JP6691621B1 - 遊具 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置面に固定することを要さず、複数の子供が集合して遊ぶことで子供の創造性や協調性等を刺激することができる遊具を提供する。【解決手段】遊具は、第1の円弧状部分を有し、第1の円弧状部分の凸側の少なくとも一部に凸状部110若しくは凹状部112の少なくともいずれかを有する湾曲板状の円弧部100と、円弧部100の両端部に固定され、第1の円弧状部分の凹側に凸側を向けて円弧部100より緩やかに湾曲する湾曲板状の連結部120とを有する大拠点パーツ10と、第1の円弧状部分の円弧を含む第1の仮想円と同心円となる他の仮想円の一部の円弧に対応する他の円弧状部分を有し、他の円弧状部分の凸側の少なくとも一部に凸状部若しくは凹状部の少なくともいずれかを有する湾曲板状であり、大拠点パーツより軽量であるモバイルパーツとを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、遊具に関する。特に、本発明は、複数のパーツの組み合わせが可能であり、拠点となるパーツと持ち運び可能なパーツとを含む遊具に関する。
従来、公園や広場等に設置される滑り台やジャングルジム等の遊具が知られており、このような遊具は複数の支柱や床材等を用いて組み立てられている(例えば、特許文献1参照。)。また、遊戯要素及び遊戯要素を設置面に支持させる支持構造体からなる遊具本体を備える遊具が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特許4392053号公報 特開2018−086222号公報
しかし、特許文献1や特許文献2に記載されている遊具においては設置面に遊具が固定され、遊具を移動させることができず、既存の公園遊具の利用ルールを予め設定した管理者側の制約に遊び方が限定される場合がある。また、移動可能な玩具としては、例えば、積み木がある。積み木を用いることで子供の創造性を刺激することができるものの、積み木は一人遊びになりがちであり、複数の子供が集合して遊ぶこと、すなわち、子供たちが協力して遊具を運んで遊ぶことはできない(例えば、通常、1つの積み木を複数人で協力して運ぶことはない。)。そのため、積み木を用いた場合、子供の創造性や協調性等を刺激することには限界がある。
したがって、本発明の目的は、設置面に固定することを要さず、複数の子供が集合して遊ぶことで子供の創造性や協調性等を刺激することができる遊具を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、第1の円弧状部分を有し、第1の円弧状部分の凸側の少なくとも一部に凸状部若しくは凹状部の少なくともいずれかを有する湾曲板状の円弧部と、円弧部の両端部に固定され、第1の円弧状部分の凹側に凸側を向けて円弧部より緩やかに湾曲する湾曲板状の連結部とを有する大拠点パーツと、第1の円弧状部分の円弧を含む第1の仮想円と同心円となる他の仮想円の一部の円弧に対応する他の円弧状部分を有し、他の円弧状部分の凸側の少なくとも一部に凸状部若しくは凹状部の少なくともいずれかを有する湾曲板状であり、大拠点パーツより軽量であるモバイルパーツとを備え、大拠点パーツの凸状部若しくは凹状部と、モバイルパーツの凹状部若しくは凸状部とが着脱自在に設けられ、大拠点パーツを基点とし、モバイルパーツを大拠点パーツに組み合わせ可能な遊具が提供される。
本発明に係る遊具によれば、設置面に固定することを要さず、複数の子供が集合して遊ぶことで子供の創造性や協調性等を刺激することができる遊具を提供できる。
本実施形態に係る遊具を構成する複数のパーツの斜視図である。 本実施形態に係る複数のパーツが収納された状態の遊具の概要図である。 本実施形態に係る遊具を搭載する台車の概要図である。 本実施形態に係る遊具の遊び方の概要図である。 本実施形態に係る大拠点パーツの構成を示す図である。 本実施形態に係る第1モバイルパーツの構成を示す図である。 本実施形態に係る第2モバイルパーツの構成を示す図である。 本実施形態に係る第3モバイルパーツの構成を示す図である。 本実施形態に係るカバーパーツの構成を示す図である。 本実施形態に係る蓋パーツの構成を示す図である。 本実施形態に係るリンクパーツの構成を示す図である。 本実施形態に係る遊具を収納する方法を示す図である。 本実施形態に係る遊具を収納する方法を示す図である。 本実施形態に係る遊具を収納する方法を示す図である。 本実施形態に係る遊具を収納する方法を示す図である。 本実施形態に係る遊具を収納する方法を示す図である。 本実施形態に係る遊具を収納する方法を示す図である。 本実施形態に係る遊具を収納する方法を示す図である。 本実施形態に係る遊具を収納する方法を示す図である。
[実施の形態]
<遊具の概要>
本実施形態に係る遊具は、子供が単独で持ち運ぶには困難さを感じる重さを有する拠点となるパーツ(以下、「大拠点パーツ」と称する)と、子供が単独で持ち運び容易な形状及び重さを有するモバイルパーツとを備える。そして、大拠点パーツを基点にし、大拠点パーツにモバイルパーツを組み合わせること、及び/又はモバイルパーツ同士を組み合わせることで様々な形状の遊具を構成することができる。
大拠点パーツはトンネル状のパーツであり、一例として20kg程度の重さを有する。一方、モバイルパーツとしては、形状の異なる複数のモバイルパーツを用いることができる。すなわち、複数のモバイルパーツはそれぞれ、子供が両手若しくは片手で容易に持ち運びできる重さ、サイズを有する。モバイルパーツの重さは、パーツの形状に応じて変化するものの、例えば、数kg〜十kg程度である。また、モバイルパーツのサイズもパーツの形状に応じて変化するものの、例えば、当該モバイルパーツの平面視における最大幅が十数cm〜数十cm、若しくは数十cm〜1.5m程度である。なお、複数のモバイルパーツを結合させることにより、子供が単独で持ち運ぶには困難さを感じる重さを有する拠点(拠点アイテム)を構成することもできる。
