JP6695948B2 - 放射性廃棄物容器 - Google Patents

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Description

本発明は放射性廃棄物容器に関する。
一般的に、放射性廃棄物(Radio active Waste)とは、放射性核種が規定値濃度以上含有されているか、放射性核種によって汚染された物質を意味する。
放射性廃棄物とは、大韓民国の原子力安全法第2条第18号において「放射性物質またはそれによって汚染された物質であって、廃棄の対象となる物質(第35条第4項によって廃棄することにした使用済核燃料を含む。)をいう。」と定義されている。
放射性廃棄物は、放射能濃度及び熱発生率によって、高レベルの放射性廃棄物と、中・低レベルの放射性廃棄物とに分けられる。
原子力安全法施行領2条1項の規定による高レベルの放射性廃棄物は、放射性廃棄物の中で放射能濃度及び熱発生率の値が、原子力安全委員会の定める値以上の放射性廃棄物であると定義されている。
また、原子力安全法施行令2条1項の規定による中・低水準放射性廃棄物は、高レベルの放射性廃棄物以外の放射性廃棄物であると定義されている。
原子力安全委員会告示の放射線防護等に関する基準(第2016−16号)第3条では、高レベルの放射性廃棄物と中・低水準放射性廃棄物の区分基準を、「半減期20年以上のアルファ線を放出する核種であって、放射能濃度4,000Bq/g及び熱発生率2kW/m」と定めている。
ほとんどの放射性廃棄物は、原子力発電過程で発生する。例えば、放射性廃棄物はウラン鉱の採掘、精錬、変換、濃縮、燃料加工、原電運転、再処理過程、原子力施設解体過程などで発生している。
このうち、原子力施設解体過程は、寿命の切れた原電の原子力施設が解体される過程を意味する。かかる過程は放射性汚染物質が原子力施設から脱塩及び除去されたのち、主要施設へのアクセスの統制から、放射能によって汚染された施設および構造物の解体及び撤去を通じて最終的に敷地を制限なく使用可能な水準まで放射能レベルを低下させるステップまでを含む。
近年、原電の稼動年数が増えるにつれ寿命切れで運転終了の原電が次第に増加されているから、運転終了原電の原子力施設が解体される過程で発生する放射性廃棄物を処理するための技術が求められている実情である。このとき、原子力施設の特性別に原子力施設を仕分けて解体及び切断する技術が適用されている。例えば、原子炉芯内の各種構成部品には、水中遠隔プラズマアーク技術が適用される。また、原子炉圧力容器には、水中遠隔アークソー(Arc saw)切断方法が適用される。さらに、原子炉を取り囲んだ遮蔽体コンクリートには、機械的な切断方法とアブリーシブウォータージェット(Abrasive water jet)工法が適用される。
放射性廃棄物の発生地で発生(解体)された放射性廃棄物は、特殊容器、ドラム、大型容器などの容器に格納された後、放射性廃棄物処分地へ搬送されて隔離処分されることになる。例えば、放射性廃棄物処分地に搬送された放射性廃棄物は、地表面の近くに位置する表層処分施設に隔離処分されたり、地表面から数十メートル以下の地下に位置する洞窟処分施設に隔離処分されたりする。
しかし、放射線遮蔽効率を向上させるための目的で原子力施設の解体が水中で行われる場合、原子力施設の解体過程で発生した放射性廃棄物を格納するための放射性廃棄物容器を水中に配置しなければならない。ところが、放射性廃棄物容器を構成する容器本体とリッドとを水の中で締結することが非常に難しいという問題がある。
また、容器本体とリッドとが接する継ぎ目部分の形状が単なる平面で構成されていると、容器本体の内部に格納されている放射性廃棄物から放出される放射線を遮蔽するのに限界があり得る。
また、水の中で原子力施設が解体される間に発生した放射性廃棄物が水中に配置された容器本体の内部に格納される過程で容器本体の内部へ水が一緒に流入してしまう。しかし、容器本体の内部に流入した水を放棄本体の外へ排水させるための装置が存在しない。このため、容器本体の自重があまり重くなるだけでなく、放射性廃棄物の格納効率性が低下するという問題がある。
また、水中で放射性廃棄物の格納が完了した放射性廃棄物容器を、水中から引き揚げ可能な装置がないため、水中で放射性廃棄物の格納が完了した放射性廃棄物容器を水中から引き揚げて放射性廃棄物処分地へ安定に搬送できないという問題がある。
韓国登録特許公報第10−1604406号
本発明の実施例は、原子力施設の解体過程で発生した放射性廃棄物を格納するための放射性廃棄物容器が水中に配置されなければならない場合にも、水の中で放射性廃棄物容器の容器本体とリッドとを容易に締結することができる放射性廃棄物容器を提供することを目的とするものである。
また、本発明の実施例は、容器本体と締結されるリッドによって容器本体の内部が密閉されるので、容器本体の内部に格納された放射性廃棄物から発生する放射線が効率よく遮蔽されることができる放射性廃棄物容器を提供することを目的とするものである。
また、本発明の実施例は、容器本体の上面に少なくとも一つの凹凸部が形成され、容器本体の上面と接するリッドのボトムプレートに容器本体の凹凸部と相補的に結合される収容部が具備され、容器本体の内部に格納された放射性廃棄物から発生する放射線が容器本体の内部から容器本体の外へ流出されることを防止できる放射性廃棄物容器を提供するためのものである。
また、本発明の実施例は、水中で放射性廃棄物を容器本体に格納する過程で放射性廃棄物とともに容器本体の内部に流入した水が選択的に排水されることができる放射性廃棄物容器を提供するためのものである。
