JP6696823B2 - 端末装置及びプログラム - Google Patents
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Description
これに対し、本発明は、ユーザによって端末装置が面上を移動させられた場合に行うべき処理を、誤動作、及び遅延を少なくして行うことを目的とする。
本発明の端末装置において、前記端末装置の一の面に表示領域が設けられた表示部を備え、前記処理部は、前記表示領域が外部から視認可能な方向を向いている場合には、前記所定の処理として、前記表示部に所定の情報を表示させる処理を行ってもよい。
本発明の端末装置において、前記処理部は、前記加速度が作用した方向、及び大きさの少なくとも一方に応じた処理を行ってもよい。
本発明の端末装置において、前記加速度の変化は、前記加速度を計測する加速度センサの1サンプリング期間における変化を示してもよい。
本発明の端末装置において、前記処理部は、前記所定の処理として、前記端末装置に着信があった後、電話帳データにおいて発信元の電話番号と対応付けられた名称を表示させる処理を行ってもよい。
図1は、本発明の一実施形態に係る端末装置10の正面図である。端末装置10は、ユーザが手に持って使用する携帯端末である。端末装置10は、ここでは、スマートフォンである。端末装置10は、正面から見たときの横方向が短尺方向、縦方向が長尺方向となるように、直方体状に形成されている。端末装置10には、X軸、Y軸、及びZ軸からなる右手系のXYZ直交座標系が定められている。X軸は、端末装置10の左から右方向に延びる。Y軸は、端末装置10の下から上方向に延びる。Z軸は、端末装置10の正面に設けられた表示領域121から外に向かう方向を正方向とし、その反対方向を負方向とする。表示領域121は、各種の画像が表示される矩形の領域である。
なお、上方とは、少なくとも重力方向の反対方向の成分を持つ方向をいい、下方とは、少なくとも重力方向の成分を持つ方向をいう。また、端末装置10がホルダに設置されて立てられた状態の場合等、端末装置10が図2とは異なる姿勢の場合も、持ち上げによって、端末装置10にZ軸方向の加速度が作用する。
なお、端末装置10が、傾きがない面、又は傾きが少ない面に置かれている場合に、端末装置10はその面上をスライドし得る。
端末装置10は、制御部11と、表示部12と、操作部13と、無線通信部14と、マイクロホン15と、スピーカ16と、加速度センサ17と、記憶部18とを備える。
制御部11は、演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)11A、ROM(Read Only Memory)11B、及びワークエリアとしてのRAM(Random Access Memory)11Cを備えたプロセッサである。CPU11Aは、ROM11B又は記憶部18に記憶されたプログラムを、RAM11Cに読み出して実行することにより、端末装置10の各部を制御する。
電話帳データ181は、電話番号毎に、電話番号とそれと対応する名称とを対応付けて登録したデータである。この名称は、例えば氏名や組織名で、ユーザによって登録される。図5の例では、電話番号「090−1111−****」と、名称「山田 一郎」とが対応付けられ、電話番号「090−2222−****」と、名称「鈴木 博」とが対応付けられている。
制御部11は、プログラムを実行することにより、第1判定処理部111と、第2判定処理部112と、処理部113とに相当する機能を実現する。
第1判定処理部111は、端末装置10が持ち上げられたかどうかを判定するための処理を行う。第1判定処理部111は、取得部1111と、判定部1112とを含む。
取得部1111は、端末装置10に作用した3軸方向の加速度を、加速度センサ17から取得する。
第1取得部1121は、端末装置10の水平方向に対する傾きを取得する。第1取得部1121は、この傾きを示す物理量として、Z軸方向の加速度を加速度センサ17から取得する。端末装置10が完全な水平面に置かれている場合、理論上は、Z軸方向の加速度の絶対値が、重力加速度の大きさ(9.8m/s2)を示す。Z軸方向の加速度の絶対値は、端末装置10の水平方向に対する傾きが大きくなるほど、小さくなる。