したがって、本実施形態においては、大拠点パーツを基点にし、大拠点パーツに様々なモバイルパーツを組み合わせること、及び/又はモバイルパーツ同士を組み合わせることで様々な形状の遊具を構成することができる。そのため、本実施形態に係る遊具を用いて複数の子供が集合して遊ぶことができ、かつ、各子供の創造性を刺激することができる。また、本実施形態に係る遊具は、大拠点パーツを基点にし、大拠点パーツにモバイルパーツをコンパクトに収納できる形状を有する。したがって、遊具で遊んだ後、子供に遊具を収納することの習慣づけ、つまり、片づけの習慣を付けさせることができる。
<遊具1の構成パーツの概要>
図1は、本実施形態に係る遊具を構成する複数のパーツの斜視図の一例を示す。
本実施形態に係る遊具1は、複数のパーツを備えて構成される。複数のパーツとしては、大拠点パーツ10、及び複数のモバイルパーツが挙げられる。具体的に、大拠点パーツ10は、形状がC字型の円弧部100(以下、「Type A」と称する場合がある。)と、円弧部100及び他のモバイルパーツの受け基台として機能する連結部120(以下、「Type H」と称する場合がある。)とを有して構成される。
一方、モバイルパーツとしては複数の形状のモバイルパーツが挙げられる。すなわち、形状がC字型であり、歯車の一部の形状を有するパーツである第1モバイルパーツ20(以下、「Type B」と称する場合がある。)、及び第2モバイルパーツ30(以下、「Type C」と称する場合がある。)と、形状がC字型の一部分の形状であり、歯車の一部の形状を有するパーツである第3モバイルパーツ40(以下、「Type E」と称する場合がある。)と、ブロック状の形状を有すると共に表面に歯車の一部の形状を有するパーツであるリンクパーツ70(以下、「Type D」と称する場合がある。)と、シェル形状であると共に他のC字型及びC字型の一部分の形状を有するモバイルパーツの当該C字型部分の円弧と同心円の円弧状を有し、最外殻に配置されるパーツであるカバーパーツ50(以下、「Type F」と称する場合がある。)と、大拠点パーツ10及び複数のモバイルパーツの側面を覆う蓋パーツ60(以下、「Type G」と称する場合がある。)とが挙げられる。なお、Type Eを複数(例えば、3つ)に分割した形状の分割モバイルパーツを用いることもできる。
ここで、大拠点パーツの円弧部100は、凸側表面に複数の凸状部110及び複数の凹状部112を有する。また、大拠点パーツ10の円弧部100は、円弧部100を複数に分割した複数の部分円弧部から構成できる。更に、大拠点パーツ10の連結部120も、連結部120を複数に分割した複数の部分連結部から構成できる。そして、複数の部分円弧部のうち少なくとも1つ、好ましくは2つの部分円弧部が複数の部分連結部に固定される。なお、図1では連結部120に3つの部分円弧部が固定されている例を示す。
一方、第1モバイルパーツ20は、凸側表面に複数の凸状部210及び複数の凹状部212を有する。また、第2モバイルパーツ30は、凸側表面に複数の凸状部310及び複数の凹状部312を有する。そして、第3モバイルパーツ40は、凸側表面に複数の凸状部410及び複数の凹状部412を有すると共に凹側表面に内側凸状部414を有する。なお、図1では、第1モバイルパーツ20、第2モバイルパーツ30、及び第3モバイルパーツ40を1つのみ図示しているが、遊具1は各モバイルパーツを複数備えることができる。また、リンクパーツ70は、略直方体上のブロック形状を有し、直方体の一対の面に凸状部710及び凹状部712を有すると共に、他の面に溝部714を有する。なお、カバーパーツ50、蓋パーツ60、及びリンクパーツ70についても図1では1つずつ図示しているが、遊具1は各パーツを複数備えることができる。
<遊具1の収納状態の概要>
図2は、本実施形態に係る複数のパーツが一体的に収納された状態の遊具の概要を示す。具体的に、図2(a)が遊具の斜視図の一例を示し、図2(b)が図2(a)のA−A断面図の概要の一例を示す。なお、図2(b)においては後述する蓋パーツの図示を省略している。
本実施形態に係る遊具1は、図2(a)に示すように、大拠点パーツ10の内側及び外側に他のパーツを組み合わせることや格納することで、複数のパーツを一体的に収納できる。すなわち、図2(b)に示すように、大拠点パーツ10の最も内側に、第2モバイルパーツ30が収納され、第2モバイルパーツ30と大拠点パーツ10との間に第1モバイルパーツ20が収納される。そして、大拠点パーツ10の外側表面に第3モバイルパーツ40が組み合わされる。すなわち、大拠点パーツ10の凹状部112に第3モバイルパーツ40の内側凸状部414が嵌め込まれ、第3モバイルパーツ40が大拠点パーツ10に固定される。
更に、第3モバイルパーツ40の凸側表面に設けられた凹状部412にカバーパーツ50の内側凸状部514が嵌め込まれ、カバーパーツ50が第3モバイルパーツ40を介して大拠点パーツ10に固定される。なお、リンクパーツ70は、大拠点パーツ10の円弧部100と連結部120との間の空洞140であって、第2モバイルパーツ30の内側の空洞140内に搭載される(図示しない)。そして、図2(a)に示すように、大拠点パーツ10、複数のモバイルパーツ、及びリンクパーツ70の両側面に蓋パーツ60を嵌め込む。これにより、大拠点パーツ10に各モバイルパーツ、及びリンクパーツ70が入れ子状に搭載され、かつ、最外殻としてカバーパーツ50を組み合わせると共に側方から蓋パーツ60を嵌め込むことで、複数のパーツを一体的に仮収納することができる。
本実施形態においては、大拠点パーツ10の円弧部100、第1モバイルパーツ20の円弧状部分、第2モバイルパーツ30の円弧状部分、第3モバイルパーツ40の円弧状部分、及びカバーパーツ50の円弧状部分が同心円状になるようにサイズが調整されている。したがって、本実施形態に係る遊具1に接した子供達に対し、大拠点パーツ10に他の各パーツのサイズ順に搭載する動機づけを与えることができる。その結果、本実施形態に係る遊具1を用いることで、子供達に遊具を「片づける」ことや「整頓する」こと等を促すことができる。
<遊具1を搭載する台車の概要>
図3は、本実施形態に係る遊具を搭載する台車の概要の一例を示す。
本実施形態に係る遊具1は、所定の台車2に搭載することができる。すなわち、大拠点パーツ10にその他のパーツ(例えば、第1〜第3モバイルパーツ、カバーパーツ50、蓋パーツ60、及び/又はリンクパーツ70)を組み合わせた状態で、所定の台車2に搭載できる。台車2を用いることで、子供であっても、複数のパーツが一体となった遊具1を様々な場所に容易に運ぶことができる。
