JP6696386B2 - 数値制御装置と制御方法 - Google Patents

数値制御装置と制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6696386B2
JP6696386B2 JP2016190556A JP2016190556A JP6696386B2 JP 6696386 B2 JP6696386 B2 JP 6696386B2 JP 2016190556 A JP2016190556 A JP 2016190556A JP 2016190556 A JP2016190556 A JP 2016190556A JP 6696386 B2 JP6696386 B2 JP 6696386B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movement
command
stop
alarm
movement command
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016190556A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018055395A (ja
Inventor
崇 大高
崇 大高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2016190556A priority Critical patent/JP6696386B2/ja
Priority to CN201710855140.0A priority patent/CN107885161B/zh
Publication of JP2018055395A publication Critical patent/JP2018055395A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6696386B2 publication Critical patent/JP6696386B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/406Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by monitoring or safety
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/34Director, elements to supervisory
    • G05B2219/34465Safety, control of correct operation, abnormal states

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Description

本発明は、数値制御装置と制御方法に関する。
特許文献1に開示の数値制御装置は、NCプログラムに基づき作成した移動指令を移動指令バッファに記憶し、移動指令バッファに記憶の移動指令を順次工作機械に出力する。数値制御装置は、停止指令の入力時、移動指令バッファへの移動指令の記憶を停止する。数値制御装置は、移動指令バッファ内で出力済みとなっていない移動指令である残存移動指令から、工作機械の残存移動距離を算出する。数値制御装置は、停止指令の入力時の移動速度から所定の減速度で工作機械を減速停止させるのに必要な減速停止距離を算出する。残存移動距離が減速停止距離以下になるまで、数値制御装置は工作機械に残存移動指令を出力する。残存移動距離が減速停止距離以下になると、数値制御装置は、移動指令バッファ内の残存移動指令から減速用移動指令を作成して工作機械に出力する。
特許第5381806号公報
上記数値制御装置では、残存移動距離が減速停止距離以下になるまで、工作機械は残存移動指令に従い動作する。故に、数値制御装置は、停止指令の入力後に工作機械を即座に停止できない可能性があった。
本発明の目的は、工作機械を即座に移動停止可能な数値制御装置と制御方法を提供することである。
本発明の第一態様の数値制御装置は、NCプログラムに基づき、工作機械の軸を移動する複数の移動指令を生成する生成部と、前記生成部が生成した複数の前記移動指令を記憶手段に記憶する記憶制御部と、前記記憶制御部が前記記憶手段に記憶した複数の前記移動指令を順次、前記工作機械に出力する出力制御部と、アラームが発生した場合、前記記憶制御部による前記移動指令の記憶を中止する中止制御部と、前記中止制御部が前記記憶制御部による前記移動指令の記憶を中止した場合、前記記憶手段が記憶し且つ前記出力制御部による出力が未完了の複数の前記移動指令である残存移動指令に基づき、前記軸を所定の加速度で減速停止する減速停止指令を生成して前記工作機械に出力する減速停止部とを備えた数値制御装置において、発生した前記アラームが、特定の情報を示す特定アラームであるか否かを判断する判断部を備え、前記減速停止部は、前記アラームが前記特定アラームでないと前記判断部が判断した場合、前記残存移動指令に基づく前記軸の移動距離である残存移動距離が、移動中の前記軸の移動速度から前記所定の加速度で減速停止するまでの前記軸の移動距離である減速停止距離以下になるまで、前記残存移動指令を前記工作機械に出力する特定出力制御部と、前記残存移動距離が前記減速停止距離以下になるまで前記特定出力制御部が前記残存移動指令を出力した場合、前記特定出力制御部が出力しなかった前記残存移動指令を、前記減速停止指令に変換し前記工作機械に出力する第一減速停止部と、前記アラームが前記特定アラームであると前記判断部が判断した場合、前記減速停止指令を生成して前記工作機械に出力する第二減速停止部とを備え、前記第二減速停止部は、前記残存移動指令の一部を前記減速停止指令に変換して前記工作機械に出力し、前記記憶手段が記憶する前記移動指令に基づく移動距離分移動して停止した場合の前記軸の位置である停止予定位置を前記記憶手段に記憶する位置記憶制御部と、前記アラームが前記特定アラームであると前記判断部が判断した場合、前記位置記憶制御部が前記記憶手段に記憶した前記停止予定位置から、前記第二減速停止部が変換しない前記残存移動指令に基づく移動距離分、前記軸が戻って停止した場合の位置である停止確定位置を前記記憶手段に記憶する位置補正制御部とを備えたことを特徴とする。上記構成によれば、第二減速停止部は、残存移動距離と減速停止距離との関係に関わらず、減速停止指令を出力する。故に、第二減速停止部が減速停止指令を出力した場合、第一減速停止部が減速停止指令を出力する場合に比べ、工作機械の軸は短時間で減速停止できる。故に、工作機械を即座に移動停止可能な数値制御装置が、実現できる。
値制御装置は、第二減速停止部の出力による減速停止指令で減速停止する軸の正確な停止位置を、記憶手段に記憶できる。
前記数値制御装置では、前記特定アラームは、前記軸を緊急停止させる情報を示してもよい。軸が緊急停止する必要がある場合に、数値制御装置は軸を即座に移動停止できる。
