JP6690832B2 - 捜索支援装置、捜索支援方法、及びプログラム - Google Patents

捜索支援装置、捜索支援方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、徘徊者の捜索を支援するための、捜索支援装置、捜索支援方法、及びこれらを実現するためのプログラムに関する。
近年、先進国においては社会の高齢化が進行し、それに伴い、種々の問題が発生している。特に、痴呆老人の徘徊など、未帰宅者が行方不明になるケースもあり、介護する側にとって最も大きな負担となっている。このため、徘徊を防ぐためのシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
具体的には、特許文献1は、介護施設の出入口に配置された熱線センサによって、管理対象者の徘徊による外出等を検出するシステムを開示している。特許文献1に開示されたシステムによれば、徘徊による外出が検出されると、施設の職員に対して発報されるため、職員における監視負担が軽減されることになる。また、特許文献1に開示されたシステムでは、職員による外出時に誤って発報が行なわれないようにするため、警戒解除リモコンによる発報の中止機能も備えている。
また、特許文献1に開示されたシステムは、外出時の発報先を、変更することで、独居老人の徘徊にも適用できると考えられる。具体的には、独居老人の親族、民生委員等の端末装置等に発報が送られるようにすることで、適用が可能になると考えられる。
特開2006−338243号公報
ところで、上記特許文献1に開示されたシステムを独居老人に適用する場合は、発報があっても、親族、民生委員等は直ぐに外出者を確保できないため、行方不明となる可能性がある。従って、このような場合に対応するため、システムには、外出者を特定できる情報を、警察や、周辺の協力者に提供する機能が備えられているのが好ましいと考えられる。
しかしながら、外出者の写真をそのまま提供したのでは、個人情報が漏洩する結果となるため、本人、親族等にとっては好ましい状況ではない。例えば、外出者が、資産家、有名人である場合は、個人情報の漏洩によって犯罪に巻き込まれる可能性がある。また、捜索を円滑に行うためには、行方不明となった時点での写真が必要である。
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、外出者の捜索に役立つ特徴のみを残しつつ、個人情報を削除した画像を生成し得る、捜索支援装置、捜索支援方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における捜索支援装置は、
画像データを取得する、画像データ取得部と、
前記画像データに対して、それに写っているヒトの外見の特徴に応じてスコアを算出する、スコア算出部と、
前記画像データにおいてヒトの全体像が写っているかどうかを判断する、全体像判断部と、
前記スコアが設定条件を満たす前記画像データから、前記画像データに写っているヒトの外見の特徴をテキスト形式で抽出する、特徴抽出部と、
全体像が写っていると判断された画像データのいずれかに対して、個人が特定できないように画像処理を行う、画像処理部と、
画像処理後の画像データに、抽出された前記特徴を付与して、送信する、捜索画像送信部と、
を備えていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における捜索支援方法は、
(a)画像データを取得する、ステップと、
(b)前記画像データに対して、それに写っているヒトの外見の特徴に応じてスコアを算出する、ステップと、
(c)前記画像データにおいてヒトの全体像が写っているかどうかを判断する、ステップと、
(d)前記スコアが設定条件を満たす前記画像データから、前記画像データに写っているヒトの外見の特徴をテキスト形式で抽出する、ステップと、
(e)全体像が写っていると判断された画像データのいずれかに対して、個人が特定できないように画像処理を行う、ステップと、
(f)画像処理後の画像データに、抽出された前記特徴を付与して、送信する、ステップと、
を有することを特徴とする。
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムは、
コンピュータに、
(a)画像データを取得する、ステップと、
(b)前記画像データに対して、それに写っているヒトの外見の特徴に応じてスコアを算出する、ステップと、
(c)前記画像データにおいてヒトの全体像が写っているかどうかを判断する、ステップと、
