JP6689366B2 - 端末装置 - Google Patents

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Description

本発明のいくつかの態様は、端末装置、通信方法およびプログラム、特にミリ波を用いた無線通信システムに関する。
本願は、2016年3月30日に、日本に出願された特願2016−069755号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
ミリ波通信とは、波長が1〜10mm(周波数30〜300GHzに相当)である電波を搬送波として用いた無線通信である。ミリ波通信は、従来から普及している無線通信方式で使用される周波数帯域(例えば、800MHzや2GHz)よりも高い周波数帯域の電波が用いられるため、データの大容量化や多チャネル化を可能にする。しかしながら、ミリ波は波長が短いので直進性が強いうえ、空気中での伝搬において吸収や散乱の影響を受ける。通信において十分な電界強度を確保するためには、ビームを形成することが好ましい。
ミリ波通信を実現するための通信システムは、端末装置とアクセスポイントを含んで構成される。端末装置は、各ユーザが所持し、各種のデータの送信元または送信先となる。
アクセスポイントは、サービスエリア内の任意の位置に設置され、端末装置との間で電波を送受信する中継器である。アクセスポイントとの間で送受信を行うために、端末装置は、複数のアレイアンテナを分散して備え、アクセスポイントからの電波を受信する方向を検出し、検出した方向に応じて複数のアレイアンテナを使い分ける。他方、通信中において端末装置が支持または操作されるとき、端末のアンテナとアクセスポイントとの間で電波がユーザの手などの操作物に遮蔽されることがある。その場合には、通信品質の低下、ひいては通信の切断を招くおそれがある。
そこで、ミリ波通信に対応した端末装置では、不用意に手や身体の他の部分で電波を遮蔽しないようにアンテナの位置をユーザに通知することが考えられる。例えば、特許文献1には、単一のアンテナの内蔵位置及び該アンテナの指向性を表示する指向性表示部を備えるアンテナ内蔵無線端末について記載されている。そして、当該アンテナ内蔵無線端末は、指向性表示部により指向特性の放射パターン図または指向特性の最大受信レベルの方向を示す矢印を表すことが記載されている。
特開2004−328429号公報
しかしながら、特許文献1に記載のアンテナ内蔵無線端末は、近距離無線通信に対応したものであって、通信相手である他の装置の位置や方向をユーザが認識していることを前提としている。つまり、当該アンテナ内蔵無線端末では、指向性表示部が示す方向が通信相手の方向となるように向けることで良好な通信品質を得ていた。そのため、アクセスポイントの位置が必ずしもユーザに認識されておらず、その時の電波状況に合わせて複数のアンテナの中から最適なものを選択して使用するミリ波通信では、通信品質の改善につながらないという課題が生じうる。
本発明のいくつかの態様は、上記の点に鑑みてなされたものであり、複数のアンテナを用いるミリ波通信において通信品質の低下を回避もしくは緩和することができる端末装置、通信方法およびプログラムを提供する。
本発明のいくつかの態様は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、互いに異なる位置に配置された複数のアンテナと、前記複数のアンテナの少なくともいずれかの位置に関する表示情報を必要に応じて表示する表示部と、を備える端末装置である。
本発明のいくつかの態様によれば、ミリ波通信において通信品質の低下を回避もしくは緩和することができる。
本実施形態に係る端末装置の平面図である。 本実施形態に係る端末装置の透視図である。 本実施形態に係る端末装置の機能構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態に係る端末装置の利用場面の一例を示す図である。 本実施形態に係る表示部への表示例を示す図である。 アイコンの一例を示す図である。 アイコンの他の例を示す図である。 本実施形態に係る表示部への他の表示例を示す図である。 本実施形態に係る表示部へのさらに他の表示例を示す図である。 本実施形態に係る表示部へのまたさらに他の表示例を示す図である。 本実施形態に係る表示制御の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る表示制御の他の例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る表示制御の他の例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る表示制御の他の例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る表示制御の他の例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る表示部に表示される設定画面の例を示す図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第1の実施形態について説明する。
本実施形態に係る端末装置10は、互いに異なる位置に配置された複数のアンテナと、複数のアンテナの少なくともいずれかの位置に関する表示情報を必要に応じて表示する表示部とを含んで構成される。端末装置10は、この構成により、他の装置との間で各種のデータを搬送波としてミリ波を用いて送受信する。端末装置10は、例えば、多機能携帯電話機(いわゆるフィーチャーフォンやスマートフォンを含む)、タブレット端末装置、ノートパソコン等である。端末装置10は、さらに、他の周波数帯域、例えば、800MHz、2GHzや5GHz等の搬送波を用いて送受信(通信)可能であってもよい。
(外観構成)
まず、端末装置10の外観構成について説明する。図1は、本実施形態に係る端末装置10の平面図である。端末装置10の平面は、一辺の長さが他辺の長さよりも長い矩形である。以下の図1に対して右方、下方を、それぞれX方向、Y方向と呼ぶことがある。X方向、Y方向は、それぞれ端末装置10の平面の長辺、短辺の方向に平行である。図1に対して奥行方向をZ方向と呼ぶことがある。図1に対して手前に面する平面、奥に面する平面をそれぞれ表面、裏面と呼ぶ。
