JP6696354B2 - 映像投影合わせ板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、映像投影合わせ板の製造方法に関する。
特許文献1に記載の映像投影窓は、ガラスまたは透明樹脂により形成された第1の透明基板と第2の透明基板との間に、映像投影膜を有する。映像投影膜は、投影された映像をユーザに視認させ、また、外の景色をユーザに視認させる。
特開2016−012117号公報
映像が投影される映像投影層は基材上に形成され、映像投影層と基材とで積層シートが構成される。この積層シートを第1板と第2板との間に挟み熱接着させることで、映像投影合わせ板が製造されていた。
従来、映像投影合わせ板の製造時に、加熱処理が行われるため、シワが発生することがあった。シワは、熱膨張差や熱収縮差などによって生じ、映像の歪や透視像の歪などの原因となりうる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、シワの発生を抑制した、映像投影合わせ板の製造方法の提供を主な目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様によれば、
映像が投影される映像投影層と、前記映像投影層の片側に設けられる第1板と、前記映像投影層のもう一方の側に設けられる第2板とを有し、前記映像投影層と前記第1板との間に設けられる第1熱接着性樹脂層、および前記映像投影層と前記第2板との間に設けられる第2熱接着性樹脂層を有する映像投影合わせ板の製造方法であって、
前記映像投影層および前記映像投影層が形成された基材を含む積層シートと、前記第1熱接着性樹脂層とを熱接着し、前記第1熱接着性樹脂層、前記映像投影層および前記基材をこの順で有する熱接着シートを製造する第1接着工程と、
前記第1接着工程の後に、前記基材と前記映像投影層とを剥離することで、前記基材を前記熱接着シートから分離する分離工程と、
前記分離工程の後に、前記第1板、前記基材を分離した前記熱接着シート、前記第2熱接着性樹脂層、および前記第2板をこの順で合わせ、熱接着する第2接着工程とを有し、
前記第1接着工程における熱接着の最高温度が、前記第2接着工程における熱接着の最高温度よりも低い、映像投影合わせ板の製造方法が提供される。



本発明の一態様によれば、シワの発生を抑制した、映像投影合わせ板の製造方法が提供される。
一実施形態による映像投影合わせ板の製造方法のフローチャートである。 一実施形態による第1接着工程を示す図である。 図2に示す第1接着工程で製造される、熱接着シートおよび熱接着シートに熱接着された第1板を示す図である。 図3に示す熱接着シートから基材を分離する分離工程を示す図である。 図4に示す分離工程で製造される、基材を分離した熱接着シートおよび第1板を示す図である。 図5に続く、第2接着工程を示す図である。 他の一実施形態による第1接着工程を示す図である。 図7に示す第1接着工程で製造される、熱接着シートを示す図である。 図8に示す熱接着シートから基材を分離する分離工程を示す図である。 図9に示す分離工程で製造される、基材を分離した熱接着シートを示す図である。 図10に続く、第2接着工程を示す図である。 一実施形態による反射型の映像投影層の断面図である。 一実施形態による透過型の映像投影層の断面図である。 一実施形態による湾曲形状の第1板を示す斜視図である。 変形例による第1接着工程を示す図である。 別の変形例による第1接着工程を示す図である。 さらに別の変形例による第1接着工程を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。各図面において、同一の又は対応する構成には、同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。本明細書において、映像投影合わせ板を基準としてユーザU(図12、図13参照)側を前方、映像投影合わせ板を基準としてユーザUとは反対側を後方と呼ぶ。映像投影合わせ板に映像を投影するプロジェクタPは、図12に示すように映像投影合わせ板の前方に設置されてもよいし、図13に示すように映像投影合わせ板の後方に設置されてもよい。