図3(a)に示すように、台車2は、遊具1が搭載される設置面である略矩形の底部4と、底部4の一対の辺に底部4に略垂直方向に立って設けられる側面部5と、底部4の四隅に設けられる車輪6と、底部4に接続され、所定の長さを有する紐8と、底部4に搭載される遊具1を底部4に固定するバンド9とを備える。バンド9は遊具1を台車2に固定可能であれば、その形状、本数等は適宜変更できる。
図3(b)に示すように、底部4に遊具1が搭載され、遊具1はバンド9によって台車2に固定される。これにより紐8を複数の子供が引くことで、台車2ごと遊具1を様々な場所に移動させることができる。これにより、本実施形態に係る遊具1は、台車2を用いることで複数の子供が協力して遊具1を運ぶことを促すことができるので、子供達の協調性を育むことができる。
<遊具1を用いた遊び方の概要>
図4は、本実施形態に係る遊具の遊び方の概要の例を示す。
図4(a)は、大拠点パーツ10と第3モバイルパーツ40とを用いる例を示す。この例では、まず、大拠点パーツ10の円弧部100の凹側を地面等の設置面に向けて載置する。そして、一の第3モバイルパーツ40の凸側を上にして、第3モバイルパーツ40の端部404を一の凹状部112に嵌め込む。これにより、大拠点パーツ10と第3モバイルパーツ40とが組み合わされ、第3モバイルパーツ40が橋のような機能を発揮するようになる。また、他の第3モバイルパーツ40の凸側を下にして、第3モバイルパーツ40の凸状部410を大拠点パーツの他の凹状部112に嵌め込むことで、大拠点パーツ10と第3モバイルパーツ40とを組み合わせることもできる。
図4(b)は、大拠点パーツ10と、第3モバイルパーツ40及びカバーパーツ50とを用いる例を示す。この例では、大拠点パーツ10を地面等の設置面に図4(a)と同様にして載置する。そして、カバーパーツ50の凸側を上にして、カバーパーツ50の端部504を一の凹状部112に嵌め込む。また、第3モバイルパーツ40の凸側を上にして、第3モバイルパーツ40の端部404を他の凹状部112に嵌め込む。これにより、眼鏡橋のような構造の遊具を構成できる。
図4(c)は、リンクパーツ70と第3モバイルパーツ40とを用いる例を示す。この例では、リンクパーツ70の溝部714に第3モバイルパーツ40の端部404が嵌め込まれる。
図4(d)は、複数の第1モバイルパーツ20を組み合わせる例を示す。第1モバイルパーツ20の側面には、複数の第1モバイルパーツ20を積み重ねた場合に第1モバイルパーツ20がずれ落ちること、滑ること等を防止する観点から、位置決め部230が設けられる。位置決め部230は、所定形状の凸部、凹部、及び/又は溝部等から構成される。例えば、一の第1モバイルパーツ20の一方の側面に凸状の位置決め部230が設けられ、他方の側面に凹状であって当該凸状と嵌め合わせ可能な形状の位置決め部230が設けられる。
そして、一の第1モバイルパーツ20の側面を地面等の設置面に載置し、一の第1モバイルパーツ20の設置面の反対側面に他の第1モバイルパーツ20の側面を合わせ、位置決め部230を用いて他の第1モバイルパーツ20を一の第1モバイルパーツ20に固定する。これを繰り返すことにより、円筒の側面の一部に隙間が空いた筒状構造が構成される。すなわち、複数の第1モバイルパーツ20を水平に積み重ねることで、子供が一人のみでは容易に動かすことができない「拠点遊具」(要塞、砦)を構成することができる。
また、図示しないが、円弧状部分を有するパーツ(例えば、カバーパーツ50)の凸側を地面等に向けておくことで、シーソーのようにして遊ぶこともできる。更に、リンクパーツ70は単独で、椅子としての機能を有する。
なお、大拠点パーツ10に、他のモバイルパーツ(第2モバイルパーツ30や第3モバイルパーツ40)、リンクパーツ70、及び/又は蓋パーツ60を組み合わせ、他の様々な形態を構成することもできる。
<遊具1の各パーツの詳細>
以下、遊具1を構成する各パーツの詳細について説明する。遊具1を構成するパーツとしては、大拠点パーツ10と、いずれも湾曲板状であって湾曲部分を円弧として有する仮想円の直径が各々異なるモバイルパーツ(例えば、第1モバイルパーツ20、第2モバイルパーツ30、及び第3モバイルパーツ40)と、カバーパーツ50と、蓋パーツ60と、リンクパーツ70とが挙げられる。
(大拠点パーツ10[Type A及びType H]の詳細)
図5は、本実施形態に係る遊具を構成する大拠点パーツの構成の一例を示す。図5(a)は大拠点パーツ10の斜視図の一例を示し、図5(b)は正面の一例を示し、図5(c)は側面の一例を示す。また、図5(d)は大拠点パーツ10の底面の一例を示し、(e)は上面の一例を示し、図5(f)は図5(b)のA−A線における断面の一例を示す。
遊具1を構成し、基点となるパーツである大拠点パーツ10は、長手方向に沿って円弧状に湾曲されて形成されるアーチ形状を有し、アーチ形状の凸側に凸状部110及び凹状部112を有する湾曲板状のパーツと、アーチ形状の下部に当該アーチ形状より緩やかに湾曲する湾曲板状のパーツとを有して構成される。すなわち、大拠点パーツ10は、湾曲板状の円弧部100と円弧部100より緩やかに湾曲し、円弧部100の両端に固定される湾曲板状の連結部120とを有する。具体的に、大拠点パーツ10は、第1の円弧状部分102を有し、第1の円弧状部分102の凸側の少なくとも一部に凸状部110若しくは凹状部112の少なくともいずれかを有する湾曲板状の円弧部100(Type A)と、円弧部100の両端部(2つの端部104)に固定され、第1の円弧状部分102の凹側に凸側を向けて円弧部100より緩やかに湾曲する湾曲板状の連結部120(Type H)とを有して構成される。
円弧部100の凸側表面には、複数の凸状部110及び凹状部112を設けることができる。そして、複数の凸状部110及び凹状部112はそれぞれ略同一のピッチで配置される。すなわち、円弧部100の凸側表面には、円弧部100の周方向に沿って略等間隔に複数の凸状部110及び複数の凹状部112が設けられる。つまり、円弧部100は、歯車(若しくはギア)の一部の形状を有して構成される。