本発明の第二態様の制御方法は、NCプログラムに基づき、工作機械の軸を移動する複数の移動指令を生成する生成工程と、前記生成工程が生成した複数の前記移動指令を記憶手段に記憶する記憶制御工程と、前記記憶制御工程が前記記憶手段に記憶した複数の前記移動指令を順次、前記工作機械に出力する出力制御工程と、アラームが発生した場合、前記記憶制御工程による前記移動指令の記憶を中止する中止制御工程と、前記中止制御工程が前記記憶制御工程による前記移動指令の記憶を中止した場合、前記記憶手段が記憶し且つ前記出力制御工程による出力が未完了の複数の前記移動指令である残存移動指令に基づき、前記軸を所定の加速度で減速停止する減速停止指令を生成して前記工作機械に出力する減速停止工程とを備えた数値制御装置の制御方法において、発生した前記アラームが、特定の情報を示す特定アラームであるか否かを判断する判断工程を備え、前記減速停止工程は、前記アラームが前記特定アラームでないと前記判断工程が判断した場合、移動中の軸の移動速度から前記残存移動指令に基づく前記軸の移動距離である残存移動距離が、移動中の前記軸の移動速度から前記所定の加速度で減速停止するまでの前記軸の移動距離である減速停止距離以下になるまで、前記残存移動指令を前記工作機械に出力する特定出力制御工程と、前記残存移動距離が前記減速停止距離以下になるまで前記特定出力制御工程が前記残存移動指令を出力した場合、前記特定出力制御工程が出力しなかった前記残存移動指令を、前記減速停止指令に変換し前記工作機械に出力する第一減速停止工程と、前記アラームが前記特定アラームであると前記判断工程が判断した場合、前記減速停止指令に生成して前記工作機械に出力する第二減速停止工程とを備え、前記第二減速停止工程は、前記残存移動指令の一部を前記減速停止指令に変換して前記工作機械に出力し、前記記憶手段が記憶する前記移動指令に基づく移動距離分移動して停止した場合の前記軸の位置である停止予定位置を前記記憶手段に記憶する位置記憶制御工程と、前記アラームが前記特定アラームであると前記判断工程が判断した場合、前記位置記憶制御工程が前記記憶手段に記憶した前記停止予定位置から、前記第二減速停止工程が変換しない前記残存移動指令に基づく移動距離分、前記軸が戻って停止した場合の位置である停止確定位置を前記記憶手段に記憶する位置補正制御工程とを備えたことを特徴とする。第二態様の制御方法は、第一態様と同様の効果を奏する。
数値制御装置1と工作機械5の電気的構成を示すブロック図。 情報テーブル100のデータ構成図。 軸移動処理の流れ図。 軸移動処理に伴う主軸64の移動を説明する説明図。 軸停止処理の流れ図。 発生したアラームの緊急度が低い場合の主軸64の停止制御を説明する説明図。 図5に続く軸停止処理の流れ図。 発生したアラームの緊急度が高い場合の主軸64の停止制御を説明する説明図。
本発明の実施形態の一例である数値制御装置1を説明する。数値制御装置1は例えば工作機械5に設けた制御箱(図示略)に格納する。数値制御装置1は、工作機械5の動作を制御する装置である。数値制御装置1は、NCプログラムを読込んで各種の制御指令を生成し、生成した指令を工作機械5に出力する。数値制御装置1が出力した制御指令に基づき、工作機械5は例えば工具を高速回転して被加工物に切削加工等の加工を施す。NCプログラムは各種の制御指令を含む複数ブロックで構成する。
図1に示す如く、工作機械5は、開閉扉(図示略)、X軸モータ51、X軸61、Y軸モータ52、Y軸62、Z軸モータ53、Z軸63、主軸モータ54、主軸64、マガジンモータ55、工具マガジン65、切削油貯留部(図示略)、グリス貯留部(図示略)等を備える。
開閉扉は、工作機械5の加工空間を作業者の手動により開閉する扉である。工作機械5は加工空間内で被加工物を加工する。X軸モータ51はX軸61を駆動する。Y軸モータ52はY軸62を駆動する。Z軸モータ53はZ軸63を駆動する。X軸61、Y軸62、Z軸63は、夫々、ボールねじ軸である。グリス(図示略)は、X軸61、Y軸62、Z軸63の夫々に塗布される。X軸61、Y軸62、Z軸63が駆動することで、主軸64は、X方向、Y方向、Z方向に被加工物に対して相対的に移動する。X方向とY方向は、互いに直交する水平な方向である。Z方向は上下方向であり、X方向とY方向の夫々に対して直交する。
X軸モータ51、Y軸モータ52、Z軸モータ53は夫々、エンコーダ51A〜53Aを備える。エンコーダ51A〜53Aは夫々、X方向、Y方向、Z方向における主軸64の被加工物に対する実際の相対位置を検出する。以下、X軸モータ51、Y軸モータ52、Z軸モータ53を総称する場合、モータ50と称し、エンコーダ51A〜53Aを総称する場合、エンコーダ50Aと称す。
主軸モータ54は主軸64を駆動する。主軸64は工具を装着する。主軸64が駆動すると工具は回転する。主軸モータ54はエンコーダ54Aを備える。エンコーダ54Aは主軸64の回転位置を検出する。マガジンモータ55は工具マガジン65を駆動する。マガジンモータ55はエンコーダ55Aを備える。エンコーダ55Aは、工具マガジン65の駆動位置を検出する。切削油貯留部は、加工空間内にある工具と被加工物に供給する切削油を貯留する。加工空間から排出する切削油は、切削油貯留部に循環して戻る。グリス貯留部は、X軸61、Y軸62、Z軸63に給脂するグリスを貯留する。
工作機械5は、電源スイッチ71、非常停止スイッチ72、操作パネル73、リミットスイッチ75、液面センサ76、圧力センサ78、表示部77を備える。電源スイッチ71、非常停止スイッチ72、操作パネル73は、何れも、作業者による操作が可能であり、例えば工作機械5の外壁に設ける。電源スイッチ71は、工作機械5の電源をON又はOFFに切替える指示を検出する。非常停止スイッチ72は、工作機械5の加工を緊急停止する指示を検出する。操作パネル73は各種指示を検出する。リミットスイッチ75は、開閉扉が加工空間を開放したか否かを検出する。液面センサ76は切削油貯留部に設ける。液面センサ76は、切削油貯留部に貯留の切削油の液面が、所定高さ以下になったか否かを検出する。圧力センサ78はグリス貯留部に設ける。圧力センサ78は、グリス貯留部に貯留のグリスが、所定量以下になったか否かを検出する。表示部77は例えば操作パネル73の隣に設ける。表示部77は各種情報を表示する。各種情報は主軸64の停止位置を含む。
数値制御装置1の構成を説明する。数値制御装置1はCPU31を備える。CPU31は数値制御装置1の動作を統括制御する。CPU31は、ROM32、RAM33、記憶装置34、AC/DC変換機38、電圧検出部39、サーボアンプ41〜45、入出力インターフェース46に電気的に接続する。ROM32は、後述の軸移動処理(図3参照)を実行する為のプログラム等、各種プログラムを記憶する。各種プログラムは、コンピュータで読取可能な記憶媒体としての不揮発性の記憶装置、EEPROM(登録商標)、HDD(ハードディスクドライブ)等に記憶してもよい。
RAM33は、各種プログラムの実行に伴い、各種情報を一時的に記憶する。RAM33は指令記憶領域36、特定記憶領域37等を含む。指令記憶領域36は、主軸64を被加工物に対して相対移動する制御指令である移動指令を記憶する。各移動指令は、主軸64を単位時間ΔT当たりに移動する指令である。単位時間ΔTは例えば2msである。指令記憶領域36は、M個の記憶領域を含み、各記憶領域は一つの移動指令を記憶する。Mは自然数である。以下、指令記憶領域36が有する各記憶領域を、0番目記憶領域、1番目記憶領域、2番目記憶領域、・・・i番目記憶領域・・・、M番目記憶領域と称す。iは、指令記憶領域36の各記憶領域のインデックスであり、M以下の自然数である。また、0番目記憶領域からM番目記憶領域に記憶の移動指令を、順に、移動指令F0、F1、F2、・・・、Fi・・・、FMと称し、指令記憶領域36に記憶の移動指令を総称する場合、単に移動指令と称す。
特定記憶領域37は特定移動指令F'を記憶する。特定移動指令F'は、指令記憶領域36に記憶の移動指令を変換した制御指令である。後述の如く、特定移動指令F'が工作機械5に出力した制御指令となる場合と、特定移動指令F'が工作機械5に出力予定の制御指令となる場合がある。RAM33は、指令記憶領域36と特定記憶領域37の他に、後述の減速用移動指令Fd等の各種情報を記憶する記憶領域(図示略)を含む。