また、本発明の実施例は、水中で放射性廃棄物の格納が完了した放射性廃棄物容器を水中から安定に引き揚げた後、放射性廃棄物処分地へ容易に搬送できる放射性廃棄物容器を提供するためのものである。
本発明の一態様によれば、放射性廃棄物を格納及び搬送するための放射性廃棄物容器であって、容器本体と、前記容器本体に締結されるリッドと、前記容器本体の外側に突出しないように前記容器本体に設けられ、前記容器本体の内部の水を選択的に排水させる排水部とを含む、放射性廃棄物容器を提供することができる。
本発明によれば、原子力施設が水中で解体される場合、原子力施設の解体過程で発生した放射性廃棄物を格納するための放射性廃棄物容器が水中に配置されなければならない場合でも水中で放射性廃棄物容器の容器本体とリッドとが容易に締結できるという効果が得られる。
また、本発明によれば、容器本体と締結されるリッドによって容器本体の内部が密閉されるので、容器本体の内部に格納された放射性廃棄物から発生する放射線が効率よく遮蔽できるという効果が得られる。
さらに、本発明によれば、容器本体の上面に少なくとも一つの凹凸部が形成され、容器本体の上面と接するリッドのボトムプレートの下面に容器本体の凹凸部と相補的に結合される収容部が具備され、容器本体の内部に格納された放射性廃棄物から発生する放射線が容器本体の内部から容器本体の外部へ流出されることを防止できるという効果が得られる。
また、本発明によれば、放射性廃棄物の発生地、例えば、水中で発生した放射性廃棄物を容器本体に格納する過程で放射性廃棄物とともに容器本体の内部に流入した水が選択的に排水されることができるという効果が得られる。
なお、本発明によれば、水中で放射性廃棄物の格納が完了した放射性廃棄物容器を、水中から安定に引き揚げた後、放射性廃棄物処分地へ容易に搬送できるという効果が得られる。
本発明の一実施例による放射性廃棄物容器を示す斜視図である。 図1の放射性廃棄物容器を示す平面図である。 図1のA−A線による断面図である。 図1のB−B線による断面図である。 図1の放射性廃棄物容器の容器本体を示す平面図である。 図3のC部分を拡大して示した拡大図である。 図3のD部分を拡大して示した拡大図である。 図4のE部分を拡大して示した拡大図である。 図4のF部分を拡大して示した拡大図である。 図4のG部分を拡大して示した拡大図である。 本発明の他の実施例による放射性廃棄物容器を示す断面図である。 本発明の他の実施例による放射性廃棄物容器を示す断面図である。 図11の放射性廃棄物容器の中間プレートを示す斜視図である。 図12のH部分を拡大して示した拡大図である。
以下では、本発明の思想を具現するための具体的な実施例について図面を参照して詳しく説明する。
これに併せて、本発明を説明することに当たり、関連する公知の構成または機能に関する具体的な説明が本発明の要旨を濁すことができると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。
一方、任意の構成要素が他の構成要素に「連結される」、「結合される」と言及されたときには、その他の構成要素に直接連結・結合されることもできるが、その中間に他の構成要素が介在することもできるものと理解されなければならない。
本明細書に使用されたる用語は、ただ特定の実施例を説明するために使用されたものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は、文脈上明白に異なることを意味しない限り複数の表現を含む。
また、本明細書における一側、他側、上側、下側、左側、右側等の表現は、図面に示したものを基準として説明しており、当該対象の方向が変わると、その表現が異なる可能性があることをあらかじめ明らかにしておく。
以下では、図面を参照して本発明の一実施例による放射性廃棄物容器1について説明する。図1は、本発明の一実施例による放射性廃棄物容器を示す斜視図であり、図2は、図1の放射性廃棄物容器を示す平面図である。
図1及び図2を参照すれば、本発明の一実施例による放射性廃棄物容器1は、放射性廃棄物の発生地から発生する放射性廃棄物が内部に格納され、内部に格納された放射性廃棄物から発生する放射線を効果的に遮蔽させることができるとともに、放射性廃棄物を放射性廃棄物処分地へ安全に搬送させることができる容器であることができる。
また、本実施例では、原子力施設の解体が水中において遠隔で行われ、放射性廃棄物の発生地が水中に設定され、これにより放射性廃棄物容器1が水中に配置される場合を一例として説明するが、本発明の思想が必ずこれに限定されるものではない。放射性廃棄物の発生地は多様な変形が可能であり、放射性廃棄物の発生地に応じて放射性廃棄物容器1が配置される位置も多様な変形が可能である。
図3は、図1のA−A線による断面図であり、図4は、図1のB−B断面図であり、図5は、図1の放射性廃棄物容器の容器本体を示す平面図であり、図6は、図3のC部分を拡大して示した拡大図であり、図7は、図3のD部分を拡大して示した拡大図であり、図8は、図4のE部分を拡大して示した拡大図であり、図9は、図4のF部分を拡大して示した拡大図であり、図10は、図4のG部分を拡大して示した拡大図である。
図3〜図10をさらに参照すると、本発明の一実施例による放射性廃棄物容器1は、容器本体10、リッド20、排水部30、ガイドピン40、ガスケット50、リフティングラグ60、給気部70、及びボルト80を含むことができる。
