JP6692833B2 - ブラシヘッドアセンブリ - Google Patents

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Description

[0001] 本開示は、広くは、ブラシヘッドアセンブリ、例えば電動歯ブラシ等のパーソナルケア機器に使用するためのブラシヘッドアセンブリに関する。
[0002] 歯周病は、歯垢内に存在する細菌に起因する感染症であると考えられている。歯垢の除去は、口腔の健康にとり非常に重要である。歯磨きは歯から歯垢を除去するための非常に効果的な方法である。電動歯ブラシは歯垢の除去を向上させることができる。このような電動歯ブラシはブラシヘッドに取り付けられた一群の毛体を有し、該ブラシヘッドは駆動部により動かされ、上記毛体に歯表面を磨かせる。
[0003] 毛体はブラシヘッドに対し、使用の間においては毛体をブラシヘッドに固定されたままに維持するが、ブラッシング(磨き動作)の間においては毛体に柔軟さを与えるような方法で固定されなければならない。毛体の無固定房形成(anchor-free tufting)は、非常に大きな柔軟性を提供する。しかしながら、無固定房形成によれば、毛体の房はブラシヘッド内で緩み又は緩くなり得、毛体はブラッシングにとり常に最適な角度となり得なくなる。このことは、電動歯ブラシの動きの場合に特にそうである。更に、毛体を房に編み、次いでブラシヘッド材料を形成する工程は、時間が掛かると共に費用がかさみ得る。
[0004] 加えて、歯及び歯茎は、個人の間で著しい湾曲の変化を伴う複雑な形状の表面のものである。全ての表面から歯垢を効率的に除去することは、口腔ケアの目標であるが、歯が接する領域又は歯肉線に沿う領域から除去することは特に困難である。良好なクリーニングを達成することは、歯ブラシ設計の重要な目標である。特定の例において、ブラシヘッドにおける毛体の幾つかの群は、これら毛体の残部より長く、これら群の毛体が隣接歯間空間に一層良好に接近することができるようしている。Philips Adaptivecleanブラシヘッドにおいて、毛体の群はエラストマに取り付けられ、従来のブラシヘッドよりも曲がる能力を付与して、口内の輪郭に適応することを可能にしている。
[0005] 更なる配慮は、毛体の長さである。特に、歯ブラシの毛体の長さは妥協である。即ち、より長い毛体は、歯の表面構造上に一層広く広がることを可能にする。しかしながら、より長い毛体は、ブラシヘッドを一層嵩張らせると共に口内で操作することを一層難しくさせ、結果として歯の幾つかの領域に接近することを困難にする。選択される毛体長は、これら及び他の要因の妥協である。
[0006] 毛体は特定の範囲の接触力において効果的に清掃する。毛体が歯の表面に接触しない(即ち、接触力が過度に小さい)場合、清掃効率は接触する場合より遙かに低い。過度に小さい接触力は歯垢に侵入しない一方、過度に大きな接触力は、毛体の端部と歯又は歯茎との間の摩擦力が横方向の力(即ち、歯を横切って毛体を移動させるための力)を超えることにより、毛体を歯又は歯茎の表面上に静止させることになり、これも非効果的な歯垢除去につながる。Philips Adaptivecleanブラシヘッドにおける前記エラストマの特性は、歯表面に対して幾らかの順応さをもたらすのに十分な程柔軟であることと、毛体を掃き動かすのに要する横方向の力を伝達するのに十分な程堅いこととの間の必要な妥協である。
[0007] 従って、当業技術には、ブラシヘッド上での毛体の保持力を増加させる一方、使用の間における当該毛体の柔軟性も依然としてもたらし、かくして口腔ケアを改善する改善されたブラシヘッドアセンブリ及び斯かるブラシヘッドアセンブリの製造方法に対する要求が存在する。
[0008] また、前述したように、当業技術には、歯及び/又は歯茎の表面構造に対するブラシヘッドの適応性を改善する一方、毛体を掃き動かすために要する横方向の力の伝達を改善するブラシヘッドアセンブリ及び斯かるブラシヘッドアセンブリを製造する方法に対する要求も存在する。
[0009] 本開示の幾つかの実施態様は、一層剛性な材料の2つの層の間の可撓性材料のサンドイッチ構造内に、又は単独での若しくは一層剛性な材料の1以上の層との関連での剪断増粘性(非ニュートン)材料に永久的に保持された毛体房を備える発明的ブラシヘッドに向けられたものである。幾つかの構成において、上記毛体房は、リング、スリーブ、アンカ又はウエビング等の保持エレメント内に保持される。幾つかの構成においては、追加の裏打ち材料が、単独で又は上記種々の他の層若しくはそれらの一部をカプセル封入して使用される。幾つかの実施態様及び構成においては、上記裏打ち材料内に首部又はプラテンが埋め込まれ、完全なブラシヘッドとなる。ここに記載される種々の実施態様及び構成を用いれば、固定された毛体房を備えるブラシヘッドの費用効果的及び効率的製造が大幅に改善される。
[0010] ここに開示及び記載されるブラシヘッドは、如何なる手動及び電動歯ブラシ装置と共に使用することもできる。当該ブラシヘッドを使用することができる電動歯ブラシ装置の一例は、コーニンクレッカ・フィリップス・エレクトロニクスN.V.から入手可能なSonicare(登録商標)装置である。この口腔衛生装置は、ユーザの歯の効果的クリーニングを提供するための毛体を含む往復運動ブラシヘッドを備えたアクチュエータに基づくものである。
[0011] 第1の特定の態様によれば、剛性の又は一層剛性の材料の2つの層の間に配置された可撓性母材を有するサンドイッチアセンブリと、各々が複数の毛体撚り合わせ(ストランド)を備える複数の毛体房であって、各毛体房が近位端及び自由端を有する複数の毛体房と、各毛体房のための毛体房保持エレメントであって、各毛体房保持エレメントが各毛体房の近位端を前記サンドイッチアセンブリに接続する毛体房保持エレメントと、を有するブラシヘッドアセンブリが提供される。
[0012] 第2の特定の態様によれば、パーソナルケア機器で使用するためのブラシヘッドアセンブリを製造する方法が提供され、該方法は、各々が複数の毛体撚り合わせを備える複数の毛体房を準備するステップであって、各毛体房が近位端及び自由端を有するステップと、各毛体房に対して毛体房保持エレメントを設けるステップと、剛性の又は一層剛性の材料の2つの層の間に配置された可撓性母材を有するサンドイッチアセンブリを設けるステップと、前記毛体房保持エレメントを前記サンドイッチアセンブリに接続するステップと、を有する。
[0013] 第3の特定の態様によれば、硬質プラテンと、各々が複数の毛体撚り合わせを有する複数の毛体房であって、各毛体房が近位端及び自由端を備える複数の毛体房と、前記複数の毛体房を前記硬質プラテンに結合するための剪断増粘性(shear-thickening)材料から少なくとも部分的になる可撓性母材であって、該可撓性母材が前記複数の毛体房の前記近位端と前記硬質プラテンとの間に剪断増粘性材料が存在するように配置される可撓性母材と、を有するブラシヘッドアセンブリが提供される。