また、連結部120は、図5(b)に示すように、連結部120の凸側表面に他のモバイルパーツの端部を嵌め込み可能な凹部122と、他のモバイルパーツの端部に接することで連結部120に当該他のモバイルパーツを搭載する場合におけるガイドとなる凸部124とを有する。なお、円弧部100の端部104と連結部120との固定方法に特に限定はなく、ねじやボルトで固定する方法、又は嵌め込む方法等、各種の固定方法を採用できる。
ここで、大拠点パーツ10の円弧部100は、図5(c)や図5(e)に示すように、同一形状の複数の部分円弧部(例えば、部分円弧部100a、部分円弧部100b、及び部分円弧部100c)を有して構成することもできる。部分円弧部の形状は、第1の円弧状部分102を含む仮想円の中心を通る軸(つまり、第1の円弧状部分102を側面として有する円柱の軸)を想定した場合に、当該軸に垂直方向に沿って円弧部100を切断した場合の形状と略同一である。
また、大拠点パーツ10の連結部120は、図5(c)や図5(d)に示すように、同一形状の複数の部分連結部(例えば、部分連結部120a、及び部分連結部120b)を有して構成することもできる。部分連結部の形状は、凹部122若しくは凸部124の長手方向に垂直となる方向に沿って連結部120を切断した場合の形状と略同一になる。なお、図5の例では3つの部分円弧部、及び2つの部分連結部を有する例を図示しているが、部分円弧部、及び部分連結部の個数は2個以上であれば限定されない。
更に、各部分円弧部の両側面には、図5(c)や図5(f)に示すように第1の円弧状部分102の円弧に沿って位置決め部130が設けられる。一例として、位置決め部130は、部分円弧部の一方の側面において第1の円弧状部分102の凸側表面に沿って円弧部100から離れる方向に延びて設けられ、他方の側面において第1の円弧状部分102の凹側表面に沿って円弧部100から離れる方向に延びて設けられる。なお、位置決め部130は、円弧部100の両側面に溝形状として設けることや、凸形状若しくは凹形状として設けること、又は複数の凸形状若しくは凹形状として設けることもできる。
そして、一の部分円弧部の側面と他の部分円弧部の側面とがそれぞれの位置決め部130において位置決めされ、位置決めされた状態で固定される。本実施形態においては、大拠点パーツ10の重さを子供が単独で容易には持つことを困難にする観点から、少なくとも2つの部分円弧部を互いに固定することが好ましい。そして、複数の部分円弧部の端部104が、複数の部分連結部(部分連結部120a、部分連結部120b等)の凸側表面の少なくとも一部に固定される。なお、円弧部100を複数の部分円弧部で構成する場合、一部の部分円弧部を他の連結された複数の部分円弧部から着脱自在に設けてもよい。
本実施形態では円弧部100を部分円弧部で構成すること、及び/又は連結部120を部分連結部で構成することができるので、大拠点パーツ10の重さを子供が単独で持ち運びが困難な重さに容易に調整することができる。例えば、1つの部分円弧部の重量は7kg〜8kg程度であることが好ましく、1つの部分連結部の重量は4kg〜5kg程度であることが好ましい。この場合、円弧部を2つの部分円弧部(一例として、部分円弧部100b及び部分円弧部100c)で構成し、部分円弧部同士をねじやボルト等で結合すると、当該円弧部の重量は14kg〜18kg程度である。そして、連結部120を2つの部分連結部(部分連結部120a及び部分連結部120b)で構成し、部分連結部同士をねじやボルト等で結合すると、当該連結部120の重量は8kg〜12kg程度である。したがって、この場合、大拠点パーツ10の重量は22kg〜30kg程度になる。
(第1モバイルパーツ20[Type B]の詳細)
図6は、本実施形態に係る遊具を構成する第1モバイルパーツの構成の一例を示す。図6(a)は、第1モバイルパーツ20の斜視図の一例であり、図6(b)は正面の一例であり、図6(c)は側面の一例であり、図6(d)は上面の一例である。
第1モバイルパーツ20(Type B)は、長手方向に沿って円弧状に湾曲して形成されるアーチ形状を有し、アーチ形状の凸側に凸状部210若しくは凹状部212を有する湾曲板状のパーツである。具体的に、第1モバイルパーツ20は、第1の円弧状部分102の円弧を含む第1の仮想円と同心円となる第2の仮想円の一部の円弧に対応する第2の円弧状部分202を有し、第2の円弧状部分202の凸側の少なくとも一部に凸状部210若しくは凹状部212の少なくともいずれかを有する湾曲板状のパーツである。
また、第1モバイルパーツ20は、大拠点パーツ10より軽量になるように構成される。例えば、第1モバイルパーツ20の重量は、5kg〜8kg程度であることが好ましい。なお、第1の仮想円の半径は第2の仮想円の半径より大きい。
第2の円弧状部分202の凸側表面には、複数の凸状部210若しくは凹状部212を設けることができる。複数の凸状部210若しくは凹状部212はそれぞれ略同一のピッチで配置される。すなわち、第2の円弧状部分202の凸側表面には、第2の円弧状部分202の周方向に沿って略等間隔に複数の凸状部210及び複数の凹状部212が設けられる。なお、凸状部210及び凹状部212はそれぞれ、凸状部110及び凹状部112のそれぞれと略同一形状である。また、第1モバイルパーツ20の端部204は、大拠点パーツ10や他のパーツの凹状部や凹部に嵌め込み可能に形成される。
また、第1モバイルパーツ20の両側面には、図6(c)や図6(d)に示すように第2の円弧状部分202の円弧に沿って位置決め部230が設けられる。一例として、位置決め部230は、第2の円弧状部分202の一方の側面において第2の円弧状部分202の凸側表面に沿って第2の円弧状部分202から離れる方向に延びて設けられ、他方の側面において第2の円弧状部分202の凹側表面に沿って第2の円弧状部分202から離れる方向に延びて設けられる。なお、位置決め部230は、第2の円弧状部分202の両側面に溝形状として設けることや、凸形状若しくは凹形状として設けること、又は複数の凸形状若しくは凹形状として設けることもできる。
(第2モバイルパーツ30[Type C]の詳細)
図7は、本実施形態に係る遊具を構成する第2モバイルパーツの構成の一例を示す。図7(a)は、第2モバイルパーツ30の斜視図の一例であり、図7(b)は正面の一例であり、図7(c)は側面の一例であり、図7(d)は上面の一例である。