容器本体10は、放射性廃棄物が格納されることができる空間(以下、「放射性廃棄物格納空間」という。)を提供することができる。また、容器本体10は、放射性廃棄物格納空間に格納された放射性廃棄物から発生する放射線を遮蔽することができる。ここで、「放射性廃棄物」とは、放射性廃棄物の発生地、例えば、水中で原子力施設が解体される過程で発生した解体廃棄物、例えば、中・低水準放射性廃棄物であることができる。
容器本体10は、原子力施設の解体が行われる放射性廃棄物の発生地、例えば、水中に配置されることができる。ただし、これは一例に過ぎず、これにより本発明の思想が限定されるものではない。例えば、容器本体10が配置される位置は、放射性廃棄物の発生地、すなわち、原子力施設が解体される位置に応じて変わることができる。
容器本体10は、内側本体11と、該内側本体11の外側で内側本体11を取り囲むように配置される外側本体12とを含むことができる。
内側本体11は、実質的に放射性廃棄物が格納される部分であって、例えばステンレスス鋼のような金属材質からなることができる。
内側本体11は、上方が開放された放射性廃棄物格納空間を形成する周面部111、周面部111の端部から内側本体11の半径方向の外側に延設された延設部112、及び延設部112から下方に折り曲げられて外側本体12と結合される内側本体側結合部113に区画される。ここで、「内側本体11の半径方向外側」は、内側本体11の中心から内側本体11の周面に向かう方向を意味し、「内側本体11の半径方向内側」は、内側本体11の周面から内側本体11の中心に向かう方向を意味する。また、本実施例では、内側本体11と外側本体12とが、例えば溶接によって結合されるものと説明するが、必ずこれに限定するものではない。容器本体10は一体形(unitary body)で形成してもよい。なお、延設部112、内側本体側結合部113、及び後述する外側本体側結合部122のような用語は、容器本体10の詳しい形状を説明するための目的で使用されるものである。
内側本体11の上面、すなわち、内側本体11の延設部112にはガスケット挿入溝112aが具備されることができる。ガスケット挿入溝112aは、延設部112の一面から凹んで形成されることができる。ガスケット挿入溝112aには容器本体10とリッド20との間の結合を気密にするガスケット50が挿入されることができる。ガスケットは、ゴムまたは金属(例えば、銅(Cu))材質であってもよく、図6、図9、図10ではガスケット50がガスケット挿入溝112aに完全に挿入された形態が示されているが、これは一例に過ぎない。例えば、ガスケット50の少なくとも一部のみがガスケット挿入溝112aに挿入されても構わない。
外側本体12は、内側本体11の外側で内側本体11を取り囲むように配置されることができる。これにより、外側本体12と内側本体11との間には第1中空部aが形成されることができる。第1中空部aには放射線遮蔽体が挿入できる。例えば、放射線遮蔽体は鉛(Pb)であることができる。
外側本体12は、内側本体11の外側において内側本体11の周面部111に対向するカバー部121及び該カバー部121の上側端部から外側本体12の半径方向内側に延びて設けられて内側本体11の内側本体側結合部113と結合される外側本体側結合部122で構成されることができる。例えば、外側本体12は、内側本体11と実質的に同一の材質、例えば、ステンレス鋼からなることができる。ここで、「外側本体12の半径方向内側」は、外側本体12の周面から外側本体12の中心に向かう方向を意味し、「外側本体12の半径方向外側」は、外側本体12の中心から外側本体12の周面に向かう方向を意味する。
また、外側本体12の上面、すなわち、外側本体12の外側本体側結合部122には少なくとも二つのガイドピン挿通孔122aが外側本体12の円周方向に沿って配置されることができる。ガイドピン挿通孔122aには、ガイドピン40が挿入できる。容器本体10とリッド20とが締結される前に、ガイドピン挿通孔122aに挿通されたガイドピン40によって容器本体10に対するリッド20の初期位置が決められる。
原子力施設の解体作業が水中で行われる場合、容器本体10も水中に位置付けられなければならない。また、適切なサイズに解体された解体廃棄物を容器本体10内に収める作業は、ロボットなどによって遠隔で行われる。このとき、ガイドピン40がガイドピン挿通孔122aに挿通されることにより、容器本体10に対するリッド20の初期固定を容易に行うことができ、容器本体10に対するリッド20の後続結合を容易にする。例えば、ボルト80をボルト挿通孔91bに挿通し易い。
外側本体12の上面には少なくとも二つのボルト挿通孔122bが備えられる。少なくとも二つのボルト挿通孔122bは、外側本体12の円周方向に沿って配置されることができる。ボルト挿通孔122bには容器本体10とリッド20とを締結させるためのボルト80が挿入されることができる。
先に、ガイドピン40がガイドピン挿通孔122aに挿通されることによって容器本体10に対するリッド20の位置確保が可能になり、容器本体10とリッドとの間の予備的な固定が可能になる。次いで、ボルト80がボルト挿通孔122bに挿通されることによって固定を一層強固にすることで、放射性廃棄物格納空間を外部から密閉させることができる。このため、例えば、本実施例では3本のガイドピン40と、5個のボルト80が使用されており、その中で3本のガイドピン40および3個のボルトは交互に配置される場合を一例として説明したが、これは例示的なものであって、その個数や配置は変更可能である。