[0014] 第4の特定の態様によれば、パーソナルケア機器で使用するためのブラシヘッドアセンブリを製造する方法が提供され、該方法は、硬質プラテン及び複数の毛体房を準備するステップであって、前記毛体房の各々が複数の毛体撚り合わせを備え、各毛体房が近位端及び自由端を有するステップと、前記複数の毛体房を前記硬質プラテンに剪断増粘性材料から少なくとも部分的になる可撓性母材を用いて結合するステップであって、該可撓性母材が前記複数の毛体房の前記近位端と前記硬質プラテンとの間に剪断増粘性材料が存在するように配置されるステップと、を有する。
[0015] 本開示の上記実施態様は、種々の構成要素及び構成要素の配置、並びに種々のステップ及びステップの配置の形態をとることができる。従って、図面は斯かる種々の実施態様を図示する目的のものであり、これら実施態様を限定するものと見なしてはならない。図面において、同様の符号は異なる図を通し概して同様の部分を示している。また、図面は必ずしも実寸通りではなく、代わりに、本発明の原理を図示する際に概して誇張されている。
[0016] 図1は、電動歯ブラシ等のパーソナルケア機器の概略図である。 [0017] 図2Aは、一実施態様によるブラシヘッドアセンブリの概略側面図である。 [0018] 図2Bは、一実施態様によるブラシヘッドアセンブリの概略側面図である。 [0019] 図3Aは、一実施態様によるブラシヘッドアセンブリの一部の概略図である。 [0020] 図3Bは、一実施態様によるブラシヘッドアセンブリの一部の概略図である。 [0021] 図3Cは、一実施態様によるブラシヘッドアセンブリの一部の概略図である。 [0022] 図3Dは、一実施態様によるブラシヘッドアセンブリの一部の概略図である。 [0023] 図3Eは、一実施態様によるブラシヘッドアセンブリの一部の概略図である。 [0024] 図4は、一実施態様によるブラシヘッドアセンブリを製造する方法を説明したフローチャートである。 [0025] 図5Aは、本発明のサンドイッチアセンブリの概略図である。 [0026] 図5Bは、図5Aのサンドイッチアセンブリの動作を示す。 [0026] 図5Cは、図5Aのサンドイッチアセンブリの動作を示す。 [0026] 図5Dは、図5Aのサンドイッチアセンブリの動作を示す。 [0026] 図5Eは、図5Aのサンドイッチアセンブリの動作を示す。 [0027] 図6は、一実施態様によるブラシヘッドアセンブリの一部の概略図である。 [0028] 図7Aは、一実施態様によるブラシヘッドアセンブリの一部の概略図である。 [0029] 図7Bは、一実施態様によるブラシヘッドアセンブリの一部の概略図である。 [0030] 図8Aは、動作時において歯及び歯茎に当てられている本発明のブラシヘッドアセンブリの一配置の概略図である。 [0031] 図8Bは、動作時において歯及び歯茎に当てられている従来技術のブラシヘッドアセンブリの概略図である。 [0032] 図9は、一実施態様によるブラシヘッドアセンブリを製造する方法を説明したフローチャートである。
[0033] 本開示の実施態様並びに種々のフィーチャ及び有利な細部を、図面に記載及び図示されると共に以下の説明に詳述された限定するものでない例を参照して詳細に説明する。図面に示されたフィーチャは必ずしも実寸通りには描かれてはおらず、或る実施態様のフィーチャは、明示的に記載されていなくても当業者であれば分かるように、他の実施態様に対しても採用することができることに注意すべきである。良く知られた構成要素及び処理技術の説明は、本開示の実施態様を不必要に不明確にしないように省略することができるものである。ここで使用される例は、本開示の実施態様を実施することができる態様の理解を容易にすると共に、当業者が同実施態様を実施することを更に可能にすることのみを目的とするものである。従って、本明細書における例は、本開示の実施態様の範囲を限定するものとみなされるべきではなく、斯かる範囲は添付請求項及び適用可能な法によってのみ定められるものである。
[0034] 本開示の実施態様は、ここに記載される特定の方法、プロトコル、デバイス、装置、材料、アプリケーション等に限定されるものではないと理解される。これらは、様々で有り得るからである。また、ここで使用される用語は、特定の実施態様を説明する目的でのみ使用されるものであり、請求項に記載される斯かる実施態様の範囲を限定しようとするものではないと理解されるべきである。本明細書及び請求項において使用される場合、単数形は、そうでないと明示しない限り、複数のものも含むことに注意すべきである。
[0035] そうでないと定義しない限り、ここで使用される全ての技術及び科学用語は、本開示の実施態様が属する技術分野の当業者により通常に理解されるものと同じ意味を有するものである。好ましい方法、装置及び材料が記載されるが、ここに記載されるものと同様又は等価な如何なる方法及び材料も当該実施態様を実施又は試験する際に使用することができる。
[0036] 図1を参照すると、本開示のパーソナルケア機器10の概略図が示されている。本開示の実施態様によれば、当該パーソナルケア機器は、ハンドル11、モータコントローラ12(ハンドル11内に配置されている)、及びブラシヘッドアセンブリ100を有している。一実施態様において、ブラシヘッドアセンブリ100は交換可能な付属品を有し又は斯かる交換可能な付属品である。即ち、ブラシヘッドアセンブリ100は、パーソナルケア機器10から取り外すことができ、他のブラシヘッドアセンブリ100と交換することができる。パーソナルケア機器10は、好ましくは、電動歯ブラシであり又は斯かる電動歯ブラシを有する。ハンドル11は、駆動トレイン(駆動列)13及び駆動シャフト(駆動軸)14を有する。駆動シャフト14は、ハンドル11の遠端部15から、ブラシヘッドアセンブリ100がハンドル11に取り付けられた場合、該ブラシヘッドアセンブリ100内まで延在する。
[0037] モータコントローラ(即ち、制御電子回路)12は、本明細書において更に説明されるような種々の機能又はこれらの組み合わせを実施化するための電力及び制御信号を供給する何らかの好適なコントローラ、マイクロコントローラ、プロセッサ、電源及び/又は他の電子回路を有する。更に、パーソナルケア機器10は、少なくとも(i)オフ状態と(ii)少なくとも1つの駆動オン状態との間で操作可能な作動ボタン(又は等価な機構)16を有することができる。上記少なくとも1つの駆動オン状態は、当該パーソナルケア機器10による種々のケアルーチン及び/又は動作を実施するための1以上の動作状態を有することができる。
[0038] 実施態様において、モータコントローラ12は機械的刺激を生じさせるために駆動トレイン13の動作又は複数の動作を制御するように構成することができる。該機械的刺激は、例えば50Hzより高い周波数、及び例えば250〜300Hzの範囲内の周波数等の高い周波数での振動又は他の運動を有することができる。
