器である。第3計測器113によって計測された距離、すなわち、第3計測器113から進入車両109までの距離を第3距離L3という。
具体的には、第1計測器111、第2計測器112および第3計測器113は、電子ビーコンを用いて進入車両109との距離を計測する機器である。例えば、電子ビーコンはパルス波である。
例えば、それぞれの計測器は、進入車両109との距離を以下のように計測する。
計測器は進入車両109に搭載された車載器に電子ビーコンを送信する。車載器は計測器から送信された電子ビーコンを受信すると電子ビーコンを応答する。計測器は車載器から応答された電子ビーコンを受信する。そして、計測器は、電子ビーコンを送信してから電子ビーコンを受信するまでの遅延時間を用いて、進入車両109との距離を概算する。
誘導ディスプレイ131は、三叉路101に設けられたディスプレイである。実施の形態1において、誘導ディスプレイ131は、第2区域105に設けられている。具体的には、誘導ディスプレイ131は、第2区域105において連結路102と退出路103とが交差する箇所に設けられている。
通行制御機150は、連結路102において本線への通行を制限する装置である。通行制御機150は、連結路102において退出路103を挟んで本線に近い方に設けられている。実施の形態1において、通行制御機150は、制御棒を上げ下げする遮断機である。
路側アンテナ142は、進入車両109に搭載された車載器と通信を行うためのアンテナである。路側アンテナ142は、連結路102において退出路103を挟んで一般道に近い方に設けられている。
路側アンテナ142を介して料金収受システム140による料金の収受が行われる範囲を料金収受範囲106という。
車両センサ160は、料金収受範囲106に入った進入車両109を検知するためのセンサである。車両センサ160は、連結路102において退出路103を挟んで一般道に近い方に設けられている。つまり、車両センサ160は、路側アンテナ142の付近に設けられている。具体的には、車両センサ160は、料金収受範囲106の中に設けられている。
***動作の説明***
図4から図6に基づいて、車両誘導方法を説明する。
車両誘導方法は車両誘導システム100の動作に相当する。
図4は、進入車両109が料金収受範囲106に到達したときの状況を示している。
車両センサ160は、進入車両109を検知すると、検知信号を制御装置120に送信する。
車両センサ160から検知信号が送信された場合、制御装置120は以下のように動作する。
通信部126は検知信号を受信する。
検知信号が受信された場合、料金収受制御部123は料金収受システム140を動作させる。具体的には、料金収受制御部123は、通信部126を介して料金収受命令を路側機141に送信する。料金収受命令とは料金の収受を指示する命令である。
制御装置120から料金収受命令が送信された場合、料金収受システム140は以下のように動作する。
路側機141は、進入車両109に搭載された車載器との料金収受通信が可能であるか判定する。料金収受通信とは、料金の収受のために路側機141と車載器との間で行われる路車間通信である。
料金収受通信が可能である場合、路側機141は車載器と料金収受通信を行い、料金収受システム140は進入車両109に対して料金の収受を行う。そして、路側機141は、料金収受通知を制御装置120に送信する。料金収受通知とは料金の収受が行われたことを知らせる通知である。
料金収受通信が不可である場合、路側機141は、収受不可通知を制御装置120に送信する。収受不可通知とは料金の収受が可能でないことを知らせる通知である。
路側機141から料金収受通知が送信された場合、制御装置120は以下のように動作する。
通信部126は、料金収受通知を受信する。
料金収受通知が受信された場合、通行制御部124は、通行制御機150を制御することによって、本線への通行の制限を解除する。
具体的には、通行制御部124は、通信部126を介して解除命令を通行制御機150に送信する。解除命令とは本線への通行の制限を解除するための命令である。通行制御機150は、解除命令を受信し、制御棒を上げて本線への通行の制限を解除する。
料金収受通知が受信された場合、メッセージ制御部122は、第3誘導メッセージを誘導ディスプレイ131に表示させる。
第3誘導メッセージは、進入車両109を本線に誘導するためのメッセージである。例えば、第3誘導メッセージは「本線に進入して下さい」というメッセージである。
具体的には、メッセージ制御部122は、通信部126を介して第3誘導命令を誘導ディスプレイ131に送信する。第3誘導命令とは第3誘導メッセージの表示を指示する命令である。誘導ディスプレイ131は、第3誘導命令を受信し、第3誘導メッセージを表示する。
進入車両109の運転者は、誘導ディスプレイ131に表示された第3誘導メッセージを確認し、進入車両109を本線へ進める。
通行制御機150は、進入車両109が通過した後に、制御棒を下して本線への通行を制限する。