(d)前記スコアが設定条件を満たす前記画像データから、前記画像データに写っているヒトの外見の特徴をテキスト形式で抽出する、ステップと、
(e)全体像が写っていると判断された画像データのいずれかに対して、個人が特定できないように画像処理を行う、ステップと、
(f)画像処理後の画像データに、抽出された前記特徴を付与して、送信する、ステップと、
を実行させることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、外出者の捜索のために、捜索に役立つ特徴のみを残しつつ、個人情報を削除した画像を生成することができる。
図1は、本発明の実施の形態における捜索支援装置の概略構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態における捜索支援装置の具体的構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態における全体像が写っているかどうかの判断処理を説明するための図であり、図3(a)は全体像が写っている場合を示し、図3(b)は全体像が写っていない場合を示している。 図4は、本発明の実施の形態における捜索支援装置のスコア算出処理時及び全体像判断処理時での動作を示すフロー図である。 図5は、本発明の実施の形態における捜索支援装置の特徴抽出処理時及び画像処理時での動作を示すフロー図である。 図6は、本発明の実施の形態における捜索支援装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態における、捜索支援装置、捜索支援方法、及びプログラムについて、図1〜図6を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、図1を用いて本実施の形態における捜索支援装置の概略構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態における捜索支援装置の概略構成を示すブロック図である。
図1に示す本実施の形態における捜索支援装置10は、外出後に行方不明になった人の捜索を支援する装置である。図1に示すように、捜索支援装置10は、画像データ取得部11と、スコア算出部12と、全体像判断部13と、特徴抽出部14と、画像処理部15と、捜索画像送信部16とを備えている。
画像データ取得部11は、画像データを取得する。スコア算出部12は、画像データに対して、それに写っているヒトの外見の特徴に応じてスコアを算出する。全体像判断部13は、画像データにおいてヒトの全体像が写っているかどうかを判断する。
特徴抽出部14は、スコアが設定条件を満たす画像データから、画像データに写っているヒトの外見の特徴をテキスト形式で抽出する。画像処理部15は、全体像が写っていると判断された画像データのいずれかに対して、個人が特定できないように画像処理を実行する。捜索画像送信部16は、画像処理後の画像データ(以下「捜索用画像データ」と表記する。)に、抽出された特徴を付与して、送信する。
このように、本実施の形態では、画像に対して画像処理が行われるが、特徴を表すテキストデータが付与されている。また、画像処理では、個人を特定する顔等に画像処理は行われるが、服装はそのままであり、外出時の外観の雰囲気は残されている。更に、捜索対象となるヒトの最新の画像から捜索用の画像が作成されている。つまり、本実施の形態によれば、外出者の捜索に役立つ特徴のみを残しつつ、個人情報を削除した画像を生成することができる。
ここで、図2を用いて本実施の形態における捜索支援装置10の構成について更に具体的に説明する。図2は、本発明の実施の形態における捜索支援装置の具体的構成を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施の形態では、捜索支援装置10は、監視カメラ20及びサーバ装置30に、ネットワーク(図2において図示せず)を介して接続されている。カメラ20は、外出後に行方不明になる可能性があるヒト40の住居に設定されている。具体的には、カメラ20は、住居の玄関内に外出しようとしているヒト40を撮影できるように設置されている。カメラ20は、設定間隔で撮影を行ない、得られた画像データを捜索支援装置10及びサーバ装置30に出力する。