[0039] ブラシヘッドアセンブリ100は、該ブラシヘッドアセンブリ100の近位端部18と遠端部19との間に延びる主軸を備えた首部又は胴部17を有している。近位端部18は、圧入又は他の適切な連結機構(図1には図示されていない)を介して、駆動シャフト14におけるハンドル11の遠端部15から延びる部分に結合する。ブラシヘッドアセンブリ100の遠端部19は、該ブラシヘッドアセンブリ100の特定の用途の要件に従って構成された、複数の毛体又は毛体撚り合わせ(毛体ストランド)を有する複数の毛体房21を備えたヘッド部20を含むことができる。これら毛体房21は、当該ブラシヘッドアセンブリ100の特定の用途に必要とされるように、ヘッド部20に1以上の行又は列に配列することができる。毛体房21における毛体ストランドは、例えばナイロン等の如何なる好適な材料から形成することもできる。
[0040] 動作時において、機械的刺激を発生するために駆動トレイン13の動作を制御するよう動作するモータコントローラ12に応答して、ブラシヘッドアセンブリ100はクリーニング運動を行う。
[0041] 前述したように、毛体は特定の範囲の接触力において効果的にクリーニングを行う。毛体が歯の表面に接触しない(即ち、接触力が過度に小さい)場合、クリーニング効率は、接触している場合より遙かに低い。過度に小さい接触力は歯垢に侵入しない一方、過度に大きな接触力は、毛体の端部と歯又は歯茎との間の摩擦力が横方向の力(即ち、歯を横切って毛体を移動させるための力)を超えることにより、毛体を歯又は歯茎の表面上に静止させることになり、これも効果の悪い歯垢除去につながる。このように、本開示の実施態様は、歯及び/又は歯茎に対する毛体の順応性を改善する一方、毛体を歯及び/又は歯茎にわたって掃き動かすのに要する横方向の力の伝達も改善することを目指すものである。
[0042] このように、本開示は、可撓性材料若しくは剪断増粘性(shear-thicking;非ニュートン)材料を有する可撓性母材内に保持された毛体房21、又は剛性の若しくはより剛性の材料の2つの層の間の可撓性材料のサンドイッチ内に保持され又は斯かるサンドイッチを介して相互接続された毛体房21を備えるブラシヘッドアセンブリ100の種々の実施態様を記載する。もっと一般的に言うと、出願人は、運動を付与しながら毛体の保持も改善するために、及び/又は歯及び/又は歯茎に対する順応性を改善しながら毛体を掃き動かすために要する横方向力の伝達も行うために、可撓性材料から形成される若しくは可撓性材料を有するブラシヘッドアセンブリ100を提供することが有益であろうと認識及び理解した。例えば、毛体房及びプラテン(圧板)の配置は、可撓性又は剪断増粘性材料の運動を制限又は増強することができ、このことは、特に電動歯ブラシ装置におけるブラシヘッドの機能にとり有益で有り得る。
[0043] 上記に鑑みて、種々の実施態様及び構成は、毛体房21が可撓性材料に又は可撓性材料内にリング、スリーブ、アンカ又は帯(ウエビング)等の保持エレメント無しで固定されるブラシヘッドアセンブリ100に向けられたものである。他の例として、毛体房21はリング、スリーブ又は帯等の保持エレメント内に固定される。幾つかの構成においては、硬質プラテンも設けられ、当該部品は、可撓性材料又は剪断増粘性(非ニュートン)材料を少なくとも部分的に有する可撓性母材内に少なくとも部分的に埋め込まれる。幾つかの構成においては、硬質プラテンも設けられ、当該部品は一層硬質な材料の2つの層の間に層形成することができる可撓性材料内に保持され、又は斯かる可撓性材料に接続される。
[0044] 図2A及び図2Bを参照すると、ブラシヘッドアセンブリ100の概略図が示されている。該ブラシヘッドアセンブリは胴部又は首部17を含み、該胴部又は首部は何らかの手動ブラシシャフトに、又は、より好ましくは、既知の若しくは開発されるべき口腔ケア装置のために形成された若しくは適した何らかのアクチュエータ及び駆動シャフト14(図示略)に連結することができる。ブラシヘッドアセンブリ100は複数の毛体房21を含み、これら房の各々は複数の毛体又は毛体ストランドを有している。図2A及び図2Bに示された毛体房21内の毛体の長さ及び/又は外形(プロファイル)は例示的なものに過ぎず、これら毛体は特定の用途に応じて他の長さ及び/又は外形を有することができることが理解される。一実施態様によれば、毛体房21内の毛体は、ナイロン又は他の好適な材料からなる。各毛体房は、近位端23及び自由端25を有する。毛体房21の近位端23は、ヘッド部20内に又はヘッド部20に保持され、維持され又はそれ以外で固定される端部である。毛体房21の自由端25は、ヘッド部20に対して自由に動き、歯又は歯茎に対してクリーニング動作を行う。首部又は胴部17は、幾つかの構成において、毛体房21を直接的に又は間接的に取り付けることができる硬質プラテン24を有する。幾つかの構成においては、図2Bに示されるように、毛体房21を保持するために毛体房保持エレメント50が使用される。
[0045] 図3A〜図3Eを参照して更に後述される幾つかの構成において、保持エレメント50(使用されるなら)及び首部17における硬質プラテン24の部分は、可撓性母材30内に保持され、該母材に固定され、該母材により囲まれ又はそれ以外で該母材に接触し、該可撓性母材30は、好ましくは、ヘッド部20を形成するための剪断増粘性(ディラタント)材料からなり又は斯かる材料を少なくとも部分的に有する。
[0046] 図5A〜図5C、図6及び図7A〜図7Bを参照して更に後述される他の構成において、保持エレメント50は、当該ブラシヘッドアセンブリ100のヘッド部20を形成するための一層剛性な材料の間に可撓性材料を備えた、一層剛性な材料のサンドイッチ構造に結合し又は該サンドイッチ構造を用いて一緒に固定することができる。
[0047] 図2A及び図2Bには可撓性母材30が図示されているが、幾つかの構成において、該可撓性母材30はヘッド部20の内部にあり当該ブラシヘッドアセンブリ100のユーザには見えないものとすることができる。
[0048] 前述したように、ブラシヘッドアセンブリ100の使用の間において、毛体上には、これら毛体が毛体房21から取り外され又は放出され得るような力が生起される。従って、上記可撓性母材内を含む当該ブラシヘッド内での毛体及び毛体房の保持を改善することが望ましい。これも前述したように、歯及び歯茎の表面形状に対する毛体の順応性を改善する一方、該毛体を掃き動かすために要する横方向力の伝達を更に又は代わりにもたらすことも望ましい。
[0049] 図3A〜図3Eは、複数の毛体房21をヘッドプラテン24に結合するために、剪断増粘性を少なくとも部分的に有する可撓性母材30’が設けられた第1組の実施態様によるブラシヘッドアセンブリ100を図示している。これらの実施態様において、該可撓性母材30’は、上記複数の毛体房21の近位端23と硬質プラテン24との間に剪断増粘性材料が存在するように配置される。
[0050] 剪断増粘性材料は、ディラタント材料又は歪速度依存性材料としても知られている。ディラタントは、剪断粘度又は剛性が、印加される剪断応力に伴って増加する非ニュートン流体である。このように、剪断増粘性材料は当該材料の動きの周波数に依存して異なるレベルの剛性を示す。