まず、端末装置10の制御部11は、無線通信部14を介して、通話の着信を受け付けたかどうかを判定する(ステップS1)。通話の着信を受けていないと判定した場合は(ステップS1;NO)、制御部11は、図7の処理を終了する。通話の着信を受け付けたと判定した場合は(ステップS1;YES)、制御部11は、表示部12を制御して、発信元の電話番号を表示領域121に表示する(ステップS2)。発信元番号が「090−1111−xxxx」の場合、図11(A)に示すように、表示領域121には「090−1111−xxxx」と表示される。ステップS2では、発信元名称は表示されない。
まず、端末装置10の持ち上げの有無を判定するための処理について説明する。
図8は、端末装置10に作用する加速度の時間的な変化を示すタイミングチャートである。図8には、端末装置10に作用する加速度として、X軸方向の加速度AX、Y軸方向の加速度AY、及びZ軸方向の加速度AZの時間的な変化が示されている。図8、及びその他の図面に示す「○」(白丸印)は、加速度のサンプリングが行われる時刻を示す。ΔVa1は、各サンプリングの時刻を基準とした、期間Tsam(本発明の第1期間に対応。)における加速度の変化の大きさ(絶対値)を示す。期間Tsamは、ここでは、1サンプリング期間に相当する。閾値Th1は、ΔVa1に対する閾値である。ΔVa2は、各サンプリングの時刻を基準とした、期間Tmov(本発明の第2の期間に対応。)における加速度の変化の大きさ(絶対値)を示す。期間Tmovは、少なくとも期間Tsamよりも長い期間で、ここでは3サンプリング期間に相当する。閾値Th2は、ΔVa2に対する閾値である。閾値Th1、及び閾値Th2は、端末装置10の機種に応じて、設計段階、又は製造段階で設定される。
なお、以下の説明では、時刻「T」からi(iは自然数)サンプリング期間前の時刻を「T−i」と表し、iサンプリング期間後の時刻を「T+i」と表す。
図9Aは、ΔVa1の計算方法を説明する図である。図9Aには、図8に示す時刻Tnにサンプリングされた加速度に基づくΔVa1の計算方法が示されている。
即ち、制御部11は、時刻Tnにサンプリングされた加速度AX,AY,AZと、時刻Tn−1にサンプリングされた加速度AX,AY,AZとの差分をそれぞれ求め、求めた差分の絶対値を、|ΔX1|、|ΔY1|、及び|ΔZ1|として計算する。更に、制御部11は、|ΔX1|、|ΔY1|、及び|ΔZ1|を加算して、ΔVa1(つまり、ΔVa1=|ΔX1|+|ΔY1|+|ΔZ1|)を計算する。ΔVa1が大きいほど、期間Tsamというごく短い期間に(例えば瞬間的に)、端末装置10に作用する加速度に比較的大きな変化が生じたことを意味する。
図9Bは、ΔVa2の計算方法を説明する図である。図9Bには、時刻Tnにサンプリングされた加速度に基づくΔVa2の計算方法が示されている。この期間Tmovにおいては、図8に示すように、ΔVa1<Th1の関係を満たすものとする。
即ち、制御部11は、時刻Tn−3から時刻Tnまでにサンプリングされた加速度AX,AY,AZに基づいて、X軸、Y軸、及びZ軸のそれぞれについて、加速度の最大値と最小値との差分の絶対値を計算する。図9Bの例では、X軸については、時刻Tn、及び時刻Tn−2にサンプリングされた加速度AXの差分の絶対値|ΔX2|が計算される。Y軸については、時刻Tn、及び時刻Tn−2にサンプリングされた加速度AYの差分の絶対値|ΔY2|が計算される。Z軸については、時刻Tn、及び時刻Tn−1にサンプリングされた加速度AZの差分の絶対値|ΔZ2|が計算される。更に、制御部11は、|ΔX2|、|ΔY2|、及び|ΔZ2|を加算して、ΔVa2(つまり、ΔVa2=|ΔX2|+|ΔY2|+|ΔZ2|)を計算する。ΔVa2が大きいほど、期間Tmovという期間Tsamよりも長い期間において、端末装置10に作用する加速度に比較的大きな変化が生じたことを意味する。
即ち、制御部11は、期間Tmovのうち、ΔVa1が閾値Th1以上となった期間以前にサンプリングされた加速度を除外して、期間Tmovにおける加速度の最大値と最小値との差分の絶対値を計算する。図9Cに示す場合、時刻Tm−2において、ΔVa1が閾値Th1以上である。このため、制御部11は、時刻Tm−3,Tm−2にサンプリングされた加速度を除外して、時刻Tm−1,Tmにサンプリングされた加速度に基づいて、ΔVa2を計算する。