なお、料金収受通知が受信されていない場合、通行制御部124は、通行制御機150を制御することによって、本線への通行を制限する。
具体的には、料金収受通知が受信されていない場合、通行制御部124は、通行制御機150への解除命令の送信を行わない。その結果、本線への通行の制限が解除されない。
路側機141から収受不可通知が送信された場合、制御装置120は以下のように動作する。
通信部126は、収受不可通知を受信する。
収受不可通知が受信された場合、メッセージ制御部122は、第2誘導メッセージを誘導ディスプレイ131に表示させる。
第2誘導メッセージは、進入車両109を退出路103に誘導するためのメッセージである。例えば、第2誘導メッセージは「退出路から退出して下さい」というメッセージである。
具体的には、メッセージ制御部122は、通信部126を介して第2誘導命令を誘導ディスプレイ131に送信する。第2誘導命令とは第2誘導メッセージの表示を指示する命令である。誘導ディスプレイ131は、第2誘導命令を受信し、第2誘導メッセージを表示する。
進入車両109の運転者は、誘導ディスプレイ131に表示された第2誘導メッセージを確認し、進入車両109を退出路103の方へ進める。
図5は、進入車両109が本線の方へ進んだ場合の状況を示している。
第2計測器112は、進入車両109との距離L2の計測を繰り返す。そして、距離L2を計測する度に、第2計測器112は、距離L2を制御装置120に通知する。
第3計測器113は、進入車両109との距離L3の計測を繰り返す。そして、距離L3を計測する度に、第3計測器113は、距離L3を制御装置120に通知する。
距離L2と距離L3とが通知される度に、制御装置120は以下のように動作する。
まず、通信部126は、距離L2の通知と距離L3の通知とを受信する。
次に、判定部121は、距離L2と距離L3とに基づいて、進入車両109が本線に向かっているか判定する。具体的には、判定部121は、距離L2と距離L3とを到達判定範囲と比較する。距離L2と距離L3との両方が到達判定範囲に含まれる場合、判定部121は、進入車両109が本線に向かっていると判定する。到達判定範囲は予め決められた距離の範囲である。
なお、判定部121は、距離L1と距離L2と距離L3とに基づいて、進入車両109が退出路103に進入したか判定してもよい。また、判定部121は、距離L1と距離L2と距離L3とのいずれかに基づいて、進入車両109が退出路103に進入したか判定してもよい。
図面には1台の車両(進入車両109)しか存在しないが、1台目の車両が料金収受範囲106に到達した直後に後続車両が料金収受範囲106に到達することがある。車両が数珠つなぎになった場合には何番目の車両に対してゲート(通行制御機150)を開放してよいかを判定してゲートの開放を実施することになる。そのため、車両毎に車両が本線と退出路とのいずれに向かったかを判定することになる。
進入車両109が通行制御機150を超えたタイミング、すなわち、進入車両109が本線に進入したタイミングで、料金収受結果が確定する。
図6は、進入車両109が退出路103の方へ進んだ場合の状況を示している。
第1計測器111は、進入車両109との距離L1の計測を繰り返す。そして、距離L1を計測する度に、第1計測器111は、距離L1を制御装置120に通知する。
第2計測器112は、進入車両109との距離L2の計測を繰り返す。そして、距離L2を計測する度に、第2計測器112は、距離L2を制御装置120に通知する。
距離L1と距離L2とが通知される度に、制御装置120は以下のように動作する。
まず、通信部126は、距離L1の通知と距離L2の通知とを受信する。
次に、判定部121は、距離L1と距離L2とに基づいて、進入車両109が退出路103に進入したか判定する。具体的には、判定部121は、距離L1と距離L2とを退出判定範囲と比較する。距離L1と距離L2との両方が退出判定範囲に含まれる場合、判定部121は、進入車両109が退出路103に進入したと判定する。退出判定範囲は予め決められた距離の範囲である。但し、判定部121は、距離L1と距離L2とのいずれかに基づいて、進入車両109が退出路103に進入したか判定してもよい。
そして、進入車両109が退出路103に進入したと判定された場合、メッセージ制御部122は、表示されている誘導メッセージを誘導ディスプレイ131から消させる。具体的には、メッセージ制御部122は、消去命令を誘導ディスプレイ131に送信する。消去命令とは表示されている誘導メッセージの消去を指示する命令である。誘導ディスプレイ131は、消去命令を受信し、表示されている誘導メッセージを消す。例えば、誘導ディスプレイ131は、第2誘導メッセージまたは第3誘導メッセージを消す。
また、進入車両109が退出路103に進入したと判定された場合であって、且つ、料金収受通知が受信済みである場合、料金収受制御部123は、料金収受システム140に料金の収受を取り消させる。具体的には、料金収受制御部123は、通信部126を介して取消命令を料金収受システム140に送信する。取消命令とは料金収受の取り消しを指示する命令である。