(映像投影合わせ板)
映像投影合わせ板は、詳しくは後述するが、図6などに示すように、映像が投影される映像投影層10と、映像投影層10の片側に設けられる第1板11と、映像投影層10の反対側に設けられる第2板12とを有する。映像投影合わせ板の用途は、特に限定されないが、例えば自動車や列車などの乗り物の窓板、建物の窓板、乗り物の室内や建物の室内を区切るパーティションなどが挙げられる。
映像投影層10は、例えば前方または/および後方から投影される映像を前方のユーザUに表示し、かつ後方の背景を前方のユーザUに視認させる。後方の背景は、映像の非投影時に視認可能であればよく、映像の投影時に視認可能でも視認不能でもよいが好ましくは視認不能である。映像投影層10の詳細については後述する。
第1板11および第2板12は、透明板であってよい。その透明板の材料は、例えばガラスであってよく、未強化ガラス、強化ガラスのいずれでもよい。未強化ガラスは、溶融ガラスを板状に成形し、徐冷したものである。成形方法としては、フロート法、フュージョン法などが挙げられる。強化ガラスは、物理強化ガラス、化学強化ガラスのいずれでもよい。物理強化ガラスは、均一に加熱したガラス板を軟化点付近の温度から急冷し、ガラス表面とガラス内部との温度差によってガラス表面に圧縮応力を生じさせることで、ガラス表面を強化したものである。化学強化ガラスは、イオン交換法などによってガラス表面に圧縮応力を生じさせることで、ガラス表面を強化したものである。尚、透明板の材料は、樹脂でもよい。
尚、本実施形態の映像投影層10は、前方のユーザUが後方の背景を視認可能なものであるが、公知の視認不能なものでもよい。
前方のユーザUが映像投影層10を介して後方の背景を視認不能であって、且つ、映像が映像投影層10の前方から投影される場合、第1板11および第2板12のうち、映像投影層10の後方に配設される板は、透明板でもよいが、不透明板でもよい。不透明板の材料は、例えば金属やセラミックスなどでもよい。
一方、前方のユーザUが映像投影層10を介して後方の背景を視認不能であって、且つ、映像が映像投影層10の後方から投影される場合、第1板11および第2板12のうち、映像投影層10の後方に配設される板は、透明板である。
尚、本実施形態の映像投影合わせ板は、映像投影層10の両側にそれぞれ1枚ずつガラス板を有するが、本発明はこれに限定されない。例えば、映像投影合わせ板は、3枚以上のガラス板を有してもよい。
(映像投影合わせ板の製造方法)
図1は、一実施形態による映像投影合わせ板の製造方法のフローチャートである。映像投影合わせ板の製造方法は、第1接着工程S11と、分離工程S12と、第2接着工程S13とをこの順で有する。以下、各工程について図2〜図6を参照して説明する。
図2は、一実施形態による第1接着工程を示す図である。第1接着工程S11では、映像投影層10および映像投影層10が形成される基材20を含む積層シート30と、第1熱接着性樹脂層40とを熱接着する。
基材20は、映像投影層10が形成されるものである。そのため、基材20の厚さは、映像投影層10の厚さよりも厚くてよい。映像投影層10の厚さは、例えば1〜100μmである。一方、基材20の厚さは、例えば25〜250μmである。また、基材20の主面の大きさは、図2では映像投影層10の主面の大きさと同じであるが、映像投影層10の主面の大きさよりも大きくてもよい。
基材20として、紙などが用いられてもよいが、本実施形態では樹脂フィルムが用いられる。樹脂フィルムの樹脂としては、特に限定されないが、例えば、ポリカーボネートフィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエステルなどが挙げられる。
