JP6689150B2 - ゲートウェイ装置及び転送方法 - Google Patents

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本発明は、ゲートウェイ装置及び転送方法に関し、特に、電話交換サービスを提供する交換サーバが接続されたネットワークにおけるゲートウェイ装置及び転送方法に関する。
従来から、インターネットを介して内線交換機能及び外線接続機能を提供するクラウドPBX(Private Branch eXchange)サーバを用いた通信システムがある(例えば、特許文献1参照)。
このような通信システムは、高額な交換機装置を購入することなく、サービス利用料を支払うことで内線通話を利用できるため、初期導入コストが低い。このため、特に中小規模の企業を中心に、このような通信システムの利用が拡大している。
特開2015−103837号公報
クラウドPBXサーバを用いた通信システムを利用する際、クラウドPBXサーバ自身が外線通話用の回線を収容する場合と、クラウドPBXサービスを利用する各拠点で外線通話用の回線を収容する場合とがある。
前者の場合、各拠点側に外線通話用の回線が必要ないため導入が容易である。しかしながら、前者の場合、クラウドPBXサーバのロケーションにより外線電話番号が決まり、インターネットを介して利用する各拠点と外線電話番号の対応がとり難い面もある。例えば、クラウドPBXサーバが東京にある場合、03で始まる外線番号が割り当てられるが、各拠点は、東京以外の地区に存在し、通常は、他の番号で始まる外線番号が割り当てられる。
後者の場合は、各拠点に外線通話用回線を引き込む必要があり、導入に手間がかかる。しかしながら、後者の場合には、各拠点のロケーションを反映した電話番号が利用可能であるため、企業ユーザに対して一定の需要がある。
各拠点に外線通話用の回線を用意する場合では、拠点内の内線電話端末から外線通話を利用する際、端末、拠点GW(GateWay)装置(外線通話用回線収容装置)、インターネット、クラウドPBXサーバ、拠点GW装置及び外線用サーバという冗長な経路で呼接続制御及び音声データのIPパケットが転送される。
呼接続制御用のIPパケットについては、交換機能を提供するクラウドPBXサーバ経由となることはやむを得ない。しかしながら、音声データのIPパケットについては、冗長な経路を排除して、端末、拠点GW装置及び外線用サーバという単純な経路で転送することで、転送遅延、及び、パケットロスによる音声品質劣化の改善又は回避が可能となるとともに、クラウドPBXサーバの処理負荷を軽減することもできる。
但し、冗長な経路を排除するには、端末、拠点GW装置及びクラウドPBXサーバと転送される呼と、クラウドPBXサーバ、拠点GW装置及び外線用サーバと転送される呼の対応を拠点GW装置で判別する必要がある。
そこで、本発明は、音声データを送受信する冗長な経路を排除することを目的とする。
本発明の第1の態様に係るゲートウェイ装置は、複数の端末装置が接続された第1ネットワーク、並びに、交換サーバ及び複数の外線装置が接続された第2ネットワークに接続されたゲートウェイ装置であって、前記第1ネットワークとの間で通信を行う第1インタフェースと、前記第2ネットワークとの間で通信を行う第2インタフェースと、前記複数の端末装置に含まれる一の端末装置から送信され、前記複数の外線装置に含まれる一の外線装置への接続要求である第1呼接続要求を前記第1インタフェースが受信した場合に、当該第1呼接続要求を前記第2インタフェースから前記交換サーバへ転送するルータ機能部と、前記第1呼接続要求に基づいて前記交換サーバで生成された第2呼接続要求を前記第2インタフェースが受信した場合に、前記第2呼接続要求に基づいて、前記一の外線装置を宛先とする第3呼接続要求を生成し、前記第2呼接続要求及び前記第3呼接続要求を対応付けるとともに、前記第3呼接続要求を前記第2インタフェースから送信する接続アダプタ部と、前記第1呼接続要求及び前記第2呼接続要求を対応付けることで、前記接続アダプタ部で対応付けられている前記第2呼接続要求及び前記第3呼接続要求に基づいて、前記第1呼接続要求の送信元である前記一の端末装置と、前記第3呼接続要求の宛先である前記一の外線装置とを特定し、前記ルータ機能部に、前記一の端末装置と前記一の外線装置との間で音声データの転送を行わせる呼接続対応判定部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2の態様に係るゲートウェイ装置は、複数の端末装置が接続された第1ネットワーク、並びに、交換サーバ及び複数の外線装置が接続された第2ネットワークに接続されたゲートウェイ装置であって、前記第1ネットワークとの間で通信を行う第1インタフェースと、前記第2ネットワークとの間で通信を行う第2インタフェースと、前記複数の外線装置に含まれる一の外線装置から送信され、前記複数の端末装置に含まれる一の端末装置への接続要求である第1呼接続要求を前記第2インタフェースが受信した場合に、当該第1呼接続要求に基づいて前記交換サーバに送信する第2呼接続要求を生成し、前記第1呼接続要求及び前記第2呼接続要求を対応付けるとともに、前記第2呼接続要求を前記第2インタフェースから送信する接続アダプタ部と、前記第2呼接続要求に基づいて前記交換サーバで生成され、前記一の端末装置を宛先とする第3呼接続要求を前記第2インタフェースが受信した場合に、前記第3呼接続要求を前記第1インタフェースから前記一の端末装置へ転送するルータ機能部と、前記第2呼接続要求及び前記第3呼接続要求を対応付けることで、前記接続アダプタ部で対応付けられている前記第1呼接続要求及び前記第2呼接続要求に基づいて、前記第1呼接続要求の送信元である前記一の外線装置と、前記第3呼接続要求の宛先である前記一の端末装置とを特定し、前記ルータ機能部に、前記一の外線装置と前記一の端末装置との間で音声データの転送を行わせる呼接続対応判定部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第1の態様に係る転送方法は、複数の端末装置が接続された第1ネットワークとの間で通信を行う第1インタフェース、並びに、交換サーバ及び複数の外線装置が接続された第2ネットワークとの間で通信を行う第2インタフェースを備えるゲートウェイ装置が行う転送方法であって、前記複数の端末装置に含まれる一の端末装置から送信され、前記複数の外線装置に含まれる一の外線装置への接続要求である第1呼接続要求を前記第1インタフェースが受信した場合に、当該第1呼接続要求を前記第2インタフェースから前記交換サーバへ転送し、前記第1呼接続要求に基づいて前記交換サーバで生成された第2呼接続要求を前記第2インタフェースが受信した場合に、前記第2呼接続要求に基づいて、前記一の外線装置を宛先とする第3呼接続要求を生成し、前記第2呼接続要求及び前記第3呼接続要求を対応付けるとともに、前記第3呼接続要求を前記第2インタフェースから送信し、前記第1呼接続要求及び前記第2呼接続要求を対応付けることで、前記対応付けられている前記第2呼接続要求及び前記第3呼接続要求に基づいて、前記第1呼接続要求の送信元である前記一の端末装置と、前記第3呼接続要求の宛先である前記一の外線装置とを特定し、前記一の端末装置と前記一の外線装置との間で音声データの転送を行うことを特徴とする。
本発明の第2の態様に係る転送方法は、複数の端末装置が接続された第1ネットワークとの間で通信を行う第1インタフェース、並びに、交換サーバ及び複数の外線装置が接続された第2ネットワークとの間で通信を行う第2インタフェースを備えるゲートウェイ装置が行う転送方法であって、前記複数の外線装置に含まれる一の外線装置から送信され、前記複数の端末装置に含まれる一の端末装置への接続要求である第1呼接続要求を前記第2インタフェースが受信した場合に、当該第1呼接続要求に基づいて前記交換サーバに送信する第2呼接続要求を生成し、前記第1呼接続要求及び前記第2呼接続要求を対応付けるとともに、前記第2呼接続要求を前記第2インタフェースから送信し、前記第2呼接続要求に基づいて前記交換サーバで生成され、前記一の端末装置を宛先とする第3呼接続要求を前記第2インタフェースが受信した場合に、前記第3呼接続要求を前記第1インタフェースから前記一の端末装置へ転送し、前記第2呼接続要求及び前記第3呼接続要求を対応付けることで、前記対応付けられている前記第1呼接続要求及び前記第2呼接続要求に基づいて、前記第1呼接続要求の送信元である前記一の外線装置と、前記第3呼接続要求の宛先である前記一の端末装置とを特定し、前記一の外線装置と前記一の端末装置との間で音声データの転送を行うことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、呼の対応を判別することで、音声データを送受信する冗長な経路を排除することができる。
実施の形態1及び2に係る通信システムの全体構成を示す概略図である。 実施の形態1及び2に係る通信システムの変形例を示す概略図である。 実施の形態1に係る通信システムにおける登録処理を説明するための概略図である。 既存技術における通信システムの全体構成の概略図である。 既存技術における音声データの転送経路を説明するための概略図である。 実施の形態1に係る通信システムにおける最適な転送経路を説明するための概略図である。 実施の形態1及び2における拠点GW装置の機能ブロック図である。 (A)及び(B)は、実施の形態1及び2における接続アダプタ部、呼制御抽出部、呼接続対応判定部及びルータ機能部のハードウェア構成例を示す概略図である。 実施の形態1において、端末装置から外線接続を行う際の呼接続に関する処理を示すシーケンス図である。 実施の形態1において、外線接続端末から端末装置に外線接続を行う際の呼接続に関する処理を示すシーケンス図である。 外線接続中の端末装置から端末装置に外線接続を転送する処理を示すシーケンス図(その1)である。 外線接続中の端末装置から端末装置に外線接続を転送する処理を示すシーケンス図(その2)である。 外線接続中の端末装置から端末装置に外線接続を転送する処理を示すシーケンス図(その3)である。 外線接続中の端末装置から端末装置に外線接続を転送する処理を示すシーケンス図(その4)である。 実施の形態2において、端末装置から外線接続を行う際の呼接続に関する処理を示すシーケンス図である。 実施の形態2において、外線接続端末から端末装置に外線接続を行う際の呼接続に関する処理を示すシーケンス図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1について説明する。