つまり、料金収受範囲106で料金収受通信が行われたにも関わらず、進入車両109が意図的に又は誤って退出路103に進入した場合、料金収受結果が破棄される。
路側機141と車載器との間で行われる路車間通信について補足する。
路側機141は、路側アンテナ142を介して、WCN(ワイヤレスコードナンバ)、路側機識別子および料金所情報を車載器に送信する。路側機識別子は路側機141の識別子である。料金所情報は、スマートインターチェンジの識別子に相当する情報である。
車載器は、路側機識別子が正当なものであることを確認すると、料金所情報を内蔵メモリに格納する。また、車載器は、路側アンテナ142を介して、WCNおよび車載器情報を路側機141に送信する。車載器情報には車載器識別子、車種情報、契約情報および通行履歴情報等が含まれる。車載器識別子は車載器の識別子であり、車種情報は車載器が搭載された車両の種類を示す情報である。契約情報は、料金を計算して請求するための情報である。例えば、契約情報は課金口座の情報である。通行履歴情報は、車両が前に通行した料金所の情報である。
このように、路車間通信によって、自動料金収受に係る情報が路側機141と車載器との間で受け渡される。
***実施の形態1の効果***
実施の形態1における車両誘導システム100は、図7に示すような現行のスマートインターチェンジと比べて、以下のように顕著な効果を奏する。
図7に示すように、現行のスマートインターチェンジでは、3台の通行制御機150が使用されている。そのため、道路事業者にかかる費用負担が大きい。
3台の通行制御機150は、三叉路101の出入り口となる3箇所に設けられている。そのため、本線に進入する場合と退出路103から退出する場合とのいずれであっても、進入車両109は2台の通行制御機150を通過しなければならない。その結果、運転者にかかるストレスが大きくなる。
また、本線に入るつもりではないのに連結路102に誤って車両を進入させた場合、運転者は、退出路103の入口に設けられた通行制御機150を開放してもらうために、連結路102で車両を停止させて、インターホンを使って係員に連絡を取る必要がある。係員は、通行制御機150に対する遠隔操作を行って車両を退出路103に誘導する必要がある。後続の車両は、退出路103からの車両の退出を待つ必要がある。このような場合、スマートチェンジは利用者の利便性を向上させる目的で設置されたにも関わらず、スマートインターチェンジの運用効率と共に利用者の利便性が下がってしまう。
一方、実施の形態1における車両誘導システム100は、通行制御機150で通行を妨げる代わりに、進入車両109を電波ビーコンで把握して、進入車両109を誘導するものである。
この方式でも、ETCカードおよび車載器が確認できない進入車両109を本線に入れない運用を確保することができる。
また、料金収受後に本線へ誘導された進入車両109が誤って退出路103から退出したとしても、電波ビーコンで進入車両109の位置を把握することが可能であるため、料金収受に関する情報を正しく消して、後続の車両に対して正しく料金収受を行うことができる。
本線を利用するつもりではない運転者は、係員とのやり取りをすることもなく、単に退出路103から進入車両109を退出させればよい。そのため、スマートインターチェンジの運用効率を下げることもない。
本線に進入する場合に進入車両109が通過する通行制御機150は1台であり、退出路103から退出する場合に進入車両109が通過する通行制御機150は0台である。そのため、運転者のストレスを軽減することが可能である。
***他の構成***
実施の形態1において、誘導ディスプレイ131は、誘導メッセージを出力する出力装置の一例である。
誘導ディスプレイ131の代わりに又は誘導ディスプレイ131と共に、誘導スピーカ、車載ディスプレイまたは車載スピーカ等が出力装置として用いられてもよい。
誘導スピーカとは、三叉路101に設けられたスピーカである。誘導スピーカは誘導メッセージを音声で出力する。
車載ディスプレイとは、進入車両109に搭載されたディスプレイである。車載ディスプレイは誘導メッセージを表示する。
車載スピーカとは、進入車両109に搭載されたスピーカである。車載スピーカは誘導メッセージを音声で出力する。
進入車両109は自動運転を行う車両であってもよい。つまり、進入車両109が自動運転装置を備え、自動運転装置が運転者の代わりに進行方向を判断して進入車両109を運転してもよい。例えば、自動運転装置は、ETCとの通信結果または各計測器からの電波ビーコンを解析して進行方向を判断する。電波ビーコンには位置情報および他の情報が含まれる。
***実施の形態の補足***
実施の形態において、制御装置120の機能はハードウェアで実現してもよい。
図8に、制御装置120の機能がハードウェアで実現される場合の構成を示す。
制御装置120は処理回路990を備える。処理回路990はプロセッシングサーキットリともいう。
