JP6694086B2 - 映像符号化装置、映像復号装置、映像符号化方法、映像復号方法及びプログラム - Google Patents
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Description
適応動きベクトル予測符号化では予測方向を特定する参照画像リスト、参照先フレームを特定する参照画像インデックス、符号化対象ブロックの周囲或いは符号化済みフレームの符号化済みブロックから導出する2つの予測動きベクトル候補リストの中から使用する予測動きベクトル候補を特定する予測動きベクトルインデックス、予測動きベクトルとの差分である差分動きベクトルを参照画像リスト(L0/L1)ごとにそれぞれ符号化する。
マージ符号化では符号化対象ブロックの周囲或いは符号化済みフレームの符号化済みブロックから導出される最大5つのマージ候補リストの中から使用する候補のインデックスのみを符号化する。マージ候補リストは空間マージ候補、時間マージ候補、結合双予測候補、ゼロマージ候補の優先順位で導出される。空間マージ候補、時間マージ候補の候補ブロックは図19及び図20と同一である。空間マージ候補はA1⇒B1⇒B0⇒A0⇒B2の優先順位でスキャンされ、候補ブロックがインター予測モードの場合にのみ導出される。ただし、マージ候補リストへの追加において、重複して追加されにくくするために以下の場合には優先順位の高い候補のみを追加し、優先順位の低い候補は追加しない。
・B1の動き情報=A1の動き情報
・B0の動き情報=B1の動き情報
・A0の動き情報=A1の動き情報
・B2の動き情報=A1又はB1の動き情報
図1を参照して、第1の実施形態における映像符号化装置を説明する。図1は第1の実施形態における映像符号化装置の構成を示すブロック図である。参考までに図2に従来技術における映像符号化装置を示す。図1と図2において、同じ構成要素には、同じ符号を付与してある。図1に示す構成が従来技術と異なるのはイントラ動き情報生成部24が新たに追加されている点である。符号化装置には符号化対象入力映像の符号化対象ピクチャについてCUブロックごとに入力され、このブロックに対応する符号化データが出力される。これが符号化対象ピクチャの各ブロックについてラスタスキャン順に繰り返し実行されることで、符号化対象ピクチャが符号化される。
・A0⇒A1⇒B0⇒B1⇒B2⇒H(C3)の順でスキャン
・対象ブロックの参照画像と同一の参照画像を持つ動きベクトルを優先
本実施形態が従来技術と異なるのは、本実施形態では対象ブロックがイントラ予測モードの場合には予測動きベクトルを動きベクトルメモリに設定するため、予測動きベクトルを導出する際に候補ブロックがイントラ予測モードであっても予測動きベクトル候補リストに追加することが可能となる。従来技術ではイントラ予測モードである場合には追加されない。これによって、予測動きベクトル候補リストに追加される予測動きベクトル候補がゼロベクトルでなくなる可能性が高くなり、符号化対象ブロックの動きベクトルとの差分動きベクトルを小さくすることができる。
図10及び図11を参照して、第2の実施形態における映像符号化装置及び映像復号装置を説明する。図10は第2の実施形態における映像符号化装置の構成を示すブロック図である。図11は第2の実施形態における映像復号装置の構成を示すブロック図である。本実施形態では第1の実施形態に変更を加えた点について説明する。映像符号化装置1(図10)及び映像復号装置4(図11)共に候補ブロック予測モード判定部25、52が追加されている点が異なる。以下、第1の実施形態と異なる点のみを説明する。
・A0⇒A1⇒B0⇒B1⇒B2⇒H(C3)の順でスキャン
・対象ブロックの参照画像と同一の参照画像を持つ動きベクトルを優先
候補ブロックがインター予測モードであるブロックを優先してリストに追加することで、本来の動き情報を持っている信頼度の高いインター予測モードの予測動きベクトル候補が先にリストに追加されることになり、予測動きベクトルの精度向上が期待できる。
第3の実施形態における映像符号化装置及び映像復号装置を説明する。本実施形態では第1の実施形態に変更を加えた場合について説明するが、第2の実施形態においても同様に本発明を適用することができる。映像符号化装置及び映像復号装置は図1及び図3においてイントラ動き情報生成部の処理動作を除いて同一である。以下、第1の実施形態と異なる点のみを説明する。
予測動きベクトル候補リストの各予測動きベクトルに対して各成分の絶対和(L1ノルム)を統計量として算出し、値の最も大きい予測動きベクトルを選択する。このようにすることで、設定される予測動きベクトルがゼロベクトルと異なるベクトルが選択されやすくなり、差分動きベクトルの符号量をより小さくする可能性が高くなる。
候補ブロック群の中で最も頻出する予測動きベクトルを統計量として算出し、その予測動きベクトルを設定する予測動きベクトルとして選択する。ただし、全て異なる場合には予測動きベクトルインデックスの小さい方とする。最頻値は候補ブロック群の中で周囲の領域が同一である動きベクトルであると考えられるため信頼できるベクトルを選択することが可能となり、差分動きベクトルの符号量をより小さくする可能性が高くなる。
候補ブロック群の中で各成分の中央値を統計量として算出し、それらの値を予測動きベクトルとして設定する。このようにすることで候補ブロック群の中で外れ値があった場合にも適切な予測動きベクトルを設定することが可能となり、差分動きベクトルの符号量をより小さくする可能性が高くなる。
