JP6695706B2 - マイクロホン - Google Patents

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Description

本発明はマイクロホンに関し、さらに詳しく言えば、マイクロホンの防水技術に関するものである。
マイクロホンは、雨天時にも屋外で使用されることがある。その場合、雨滴がマイクロホン内に浸入すると、振動板の振動を阻害したり、音声信号出力回路等に電気的不具合を発生させることがある。
通常、マイクロホンユニットは、多孔板やガードネット等の音波を通す開口部を有するヘッドケースにて覆われており、その開口部から雨滴等が入り込む。そこで、特許文献1では、ヘッドケースに雨滴(水滴)の浸入を阻止する防水膜を設けることが提案されている。
しかしながら、防水膜のスチフネスがマイクロホンユニットの機械インピーダンスより大きいと、防水膜のインピーダンスが支配的になり、マイクロホンの性能を劣化させることになる。
特開平9−205693号公報
したがって、本発明の課題は、マイクロホンの性能に悪影響を与えることなく、雨水等の水滴がマイクロホン内に入り込まないようにしたマイクロホンを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、先端部にユニット収納部を有し後端部に出力コネクタを有する筒状体からなるマイクロホン筐体としての手持ち用のグリップ部を含み、上記ユニット収納部内にマウント手段を介してマイクロホンユニットが収納されており、上記マイクロホンユニットを覆うように上記ユニット収納部に音波を通す開口部を有するヘッドケースが被せられているマイクロホンにおいて、
記ユニット収納部側から上記ヘッドケースに向けて送風する圧電ファンを有し、上記圧電ファンは、上記グリップ部の内周面に嵌合する支持体を介して上記ユニット収納部の背面側に配置されていることを特徴としている。
本発明の好ましい態様によると、上記ヘッドケースに超音波振動を与える圧電素子をさらに備える。
上記圧電ファンが上記グリップ部内に配置される場合、好ましい態様として、上記出力コネクタ側に空気導入部が設けられるとともに、上記支持体および上記マウント手段にはそれぞれ上記グリップ部の軸線方向に沿って連通する通気部が設けられる。
また、上記グリップ部内には、上記空気導入部から上記圧電ファンに外気を導く空気ガイドチューブが配管されることが好ましい。
また、本発明には、上記圧電ファンを駆動する第1発振器と上記圧電素子を駆動する第2発振器とを備えており、その各々にファントム電源から給電される態様も含まれる。
本発明によれば、マイクロホン筐体内に送風手段(好ましくは圧電ファン)を有し、ユニット収納部側からヘッドケースに向けて風が送られることにより、ヘッドケースの開口部から雨水等の水滴が入り込むのを確実に防止することができる。
本発明によるマイクロホンの実施形態を一部省略して示す模式的な断面図。 図1のA−A線拡大断面図。 上記マイクロホンにおいて、マイクロホンユニットのマウント手段をヘッドケース側から見た正面図。 上記マイクロホンが備える出力コネクタの構成を示す拡大断面図。 圧電ファンおよび圧電素子の駆動回路を示す模式図。
次に、図1ないし図4を参照して、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1に示すように、この実施形態に係るマイクロホン1は、手持ち用のマイクロホン(ボーカル用のマイクロホン)であることから、マイクロホン筐体として円筒状に形成されたグリップ部10を備えている。
グリップ部10の先端部(一端部)には、ユニット収納部11が連設されており、後端部(他端部)には、出力コネクタ12が設けられている。なお、グリップ部10内には、出力コネクタ12との間で電気部品収納室10aを形成する仕切板17が設けられており、その電気部品収納室10a内には、音声信号出力回路等を有する回路基板15が配置されている。
ユニット収納部11は、グリップ部10よりも大径のカップ状に形成されており、その内部にマイクロホンユニット20がマウント手段としてのゴム弾性体からなる環状のダンパー21を介して収納されている。この実施形態において、マイクロホンユニット20には動電型(ダイナミック型)が採用されているが、静電型(コンデンサ型)であってもよい。
ユニット収納部11には、マイクロホンユニット20を覆うように、音波を通す開口部を有するヘッドケース13が被せられている。ヘッドケース13は、パンチングメタル等の多孔板もしくはガードメッシュと呼ばれる網体からなり、この実施形態では、連結リング14を介してユニット収納部11に取り付けられている。
図4を併せて参照して、出力コネクタ12には、電気絶縁材からなる円盤状の基台120に、接地用の1番ピン121、ホット側の2番ピン122およびコールド側の3番ピン123を貫設してなるキャノンコネクタと呼ばれる3ピン型の出力コネクタが用いられてよい。なお、2番ピン122と3番ピン123は、図4の側面視において、重なった位置に存在している。
本発明では、雨天の屋外での使用時に、ヘッドケース13の開口部から雨水が浸入するのを阻止するため、マイクロホン筐体としてのグリップ部10内に、ユニット収納部11側からヘッドケース13に向けて送風する送風手段30を備えている。
送風手段30は、グリップ部10内に入る大きさであれば例えば軸流ファンでもよいが、圧電ファンであれば小型でしかも騒音が殆ど発生しないことから、この実施形態においては、送風手段30として圧電ファン31を採用している。圧電ファン31は、圧電バイモルフを用いた揺動式ファンが好適である。
圧電ファン31は、支持体16を介してユニット収納部11の背面側(上記仕切板17よりもユニット収納部11寄り側の位置)に配置されている。
図2を参照して、この実施形態において、支持体16は、グリップ部10の内周面に嵌合する円盤体からなり、圧電ファン31は、その中央部分に支持されているとともに、その周囲には、グリップ部10の軸線方向に沿って連通する複数個(この例では4個)の通気孔(通気部)16aが穿設されている。
また、図3に示すように、マイクロホンユニット20を弾性的に支持するダンパー21にも、複数個(この例では8個)の通気孔(通気部)21aが穿設されている。
この実施形態によると、出力コネクタ12の基台120に空気導入孔124(図4参照)が穿設されているとともに、仕切板17にも貫通孔17aが穿設されており、空気導入孔124と貫通孔17aとが電気部品収納室10a内に配管される空気ガイドチューブ18を介して連通している。空気ガイドチューブ18は、テフロン(登録商標)等の撥水性を有する材質であることが好ましい。
なお、空気導入孔124は、出力コネクタ12の基台120のピン貫設に差し支えのない箇所に設けられるが、場合によっては、上記基台120ではなくグリップ部10に直接穿設されてもよい。
また、この実施形態では、ヘッドケース13の開口部から雨水が浸入するのを阻止するより好ましい態様として、ヘッドケース13に超音波振動を与える圧電素子32をさらに備えている。
図1に示すように、圧電素子32は、連結リング14によりユニット収納部11の開口端縁とヘッドケース13の周縁部との間に保持されるが、使用する圧電素子32の数は任意に選択されてよい。また、ヘッドケース13に撥水塗装を施すことがより好ましい。
図5を参照して、このマイクロホン1は、圧電ファン31を駆動する第1発振器41と、圧電素子32を駆動する第2発振器42の2つの発振器を備える。これら2つの発振器41,42は回路基板15に搭載され、ファントム電源40を電源として動作する。
ファントム電源40は、このマイクロホン1の使用時に接続される図示しないミキサーやオーディオインターフェイス等に設けられているファントム電源を使用することができる。ファントム電源40は、ホット側の2番ピン122とコールド側の3番ピン123を通して加えられる。
図5の駆動回路図によれば、ファントム電源40と発振器41,42の間に、それぞれ開閉スイッチSW1,SW2が接続されているが、スイッチSW1は圧電ファン31と第1発振器41との間、スイッチSW2は圧電素子32と第2発振器42との間に接続されてもよい。
例えば、雨天の屋外での使用時に、スイッチSW1をオン(閉)にすると、圧電ファン31が動作し、空気導入孔124から外気が吸い込まれ、空気ガイドチューブ18→支持体16の通気孔16a→ユニット収納部11内→ダンパー21の通気孔21aを経てヘッドケース13の開口部に至る気流が生じるため、ヘッドケース13の開口部から雨滴が浸入するのを阻止することができる。
また、併せてスイッチSW2をオン(閉)にすれば、圧電素子32よりヘッドケース13に超音波振動が加えられ、これによりヘッドケース13に付着している雨滴が浮揚するため、より確実に雨滴の浸入を阻止することができる。
マイクロホンユニット20は、超音波には応答しないので音声出力に雑音が混じることはない。また、スチフネスが大きい防水膜を使用しないため、マイクロホンの性能が劣化することがない。
スイッチSW1,SW2をともにオンにして圧電ファン31と圧電素子32とを併用することが好ましいが、降りかかる雨水量等によっては、圧電ファン31もしくは圧電素子32のいずれか一方のみの使用で済ませることもできる。
1 マイクロホン
10 グリップ部
10a 電気部品収納室
11 ユニット収納部
12 出力コネクタ
120 基台
121〜123 ピン
124 空気導入孔
13 ヘッドケース
14 連結リング
15 回路基板
16 支持体
16a 通気孔
17 仕切板
18 空気ガイドチューブ
20 マイクロホンユニット
21 ダンパー
21a 通気孔
30 送風手段
31 圧電ファン
32 圧電素子
41,42 発振器
40 ファントム電源
SW1,SW2 開閉スイッチ

