JP6692378B2 - 取得制御プログラム、取得制御装置及び取得制御方法 - Google Patents

取得制御プログラム、取得制御装置及び取得制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、取得制御プログラム、取得制御装置及び取得制御方法に関する。
従来、ユーザが所有する端末装置から位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて各種情報処理を行う技術が提案されている。
位置情報に関する技術として、端末装置にインストールされた複数のアプリケーションによって取得された位置情報を組み合わせることで、端末装置の位置の履歴を詳細に作成する技術が知られている。
特開2015−49049号公報
しかしながら、上記の従来技術では、位置情報の取得を効率よく行うことができるとは限らない。具体的には、上記の従来技術では、各アプリケーションによって位置情報を取得する処理が継続的に行われる。このため、従来技術では、例えば複数のアプリケーションが動作している場合には重複する位置情報を取得してしまったり、一方で、動作するアプリケーションが存在しない場合には位置情報を取得できなかったりするなど、位置情報を効率良く取得できないおそれがある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、位置情報の取得を効率よく行うことができる取得制御プログラム、取得制御装置及び取得制御方法を提供することを目的とする。
本願に係る取得制御プログラムは、ユーザが利用する端末装置で実行される取得制御プログラムであって、前記端末装置にインストール済みのアプリケーションであって、各々が当該端末装置の位置情報を利用する複数のアプリケーションに関する情報を取得する取得手順と、前記取得手順によって取得された複数のアプリケーションに関する情報に基づいて、当該複数のアプリケーションによる位置情報の取得を制御する取得制御手順と、を実行させることを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、位置情報の取得を効率よく行うことができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る取得制御処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る取得制御処理の一例を説明する図である。 図3は、実施形態に係る取得制御システムの構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係るユーザ端末の構成例を示す図である。 図5は、実施形態に係るアプリテーブルの一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る位置情報テーブルの一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る管理サーバの構成例を示す図である。 図8は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る位置情報記憶部の一例を示す図である。 図10は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。 図11は、ユーザ端末の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る取得制御プログラム、取得制御装置及び取得制御方法を実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る取得制御プログラム、取得制御装置及び取得制御方法が限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.取得制御処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る取得制御処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る取得制御処理の一例を示す図である。図1では、実施形態に係る取得制御装置において、実施形態に係る取得制御プログラムが実行する取得制御処理の一例について説明する。具体的には、図1では、実施形態に係る取得制御装置の一例であるユーザ端末10が、インストール済みの複数のアプリケーション(以下、単に「アプリ」と表記する)であって、各々がユーザ端末10の位置情報を利用する複数のアプリに関する情報を取得し、取得した情報に基づいて、複数のアプリによる位置情報の取得を制御する処理の一例を示す。
図1に示す管理サーバ100は、ユーザ端末10から送信される位置情報を取得し、取得した情報に基づいてユーザ端末10にインストールされたアプリの制御等を行うサーバ装置である。実施形態に係る管理サーバ100は、各ユーザを識別する識別情報と各ユーザの位置を示す情報とを対応付けて取得し、取得した情報を位置情報として蓄積する。例えば、管理サーバ100は、ユーザが利用する端末装置にインストールされる複数のアプリの管理サーバであり、各々のアプリの利用に伴い、ユーザから定期的に位置情報を取得する。実施形態では、管理サーバ100は、例えば、ユーザの位置情報を利用して交通案内を行うナビアプリに係るサービスや、通話やメッセージのやり取り等を行うコミュニケーションアプリに係るサービスや、ログインしたユーザに様々な情報を提供するポータルアプリに係るサービス等を管理する。なお、管理サーバ100は、取得した位置情報等を、種々のサービスを提供する他の事業者に提供してもよい。
図1に示すユーザ端末10は、スマートフォン等の情報処理端末である。実施形態では、ユーザ端末10は、ユーザの一例であるユーザU01によって利用される。以下では、ユーザ端末10をユーザと読み替える場合がある。例えば、「ユーザU01が位置情報を送信する」とは、実際には、「ユーザU01が利用するユーザ端末10が位置情報を送信する」ことを意味する場合がある。
ユーザ端末10は、例えばGPS(Global Positioning System)等を利用して、自装置が所在する位置(例えば経度や緯度の数値等)を検知し、検知した位置を示す情報である位置情報を取得する。なお、位置情報は、位置を示す情報のみならず、その位置が検知された時間を含んでもよい。そして、ユーザ端末10は、例えば利用するアプリの制御に従い、検知した位置情報を管理サーバ100に送信する。具体的には、ユーザ端末10は、管理サーバ100によって管理されるアプリであるナビアプリやコミュニケーションアプリの制御(機能)に従い、定期的かつ継続的に位置情報を管理サーバ100に送信する。ユーザ端末10から送信される位置情報は、管理サーバ100が有する記憶部に蓄積され、種々の情報処理に利用される。
上記のように、ユーザ端末10には複数のアプリがインストールされ、複数のアプリの各々の制御によって位置情報が取得される。しかしながら、位置情報の取得処理や、取得した位置情報の管理サーバ100への送信処理は、定期的かつ継続的に行われるため、ユーザ端末10のリソース(例えばバッテリーやメモリ等)を消費する。例えば、アプリは、ある位置にユーザが所在した場合にプッシュ通知を行うためにバックグラウンドでも位置情報の取得を継続するなど、ユーザに意識させることなくユーザ端末10のリソースを消費することがある。このような仕様は、ユーザにアプリのインストールを躊躇させたり、バッテリーを短時間で枯渇させてしまったりといった事態を招くおそれがある。
そこで、実施形態に係るユーザ端末10は、インストール済みの複数のアプリに関する情報に基づいて、複数のアプリによる位置情報の取得を制御する。一例として、ユーザ端末10は、各々のアプリに設定された位置情報取得のタイミングに基づいて、複数のアプリによる位置情報の取得を制御する。あるいは、ユーザ端末10は、複数のアプリの各々の電力消費量に基づいて、複数のアプリによる位置情報の取得を制御する。かかる制御により、ユーザ端末10は、位置情報の取得や送信処理の負荷を抑え、リソースの消費を軽減することができる。以下、図1を用いて、実施形態に係る取得制御処理の流れについて説明する。