記憶装置34は、各種プログラムの実行に伴い、各種情報を記憶する不揮発性のメモリである。記憶装置34は、位置記憶領域57、情報記憶領域59を含む。位置記憶領域57は、表示部77が表示する主軸64の停止位置を記憶する。位置記憶領域57に記憶する主軸64の停止位置は、CPU31が工作機械5に出力する制御指令に基づき特定する主軸64の停止位置である。位置記憶領域57が記憶する主軸64の停止位置は、後述の停止予定位置と停止確定位置を含む。情報記憶領域59は、後述の情報テーブル100(図2参照)を記憶する。記憶装置34は、位置記憶領域57、情報記憶領域59の他、所定期間であるグリス交換間隔を記憶する領域(図示外)を含む。数値制御装置1はグリス交換間隔が経過する度に自動でグリスを供給する。
AC/DC変換機38は、外部の交流電源90に接続し、交流電源90が供給する交流の電力を直流の電力に変換する。AC/DC変換機38が変換した電力は、数値制御装置1と工作機械5の電力源となる。電圧検出部39は、AC/DC変換機38に電気的に接続する。電圧検出部39は、AC/DC変換機38が変換した電力の電圧を検出する。
サーボアンプ41はX軸モータ51に電気的に接続する。サーボアンプ42はY軸モータ52に電気的に接続する。サーボアンプ43はZ軸モータ53に電気的に接続する。以下、サーボアンプ41〜43を総称する場合、サーボアンプ40と称す。CPU31がサーボアンプ40に制御指令を出力することで、サーボアンプ40は、エンコーダ50Aの検出結果を取得しながら、モータ50を駆動制御する。サーボアンプ40は、エンコーダ50Aの検出結果をCPU31に出力する。
サーボアンプ44は主軸モータ54に電気的に接続する。サーボアンプ45はマガジンモータ55に電気的に接続する。CPU31が、サーボアンプ44、45に制御指令を出力することで、サーボアンプ44、45は、エンコーダ54A、55Aの検出結果を取得しながら、主軸モータ54、マガジンモータ55を駆動制御する。
入出力インターフェース46は、電源スイッチ71、非常停止スイッチ72、操作パネル73、リミットスイッチ75、液面センサ76、圧力センサ78、表示部77に、電気的に接続する。CPU31は、入出力インターフェース46を介して、電源スイッチ71、非常停止スイッチ72、操作パネル73、リミットスイッチ75、液面センサ76、圧力センサ78の検出結果を取得する。CPU31は、入出力インターフェース46を介して、表示部77に各種情報を表示する。
図2を参照し、記憶装置34が情報記憶領域59に記憶する情報テーブル100を説明する。情報テーブル100は、緊急度を示す情報と、アラーム種類を示す情報を対応付けて記憶する。緊急度を示す情報は、緊急度高と緊急度低を含む。緊急度高は、指令記憶領域36が記憶する移動指令に関わらず、移動中の主軸64を減速停止する緊急度を示す。即ち、緊急度高は、主軸64を緊急停止させる情報を示す。緊急度低は、指令記憶領域36が記憶する移動指令が後述の条件を満たした場合、主軸64を減速停止する緊急度を示す。
アラーム種類を示す情報は、電源オフ、電源低下、非常停止、扉開放、位置偏差過大、ストロークオーバ、切削油液面低下、グリス交換を含む。電源オフ、電源低下、非常停止、扉開放、位置偏差過大は、何れも緊急度高に対応する。ストロークオーバ、切削油液面低下、グリス交換は、何れも緊急度低に対応する。
電源スイッチ71が、工作機械5の加工中に、工作機械5の電源をONからOFFに切り替える指示を検出した場合、電源オフのアラームは発生する。電圧検出部39の検出電圧が、工作機械5の加工中に所定の閾値以下になった場合、電源低下のアラームは発生する。所定の閾値は、正常に動作する工作機械5が要する電力の電圧値である。作業者が非常停止スイッチ72を押した時、非常停止のアラームは発生する。リミットスイッチ75が、工作機械5の加工中に加工空間の開放を検出した場合、扉開放のアラームは発生する。位置記憶領域57に記憶のモータ50への指令位置が、エンコーダ50Aの検出した位置から所定距離以上に離れた場合、位置偏差過大のアラームは発生する。主軸64が、主軸64の可動領域から退出する場合、ストロークオーバのアラームは発生する。液面センサ76が検出した液面の高さが、所定の高さ以下になった場合、切削油液面低下のアラームは発生する。圧力センサ78が検出したグリスの量が所定量以下になった場合、グリス交換のアラームは発生する。
図3、図4を参照し、軸移動処理を説明する。工作機械5が被加工物の加工を実行する場合、CPU31は軸移動処理を実行する。軸移動処理は、主軸64を被加工物に対して相対移動する処理である。主軸64の移動方向は、X方向、Y方向、Z方向の何れの方向であってもよい。CPU31は、軸移動処理の実行に伴い、主軸64を回転制御する処理を実行する。以下、CPU31が主軸64を回転制御する説明を省略し、軸移動処理のみを説明する。
軸移動処理の概要を説明する。CPU31は、軸移動処理の実行に伴って、NCプログラムが含む複数のブロックを、1ブロックずつ読込む。各ブロックは、移動指令を含む。CPU31が移動指令をサーボアンプ40に出力することで、主軸64は移動する。主軸64は、移動指令に従い、加速度Aで指令速度Fまで加速した後、指令速度Fで定速移動する。定速移動した主軸64は、加速度Aで減速して停止する。加速度Aは所定の値である。CPU31がNCプログラムを1ブロック単位で読込む度に、主軸64は上記移動を繰り返す。図4下段のグラフは、移動開始から移動終了までの、主軸64の移動速度の変化を示す。以下、主軸64が定速移動する速度を指令速度Fと称す。指令速度Fは、NCプログラムのブロック毎に異なってもよい。加速度Aで加減速する主軸64の単位時間ΔT毎の速度変化量をΔVとした場合(図4参照)、指令速度FはΔVの整数倍になる。作業者が操作パネル73を操作して軸移動処理の開始指示を入力すると、CPU31は軸移動処理を実行する為のプログラムを読み出して、軸移動処理を開始する。
CPU31は初期化処理を実行する(S10)。CPU31は、RAM33に記憶の情報と、記憶装置34の位置記憶領域57に記憶の情報を初期化する(S10)。更にCPU31はi=0に初期化する(S10)。CPU31は、NCプログラムの1ブロックを読込む(S11)。CPU31は、読込んだ1ブロック分のNCプログラムから指令速度Fを読出し、加減速時間Taを取得する(S13)。加減速時間Taは、主軸64の速度が、速度0から指令速度Fが示す速度に到達するまでの時間である(図4参照)。故に加減速時間Taは式(A)によって求まる。
Ta=F/A・・・(A)
式(A)では、Fは指令速度Fである。CPU31は、S11で取得の指令速度Fを式(A)に代入し、加減速時間Taを取得する(S13)。加減速時間Taは、単位時間ΔTの整数倍である。
CPU31は、S11で取得したTaに基づきメモリ数nを取得する。メモリ数nは、主軸64が速度0から指令速度Fに到達するまでに必要な移動指令の個数である。故にメモリ数nは、式(B)によって求まる。
n=Ta/ΔT・・・(B)
CPU31は、S13で取得したTaを式(B)に代入することで、メモリ数nを取得する(S15)。以下、メモリ数nを単にnと称し、n=7である場合を例に説明する。
CPU31は、情報テーブル100に記憶のアラームの少なくとも一つが発生したか否かを判断する。(S17)。CPU31は、情報テーブル100に記憶のアラームの少なくとも一つが発生したと判断した場合(S17:YES)、軸停止処理を実行する(S39)。情報テーブル100に記憶のアラームが何れも発生していない場合(S17:NO)、CPU31は、処理をS19に移行する。