[0051] ディラタント材料は、典型的に、所望の特性を付与するための種々の長鎖ポリマと組み合わされた、微細粒子の安定化された懸濁物からなっている。これら材料は、例えば細胞状発泡母材内に収容されることにより、固体内に組み込むこともできる。ディラタント材料の挙動(例えば、剛性の変化の大きさ、剛性の変化が生じる運動の周波数/複数の周波数等)は、粒子の寸法、形状及び分布等の要因により制御することができる。幾つかの実施態様において、ディラタント材料は軟性の(即ち、変形可能な)発泡体又はポリマの形態とすることができる。特定の実施態様において、ディラタント材料は、Dow Corning(R) 3179 Dilatant Compoundとして知られた材料とし又は該材料を有することができる(http://www.dowcorning.com/applications/search/products/details.aspx?prod=01512137&type=PROD)。特定の実施態様において、当該ディラタント材料はDow Corning(R) 3179 Dilatant Compoundを通常の(即ち、非ディラタント)ポリマとの組合せで有することができる。他の実施態様において、当該ディラタント材料はD3Oとして知られた材料とすることができる。
[0052] 幾つかの実施態様においては、低歪速度における(例えば、ブラシヘッドアセンブリ100が使用されていない場合の)特定のタイプのディラタント材料の可撓性に鑑み、ヘッド部20における毛体又は毛体房21の保持を改善するために可撓性母材30’は、当該ディラタント材料を1以上の他の(例えば、一層硬質の又は一層剛性の)材料との組合せで有し、当該毛体を取り付けることができる複合構造を形成することができる。
[0053] 図3Aは、毛体及び毛体房21の保持を改善し並びに/又は歯及び/又は歯茎の表面形状に対する順応性を改善する一方、当該毛体を掃き動かすために要する横方向力の伝達を行うように設計されたブラシヘッドのヘッド部20の一実施態様を示す。ヘッド部20は可撓性母材30’内に位置された複数の毛体房21を有し、該可撓性母材は剪断増粘性(非ニュートン流体)材料を少なくとも部分的に有している。この実施態様において、当該可撓性母材30’は毛体房21の近位端23を包み込み、従って、毛体房21を定位置に保持するためにリング、スリーブ、アンカ又はウエビング等の保持エレメント50は必要とされない。当該剪断増粘性材料、もっと一般的には可撓性母材30’の材料は、毛体房21の近位端23及びプラテン24の周囲及び上でモールド成形し、これら毛体房21が内部で保持される可撓性母材30’を形成するために硬化させることができる。該可撓性母材30’は硬質プラテン24の少なくとも一部に接着することができる。オプションとして、該可撓性母材30’はプラテン24の表面に接着することができる。オプションとして、該可撓性母材30’は、更に又は代わりに、毛体房21の近位端23に接着することもできる。
[0054] 好ましくは、可撓性母材30’、毛体房21及びプラテン24は、当該複数の毛体房21の近位端23と硬質プラテン24との間に剪断増粘性材料(可撓性母材材料)が存在するように配置される。この配置は、ブラシヘッドアセンブリ100が歯及び/又は歯茎の表面を横切って移動された場合に、プラテン24に対する毛体房21の、グループとしての又は個々の、垂直運動又は移動を可能にする。毛体房21の垂直運動とは、当該毛体房21の軸に概ね平行な方向の運動(即ち、プラテン24の面に対して概ね垂直な方向の運動)を指すと理解されるであろう。プラテン24と毛体房21の近位端との間の距離は、これら距離が歯及び歯茎の表面形状の典型的な変化をカバーするものであるから、数ミリメートル(例えば、1mm〜6mm)のオーダのもの、好ましくは約4mmとすることができる。
[0055] このように、ブラシヘッドアセンブリ100のヘッド部20における可撓性母材30’内に又は該母材のために剪断増粘性材料を使用することは、当該毛体/毛体房が歯及び/又は歯茎の形状に一層良好に順応する(0.1〜2Hzのオーダ等の低歪速度において)ことを可能にすると共に、毛体を歯及び/又は歯茎にわたって掃き動かすために使用される横方向力を効果的に伝達するために一層高い周波数(例えば、50Hzより高い、例えばパーソナルケア機器が動作し得る周波数等の250〜300Hzの範囲内の)において遙かに一層剛性的になることを可能にする。このことは、当該剪断増粘性材料は、歯及び/又は歯茎の表面形状(トポロジ)の変化から生じる低周波力に対して垂直方向に可撓的となり得、並びに/又は駆動シャフト14によりブラシヘッドアセンブリ100に伝達される、歯を横切って毛体を掃き動かすために使用される高周波横方向力に対しては剛性となり得ることを意味する。
[0056] 図3Bは、少なくとも部分的に剪断増粘性(非ニュートン流体)材料を有する可撓性母材30’内での毛体又は毛体房21の保持を改善するように設計されたブラシヘッドのヘッド部20の他の実施態様を示す。図3Bの実施態様は、毛体房21における毛体ストランドの近位端23が近位端部分26へと融解され又は処理若しくは成形され、可撓性母材30’内に毛体房21を一層良好に固定するのを補助するようにしたことを除き、図3Aに示されたものに対応する。特に、上記近位端部分26は当該可撓性母材30’により包囲される。
[0057] 上記剪断増粘性材料(又は、もっと一般的には可撓性母材30’)は、毛体房21の近位端23及び近位端部分26の少なくとも一部上又は該一部の周囲に形成又はモールド成形することができ、これら毛体房21が内部で保持される可撓性母材30’を形成するために硬化させることができる。
[0058] 図3Cは、可撓性母材30’内での毛体及び毛体房21の保持を改善するよう設計されたヘッド部20の他の実施態様を示す。図3Cの実施態様は、毛体房21がプラテン24に直接取り付けられる点を除き、図3Aのものに対応する。特に、毛体房21は硬質プラテン24へと直接融解若しくは溶解することができるか、又は毛体房21は硬質プラテン24の毛体房孔(図示略)内に挿入することができる。毛体は上記毛体房孔内で自由であり得るか、該毛体孔内へと溶解又は融合され得るか、又は追加の固定部品により定位置にモールド成形することができる。この実施態様において、全ての構成において必要とされるわけではないが、当該剪断増粘性材料(可撓性母材30’)はプラテン24を完全に取り囲む。このように、可撓性母材30’は、硬質プラテン24上及びその周囲にモールド成形することができると共に、毛体房21を保持するために該毛体房21の近位端23の周囲にモールド成形することができる。毛体房21は、該毛体房21及びプラテン24を固有の構造特性及び融解温度で設計することにより、該硬質プラテン24へと直接的に融解又は溶解することができる。