まず、ユーザ端末10は、ユーザU01によってインストールされた複数のアプリの位置情報取得のタイミングの設定を参照する(ステップS01)。図1の例では、ユーザ端末10は、インストールされたアプリのうち、ナビアプリ、コミュニケーションアプリ及びポータルアプリの各々の位置情報取得のタイミングの設定を参照する。なお、図1では図示を省略しているが、ユーザ端末10は、上記した3つのアプリのみならず、インストールされた他のアプリの位置情報取得のタイミングの設定を参照してもよい。
図1の例では、ナビアプリは、10分に1度のタイミングで位置情報を取得するための処理を行うものとする。また、コミュニケーションアプリは、20分に1度のタイミングで位置情報を取得するための処理を行う。また、ポータルアプリは、30分に1度のタイミングで位置情報を取得するための処理を行う。
ユーザ端末10は、これら複数のアプリの設定に基づいて、ユーザ端末10全体における位置情報取得のタイミングを制御する(ステップS02)。例えば、図1に示すように、ナビアプリとコミュニケーションアプリとは、2回のうち1回の取得タイミングが重複する。同様に、ナビアプリとポータルアプリとは、3回のうち1回の取得タイミングが重複する。このため、ユーザ端末10は、重複するタイミングで位置情報を取得しようとするアプリについては、いずれかのアプリのみによって位置情報が取得されるよう制御する。
例えば、ユーザ端末10は、所定のタイミングで取得される位置情報B01について、ナビアプリによって取得されるよう制御し、重複するタイミングで位置情報を取得しようとするコミュニケーションアプリによって取得されないよう制御する。また、ユーザ端末10は、位置情報B01の次のタイミングで取得される位置情報B02について、ポータルアプリによって取得されるよう制御し、重複するタイミングで位置情報を取得しようとするナビアプリによって取得されないよう制御する。また、ユーザ端末10は、位置情報B02の次のタイミングで取得される位置情報B03について、コミュニケーションアプリによって取得されるよう制御し、重複するタイミングで位置情報を取得しようとするナビアプリによって取得されないよう制御する。このように、ユーザ端末10は、重複するタイミングで位置情報取得が発生することを予め参照し、位置情報の取得をいずれかのアプリで実行するよう制御する。
そして、ユーザ端末10は、取得された位置情報B01〜B10を管理サーバ100に送信する(ステップS03)。管理サーバ100は、ユーザ端末10から送信された位置情報B01〜B10を取得する(ステップS04)。そして、管理サーバ100は、取得した位置情報B01〜B10を利用して、種々のアプリの制御を行う。
ユーザ端末10が取得する位置情報は、ユーザU01の位置を示す情報であり、各アプリで共通して利用可能である。このため、ユーザ端末10は、上記のように位置情報を取得する処理をいずれかのアプリで行うよう制御したとしても、位置情報は各々のアプリで共通して利用できるため、各々のアプリの挙動に影響を与えることがない。そして、ユーザ端末10は、ユーザ端末10にインストールされたアプリ全体として、位置情報の取得という処理の発生数を減少させることができるため、ユーザ端末10のリソースの減少を抑制できる。
なお、位置情報取得のタイミングは、アプリに関する種々の情報に基づいて設定可能である。例えば、図1では、ユーザ端末10は、各々のアプリの位置情報取得の設定に基づいて、各々のタイミングで位置情報を取得するアプリを決定した。しかし、アプリの構成や挙動は様々であり、ユーザ端末10内には、リソースの消費が比較的高いアプリや低いアプリが混在する。このため、ユーザ端末10は、リソースの消費に基づいて、位置情報取得のタイミングを決定してもよい。この点について、図2を用いて説明する。
図2は、実施形態に係る取得制御処理の一例を説明する図である。図2に係る第1状態は、例えばユーザ端末10のOS(Operating System)の機能によって、実施形態に係る取得制御処理が実行される前の各アプリのバッテリー使用状況が示された状態を示す。
第1状態に示すように、実施形態に係る取得制御処理が実行される前では、ユーザ端末10のリソースのうち、ナビアプリは30%のバッテリーを使用し、コミュニケーションアプリは20%のバッテリーを使用し、ポータルアプリは10%のバッテリーを使用する。この場合、ユーザU01は、ナビアプリやコミュニケーションアプリのバッテリー使用量が他のアプリより多いと認識するため、これらのアプリの使用を躊躇したり、アプリをアンインストールしたりする可能性がある。
そこで、ユーザ端末10は、バッテリー使用状況に応じて位置情報の取得を制御する(ステップS21)。例えば、ユーザ端末10は、図2に係る第2状態に示すように、ナビアプリとコミュニケーションアプリとポータルアプリの各々のバッテリー使用状況が等しくなるよう、各々のアプリの位置情報の取得や、位置情報の管理サーバ100への送信の回数を制御する。これにより、ユーザ端末10は、特定のアプリが比較的多くのバッテリーを使用するといった状況を回避することができる。
図1及び図2を用いて説明してきたように、実施形態に係るユーザ端末10は、ユーザ端末10にインストール済みのアプリであって、各々がユーザ端末10の位置情報を利用する複数のアプリに関する情報を取得する。そして、ユーザ端末10は、取得した複数のアプリに関する情報に基づいて、複数のアプリによる位置情報の取得を制御する。
これにより、ユーザ端末10は、複数のアプリが重複して位置情報を取得する処理や、管理サーバ100に位置情報を送信する処理を回避することができる。結果として、ユーザ端末10は、ユーザ端末10のバッテリー等のリソースの低下や、情報処理の負荷を低減することができるため、位置情報の取得を効率よく行うことができる。
なお、ユーザ端末10は、上述した処理を任意の手法で実現することができる。例えば、ユーザ端末10は、予め上記のような取得制御処理を実行するための制御情報(スクリプト)が含まれたアプリ(ユーザ端末10にインストールされた複数のアプリの挙動を一括で制御する制御アプリ)を実行することにより、上記の取得制御処理を実現してもよい。あるいは、ユーザ端末10は、OSに組み込まれる制御情報(スクリプト)の一つとして、上記のような取得制御処理を実行してもよい。なお、このような制御情報は、実施形態に係る取得制御プログラムに対応するものであり、例えば、CSS(Cascading Style Sheets)、JavaScript(登録商標)、HTML、あるいは、上述した取得制御処理を記述可能な任意の言語によって実現される。以下、実施形態に係る取得制御プログラムに従って上述した取得制御処理を実行するユーザ端末10等について、詳細に説明する。
〔2.取得制御システムの構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る取得制御システム1の構成について説明する。図3は、実施形態に係る取得制御システム1の構成例を示す図である。図3に例示するように、実施形態に係る取得制御システム1には、ユーザ端末10と管理サーバ100とが含まれる。これらの各種装置は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。また、図3に示す取得制御システム1に含まれる各装置の数は図示したものに限られない。例えば、取得制御システム1には、複数台のユーザ端末10や複数台の管理サーバ100が含まれてもよい。
ユーザ端末10は、上述のように、スマートフォンを含む携帯電話機や、タブレット端末や、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理端末である。また、ユーザ端末10には、眼鏡型や時計型の情報処理端末であるウェアラブルデバイス(wearable device)も含まれる。さらに、ユーザ端末10には、位置情報を取得するための情報処理機能を有する種々のスマート機器が含まれてもよい。例えば、ユーザ端末10には、TV(Television)や冷蔵庫、掃除機などのスマート家電や、自動車などのスマートビークル(Smart vehicle)や、ドローン(drone)、家庭用ロボットなどが含まれてもよい。なお、実施形態に係るアプリは、スマートフォン等のモバイル端末で実行されるアプリに限られず、上記したスマート家電等で実行されるアプリであってもよい。