樹脂フィルムは、延伸フィルム、無延伸フィルムのいずれでもよい。延伸フィルムは、例えば二軸延伸フィルム、縦一軸延伸フィルムなどを含む。二軸延伸フィルムは、縦方向に搬送されながら、縦方向(MD: Machine Direction)と横方向(TD: Transverse Direction)の両方向に延伸され、帯状に成形される。縦一軸延伸フィルムは、縦方向に搬送されながら、縦方向に延伸され、帯状に成形される。
基材20として延伸フィルムが用いられる場合、第1接着工程S11での延伸フィルムの熱収縮を抑制するため、第1接着工程S11の前に、延伸フィルムを加熱する工程があってもよい。加熱のタイミングは、映像投影層10の形成後、形成前のいずれでもよい。加熱の温度は、好ましくは、第1接着工程S11における熱接着の温度以上である。
積層シート30は、映像投影層10と基材20とを含む。図2に示すように、映像投影層10を基準として、基材20とは反対側に、第1熱接着性樹脂層40が配設される。第1熱接着性樹脂層40は、シートの形態で用いられ、映像投影層10と接触する。
第1熱接着性樹脂層40は、積層シート30と熱接着される。第1熱接着性樹脂層40は、積層シート30との接触面41に、脱気用の凹凸構造を有してよい。減圧雰囲気下で熱接着を行うことで、気泡の噛み込みを抑制できる。
第1熱接着性樹脂層40の樹脂としては、特に限定されないが、例えば、PVB(Poly-Vinyl Butyral、Tg:約50〜100℃)、EVA(Ethylene-Vinyl Acetate、Tg:約−45〜−25℃)などが挙げられる。Tgとは、ガラス転移温度のことである。熱接着の温度が同じ場合、Tgが低いほど、樹脂が熱変形しやすい。そのため、Tgが低いほど、熱接着時に脱気用の凹凸構造の映像投影層10への転写が抑制でき、映像投影層10の歪が低減できる。従って、映像視認性の観点からは、EVAが好ましい。但し、耐貫通性の観点からは、PVBが好ましい。
また、第1接着工程S11では、図2に示すように、積層シート30と第1板11とを第1熱接着性樹脂層40を介して熱接着してよい。第1熱接着性樹脂層40は、第1板11との接触面42に、脱気用の凹凸構造を有してよい。減圧雰囲気下で熱接着を行うことで、気泡の噛み込みを抑制できる。
さらに、第1接着工程S11では、図2に示すように、積層シート30を基準として第1板11とは反対側に第2板12を設置してもよく、第1板11と第2板12によって第1熱接着性樹脂層40を挟み、第1熱接着性樹脂層40を全体的に加圧してよい。
例えば、第1接着工程S11では、第1板11、第1熱接着性樹脂層40、積層シート30、および第2板12をこの順で重ねた重合体を真空バックの内部に入れ、真空バックの内部を脱気しながら大気炉などで加圧、加熱する。尚、重ねる順番は逆でもよく、第1板11と第2板12とはどちらが下でもよい。
ラミネートロールなどで加圧、加熱する場合に比べ、第1熱接着性樹脂層40を全体的に加圧、加熱できるので、同じ場所を長時間にわたって加圧、加熱できる。よって、第1熱接着性樹脂層40の脱気用の凹凸構造をつぶしやすく、その凹凸構造の映像投影層10への転写を抑制でき、映像の歪を低減できる。
加圧、加熱処理後、真空バックの内部から重合体が取り出され、重合体から第2板12が分離される。
第1接着工程S11では、第1板11が積層シート30と接着される。第1接着工程S11では、第2板12は積層シート30と接着されないので、第2板12の代わりに、押さえ板も使用可能である。押さえ板は、第1接着工程S11でのみ使用され、映像投影合わせ板の一部とはならない。
図3は、図2に示す第1接着工程で製造される、熱接着シートおよび熱接着シートに熱接着された第1板を示す図である。熱接着シート50は、第1熱接着性樹脂層40、映像投影層10および基材20をこの順で有する。