図1は、実施の形態1に係る通信システム100の全体構成を示す概略図である。
通信システム100は、端末装置110A、110Bと、ゲートウェイ装置としての拠点GW装置120と、交換サーバとしてのクラウドPBXサーバ130と、外線電話サーバ140とを備える。以下、各々の端末装置110A、110Bを特に区別する必要がない場合には、端末装置110という。
端末装置110と、拠点GW装置120とは、LAN(Local Area Network)101に接続されている。
また、拠点GW装置120は、キャリアネットワーク102にも接続されており、キャリアネットワーク102及びインターネット103を介して、クラウドPBXサーバ130と通信を行うことができる。また、拠点GW装置120は、キャリアネットワーク102を介して、外線電話サーバ140と通信を行うこともできる。
ここで、LAN101を第1ネットワークともいい、キャリアネットワーク102及びインターネット103を第2ネットワークともいう。
拠点GW装置120は、LAN101側に複数の端末装置110A、110Bを接続でき、WAN(Wide Area Network)側には通信キャリアが提供するキャリアネットワーク102を介してインターネット103へ接続することができる。
拠点GW装置120は、端末装置110からWAN側へ、又は、その逆にWAN側から端末装置110へと送信される通信パケットを転送できるルーティング機能を有する。さらに、拠点GW装置120は、クラウドPBXサーバ130を端末に見立てて、クラウドPBXサーバ130から外線への接続要求、又は、外線からクラウドPBXサーバ130への接続要求を取り次ぐ外線接続アダプタ機能を提供する接続アダプタ部121を備える。
インターネット103を介して拠点GW装置120と接続されるクラウドPBXサーバ130は、複数拠点の端末装置110を収容し、各端末装置110間の内線通話機能を実現する。
また、クラウドPBXサーバ130は、端末装置110からの外線発信要求を受けると、端末装置110毎に予め決められた接続アダプタ部121へと外線発信要求を送信し、接続アダプタ部121によって接続された外線呼と、端末装置110との間の内線呼の間の交換機能を提供する。
逆に外線から各拠点への外線着呼があった場合、接続アダプタ部121は、予めその着番号に登録されている情報に基づき、クラウドPBXサーバ130へと外線呼をつなぐ。クラウドPBXサーバ130は、接続アダプタ部121から着呼した外線呼に対して、予め着番号に登録されている端末装置110への内線呼を確立し、外線呼と内線呼の間の交換機能を提供する。
外線電話サーバ140は、通信キャリアによって提供される0AB−J番号及び050番号等の電話番号を利用する電話サービス用の交換機能を提供する。図1は、外線電話サーバ140がキャリアネットワーク102に直接接続される場合を示しているが、図2に示されている通信システム100#のように、外線電話サーバ140は、インターネット103に接続されていてもよい。
次に、通信システム100において、通話に先だって行われる登録処理について説明する。
図3は、通信システム100における登録処理を説明するための概略図である。
まず、通話に先立ち、端末装置110は、交換機能を有するクラウドPBXサーバ130に登録を行う(S1)。端末装置110は、自装置が使う内線番号及び自装置の通信アドレス等をセットでクラウドPBXサーバ130に登録する。クラウドPBXサーバ130は、ある番号への接続要求を受信すると、端末装置110から登録された情報に基づいて、接続要求を転送すべき端末装置110の通信アドレスを判定し、端末装置110へ接続要求をつなぐことができる。
また、クラウドPBXサーバ130は、接続アダプタ部121に登録を行う(S2)。例えば、クラウドPBXサーバ130は、外線通話で使用する外線用電話番号及び自装置の通信アドレス等をセットで、接続アダプタ部121に登録する。接続アダプタ部121は、クラウドPBXサーバ130から登録された情報に基づいて、着信した外線接続要求を宛先電話番号に応じてクラウドPBXサーバ130へつなぐことができる。
また、接続アダプタ部121は、外線電話サーバ140に登録を行う(S3)。接続アダプタ部121は、自装置で着信を取り次ぐ必要がある外線電話番号及び自装置の通信アドレス等をセットで外線電話サーバ140へ登録する。外線電話サーバ140は、接続アダプタ部121から登録された情報に基づいて、外線通話を交換することができる。
次に、既存技術における、端末装置から外線通話を開始する動作を説明する。
図4は、既存技術における通信システム10の全体構成の概略図である。
通信システム10は、端末装置11A、11Bと、拠点GW装置12と、クラウドPBXサーバ13と、外線電話サーバ14とを備える。
端末装置11と、拠点GW装置12とは、LAN101に接続されている。
また、拠点GW装置12は、キャリアネットワーク102にも接続されており、キャリアネットワーク102及びインターネット103を介して、クラウドPBXサーバ13と通信を行うことができる。また、拠点GW装置12は、キャリアネットワーク102を介して、外線電話サーバ14と通信を行うこともできる。
ここで、端末装置11A、接続アダプタ部12A及び外線電話サーバ14は、図3を用いて説明した登録動作が完了しているものとする。
まず、端末装置11Aから外線番号宛の接続要求がクラウドPBXサーバ13に送信される。
クラウドPBXサーバ13は、端末装置11Aからの外線接続要求を受信すると、接続アダプタ部12Aに対して接続要求を送信し、端末装置11Aから受信した接続要求との対応を記憶する。
接続アダプタ部12Aは、クラウドPBXサーバ13から接続要求を受信すると、外線電話サーバ14に対して接続要求を送信し、クラウドPBXサーバ13から受信した接続要求との対応を記憶する。
外線電話サーバ14は、宛先電話番号の端末装置又は宛先電話番号に応じて登録された他の外線接続サーバへ接続要求を送信する。ここでは、宛先電話番号の端末装置に接続要求を送信するものとして説明する。
外線電話サーバ14は、宛先電話番号に対応する端末装置より接続許可を示す信号を応答として受信すると、これを接続アダプタ部12Aへ応答する。
接続アダプタ部12Aは、外線電話サーバ14から接続許可信号を受信すると、対応するクラウドPBXサーバ13との接続を判定した上で、クラウドPBXサーバ13へ接続許可信号を応答する。
クラウドPBXサーバ13は、接続アダプタ部12Aから接続許可信号を応答として受信すると、対応する端末装置11Aとの接続を判定した上で、端末装置11Aへ接続要求許可信号を応答する。
端末装置11Aは、クラウドPBXサーバ13から接続許可信号を応答として受信すると、外線通話用の呼が確立し、通話用音声データの送受信が開始される。
図4に示されているように、この場合、端末装置11AとクラウドPBXサーバ13との間の呼接続C1、クラウドPBXサーバ13と拠点GW装置12内の接続アダプタ部12Aとの間の呼接続C2、及び、接続アダプタ部12Aと外線電話サーバ14との間の呼接続C3の計3本の呼接続が確立される。そして、クラウドPBXサーバ13では、終端している二つの呼接続C1、C2の対応関係が管理され、接続アダプタ部12Aでは、終端している2つの呼接続C2、C3の対応関係が管理される。
このような呼接続により、通話用音声データが転送される経路は、図5に示されているように、端末装置11A、拠点GW装置12、クラウドPBXサーバ13、拠点GW装置12内の接続アダプタ部12A及び外線通話先という経路R1になる。図5に示されている転送経路を見ればわかるように、拠点GW装置12とクラウドPBXサーバ13との間で、往復している部分は、データ転送としては冗長な経路である。
このため、実施の形態1に係る通信システム100では、図6に示されている最適な転送経路R2で音声データを転送できるように、拠点GW装置120が図4に示されている呼接続C1と呼接続C2との対応付けを判定し、これに基づいて音声データのIPパケットに必要な変換を実施した上で、端末装置110Aから送信された音声データのIPパケットを直接外線呼側に転送できるようにする。
図7は、実施の形態1における拠点GW装置120の機能ブロック図である。
拠点GW装置120は、接続アダプタ部121と、呼制御抽出部125と、呼接続対応判定部126と、LANポート127と、WANポート128と、ルータ機能部129とを備える。
接続アダプタ部121は、UAC(User Agent Client)機能部122と、UAS(User Agent Server)機能部123と、B2B−UA(Back−to−back User Agent)機能部124とを備える。
UAC機能部122は、図3を用いて説明したように、外線電話サーバ140への登録を行い、外線電話サーバ140との間で呼制御を行う。
UAS機能部123は、図3を用いて説明したように、クラウドPBXサーバ130からの登録を受け付け、クラウドPBXサーバ130との間で呼制御を行う。
また、UAS機能部123は、クラウドPBXサーバ130からの外線接続要求を受信すると、受信した外線接続要求の内容と、受信時刻とを呼接続対応判定部126に通知する。
B2B−UA機能部124は、UAC機能部122で行われる呼接続と、UAS機能部123で行われる呼接続との間の対応関係を記憶し、対応する呼接続間の交換機能を提供する。B2B−UA機能部124は、例えば、呼接続の対応関係を対応関係記憶部124aに記憶する。
拠点GW装置120は、端末装置110とクラウドPBXサーバ130との間の第1呼接続については終端せず、IPレベルで転送(ルーティング)を行う。一方、拠点GW装置120は、クラウドPBXサーバ130と接続アダプタ部121との間の第2呼接続、及び、接続アダプタ部121と外線電話サーバ140との間の第3呼接続については、終端処理を行う。第1呼接続と第2呼接続との対応を取るためには、第1呼接続に関する呼制御パケットのコピーを作成し、第2呼接続に関する呼制御パケットの内容と組み合わせて判断する必要がある。
そこで、呼制御抽出部125は、第1呼接続に関する呼制御パケットのコピーを取得して、呼接続対応判定部126に与える。
