JP6697770B2 - ケーブル保護管用接続具 - Google Patents

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Description

本発明は、ケーブル保護管用接続具に関する。
電線・電話線等のケーブルは、ケーブル保護管内に挿入した状態で地中に埋設される。そして、このように地中に配線されたケーブルを分岐する場合、例えば、新規電力需要家に電力を供給するためにケーブルを分岐する場合、ケーブル保護管を所定の長さだけ切断してケーブルを露出させ、そのケーブルを分岐し、そのケーブル保護管の切断した領域に半割タイプのT字管やY字管を取り付けて行っていた。つまり、半割りタイプのT字管で、切断された2つのケーブル保護管の先端部を挟んでいた。
一方、ケーブル保護管としては、円筒管だけではなく、管壁の形状を環状または螺旋状の凹凸波形状に形成した波形管なども知られている。
このような波形管内に配線されたケーブルを分岐する場合、所定の長さの波形管を切断し、ケーブルを分岐した後、切断された2つのケーブル保護管の先端にテープ等で円筒管を接続し、その2つの円筒管の間に分岐管を取り付けていた。
なお、波形管と円筒管の接続具としては、例えば、特許文献1の図13に示すように、環状波形管を接続する嵌合筒部と、円筒管を接続する接続筒部と、それらを連結する連結部とを同軸上に設けた管継手が知られている。
また環状波形管を接続する2つの分割体からなる接続具としては、特許文献2に示すように、断面同一形状のベースとカバーとを連結させて構成されるものであって、ベースとカバーの内面に波形管の谷部と係合する突部を設けた管材保持具が知られている。
特許第4217809号 特開2002−310337号公報
しかし、特許文献1の管継手は、ケーブルを配線する前の波形管同士を接続するためであって、波形管の端部を管継手の嵌合筒部に挿入するだけで簡単に接続できるものである。そのため、ケーブルが配線されている状態では使用することができない。
また特許文献2の管材保持具は、エアコン配管用ダクトの管材を挟持ためのものであり、配線されたケーブルに用いるものではない。
本発明は、そのケーブルを保護するケーブル保護用の波形管と円筒管とを接続するためのケーブル保護管用接続具を提供することを目的としている。特に、ケーブルが配線された状態において、波形管と円筒管とを接続するためのケーブル保護管用接続具を提供することを目的としている。
本発明のケーブル保護管用接続具は、波形管を接続する筒状の第1接続部、円筒管を接続する筒状の第2接続部と、前記第1接続部と前記第2接続部とを連通する筒状の中間部とが同軸上に設けられており、半径方向に2分割された一対の分割体から構成されていることを特徴としている。
本発明のケーブル保護管用接続具は、半径方向に2分割された一対の分割体から構成されているため、ケーブルが配線された状態であっても波形管と円筒管との接続が簡単にできる。
本発明のケーブル保護管用接続具であって、第1接続部が波形管の大径部を収容する第1筒本体と、その外端を閉じるように設けられた第1外壁と、その内端を閉じるように設けられた第1内壁とを備え;第1外壁の中心に波形管の小径部を通し、波形管の大径部を通さない第1開口が設けられており;第1内壁の中心に中間部と連通する第1連通孔が設けられているものが好ましい。
なお、本明細書において、第1接続部における内側はそれぞれ中間部の方向をいい、外側はその反対の方向、つまり、その先端の方向をいう。
この場合、第1接続部は、波形管の大径部の断面形状に関わらず、波形管の端部を簡単に係止することができ、汎用性が高い。
本発明のケーブル保護管用接続具であって、第1筒本体の断面形状が多角形であるものが好ましい。
この場合、分割体を地面に載置させたとき、分割体が長手方向に対して左右に揺れることがない。そのため、他方の分割体を上方から合わせやすく、接続作業の作業性が高い。
本発明のケーブル保護管用接続具であって、円筒管が筒本体と、その先端に設けられた半径方向外側に突出するフランジ部とを有し;第2接続部がフランジ部を収容する第2筒本体と、その外端を閉じるように設けられた第2外壁と、その内端を閉じるように設けられた第2内壁とを備え;第2外壁は長手方向外側に向かって縮径するように傾斜しており;第2外壁の中心に筒本体を通し、フランジ部を通さない第2開口が設けられており;第2内壁の中心に中間部と連通する第2連通孔が設けられているものが好ましい。
なお、本明細書において、第2接続部における内側はそれぞれ中間部の方向をいい、外側は、その反対の方向、つまり、それぞれの先端の方向をいう。