なお、図示はしないが、時刻Tm+1においては、制御部11は、時刻Tm−2にサンプリングされた加速度を除外し、時刻Tm−1,Tm,Tm+1にサンプリングされた加速度に基づいて、ΔVa2を計算することとなる。
なお、ステップS12では、電話番号に代えて発信元名称が表示されてもよい。
端末装置10において、ΔVa2が閾値Th2以上となるような、比較的大きな加速度の変化が生じた場合には、端末装置10が持ち上げられた可能性がある。しかし、このような加速度の変化が生じた全ての場合において、端末装置10が持ち上げられたとは限らない。例えば図8、又は図9Cに示す時刻Tm−2においては、ΔVa1が、期間Tsamというごく短い期間に急激に増大し、閾値Th1以上となっている。これは、例えば、着信を受け付けたときの端末装置10の構成部品の挙動、又は端末装置10の周辺の環境に起因して生じるものである、という知見を、本願の発明者は得た。また、このような急激な加速度の変化は、毎回の着信時に発生するとは限らないことも、本願の発明者は確認した。少なくとも、ΔVa1が閾値Th1以上となるような加速度の急激な変化は、人為的に端末装置10を移動させた場合に生じる加速度の変化とは、異質のものである。
なお、図8、及び図9Cの例では、Y軸、及びZ軸方向の加速度AY,AZに急激な変化が発生しているが、X軸方向の加速度AXに急激な変化が発生する可能性もある。
閾値Th2は、人為的に端末装置10を移動させた場合に生じる加速度の変化の大きさに応じて、設定される。また、閾値Th2は、例えば、バイブレーション機能の作動による加速度の変化を、端末装置10の持ち上げと誤認しないように、端末装置10の機種毎の異常値とする加速度の大きさや、バイブレーション機能による振動の大きさ等を考慮して、設定される。閾値Th1と閾値Th2とは、Th1>Th2の関係を満たす。
次に、端末装置10のスライドの有無を判定するための処理について説明する。
図10は、端末装置10に作用する加速度の時間的な変化を示すタイミングチャートである。図10には、端末装置10に作用する加速度として、X軸方向の加速度AX、Y軸方向の加速度AY、及びZ軸方向の加速度AZの時間的な変化が示されている。図10に示す「○」(白丸印)は、加速度のサンプリングが行われる時刻を示す。閾値+ThZ,−ThZは、加速度AZに対する閾値で、本発明の第1閾値の一例である。|ΔX|は、各サンプリングの時刻を基準とした、期間TsamにおけるX軸方向の加速度の変化の絶対値である。期間Tsamは、ここでは、1サンプリング期間に相当する。閾値ThXは、|ΔX|に対する閾値で、本発明の第2閾値の一例である。|ΔY|は、各サンプリングの時刻を基準とした、期間TsamにおけるY軸方向の加速度の変化の絶対値である。閾値ThYは、|ΔY|に対する閾値で、本発明の第2閾値の一例である。閾値ThX,ThYは、端末装置10の機種に応じて、設計段階、又は製造段階で設定されている。
例えば、時刻Tsにおいては、|ΔX|、及び|ΔY|が増大しているが、それぞれ閾値ThX,ThY未満である。よって、制御部11は、ステップS11で「NO」と判定する。この場合、制御部11は、端末装置10がスライドしていないと判定することになる。この場合、制御部11は、ステップS7の処理に戻る。
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施してもよい。また、以下に示す変形例は、各々を組み合わせてもよい。
(変形例1)
端末装置の持ち上げの有無の判定に関し、その端末装置は、期間Tmovの長さ、及び閾値Th2の一方、又は両方を変更してもよい。
第1判定処理部111Aは、取得部1111、及び判定部1112に加え、第1設定部1113と、第2設定部1114とに相当する機能を実現する。第1設定部1113は、期間Tmovの長さを可変として、期間Tmovの長さを設定する。第2設定部1114は、閾値Th2を可変として、閾値Th2を設定する。
以降、制御部11は、ステップS21,S22の設定に従って、ステップS1〜S12の処理を実行する。