リッド20は、容器本体10に締結されて容器本体10内部を密閉させることができる。リッド20は容器本体10の上面と接するボトムプレート21と、該ボトムプレート21の上側に配置されて、ボトムプレート21と一緒に第2中空部bを形成するトッププレート22とを含むことができる。
ボトムプレート21は、容器本体10の上面、すなわち、内側本体11の延設部112、内側本体側結合部113及び外側本体12の外側本体側結合部122と接しながら内側本体11の開放された上部を覆うことができる。
ボトムプレート21は、外側本体12の外側本体側結合部122に嵌め合う第1嵌合部21aと、該第1嵌合部21aの端部からトッププレート22に向かう方向に突出形成され、内側本体11の内側本体側結合部113と嵌め合う第2嵌合部21bと、内側本体11の開放された上部を覆う蓋部21cとに区画される。
第1嵌合部21aには、ガイドピン40が挿通可能なガイドピン挿通孔211aと、ボルト80が挿通可能なボルト挿通孔221bとが形成される。
トッププレート22は、ボトムプレート21の蓋部21cに対向する対向部22aと、該対向部22aの端部からボトムプレート21に向かう方向に折り曲げられてボトムプレート21の第1嵌合部21aと結合されるボトムプレート側結合部22bとを含むことができる。ここでもリッド20のボトムプレート21とトッププレート22とが例えば溶接によって結合されることもできるが、必ずこれに限定するものではない。例えば、リッド20は一体形(unitary body)で形成してもよく、ボトムプレート側結合部22bや第1嵌合部21aのような用語は、リッド20の詳しい形状を説明するための目的で使用されるものである。
対向部22aには、ガイドピン40が挿通可能なガイドピン挿通孔221aと、ボルト80が挿通可能なボルト挿通孔221bとが形成される。
ボトムプレート21とトッププレート22との間に介設された第2中空部bには、例えば、鉛(Pb)のような放射線遮蔽体が具備されることができる。
容器本体10の上面には少なくとも一つの凹凸部が形成されることができ、容器本体10の上面と接するボトムプレート21の下面には容器本体10の凹凸部と相補的に結合される収容部が形成されることができる。この場合、容器本体10の上面には延設部112、内側本体側結合部113及び外側本体側結合部122が1段の階段状に凹凸部を形成し、これに応じてリッド20のボトムプレート21には凹凸部と相補的に蓋部21cと、第2嵌合部21bと、第1嵌合部21aとで構成された収容部が形成される。
これと異なり、凹凸部は、例えば多段の階段状に形成でき、これに応じて収容部も多段の階段状を有することができる。これによって、容器本体10の上面とボトムプレート21の下面との間の接触面積が増大されることができ、放射性廃棄物格納空間をもっと徹底的に外部から密閉させることができる。
容器本体10の上面に少なくとも一つの凹凸部が形成されて、容器本体10の上面と接するボトムプレート21の下面に容器本体10の凹凸部と相補的に結合される収容部が形成される理由について簡略に説明すると、容器本体10内部に格納された放射性廃棄物から発生する放射線は一般的に直線状に移動する性質を持つからである。容器本体10とリッド20が接する継ぎ目部分、すなわち、容器本体10の上面及びボトムプレート21の下面を凹凸状に形成すると、容器本体10とリッド20とが接する継ぎ目部分を平面状に形成する場合に比べて、継ぎ目部分の形状に起因して放射線の移動が妨げられることで、容器本体10内部に格納された放射性廃棄物から発生する放射線の容器本体10の外部への流出を防止できるからである。
なお、容器本体10とリッド20が接する継ぎ目部分、すなわち、容器本体10の上面及びボトムプレート21の下面を凹凸状に形成すると、容器本体10とリッド20とが接する継ぎ目部分を平面状に形成する場合に比べて、容器本体10の上面とボトムプレート21の下面との相互接触面積が増大されるため、容器本体10とリッド20との間が気密に結合可能である。
本実施例では容器本体10の上面に少なくとも一つの凹凸部が形成され、容器本体10の上面と接するボトムプレート21の下面に容器本体10の凹凸部に対応する収容部が形成される場合を一例として説明したが、これは例示に過ぎなく、これにより本発明の思想が限定されるものではない。例えば、容器本体10の上面には少なくとも一つの凹凸部が形成され、容器本体10の上面と接するボトムプレート21の下面に容器本体10の凹凸部に対応する収容部が形成されることもできる。
排水部30は放射性廃棄物が容器本体10内部に格納される過程で容器本体10内部に流入した水を容器本体10の外部へ選択的に排水させることができる。排水部30は、容器本体10の外側に突出しないように容器本体10に設けられることができる。もし排水部30が容器本体10の外部に突出する場合、放射性廃棄物容器1が搬送されるときや放射性廃棄物容器1に放射性廃棄物が格納されるときに排水部30に損傷が生じるおそれがあるからからである。
このために、排水部30は、容器本体10の内部の底面から容器本体10の外側に向ける排水管32を有することができる。このとき、排水管32の外方側端部は容器本体10から突出しないように外部本体12の内側に位置付けられる。さらに、排水管32は開閉調節自在に具備されることにより、容器本体10内の水が容器本体10の外へ選択的に排水されることができる。
より具体的に、排水部30は容器本体10の内側本体11の底面から凹んで形成される排水カップ31及び排水管32の端部、例えば、容器本体10の半径方向外側に配置された端部に設けられる排水用カプラー33をさらに含むことができる。ここで、「容器本体10の半径方向外側」は、容器本体10の中心から容器本体10の周面に向かう方向を意味し、「容器本体10の半径方向内側」は、容器本体10の周面から容器本体10の中心に向かう方向を意味する。
