JP6692487B2 - サンプルスライド処理用のスライドサポート装置 - Google Patents

Description

本発明は、生物サンプル処理分野に関し、特に、生物サンプルスライド処理用のスライドサポート装置に関する。

サンプルスライドにおけるタンパク質や、病原体、遺伝子検査（例えば、免疫組織化学及びｉｎ ｓｉｔｕハイブリダイゼーションの遺伝子検査など）の全過程は、数十個の複雑な工程が必要であり、環境や人工操作などの各種要素は、テスト結果の正確性にひどく影響する。操作プローを簡易化し、環境に影響される要素を低減することは、サンプル検出効率と正確性を向上するために最も重要なことである。

現在、検証過程において、サンプルスライドは、タイルして放置され、大きな空間を占め、サンプルスライド処理の流量及び効率を影響する。

試薬添加は、シートの上方から噴射し、試薬添加の位置誤差が大きい。試薬を滴下した後、オープンして培養すると、試薬が揮発してサンプルスライドが乾燥になりやすい問題を発生する。

通常、試薬は、スライドの上方から滴下し、試薬を添加する前にスライドにおける本来の液体を除去し、乾燥し、拭き取る必要がある。このように操作すると、人為的ばらつきが大きく、残液は、一定の程度に次の試薬の濃度及び効果を影響する。スライドを拭き取る過程において、サンプルを損害し、及び先の拭き取られるサンプルが乾燥し、サンプル処理失敗を引き起こす。

サンプル処理の途中において、大部分のサンプルは、加熱処理を行う必要がある。大部分のサンプルが加熱処理を行う必要があることは、抗原又は病原体特徴のタンパク質が、本来の形状を復元し、或いは遺伝子鎖を溶解するために必要である工程である。加熱は、一般的に、８０−１２１℃の温度で行い、かつ３−６０分間維持する。最も通常の方法は、圧力釜による煮込みや、一般的な煮沸、電子レンジによる煮込み、熱浴による加熱などの方法が挙げられる。しかしながら、現在の手動操作において、一般的に使用されるサンプルスライドの処理容器又は載置フレームは、耐熱するものではなく、加熱機能も有しない。サンプルスライドの処理途中にサンプルスライドを加熱可能な容器に移行し、その後に常温の操作台に移行する必要があり、操作プローの複雑性と操作誤差を増加する。

本発明では、サンプルスライドを処理する過程に、スライドカバーとスライドとが組み合わせたスライドアセンブリは、スライドサポートに挿入して、終始に固定され、サンプルスライド処理の全過程において、手動でスライドを取ったり移行する必要がなく、サンプルスライド処理の操作工程を簡易化し、サンプルスライド処理の効率及び品質を向上する。

上記問題を解決するために、本発明は、サンプルスライド処理用のスライドサポート装置を提出する。カバーとスライドとは、配合してスライドアセンブリを形成し、スライドアセンブリは、竪立し或いは傾斜してスライドサポートにおける挿入溝に挿入し、それにより、スライドアセンブリは、緊密に放置され、空間を大幅に節約し、より大量のサンプルのニーズを処理することができる。スライドアセンブリの中間には微小ギャップがあり、添加する試薬は、重力及び毛細管によるサイフォン作用でギャップをいっぱいに充填し、スライドにおけるサンプルに均一にカバーし、サンプルがどの位置に放置されても、試薬にカバーされることができる。本発明に係るサンプルスライド処理用のスライドサポート装置は、耐高温材料から製造し、スライドサポートに挿入するスライドアセンブリは、直接的に浸漬され、或いは底部部分が加熱媒体に挿入して加熱を行い、加熱過程において、揮発を発生しても、微小ギャップのうちの液体は、アセンブリの底部のギャップ口から自動的に吸い込まれ、自動的に補充され、サンプルが乾燥する現象を発生しない。スライドアセンブリがサンプルスライド処理の全過程において、スライドカバーとスライドとの間の相対位置は、終始に固定されて、分離する必要がなく、サンプルスライド処理の全過程において、手動でスライドを取ったり移行する必要がなく、スライドは、終始に同一装置において処理を行う。