例えば、CPU31は、情報テーブル100のアラームが発生したか否かを順に判断する(S17)。CPU31は、電源スイッチ71が工作機械5の電源をONからOFFに切り替える指示を検出したか否かを判断することで、電源オフのアラームが発生したか否かを判断する。CPU31は、電圧検出部39の検出電圧が、所定の閾値以下になったか否かを判断することで、電源低下のアラームが発生したか否かを判断する。CPU31は、非常停止スイッチ72が、工作機械5の加工を緊急停止する指示を検出したか否かを判断することで、非常停止のアラームが発生したか否かを判断する。CPU31は、リミットスイッチ75が工作機械5の加工空間の開放を検出したか否かを判断することで、扉開放のアラームが発生したか否かを判断する。CPU31は、モータ50への指令位置が、エンコーダ50Aが出力した位置から所定距離以上に離れたか否かを判断することで、位置偏差過大のアラームが発生したか否かを判断する。CPU31は、指令記憶領域36に記憶の移動指令に従い移動した場合の主軸64が、主軸64の可動範囲を超えるか否かを判断することで、ストロークオーバのアラームが発生したか否かを判断する。CPU31は、液面センサ76が検出した液面の高さが所定の高さ以下になったか否かを判断することで、切削油液面低下のアラームが発生したか否かを判断する。CPU31は、圧力センサ78が検出したグリスの量が所定量以下になったか否かを判断することで、グリス交換のアラームが発生したか否かを判断する。
情報テーブル100に記憶のアラームが何れも発生していないと判断した場合(S17:NO)、CPU31は、S11で読込んだブロックに基づき移動指令を一つ生成する(S19)。CPU31は、主軸64の停止位置を、表示して、位置記憶領域57に記憶する(S21)。S21で表示する停止位置は、S19で取得した移動指令に基づく移動距離分移動して停止した場合の主軸64の位置である。即ち、S21で表示部77が表示する主軸64の停止位置は、主軸64の停止予定位置となる。S17実行時における主軸64の位置が(X,Y,Z)であり、且つS19で生成した移動指令に相当する移動距離が、X方向にΔx、Y方向にΔy、Z方向にΔzであるとする。主軸64の停止予定位置は、(X+Δx,Y+Δ,Z+Δz)になる。CPU31は、停止予定位置(X+Δx,Y+Δ,Z+Δz)を、表示部77に表示し、且つ、表示する停止予定位置を位置記憶領域57に記憶する(S21)。
CPU31は、主軸64の移動開始に関する移動指令F0を生成した後(S19)、生成した移動指令F0を指令記憶領域36の0番目記憶領域に記憶する(図4(a)、S23)。CPU31は、主軸64の停止予定位置を表示部77に表示して、位置記憶領域57にする(S21)。CPU31は、iを0から1にインクリメントして(S25)、iが0以上か否かを判断する(S27)。iはnより小さい(S27:NO)ので、CPU31は処理をS31へ移行する。RAM33が、指令記憶領域36の1番目記憶領域に移動指令F1として初期化した時の0を記憶しているので(図4(a)参照)、CPU31は、指令記憶領域36の移動指令F1として0をサーボアンプ40に出力する(S31)。CPU31は、出力した移動指令F1を特定移動指令F'として特定記憶領域37に上書きして記憶し、指令記憶領域36の1番目記憶領域を初期化する(S33)。CPU31は、主軸64の移動が完了したか否かを判断する(S35)。CPU31は、S11で読込んだブロックに基づく移動指令を全てサーボアンプ40に出力したか否かによって、主軸64の移動が完了したか否かを判断する。主軸64の移動が終了していない場合(S35:NO)、CPU31は、処理をS17に移行する。CPU31は、主軸64の移動完了まで(S35:NO)、S17〜S35を実行する。CPU31は、S17〜S35を繰り返し実行することで、指令記憶領域36の0番目記憶領域から6番目記憶領域に移動指令を順に記憶する(S23)。移動指令F6は、指令速度Fを示す。
CPU31はiを6から7にインクリメントする(S25)。CPU31は、iを7から0に初期化して(S27:YES、S29)、移動指令F0をサーボアンプ40に出力する(図4(g)、S31参照)。CPU31は、移動指令F0の出力後、指令記憶領域36の0番目記憶領域を初期化し(S31)、移動指令F0を特定移動指令F'として特定記憶領域37に記憶する(S33)。CPU31は、移動指令の生成を開始してから(S19)、加減速時間Ta遅延して、生成した最初の移動指令をサーボアンプ40に出力する(S31)。主軸64は移動指令Fiが示す速度で移動する。CPU31は、移動指令Fiを特定記憶領域37に記憶し、i番目記憶領域を初期化する(S33)。故にS33で記憶する特定移動指令F'は、移動中の主軸64の速度を示す。
主軸64の移動が終了していないので(S35:NO)、CPU31は、S17〜S35を更に実行する。CPU31は、0番目記憶領域に新たな移動指令F0である移動指令F'0を記憶し(図4(h)、S23)、iを0から1にインクリメントする(S25)。移動指令F'0は、例えば指令速度Fを示す。CPU31は、移動指令Fiである移動指令F1をサーボアンプ40に出力する(図4(h)、S31)。CPU31は、S17〜S35を更に繰り返して実行することで、移動指令F2〜F6、F'0を順に出力する。尚、図4(h)の状態では、CPU31は、移動指令F6、F'0を出力しないが、説明の都合、移動指令F6、F'0とグラフの関係を、破線によって図示する。
CPU31は、S17〜S35を更に繰り返し実行することで、移動指令をサーボアンプ40に順次出力する。主軸64が加減速時間Taをかけて加速度Aで増速することで、主軸64の速度は指令速度Fに達する。主軸64は、指令速度Fで定速移動した後、加減速時間Taをかけて加速度Aで減速し停止する。尚、主軸64が減速を開始する場合、CPU31は、S19で移動指令として速度0を示す移動指令である零移動指令を生成し、S21で主軸64の予定停止位置に0を加算し、S23で移動指令Fiとして零移動指定を記憶し、処理をS25に移行する。CPU31は移動指令Fiが零移動指令であるので減速を継続し、主軸64は停止する。表示部77がS21で表示する主軸64の停止予定位置と、主軸64の実際の停止位置は、主軸64の移動終了時に互いに一致する。
主軸64の移動が終了した場合(S35:YES)、CPU31は、NCプログラムの全てのブロックを読み込んだか否かを判断する(S37)。CPU31は、NCプログラムの全てのブロックを読込んでない場合(S37:NO)、処理をS10に移行する。CPU31は、NCプログラムの全てのブロックを読込むまで(S37:NO)、上述のS10〜S37を繰り返し実行する。CPU31は、全てのブロックを読込んだ場合(S37:YES)、軸移動処理を終了する。
図2、図5〜図8を参照し、軸停止処理を説明する。軸停止処理は、移動中の主軸64を停止する処理である。CPU31は、軸停止処理(S39)を実行することで、移動指令Fiの指令記憶領域36への記憶(S23)を中止する。アラーム発生時に指令記憶領域36に残存する移動指令は、サーボアンプ40への出力が未完了の移動指令であり、零移動指令を含む。CPU31は、RAM33の指令記憶領域36に残存する移動指令に基づき、主軸64を加速度Aで減速停止する制御を実行する。CPU31は、発生したアラームの緊急度に応じて、主軸64の停止の制御方法を変更する。以下、移動指令F'0の出力時(図4で示すT=ta)、アラームが発生した場合を例に、軸停止処理を説明する。
図5に示す如く、CPU31は、速度が0よりも大きな移動指令が指令記憶領域36に残存するか否かを判断する(S51)。移動指令が残存しない場合(S51:NO)、主軸64は停止している。CPU31は軸停止処理を終了し、軸移動処理(図3参照)を終了する。