[0059] 図3Dは、毛体及び毛体房21の可撓性母材30’内での保持を改善するように設計されたブラシヘッドアセンブリ100のヘッド部20の他の実施態様を示す。この実施態様は図3Bに示された実施態様と類似しており、毛体房21の近位端23は該毛体房21を可撓性母材30’内に一層良好に固定する助けとなる各近位端部分26を形成するように融解又はそれ以外で処理することができ、プラテン24は図3Cの実施態様におけるのと同様に可撓性母材30’により完全に取り囲まれる。この実施態様は、毛体房21を可撓性母材30’内に更に固定するために使用される保持エレメント50も含んでいる。当該剪断増粘性材料(又は、もっと一般的に可撓性母材材料)は、前記近位端部分26、毛体房21の近位端23、保持エレメント50の少なくとも一部及びプラテン24上又はそれらの周囲にモールド成形することができると共に、当該毛体房21が保持される可撓性母材30’を形成するために硬化させることができる。他の例として、房21は、可撓性母材30’自体により保持されるというより、保持エレメント50に接着することもできる。図3Dに示された構成において、保持エレメント50の一部は、図2Bに示されたブラシヘッドにおけるように、当該保持エレメント50の遠端部が可撓性母材30’から突出する状態で該可撓性母材30’内に埋め込まれる。しかしながら、保持エレメント50が、図2Aにおけるように、可撓性母材30’内に完全に埋め込まれる又は省略されることも想定することができる。他の実施態様において、可撓性母材30’は、図3Dに示されるように、保持エレメント50を完全に取り囲まなくてもよく、代わりに、該可撓性母材30’は毛体房21の近位端部分26とプラテン24との間だけに設けることもできる。
[0060] 図3Eは、毛体及び毛体房21の可撓性母材30’内での保持を改善するように設計されたヘッド部20の他の実施態様を示す。図3Eの実施態様は、剪断増粘性材料(可撓性母材30’)がプラテン24を完全に取り囲む点を除き、図3Aのものに相当する。このように、可撓性母材30’は毛体房21をヘッド部20に保持するために硬質プラテン24上及びその周囲並びに当該毛体房21の近位端23の周囲にモールド成形することができる。
[0061] 図4のフローチャートは、図3A〜図3Eに示された実施態様によるパーソナルケア機器で使用するためのブラシヘッドアセンブリを製造する方法を示す。第1ステップ501において、硬質プラテン24及び複数の毛体房21が準備される。該毛体房21は複数の毛体ストランドを有し、これら房は近位端23及び自由端25を有している。毛体房21及びプラテン24は、任意の従来の技術により形成又は製造することもできる。
[0062] ステップ503において、上記複数の毛体房21は可撓性母材30’を用いて硬質プラテン24に結合される。該可撓性母材30’は少なくとも部分的に剪断増粘性材料を含むと共に、上記複数の毛体房21の近位端23と硬質プラテン24との間に剪断増粘性材料が存在するように配設される。
[0063] 剪断増粘性材料を上記複数の毛体房21の近位端23と硬質プラテン24との間に設けることは、プラテン24に対する毛体房21の垂直運動を可能にする。
[0064] 幾つかの実施態様において、ステップ501は各毛体房における毛体ストランドの近位端を近位端部分26へと形成するステップを有することができる。
[0065] 幾つかの実施態様において、当該方法は、毛体房21を可撓性母材30’内に固定するために少なくとも1つの保持エレメント50を使用するステップを更に有することができる。該保持エレメントは、可撓性母材30’により少なくとも部分的に包み込むことができる。
[0066] 幾つかの実施態様において、ステップ503は可撓性母材30’を硬質プラテンの少なくとも一部に接着するステップを有することができる。幾つかの実施態様において、ステップ503は、更に又は代わりに、可撓性母材30’を毛体房21の近位端23に接着するステップを有することができる。
[0067] 図5A〜図5E、図6及び図7A〜図7Bを参照して説明する本発明の他の構成において、ブラシヘッドアセンブリ100は、より剛性の材料の2つの層の間の可撓性材料のサンドイッチ内に保持された又は斯かるサンドイッチにより相互接続された毛体房を有する。特に、毛体房21は保持エレメント250内で保持することができ、これら保持エレメント250は、剛性の又は一層剛性の材料の2つの層からなり、これら剛性材料の層の間に可撓性材料を備えて当該ブラシヘッドアセンブリ100のヘッド部20の一部を形成するサンドイッチを用いて結合し若しくは一緒に固定することができる。上記可撓性材料は、弾性樹脂、又は幾らかの変形を可能にするエラストマ若しくはポリマ等の何らかの他の軟性若しくは可撓性材料とすることができる。幾つかの実施態様において、可撓性母材30’は発泡体又は他の空気若しくは流体が充填された材料とすることができる。幾つかの実施態様において、可撓性母材30’は空気又は流体室(チェンバ)とすることができる。
[0068] 動作時において、1つの毛体房の運動(例えば、パーソナルケア機器の駆動シャフトの運動により生じる)は上記サンドイッチアセンブリを介して他の毛体房に伝達され、軟質の層は変形する一方、剛性の層は横方向力を毛体房に付与する。当該サンドイッチアセンブリは毛体房の垂直運動(即ち、毛体房の軸に沿う運動)も可能にし、ブラシヘッドが歯の表面に一層良好に順応することを可能にして、一層良好なクリーニングを行う。
[0069] 図5Aを参照すると、本発明の当該実施態様のブラシヘッドアセンブリ100の核心部分が示されている。サンドイッチアセンブリ200が示されている。該サンドイッチアセンブリ200は、剛性の又は一層剛性の材料の2つの層220の間に配置された可撓性母材30”からなっている。層220は、例えばポリプロピレン等のブラシヘッドアセンブリに典型的に使用される何らかのタイプのプラスチック等のプラスチック、又は例えば金属等の何らかの剛性の若しくは堅い材料から形成することができる。可撓性母材30”は一層剛性な上記2つの層220が互いに対して移動することを可能にし、特に、当該サンドイッチアセンブリ200は該2つの層220が反対方向に移動することができるようなものである。
[0070] ブラシヘッドアセンブリ100は複数の毛体房21を含み、これら毛体房の各々は複数の毛体ストランドを有している。一実施態様によれば、当該毛体房はナイロン又は他の適切な材料からなっている。各毛体房は近位端23及び自由端25を有する。毛体房21の近位端23を保持するために、対応する毛体房保持エレメント250が使用される。該保持エレメント250は、例えばポリプロピレン等のプラスチックを含む任意の好適な材料から形成することもできる。該毛体房保持エレメント250は、サンドイッチアセンブリ200を用いて互いに接続される。特に、層220は毛体房保持エレメント250に接続される。例えば、これら層220の縁部を房保持エレメント250に接着することができる。可撓性母材30”は、力又は運動が付与された場合に幾らかの変形を可能にする、弾性樹脂又はポリマ等の何らかの他の軟性若しくは可撓性材料とすることができる。該可撓性母材30”は、より剛性の材料の2つの層220の間に挟持(サンドイッチ)される。前記一層剛性の材料は、ブラシヘッド部20に幾らかの構造性及び剛性を付与すると共に、該ブラシヘッドが操作されている場合に駆動シャフト14から毛体房保持エレメント250における毛体房21に横方向力(即ち、当該毛体房を歯上で掃き動かすために使用される力)を伝達するために、十分に厚く、且つ、十分に剛性の材料のものでなければならない。図5Aは、特定の毛体房保持エレメント250に接続された又は該エレメントにそれ以外で接触する駆動シャフト14を示すと共に、該駆動シャフト14の振動の方向も示している。この振動運動は、当該特定の毛体房保持エレメント250から他の毛体房保持エレメント250へ、これら毛体房保持エレメント250を接続するサンドイッチアセンブリ200を介して伝達される。図5Aには示されているが、該駆動シャフト14は当該ブラシヘッドアセンブリ100の一部ではないことが理解されるであろう。また、図5Aは単一の行の毛体房21しか示していないが、ブラシヘッドアセンブリ100は幾つかの行の毛体房21を有することができ、駆動シャフト14は各行における単一の房保持エレメント250に結合又は接続されることも理解されるであろう。