第2モバイルパーツ30(Type C)は、長手方向に沿って円弧状に湾曲して形成されるアーチ形状を有し、アーチ形状の凸側に凸状部310若しくは凹状部312を有する湾曲板状のパーツである。具体的に、第2モバイルパーツ30は、第1の仮想円及び第2の仮想円と同心円となり、第1の仮想円及び第2の仮想円とは異なる第3の仮想円の一部の円弧に対応する第3の円弧状部分302を有し、第3の円弧状部分302の凸側の少なくとも一部に凸状部310若しくは凹状部312の少なくともいずれかを有する湾曲板状を有する。
また、第2モバイルパーツ30は、大拠点パーツ10より軽量になるように構成される。例えば、第2モバイルパーツ30の重量は、3kg〜6kg程度であることが好ましい。また、第2モバイルパーツ30の重量は、第1モバイルパーツ20の重量より軽量であることが好ましい。なお、第3の仮想円の半径は第2の仮想円の半径より小さい。
第3の円弧状部分302の凸側表面には、複数の凸状部310若しくは凹状部312を設けることができる。複数の凸状部310若しくは凹状部312はそれぞれ略同一のピッチで配置される。すなわち、第3の円弧状部分302の凸側表面には、第3の円弧状部分302の周方向に沿って略等間隔に複数の凸状部310及び複数の凹状部312が設けられる。なお、凸状部310及び凹状部312はそれぞれ、凸状部110及び凹状部112のそれぞれと略同一形状である。また、第2モバイルパーツ30の端部304は、大拠点パーツ10や他のパーツの凹状部や凹部に嵌め込み可能に形成される。
また、第2モバイルパーツ30の両側面には、図7(c)や図7(d)に示すように第3の円弧状部分302の円弧に沿って位置決め部330が設けられる。一例として、位置決め部330は、第3の円弧状部分302の一方の側面において第3の円弧状部分302の凸側表面に沿って第3の円弧状部分302から離れる方向に延びて設けられ、他方の側面において第3の円弧状部分302の凹側表面に沿って第3の円弧状部分302から離れる方向に延びて設けられる。なお、位置決め部330は、第3の円弧状部分302の両側面に溝形状として設けることや、凸形状若しくは凹形状として設けること、又は複数の凸形状若しくは凹形状として設けることもできる。
(第3モバイルパーツ40[Type E]の詳細)
図8は、本実施形態に係る遊具を構成する第3モバイルパーツの構成の一例を示す。図8(a)は、第3モバイルパーツ40の斜視図の一例であり、図8(b)は正面の一例であり、図8(c)は側面の一例であり、図8(d)は上面の一例である。
第3モバイルパーツ40(Type E)は、長手方向に沿って円弧状に湾曲して形成されるアーチ形状を有し、アーチ形状の凸側に凸状部410若しくは凹状部412を有する湾曲板状のパーツである。第1モバイルパーツ20及び第2モバイルパーツ30は正面視にて略C字型の形状を有する一方で、第3モバイルパーツ40は正面視にて円の略1/4の円弧型形状を有する。具体的に、第3モバイルパーツ40は、第1の仮想円、第2の仮想円、及び第3の仮想円と同心円となり、これらの仮想円とは異なる第4の仮想円の一部の円弧に対応する第4の円弧状部分402を有し、第4の円弧状部分402の凸側の少なくとも一部に凸状部410若しくは凹状部412の少なくともいずれかを備える湾曲板状を有する。また、第3モバイルパーツ40は、第4の円弧状部分402の凹側の少なくとも一部に内側凸状部414が設けられている。
また、第3モバイルパーツ40は、大拠点パーツ10より軽量になるように構成される。例えば、第3モバイルパーツ40は、3kg〜5kg程度の重量であることが好ましい。また、第3モバイルパーツ40の重量は、第1モバイルパーツ20の重量より軽量であることが好ましい。なお、第4の仮想円の半径は第1の仮想円の半径より大きい。
第4の円弧状部分402の凸側表面には、複数の凸状部410若しくは凹状部412を設けることができる。複数の凸状部410若しくは凹状部412はそれぞれ略同一のピッチで配置される。すなわち、第4の円弧状部分402の凸側表面には、第4の円弧状部分402の周方向に沿って略等間隔に複数の凸状部410及び複数の凹状部412が設けられる。なお、凸状部410及び凹状部412はそれぞれ、凸状部110及び凹状部112のそれぞれと略同一形状である。また、第3モバイルパーツ40の端部404は、大拠点パーツ10や他のパーツの凹状部や凹部に嵌め込み可能に形成される。
(カバーパーツ50[Type F]の詳細)
図9は、本実施形態に係る遊具を構成するカバーパーツの構成の一例を示す。図9(a)は、カバーパーツの斜視図の一例であり、図9(b)は正面の一例であり、図9(c)は側面の一例であり、図9(d)は上面の一例であり、図9(e)は他の側面の一例である。
カバーパーツ50(Type F)は、モバイルパーツの凸側の少なくとも一部を覆う湾曲板状のパーツである。具体的に、カバーパーツ50は、長手方向に沿って円弧状に湾曲されて形成されるアーチ形状を有し、アーチ形状の凸側表面に凸部510及び凹部512を有して構成される波型形状を有する湾曲板状のパーツである。第3モバイルパーツ40と同様に、カバーパーツ50は正面視にて円の略1/4の円弧型形状を有する。カバーパーツ50は、第1の仮想円、第2の仮想円、第3の仮想円、及び第4の仮想円と同心円となり、これらの仮想円とは異なる仮想円の一部の円弧に対応する円弧状部分502を有し、円弧状部分502の凸側の少なくとも一部に凸部510若しくは凹部512の少なくともいずれかを備える湾曲板状を有する。また、カバーパーツ50は、円弧状部分502の凹側の少なくとも一部に内側凸状部514が設けられている。
また、カバーパーツ50は、大拠点パーツ10より軽量になるように構成される。例えば、カバーパーツ50は、10kg〜17kg程度の重量であることが好ましい。また、カバーパーツ50の重量は、第1〜第3モバイルパーツの重量より重いことが好ましい。なお、カバーパーツ50の仮想円の半径は第4の仮想円の半径より大きい。
カバーパーツ50の凸側表面には、複数の凸部510若しくは凹部512を設けることができる。複数の凸部510若しくは凹部512はそれぞれ略同一のピッチで配置される。すなわち、カバーパーツ50の凸側表面には、円弧状部分502の周方向に略水平に伸びるように複数の凸部510及び複数の凹部512が設けられる。なお、凸部510及び凹部512はそれぞれ、凸状部110及び凹状部112のそれぞれと異なり、より緩やかな凸状若しくは凹状を有する。また、カバーパーツ50の端部504は、大拠点パーツ10や他のパーツの凹状部や凹部に嵌め込み可能に形成される。