処理回路990は、判定部121とメッセージ制御部122と料金収受制御部123と通行制御部124と記憶部125とを実現する専用の電子回路である。
例えば、処理回路990は、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、ASIC、FPGAまたはこれらの組み合わせである。GAはGate Arrayの略称であり、ASICはApplication Specific Integrated Circuitの略称であり、FPGAはField Programmable Gate Arrayの略称である。
制御装置120は、処理回路990を代替する複数の処理回路を備えてもよい。複数の処理回路は、処理回路990の役割を分担する。
実施の形態は、好ましい形態の例示であり、本発明の技術的範囲を制限することを意図するものではない。実施の形態は、部分的に実施してもよいし、他の形態と組み合わせて実施してもよい。
100 車両誘導システム、101 三叉路、102 連結路、103 退出路、104 第1区域、105 第2区域、106 料金収受範囲、109 進入車両、111 第1計測器、112 第2計測器、113 第3計測器、120 制御装置、121 判定部、122 メッセージ制御部、123 料金収受制御部、124 通行制御部、125 記憶部、126 通信部、131 誘導ディスプレイ、140 料金収受システム、141 路側機、142 路側アンテナ、150 通行制御機、160 車両センサ、901 プロセッサ、902 メモリ、903 補助記憶装置、904 通信装置、990
処理回路。

Claims (7)

  1. 第1道路と第2道路とを連結する連結路と前記連結路から分岐した退出路とが交差する三叉路で前記連結路に進入した進入車両を前記第2道路と前記退出路とのいずれかに誘導する車両誘導システムであって、
    前記三叉路において前記退出路を挟んで位置する2つの区域のうちの前記第2道路に近い方の区域である第2区域に設けられて、前記進入車両との第2距離を計測する第2計測器と、
    前記連結路を挟んで前記第2計測器の向かいに設けられて、前記進入車両との第3距離を計測する第3計測器と、
    前記第2距離と前記第3距離とに基づいて、前記進入車両が前記第2道路に向かっているか判定する制御装置と
    を備える車両誘導システム。
  2. 前記第2計測器は、電波ビーコンを用いて前記第2距離を計測する機器であり、
    前記第3計測器は、電波ビーコンを用いて前記第3距離を計測する機器である
    請求項1に記載の車両誘導システム。
  3. 前記制御装置は、料金収受システムによる料金の収受が前記進入車両に対して可能でない場合、前記進入車両を前記退出路に誘導する第2誘導メッセージを出力装置から出力させる
    請求項1または請求項2に記載の車両誘導システム。
  4. 前記制御装置は、料金収受システムによる料金の収受が前記進入車両に対して行われた場合、前記進入車両を前記第2道路に誘導する第3誘導メッセージを出力装置から出力させる
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両誘導システム。
  5. 前記連結路には前記第2道路への通行を制限する通行制御機が設けられ、
    前記制御装置は、料金収受システムによる料金の収受が前記進入車両に対して行われていない場合、通行制御機を制御することによって前記第2道路への通行を制限し、料金収受システムによる料金の収受が前記進入車両に対して行われた場合、前記通行制御機を制御することによって前記第2道路への通行の制限を解除する
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両誘導システム。
  6. 前記出力装置は、
    前記三叉路に設けられた誘導ディスプレイと、
    前記三叉路に設けられた誘導スピーカと、
    前記進入車両に搭載された車載ディスプレイと、
    前記進入車両に搭載された車載スピーカとの少なくともいずれかである
    請求項3または請求項4に記載の車両誘導システム。
  7. 第1道路と第2道路とを連結する連結路と前記連結路から分岐した退出路とが交差する三叉路で前記連結路に進入した進入車両を前記第2道路と前記退出路とのいずれかに誘導する車両誘導方法であって、
    第2計測器が、前記三叉路において前記退出路を挟んで位置する2つの区域のうちの前記第2道路に近い方の区域である第2区域に設けられて、前記進入車両との第2距離を計測し、
    第3計測器が、前記連結路を挟んで前記第2計測器の向かいに設けられて、前記進入車両との第3距離を計測し、
    制御装置が、前記第2距離と前記第3距離とに基づいて、前記進入車両が前記第2道路に向かっているか判定する車両誘導方法。
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