端末装置10は、その表面において表示部11を含んで構成される。表示部11は、制御部13から入力される画像データに基づく画像を表示する。表示部11は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(electro−luminescence)ディスプレイ等である。端末装置10の表面の大部分は、表示部11の表示領域で覆われる。表示部11の周縁部はベゼルによって端末装置10の筐体に固定される。表示部11の裏面には、その全体にわたり接触検出部12が設置されている。表示部11と接触検出部12とを一体化してタッチパネルが形成される。接触検出部12は、表示部11の表面にユーザの指などの接触物が接触した接触領域を検出し、検出した接触領域を示す接触信号を制御部13に出力する。例えば、端末装置10がスマートフォンである場合、その典型的な寸法として、幅、高さ、厚さは、それぞれ60〜100mm、120〜190mm、6〜15mmである。
(アンテナ配置)
次に、端末装置10におけるアンテナおよび関連部材の配置について説明する。図2は、本実施形態に係る端末装置10の透視図である。
端末装置10は、2個の支持検出部15−1、15−2、表示制御部16、アンテナ制御部17、3本の導波路Wg1、Wg2、Wg3、および3個のアレイアンテナ19−1、19−2、19−3を含んで構成される。
支持検出部15−1、15−2は、所定の支持領域においてユーザによる支持の有無を検出する。支持検出部15−1、15−2は、支持の有無を示す支持信号を表示制御部16に出力する。支持検出部15−1、15−2は、それぞれ端末装置10の左辺、右辺の中点よりも下方の側面に設置されている。これらの位置は、アレイアンテナ19−1、19−2、19−3のいずれからも、所定の距離以上離れた位置である。所定の距離は、例えば、人間の平均的な親指の長さと同等の距離である。そのため、これらの位置において把持されても、アレイアンテナ19−1、19−2、19−3のいずれも遮蔽される可能性が低い。また、短辺の方向が水平方向として用いられる場合、長辺の方向が水平方向として用いられる場合のいずれにおいても、そのすべてが同時に遮蔽される可能性が低い位置に配置されることが望ましい。従って、本実施形態では、後述するように主面の形状が矩形である端末装置10が有する4つの角部のうちの1つの角部と、当該1つの角部の対角を挟む長辺上と短辺上の各1点に、それぞれアレイアンテナ19−2、19−1、19−3が配置されている。支持検出部15−1、15−2は、例えば、圧力センサを含んで構成されるグリップセンサである。なお、以下の説明では、アレイアンテナを単にアンテナと呼ぶことがある。
表示制御部16は、アンテナ制御部17からの動作情報に基づいて動作するアンテナを示す表示情報の表示を制御する。表示制御部16は、例えば、動作するアンテナを平面視した位置にアンテナのアイコンを示す画像データを表示部11に出力する。表示制御部16は、接触検出部12からの接触信号、支持検出部15−1、15−2からの支持信号、アプリケーション処理部14(後述)からの各種の信号のいずれか、またはそれらの組み合わせに基づいてアンテナの位置に関する表示を制御してもよい。より具体的な表示例については、後述する。
アンテナ制御部17は、アレイアンテナ19−1、19−2、19−3のそれぞれについてビームスキャンを行う。ビームスキャンとは、アレイアンテナ19−1、19−2、19−3のそれぞれの指向性が最も高いピーク方向を順次変更し、受信強度が最も高いピーク方向を探索することである。探索したピーク方向は、端末装置10を基準としたアクセスポイントの方向に相当する。ピーク方向を変更するために、アンテナ制御部17は、各アレイアンテナを構成する複数のアンテナ素子間で、それぞれ受信される受信信号間で位相差を与え、それらの位相差が可変である位相器を備える。アンテナ制御部17は、位相差を与えて得られる信号をアンテナ素子間で合成して合成受信信号を得る。アンテナ制御部17は、得られた合成受信信号の強度である受信強度をピーク方向毎に測定する。アンテナ制御部17は、アレイアンテナ19−1、19−2、19−3のうち受信強度が最も高いピーク方向を与えるアレイアンテナを、動作させるアレイアンテナとして定める。
アンテナ制御部17は、動作させるアレイアンテナを示す動作情報を表示制御部16に出力する。
アンテナ制御部17は、通信制御部18(後述)から入力されるミリ波帯域の送信信号を、動作させるアレイアンテナを構成するアンテナ素子に供給する。アンテナ制御部17は、受信強度が最も高いピーク方向に対応する位相差をアンテナ素子間の位相差として設定する。その位相差が通信に用いる位相差として設定されるので、ピーク方向への送信強度が最も高い送信信号のビームが形成される。また、アンテナ制御部17は、動作させるアレイアンテナを構成するアンテナ素子が個々に受信した信号について、設定した位相差を与えて得られる信号をアンテナ素子間で合成して合成受信信号を得る。形成されるビームは、ピーク方向からの受信強度が最も高い指向性を示す。アンテナ制御部17は、得られた合成受信信号を受信信号として通信制御部18に出力する。
アレイアンテナ19−1、19−2、19−3は、それぞれ導波路Wg1、Wg2、Wg3を介してアンテナ制御部17と接続され、アンテナ制御部17からの送信信号に基づく電波を放射する。アレイアンテナ19−1、19−2、19−3は、到来した電波に基づく受信信号をアンテナ制御部17に出力する。アレイアンテナ19−1、19−2、19−3は、それぞれ複数のアンテナ素子を備え、複数のアンテナ素子は、所定の方向に所定の間隔で規則的に配列される。アレイアンテナ19−1、19−2、19−3は、例えば、マイクロストリップアンテナである。
図2に示す例では、アレイアンテナ19−1、19−2、19−3は、それぞれ端末装置10の左辺の中点よりも上方、右上端、下辺の中点に設置されている。アレイアンテナ19−1、19−2、19−3は、それぞれビームスキャンを行う際に、ピーク方向を3次元方向に設定することができる。ピーク方向の成分には、端末装置10の主面内の方向である方位角と、該主面から離れる方向である仰角が含まれる。但し、アレイアンテナ19−1のピーク方向の方位角は、端末装置10本体の上方から左方を経て下方までの180°の範囲内で設定可能である。アレイアンテナ19−2のピーク方向の方位角は、端末装置10本体の下方から右方、上方を経て左方までの270°の範囲内で設定可能である。アレイアンテナ19−3のピーク方向の方位角は、端末装置10本体の左方から下方を経て右方までの180°の範囲内で設定可能である。これにより、端末装置10は、あらゆる方向に設置されたアクセスポイントを検知することができ、検知したアクセスポイントを介した通信が可能となる。
(機能構成)