呼接続対応判定部126は、第1呼接続と第2呼接続との対応付けを判定する。例えば、呼接続対応判定部126は、呼制御抽出部125から与えられた呼制御パケットのコピーの内容と、接続アダプタ部121で終端処理している第2呼接続に関する呼制御パケットの内容とから、呼制御の対応付けを判定する。
LANポート127は、LAN101に接続するための第1インタフェースである。
WANポート128は、キャリアネットワーク102に接続するための第2インタフェースである。
ルータ機能部129は、LANポート127及びWANポート128を用いて、IPパケットの転送を行う。なお、ルータ機能部129は、通常のIPルータが持つフィルタリング、並びに、NAT(Network Address Translation)及びNAPT(Network Address Port Translation)の変換機能を有する。
以上に記載された接続アダプタ部121、呼制御抽出部125、呼接続対応判定部126及びルータ機能部129の一部又は全部は、例えば、図8(A)に示されているように、メモリ160と、メモリ160に格納されているプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ161とにより構成することができる。このようなプログラムは、ネットワークを通じて提供されてもよく、また、記録媒体に記録されて提供されてもよい。
また、接続アダプタ部121、呼制御抽出部125、呼接続対応判定部126及びルータ機能部129の一部又は全部は、例えば、図8(B)に示されているように、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuits)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等の処理回路162で構成することもできる。
図9は、実施の形態1において、端末装置110から外線接続を行う際の呼接続に関する処理を示すシーケンス図である。
まず、端末装置110は、外線番号宛の接続要求である第1外線接続要求をクラウドPBXサーバ130へ送信する(S10)。拠点GW装置120のルータ機能部129は、LANポート127で受信された第1外線接続要求をWANポート128からクラウドPBXサーバ130に転送する。ここで、外線番号は、外線接続端末150の電話番号であるものとする。このため、第1外線接続要求は、外線接続端末150への接続要求となる。
拠点GW装置120の呼制御抽出部125は、ルータ機能部129が端末装置110からの第1外線接続要求をクラウドPBXサーバ130に転送する際に、第1外線接続要求の内容をコピーして、その内容と受信時刻とを呼接続対応判定部126に通知する(S11)。
呼接続対応判定部126は、呼制御抽出部125から受け取った第1外線接続要求の内容を精査し、外線接続要求であることを宛先電話番号から判定すると、一定時間Tの外線タイマを開始する(S12)。外線タイマは、一定時間Tだけ起動しているタイマである。呼接続対応判定部126は、外線タイマを用いて、一定時間T内に第1外線接続要求に対応する第2外線接続要求を受信するか否かを判定する。
クラウドPBXサーバ130は、端末装置110からの第1外線接続要求を受信すると、第1外線接続要求に基づいて、接続アダプタ部121へ送信する接続要求である第2外線接続要求を生成し、第1外線接続要求と、第2外線接続要求との対応を記憶する(S13)。例えば、クラウドPBXサーバ130は、第1外線接続要求の識別子と、第2外線接続要求の識別子とを対応付けて記憶する。
そして、クラウドPBXサーバ130は、第2外線接続要求を接続アダプタ部121に送信する(S14)。
接続アダプタ部121のUAS機能部123は、WANポート128がクラウドPBXサーバ130からの第2外線接続要求を受信すると、受信した第2外線接続要求の内容と受信時刻とを、呼接続対応判定部126に通知する(S15)。
呼接続対応判定部126は、外線タイマ起動中の全ての第1外線接続要求の宛先電話番号と、接続アダプタ部121から受け取った第2外線接続要求の宛先電話番号とを比較し、宛先電話番号が一致する第1外線接続要求があるか否かを判断する。
ここで、呼接続対応判定部126は、第2外線接続要求の宛先電話番号が外線番号であり、かつ、一致する第1外線接続要求が複数ある場合は、以降特別な処理はせず、通常の経路で音声データを転送することとする。
一方、呼接続対応判定部126は、第2外線接続要求の宛先電話番号が外線番号であり、かつ、一致する第1外線接続要求が一つのみであった場合、これらを対応する呼接続と判断し、これらの第1外線接続要求と第2外線接続要求とを対応付ける。そして、呼接続対応判定部126は、拠点GW装置120で図6に示されている経路の最適化を行えるようにIPパケットの変換設定を、ルータ機能部129に設定する(S16)。
例えば、呼接続対応判定部126は、音声データのIPパケットの転送先として、第1外線接続要求を送信した端末装置110の通信アドレスと、第2外線接続要求の宛先の外線接続端末150の通信アドレスとを設定する。通常、外線接続端末150の通信アドレスは、後述するステップS21の第3外線接続応答で通知されるため、例えば、呼接続対応判定部126は、ステップS21の後に、UAC機能部122から第3外線接続応答の内容の通知を受けるとともに、B2B−UA機能部124に記憶されている対応に基づいて、第3外線接続応答に対応する第2外線接続要求を特定し、特定された第2外線接続要求に対応する第1外線接続要求を特定することで、設定を行えばよい。
また、接続アダプタ部121のUAC機能部122は、UAS機能部123が、WANポート128を介して、クラウドPBXサーバ130から第2外線接続要求を受信すると、第2外線接続要求に基づいて外線電話サーバ140に送信する接続要求である第3外線接続要求を生成する。なお、第3外線接続要求の宛先電話番号は、外線接続端末150のものである。また、接続アダプタ部121のB2B−UA機能部124は、第2外線接続要求と、第3外線接続要求との対応を記憶する(S17)。例えば、B2B−UA機能部124は、第2外線接続要求の識別子と、第3外線接続要求の識別子とを対応付けて記憶する。
そして、UAC機能部122は、第3外線接続要求を外線電話サーバ140に送信する(S18)。
外線電話サーバ140は、第3外線接続要求の宛先電話番号に対応する外線接続端末150へ第3外線接続要求を送信する(S19)。
そして、外線接続端末150は、ユーザが応答すると、第3外線接続要求に対して接続許可を示す信号を第3外線接続応答として、外線電話サーバ140に送信する(S20)。この第3外線接続応答には、第3接続要求と同一の識別子が含まれるものとする。
外線電話サーバ140は、外線接続端末150から第3外線接続応答を受信すると、これを接続アダプタ部121へ応答する(S21)。
接続アダプタ部121のB2B−UA機能部124は、UAC機能部122が外線電話サーバ140から第3外線接続応答を受信すると、対応するクラウドPBXサーバ130との接続を判定する。また、接続アダプタ部121のUAS機能部123は、第3外線接続応答に基づいて、第2外線接続要求に対する外線接続端末150からの応答である第2外線接続応答を生成する。そして、UAS機能部123は、WANポート128から対応するクラウドPBXサーバ130へ第2外線接続応答を送信する(S22)。第2外線接続応答には、第2外線接続要求と同一の識別子が含まれるものとする。
クラウドPBXサーバ130は、接続アダプタ部121から第2外線接続応答を受信すると、対応する端末装置110との接続を判定する。また、クラウドPBXサーバ130は、第2外線接続応答に基づいて、第1外線接続要求に対する外線接続端末150からの応答である第1外線接続応答を生成する。そして、クラウドPBXサーバ130は、端末装置110へ第1外線接続応答を送信する(S23)。第1外線接続応答には、第1外線接続要求と同一の識別子が含まれるものとする。
拠点GW装置120のルータ機能部129は、WANポート128が第1外線接続応答を受信すると、LANポート127から第1外線接続応答を端末装置110へ転送する。
端末装置110は、クラウドPBXサーバ130から第1外線接続応答を受信すると、外線通話用の呼が確立し、通話用音声データの送受信を開始する。
なお、外線電話サーバ140及び外線接続端末150を外線装置ともいう。
また、第1外線接続要求を第1呼接続要求、第2外線接続要求を第2呼接続要求、第3外線接続要求を第3呼接続要求、第1外線接続応答を第1呼接続応答、第2外線接続応答を第2呼接続応答、及び、第3外線接続応答を第3呼接続応答ともいう。
実施の形態1では、上記のように、一定時間内に拠点GW装置120で検出される同一外線番号宛の、端末装置110からの外線接続要求と、クラウドPBXサーバ130からの外線接続要求とを対応付けて、音声データ転送経路を最適化する変換を行う。同一外線番号宛の外線接続要求が複数ある場合は、対応付けをせず、従来通りの転送経路を利用することで、判定のための処理負荷を最低限とする。
図10は、実施の形態1において、外線接続端末150から端末装置110に外線接続を行う際の呼接続に関する処理を示すシーケンス図である。
まず、外線接続端末150は、端末装置110宛の接続要求である第4外線接続要求を外線電話サーバ140に送信する(S30)。例えば、第4外線接続要求は、端末装置110の電話番号を宛先として含んでいるものとする。
外線電話サーバ140は、外線接続端末150からの第4外線接続要求を接続アダプタ部121へ転送する(S31)。
接続アダプタ部121のUAS機能部123は、UAC機能部122が、WANポート128を介して、外線電話サーバ140からの第4外線接続要求を受信すると、第4外線接続要求に基づいて、クラウドPBXサーバ130に送信する接続要求である第5外線接続要求を生成する。また、接続アダプタ部121のB2B−UA機能部124は、第4外線接続要求と、第5外線接続要求との対応を記憶する(S32)。例えば、B2B−UA機能部124は、第4外線接続要求の識別子と、第5外線接続要求の識別子とを対応付けて記憶する。
UAS機能部123は、第5外線接続要求をWANポート128からクラウドPBXサーバ130に送信する(S33)。