(蓋パーツ60[Type G]の詳細)
図10は、本実施形態に係る遊具を構成する蓋パーツの構成の一例を示す。図10(a)は、蓋パーツの斜視図の一例であり、図10(b)は正面の一例であり、図10(c)は裏面の一例であり、図10(d)は側面の一例である。
蓋パーツ60は、大拠点パーツ10及び第1〜第3モバイルパーツの側方の少なくとも一部を覆うと共に、縁部に波型形状600を有し、波型形状600が複数の波型凸部610及び複数の波型凹部612を含んで構成される。また、蓋パーツ60は、複数の波型凸部610の先端を結んだ仮想円が第1の仮想円と同心円である板状のパーツである。この仮想円は、大拠点パーツ10の外側に第3モバイルパーツ40を嵌め合わせ、第3モバイルパーツ40の外側にカバーパーツ50を嵌め合わせた場合にカバーパーツ50の内側に接する半径を有することが好ましい。
更に、蓋パーツ60は、波型形状600が形成されていない縁部分に湾曲部620を有する。湾曲部620は、図10(b)に示すように、蓋パーツ60の中心614に凸側が向くように設けられる。また、図10(c)及び図10(d)に示すように、蓋パーツ60の一方の面に正面視にて円形である突起部630及び突起部632が設けられる。突起部630は突起部632より大きな形状を有し、蓋パーツ60の仮想円の中心に配置される。また、突起部630は、第2モバイルパーツ30の内側に嵌まる大きさを有する。
また、蓋パーツ60は、大拠点パーツ10より軽量になるように構成される。例えば、蓋パーツ60は、8kg〜11kg程度の重量であることが好ましい。
(リンクパーツ70[Type D]の詳細)
図11は、本実施形態に係る遊具を構成するリンクパーツの構成の一例を示す。図11(a)はリンクパーツの斜視図の一例を示し、図11(b)は正面の一例を示し、図11(c)は側面の一例を示し、図11(d)は上面の一例を示す。
リンクパーツ70は、略直方体形状を有し、複数の凸状部710及び凹状部712を有する一対の面と、この一対の面とは異なる面の一部に溝部714とを有し、長辺が、上記で説明した第1の仮想円及び他の仮想円のうち直径が小さい方の仮想円の直径より短い長さを有する。例えば、リンクパーツ70の正面視における長手方向の長さLは、第2モバイルパーツ30の第3の円弧状部分302の内壁に対応する円の直径以下、好ましくは当該円の直径未満の長さを有する。
凸状部710及び凹状部712はそれぞれ、凸状部110及び凹状部112のそれぞれと略同一形状である。また、溝部714は、大拠点パーツ10や他のパーツの凸状部や凸部に嵌め込み可能に形成される。
また、リンクパーツ70は、大拠点パーツ10より軽量になるように構成される。例えば、リンクパーツ70は、1kg〜3kg程度の重量であることが好ましい。なお、リンクパーツ70は、スツールとして用いることもできる。
(各構成要素の材質)
大拠点パーツ10、第1モバイルパーツ20、第2モバイルパーツ30、第3モバイルパーツ40、カバーパーツ50、蓋パーツ60、及びリンクパーツ70等の構成要素はそれぞれ、樹脂材料を用いて構成できる。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等の樹脂を用いて構成できる。本実施形態においては製造を容易にする観点から、これら構成要素を中空ポリエチレン回転成形体として形成することが好ましい。なお、一部の構成要素を他の樹脂材料や木材等から形成してもよい。また、各構成要素の表面に塗装を施してもよい。更に、各構成要素の表面に、子供が接触等した場合の緩衝層として、ゴム等の弾性材料からなる層を設けてもよい。
(嵌め合わせについて)
一の構成要素の凸状部、凸部、若しくは端部(すなわち、凸状部110、凸状部210、凸状部310、凸状部410、内側凸状部414、内側凸状部514、凸状部710、端部204、端部304、端部404、端部504。以下、単に「凸部分」と称する。)を、他の構成要素の凹状部若しくは凹部(すなわち、凹状部112、凹状部212、凹状部312、凹状部412、凹状部712。以下、単に「凹部分」と称する。)に嵌め合わせた場合に、一の構成要素と他の構成要素とが完全に固定されるように嵌め合う凸部分と凹部分とを構成することができる。また、一の構成要素と他の構成要素とが完全には固定されないように、凸部分と凹部分との間に所定の隙間を設けることもできる。この隙間を設けることで、一の構成要素を他の構成要素に嵌めやすく、かつ、取り外しやすいという効果が発揮される。
<遊具1の収納方法の詳細>
図12〜図19は、本実施形態に係る遊具を収納する方法の一例を示す。
本実施形態に係る遊具1は、大拠点パーツ10に他の構成要素を入れ子式に収納することでコンパクトにまとめることができる。すなわち、第1の円弧状部分102の凸側若しくは凹側に、モバイルパーツ(第1、第2、若しくは第3モバイルパーツ)の凹側若しくは凸側が位置するように大拠点パーツ10に対してモバイルパーツを配置することで、第1の仮想円と他の仮想円とが略同心円の配置となり、大拠点パーツ10及びモバイルパーツを一体的に収納することができる。
具体的に、まず図12に示すように、正面視にて連結部120の凸部124の内側の根元に沿って第2モバイルパーツ30の端部304をスライドさせ、第2モバイルパーツ30を大拠点パーツ10の空洞140内に搭載する。なお、図12の例では3つの第2モバイルパーツ30を並べて連結部120上に搭載する例を示すが、大拠点パーツ10内に搭載可能な範囲であれば、第2モバイルパーツ30の数は3つに限られない。
次に、図13に示すように、正面視にて連結部の凹部122に第1モバイルパーツ20の端部204をスライドしつつ嵌め込むことによって、第1モバイルパーツ20を大拠点パーツ10の空洞140内に搭載する。なお、図13の例では3つの第1モバイルパーツ20を並べて連結部120上に搭載する例を示すが、大拠点パーツ10内に搭載可能な範囲であれば、第1モバイルパーツ20の数は3つに限られない。