次に、端末装置10の機能構成について説明する。図3は、本実施形態に係る端末装置10の機能構成を示す概略ブロック図である。
端末装置10は、表示部11、接触検出部12、制御部13、支持検出部15−1、15−2、アンテナ制御部17、通信制御部18、およびアレイアンテナ19−1、19−2、19−3を含んで構成される。
制御部13は、端末装置10の動作を制御する。制御部13は、CPU(Central Processing Unit)等の汎用の制御デバイスを含んで構成される。制御部13は、所定の制御プログラムで指示される処理を行って、その機能を実現してもよい。制御部13は、アプリケーション処理部14、および表示制御部16を含んで構成される。
アプリケーション処理部14は、所定のアプリケーションプログラム(以下、単にアプリケーションと呼ぶ)で指示される処理を実行する。アプリケーションには、例えば、画像データを取得し、取得した画像データを表示部11に表示制御部16を介して出力する処理(画像表示)を指示するものがある。また、アプリケーションには、通信制御部18に他装置との通信開始を指示し、他装置との接続が確立した後、画像データその他のユーザデータを送受信する処理(通信)を指示するものがある。他装置との通信において送受信対象となるデータは、画像データ、他のアプリケーションなど、主に大容量のデータファイルである。
通信制御部18は、端末装置10と他装置との間の通信に係る処理を行う。通信制御部18は、例えば、アプリケーション処理部14から入力される基底帯域(ベースバンド)の送信信号を変調し、変調により得られる変調信号をミリ波帯域の送信信号に変換(アップコンバート)して、変換された送信信号をアンテナ制御部17に出力する。また、通信制御部18は、アンテナ制御部17から入力されるミリ波帯域の受信信号を基底帯域(ベースバンド)の変調信号に変換(ダウンコンバート)し、変換された変調信号を復調して基底帯域の受信信号を得る。通信制御部18は、得られた受信信号をアプリケーション処理部14に出力する。その他、通信制御部18は、例えば、アクセスポイントその他の基地局装置への位置登録、通信相手となる相手先の機器との間の接続に係る処理を行う。
(利用場面)
次に、端末装置10の利用場面の例について説明する。図4は、本実施形態に係る端末装置10の利用場面の一例を示す図である。アンテナの指向性パターンは一般的には3次元的であるが、図4に示す例では、アレイアンテナ19−2の右上端を起点とする曲線、アレイアンテナ19−3の下端を起点とする曲線は、ピーク方向毎の指向性パターンを表現している。図4において、アレイアンテナ19−2に対する実線は、その時点においてアレイアンテナ19−2が動作中(アクティブ)であることを示し、アレイアンテナ19−3に対する破線は、その時点においてアレイアンテナ19−3が動作停止中(非アクティブ)であることを示す。曲線の矢印は、ビームスキャンにより指向性パターンが順次切り替わることを示す。内側を塗りつぶした曲線Lb’は、アンテナ制御部17により受信強度が最も高いと判定されたピーク方向に係る指向性パターンを示す。つまり、このピーク方向は、アクセスポイントの方向に相当する。このように、通信に際しては、その方向への送信強度が最も高くなるように送信信号のビームが形成され、その方向からの受信強度が最も高くなるように受信信号の指向性が調整される。
他方、端末装置10は、ユーザの掌Pmと指Fi1、Fi2、Fi3で支持されている。ユーザの掌Pmは、端末装置10の右下端に接している。指Fi1、Fi2は、それぞれ端末装置10の左辺の一部を把持している。指Fi3は、端末装置10の右辺の一部を把持している。ここで、アレイアンテナ19−1は、その表面に接した指Fi1により遮蔽されているため、アレイアンテナ19−1においてビームスキャンを行っても、十分な受信強度が得られず、他装置の方向を検出できないことがある。また、ビームスキャンにより他装置の方向を検出できても、通信に用いるアレイアンテナが遮蔽されると通信品質の低下や通信の切断が起きることがある。そのため、ビームスキャン中もしくは通信中において動作しているアレイアンテナで送受信される電波がユーザの指、その他の物体によって遮蔽されないことが望ましい。
(表示例)
次に、表示制御部16によるアンテナの位置に関する表示例について説明する。
表示制御部16は、動作するアンテナの位置から所定範囲内においてアンテナのアイコンを表示部11に表示させる。図5は、本実施形態に係る表示部11への表示例を示す図である。図5は、アレイアンテナ19−2が動作する(アクティブな)アンテナであるときにアイコンIc−2が表示部11の表示領域に表示される。アイコンIc−2が表示される領域は、アレイアンテナ19−2を平面視した位置から所定範囲内に含まれる。所定範囲は、アレイアンテナ19−2に到来する電波もしくはアレイアンテナ19−2が放射する電波が遮蔽されない位置を網羅する範囲、例えば、その一辺の長さが人間の平均的な指の幅と同等の大きさの範囲である。このアイコンは、動作するアレイアンテナ19−2がその近傍に存在することを表す。この表示を視認したユーザは、アレイアンテナ19−2の周囲を指などの接触物により遮蔽しないことが促される。破線の円lc−1、lc−3は、アレイアンテナ19−1、19−3の位置から所定範囲内の領域を説明することを目的とする円であり、実際には表示されない。
表示制御部16が、アイコンIc−2を表示させるタイミングは、ビームスキャンの開始前からビームスキャンの実行中や、ビームスキャンによりアレイアンテナ19−2を通信において動作させるアンテナとして定めたとき、などである。ビームスキャン中または通信中において動作するアレイアンテナ19−2の位置が表されるので、アレイアンテナ19−2を覆わないことがユーザに対して促される。但し、アレイアンテナ19−2が動作しているときに、アイコンIc−2は常に表示されなくてもよい。表示制御部16は、表示開始後、所定時間経過後にアイコンIc−2の表示を消去してもよい。この所定時間は、例えば、1秒〜3秒、などである。
図6は、アイコンIcの一例を示す図である。アイコンIcは、図5に示すアイコンIc−2と同様の図案を有する。アイコンIcは、左から順に1本のアンテナと3本の縦長のアンテナバーを含んで構成される。表示制御部16は、受信強度が高いほど、表示するアンテナバーの本数を多くしてもよい。そこで、端末装置10の記憶部(図示せず)には、受信強度の範囲と、アンテナバーの本数(0〜3本)のそれぞれとの対応関係を示す受信強度データを予め記憶させておく。表示制御部16は、受信強度データを参照して、受信信号の受信強度に対応するアンテナバーの本数を定めることができる。このように、表示制御部16からの指示に基づいて表示部11に表示されたアイコンIcを視認したユーザは、そのアイコンIcの中のアンテナバーの本数を視認することで、その時点における受信強度を直感的に把握することができる。ひいては、ユーザには表示位置の近傍のアレイアンテナが送受信する電波の遮蔽を防ぐことが促される。