ユーザ端末10は、ユーザによる操作や、ユーザ端末10が有する機能に応じて、自装置の位置情報を取得し、記憶する。例えば、ユーザ端末10は、上述したGPSシステムなどの外部システムと通信を行うことによって位置情報を取得する。そして、ユーザ端末10は、取得した位置情報を管理サーバ100に送信する。
管理サーバ100は、ユーザ端末10から取得した位置情報に基づいて各種アプリに関するサービスを提供するサーバ装置である。例えば、管理サーバ100は、ユーザの位置情報に基づいて交通案内等を発信するナビアプリに関するサービスや、通話やメッセージのやり取りを行うコミュニケーションアプリに関するサービスや、ポータルアプリに関するポータルサービス等を提供する。なお、管理サーバ100は、上記サービス以外にも、種々のサービスを提供してもよい。また、管理サーバ100は、サービスに係るウェブサイトを提供するウェブサーバとしての機能を有していてもよい。例えば、管理サーバ100は、ポータルサイト、ニュースサイト、オークションサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログなどに関連する各種情報を含むウェブページをユーザ端末10に配信してもよい。
〔3.ユーザ端末の構成〕
次に、図4を用いて、実施形態に係るユーザ端末10の構成について説明する。図4は、実施形態に係るユーザ端末10の構成例を示す図である。図4に示すように、ユーザ端末10は、通信部11と、入力部12と、表示部13と、検知部14と、記憶部15と、制御部16とを有する。
(通信部11について)
通信部11は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、管理サーバ100等との間で情報の送受信を行う。通信部11は、例えばNIC(Network Interface Card)等によって実現される。
(入力部12及び表示部13について)
入力部12は、ユーザから各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部12は、ユーザ端末10に備えられた操作キー等によって実現される。表示部13は、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、表示部13は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、ユーザ端末10にタッチパネルが採用される場合には、入力部12の一部と表示部13とは一体化される。
(検知部14について)
検知部14は、ユーザ端末10に関する各種情報を検知する。具体的には、検知部14は、ユーザ端末10に対するユーザの操作や、ユーザ端末10の所在する位置情報や、ユーザ端末10と接続されている機器に関する情報や、ユーザ端末10における環境等を検知する。図4に示す例では、検知部14は、操作検知部141と、位置検知部142と、外部装置検知部143と、環境検知部144とを有する。
(操作検知部141について)
操作検知部141は、ユーザ端末10に対するユーザの操作を検知する。例えば、操作検知部141は、入力部12に入力された情報に基づいて、ユーザの操作を検知する。すなわち、操作検知部141は、入力部12に画面をタッチする操作の入力があったことや、音声の入力があったこと等を検知する。また、操作検知部141は、ユーザによって所定のアプリが起動されたことを検知してもよい。かかるアプリがユーザ端末10内の撮像装置を動作させるアプリである場合、操作検知部141は、ユーザによって撮像機能が利用されていることを検知する。また、操作検知部141は、ユーザ端末10内に備えられた加速度センサやジャイロセンサ等で検知されたデータに基づき、ユーザ端末10自体が動かされているといった操作を検知してもよい。
(位置検知部142について)
位置検知部142は、ユーザ端末10の現在位置を検知する。具体的には、位置検知部142は、GPS衛星から送出される電波を受信し、受信した電波に基づいてユーザ端末10の現在位置を示す位置(例えば、緯度及び経度)を検知する。
位置検知部142は、種々の手法により位置を検知することができる。例えば、位置検知部142は、GPS衛星に限らず、ユーザ端末10の様々な通信機能を利用して位置を検知してもよい。
例えば、位置検知部142は、ユーザ端末10のWi−Fi(登録商標)通信機能や、各通信会社が備える通信網を利用して、ユーザ端末10の位置を検知する。具体的には、位置検知部142は、Wi−Fi通信等を行い、付近の基地局やアクセスポイントとの距離を測位することにより、自装置の位置を検知する。
また、位置検知部142は、ユーザ端末10のBluetooth(登録商標)機能を利用して位置を検知してもよい。例えば、位置検知部142は、Bluetooth機能によって接続されるビーコン(beacon)発信機と接続することにより、自装置の位置を検知する。
また、位置検知部142は、加速度センサやジャイロセンサ等を利用したPDR(Pedestrian Dead Reckoning)技術を利用して自装置の位置を検知してもよい。また、位置検知部142は、予め測定された構造物の地磁気のパターンと、自装置が備える地磁気センサとに基づいて、自装置の位置を検知してもよい。
また、例えば、ユーザ端末10が駅改札や商店等で使用される非接触型ICカードと同等の機能を備えている場合(もしくは、ユーザ端末10が非接触型ICカードの履歴を読み取る機能を備えている場合)、ユーザ端末10によって駅での乗車料金の決済等が行われた情報とともに、使用された位置が記録される。位置検知部142は、かかる情報を取得することで、ユーザ端末10の位置を検知してもよい。また、位置は、ユーザ端末10が備える光学式センサや、赤外線センサ等によって検知されてもよい。
位置検知部142は、上述した手法の一つ又は組合せを用いて、自装置の位置を検知する。そして、後述する取得部161は、位置検知部142が検知した位置と、検知した時間との情報に基づいて、ユーザ端末10の位置情報を取得する。
(外部装置検知部143について)
外部装置検知部143は、ユーザ端末10に接続される外部装置を検知する。例えば、外部装置検知部143は、外部装置との相互の通信パケットのやり取りなどに基づいて、外部装置を検知する。そして、外部装置検知部143は、検知した外部装置をユーザ端末10と接続される端末として認識する。また、外部装置検知部143は、外部装置との接続の種類を検知してもよい。例えば、外部装置検知部143は、外部装置と有線で接続されているか、無線通信で接続されているかを検知する。また、外部装置検知部143は、無線通信で用いられている通信方式等を検知してもよい。また、外部装置検知部143は、外部装置が発する電波を検知する電波センサや、電磁波を検知する電磁波センサ等によって取得される情報に基づいて、外部装置を検知してもよい。
(環境検知部144について)
環境検知部144は、ユーザ端末10における環境を検知する。環境検知部144は、ユーザ端末10に備えられた各種センサや機能を利用し、環境に関する情報を検知する。例えば、環境検知部144は、ユーザ端末10の周囲の音を収集するマイクロフォンや、ユーザ端末10の周囲の照度を検知する照度センサや、ユーザ端末10の物理的な動きを検知する加速度センサ(又は、ジャイロセンサなど)や、ユーザ端末10の周囲の湿度を検知する湿度センサや、ユーザ端末10の所在位置における磁場を検知する地磁気センサ等を利用する。そして、環境検知部144は、各種センサを用いて、種々の情報を検知する。例えば、環境検知部144は、ユーザ端末10の周囲における騒音レベルや、ユーザ端末10の周囲が撮像に適する照度であるか等を検知する。さらに、環境検知部144は、カメラで撮影された写真や映像に基づいて周囲の環境情報を検知してもよい。
