JP6696072B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関する。
従来、この種の遊技機として、操作ボタンが振動演出を行うものが知られている。具体的には、この操作ボタンは、遊技者に操作されたときに、体感可能な態様で振動することで演出を行うようになっていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−172216号公報([0027]、図7)
しかしながら、上述した従来の遊技機では、操作ボタンの振動を体感させるだけであって、演出の趣向性の更なる向上が求められていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、演出の趣向性向上を図ることが可能な遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、遊技者によって操作可能な操作部材を備えた遊技機であって、前記操作部材は、遊技部材と、前記遊技部材とは別体で且つ透明な材料で構成され、内部に前記遊技部材の少なくとも一部を視認可能に収容して、遊技者に操作されることで第1方向に移動可能なカバー部材と、前記カバー部材を経由せずに前記遊技部材に動力を伝達することで、前記遊技部材を前記第1方向と直交又は略直交する第2方向に振動させる振動手段と、を備えて、前記遊技部材の振動状態を前記カバー部材を介して視認可能にしたことを特徴とする遊技機である。
上記発明によれば、演出の趣向性向上を図ることが可能になる。
本発明の一実施形態に係る遊技機の正面図 遊技機の斜視図 操作ボタン装置の斜視図 遊技機の電気的な構成を示すブロック図 連動演出のタイムチャート 連動処理のフローチャート
以下、本発明をパチンコ遊技機に適用した一実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態のパチンコ遊技機10(以下、「遊技機10」という。)は、ガラス窓10Gの周りを前枠10Fにて囲んでなる前面カバー10Cを備えている。前面カバー10Cは、遊技領域R1が前面に形成された遊技盤11を前方から覆い(図2参照)、ガラス窓10Gを通して遊技領域R1が視認可能になっている。
前枠10Fの各辺部には、複数のLED24(図4参照)を内蔵した装飾ランプ22が設けられている。装飾ランプ22は、発光態様によって遊技を演出するように構成されている。そして、前枠10F全体によって本発明に係る演出用発光部23が構成されている。
図2に示すように、前枠10Fの下辺部には、ガラス窓10Gよりも前方に迫り出した球貯留部21が設けられている。球貯留部21は、遊技球を貯留可能な上皿26及び下皿27を上下2段にして備え、下皿27の右側に操作ハンドル28を備えている。そして、操作ハンドル28を回動操作すると、上皿26に貯留された遊技球が遊技領域R1に向けて弾き出される。
遊技領域R1には、図示しない始動入賞口と大入賞口が備えられ、始動入賞口に遊技球が入球すると所定数の賞球が払い出されると共に、当否判定が行われる。大入賞口は、通常は、可動扉等で閉塞されて入球が困難な状態になっていて、上記当否判定の結果が当りとなったときに開放されて入球が容易な、所謂、大当り状態となる。なお、始動入賞口への入球に起因した当否判定は、「大当り状態」となるか否かの判定であるといえる。
また、遊技領域R1の中央部には、表示画面30Gを前面に備えた表示装置30が設けられている。表示画面30Gでは、上記した当否判定の結果に基づく演出のほか遊技に関する様々な演出が行われる。
図2に示すように、球貯留部21の上部には、十字ボタン31、演出用操作ボタン32、球排出ボタン33、球貸ボタン34、返却ボタン35が備えられている。これらボタンのうち、十字ボタン31及び演出用操作ボタン32は、表示画面30Gで行われる演出に用いられる。
図3には、演出用操作ボタン32を備える操作ボタン装置40が示されている。演出用操作ボタン32は、ドーム部41Dを上部に有するカバー部材41にて支持プレート44の上方が覆われた構造になっていて、カバー部材41が支持プレート44に対して相対的に上下動可能となっている。そして、カバー部材41が押圧操作されて下方に移動すると、操作ボタン装置40の下部の底ケース45に収容された図示しないセンサにより押圧操作が検出される。