図7は、アイコンIcの他の例を示す図である。図7に示すアイコンIcは、図6に示すアイコンIcにおいて、その右上端にさらに太い矢印(Dn)が配置されて構成される。矢印の向きは、表示制御部16によりビームスキャンにより定めたピーク方向を所定の方向間隔で離散化して得られる方向である。方向間隔は、例えば、1°〜90°のいずれかである。方向間隔が小さいほど、ユーザに対して、ピーク方向に関するより正確な情報を提供することができる。
図8に示す表示例では、アイコンIc−2として、図7のアイコンIcのように離散化したピーク方向を示す矢印を含むアイコンが表示部11に表示される。従って、表示制御部16からの指示に基づいて表示部11に表示されたアイコンIc−2を視認したユーザは、そのアイコンIc−2の中の矢印の向きを視認することで、受信信号の到来方向、もしくは送信信号の放射方向を直感的に把握することができる。ユーザは、端末装置10の向きに応じたレベルバーの本数の変化をさらに視認することで、受信強度が十分に確保できるように端末装置10の向きを一定に維持することが促される。
図9は、本実施形態に係る表示部11へのさらに他の表示例を示す図である。図9に示す例では、表示制御部16は、アレイアンテナ19−2が動作する(アクティブな)アンテナであることを示すアイコンIc−2の他に、アイコンIc−1、Ic−3を表示部11に表示させる。アイコンIc−1、Ic−3が表示される領域は、それぞれアレイアンテナ19−1、19−3を平面視した位置から所定範囲内に含まれる。アレイアンテナ19−1、19−3は、それぞれ動作しない(非アクティブな)アンテナであるため、表示制御部16は、アイコンIc−1、Ic−3の表示態様を、アイコンIc−2の表示態様とは異なる表示態様で表示させる。図9に示すアイコンIc−2は、ピーク方向として端末装置10に対して右方を指示する矢印を含んで構成される。アイコンIc−2を視認したユーザは、受信信号の到来方向が端末装置10に対して右方であることを知得するとともに、その方向に端末装置10の向きを保持することが促される。
また、図9に示す例では、アイコンIc−2はアイコンIc−1、Ic−3よりも濃く表示される。この表示によって、背景とのコントラストを顕著にするとともに、動作する(アクティブな)アンテナであるアレイアンテナ19−2が動作しない(非アクディブ)なアンテナであるアレイアンテナ19−1、19−3から識別される。なお、表示態様は、図9に示すように輝度に限られず、色相、形状、装飾、もしくはこれらの組み合わせの相違によって、動作する(アクティブな)アンテナと動作しない(非アクティブな)アンテナとの区別を可能にするものであってもよい。従って、ユーザは、さらにその時点において動作しないアンテナについても、その存在と位置を把握ことができる。そのため、ユーザは、その後に動作する(アクティブな)状態になる可能性があるアンテナが送受信する電波の遮蔽を回避することが促される。
図10は、本実施形態に係る表示部11へのまたさらに他の表示例を示す図である。図10に示す例では、表示制御部16は、アイコンIc−2に加え、マーカMk−1、Mk−2を表示させる。マーカMk−1、Mk−2は、端末装置10を把持するための目標領域をユーザに案内するための画像である。マーカMk−1、Mk−2が表示される位置は、アレイアンテナ19−1、19−2、19−3のいずれからも、所定の距離以上離れた位置である。また、この位置は、ユーザの掌で端末装置10の下辺が支持されるときに指が届くように端末装置10の左右各辺の中点よりも下方に設定されている。ユーザは、これらの位置に自己の指を置いて端末装置10を支持し、その他の位置を把持することを避けることによって、アレイアンテナ19−1、19−2、19−3のいずれもが遮蔽されることが回避される。
(表示制御)
次に、本実施形態に係る端末装置10の表示制御の例について説明する。
図11は、本実施形態に係る表示制御の一例を示すフローチャートである。
(ステップS101)制御部13は、ON/OFFスイッチが押下されるとき電源からの電力の供給を開始する。制御部13は、端末装置10の各構成部の機能を起動する。その後、ステップS102の処理に進む。
(ステップS102)表示制御部16は、表示部11に対しアイコンIc−1、Ic−2、Ic−3の全て(全アイコン)を、それぞれ対応するアレイアンテナ19−1、19−2、19−3から所定範囲内の位置に表示させる。この時点では、ビームスキャンがまだ開始されていない。そのため、表示制御部16が表示させるアイコンIc−1、Ic−2、Ic−3には、電波の到来方向を示す矢印や、受信レベルを示すレベルバーは含まれない。その後、ステップS103の処理に進む。
(ステップS103)アンテナ制御部17は、アレイアンテナ19−1、19−2、19−3を動作させビームスキャンを行う。ビームスキャンは、アレイアンテナごとに順番に行ってもよいし、全てのアレイアンテナで同時に行われてもよい。前者の場合、どのアレイアンテナからビームスキャンを行うかは、そのビームスキャンごとにアンテナ制御部17においてランダムに決定してもよい。また、どのアレイアンテナからビームスキャンを行うかは、事前に設定された順番に従ってもよい。この場合、ビームスキャンを行う順番は常に固定である。その後、ステップS104に進む。
(ステップS104)アンテナ制御部17は、ビームスキャンによって検出された受信強度が最も高いピーク方向と、その受信強度を得るアレイアンテナを、それぞれ受信方向、動作する(アクティブな)アレイアンテナとして定める。その後、ステップS105に進む。
(ステップS105)表示制御部16は、表示部11に対し、通信に使用する(動作する)アレイアンテナとして定めたアレイアンテナに対応するアイコン(動作アイコン)を、そのアレイアンテナから所定範囲内の位置に表示させる。その後、ステップS106の処理に進む。
(ステップS106)通信制御部18は、受信信号の送信元であるアクセスポイントを介してアクセス可能なネットワークとの接続処理を行う。通信制御部18は、例えば、自装置の位置登録要求(例えば、アタッチ要求(Attach Request))をネットワークの構成要素であるMME(Mobility Management Entity)に対して行う。通信制御部18は、MMEから、その位置登録要求に対する許可応答(例えば、アタッチ要求に対するアタッチ許可応答(Attach Accept))を受信して、MMEにおいて自装置の位置登録が許可されたことを確認した後、自装置からネットワークを介して接続される相手先機器に対する送信、その相手先機器からの受信ともに可能となる。その後、図11に示す処理を終了する。