対象ブロックの予測モードがイントラ予測モードであった場合に予測動きベクトルの中から動きベクトルの統計量に基づく条件によって信頼度の高い予測動きベクトルを設定することができるため、予測動きベクトルの精度向上が期待できる。
Claims (5)
- イントラ予測及びインター予測を用いて映像をブロック単位で符号化する映像符号化装置であって、
対象ブロックの周囲の候補ブロックから予測動きベクトル候補を導出する予測動きベクトル候補導出手段と、
前記予測動きベクトル候補のうち、所定の予測動きベクトル候補を予測動きベクトルとして設定する予測動きベクトル候補設定手段と、
前記対象ブロックでイントラ予測モードが選択されている場合、前記予測動きベクトル候補設定手段によって設定された予測動きベクトルを前記対象ブロックの動きベクトルとして設定する予測動きベクトル設定手段と
を備え、
前記予測動きベクトル候補導出手段は、前記候補ブロックが前記イントラ予測モードである場合には前記予測動きベクトル設定手段で設定された動きベクトルを前記対象ブロックの予測動きベクトル候補として参照し、
前記予測動きベクトル設定手段は、導出した前記予測動きベクトル候補の中から動きベクトルの統計量に基づく所定の条件を満たす予測動きベクトル候補を設定し、
前記条件は、動きベクトルの各要素の絶対値和が最大である、
映像符号化装置。 - イントラ予測及びインター予測を用いて映像をブロック単位で符号化された符号化データを復号する映像復号装置であって、
対象ブロックの周囲の候補ブロックから予測動きベクトル候補を導出する予測動きベクトル候補導出手段と、
前記予測動きベクトル候補のうち、所定の予測動きベクトル候補を予測動きベクトルとして設定する予測動きベクトル候補設定手段と、
前記対象ブロックでイントラ予測モードが選択されている場合、前記予測動きベクトル候補設定手段によって設定された予測動きベクトルを前記対象ブロックの動きベクトルとして設定する予測動きベクトル設定手段と
を備え、
前記予測動きベクトル候補導出手段は、前記候補ブロックが前記イントラ予測モードである場合には前記予測動きベクトル設定手段で設定された動きベクトルを前記対象ブロックの予測動きベクトル候補として参照し、
前記予測動きベクトル設定手段は、導出した前記予測動きベクトル候補の中から動きベクトルの統計量に基づく所定の条件を満たす予測動きベクトル候補を設定し、
前記条件は、動きベクトルの各要素の絶対値和が最大である、
映像復号装置。 - イントラ予測及びインター予測を用いて映像をブロック単位で符号化する映像符号化装置が行う映像符号化方法であって、
対象ブロックの周囲の候補ブロックから予測動きベクトル候補を導出する予測動きベクトル候補導出ステップと、
前記予測動きベクトル候補のうち、所定の予測動きベクトル候補を予測動きベクトルとして設定する予測動きベクトル候補設定ステップと、
前記対象ブロックでイントラ予測モードが選択されている場合、前記予測動きベクトル候補設定ステップによって設定された予測動きベクトルを前記対象ブロックの動きベクトルとして設定する予測動きベクトル設定ステップと
を有し、
前記予測動きベクトル候補導出ステップでは、前記候補ブロックが前記イントラ予測モードである場合には前記予測動きベクトル設定ステップで設定された動きベクトルを前記対象ブロックの予測動きベクトル候補として参照し、
前記予測動きベクトル設定ステップでは、導出した前記予測動きベクトル候補の中から動きベクトルの統計量に基づく所定の条件を満たす予測動きベクトル候補を設定し、
前記条件は、動きベクトルの各要素の絶対値和が最大である、
映像符号化方法。 - イントラ予測及びインター予測を用いて映像をブロック単位で符号化された符号化データを復号する映像復号装置が行う映像復号方法であって、
対象ブロックの周囲の候補ブロックから予測動きベクトル候補を導出する予測動きベクトル候補導出ステップと、
前記予測動きベクトル候補のうち、所定の予測動きベクトル候補を予測動きベクトルとして設定する予測動きベクトル候補設定ステップと、
前記対象ブロックでイントラ予測モードが選択されている場合、前記予測動きベクトル候補設定ステップによって設定された予測動きベクトルを前記対象ブロックの動きベクトルとして設定する予測動きベクトル設定ステップと
を有し、
前記予測動きベクトル候補導出ステップでは、前記候補ブロックが前記イントラ予測モードである場合には前記予測動きベクトル設定ステップで設定された動きベクトルを前記対象ブロックの予測動きベクトル候補として参照し、
前記予測動きベクトル設定ステップでは、導出した前記予測動きベクトル候補の中から動きベクトルの統計量に基づく所定の条件を満たす予測動きベクトル候補を設定し、
前記条件は、動きベクトルの各要素の絶対値和が最大である、
映像復号方法。 - 請求項1に記載の映像符号化装置又は請求項2に記載の映像復号装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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JP2019023944A JP6694086B2 (ja) | 2019-02-13 | 2019-02-13 | 映像符号化装置、映像復号装置、映像符号化方法、映像復号方法及びプログラム |
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