サーバ装置30は、ヒト40が行方不明になった場合に捜索を行なうための装置である。サーバ装置30はカメラ20からの画像データ、更には住居に取り付けられている人感センサ(図2において図示せず)等からのセンサデータを取得し、これらのデータに基づいて、ヒト40が外出したかどうかを判定する。そして、サーバ装置30は、ヒト40が外出したと判定すると、捜索支援装置10に対して、ヒト40が外出したことを通知して、捜索用画像データの送信を依頼する。
また、サーバ装置30は、捜索支援装置10から捜索用画像データを受け取ると、受け取った捜索用画像データを、捜索協力者51の端末装置50へと送信する。これにより、捜索協力者51による捜索が行なわれるので、行方不明となったヒト40は早期に発見されることが期待される。
また、図2に示すように、本実施の形態では、画像データ取得部11は、上述したように、カメラ20から画像データを取得する。カメラ20は、設定された設定間隔で画像データを出力するので、画像データ取得部11は、この設定間隔で画像データを取得する。
スコア算出部12は、本実施の形態では、画像データ取得部11が画像データを取得する度に、スコアの算出を実行する。また、本実施の形態では、スコア算出部12は、画像データに写っているヒトの頭部が一つだけであるかどうかを判定する。具体的には、スコア算出部12は、画像データ内に存在する丸形状の物体の抽出を行ない、抽出した物体が一つであるかどうかを判定する。そして、スコア算出部12は、判定の結果、画像データに写っているヒトの頭部が一つだけである場合のみ、スコアの算出を実行する。これは、複数のヒトが写っている画像データを捜索用画像データとして用いると、捜索協力者51において捜索の対象者を間違える可能性があるからである。
また、スコア算出部12は、本実施の形態では、頭部らしさを表すスコアと、顔らしさを表すスコアと、性別を表すスコアとを算出し、これらを合計するとともに、年齢の推定も実行する。更に、スコア算出部12は、スコアを算出した画像データを、スコアと共に、画像蓄積部17に格納する。
具体的には、スコア算出部12は、頭部らしさを表すスコアを算出するため、頭部らしさの要件、例えば、丸形状の物体に胴体が接続されている等を満たしているかどうかを判定し、満たしている要件に予め付与されているスコアを積算する。また、スコア算出部12は、顔らしさを表すスコアを算出するため、顔らしさの要件、例えば、丸形状の物体において、目が存在している、鼻が存在している、口が存在している、眼鏡が存在している等を満たしているかどうかを判定し、満たしている要件に予め付与されているスコアを積算する。
また、スコア算出部12は、性別を表すスコアを算出するため、男性であることの要件、又は女性であることの要件を満たしているかどうかを判定し、満たしている要件に予め付与されているスコアを算出する。更に、スコア算出部12は、例えば、年齢を推定するため、丸形状の物体を、年代別(31歳〜35歳、36歳〜40歳等)に設定されている要件に照合し、最も要件が合致する年代を特定する。
なお、本実施の形態において、スコア算出部12は、上述した全てのスコアを算出する必要はなく、いずれか一つのスコアのみを算出しても良い。また、本実施の形態では、スコアの算出処理、及び年齢の推定処理としては、既存の技術が用いられていても良い。
また、本実施の形態では、全体像判断部13は、まず、画像データから、それに写って
いるヒトの左右いずれかの肩及び肘の座標を検出し、検出した各座標から左右いずれかの肩から肘の距離Lを算出する。更に、全体像判断部13は、四肢長骨と身長との間には一定の関係が存在することから、算出した距離Lからヒトの全身の長さTを推定する。
加えて、全体像判断部13は、画像データから、それに写っているヒトの両目それぞれの座標を検出する。そして、全体像判断部13は、推定した全身の長さT、画像データの垂直方向の長さZ、および両目ぞれぞれの座標に基づいて、画像データにおいてヒトの全体像が写っているかどうかを判断する。図3は、本発明の実施の形態における全体像が写っているかどうかの判断処理を説明するための図であり、図3(a)は全体像が写っている場合を示し、図3(b)は全体像が写っていない場合を示している。
具体的には、全体像判断部13は、まず、両目それぞれの座標から、頭頂部の座標を推定する。次に、全体像判断部13は、推定した頭頂部の座標と推定した全身の長さTとから、全体が写っているために必要な画像データの垂直方向の長さPを算出する。そして、全体像判断部13は、算出した垂直方向の長さPと、実際の画像データの垂直方向の長さZとを対比して、前者が後者よりも短い場合は、画像データにおいてヒトの全体像が写っていると判断する。また、全体像判断部13は、ヒトの全体像が写っていると判断した画像データを、全体像蓄積部18に蓄積する。