また、UAS機能部123は、送信した第5外線接続要求の内容と送信時刻とを、呼接続対応判定部126に通知する(S34)。
呼接続対応判定部126は、UAS機能部123から受け取った第5外線接続要求の内容を精査し、外線接続要求であることを送信元電話番号から判定すると、一定時間Tの外線タイマを開始する(S35)。
クラウドPBXサーバ130は、接続アダプタ部121からの第5外線接続要求を受信すると、第5外線接続要求に基づいて、端末装置110を宛先とする接続要求である第6外線接続要求を生成し、第5外線接続要求と、第6外線接続要求との対応を記憶する(S36)。例えば、クラウドPBXサーバ130は、第5外線接続要求の識別子と、第6外線接続要求の識別子とを対応付けて記憶する。
そして、クラウドPBXサーバ130は、第6外線接続要求を端末装置110に送信する(S37)。拠点GW装置120のルータ機能部129は、WANポート128が第6外線接続要求を受信すると、LANポート127から端末装置110へ第6外線接続要求を転送する。
ここで、拠点GW装置120の呼制御抽出部125は、ルータ機能部129がクラウドPBXサーバ130からの第6外線接続要求を端末装置110に転送する際に、第6外線接続要求の内容をコピーして、その内容と受信時刻とを呼接続対応判定部126に通知する(S38)。
呼接続対応判定部126は、外線タイマ起動中の全ての第5外線接続要求の宛先電話番号と、呼制御抽出部125から受け取った第6外線接続要求の宛先電話番号とを比較し、宛先電話番号が一致する第5外線接続要求があるか否かを判断する。
ここで、呼接続対応判定部126は、第5外線接続要求の送信元電話番号が外線番号であり、かつ、宛先電話番号の一致する第6外線接続要求が複数ある場合は、以降特別な処理はせず、通常の経路で音声データを転送することとする。
一方、呼接続対応判定部126は、第5外線接続要求の送信元電話番号が外線番号であり、かつ、宛先電話番号の一致する第6外線接続要求が一つのみであった場合、これらを対応する呼接続と判断し、これらの第5外線接続要求と第6呼接続要求とを対応付ける。そして、呼接続対応判定部126は、拠点GW装置120で図6に示されている経路の最適化を行えるようにIPパケットの変換設定を、ルータ機能部129に設定する(S39)。例えば、呼接続対応判定部126は、音声データのIPパケットの転送先として、第4外線接続要求を送信した外線接続端末150の通信アドレスと、第6外線接続要求の宛先の端末装置110の通信アドレスとを設定する。ここで、第4外線接続要求を送信した外線接続端末150の通信アドレスは、接続アダプタ部121のUAC機能部122から取得すればよい。
第6外線接続要求を受信した端末装置110は、ユーザが応答すると、第6外線接続要求に対する接続許可を示す信号を第6外線接続応答として、クラウドPBXサーバ130に送信する(S40)。
拠点GW装置120のルータ機能部129は、LANポート127が第6外線接続応答を受信すると、WANポート128から第6外線接続応答をクラウドPBXサーバ130へ転送する。
クラウドPBXサーバ130は、端末装置110から第6外線接続応答を受信すると、第6外線接続応答に基づいて、第5外線接続要求に対する端末装置110の応答である第5外線接続応答を生成して、これを接続アダプタ部121へ送信する(S41)。
接続アダプタ部121のB2B−UA機能部124は、UAS機能部123が、WANポート128を介してクラウドPBXサーバ130からの第5外線接続応答を受信すると、第4外線接続要求及び第5外線接続要求の対応付けに基づいて、対応する外線電話サーバ140との接続を判定する。また、接続アダプタ部121のUAC機能部122は、第5外線接続応答に基づいて、第4外線接続要求に対する端末装置110からの応答である第4外線接続応答を生成する。そして、UAC機能部122は、WANポート128から対応する外線電話サーバ140へ第4外線接続応答を送信する(S42)。
外線電話サーバ140は、接続アダプタ部121から第4外線接続応答を受信すると、これを外線接続端末150に応答する(S43)。
外線接続端末150は、外線電話サーバ140から第4外線接続応答を受信すると、外線通話用の呼が確立し、通話用音声データの送受信を開始する。
ここで、第4外線接続要求を第1呼接続要求、第5外線接続要求を第2呼接続要求、第6外線接続要求を第3呼接続要求、第4外線接続応答を第1呼接続応答、第5外線接続応答を第2呼接続応答、及び、第6外線接続応答を第3呼接続応答ともいう。
図11〜図14は、外線接続中の端末装置110Aから端末装置110Bに外線接続を転送する処理を示すシーケンス図である。
まず、図11において、端末装置110Aと外線接続端末150との間で呼が確立し、第1セッションが行われているものとする(S50)。
そして、端末装置110Aは、端末装置110B宛の接続要求である内線接続要求をクラウドPBXサーバ130に送信する(S51)。拠点GW装置120のルータ機能部129は、LANポート127が内線接続要求を受信すると、それをWANポート128からクラウドPBXサーバ130へ転送する。
このような内線接続要求を受信したクラウドPBXサーバ130は、内線接続要求を端末装置110Bに送信する(S52)。拠点GW装置120のルータ機能部129は、WANポート128が内線接続要求を受信すると、それをLANポート127から端末装置Bへ転送する。
内線接続要求を受信した端末装置110Bは、ユーザが応答すると、接続許可を示す信号を内線接続応答として、クラウドPBXサーバ130に送信する(S53)。拠点GW装置120のルータ機能部129は、LANポート127が内線接続応答を受信すると、それをWANポート128からクラウドPBXサーバ130へ転送する。
クラウドPBXサーバ130は、受信した内線接続応答を端末装置110Aに送信する(S54)。拠点GW装置120のルータ機能部129は、WANポート128が内線接続応答を受信すると、それをLANポート127から端末装置110Aへ転送する。
これにより、端末装置110Aと端末装置110Bとの間で呼が確立し、第2セッションが行われる(S55)。
そして、端末装置110Aは、外線接続端末150宛の転送指示である第1転送接続指示をクラウドPBXサーバ130に送信する(S56)。拠点GW装置120のルータ機能部129は、LANポート127が第1転送接続指示を受信すると、それをWANポート128からクラウドPBXサーバ130へ転送する。
クラウドPBXサーバ130は、端末装置110からの第1転送接続指示を受信すると、接続アダプタ部121に対する転送指示である第2転送接続指示を生成し、その第2転送接続指示を接続アダプタ部121に送信する(S57)。
接続アダプタ部121のUAC機能部122は、UAS機能部123が、WANポート128を介して、クラウドPBXサーバ130から第2転送接続指示を受信すると、外線電話サーバ140に対する転送指示である第3転送接続指示を生成し、その第3転送接続指示をWANポート128から外線電話サーバ140に送信する(S58)。
外線電話サーバ140は、第3転送接続指示を外線接続端末150へ送信する(S59)。
そして、外線接続端末150は、転送許可を示す信号を第3転送接続応答として、外線電話サーバ140に送信する(S60)。
外線電話サーバ140は、外線接続端末150から第3転送接続応答を受信すると、これを接続アダプタ部121へ応答する(S61)。
接続アダプタ部121のUAS機能部123は、UAC機能部122が、WANポート128を介して、外線電話サーバ140から第3転送接続応答を受信すると、第3転送接続応答に基づいて第2転送接続要求に対する外線接続端末150からの応答である第2転送接続応答を生成する。そして、UAS機能部123は、WANポート128から対応するクラウドPBXサーバ130へ第2転送接続応答を送信する(S62)。
クラウドPBXサーバ130は、接続アダプタ部121から第2転送接続応答を受信すると、第2転送接続応答に基づいて第1転送接続応答に対する外線接続端末150からの応答である第1転送接続応答を生成する。そして、クラウドPBXサーバ130は、端末装置110Aへ第1転送接続応答を送信する(S63)。拠点GW装置120のルータ機能部129は、WANポート128が第1転送接続応答を受信すると、それをLANポート127から端末装置110Aへ転送する。そして、処理は、図12へ進む。
次に、図12を用いて説明する。外線接続端末150は、セッションを切り替えるために、端末装置110B宛の接続要求である第1接続要求を外線電話サーバ140に送信する(S64)。
外線電話サーバ140は、外線接続端末150からの第1接続要求を接続アダプタ部121へ転送する(S65)。
接続アダプタ部121のUAS機能部123は、UAC機能部122が、WANポート128を介して、外線電話サーバ140からの第1接続要求を受信すると、第1接続要求に基づいてクラウドPBXサーバ130へ送信する接続要求である第2接続要求を生成する。また、接続アダプタ部121のB2B−UA機能部124は、第1接続要求と、第2接続要求との対応を記憶する(S66)。例えば、B2B−UA機能部124は、第1接続要求の識別子と、第2接続要求の識別子とを対応付けて記憶する。
UAS機能部123は、WANポート128から第2接続要求をクラウドPBXサーバ130に送信する(S67)。
また、UAS機能部123は、送信した第2接続要求の内容と送信時刻とを、呼接続対応判定部126に通知する(S68)。
呼接続対応判定部126は、UAS機能部123から受け取った第2接続要求の内容を精査し、外線接続要求であることを送信元電話番号から判定すると、一定時間Tの外線タイマを開始する(S69)。
クラウドPBXサーバ130は、接続アダプタ部121からの第2接続要求を受信すると、端末装置110Bを宛先とする接続要求である第3接続要求を生成し、第2接続要求と、第3接続要求との対応を記憶する(S70)。例えば、クラウドPBXサーバ130は、第2接続要求の識別子と、第3接続要求の識別子とを対応付けて記憶する。また、この第3接続要求には、端末装置110Bの電話番号が含まれているものとする。
そして、クラウドPBXサーバ130は、第3接続要求を端末装置110Bに送信する(S71)。拠点GW装置120のルータ機能部129は、WANポート128が第3接続要求を受信すると、それをLANポート127から端末装置110Bへ転送する。