この場合、第2接続部により先端にフランジ部を有する円筒管の端部を簡単に係止することができる。
本発明のケーブル保護管用接続具であって、第2筒本体の断面形状が円形であり、その径が第1筒本体の内接円の径の80〜120%であるものが好ましい。
この場合、分割体を地面に載置させたとき、分割体を地面に略平行に載置させることができる。そのため、他方の分割体を上方から合わせやすく、接続作業の作業性が高い。
本発明のケーブル保護管用接続具であって、中間部が円筒状を呈しており、中間部の内径が第1接続部の第1開口の径より小さいものが好ましい。
この場合、第1接続部の第1内壁が、波形管の小径部が中間部に挿入されることを防止する。そのため、第1接続部に波形管を接続した後、第1接続部内での波形管の動きを最小限にできる。
本発明のケーブル保護管用接続具であって、中間部が円筒状を呈しており;中間部の外径が前記第1接続部および前記第2接続部より小さく;中間部の外周に2つの分割体を連結する連結部が設けられているものが好ましい。
この場合、2つの分割体の連結が簡単に行え、かつ、その連結部が邪魔にならない。
本発明のケーブル保護管用接続具であって、分割体の長手方向に延びる一対の合わせ面において、一方の合わせ面にボスが形成され、他方の合わせ面にそのボスの挿入を許すボス孔が形成されているものが好ましい。
この場合、ボスをボス孔に挿入することにより、一対の分割体を仮止めすることができ、接続作業が一層簡単である。また一対の分割体として、全く同じものを使用することができ、生産性も高い。
本発明のケーブル保護管用接続具であって、第2接続部が第2筒本体と、その外端を閉じるように設けられた第2外壁と、その第2外壁から長手方向外側に延びる円筒状の嵌合筒と、その内端を閉じるように設けられた第2内壁とを備え;第2外壁は長手方向外側に向かって縮径するように傾斜しており;第2内壁の中心に中間部と連通する第2連通孔が設けられており;第2外壁の中心に嵌合筒と連通する第3連通孔が設けられており;嵌合筒の内面は長手方向外側に向かって拡径しているものが好ましい。
この場合、第2接続部は、先端にフランジ部を有する円筒管と、先端がストレートな円筒管との両方と接続することができる。詳しくは、先端にフランジ部を有する円筒管を接続する場合、円筒管のフランジ部を第2筒本体に収容させ、フランジ部を第2外壁に係止させることにより接続する。一方、先端がストレートな円筒管を接続する場合、嵌合筒に挿入することにより、嵌合筒の内面と円筒管の外面とを嵌合させて接続する。このように、現場に応じて、先端にフランジ部を有する円筒管と、先端がストレートの円筒管とを接続することができる。
本発明のケーブル保護管用接続具であって、第2接続部が円筒状の嵌合筒と、その外端を閉じる第2内壁とを備え;嵌合筒の内面が長手方向外側に向かって拡径しており;第2内壁の中心に中間部と連通する第2連通孔が設けられているものが好ましい。
この場合、先端がストレートな円筒管を嵌合筒に挿入することにより、嵌合筒の内面と円筒管の外面とが嵌合し、第2接続部と円筒管とを簡単に接続できる。
本発明のケーブル保護管用接続具を用いた波形管と分岐管との接続構造を示す概略図である。 図2a〜図2dはそれぞれ本発明のケーブル保護管用接続具の一実施形態を示す側面断面図、正面図、背面図、側面図であり、図2e、図2fはそれぞれその分割体を示す側面図、底面図である。 図3a〜図3dは、図1の接続構造の接続工程を示す概略図である。 図4a、図4bはそれぞれ本発明のケーブル保護管用接続具の第2の実施形態を示す側面断面図、平面図であり、図4cはそれを用いた接続構造を示す概略図である。 図5a、図5bはそれぞれ本発明のケーブル保護管用接続具の第3、第4の実施形態を示す側面図である。 図6a、図6bはそれぞれ本発明のケーブル保護管用接続具の第5の実施形態を示す側面図、側面断面図である。
図1は、波形管100と波形管100との間を、T字型分岐管200で連結した状態を示す。波形管100とT字型分岐管200とは、ケーブル保護管用接続具10(以下、接続具という。)で接続している。符号Cは、ケーブルを示す。
初めに、ケーブル保護管(波形管100およびT字型分岐管200)について説明する。
波形管100は、断面方形の大径部101と、断面円形の小径部102とが交互に設けられた環状の凹凸が形成された筒体である。なお、大径部101の断面形状は、少なくともその内接円が小径部の内接円より大きければ、特に限定されるものではない。同様に小径部102の断面形状も限定されない。しかし、大径部101の断面形状としては、正方形、正六角形、円形が好ましく、特に正方形が好ましい。また小径部102の断面形状としては、円形が好ましい。