排水カップ31の内側面は、所定の傾斜を有する斜面からなることができる。排水カップ31に形成される斜面に沿って容器本体10内の水が排水カップ31を介してより円滑に排水管32側へ移動されることができる。
排水カップ31には排水管32が連結されることができる。排水管32は外側本体12の底面に向けて延びて容器本体10の半径方向外側に折り曲げられる。具体的に、排水管32は内側本体11の底面から外側本体12の底面に向かう方向に延設される第1延設部32aと、第1延設部32aの端部から内側本体11の半径方向外側に延設される第2延設部32bとを有する。
排水用カプラー33は、外側本体12の外面から容器本体10の半径方向内側に凹んで形成された第1凹溝12aの内部に位置付けられる。排水用カプラー33は第1凹溝12a内部に位置するため、外側本体12の外に突出しない。これにより、放射性廃棄物容器1を水中から引き揚げるか、引き揚げられた放射性廃棄物容器1が放射性廃棄物処分地へ搬送される過程で破損される恐れがない。
排水用カプラー33は、排水管32の第2延設部32bの端部に設置されることができ、排水管32を介して容器本体10内の水が容器本体10の外へ排出されることができる。例えば、排水用カプラー33は、ソケットと、該ソケットに接続されるプラグ、それともバルブとを含んでなることもできる。この場合、排水用カプラー33が第1凹溝12a内部に位置するということに鑑みるとき、排水用カプラー33はインライン(in−line)バルブで構成してもよい。
ガイドピン40は、容器本体10とリッド20とが締結される前に容器本体10に対するリッド20の初期位置を決めることができる。ガイドピン40によってリッド20が容器本体10に対して先に固定された状態で容器本体10とリッド20とが互いに締結できるので、水中でも容器本体10とリッド20との締結が容易に行われることができる。
ガイドピン40は、リッド20に備えられるガイドピン挿通孔221a、211a及び容器本体10に備えられるガイドピン挿通孔122aに挿通され、容器本体10に対するリッド20の初期位置を決めることになり、リッド20を容器本体10に先に固定させることができる。
ガスケット50は、容器本体10とリッド20との間の結合を気密にすることができる。ガスケット50は容器本体10の上面に備えられたガスケット挿入溝112aに挿入されることができる。例えば、ガスケット50はガスケット挿入溝112aに安着された状態で、容器本体10に締結されるリッド20によって圧縮されることで、容器本体10とリッド20との間を密閉させることができる。
ガスケット挿入溝112aは、ガイドピン40が挿通可能なガイドピン挿通孔122a及びボルト80が挿通可能なボルト挿通孔122bに比べて、容器本体10の半径方向内側に位置する。このため、ガスケット50もガイドピン40及びボルト80よりも容器本体10の半径方向内側に配置されることができる。例えば、ガスケット50は銅(Cu)のような金属材質のガスケットであってもよい。
リフティングラグ60は、放射性廃棄物容器1が安定に搬送可能に容器本体10及びリッド20の少なくとも一つに提供されることができる。例えば、リフティングラグ60は、外側本体12の外面及びトッププレート22の上面の少なくとも一つに設置されることができる。
リフティングラグ60には放射性廃棄物容器1を水中から引き揚げるための引き揚げ装置(図示せず)と連結可能な係止孔61を有することができる。本実施例ではリフティングラグ60がリッド20の上面に4個で具備され、かつ、容器本体10の外側本体12に4個で具備される場合を一例として説明したが、これは例示に過ぎず、リフティングラグ60の個数は多様に変形可能である。
図9を参照すれば、給気部70は容器本体10内部に選択的に給気して容器本体10の内部に格納された水が排水部30を介して容器本体10の外へ排水されることを促進することができる。給気部70はリッド20の外側に突出しないようにリッド20に設けられることができる。
給気部70は、ボトムプレート21と連通可能に連結されてトッププレート22に向けて延びる延設部71aと、延設部71aの端部からリッド20の半径方向外側に折り曲げられる折曲部71bを含む給気管71と、給気管71の端部に設置される給気用カプラー72とを含むことができる。ここで、「リッド20の半径方向外側」は、リッド20の中心からリッド20の周面に向かう方向を意味し、「リッド20の半径方向内側」は、リッド20の周面からリッド20の中心に向かう方向を意味する。
給気用カプラー72は、トッププレート22の外面からリッド20の半径方向内側に凹んで形成された第2凹溝22cの内部に位置することができる。給気用カプラー72が第2凹溝22cの内部に位置してトッププレート22の外側に突出しないので、放射性廃棄物容器1を水中から引き揚げるか、引き揚げられた放射性廃棄物容器1が放射性廃棄物処分地に搬送される過程で破損される恐れはない。
給気用カプラー72には、別途の給気装置(図示せず)が連結されて給気管71を介して容器本体10の内部へ給気を行うことができる。例えば、給気用カプラー72はバルブなどであることができる。特に、インラインバルブからなることができる。容器本体10の内部に供給された空気は、容器本体10の内部に流入した水を容器本体10の外に押し出す役割を果たし、これにより容器本体10の内部の水が排水部30の排水管32を介して容器本体10の外へ円滑に排出可能になる。