なお、接続に成功したとき、表示制御部16は、アイコンの表示態様を一時的に変更してもよい。より具体的には、通信制御部18が接続に成功したと判定するとき、表示制御部16は、表示させるアイコンの色を水色から明るい緑色に変更する。さらに所定時間(例えば、1〜2秒)が経過した後、表示制御部16は、明るい緑色からもとの水色に変更する。また、通信制御部18が接続に失敗したと判定するとき、表示制御部16は、表示させるアイコンの色を水色から赤色に変更してもよい。その後、通信制御部18は、接続処理を再度行い、表示制御部16は、接続に成功するまで赤色の表示を維持してもよい。
通信制御部18は、例えば、接続要求信号(前述の位置登録要求や、アタッチ要求でもよい)を検知されたアクセスポイントに送信してから、所定時間(例えば、3〜5秒)以内に接続確認応答(ACK)(前述の位置登録要求に対する許可応答や、アタッチ許可応答でもよい)を受信するとき接続に成功したと判定する。通信制御部18は、接続要求信号(前述の位置登録要求や、アタッチ要求でもよい)をアクセスポイントに送信してから、所定時間以内にアクセスポイントから接続拒否応答(NACK)(前述の位置登録要求に対する拒否応答(例えば、アタッチ拒否応答(Attach Reject)でもよい)を受信するとき、または所定時間を経過してもアクセスポイントから応答(前述の位置登録要求に対する許可応答、アタッチ許可応答、位置登録要求に対する拒否応答や、アタッチ拒否応答でもよい)を受信しないとき接続に失敗したと判定する。これらの表示に接したユーザは、アレイアンテナにより送受信される電波の遮蔽とユーザは接続の成否との因果関係を直感的に知得することができる。
図11に示す処理によれば、ビームスキャン前に全てのアレイアンテナ19−1、19−2、19−3について、それぞれアイコンIc−1、Ic−2、Ic−3が表示部11に表示される。そのため、ユーザには全てのアレイアンテナを遮蔽しないように端末装置10を支持することが促されるので、ビームスキャンを確実に行うことができる。また、ビームスキャンの終了後、通信の開始前に通信時に動作させるアレイアンテナに係るアイコンが表示部11に表示される。そのため、ユーザには通信に用いられるアレイアンテナを遮蔽しないように端末装置を支持することが促されるので、通信品質の低下が緩和もしくは回避され、ユーザが意図しない通信の切断が回避される。また、通信に用いられないアレイアンテナに対応するアイコンは表示されないので、そのアレイアンテナを遮蔽する行動が許容されるユーザビリティが必要以上に損なわれない。また、表示制御部16は、通信に用いられないアレイアンテナに対応するアイコンを、通信に用いられるアイコンよりも濃く表示させてもよい。その場合には、ユーザは、通信に用いられるアレイアンテナと区別して、通信に用いられないアレイアンテナの存在を把握させることができる。これにより、その直後に動作する可能性があるアレイアンテナの遮蔽を回避することができる。
図12は、本実施形態に係る端末装置10の表示制御の他の例を示すフローチャートである。
図12に示す処理は、図11のステップS102と同時もしくは前後、ステップS105と同時もしくは前後、またはそのいずれの時点において開始されてもよい。
(ステップS111)表示制御部16は、表示部11に対し、アレイアンテナ19−1、19−2、19−3のいずれからも所定距離以上離れた位置にマーカMk−1、Mk−2を表示させる。その後、ステップS112に進む。
(ステップS112)接触検出部12は、ユーザが端末装置10を把持する把持領域を接触領域として検出する。通信制御部18には、制御部13を介して接触検出部12から接触信号が入力される。その後、ステップS113に進む。
(ステップS113)通信制御部18は、接触信号が示す接触領域の全体が、表示部11に表示させたマーカMk−1、Mk−2の表示領域に含まれるか否かを判定する。含まれると判定するとき、通信制御部18は、通信を開始すると判定する。ここで、通信とは、他装置との各種のデータの送受信の他、例えば、ステップS103のビームスキャン、ステップS106の接続処理のように、他装置とのデータの送受信の開始前に行われる処理も含む。その後、図12に示す処理を終了する。
図12に示す処理によれば、マーカMk−1、Mk−2の領域が把持されなければ通信が開始されない。そのため、マーカMk−1、Mk−2の領域を把持することをユーザに対して動機づけるとともに、マーカMk−1、Mk−2以外の領域において把持されることによるアレイアンテナ19−1、19−2、19−3の遮蔽が回避される。ひいては、通信品質の低下が緩和もしくは回避され、ユーザが意図しない通信の切断が回避される。
図13は、本実施形態に係る端末装置10の表示制御処理のさらに他の例を示すフローチャートである。
端末装置10は、図13に示す処理を、他の機器と通信中に実行する。
(ステップS201)通信制御部18は、他装置との通信状態が変化したか否かを判定する。通信状態の変化には、接続の開始、通信の開始、通信の切断、接続先のアクセスポイントの変更(ハンドオーバー)、など通信品質の低下もしくは通信の成否に関するイベントが含まれる。通信制御部18は、通信状態が変化したと判定するとき(ステップS201 YES)、ステップS202の処理に進む。通信制御部18が、通信状態が変化していないと判定するとき(ステップS201 NO)、ステップS201の処理を繰り返す。
(ステップS202)表示制御部16は表示部11に対し、通信に使用する(アクティブな)アレイアンテナとして定めたアレイアンテナに対応するアイコン(動作アイコン)を、そのアレイアンテナから所定範囲内の位置に所定時間(例えば、5〜10秒)表示させる。その後、ステップS201の処理に戻る。
図13に示す処理によれば、通信状態が変化する都度、通信に使用されるアレイアンテナの近傍に、アイコンが一時的に表示されるので、そのアレイアンテナにより送受信される電波の遮蔽を避けることをユーザに促すことができる。ひいては、意図しない通信品質の低下、通信の切断を回避することができる。
なお、通信状態が変化する都度、全アイコンを表示し、ビームスキャンを行った上で動作アイコンを表示する(図11のステップS102〜ステップS105の処理を行う)ように構成してもよい。