熱接着シート50は、第1接着工程での加熱処理に起因するシワを有する。シワは、熱膨張差や熱収縮差などによって生じ、映像の歪や透視像の歪(所謂、透視歪)などの原因となりうる。
図4は、図3に示す熱接着シートから基材を分離する分離工程を示す図である。図4において矢印方向は、基材20を引っ張る方向を表す。
分離工程S12では、基材20と映像投影層10とを剥離することで、基材20を熱接着シート50から分離する。硬い基材20が無くなることで、基材20よりも柔らかい第1熱接着性樹脂層40や基材20よりも薄い映像投影層10がシワを吸収するように変形し、シワが低減できる。
尚、基材20が硬いのは、映像投影層10の形成のためである。一方、第1熱接着性樹脂層40が柔らかいのは、熱接着される相手材との密着性を高めるためである。基材20のヤング率は、第1熱接着性樹脂層40のヤング率よりも高い。基材20は、映像投影層10から容易に分離できるように易剥離性を有してよい。
分離工程S12では、基材20と映像投影層10とを界面の一端側から他端側に向けて順次剥離してよい。界面全体で同時に剥離する場合に比べて、剥離操作の力を低減でき、剥離を円滑に行うことができるので、映像投影層10の損傷を抑制できる。
分離工程S12の前に、界面の剥離開始端に薄刃を挿入して、剥離のきっかけを作成する工程があってもよい。剥離のきっかけを形成することで、剥離を円滑に行うことができるので、映像投影層10の損傷を抑制できる。薄刃の代わりに、エアナイフなどが用いられてもよい。
図5は、図4に示す分離工程で製造される、基材を分離した熱接着シートおよび第1板を示す図である。分離工程S12の後、映像投影層10が露出する。映像投影層10は、分離工程S12の後、第2接着工程S13の前まで、保護フィルムなどで保護されてもよい。ゴミの付着や傷の発生を防止できる。
図6は、図5に続く、第2接着工程を示す図である。第2接着工程S13では、基材20を分離した熱接着シート50(図4参照)を、第1板11と第2板12との間に挟み、第1板11および第2板12のうち未接着のもの(図6では第2板12)と熱接着する。
例えば、先ず、第1板11、第1熱接着性樹脂層40、映像投影層10、第2熱接着性樹脂層60、および第2板12をこの順で重ね、重合体を作製する。第2熱接着性樹脂層60は、第1熱接着性樹脂層40と同様のものであって、映像投影層10との接触面61や第2板12との接触面62に、脱気用の凹凸構造を有する。尚、重ねる順番は逆でもよく、第1板11と第2板12とはどちらが下でもよい。
次いで、重合体を真空バックの内部に入れ、真空バックの内部を脱気しながら大気炉などで加圧、加熱する。第2接着工程S13における大気炉での加熱温度は、特に限定されないが、例えば第1接着工程S11における大気炉での加熱温度と同じ温度に設定されてよい。
その後、真空バックの内部から重合体を取り出し、重合体をオートクレーブなどで加圧、加熱する。オートクレーブでの加熱温度は、接着性を高めるため、大気炉での加熱温度よりも高く設定される。
第2接着工程S13では、既に基材20を取り除いてあるので、基材20の、他の材料との熱膨張差や熱収縮差に起因するシワの発生を防止できる。よって、映像の歪や透視像の歪を低減した映像投影合わせ板が得られる。映像投影合わせ板は、第1板11、第1熱接着性樹脂層40、映像投影層10、第2熱接着性樹脂層60、および第2板12をこの順で有する。
第1接着工程S11における熱接着の最高温度は、第2接着工程S13における熱接着の最高温度よりも低くてよい。第1接着工程S11におけるシワの発生を抑制でき、且つ、第2接着工程S13における接着性を向上できる。
第1接着工程S11における熱接着の最高温度は、例えば50〜120℃である。また、第2接着工程S13における熱接着の最高温度は、例えば80〜150℃である。
(別の映像投影合わせ板の製造方法)
図2〜図6とは別の映像投影合わせ板の製造方法について、図7〜図11を参照して説明する。以下、相違点について主に説明する。