なお、環境検知部144は、ユーザ端末10におけるリソースの状況を検知してもよい。例えば、環境検知部144は、リソースの状況として、ユーザ端末10内部のハードウェアに関するリソースを検知する。例えば、環境検知部144は、リソースの状況として、ユーザ端末10のバッテリー残量を検知する。また、環境検知部144は、各アプリのバッテリー(電力)消費量等を検知してもよい。
(記憶部15について)
記憶部15は、各種情報を記憶する。記憶部15は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図4に示すように、記憶部15は、データテーブルとして、アプリテーブル151と、位置情報テーブル152とを有する。
(アプリテーブル151について)
アプリテーブル151は、ユーザ端末10にインストールされたアプリに関する情報を記憶する。ここで、図5に、実施形態に係るアプリテーブル151の一例を示す。図5は、実施形態に係るアプリテーブル151の一例を示す図である。図5に示すように、アプリテーブル151は、「インストールアプリ数」、「アプリID」、「種別」、「位置情報取得タイミング」、「制御前のバッテリー使用割合」、「制御後のバッテリー使用割合」といった項目を有する。
「インストールアプリ数」は、ユーザ端末10にインストールされているアプリの総数を示す。「アプリID」は、アプリを識別する識別情報を示す。なお、実施形態において、識別情報は、説明に用いる参照符号として用いる場合がある。例えば、アプリID「A11」で識別されるアプリは、「アプリA11」と表記される場合がある。「種別」は、アプリの種別を示す。
「位置情報取得タイミング」は、アプリごとに設定される位置情報の取得のタイミングを示す。「制御前のバッテリー使用割合」は、実施形態に係る取得制御処理が実行される前のアプリごとのバッテリーの使用割合を示す。「制御後のバッテリー使用割合」は、実施形態に係る取得制御処理が実行された後のアプリごとのバッテリーの使用割合を示す。
すなわち、図5では、アプリテーブル151に記憶される情報の一例として、ユーザ端末10には「25」個のアプリがインストールされていることを示している。また、アプリID「A11」で識別されるアプリA11は、種別が「ナビ」であり、位置情報取得タイミングが「10分ごと」であることを示している。また、アプリA11の制御前のバッテリー使用割合が「30%」であったのに対して、制御後のバッテリー使用割合が「10%」となったことを示している。
(位置情報テーブル152について)
位置情報テーブル152は、位置情報を記憶する。ここで、図6に、実施形態に係る位置情報テーブル152の一例を示す。図6は、実施形態に係る位置情報テーブル152の一例を示す図である。図6に示した例では、位置情報テーブル152は、「位置情報ID」、「位置情報取得アプリID」、「位置情報」といった項目を有する。また、「位置情報」の項目は、「取得日時」、「位置」、「精度」、「各種センサ情報」といった小項目を有する。
「位置情報ID」は、位置情報を識別する識別情報を示す。「位置情報取得アプリID」は、位置情報を取得したアプリを識別する識別情報を示す。なお、位置情報取得アプリIDは、図5で示したアプリIDと共通するものとする。
「位置情報」は、各々のアプリの制御によって検知部14によって検知されたユーザの位置を含む情報を示す。「取得日時」は、位置がユーザ端末10によって検知(取得)された日時を示す。「位置」は、ユーザ(言い換えればユーザ端末10)の具体的な位置を示す。図6では、位置を「G01」といった概念で表記しているが、実際には、位置の項目には、ユーザの位置を示す具体的な情報(例えば経度や緯度の数値等)が記憶される。
「精度」は、ユーザの位置を示す情報の精度を示す。実施形態では、精度は、例えば「低」、「中」、「高」の三段階で示される。精度は、例えば、ユーザ端末10によって位置が検知された際の検知手段に基づき、ユーザの位置を特定することのできる精度に応じて記憶される。具体的には、ユーザの位置を特定する際に数十メートルから数百メートルの誤差が生じるような検知手段(例えば検知手段がGPSのみであった場合等)の場合、取得された位置情報の精度は「低」となる。また、精度が「低」である位置情報と比較して精度の高い検知手段(例えば、検知手段がWi−FiやGPS等を組み合わせたものであった場合等)の場合、当該取得手段によって取得された位置情報の精度は「中」となる。また、精度が「中」である位置情報と比較して精度の高い検知手段(例えば、検知手段がBluetooth(ビーコン)を利用したものであった場合等)の場合、当該取得手段によって取得された位置情報の精度は「高」となる。なお、上記した精度の判定は一例であり、管理サーバ100は、位置情報の検知の技術に応じて柔軟に精度の判定基準を変更してもよい。
「各種センサ情報」は、位置が検知された際に、各種センサによって検知された情報を示す。図6では、各種センサ情報を「X01」といった概念で表記しているが、実際には、各種センサ情報の項目には、ユーザ端末10の加速度や気温や湿度、周辺の音声情報等の各種センサによって取得された具体的な情報が記憶される。
すなわち、図6では、位置情報テーブル152に記憶されるデータの一例として、位置情報ID「B01」で識別される位置情報B11は、アプリA11によって取得されたものであることを示している。また、位置情報B11は、取得日時「T01」において位置「G01」にユーザU01が所在し、その位置の精度は「中」であり、各種センサ情報が「X01」であることを示している。
なお、図6での図示は省略したが、位置情報テーブル152には、位置情報とともに、ユーザを識別するための識別情報や、属性情報等が記憶されてもよい。
ユーザの識別情報は、例えば、管理サーバ100が提供する各サービスにおいてユーザに共通して付与されるサービス用ID(ユーザアカウント)等である。管理サーバ100は、ユーザを一意に識別する識別情報を利用することで、ユーザ端末10から取得した位置情報とユーザとを対応付ける。かかるIDは、管理サーバ100のみならず、管理サーバ100と提携した事業者(所定のサービス提供者)によって発行されてもよい。これにより、管理サーバ100は、一人のユーザが複数のユーザ端末10を利用していたり、異なる環境でサービスにログインしていたりする場合でも、当該ユーザを一意に特定して位置情報を取得することができる。なお、管理サーバ100は、ユーザの識別情報として、サービスを利用した際のクッキー(Cookie)情報や、端末固有の端末ID等を利用してもよい。
また、ユーザの属性情報は、ユーザの年齢や性別や職業や年収や居住地等の種々のユーザの属性を示す情報である。また、位置情報テーブル152には、各アプリにおけるユーザの利用履歴等が記憶されてもよい。
(制御部16について)
制御部16は、例えば、コントローラ(controller)であり、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、ユーザ端末10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(例えば、実施形態に係る取得制御プログラム)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部16は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図4に示すように、制御部16は、取得部161と、取得制御部162と、送信部163とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部16の内部構成は、図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部16が有する各処理部の接続関係は、図4に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