[0071] 図5B〜図5Eは、図5Aの構成により作製されたブラシヘッド100の動作を示している。図5B及び図5Cは、駆動シャフト14により生じる特定の毛体房保持エレメント250の振動運動が、可撓性母材30”が一層剛性な材料の2つの層220が互いに対して移動することを可能にする故に、サンドイッチアセンブリ200を介して他の毛体房保持エレメント250にどの様に伝達されるかを示している。図5D及び図5Eは、毛体房保持エレメント250の間のサンドイッチアセンブリ200による接続により、これら毛体房保持エレメント250(従って、当該エレメントにより担持される毛体房21)が表面260(例えば、歯又は歯茎)の輪郭又は幾何学構造に追従するために互いに対して垂直方向に移動することを可能にすることを示している。可撓性母材30”は、毛体が歯又は歯茎の表面を横切って移動される際に発生する垂直力に対して適切なレベルの抵抗をもたらす。
[0072] このように、従来のブラシヘッドは比較的簡単な構造を有しているが、図示された実施態様の重要な利点は、異なる運動モードにおいて非常に異なる剛性を生じさせる上記サンドイッチアセンブリ200の均一でない機械的構造から生じる。前述したように、サンドイッチ層200は、房21の振動的な捻り運動を伝達することに対しては剛性であるが、通常は歯に対して大凡垂直である毛体の方向における変形に対しては非常に柔軟である。以下に記載する実施態様において、図5の構成は、既存のブラシヘッドにより提供することができるよりも各房21に対して一層調節されたダウンフォースを提供するための他のフィーチャと組み合わされる。この結果、房21は歯表面に接触するまで移動することになり、優れた房の接触、従ってクリーニング性能を確かなものとする。
[0073] このように、上述したサンドイッチアセンブリ200の使用は、毛体に対する大きな横方向力を維持しながら、順応のための小さな力も供給するようなブラシヘッド構造を提供する。この組み合わせの結果、優れた全体的クリーニング性能が得られる。加えて、このことは毛体長を決定するために使用される要因も変化させることができる(即ち、上記改善されたクリーニング性能は、より短い毛体を可能にすることができる)。このように、より小型のヘッド幾何学構造を提供することができ、難しい領域への一層良好な接近を行うことができる。
[0074] 他の実施態様が図6に示されている。図6には図示されていないが、ブラシヘッド100は、既知若しくは開発されるべき口腔ケア装置のために作製された又は斯かる装置に適した如何なる歯ブラシアクチュエータ及び駆動シャフト14(図示されている)にも結合することができる首部40を含む。この実施態様において、ブラシヘッド100は、サンドイッチアセンブリ200及び首部40を一緒に保持し且つカプセル封入するために使用することができる裏打ち材料240も含んでいる。この裏打ち材料240は、駆動シャフト14から首部40を介して毛体房21への直接力を補助するために設けられる。該裏打ち材料240は、毛体ストランドにより垂直方向に付与される力を調節するためにも設けられる。
[0075] 図5A〜図5Eを参照して前述したように、動作時において、駆動シャフト14及び取り付けられた首部40は中心軸の周りに往復回動する。中心線の毛体房21は首部40及び駆動シャフト14と揃い、これらの毛体房21は駆動シャフト14の運動により駆動される。当該ブラシヘッド100における他の毛体房21は、上記駆動シャフトの運動によりサンドイッチアセンブリ200の結合を介して間接的に駆動される。当該駆動シャフトの運動は、サンドイッチアセンブリ200により毛体房保持エレメント250に、従って、これら毛体房保持エレメント250における毛体房21に剛性材料の層220の相対運動を可能にする該サンドイッチアセンブリ200における可撓性母材30”により付与される。該可撓性母材30”により当該サンドイッチ構造自体は移動し及び捻れることができ、該サンドイッチアセンブリ200に組み込まれた毛体房保持エレメント250は斯かる運動を毛体房21に伝達する。幾つかの実施態様において、前記裏打ち材料240はブラシヘッド100に対して付加的な形状及び構造を付与する助けとなり、駆動シャフト14の運動を、種々の方向に散逸されるというより、毛体房保持エレメント250及びサンドイッチアセンブリ200に向ける助けとなる。該裏打ち材料240は、一般的に、当該ブラシヘッドの捻れ運動に適応することができるエラストマ又はポリマ等の軟質の可撓性材料であり、空気若しくは他の気体又は適切な液体により充填されたチェンバとすることさえできる。裏打ち材料240の機械的パラメータ(例えば、剛性、密度等)は、該裏打ち材料が駆動周波数をサンドイッチアセンブリ200に効率的に伝達することがなく、ブラシヘッドアセンブリ100が半剛性体として回転することを防止するように選択される。代わりに、該裏打ち材料は各房21にダウンフォースを供給して房21が良好な接触を得ることを可能にし、これは、典型的に数Hzの時間スケールでの口腔にわたる当該ブラシヘッドの運動に応答することができる。一方、サンドイッチアセンブリ200は高い周波数の毛体運動を各房21に効率的に伝達し、毛体が運動し歯垢を除去するのに効率的となり得ることを保証する。軟らかい裏打ち材料240と共に使用された場合、可撓性母材30”は、ブラシヘッドアセンブリ100に一層高い慣性を付与するために高い密度を持つ材料とすることができる。例えば、可撓性母材30”は、ポリマ発泡体又はスポンジよりも、軟質シリコーンエラストマ等の軟質弾性固体であることが好ましい。より高い密度は、サンドイッチアセンブリ200/裏打ち材料240の組み合わせの応答時間を所望の周波数範囲内となるようにする助けとなるからである。毛体房保持エレメント250は、カップ、保持リング、スリーブ若しくはアンカ等、又は1以上の斯様な機構の相互接続ウエブとすることができる。ウエブが用いられる場合、該エレメントはサンドイッチ200の一部である一層剛性な材料の層220の一部を形成することもできる。
[0076] サンドイッチアセンブリ200における可撓性母材30”は、図に示されるように、概ね平らとすることができるが、幾つかの実施態様において、該可撓性母材 30”は湾曲されたものとし、毛体が歯の表面上に載荷された場合に力の分布が適度に均一となるようにする。