図7は、他の一実施形態による第1接着工程を示す図である。図7では、図2とは異なり、第1熱接着性樹脂層40と第1板11との間に離型シート70が設けられ、第1熱接着性樹脂層40と第1板11とが接着されない。
そのため、第1板11および第2板12の両方の代わりに、2枚の押さえ板が使用可能である。これらの押さえ板は、第1接着工程S11でのみ使用され、映像投影合わせ板の一部とはならない。
従って、第1板11および第2板12が湾曲板である場合も、押さえ板としては平板を使用できる。この場合、平板状の基材20を第1板11や第2板12に沿って変形させずにすむため、その変形によるシワの発生を防止できる。
尚、図2に示すように、第1熱接着性樹脂層40と第1板11とが接着される場合、後述の第3熱接着性樹脂層80が不要である。
図8は、図7に示す第1接着工程で製造される、熱接着シートを示す図である。図8では、図3とは異なり、熱接着シート50は第1板11や第2板12のいずれとも接着されていない。
図9は、図8に示す熱接着シートから基材を分離する分離工程を示す図である。図9において矢印方向は、基材20を引っ張る方向を表す。
分離工程S12では、基材20と映像投影層10とを剥離することで、基材20を熱接着シート50から分離する。硬い基材20が無くなることで、基材20よりも柔らかい第1熱接着性樹脂層40や基材20よりも薄い映像投影層10がシワを吸収するように変形し、シワが低減できる。
図10は、図9に示す分離工程で製造される、基材を分離した熱接着シートを示す図である。図10では、図5とは異なり、第1熱接着性樹脂層40が第1板11や第2板12のいずれとも接着されていない。
図11は、図10に続く、第2接着工程を示す図である。第2接着工程S13では、基材20を分離した熱接着シート50(図9参照)を、第1板11と第2板12との間に挟み、第1板11および第2板12のうち未接着のもの(図11では第1板11および第2板12の両方)と熱接着する。
例えば、先ず、第1板11、第3熱接着性樹脂層80、第1熱接着性樹脂層40、映像投影層10、第2熱接着性樹脂層60、および第2板12をこの順で重ね、重合体を作製する。第3熱接着性樹脂層80は、第1熱接着性樹脂層40、第2熱接着性樹脂層60と同様のものであって、第1板11との接触面81や第1熱接着性樹脂層40との接触面82に、脱気用の凹凸構造を有する。尚、第1熱接着性樹脂層40の第3熱接着性樹脂層80との接触面42は、第1接着工程S11を経ることで、脱気用の凹凸構造を失っている。尚、重ねる順番は逆でもよく、第1板11と第2板12とはどちらが下でもよい。
次いで、重合体を真空バックの内部に入れ、真空バックの内部を脱気しながら大気炉などで加圧、加熱する。第2接着工程S13における大気炉での加熱温度は、特に限定されないが、例えば第1接着工程S11における大気炉での加熱温度と同じ温度に設定されてよい。
その後、真空バックの内部から重合体を取り出し、重合体をオートクレーブなどで加圧、加熱する。オートクレーブでの加熱温度は、接着性を高めるため、大気炉での加熱温度よりも高く設定される。
第2接着工程S13では、既に基材20を取り除いてあるので、基材20の、他の材料との熱膨張差や熱収縮差に起因するシワの発生を防止できる。よって、映像の歪や透視像の歪を低減した映像投影合わせ板が得られる。映像投影合わせ板は、第1板11、第3熱接着性樹脂層80、第1熱接着性樹脂層40、映像投影層10、第2熱接着性樹脂層60、および第2板12をこの順で有する。
第1接着工程S11における熱接着の最高温度は、第2接着工程S13における熱接着の最高温度よりも低くてよい。第1接着工程S11におけるシワの発生を抑制でき、且つ、第2接着工程S13における接着性を向上できる。
第1接着工程S11における熱接着の最高温度は、例えば50〜120℃である。また、第2接着工程S13における熱接着の最高温度は、例えば80〜150℃である。
(反射型の映像投影層)