上述のように、制御部16に係る各処理部は、制御情報(例えば、実施形態に係る取得制御プログラム)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。すなわち、取得部161が実行する処理は、制御情報が実行させる取得手順により実現され、取得制御部162が実行する処理は、制御情報が実行させる取得制御手順により実現され、送信部163が実行する処理は、制御情報が実行させる送信手順により実現される。
(取得部161について)
取得部161は、各種情報を取得する。例えば、取得部161は、各アプリの設定に基づいて検知部14を制御することにより、検知部14によって検知される各種情報を取得する。例えば、取得部161は、位置検知部142によって検知された情報に基づいて、ユーザ端末10の位置情報を取得する。なお、取得部161は、位置情報に限らず、ユーザ端末10の周囲の環境に関する情報等の各種センサ情報を含む、ユーザ端末10のコンテキストに関する情報を取得してもよい。
また、取得部161は、ユーザ端末10にインストール済みのアプリであって、各々がユーザ端末10の位置情報を利用する複数のアプリに関する情報を取得する。位置情報を利用するアプリとは、例えば、ユーザの位置を検知させる機能を有するアプリであり、位置情報を利用して種々の機能を実行するアプリである。
具体的には、取得部161は、複数のアプリに関する情報として、各々のアプリに設定された位置情報取得のタイミングを取得する。また、取得部161は、複数のアプリに関する情報として、各々のアプリの電力消費(使用)量を取得する。かかる処理は、例えば、ユーザ端末10内の各アプリの電力消費量を調べる機能を有するアプリによって行われてもよいし、ユーザ端末10のOSの機能によって行われてもよい。
(取得制御部162について)
取得制御部162は、取得部161によって取得された複数のアプリに関する情報に基づいて、複数のアプリによる位置情報の取得を制御する。
例えば、取得制御部162は、各々のアプリに設定された位置情報取得のタイミングに基づいて、複数のアプリによる位置情報の取得を制御する。一例として、取得制御部162は、図1に示したように、各々のアプリが位置情報を取得するタイミングが略一律になるよう、複数のアプリによる位置情報の取得を制御する。
また、取得制御部162は、複数のアプリの各々の電力消費量に基づいて、複数のアプリによる位置情報の取得を制御してもよい。一例として、取得制御部162は、図2に示したように、各々のアプリの電力消費量が略一律になるよう、複数のアプリによる位置情報の取得を制御する。
また、取得制御部162は、ユーザ端末10にインストールされたアプリの数に基づいて、複数のアプリによる位置情報の取得を制御してもよい。例えば、取得制御部162は、インストールされたアプリの数に基づいて、各々のアプリが位置情報を取得する回数を略均等になるよう、複数のアプリによる位置情報の取得を制御する。
(送信部163について)
送信部163は、各種情報を送信する。例えば、送信部163は、取得部161によって取得された位置情報を管理サーバ100に送信する。具体的には、送信部163は、検知部14によって検知されたユーザの位置と、検知した日時と、ユーザを識別するための識別情報とを対応付けた位置情報を管理サーバ100に送信する。
なお、送信部163は、取得制御部162と同様、複数のアプリに関する情報に基づいて、複数のアプリによって取得された位置情報の管理サーバ100への送信を制御する。これは、情報処理の負荷や電力の消費等のユーザ端末10のリソースの消費量が、位置情報の取得処理のみならず、取得した位置情報を管理サーバ100へ送信する送信処理によっても影響を受けるからである。すなわち、ユーザ端末10は、位置情報の取得制御処理のみならず、取得した位置情報を送信処理の制御によっても、リソースを節約することが可能である。
例えば、送信部163は、複数のアプリによって取得された位置情報のうち、管理サーバ100へ送信する情報量を制御する。一例として、送信部163は、取得部161によって取得された位置情報の全てを管理サーバ100へ送信するのではなく、一部の情報を管理サーバ100へ送信するよう制御する。具体的には、送信部163は、精度の高い位置情報(例えば、ユーザの位置を特定する際の誤差が数メートル単位である情報)が取得された場合であっても、やや精度を抑えた位置情報(例えば、ユーザの位置を特定する際の誤差が数十メートル単位である情報)を管理サーバ100へ送信する。
また、送信部163は、複数のアプリによって取得された位置情報を管理サーバ100へ送信する頻度を制御してもよい。一例として、送信部163は、取得部161によって取得された位置情報の全てを管理サーバ100へ送信するのではなく、一部の位置情報を抽出して管理サーバ100へ送信するよう制御する。具体的には、送信部163は、10分ごとに取得部161に位置情報が取得された場合であっても、管理サーバ100へ位置情報を送信するタイミングが「20分ごと」になるよう制御してもよい。
〔4.管理サーバの構成〕
次に、図7を用いて、実施形態に係る管理サーバ100の構成について説明する。図7は、実施形態に係る管理サーバ100の構成例を示す図である。図7に示すように、管理サーバ100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、管理サーバ100は、管理サーバ100を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110について)
通信部110は、例えばNIC等によって実現される。通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、ユーザ端末10等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、ユーザ情報記憶部121と、位置情報記憶部122とを有する。
(ユーザ情報記憶部121について)
ユーザ情報記憶部121は、ユーザに関する情報を記憶する。ここで、図8に、実施形態に係るユーザ情報記憶部121の一例を示す。図8は、実施形態に係るユーザ情報記憶部121の一例を示す図である。図8に示すように、ユーザ情報記憶部121は、「ユーザID」、「端末ID」、「属性情報」、「利用アプリ情報」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザを識別する識別情報を示す。「端末ID」は、ユーザが利用するユーザ端末10を識別する識別情報を示す。なお、各ユーザは、複数の端末を所有していてもよい。
「属性情報」は、ユーザの属性に関する情報を示す。図8では、属性情報を「D01」といった概念で表記しているが、実際には、属性情報の項目には、ユーザの年齢や性別や職業や年収や居住地等の種々の具体的な情報が記憶される。
「利用アプリ情報」は、ユーザが利用しているアプリの情報を示す。図8では、利用アプリ情報を「E01」といった概念で表記しているが、実際には、利用アプリ情報の項目には、ユーザが利用中のアプリの数や種別や、各アプリの利用頻度等の種々の具体的な情報が記憶される。なお、ユーザが利用しているアプリとは、管理サーバ100が提供するアプリのみならず、管理サーバ100が発行したユーザIDと共通したユーザIDを利用する他の事業者から提供されたアプリを含んでもよい。
すなわち、図8では、ユーザ情報記憶部121に記憶されるデータの一例として、ユーザID「U01」によって示されるユーザU01が、端末ID「C01」で識別されるユーザ端末10を利用していることを示している。また、ユーザU01の属性情報が「D01」であり、利用アプリ情報が「E01」であることを示している。
なお、図8での図示は省略したが、ユーザ情報記憶部121には、アプリの利用履歴等に基づいて、ユーザの興味関心情報や、ユーザの行動履歴等が記憶されてもよい。例えば、興味関心情報は、種々のアプリの利用を介して、管理サーバ100によってユーザに設定される情報(ユーザの購買履歴や検索履歴から、ユーザが興味関心を抱いていると想定されるカテゴリや情報の内容等)である。また、行動履歴情報は、種々のアプリにおけるユーザの行動履歴(ナビアプリに基づく移動履歴や目的地の履歴、ウェブページ等の閲覧履歴や、商品の購買履歴や、検索履歴等)である。