また、本実施の形態では、特徴抽出部14によるヒトの外見の特徴の抽出と、画像処理部15による画像処理とは、サーバ装置30によるヒト40が外出したことの通知を受けたことを条件に行なわれる。更に、本実施の形態では、カメラ20からの画像データおよび住居に取り付けられている人感センサ等からのセンサデータのいずれかまたは両方が、検索支援装置10で受信されるのであれば、上述の条件は、これらのデータに基づいて設定されていても良い。
更に、特徴抽出部30は、本実施の形態では、画像蓄積部17に蓄積されているスコア付の画像データの中から、スコア最も高い画像データを取り出し、取り出した画像データから、年齢、性別、眼鏡の有無を特徴としてテキスト形式で抽出する。そして、特徴抽出部30は、抽出したテキストデータを、捜索画像送信部16に送る。
また、画像処理部15は、本実施の形態では、全体像蓄積部18に蓄積されている画像データの中から、全体像が最も長い画像データを取り出す。そして、画像処理部15は、例えば、取り出した画像データに対して、画像処理として、全体像以外の背景部分を削除する処理と、全体像における顔の部分に対するボカシ処理又はモザイク処理とを実行する。そして、画像処理部15は、画像処理後の画像データを捜索画像送信部16に送る。なお、画像処理は、個人が特定できないレベルであれば良く、特に限定されることはない。
更に、画像処理部15は、全体像蓄積部18に蓄積されている画像データの中から、複数の画像データを取り出しても良い。例えば、画像処理部15は、胸、腕、お腹、足等を別々の画像データから取り出し、取り出した画像データを合成し、合成後の画像データを捜索画像送信部16に送っても良い。
[装置動作]
次に、本発明の実施の形態における捜索支援装置10の動作について図4及び図5を用いて説明する。また、本実施の形態では、捜索支援装置10を動作させることによって、捜索支援方法が実施される。よって、本実施の形態における捜索支援方法の説明は、以下の捜索支援装置10の動作説明に代える。
最初に、図4を用いて、スコア算出処理と全体像判断処理とについて説明する。図4は
、本発明の実施の形態における捜索支援装置のスコア算出処理時及び全体像判断処理時での動作を示すフロー図である。以下の説明においては、適宜図1〜図3を参酌する。
図4に示すように、最初に、画像データ取得部11によって画像データが取得されると、スコア算出部12は、画像データに対してヒトの頭部の検出を実行する(ステップA1)。具体的には、スコア算出部12は、画像データ中に写っている丸形状の物体を抽出する。
次に、スコア算出部12は、画像データに写っている頭部が一つであるかどうかを判定する(ステップA2)。ステップA2の判定の結果、画像データに写っている頭部が一つでない場合は、スコア算出部12は処理を終了する。一方、ステップA2の判定の結果、画像データに写っている頭部が一つである場合は、スコア算出部12は、頭部らしさを表すスコアを算出する(ステップA3)。
次に、スコア算出部12は、ステップA3で算出されたスコアが閾値未満であるかどうかを判定する(ステップA4)。なお、ステップA4で使用される閾値は、実際の運用等に応じて適宜される。ステップA4の判定の結果、スコアが閾値未満である場合は、スコア算出部12は処理を終了する。一方、ステップA4の判定の結果、スコアが閾値未満でない(閾値以上である)場合は、スコア算出部12は、顔らしさを表すスコアを算出する(ステップA5)。
次に、スコア算出部12は、ステップA5で算出されたスコアが閾値未満であるかどうかを判定する(ステップA6)。なお、ステップA6で使用される閾値も、実際の運用等に応じて適宜される。ステップA6の判定の結果、スコアが閾値未満である場合は、スコア算出部12は処理を終了する。一方、ステップA6の判定の結果、スコアが閾値未満でない(閾値以上である)場合は、スコア算出部12は、年齢を推定する(ステップA7)。
次に、スコア算出部12は、性別を表すスコアを算出する(ステップA8)。具体的には、スコア算出部12は、男性及び女性それぞれの特徴点と画像データとの一致点を検出し、一致点に応じて、0〜1の範囲で、0に近い程女性、1に近い程男性となるようにスコアを算出する。