Claims (5)

  1. 先端部にユニット収納部を有し後端部に出力コネクタを有する筒状体からなるマイクロホン筐体としての手持ち用のグリップ部を含み、上記ユニット収納部内にマウント手段を介してマイクロホンユニットが収納されており、上記マイクロホンユニットを覆うように上記ユニット収納部に音波を通す開口部を有するヘッドケースが被せられているマイクロホンにおいて、
    記ユニット収納部側から上記ヘッドケースに向けて送風する圧電ファンを有し、上記圧電ファンは、上記グリップ部の内周面に嵌合する支持体を介して上記ユニット収納部の背面側に配置されていることを特徴とするマイクロホン。
  2. 上記ヘッドケースに超音波振動を与える圧電素子をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のマイクロホン。
  3. 上記出力コネクタ側に空気導入部が設けられているとともに、上記支持体および上記マウント手段にはそれぞれ上記グリップ部の軸線方向に沿って連通する通気部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のマイクロホン。
  4. 上記グリップ部内には、上記空気導入部から上記圧電ファンに外気を導く空気ガイドチューブが配管されていることを特徴とする請求項に記載のマイクロホン。
  5. 上記圧電ファンを駆動する第1発振器と上記圧電素子を駆動する第2発振器とを備えており、その各々にファントム電源から給電されることを特徴とする請求項に記載のマイクロホン。
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