(位置情報記憶部122について)
位置情報記憶部122は、ユーザ端末10から送信された位置情報を記憶する。ここで、図9に、実施形態に係る位置情報記憶部122の一例を示す。図9は、実施形態に係る位置情報記憶部122の一例を示す図である。図9に示した例では、位置情報記憶部122は、「ユーザID」、「利用アプリ情報」といった項目を有する。また、「位置情報」の項目は、「取得日時」、「位置」、「精度」、「各種センサ情報」といった小項目を有する。
「ユーザID」及び「利用アプリ情報」は、図8に示した同一の項目に対応する。「位置情報」、「取得日時」、「位置」、「精度」及び「各種センサ情報」は、図6に示した同一の項目に対応する。
すなわち、図9では、位置情報記憶部122に記憶されるデータの一例として、ユーザID「U01」によって識別されるユーザU01の利用アプリ情報は「E01」であることを示している。また、ユーザU01から送信された位置情報の一例として、取得日時「T01」において位置「G01」にユーザU01が所在し、その位置の精度は「中」であり、各種センサ情報が「X01」であることを示している。かかる情報は、管理サーバ100が、ユーザU01から取得した位置情報を、利用アプリ情報「E01」に含まれる各アプリに対応するサービスに利用することを示している。
なお、図9での図示は省略したが、位置情報記憶部122には、位置情報とともに、ユーザの属性情報等が記憶されてもよい。具体的には、位置情報記憶部122は、属性情報として、ユーザの年齢や性別や職業や年収や居住地等の種々の具体的な情報を記憶する。また、位置情報記憶部122には、アプリの利用履歴等に基づいて、ユーザの興味関心情報や、ユーザの行動履歴等が記憶されてもよい。
(制御部130について)
制御部130は、例えば、コントローラであり、CPUやMPU等によって、管理サーバ100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(推定プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図7に示すように、制御部130は、取得部131と、管理部132と、送信部133とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図7に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図7に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部131について)
取得部131は、ユーザ端末10から位置情報を取得する。例えば、取得部131は、ユーザ端末10にインストールされた各アプリの制御に従ってユーザ端末10によって取得され、ユーザ端末10から送信される位置情報を取得する。
なお、取得部131は、位置情報とともに、位置情報に対応するセンサ情報を取得してもよい。センサ情報とは、ユーザ端末10の検知部14によって検知される各種情報である。例えば、ユーザ端末10は、ユーザの位置を検知するとともに、周囲の音声情報や加速度、温度や湿度等を検知する。取得部131は、このように位置とともに検知されたセンサ情報をユーザ端末10から取得する。
また、取得部131は、取得した位置情報において、位置が検知された精度を取得してもよい。上述のように、ユーザ端末10は、種々の機能(取得手段)を用いて位置を検知する。そして、一般に、ユーザの位置を示す情報は、検知に用いられる機能によって精度が異なる。例えば、GPSでユーザの位置を検知する場合と、Wi−Fiによる通信機能を用いてユーザの位置を検知する場合と、ビーコンによる通信機能を用いてユーザの位置を検知する場合とでは、ユーザの位置を特定する精度が異なる。例えば、ビーコンによる通信機能を用いてユーザの位置を検知する場合、建物内のどこにユーザが所在しているかといった、数メートル範囲の精度でユーザの位置を特定可能である。一方で、GPSでユーザの位置を検知する場合、建物内のどこにユーザが所在しているかといった数メートル範囲の精度でユーザの位置を特定することは難しい。一般に、精度の高い位置情報を利用した方が、よりユーザが移動した地形や経路等を正確に特定できるため、よりユーザビリティの高いサービスの提供を行うことができる。このため、管理サーバ100は、例えば精度の高い位置情報を優先的に取得するようにしてもよい。
また、取得部131は、ユーザ端末10から位置に関する情報を取得する際に、ユーザ端末10が位置を検知した場合の検知手段について取得してもよい。そして、取得部131は、位置情報として、位置と検知手段(言い換えれば、精度)とを対応付けた情報を取得する。この場合、取得部131は、検知手段と精度との関係性を定義した定義情報等を予め取得していてもよい。具体的には、取得部131は、管理サーバ100の管理者等から、ビーコン機能を利用して検知された位置情報の精度が「高」である、といった定義情報を取得しておく。そして、取得部131は、位置に関する情報と検知手段とをユーザ端末10から取得した場合に、当該検知手段に応じた精度の情報を位置と対応付け、対応付けた情報を位置情報として取得する。
また、取得部131は、位置情報とともに、ユーザに関する各種情報を取得してもよい。例えば、取得部131は、利用するアプリを介してユーザが各サービスに登録した情報に基づいて、ユーザの属性情報を取得する。また、取得部131は、アプリにおけるユーザの興味関心情報や、ユーザの行動履歴情報を取得してもよい。取得部131は、種々の既存の技術(例えば、ユーザの興味関心や行動に基づいて広告を配信するための広告配信技術等)を利用して、種々の情報を取得してもよい。また、取得部131は、曜日情報を含めた日時情報とともに位置情報を取得するようにしてもよい。
また、取得部131は、位置情報として、ユーザ端末10と他の装置における通信の状況を取得してもよい。具体的には、取得部131は、ユーザ端末10がアクセスポイントを介してインターネットなどにアクセスしている通信状況を取得する。この場合、取得部131は、アクセスポイントとの通信状況から検出される情報を位置情報として取得する。具体的には、取得部131は、ユーザ端末10と通信中のアクセスポイントの設置位置を割り出し、割り出したアクセスポイントの設置位置に基づいて、当該ユーザ端末10の位置情報として取得するようにしてもよい。また、取得部131は、駅改札の装置とユーザ端末10との通信を検出することでユーザ端末10の位置を取得したり、ユーザ端末10のIPアドレスに基づいて位置を取得したりしてもよい。
(管理部132について)
管理部132は、取得部131によって取得された位置情報を管理する。例えば、管理部132は、位置情報の送信元であるユーザの識別情報と、取得した位置情報とを対応付けて記憶部120内に蓄積する。
(送信部133について)
送信部133は、各種情報を送信する。例えば、送信部133は、位置情報を利用するアプリを実行しているユーザ端末10に対して、当該アプリに関する情報を送信する。具体的には、送信部133は、ナビアプリを利用するユーザから位置情報を取得した場合、当該位置情報に対応する地図情報や、ナビアプリで表示する経路情報等をユーザ端末10に送信する。
〔5.処理手順〕
次に、図10を用いて、実施形態に係るユーザ端末10による処理の手順について説明する。図10は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。
図10に示すように、ユーザ端末10は、アプリに関する情報を取得する(ステップS101)。そして、ユーザ端末10は、各々のアプリの位置情報取得タイミングを参照する(ステップS102)。
続けて、ユーザ端末10は、位置情報取得タイミングを制御する(ステップS103)。例えば、ユーザ端末10は、各々のアプリが略一律に位置情報を取得するよう、位置情報取得のタイミングを制御する。あるいは、ユーザ端末10は、各々のアプリの電力消費量が略一律になるよう、位置情報取得のタイミングを制御する。
〔6.変形例〕