移動指令が残存する場合(S51:YES)、CPU31は、零移動指令をi番目の記憶領域に上書きする(S53)。CPU31は、iをインクリメントして(S55)、iがn以上か否かを判断する(S56)。iがn未満である場合(S56:NO)、CPU31は処理をS59に移行する。iがn以上である場合(S56:YES)は、CPU31は、iを0に初期化して(S57)、処理をS59に移行する。例えばアラーム発生時(S17:YES)、i=0であるので(S56:NO)、CPU31は処理をS59に移行する。
CPU31は、S17で検出したアラームの緊急度が高いか否かを判断する(S59)。CPU31は、S17で検出したアラームと一致する情報テーブル100のアラームを特定し、特定したアラームに対応する緊急度を取得する(S59)。取得したアラームの緊急度が高い場合(S59:YES)、CPU31は処理をS69(図7参照)に移行する。取得したアラームの緊急度が低い場合(S59:NO)、CPU31は処理をS61に移行する。
CPU31は減速停止距離Laを取得する(S61)。減速停止距離Laは、RAM33の特定記憶領域37に記憶の特定移動指令F'が示す速度で移動中の主軸64が、加速度Aで減速する場合に移動する距離である。故に減速停止距離Laは式(C)によって求まる。
La=F'*F'/2A・・・(C)
CPU31は、特定記憶領域37を参照して特定移動指令F'を取得し、特定移動指令F'が示す速度を式(C)に代入する。故にCPU31は、減速停止距離Laを取得する(S61)。
CPU31は指令記憶領域36に記憶した移動指令の合計を残存移動距離Lbとして取得する(S63)。残存移動距離Lbは、指令記憶領域36に残存する出力未完了の移動指令に従い主軸64が移動した場合の移動距離である。
CPU31は、減速停止距離Laが残存移動距離Lb以上であるか否かを判断する(S65)。減速停止距離Laが残存移動距離Lb未満である場合(S65:NO)、CPU31はRAM33に記憶の移動指令Fiをサーボアンプ40に出力する(S67)。主軸64は、サーボアンプ40に入力の移動指令Fiが示す速度で移動する。CPU31は、出力した移動指令Fiを、特定移動指令F'としてRAM33の特定記憶領域37に上書きして記憶する(S67)。S67で記憶する特定移動指令F'は、サーボアンプ40に出力した移動指令となる。CPU31が、S51〜S67を繰り返し実行することで(S65:NO)、残存移動距離Lbは低下する。
図6に示す如く、アラーム発生時、RAM33は特定記憶領域37に移動指令F'0を特定移動指令F'として記憶している(S33)。CPU31は、1番目記憶領域から6番目記憶領域の夫々に、指令速度Fを示す移動指令F1〜F6を記憶している(図6(a)参照)。減速停止距離Laは残存移動距離Lb未満である(S65:NO)。CPU31は、S51〜S67を3回繰り返して実行し、RAM33に記憶の移動指令F1〜F3を順に出力する(S67、図6(a)〜(c))。本例では、CPU31が出力する移動指令は、何れも指令速度Fを示す。故に、CPU31がS51〜S67を繰り返しても、減速停止距離Laは一定である。CPU31が、一例として移動指令F3を出力した時(S67)、減速停止距離Laは、残存移動距離Lb以上になる(S65:YES)。CPU31は処理をS69に移行する。S69の処理移行時、RAM33は、移動指令F3を特定移動指令F'として特定記憶領域37に記憶しており(S67)、CPU31は、iを3から4にインクリメントしている(S55)。
図7に示す如く、CPU31は減速用移動指令Fdを取得する(S69)。減速用移動指令Fdが示す速度は、特定移動指令F'が示す速度から加速度Aで減速した速度である。CPU31は、減速用移動指令Fdが示す速度が0より大きいか否かを判断する(S71)。減速用移動指令Fdの速度が0以下である場合(S71:NO)、CPU31は、処理をS99に移行する。減速用移動指令Fdの速度が0よりも大きい場合(S71:YES)、CPU31は特定記憶領域37に記憶の特定移動指令F'を0に初期化する(S73)。
CPU31は、移動指令Fiが示す速度が、減速用移動指令Fdが示す速度よりも大きいか否かを判断する(S75)。移動指令Fiの速度が、減速用移動指令Fdの速度よりも大きい場合(S75:YES)、CPU31は、移動指令Fiを更新する(S77)。詳細には、CPU31は、移動指令Fiが示す速度から、減速用移動指令Fdが示す速度で減算した速度を指令記憶領域36のi番目記憶領域に上書きして記憶する(S77)。CPU31は、特定移動指令F'が示す速度に、減速用移動指令Fdが示す速度を加算した速度を特定記憶領域37に上書きして記憶する(S79)。S79で記憶する特定移動指令F'は、サーボアンプ40に出力予定の移動指令となる。
CPU31は、特定移動指令F'をサーボアンプ40に出力する(S81)。換言すると、CPU31は、指令記憶領域36に残存する移動指令を、特定移動指令F'に変換してサーボアンプ40に出力する。主軸64の移動速度は、サーボアンプ40に入力の特定移動指令F'が示す速度になる。CPU31は、速度が0よりも大きな移動指令が指令記憶領域36に残存するか否かを判断する(S83)。移動指令が残存する場合(S83:YES)、CPU31は処理をS69に移行する。移動指令Fiが示す速度が、減速用移動指令Fdが示す速度以下になるまで(S75:YES)、CPU31は、S69〜S83を繰り返し実行する。移動指令Fiの速度が、減速用移動指令Fdの速度以下になると(S75:NO)、CPU31は処理をS85に移行する。
例えば図6に示す如く、減速停止距離Laが残存移動距離Lb以上になった場合(S65:YES)、指令記憶領域36は、4番目記憶領域〜6番目記憶領域の夫々に、指令速度Fを示す移動指令を記憶している(図6(c)参照)。特定移動指令F'は指令速度Fを示す。CPU31は、指令速度Fから加速度Aで減速した速度を示す移動指令を、減速用移動指令Fdとして取得する(S69)。取得後の減速用移動指令Fdは、図6(c)の二点鎖線で示したFdに相当する。減速用移動指令Fdが示す速度は、0よりも大きく(S71:YES)、移動指令F4が示す速度は、減速用移動指令Fdよりも大きい(図6(c)、S75:YES)。CPU31は、移動指令F4を更新する(S77)。更新後の移動指令F4は、図6(d)の符号F'4で示す。CPU31は、RAM33の4番目記憶領域の移動指令F4を移動指令F'4に更新する。CPU31は、特定移動指令F'を更新する(S79)。CPU31が特定移動指令F'を0に初期化しているので(S73)、更新後の特定移動指令F'は、減速用移動指令Fd(図6(c)参照)と同じである。CPU31は、更新後の特定移動指令F'を特定記憶領域37に上書きして記憶する(S79)。図6(d)では、説明の便宜上、更新後の特定移動指令F'を、RAM33の4番目記憶領域に図示する。CPU31は、更新後の特定移動指令F'をサーボアンプ40に出力する(図6(d)、S81)。
移動指令がRAM33に残存するので(図6(d)、S83:YES)、CPU31は減速用移動指令Fdを更新する(S69)。更新後の減速用移動指令Fdは、図6(d)の二点鎖線で示すFdに相当する。更新後の減速用移動指令Fdは0よりも大きいので(S71:YES)、CPU31は特定移動指令F'を0に初期化する(S73)。更新後の移動指令Fiである移動指令F'4は、減速用移動指令Fd以下となる(図6(d)、S75:NO)。