図14から分かるように、時刻Tk−5から時刻Tkまでの期間における加速度の最大値と最小値との差分の絶対値である|ΔX2|,|ΔY2|,|ΔZ2|は、時刻Tk−3から時刻Tkまでの期間における加速度の最大値と最小値との差分の絶対値と同じとなるか、又はそれよりも大きくなるはずである。即ち、期間Tmovを長くするほど、ΔVa2は大きくなりやすい。このため、端末装置10Aのゆっくりとした移動、又は小さな移動でも、制御部11は、端末装置10Aが持ち上げられたと判定しやすくなる(つまり、感度が上がる)。反対に、期間Tmovを短くするほど、端末装置10Aの急激な動き、又は大きな動きがないと、制御部11は、端末装置10Aが持ち上げられたと判定しない(つまり、感度が下がる)。また、期間Tmovを短くするほど、ΔVa2の計算に要する時間が短縮されるので、端末装置10Aの即時応答性が向上する。
よって、端末装置10Aのユーザは、自己の好みや端末装置10Aの利用にあった感度となるように、閾値Th2、及び期間Tmovの一方又は両方を調整すればよい。
図15から分かるように、閾値Th2を小さくするほど、端末装置10Aのゆっくりとした動き、又は小さな動きでも、ΔVa2が閾値Th2以上となりやすい。即ち、制御部11は、端末装置10Aが持ち上げられたと判定しやすくなる(つまり、感度が上がる)。反対に、閾値Th2を大きくするほど、端末装置10Aの急激な動きがないと、又は大きな動きがないと、ΔVa2が閾値Th2以上とならない。即ち、制御部11は、端末装置10Aが持ち上げられたと判定しにくくなる(つまり、感度が下がる)。
よって、端末装置10Aのユーザは、自己の好みや端末装置10Aの利用にあった感度となるように、閾値Th2を設定すればよい。図15の例では、時刻Tuにおいて発信元名称が表示されるので、図8に示す場合よりもそのタイミングが早くなる。
この変形例によれば、端末装置10Aは、個々のユーザの利用に合った感度で自端末装置の持ち上げの有無を判定して、発信元名称の表示を行うことができる。
端末装置のスライドの有無の判定に関し、その端末装置は、閾値ThX,ThYの一方、又は両方を変更してもよい。
図16は、この変形例の端末装置10Bの制御部11の着信時表示処理に関する機能構成を示すブロック図である。制御部11は、プログラムを実行することにより、第1判定処理部111と、第2判定処理部112Bと、処理部113とに相当する機能を実現する。第1判定処理部111、及び処理部113は、上述した実施形態と同じ機能構成である。
第2判定処理部112Bは、第1取得部1121、第2取得部1122、及び判定部1123に加え、設定部1124に相当する機能を実現する。設定部1124は、閾値ThX,ThYの一方、又は両方を可変として、閾値ThX,ThYを設定する。
以降、制御部11は、ステップS31の設定に従って、ステップS1〜S12の処理を実行する。
この変形例によれば、個々のユーザの利用に合った感度で端末装置10Bは発信元名称の表示を行うことができる。
端末装置は、表示領域が向く方向に応じて、着信時表示処理を異ならせてもよい。
図19は、この変形例に係る端末装置10Cが行う着信時表示処理の流れを示すフローチャートである。図20は、端末装置10Cが行う着信時表示処理を説明する図である。
端末装置10Cの制御部11は、無線通信部14を介して、通話の着信を受け付けたと判定した場合(ステップS1;YES)、Z軸方向の加速度AZを、加速度センサ17から取得する(ステップS41)。次に、制御部11は、端末装置10Cが裏向きであるかどうかを判定する(ステップS42)。端末装置10Cが裏向きとは、端末装置10Cが水平状態とみなせる姿勢で、且つ表示領域121が下方を向いた姿勢をいう。ステップS42で「NO」と判定した場合、つまり端末装置10Cが裏向きでない場合(例えば表向きの場合)、制御部11は、上述した実施形態と同じ手順で、ステップS2〜S12の処理を行い、電話番号の表示、及び発信元名称の表示を行う。端末装置10Cが表向きとは、端末装置10Cが水平状態とみなせる姿勢で、且つ表示領域121が上方を向いた姿勢をいう。端末装置10Cが表向きの状態は、表示領域121が外部から視認可能な方向を向いた状態の一例である。この場合、表示領域121は、ユーザ又は第三者の位置から視認可能な方向を向いていることになる。よって、制御部11は、図20(A)に示すように、発信元の電話番号を表示した後、端末装置10Cが持ち上げられ又はスライドすると、発信元名称の表示を行う。
なお、表示領域121が外部から視認可能な方向を向いている状態は、表示領域121が外部から完全に視認不可能でない状態、又は視認可能とみなせる状態を含む概念である。