そして、図14に示すように、大拠点パーツ10の円弧部100の凸側表面に設けられた所定位置の凹状部112に第3モバイルパーツ40の内側凸状部414を嵌め込むことで、大拠点パーツ10の円弧部100表面に第3モバイルパーツ40を固定する。円弧部100の表面には複数の第3モバイルパーツ40を固定できる。図14の例では合計6つまで第3モバイルパーツ40を円弧部100の表面に搭載する例を示すが、第3モバイルパーツ40の数はこれに限られない。
続いて、図15に示すように、第3モバイルパーツ40の所定位置の凹状部412にカバーパーツ50の内側凸状部514を嵌め込むことで、第3モバイルパーツ40の表面にカバーパーツ50を固定する。第3モバイルパーツ40の表面には複数のカバーパーツ50を固定できる。図15の例では合計2つのカバーパーツ50を第3モバイルパーツ40の表面に搭載する例を示すが、カバーパーツ50の数はこれに限られない。例えば、2つのカバーパーツ50を互いに接続した1つの大型カバーパーツを第3モバイルパーツ40の表面に固定することもできる。
図16(a)は、カバーパーツ50を第3モバイルパーツ40の表面に固定した状態の斜視図の例を示す。そして、図16(b)は、係る状態の遊具を正面から参照した例を示す。図16(b)に示すように、第3の円弧状部分302、第2の円弧状部分202、第1の円弧状部分102、第4の円弧状部分402、及び円弧状部分502が同心円状に配置され、かつ、この順に入れ子状に整頓された状態で大拠点パーツ10、第1モバイルパーツ20、第2モバイルパーツ30、第3モバイルパーツ40、及びカバーパーツ50が一体的に収納される。
更に、図17に示すように、1つ以上のリンクパーツ70が、第2モバイルパーツ30の内側に搭載される。そして、この状態で図18に示すように、カバーパーツ50の内側に蓋パーツ60を嵌め込むことで、全てのパーツが一体的に収納される。この場合において、突起部630は第2モバイルパーツ30の内側に嵌め合わされ、突起部632は所定のモバイルパーツの所定の凹状部に側面から嵌め合わされる。そして、図19に示すように、蓋パーツ60は、波型凸部610がカバーパーツ50の内側に接触するように嵌め合わされる。
なお、図14に示すように、大拠点パーツ10の幅、第1モバイルパーツ20の幅、第2モバイルパーツ30の幅、及び第3モバイルパーツの幅は、それぞれ略同一の幅Wとなるように形成することが好ましい。また、大拠点パーツ10の連結部120を複数の部分連結部から構成する場合、複数の部分連結部を連結させた後の幅と、他のモバイルパーツの幅(他のモバイルパーツが複数のパーツから構成される場合、複数のパーツを連結させた後の幅)とが略同一の幅になるように形成することが好ましい。そして、図18等に示すように、カバーパーツ50の幅は、大拠点パーツ10等の幅Wより広い幅となるように形成することが好ましい。
(実施の形態の効果)
本実施形態に係る遊具1においては、大拠点パーツ10の凸状部110若しくは凹状部112と、モバイルパーツ又はリンクパーツの凹状部若しくは凸状部とが着脱自在に設けられる。また、遊具1においては、一のモバイルパーツ又はリンクパーツの凸状部と他のモバイルパーツ又はリンクパーツの凹状部とが着脱自在に設けられる。更に、遊具1においては、大拠点パーツ10が他のモバイルパーツやカバーパーツ50、蓋パーツ60、及び/又はリンクパーツ70より重くなるように構成されている。これにより遊具1によれば、大拠点パーツ10を基点とし、各種のモバイルパーツやリンクパーツを大拠点パーツ10に自在に組み合わせることや他の構成要素同士を自在に組み合わせることができる。
これにより、本実施形態に係る遊具1によれば、設置面に固定することを要さず、複数の子供が集合して様々なパーツの組み合わせを構成して遊ぶことができる。すなわち、本実施形態に係る遊具1には、その使用方法に予め定められたルールが存在しないので、遊具の管理者の制約にとらわれずに子供達が自立的に遊ぶことができる。したがって、本実施形態に係る遊具1によれば、遊具1の遊び方に拡張性を持たせることができると共に、子供が主体性をもって自ら遊ぶことができるので、子供達の創造性や協調性等を刺激することができる。
また、本実施形態に係る遊具1は、大拠点パーツ10に他の構成要素を入れ子式に収納することができるので遊具1を様々な場所に持ち運ぶことができると共に、複数の構成要素をコンパクトに収納した状態を図3や図18等に示したように魅力的なデザインにすることができる。更に、入れ子式に収納できることから子供にとって片づけが容易で構成要素の配置の入れ間違いも発生しにくい。その結果、遊具1の使い方や片づけ方も分かりやすくすることができる。これにより、子供達が、遊具1の持ち運びや片づけを主体的に実行することが期待される。
また、本実施形態に係る遊具1は、大拠点パーツ10に他の構成要素を組み合わせたり、一の構成要素に他の構成要素を自在に組み合わせることができる。これにより、遊具1によれば、複数の構成要素を用いた様々な形状を即座に組み上げることができるので、様々な遊びの内容と遊び方を実現することができる。そのため、子供たちは、1つの特定の遊びに固執することなく、複数の構成要素の組み合わせを次々に変化させることができる。その結果、遊具1によれば、構成要素の組み合わせの変化を誘導し、かつ、組み合わせを連続的に変えるという遊びを促すことができる。これにより、遊具1によれば、様々な遊びを次々に誘発させることや新たな遊びを偶然発生させることが容易となるという観点から、子供の創造性を刺激することができる。
そして、本実施形態に係る遊具1は、大拠点パーツ10を基点として他の複数の構成要素を用いており、また、大拠点パーツ10を除く他の構成要素は子供たちが容易に持ち運ぶことができるサイズ、重さを有して構成されている。そのため、様々な子供たちそれぞれが、ある構成要素を持ち寄って入れ代わり立ち代わり遊ぶことができる(つまり、特定の子供達のみで遊ぶというようなことを抑制できる。)。これにより、遊具1によれば、複数の子供が複数のグループを構成する場合であっても、各グループの構成要員を固定することなく流動的にすることができるので、偶発的に発生した子供のグループによる新たな遊び等を発生させることが容易となる。いわば、遊び方等を拡張させることが容易となる。
また、複数の第3モバイルパーツ40(Type E)を用い、一の第3モバイルパーツ40の凸側を設置面に向けて載置し、この一の第3モバイルパーツ40の隣に他の第3モバイルパーツ40の凸側を設置面とは反対側に向けて載置することを繰り返すことで、凹凸の道を歩くルート遊びを誘発させることができる。