次に、スコア算出部12は、ステップA3で算出したスコアと、ステップA5で算出したスコアと、ステップA8で算出したスコアとを合算して合計スコアを算出する(ステップA9)。なお、性別を表すスコアについては、スコア算出部12は、女性と判定している場合は、1からステップA8で算出したスコアを減算して得られた値を合算する。また、ステップA10の終了後は、スコア算出部12は、スコアを算出した画像データを、スコアと共に、画像蓄積部17に格納する。
次に、全体像判断部13は、ステップA1で取得された画像データにおいてヒトの全体像が写っているかどうかを判断する(ステップA10)。また、ステップA10では、全体像判断部13は、ヒトの全体像が写っていると判断した画像データを、全体像蓄積部18に蓄積する。
以上のステップA1〜A10は、カメラ20から画像データが送信されてくる度に、画像データ毎に実行される。下記のステップB1〜B6が実行されるまで、画像蓄積部17及び全体像蓄積部18には、画像データが蓄積される。なお、蓄積された画像データは、一定期間が過ぎると、捜索資料としての価値が低下するため、これらの画像データは一定期間経過後に破棄されても良い。
続いて、図5を用いて、特徴抽出処理及び画像処理について説明する。図5は、本発明の実施の形態における捜索支援装置の特徴抽出処理時及び画像処理時での動作を示すフロー図である。以下の説明においては、適宜図1〜図3を参酌する。
図5に示すように、最初に、特徴抽出部14は、サーバ装置30によるヒト40が外出したことの通知が送信されてきているかどうかを判定する(ステップB1)。ステップB1の判定の結果、通知が送信されてきていない場合は、特徴抽出部14は待機状態となり、一定期間の経過後に、再度ステップB1を実行する。
一方、ステップB1の判定の結果、通知が送信されてきている場合は、特徴抽出部14は、画像蓄積部17から、スコア最も高い画像データを取り出す(ステップB2)。次に、特徴抽出部14は、取り出した画像データから、年齢、性別、眼鏡の有無を特徴としてテキスト形式で抽出する(ステップB3)。
次に、画像処理部15は、全体像蓄積部18に蓄積されている画像データの中から、全体像が最も長い画像データを取り出す(ステップB4)。次に、画像処理部15は、取り出した画像データに対して、画像処理として、全体像以外の背景部分を削除する処理と、全体像における顔の部分に対するボカシ処理又はモザイク処理とを実行する(ステップB5)。
次に、捜索画像送信部16は、ステップB5の画像処理後の画像データ(捜索用画像データ)に、ステップB3で抽出された特徴を付与して、これらをサーバ装置30に送信する(ステップB6)。ステップB6が実行されると、サーバ装置30は、捜索支援装置10から捜索用画像データを受け取る。そして、サーバ装置30は、受け取った捜索用画像データを、捜索協力者51の端末装置50へと送信する。これにより、捜索協力者51による捜索が行なわれる。
以上のように、本実施の形態によれば、行方不明となった外出者の捜索に役立つ特徴のみを残しつつ、個人情報を削除した画像が生成される。このため、行方不明となった外出者の捜索において、個人情報の漏洩を抑制しつつ、捜索の迅速化が図られることになる。
[プログラム]
本発明の実施の形態におけるプログラムは、コンピュータに、図4に示すステップA1〜A10、図5に示すB1〜B6を実行させるプログラムであれば良い。これらのプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態における捜索支援装置10と捜索支援方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、画像データ取得部11、スコア算出部12、全体像判定部13、特徴抽出部14、画像処理部15、及び捜索画像送信部16として機能し、処理を行なう。
なお、本実施の形態におけるプログラムは、複数のコンピュータによって構築されたコンピュータシステムによって実行されても良い。この場合は、例えば、各コンピュータが、それぞれ、画像データ取得部11、スコア算出部12、全体像判定部13、特徴抽出部14、画像処理部15、及び捜索画像送信部16のいずれかとして機能しても良い。
[物理構成]
ここで、本実施の形態におけるプログラムを実行することによって、捜索支援装置10を実現するコンピュータについて図6を用いて説明する。図6は、本発明の実施の形態における捜索支援装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
図6に示すように、コンピュータ110は、CPU111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、本実施の形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであっても良い。