図7を参照すれば、ボルト80はガイドピン40によって一次的に結合された容器本体10とリッド20とを締結及び固定させることができる。ボルト80は少なくとも二つで提供され、例えば、リッド20に具備されたボルト挿通孔221b、211b及び容器本体10に具備されたボルト挿通孔122bを順に貫通して挿入される。
以下では、前述のような構成を有する放射性廃棄物容器1を用いて放射性廃棄物の発生地で発生した放射性廃棄物を放射性廃棄物容器1に格納し、格納された放射性廃棄物を放射性廃棄物処分地に搬送する方法について説明する。
放射線の遮蔽性に優れる水中で原子力施設が解体される場合、原子力施設が解体される過程で発生した放射性廃棄物を格納するための容器本体10が水中に配置される。
次に、水中への配置が完了した容器本体10の内部に放射性廃棄物が格納されることになる。容器本体10の内部への放射性廃棄物の格納が完了すれば、容器本体10の上部にリッド20が遠隔で締結されることで、容器本体10の内部を密閉させることが可能である。
容器本体10とリッド20の締結が完了すれば、容器本体10及びリッド20のうち少なくともいずれか一つに設置されたリフティングラグ60に引き揚げ装置(図示せず)が連結した後、引き揚げ装置を駆動させることで放射性廃棄物容器1を水中から引き揚げることができる。
次に、引き揚げ作業が完了した放射性廃棄物容器1を放射性廃棄物処分地へより容易に搬送するために、放射性廃棄物容器1を放射性廃棄物処分地に搬送する前に、排水部30に排水ポンプのような排水装置(図示せず)を連結した後に、排水装置を駆動させることにより、容器本体10の内部に流入した水を容器本体10の外に排水させる。このとき、容器本体10内部の水を排水させる過程で排水効率をより向上させるために、空気ポンプのような給気装置(図示せず)を給気部70に連結して駆動させることで、容器本体10の内部へ空気が供給されて水の排水を促進することができる。
したがって、容器本体10の内部の水が排水部30を介して容器本体10の外へ効果的に排水されて、容器本体10内部の水が容器本体10の外へ排水される以前に比べてより軽量化された放射性廃棄物容器1が放射性廃棄物処分地へ安全に搬送可能になる。
ただし、本実施例では放射性廃棄物容器1が放射性廃棄物処分地に搬送される前に容器本体10内部の水が容器本体10の外へ排水される場合を一例として説明した。しかし、これは例示に過ぎなく、これにより、本発明の思想が限定されるものではない。容器本体10内部の水が容器本体10の外へ排水される時点は多様に変更可能である。
次に、図11〜図14を参照して本発明の他の実施例による放射性廃棄物容器1について説明する。図11及び図12は、それぞれ図3及び図4に対応する本発明の他の実施例による放射性廃棄物容器を示す断面図であり、図13は、図11の放射性廃棄物容器の中間プレートを示す斜視図であり、図14は、図12のH部分を拡大して示した拡大図である。
図11〜図14を参照すれば、本発明の他の実施例による放射性廃棄物容器1は、容器本体10、リッド20、排水部30、ガイドピン40、ガスケット50、リフティングラグ60、給気部70、ボルト80、及び中間プレート90を含むことができる。図11に示された放射性廃棄物容器1は容器本体10及び中間プレート90を除き、図1〜図10を参照して説明した放射性廃棄物容器1と同一である。以下では、相違点に当たる容器本体10及び中間プレート90を中心に説明し、同じ個所については前述した実施例の説明及び図面符号を援用することにする。
図11に示しているように、外側本体12は内側本体11の外側で内側本体11を取り囲むように内側本体11より大きい直径を有することができる。また、外側本体12は、上部が開放された円筒状に形成される。また、外側本体12は内側本体11と実質的に同じ材質、例えば、ステンレス鋼からなることができる。
中間プレート90は、内側本体11の上部と外側本体12の上部に設置されることができる。例えば、中間プレート90は中央部が開口された環状のプレートであることができる。内側本体11、外側本体12及び中間プレート90は、例えば溶接によって結合できる。第1中空部aには鉛遮蔽体が備えられる。
中間プレート90は、第1中空部aをカバーする第1接触部91と、第1接触部91よりも容器本体10の半径方向内側からリッド20に向かう方向に延設されてリッド20と接触する第2接触部92とに区画される。すなわち、リッド20のボトムプレート21が、図10に示しているように、第1嵌合部21a、第2嵌合部21b及び蓋部21cで構成されるとすれば、リッド20が容器本体10と結合された状態で、第1接触部91は第1嵌合部21aと接触し、第2接触部92は蓋部21cの一部と接触することになる。これによって、図1〜図10を参照のうえ前述した実施例のように、容器本体10の上面の凹凸部及びリッド20のボトムプレート21の下面の収容部と同様に、一層気密した遮蔽効果が達成できる。
第1接触部91の一面には、ガイドピン40が挿通可能なガイドピン挿通孔91aと、ボルト80が挿通可能なボルト挿通孔91bとが形成されることができる。第2接触部92の一面には、ガスケット50が挿入可能なガスケット挿入溝92aが凹んで形成されることができる。
前述したような構成を有する放射性廃棄物容器1は、水中で容器本体10とリッド20とがガイドピン40によって一次的に互いに固定され、後続的にボルト80によって容器本体10とリッド20との間に強固に密閉及び固定されるので、容器本体10の内部に格納された放射性廃棄物から発生する放射線が効果的に遮蔽できるという効果が得られる。