図14は、本実施形態に係る端末装置10の表示制御処理のさらに他の例を示すフローチャートである。
端末装置10は、図14に示す処理を、他の機器と通信中に実行する。端末装置10は、図14に示す処理を、図13に示す処理と並列に行ってもよい。
(ステップS211)通信制御部18は、アクセスポイントからの受信信号に基づいて通信品質を取得する。通信制御部18は、通信品質を表す指標として、例えば、受信電力、参照信号受信品質(RSRQ:Reference Signal Received Quality)、信号干渉雑音比(SINR:Signal−to−Interference Noise Ratio)、ビットレート、などのいずれか、またはこれらの所定の組み合わせを使用してもよい。その後、ステップS212の処理に進む。
(ステップS212)表示制御部16は、取得した通信品質が、所定の通信品質よりも低下したか否かを判定する。低下したと判定するとき(ステップS212 YES)、ステップS213の処理に進む。低下しないと判定するとき(ステップS212 NO)、ステップS211の処理に戻る。
(ステップS213)表示制御部16は、表示部11に対して動作している(アクティブな)アレイアンテナに対応するアイコン(動作アイコン)を、そのアレイアンテナから所定範囲内の位置に表示させる。その後、ステップS214の処理に進む。
(ステップS214)通信制御部18は、アクセスポイントからの受信信号に基づいて通信品質を取得する。その後、ステップS215の処理に進む。
(ステップS215)表示制御部16は、取得した通信品質が、所定の通信品質以上に回復したか否かを判定する。回復したと判定するとき(ステップS215 YES)、ステップS216の処理に進む。回復していないと判定するとき(ステップS215 NO)、ステップS214の処理に戻る。
(ステップS216)表示制御部16は、表示部11に対して表示させたアイコンを消去させる。その後、ステップS211の処理に戻る。
図14に示す処理によれば、通信品質が所定の通信品質よりも低くなったとき、通信に用いられるアレイアンテナに対応するアイコンが表示される。そのため、ユーザは、表示されるアイコンの位置の近傍を遮蔽しないように促される。従って、アレイアンテナの遮蔽による通信品質の低下が継続もしくは助長することが回避され、通信が切断される前に通信品質を回復することができる。
なお、通信品質が低下した際に、全アイコンを表示し、ビームスキャンを行った上で動作アイコンを表示する(図11のステップS102〜ステップS105の処理を行う)ように構成してもよい。
図15は、本実施形態に係る端末装置10の表示制御のまたさらに他の例を示すフローチャートである。図15に示す処理は、端末装置10の起動中に実行される。図15に示す処理は、ステップS301、S302およびステップS102−S106を有する。
(ステップS301)表示制御部16は、支持検出部15−1、15−2から入力される支持信号に基づいて、支持検出部15−1、15−2の一方または両方の領域が、端末装置10が支持される支持領域として検出されるか否かを判定する。支持検出部15−1、15−2により検出される領域は、支持されてもアレイアンテナ19−1、19−2、19−3のいずれも遮蔽されない目標領域である。つまり、ステップS301の処理は、支持領域の少なくとも一部が目標領域に含まれるか否かを判定する処理に相当する。検出されると判定されるとき(ステップS301 YES)、ステップS302の処理に進む。
検出されないと判定されるとき(ステップS301 NO)、ステップS301の処理を繰り返す。
(ステップS302)表示制御部16は、その時点において他の機器と通信中であるか否かを判定する。通信中であると判定するとき(ステップS302 YES)、ステップS107の処理に進む。ステップS107の処理は、ステップS105の処理と同様であるため、その説明を省略する。ステップS107の処理が終了した後、図15の処理を終了する。通信中ではないと判定するとき(ステップS302 NO)、ステップS102の処理に進む。ステップS102−S106の処理が終了した後、図15の処理を終了する。
図15に示す処理によれば、端末装置10が支持されるときに、動作する(アクティブな)アレイアンテナを表すアイコンがそのアレイアンテナの近傍に表示される。表示されるアイコンの位置への把持をユーザが避けることが促されるので、動作するアレイアンテナにより送受信される電波の遮蔽が回避される。そのため、通信品質の低下や、新たに行われる通信の失敗が回避される。なお、表示制御部16は、ステップS301において支持検出部15−1、15−2からの支持信号に代え、または支持信号とともに接触検出部12からの接触信号に基づいて、接触検出部12から支持領域を検出してもよい。また、各種センサ(ジャイロセンサ、加速度センサ、地磁気センサなど)の出力に基づいて、端末の姿勢の変化を検出した場合に、動作アイコンを表示するように構成してもよい。
(設定例)
上述したアイコンIc−1〜Ic−3の表示の要否、マーカMk−1、Mk−2の表示要否は、ユーザの操作に基づいて設定可能であってもよい。表示制御部16は、表示部11に表示される所定の設定アイコン(図示せず)の領域が押下されるとき、所定の設定画面Smを表示部11に表示させてもよい。押下とは、ユーザの操作に応じて生成される接触信号に基づいて、表示される領域が指示されることを意味する。
図16は、本実施形態に係る表示部11に表示される設定画面の例として設定画面Smを示す図である。設定画面Smには、タイトルとして「画面設定」の文字列、アイコンの表示の要否、マーカの表示の要否を指定するためのチェックボックス、「キャンセル」ボタン、「設定」ボタンが含まれる。チェックの記号が含まれるチェックボックスは、表示要を示し、チェックの記号が含まれないチェックボックスは表示否を示す。表示の要否は、チェックボックスの押下に応じて切り替わる。「設定」ボタンが押下されるとき、表示制御部16は、設定画面Sm上で指示された表示の要否を示す設定情報を記憶部に記憶し、表示部11に表示させた設定画面Smを消去する。「キャンセル」ボタンが押下されるとき、表示制御部16は、新たな設定情報を記憶せずに、表示部11に表示させた設定画面Smを消去する。
記憶部に記憶される設定情報がアイコンの表示要を示すとき、表示制御部16は、動作するアレイアンテナに対応する上述のアイコンを表示部11に表示させる。また、記憶部に記憶される設定情報がアイコンの表示否を示すとき、表示制御部16は、動作するアレイアンテナに対応する上述のアイコンを表示部11に表示させない。そして、記憶部に記憶される設定情報がマーカの表示要を示すとき、表示制御部16は、上述したマーカを表示部11に表示させる。さらに、記憶部に記憶される設定情報がマーカの表示否を示すとき、表示制御部16は、上述したマーカを表示部11に表示させない。