ここで、拠点GW装置120の呼制御抽出部125は、ルータ機能部129がクラウドPBXサーバ130からの第3接続要求を端末装置110Bに転送する際に、第3接続要求の内容をコピーして、その内容と受信時刻とを呼接続対応判定部126に通知する(S72)。
呼接続対応判定部126は、外線タイマ起動中の全ての第2接続要求の宛先電話番号と、呼制御抽出部125から受け取った第3接続要求の宛先電話番号とを比較し、宛先電話番号が一致する第3接続要求があるか否かを判断する。
ここで、呼接続対応判定部126は、第3接続要求の送信元電話番号が外線番号であり、かつ、一致する第2接続要求が複数ある場合は、以降特別な処理はせず、通常の経路で音声データを転送することとする。
一方、呼接続対応判定部126は、第3接続要求の送信元電話番号が外線番号であり、かつ、一致する第2接続要求が一つのみであった場合、これらを対応する呼接続と判断し、これらの第2接続要求及び第3接続要求を対応付ける。そして、呼接続対応判定部126は、拠点GW装置120で図6に示されている経路の最適化を行えるようにIPパケットの変換設定を、ルータ機能部129に設定する(S73)。例えば、呼接続対応判定部126は、音声データのIPパケットの転送先として、対応付けられた第2接続要求の送信元である外線接続端末150の通信アドレスと、対応付けられた第3接続要求の宛先の端末装置110Bの通信アドレスとを設定する。ここで、第2接続要求の送信元である外線接続端末150の通信アドレスは、接続アダプタ部121のUAC機能部122から取得すればよい。
第3接続要求を受信した端末装置110Bは、ユーザが応答すると、接続許可を示す信号を第3接続応答として、クラウドPBXサーバ130に送信する(S74)。拠点GW装置120のルータ機能部129は、LANポート127が第3接続応答を受信すると、それをWANポート128からクラウドPBXサーバ130へ転送する。
クラウドPBXサーバ130は、端末装置110Bから第3接続応答を受信すると、第3接続応答に基づいて第2接続要求に対する端末装置110Bからの応答である第2接続応答を生成して、これを接続アダプタ部121へ応答する(S75)。
接続アダプタ部121のB2B−UA機能部124は、UAS機能部123が、WANポート128を介して、クラウドPBXサーバ130から第2接続応答を受信すると、対応する外線電話サーバ140との接続を判定する。そして、接続アダプタ部121のUAC機能部122は、第2接続応答に基づいて第1接続要求に対する端末装置110Bからの応答である第1接続応答を生成し、それをWANポート128から対応する外線電話サーバ140へ送信する(S76)。
外線電話サーバ140は、接続アダプタ部121から第1接続応答を受信すると、これを外線接続端末150に応答する(S77)。そして、処理は、図13に進む。
次に、図13を用いて説明する。外線接続端末150は、セッションの切り替えが行われたことを通知するために、端末装置110A宛の切替通知である第1切替通知を外線電話サーバ140に送信する(S78)。
外線電話サーバ140は、外線接続端末150からの第1切替通知を接続アダプタ部121へ転送する(S79)。
接続アダプタ部121のUAS機能部123は、UAC機能部122が、WANポート128を介して、外線電話サーバ140からの第1切替通知を受信すると、第1切替通知に基づいてクラウドPBXサーバ130に送信する切替通知である第2切替通知を生成し、それをWANポート128からクラウドPBXサーバ130に送信する(S80)。
クラウドPBXサーバ130は、接続アダプタ部121からの第2切替通知を受信すると、第2切替通知に基づいて端末装置110Aに対する切替通知である第3切替通知を生成し、それを端末装置110Aに送信する(S81)。拠点GW装置120のルータ機能部129は、WANポート128が第3切替通知を受信すると、それをLANポート127から端末装置110Aへ転送する。
第3切替通知を受信した端末装置110Aは、通知を受領したことを示す信号を第3切替応答として、クラウドPBXサーバ130に送信する(S82)。拠点GW装置120のルータ機能部129は、LANポート127が第3切替応答を受信すると、それをWANポート128からクラウドPBXサーバ130へ転送する。
クラウドPBXサーバ130は、端末装置110Aから第3切替応答を受信すると、第3切替応答に基づいて第2切替通知に対する端末装置110Aからの応答である第2切替応答を生成して、これを接続アダプタ部121へ送信する(S83)。
接続アダプタ部121のUAC機能部122は、UAS機能部123が、WANポート128を介して、クラウドPBXサーバ130からの第2切替応答を受信すると、第2切替応答に基づいて第1切替通知に対する端末装置110Aからの応答である第1切替応答を生成する。そして、UAC機能部122は、WANポート128から対応する外線電話サーバ140へ第1切替応答を送信する(S84)。
外線電話サーバ140は、接続アダプタ部121から第1切替応答を受信すると、これを外線接続端末150に応答する(S85)。
これにより、外線接続端末150と、端末装置110Bとの間の呼が確立し、第3セッションが行われる(S86)。そして、処理は、図14に進む。
次に、図14を用いて説明する。端末装置110Bは、端末装置110Aとのセッションを切断する要求である内線切断要求をクラウドPBXサーバ130に送信する(S87)。拠点GW装置120のルータ機能部129は、LANポート127が内線切断要求を受信すると、それをWANポート128からクラウドPBXサーバ130へ転送する。
このような内線切断要求を受信したクラウドPBXサーバ130は、内線切断要求を端末装置110Aに送信する(S88)。拠点GW装置120のルータ機能部129は、WANポート128が内線切断要求を受信すると、それをLANポート127から端末装置110Aへ転送する。
内線切断要求を受信した端末装置110Aは、切断許可を示す信号を内線切断応答として、クラウドPBXサーバ130に送信する(S89)。拠点GW装置120のルータ機能部129は、LANポート127が内線切断応答を受信すると、それをWANポート128からクラウドPBXサーバ130へ転送する。
クラウドPBXサーバ130は、受信した内線切断応答を端末装置110Bに送信する(S90)。拠点GW装置120のルータ機能部129は、WANポート128が内線切断応答を受信すると、それをLANポート127から端末装置110Bへ転送する。
これにより、端末装置110Aと端末装置110Bとの間の第2セッションが切断される(S91)。
そして、端末装置110Aは、外線接続端末150との間のセッションを切断する要求である第1外線切断要求をクラウドPBXサーバ130に送信する(S92)。拠点GW装置120のルータ機能部129は、LANポート127が第1外線切断要求を受信すると、それをWANポート128からクラウドPBXサーバ130へ転送する。
クラウドPBXサーバ130は、端末装置110Aからの第1外線切断要求を受信すると、第1外線切断要求に基づいて接続アダプタ部121に送信する切断要求である第2外線切断要求を生成し、その第2外線切断要求を接続アダプタ部121に送信する(S93)。
接続アダプタ部121のUAC機能部122は、UAS機能部123が、WANポート128を介して、クラウドPBXサーバ130から第2外線切断要求を受信すると、第2外線切断要求に基づいて、外線電話サーバ140に送信する切断要求である第3外線切断要求を生成し、その第3外線切断要求を外線電話サーバ140に送信する(S94)。
外線電話サーバ140は、第3外線切断要求を外線接続端末150へ送信する(S95)。
そして、外線接続端末150は、切断許可を示す信号を第3外線切断応答として、外線電話サーバ140に送信する(S96)。
外線電話サーバ140は、外線接続端末150から第3外線切断応答を受信すると、これを接続アダプタ部121へ応答する(S97)。
接続アダプタ部121のUAS機能部123は、UAC機能部122が、WANポート128を介して、外線電話サーバ140から第3外線切断応答を受信すると、第3外線切断応答に基づいて第2外線切断要求に対する外線接続端末150からの応答である第2外線切断応答を生成する。そして、UAS機能部123は、WANポート128から対応するクラウドPBXサーバ130へ第2外線切断応答を送信する(S98)。
クラウドPBXサーバ130は、接続アダプタ部121から第2外線切断応答を受信すると、第2外線切断応答から第1外線切断要求に対する外線接続端末150からの応答である第1外線切断応答を生成し、それを端末装置110Aへ送信する(S99)。拠点GW装置120のルータ機能部129は、WANポート128が第1外線切断応答を受信すると、それをLANポート127から端末装置110Aへ転送する。
これによって、端末装置110Aと外線接続端末150との間の第1セッションが切断される(S100)。
以上のように、実施の形態1では、端末装置110と外線接続端末150との間で送受信される音声データに対する変換を行うことで、クラウドPBXサーバ130を音声データが経由しなくなる。この時、クラウドPBXサーバ130の構成によっては、通話が終了した、又は、正常に通話が行われていないと判断し、呼切断動作を開始する場合がある。この判断に音声データそのものが使われるシステムでは実施の形態1を適用することはできない。
一方、例えば、音声データをRTP(Real−Time Transport Protocol)で送受信し、その統計情報がRTCP(Real−Time Transport Control Protocol)で送受信されるシステムにおいて、クラウドPBXサーバ130がRTCPの情報に基づいて通話終了及び通話の正常性を判断する場合には、拠点GW装置120で変換する対象をRTPのみに限定することで、RTCPはこれまでどおりクラウドPBXサーバ130と端末装置110間で送受信され、呼接続を維持することができる。
実施の形態1に示した呼制御に使われるプロトコルとしては、例えば、SIP(Session Initiation Protocol)やH.323等が考えられるが、実施の形態1で使用されるプロトコルは、これらに限定されない。
実施の形態2.