上述した実施形態に係る処理は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。以下では、取得制御システム1の他の実施形態について説明する。
〔6−1.管理サーバによる制御〕
上記実施形態では、ユーザ端末10が、位置情報を取得する処理や送信する処理の情報量や頻度を制御する例を示した。しかし、かかる制御は、管理サーバ100によって実行されてもよい。
例えば、管理サーバ100は、実施形態に係る取得制御プログラムに対応する制御情報をユーザ端末10に送信する。そして、ユーザ端末10は、かかる制御情報に従い、実施形態に係る取得制御処理を実行する。かかる構成によれば、アプリを提供したりアプリに関するサービスを実施したりする管理サーバ100側が、ユーザ端末10における位置情報の取得処理や送信処理を適切に管理することができる。
〔6−2.リソース〕
上記実施形態では、ユーザ端末10が、リソースの状況として、情報処理の負荷やバッテリーの使用量等を検知する例を示した。しかし、ユーザ端末10は、リソースとして、上記の例に限られず、種々の情報を検知してもよい。例えば、ユーザ端末10は、自装置のCPUやメモリに関する情報を取得してもよい。そして、ユーザ端末10は、自装置のCPUやメモリに適合するように、位置情報の取得処理を制御してもよい。例えば、ユーザ端末10は、自装置のCPUやメモリの動作が最適化するように、複数のアプリによる位置情報の取得処理や送信処理を制御してもよい。
〔6−3.位置情報〕
上記実施形態では、位置情報は、ユーザ端末10が取得するGPS情報や、アクセスポイント等から取得することを説明した。しかし、管理サーバ100は、異なる情報からユーザ端末10の位置情報を取得してもよい。
例えば、管理サーバ100は、ユーザが各種サービスを利用した履歴に基づいて、ユーザ端末10の位置情報を取得してもよい。具体的には、管理サーバ100は、路線検索サービスにおいて頻繁にユーザ端末10から入力される駅を、ユーザの最寄り駅と推定する。そして、管理サーバ100は、最寄り駅を含む所定範囲をユーザ端末10が所在する地域として取得してもよい。かかる処理によれば、管理サーバ100は、ユーザ端末10が位置情報を取得する機能を有していない場合であっても、ユーザ端末10の位置情報を取得することができる。
〔6−4.ユーザ端末の構成〕
上記実施形態では、ユーザ端末10の構成例について図4を用いて説明した。しかし、ユーザ端末10は、図4で例示した全ての処理部を備えることを必ずしも要しない。例えば、ユーザ端末10は、入力部12や表示部13を必ずしも備えていなくてもよい。また、ユーザ端末10は、2以上の機器に分離されて図4を示す構成が実現されてもよい。例えば、ユーザ端末10は、少なくとも検知部14と取得部161とを有する検知装置と、少なくとも通信部11を有する通信装置とが分離された構成を有する、2台以上の機器により実現されてもよい。
〔6−5.制御情報〕
上記実施形態では、ユーザ端末10が、実施形態に係る取得制御プログラムが記載された制御情報に従って取得制御処理を実行する例を示した。ここで、制御情報は、ユーザ端末10が実行するアプリに含まれてもよいし、ウェブブラウザソフトウェアの一機能として含まれていてもよいし、ユーザ端末10で表示しようとするアプリに含まれていてもよい。すなわち、制御情報の取得元や配信元は、ユーザ端末10の行う取得制御処理の結果には影響しない。
〔6−6.位置情報の取得〕
上記実施形態では、ユーザ端末10で起動される各々のアプリが位置情報を取得する例を示した。ここで、各アプリが位置情報を取得する際の、位置を示す情報を検知する精度や、位置情報を取得する頻度は、各々のアプリによって、適宜選択されてもよい。
この場合、ユーザ端末10は、例えば、いずれのアプリが位置情報を取得する順番であるかを制御する。そして、各アプリは、位置情報を取得する順番である時間帯(例えば、15分間など)においては、予め設定されたアプリごとの頻度や精度に基づいて位置情報の取得を行う。例えば、一のアプリは、10秒に1回の頻度で、100メートル程度の誤差を含む精度で位置情報を取得する。そして、他のアプリは、5秒に1回の頻度で、500メートル程度の誤差を含む精度で位置情報を取得するなど、各々のアプリが、各々に設定されている情報に基づいて位置情報を取得するようにしてもよい。
そして、ユーザ端末10は、これら各アプリに取得された位置情報について、取得された頻度や精度で管理サーバ100に送信してもよいし、送信する際に、頻度や精度のレベルを共通化させて送信してもよい。
なお、ユーザ端末10は、予め統一されたレベルの頻度や精度に基づいて各アプリが位置情報を取得するよう制御してもよい。このように、ユーザ端末10は、各アプリが実行する取得処理について、柔軟に仕様の変更を行うことができる。これにより、ユーザ端末10は、位置情報を取得する頻度や精度が異なるアプリが多数インストールされた場合であっても、支障なく実施形態に係る取得制御処理を実行することができる。
〔6−7.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図4に示した取得制御部162と送信部163とは統合されてもよい。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔7.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係るユーザ端末10や管理サーバ100は、例えば図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、ユーザ端末10を例に挙げて説明する。図11は、ユーザ端末10の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM(Read Only Memory)1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラム(例えば、実施形態に係る取得制御プログラム)に基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(図3に示したネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係るユーザ端末10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部16の機能を実現する。また、HDD1400には、ユーザ端末10が備える記憶部15内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網500を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔8.効果〕
上述したように、実施形態に係る取得制御プログラムは、端末装置(実施形態ではユーザ端末10)に、取得手順と、取得制御手順とを実行させる。取得手順は、端末装置にインストール済みのアプリケーションであって、各々が当該端末装置の位置情報を利用する複数のアプリケーションに関する情報を取得する。取得制御手順は、取得手順によって取得された複数のアプリケーションに関する情報に基づいて、当該複数のアプリケーションによる位置情報の取得を制御する。
このように、実施形態に係る取得制御プログラムは、複数のアプリが重複して位置情報を取得する処理を回避することによって、位置情報の取得を効率よく行うことができる。
また、取得手順は、複数のアプリケーションに関する情報として、各々のアプリケーションに設定された位置情報取得のタイミングを取得する。取得制御手順は、各々のアプリケーションに設定された位置情報取得のタイミングに基づいて、当該複数のアプリケーションによる位置情報の取得を制御する。
このように、実施形態に係る取得制御プログラムは、各々のアプリが位置情報を取得するタイミングに基づいて取得処理を制御することにより、位置情報の取得を効率よく行うことができる。
また、取得制御手順は、複数のアプリケーションの各々の電力消費量に基づいて、当該複数のアプリケーションによる位置情報の取得を制御する。