この構成により、ユーザは、アイコンの表示の要否、マーカの表示の要否を任意に設定することができる。なお、表示制御部16は、アプリケーション処理部14が起動するアプリケーションの種類に応じて表示の要否を定めてもよい。例えば、ネットワークコンテンツの閲覧、ダウンロード等、大容量の通信を伴う処理を指示するアプリケーションの起動中において、表示制御部16は、アイコン、マーカともに表示要と定める。通信を伴わない処理を指示するアプリケーションのみが起動しているときは、表示制御部16は、アイコン、マーカともに表示否と定める。アプリケーションが上述したアイコンならびにマーカの表示領域に、画面部品が表示される場合には、表示制御部16は、該当するアイコンまたはマーカを表示させなくてもよい。画面部品は、ボタン、チェックボックス、リストなどユーザの操作による押下の対象となる画像である。画面部品は、UI(User Interface)コンポーネントとも呼ばれる。また、表示制御部16は、画面部品と表示領域が少なくともその一部が重なるアイコンまたはマーカの表示を行わなくてもよい。そのアイコンまたはマーカの表示の要否は、上述したように設定可能であってもよい。このように、アイコンまたはマーカは常に表示されるのではなく、必要とされる場合に表示されるので、画面部品その他の情報の表示が妨げられない。そのため、アイコンまたはマーカの表示によるユーザビリティの低下が抑制される。
以上に説明したように、本実施形態に係る端末装置10は、互いに異なる位置に配置された複数のアンテナと、複数のアンテナの少なくともいずれかの位置に関する表示情報を必要に応じて表示する表示部11とを備える。
この構成により、ユーザに表示情報を通じてアンテナの位置を通知することができる。
アンテナを遮蔽する行動を避けることをユーザに促すことができるので、通信品質の低下を回避もしくは緩和することができる。
また、端末装置10は、各アンテナの動作を制御するアンテナ制御部17と、表示情報として、動作するアンテナを示す情報を表示部11の当該動作するアンテナの位置から所定範囲内の位置に表示させる表示制御部16と、を備える。
この構成により、動作するアンテナとその位置をユーザに通知することができる。動作するアンテナを遮蔽する行動を避けることをユーザに促すことができるので、通信品質の低下を回避もしくは緩和することができる。
また、表示制御部16は、表示情報において動作するアンテナを動作しないアンテナと異なる態様で表示させることを特徴とする。
この構成により、動作するアンテナと動作しないアンテナとの区別と、それらのアンテナの位置をユーザに通知することができる。そのため、動作するアンテナを遮蔽する行動を避けることを促すとともに、動作しないアンテナを遮蔽することが許容されるので、ユーザビリティの低下を抑制することができる。
また、端末装置10は、他装置との通信を制御する通信制御部18を備え、表示制御部16は、他装置との通信中において表示情報を表示させることを特徴とする。
この構成により、表示の必要がある場合として通信中において、通信に用いられているアンテナとその位置をユーザに通知することができる。そのため、アンテナを遮蔽する行動を避けることをユーザに促すことができるので、通信品質の低下を回避もしくは緩和することができる。また、通信中以外の時点では、アンテナを遮蔽する行動が許容されるので、ユーザビリティの低下を抑制することができる。
また、表示制御部16は、通信品質が所定の通信品質よりも低下するとき表示部11に表示情報を表示させ、他装置との通信品質が所定の通信品質以上になるとき表示情報を表示部11に表示させない。
この構成により、表示の必要がある場合として、通信品質が低下したときにアンテナとその位置をユーザに通知することができる。そのとき、アンテナを遮蔽する行動を避けることをユーザに促すことができるので、アンテナの遮蔽により通信品質の低下を回避もしくは緩和することができる。また、通信品質が回復したときには表示情報が表示されないので、表示部11の表示領域を活用することができる。
また、アンテナ制御部17は電波の受信方向を検出し、表示制御部16は表示情報として検出された受信方向に関する情報をさらに表示させることを特徴とする。
この構成により、表示の必要がある場合として電波の受信方向の検出後の通信開始前において、電波の受信方向に関する情報がユーザに通知されるので、端末装置10の向きの変動や受信方向への遮蔽をする行動を避けることをユーザに促すことができる。そのため、相対的な受信方向の変動もしくはアンテナの遮蔽による通信品質の低下を回避もしくは緩和することができる。
また、表示制御部16は、アンテナ制御部17が動作するアンテナを定める前に、表示情報を表示部11に表示させることを特徴とする。
この構成により、表示の必要がある場合として電波の受信方向を検出し、動作するアンテナを定める際に、各アンテナの遮蔽する行動を避けることをユーザに促すことができる。そのため、アンテナ制御部17は、動作するアンテナを正確に定めることができる。
また、表示部11は、表示情報としてアンテナから所定距離以上離れた目標領域を表示する。
この構成により、アンテナを遮蔽しない目標領域がユーザに通知されるので、目標領域での支持をユーザに促すことができる。そのため、アンテナの遮蔽による通信品質の低下を回避もしくは緩和することができる。
また、端末装置10は、自装置が支持される支持領域を検出する接触検出部12、支持検出部15−1、15−2のいずれか、またはそれらの組と、支持領域の少なくとも一部が目標領域に含まれるとき通信を実行する通信制御部18を備える。
この構成により、ユーザがアンテナを遮蔽しない目標領域で端末装置10を支持するときに通信が実行されるので、アンテナの遮蔽による通信品質の低下を回避もしくは緩和することができる。
また、端末装置10は、自装置が支持される支持領域を検出する接触検出部12、支持検出部15−1、15−2のいずれか、またはそれらの組を備える。また、端末装置10は、接触検出部12、支持検出部15−1、15−2のいずれか、またはそれらの組が支持領域を検出するとき、表示情報を表示させる表示制御部16を備える。
この構成により、ユーザが端末装置10を支持するときに、アンテナとその位置が通知される。そのため、アンテナを遮蔽する行動を避けることをユーザに促すことができるので、通信品質の低下を回避もしくは緩和することができる。