波形管100は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂やポリ塩化ビニル樹脂等の合成樹脂製である。特に耐水性と耐圧性に優れた合成樹脂素材が好ましい。例えば、合成樹脂を押出成形機によって筒状に押出し、ブロー成形することによって成形することができる。
このような波形管100の大きさは、大径部101の内接円の径が70〜200mm、好ましくは100〜150mmであり、小径部102の径が50〜160mm、好ましくは80〜120mmである。また大径部101の長さが20〜50mm、好ましくは26〜36mmであり、小径部102の長さが10〜40mm、好ましくは13〜23mmである。
T字型分岐管200は、円筒状の筒本体201と、その中央から分岐した筒状の分岐部202とを有し、円筒状の筒本体201の両端部に半径方向外側に突出するフランジ部201aが設けられている。フランジ部201aは、長手方向外側に向かって拡径するように傾斜している。T字型分岐管200は、断面形状が実質的に同じとなる上下2つの分割体200A、200Bから構成されている。
T字型分岐管200は、鋼製である。例えば、鋼板等の金属板をプレスすることにより成形することができる。
このような分岐管の筒本体201及び分岐部202の大きさは、径が50〜150mm、好ましくは80〜120mmである。
フランジ部201aの角度は、20度〜90度、好ましくは、30度〜60度である。
この図1では、ケーブル保護管用接続具10と接続する円筒管として、T字型分岐管を挙げているが、先端にフランジ部を有し、半径方向に2分割された一対の分割体から構成されていれば、Y字型分岐管などの他の形状の分岐管であってもよい。さらに、先端にフランジ部を有し、半径方向に2分割された一対の分割体から構成された円筒管であれば、分岐部を有さないストレート形状やL字形状の円筒管であってもよい。
本実施形態である接続具10は、波形管100を接続する筒状の第1接続部11と、T字型分岐管200を接続する筒状の第2接続部12と、第1接続部と第2接続部とを連通する筒状の中間部13とが同軸上に設けられている。この接続具10は、半径方向に2分割された一対の分割体10A、10Bから構成されている。分割体10A、10Bは、断面形状が同じ略C字状を呈している。
次に接続具10の詳細を、図2を用いて説明する。なお、第1接続部11および第2接続部12の説明において、それぞれ中間部13に向かう方向を内側、反対の方向を外側とする。
第1接続部11は、図2a、図2bに示すように、波形管の大径部101を収容する第1筒本体21と、その外端を閉じるように設けられた第1外壁22と、その内端を閉じるように設けられた第1内壁23とを備えている。
第1筒本体21の断面形状は、略正方形となっている。このように略正方形としているため、配線されたケーブルの下方に分割体10Bを安定して置くことができ、接続具10の取り付けが簡単になる。なお、第1筒本体21の断面形状は、多角形であればよく、好ましくは、正多角形、特に好ましくは正方形である。第1筒本体21の内面の断面形状は、波形管の大径部101を収容できれば、特に限定されない。しかし、外面の断面形状と同じにするのが好ましい。また、第1筒本体の内面の長さは、少なくとも大径部101より長くする。例えば、波形管の一つの大径部101と一つの小径部102(1ピッチ)とするのが好ましい。
第1筒本体の大きさは、その内接円の径が100〜220mm、好ましくは、130〜170mmである。その長さは、30〜100mm、好ましくは、50〜70mmである。
第1外壁22の中心には、波形管の小径部102を通し、大径部101を通さない第1開口22aが形成されている。これにより、波形管100を第1接続部11に接続したとき、第1外壁22が波形管の大径部101を係止し、波形管100の抜けを防止する。
第1内壁23の中心には、中間部13と連通する第1連通孔23aが形成されている。第1連通孔23aの径は、中間部13の内径と同じとなっており、第1外壁22の第1開口22aの径より小さく、かつ、波形管の小径部102の外径より小さくなっている。これにより、波形管の小径部102は中間部13に挿入されない。また第1連通孔23aの開口部は、図2aの点線で示すように、内側に向かって縮径したテーパー面23a1としてもよい。これにより、ケーブルを再度挿通するとき、ケーブルの端部が第1連通孔23aに引っかかりにくい。