本発明の目的は、以下の少なくとも１つの技術案により達成される。

サンプルスライド処理用のスライドサポート装置であって、カバー、スライド、スライドサポート及びばね板を含み、前記スライドサポートには、一体に形成され、竪直し或いは傾斜する複数のＶ字状の挿入溝が設置されており、それぞれのＶ字状の挿入溝にはばね板が固定され、ばね板は、スライドサポートと同じ材料又は金属薄板で製造され、スライド及びカバーを組み合わせたスライドアセンブリの上端の外形は、サポートにおけるＶ字状の挿入溝にマッチングし、それにより、スライドアセンブリは、スライドサポートにおけるＶ字状の挿入溝に挿入して、緊密に排列される複数のスライドアセンブリを形成することができ、ばね板とスライドサポートのＶ字状の挿入溝は、一体に接続する構成であり、或いは独立に分離して設置し、独立に分離して設置するとき、ばね板は、嵌合し、或いは接着するようにＶ字状の挿入溝に固定され、スライドアセンブリがＶ字状の挿入溝に挿入すると、カバーの表面は、ばね板を押付けて、ばね板がスライドとスライドカバーを挟み込む。

好ましくは、スライドサポートは、耐熱材料から製造され、サンプルスライドを検出するときの熱処理過程に耐えることができる。

好ましくは、複数のＶ字状の挿入溝は、一列に緊密に排列し、スライドサポートは、一列又は複数列のＶ字状の挿入溝を含み、一列の挿入溝を有するスライドサポート又は複数列の挿入溝を有するスライドサポートを形成する。

好ましくは、複数列のＶ字状の挿入溝は、平行に放置され、複数排、複数列のスライド挿入溝サポートを形成する。

好ましくは、前記スライドカバーは、毛管現象発生平面、深さ位置決め面、幅位置決めブロック、底部位置決めブロック、溝側面及び溝開口面を含み、前記毛管現象発生平面のお互いに対向する両側辺の上方には、２つの前記深さ位置決め面が設けられ、毛管現象発生平面は、深さ位置決め面に平行し、前記スライドの平面の両側辺縁に近接する部分は、深さ位置決め面に貼り合せ、スライド表面と毛管現象発生平面との間に微小ギャップを形成し、それぞれの深さ位置決め面において毛管現象発生平面から離れる外側辺縁には、１つ以上の前記幅位置決めブロックが設けられ、異なる深さ位置決め面に位置する幅位置決めブロック間の垂直距離は、スライドの幅にマッチングして位置制限し、底部位置決めブロックは、深さ位置決め面の底端に設けられ、前記溝開口面と毛管現象発生平面の上端とは、接続して夾角Ａ１を形成し、Ａ１が１〜１７５度の平面角であり、溝開口面の両側には、それぞれ、溝側面が接続し、前記溝開口面及び２つの溝側面は、スライド平面と共同に前記微小ギャップに連通する試薬添加溝を構成し、微小ギャップ底部にはギャップ口がある。スライドカバーは、スライドの長さと等しく、溝側面において、スライド平面に貼り合せる一側、即ち、２つの前記深さ位置決め面の上端には、共に、タグ収容溝が設けられ、スライドにはタグが貼り付けているとき、タグ収容溝は、タグの厚さを収容するための十分な空間を提供し、それにより、スライドカバーは、タグが貼り付けられているか否かに関わらずスライドに緊密に貼り付けることができる。

好ましくは、２つの溝側面の外側には頂部模様が設けられ、溝側面と指との間の摩擦力を増加する。

好ましくは、毛管現象発生平面と深さ位置決め面との間の垂直距離は、０．０１〜０．５ｍｍであり、それにより、スライドカバー及びスライドが緊密に貼り付けた後にスライド表面と毛管現象発生平面との間にピッチ０．０１〜０．５ｍｍの微小ギャップを形成し、前記幅位置決めブロックは、深さ位置決め面の厚さより０．１〜１ｍｍ高い。

好ましくは、底部位置決めブロックは、上向きの鉤状であり、底部位置決めブロックと幅位置決めブロックは、共に、カバーとスライドとが貼り付けた後の相対位置を決定し、かつカバーとスライドとの間の緊密貼合せを保持することを支援する。