また、演出用操作ボタン32には、カバー部材41と支持プレート44との間の空間に可動演出部材42が備えられている。可動演出部材42は、底ケース45内に備えられた駆動モータ47(図4参照)によって水平方向に振動する。ここで、カバー部材41は、透明な材料で構成されていて、可動演出部材42の振動は、カバー部材41を介して視認可能となっている。
図1に示すように、前枠10Fの右辺部には、特殊操作装置13が備えられている。この特殊操作装置13は、ベース部14と、ベース部14から上方に突出すると共にベース部14に対して上下方向に移動可能な可動操作部15とを備えている。詳細には、ベース部14には、上方に開口した差込口14Aが形成され、この差込口14Aに可動操作部15の下部が受容されている。可動操作部15は、通常は上方に付勢されていて、遊技者の操作により差込口14Aの奥側へと押し込まれる。そして、可動操作部15が所定の距離だけ押し込まれると、可動操作部15が操作されたことがベース部14内に収容された図示しないセンサにより検出される。可動操作部15の操作に際しては、例えば、表示画面30Gで可動操作部15を押し込む旨のメッセージが表示される等、可動操作部15の操作を遊技者に促す通知がなされる。
また、特殊操作装置13には、振動モータ16(図4参照)が備えられている。振動モータ16が作動すると、ベース部14に対して可動操作部15が振動する。この可動操作部15の振動は、可動操作部15に触れていなければ認識が困難な振動になっている。言い換えれば、振動モータ16は、可動操作部15を操作している遊技者が体感可能な態様で可動操作部15を振動させる。以上より、可動演出部材42の振動の振れ幅は、可動操作部15の振動の振れ幅よりも大きいものとなっている。
ところで、本実施形態の遊技機10では、特殊操作装置13における可動操作部15の振動と、演出用操作ボタン32における可動演出部材42の振動と、前枠10Fにおける演出用発光部23の発光とを連動させる連動演出が行われる。以下、この連動演出について説明する。
連動演出は、特定の演出条件が成立したときに行われる。本実施形態では、特定の演出条件に、大当りに当選すること(即ち、始動入賞口への入球に起因する当否判定の結果が当りとなること)が含まれている。そして、連動演出は、大当りに当選したことを液晶画面30Gで報知する変動演出(以下、「大当り変動演出」という。)に伴って行われる。なお、本実施形態では、特定の演出条件が成立するには、大当りに当選することに加えて、所定の演出条件を満たすことが必要となる。この所定の演出条件の例としては、大当りに当選したときに取得する演出用乱数が予め定めた値であることや、前回の大当り以降に行われた当否判定の回数が所定回数以内であること等が挙げられる。
図5に示すように、特定の演出条件が成立すると、大当り変動演出中に、まず、可動演出部材42が振動し、一定期間の振動後、停止する予兆演出が行われる。そして、この予兆演出の終了後、表示画面30G上に、可動操作部15の押し込みを促すメッセージが表示される。このメッセージに従って、可動操作部15が押し込まれると、振動モータ16(図4参照)によって可動操作部15が体感可能な態様で振動する。このとき、可動操作部15の振動開始と同じタイミングで、可動演出部材42も振動を開始する。また、前枠10Fの演出用発光部23(装飾ランプ22)は、この連動演出以外では見られない特殊な態様での発光(以下、「特殊態様発光」という。)を開始する。具体的には、特殊態様発光は、連動演出以外の演出での発光よりも、明るい態様の発光や、発光色の種類が多い態様の発光や、点滅の周期が短い態様の発光等が挙げられる。
可動操作部15の振動と、可動演出部材42の振動と、演出用発光部23の特殊態様発光は、一定の期間が経過すると終了する。そして、これら可動操作部15の振動と、可動演出部材42の振動(予兆演出での振動も含む。)と、演出用発光部23の特殊態様発光とによって、連動演出が構成されている。