図7に示す如く、CPU31は特定移動指令F'が示す速度に、移動指令Fiが示す速度を加算した速度を特定移動指令F'として特定記憶領域37に上書きして記憶する(S85)。S85で記憶する特定移動指令F'は、サーボアンプ40に出力予定の移動指令となる。CPU31は、減速用移動指令Fdが示す速度から移動指令Fiが示す速度を減算する(S87)。CPU31は移動指令Fiを0に初期化する(S89)。CPU31は、速度が0よりも大きな移動指令がRAM33の指令記憶領域36に残存するか否かを判断する(S91)。移動指令が指令記憶領域36に残存しない場合(S91:NO)、CPU31は処理をS81に移行する。移動指令が残存する場合(S91:YES)、CPU31は、iをインクリメントして(S93)、iがn以上か否かを判断する(S95)。iがn未満である場合(S95:NO)、CPU31は処理をS75に移行する。iがn以上である場合(S95:YES)、CPU31は、iを0に初期化して(S97)、処理をS75に移行する。
例えば図6に示す如く、移動指令Fiである移動指令F'4(図6(d)参照)が、減速用移動指令Fd以下となり(S75:NO)、CPU31は特定移動指令F'を更新する(S85)。CPU31が特定移動指令F'を0に初期化しているので(S73)、更新後の特定移動指令F'は、移動指令Fiである移動指令F'4(図6(d)参照)と同じになる。CPU31は減速用移動指令Fdを更新する(S87)。更新後の減速用移動指令Fdは、減速用移動指令Fdを、移動指令Fiである移動指令F'4で減算した速度を示す。更新後の減速用移動指令Fdは、図6(e)の実線で示す符号Fdに相当する。説明の都合、更新後の減速用移動指令Fdを、RAM33の5番目記憶領域に図示する。CPU31は、移動指令Fiである移動指令F'4を0に初期化する(S89、図示略)。移動指令は、RAM33の5番目記憶領域と6番目記憶領域に残存する(S91:YES)。CPU31は、iを4から5にインクリメントして(S93、S95:NO)、処理をS75に移行する。
移動指令Fiである移動指令F5は、減速用移動指令Fdよりも大きい(S75:YES)。CPU31は、移動指令Fiである移動指令F5を移動指令F'5に更新する(S77)。移動指令F'5が示す速度は、移動指令F5が示す速度から、S87で更新した減速用移動指令Fd(図6(e)の実線で示すFd)の速度で減算した速度である。更新後の移動指令F5'は、図6(e)のF'5で示す。CPU31は、特定移動指令F'を更新する(S79)。更新後の特定移動指令F'は、移動指令F'4が示す速度に、減速用移動指令Fdが示す速度を加算した速度を示す。故に、更新後の特定移動指令F'が示す速度は、図6(d)の二点鎖線によって示す減速用移動指令Fdと同じになる。CPU31は、更新後の特定移動指令F'をサーボアンプ40に出力する(図6(e)、S81)。
図6(f)に示す如く、移動指令は指令記憶領域36に残存する(S83:YES)。CPU31は、S83で出力した特定移動指令F'が示す速度から、加速度Aで減速した速度示す移動指令を、減速用移動指令Fdに更新する(S69)。更新後の減速用移動指令Fdは、図6(e)の二点鎖線で示すFdに相当する。移動指令F'5が示す速度(図6参照)は、減速用移動指令Fdが示す速度よりも小さい(S75:NO)。CPU31は、S85〜S95と、S75〜S81を順に実行することで、特定移動指令F'を出力する(図6(f)、S81)。
CPU31は、S69〜S83を更に繰り返し実行する。CPU31は、6番目記憶領域に残存する移動指令F6を、更に3回に分けて、特定移動指令F'に変換してサーボアンプ40に出力する(図6(g)、(h)、(i)参照)。図6(i)で示す特定移動指令F'の速度は、ΔVである。主軸64はΔVで移動後、停止する。速度が0よりも大きな移動指令が指令記憶領域36からなくなるので(S83:NO)、CPU31は軸停止処理を終了し、軸移動処理を終了する。故にCPU31は、S69〜S97を繰り返し実行することで、移動指令F3〜F6を特定移動指令F'に6回に亘って変換して出力する。CPU31は軸停止処理を終了する。アラームの緊急度が小さい場合(S59:NO)、主軸64の停止位置は、アラーム発生前にS21で更新した主軸64の停止位置と一致する。
図5、図7、図8を参照し、アラームの緊急度が高い場合の軸停止処理を説明する。アラームの緊急度が高い場合(S59:YES)、CPU31は処理をS69に移行する。換言すると、緊急度の高いアラームが発生した場合(S17:YES)、CPU31は、減速停止距離Laと残存移動距離Lbの大小関係に関わらず、上述したS69〜S97を実行する。例えば図8(a)〜(f)に示す如く、CPU31は、移動指令F1〜F3を特定移動指令F'に変換してサーボアンプ40に出力する処理を、6回に亘って実行する。6回に亘って出力する特定移動指令F'は何れも、図6を例に上述した、サーボアンプ40へ出力する特定移動指令F'と同じである。
CPU31が6回目の特定移動指令F'を出力した時(S81、図8(f))、移動指令は4番目記憶領域から6番目記憶領域に残存する(S83:YES)。CPU31は減速用移動指令Fdを更新する(S69)。6回目に出力する特定移動指令F'が示す速度は、ΔVと同じであるので(図8(f)参照)、更新後の減速用移動指令Fdが示す速度は0になる(S69、S71:YES)。CPU31は処理をS99に移行する。
CPU31は、表示部77が表示する主軸64の停止位置を更新し、更新する主軸64の停止位置を指令記憶領域36の位置記憶領域57に記憶する(S99)。CPU31は、S21で記憶の主軸64の停止位置から、RAM33の指令記憶領域36に残存する移動指令に相当する移動距離分、主軸64が戻って停止した場合の位置を、表示部77に表示する(S99)。故にS99で表示部77が表示する主軸64の停止位置は、停止確定位置である。S21で位置記憶領域57に記憶の主軸64の停止位置が(X,Y,Z)であり、且つ指令記憶領域36に残存する移動指令に相当する移動距離が、X方向にΔx'、Y方向にΔy'、Z方向にΔz'であるとする。主軸64の停予確定位置は、(X‐Δx',Y−Δy',Z−Δz')になる。CPU31は、(X‐Δx',Y−Δy',Z−Δz')を停止確定位置として表示部77に表示し、且つ、停止確定位置を位置記憶領域57に上書きして記憶する(S99)。
以上説明した如く、主軸64の移動中に、ストロークオーバ、切削油液面低下、グリス交換の何れかのアラームが発生した場合(S17:YES、S59:NO)、CPU31は、減速停止距離Laが残存移動距離Lb以上になるまで(S65:NO)、移動指令Fiを出力する(S67)。減速停止距離Laが残存移動距離Lb以上になった後(S65:YES)、CPU31は主軸64の移動を減速停止する処理であるS69〜S97を実行する。一方、主軸64の移動中に、電源オフ、電源低下、非常停止、扉開放、位置偏差過大のアラームが発生した場合(S17:YES、S59:YES)、減速停止距離Laが残存移動距離Lb以上であるか否か関わらず、CPU31は、主軸64の移動を減速停止するS69〜S97を実行する。アラームの緊急度が高い場合、アラームの緊急度が低い場合に比べ、CPU31は短時間で主軸64を減速停止し易い。故に、工作機械5を即座に移動停止可能な数値制御装置1が実現できる。
CPU31がΔVを示す特定移動指令F'を出力した後(S81)、指令記憶領域36に移動指令が残存する場合(S83:YES)、主軸64の実際の位置と、位置記憶領域57に記憶の停止予定位置は、互いに異なる。減速用移動指令Fdが示す速度は0以下になるので(S71:NO)、CPU31は、位置記憶領域57に記憶の主軸64の停止位置を、実際の主軸64の停止位置と一致するように、更新する(S99)。故にCPU31は、減速停止する主軸64の正確な停止位置を記憶装置34に記憶できる。