さらに、前記毛管現象発生平面の底部には、さらに、２つの導流角が設けられ、２つの前記導流角間には漏斗式の導流口を形成し、毛管現象発生平面のうちの溶液が導流口から流出することを許可し、前記導流角の毛管現象発生平面に対する高度は、深さ位置決め面と面一である。

好ましくは、スライドサポートは、平行して近接して放置することができ、複数排、複数列の挿入溝を有するスライドサポート装置を形成し、単一排又は複数排、単一列又は複数列のスライドアセンブリを挿入することができる。

好ましくは、スライドサポート装置は、８０℃ 以上の温度を耐える材料、例えば、ポリカーボネートから製造される。

従来の技術に比べて、本発明は、以下のメリット及び技術効果を有する。

本発明に係るスライドサポート装置は、構成がより簡単であり、コストがより低く、複数のスライドアセンブリをより緊密に挿入することができ、複数排、複数列を挿入することができるスライドアセンブリを形成し、構成がコンパクトであり、占める空間が小さく、大量のサンプルスライドを処理することができる。列間は、単独又は一体に設置することができ、単一排又は複数排、単一列又は複数列のレイアウト設置を形成し、大量の検出対象であるサンプルスライドを挿入する。スライドは、傾斜し、或いは竪立して放置され、空間を節約する。スライド及びカバーが挿入溝からの脱着は、簡単であり、便利である。挿入溝装置は、耐熱性を有し、サンプルスライドが熱処理を行う必要であるとき、スライドを移動する必要がなく、スライドサポートにおける挿入溝に入れて熱処理を行うことができる。サンプルスライド処理の全過程において、手動でスライドを取ったり移行する必要がない。

図１は、図１は、実施例におけるスライドサポート装置の模式図である。 図２は、実施例における複数列の挿入溝を設置するスライドサポート装置の模式図である。 図３は、実施例におけるスライドサポートにスライドアセンブリを挿入した模式図である。 図４は、実施例におけるスライドカバーの構成模式図である。 図５は、実施例におけるスライドカバーとスライドとが組み合わせてなるスライドアセンブリの模式図である。 図６ａは、図５の正面矢視図である。 図６ｂは、図５の側面図である。 図６ｃは、図５の一部拡大図である。

以下、具体的な実施例を結び合わせて本発明を説明するが、本発明は、それに限定されていない。

図１〜図３に示すように、サンプルスライド処理用のスライドサポート装置であって、主に、カバー６０１、スライド１０１、スライドサポート６０２、ばね板６０３を含み、前記スライドサポート６０２には、一体に形成する複数のＶ字状の挿入溝６０４が設置されており、複数のＶ字状の挿入溝６０４は、竪直し或いは傾斜して設置することができ、Ｖ字状の挿入溝に固定されるばね板６０３は、サポートと同様の材料又は金属薄板で製造され、スライドサポート６０２は、耐熱材料（例えば、ポリカーボネート）から製造される。

スライド１０１及びカバー６０１から組み合わせたスライドアセンブリの上端の外形は、サポートにおけるＶ字状の挿入溝６０４にマッチングし、それにより、スライドアセンブリは、スライドサポート６０２におけるＶ字状の挿入溝６０４に挿入して、緊密に排列される複数のスライドアセンブリを形成することができ、前記Ｖ字状の挿入溝は、竪立し或いは傾斜して設置し、その角度が１−９０度である。前記Ｖ字状の挿入溝は、単一個又は複数個、単一列及び複数列のアレイレイアウトを採用し、布置する排数及び列数は、検出対象であるサンプルの数量の必要に応じて設置することができる。スライドとスライドカバーとが組み合わせたスライドアセンブリは、傾斜し或いは竪立してＶ字状の挿入溝に挿入することができ、その角度が１−９０度である。

図２に示すように、複数のＶ字状の挿入溝は、一列に緊密に排列し、スライドサポート６０２は、一列又は複数列のＶ字状の挿入溝を含み、一列の挿入溝を有するスライドサポート６０２又は複数列の挿入溝を有するスライドサポート６０２ｂを形成する。