端末装置は、自端末装置がスライドしたときに作用した加速度の大きさ、又は方向に応じて、発信元名称の表示に係る処理を異ならせてもよい。図21、及び図22は、この変形例に係る端末装置10Dが行う着信時表示処理を説明する図である。
端末装置10Dは、例えば、|ΔX|、又は|ΔY|が閾値以上である場合は、図21(A)に示すように、電話番号の表示、及び発信元名称の表示を行う。一方、端末装置10Dは、|ΔX|、及び|ΔY|がいずれも閾値未満である場合は、図21(B)に示すように、電話番号の表示のままとする。
なお、この変形例で説明した加速度の方向や、大きさの条件はあくまで一例である。例えば、端末装置10Dは、加速度の方向や大きさを更に細分化して、加速度の方向や大きさに応じて、複数通りの処理を行ってもよい。
着信時表示処理は、電子メールやSNS(Social Networking Service)等の、メッセージの着信があった場合の表示処理とすることもできる。この場合の着信時表示処理は、上述した実施形態の発信元の電話番号を、発信元の電子メールアドレスやID等の文字列に置き換えることで、説明することができる。
端末装置10は、例えば、着信を受け付けると、スピーカ16を介して着信音を出力し、端末装置10が持ち上げられると、着信音を停止させる、又はその音量を下げる。これにより、端末装置10への着信をユーザが認識できるようにしつつ、ユーザ以外の第三者に対する着信音の出力によって迷惑を掛ける可能性が低くなる。また、端末装置10は、着信を受け付けると、バイブレーション機能を作動させ、端末装置10が持ち上げられると、バイブレーション機能を停止させてもよい。
上述した実施形態で説明した構成、又は動作の一部が省略されてもよい。着信時表示処理は、例えば、端末装置10の持ち上げ、及びスライドのいずれか一方に応じて発信元名称の表示を行う処理であってもよい。
端末装置10の持ち上げの有無の判定に関し、端末装置10は、期間Tmovにおける少なくとも一部の時刻で、ΔVa1が閾値Th1以上となった場合は、期間Tmovの残りの期間の加速度と関わりなく、持ち上げによる移動ではないと判定してもよい。
期間Tsamは、1サンプリング期間に限られず、例えば1サンプリング期間よりも長くてもよい。期間Tmovは、3サンプリング期間に限られず、例えば3サンプリング期間よりも短くてもよいし、3サンプリング期間よりも長くてもよい。
また、Th1≦Th2の関係であってもよい。
例えば、端末装置10の水平方向に対する傾きが、ジャイロセンサ等の加速度センサ以外のセンサによって計測されてもよい。また、端末装置10は、フィーチャーフォンや、タブレット型コンピュータ等の、スマートフォン以外の端末装置であってもよい。また、端末装置10におけるX軸、Y軸、及びZ軸からなる座標系は、図1で説明した座標系に限られない。また、加速度センサ17が加速度を計測する方向や数は、上述した実施形態で説明した例に限られない。
Claims (4)
- 自端末装置の水平方向に対する傾きを取得する第1取得部と、
自端末装置に作用する水平成分を有する方向の加速度を取得する第2取得部と、
前記傾きが第1閾値未満である場合において、前記加速度の変化の大きさが第2閾値以上となったときに、前記端末装置に着信があった後に、電話帳データにおいて発信元の電話番号と対応付けられた名称を表示させる処理を行う処理部と
を備える端末装置。 - 前記第2閾値を可変として、当該第2閾値を設定する設定部
を備えることを特徴とする請求項1に記載の端末装置。 - 前記加速度の変化は、前記加速度を計測する加速度センサの1サンプリング期間における変化を示す
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の端末装置。 - 端末装置のコンピュータに、
前記端末装置の水平方向に対する傾きを取得するステップと、
前記端末装置に作用する水平成分を有する方向の加速度を取得するステップと、
前記傾きが第1閾値未満である場合において、前記加速度の変化の大きさが第2閾値以上となったときに、前記端末装置に着信があった後に、電話帳データにおいて発信元の電話番号と対応付けられた名称を表示させる処理を行うステップと
を実行させるためのプログラム。
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