図12は、一実施形態による反射型の映像投影層を示す図である。図12において、第1板11、第2板12などの図示を省略する。第1板11および第2板12のうち、どちらが前側の板で、どちらが後側の板でもよい。図12において、映像投影層10Aの左側が前側、映像投影層10Aの右側が後側である。
反射型の映像投影層10Aは、前側から後側に向けて、凹凸層101A、光透過拡散反射層102A、および被覆層103Aをこの順で有する。尚、順番は逆でもよく、前側から後側に向けて、被覆層103A、光透過拡散反射層102A、および凹凸層101Aがこの順で並んでもよい。
凹凸層101Aは、基材20(図2、図7など参照)の主面に形成され、基材20とは反対側の表面に凹凸を有する。凹凸層101Aは、透明な樹脂により形成される。その樹脂は、光硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂のいずれでもよく、例えばインプリント法などで成形される。
光透過拡散反射層102Aは、凹凸層101Aの表面の凹凸に沿ってジグザグ状に形成される。光透過拡散反射層102Aは、前方および後方からの光の一部を反射し、前方および後方からの光の他の一部を透過する。光透過拡散反射層102Aは、その前面に凹凸を有し、前方から投影される映像の光を前方に拡散反射することで、映像を表示する。
光透過拡散反射層102Aは、光を反射する材料、例えばアルミニウムや銀などの金属、金属酸化物、または金属窒化物などにより形成されてよい。光透過拡散反射層102Aは、単層構造、複層構造のいずれでもよい。光透過拡散反射層102Aの形成方法としては、例えば真空蒸着法またはスパッタリング法などが用いられる。
被覆層103Aは、光透過拡散反射層102Aの表面の凹凸を埋める。被覆層103Aは、透明な樹脂により形成されてよく、好ましくは凹凸層101Aと同一の樹脂により形成される。
尚、反射型の映像投影層10Aは、図12に示す構造に限定されず、マイクロアレイ型のものやホログラム型のものでもよく、一般的な構造であってよい。
(透過型の映像投影層)
図13は、一実施形態による透過型の映像投影層を示す図である。図13において、第1板11、第2板12などの図示を省略する。第1板11および第2板12のうち、どちらが前側の板で、どちらが後側の板でもよい。図13において、映像投影層10Bの左側が前側、映像投影層10Bの右側が後側である。
透過型の映像投影層10Bは、光透過散乱層101Bを含む。光透過散乱層101Bは、前方および後方からの光の一部を散乱し、前方および後方からの光の他の一部を透過する。光透過散乱層101Bは、後方から投影される映像の光を散乱させることで、前方のユーザUに対し映像を表示する。
光透過散乱層101Bは、透明材料102Bと、透明材料102B中に分散する光散乱材料103Bとを含む。
透明材料102Bとしては、例えば透明樹脂が用いられる。その透明樹脂としては、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等の光硬化性樹脂、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂等が挙げられる。
一方、光散乱材料103Bは、透明材料102Bとは異なる屈折率を有する材料が用いられる。例えば、光散乱材料103Bとしては、無機材料の微粒子、有機材料の微粒子、空隙などが用いられる。無機材料としては、酸化チタン(屈折率:2.5〜2.7)、酸化ジルコニウム(屈折率:2.4)、酸化アルミニウム(屈折率:1.76)、ダイヤモンド(屈折率:2.4)、ダイヤモンドライクカーボン等の高屈折率材料や、ポーラスシリカ(屈折率:1.25以下)、中空シリカ(屈折率:1.25以下)等の低屈折率材料が用いられる。