実施例として、挿入溝におけるばね板６０３は、プラスチック、薄銅板、ばね鋼薄板又はそのほかの弾性材料から製造されることができる。スライド１０１とカバー６０１とが配合してなる組合部材は、サポートのＶ字状の挿入溝に沿って挿入し、カバー６０１の表面（背面）は、ばね板６０３を押付けて、ばね圧を発生してスライド１０１とカバー６０１に印加して両者を押し締める。

別の実施例として、スライドカバーは、スライドより短くてもよく、スライド１０１の上端にはタグ又は識別マーカなどを貼り付けるための空間を残すことができる。

本発明によりマッチングする好ましい実施例として、スライドカバーは、スライドの長さと略等しく、しかし、スライドカバーの上方にタグ収容溝９を設置し、スライドにはタグが貼り付けられた後も、スライドカバーとスライド１０１との間の緊密貼付けを影響しない。図４に示すように、カバーを最適化して改良することができ、例えば、好ましい一実施例として、前記カバーの底部位置決めブロック４は、位置決め鉤（鉤状）として最適化し、位置決め機能を増加し、板ばねを支援してスライドカバーとスライドを挟み込み、微小ギャップの正確性を確保する。

図４、図５及び図６ａ〜図６ｂに示すように、前記スライドカバーは、毛管現象発生平面１、深さ位置決め面２、幅位置決めブロック３、底部位置決めブロック４、溝側面６及び溝開口面７を含み、前記毛管現象発生平面１のお互いに対向する両側辺の上方には、２つの前記深さ位置決め面２が設けられ、毛管現象発生平面１は、深さ位置決め面に平行し、前記スライドの平面の両側辺縁に近接する部分は、深さ位置決め面２に貼り合せ、スライド表面と毛管現象発生平面１との間に微小ギャップを形成し、それぞれの深さ位置決め面２において毛管現象発生平面１から離れる外側辺縁には、１つ以上の前記幅位置決めブロック３が設けられ、異なる深さ位置決め面２に位置する幅位置決めブロック３間の垂直距離は、スライドの幅にマッチングして位置制限し、底部位置決めブロック４は、深さ位置決め面２の底端に設けられ、前記溝開口面７と毛管現象発生平面１の上端とは、接続して夾角Ａ１を形成し、Ａ１が１〜１７５度の平面角であり、溝開口面７の両側には、それぞれ、溝側面６が接続し、前記溝開口面７及び２つの溝側面６は、スライド平面と共同に前記微小ギャップに連通する試薬添加溝を構成する。前記毛管現象発生平面１の底部には、さらに、２つの導流角１１が設けられている。２つの前記導流角間に漏斗式の導流口５を形成し、毛管現象発生平面のうちの溶液が導流口から流出することを許可する。

好ましくは、スライドカバーは、スライドの長さと等しく、溝側面６においてスライド平面に貼りあわせる一側、即ち、２つの前記深さ位置決め面２の上端には、共に、タグ収容溝９が設けられ、スライドにはタグが貼り付けているとき、タグ収容溝は、タグの厚さを収容するための十分な空間を提供し、それにより、スライドカバーは、タグが貼り付けられているか否かに関わらずスライドに緊密に貼り付けることができる。２つの溝側面６の外側には頂部模様１０が設けられ、溝側面６と指との間の摩擦力を増加する。

毛管現象発生平面１と深さ位置決め面２との間の垂直距離は、０．０１〜０．５ｍｍであり、それにより、スライドカバー及びスライドが緊密に貼り付けた後にスライド表面と毛管現象発生平面１との間にピッチ０．０１〜０．５ｍｍの微小ギャップを形成し、前記幅位置決めブロック３は、深さ位置決め面２の厚さより０．１〜１ｍｍ高い。底部位置決めブロック４は、上向きの鉤状であり、底部位置決めブロック４と幅位置決めブロック３は、共に、カバーとスライドとが貼り付けた後の相対位置を決定し、かつカバーとスライドとの間の緊密貼合せを保持することを支援する。前記毛管現象発生平面１の底部には、さらに、２つの導流角１１が設けられ、２つの前記導流角間には漏斗式の導流口５を形成し、毛管現象発生平面のうちの溶液が導流口から流出することを許可し、前記導流角１１の毛管現象発生平面に対する高度は、深さ位置決め面２と面一である。