また、本発明の実施例によれば、容器本体10の上面に少なくとも一つの凹凸部が形成され、容器本体10の上面と接するボトムプレート21の下面に容器本体10の凹凸部と相補的に結合される収容部が備えられて、容器本体10の内部に格納された放射性廃棄物から発生する放射線が容器本体10の内部から容器本体10の外部への流出が防止さできるという効果が得られる。
また、本発明の実施例によれば、放射性廃棄物の発生地、例えば、水中で発生した放射性廃棄物が容器本体10に格納される過程で放射性廃棄物とともに容器本体10の内部へ流入した水が容器本体10の外部へ選択的に排水できるという効果が得られる。
また、本発明の実施例によれば、水中で放射性廃棄物の格納が完了した放射性廃棄物容器1を安定に引き揚げた後、放射性廃棄物処分地へ容易に搬送できるという効果が得られる。
以上、本発明の実施例を具体的な実施態様として説明したが、これは例示に過ぎないものであって、本発明はこれに限定されないものであり、本願明細書に開示された基礎思想に従う最も広い範囲を持つものと解釈されなければならない。当業者は開示された実施態様を組み合わせ・置換して適示されない形状のパターンを実施することができるが、これも本発明の範囲を外れないものである。このほかにも当業者は本願明細書に基づいて開示された実施態様を容易に変更又は変形することができ、このような変更又は変形も本発明の権利範囲に属することは明白である。

ここに、出願当初の特許請求の範囲の記載事項を付記する。
[1] 放射性廃棄物を格納及び搬送するための放射性廃棄物容器であって、
容器本体と、
前記容器本体に締結されるリッドと、
前記容器本体の外側に突出しないように前記容器本体に設けられ、前記容器本体の内部の水を選択的に排水させる排水部と、
を含む、放射性廃棄物容器。
[2] 前記排水部は、前記容器本体の内部底面から前記容器本体の外側に向けて形成される排水管を含み、前記排水管の外側方向に向かう端部は、前記容器本体の内側に位置し、前記排水管の開閉を調節して前記容器本体内の水を排水させることができる、[1]に記載の放射性廃棄物容器。
[3] 少なくとも二つのガイドピン挿通孔が前記容器本体及び前記リッドの円周方向に沿って配置され、
前記ガイドピン挿通孔にガイドピンが挿通されることにより、前記容器本体と前記リッドとが締結される前に前記容器本体に対する前記リッドの初期位置を決める、[1]または[2]に記載の放射性廃棄物容器。
[4] 少なくとも二つのボルト挿通孔が前記容器本体及び前記リッドの円周方向に沿って配置され、
前記ボルト挿通孔には、ボルトが挿通されて前記容器本体と前記リッドとを締結させる、[3]に記載の放射性廃棄物容器。
[5] 前記容器本体と前記リッドとの間に備えられるガスケットをさらに含む、[4]に記載の放射性廃棄物容器。
[6] 前記容器本体の上面には前記ガスケットが挿入されるガスケット挿入溝が備えられる、[5]に記載の放射性廃棄物容器。
[7] 前記容器本体の上面において、前記ガスケット挿入溝は前記ガイドピン挿通孔及び前記ボルト挿通孔に比べて前記容器本体の半径方向内側に配置される、[6]に記載の放射性廃棄物容器。
[8] 前記容器本体は、
内側本体と、
前記内側本体の外側で前記内側本体を取り囲むように配置されて前記内側本体及び第1中空部を形成する外側本体と、
を含む、[1]ないし[7]のいずれか一項に記載の放射性廃棄物容器。
[9] 前記第1中空部には放射線遮蔽体が備えられる、[8]に記載の放射性廃棄物容器。
[10] 前記リッドは、
前記容器本体の上面と接するボトムプレートと、
前記ボトムプレートの上側に配置されて、前記ボトムプレートと一緒に第2中空部を形成するトッププレートと、
を含む、[1]ないし[9]のいずれか一項に記載の放射性廃棄物容器。
[11] 前記第2中空部には放射線遮蔽体が備えられる、[10]に記載の放射性廃棄物容器。
[12] 前記容器本体の上面は、少なくとも一つの凹凸部を含み、前記容器本体の上面と接する前記ボトムプレートの下面は、前記容器本体の前記凹凸部と相補的に結合される収容部を備える、[10]に記載の放射性廃棄物容器。
[13] 前記凹凸部は多段の階段状に形成されており、前記収容部は前記多段の階段状の前記凹凸部と相補的に結合される形状を有する、[12]に記載の放射性廃棄物容器。
[14] 前記容器本体及び前記リッドの少なくとも一つにはリフティングラグが備えられる、[1]ないし[13]のいずれか一項に記載の放射性廃棄物容器。
[15] 前記排水部は、
前記内側本体の底面から凹んで形成される排水カップと、
前記排水カップと連結されて前記外側本体の底面に向けて延び、前記容器本体の半径方向外側に折り曲げられる排水管と、
前記排水管の両端部のうち前記外側本体に位置する端部に設置される排水用カプラーと、
を含む、[8]に記載の放射性廃棄物容器。
[16] 前記排水用カプラーは、前記外側本体の外側面から前記容器本体の半径方向内側に凹んで形成された第1凹溝内部に位置する、[15]に記載の放射性廃棄物容器。
[17] 前記リッドの外側に突出しないように、前記リッドに設けられ、前記容器本体の内部に選択的に給気を行う給気部をさらに含む、[10]に記載の放射性廃棄物容器。
[18] 前記給気部は、
前記ボトムプレートと連通するように連結され、前記トッププレートに向けて延びて前記リッドの半径方向外側に折り曲げられる給気管と、
前記給気管の両端部のうち前記トッププレートの外側面に位置した端部に設置される給気用カプラーと、
を含む、[17]に記載の放射性廃棄物容器。