また、円弧部100(Type A)、第1モバイルパーツ20(Type B)、第3モバイルパーツ40(Type E)、若しくはカバーパーツ50(Type F)を用い、それぞれの凸側を設置面に向けて載置することでロッキングするゆりかごやシーソー等のスイング遊びを誘発させることができる。同様に、蓋パーツ60(Type G)の突起部630を設置面に向けて載置することで、ローリングするバランス遊具を構成できる。更に、大拠点パーツ10とカバーパーツ50等とを組み合わせることで、滑り台を構成することもできる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組み合わせの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1 遊具
2 台車
4 底部
5 側面部
6 車輪
8 紐
9 バンド
10 大拠点パーツ
20 第1モバイルパーツ
30 第2モバイルパーツ
40 第3モバイルパーツ
50 カバーパーツ
60 蓋パーツ
70 リンクパーツ
100 円弧部
100a、100b、100c 部分円弧部
102 第1の円弧状部分
104 端部
110 凸状部
112 凹状部
120 連結部
120a、120b 部分連結部
122 凹部
124 凸部
130 位置決め部
140 空洞
202 第2の円弧状部分
204 端部
210 凸状部
212 凹状部
230 位置決め部
302 第3の円弧状部分
304 端部
310 凸状部
312 凹状部
330 位置決め部
402 第4の円弧状部分
404 端部
410 凸状部
412 凹状部
414 内側凸状部
502 円弧状部分
504 端部
510 凸部
512 凹部
514 内側凸状部
600 波型形状
610 波型凸部
612 波型凹部
614 中心
620 湾曲部
630、632 突起部
710 凸状部
712 凹状部
714 溝部

Claims (8)

  1. 第1の円弧状部分を有し、前記第1の円弧状部分の凸側の少なくとも一部に凸状部若しくは凹状部の少なくともいずれかを有する湾曲板状の円弧部と、前記円弧部の両端部に固定され、前記第1の円弧状部分の凹側に凸側を向けて前記円弧部より緩やかに湾曲する湾曲板状の連結部とを有する大拠点パーツと、
    前記第1の円弧状部分の円弧を含む第1の仮想円と同心円となる他の仮想円の一部の円弧に対応する他の円弧状部分を有し、前記他の円弧状部分の凸側の少なくとも一部に凸状部若しくは凹状部の少なくともいずれかを有する湾曲板状であり、前記大拠点パーツより軽量であるモバイルパーツと
    を備え、
    前記大拠点パーツの前記凸状部若しくは前記凹状部と、前記モバイルパーツの前記凹状部若しくは前記凸状部とが着脱自在に設けられ、前記大拠点パーツを基点とし、前記モバイルパーツを前記大拠点パーツに組み合わせ可能な遊具。
  2. 前記大拠点パーツの前記円弧部が、同一形状の複数の部分円弧部を有して構成され、
    前記大拠点パーツの前記連結部が、同一形状の複数の部分連結部を有して構成され、
    前記部分円弧部が、前記第1の円弧状部分の円弧に沿って設けられる位置決め部を側面に有し、
    一の部分円弧部の側面と他の部分円弧部の側面とがそれぞれの前記位置決め部において位置決めされ、前記位置決めされた状態で固定され、
    前記複数の部分円弧部の端部が、前記複数の部分連結部の少なくとも一部に固定される請求項1に記載の遊具。
  3. 前記第1の円弧状部分の前記凸側若しくは凹側に、前記モバイルパーツの凹側若しくは前記凸側が位置するように前記大拠点パーツに対して前記モバイルパーツを配置することで、前記第1の仮想円と前記他の仮想円とが略同心円の配置となり、前記大拠点パーツ及び前記モバイルパーツを一体的に収納可能な請求項1又は2に記載の遊具。
  4. 前記大拠点パーツ及び前記モバイルパーツが、中空ポリエチレン回転成形体である請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊具。
  5. 前記第1の仮想円若しくは前記他の仮想円と同心円となり、前記第1の仮想円及び前記他の仮想円とは異なる更に他の仮想円の一部の円弧に対応する更に他の円弧状部分を有し、前記更に他の円弧状部分の凸側の少なくとも一部に凸状部若しくは凹状部の少なくともいずれかを有する湾曲板状の他のモバイルパーツ
    を更に備え、
    前記大拠点パーツの前記凸状部若しくは前記モバイルパーツの前記凸状部又は前記大拠点パーツの前記凹状部若しくは前記モバイルパーツの前記凹状部と、前記他のモバイルパーツの前記凹状部若しくは前記凸状部とが着脱自在に設けられる請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊具。
  6. 前記モバイルパーツの凸側の少なくとも一部を覆う湾曲板状のカバーパーツと、
    前記大拠点パーツ及び前記モバイルパーツの側方の少なくとも一部を覆うと共に、縁部に波型形状を有し、前記波型形状が複数の波型凸部を含み、前記複数の波型凸部の先端を結んだ仮想円が、前記第1の仮想円と同心円である板状の蓋パーツと、
    略直方体形状を有し、複数の凸状部及び凹状部を有する一対の面と、前記一対の面とは異なる面の一部に溝部とを有し、長辺が、前記第1の仮想円及び前記他の仮想円のうち直径が小さい方の仮想円の直径より短いリンクパーツと
    を更に備える請求項1〜5のいずれか1項に記載の遊具。
  7. 前記大拠点パーツに前記モバイルパーツを組み合わせた状態で、所定の台車に搭載可能な請求項1〜6のいずれか1項に記載の遊具。
  8. 大拠点パーツに対してモバイルパーツが着脱自在である遊具の前記大拠点パーツを備える遊具であって、
    前記大拠点パーツが、第1の円弧状部分を有し、前記第1の円弧状部分の凸側の少なくとも一部に凸状部若しくは凹状部の少なくともいずれかを有する湾曲板状の円弧部と、前記円弧部の両端部に固定され、前記第1の円弧状部分の凹側に凸側を向けて前記円弧部より緩やかに湾曲する湾曲板状の連結部とを有し、前記モバイルパーツより重い遊具。
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