実施の形態1では、各呼接続の接続要求に着目し、その検出タイミングが一定時間内である同一番号宛の端末装置110又は接続アダプタ部121からの接続要求と、クラウドPBXサーバ130からの接続要求を対応付けたが、たまたま複数の端末装置110又は接続アダプタ部121から、ほぼ同一時刻に同一番号宛に接続要求を送信した場合等、対応付けができない場合があった。
実施の形態2は、対応付けの確からしさを向上するための仕組みを追加するものであり、実施の形態1で着目した接続要求に加え、接続応答についても一定時間内に検出されることをもって、呼接続間の対応付けを行うものである。
図1に示されているように、実施の形態2に係る通信システム200は、端末装置110A、110Bと、ゲートウェイ装置としての拠点GW装置220と、交換サーバとしてのクラウドPBXサーバ130と、外線電話サーバ140とを備える。
実施の形態2に係る通信システム200は、拠点GW装置220を除いて、実施の形態1に係る通信システム100と同様に構成されている。また、図2に示されている通信システム200#のように、外線電話サーバ140は、インターネット103に接続されていてもよい。
図7に示されているように、拠点GW装置220は、接続アダプタ部221と、呼制御抽出部225と、呼接続対応判定部226と、LANポート127と、WANポート128と、ルータ機能部129とを備える。
実施の形態2における拠点GW装置220は、接続アダプタ部221、呼制御抽出部225及び呼接続対応判定部226を除いて、実施の形態1における拠点GW装置120と同様に構成されている。
接続アダプタ部221は、UAC機能部122と、UAS機能部223と、B2B−UA機能部124とを備える。
実施の形態2における接続アダプタ部221は、UAS機能部223を除いて、実施の形態1における接続アダプタ部121と同様に構成されている。
実施の形態2におけるUAS機能部223は、実施の形態1におけるUAS機能部123と同様の処理を行うほか、クラウドPBXサーバ130に、外線接続応答を送信する際にも、その内容と受信時刻とを呼接続対応判定部226に通知する。
実施の形態2における呼制御抽出部225は、実施の形態1と同様の処理を行うほか、クラウドPBXサーバ130から端末装置110への外線接続要求に対する外線接続応答のコピーを取得して、呼接続対応判定部226に与える。
呼接続対応判定部226は、端末装置110からクラウドPBXサーバ130への第1外線接続要求と、クラウドPBXサーバ130から拠点GW装置220への第2外線接続要求との対応付けを判定する。呼接続対応判定部226は、ここでの対応がとれた場合には、仮対応としておく。
そして、呼接続対応判定部226は、拠点GW装置220からクラウドPBXサーバ130への第2外線接続応答と、クラウドPBXサーバ130から端末装置110への第1外線接続応答との対応付けを判定することで、仮対応の中から、パケット変換に使用する対応を確定する。
以上により、呼接続対応判定部226は、端末装置110からクラウドPBXサーバ130への第1外線接続要求と、クラウドPBXサーバ130から拠点GW装置220への第2外線接続要求とにおいて複数の対応付けが検出された場合でも、パケット変換に使用する対応を確定することができる。
また、呼接続対応判定部226は、接続アダプタ部221からクラウドPBXサーバ130への第5外線接続要求と、クラウドPBXサーバ130から端末装置110への第6外線接続要求との対応付けを判定する。呼接続対応判定部226は、ここでの対応がとれた場合には、仮対応としておく。
そして、呼接続対応判定部226は、端末装置110からからクラウドPBXサーバ130への第6外線接続応答と、クラウドPBXサーバ130から接続アダプタ部221への第5外線接続応答との対応付けを判定することで、仮対応の中から、パケット変換に使用する対応を確定する。
以上により、呼接続対応判定部226は、接続アダプタ部221からクラウドPBXサーバ130への第5外線接続要求と、クラウドPBXサーバ130から端末装置110への第6外線接続要求とにおいて複数の対応付けが検出された場合でも、パケット変換に使用する対応を確定することができる。
図15は、実施の形態2において、端末装置110から外線接続を行う際の呼接続に関する処理を示すシーケンス図である。
まず、端末装置110は、外線番号宛の接続要求である第1外線接続要求をクラウドPBXサーバ130宛に送信する(S110)。ここでの外線番号は、外線接続端末150の電話番号であるものとする。拠点GW装置220のルータ機能部129は、LANポート127で受信された第1外線接続要求を、WANポート128からクラウドPBXサーバ130へ転送する。
拠点GW装置220の呼制御抽出部225は、ルータ機能部129が端末装置110からの第1外線接続要求をクラウドPBXサーバ130に転送する際に、第1外線接続要求の内容をコピーして、その内容と受信時刻とを呼接続対応判定部226に通知する(S111)。
呼接続対応判定部226は、呼制御抽出部225から受け取った第1外線接続要求の内容を精査し、外線接続要求であることを宛先電話番号から判定すると、一定時間Tの外線タイマを開始する(S112)。
クラウドPBXサーバ130は、端末装置110からの第1外線接続要求を受信すると、第1外線接続要求に基づいて、接続アダプタ部221に送信する接続要求である第2外線接続要求を生成し、第1外線接続要求と、第2外線接続要求との対応を記憶する(S113)。例えば、クラウドPBXサーバ130は、第1外線接続要求の識別子と、第2外線接続要求の識別子とを対応付けて記憶する。
そして、クラウドPBXサーバ130は、第2外線接続要求を接続アダプタ部221に送信する(S114)。
接続アダプタ部221のUAS機能部223は、WANポート128を介してクラウドPBXサーバ130から第2外線接続要求を受信すると、受信した第2外線接続要求の内容と受信時刻とを、呼接続対応判定部226に通知する(S115)。
呼接続対応判定部226は、外線タイマ起動中の全ての第1外線接続要求の宛先電話番号と、接続アダプタ部221から受け取った第2外線接続要求の宛先電話番号とを比較し、宛先電話番号が一致する第1外線接続要求があるか否かを判断する。
ここで、呼接続対応判定部226は、第2外線接続要求の宛先電話番号が外線番号であり、かつ、一致する第1外線接続要求がある場合は、これらを対応する呼接続と仮判定する(S116)。そして、呼接続対応判定部226は、これら第1外線接続要求及び第2外線接続要求を仮に対応付ける。
また、接続アダプタ部221のUAC機能部122は、UAS機能部223が、WANポート128を介して、クラウドPBXサーバ130から第2外線接続要求を受信すると、第2外線接続要求に基づいて、外線接続端末150を宛先とする接続要求である第3外線接続要求を生成する。また、接続アダプタ部221のB2B−UA機能部124は、第2外線接続要求と、第3外線接続要求との対応を記憶する(S117)。例えば、B2B−UA機能部124は、第2外線接続要求の識別子と、第3外線接続要求の識別子とを対応付けて記憶する。
そして、UAC機能部122は、WANポート128から第3外線接続要求を外線電話サーバ140に送信する(S118)。
外線電話サーバ140は、第3外線接続要求の宛先電話番号に対応する外線接続端末150へ第3外線接続要求を送信する(S119)。
そして、外線接続端末150は、ユーザが応答すると、第3外線接続要求に対して接続許可を示す信号を第3外線接続応答として、外線電話サーバ140に送信する(S120)。この第3外線接続応答には、第3接続要求と同一の識別子が含まれるものとする。
外線電話サーバ140は、外線接続端末150から第3外線接続応答を受信すると、これを接続アダプタ部221へ応答する(S121)。
接続アダプタ部221のB2B−UA機能部124は、UAC機能部122が、WANポート128を介して、外線電話サーバ140から第3外線接続応答を受信すると、第2外線接続要求及び第3外線接続要求の対応付けに基づいて、対応するクラウドPBXサーバ130との接続を判定する。また、接続アダプタ部221のUAS機能部223は、第3外線接続応答に基づいて、第2外線接続要求に対する外線接続端末150からの応答である第2外線接続応答を生成する。そして、UAS機能部223は、WANポート128から対応するクラウドPBXサーバ130へ第2外線接続応答を送信する(S122)。第2外線接続応答には、第2外線接続要求と同一の識別子が含まれるものとする。
ここで、UAS機能部223は、送信した第2外線接続応答の内容と送信時刻とを、呼接続対応判定部226に通知する(S123)。
呼接続対応判定部226は、UAS機能部223から受け取った第2外線接続応答の内容を精査し、外線接続応答であることを送信元電話番号から判定すると、一定時間Tの外線タイマを開始する(S124)。
クラウドPBXサーバ130は、接続アダプタ部221から第2外線接続応答を受信すると、対応する端末装置110との接続を判定した上で、第2外線接続応答に基づいて、第1外線接続要求に対する外線接続端末150からの応答である第1外線接続応答を生成する。そして、クラウドPBXサーバ130は、対応する端末装置110へ第1外線接続応答を送信する(S125)。第1外線接続応答には、第1外線接続要求と同一の識別子が含まれるものとする。
拠点GW装置220のルータ機能部129は、WANポート128が第1外線接続応答を受信すると、LANポート127から端末装置110へ第1外線接続応答を転送する。
拠点GW装置220の呼制御抽出部225は、ルータ機能部129がクラウドPBXサーバ130からの第1外線接続応答を端末装置110に転送する際に、第1外線接続応答の内容をコピーして、その内容と受信時刻とを呼接続対応判定部226に通知する(S126)。