[19] 前記給気用カプラーは、前記トッププレートの外面から前記リッドの半径方向内側に凹んで形成された第2凹溝内部に位置する、[18]に記載の放射性廃棄物容器。
[20] 前記容器本体と前記リッドとの間に結合される中間プレートをさらに含む、[1]ないし[19]のいずれか一項に記載の放射性廃棄物容器。
1 放射性廃棄物容器
10 容器本体
11 内側本体
111 周面部
112 延設部
112a ガスケット挿入溝
113 内側本体側結合部
12 外側本体
12a 第1凹溝
121 カバー部
122 外側本体側結合部
122a ガイドピン挿通孔
122b ボルト挿通孔
20 リッド
21 ボトムプレート
21a 第1嵌合部
211a ガイドピン挿通孔
211b ボルト挿通孔
21b 第2嵌合部
21c 蓋部
22 トッププレート
22a 対向部
22b ボトムプレート側結合部
221a ガイドピン挿通孔
221b ボルト挿通孔
22c 第2凹溝
30 排水部
31 排水カップ
32 排水管
33 排水用カプラー
40 ガイドピン
50 ガスケット
60 リフティングラグ
61 係止孔
70 給気部
71 給気管
71a 延設部
71b 折曲部
72 給気用カプラー
80 ボルト
90 中間プレート
91 第1接触部
91a ガイドピン挿通孔
91b ボルト挿通孔
92 第2接触部
92a ガスケット挿入溝

Claims (14)

  1. 放射性廃棄物を格納及び搬送するための放射性廃棄物容器であって、
    容器本体と、
    前記容器本体に締結されるリッドと、
    前記容器本体の外側に突出しないように前記容器本体に設けられ、前記容器本体の内部の水を選択的に排水させる排水部と、
    を含み、
    前記容器本体は、
    内側本体と、
    前記内側本体の外側で前記内側本体を取り囲むように配置されて前記内側本体及び第1中空部を形成する外側本体と、を含み、
    前記排水部は、
    前記内側本体の底面から凹んで形成される排水カップと、
    前記排水カップと連結されて前記外側本体の底面に向けて延び、前記容器本体の半径方向外側に折り曲げられる排水管と、
    前記排水管の外側方向に向かう端部に設置される排水用カプラーと、を含み、
    前記リッドは、
    前記容器本体の上面と接するボトムプレートと、
    前記ボトムプレートの上側に配置されて、前記ボトムプレートと一緒に第2中空部を形成するトッププレートと、
    前記リッドの外側に突出しないように、前記リッドに設けられ、前記容器本体の内部に選択的に給気を行う給気部をさらに含み、
    前記給気部は、
    前記ボトムプレートと連通するように連結され、前記トッププレートに向けて延びて前記リッドの半径方向外側に折り曲げられる給気管と、
    前記給気管の両端部のうち前記トッププレートの外側面に位置した端部に設置される給気用カプラーと、を含み、
    前記給気用カプラーは、前記トッププレートの外面から前記リッドの半径方向内側に凹んで形成された第2凹溝内部に位置する、
    放射性廃棄物容器。
  2. 前記排水管の外側方向に向かう前記端部は、前記容器本体の内側に位置し、前記排水部は、前記排水管の開閉を調節して前記容器本体内の水を排水させることができる、請求項1に記載の放射性廃棄物容器。
  3. 少なくとも二つのガイドピン挿通孔が前記容器本体及び前記リッドの円周方向に沿って配置され、
    前記ガイドピン挿通孔にガイドピンが挿通されることにより、前記容器本体と前記リッドとが締結される前に前記容器本体に対する前記リッドの初期位置を決める、請求項1に記載の放射性廃棄物容器。
  4. 少なくとも二つのボルト挿通孔が前記容器本体及び前記リッドの円周方向に沿って配置され、
    前記ボルト挿通孔には、ボルトが挿通されて前記容器本体と前記リッドとを締結させる、請求項3に記載の放射性廃棄物容器。
  5. 前記容器本体と前記リッドとの間に備えられるガスケットをさらに含む、請求項4に記載の放射性廃棄物容器。
  6. 前記容器本体の上面には前記ガスケットが挿入されるガスケット挿入溝が備えられる、請求項5に記載の放射性廃棄物容器。
  7. 前記容器本体の上面において、前記ガスケット挿入溝は前記ガイドピン挿通孔及び前記ボルト挿通孔に比べて前記容器本体の半径方向内側に配置される、請求項6に記載の放射性廃棄物容器。
  8. 前記第1中空部には放射線遮蔽体が備えられる、請求項1に記載の放射性廃棄物容器。
  9. 前記第2中空部には放射線遮蔽体が備えられる、請求項に記載の放射性廃棄物容器。
  10. 前記容器本体の上面は、少なくとも一つの凹凸部を含み、前記容器本体の上面と接する前記ボトムプレートの下面は、前記容器本体の前記凹凸部と相補的に結合される収容部を備える、請求項に記載の放射性廃棄物容器。
  11. 前記凹凸部は多段の階段状に形成されており、前記収容部は前記多段の階段状の前記凹凸部と相補的に結合される形状を有する、請求項10に記載の放射性廃棄物容器。
  12. 前記容器本体及び前記リッドの少なくとも一つにはリフティングラグが備えられる、請求項1ないし8のいずれか一項に記載の放射性廃棄物容器。
  13. 前記排水用カプラーは、前記外側本体の外側面から前記容器本体の半径方向内側に凹んで形成された第1凹溝内部に位置する、請求項1に記載の放射性廃棄物容器。
  14. 前記容器本体と前記リッドとの間に結合される中間プレートをさらに含む、請求項1ないし8のいずれか一項に記載の放射性廃棄物容器。
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