[0077] 図7Aは、本発明のブラシヘッド100の他の構成を示す。該ブラシヘッド100は、一層剛性な材料の2つの層220の間に配置された可撓性母材30”からなる上述した様なサンドイッチアセンブリ200を有している。この実施態様において、ブラシヘッド100はプラテン24も含み、該プラテンは当該ブラシヘッド100に更なる構造性及び剛性を付与するために剛性材料から形成される。該ブラシヘッド100は裏打ち材料240も含み、該裏打ち材料はサンドイッチアセンブリ200、プラテン24の少なくとも一部及び首部40(図7Aには図示されていない)を一緒にカプセル封入及び保持するために使用される。動作時において、ブラシヘッド100は、図5及び図6のブラシヘッド100に関して説明したように動作する。プラテン24は、当該ブラシヘッド100に追加の構造性を付与する助けとなると共に、駆動シャフト(房保持エレメント250に結合されている)の運動を、種々の方向に散逸されるというより、サンドイッチアセンブリ200及び他の毛体保持エレメント250に向ける助けとなる(もっとも、該プラテン24は駆動シャフトの運動により動くものではないと理解される)。この実施態様において、裏打ち材料240は、プラテン24をサンドイッチアセンブリ200及び房21に接続する軟性壁の空気若しくは流体チェンバ又は軟性エラストマとすることができる。この構成、特に空気又は流体チェンバを備える構成は、房21に対する完全に均一な垂直力分布を可能にする。幾つかの実施態様において、該力分布は、ブラシヘッド100内に配置することができるか、又はハンドル11内に配置されると共に空気通路により裏打ち材料240に接続することができる(力)圧力センサにより監視することができる。
[0078] 図7Bは、本発明のブラシヘッド100の他の構成を示す。このブラシヘッドは、見られるように、駆動シャフト14がプラテン24に対して回転されており、これがサンドイッチアセンブリ200を介して毛体房21(全体のブラシヘッドアセンブリ100ではない)を傾斜させている点を除き、図7Aに示した構成に対応する。歯に対して或る角度にある(そして、該傾斜角度の周りで振動する)毛体房21は、歯の表面との接触を増加させることができ、結果として接触が改善されると共にクリーニングを一層良好にする。このように、駆動シャフト14を傾斜させることを、毛体を歯肉線に向かって最適な方向に傾斜させるために使用することができ、幾つかの実施態様においては、駆動シャフト14の傾斜量及び理想的方向を決定するために、歯ブラシハンドル11内のモータコントローラ12により、例えば、角度センサ(例えば、加速度計)による測定値に応答して自動的に実行することができる。
[0079] 従来のブラシヘッドにおいては、毛体が歯肉線に向かって傾斜される場合、全体のヘッドが回転するので、毛体の多くはクリーニングを必要とする歯の表面に接触しない。対照的に、この実施態様によるブラシヘッドアセンブリ100によれば、毛体を、クリーニングされることを要する表面に全てが接触したままで傾斜させることができる。このように、クリーニング効率を既存のブラシヘッド設計よりも大幅に改善することができる。
[0080] 上記利点は、図8A及び図8Bにおいて一層明確に見ることができる。図8Aは、サンドイッチ層200が意図された様に作用し、毛体房21が種々の歯表面280及び歯肉290と接触することに応答してブラシヘッド100の毛体房21が屈曲する、本発明のブラシヘッドアセンブリ100を示している。図8Aに見られるように、サンドイッチ層200は意図されたように屈曲し、種々の毛体房21は前記駆動シャフト14の運動によるのみならず歯280により毛体の自由端25に印加される上向きの圧力にも応答して屈曲及び移動するようになり、このことは、毛体先端を、一層良好な接触、従って一層良好なクリーニングのために、クリーニングされるべき表面に対して最適な角度に維持する助けとなる。
[0081] 対照的に、図8Bは従来技術のブラシヘッドを示し、この従来技術のブラシヘッドにおいて、毛体房の端部は歯280の表面と接触した場合に湾曲し、当該毛体房の先端は歯表面に接触するというよりは該歯表面から離れるように湾曲し、当該剛性プラテン及び固定された毛体の位置は、これら毛体の多くが効果的なクリーニングのための良好な接触力範囲内に入るのを妨げる(幾らか大きすぎ、幾らか小さ過ぎる)。
[0082] 従って、本発明のブラシヘッド100の種々の部品の材料特性は、一緒に作用し合って、当該ブラシヘッド100に十分な構造性及び剛性を付与する一方、当該歯ブラシの駆動シャフトの運動及びブラッシングされる表面の対圧に応答して別々の毛体房21の運動を可能にする十分な可撓性を付与することを理解することができる。
[0083] 図9のフローチャートは、図5A〜図5Eに示された実施態様によるパーソナルケア機器10で使用するためのブラシヘッドアセンブリ100を製造する方法を示す。第1ステップのステップ601において、各々が複数の毛体ストランドを有する複数の毛体房21が準備される。各毛体房21は近位端23及び自由端25を有する。これら毛体房21は任意の従来の技術により形成又は製造することもできる。
[0084] ステップ603において、各毛体房21に対して毛体房保持エレメント250が設けられる。該毛体房保持エレメント250は毛体房21を維持又は保持する。毛体房保持エレメント250は任意の従来の技術により形成又は製造することもできる。
[0085] ステップ605において、剛性の又は一層剛性の材料の2つの層220の間に配置された可撓性母材30”を有するサンドイッチアセンブリ200が設けられる。
[0086] 最後にステップ607において、毛体房保持エレメント250はサンドイッチアセンブリ200に接続され、かくして、1つの毛体房保持エレメント250の振動運動(例えば、パーソナルケア機器10の駆動シャフト14による)はサンドイッチアセンブリ200を介して他の毛体房保持エレメント250に伝達される。
[0087] 上記においては幾つかの例示的実施態様しか説明されていないが、当業者であれば、斯かる例示的実施態様において本開示の実施態様の新規な教示及び利点から実質的に逸脱することなく多数の変形例が可能であることが容易に理解される。例えば、本開示の実施態様は歯科衛生応用分野で使用するための電動歯ブラシにおいて有利に使用することができる。従って、全ての斯様な変形例は、請求項に規定される本開示の実施態様の範囲内に含まれることを意図するものである。請求項において、手段+機能の語句は、引用される機能を実行するものとして本明細書に記載された構造であって、構造的均等物のみならず等価な構造をもカバーすることを意図するものである。
[0088] 更に、1以上の請求項において括弧内に示される如何なる符号も当該請求項を限定するものと見なしてはならない。“有する”なる文言及び同様の文言は、請求項又は明細書全体に示されたもの以外の要素若しくはステップの存在を排除するものではない。また、単一の要素の参照は複数の斯様な要素の参照を排除するものではなく、その逆でもある。前記実施態様の1以上は、幾つかの個別の要素を有するハードウェアにより、及び/又は適切にプログラムされたコンピュータにより実施化することができる。幾つかの手段を列挙する装置の請求項において、これら手段の幾つかは1つの同一の品目のハードウェアにより具現化することができる。特定の手段が互いに異なる従属請求項に記載されているという単なる事実は、これら手段の組合せを有利に使用することができないということを示すものではない。