また、端末装置10は、表示情報の表示の要否を示す設定情報を取得し、設定情報に基づいて表示情報の表示の要否を制御する表示制御部16を備える。
この構成により、取得された設定情報に基づいて表示情報の表示の要否が設定可能となる。例えば、ユーザの操作もしくはアプリケーションの種類や機能に応じて表示情報の表示と非表示を切り替えることが可能になる。
なお、上述した実施形態では、表示情報としてアンテナの形状を示すアイコンIc−1、Ic−2、Ic−3が、表示部11においてアレイアンテナ19−1、19−2、19−3のそれぞれから所定の範囲内の位置に表示される場合を例にしたが、これには限られない。表示情報は、個々のアンテナの位置を表す情報であれば、任意の図形、記号、文字もしくはこれらの任意の組み合わせが用いられてもよい。
また、目標領域を表す情報としてマーカMk−1、Mk−2が、表示部11において支持検出部15−1、15−2のそれぞれから所定の範囲内の位置に表示される場合を例にしたが、これには限られない。目標領域を表す情報は、アレイアンテナ19−1、19−2、19−3のそれぞれから所定の距離以上離れた位置を表す情報であれば、任意の図形、記号、文字もしくはこれらの任意の組み合わせが用いられてもよい。
表示情報、目標領域を表す情報は、必ずしも表示部11の表示領域内に表される情報でなくてもよい。例えば、端末装置10の周縁部に設けられた発光部の点灯、もしくは点滅、表示色などの表示態様の変化により表わされてもよい。発光部として、例えば、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)が用いられてもよい。
また、表示情報、目標領域を表す情報は、その旨のメッセージを表す文字列であってもよい。
また、アイコンIc−1、Ic−2、Ic−3やマーカMk−1、Mk−2の表示態様、例えば、形状、大きさ、色彩は上述したものに限られず、任意の表示態様が利用可能である。また、表示されているアイコンの表示領域が押下されるとき、表示制御部16は、その表示領域の遮蔽を回避させるためのメッセージとして、例えば、「アンテナが動作中ですので、この部分を覆わないでください。」との文字列を表示させてもよい。その場合には、表示制御部16は、マーカの表示領域を把持することを促し、かつ、その他の領域の遮蔽を回避させるためのメッセージとして、例えば、「星印の部分を持って、できるだけ他の部分にふれないでください。」との文字列を表示させてもよい。
なお、端末装置10の一部、例えば、制御部13、アンテナ制御部17、通信制御部18は、コンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。
また、上述した実施形態における端末装置10の一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。端末装置10の一部、の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
本発明のいくつかの態様は、ミリ波通信において通信品質の低下を回避もしくは緩和することが必要な端末装置、通信方法およびプログラムなどに適用することができる。
10…端末装置、11…表示部、12…接触検出部、13…制御部、14…アプリケーション処理部、15−1、15−2…支持検出部、16…表示制御部、17…アンテナ制御部、18…通信制御部、19−1、19−2、19−3…アレイアンテナ

Claims (4)

  1. 表示領域を有する表示部の裏面の互いに異なる位置に配置された複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナの少なくともいずれかの位置に関する表示情報を、前記表示領域上の位置であって、前記複数のアンテナの少なくともいずれかを平面視した位置と重なるように表示する前記表示部と、
    各アンテナの動作を制御するアンテナ制御部と、
    他装置との通信状態が変化したか否かを判定し、前記通信状態が変化したと判定した場合に、前記表示情報として、動作するアンテナを示す情報を前記表示部の当該動作するアンテナの位置から所定範囲内の位置に表示させる表示制御部と、
    を備える端末装置。
  2. 表示領域を有する表示部の裏面の互いに異なる位置に配置された複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナの少なくともいずれかの位置に関する表示情報を、前記表示領域上の位置であって、前記複数のアンテナの少なくともいずれかを平面視した位置と重なるように表示する前記表示部と、
    各アンテナの動作を制御するアンテナ制御部と、
    通信品質が所定の通信品質よりも低下するとき、前記表示情報として、動作するアンテナを示す情報を前記表示部の当該動作するアンテナの位置から所定範囲内の位置に表示させ、他装置との通信品質が所定の通信品質以上になるとき前記表示情報を前記表示部に表示させない表示制御部と、
    を備える端末装置。
  3. 表示領域を有する表示部の裏面の互いに異なる位置に配置された複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナのいずれからも所定距離以上離れた位置に目標領域を表示する表示情報と、前記複数のアンテナのそれぞれと平面視した位置と重なるように前記複数のアンテナの位置に関する情報前記表示領域上に表示する前記表示部と、
    自装置が支持される支持領域を検出する検出部と、
    前記支持領域の少なくとも一部が前記目標領域に含まれるとき通信を実行する通信制御部と、
    を備える端末装置。
  4. 表示領域を有する表示部の裏面の互いに異なる位置に配置された複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナの少なくともいずれかの位置に関する表示情報を、前記表示領域上の位置であって、前記複数のアンテナの少なくともいずれかを平面視した位置と重なるように表示する前記表示部と、
    前記複数のアンテナのいずれからも所定の距離以上離れた位置に、自装置を把持するための目標領域を前記表示領域上に表示させる表示制御部と、
    前記表示部の表面に接触物が接触した接触領域の全体が前記目標領域に含まれるか否かを判定し、前記目標領域に含まれると判定するとき通信を開始させ、前記目標領域に含まれないと判定するとき通信を開始させない通信制御部と、
    を備える端末装置。
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