呼接続対応判定部226は、クラウドPBXサーバ130から受信した第1外線接続応答の受信時刻と内容とを受け取ると、外線タイマ起動中の全ての第2外線接続応答について、同一の宛先電話番号のものがあるか否かを判定する。同一の宛先電話番号のものが見つかった場合、呼接続対応判定部226は、その第2外線接続応答と第1外線接続応答とを対応付ける。次に、呼接続対応判定部226は、仮に対応付けられている第1外線接続要求及び第2外線接続要求の送信元及び宛先を構成する端末装置110及び外線接続端末150のペアと、対応付けられた第1外線接続応答及び第2外線接続応答の送信元及び宛先を構成する端末装置110及び外線接続端末150のペアとを確認する。そして、同じペアがある場合には、呼接続対応判定部226は、そのペアの第1外線接続要求及び第2外線接続要求の対応付けを確定する。同じペアが見つからなかった場合は、呼接続対応判定部226は、対応付けをあきらめ、通常の転送を継続する。
そして、呼接続対応判定部226は、拠点GW装置220で図6に示されている経路の最適化を行えるようにIPパケットの変換設定を、ルータ機能部129に設定する(S127)。例えば、呼接続対応判定部226は、音声データのIPパケットの転送先として、対応する呼接続であると確定された第1外線接続要求を送信した端末装置110の通信アドレスと、対応する呼接続であると確定された第2外線接続要求の宛先の外線接続端末150の通信アドレスとを設定する。
端末装置110は、クラウドPBXサーバ130から第1外線接続応答を受信すると、外線通話用の呼が確立し、通話用音声データの送受信を開始する。
図16は、実施の形態2において、外線接続端末150から端末装置110に外線接続を行う際の呼接続に関する処理を示すシーケンス図である。
まず、外線接続端末150は、端末装置110宛の接続要求である第4外線接続要求を外線電話サーバ140に送信する(S130)。例えば、第4外線接続要求は、端末装置110の電話番号を宛先として含んでいるものとする。
外線電話サーバ140は、外線接続端末150からの第4外線接続要求を接続アダプタ部221へ転送する(S131)。
接続アダプタ部221のUAS機能部223は、UAC機能部122が、WANポート128を介して、外線電話サーバ140からの第4外線接続要求を受信すると、第4外線接続要求に基づいて、クラウドPBXサーバ130に送信する接続要求である第5外線接続要求を生成する。また、接続アダプタ部221のB2B−UA機能部124は、第4外線接続要求と、第5外線接続要求との対応を記憶する(S132)。例えば、B2B−UA機能部124は、第4外線接続要求の識別子と、第5外線接続要求の識別子とを対応付けて記憶する。
UAS機能部223は、第5外線接続要求をWANポート128からクラウドPBXサーバ130に送信する(S133)。
また、UAS機能部223は、送信した第5外線接続要求の内容と送信時刻とを、呼接続対応判定部226に通知する(S134)。
呼接続対応判定部226は、UAS機能部223から受け取った第5外線接続要求の内容を精査し、外線接続要求であることを送信元電話番号から判定すると、一定時間Tの外線タイマを開始する(S135)。
クラウドPBXサーバ130は、接続アダプタ部221からの第5外線接続要求を受信すると、第5外線接続要求に基づいて、端末装置110を宛先とする接続要求である第6外線接続要求を生成し、第5外線接続要求と、第6外線接続要求との対応を記憶する(S136)。例えば、クラウドPBXサーバ130は、第5外線接続要求の識別子と、第6外線接続要求の識別子とを対応付けて記憶する。
そして、クラウドPBXサーバ130は、第6外線接続要求を端末装置110に送信する(S137)。拠点GW装置220のルータ機能部129は、WANポート128が第6外線接続要求を受信すると、LANポート127から端末装置110へ第6外線接続要求を転送する。
ここで、拠点GW装置220の呼制御抽出部225は、ルータ機能部129がクラウドPBXサーバ130からの第6外線接続要求を端末装置110に転送する際に、第6外線接続要求の内容をコピーして、その内容と受信時刻とを呼接続対応判定部226に通知する(S138)。
呼接続対応判定部226は、外線タイマ起動中の全ての第5外線接続要求の宛先電話番号と、呼制御抽出部225から受け取った第6外線接続要求の宛先電話番号とを比較し、宛先電話番号が一致する第5外線接続要求があるか否かを判断する。
ここで、呼接続対応判定部226は、第5外線接続要求の送信元電話番号が外線番号であり、かつ、一致する第6外線接続要求がある場合は、これらを仮に対応する呼接続と判定する(S139)。そして、呼接続対応判定部226は、これらの第5外線接続要求と第6外線接続要求とを仮に対応付ける。
第6外線接続要求を受信した端末装置110は、ユーザが応答すると、接続許可を示す信号を第6外線接続応答として、クラウドPBXサーバ130に送信する(S140)。
拠点GW装置220のルータ機能部129は、LANポート127が第6外線接続応答を受信すると、WANポート128から第6外線接続応答をクラウドPBXサーバ130へ転送する。
拠点GW装置220の呼制御抽出部225は、ルータ機能部129が端末装置110からの第4外線接続応答をクラウドPBXサーバ130に転送する際に、第6外線接続応答の内容をコピーして、その内容と受信時刻とを呼接続対応判定部226に通知する(S141)。
呼接続対応判定部226は、呼制御抽出部225から受け取った第6外線接続応答の内容を精査し、外線接続応答であることを宛先電話番号から判定すると、一定時間Tの外線タイマを開始する(S142)。
クラウドPBXサーバ130は、端末装置110から第6外線接続応答を受信すると、第6外線接続応答に基づいて、第5外線接続要求に対する端末装置110の応答である第5外線接続応答を生成して、これを接続アダプタ部221へ応答する(S143)。
接続アダプタ部221のUAS機能部223は、WANポート128を介して、クラウドPBXサーバ130から第5外線接続応答を受信すると、受信した第5外線接続要求の内容と受信時刻とを、呼接続対応判定部226に通知する(S144)。
呼接続対応判定部226は、外線タイマ起動中の全ての第6外線接続応答の宛先電話番号と、接続アダプタ部221から受け取った第5外線接続応答の宛先電話番号とを比較し、宛先電話番号が一致する第6外線接続応答があるか否かを判断する。同一の宛先電話番号のものが見つかった場合、呼接続対応判定部226は、その第5外線接続応答と第6外線接続応答とを対応付ける。次に、呼接続対応判定部226は、仮に対応付けられている第5外線接続要求及び第6外線接続要求の送信元及び宛先を構成する端末装置110及び外線接続端末150のペアと、対応付けられた第5外線接続応答及び第6外線接続応答の送信元及び宛先を構成する端末装置110及び外線接続端末150のペアとを確認する。そして、同じペアがある場合には、呼接続対応判定部226は、そのペアの第5外線接続要求及び第6外線接続要求の対応付けを確定する。同じペアが見つからなかった場合は、呼接続対応判定部226は、対応付けをあきらめ、通常の転送を継続する。
そして、呼接続対応判定部226は、拠点GW装置220で図6に示されている経路の最適化を行えるようにIPパケットの変換設定を、ルータ機能部129に設定する(S145)。例えば、呼接続対応判定部226は、音声データのIPパケットの転送先として、対応付けが確定した第5外線接続要求の送信元である外線接続端末150の通信アドレスと、対応付けが確定した第6外線接続要求の宛先の端末装置110の通信アドレスとを設定する。
接続アダプタ部221のB2B−UA機能部124は、UAS機能部223が、WANポート128を介して、クラウドPBXサーバ130から第5外線接続応答を受信すると、対応する外線電話サーバ140との接続を判定する。そして、接続アダプタ部221のUAC機能部122は、第5外線接続応答に基づいて、第4外線接続要求に対する端末装置110の応答である第4外線接続応答を生成し、それをWANポート128から対応する外線電話サーバ140へ送信する(S146)。
外線電話サーバ140は、接続アダプタ部221から第4外線接続応答を受信すると、これを外線接続端末150に応答する(S147)。
外線接続端末150は、外線電話サーバ140から第4外線接続応答を受信すると、外線通話用の呼が確立し、通話用音声データの送受信を開始する。
以上のように、実施の形態2によれば、実施の形態1とは異なり、複数のパケット受信タイミングをもって呼接続間の対応付けを行うことで、対応付けの確からしさを向上することができる。
以上のように、実施の形態1及び実施の形態2によれば、各拠点に外線通話用の回線を用意する形態で運用される通信システム100、200において、拠点内の内線用の端末装置110から外線通話を利用する際、端末装置110からクラウドPBXサーバ130へ送信される音声データパケットを、拠点GW装置120、220において外線電話サーバ140へ直接転送できるようにしたので、転送遅延、及び、パケットロスによる音声品質劣化の改善又は回避が可能となるとともに、クラウドPBXサーバ130の処理負荷軽減という効果が得られる。
100,200 通信システム、 101 LAN、 102 キャリアネットワーク、 103 インターネット、 110 端末装置、 120,220 拠点GW装置、 121,221 接続アダプタ部、 122 UAC機能部、 123,223 UAS機能部、 124 B2B−UA機能部、 125,225 呼制御抽出部、 126,226 呼接続対応判定部、 127 LANポート、 128 WANポート、 129 ルータ機能部、 130 クラウドPBXサーバ、 140 外線電話サーバ、 150 外線接続端末。

Claims (8)

  1. 複数の端末装置が接続された第1ネットワーク、並びに、交換サーバ及び複数の外線装置が接続された第2ネットワークに接続されたゲートウェイ装置であって、
    前記第1ネットワークとの間で通信を行う第1インタフェースと、