第1外壁22と第1内壁23は、図2eに示すように、分割体10Aの合わせ面Pに向かって拡がるように傾いている。詳しくは、第1外壁22は、分割体10Aの合わせ面Pに向かって若干外側拡がるように傾斜している。そして、第1内壁23は、分割体10Aの合わせ面Pに向かって若干内側に拡がるように傾斜している。この傾斜は、製造上、金型から分割体10A、10Bをスムースに抜くための抜き勾配(抜きテーパー)である。
第2接続部12は、図2a、図2bに示すように、分岐管200のフランジ部201aを収容する第2筒本体31と、その外端を閉じるように設けられた第2外壁32と、その内端を閉じるように設けられた第2内壁33とを備えている。
第2筒本体31の断面形状は円形である。その径は、第1筒本体21の内接円の径の80〜120%、好ましくは90〜110%、特に好ましくは100〜110%となっている。このように第2筒本体31の大きさを、第1筒本体21の内接円の径の80〜120%とすることにより、配線されたケーブルの下方に分割体10Bを置いたとき、分割体が地面に平行に載置できる。そのため、分割体10Aを上方から合わせやすい。
第2筒本体31の径は、80〜264mm、好ましくは117〜187mmである。その長さは、0〜30mm、好ましくは0〜20mmである。なお、第2筒本体の長さが0mmの場合とは、第2外壁32が第2筒本体を兼ねている場合であり、第2外壁32が直接第2内壁33から延びている場合である。
第2外壁32は、長手方向外側に向かって縮径するようにテーパー状に傾斜している。また第2外壁32の中心には、分岐管200の筒本体201を通し、フランジ部201aを通さない第2開口32aが形成されている。これにより、分岐管200を第2接続部12に接続したとき、第2外壁32がフランジ部201aを係止し、T字型分岐管200の抜けを防止する。第2外壁32の角度Zは、長手方向内側の方向に対して、20度〜70度、この好ましくは30度〜50度、特に好ましくは、35度〜45度である。
第2内壁33の中心には、中間部13と連通する第2連通孔33aが形成されている。第2連通孔33aの径は、中間部13の内径と同じとなっており、第2外壁32の第2開口32aの径より小さい。また第2連通孔33aの開口部も、図2aの点線で示すように、内側に向かって縮径したテーパー面33a1としてもよい。これにより、ケーブルを再度挿通するとき、ケーブルの端部が第2連通孔33aに引っかかりにくい。
第2内壁33および第2開口32aの縁は、図2eに示すように、分割体10Aの合わせ面Pに向かって拡がるように傾いている。詳しくは、第2開口32aの縁は、分割体10Aの合わせ面Pに向かって若干外側拡がるように傾斜している。そして、第2内壁33は、分割体10Aの合わせ面Pに向かって若干内側に拡がるように傾斜している。この傾斜は、製造上、金型から分割体10A、10Bをスムースに抜くための抜き勾配(抜きテーパー)である。
中間部13は円筒状を呈している。
中間部13の外径は、第1接続部11の第1筒本体21および第2接続部12の第2筒本体31の外径より小さくなっている。つまり、側面から見て中間部13は谷となっている。そして、中間部13の外周には、図2dに示すように、分割体10A、10Bの合わせ面Pに沿って連結部35が形成されている。連結部35は、第1筒本体21および第2筒本体31から半径方向外側に突出しないように設けられる(図2f参照)。この連結部35同士をねじで固定することにより、分割体10Aおよび分割体10Bを一体化し、接続具10となる。
中間部13の外径は80〜160mm、好ましくは100〜130mmである。少なくとも第1筒本体21または第2筒本体31の内接円の大きい方の径に対して、10〜60mm、好ましくは25〜45mm小さくするのが好ましい。
なお、分割体10Aと分割体10Bとの連結作業を行いやすくするために、それぞれの分割体10Aおよび分割体10Bの合わせ面Pに円筒状のボス38と、そのボス38を受け入れるボス孔39が形成されている。詳しくは、図2fに示すように、長手方向に延びる一対の合わせ面P1、P2の一方の合わせ面P1(図2fの上側)にボス38が形成され、他方の合わせ面P2(図2fの下側)にボス孔39が形成されている。また、ボス38は、合わせ面P1に5個形成されている。特に、その数は限定されるものではない。この実施形態では、第1接続部11の外側端部近辺および内側端部近辺と、第2接続部12の外側端部近辺および内側端部近辺と、連結部35とに設けられている。連結部35のボス38の中心にねじ孔35aが形成されている。