図4には、遊技機10の電気的な構成が示されている。同図における符号50は、主制御回路50であって、CPU51A、RAM51B、ROM51C及び複数のカウンタを備えたマイクロコンピュータと、該マイクロコンピュータとサブ制御回路52を結ぶ入出力回路と、大入賞口等が接続された中継回路57及び払出制御回路58等を結ぶ入出力回路とを備え、大当りに関する当否判定等、遊技に関わる主制御を行う。CPU51Aは、当否判定部、制御部、演算部、各種カウンタ、各種レジスタ、各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、当否判定に関する乱数等も生成し、制御信号をサブ制御回路52等へ出力(送信)可能に構成されている。RAM51Bは、CPU51Aで生成される各種乱数値用の記憶領域、各種データを一時的に記憶する記憶領域やフラグ、CPU51Aの作業領域を備える。ROM51Cには、各種制御データ等が書き込まれている他、当否判定の判定値等が書き込まれている。
サブ制御回路52は、主制御回路50と同様に、CPU52A、RAM52B、ROM52C及び複数のカウンタを備えたマイクロコンピュータと、前記マイクロコンピュータと主制御回路50を結ぶ入出力回路と、表示制御回路54、音声制御回路55及びランプ制御回路56等を結ぶ入出力回路を備えている。CPU52Aは、制御部、演算部、各種カウンタ、各種レジスタ、各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、制御信号を表示制御回路54及びランプ制御回路56、音声制御回路55等へ出力(送信)可能に構成されている。RAM52Bは、各種データの記憶領域とCPU52Aによる作業領域を有している。ROM52Cには、後述する連動処理S10(図6参照)のプログラムや各種演出のデータ等が記憶されている。
表示制御回路54は、サブ制御回路52からの制御信号に基づきCPUがROMから所定の表示制御データを読み出し、RAMの記憶領域で制御用データを生成して表示装置30に出力する。制御用データを受信した表示装置30は、表示画面30Gで表示する画像データを作成して、表示画面30Gに画像を出力する。
ランプ制御回路56は、サブ制御回路52から出力される制御信号に基づいて、装飾ランプ22や演出用役物(図示せず)等に実装された複数のLED24をオンオフ制御する。言い換えれば、サブ制御回路52は、ランプ制御回路56に制御信号を出力することにより、ランプ制御回路56を介して複数のLED24をオンオフ制御している。
音声制御回路55は、サブ制御回路52から出力される制御信号に基づき、スピーカから発生されるBGMや演出時の音声の選択を行い、その音声を制御する。
駆動制御回路59は、サブ制御回路52から出力される制御信号に基づき、可動操作部15を振動させるための振動モータ16、可動演出部材42を振動させるための駆動モータ47及びその他の演出に用いられる駆動源(図示せず)を制御する。
なお、各制御回路50,52,54〜59は、電源基板60からの電源供給を受けて作動する。
以上によれば、本実施形態では、サブ制御回路52が、ランプ制御回路56と駆動制御回路59を介して、演出用操作ボタン32における可動演出部材42の振動と、特殊操作装置13における可動操作部15の振動と、装飾ランプ22の発光を制御する構成となっている。そして、本実施形態では、サブ制御回路52が一定の周期(例えば、10m秒)で図6に示す連動処理S10を実行することにより、上述した連動演出(図5参照)が実行される。以下、サブ制御回路52が行う連動処理について説明する。
図6に示すように、連動処理S10では、まず、当否判定の結果が大当りであるか否かを判断する(S11)。そして、大当りでない場合には(S11でNo)、この連動処理S10を終了する。
当否判定の結果が大当りである場合には(S11でYes)、次いで、特定の演出条件を満たしたか否かを判断する(S12)。
特定の演出条件を満たしていない場合には(S12でNo)、この連動処理(S10)を終了する。一方、特定の演出条件を満たしている場合には(S12でYes)、可動演出部材42を一定期間振動させた後、停止させる予兆演出を行う(S13)。
予兆演出(S13)が行われると、次いで、表示画面30Gに、可動操作部15の押し込みを促すメッセージを表示させ(S14)、可動操作部15が操作されたか否かを判断する(S15)。上述したように、この判断は、可動操作部15が所定の距離だけ押し込まれたことを検知するセンサからの信号をサブ制御回路52が受信したか否かによって行われる。