Ｖ字状の挿入溝はスライドアセンブリの構成と配合し、サポート装置の構成がより簡単になり、使用するとき、指で２つの溝側面の頂部模様部位とスライドを挟んで、スライドアセンブリを挿入溝に容易に挿入し、スライドの頂端を押付けるとき受力が不均一になり、或いは受力方向が偏差があるのでスライドをスライドカバーから離間させることを回避し、微小ギャップの形成及び正確性を保証し、操作がより便利で快速である。また、スライドアセンブリの排列は、より緊密になり、さらに空間を減少し、処理効率を向上する。

実施例：スライドカバーのサイズ：深さ位置決め面２の長さが７５ｍｍであり、２つの幅位置決めブロック３内側間の距離が２８ｍｍ、Ｄ１＝０．２ｍｍ、Ｄ２＝０．５ｍｍである。毛管現象発生平面の長さが５０ｍｍ、幅２０ｍｍ、タグ収容溝深さ０．２ｍｍ、長さ２５ｍｍであり、溝開口面と深さ位置決め面との間の夾角（Ａ１）が３０度である。スライドの長さ７５ｍｍ、幅２５ｍｍ、厚さ１ｍｍである。スライドにおける生物サンプルの厚さが０．０１ｍｍである。Ｖ字状の挿入溝が７５度傾斜する。スライドサポート装置は、８０℃以上の温度を耐える材料（例えばポリカーボネート）から製造される。実験によれば、挿入溝には、複数の検出対象であるサンプルを含むスライドアセンブリを挿入することができ、スライドとカバーとの間の配合は、コンパクトで正確であり、スライド及びカバーは、Ｖ字状の挿入溝からの脱着は、簡単で、便利であり、スライドサポート装置のＶ字状の挿入溝に挿入するスライドアセンブリは、液体を有する容器に加熱することができるが、微小ギャップのうちの液体は、気泡累積又は乾燥現象を発生しない。免疫組織化学のサンプル染色テストにおいて、良好な染色効果が得られる。

上記明細書の掲示及び指示に基づいて、当業者は、上記実施形態を変更したり、修正することができる。そのため、本発明は、以上に掲示し、説明した具体的な実施形態に限定されていなく、本発明のある修正及び変更も本発明の保護範囲に含まれる。

Claims (10)