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクドライブの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置が挙げられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボード及びマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。
データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash(登録商標))及びSD(Secure Digital)等の汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記憶媒体、又はCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記憶媒体が挙げられる。
以上のように、本発明によれば、外出者の捜索のために、捜索に役立つ特徴のみを残しつつ、個人情報を削除した画像を生成することができる。本発明は、個人情報の漏洩を考慮しつつ捜索を行なう必要がある場合に有用である。
10 捜索支援装置10
11 画像データ取得部11
12 スコア算出部
13 全体像判断部
14 特徴抽出部
15 画像処理部
16 捜索画像送信部
17 画像蓄積部
18 全体像蓄積部
20 カメラ
30 サーバ装置
40 ヒト
50 端末装置
51 捜索協力者
110 コンピュータ
111 CPU
112 メインメモリ
113 記憶装置
114 入力インターフェイス
115 表示コントローラ
116 データリーダ/ライタ
117 通信インターフェイス
118 入力機器
119 ディスプレイ装置
120 記録媒体
121 バス

Claims (12)

  1. 画像データを取得する、画像データ取得部と、
    前記画像データに対して、それに写っているヒトの外見の特徴に応じてスコアを算出する、スコア算出部と、
    前記画像データにおいてヒトの全体像が写っているかどうかを判断する、全体像判断部と、
    前記スコアが設定条件を満たす前記画像データから、前記画像データに写っているヒトの外見の特徴をテキスト形式で抽出する、特徴抽出部と、
    全体像が写っていると判断された画像データのいずれかに対して、個人が特定できないように画像処理を行う、画像処理部と、
    画像処理後の画像データに、抽出された前記特徴を付与して、送信する、捜索画像送信部と、
    を備え
    前記全体像判断部が、前記画像データから、それに写っているヒトの左右いずれかの肩及び肘の座標を検出し、検出した各座標から左右いずれかの肩から肘の距離を算出し、更に、算出した距離から前記ヒトの全身の長さを推定し、加えて、前記画像データから、それに写っているヒトの両目それぞれの座標を検出し、
    そして、推定した前記全身の長さ、前記画像データの垂直方向の長さ、および前記両目ぞれぞれの座標に基づいて、前記画像データにおいてヒトの全体像が写っているかどうかを判断する、
    ことを特徴とする捜索支援装置。
  2. 前記画像データ取得部が、外出後に行方不明になる可能性があるヒトの住居に取り付けられたカメラから、前記画像データを取得し、
    前記外出後に行方不明になる可能性があるヒトが外出したことの通知を受けたことを条件に、前記特徴抽出部による前記特徴の抽出と、前記画像処理部による前記画像処理の実行と、が行なわれる、
    請求項1に記載の捜索支援装置。
  3. 前記画像処理部が、全体像が写っていると判断された画像データのうち、前記全体像が最も長い画像データに対して、前記画像処理として、前記全体像以外の背景部分を削除する処理と、前記全体像における顔の部分に対するボカシ処理又はモザイク処理とを実行する、
    請求項1または2に記載の捜索支援装置。
  4. 前記スコア算出部が、写っているヒトの頭部が一つだけの画像データに対してのみ前記スコアを算出する、
    請求項1〜のいずれかに記載の捜索支援装置。
  5. (a)画像データを取得する、ステップと、
    (b)前記画像データに対して、それに写っているヒトの外見の特徴に応じてスコアを算出する、ステップと、