可動操作部15が操作されなかった場合には(S15でNo)、この連動処理(S10)を終了する。一方、可動操作部15が操作された場合には(S15でYes)、一定期間、可動操作部15と可動演出部材42を振動させる制御信号を駆動制御回路59に送信すると共に、演出用発光部23(装飾ランプ22)に特殊態様発光(図6では、「所定態様で発光」と表されている。)を実行させる制御信号をランプ制御回路56に送信して(S16)、この連動処理(S10)を終了する。連動処理(S10)に関する説明は以上である。
本実施形態に係る遊技機10の構成に関する説明は以上である。次に、遊技機10の作用効果について説明する。
本実施形態の遊技機10では、操作ハンドル28が操作されると、遊技球が遊技領域R1に向けて弾き出される。そして、遊技領域R1内を流下する遊技球が図示しない始動入賞口に入球すると、大当りとなるか否かの当否判定が行われ、その当否判定の結果に関する演出が表示画面30Gにて行われる。
ここで、特定の演出条件が成立すると、具体的には、当否判定の結果が大当りであって所定の演出条件を満たすと、表示画面30Gでの表示演出に伴って連動演出が行われる。この連動演出では、可動演出部材42が遊技者に視認可能な態様で振動し、一定期間後に停止する。次いで、表示画面30G上に、特殊操作装置13の可動操作部15を押し込む旨のメッセージが表示される。そして、遊技者によって可動操作部15がベース部14の差込口14Aに押し込まれると、可動操作部15が遊技者に体感可能な態様で振動すると共に、可動演出部材42が再び視認可能な態様で振動し、更に、演出用発光部23(装飾ランプ22)の特殊態様発光を開始する。
このように、本実施形態によれば、可動操作部15と可動演出部材42のうち一方の部材が振動するだけでなく、その一方の部材の振動に連動して、他方の部材の振動が行われるので、体感的な振動と視覚的な振動の両方で振動による演出の趣向性向上を図ることが可能となる。
また、本実施形態では、可動操作部15が遊技者と接触しているときに可動操作部15に振動が付与され、可動演出部材42が振動するタイミングを、可動操作部15が振動するタイミングに合わせるように、駆動モータ47を制御するので、可動操作部15の振動と可動演出部材42の振動が同時に発生したかのような印象を遊技者に与えることが可能となる。しかも、可動操作部15を操作することを遊技者に促す通知が行われるので、可動操作部15の振動と可動演出部材42の振動の連動を遊技者に認識させ易くすることが可能となる。また、特定の演出条件が成立してから可動操作部15が振動するまでの間に、可動演出部材42を一定期間振動させて、停止させる予兆演出が行われるので、可動演出部材42の振動が、可動操作部15の振動に波及したかのような印象を遊技者に与えることが可能となる。
さらに、本実施形態では、第1振動部材と第2振動部材の振動に連動して演出用発光部を発光させることが可能となり、振動による演出の更なる趣向性向上を図ることが可能となる。しかも、演出用発光部23は、前面カバー10Cの枠部10Fに形成され、可動操作部15と可動演出部材42とは、枠部10Fの異なる2位置に配置されているので、枠部10F全体が振動しているかのような印象を遊技者に与えることが可能となる。
[他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、本発明をパチンコ遊技機に適用した例を示したが、スロットマシンやアレンジボールに適用してもよい。
(2)上記実施形態では、特定の演出条件が成立する場合の例として、大当りとなることを示したが、大当りとなる確率が高くなる確変状態となることや、確変付きの大当りとなることや、信頼度の高い演出に移行すること等であってもよい。
(3)上記実施形態では、連動演出は、可動操作部15の振動と、可動演出部材42の振動と、演出用発光部23の発光とが同時に開始される構成であったが、所定の順番で発生するように構成されてもよいし、一つの部材の振動又は発光のみが先行して発生し、残り2つの振動又は発光が遅れて発生するように構成されてもよい。