    前記第2ネットワークとの間で通信を行う第2インタフェースと、
    前記複数の端末装置に含まれる一の端末装置から送信され、前記複数の外線装置に含まれる一の外線装置への接続要求である第1呼接続要求を前記第1インタフェースが受信した場合に、当該第1呼接続要求を前記第2インタフェースから前記交換サーバへ転送するルータ機能部と、
    前記第1呼接続要求に基づいて前記交換サーバで生成された第2呼接続要求を前記第2インタフェースが受信した場合に、前記第2呼接続要求に基づいて、前記一の外線装置を宛先とする第3呼接続要求を生成し、前記第2呼接続要求及び前記第3呼接続要求を対応付けるとともに、前記第3呼接続要求を前記第2インタフェースから送信する接続アダプタ部と、
    前記第1呼接続要求及び前記第2呼接続要求を対応付けることで、前記接続アダプタ部で対応付けられている前記第2呼接続要求及び前記第3呼接続要求に基づいて、前記第1呼接続要求の送信元である前記一の端末装置と、前記第3呼接続要求の宛先である前記一の外線装置とを特定し、前記ルータ機能部に、前記一の端末装置と前記一の外線装置との間で音声データの転送を行わせる呼接続対応判定部と、を備えること
    を特徴とするゲートウェイ装置。
  2. 前記呼接続対応判定部は、前記第1インタフェースが前記第1呼接続要求を受信してから、前記第2呼接続要求を前記第2インタフェースが受信するまでの時間が予め定められた時間内である場合に、前記第1呼接続要求と前記第2呼接続要求とを対応付けること
    を特徴とする請求項1に記載のゲートウェイ装置。
  3. 前記接続アダプタ部は、前記第3呼接続要求に対する前記一の外線装置からの応答である第3呼接続応答を前記第2インタフェースが受信した場合に、前記第3呼接続応答に基づいて前記第2呼接続要求に対する前記一の外線装置からの応答である第2呼接続応答を生成し、前記第2呼接続要求及び前記第3呼接続要求の対応付けに基づいて、当該第2呼接続応答を前記第2インタフェースから前記交換サーバに送信し、
    前記ルータ機能部は、前記第2呼接続応答に基づいて生成された、前記第1呼接続要求に対する前記一の外線装置からの応答である第1呼接続応答を前記第2インタフェースが受信した場合に、前記第1呼接続応答を前記第1インタフェースから前記一の端末装置に転送し、
    前記呼接続対応判定部は、
    前記第1インタフェースが前記第1呼接続要求を受信してから、前記第2呼接続要求を前記第2インタフェースが受信するまでの時間が、予め定められた第1時間内である場合に、前記第1呼接続要求と前記第2呼接続要求とを仮に対応付け、
    前記第2インタフェースが前記第2呼接続応答を送信してから、前記第1呼接続応答を前記第2インタフェースが受信するまでの時間が、予め定められた第2時間内である場合に、前記第2呼接続応答と前記第1呼接続応答とを対応付け、
    前記仮に対応付けられた前記第1呼接続要求及び前記第2呼接続要求の送信元及び宛先を構成する前記端末装置及び前記外線装置のペアが、前記対応付けられた前記第2呼接続応答及び前記第1呼接続応答の送信元及び宛先を構成する前記端末装置及び前記外線装置のペアと同じ場合に、前記仮に対応付けられた前記第1呼接続要求と前記第2呼接続要求との対応付けを確定し、当該確定された対応付けに基づいて、前記ルータ機能部に前記音声データの転送を行わせること
    を特徴とする請求項1に記載のゲートウェイ装置。
  4. 複数の端末装置が接続された第1ネットワーク、並びに、交換サーバ及び複数の外線装置が接続された第2ネットワークに接続されたゲートウェイ装置であって、
    前記第1ネットワークとの間で通信を行う第1インタフェースと、
    前記第2ネットワークとの間で通信を行う第2インタフェースと、
    前記複数の外線装置に含まれる一の外線装置から送信され、前記複数の端末装置に含まれる一の端末装置への接続要求である第1呼接続要求を前記第2インタフェースが受信した場合に、当該第1呼接続要求に基づいて前記交換サーバに送信する第2呼接続要求を生成し、前記第1呼接続要求及び前記第2呼接続要求を対応付けるとともに、前記第2呼接続要求を前記第2インタフェースから送信する接続アダプタ部と、
    前記第2呼接続要求に基づいて前記交換サーバで生成され、前記一の端末装置を宛先とする第3呼接続要求を前記第2インタフェースが受信した場合に、前記第3呼接続要求を前記第1インタフェースから前記一の端末装置へ転送するルータ機能部と、
    前記第2呼接続要求及び前記第3呼接続要求を対応付けることで、前記接続アダプタ部で対応付けられている前記第1呼接続要求及び前記第2呼接続要求に基づいて、前記第1呼接続要求の送信元である前記一の外線装置と、前記第3呼接続要求の宛先である前記一の端末装置とを特定し、前記ルータ機能部に、前記一の外線装置と前記一の端末装置との間で音声データの転送を行わせる呼接続対応判定部と、を備えること
    を特徴とするゲートウェイ装置。
  5. 前記呼接続対応判定部は、前記第2インタフェースが前記第2呼接続要求を受信してから、前記第3呼接続要求を前記第2インタフェースが受信するまでの時間が予め定められた時間内である場合に、前記第2呼接続要求と前記第3呼接続要求とを対応付けること
    を特徴とする請求項4に記載のゲートウェイ装置。
  6. 前記ルータ機能部は、前記第3呼接続要求に対する前記一の端末装置からの応答である第3呼接続応答を前記第1インタフェースが受信した場合に、前記第3呼接続応答を前記第2インタフェースから前記交換サーバに転送し、
    前記接続アダプタ部は、前記第3呼接続応答に基づいて前記交換サーバで生成された第2呼接続応答を前記第2インタフェースが受信した場合に、前記第2呼接続応答に基づいて前記第1呼接続要求に対する前記一の端末装置からの応答である第1呼接続応答を生成し、前記第1呼接続要求及び前記第2呼接続要求の対応付けに基づいて、当該第1呼接続応答を前記第2インタフェースから前記一の外線装置に送信し、
    前記呼接続対応判定部は、
    前記第2インタフェースが前記第呼接続要求を送信してから、前記第呼接続要求を前記第2インタフェースが受信するまでの時間が、予め定められた第1時間内である場合に、前記第呼接続要求と前記第呼接続要求とを仮に対応付け、
    前記第1インタフェースが前記第3呼接続応答を受信してから、前記第2呼接続応答を前記第2インタフェースが受信するまでの時間が、予め定められた第2時間内である場合に、前記第3呼接続応答と前記第2呼接続応答とを対応付け、
    前記仮に対応付けられた前記第1呼接続要求及び前記第2呼接続要求の送信元及び宛先を構成する前記端末装置及び前記外線装置のペアが、前記対応付けられた前記第3呼接続応答及び前記第2呼接続応答との送信元及び宛先を構成する前記端末装置及び前記外線装置のペアと同じ場合に、前記仮に対応付けられた前記第1呼接続要求と前記第2呼接続要求との対応付けを確定し、当該確定された対応付けに基づいて、前記ルータ機能部に前記音声データの転送を行わせること
    を特徴とする請求項4に記載のゲートウェイ装置。
  7. 複数の端末装置が接続された第1ネットワークとの間で通信を行う第1インタフェース、並びに、交換サーバ及び複数の外線装置が接続された第2ネットワークとの間で通信を行う第2インタフェースを備えるゲートウェイ装置が行う転送方法であって、
    前記複数の端末装置に含まれる一の端末装置から送信され、前記複数の外線装置に含まれる一の外線装置への接続要求である第1呼接続要求を前記第1インタフェースが受信した場合に、当該第1呼接続要求を前記第2インタフェースから前記交換サーバへ転送し、
    前記第1呼接続要求に基づいて前記交換サーバで生成された第2呼接続要求を前記第2インタフェースが受信した場合に、前記第2呼接続要求に基づいて、前記一の外線装置を宛先とする第3呼接続要求を生成し、前記第2呼接続要求及び前記第3呼接続要求を対応付けるとともに、前記第3呼接続要求を前記第2インタフェースから送信し、
    前記第1呼接続要求及び前記第2呼接続要求を対応付けることで、前記対応付けられている前記第2呼接続要求及び前記第3呼接続要求に基づいて、前記第1呼接続要求の送信元である前記一の端末装置と、前記第3呼接続要求の宛先である前記一の外線装置とを特定し、前記一の端末装置と前記一の外線装置との間で音声データの転送を行うこと
    を特徴とする転送方法。
  8. 複数の端末装置が接続された第1ネットワークとの間で通信を行う第1インタフェース、並びに、交換サーバ及び複数の外線装置が接続された第2ネットワークとの間で通信を行う第2インタフェースを備えるゲートウェイ装置が行う転送方法であって、
    前記複数の外線装置に含まれる一の外線装置から送信され、前記複数の端末装置に含まれる一の端末装置への接続要求である第1呼接続要求を前記第2インタフェースが受信した場合に、当該第1呼接続要求に基づいて前記交換サーバに送信する第2呼接続要求を生成し、前記第1呼接続要求及び前記第2呼接続要求を対応付けるとともに、前記第2呼接続要求を前記第2インタフェースから送信し、
    前記第2呼接続要求に基づいて前記交換サーバで生成され、前記一の端末装置を宛先とする第3呼接続要求を前記第2インタフェースが受信した場合に、前記第3呼接続要求を前記第1インタフェースから前記一の端末装置へ転送し、
    前記第2呼接続要求及び前記第3呼接続要求を対応付けることで、前記対応付けられている前記第1呼接続要求及び前記第2呼接続要求に基づいて、前記第1呼接続要求の送信元である前記一の外線装置と、前記第3呼接続要求の宛先である前記一の端末装置とを特定し、前記一の外線装置と前記一の端末装置との間で音声データの転送を行うこと
    を特徴とする転送方法。
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