光透過散乱層101Bは、その内部に光吸収材料をさらに含んでもよい。光吸収材料としては、カーボンブラックやチタンブラック等を用いることができる。光吸収材料は、光透過散乱層101Bの内部を伝搬する光の一部を吸収することで、透明スクリーンの内部における光の反射の繰り返しによる光の伝搬を抑制する。これにより、映像の表示に寄与しない不要な光を吸収でき、映像のコントラストを向上できる。
光透過散乱層101Bは、基材20(図2、図7など参照)の主面に形成される。光透過散乱層101Bは、例えば基材20の主面に透明材料102Bと光散乱材料103Bとを含む塗工液を塗布し、熱処理することで形成される。塗工液は、透明材料102Bや光散乱材料103Bの他に、光吸収材料をさらに含んでもよい。
透明材料102Bが熱可塑性樹脂である場合、加熱溶融させた熱可塑性樹脂に光散乱材料103Bを混練して分散し、シート状に成形することでも、光透過散乱層101Bを形成できる。
尚、透過の映像投影層10Bは、図13に示す構造に限定されず、例えば凹凸層および凹凸層とは異なる屈折率を有し凹凸層の凹凸を埋める被覆層を含むものでもよく、一般的な構造であってよい。
以上、映像投影合わせ板の製造方法の実施形態などについて説明したが、本発明は上記実施形態などに限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、改良が可能である。
例えば、第1板11および第2板12は、平板であるが、湾曲板でもよい。湾曲板は、ユーザUに向けて凸の形状を有するもの、ユーザUに向けて凹の形状を有するもの、のいずれでもよい。湾曲板は、第1接着工程S11の前に、重力曲げやプレス曲げなどによって形作られる。
図14は、一実施形態による湾曲形状の第1板を示す斜視図である。図14に示す第1板11は、外周部から中央部に向かうほどすり鉢状に凹む。このように、第1板11や第2板12が3次元的に湾曲している場合、基材20を熱接着シート50から分離する効果が顕著である。平板状の基材20を第1板11や第2板12に沿って変形させることで生じる、シワを取り除くことができる。
映像投影層10の主面の大きさは、第1板11の主面の大きさや第2板12の主面の大きさと同じであるが、小さくてもよい。この場合、図15に示すように、第1接着工程において、積層シート30の主面の大きさが、第1熱接着性樹脂層40の主面の大きさよりも小さくてもよい。この場合、第1熱接着性樹脂層40に対し第2板12が自重変形などによって接触しないように、第2板12と基材20との間には離型シート90が配置されてよい。
第1接着工程において、積層シート30の主面の形状は、第1熱接着性樹脂層40の主面の形状によって制限されず、任意の形状であってよい。また、積層シート30の位置は、第1熱接着性樹脂層40の主面の内側であれば、どこでもよい。さらに、積層シート30の数は、図15では1つでもよいが、複数でもよい。
また、第1接着工程において、第1熱接着性樹脂層40の主面に沿って、積層シート30と、別のシートが並んで設けられてもよい。この別のシートは、透明フィルムや機能性フィルムであってよい。
尚、図15では、第1板11と第1熱接着性樹脂層40との間に、図7に示す離型シート70が存在しないが、存在してもよい。この場合、第1接着工程において、積層シート30の主面の大きさは、第1板11の主面の大きさと同じであってよく、その後、第2接着工程の前に、基材20を剥離した熱接着シート50が第1板11よりも小さく加工されてよい。
映像投影層10は、第1板11と第2板12との間において、これらの主面に沿って複数配置されてもよく、面状に繋いでもよい。この場合、図16や図17に示すように、第1接着工程において、積層シート30の複数が第1熱接着性樹脂層40の主面に沿って配置されている。
図16は、別の変形例による第1接着工程を示す図である。複数の積層シート30は、積層シート30の端面の直線性を高め、積層シート30どうしを極力隙間なく並べるとつなぎ目が目立ちにくい。つなぎ目の間隔は任意に調節できる。また、複数の積層シート30の端部を重ね合わせて隙間を生じないように並べてもよい。