(4)上記実施形態では、可動演出部材42を1つだけ備えた構成であったが、複数備えられてもよい、その際、それら複数は、同じ場所に配置されていてもよいし、異なる場所に配置されてもよい。
(5)演出用発光部23の特殊態様発光は、明るい縞状部分と暗い縞状部分を交互に並べてなる波状の模様が枠部10Fを周回するような態様の発光であってもよいし、当該波状の模様が上下方向又は左右方向に往復するような態様の発光であってもよい。
(6)上記実施形態では、可動操作部15の振動と可動演出部材42の振動に、演出用発光部23の発光が連動する構成であったが、演出用発光部23の発光が連動しない構成であってもよい。
なお、上記実施形態と、上記(1)〜(6)で示した他の実施形態とには、以下[1]〜[10]の特徴的な構成が含まれていると言える。
[1]第1振動部材及び第2振動部材と、前記第1振動部材に触れている遊技者が体感可能な態様で前記第1振動部材を振動させる第1振動手段と、遊技者に視認可能な態様で前記第2振動部材を振動させる第2振動手段と、特定の演出条件が成立したときに、前記第1振動手段による前記第1振動部材の体感可能な態様の振動と、前記第2振動手段による前記第2振動部材の視認可能な態様の振動とを連動させる連動手段と、を備えた遊技機であって、前記第1振動部材は、遊技に関する演出が行われる際に遊技者が操作可能であって遊技者の操作により通常位置から作動位置へ移動可能な操作部材で構成され、遊技者の操作により前記操作部材が前記作動位置側に所定の距離だけ移動したことを検出するセンサを有し、前記連動手段は、前記特定の演出条件が成立した後、前記センサからの検出信号を受信したことを条件として、前記第1振動部材を振動させると共に、前記第2振動部材を振動させることを特徴とする遊技機。
[1]の構成によれば、特定の演出条件が成立したときに、第1振動手段により第1振動部材が遊技者に体感可能な態様で振動することと、第2振動手段により第2振動部材が視認可能な態様で振動することとが連動する。このように、本構成によれば、第1振動部材と第2振動部材のうち一方の振動部材が振動するだけでなく、その一方の振動部材の振動に連動して、他方の振動部材の振動が行われるので、体感的かつ視覚的な振動による演出の趣向性向上を図ることが可能となる。また、[1]の構成によれば、第1振動部材を操作したときに、第2振動部材を振動させることが可能となり、遊技者に、自力で第2振動部材の振動を発生させたかのような印象を与えることが可能となる。なお、上記実施形態では、可動操作部15が「第1振動部材」に、振動モータ16が「第1振動手段」に、サブ制御回路52が「連動手段」に相当する。
[2]前記連動手段は、前記第1振動部材の振動のタイミングで前記第2振動手段による前記第2振動部材の振動を行うように前記第1振動手段及び前記第2振動手段を制御することを特徴とする[1]に記載の遊技機。
[2]の構成によれば、第1振動部材の振動が第2振動部材の振動に波及したかのような印象を遊技者に与えて、振動による演出の趣向性向上を図ることが可能となる。なお、「第1振動部材の振動のタイミング」とは、第1振動部材の振動中、振動後又は振動する直前を意味する。
[3]前記連動手段は、前記第2振動手段が前記第2振動部材を振動させるタイミングを、前記第1振動手段が前記第1振動部材を振動させるタイミングに合わせるように、前記第2振動手段を制御することを特徴とする[1]に記載の遊技機。
[3]の構成によれば、第1振動部材の振動と第2振動部材の振動が同時に発生したかのような印象を遊技者に与えて、振動による演出の趣向性向上を図ることが可能となる。
[4]前記特定の演出条件が成立したときに、前記第1振動部材に触れることを促す通知を行う通知手段を備えたことを特徴とする[1]〜[3]のうち何れか1に記載の遊技機。
[4]の構成によれば、第1振動部材に触ることを遊技者に喚起して、第1振動部材の振動と第2振動部材の振動の連動を遊技者に認識させ易くすることが可能となる。なお、上記実施形態では、ステップS14を実行しているときのサブ制御回路52が「通知手段」に相当する。
[5]遊技者に有利な状態に移行するか否かを判断する判断手段を備え、前記特定の演出条件には、前記判断手段により前記有利な状態へ移行すると判断されていることが含まれることを特徴とする[1]〜[4]のうち何れか1に記載の遊技機。