1. サンプルスライド処理用のスライドサポート装置であって、カバー（６０１）、スライド（１０１）、スライドサポート（６０２）及びばね板（６０３）を含み、前記スライドサポート（６０２）には、一体に形成され、竪直し或いは傾斜する複数のＶ字状の挿入溝（６０４）が設置されており、それぞれのＶ字状の挿入溝にはばね板（６０３）が固定され、ばね板は、スライドサポートと同じ材料又は金属薄板で製造され、
   スライド（１０１）及びカバー（６０１）から組み合わせたスライドアセンブリの上端の外形は、サポートにおけるＶ字状の挿入溝（６０４）にマッチングし、それにより、スライドアセンブリは、スライドサポート（６０２）におけるＶ字状の挿入溝（６０３）に挿入して、緊密に排列される複数のスライドアセンブリを形成することができ、
   ばね板（６０３）とスライドサポートのＶ字状の挿入溝（６０４）は、一体に接続する構成であり、或いは独立に分離して設置し、独立に分離して設置するとき、ばね板は、嵌合し、或いは接着するようにＶ字状の挿入溝（６０４）に固定され、スライドアセンブリがＶ字状の挿入溝（６０４）に挿入されると、カバー（６０１）の表面は、ばね板（６０３）を押付けて、スライド（１０１）とスライドカバー（６０１）を前記ばね板と前記挿入溝のＶ字状に対向する２つの面の一方の面とが挟み込むことを特徴とするサンプルスライド処理用のスライドサポート装置。
2. スライドサポート（６０２）は、耐熱材料から製造され、サンプルスライドを検出するときの熱処理過程に耐えることができることを特徴とする請求項１に記載のサンプルスライド処理用のスライドサポート装置。
3. 複数のＶ字状の挿入溝は、一列に緊密に排列し、前記スライドサポート装置は、一列又は複数列のＶ字状の挿入溝を含むことを特徴とする請求項１に記載のサンプルスライド処理用のスライドサポート装置。
4. 複数列のＶ字状の挿入溝は、平行に放置され、複数行、複数列のスライド挿入溝サポートを形成することを特徴とする請求項３に記載のサンプルスライド処理用のスライドサポート装置。
5. 前記スライドカバーは、毛管現象発生平面（１）、深さ位置決め面（２）、幅位置決めブロック（３）、底部位置決めブロック（４）、溝側面（６）及び溝開口面（７）を含み、
   前記毛管現象発生平面（１）のお互いに対向する両側辺の上方には、２つの前記深さ位置決め面（２）が設けられ、毛管現象発生平面（１）は、深さ位置決め面に平行し、前記スライドの平面の両側辺縁に近接する部分は、深さ位置決め面（２）に貼り合せ、スライド表面と毛管現象発生平面（１）との間に微小ギャップを形成し、それぞれの深さ位置決め面（２）において毛管現象発生平面（１）から離れる外側辺縁には、１つ以上の前記幅位置決めブロック（３）が設けられ、異なる深さ位置決め面（２）に位置する幅位置決めブロック（３）間の距離は、スライドの幅にマッチングして位置制限し、底部位置決めブロック（４）は、深さ位置決め面（２）の底端に設けられ、
   前記溝開口面（７）と毛管現象発生平面（１）の上端とは、接続して夾角Ａ１を形成し、Ａ１が１〜１７５度の平面角であり、溝開口面（７）の両側には、それぞれ、溝側面（６）が接続し、前記溝開口面（７）及び２つの溝側面（６）は、スライド平面と共同に前記微小ギャップに連通する試薬添加溝を構成し、微小ギャップ底部にはギャップ口があることを特徴とする請求項１に記載のサンプルスライド処理用のスライドサポート装置。
6. スライドカバーは、スライドの長さと等しく、溝側面（６）において、スライド平面に貼り合せる一側、即ち、２つの前記深さ位置決め面（２）の上端には、共に、タグ収容溝（９）が設けられ、スライドにはタグが貼り付けているとき、タグ収容溝は、タグの厚さを収容するための十分な空間を提供し、それにより、スライドカバーは、タグが貼り付けられているか否かに関わらずスライドに緊密に貼り付けることができることを特徴とする請求項５に記載のサンプルスライド処理用のスライドサポート装置。
7. ２つの溝側面（６）の外側には頂部模様（１０）が設けられ、溝側面（６）と指との間の摩擦力を増加することを特徴とする請求項５に記載のサンプルスライド処理用のスライドサポート装置。
8. 毛管現象発生平面（１）と深さ位置決め面（２）との間の垂直距離は、０．０１〜０．５ｍｍであり、それにより、スライドカバー及びスライドが緊密に貼り付けた後にスライド表面と毛管現象発生平面（１）との間にピッチ０．０１〜０．５ｍｍの微小ギャップを形成し、前記幅位置決めブロック（３）は、深さ位置決め面（２）の厚さより０．１〜１ｍｍ高いことを特徴とする請求項５に記載のサンプルスライド処理用のスライドサポート装置。
9. 底部位置決めブロック（４）は、上向きの鉤状であり、底部位置決めブロック（４）と幅位置決めブロック（３）は、共に、カバーとスライドとが貼り付けた後の相対位置を決定し、かつカバーとスライドとの間の緊密貼合せを保持することを支援することを特徴とする請求項５に記載のサンプルスライド処理用のスライドサポート装置。
10. 前記毛管現象発生平面（１）の底部には、さらに、２つの導流角（１１）が設けられ、２つの前記導流角間には漏斗式の導流口（５）を形成し、毛管現象発生平面のうちの溶液が導流口から流出することを許可し、前記導流角（１１）の毛管現象発生平面に対する高度は、深さ位置決め面（２）と面一であることを特徴とする請求項５に記載のサンプルスライド処理用のスライドサポート装置。