発生したアラームの緊急度が高い場合、減速停止距離Laが残存移動距離Lb以上であるか否か関わらず、CPU31は主軸64の移動を減速停止するS69〜S97を実行する。故に、主軸64が緊急停止する必要がある場合に、数値制御装置1は主軸64を即座に停止できる。
以上説明にて、主軸64は本発明の軸の一例である。RAM33、記憶装置34は本発明の記憶手段の一例である。アラーム発生時に(S17:YES)、指令記憶領域36に残存する移動指令Fiは、本発明の残存移動指令の一例である。電源オフ、電源低下、非常停止、扉開放、位置偏差過大の夫々のアラームは、本発明の特定アラームの一例である。S81でCPU31が出力する特定移動指令F'は本発明の減速停止指令の一例である。
S19を実行するCPU31は本発明の生成部の一例である。S23を実行するCPU31は本発明の記憶制御部の一例である。S31を実行するCPU31は本発明の出力制御部の一例である。S39を実行するCPU31は本発明の中止制御部の一例である。S59を実行するCPU31は本発明の判断部の一例である。S65、S67を実行するCPU31は本発明の特定出力制御部の一例である。アラームの緊急度が低い場合に(S59:NO)、S81を実行するCPU31は本発明の第一減速停止部の一例である。アラームの緊急度が高い場合に(S59:YES)、S81を実行するCPU31は本発明の第二減速停止部の一例である。S21を実行するCPU31は本発明の位置記憶制御部の一例である。S99を実行するCPU31は本発明の位置補正制御部の一例である。
S19は本発明の生成工程の一例である。S23は本発明の記憶制御工程の一例である。S31は本発明の出力制御工程の一例である。S39は本発明の中止制御工程の一例である。S59は本発明の判断工程の一例である。S65、S67は本発明の特定出力制御工程の一例である。アラームの緊急度が低い場合の(S59:NO)、S81は本発明の第一減速工程の一例である。アラームの緊急度が高い場合の(S59:YES)、S81は本発明の第二減速工程の一例である。
本発明は上記実施形態に限定しない。アラームの緊急度が高い場合(S59:YES)、CPU31は、指令記憶領域36に残存する移動指令に依らない減速移動指令を、サーボアンプ40に出力してもよい。例えば、アラームの緊急度が高い場合(S59:YES)、CPU31は、例えば加速度2A等の任意の加速度で減速停止する減速移動指令を、サーボアンプ40に出力してもよい。
主軸64は、指令速度Fで定速移動する代わりに、増速と減速を繰り返しながら移動してもよい。即ち、CPU31がS51〜S67を繰り返す場合、残存移動距離Lbだけでなく減速停止距離Laが、低下してもよい。
情報テーブル100の電源オフ、電源低下、非常停止等のアラームは、主軸64を緊急停止する情報を示す代わりに、被加工物への加工工程の終了後に停止する情報を示してもよい。
情報テーブル100のアラームの種類が示す情報は、上記実施形態に限定しない。アラームの種類が示すアラームは、例えば、モータ50の温度が所定温度を上回ったアラーム、主軸64の移動速度が指令速度Fを超えたアラームであってもよい。これらのアラームは、緊急度が高くてもよいし、緊急度が低くてもよい。
RAM33が指令記憶領域36と特定記憶領域37を含む代わりに、記憶装置34が、指令記憶領域36と特定記憶領域37を含んでもよい。また、記憶装置34が位置記憶領域57を含む代わりに、RAM33が位置記憶領域57を含んでもよい。
1 数値制御装置
5 工作機械
31 CPU
33 RAM
34 記憶装置
64 主軸
F' 特定移動指令
Fi 移動指令
La 減速停止距離
Lb 残存移動距離

Claims (3)

  1. NCプログラムに基づき、工作機械の軸を移動する複数の移動指令を生成する生成部と、
    前記生成部が生成した複数の前記移動指令を記憶手段に記憶する記憶制御部と、
    前記記憶制御部が前記記憶手段に記憶した複数の前記移動指令を順次、前記工作機械に出力する出力制御部と、
    アラームが発生した場合、前記記憶制御部による前記移動指令の記憶を中止する中止制御部と、
    前記中止制御部が前記記憶制御部による前記移動指令の記憶を中止した場合、前記記憶手段が記憶し且つ前記出力制御部による出力が未完了の複数の前記移動指令である残存移動指令に基づき、前記軸を所定の加速度で減速停止する減速停止指令を生成して前記工作機械に出力する減速停止部と
    を備えた数値制御装置において、
    発生した前記アラームが、特定の情報を示す特定アラームであるか否かを判断する判断部を備え、
    前記減速停止部は、
    前記アラームが前記特定アラームでないと前記判断部が判断した場合、前記残存移動指令に基づく前記軸の移動距離である残存移動距離が、移動中の前記軸の移動速度から前記所定の加速度で減速停止するまでの前記軸の移動距離である減速停止距離以下になるまで、前記残存移動指令を前記工作機械に出力する特定出力制御部と、
    前記残存移動距離が前記減速停止距離以下になるまで前記特定出力制御部が前記残存移動指令を出力した場合、前記特定出力制御部が出力しなかった前記残存移動指令を、前記減速停止指令に変換し前記工作機械に出力する第一減速停止部と、
    前記アラームが前記特定アラームであると前記判断部が判断した場合、前記減速停止指令を生成して前記工作機械に出力する第二減速停止部と
    を備え、
    前記第二減速停止部は、前記残存移動指令の一部を前記減速停止指令に変換して前記工作機械に出力し、
    前記記憶手段が記憶する前記移動指令に基づく移動距離分移動して停止した場合の前記軸の位置である停止予定位置を前記記憶手段に記憶する位置記憶制御部と、
    前記アラームが前記特定アラームであると前記判断部が判断した場合、前記位置記憶制御部が前記記憶手段に記憶した前記停止予定位置から、前記第二減速停止部が変換しない前記残存移動指令に基づく移動距離分、前記軸が戻って停止した場合の位置である停止確定位置を前記記憶手段に記憶する位置補正制御部と
    を備えたことを特徴とする数値制御装置。
  2. 前記特定アラームは、前記軸を緊急停止させる情報を示すことを特徴とする請求項1又はに記載の数値制御装置。
  3. NCプログラムに基づき、工作機械の軸を移動する複数の移動指令を生成する生成工程と、
    前記生成工程が生成した複数の前記移動指令を記憶手段に記憶する記憶制御工程と、
    前記記憶制御工程が前記記憶手段に記憶した複数の前記移動指令を順次、前記工作機械に出力する出力制御工程と、
    アラームが発生した場合、前記記憶制御工程による前記移動指令の記憶を中止する中止制御工程と、
    前記中止制御工程が前記記憶制御工程による前記移動指令の記憶を中止した場合、前記記憶手段が記憶し且つ前記出力制御工程による出力が未完了の複数の前記移動指令である残存移動指令に基づき、前記軸を所定の加速度で減速停止する減速停止指令を生成して前記工作機械に出力する減速停止工程と
    を備えた数値制御装置の制御方法において、
    発生した前記アラームが、特定の情報を示す特定アラームであるか否かを判断する判断工程を備え、
    前記減速停止工程は、
    前記アラームが前記特定アラームでないと前記判断工程が判断した場合、前記残存移動指令に基づく前記軸の移動距離である残存移動距離が、移動中の前記軸の移動速度から前記所定の加速度で減速停止するまでの前記軸の移動距離である減速停止距離以下になるまで、前記残存移動指令を前記工作機械に出力する特定出力制御工程と、
    前記残存移動距離が前記減速停止距離以下になるまで前記特定出力制御工程が前記残存移動指令を出力した場合、前記特定出力制御工程が出力しなかった前記残存移動指令を、前記減速停止指令に変換し前記工作機械に出力する第一減速停止工程と、