このように、実施形態に係る取得制御プログラムは、各々のアプリの電力消費量に基づいて取得処理を制御することにより、端末装置のバッテリー等のリソースの低下を抑制したり、特定のアプリが電力を多大に消費すること等を防止したりすることができる。
また、取得制御手順は、端末装置にインストールされたアプリケーションの数に基づいて、複数のアプリケーションによる位置情報の取得を制御する。
このように、実施形態に係る取得制御プログラムは、アプリの数に基づいて取得処理を制御することにより、各々の端末装置の状態に応じた、効率の良い位置情報の取得処理を行うことができる。
また、実施形態に係る取得制御プログラムは、複数のアプリケーションに関する情報に基づいて、当該複数のアプリケーションによって取得された位置情報のサーバへの送信を制御する送信手順をさらに端末装置に実行させる。
このように、実施形態に係る取得制御プログラムは、取得処理のみならず、サーバへの位置情報の送信を制御してもよい。これにより、取得制御プログラムは、端末装置の処理負荷を軽減させたり、バッテリー等のリソースの低下を抑制したりすることができる。
また、送信手順は、複数のアプリケーションによって取得された位置情報のうち、サーバへ送信する情報量を制御する。
このように、実施形態に係る取得制御プログラムは、サーバへ送信する情報量(例えば位置情報の精度や、位置情報とともに送信するセンサ情報等)を制御することにより、端末装置の処理負荷を軽減させることができる。
また、送信手順は、複数のアプリケーションによって取得された位置情報をサーバへ送信する頻度を制御する。
このように、実施形態に係る取得制御プログラムは、位置情報をサーバへ送信する頻度を制御することで、端末装置の処理負荷を軽減させることができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 取得制御システム
10 ユーザ端末
15 記憶部
151 アプリテーブル
152 位置情報テーブル
16 制御部
161 取得部
162 取得制御部
163 送信部
100 管理サーバ

Claims (12)

  1. ユーザが利用する端末装置で実行される取得制御プログラムであって、
    前記端末装置にインストール済みのアプリケーションであって、各々が当該端末装置の位置情報を利用する複数のアプリケーションに関する情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順によって取得された複数のアプリケーションに関する情報に基づいて、当該複数のアプリケーションが位置情報を取得する際の当該複数のアプリケーションの各々による位置情報の取得の順序を制御する取得制御手順と、
    を前記端末装置に実行させることを特徴とする取得制御プログラム。
  2. ユーザが利用する端末装置で実行される取得制御プログラムであって、
    前記端末装置にインストール済みのアプリケーションであって、各々が当該端末装置の位置情報を利用する複数のアプリケーションに関する情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順によって取得された複数のアプリケーションに関する情報に基づいて、当該複数のアプリケーションが重複して位置情報を取得しないように、当該複数のアプリケーションが位置情報を取得する際の当該複数のアプリケーションの各々による位置情報の取得のタイミングを制御する取得制御手順と、
    を前記端末装置に実行させることを特徴とする取得制御プログラム。
  3. 前記取得手順は、
    前記複数のアプリケーションに関する情報として、各々のアプリケーションに設定された位置情報取得のタイミングを取得し、
    前記取得制御手順は、
    前記各々のアプリケーションに設定された位置情報取得のタイミングに基づいて、当該複数のアプリケーションによる位置情報の取得を制御する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の取得制御プログラム。
  4. 前記取得制御手順は、
    前記複数のアプリケーションの各々の電力消費量に基づいて、当該複数のアプリケーションによる位置情報の取得を制御する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の取得制御プログラム。
  5. 前記取得制御手順は、
    前記端末装置にインストールされたアプリケーションの数に基づいて、前記複数のアプリケーションによる位置情報の取得を制御する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の取得制御プログラム。
  6. 前記複数のアプリケーションに関する情報に基づいて、当該複数のアプリケーションによって取得された位置情報のサーバへの送信を制御する送信手順、
    をさらに前記端末装置に実行させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の取得制御プログラム。
  7. 前記送信手順は、
    前記複数のアプリケーションによって取得された位置情報のうち、前記サーバへ送信する情報量を制御する、
    ことを特徴とする請求項に記載の取得制御プログラム。
  8. 前記送信手順は、
    前記複数のアプリケーションによって取得された位置情報を前記サーバへ送信する頻度を制御する、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の取得制御プログラム。
  9. 自装置にインストール済みのアプリケーションであって、各々が当該自装置の位置情報を利用する複数のアプリケーションに関する情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された複数のアプリケーションに関する情報に基づいて、当該複数のアプリケーションが位置情報を取得する際の当該複数のアプリケーションの各々による位置情報の取得の順序を制御する取得制御部と、
    を備えたことを特徴とする取得制御装置。
  10. 自装置にインストール済みのアプリケーションであって、各々が当該自装置の位置情報を利用する複数のアプリケーションに関する情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された複数のアプリケーションに関する情報に基づいて、当該複数のアプリケーションが重複して位置情報を取得しないように、当該複数のアプリケーションが位置情報を取得する際の当該複数のアプリケーションの各々による位置情報の取得のタイミングを制御する取得制御部と、
    を備えたことを特徴とする取得制御装置。
  11. ユーザが利用する端末装置によって実行される取得制御方法であって、
    前記端末装置にインストール済みのアプリケーションであって、各々が当該端末装置の位置情報を利用する複数のアプリケーションに関する情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された複数のアプリケーションに関する情報に基づいて、当該複数のアプリケーションが位置情報を取得する際の当該複数のアプリケーションの各々による位置情報の取得の順序を制御する取得制御工程と、
    を含んだことを特徴とする取得制御方法。
  12. ユーザが利用する端末装置によって実行される取得制御方法であって、
    前記端末装置にインストール済みのアプリケーションであって、各々が当該端末装置の位置情報を利用する複数のアプリケーションに関する情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された複数のアプリケーションに関する情報に基づいて、当該複数のアプリケーションが重複して位置情報を取得しないように、当該複数のアプリケーションが位置情報を取得する際の当該複数のアプリケーションの各々による位置情報の取得のタイミングを制御する取得制御工程と、
    を含んだことを特徴とする取得制御方法。
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