    (c)前記画像データにおいてヒトの全体像が写っているかどうかを判断する、ステップと、
    (d)前記スコアが設定条件を満たす前記画像データから、前記画像データに写っているヒトの外見の特徴をテキスト形式で抽出する、ステップと、
    (e)全体像が写っていると判断された画像データのいずれかに対して、個人が特定できないように画像処理を行う、ステップと、
    (f)画像処理後の画像データに、抽出された前記特徴を付与して、送信する、ステップと、
    を有し、
    前記(c)のステップにおいて、前記画像データから、それに写っているヒトの左右いずれかの肩及び肘の座標を検出し、検出した各座標から左右いずれかの肩から肘の距離を算出し、更に、算出した距離から前記ヒトの全身の長さを推定し、加えて、前記画像データから、それに写っているヒトの両目それぞれの座標を検出し、
    そして、推定した前記全身の長さ、前記画像データの垂直方向の長さ、および前記両目ぞれぞれの座標に基づいて、前記画像データにおいてヒトの全体像が写っているかどうかを判断する、
    ことを特徴とする捜索支援方法。
  6. 前記(a)のステップにおいて、外出後に行方不明になる可能性があるヒトの住居に取り付けられたカメラから、前記画像データを取得し、
    前記外出後に行方不明になる可能性があるヒトが外出したことの通知を受けたことを条件に、前記(d)のステップによる前記特徴の抽出と、前記(e)のステップによる前記画像処理の実行と、が行なわれる、
    請求項に記載の捜索支援方法。
  7. 前記(e)のステップにおいて、全体像が写っていると判断された画像データのうち、前記全体像が最も長い画像データに対して、前記画像処理として、前記全体像以外の背景部分を削除する処理と、前記全体像における顔の部分に対するボカシ処理又はモザイク処理とを実行する、
    請求項5または6に記載の捜索支援方法。
  8. 前記(b)のステップにおいて、写っているヒトの頭部が一つだけの画像データに対してのみ前記スコアを算出する、
    請求項5〜7のいずれかに記載の捜索支援方法。
  9. コンピュータに、
    (a)画像データを取得する、ステップと、
    (b)前記画像データに対して、それに写っているヒトの外見の特徴に応じてスコアを算出する、ステップと、
    (c)前記画像データにおいてヒトの全体像が写っているかどうかを判断する、ステップと、
    (d)前記スコアが設定条件を満たす前記画像データから、前記画像データに写っているヒトの外見の特徴をテキスト形式で抽出する、ステップと、
    (e)全体像が写っていると判断された画像データのいずれかに対して、個人が特定できないように画像処理を行う、ステップと、
    (f)画像処理後の画像データに、抽出された前記特徴を付与して、送信する、ステップと、
    を実行させ
    前記(c)のステップにおいて、前記画像データから、それに写っているヒトの左右いずれかの肩及び肘の座標を検出し、検出した各座標から左右いずれかの肩から肘の距離を算出し、更に、算出した距離から前記ヒトの全身の長さを推定し、加えて、前記画像データから、それに写っているヒトの両目それぞれの座標を検出し、
    そして、推定した前記全身の長さ、前記画像データの垂直方向の長さ、および前記両目ぞれぞれの座標に基づいて、前記画像データにおいてヒトの全体像が写っているかどうかを判断する、
    プログラム。
  10. 前記(a)のステップにおいて、外出後に行方不明になる可能性があるヒトの住居に取り付けられたカメラから、前記画像データを取得し、
    前記外出後に行方不明になる可能性があるヒトが外出したことの通知を受けたことを条件に、前記(d)のステップによる前記特徴の抽出と、前記(e)のステップによる前記画像処理の実行と、が行なわれる、
    請求項に記載のプログラム。
  11. 前記(e)のステップにおいて、全体像が写っていると判断された画像データのうち、前記全体像が最も長い画像データに対して、前記画像処理として、前記全体像以外の背景部分を削除する処理と、前記全体像における顔の部分に対するボカシ処理又はモザイク処理とを実行する、
    請求項9または10に記載のプログラム。
  12. 前記(b)のステップにおいて、写っているヒトの頭部が一つだけの画像データに対してのみ前記スコアを算出する、
    請求項9〜11のいずれかに記載のプログラム。
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