[5]の構成によれば、第1振動部材の振動と第2振動部材の振動によって遊技者に有利な状態へ移行することを示唆することが可能となり、遊技者に高揚感を与えることが可能となる。なお、上記実施形態では、大当りとなるか否かの当否判定を行っているときの主制御回路50が本発明の「判断手段」に相当し、大当り状態が本発明の「有利な状態」に相当する。
[6]前記第2振動部材は、遊技に関する演出が行われる際に遊技者が操作可能であって前記操作部材とは異なる別の操作部材に備えられていることを特徴とする[1]〜[5]のうち何れか1に記載の遊技機。
[6]の構成によれば、操作部材を操作したときに、別の操作部材を振動させることが可能となる。
[7]前記連動手段は、前記特定の演出条件が成立した後、前記第2振動手段により前記第2振動部材を振動させた後、その振動を停止させ、次いで、前記センサからの検出信号を受信したことを条件として、前記第1振動手段により前記第1振動部材を振動させると共に、再度、前記第2振動手段により前記第2操作部材を振動させることを特徴とする[1]〜[6]のうち何れか1に記載の遊技機。
[7]の構成によれば、第2振動部材の振動を、第1振動部材の振動の予兆とすることが可能となる。また、第2振動部材が振動した後、第1振動部の振動と第2振動部材の振動とが連動するので、第2振動部材の振動が、第1操作部材の振動に波及したかのような印象を遊技者に与えることが可能となる。
[8]演出用発光部と、前記演出用発光部を発光させる発光手段と、を備え、前記連動手段は、前記第2振動手段により前記第2振動部材が振動するタイミングと、前記発光手段による前記演出用発光部の発光タイミングを合わせるように、前記第2振動手段と前記発光手段とを制御することを特徴とする[1]〜[7]のうち何れか1の請求項に記載の遊技機。
[8]の構成によれば、第1振動部材と第2振動部材の振動に連動して演出用発光部を発光させることが可能となり、振動による演出の更なる趣向性向上を図ることが可能となる。
[9]遊技領域が前面に形成された遊技盤と、前記遊技盤の前方に配置されて、前記遊技領域を視認可能とする視認部と前記視認部を四方から囲む枠部とを有する前面カバーと、を備え、前記第1振動部材と前記第2振動部材とは、前記枠部の異なる2位置に配置されたことを特徴とする[1]〜[8]のうち何れか1に記載の遊技機。
[9]の構成によれば、前面カバーの枠部全体が振動しているかのような印象を遊技者に与えることが可能となる。なお、上記実施形態では、ガラス窓10Gと前枠10Fとが「視認部」と「枠部」に相当する。
[10]遊技領域が前面に形成された遊技盤と、前記遊技盤の前方に配置されて、前記遊技領域を視認可能とする視認部と前記視認部を四方から囲む枠部とを有する前面カバーと、を備え、前記演出用発光部は、前記枠部に形成され、前記第1振動部材と前記第2振動部材とは、前記枠部の異なる2位置に配置されていることを特徴とする[8]に記載の遊技機。
[10]の構成によれば、前面カバーの枠部全体が振動と発光を行っているかのような印象を遊技者に与えることが可能となる。なお、上記実施形態では、ガラス窓10Gと前枠10Fとが「視認部」と「枠部」に相当する。
10 パチンコ遊技機(遊技機)
13 特殊操作装置
15 可動操作部
16 振動モータ
32 演出用操作ボタン
42 可動演出部材
47 駆動モータ
23 演出用発光部
50 主制御回路
52 サブ制御回路

Claims (1)

  1. 遊技者によって操作可能な操作部材を備えた遊技機であって、
    前記操作部材は、
    遊技部材と、
    前記遊技部材とは別体で且つ透明な材料で構成され、内部に前記遊技部材の少なくとも一部を視認可能に収容して、遊技者に操作されることで第1方向に移動可能なカバー部材と、
    前記カバー部材を経由せずに前記遊技部材に動力を伝達することで、前記遊技部材を前記第1方向と直交又は略直交する第2方向に振動させる振動手段と、を備えて、
    前記遊技部材の振動状態を前記カバー部材を介して視認可能にしたことを特徴とする遊技機。
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