次に、図3を用いて接続工程の一例の説明をする。
初めに、図3aに示すように、配線されたケーブルCを露出させて分岐させるために、波形管100を所定の長さだけ切断する。このとき、波形管100の小径部102を切断し、それぞれ切断された波形管100の端部は小径部となるようにする。
ケーブルCを分岐した後、図3bに示すように、波形管100の下側に接続具10の分割体10Bを配置させる。このとき、第1接続部11の断面形状が略正方形であるため、安定して分割体10Bを配置することができる。また第2接続部12の外径が第1接続部11の外径の80〜120%に合わせてあるため、分割体10BをケーブルCと略平行に配置させることができる。なお、波形管100と接続具10との間に止水性を設ける場合、波形管100の外面または接続具の第1筒本体21の内面に吸水膨張性樹脂成分を備えた不織布を設けてもよい。
次いで、図3cに示すように、分岐管200の分割体200Bを分割体10Bの上方に配置させ、さらに、ケーブルCを覆うようにして分割体200Aを分割体200Bに合わせる。この状態で、分岐管200を一体化する。
最後に、図3dに示すように、ケーブルCおよび分岐管200を覆うようにして接続具10の分割体10Aを分割体10Bに合わせる。このとき、分割体10A、10Bの合わせ面に接着剤等を用いてもよい。そして、ねじで接続具10を一体化する。このとき、ボス38およびボス孔39で分割体10A、10Bは仮止めしているため、ずれることがない。
このようにケーブル保護管用接続具10は、波形管と先端にフランジ部を有する円筒管とを簡単に連結させることができる。特に、接続具10は、ケーブルCが配線されている状態で、2つのケーブル保護管を接続するのに適している。
なお、この実施形態では、ケーブル保護管用接続具10を直接T字型分岐管200に接続している。しかし、接続具10を、半径方向に2分割された一対の分割体から構成されており、分岐部を有さないストレート形状を呈し、先端にフランジ部を有する円筒管と接続し、ケーブル保護管用接続具10を間接的に分岐管と接続してもよい。
次に他の実施形態について説明する。
図4のケーブル保護管用接続具50は、第2接続部12が第2筒本体31と、その外端を閉じるように設けられた第2外壁32と、その第2外壁32から長手方向外側に延びる円筒状の嵌合筒51と、第2筒本体の内端を閉じるように設けられた第2内壁33とを備えている。第2外壁32の中心には嵌合筒51と連通する第3連通孔53が設けられている。また嵌合筒51の外端近辺の外周には、分割体10A、10Bの合わせ面Pに沿って第2連結部52が設けられている。第2連結部52は、第1筒本体21または第2筒本体31のいずれか径の大きい方に対して半径方向外側に突出しないように設けられている。他の構成は、図2の接続具10と実質的に同じものである。
この接続具50は、図4cに示すように、波形管100と先端がストレートな円筒管300とを連結することができる。
嵌合筒51の内面51aは、外側から内側に向かって縮径するように構成されている。そのため、先端がストレートな円筒管300を奥に挿入することにより、嵌合筒51の内面51aと円筒管300の外面とが嵌合して、嵌合筒51と円筒管300とは連結される。なお、先端がストレートな円筒管300の外周に接着剤を塗布してから嵌合筒51内に挿入させてもよい。
このように接続具50は、配線されたケーブルにおいて波形管100と分岐管200(先端にフランジ部を有する円筒管)とを接続するだけでなく、波形管100と先端がストレートな円筒管300とを接続することもできる。なお、先端にフランジ部を有する円筒管を接続する場合は、図2の接続具10と同様に行う。
図5aのケーブル保護管用接続具58は、中間部13の外周に連結部35を備えていないものである。また図5bのケーブル保護管用接続具59は、嵌合筒51の第2連結部52を備えていないものである。これらの接続具58、59は、それぞれの連結部の代わりに結束バンド等のバンドBによって、分割体10Aおよび分割体10Bを一体化するものである。他の構成は、図2の接続具10と実質的に同じものである。
図6のケーブル保護管用接続具60は、第2接続部12が円筒状の嵌合筒61と、その内端を閉じる第2内壁33とを備えている。そして、嵌合筒61の内面61aは、外側から内側に向かって内径が徐々に小さくなるように構成されている。他の構成は、図2の接続具10と実質的に同じものである。
この接続具60は、先端がストレートな円筒管のみと接続するためのものである。
10 ケーブル保護管用接続具
10A、10B 分割体
11 第1接続部