図17は、さらに別の変形例による第1接着工程を示す図であって、板厚方向から見た図である。図17に示すように、積層シート30の端面が曲線となっていてもよい。積層シート30の複数が第1熱接着性樹脂層40の面に沿って配置されていればよい。
図16や図17に示すように第1熱接着性樹脂層40の主面に沿って配置されている複数の積層シート30の光学特性は、同じものでもよく、異なるものでもよい。
尚、第1接着工程ではなく、第2接着工程において、図10に示す基材20を分離した熱接着シート50の複数が第3熱接着性樹脂層80の主面に沿って配置されてもよい。この場合も、第1板11と第2板12との間において、映像投影層10を面状に繋ぐことができる。
この場合、基材20を分離した熱接着シート50の2枚を、映像投影層10が内側となるように重ね、端部の1辺を接合したのち開いて1枚のシートとなるようにしたものを用いてもよい。
映像投影合わせ板は、不図示の機能層をさらに有してもよい。機能層としては、例えば光の反射を低減させる光反射防止層、光の一部を減衰させる光減衰層、および赤外線の透過を抑える赤外線遮蔽層、などが挙げられる。さらに、機能層としては、電圧を印加して振動し、スピーカーとして機能する振動層、音の透過を抑制する遮音層などの機能層が挙げられる。機能層の数、機能層の位置は特に限定されない。
10 映像投影層
11 第1板
12 第2板
20 基材
30 積層シート
40 第1熱接着性樹脂層
50 熱接着シート
60 第2熱接着性樹脂層
70 離型シート
80 第3熱接着性樹脂層

Claims (6)

  1. 映像が投影される映像投影層と、前記映像投影層の片側に設けられる第1板と、前記映像投影層のもう一方の側に設けられる第2板とを有し、前記映像投影層と前記第1板との間に設けられる第1熱接着性樹脂層、および前記映像投影層と前記第2板との間に設けられる第2熱接着性樹脂層を有する映像投影合わせ板の製造方法であって、
    前記映像投影層および前記映像投影層が形成された基材を含む積層シートと、前記第1熱接着性樹脂層とを熱接着し、前記第1熱接着性樹脂層、前記映像投影層および前記基材をこの順で有する熱接着シートを製造する第1接着工程と、
    前記第1接着工程の後に、前記基材と前記映像投影層とを剥離することで、前記基材を前記熱接着シートから分離する分離工程と、
    前記分離工程の後に、前記第1板、前記基材を分離した前記熱接着シート、前記第2熱接着性樹脂層、および前記第2板をこの順で合わせ、熱接着する第2接着工程とを有し、
    前記第1接着工程における熱接着の最高温度が、前記第2接着工程における熱接着の最高温度よりも低い、映像投影合わせ板の製造方法。
  2. 前記第1接着工程では、前記第1板と、前記積層シートとを、前記第1熱接着性樹脂層を介して接着し、
    前記第2接着工程では、前記基材を分離した前記熱接着シートを、前記第1板と前記第2板との間に挟み、前記第2板と接着する、請求項に記載の映像投影合わせ板の製造方法。
  3. 前記第2接着工程では、前記基材を分離した前記熱接着シートを、前記第1板と前記第2板との間に挟み、前記第1板および前記第2板の両方と接着する、請求項に記載の映像投影合わせ板の製造方法。
  4. 前記映像投影合わせ板は、3次元的に湾曲している、請求項1〜のいずれか1項に記載の映像投影合わせ板の製造方法。
  5. 前記映像投影層は、前記第1板と前記第2板との間において、前記第1板の主面および前記第2板の主面に沿って複数配置される、請求項1〜のいずれか1項に記載の映像投影合わせ板の製造方法。
  6. 前記映像投影層の主面の大きさは、前記第1板の主面の大きさ、および前記第2板の主面の大きさより小さい、請求項1〜のいずれか1項に記載の映像投影合わせ板の製造方法。
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