    前記アラームが前記特定アラームであると前記判断工程が判断した場合、前記減速停止指令に生成して前記工作機械に出力する第二減速停止工程と
    を備え、
    前記第二減速停止工程は、前記残存移動指令の一部を前記減速停止指令に変換して前記工作機械に出力し、
    前記記憶手段が記憶する前記移動指令に基づく移動距離分移動して停止した場合の前記軸の位置である停止予定位置を前記記憶手段に記憶する位置記憶制御工程と、
    前記アラームが前記特定アラームであると前記判断工程が判断した場合、前記位置記憶制御工程が前記記憶手段に記憶した前記停止予定位置から、前記第二減速停止工程が変換しない前記残存移動指令に基づく移動距離分、前記軸が戻って停止した場合の位置である停止確定位置を前記記憶手段に記憶する位置補正制御工程と
    を備えたことを特徴とする制御方法。
JP2016190556A 2016-09-29 2016-09-29 数値制御装置と制御方法 Active JP6696386B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016190556A JP6696386B2 (ja) 2016-09-29 2016-09-29 数値制御装置と制御方法
CN201710855140.0A CN107885161B (zh) 2016-09-29 2017-09-20 数值控制装置和控制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016190556A JP6696386B2 (ja) 2016-09-29 2016-09-29 数値制御装置と制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018055395A JP2018055395A (ja) 2018-04-05
JP6696386B2 true JP6696386B2 (ja) 2020-05-20

Family

ID=61780783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016190556A Active JP6696386B2 (ja) 2016-09-29 2016-09-29 数値制御装置と制御方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6696386B2 (ja)
CN (1) CN107885161B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7020367B2 (ja) * 2018-10-26 2022-02-16 ブラザー工業株式会社 数値制御装置
JP7376260B2 (ja) * 2019-06-19 2023-11-08 ファナック株式会社 数値制御装置
CN112269348B (zh) * 2020-10-14 2021-09-21 合肥泰禾智能科技集团股份有限公司 一种运动控制急停方法
CN113635306B (zh) * 2021-08-20 2022-11-11 珠海格力电器股份有限公司 机器人紧急制动方法、机器人及存储介质

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004054701A (ja) * 2002-07-22 2004-02-19 Brother Ind Ltd 機械の稼働状況監視システム並びに数値制御装置及びプログラム
JP4199270B2 (ja) * 2006-08-08 2008-12-17 ファナック株式会社 位置制御と圧力制御を切り換え実行する数値制御装置及び数値制御方法
JP5381806B2 (ja) * 2010-02-25 2014-01-08 ブラザー工業株式会社 工作機械の数値制御装置、工作機械の数値制御方法、及び工作機械の数値制御プログラム
JP5234131B2 (ja) * 2011-03-29 2013-07-10 ブラザー工業株式会社 プリンタドライバ、及び情報処理装置
JP2014123188A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Canon Inc 分散制御装置及び分散制御方法
JP6151655B2 (ja) * 2014-03-11 2017-06-21 ファナック株式会社 数値制御装置
JP6299527B2 (ja) * 2014-08-29 2018-03-28 ブラザー工業株式会社 数値制御装置と制御方法
JP6026481B2 (ja) * 2014-10-21 2016-11-16 ファナック株式会社 指定時刻に加工を中断する数値制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN107885161B (zh) 2020-04-03
JP2018055395A (ja) 2018-04-05
CN107885161A (zh) 2018-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6696386B2 (ja) 数値制御装置と制御方法
JP5819812B2 (ja) 工作機械の負荷表示装置
CA2784720C (en) Predictive control and visualizing system for a nc machine tool
JP4847428B2 (ja) 加工シミュレーション装置およびそのプログラム
CN105320064B (zh) 具有设备异常履历的解析支援功能的数值控制装置
JP5416238B2 (ja) データ管理機能を備えた波形表示装置
CN111123842B (zh) 数值控制装置
JP5941108B2 (ja) 高速位置決め機能を有するレーザ加工装置
JP4261470B2 (ja) 制御装置
JP2019146421A (ja) 故障予測装置及び機械学習装置
JP6346206B2 (ja) ブロック時間表示手段を有する数値制御装置
JP4553158B2 (ja) モータ制御装置及び方法
JP2013250636A (ja) 加工処理の評価を行うための情報を表示する表示部を備えた数値制御装置
JP4802170B2 (ja) 加工時間算出装置およびそのプログラム
CN104175175A (zh) 控制进给速度的数值控制装置
CN110737241A (zh) 数控装置、数控方法和数控程序
US20230376000A1 (en) Control device
JP2008090513A (ja) 数値制御装置
JP6464135B2 (ja) 数値制御装置
KR102336216B1 (ko) 공작기계의 가공시간 표시장치
CN111185801A (zh) 数值控制装置
JP2008211888A (ja) 電動機制御装置および電動機制御装置のパラメータ設定装置
JP4250478B2 (ja) モータ制御装置
CN111190391A (zh) 数值控制装置
JP7445006B2 (ja) 表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190322

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200324

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6696386

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150