12 第2接続部
13 中間部
21 第1筒本体
22 第1外壁
22a 第1開口
23 第1内壁
23a 第1連通孔
23a1 テーパー面
31 第2筒本体
32 第2外壁
32a 第2開口
33 第2内壁
33a 第2連通孔
33a1 テーパー面
35 連結部
35a ねじ孔
38 ボス
39 ボス孔
50 ケーブル保護管用接続具
51 嵌合筒
51a 内面
52 第2連結部
53 第3連通孔
58、59、60 ケーブル保護管用接続具
61 嵌合筒
61a 内面
100 波形管
101 大径部
102 小径部
200 分岐管(先端にフランジ部を有する円筒管)
200A 分割体
200B 分割体
201 筒本体
201a フランジ部
202 分岐部
300 先端がストレートな円筒管
B バンド
C ケーブル
P、P1、P2 合わせ面

Claims (9)

  1. 波形管を接続する筒状の第1接続部
    円筒管を接続する筒状の第2接続部と、
    前記第1接続部と前記第2接続部とを連通する筒状の中間部とが同軸上に設けられており、
    前記第1接続部は、前記波形管の大径部を収容する第1筒本体と、その外端を閉じるように設けられた第1外壁と、その内端を閉じるように設けられた第1内壁とを備え、
    前記第1外壁の中心には、前記波形管の小径部を通し、前記波形管の大径部を通さない第1開口が設けられ、
    前記第1内壁の中心には、前記中間部と連通する第1連通孔が設けられており、
    前記第1筒本体の断面形状が多角形であり、
    半径方向に2分割された一対の分割体から構成されている、
    ケーブル保護管用接続具。
  2. 前記第2接続部に接続される前記円筒管は、筒本体と、その先端に設けられた半径方向外側に突出するフランジ部とを有し、
    前記第2接続部は、前記フランジ部を収容する第2筒本体と、その外端を閉じるように設けられた第2外壁と、その内端を閉じるように設けられた第2内壁とを備え、
    前記第2外壁は、長手方向外側に向かって縮径するように傾斜しており、
    前記第2外壁の中心には、前記筒本体を通し、前記フランジ部を通さない第2開口が設けられ、
    前記第2内壁の中心には、前記中間部と連通する第2連通孔が設けられている、
    請求項1記載のケーブル保護管用接続具。
  3. 前記第2接続部は、第2筒本体と、その第2筒本体の外端を閉じるように設けられた第2外壁と、その第2外壁から長手方向外側に延びる円筒状の嵌合筒と、その第2筒本体の内端を閉じるように設けられた第2内壁とを備え、
    前記第2外壁は、長手方向外側に向かって縮径するように傾斜しており、
    前記第2内壁の中心には、前記中間部と連通する第2連通孔が設けられており、
    前記第2外壁の中心には、前記嵌合筒と連通する第3連通孔が設けられており、
    前記嵌合筒の内面は、長手方向外側に向かって拡径している、
    請求項1記載のケーブル保護管用接続具。
  4. 前記第2筒本体の断面形状が円形であり、その外径が前記第1筒本体の内接円の径の80〜120%である、
    請求項2または3記載のケーブル保護管用接続具。
  5. 前記中間部が円筒状を呈しており、
    前記中間部の外径は、前記第1接続部の第1筒本体の内接円の径および前記第2接続部の第2筒本体の内接円の径より小さく、
    前記中間部の外周に、2つの分割体を連結する連結部が設けられている、
    請求項2〜4いずれか記載のケーブル保護管用接続具。
  6. 前記第2接続部は、円筒状の嵌合筒と、その内端を閉じる第2内壁とを備え、
    前記嵌合筒は、内面が長手方向外側に向かって拡径しており、
    前記第2内壁の中心には、前記中間部と連通する第2連通孔が設けられている、
    請求項1記載のケーブル保護管用接続具。
  7. 前記中間部が円筒状を呈しており、
    前記中間部の内径は、前記第1接続部の前記第1開口の径より小さい、
    請求項1〜いずれか記載のケーブル保護管用接続具。
  8. 前記分割体の長手方向に延びる一対の合わせ面において、一方の合わせ面にボスが形成され、他方の合わせ面にそのボスの挿入を許すボス孔が形成されている、
    請求項1〜7いずれか記載のケーブル保護管用接続具。
  9. 前記第1接続部の第1筒本体の内面に吸水膨張性樹脂成分を備えた不織布が設けられている、
    請求項1〜いずれか記載のケーブル保護管用接続具。
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