[0089] 幾つかの特定の実施態様に関する記述文は以下の通りである。
1.硬質プラテン(24)と;
各々が近位端(23)及び自由端(25)を備えた複数の毛体撚り合わせを有する複数の毛体房(21)と;
前記硬質プラテンの少なくとも一部に結合されると共に前記毛体房の近位端部を取り囲む剪断増粘性流体から少なくとも部分的になる可撓性母材(30’)と;
を有するブラシヘッドアセンブリ(100)。
2.前記毛体房(21)の近位端(23)が前記可撓性母材(30’)に結合される近位端部分(26)に成形される記述文1のブラシヘッドアセンブリ。
3.前記毛体房の近位端が前記硬質プラテン(24)に取り付けられる記述文1のブラシヘッドアセンブリ。
4.前記毛体房(21)を前記可撓性母材(30’)内に固定するための少なくとも1つの保持エレメント(50)を更に有し、該保持エレメントが前記可撓性母材(30’)内に少なくとも部分的に取り囲まれる記述文1又は記述文2のブラシヘッドアセンブリ。
5.歯ブラシの駆動シャフトに結合するための首部(40)と;
一層剛性な材料の2つの層(220)の間に配置された可撓性母材(30”)並びに各々が近位端(23)及び自由端(25)を備えた複数の毛体撚り合わせを有する複数の毛体房(21)を有するサンドイッチアセンブリ(200)であって、前記毛体房の近位端を当該サンドイッチアセンブリ内に固定するための毛体房保持エレメント(250)を有するサンドイッチアセンブリ(200)と;
前記首部及び前記サンドイッチアセンブリを少なくとも部分的に取り囲む裏打ち材料(240)と;
を有するブラシヘッドアセンブリ(100)。
6.硬質プラテン(24)を更に有する記述文5のブラシヘッドアセンブリ。
7.前記硬質プラテンが前記裏打ち材料(240)により少なくとも部分的に取り囲まれる記述文6のブラシヘッドアセンブリ。
8.前記可撓性母材(30”)が少なくとも部分的に剪断増粘性材料からなる記述文5のブラシヘッドアセンブリ。
9.前記硬質プラテン(24)が前記首部(40)及びサンドイッチアセンブリ(200)に対して少なくとも或る角度である記述文6のブラシヘッドアセンブリ。
10.前記裏打ち材料が、気体又は液体で充填されたチェンバを取り囲む記述文5のブラシヘッドアセンブリ。

Claims (14)

  1. 口腔ケア用であり、
    剛性の材料の2つの層の間に配置された可撓性母材を有するサンドイッチアセンブリと、
    各々が毛体撚り合わせを複数備える複数の毛体房であって、各毛体房が近位端及び自由端を有する複数の毛体房と、
    各毛体房のための毛体房保持エレメントであって、各毛体房保持エレメントが各毛体房の前記近位端を前記サンドイッチアセンブリに接続する毛体房保持エレメントと、
    を有し、
    各毛体房の前記近位端側が、前記可撓性母材内に配置される、ブラシヘッドアセンブリ。
  2. 前記サンドイッチアセンブリは、第1の毛体房保持エレメントの振動運動を第2の毛体房保持エレメントに伝達するために前記剛性の材料2つの層が互いに対して移動することができるように構成される、請求項1に記載のブラシヘッドアセンブリ。
  3. 前記サンドイッチアセンブリは、第1の毛体房の垂直方向位置を第2の毛体房に対して変化させるために、前記剛性の材料2つの層が印加される力に応答して互いに対して移動することができるように構成される、請求項1又は請求項2に記載のブラシヘッドアセンブリ。
  4. 前記サンドイッチアセンブリ一方の側を少なくとも部分的に覆う裏打ち材料を更に有する、請求項1、2又は3に記載のブラシヘッドアセンブリ。
  5. 前記裏打ち材料が前記毛体撚り合わせにより垂直方向に付与される力を調節するために設けられる、請求項4に記載のブラシヘッドアセンブリ。
  6. 口腔ケア用であり、
    剛性の材料の2つの層の間に配置された可撓性母材を有するサンドイッチアセンブリと、
    各々が毛体撚り合わせを複数備える複数の毛体房であって、各毛体房が近位端及び自由端を有する複数の毛体房と、
    各毛体房のための毛体房保持エレメントであって、各毛体房保持エレメントが各毛体房の前記近位端を前記サンドイッチアセンブリに接続する毛体房保持エレメントと、
    前記サンドイッチアセンブリの一方の側を少なくとも部分的に覆う裏打ち材料と、
    前記裏打ち材料の前記サンドイッチアセンブリを覆う側と反対側に接続された硬質プラテンと、
    を有する、ブラシヘッドアセンブリ。
  7. 前記硬質プラテンが前記裏打ち材料により少なくとも部分的に覆われる、請求項6に記載のブラシヘッドアセンブリ。
  8. 口腔ケア用であり、
    剛性の材料の2つの層の間に配置された可撓性母材を有するサンドイッチアセンブリと、
    各々が毛体撚り合わせを複数備える複数の毛体房であって、各毛体房が近位端及び自由端を有する複数の毛体房と、
    各毛体房のための毛体房保持エレメントであって、各毛体房保持エレメントが各毛体房の前記近位端を前記サンドイッチアセンブリに接続する毛体房保持エレメントと、
    前記サンドイッチアセンブリの一方の側を少なくとも部分的に覆う裏打ち材料と、
    を有し、
    前記裏打ち材料が気体又は液体で充填されたチェンバである、ブラシヘッドアセンブリ。
  9. 前記可撓性母材がエラストマ又はポリマからなる請求項1ないし8の何れか一項に記載のブラシヘッドアセンブリ。
  10. 前記可撓性母材が気体又は液体で充填されたチェンバである、請求項1ないし8の何れか一項に記載のブラシヘッドアセンブリ。
  11. 前記可撓性母材が軟質弾性固体からなる、請求項1ないしの何れか一項に記載のブラシヘッドアセンブリ。
  12. 前記毛体房保持エレメントの少なくとも1つが、パーソナルケア機器の駆動シャフトから振動運動を受ける、請求項1ないし11の何れか一項に記載のブラシヘッドアセンブリ。
  13. 駆動トレイン及び駆動シャフトを含むハンドルと、
    機械的刺激を発生するために前記駆動トレインの動作を制御するモータコントローラと、
    請求項1ないし12の何れか一項に記載のブラシヘッドアセンブリと、
    を有する、パーソナルケア機器。
  14. パーソナルケア機器で使用するための口腔ケア用のブラシヘッドアセンブリを製造する方法であって、
    各々が毛体撚り合わせを複数備える複数の毛体房を準備するステップであって、各毛体房が近位端及び自由端を有するステップと、
    各毛体房に対して毛体房保持エレメントを設けるステップと、
    剛性の材料の2つの層の間に配置された可撓性母材を有するサンドイッチアセンブリを設けるステップと、
    前記毛体房保持エレメントを前記サンドイッチアセンブリに接続し、前記各毛体房の前記近位端側を、前記可撓性母材内に配置するステップと、
    を有する、方法。
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